JP3486125B2 - ネットワーク機器制御システム及び装置 - Google Patents

ネットワーク機器制御システム及び装置

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JP3486125B2
JP3486125B2 JP00712999A JP712999A JP3486125B2 JP 3486125 B2 JP3486125 B2 JP 3486125B2 JP 00712999 A JP00712999 A JP 00712999A JP 712999 A JP712999 A JP 712999A JP 3486125 B2 JP3486125 B2 JP 3486125B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
    • H04L61/45Network directories; Name-to-address mapping
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク機器制
御システム及び装置に係わり、特に、ネットワークを構
成する機器の優先制御/帯域制御/破棄率制御/遅延制
御を行うネットワーク機器制御システム及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークに対する要件として
以下の〜の機能・特徴が求められている。 品質保証: 遅延に敏感な電話など連続系トラフィッ
クや基幹業務トラフィックなどを、コストパフォーマン
スで優位性のあるIPネットワーク(internet protocol
Network)へ統合することが求められている。しかし、IP
ネットワークはIPパケットを最善の努力で転送するbest
effort転送が基本である。かかるbesteffortの転送環
境では、到着したパケットはユーザやアプリケーション
で区別することなく、その到着したパケットを次段に転
送することのみ努力し、転送しきれなかった(バッファ
あふれの)パケットはそのまま廃棄される。以上より、
遅延に敏感なトラフィックをbest effort型のIPネット
ワークに収容するには、ユーザやアプリケーションに基
づいたトラフィックの優先度制御・帯域保証制御をIPネ
ットワークに対して導入する必要がある。
【0003】最小限の既存ネットワーク機器の変更:
帯域保証や優先度制御をネットワークで行うために、
端末機器やネットワーク機器(ルータ、スイッチなど)の
リプレースを行ったり、これらに新しいソフトウェアを
インストールするのは、導入コストが高くつき、導入の
妨げになる。この問題を解決するためには、既存機器の
変更が少ないことが必要である。 端末機器やネットワーク機器の動的な変更に対応可能
な品質・優先度制御:ネットワークを構成するすべての機
器のうち、エンド・ツー・エンド間の通信経路上の機器に
のみ品質・優先度制御を行えればよい。この通信経路は
通信の宛先アドレスとアクセス元の端末アドレスより所
定のルーチングプロトコルに従って決定されるが、宛先
アドレスおよび端末アドレスは利用者(ユーザ)の場所、
利用するアプリケーションにより常に変化しており、変
化に対応できるような、動的な品質・優先度制御方法が
求められる。
【0004】以上より、帯域保証あるいは優先度制御な
どの品質保証制御を行うには、従来では以下の2通りの
方法が考えられている。第1の方法は、ネットワーク機
器に対して品質保証制御のための設定を静的に行う方法
である。すなわち、第1の方法は、ネットワークを構成
する機器に予め帯域保証や優先度制御の設定を行ってお
くことにより端末間通信に対して通信の品質制御を行う
もので、現在は最もよく利用されている。予め帯域保証
や優先度制御の設定(品質制御の設定)を行には、発生
する通信を予測し、その通信経路上のネットワーク機器
にのみ限定的に品質制御の設定を行う方法(限定的設定
方法)と、特に経路は特定せずに設定可能な全てのネ
ットワーク機器に網羅的に設定を行う方法がある。
【0005】第2の方法は、動的に品質制御の設定が可
能なRSVP(Resource ReservationProtocol)を用いる方法
である。RSVPは、IPレイヤ上におけるリソース予約のた
めの制御プロトコルである。RSVPは、RSVPをサポートす
るルータと送信者(sender)と受信者(receiver)の間で制
御メッセージがやり取りされ、アプリケーションに対す
る伝送路や装置内部のメモリ資源などの予約を行う働き
をする。図20はRSVPの説明図である。送信者1は、送
信する情報(コンテンツ)のトラフィック特性を記述し
たpathメッセージを受信者2に向かって送信する。path
メッセージは所定のルーチングプロトコルにより確立し
ている経路(ルータ3,4)に沿って転送されて受信者
2に分配される。受信者2はpathメッセージに記述され
ている内容を参考に、予約が必要な資源を記述したrese
rveメッセージを送信者1に向かって戻す。途中のルー
タでは、複数の受信者からの予約要求をマージ(統合)
し、要求された帯域予約の受付が可能であれば、予約要
求内容にしたがって帯域の確保を行い、上流のルータや
送信者1に対してreserveメッセージを転送する。しか
し、要求された帯域予約の受付が不可能であれば、rese
rveメッセージは廃棄され、エラーメッセージが受信者
1に対して送信される。以上のRSVPによる第2の方法
は、第1方法のような静的な品質制御設定を行わずに、
ユーザが望むときに動的に品質制御を行うことが可能で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1、第2の
方法必ずしも、上記,,の要求を満たしているわ
けではない。第1の方法における前記限定的な設定手法
では、予め設定した端末と異なる端末からユーザがアク
セスした場合や、新らたにネットワーク機器が追加され
た場合など、予め予測した通信とは異なる通信が発生す
ると、これら通信に対して静的な品質制御の設定が存在
しないため所要の品質制御ができない。すなわち、限定
的な設定方法では、状況の変化に対応ができず、結果的
に品質制御が実現できなくなる。
【0007】第1の方法におけるもう一つの方法であ
る、設定可能な全てのネットワーク機器に品質制御の設
定を与えておく方法では、ユーザがどの端末からアクセ
スしても全ての場合が設定してあるので対応できる。し
かし、全ての通信のパターンに対応した設定が全てのネ
ットワーク機器に必要なため、ネットワーク機器でこれ
らの設定を記憶するのに必要な記憶領域が莫大(端末数
の2乗に比例)になる、という問題がある。ネットワー
ク機器は限られた記憶領域しか持たないため、現実的に
はこのような網羅的な設定は困難であり、結果的に予め
想定したネットワーク通信での限定的な設定を行うこと
になる。
【0008】第2の方法では、通信の受信・送信の両方
の端末、通信が経由する経路上の全てのネットワーク機
器(ルータ)がRSVPをサポートしていることが前提であ
る。このため、ネットワーク内にRSVPをサポートしてい
ないネットワーク機器が存在すると、その機器では一切
の品質制御をすることができず、そのネットワーク機器
上で輻輳が発生すると、品質制御が必要な通信のパケッ
トであっても廃棄や遅延が発生していしまい、結果とし
て通信の品質制御ができない問題が生じる。この問題を
避けるためには、RSVPに対応するための装置が全てのネ
ットワーク機器に別途必要となり、各ネットワーク機器
における記憶領域、処理量が増大するという問題が生じ
る。
【0009】以上から本発明の目的は、ユーザの使用端
末が変化しても、又、ネットワーク機器の追加などによ
りネットワーク構成が変化しても、品質保証制御の静的
設定をすることなく、優先度制御や品質制御(帯域、廃
棄率、遅延制御)を行えるようにすることである。本発
明の別の目的は、ユーザの使用端末が変化しても、又、
ネットワーク機器の追加などによりネットワーク構成が
変化しても、RSVPのような特定のプロトコルに依存せず
に優先度制御や品質制御を行えるようにすることであ
る。本発明の別の目的は、ユーザに予め設定した優先度
あるい品質でユーザ使用端末と通信先サーバ間で通信が
できるようにすることである。本発明の別の目的は、ア
プリケーションに予め設定した優先度あるいは品質で該
アプリケーションを起動したユーザ使用端末と通信先サ
ーバ間で通信ができるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】(a)本発明の第1のネ
ットワーク機器制御システム 本発明の第1のネットワーク機器制御システムは、(1)
通信端末にユーザがログインしたこと、あるいは、通信
端末よりユーザが所定のアプリケーションを起動したこ
とを検出し、ユーザの識別子とイベントが発生したこと
を通知するイベント通知装置、(2) イベント通知装置か
ら通知された情報に基づいてネットワーク機器の優先制
御を行うネットワーク機器制御装置を備えている。ネッ
トワーク機器制御装置は、イベント通知装置から通知さ
れるユーザ識別子が示すユーザの優先度を取得し、ユー
ザ使用の前記通信端末と通信先サーバ装置間の通信経路
上のネットワーク機器を求め、前記ユーザ優先度に従っ
て優先制御を行うために必要な情報を生成し、該優先制
御情報を前記通信経路上の各ネットワーク機器(ルータ
など)に設定する。
【0011】上記第1のネットワーク機器制御システム
において、イベント通知装置は、(1) 通信端末にユーザ
がログインしたこと、あるいは、通信端末よりアプリケ
ーションを起動したことを検出するイベント検出部、
(2) 少なくとも該イベントが発生したこと及びユーザ識
別子をネットワーク機器制御装置に通知するイベント通
知部を備えている。又、ネットワーク機器制御装置は、
(1) イベント通知部からの通知を受信するイベント受信
部、(2) 受信したユーザ識別子が示すユーザの優先度を
取得する優先度取得部、(3) 前記優先度に基づいて優先
制御されるネットワーク機器を選択する機器選択部、
(4) 該ネットワーク機器の設定状態及び該機器への設定
方法を取得する機器固有情報取得部、(5) 前記取得した
情報及び前記優先度に基づいてネットワーク機器毎に優
先制御するための優先制御設定情報を生成する設定情報
生成部、(6) 該設定情報生成部で生成した優先制御設定
情報を前記選択したネットワーク機器に送信して設定す
る設定情報送信部、を備えている。
【0012】以上の第1の発明によれば、ユーザ使用の
通信端末と通信先サーバ間を接続する通信経路上のネッ
トワーク機器を求め、該機器にユーザ優先度に応じた優
先度情報を設定して優先制御を行うようにしたため、ユ
ーザの使用端末が変化しても、又、ネットワーク機器の
追加などによりネットワーク構成が変化しても、RSVPの
ような特定のプロトコルを使用せずに動的に優先度制御
を行うことができる。又、第1の発明によれば、ユーザ
に予め設定した優先度でユーザ使用端末と通信先サーバ
間の通信ができるため、例えば企業内ネットワークにお
いて従業員の部署、職制等を考慮した優先度を設定する
ことにより、該優先度に従った優先制御による通信が可
能となる。
【0013】又、第1の発明では、ユーザ識別子に対応
して通信先サーバ装置のアドレスとユーザ優先度を含む
ユーザ情報を記憶するデータベース装置を設け、イベン
ト通知装置は該データベース装置よりユーザ優先度及び
サーバ装置アドレスを取得してネットワーク機器制御装
置に通知する。このようにすれば、ユーザが所定の通信
端末よりユーザ識別子を入力してログインするだけで、
該通信端末とユーザが通信したいサーバ装置間の通信経
路を設定し、かつ、ユーザに予め設定した優先度でユー
ザ使用端末とサーバ装置間で通信ができる。又、ログイ
ン後、アプリケーションが起動されたときに、上記優先
制御を行うようにする。このようにすれば、ユーザがア
プリケーションを起動したことを契機にして、ネットワ
ーク内でユーザにとって必要な優先制御の設定を、より
正確に優先制御が必要な時に、必要な機器に対してのみ
設定することができる。
【0014】(b)本発明の第2のネットワーク機器制
御システム 本発明の第2のネットワーク機器制御システムは、(1)
通信端末よりユーザが所定のアプリケーションを起動し
たことを検出し、該アプリケーションの識別子とアプリ
ケーション起動イベントが発生したことを通知するイベ
ント通知装置、(2) 該通知された情報に基づいてネット
ワーク機器の優先制御を行うネットワーク機器制御装置
を備えている。ネットワーク機器制御装置は、イベント
通知装置から通知されたアプリケーション識別子が示す
アプリケーションの優先度を取得し、前記通信端末と相
手サーバ装置間で通信する経路上のネットワーク機器を
求め、前記優先度に従って優先制御を行うに必要な情報
を生成し、該優先制御情報を前記ネットワーク機器に設
定する。
【0015】上記第2のネットワーク機器制御システム
において、イベント通知装置は、(1) 通信端末よりアプ
リケーション起動イベントが発生したことを検出するイ
