JPH10259702A - ガスタービン - Google Patents

ガスタービン

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JPH10259702A
JPH10259702A JP6607397A JP6607397A JPH10259702A JP H10259702 A JPH10259702 A JP H10259702A JP 6607397 A JP6607397 A JP 6607397A JP 6607397 A JP6607397 A JP 6607397A JP H10259702 A JPH10259702 A JP H10259702A
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rotating disk
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cooling refrigerant
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傑 関原
Takashi Machida
隆志 町田
Manabu Matsumoto
学 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスクの熱応力の低減、動翼冷却用媒体を流
すパイプのたわみ抑制、動翼冷却用媒体を流すパイプか
らディスクへの放熱の低減等により信頼性の高いタービ
ンを提供すること。 【解決手段】動翼冷却手段に、ガスタービンの外部から
供給される冷却媒体を回転ディスクの内部に導入する第
1の冷却冷媒流路と、冷却冷媒を回転ディスク経由で動
翼に供給する第2の冷却冷媒流路と、動翼からの冷却冷
媒を回転ディスクの内周方向に導入する第3の冷却冷媒
流路と、冷却冷媒をガスタービンの外部に放出する第4
の冷却冷媒流路とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスタービンに係
り、特に動翼冷却システムを備えたガスタービンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のタービンの動翼冷却システムは、
圧縮機の任意の段から抽気された空気をタービン内部へ
導くことによりディスクの暖気もしくは冷却を行うこと
でディスクに発生する温度勾配を緩和した後に、その空
気を動翼内部に導入して動翼メタル温度を低減し、さら
にその空気をタービンガス流路中に放出するオープン冷
却システムが一般的であった。しかし近年ガスタービン
設備においては省エネルギー、環境保全を目的として、
システムの高効率化が、また夏場の電力需要の増大に伴
い大出力化が求められるようになってきた。
【0003】高効率化の一手段として動翼冷却用媒体
を、動翼冷却後にタービンガス流路中に放出せずに回収
するクローズド冷却システムが採用されつつある。また
出力増大を目的とし、ガスタービンのロータ外径寸法の
増加による環状流路面積の増大を図る傾向にある。クロ
ーズド冷却システムを採用する場合には、動翼冷却後に
高温となった冷却用媒体を別途回収する必要が生じる。
従来のオープン冷却システムでは動翼冷却後に高温にな
った冷却用媒体はタービンガス流路に放出できたため
に、タービン冷却システム内においてこのような回収シ
ステムは特に必要にならなかった。しかしクローズド冷
却システムを採用する場合には、冷却効率の面からこの
冷却用媒体を冷却前と冷却後の状態で互いに触れさせる
事なく動翼へ供給し、冷却後に回収するシステムが必要
となる。
【0004】このような冷却用媒体の供給−回収システ
ムの一例として、特開平3-275946号公報に次にようなク
ローズド冷却システムが開示されている。図2は上記従
来技術のタービン部の構造断面図である。図2は複数枚
の動翼が嵌合されるディスクを、スペーサを介して多段
単位で回転中心軸方向に重ね合わせるスタックドロータ
の断面図であり、左側が上流前段側、右側が下流後段側
である。図中1はディスク、2は動翼、3はスタッキン
グボルト、4は静翼、5はシュラウドを示す。前記ディ
スク1は、スタッキングボルト3によって隣接するディ
スク1’との当たり面6にあけられたボルト孔7を貫通
され、両端からスタックされることで締結されている。
【0005】図2において動翼冷却前の媒体は、まず冷
却媒体入出管8により外部より導入され、ディスク1の
外周側ホイールスペース9、および冷却媒体用パイプ1
0を経由した後に動翼2の内部へ導かれている。そして
動翼冷却後の媒体は、外周側ホイールスペース9’、冷
却媒体用パイプ10’および1段ディスク11を経由し
て中心孔へ導かれた後に、冷却媒体入出管8’を用いて
外部へ回収されることにより、動翼冷却前後の媒体が互
いに隔離された状態でのクローズド冷却システムが実現
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、冷却
用媒体をディスクのハブ部に設けた孔に流すので、冷却
用媒体が有する熱量が孔の表面を介してディスクに流出
して、ディスクのハブ部周辺温度がディスクの外周側温
度より上昇する。その結果、ディスクのハブ部周辺の熱
膨張量がディスクの外周側の熱膨張量よりも多くなるた
め、ディスク内部には、ハブ部周辺の熱膨張量が外周側
により拘束されることにより熱応力が発生するという問
題がある。
【0007】ガスタービンにおいては今後さらなる高効
率化、およびその一手段としてのタービン入口温度の上
昇が求められることが予想されており、この熱応力の問
題はより重要となる。また応力集中の要因となる動翼冷
却用媒体を流すための流路を従来技術の延長により低応
力部であるディスクおよびスペーサのハブ部に設けるた
めには、ハブ部に設けられるスタッキングボルト用の孔
と流路用の孔の間隔を応力集中の干渉を避けるためにあ
