JPH11112503A - ネットワークシステムおよびネットワーク機器 - Google Patents

ネットワークシステムおよびネットワーク機器

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JPH11112503A
JPH11112503A JP26726197A JP26726197A JPH11112503A JP H11112503 A JPH11112503 A JP H11112503A JP 26726197 A JP26726197 A JP 26726197A JP 26726197 A JP26726197 A JP 26726197A JP H11112503 A JPH11112503 A JP H11112503A
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JP
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network
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JP26726197A
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English (en)
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Takeshi Ishizaki
健史 石▲崎▼
Shinri Takihiro
眞利 滝広
Yoshinori Miyamoto
宜則 宮本
Tokuhiro Niwa
徳広 丹羽
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクションレス型のプロトコルによる通信
を、少ない管理負荷で、通信品質の保証されたコネクシ
ョンを用いて転送できるようにするネットワークシステ
ムおよびそれに用いられるネットワーク機器を提供す
る。 【解決手段】 経路制御プロトコルを用いて、前記ユー
ザネットワークの構成情報を取得する手段と、通信品質
の保証された経路をどのように設定するかを規定する運
用管理ポリシ情報が格納される手段と、設定するコネク
ションの属性情報を決定する手段と、該属性情報のコネ
クションを設定させるためのコネクション設定指示を、
対応する前記交換装置およびエッジノードに出力する手
段とを有するコネクション管理サーバを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクションレス
型のプロトコルによる通信を、通信品質を保証する機能
を有するネットワークを介して行うネットワークシステ
ムおよびそれに用いられるネットワーク機器に関する。
【0002】
【従来の技術】IP(Internet Protocol)ネットワーク
は、コネクションレス型の通信が行われるネットワーク
であり、使い勝手のよさや幅広い互換性から、広く普及
している。IPネットワークでは、一般ユーザの通信と
共に、基幹業務などの重要な通信が行われるようになっ
てきている。基幹業務などの通信は、高い通信品質(高
速性および高信頼性)が要求されるが、IPネットワー
クでは一般ユーザの通信の影響により通信品質が大きく
低下することがある。
【0003】高い通信品質を保証するネットワークとし
ては、ATM(Asynchronous Transfer Mode)ネットワー
クがある。ATMネットワークは、通信データをセルと
呼ばれる固定長のパケットで高速に通信する。また、A
TMネットワークは、送信者と受信者との間にVC(Vir
tual Circuit)と呼ばれる仮想的なコネクションを設定
し、コネクション毎に異なる通信属性を与えることが可
能である。VCは、VPI(Virtual Path Identifier)
およびVCI(Virtual Connection Identifier)という
識別子の組合わせによって、管理および識別される。A
TMネットワークによれば、各トラフィックに対し、独
立したコネクションを割り当てて、トラフィック毎に異
なる通信品質を保証することが可能になる。
【0004】IPによる通信をATMネットワークを介
して行えるようにしたものもある。このネットワークで
は、ATMネットワークに、ATMインタフェースを有
するルータやHUBを配置し、IPによる通信を行うネ
ットワークを収容できるようにしている。なお、このよ
うなネットワークの代表的な構築方法としては、ATM
フォーラム(The ATM Forum)によるLANエミュレーシ
ョン(emulation)や、IETF(Internet Engineering T
ask Force)によるクラシカルIPオーバーATMなどが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、IPに
よる通信をATMネットワークを介して行う従来のネッ
トワークでは、単に、端末より送信されたIPパケット
をセルにより転送するだけであり、ATMネットワーク