ベント検出部、(2) 少なくとも該イベントが発生したこ
と及びアプリケーション識別子をネットワーク機器制御
装置に通知するイベント通知部を備えている。又、ネッ
トワーク機器制御装置は、(1) イベント通知部からの通
知を受信するイベント受信部、(2) 受信したアプリケー
ション識別子が示アプリケーションの優先度を取得する
優先度取得部、(3) 優先度に基づいて優先制御されるネ
ットワーク機器を選択する機器選択部、(4) 選択された
ネットワーク機器の設定状態及び該機器への設定方法を
取得する機器固有情報取得部、(5) 前記取得した情報及
び前記優先度に基づいてネットワーク機器毎に優先制御
するための優先制御設定情報を生成する設定情報生成
部、(6) 該設定情報生成部で生成した優先制御設定情報
を前記選択したネットワーク機器に送信して設定する設
定情報送信部、を備えている。
【0016】以上の第2の発明によれば、ユーザ使用の
通信端末と通信先サーバ間を接続する通信経路上のネッ
トワーク機器を求め、該機器に起動したアプリケーショ
ンの優先度に応じた優先度情報を設定して優先制御を行
うようにしたため、ユーザの使用端末が変化しても、
又、ネットワーク機器の追加などによりネットワーク構
成が変化しても、RSVPのような特定のプロトコルを使用
せずに動的に優先度制御を行うことができる。又、アプ
リケーションに予め設定した優先度でユーザ使用端末と
通信先サーバ間の通信ができる。このため、例えば企業
内ネットワークにおける種々のアプリケーションにその
緊急性や重要性などを考慮して優先度を設定することに
より、該優先度に従った優先制御による通信が可能にで
きる。又、第2の発明では、イベント通知装置がデータ
ベースよりアプリケーション識別子に基づいてアプリケ
ーションの優先度、通信先サーバ装置のアドレス、通信
端末アドレスを取得し、これらをネットワーク機器制御
装置に通知する。このようにすれば、ユーザが所定の通
信端末よりユーザ識別子を入力してログインし、つい
で、所定のアプリケーションを起動するだけで、該通信
端末とアプリケーションに応じたサーバ装置間の通信経
路を設定し、かつ、アプリケーションに予め設定した優
先度でユーザ使用端末とサーバ装置間で通信ができる。
【0017】(c)本発明の第3のネットワーク機器制
御システム 第1、第2の発明のネットワーク機器制御システムにお
いては、ユーザあるいはアプリケーションに対応させて
予め優先度を設定しておき、該ユーザの優先度あるいは
アプリケーションの優先度に従って優先制御を行う。本
発明の第3のネットワーク機器制御システムでは、優先
度に替えて、帯域あるいは廃棄率あるいは遅延時間のい
ずれかの値をユーザあるいはアプリケーションに対応し
て設定しておき、ユーザ使用端末と相手サーバ間の通信
経路上で上記設定値に従って帯域制御あるいは廃棄率制
御あるいは遅延制御を行う。第3の発明におけるネット
ワーク機器制御システムの構成は、第1、第2のネット
ワーク機器制御システムと略同様になる。第3の発明に
よれば、ユーザの使用端末が変化しても、又、ネットワ
ーク機器の追加などによりネットワーク構成が変化して
も、特定のプロトコルを使用せずに動的に品質制御を行
うことができる。又、ユーザやアプリケーションに予め
設定した品質でユーザ使用端末と通信先サーバ間の通信
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(A)本発明の概略 (a)構成 図1は本発明の概略構成図である。Aはイベント通知装
置であり、通信端末Cよりユーザがログインしたこと、
あるいは、通信端末C上でユーザが所定のアプリケーシ
ョンを起動したことを検出して通知するもの、Bはイベ
ント通知装置Aから通知された情報に基づいてネットワ
ーク機器Nの優先制御を行うネットワーク機器制御装置
である。イベント通知装置Aにおいて、A1はユーザが
通信端末Cよりログインしたこと、あるいは、通信端末
よりアプリケーションを起動したことを検出するイベン
ト検出部、A2はイベントが発生したこと及びユーザ識
別子やアプリケーション識別子をネットワーク機器制御
装置Bに通知するイベント通知部である。
【0019】ネットワーク機器制御装置Bにおいて、B
1はイベント通知部A2からの通知を受信するイベント
受信部、B2は受信したユーザ識別子が示すユーザ優先
度あるいはアプリケーション識別子が示すアプリケーシ
ョン優先度を取得し、優先度制御の設定を行うか否かを
判定する設定判定部、B3は前記優先度に基づいて優先
制御されるネットワーク機器を選択する設定機器選択
部、B4は選択されたネットワーク機器の設定状態及び
該機器への設定方法を取得する機器固有情報取得部、B
5は前記取得した情報及び前記優先度に基づいてネット
ワーク機器毎に優先制御するために必要な優先制御設定
情報を生成する設定情報生成部、B6は該設定情報生成
部で生成した優先制御設定情報を前記選択したネットワ
ーク機器Nに送信して設定する設定情報送信部、であ
る。
【0020】(b)第1実施例の概略 第1実施例は、ユーザが通信端末よりログインしたと
き、ネットワーク機器制御装置がログインを契機に該ユ
ーザに予め設定してある優先度に従って、通信経路上の
ネットワーク機器に優先制御情報を設定して優先制御す
るものである。通信端末Cにユーザがログインした事実
をメモリに記録する装置が存在するネットワークにおい
て、イベント検出部A1はその記録内容を定期的に読み
取り、前回の記録内容と比較して記録内容の変化、すな
わち、ログインの発生を監視する。あるいは、イベント
検出部A1は、記録内容の更新があったことを前記装置
から通知してもらうことによりログインの発生を監視す
る。イベント検出部A1はログインを検出すると、通信
端末Cのアドレス、ログインしたユーザの識別子、イベ
ントの種類(ログイン)を取得し、イベント通知部A2
は該取得情報をイベント情報としてネットワーク機器制
御装置Bへ通知する。
【0021】 ネットワーク機器制御装置Bにおいて、
イベント受信部B1はイベント通知装置Aからのイベン
ト情報を受信して設定判断部B2へ渡す。設定判断部B
2は通信端末Cにおいてイベントが発生したことを認識
し、イベントの種別に基づいて優先制御の設定が必要で
あるか判定する。必要であれば、該ユーザに予め設定し
てある情報(ユーザ優先度)を取得し、該ユーザがネッ
トワークを利用する時のトラフィックは該優先度に従っ
て転送すべきものであると判定する。ついで、設定判断
部B2は設定機器選択部B3にイベント情報とともに優
先度設定が必要である旨を通知する。設定機器選択部B
3は、ネットワーク内に多数存在するネットワーク機器
(ルータなど)のうち、該イベント情報が得られた通信
端末Cと必要であれば該ユーザに予め設定してある情報
から得られた通信先サーバ間の通信経路上のネットワー
ク機器、すなわち、優先度制御が必要なネットワーク機
器を選択する。
【0022】ネットワーク機器の選択後、設定機器選択
部B3は前段からの受信情報に優先制御の設定が必要が
機器のアドレス情報を加えて、機器固有情報取得部B4
へ渡す。機器固有情報取得部B4は受け渡された機器ア
ドレスが示す機器毎に、該機器への情報設定方法、設定
可能なパラメータ、機器の状態を取得し、それらの情報
を受信情報に付加して設定情報生成部B5に渡す。設定
情報生成部B5は、受信情報に基づいて、どのネットワ
ーク機器にどのような方法で、どのような設定内容が必
要であるかを判断し、ユーザ優先度を用いて設定が必要
な全機器に対して設定内容(優先制御設定情報)を生成
し、設定情報送信部B6へ通知する。設定情報送信部B
6は設定情報生成部B5より得た優先制御設定情報と設
定方法を基に、通信経路上の設定が必要な全てのネット
ワーク機器Nに対して優先制御情報を送信して設定す
る。
【0023】第1実施例では、イベント通知装置Aがイ
ベントを検出し、それに基づきネットワーク機器制御装
置Bが動的に通信経路上のネットワーク機器に優先制御
情報を設定することで、柔軟にネットワークの状況の変
化に対応した優先制御ができる。また、ユーザに予め設
定してある優先度に応じた通信制御を行うことができ
る。また、通信端末(クライアント)、サーバ、ネット
ワーク機器との間のプロトコルは既存のプロトコルを利
用することができるため、優先度制御のために特別なプ
ロトコルをネットワーク機器あるいは端末が実装する必
要がない。
【0024】(c)第2実施例の概略 第2実施例は、ユーザが通信端末よりログインし、しか
る後、アプリケーションを起動したとき、アプリケーシ
ョンの起動を契機に該ユーザに予め設定してある優先度
に従って、通信経路上のネットワーク機器に優先制御情
報を設定して優先制御するものである。従って、第1実
施例ではログインを契機に優先制御情報の設定を行う
が、第2実施例ではログイン後のアプリケーションの起
動を契機に優先制御情報の設定を行う点で異なるだけで
ある。イベント検出部A1は第1実施例と同様にアプリ
ケーションの起動を監視する。イベント検出部A1はア
プリケーションの起動を検出すると、アプリケーション
を起動した通信端末Cのアドレス、ユーザの識別子(ユ
ーザ識別子)、イベントの種類(アプリケーションの起
動)を取得し、イベント通知部A2は該取得情報をイベ
ント情報としてネットワーク機器制御装置Bへ通知す
る。
【0025】ネットワーク機器制御装置Bにおいて、イ
ベント受信部B1はイベント通知装置Aからのイベント
情報を受信して設定判断部B2へ渡す。これにより、設
定判断部B2は通信端末Cにおいてイベントが発生した
ことを認識し、イベントの種別に基づいて優先制御の設
定が必要であるか判定する。必要であれば、該ユーザに
予め設定してある優先度情報を取得し、該アプリケーシ
ョンがネットワークを利用する時のトラフィックはユー
ザの優先度に従って転送すべきものであると判定する。
ついで、設定判断部B2は設定機器選択部B3にイベン
ト情報とともに優先度設定が必要である旨を通知する。
以後、第1実施例と同様の制御で通信経路上のネットワ
ーク機器Nに優先制御情報を設定する。第2実施例で
は、ログイン後、アプリケーションが起動されたことを
契機に、ユーザに予め設定してある優先度に従って優先
制御を行う。このため、第1実施例に比べてより確実
に、通信に必要なネットワーク機器のみにユーザ優先度
に従った優先制御の設定を行うことができる。
【0026】(d)第3実施例の概略 第3実施例は、ユーザが通信端末よりログインし、しか
る後、アプリケーションを起動したとき、アプリケーシ
ョンの起動を契機に該アプリケーションに予め設定して
ある優先度に従って通信経路上のネットワーク機器に優
先制御情報を設定して優先制御するものである。イベン
ト検出部A1は第1実施例と同様にアプリケーションの
起動を監視する。イベント検出部A1はアプリケーショ
ンの起動を検出すると、アプリケーションを起動した通
信端末Cのアドレス、アプリケーションの識別子、イベ
ントの種類(アプリケーションの起動)を取得し、イベ
ント通知部A2は該取得情報をイベント情報としてネッ
トワーク機器制御装置Bへ通知する。
【0027】ネットワーク機器制御装置Bにおいて、イ
ベント受信部B1はイベント通知装置Aからのイベント
情報を受信して設定判断部B2へ渡す。設定判断部B2
は通信端末Cにおいてイベントが発生したことを認識
し、イベントの種別に基づいて優先制御の設定が必要で
あるか判定する。必要であれば、起動したアプリケーシ
ョンに予め設定してある情報(優先度)を取得し、該ア
プリケーションがネットワークを利用する時のトラフィ
ックは該優先度に従って転送すべきものであると判定す
る。ついで、設定判断部B2は設定機器選択部B3にイ
ベント情報と共に優先度設定が必要である旨を通知す
る。設定機器選択部B3は、ネットワーク内に多数存在
するネットワーク機器のうち、該イベント情報が得られ
た通信端末Cと必要であれば該ユーザに予め設定してあ
る情報から得られた通信光サーバ間におけるアプリケー
ションの通信経路上のネットワーク機器、すなわち、優
先度制御が必要なネットワーク機器を選択する。
【0028】ネットワーク機器の選択後、設定機器選択
部B3は前段からの受信情報に優先制御の設定が必要な
機器のアドレス情報を加えて、機器固有情報取得部B4
へ渡す。機器固有情報取得部B4は受け渡された機器ア
ドレスが示す機器毎に、該機器への情報設定方法、設定
可能なパラメータ、機器の状態を取得し、それらの情報
を受信情報に付加して設定情報生成部B5に渡す。設定
情報生成部B5は、受信情報に基づいて、どのネットワ
ーク機器にどのような方法で、どのような設定内容が必
要であるかを判断し、アプリケーションの優先度を用い
て設定が必要な全機器に対して設定内容(優先制御情
報)を生成し、設定情報送信部B6へ通知する。設定情
報送信部B6は設定情報生成部B5より得た優先制御情
報と設定方法を基に、設定が必要な全てのネットワーク
機器Nに対して優先制御情報を送信して設定する。以上
により、ユーザがアプリケーションを起動したことを契
機に、ネットワーク内でアプリケーションにとって必要
な優先制御の設定を、優先制御が必要な機器に対しての