る程度大きく設定する必要があるためハブ部寸法を大き
くする必要がある。しかしハブ部寸法の増大はディスク
内部に発生する遠心力が増大するという問題がある。
【0008】また今後さらなるガスタービンの大出力化
が求められることが予想されるが、この要求に応えるた
めにロータ外径寸法を増加させることは、やはりディス
ク内部に発生する遠心力が増大するため、ディスクには
熱応力と遠心力が重畳して発生するという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、外周面に
動翼が嵌合され両側面にハブ部が形成された複数の回転
ディスクと、これらの回転ディスクを回転ディスクの軸
方向に複数段スタックさせるためのスタック手段と、前
記動翼を冷却するための動翼冷却手段とを備えたガスタ
ービンにおいて、前記動翼冷却手段に、前記ガスタービ
ンの外部から供給される冷却媒体が前記回転ディスクの
内部まで導入されるように構成された第1の冷却冷媒流
路と、この第1の冷却冷媒流路から導入された前記冷却
冷媒が前記回転ディスク内を前記回転ディスクの外周方
向に移動して前記動翼に供給されるように構成された第
2の冷却冷媒流路と、前記動翼から放出される前記冷却
冷媒が前記回転ディスク内を前記回転ディスクの内周方
向に移動するように構成された第3の冷却冷媒流路と、
この第3の冷却冷媒流路から導入された前記冷却冷媒が
前記ガスタービンの外部に放出されるように構成された
第4の冷却冷媒流路とを備えることで解決できる。
【0010】またさらに、前記第1の冷却冷媒流路及び
前記第4の冷却冷媒流路は、前記回転ディスクを前記回
転ディスクの軸方向に貫通する部分と、前記タブ部の前
記回転ディスク内周側の面に接する部分とを有すること
で解決できる。
【0011】本願発明のガスタービンの実施形態として
次のものが考えられる。 (1)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハブ
部の内周表面に接するように、ディスクを貫通して回転
中心軸方向に配置されたパイプ、ディスクの動翼嵌合部
から中心方向へパイプまで貫通した孔を用いて行うこ
と。 (2)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハブ
部の内周表面に接するようにディスクを貫通して回転中
心軸方向に配置されたパイプ、ディスクの動翼嵌合部か
ら中心方向へハブ部の外周側へ貫通した孔、およびディ
スク間の前記当たり面に設けられた溝を用いて行うこ
と。 (3)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハブ
部の内周表面に接するようにディスクを貫通して回転中
心軸方向に配置されたパイプ、ディスクの動翼嵌合部か
ら中心方向へハブ部の外周側へ貫通した孔、ディスク間
の前記当たり面に設けられた溝、およびディスクの動翼
嵌合部から中心方向へパイプまで貫通した孔を用いて行
うこと。 (4)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハブ
の内周表面に接するようにディスクを貫通して回転中心
軸方向に配置されたパイプ、ディスクの動翼嵌合部から
中心方向へハブ部の外周側へ貫通した孔、ディスク間の
前記当たり面に設けられた溝、およびディスクの中心孔
に回転中心軸方向に配置された中空シャフトを用いて行
うこと。 (5)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハブ
部の内周表面に接するようにディスクを貫通して回転中
心軸方向に配置されたパイプ、ディスクの動翼嵌合部か
ら中心方向へハブ部の外周側へ貫通した孔、ディスク間
の当たり面に設けられた溝、およびディスクの中心孔に
回転中心軸方向に配置された中空シャフト、およびディ
スクの動翼嵌合部から中心方向へパイプまで貫通した孔
を用いて行うこと。 (7)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハブ
部の内周表面に接するようにディスクおよびスペーサを
貫通して回転中心軸方向に配置されたパイプ、ディスク
の動翼嵌合部から中心方向へパイプまで貫通した孔、デ
ィスクの動翼嵌合部から中心方向へハブ部の外周側へ貫
通した孔、およびスペーサ外周部から中心方向へパイプ
まで貫通した孔を用いて行うこと。 (8)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハブ
部の内周表面に接するようにディスクおよびスペーサを
貫通して回転中心軸方向に配置されたパイプ、ディスク
の動翼嵌合部から中心方向へパイプまであけられた孔、
ディスクの動翼嵌合部から中心方向へハブ部の外周側へ
貫通した孔、スペーサ外周部から中心方向へ中心孔表面
まで貫通した孔、およびディスク、スペーサの中心孔に
回転中心軸方向に配置された中空シャフトを用いて行う
こと。 (9)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハブ
部の内周表面に接するようにディスクおよびスペーサを
貫通して回転中心軸方向に配置されたパイプ、ディスク
の動翼嵌合部からディスク中心方向へパイプまで貫通し
た孔、ディスクの動翼嵌合部から中心方向へハブ部の外
周側へ貫通した孔、およびディスクとスペーサの当たり
面に設けられた溝を介して行うこと。 (10)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハ
ブ部の内周表面に接するようにディスクおよびスペーサ
を貫通して回転中心軸方向に配置されたパイプ、ディス
クの動翼嵌合部からディスク中心方向へパイプまで貫通
した孔、ディスクの動翼嵌合部から中心方向へハブ部の
外周側へ貫通した孔、ディスクとスペーサの当たり面に
設けられた溝、およびディスク,スペーサの中心孔に回
転中心軸方向に配置された中空シャフトを用いて行うこ