の利点である通信品質の保証機能については使用してい
なかった。
【0006】その理由の一つとして、ATMネットワー
クのコネクション管理が難しいという点が挙げられる。
すなわち、特定のトラフィックの通信品質を保証するた
めには、ATMネットワーク固有の複雑なシグナリング
プロトコルやルーティングプロトコルを使い、かつ、予
め設定されたネットワーク運用管理情報を参照して、コ
ネクションの設定を行うという、複雑なコネクション管
理が必要となるためである。
【0007】そこで、本発明は、コネクションレス型の
プロトコルによる通信を、通信品質の保証されたコネク
ションを用いて転送させることを、少ない管理負荷で実
施できるできるようにしたネットワークシステムおよび
それに用いられるネットワーク機器を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、トラフィックの通信品質をコネクション
毎に保証するための機能を有する少なくとも1つの交換
装置により形成されるバックボーンネットワークと、該
バックボーンネットワークに、コネクションレス型のプ
ロトコルによる通信がなされるユーザネットワークを接
続するための複数のエッジノードと、前記バックボーン
ネットワークに接続されるコネクション管理サーバと備
え、前記コネクション管理サーバは、経路制御プロトコ
ルを用いて、前記ユーザネットワークの構成情報を取得
する手段と、通信品質の保証された経路をどのように設
定するかを規定する情報を含む運用管理ポリシ情報が格
納される手段と、設定するコネクションの属性情報を決
定する属性決定手段と、該属性情報のコネクションを設
定させるためのコネクション設定指示を、対応する前記
交換装置およびエッジノードに出力する手段とを有する
ことを特徴とするネットワークシステムを提供する。
【0009】また、本発明は、トラフィックの通信品質
をコネクション毎に保証するための機能を有する少なく
とも1つの交換装置により形成されると共に、コネクシ
ョンレス型のプロトコルによる通信がなされるユーザネ
ットワークを収容する複数のエッジノードに接続された
バックボーンネットワークに接続される装置であって、
経路制御プロトコルを用いて、前記ユーザネットワーク
の構成情報を取得する手段と、通信品質の保証された経
路をどのように設定するかを規定する情報を含む運用管
理ポリシ情報が格納される手段と、設定するコネクショ
ンの属性情報を決定する属性決定手段と、該属性情報の
コネクションを設定させるためのコネクション設定指示
を、対応する前記交換装置およびエッジノードに出力す
る手段とを有することを特徴とするコネクション管理サ
ーバを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。
【0011】図1に、本発明の第1の実施形態に係るネ
ットワークシステムの全体構成を示す。本ネットワーク
システムは、1台以上の交換装置110により形成され
るバックボーンネットワーク100を有する。交換装置
110は、トラヒックの通信品質を保証する機能を備え
たものであり、バックボーンネットワーク100では、
各トラヒックに独立したコネクションを割り当てること
ができる。ここで、通信品質は、通信速度、通信遅延、
通信遅延の揺らぎ等を示す。
【0012】バックボーンネットワーク100には、コ
ネクション管理サーバ150と、複数のエッジノード1
40とが接続されている。コネクション管理サーバ15
0は、コネクションの設定状態を集中的に管理する機能
を有する。エッジノード140は、ホスト装置120や
ルータ130等が接続された1つ以上のユーザネットワ
ークを収容している。ユーザネットワークでは、コネク
ションレス型のプロトコルによる通信が行われる。な
お、ユーザネットワークとしては、図1のようにエッジ
ノード140に1つのネットワーク機器を直結するもの
だけでなく、LANのように複数のネットワーク機器を
接続するものも収容できる。
【0013】以下では、保証対象の通信品質を通信速度
とする。また、バックボーンネットワーク100を、交
換装置110としてATMスイッチを用いたATMネッ
トワークとし、ユーザネットワークを、IPを用いたコ
ネクションレス型のネットワークとする。もちろん、上
述の特徴を有するものであれば、他の形態のネットワー
クを利用することも可能である。なお、ATMスイッチ
としては、SNMPなどのプロトコルによってPVC
(ParmanentVC)の設定ができるものをそのまま利用す
ることができる。
【0014】本ネットワークシステムでは、バックボー
ンネットワーク100を介したユーザネットワーク間の
各トラヒックを独立したコネクションで転送し、各コネ
クション毎に異なった通信品質を保証することができ
る。また、コネクション管理サーバ150により、ネッ
トワーク運用管理者や一般ユーザが、所望のコネクショ
ンを容易に設定できるようになっている。
【0015】本ネットワークシステムでは、ユーザネッ
トワーク側から見た場合、バックボーンネットワーク1
00全体が仮想的なルータとして機能し、各エッジノー