み設定することが可能となる。また、アプリケーション
に予め設定してある優先度に応じた通信制御を行うこと
ができる。
【0029】(e)第4実施例の概略 第4実施例は、ユーザが通信端末よりログインし、しか
る後、アプリケーションを起動したとき、アプリケーシ
ョンの起動を契機に該アプリケーションに予め設定して
ある通信品質値(例えば帯域)に従って、アプリケーシ
ョン通信経路上のネットワーク機器にアプリケーション
が必要とする帯域の設定を行い、該ネットワーク機器の
帯域制御を行う。イベント検出部A1は第1実施例と同
様にアプリケーションの起動を監視する。イベント検出
部A1はアプリケーションの起動を検出すると、アプリ
ケーションを起動した通信端末Cのアドレス、アプリケ
ーションの識別子、イベントの種類(アプリケーション
の起動)を取得し、イベント通知部A2は該取得情報を
イベント情報としてネットワーク機器制御装置Bへ通知
する。
【0030】ネットワーク機器制御装置Bにおいて、イ
ベント受信部B1はイベント通知装置Aからのイベント
情報を受信して設定判断部B2へ渡す。設定判断部B2
は通信端末Cにおいてイベントが発生したことを認識
し、イベントの種別に基づいて帯域設定が必要であるか
判定する。必要であれば、該アプリケーションの通信品
質値(帯域情報)を取得し、通信時に該アプリケーショ
ンが必要とする帯域を確保して通信すべきであると判定
する。ついで、設定判断部B2は設定機器選択部B3に
イベント情報と共に帯域設定が必要である旨を通知す
る。設定機器選択部B3は、ネットワーク内に多数存在
するネットワーク機器のうち、該イベント情報が得られ
た通信端末Cと必要であれば該ユーザに予め設定してあ
る情報から得られた通信光サーバ間におけるアプリケー
ション通信経路上のネットワーク機器、すなわち、帯域
設定が必要なネットワーク機器を選択する。
【0031】ネットワーク機器の選択後、設定機器選択
部B3は前段からの受信情報に帯域設定が必要な機器の
アドレス情報を加えて、機器固有情報取得部B4へ渡
す。機器固有情報取得部B4は受け渡された機器アドレ
スが示す機器毎に、該機器への情報設定方法、設定可能
なパラメータ、機器の状態を取得し、それらの情報を前
段からの受信情報に付加して設定情報生成部B5に渡
す。設定情報生成部B5は、受信情報に基づいて、どの
ネットワーク機器にどのような方法で、どのような設定
内容が必要であるかを判断し、アプリケーションが必要
とする帯域を確保しなければならない全機器に対して設
定内容(帯域制御情報)を生成し、設定情報送信部B6
へ通知する。設定情報送信部B6は設定情報生成部B5
より得た帯域制御情報と設定方法を基に、設定が必要な
全てのネットワーク機器Nに対して帯域制御情報を送信
して設定する。以上では、通信品質値としてアプリケー
ションが必要とする帯域を設定した場合であるが、廃棄
率や遅延時間等をアプリケーションに対応させて設定す
ることができる。第4実施例によれば、ユーザがアプリ
ケーションを起動したことを契機にネットワーク内でア
プリケーションにとって必要な帯域、廃棄率、あるいは
遅延などの品質制御の設定を、設定が必要な機器のみに
設定することが可能となる。
【0032】(f)第5実施例の概略 第5実施例は、ユーザが通信端末よりログインしたと
き、該ログインの起動を契機に該ユーザに対応して予め
設定してある通信品質値(例えば帯域)に従って、通信
経路上のネットワーク機器にユーザが必要とする帯域の
設定を行って該ネットワーク機器の帯域制御をするもの
である。イベント検出部A1は第1実施例と同様にログ
インを監視する。イベント検出部A1はログインを検出
すると、通信端末Cのアドレス、ログインしたユーザの
識別子、イベントの種類(ログイン)を取得し、イベン
ト通知部A2は該取得情報をイベント情報としてネット
ワーク機器制御装置Bへ通知する。
【0033】ネットワーク機器制御装置Bにおいて、イ
ベント受信部B1はイベント通知装置Aからのイベント
情報を受信して設定判断部B2へ渡す。設定判断部B2
は通信端末Cにおいてイベントが発生したことを認識
し、イベントの種別に基づいて帯域設定が必要であるか
判定する。必要であれば、該ユーザに予め設定してある
通信品質値(帯域情報)を参照し、通信時に該ユーザが
必要とする帯域を確保して通信すべきであると判定す
る。ついで、設定判断部B2は設定機器選択部B3にイ
ベント情報と共に帯域設定が必要である旨を通知する。
設定機器選択部B3は、ネットワーク内に多数存在する
ネットワーク機器のうち、該イベント情報が得られた通
信端末Cと必要であれば該ユーザに予め設定してある情
報から得られた通信光サーバ間における通信経路上のネ
ットワーク機器、すなわち、帯域設定が必要なネットワ
ーク機器を選択する。
【0034】ネットワーク機器選択後、設定機器選択部
B3は前段からの受信情報に帯域設定が必要な機器のア
ドレス情報を加えて、機器固有情報取得部B4へ渡す。
機器固有情報取得部B4は受け渡された機器アドレスが
示す機器毎に、該機器への情報設定方法、設定可能なパ
ラメータ、機器の状態を取得し、それらの情報を前段か
らの受信情報に付加して設定情報生成部B5に渡す。設
定情報生成部B5は、受信情報に基づいて、どのネット
ワーク機器にどのような方法で、どのような設定内容が
必要であるかを判断し、ユーザが必要とする帯域を確保
しなければならない全機器に対して設定内容(帯域制御
情報)を生成し、設定情報送信部B6へ通知する。設定
情報送信部B6は設定情報生成部B5より得た帯域制御
情報と設定方法を基に、設定が必要な全てのネットワー
ク機器Nに対して帯域制御情報を送信して設定する。以
上では、通信品質値としてユーザが必要とする帯域を設
定した場合であるが、廃棄率や遅延時間等をユーザに対
応させて設定することができる。第5実施例によれば、
ユーザがログインしたことを契機にネットワーク内でユ
ーザにとって必要な帯域、廃棄率、あるいは遅延などの
品質制御の設定を、設定が必要な機器のみに設定するこ
とが可能となる。
【0035】(B)第1実施例 (a)構成 図2は本発明の第1実施例のネットワークの構成図であ
り、11はパソコン等のクライアント装置(エンド端
末)、12はサーバ装置で、所定のアプリケーション用
のデータ、例えば経理アプリケーションデータ、人事ア
プリケーションデータ等を蓄積してクライアントに分配
する機能を有するもの、131〜133はネットワーク、
141〜142は各ネットワーク間を接続するルータ、1
1〜154はネットワーク内に設けられたスイッチ(交
換機)、16はユーザ(例えば従業員)毎にユーザ情報
を保持するデータベース部を備えたディレクトリサー
バ、17はログイン・イベントを検出してイベント情報
を通知するイベント通知装置、18はログインを契機に
してユーザに設定されている優先度を通信経路CPT上
のネットワーク機器151,141,153,142,154に設定する設
定サーバである。
【0036】図2ではクライアント11がサーバ12へ
アクセスする時のネットワーク構成例を示しており、各
種ルータ、スイッチで構成されているネットワーク経由
でクライアント11がサーバ12にアクセスし、サーバ
12から該サーバに蓄積されている情報を受信し、ある
いは該サーバ12にクライアント11より情報を送信し
て格納する場合を想定している。かかる通信時におい
て、ネットワーク内の他トラフィックの影響で受信時間
や送信時間の遅延、情報の廃棄を回避するために、所望
のトラフィックが経由する各ルータでは、他のトラフィ
ックよりも高い優先度でパケットを転送することをサー
ビスとして提供する。かかる場合の、本発明の適用方法
を以下に示す。
【0037】(b)各部の機能 第1実施例のネットワークは、クライアント11、サー
バ12、ディレクトリサーバ16、イベント通知装置1
7、設定サーバ18から構成される。ディレクトリサー
バ16と、該ディレクトリサーバにアクセスするプロト
コルであるLDAP(Lightweight Directory Access Protoc
ol)、およクライアント11がLDAPによりログインを通
知する機能は既知の技術である。 (b-1) クライアント クライアント11は本実施例ではパーソナルコンピュー
タなどのエンド端末である。クライアント11はネット
ワークに接続されており、該クライアントを利用してユ
ーザがログインすれば、ディレクトリサーバ16にLDAP
を用いてユーザ情報(=ユーザ識別子)の登録を行う。す
なわち、ユーザがクライアント11よりユーザ識別子や
パスワード等を入力してログインすると、クライアント
11はLDAPにより該ユーザ識別子や自身のIPアドレスを
ディレクトリサーバ16に登録する。
【0038】(b-2) ディレクトリサーバ ディレクトリサーバ16は各クライアントにログインす
るユーザに関する情報をデータベースとして管理してい
る。ディレクトリサーバ16は図3(a)に示すよう
に、ユーザ識別子に対応して、ユーザが専らアクセス
する重要サーバのIPアドレス、ユーザがネットワーク
を利用する時の優先度、その他のユーザ固有情報を保
持している。例えば、ネットワークが企業内に構築され
たネットワークであれば、ディレクトリサーバ16のデ
ータベースには、従業員のユーザ識別子(従業員番号)
に対応して、従業員が仕事上専らアクセスする重要な
サーバのIPアドレス、従業員がネットワークを利用す
る時の優先度、その他の従業員の固有情報を保持して
いる。従業員の所属部署(経理部、人事部、企画部、特
許部、技術/部門等)に応じて該従業員が仕事上専らア
クセスする重要なサーバは1:1に対応し、また、職制
(担当係員、主任、課長、部長等)に応じてサーバを利
用する優先度が定まる。従って、従業員の所属部署、職
制を考慮して重要なサーバのアドレス、優先度を予め設
定してデータベースに登録しておく。
【0039】クライアント11からディレクトリサーバ
16へのアクセスはLDAPを用いて行われ、ユーザ情報に
対するデータベース処理(問い合わせに対する応答、情
報の更新、情報作成などの処理)は該LDAPを用いて行わ
れる。また、クライアント11よりユーザがユーザ識別
子を入力してログインすると、クライアント11はユー
ザ識別子とクライアントのIPアドレスをディレクトリ
サーバ16に通知する。この通知を受けるとディレクト
リサーバ16は図3(b)に示すようにデータベースに
該ユーザ識別子に対応してクライアントのIPアドレスを
登録する。例えば、図3(a)に示すように、ディレク
トリサーバ16のデータベースには、予め、ユーザ識別
子「fujitsu」に対応して、重要なサーバのIPアドレス
として192.168.20.30(=IPs)が登録され、また優先度
として8が登録されている。かかる状態において、クラ
イアント11よりユーザAがユーザ識別子「fujitsu」を
入力してログインすると、データベースには図3(b)
に示すようにユーザAのユーザ固有情報として新たにク
ライアント11のIPアドレスが192.168.10.20(IPc)が追
加登録される。
【0040】(b-4) イベント通知装置 イベント通知装置17は設定サーバ18に対して、ネッ
トワーク上で起きた変化やネットワークの状況を通知す
る機能を持つものである。図2ではディレクトリサーバ
16と別々に示されているが実際には、ディレクトリサ
ーバ16内に設置されている。イベント通知装置17
は、ディレクトリサーバ16のデータベースにおける各
ユーザの所定項目がログオフ状態(ログインしているク
ライアントの記録がない状態)から、ログイン状態(ログ
インしているクライアントの記録がある状態)への変化
を監視し、変化が発生した時に設定サーバ18に、変
化したユーザ識別子、ログインしたクライアントのIP
アドレス、およびログインによるイベント発生である
こと(イベントの種別)を通知する。データベースにお
ける所定項目の変化の監視は、イベント通知装置17が
ディレクトリサーバ16のデータベース情報を定期的に
読み出し、前回の読み出し結果と比較することで実現で
きる。
【0041】(b-5) 設定サーバ 設定サーバ18は以下の〜の機能を持つ。 イベント通知装置17からユーザのログインイベン
トの通知を受けると、設定サーバ18は、ユーザ識別子
をキーに、ディレクトリサーバ16に対して、ユーザの
利用する重要なサーバのIPアドレス、ユーザの優先度を
問い合わせ、それぞれに対する応答を得る。
【0042】 ついで、設定サーバ18は、クライア
ント11のIPアドレス及びサーバ12のIPアドレスから
IPルーチング情報を用いて、クライアント11、サー
バ12間で発生する送受信トラフィックを中継するルー
タ141,142、スイッチ151,153,154を特定する。すなわ
ち、クライアント11とサーバ12間の通信経路CPT
上のネットワーク機器を特定する。この処理は、IPルー
ティングプロトコルとしてOSPF(Open Shortest Path Fi
rst)を用いるネットワークであれば、設定サーバ18は
ネットワーク内にブロードキャストされたOSPFのLAS(Li
nk State Advertisement)パケットを受信する。LSAパケ