と。 (11)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハ
ブ部の内周表面に接するようにディスクおよびスペーサ
を貫通して回転中心軸方向に配置されたパイプ、ディス
クの動翼嵌合部から中心方向へハブ部の外周側へ貫通し
た孔、およびスペーサ外周部から中心方向へパイプまで
貫通した孔を用いて行うこと。 (12)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハ
ブ部の内周表面に接するようにディスクおよびスペーサ
を貫通して回転中心軸方向に配置されたパイプ、ディス
クの動翼嵌合部から中心方向へハブ部の外周側へ貫通し
た孔、スペーサ外周部から中心方向へパイプまで貫通し
た孔、ディスクとスペーサの当たり面に設けられた溝、
およびディスク,スペーサの中心孔に回転中心軸方向に
配置された中空シャフトを用いて行うこと。 (13)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハ
ブ部の内周表面に接するようにディスクおよびスペーサ
を貫通して回転中心軸方向に配置されたパイプ、ディス
クの動翼嵌合部から中心方向へハブ部の外周側へ貫通し
た孔、およびディスクとスペーサの当たり面に設けられ
た溝を介して行うこと。 (14)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハ
ブ部の内周表面に接するようにディスクおよびスペーサ
を貫通して回転中心軸方向に配置されたパイプ、ディス
クの動翼嵌合部から中心方向へハブ部の外周側へ貫通し
た孔、ディスクとスペーサの当たり面に設けられた溝、
およびディスク、スペーサの中心孔に回転中心軸方向に
配置された中空シャフトを用いて行うこと。 (15)冷却用媒体の動翼への供給もしくは回収を、ハ
ブ部の内周表面に接するようにディスクおよびスペーサ
を貫通して回転中心軸方向に配置されたパイプ、ディス
クの動翼嵌合部から中心方向へハブ部の外周側へ貫通し
た孔、スペーサ外周部から中心方向へ中心孔表面まで貫
通した孔、スペーサ外周部から中心方向へパイプまで貫
通した孔、ディスクとスペーサの当たり面に設けられた
溝、およびディスク、スペーサの中心孔に回転中心軸方
向に配置された中空シャフトを用いて行うこと。
【0012】本発明のタービンは上記の構成により、デ
ィスクのハブ部と外周側での温度差が少なくなるため、
ディスク内部の熱応力を低減することができ、タービン
の信頼性を高めることが可能である。本発明の場合、デ
ィスクの板厚方向(回転中心軸方向)には温度勾配が発
生するが、この温度勾配によるディスクの熱膨張は拘束
されることなくディスクの変形により解放されるため、
ディスク内部に熱応力が生じることはない。
【0013】またトルクの伝達をハブ部の当たり面に設
けられた溝を介して行うことにより、ハブ部の寸法低減
によるディスクの発生遠心応力の低減が可能となる。し
たがって応力集中の要因となる回転中心軸方向の貫通孔
を、従来のハブ部から応力の低減したディスク円板部に
移動することができる。
【0014】また、動翼冷却用媒体を流すパイプをこの
貫通孔へ差し込み、このパイプがハブ部の内周表面に接
するように配置することにより、ディスクの回転ととも
にパイプに発生する遠心たわみをハブ部の内周表面にて
抑制することが可能である。そしてこの場合、動翼冷却
用媒体を流すパイプとハブ部の内周表面との接触部は極
僅かであり、動翼冷却用媒体の有する熱量がディスクに
流入出する表面積を低減できるため、ディスクの内部に
おける温度勾配を低減することが可能である。
【0015】このように、本発明によれば、ディスク内
で発生する応力を低減することが可能であるため、信頼
性の高いガスタービンを提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のロータディスクは、流体
から仕事を受け取る複数枚の動翼と、動翼が植え込まれ
る回転ディスクと、ディスクを複数段貫通して締結する
ためのスタッキングボルトを備えている。動翼はその根
元部にディスクに植え込まれるためのファーツリーを有
し、ディスクの外周表面には回転中心軸方向もしくは周
方向に任意の角度をもって溝が切られ、動翼のファーツ
リーが植え込まれるようになっている。またディスク両
側面には隣接するディスクもしくはスペーサとの当たり
面として定肉厚リング状のハブ部が設けられ、ハブ部に
は周方向に等間隔に回転中心軸から放射状に切られた溝
を有している。
【0017】各ディスクおよびスペーサは回転中心軸か
らの径位置がともに等しく周方向に等間隔にあけられた
孔群を有しており、複数本のスタッキングボルトにより
貫通され、ハブ部を介して締結されることによって、複
数段のディスクがスタックされて軸方向に固定されてい
る。さらに各ディスクと隣接するディスクもしくはスペ
ーサ間の径方向の固定はこの溝により行われる。
【0018】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1および図3は、本発明の一実施例の特徴を最
も良く表しているガスタービンの断面図である。図1は
ガスタ−ビンの回転中心軸方向断面図であり、図3は図
1中の1段ディスク11の構造模式図である。図1中に
おいて、2点鎖線は動翼冷却前の媒体の流れ12を示
し、点線が動翼冷却後の媒体の流れ13である。図1お
よび図3において、動翼2と静翼4および各翼間ガス圧
シール用ダイアフラム14とは、タービンの上流側から
下流側へ向かって交互に配置される。動翼2は根元部に
設けられたファーツリー15をディスク1の外周部にあ
けられたファーツリー溝16に植え込まれることによっ
て固定される。ディスク1の外周部と、静翼4の先端に
設けられるシュラウド5との間には、ダイアフラム14
が設けられている。またタービン流路断面積は上流から
