JP3486329B2 - ガスタービンディスク内の締結ボルト孔とボルト間のシール装置 - Google Patents

ガスタービンディスク内の締結ボルト孔とボルト間のシール装置

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JP3486329B2 JP24676597A JP24676597A JP3486329B2 JP 3486329 B2 JP3486329 B2 JP 3486329B2 JP 24676597 A JP24676597 A JP 24676597A JP 24676597 A JP24676597 A JP 24676597A JP 3486329 B2 JP3486329 B2 JP 3486329B2
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    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
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    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/02Sealings between relatively-stationary surfaces
    • F16J15/06Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
    • F16J15/08Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with exclusively metal packing
    • F16J15/0887Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with exclusively metal packing the sealing effect being obtained by elastic deformation of the packing

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスタービンディス
ク内の締結ボルト孔とボルト間のシール装置に関し、特
に蒸気冷却方式のガスタービンに適用され、ディスク内
の締結ボルト孔とボルト間の隙間をシールし、冷却媒体
の外部への洩れを軽減するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンの冷却は現在空気冷却方式
が主流であり、圧縮機からの空気を一部抽気して静翼、
動翼及びロータに導いて冷却し、冷却後の空気は燃焼ガ
ス通路へ放出している。近年、発電プラントの効率化が
進み、ガスタービンと蒸気タービンとを組合せたコンバ
インドプラントが開発されており、コンバインドプラン
トにおいては、ガスタービンの静翼、動翼及びロータの
冷却を蒸気タービンで発生した蒸気の一部を抽気して冷
却し、冷却後の蒸気は回収して蒸気タービン側に戻し、
有効活用する蒸気冷却方式が研究されており、開発の途
上にある。
【0003】図6は上記に説明の蒸気冷却方式を採用し
たガスタービンの一例を示す断面図で、本出願人が開発
を進めている動翼の冷却を行うシステムの一例である。
図において、21、22、23、24はそれぞれ1段〜
4段動翼であり、51、52、53、54はそれぞれ1
段〜4段静翼である。31はロータ側のディスクで、3
2はディスク31に設けられたボルト孔であり、各段の
動翼21〜24を支持しているディスク部分を軸方向に
貫通し、円周方向に複数個設けられている。33は締結
ボルトであり、軸方向にボルト孔32に貫通して挿入さ
れ、各段の動翼を支持しているディスクを固定するよう
に締結している。34は蒸気導入通路であり、ディスク
端部より蒸気タービン側から抽気した適温の蒸気が導入
される。35は蒸気回収通路であり、蒸気導入通路34
とは円周方向に位相をずらして配置しており、動翼を冷
却した後の蒸気を回収するものである。36、37はデ
ィスク31のキャビティである。
【0004】図6のガスタービンは、1段動翼21と2
段動翼22を蒸気で冷却し、3段動翼23と4段動翼2
4は前段に比べて熱負荷が小さいので蒸気で冷却するメ
リットが少いため空気冷却方式を採用している例であ