ットではルータのトポロジ情報が含まれているため、こ
れを受信するとルータのトポロジを把握することがで
き、既知であるクライアント11及びサーバ12のIPア
ドレスから、ダイクストラDijkstraのアルゴリズムを用
いて最短パスを計算し、IPルーティング情報を得る。こ
の手順により設定サーバ18はクライアントとサーバ間
の経路を得ることができる。すなわち中継ルータを特定
することができる。
【0043】図4はルータのトポロジ情報の説明図であ
り、(c) に示すようにルータA〜Eが接続されている場
合、ルータAのトポロジ情報は(a) に示すように隣接ル
ータのIPアドレスをリストとしたものとなり、ルータB
のトポロジ情報は(b) に示すように隣接ルータのIPアド
レスをリストとしたものとなる。すなわち、(a)は192.1
68.15.1というIPアドレスを有するルータAが3つのル
ータB〜Dに接続されていることを表現している。3つ
のルータのうち、192.168.10.1というアドレスを持つル
ータBに関しては、(b)に示すように隣接する2つのル
ータA,Eがあることを示している。このようにあるル
ータが接続されているルータを列挙したものを1つの表
として表現し、それをノードの個数分用意することでネ
ットワークのトポロジを表現している。
【0044】 設定サーバ18は、得られた中継ルー
タのIPアドレスから、各ルータに関する情報(その状態
と設定項目)を獲得する。状態、設定項目とは、例え
ば、設定可能なパラメータ、すでに設定済のパラメー
タ、および設定に利用するプロトコルとその設定方法で
ある。これらの情報は、設定サーバ18に予め与えてお
いてもよく、あるいは、SNMP(Simple Network Manageme
nt Protocol)などのプロトコルを用いて各ルータ毎に問
い合わせてもよく、あるいは、ディレクトリサーバ16
にユーザ情報と共にネットワーク機器情報(ルータ情
報)の一つとして登録しておき、ルータのIPアドレスを
キーにLDAPを用いてディレクトリサーバ16に問い合わ
せを入手すようにしてもよい。例えば、ルータ情報によ
り、telnetによりルータにログインすること、決められ
たIDとパスワードが必要であること、コマンドを実行す
ることで各種設定や情報取得が可能であることが規定さ
れる。
【0045】図5はディレクトリサーバ16にルータ情
報が格納されている場合の一例を示している。ルータA
の属性として、ルータのIPアドレス、キュー制御方式
(ここではpriorityという名前が入っており、優先制御
方式であることを意味している)、キューの数(ここでは
2本)、設定プロトコル(ここではtelnet)、そしてキ
ューそれぞれに名前が付いており(キュー1、キュー
2)、それの属性がツリー構造のサブツリーの形で格納
されている。ここではキュー毎に優先度1,2が入って
いる場合を示している。図6はルータの優先制御方式の
説明図であり、優先度1(高優先度)のキュー1と、優
先度2(低優先度)のキュー2と、入力パケットをキュ
ー1、2に振り分ける振り分け部3と、高優先度のキュ
ー1よりパケットを到来順に読出して出力し、高優先度
キューにパケットが存在しないときのみ低優先度キュー
2よりパケットを到来順に読出して回線に出力する読出
し制御部4を有している。所定のパケットを高優先処理
するには、パケット識別データと共に該パケットを高優
先度で処理することを振り分け部3に設定する。これに
より、振り分け部3は到来するパケットのうち該識別デ
ータを有するパケットを高優先度キュー1に入力し、高
優先処理する。
【0046】 設定サーバ18は、ユーザの優先度に
基づいてネットワーク機器に設定する優先制御用のパラ
メータを得る。例えば、ディレクトリサーバ16から入
力したユーザ優先度が8で、ルータに優先度が高低2つ
しか設定できなければ、設定サーバ18はユーザ優先度
8が高優先度であるか、低優先度であるか判定し、高優
先度であればルータに高優先を設定する。以上の設定を
各ルータ毎に繰り返すことにより、最終的にクライアン
ト11からサーバ12間の通信経路上の全ルータに対し
て優先度設定が完了し、その結果、クライアント・サー
バ間のトラフィックを、他のトラフィックよりも高い優
先度で通信させるサービスが可能になる。
【0047】(c) 優先度設定シーケンス 図7は第1実施例における優先度設定シーケンス説明図
であり、ユーザがクライアント11よりログインしたと
き、設定サーバ18がログインを契機に該ユーザに予め
設定してある優先度に従って、通信経路上のルータ14
1、142に優先制御情報を設定して優先制御する場合で
ある。 I.ユーザ識別子「fujitsu」を有するユーザが、192.169.1
0.20(=IPc)というIPアドレスを持つ通信端末(クライア
ント)11にログインすると、クライアント11はユー
ザ識別子「fujitsu」の情報を更新するためのLDAPメッセ
ージをディレクトリサーバ16に送る。LDAPメッセージ
には、ユーザ識別子「fujitsu」とクライアントのIPアド
レスが含まれている。ディレクトリサーバ16はデータ
ベースにおけるユーザ識別子「fujitsu」に対応してクラ
イアントのIPアドレスを登録する(図3(b)参照)。
【0048】II.ディレクトリサーバ16内のイベント
通知装置17はログインを検出し、設定サーバ18にユ
ーザ識別子「fujitsu」を有するユーザがIPアドレスIPcを
有するクライアント11にログインしたことを通知す
る。 III.設定サーバ18はディレクトリサーバに対して、ユ
ーザ識別子「fujitsu」をキーにLDAPでユーザの優先度の
問い合わせを行い、サーバアドレスが192.168.20.30(=I
Ps)、優先度が8であることを応答として得る。 IV.しかる後、設定サーバ18はOSPF情報を元に、クラ
イアント11とサーバ12間の通信を中継するルータを
発見する。1つのルータのIPアドレスが「192.168.15.1
(=IPr)」であるとする。
【0049】V.設定サーバ18は、ルータIPrの状態と
設定項目に関する情報を得る。この結果、ルータIPrに
はtelnetで設定でき、かつ、該ルータは高低の2つの優
先度設定を持つものであることを把握する。 VI.設定サーバ18は、ユーザ識別子「fujitsu」に与えら
れた優先度が10段階中の8という値(10が最も高い)であ
るとすると、ルータIPrに高優先処理の設定をすべきで
あると認識する。ついで、設定サーバ18は、telnet通
信をIPアドレスIPrのルータに対して行い、発信側IPア
ドレスがIPcで、宛先IPアドレスがIPsである通信が高優
先度であるとの設定を行う。 VII.以上の優先処理の設定を他のルータに対しても行
う。
【0050】(d) 変形例 上述の形態では、OSPFを用いてクライアント・サーバ間
の通信経路上のルータを発見したが、RIP(Routing Info
rmation Protocol)など他のルーティングプロトコル情
報を基に、トポロジおよびIPの通信経路を発見してもよ
く、またSNMPのようなネットワークワーク管理プロトコ
ルを用いてもよい。また、クライアントが、traceroute
を宛先IPアドレスに対して行うことにより、通信路上の
ルータのIPアドレスを発見し、この情報を設定サーバが
入手してもよい。この方法では設定サーバはトポロジ情
報や経路計算が不要になる。また、上述の形態ではユー
ザ情報はディレクトリサーバに格納されているが、デー
タを管理する機能を持つその他のデータベースを用いて
も、ログイン状態の管理ができる。
【0051】また、上述の形態では、ユーザデータの受
渡しはLDAPを利用しているが、データを獲得できるプロ
トコルであれば、どのプロトコルでも利用できる。ま
た、上述の形態ではユーザの優先度や重要なサーバのIP
アドレスが得られた場合を仮定しているが、得られなか
った場合は、設定を行わなくてもよく、あるいは、これ
らの値の代わりに予め与えられている優先度あるいはIP
アドレスを元に設定を行ってもよい。また、上述の形態
では、重要なサーバは1つしか存在していないが、複数
存在した場合、それぞれに対して上述の形態を適用して
設定を行ってもよい。
【0052】また、上述の形態では、全ての中継ルータ
に対して設定を試みることになるが、予め決めておいた
ルータにのみ設定を行ってもよく、経路上に存在する中
継ルータ以外のMAC(Media Access cntorl)層のスイ
ッチに対して優先度設定を行ってもよい。上述の形態で
は、イベント発生時に設定を行うだけであるが、設定サ
ーバが定期的に経路情報、あるいはユーザ情報の変化を
調べて変化を検出したときに元の設定を取消し再設定を
行うことで、一度設定した後にネットワーク構成、ある
いはユーザ情報が変化した場合にも対応した優先度制御
が可能である。あるいはイベント検出部がユーザ情報、
ネットワーク構成の変化も検出し、設定サーバに通知す
ることで設定サーバが設定の取消しと再設定を行っても
よい。又、データベースにおける所定項目の変化の監視
は、ディレクトリサーバ16のデータベースへの書き込
み機能の一部として、イベント検出部17を追加するこ
とで、実現することもできる。以上の変形例は後述する
他の実施例にも同様に言えることである。
【0053】(C)第2実施例 (a)構成 図8は本発明の第2実施例の構成例を示すもので、図2
の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。第
2実施例では、ユーザがエンド端末上でアプリケーショ
ンを起動したことをイベント通知装置17が監視し、ア
プリケーションの起動検出(イベント検出)を基に設定
サーバ18が優先度制御の設定を行う。すなわち、第2
実施例はイベント通知装置の監視機能が第1実施例と異
なっている。第1実施例のようにログイン時に優先度制
御を行う場合よりも、第2実施例のようにログイン後の
アプリケーションの起動時に優先度制御を行う方が、実
際にトラフィックを利用する場合に即してルータに優先
度制御の設定を行うことができる。本実施例のネットワ
ークは、第1実施例と同様にクライアント11、サーバ
12、ディレクトリサーバ16、イベント通知装置1
7、設定サーバ18から構成される。
【0054】(b)各部の機能 (b-1) クライアント クライアント11はパーソナルコンピュータなどのエン
ド端末であり、ネットワークに接続されている。クライ
アント11を利用してユーザがログインすれば、ディレ
クトリサーバ16にLDAPを用いてユーザ情報(=ユーザ識
別子)の登録を行う。すなわち、ユーザがクライアント
11よりユーザ識別子やパスワード等を入力してログイ
ンすると、クライアント11はLDAPにより該ユーザ識別
子や自身のIPアドレスをディレクトリサーバ16に登録
する。同様にあるユーザがクライアント11を用いて所
定のアプリケーションを起動すると、アプリケーション
情報(アプリケーション識別子及びアプリケーションの
通信先サーバのIPアドレス)を、LDAPを用いてディレク
トリサーバ16に登録する。
【0055】(b-2) ディレクトリサーバ ディレクトリサーバ16は、ユーザに関する情報及びユ
ーザが起動しているアプリケーションに関する情報をデ
ータベースとして管理する。すなわち、ディレクトリサ
ーバ16は、ユーザ識別子、ユーザのログインした
エンド端末のIPアドレス、ユーザが利用するアプリケ
ーションの識別子、該アプリケーションの通信先サー
バのIPアドレス、およびユーザがネットワークを利用
する時の優先度をデータベースとして保持する。エンド
端末であるクライアント11はLDAPを用いてディレクト
リサーバ16にアクセスし、ユーザ情報に対するデータ
ベース処理(問い合わせに対する応答、情報の更新、情
報作成などの処理)を行う。また、クライアント11は
ユーザがログインした時に、あるいはアプリケーション
が起動した時に、ディレクトリサーバに対してユーザに
関する情報、あるいはアプリケーションに関する情報を
通知する。
【0056】ディレクトリサーバ16のデータベースに
は、最初、図9(a)に示すようにユーザ識別子に対応
して、ユーザがネットワークを利用する時の優先度、
その他のユーザ固有情報が登録されている。かかる状
態において、ユーザがクライアント11よりユーザ識別
子を入力してログインすると、該クライアント11はLD
APによりユーザ識別子とクライアントのIPアドレスをデ
ィレクトリサーバ16に通知する。この通知を受けると
ディレクトリサーバ16は図9(b)に示すようにデー
タベースに該ユーザ識別子に対応してクライアントのIP
アドレスを登録する。例えば、図9(a)に示すよう
に、ディレクトリサーバ16のデータベースには、予
め、ユーザ識別子「fujitsu」に対応して、優先度として8
が登録されている。かかる状態において、クライアント
11よりユーザAがユーザ識別子「fujitsu」を入力して
ログインすると、データベースには図9(b)に示すよ
うにユーザAのユーザ固有情報として新たにクライアン
ト11のIPアドレスが192.168.10.20(=IPc)が追加登録
される。
【0057】同様にユーザが経理データベースを利用す