下流へ向かって増加するように構成されている。
【0019】ディスク1には隣接するディスク1'との
当たり面6にハブ部17が設けられ、当たり面に設けら
れた回転中心軸18から放射状に切られた溝19を介し
て、隣接するディスク同士が互いに噛み合う事によって
径方向に拘束される。さらにディスク1には、回転中心
軸18からの半径位置が等しいボルト孔7があけられ、
そこへスタッキングボルト3が貫通し、ナット20およ
び20'によりディスタントピース21、スタブシャフ
ト22を介して両端を締め付けることで全段が締結さ
れ、ディスク1が回転中心軸方向に拘束されている。
【0020】実施例のタービンの冷却システムにおいて
は、図1に示すようにタービンの外から供給された動翼
冷却用媒体は、ディスク1のハブ部17の内周表面に接
するようにディスク1を貫通して回転中心軸方向に配置
された冷却媒体用パイプ10のうち、動翼冷却前の媒体
用に選択されたパイプ10'と、ディスク1内部にて動
翼嵌合部から中心方向へパイプ10'まで貫通した冷却
媒体用縦孔23を冷却前の状態で通り、ディスク1の外
周側へ導かれることでまず動翼2を冷却する。そして冷
却後の媒体はディスク1内部にて動翼嵌合部から中心方
向へ貫通した冷却媒体用縦孔23'を介して、ディスク
1のハブ部17の内周表面に接するようにディスク1を
貫通して回転中心軸方向に配置されたパイプ10のう
ち、動翼冷却後の媒体用に選択されたパイプ10''へと
導かれる。冷却後の媒体はその後スタブシャフト22へ
導かれて、タービン構造の外へ回収されることによっ
て、ディスク1においては、ハブ部近傍と外周側との温
度差を低減することができるのでディスク1内で発生す
る熱応力が低減され、タービンの信頼性が向上できる。
【0021】図4に示す実施例においては、タービン構
造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1の
ハブ部17の内周表面に接するようにディスク1を貫通
して回転中心軸方向に配置されたパイプ10のうち、動
翼冷却前の媒体用に選択されたパイプ10'と、ディス
ク1および隣接するディスク1'間の当たり面6に設け
られた溝19、動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫
通した冷却媒体用縦孔24を冷却前の状態で通り、ディ
スク1の外周側へ導かれることでまず動翼2を冷却す
る。そして冷却後の媒体は動翼嵌合部からハブ部17の
外周側へ貫通した冷却媒体用縦孔24'、ディスク1お
よび隣接するディスク1'間の当たり面6に設けられた
溝19を介して、ディスク1のハブ部17の内周表面に
接するようにディスク1を貫通して回転中心軸方向に配
置されたパイプ10のうち、動翼冷却後の媒体用に選択
されたパイプ10''へと導かれる。冷却後の媒体はその
後スタブシャフト22へ導かれて、タービン構造の外へ
回収されることによって、ディスク1においては、ハブ
部近傍と外周側との温度差を低減することができるので
ディスク1内で発生する熱応力が低減され、タービンの
信頼性が向上できる。
【0022】図5に示す実施例においては、タービン構
造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1の
ハブ部17の内周表面に接するようにディスク1を貫通
して回転中心軸方向に配置されたパイプ10のうち、動
翼冷却前の媒体用に選択されたパイプ10'と、ディス
ク1内部にて動翼嵌合部から中心方向へパイプ10'ま
で貫通した冷却媒体用縦孔23を冷却前の状態で通り、
ディスク1の外周側へ導かれることでまず動翼2を冷却
する。そして冷却後の媒体は動翼嵌合部からハブ部17
の外周側へ貫通した冷却媒体用縦孔24、ディスク1お
よび隣接するディスク1'間の当たり面6に設けられた
溝19を介して、ディスク1のハブ部17の内周表面に
接するようにディスク1を貫通して回転中心軸方向に配
置されたパイプ10のうち、動翼冷却後の媒体用に選択
されたパイプ10''へと導かれる。冷却後の媒体はその
後スタブシャフト22へ導かれて、タービン構造の外へ
回収されることによって、ディスク1においては、ハブ
部近傍と外周側との温度差を低減することができるので
ディスク1内で発生する熱応力が低減され、タービンの
信頼性が向上できる。
【0023】図6に示す実施例においては、タービン構
造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1の
ハブ部17の内周表面に接するようにディスク1を貫通
して回転中心軸方向に配置されたパイプ10と、ディス
ク1および隣接するディスク1'間の当たり面6に設け
られた溝19、動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫
通した冷却媒体用縦孔24を冷却前の状態で通り、ディ
スク1の外周側へ導かれることでまず動翼2を冷却す
る。そして冷却後の媒体は動翼嵌合部からハブ部17の
外周側へ貫通した冷却媒体用縦孔24'、ディスク1お
よび隣接するディスク1'間の当たり面6に設けられた
溝19を介して、ディスク1および隣接するディスク
1'間の内周側ホイールスペース25へ導かれ、ディス
ク1の中心孔内に配置された中空のシャフト26内へと
導かれる。冷却後の媒体はその後スタブシャフト22へ
導かれて、タービン構造の外へ回収されることによっ
て、ディスク1においては、ハブ部近傍と外周側との温
度差を低減することができるのでディスク1内で発生す
る熱応力が低減され、タービンの信頼性が向上できる。
【0024】図7に示す実施例においては、タービン構
造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1の
ハブ部17の内周表面に接するようにディスク1を貫通
して回転中心軸方向に配置されたパイプ10と、ディス
ク1内部にて動翼嵌合部から中心方向へパイプ10まで