る。図6においてディスク31の端部には取り出した蒸
気が導かれ、蒸気導入通路34に供給される。供給され
た蒸気41はキャビティ36内に入り、キャビティ36
からは図示省略の蒸気通路を通り、2段動翼22の翼内
部に設けられた蒸気冷却通路の導入側を通って動翼22
を冷却し、冷却後の蒸気は蒸気冷却通路の回収側から図
示省略の蒸気通路を通り、キャビティ37に回収され
る。同様に、冷却蒸気41は1段動翼21に入り、翼内
部を冷却し、冷却後の蒸気はキャビティ37に回収され
る。
【0005】1段動翼21,2段動翼22を冷却して回
収された蒸気はキャビティ37に集まり、ここから蒸気
回収通路35に入り、温度が上昇した回収蒸気42とな
ってディスク31端部より回収され、蒸気タービン側に
戻されて有効活用される。
【0006】図7は図6におけるX−X断面図であり、
図ではロータが回転している時の状態を示している。締
結ボルト33はボルト孔32に挿入されるためボルト孔
32よりはやや小さな径を有しており、図示のようにデ
ィスク31が回転している状態では締結ボルト33は遠
心力により外側に移動し、ボルト孔32内には隙間Sが
内側に生ずる。この隙間Sを通り、キャビティ36又は
37からの蒸気の一部が図6の43で示すように低圧部
38へ洩れてしまう。この洩れ量が多くなると回収蒸気
量の損失となり、効率に影響し、効率低下の原因とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来のガ
スタービンは冷却媒体に空気を使用し、静翼、動翼、ロ
ータを冷却し、冷却後の空気は燃焼ガス通路に放出して
おり、回収を必要としなかったが、蒸気冷却方式を採用
するガスタービンにおいては冷却後の蒸気を回収し、蒸
気タービン側に戻して冷却で温度が上昇した蒸気を有効
利用している。従って、蒸気が外部に洩れると、その分
熱エネルギーの損失となり、効率の低下につながること
になる。従来のガスタービンにおいては、ボルトが遠心
力によりボルト孔内で移動すると、ボルトとボルト孔間
で隙間ができ、同心円形状の隙間をシールするのに従来
よく用いられているリング状のシール部品を挿入するこ
とができない。
【0008】そこで本発明は、蒸気冷却方式のガスター
ビンにおいて蒸気の洩れ量の多いディスク内の締結ボル
ト孔とボルトとの隙間をシールする装置を設け、ボルト
が遠心力によりボルト孔内で移動し、隙間形状が変わっ
てもシール装置により洩れ蒸気を防止し、蒸気の外部へ
の洩れを大幅に低減することのできるガスタービンディ
スク内の締結ボルト孔とボルト間のシール装置を提供す
ることを課題としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために次の手段を提供する。
【0010】 (1)ガスタービンの前段から後段にわ
たってディスクの軸方向にボルト孔を貫通して設け、同
ボルト孔に締結ボルトを挿通して前記ディスクを固定す
ると共に、前記ディスクに前記締結ボルトと平行に動翼
冷却用の蒸気導入通路と蒸気回収通路とを設け、同蒸気
導入通路と蒸気回収通路とはそれぞれ独立のキャビティ
に連通し、同キャビティを介して各動翼内に設けられた
冷却用蒸気通路の導入側と回収側にそれぞれ連通し、前
記蒸気導入通路から蒸気回収通路へ蒸気を流して翼を冷
却し、冷却後の蒸気を回収するように構成したガスター
ビンのディスクにおいて、前記ボルト孔のディスク低圧
側の一部に拡大径部を設けると共に、同拡大径部内で前
記締結ボルトの一部周囲に同拡大径部内壁周囲と接する
可撓性材料からなるシールピースを設け、同シールピー
スは一端が前記拡大径部内の段部において円周方向に接
すると共に前記拡大径部の周囲壁面に密着し、他端は前
記締結ボルトの軸拡大部のテーパ状の面に密着して挿嵌
されていることを特徴とするガスタービンディスク内の
締結ボルト孔とボルト間のシール装置。(2)上記(1)に記載のガスタービンのディスクにお
いて、前記ボルト孔のディスク低圧側の一部に拡大径部
を設けると共に、同拡大径部内で前記締結ボルトの一部
周囲に可撓性材料からなるシールピースを設け、同シー
ルピースの一端が拡大してその端部は垂直面となってお
り、Oリングとの接触線を形成し、前記シールピースの
他端が前記締結ボルトの軸拡大部のテーパ部周囲に密着
すると共に、前記拡大径部端部に第2のシールピースを
設け、前記垂直面と第2のシールピースのテーパ面との
間にOリングが挟み込み装着されていることを特徴とす