るアプリケーションを起動すると、クライアント11は
該アプリケーションの識別子「accounting」、該アプリ
ケーションの通信先である経理サーバ12のIPアドレス
「192.168.30.11(=IPa)」をLDAPによりディレクトリサー
バ16に通知する。この通知を受けるとディレクトリサ
ーバ16は図9(c)に示すようにデータベースに、ア
プリケーション識別子「accounting」及びアプリケーシ
ョンの通信先サーバのIPアドレス192.168.30.11(=IPa)
を登録する。
【0058】(b-3) イベント通知装置 イベント通知装置17は設定サーバ18に対して、ネッ
トワーク上で起きた変化やネットワークの状況を通知す
る機能を持つものである。図ではディレクトリサーバ1
6と別々に示されているが実際には、ディレクトリサー
バ16内に設置されている。イベント通知装置17は各
ユーザについて、アプリケーション停止状態(ディレク
トサーバ内にアプリケーション識別子が登録されていな
い状態)から、アプリケーション起動状態(アプリケーシ
ョン識別子が登録されている状態)への状態変化を監視
し、状態変化が発生した時に設定サーバ18に、アプ
リケーションを起動したエンド端末のIPアドレスIPc、
起動したアプリケーションの識別子、アプリケーシ
ョンの通信先IPアドレスIPa、及びアプリケーション
起動イベントであること(イベントの種類)を通知す
る。データベースにおけるアプリケーション情報の変化
の監視は、イベント通知装置17がディレクトリサーバ
16のデータベース情報を定期的に読み出し、前回の読
み出し結果と比較することで実現できる。
【0059】(b-4) 設定サーバ 設定サーバ18は以下の〜の機能を持つ。 設定サーバ18は、イベント通知装置17からアプ
リケーション起動イベントの通知を受けると、そのアプ
リケーションが起動されたエンド端末のIPアドレスをキ
ーにしてディレクトリサーバ16にエンド端末を利用し
ているユーザの優先度を問い合わせ、それに対する応答
を得る。本実施例では、IPアドレスIPcをキーにしてデ
ィレクトリサーバに問い合わせを行うと、優先度が8で
あるという応答を得る。尚、設定サーバ18は、イベン
ト通知装置17からアプリケーション情報に加えてユー
ザ識別子を通知してもらい、該ユーザ識別子をキーとし
てディレクトリサーバ16にエンド端末を利用している
ユーザの優先度を問い合わせ、該優先度を取得するよう
にすることもできる。
【0060】 ついで、設定サーバ18は、第1実施
例と同様の方法で、通知されたクライアント11及びサ
ーバ12のIPアドレス、IPルーチング情報を用いて、
クライアント11とサーバ12間で発生する送受信トラ
フィックを中継するルータ14 1,142、スイッチ151,153,1
54を特定する。すなわち、クライアント11とサーバ1
2間の通信経路CPT上のネットワーク機器を特定す
る。 設定サーバ18は、得られた中継ルータのIPアドレ
スから、各ルータに関する情報(その状態と設定項目)を
獲得する。
【0061】 設定サーバ18は、ルータ情報とユー
ザの優先度に基づいてルータに設定する優先制御用のパ
ラメータを生成してルータに設定する。例えば、ディレ
クトリサーバ16から入力したユーザ優先度が8で、ル
ータに優先度が高低2つしか設定できなければ、設定サ
ーバ18はユーザ優先度8が高優先度であるか、低優先
度であるか判定し、高優先度であればルータに高優先を
設定する。以上の設定を各ルータ毎に繰り返すことによ
り、最終的にクライアント11からサーバ12間の通信
経路上の全ルータに対して優先度設定が完了し、その結
果、クライアント・サーバ間のトラフィックを、他のト
ラフィックよりも高い優先度で通信させるサービスが可
能になる。
【0062】(c)優先度設定シーケンス 図10は第2実施例における優先度設定シーケンス説明
図であり、ユーザがクライアント11よりログインし、
しかる後、アプリケーションを起動したとき、設定サー
バ18がアプリケーション起動を契機に該ユーザに予め
設定してある優先度に従って、通信経路上のルータ14
1、142に優先制御情報を設定して優先制御する場合で
ある。 I.ユーザ識別子「fujitsu」を有するユーザが、192.169.1
0.20(=IPc)というIPアドレスを持つ通信端末(クライア
ント)11にログインすると、クライアント11はユー
ザ識別子「fujitsu」の情報を更新するためのLDAPメッセ
ージをディレクトリサーバ16に送る。LDAPメッセージ
には、ユーザ識別子「fujitsu」とクライアントのIPアド
レスが含まれているから、ディレクトリサーバ16はデ
ータベースにおけるユーザ識別子「fujitsu」に対応して
クライアントのIPアドレスを登録する(図9(b)参
照)。
【0063】II. IPアドレスIPcを持つクライアント1
1上で、ユーザ識別子「fujitsu」を有するユーザが所定
のアプリケーションを起動すると、該クライアントはデ
ィレクトリサーバ16にアプリケーション情報を登録す
るためにLDAPメッセージをディレクトリサーバ16に送
る。LDAPメッセージにはアプリケーション情報として、
ユーザ「fujitsu」が起動しているアプリケーション識別
子「accounting」とアプリケーションの通信先サーバのIP
アドレス192.168.30.11(=IPa)が含まれているから、デ
ィレクトリサーバ16はデータベースにおけるユーザ識
別子「fujitsu」に対応して、これらアプリケーション識
別子「accounting」とアプリケーションの通信先サーバの
IPアドレス192.168.30.11(=IPa)を登録する(図9
(c))。 III.ディレクトリサーバ16内のイベント通知装置17
はアプリケーション起動を検出すれば、設定サーバ18
に対し、アプリケーション識別子「accounting」を有し、
かつ、IPアドレスIPaのサーバと通信するアプリケーシ
ョンが、IPアドレスIPcを有するクライアント11上で
起動されたことを通知する。
【0064】IV.設定サーバ18はディレクトリサーバ
16に対して、通信端末のIPアドレス(=IPc)をキーにL
DAPでユーザの優先度の問い合わせを行い、優先度が8
であることを応答として得る。 V.しかる後、設定サーバ18はOSPF情報を元に、クライ
アント11とサーバ12間の通信を中継するルータを発
見する。1つのルータのIPアドレスが「192.168.15.1(=I
Pr)」であるとする。 VI.設定サーバ18は、ルータIPrの状態と設定項目に関
する情報を得る。この結果、ルータIPrにはtelnetで設
定でき、該ルータは高低の2つの優先度設定を持つもの
であることを把握する。 VII.設定サーバ18は、ユーザ識別子「fujitsu」に与え
られた優先度が10段階中の8という値(10が最も高い)で
あるとすると、ルータIPrに高優先処理の設定をすべき
であると認識する。ついで、設定サーバ18は、telnet
通信をIPアドレスIPrのルータに対して行い、発信側IP
アドレスがIPcで、宛先IPアドレスがIPsである通信が高
優先度であるとの設定を行う。 VIII.以上の優先処理の設定を他のルータに対しても行
う。
【0065】(D)第3実施例 (a)構成 図11は本発明の第3実施例の構成例を示すもので、図
8の第2実施例と同一部分には同一符号を付している。
第3実施例では、エンド端末上でアプリケーションが起
動したことをイベント通知装置17が監視し、アプリケ
ーションの起動検出(イベント検出)を基に設定サーバ
18が、該アプリケーションの優先度に基づいてアプリ
ケーション通信経路上のルータに対して優先度設定を行
う。第2実施例ではユーザ毎に決まる優先度を利用して
ルータに対して優先度設定を行うが、第3実施例ではア
プリケーション毎に決まる優先度を利用してルータに対
して優先度設定を行う。第3実施例によれば、アプリケ
ーションの特性に合わせた優先度制御が可能になる。第
3実施例のネットワークは、第1、第2実施例と同様に
クライアント11、サーバ12、ディレクトリサーバ1
6、イベント通知装置17、設定サーバ18から構成さ
れる。
【0066】(b)各部の機能 (b-1) クライアント クライアント11はパーソナルコンピュータなどのエン
ド端末であり、ネットワークに接続されている。クライ
アント11を利用してユーザがログインすれば、ディレ
クトリサーバ16にLDAPを用いてユーザ情報(=ユーザ識
別子)の登録を行う。すなわち、ユーザがクライアント
11よりユーザ識別子やパスワード等を入力してログイ
ンすると、クライアント11はLDAPにより該ユーザ識別
子や自身のIPアドレスをディレクトリサーバ16に登録
する。同様にあるユーザがクライアント11を用いて所
定のアプリケーションを起動すると、アプリケーション
情報(アプリケーション識別子及びアプリケーションの
通信先サーバのIPアドレス)を、LDAPを用いてディレク
トリサーバ16に登録する。なお、ディレクトリサーバ
16にアプリケーション識別子に対応させて、アプリケ
ーション優先度、アプリケーションの通信先サーバのIP
アドレスが登録されていれば、アプリケーション起動
時、クライアントはアプリケーション情報としてアプリ
ケーション識別子のみをディレクトリサーバ16に登録
するだけでよい。
【0067】(b-2) ディレクトリサーバ ディレクトリサーバ16は、ユーザに関する情報及びユ
ーザが起動しているアプリケーションに関する情報をデ
ータベース情報として管理する。ユーザ情報には、ユ
ーザ識別子、ユーザのログインしたエンド端末のIPア
ドレス、ユーザが利用するアプリケーションの識別
子、該アプリケーションが通信するサーバのIPアドレ
ス、その他の固有情報が含まれる。また、アプリケー
ション情報には、アプリケーション識別子、アプリ
ケーションの優先度が含まれる。ただし、アプリケーシ
ョン情報にアプリケーションの通信先サーバのIPアドレ
スを含めることもできる。エンド端末であるクライアン
ト11はLDAPを用いてディレクトリサーバ16にアクセ
スし、ユーザ情報に対するデータベース処理(問い合わ
せに対する応答、情報の更新、情報作成などの処理)を
行う。また、クライアント11はユーザがログインした
時に、あるいはアプリケーションが起動した時に、ディ
レクトリサーバに対してユーザに関する情報、あるいは
アプリケーションに関する情報を通知する。
【0068】ディレクトリサーバ16には、最初、図1
2(a)に示すようにユーザ識別子に対応してユーザ固
有情報だけが登録されており、アプリケーション識別子
「accounting」に対応してアプリケーションの優先度8が
登録されている。かかる状態において、ユーザがクライ
アント11よりユーザ識別子を入力してログインする
と、該クライアント11はLDAPによりユーザ識別子とク
ライアントのIPアドレスをディレクトリサーバ16に通
知する。この通知を受けるとディレクトリサーバ16は
図12(b)に示すように該ユーザ識別子に対応してク
ライアントのIPアドレス192.168.10.20(=IPc)を登録す
る。同様にユーザが例えば経理データベースを利用する
アプリケーションを起動すると、クライアント11は該
アプリケーションの識別子「accounting」、該アプリケ
ーションの通信先である経理サーバ12のIPアドレス「1
92.168.30.11(=IPa)」をLDAPによりディレクトリサーバ
16に通知する。この通知を受けるとディレクトリサー
バ16は図12(c)に示すようにデータベースに、ア
プリケーション識別子及びアプリケーションの通信先サ
ーバのIPアドレスを登録する。
【0069】(b-3) イベント通知装置 イベント通知装置17は設定サーバ18に対して、ネッ
トワーク上で起きた変化やネットワークの状況を通知す
る機能を持つものである。図ではディレクトリサーバ1
6と別々に示されているが実際には、ディレクトリサー
バ16内に設置されている。イベント通知装置17は各
ユーザについて、アプリケーション停止状態からアプリ
ケーション起動状態への状態変化を監視し、状態変化が
発生した時に設定サーバ18に、アプリケーションを
起動したエンド端末のIPアドレスIPc、起動したアプ
リケーションの識別子、アプリケーションの通信先IP
アドレスIPa、及びアプリケーション起動イベントで
あること(イベントの種類)を通知する。データベース
におけるアプリケーション情報の変化の監視は、イベン
ト通知装置17がディレクトリサーバ16のデータベー
ス情報を定期的に読み出し、前回の読み出し結果と比較
することで実現できる。
【0070】(b-4) 設定サーバ 設定サーバ18は以下の〜の機能を持つ。 設定サーバ18は、イベント通知装置17からアプ
リケーション起動イベントの通知を受けると、該イベン
ト通知に含まれるアプリケーション識別子をキーにして
ディレクトリサーバ16にエンド端末上で起動している
アプリケーションのネットワークでの優先度を問い合わ
せ、それに対する応答を得る。本実施例では、本実施例
では、アプリケーション識別子「accounting」をキーに、