貫通した冷却媒体用縦孔23を冷却前の状態で通り、デ
ィスク1の外周側へ導かれることでまず動翼2を冷却す
る。そして冷却後の媒体は動翼嵌合部からハブ部17の
外周側へ貫通した冷却媒体用縦孔24、ディスク1およ
び隣接するディスク1'間の当たり面6に設けられた溝
19を介して、ディスク1および隣接するディスク1'
間の内周側ホイールスペース25へ導かれ、ディスク1
の中心孔内に配置された中空のシャフト26内へと導か
れる。冷却後の媒体はその後スタブシャフト22へ導か
れて、タービン構造の外へ回収されることによって、デ
ィスク1においては、ハブ部近傍と外周側との温度差を
低減することができるのでディスク1内で発生する熱応
力が低減され、タービンの信頼性が向上できる。
【0025】図8に示す実施例においては、タービン構
造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1お
よびスペーサ27のハブ部17の内周表面に接するよう
にディスク1およびスペーサ27を貫通して回転中心軸
方向に配置されたパイプ10のうち、動翼冷却前の媒体
用に選択されたパイプ10'と、ディスク1内部にて動
翼嵌合部から中心方向へパイプ10'まで貫通した冷却
媒体用縦孔23を冷却前の状態で通り、ディスク1の外
周側へ導かれることでまず動翼2を冷却する。そして冷
却後の媒体はディスク1内部にて動翼嵌合部から中心方
向へ貫通した冷却媒体用縦孔23'を介して、ディスク
1およびスペーサ27のハブ部17の内周表面に接する
ようにディスク1およびスペーサ27を貫通して回転中
心軸方向に配置されたパイプ10のうち、動翼冷却後の
媒体用に選択されたパイプ10''へと導かれる。冷却後
の媒体はその後スタブシャフト22へ導かれて、タービ
ン構造の外へ回収されることによって、ディスク1にお
いては、ハブ部近傍と外周側との温度差を低減すること
ができるのでディスク1内で発生する熱応力が低減さ
れ、タービンの信頼性が向上できる。
【0026】図9に示す実施例においては、タービン構
造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1お
よびスペーサ27のハブ部17の内周表面に接するよう
にディスク1およびスペーサ27を貫通して回転中心軸
方向に配置されたパイプ10のうち、動翼冷却前の媒体
用に選択されたパイプ10'と、ディスク1内部にて動
翼嵌合部から中心方向へパイプ10'まで貫通した冷却
媒体用縦孔23を冷却前の状態で通り、ディスク1の外
周側へ導かれることでまず動翼2を冷却する。そして冷
却後の媒体は動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫通
した冷却媒体用縦孔24、スペーサ27内部にてハブ部
17の外周側から中心方向へ貫通した冷却媒体用縦孔2
8を介して、ディスク1およびスペーサ27のハブ部1
7の内周表面に接するようにディスク1およびスペーサ
27を貫通して回転中心軸方向に配置されたパイプ10
のうち、動翼冷却後の媒体用に選択されたパイプ10''
へと導かれる。冷却後の媒体はその後スタブシャフト2
2へ導かれて、タービン構造の外へ回収されることによ
って、ディスク1においては、ハブ部近傍と外周側との
温度差を低減することができるのでディスク1内で発生
する熱応力が低減され、タービンの信頼性が向上でき
る。
【0027】図10に示す実施例においては、タービン
構造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1
およびスペーサ27のハブ部17の内周表面に接するよ
うにディスク1およびスペーサ27を貫通して回転中心
軸方向に配置されたパイプ10と、ディスク1内部にて
動翼嵌合部から中心方向へパイプ10まで貫通した冷却
媒体用縦孔23を冷却前の状態で通り、ディスク1の外
周側へ導かれることでまず動翼2を冷却する。そして冷
却後の媒体は動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫通
した冷却媒体用縦孔24、スペーサ27の外周部から中
心方向へ中心孔表面まで貫通した孔28を介して、ディ
スク1および隣接するスペーサ27間の内周側ホイール
スペース25へ導かれ、ディスク1およびスペーサ27
の中心孔内に配置された中空のシャフト26内へと導か
れる。冷却後の媒体はその後スタブシャフト22へ導か
れて、タービン構造の外へ回収されることによって、当
たり面6の内周側でのディスク1の表面には、冷却前と
冷却後の動翼冷却用媒体の両方が同時に触れることがな
い。よってディスク1の内部における温度勾配が低減さ
れることで、ディスク1内で発生する熱応力が低減され
る。
【0028】図11に示す実施例においては、タービン
構造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1
およびスペーサ27のハブ部17の内周表面に接するよ
うにディスク1およびスペーサ27を貫通して回転中心
軸方向に配置されたパイプ10のうち、動翼冷却前の媒
体用に選択されたパイプ10'と、ディスク1内部にて
動翼嵌合部から中心方向へパイプ10'まで貫通した冷
却媒体用縦孔23を冷却前の状態で通り、ディスク1の
外周側へ導かれることでまず動翼2を冷却する。そして
冷却後の媒体は動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫
通した冷却媒体用縦孔24、ディスク1および隣接する
スペーサ27間の当たり面6に設けられた溝19を介し
て、ディスク1およびスペーサ27のハブ部17の内周
表面に接するようにディスク1およびスペーサ27を貫
通して回転中心軸方向に配置されたパイプ10のうち、
動翼冷却後の媒体用に選択されたパイプ10''へと導か
れる。冷却後の媒体はその後スタブシャフト22へ導か
れて、タービン構造の外へ回収されることによって、デ