ド140のポートが仮想的なルータのポートに相当する
ことになる。ホスト装置120は、バックボーンネット
ワーク100を意識することなく、通信品質の保証され
た通信を行うことができる。
【0016】エッジノード140は、接続されたネット
ワーク間でパケットおよびセルの転送を行う。転送先
は、受信したパケットのヘッダ情報を基に決定される。
例えば、図1でホスト装置A120がホスト装置B12
0に宛てて送信したIPパケットは、エッジノードA1
40でセル化され、バックボーンネットワーク100に
転送される。この転送セルは、ホスト装置AおよびB間
の通信に対して設定されているコネクション上の交換装
置110を経由してエッジノードCまで転送され、IP
パケットに組み立てられた後、ホスト装置Bに送られ
る。
【0017】コネクション管理サーバ150には、登録
されているネットワーク運用ポリシ情報やネットワーク
経路制御情報(後述)を用いて、コネクションの設定状
態を管理する。予めネットワーク運用管理者により登録
されるネットワーク運用ポリシ情報に従いコネクション
の設定を行う。また、一般ユーザから与えられるコネク
ション設定要求を基に、要求元のユーザの認証や、コネ
クションの設定の可否、要求された通信品質を保証する
コネクションのコネクション属性の決定を行う。そし
て、SNMP等のプロトコルを用いて、対応する交換装
置110やエッジノード140にコネクション設定指示
を送信して、決定したコネクション属性のコネクション
を設定させる。また、コネクション管理サーバ150
は、経路制御プロトコルを用いて、最新のネットワーク
経路情報を取得し、管理しているネットワーク経路情報
の更新を行う。
【0018】以下、ネットワークシステムの各構成機器
について、さらに詳しく説明する。
【0019】まず、コネクション管理サーバ150につ
いて説明する。
【0020】図2に、コネクション管理サーバ150の
ハードウェア構成を示す。図示のように、コネクション
管理サーバ150は、通信機能を有するコンピュータに
より実現される。CPU200は、メモリ210に格納
されたプログラムを読み取り実行する。CPU200
は、ネットワークコントローラ220を用いて、バック
ボーンネットワーク100との間で各種セルを受け渡し
する。また、ディスクコントローラ260を用いて、デ
ィスク装置265(フロッピーディスク装置やハードデ
ィスク装置)へのアクセスを行う。さらに、キーボード
235、マウス245の入力情報をコントローラ23
0、240を介して受け付け、コントローラ250を用
いてディスプレイ255に表示を行う。なお、シリアル
ポートやネットワークなどを介してコネクション管理サ
ーバ150を遠離地のコンピュータから制御できるよう
にしてもよい。その場合にはディスプレイ、キーボー
ド、マウスなどのユーザインタフェースは不要となる。
【0021】図3は、コネクション管理サーバ150の
ソフトウェア構成を示す図である。
【0022】図示のように、コネクション管理サーバ1
50は、運用ポリシ管理部300、運用ポリシデータベ
ース310、コネクション属性決定部320、経路表3
30、ユーザ要求受付部340、コネクション管理部3
50、コネクション管理データベース360、経路制御
プロトコル処理部370、および、バックボーンネット
ワークインタフェース部380を有する。
【0023】バックボーンネットワークインタフェース
部380は、パケットのセル化やセルのパケット化を行
うATMインタフェース機能を備え、エッジノード14
0、交換装置110、ユーザネットワークのネットワー
ク機器との間で通信を行う。
【0024】運用ポリシ管理部300は、運用ポリシデ
ータベース310の登録情報を管理するためのものであ
る。運用ポリシ管理部300は、ユーザインタフェース
やネットワークより、ネットワーク運用管理者からの設
定情報を取り込み、運用ポリシデータベース310の登
録情報を更新する。ネットワーク運用管理者は、コネク
ション管理サーバ150にログインした後、運用ポリシ
データベース310の登録・更新を自由に行うことがで
きる。
【0025】ここで、運用ポリシ管理部300の登録情
報には、品質保証経路のコネクションを予めどのように
設定しておくかを示す初期コネクション情報と、ネット
ワークの通信資源(VCリソースなど)を規定する資源
情報と、どのユーザからのコネクション設定要求を受け
付けてよいかを示す認証情報とが含まれる。
【0026】経路制御プロトコル処理部370は、ユー
ザネットワークにあるルータ130との間で経路制御プ
ロトコルパケットを送受信する。そして、経路制御プロ
トコルパケットを処理することにより、経路表330の
データを更新する(後述図10)。経路表330には、
品質無保証経路用の経路表500(後述図5)と、エッ
ジノード管理表700(後述図7)とが含まれている。
【0027】ユーザ要求受付部340は、一般ユーザ
(ホスト装置120)より送られるコネクション設定要
求(後述図4)を、バックボーンネットワークインタフ
ェース部380から取得し、コネクション属性決定部3