ディレクトリサーバ16に問い合わせを行うと、優先度
が6であるという応答を得る。
【0071】 ついで、設定サーバ18は、第1実施
例と同様の方法で、通知されたクライアント11及びサ
ーバ12のIPアドレス、IPルーチング情報を用いて、
クライアント11とサーバ12間で発生する送受信トラ
フィックを中継するルータ14 1,142、スイッチ151,153,1
54を特定する。すなわち、クライアント11とサーバ1
2間の通信経路CPT上のネットワーク機器(ルータ、
スイッチ)を特定する。 設定サーバ18は、得られた中継ルータのIPアドレ
スから、各ルータに関する情報(その状態と設定項目)を
獲得する。
【0072】 設定サーバ18は、ルータ情報とアプ
リケーションの優先度に基づいてルータに設定する優先
制御用のパラメータを生成し、設定のためのプロトコル
を用いてクライアントとサーバ間の通信を中継するルー
タに設定する。以上の設定を各ルータ毎に繰り返すこと
により、最終的にクライアント11からサーバ12間の
通信経路上の全ルータについて優先度設定が完了し、そ
の結果、クライアント・サーバ間のトラフィックを、他
のトラフィックよりも高い優先度で通信させるサービス
が可能になる。
【0073】(c)優先度設定シーケンス 図13は第2実施例における優先度設定シーケンス説明
図であり、ユーザがクライアント11よりログインし、
しかる後、アプリケーションを起動したとき、設定サー
バ18がアプリケーションの起動を契機に該アプリケー
ションに予め設定してある優先度に従って、通信経路上
のルータ141、142に優先制御情報を設定して優先制
御する場合である。 I.ユーザ識別子「fujitsu」を有するユーザが、192.169.1
0.20(=IPc)というIPアドレスを持つ通信端末(クライア
ント)11にログインすると、クライアント11はユー
ザ識別子「fujitsu」の情報を更新するためのLDAPメッセ
ージをディレクトリサーバ16に送る。LDAPメッセージ
には、ユーザ識別子「fujitsu」とクライアントのIPアド
レスが含まれているから、ディレクトリサーバ16はデ
ータベースにおけるユーザ識別子「fujitsu」に対応して
クライアントのIPアドレスを登録する(図11(b)参
照)。
【0074】II. IPアドレスIPcを持つクライアント1
1上で、ユーザ識別子「fujitsu」を有するユーザが所定
のアプリケーションを起動すると、該クライアントはデ
ィレクトリサーバ16にアプリケーション情報を登録す
るためにLDAPメッセージをディレクトリサーバ16に送
る。LDAPメッセージにはアプリケーション情報として、
ユーザ「fujitsu」が起動しているアプリケーション識別
子「accounting」とアプリケーションの通信先サーバのIP
アドレス192.168.30.11(=IPa)が含まれているから、デ
ィレクトリサーバ16はデータベースにおけるユーザ識
別子「fujitsu」に対応して、これらアプリケーション識
別子「accounting」とアプリケーションの通信先サーバの
IPアドレス192.168.30.11(=IPa)を登録する(図11
(c))。 III.ディレクトリサーバ16内のイベント通知装置17
はアプリケーション起動を検出すれば、設定サーバ18
に対し、アプリケーション識別子「accounting」を有し、
かつ、IPアドレスIPaのサーバと通信するアプリケーシ
ョンが、IPアドレスIPcを有するクライアント11上で
起動されたことを通知する。
【0075】IV.設定サーバ18はディレクトリサーバ
16に対して、アプリケーション識別子「accounting」を
キーにLDAPでアプリケーションの優先度の問い合わせを
行い、優先度が6であることを応答として得る。 V.しかる後、設定サーバ18はOSPF情報を元に、クライ
アント11とサーバ12間の通信を中継するルータを発
見する。1つのルータのIPアドレスが「192.168.15.1(=I
Pr)」であるとする。 VI.設定サーバ18は、ルータIPrの状態と設定項目に関
する情報を得る。この結果、設定サーバ18は、ルータ
IPrがtelnetで設定でき、高低の2つの優先度設定を持
つルータであることを把握する。 VII.設定サーバ18は、アプリケーションに与えられた
優先度が10段階中の6という値(10が最も高い)であ
るとすると、ルータIPrに高優先処理の設定をすべきで
あると認識する。ついで、設定サーバ18は、telnet通
信をIPアドレスIPrのルータに対して行い、発信側IPア
ドレスがIPcで、宛先IPアドレスがIPaである通信が高優
先度であるとの設定を行う。 VIII.以上の優先処理の設定を他のルータに対しても行
う。
【0076】(E)第4実施例 (a)構成 図14は本発明の第4実施例の構成例を示すもので、図
11の第3実施例と同一部分には同一符号を付してい
る。第3実施例では、アプリケーションの優先度に基づ
いてアプリケーション通信経路上のルータに対して優先
度設定を行うが、第4実施例ではアプリケーションが必
要とする帯域に基づいてアプリケーション通信経路上の
ルータに対して帯域設定を行う。第4実施例によれば、
優先度制御に比較してより確実な通信品質の保証が可能
になる。第4実施例のネットワークは、第1〜第3実施
例と同様にクライアント11、サーバ12、ディレクト
リサーバ16、イベント通知装置17、設定サーバ18
から構成される。
【0077】(b)各部の機能 (b-1) クライアント クライアント11はパーソナルコンピュータなどのエン
ド端末であり、ネットワークに接続されている。クライ
アント11を利用してユーザがログインすれば、ディレ
クトリサーバ16にLDAPを用いてユーザ情報(=ユーザ識
別子)の登録を行う。すなわち、ユーザがクライアント
11よりユーザ識別子やパスワード等を入力してログイ
ンすると、クライアント11はLDAPにより該ユーザ識別
子や自身のIPアドレスをディレクトリサーバ16に登録
する。同様にあるユーザがクライアント11を用いて所
定のアプリケーションを起動すると、アプリケーション
情報(アプリケーション識別子及びアプリケーションの
通信先サーバのIPアドレス)を、LDAPを用いてディレク
トリサーバ16に登録する。
【0078】(b-2) ディレクトリサーバ ディレクトリサーバ16は、ユーザに関する情報及びユ
ーザが起動しているアプリケーションに関する情報をデ
ータベース情報として管理する。ユーザ情報には、ユ
ーザ識別子、ユーザのログインしたエンド端末のIPア
ドレス、ユーザが利用するアプリケーションの識別
子、該アプリケーションの通信先サーバのIPアドレ
ス、その他の固有情報が含まれる。また、アプリケー
ション情報には、アプリケーション識別子、アプリ
ケーションが必要とする帯域が含まれる。尚、アプリケ
ーション情報にアプリケーションの通信先サーバのIPア
ドレスを含めることもできる。
【0079】エンド端末であるクライアント11はLDAP
を用いてディレクトリサーバ16にアクセスし、ユーザ
情報に対するデータベース処理(問い合わせに対する応
答、情報の更新、情報作成などの処理)を行う。また、
クライアント11はユーザがログインした時に、あるい
はアプリケーションが起動した時に、ディレクトリサー
バに対してユーザに関する情報、あるいはアプリケーシ
ョンに関する情報を通知する。ディレクトリサーバ16
には、最初、図15(a)に示すようにユーザ識別子に
対応してユーザ固有情報だけが登録されており、また、
アプリケーション識別子「videoplayer」に対応してアプ
リケーションの必要帯域1.5Mbpsが登録されている。か
かる状態において、ユーザがクライアント11よりユー
ザ識別子fujitsuを入力してログインすると、該クライ
アント11はLDAPによりユーザ識別子とクライアントの
IPアドレス192.168.10.20(=IPc)をディレクトリサーバ
16に通知する。この通知を受けるとディレクトリサー
バ16は図15(b)に示すように該ユーザ識別子に対
応してクライアントのIPアドレスIPcを登録する。
【0080】同様にユーザがビデオ再生するアプリケー
ションを起動すると、クライアント11は該アプリケー
ションの識別子「videoplayer」、該アプリケーションの
通信先であるビデオサーバ12のIPアドレス「192.168.3
0.11(=IPa)」をLDAPによりディレクトリサーバ16に通
知する。この通知を受けるとディレクトリサーバ16は
図15(c)に示すようにデータベースのユーザ情報欄
に、アプリケーション識別子「videoplayer」及びアプリ
ケーションの通信先であるビデオサーバのIPアドレス(=
IPa)を登録する。
【0081】(b-3) イベント通知装置 イベント通知装置17は設定サーバ18に対して、ネッ
トワーク上で起きた変化やネットワークの状況を通知す
る機能を持つものである。図ではディレクトリサーバ1
6と別々に示されているが実際には、ディレクトリサー
バ16内に設置されている。イベント通知装置17は各
ユーザについて、アプリケーション停止状態からアプリ
ケーション起動状態への状態変化を監視し、状態変化が
発生した時に設定サーバ18に、アプリケーションを
起動したエンド端末のIPアドレスIPc、起動したアプ
リケーションの識別子、アプリケーションの通信先IP
アドレスIPa、及びアプリケーション起動イベントで
あることを示すイベント識別子「application」通知す
る。データベースにおけるアプリケーション情報の変化
の監視は、イベント通知装置17がディレクトリサーバ
16のデータベース情報を定期的に読み出し、前回の読
み出し結果と比較することで実現できる。
【0082】(b-4) 設定サーバ 設定サーバ18は以下の〜の機能を持つ。 設定サーバ18は、イベント通知装置17からアプ
リケーション起動イベントの通知を受けると、該イベン
ト通知に含まれるイベント識別子「application」を基に
帯域予約制御をすべきか決定する。帯域制御をすべきで
あれば、イベント通知に含まれるアプリケーション識別
子をキーにしてディレクトリサーバ16にエンド端末上
で起動しているアプリケーションが必要とする帯域を問
い合わせ、それに対する応答1.5Mbpsを得る。本実施例
ではアプリケーション識別子「videoplayer」をキーに、
ディレクトリサーバ16に問い合わせを行うと帯域が1.
5Mbpsであるという応答を得る。
【0083】 ついで、設定サーバ18は、第1実施
例と同様の方法で、通知されたクライアント11及びサ
ーバ12のIPアドレス、IPルーチング情報を用いて、
クライアント11とサーバ12間で発生する送受信トラ
フィックを中継するルータ14 1,142、スイッチ151,153,1
54を特定する。すなわち、クライアント11とサーバ1
2間の通信経路CPT上のネットワーク機器(ルータ、
スイッチ)を特定する。 設定サーバ18は、得られた中継ルータのIPアドレ
スから、各ルータに関する情報(その状態と設定項目)を
獲得する。
【0084】 設定サーバ18は、ルータ情報とアプ
リケーションの必要帯域に基づいてルータに設定する帯
域制御用のパラメータを生成し、クライアントとサーバ
間の通信を中継するルータに設定する。以上の設定を各
ルータ毎に繰り返すことにより、最終的にクライアント
11からサーバ12間の通信経路上の全ルータについて
帯域設定が完了する。その結果、クライアント・サーバ
間でアプリケーションが必要とする帯域を確保でき、高
品質で通信することができる。
【0085】(c)帯域設定シーケンス 図16は第4実施例における帯域設定シーケンス説明図
であり、ユーザがクライアント11よりログインし、し
かる後、アプリケーションを起動したとき、設定サーバ
18がアプリケーションの起動を契機に該アプリケーシ
ョンに予め設定してある必要帯域に従って、通信経路上
のルータ141、142の帯域設定制御をする場合であ
る。 I.ユーザ識別子「fujitsu」を有するユーザが、192.169.1
0.20(=IPc)というIPアドレスを持つ通信端末(クライア
ント)11にログインすると、クライアント11はユー
ザ識別子「fujitsu」の情報を更新するためのLDAPメッセ
ージをディレクトリサーバ16に送る。LDAPメッセージ
には、ユーザ識別子「fujitsu」とクライアントのIPアド
レスが含まれているから、ディレクトリサーバ16はデ
ータベースにおけるユーザ識別子「fujitsu」に対応して
クライアントのIPアドレスを登録する(図15(b)参
照)。
【0086】II. IPアドレスIPcを持つクライアント1
1上で、ユーザ識別子「fujitsu」を有するユーザがビデ
オ再生するアプリケーションを起動すると、該クライア
ントはディレクトリサーバ16にアプリケーション情報
を登録するためにLDAPメッセージをディレクトリサーバ
16に送る。LDAPメッセージにはアプリケーション情報
として、ユーザ「fujitsu」が起動しているビデオ再生用
のアプリケーションの識別子「videoplayer」とアプリケ
ーションの通信先であるビデオサーバのIPアドレス192.