ィスク1においては、ハブ部近傍と外周側との温度差を
低減することができるのでディスク1内で発生する熱応
力が低減され、タービンの信頼性が向上できる。
【0029】図12に示す実施例においては、タービン
構造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1
およびスペーサ27のハブ部17の内周表面に接するよ
うにディスク1およびスペーサ27を貫通して回転中心
軸方向に配置されたパイプ10と、ディスク1内部にて
動翼嵌合部から中心方向へパイプ10まで貫通した冷却
媒体用縦孔23を冷却前の状態で通り、ディスク1の外
周側へ導かれることでまず動翼2を冷却する。そして冷
却後の媒体は動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫通
した冷却媒体用縦孔24、ディスク1および隣接するス
ペーサ27間の当たり面6に設けられた溝19を介し
て、ディスク1および隣接するスペーサ27の内周側ホ
イールスペース25へ導かれ、ディスク1およびスペー
サ27の中心孔内に配置された中空のシャフト26内へ
と導かれる。冷却後の媒体はその後スタブシャフト22
へ導かれて、タービン構造の外へ回収されることによっ
て、ディスク1においては、ハブ部近傍と外周側との温
度差を低減することができるのでディスク1内で発生す
る熱応力が低減され、タービンの信頼性が向上できる。
【0030】図13に示す実施例においては、タービン
構造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1
およびスペーサ27のハブ部17の内周表面に接するよ
うにディスク1およびスペーサ27を貫通して回転中心
軸方向に配置されたパイプ10のうち、動翼冷却前の媒
体用に選択されたパイプ10'と、ディスク1および隣
接するスペーサ27間の当たり面6に設けられた溝1
9、動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫通した冷却
媒体用縦孔24を冷却前の状態で通り、ディスク1の外
周側へ導かれることでまず動翼2を冷却する。そして冷
却後の媒体は動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫通
した冷却媒体用縦孔24'、スペーサ27内部にてハブ
部17の外周側から中心方向へ貫通した冷却媒体用縦孔
28を介して、ディスク1およびスペーサ27のハブ部
17の内周表面に接するようにディスク1およびスペー
サ27を貫通して回転中心軸方向に配置されたパイプ1
0のうち、動翼冷却後の媒体用に選択されたパイプ1
0''へと導かれる。冷却後の媒体はその後スタブシャフ
ト22へ導かれて、タービン構造の外へ回収されること
によって、ディスク1においては、ハブ部近傍と外周側
との温度差を低減することができるのでディスク1内で
発生する熱応力が低減され、タービンの信頼性が向上で
きる。
【0031】図14に示す実施例においては、タービン
構造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1
およびスペーサ27のハブ部17の内周表面に接するよ
うにディスク1およびスペーサ27を貫通して回転中心
軸方向に配置されたパイプ10と、スペーサ27内部に
てパイプ10から外周側へ貫通した冷却媒体用縦孔2
8、動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫通した冷却
媒体用縦孔24を冷却前の状態で通り、ディスク1の外
周側へ導かれることでまず動翼2を冷却する。そして冷
却後の媒体は動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫通
した冷却媒体用縦孔24'、ディスク1および隣接する
スペーサ27間の当たり面6に設けられた溝19を介し
て、ディスク1および隣接するスペーサ27間の内周側
ホイールスペース25へ導かれ、ディスク1およびスペ
ーサ27の中心孔内に配置された中空のシャフト26内
へと導かれる。冷却後の媒体はその後スタブシャフト2
2へ導かれて、タービン構造の外へ回収されることによ
って、当たり面6の内周側でのディスク1の表面には、
冷却前と冷却後の動翼冷却用媒体の両方が同時に触れる
ことがない。よってディスク1の内部における温度勾配
が低減されることで、ディスク1内で発生する熱応力が
低減される。
【0032】図15に示す実施例においては、タービン
構造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1
およびスペーサ27のハブ部17の内周表面に接するよ
うにディスク1およびスペーサ27を貫通して回転中心
軸方向に配置されたパイプ10のうち、動翼冷却前の媒
体用に選択されたパイプ10'と、ディスク1および隣
接するスペーサ27間の当たり面6に設けられた溝1
9、動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫通した冷却
媒体用縦孔24を冷却前の状態で通り、ディスク1の外
周側へ導かれることでまず動翼2を冷却する。そして冷
却後の媒体は動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫通
した冷却媒体用縦孔24'、ディスク1および隣接する
スペーサ27間の当たり面6に設けられた溝19を介し
て、ディスク1およびスペーサ27のハブ部17の内周
表面に接するようにディスク1およびスペーサ27を貫
通して回転中心軸方向に配置されたパイプ10のうち、
動翼冷却後の媒体用に選択されたパイプ10''へと導か
れる。冷却後の媒体はその後スタブシャフト22へ導か
れて、タービン構造の外へ回収されることによって、デ
ィスク1においては、ハブ部近傍と外周側との温度差を
低減することができるのでディスク1内で発生する熱応