るガスタービンディスク内の締結ボルト孔とボルト間の
シール装置。 (3)前記締結ボルトの軸拡大部のテーパが、低圧側に
向けて拡大するように設けられていることを特徴とする
上記(1)または(2)に記載のガスタービンディスク
内の締結ボルト孔とボルト間のシール装置。
【0011】ガスタービンディスクの締結ボルトはボル
ト孔よりわずかに小さな径を有し、ボルト孔に挿通され
てディスクを固定しているが、ロータが回転している時
にはディスク内の締結ボルトは、回転の遠心力によりボ
ルト孔内で外側に移動し、ボルト孔とボルトとの間の隙
間は内側において大きくなっている。動翼を冷却するた
めに蒸気導入通路に導入されて供給される蒸気、又、蒸
気回収通路から回収される蒸気はそれそれキャビティに
流入し、キャビティから動翼の冷却用蒸気通路の導入側
及び回収側にそれぞれ接続して流入、流出するが、この
蒸気の一部はキャビティから締結ボルトとボルト孔間の
隙間を通って低圧部に流出しようとし、この隙間の形状
が前述のように遠心力によって締結ボルトが移動して変
化するため従来同心円形状の隙間をシールするのによく
用いられるリング状シール部品を挿入できない。
【0012】本発明ではシールピースが締結ボルトの周
囲に設けられ、拡大径部の周囲内壁面に接し、高圧側か
ら低圧部へ流出しようとする蒸気を防止することができ
る。このシールピースは可撓性材料、例えば弾力性があ
り、耐熱性にすぐれている高張力鋼等が用いられ、前述
のように締結ボルトがボルト孔内で遠心力により移動し
てもその移動変位分は可撓性材料の変化で吸収され、拡
大径部の内壁およびボルト外径面に密着している部分は
離れることがなく、シール性を確保することができ、流
出しようとする蒸気の流出を防止する。よって蒸気流出
による熱エネルギーの損失が防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の第1形態に係るガスタービンディスク内の締結ボル
ト孔とボルト間のシール装置の取付状態を示す全体の断
面図である。図において、ガスタービン全体の構造は図
6に示す従来例と同じであるので、これらの符号は同一
の符号を使用し、そのまま引用して説明するが、本発明
はシールピース1を設けたことを特徴とするものであ
り、以下に詳しく説明する。
【0014】図2は上記に説明のシールピース1の拡大
断面図であり、ディスク31のボルト孔32の低圧側に
はボルト孔拡大部39が設けられており、ボルト33の
低圧側でボルト孔拡大部39には径をテーパ状に拡大し
た軸拡大部33aが設けられている。1はシールピース
であり、ボルト孔拡大部39の段部39aに一端が係止
し、軸拡大部33a周囲に他端が挿嵌されている。
【0015】ディスク31の低圧部38側にはボルト孔
32の径d2 よりも大きいボルト孔拡大部39が明けら
れており、ボルト孔径拡大部39の終端部にはボルト孔
32と接続する段部39aが形成されている。
【0016】締結ボルト33はボルト孔32内ではボル
ト孔32の径d2 よりも小さな径d 1 を有して挿入され
ており、ボルト孔拡大部39内ではテーパ部を有して径
1よりも大きな径の軸拡大部33aが設けられてい
る。シールピース1は一端がボルト孔拡大部39内の段
部39aにおいて円周方向に接すると共にボルト孔拡大
部39の周囲壁面に密着し、他端は軸拡大部33aのテ
ーパ状の面に密着して挿嵌されている。
【0017】シールピース1は、シール面2においては
高圧側から低圧側への圧力差およびボルトの長手方向の
ディスクとボルトの相対変化を吸収するシールピース自
身の弾性力によって軸拡大部33aの周面に押付けら
れ、シール面3においてはボルト孔拡大部39の周囲壁
面に押付けられてシールを構成し、その材料は高張力鋼
等の高温に耐え、弾力性を有する材料が使用される。
【0018】図3はガスタービンロータが回転し、締結
ボルト33が遠心力により外側へ移動した時のシールピ
ース1の状態を示しており、締結ボルト33は遠心力に
よりボルト孔32内で外側に移動し、ボルト中心O1
ボルト孔中心O2 からズレを生じ、遠心力によるズレΔ
Lを生じた状態を示している。この時にもシールピース
1は外側の曲げ部R1 が弾性力により縮み、内側の曲げ
部R2 は弾性力により伸びてシール面2、3はそれぞれ
軸拡大部33a周囲、ボルト孔拡大部39周囲壁面に密
着してシール機能を保持している。
【0019】上記の図2、図3に示すいずれの状態にお
いてもボルト孔32の隙間を通って流出しようとする洩