168.30.11(=IPa)が含まれているから、ディレクトリサ
ーバ16はデータベースにおけるユーザ識別子「fujits
u」に対応して、これらアプリケーション識別子「videopl
ayer」とアプリケーションの通信先サーバのIPアドレス1
92.168.30.11(=IPa)を登録する(図15(c))。
【0087】III.ディレクトリサーバ16内のイベント
通知装置17はアプリケーション起動を検出すれば、設
定サーバ18に対し、アプリケーション識別子「videopl
ayer」を有し、かつ、IPアドレスIPaのビデオサーバと通
信するアプリケーションが、IPアドレスIPcを有するク
ライアント11上で起動されたことを通知する。 IV.設定サーバ18はディレクトリサーバ16に対し
て、アプリケーション識別子「videoplayer」をキーにLDA
Pでアプリケーションの必要帯域の問い合わせを行い、
必要帯域=1.5Mbpsであることを応答として得る。 V.しかる後、設定サーバ18はOSPF情報を元に、クライ
アント11とサーバ12間の通信を中継するルータを発
見する。1つのルータのIPアドレスが「192.168.15.1(=I
Pr)」であるとする。 VI.設定サーバ18は、ルータIPrのルータ情報(状態と
設定項目に関する情報)を得る。この結果、設定サーバ
18は、ルータIPrがtelnetで設定でき、帯域設定が可
能であるルータであることを把握する。 VII.設定サーバ18は、telnet通信をIPアドレスIPrの
ルータに対して行い、発信側IPアドレスがIPcで、宛先I
PアドレスがIPaである通信に対して帯域1.5Mbpsの帯域
を割り当てるための設定を行う。 VIII.以上の帯域割り当てを他のルータに対しても行
う。
【0088】(d)変形例 第4実施例では、図15に示すように予めディレクトリ
サーバ16のアプリケーション情報欄にアプリケーショ
ンの必要帯域を登録しておき、該登録データよりアプリ
ケーションの必要帯域を求めてユーザ情報欄に登録する
場合であるが、必要帯域を予め登録する必要はない。例
えば、アプリケーションが起動したときにクライアント
11よりアプリケーション識別子、アプリケーション通
信先IPアドレスと共に必要帯域をディレクトリサーバ
16に送ってユーザ情報欄に登録するようにしてもよ
い。図17はかかる場合におけるディレクトリサーバ1
6のデータベース構成例である。このデータ構成であれ
ば、設定サーバ18はディレクトリサーバ16に対し
て、アプリケーション識別子をキーとして必要帯域を問
い合わせることもできるが、ユーザ識別子とアプリケー
ション識別子の両方の組み合わせをキーとして必要帯域
を問い合わせることができる。
【0089】また、以上では帯域制御した場合である
が、パケットの廃棄率制御、遅延制御も同様に行うこと
ができる。また、優先制御を含め、帯域制御、廃棄率制
御、遅延制御のうち2以上の制御を同時に行うように構
成することもできる。また、以上では予めアプリケーシ
ョンの必要帯域を設定しておき、アプリケーションの起
動により該アプリケーションが必要とする帯域に基づい
てルータの帯域を制御した場合であるが、予めユーザ毎
に必要帯域を設定しておき、アプリケーションの起動に
より該ユーザが必要とする帯域に基づいて帯域制御する
ように構成することもできる。
【0090】また、以上では、アプリケーションの起動
により帯域制御、廃棄率制御、遅延制御する場合である
が、ログインイベントの発生により帯域制御、廃棄率制
御、遅延制御を行うようにすることもできる。図18は
ログインイベントの発生時に、ユーザが必要とする帯域
に基づいて通信経路上のルータに帯域割り当てを行う場
合のシーケンス説明図、図19はディレクトリサーバの
構成例であり、予めユーザ識別子に対応して、ユーザが
必要とする帯域(1.5Mbps)、ユーザが専ら通信する重要
サーバのIPアドレスが登録されている。
【0091】I.ユーザ識別子「fujitsu」を有するユーザ
が、192.169.10.20(=IPc)というIPアドレスを持つ通信
端末(クライアント)11にログインすると、クライア
ント11はユーザ識別子「fujitsu」の情報を更新するた
めのLDAPメッセージをディレクトリサーバ16に送る。
LDAPメッセージには、ユーザ識別子「fujitsu」とクライ
アントのIPアドレスが含まれている。ディレクトリサー
バ16はデータベースにおけるユーザ識別子「fujitsu」
に対応してクライアントのIPアドレスを登録する(図19
(a)→(b)参照)。 II.ディレクトリサーバ16内のイベント通知装置17
はログインを検出し、設定サーバ18にユーザ識別子「f
ujitsu」を有するユーザがIPアドレスIPcを有するクライ
アント11にログインしたことを通知する。 III.設定サーバ18はディレクトリサーバに対して、ユ
ーザ識別子「fujitsu」をキーにLDAPでユーザの必要帯域
の問い合わせを行い、サーバアドレスが192.168.20.30
(=IPa)、必要帯域が1.5Mbpsであることを応答として得
る。
【0092】IV.しかる後、設定サーバ18はOSPF情報
を元に、クライアント11とサーバ12間の通信を中継
するルータを発見する。1つのルータのIPアドレスが「1
92.168.15.1(=IPr)」であるとする。 V.設定サーバ18は、ルータIPrのルータ情報(状態と設
定項目に関する情報)を得る。この結果、設定サーバ1
8は、ルータIPrがtelnetで設定でき、帯域設定が可能
であるルータであることを把握する。 VI.設定サーバ18は、telnet通信をIPアドレスIPrのル
ータに対して行い、発信側IPアドレスがIPcで、宛先IP
アドレスがIPaである通信に対して帯域1.5Mbpsの帯域を
割り当てるための設定を行う。 VII.以上の帯域割り当てを他のルータに対しても行う。
以上では帯域制御した場合であるが、パケットの廃棄率
制御、遅延制御も同様に行うことができる。また、優先
制御を含め、帯域制御、廃棄率制御、遅延制御のうち2
以上の制御を同時に行うように構成することもできる。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求
の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能
であり、本発明はこれらを排除するものではない。
【0093】
【発明の効果】以上本発明によれば、ユーザ使用の通信
端末と通信先サーバ間を接続する通信経路上のネットワ
ーク機器を求め、該機器にユーザ優先度に応じた優先度
情報を設定して優先制御を行うようにしたため、ユーザ
の使用端末が変化しても、又、ネットワーク機器の追加
などによりネットワーク構成が変化しても、RSVPのよう
な特定のプロトコルを使用せずに動的に優先度制御を行
うことができる。又、本発明によれば、ユーザに予め設
定した優先度でユーザ使用端末と通信先サーバ間の通信
ができるため、例えば企業内ネットワークにおいて従業
員の部署、職制等を考慮した優先度を設定することによ
り、該優先度に従った優先制御による通信が可能であ
る。
【0094】又、本発明によれば、ユーザ識別子に対応
して通信先サーバ装置のアドレスと優先度を含むユーザ
情報を記憶するデータベースを設け、イベント通知装置
は該データベースよりユーザ優先度及びサーバ装置アド
レスを取得してネットワーク機器制御装置に通知するよ
うにしたため、ユーザが所定の通信端末よりユーザ識別
子を入力してログインするだけで、該通信端末とユーザ
が通信したいサーバ装置間の通信経路を設定し、かつ、
ユーザに予め設定した優先度でユーザ使用端末とサーバ
装置間で通信ができる。又、本発明によれば、ログイン
し、しかる後、アプリケーションが起動されたときに、
上記優先制御を行うようにしたため、ネットワーク内で
ユーザにとって必要な優先制御の設定を、優先制御が必
要な時に、優先制御が必要な機器に対して設定すること
ができる。
【0095】又、本発明によれば、ユーザ使用の通信端
末と通信先サーバ間を接続する通信経路上のネットワー
ク機器を求め、該機器に起動したアプリケーションの優
先度に応じた優先度情報を設定して優先制御を行うよう
にしたため、ユーザの使用端末が変化しても、又、ネッ
トワーク機器の追加などによりネットワーク構成が変化
しても、RSVPのような特定のプロトコルを使用せずに動
的に優先度制御を行うことができる。又、本発明によれ
ば、アプリケーションに予め設定した優先度でユーザ使
用端末と通信先サーバ間の通信ができる。このため、例
えば企業内ネットワークにおける種々のアプリケーショ
ンにその緊急性や重要性などを考慮して優先度を設定す
ることにより、該優先度に従った優先制御による通信が
できる。
【0096】又、本発明によれば、イベント通知装置は
データベースよりアプリケーション識別子に基づいてア
プリケーション優先度、通信先サーバ装置のアドレス、
通信端末アドレスを取得し、これらをネットワーク機器
制御装置に通知するようにしたため、ユーザが所定の通
信端末よりユーザ識別子を入力してログインし、つい
で、所定のアプリケーションを起動するだけで、該通信
端末とアプリケーションに応じたサーバ装置間の通信経
路を設定し、かつ、アプリケーションに予め設定した優
先度でユーザ使用端末とサーバ装置間で通信ができる。
本発明によれば、ユーザ使用端末が変化しても、又、ネ
ットワーク機器の追加などによりネットワーク構成が変
化しても、特定のプロトコルを使用せずに動的に品質制
御(帯域制御、廃棄率制御、遅延制御)を行うことがで
きる。又、ユーザやアプリケーションに予め設定した品
質でユーザ使用端末と通信先サーバ間の通信ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略説明図である。
【図2】本発明の第1実施例のネットワーク構成例であ
る。
【図3】第1実施例におけるディレクトリサーバに格納
されている情報例である。
【図4】ネットワーク機器のトポロジ説明図である。
【図5】ディレクトリサーバに格納されているルータ情
報例である。
【図6】優先制御説明図である。
【図7】本発明の第1実施例のシーケンス説明図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例のネットワーク構成例であ
る。
【図9】第2実施例におけるディレクトリサーバに格納
されている情報例である。
【図10】本発明の第2実施例のシーケンス説明図であ
る。
【図11】本発明の第3実施例のネットワーク構成例で
ある。
【図12】第3実施例におけるディレクトリサーバに格
納されている情報例である。
【図13】本発明の第3実施例のシーケンス説明図であ
る。
【図14】本発明の第4実施例のネットワーク構成例で
ある。
【図15】第4実施例におけるディレクトリサーバに格
納されている情報例である。
【図16】本発明の第4実施例のシーケンス説明図であ
る。
【図17】ディレクトリサーバに格納されている情報の
別の例である。
【図18】ログインイベントの発生による帯域制御シー
ケンス説明図である。
【図19】ログインイベントの発生による帯域制御をす
る際のディレクトリサーバに格納されている情報例であ
る。
【図20】RSVP制御の説明図である。
【符号の説明】
A・・イベント通知装置 A1・・イベント検出部 A2・・イベント通知部 B・・ネットワーク機器制御装置 B1・・イベント受信部 B2・・設定判定部 B3・・設定機器選択部 B4・・機器固有情報取得部 B5・・設定情報生成部 B6・・設定情報送信部 C・・通信端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−122296(JP,A) 特開 平9−331359(JP,A) 特開 平4−189048(JP,A) 特開 平11−98152(JP,A) 特開 平10−28144(JP,A) 野村 他3名,ポリシに基づく動的な QoS制御方式の一検討,電子情報通信 学会技術研究報告,日本,社団法人電子 情報通信学会,1999年 1月22日,Vo l.98 No.542,IN98−150 黒瀬 他3名,ポリシに基づくCoS 制御方式の一検討,1998年電子情報通信 学会通信ソサイエティ大会 講演論文集 2,日本,社団法人電子情報通信学会, 1998年 9月 7日,B−7−58 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 200

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを構成する機器の優先制御
    を行うネットワーク機器制御システムにおいて、 通信端末にユーザがログインしたこと、あるいは、通信
    端末よりユーザが所定のアプリケーションを起動したこ
    とを検出し、ユーザの識別子とイベントが発生したこと
    を通知するイベント通知装置、 イベント通知装置から通知された情報に基づいてネット
    ワーク機器の優先制御を行うネットワーク機器制御装置
    を備え、 ネットワーク機器制御装置は、 イベント通知装置から通知されたユーザ識別子が示すユ
    ーザの優先度を取得し、前記通信端末と宛先通信装置間
    で通信する経路上のネットワーク機器を求め、前記優先
    度に従って優先制御を行うに必要な情報を生成し、該優
    先制御情報を前記ネットワーク機器に設定する、 ことを特徴とするネットワーク機器制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のネットワーク機器制御シ
    ステムにおいて、 該システムは、更に、ユーザ識別子に対応して前記宛先