力が低減され、タービンの信頼性が向上できる。
【0033】図16に示す実施例においては、タービン
構造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1
およびスペーサ27のハブ部17の内周表面に接するよ
うにディスク1およびスペーサ27を貫通して回転中心
軸方向に配置されたパイプ10と、ディスク1および隣
接するスペーサ27間の当たり面6に設けられた溝1
9、動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫通した冷却
媒体用縦孔24を冷却前の状態で通り、ディスク1の外
周側へ導かれることでまず動翼2を冷却する。そして冷
却後の媒体は動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫通
した冷却媒体用縦孔24'、ディスク1および隣接する
スペーサ27間の当たり面6に設けられた溝19を介し
て、ディスク1および隣接するスペーサ27間の内周側
ホイールスペース25へ導かれ、ディスク1およびスペ
ーサ27の中心孔内に配置された中空のシャフト26内
へと導かれる。冷却後の媒体はその後スタブシャフト2
2へ導かれて、タービン構造の外へ回収されることによ
って、当たり面6の内周側でのディスク1の表面には、
冷却前と冷却後の動翼冷却用媒体の両方が同時に触れる
ことがない。よってディスク1の内部における温度勾配
が低減されることで、ディスク1内で発生する熱応力が
低減される。
【0034】図17に示す実施例においては、タービン
構造の外から供給された動翼冷却用媒体は、ディスク1
およびスペーサ27のハブ部17の内周表面に接するよ
うにディスク1およびスペーサ27を貫通して回転中心
軸方向に配置されたパイプ10と、スペーサ27内部に
てパイプ10から外周側へ貫通した冷却媒体用縦孔2
8、動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫通した冷却
媒体用縦孔24を冷却前の状態で通り、ディスク1の外
周側へ導かれることでまず動翼2を冷却する。そして冷
却後の媒体は動翼嵌合部からハブ部17の外周側へ貫通
した冷却媒体用縦孔24'、ディスク1および隣接する
スペーサ27間の当たり面6に設けられた溝19、およ
びスペーサ27の外周部から中心方向へ中心孔表面まで
貫通した孔28'を介して、ディスク1および隣接する
スペーサ27間の内周側ホイールスペース25へ導か
れ、ディスク1およびスペーサ27の中心孔内に配置さ
れた中空のシャフト26内へと導かれる。冷却後の媒体
はその後スタブシャフト22へ導かれて、タービン構造
の外へ回収されることによって、当たり面6の内周側で
のディスク1の表面には、冷却前と冷却後の動翼冷却用
媒体の両方が同時に触れることがない。よってディスク
1の内部における温度勾配が低減されることで、ディス
ク1内で発生する熱応力が低減される。ここで、図18
は図17で示した実施例における1、2段ディスク間ス
ペーサに設けられた各種孔の配置図を示すものである。
【0035】なお、以上の各実施例において、冷却用媒
体の流れは図中の矢印と逆方向、すなわち動翼冷却前が
点線で、動翼冷却後が2点鎖線の流れ方向でも良い。ま
た、ディスク1およびスペーサ27は中心孔を有する中
空タイプ、もしくは中心孔を有しない中実タイプのいづ
れでも良い。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、ディスクの熱応力の低
減、動翼冷却用媒体を流すパイプのたわみ抑制、動翼冷
却用媒体を流すパイプからディスクへの放熱の低減等に
より信頼性の高いタービンを提供することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるガスタービンの構造断
面図。
【図2】従来のクローズド冷却システムを採用したガス
タービン構造断面図。
【図3】本発明の一実施例であるガスタ-ビンの1段デ
ィスクの構造模式図。
【図4】本発明の他の実施例であるガスタービンの構造
断面図。
【図5】本発明のさらに他の実施例であるガスタービン
の構造断面図。
【図6】本発明のさらに他の実施例であるガスタービン
の構造断面図。
【図7】本発明のさらに他の実施例であるガスタービン
の構造断面図。
【図8】本発明のさらに他の実施例であるガスタービン
の構造断面図。
【図9】本発明のさらに他の実施例であるガスタービン
の構造断面図。
【図10】本発明のさらに他の実施例であるガスタービ
ンの構造断面図。
【図11】本発明のさらに他の実施例であるガスタービ
ンの構造断面図。
【図12】本発明のさらに他の実施例であるガスタービ
ンの構造断面図。
【図13】本発明のさらに他の実施例であるガスタービ
ンの構造断面図。
【図14】本発明のさらに他の実施例であるガスタービ
ンの構造断面図。
【図15】本発明のさらに他の実施例であるガスタービ
ンの構造断面図。
【図16】本発明のさらに他の実施例であるガスタービ
ンの構造断面図。
【図17】本発明のさらに他の実施例であるガスタービ
ンの構造断面図。
【図18】図17の1、2段ディスク間スペーサに設け
られた各種孔の配置図。
【符号の説明】
1…ディスク、2…動翼、3…スタッキングボルト、4
…静翼、5…シュラウド、6…当たり面、7…ボルト
孔、8…冷却媒体入出管、9…外周側ホイールスペー
ス、10…冷却媒体用パイプ、11…1段ディスク、1
2…動翼冷却前媒体流、13…動翼冷却後媒体流、14
…ダイアフラム、15…ファーツリー、16…ファーツ
リー溝、17…リング状ハブ部、18…回転中心軸、1
9…溝、20…ナット、21…ディスタントピース、2
2…スタブシャフト、23…冷却媒体用縦孔、24…外
周側冷却媒体用縦孔、25…内周側ホイールスペース、
26…中空シャフト、27…スペーサ、28…スペーサ