れ蒸気43は、ボルト孔32の隙間よりボルト孔拡大部
39内に流入してもシールピース1のシール面2、3に
より高圧側から低圧側への流出が防止され、蒸気が低圧
部38へ洩れるのが防止される。
【0020】図4は本発明の実施の第2形態に係るシー
ル装置の拡大断面であり、ボルト孔拡大部39は段部3
9bを有し、段部39bは図2、図3に示す実施の第1
形態の段部39aとは逆に拡大し、この段部39bに取
付用ネジ部14の外周が締りバメで挿入して取付けられ
ている。11はシールピースであり、一端が拡大してそ
の端部は垂直面となっており、Oリング13との接触線
15を形成し、他端が締結ボルト33の軸拡大部33a
のテーパ部周囲に密着している。
【0021】もう一方のシールピース12は外周にネジ
部12aを有し、このネジ部12aが取付用ネジ部14
に螺合して固定されており、シールピース11の垂直面
とシールピース12のテーパ面との間にはOリング13
が挟み込まれて装着されている。シールピース11は実
施の第1形態のシールピース1と同様に曲げ部R1 ,R
2 において変形自在であり、図3と同じく締結ボルト3
3の移動により、その移動量を吸収するが、シールピー
ス11とOリング13、シールピース12とOリング1
3およびOリング13とボルト孔拡大部39内壁との接
触線によりシール面を確保している。
【0022】図5は実施の第2形態におけるOリングの
拡大図であり、図示のようにOリング13とシールピー
ス11との接触線15、Oリング13とボルト径拡大部
39内壁面との接触線16、Oリング13とシールリン
グ14のテーパ面との接触線17の3接触線によりシー
ル機能が確保され、高圧側から低圧側へボルト孔32を
通り、流出しようとする蒸気の洩れを防止している。
【0023】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るガスタービンデ
ィスク内の締結ボルト孔とボルト間のシール装置は、ガ
スタービンの前段から後段にわたってディスクの軸方向
にボルト孔を貫通して設け、同ボルト孔に締結ボルトを
挿通して前記ディスクを固定すると共に、前記ディスク
に前記締結ボルトと平行に動翼冷却用の蒸気導入通路と
蒸気回収通路とを設け、同蒸気導入通路と蒸気回収通路
とはそれぞれ独立のキャビティに連通し、同キャビティ
を介して各動翼内に設けられた冷却用蒸気通路の導入側
と回収側にそれぞれ連通し、前記蒸気導入通路から蒸気
回収通路へ蒸気を流して翼を冷却し、冷却後の蒸気を回
収するように構成したガスタービンのディスクにおい
て、前記ボルト孔のディスク低圧側の一部に拡大径部を
設けると共に、同拡大径部内で前記締結ボルトの一部周
囲に同拡大径部内壁周囲と接する可撓性材料からなるシ
ールピースを設け、同シールピースは一端が前記拡大径
部内の段部において円周方向に接すると共に前記拡大径
部の周囲壁面に密着し、他端は前記締結ボルトの軸拡大
部のテーパ状の面に密着して挿嵌されていることを特徴
としている。本発明の請求項2に係るガスタービンディ
スク内の締結ボルト孔とボルト間のシール装置は、請求
項1に記載のガスタービンのディスクにおいて、前記ボ
ルト孔のディスク低圧側の一部に拡大径部を設けると共
に、同拡大径部内で前記締結ボルトの一部周囲に可撓性
材料からなるシールピースを設け、同シールピースの一
端が拡大してその端部は垂直面となっており、Oリング
との接触線を形成し、前記シールピースの他端が前記締
結ボルトの軸拡大部のテーパ部周囲に密着すると共に、
前記拡大径部端部に第2のシールピースを設け、前記垂
直面と第2のシールピースのテーパ面との間にOリング
が挟み込み装着されていることを特徴としている。本発
明の請求項3に係るガスタービンディスク内の締結ボル
ト孔とボルト間のシール装置は、前記締結ボルトの軸拡
大部のテーパが、低圧側に向けて拡大するように設けら
れていることを特徴とする請求項1または請求項2に記
載のガスタービンディスク内の締結ボルト孔とボルト間
のシール装置である。このような構成により、シールピ
ースが締結ボルト孔とボルトとの間の隙間より低圧部へ
流出しようとする洩れ蒸気を防止でき、更に締結ボルト
が遠心力によりボルト孔内で移動し、隙間にかたよりが
生じたとしてもシールピースが可撓性を有するので蒸気
の洩れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るガスタービンデ