    通信装置のアドレスと優先度を含むユーザ情報を記憶す
    るデータベース装置を備え、 前記イベント通知装置は該データベース装置より前記ユ
    ーザの優先度及び宛先通信装置アドレスを取得してネッ
    トワーク機器制御装置に通知することを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のネットワーク機器制御シ
    ステムにおいて、 通信端末は、ユーザがユーザ識別子を入力してログイン
    したとき、該ユーザ識別子と通信端末のアドレスをデー
    タベース装置に送り、 データベース装置は該ユーザ識別子に対応させて通信端
    末アドレスを記憶し、 前記イベント通知装置は、データベース装置におけるユ
    ーザ情報の変化によりログインを検出し、該データベー
    ス装置よりユーザの優先度、宛先通信装置アドレス、通
    信端末アドレスを取得し、これらをネットワーク機器制
    御装置に通知することを特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のネットワーク機器制御シ
    ステムにおいて、 通信端末は、ユーザが所定のアプリケーションを起動し
    たとき、ユーザ識別子と通信端末のアドレスとアプリケ
    ーション識別子をデータベース装置に送り、 データベース装置は該ユーザ識別子に対応させて通信端
    末のアドレス、アプリケーション識別子及びアプリケー
    ション通信先の宛先通信装置のアドレスを記憶し、 前記イベント通知装置は、データベース装置におけるア
    プリケーション情報の変化によりアプリケーション起動
    イベント発生を検出し、該データベース装置よりユーザ
    の優先度、宛先通信装置のアドレス、通信端末アドレス
    を取得し、これらをネットワーク機器制御装置に通知す
    ることを特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のネットワーク機器制御シ
    ステムにおいて、 前記イベント通知装置は、 通信端末にユーザがログインしたこと、あるいは、通信
    端末よりアプリケーションを起動したことを検出するイ
    ベント検出部、 該イベントが発生したこと及びユーザ識別子とをネット
    ワーク機器制御装置に通知するイベント通知部、 を備え、前記ネットワーク機器制御装置は、 イベント通知部からの通知を受信するイベント受信部、 受信したユーザ識別子が示すユーザの優先度を取得する
    優先度取得部、 前記優先度に基づいて優先制御されるネットワーク機器
    を選択する機器選択部、 該ネットワーク機器の設定状態及び該機器への設定方法
    を取得する機器固有情報取得部、 前記取得した情報及び前記優先度に基づいてネットワー
    ク機器毎に優先制御するための優先制御設定情報を生成
    する設定情報生成部、 該設定情報生成部で生成した優先制御設定情報を前記選
    択したネットワーク機器に送信して設定する設定情報送
    信部、 を備えたことを特徴とする。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のネットワーク機器制御シ
    ステムにおいて、 ディレクトリサーバを設け、該ディレクトリサーバに前
    記イベント通知装置及びデータベース装置を設けたこと
    を特徴とする。
  7. 【請求項7】 ネットワークを構成する機器の優先度制
    御を行うネットワーク機器制御装置において、 通信端末にユーザがログインしたとき、あるいは、ユー
    ザがアプリケーションを起動したとき、該ユーザの識別
    子をイベント通知装置から受信するイベント受信部、 通知されたユーザ識別子が示すユーザの優先度及び前記
    通信端末が通信する宛先通信装置のアドレスを取得する
    手段、 前記通信端末と前記宛先通信装置間で通信する経路上の
    ネットワーク機器を選択する機器選択部、 前記優先度に従って優先制御を行うに必要な情報を生成
    する生成部、 該生成した情報を前記ネットワーク機器に設定する手段
    を備えたことを特徴とするネットワーク機器制御装置。
  8. 【請求項8】 ネットワークを構成する機器の優先制御
    を行うネットワーク機器制御システムにおいて、 通信端末よりユーザが所定のアプリケーションを起動し
    たことを検出し、該アプリケーションの識別子とアプリ
    ケーション起動イベントが発生したことを通知するイベ
    ント通知装置、 該通知された情報に基づいてネットワーク機器の優先制
    御を行うネットワーク機器制御装置を備え、 ネットワーク機器制御装置は、 イベント通知装置から通知されたアプリケーション識別
    子が示すアプリケーションの優先度を取得し、前記通信
    端末と宛先通信装置間で通信する経路上のネットワーク
    機器を求め、前記優先度に従って優先制御を行うに必要
    な情報を生成し、該優先制御情報を前記ネットワーク機
    器に設定する、 ことを特徴とするネットワーク機器制御システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のネットワーク機器制御シ
    ステムにおいて、 該システムは、更に、ユーザ識別子に対応してユーザ情
    報を記憶すると共に、アプリケーション識別子に対応し
    て優先度を含むアプリケーション情報を記憶するデータ
    ベース装置を備え、 前記イベント通知装置は該データベース装置より前記ア
    プリケーションの優先度を取得してネットワーク機器制
    御装置に通知することを特徴とする。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のネットワーク機器制御
    システムにおいて、 通信端末は、ユーザがユーザ識別子を入力してログイン
    したとき、該ユーザ識別子と通信端末のアドレスをデー
    タベース装置に送り、データベース装置は該ユーザ識別
    子に対応して通信端末アドレスを記憶し、 又、通信端末は、ユーザが所定のアプリケーションを起
    動したとき、該アプリケーションの識別子と前記宛先通
    信装置のアドレスをデータベース装置に送り、データベ
    ース装置はユーザの識別子に対応させて該アプリケーシ
    ョン識別子と宛先通信装置のアドレスを記憶し、 前記イベント通知装置は、データベース装置のユーザ情
    報におけるアプリケーション情報の変化によりアプリケ
    ーション起動イベントの発生を検出し、該データベース
    装置よりアプリケーション優先度、宛先通信装置のアド
    レス、通信端末アドレスを取得し、これらをネットワー
    ク機器制御装置に通知することを特徴とする。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のネットワーク機器制御
    システムにおいて、 前記イベント通知装置は、 通信端末よりアプリケーション起動イベントが発生した
    ことを検出するイベント検出部、 該イベントが発生したこと及びアプリケーション識別子
    をネットワーク機器制御装置に通知するイベント通知
    部、 を備え、前記ネットワーク機器制御装置は、 イベント通知部からの通知を受信するイベント受信部、 受信したアプリケーション識別子が示アプリケーション
    の優先度を取得する優先度取得部、 優先度に基づいて優先制御されるネットワーク機器を選
    択する機器選択部、 選択されたネットワーク機器の設定状態及び該機器への
    設定方法を取得する機器固有情報取得部、 前記取得した情報及び前記優先度に基づいてネットワー
    ク機器毎に優先制御するための優先制御設定情報を生成
    する設定情報生成部、 該設定情報生成部で生成した優先制御設定情報を前記選
    択したネットワーク機器に送信して設定する設定情報送
    信部、 を備えたことを特徴とする。
  12. 【請求項12】 請求項9記載のネットワーク機器制御
    システムにおいて、 ディレクトリサーバを設け、該ディレクトリサーバに前
    記イベント通知装置及びデータベース装置を設けたこと
    を特徴とする。
  13. 【請求項13】 ネットワークを構成する機器の優先度
    制御を行うネットワーク機器制御装置において、 通信端末上でユーザが所定のアプリケーションを起動し
    たとき、該アプリケーションの識別子をイベント通知装
    置から受信するイベント受信部、 通知されたアプリケーション識別子が示すアプリケーシ
    ョンの優先度及び該アプリケーションに基づいて通信端
    末が通信する宛先通信装置のアドレスを取得する手段、 前記通信端末と前記宛先通信装置間で通信する経路上の
    ネットワーク機器を選択する機器選択部、 前記優先度に従って優先制御を行うに必要な情報を生成
    する生成部、 該生成した情報を前記ネットワーク機器に設定する手段
    を備えたことを特徴とするネットワーク機器制御装置。
  14. 【請求項14】 ネットワークを構成する機器の帯域制
    御あるいは廃棄率制御あるいは遅延制御のいずれかの制
    御を行うネットワーク機器制御システムにおいて、 通信端末にユーザがログインしたこと、あるいは、通信
    端末よりユーザが所定のアプリケーションを起動したこ
    とを検出し、ユーザの識別子とイベントが発生したこと
    を通知するイベント通知装置、 イベント通知装置から通知される情報に基づいてネット
    ワーク機器における前記いずれかの制御を行うネットワ
    ーク機器制御装置を備え、 ネットワーク機器制御装置は、 イベント通知装置から通知されたユーザ識別子のユーザ
    に応じた帯域あるいは廃棄率あるいは遅延量のいずれか
    の値を取得し、 前記通信端末と宛先通信装置間で通信する経路上のネッ
    トワーク機器を求め、前記取得した値に従って帯域制御
    あるいは廃棄率制御あるいは遅延制御のいずれかの制御
    を行うに必要な設定情報を生成し、 該生成した設定情報を前記ネットワーク機器に設定す
    る、 ことを特徴とするネットワーク機器制御システム。
  15. 【請求項15】 ネットワークを構成する機器の帯域制
    御あるいは廃棄率制御あるいは遅延制御のいずれかの制
    御を行うネットワーク機器制御装置において、 通信端末にユーザがログインしたとき、あるいは、ユー
    ザがアプリケーションを起動したとき、少なくとも該ユ
    ーザの識別子をイベント通知装置から受信するイベント
    受信部、 通知されたユーザ識別子のユーザに応じた帯域あるいは
    廃棄率あるいは遅延量のいずれかの値を取得すると共
    に、前記通信端末が通信する宛先通信装置のアドレスを
    取得する手段、 前記通信端末と前記宛先通信装置間で通信する経路上の
    ネットワーク機器を選択する機器選択部、 前記取得した値に従って帯域制御あるいは廃棄率制御あ
    るいは遅延制御のいずれかの制御を行うに必要な設定情
    報を生成する生成部、 該生成した設定情報を前記ネットワーク機器に設定する
    手段を備えたことを特徴とするネットワーク機器制御装
    置。
  16. 【請求項16】 ネットワークを構成する機器の帯域制
    御あるいは廃棄率制御あるいは遅延制御のいずれかの制
    御を行うネットワーク機器制御システムにおいて、 通信端末上でユーザが所定のアプリケーションを起動し
    たことを検出し、アプリケーション識別子とアプリケー
    ション起動イベントが発生したことを通知するイベント
    通知装置、 該通知された情報に基づいてネットワーク機器における
    前記いずれかの制御を行うネットワーク機器制御装置を
    備え、 ネットワーク機器制御装置は、 イベント通知装置から通知されたアプリケーション識別
    子が示すアプリケーションの帯域あるいは廃棄率あるい
    は遅延量のいずれかの値を取得し、 前記通信端末と宛先通信装置間で通信する経路上のネッ
    トワーク機器を求め、 前記取得した値に従って帯域制御あるいは廃棄率制御あ
    るいは遅延制御のいずれかの制御を行うに必要な設定情
    報を生成し、該設定情報を前記ネットワーク機器に設定
    する、 ことを特徴とするネットワーク機器制御システム。
  17. 【請求項17】 ネットワークを構成する機器の帯域制
    御あるいは廃棄率制御あるいは遅延制御のいずれかの制
    御を行うネットワーク機器制御装置において、 通信端末上でユーザがアプリケーションを起動したと
    き、該アプリケーションの識別子をイベント通知装置か
    ら受信するイベント受信部、 通知されたアプリケーション識別子が示すアプリケーシ
    ョンに応じた帯域あるいは廃棄率あるいは遅延量のいず
    れかの値を取得すると共に、該アプリケーションに基づ
    いて通信する宛先通信装置のアドレスを取得する手段、 前記通信端末と前記宛先通信装置間で通信する経路上の
    ネットワーク機器を選択する機器選択部、 前記取得した値に従って帯域制御あるいは廃棄率制御あ
    るいは遅延制御のいずれかの制御を行うに必要な設定情
    報を生成する生成部、 該生成した設定情報を前記ネットワーク機器に設定する
    手段を備えたことを特徴とするネットワーク機器制御装
    置。
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