冷却媒体用縦孔。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に動翼が嵌合され両側面にハブ部
    が形成された複数の回転ディスクと、これらの回転ディ
    スクを回転ディスクの軸方向に複数段スタックさせるた
    めのスタック手段と、前記動翼を冷却するための動翼冷
    却手段とを備えたガスタービンにおいて、前記動翼冷却
    手段は、前記ガスタービンの外部から供給される冷却媒
    体が前記回転ディスクの内部まで導入されるように構成
    された第1の冷却冷媒流路と、この第1の冷却冷媒流路
    から導入された前記冷却冷媒が前記回転ディスク内を前
    記回転ディスクの外周方向に移動して前記動翼に供給さ
    れるように構成された第2の冷却冷媒流路と、前記動翼
    から放出される前記冷却冷媒が前記回転ディスク内を前
    記回転ディスクの内周方向に移動するように構成された
    第3の冷却冷媒流路と、この第3の冷却冷媒流路から導
    入された前記冷却冷媒が前記ガスタービンの外部に放出
    されるように構成された第4の冷却冷媒流路とを備えて
    いることを特徴とするガスタービン。
  2. 【請求項2】 外周面に動翼が嵌合され両側面にハブ部
    が形成された複数の回転ディスクと、これらの回転ディ
    スクを回転ディスクの軸方向に複数段スタックさせるた
    めのスタック手段と、前記動翼を冷却するための動翼冷
    却手段とを備えたガスタービンにおいて、前記動翼冷却
    手段は、前記ガスタービンの外部から供給される冷却媒
    体が前記回転ディスクの内部まで導入されるように構成
    された第1の冷却冷媒流路と、この第1の冷却冷媒流路
    に接続されており、前記冷却冷媒が前記回転ディスク内
    を前記回転ディスクの外周方向に移動して前記動翼に供
    給されるように構成された第2の冷却冷媒流路と、前記
    動翼から放出される前記冷却冷媒が前記回転ディスク内
    を前記回転ディスクの内周方向に移動するように構成さ
    れた第3の冷却冷媒流路と、この第3の冷却冷媒流路に
    接続されており、前記冷却冷媒が前記ガスタービンの外
    部に放出されるように構成された第4の冷却冷媒流路と
    を備えており、前記第1の冷却冷媒流路及び前記第4の
    冷却冷媒流路は、前記回転ディスクを前記回転ディスク
    の軸方向に貫通する部分と、前記タブ部の前記回転ディ
    スク内周側の面に接する部分とを有していることを特徴
    とするガスタービン。
  3. 【請求項3】 外周面に動翼が嵌合され両側面にハブ部
    が形成された複数の回転ディスクと、これらの回転ディ
    スクがスペーサを介して回転ディスクの軸方向に複数段
    スタックさせるためのスタック手段と、前記動翼を冷却
    するための動翼冷却手段とを備えたガスタービンにおい
    て、前記動翼冷却手段は、前記ガスタービンの外部から
    供給される冷却媒体が前記回転ディスクの内部または前
    記スペーサの内部まで導入されるように構成された第1
    の冷却冷媒流路と、この第1の冷却冷媒流路から導入さ
    れた前記冷却冷媒が前記回転ディスク内または前記スペ
    ーサ内を前記回転ディスクの外周方向に移動して前記動
    翼に供給されるように構成された第2の冷却冷媒流路
    と、前記動翼から放出される前記冷却冷媒が前記回転デ
    ィスク内または前記スペーサ内を前記回転ディスクの内
    周方向に移動するように構成された第3の冷却冷媒流路
    と、この第3の冷却冷媒流路から導入された前記冷却冷
    媒が前記ガスタービンの外部に放出されるように構成さ
    れた第4の冷却冷媒流路とを備えていることを特徴とす
    るガスタービン。
  4. 【請求項4】 外周面に動翼が嵌合され両側面にハブ部
    が形成された複数の回転ディスクと、これらの回転ディ
    スクがスペーサを介して回転ディスクの軸方向に複数段
    スタックさせるためのスタック手段と、前記動翼を冷却
    するための動翼冷却手段とを備えたガスタービンにおい
    て、前記動翼冷却手段は、前記ガスタービンの外部から
    供給される冷却媒体が前記回転ディスクの内部または前
    記スペーサの内部まで導入されるように構成された第1
    の冷却冷媒流路と、この第1の冷却冷媒流路から導入さ
    れた前記冷却冷媒が前記回転ディスク内または前記スペ
    ーサ内を前記回転ディスクの外周方向に移動して前記動
    翼に供給されるように構成された第2の冷却冷媒流路
    と、前記動翼から放出される前記冷却冷媒が前記回転デ
    ィスク内または前記スペーサ内を前記回転ディスクの内
    周方向に移動するように構成された第3の冷却冷媒流路
    と、この第3の冷却冷媒流路から導入された前記冷却冷
    媒が前記ガスタービンの外部に放出されるように構成さ
    れた第4の冷却冷媒流路とを備えており、前記第1の冷
    却冷媒流路及び前記第4の冷却冷媒流路は、前記回転デ
    ィスクを前記回転ディスクの軸方向に貫通する部分と、
    前記スペーサを前記スペーサの軸方向に貫通する部分
    と、前記タブ部の前記回転ディスク内周側の面に接する
    部分とを有していることを特徴とするガスタービン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011226478A (ja) * 2010-04-14 2011-11-10 General Electric Co <Ge> 蒸気タービンエンジンスペーサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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