ィスク内の締結ボルト孔とボルト間のシール装置の取付
状態を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の第1形態に係るシール装置のシ
ールピース取付状態を示す断面図である。
【図3】図2における締結ボルト移動時の状態を示す断
面図である。
【図4】本発明の実施の第2形態に係るガスタービンデ
ィスク内の締結ボルト孔とボルト間のシール装置のシー
ルピース取付状態を示す断面図である。
【図5】図4に示すシール装置におけるOリングの取付
状態を示す拡大図である。
【図6】蒸気冷却方式のガスタービンの一例を示す断面
図である。
【図7】図6におけるX−X矢視図である。
【符号の説明】
1,11,12 シールピース 2,3 シール面 13 Oリング 14 取付用ネジ部 15,16,17 接触線 21 1段動翼 22 2段動翼 31 ディスク 32 ボルト孔 33 締結ボルト 33a 軸拡大部 34 蒸気導入通路 35 蒸気回収通路 36,37 キャビティ 38 低圧部 39 ボルト孔拡大部 39a,39b 段部 41 蒸気 42 回収蒸気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−277725(JP,A) 特開 昭58−30405(JP,A) 仏国特許出願公開2329882(FR,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01D 5/06,5/10,11/00 F02C 7/16 - 7/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンの前段から後段にわたって
    ディスクの軸方向にボルト孔を貫通して設け、同ボルト
    孔に締結ボルトを挿通して前記ディスクを固定すると共
    に、前記ディスクに前記締結ボルトと平行に動翼冷却用
    の蒸気導入通路と蒸気回収通路とを設け、同蒸気導入通
    路と蒸気回収通路とはそれぞれ独立のキャビティに連通
    し、同キャビティを介して各動翼内に設けられた冷却用
    蒸気通路の導入側と回収側にそれぞれ連通し、前記蒸気
    導入通路から蒸気回収通路へ蒸気を流して翼を冷却し、
    冷却後の蒸気を回収するように構成したガスタービンの
    ディスクにおいて、前記ボルト孔のディスク低圧側の一
    部に拡大径部を設けると共に、同拡大径部内で前記締結
    ボルトの一部周囲に同拡大径部内壁周囲と接する可撓性
    材料からなるシールピースを設け、同シールピースは一
    端が前記拡大径部内の段部において円周方向に接すると
    共に前記拡大径部の周囲壁面に密着し、他端は前記締結
    ボルトの軸拡大部のテーパ状の面に密着して挿嵌されて
    いることを特徴とするガスタービンディスク内の締結ボ
    ルト孔とボルト間のシール装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガスタービンのディス
    クにおいて、前記ボルト孔のディスク低圧側の一部に拡
    大径部を設けると共に、同拡大径部内で前記締結ボルト
    の一部周囲に可撓性材料からなるシールピースを設け、
    同シールピースの一端が拡大してその端部は垂直面とな
    っており、Oリングとの接触線を形成し、前記シールピ
    ースの他端が前記締結ボルトの軸拡大部のテーパ部周囲
    に密着すると共に、前記拡大径部端部に第2のシールピ
    ースを設け、前記垂直面と第2のシールピースのテーパ
    面との間にOリングが挟み込み装着されていることを特
    徴とするガスタービンディスク内の締結ボルト孔とボル
    ト間のシール装置。
  3. 【請求項3】 前記締結ボルトの軸拡大部のテーパ
    が、低圧側に向けて拡大するように設けられていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のガスター
    ビンディスク内の締結ボルト孔とボルト間のシール装
    置。
JP24676597A 1997-09-11 1997-09-11 ガスタービンディスク内の締結ボルト孔とボルト間のシール装置 Expired - Fee Related JP3486329B2 (ja)

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