20に送る。また、コネクションの設定の成否を要求元
のホスト装置120に通知する。
【0028】コネクション属性決定部320は、運用ポ
リシデータベース310および経路表330の登録情報
を基に、設定するコネクションのコネクション属性を決
定するものである。初期動作では、各エッジノード間に
設定する品質無保証経路の決定を行い、さらに、運用ポ
リシデータベース310の初期コネクション情報の示す
品質保証経路の決定を行う。以降は、運用ポリシデータ
ベース310および経路表330の更新分や、コネクシ
ョン設定要求に対応するコネクションの属性を決定す
る。
【0029】コネクション設定要求については、運用ポ
リシデータベース310の登録情報を用いて、要求元の
ユーザが該要求を許可された者であるかどうかと、該要
求のコネクションが設定可能であるかどうかとを判定
し、問題のない要求についてのみコネクション属性の決
定を行う。なお、コネクション属性には、品質保証(通
信速度)や、VPI/VCI、コネクション番号、対応
するネットワーク機器のアドレス情報等が含まれる。
【0030】コネクション管理部350は、SNMP(S
imple Network Management Protocol)マネージャ機能を
有し、その機能を用いて、コネクション属性決定部32
0で決定されたコネクション属性のコネクションを設定
させるためのコネクション設定指示を、交換装置110
やエッジノード140に送る。本実施形態では、品質保
証経路にはCBRコネクションを設定し、品質無補償経
路にはVBRコネクションを設定する。そして、設定結
果をコネクション管理データベース360に反映させ
る。コネクション管理データベース360には、品質保
証経路用の経路表600(後述図6)と、コネクション
管理表800(後述図8)とが含まれる。
【0031】コネクション設定要求メッセージおよびコ
ネクション管理サーバ150の登録情報の詳細を説明す
る。
【0032】図4に示すように、コネクション設定要求
メッセージ1300は、ヘッダ1310、ネットワーク
1プレフィックス1330、ネットワーク2プレフィッ
クス1340、および、通信品質指定1360を有し、
ネットワーク1プレフィックス1330の示すネットワ
ークと、ネットワーク2プレフィックス133の示すネ
ットワークとの間の通信経路(双方向)として、通信品
質指定1360の示す通信品質(通信速度)を保証する
コネクションを設定するように要求するものである。ヘ
ッダ1310には、送信元ユーザの認証データが含まれ
ている。
【0033】図5に示すように、品質無保証経路用の経
路表500には、宛先IPプレックス510と、ネクス
トホップIPアドレス520とが登録されている。この
経路表500は、IPルータが一般的に持つ経路表と同
様のデータが登録され、宛先のアドレス(IPプレック
ス510)が与えられた時に、次の転送先のルータのア
ドレス(ネクストホップIPアドレス520)を知るこ
とができるようになっている。
【0034】図6に示すように、品質保証経路用の経路
表600には、品質保証経路の各コネクションについ
て、2つのIPプレフィックス610および620と、
通信品質630と、コネクション番号640とが登録さ
れている。2つのIPプレフィックス610および62
0は、ホスト装置またはユーザネットワークのアドレス
情報であり、通信品質の保証されたコネクションで通信
を行う送信元および送信先を示す。通信品質630は該
コネクションで保証されている通信速度、コネクション
番号は該コネクションの識別番号である。
【0035】図7に示すように、エッジノード管理表7
00には、エッジノード番号710と、インタフェース
番号720と、収容IPプレフィックス730とが登録
されている。ここで、エッジノード番号710は、バッ
グボーンネットワーク100に接続されている各エッジ
ノードの識別番号、インタフェース番号720は、該エ
ッジノードが有するユーザネットワークの通信インタフ
ェースの識別番号、収容IPプレフィックス730は、
該ユーザネットワークのアドレス情報である。ユーザネ
ットワークがLANである場合には、1つのユーザネッ
トワークについて収容IPプレフィックス730が複数
設定される。
【0036】図8に示すように、コネクション管理表8
00には、設定されている全てのコネクションのそれぞ
れについて、コネクション番号810、エッジノード番
号820、エッジノード番号830、VPI/VCI8
40、および、品質保証850が登録される。2つのエ
ッジノード番号820および830は、該コネクション
により接続される2つのエッジノード140の識別番号
である。品質無保証のVBRコネクションについては、
0値の品質保証850が設定される。なお、このコネク
ションは複数のトラヒックの転送に共通に利用されるさ
れることがある。2つのエッジノードを接続するコネク
ションでは、両方向の通信に共通のVPI/VCIを使
用する。もちろん、各方向で異なるVPI/VCIを使
用するようにしてもよい。
【0037】次に、コネクション管理サーバの動作を図
9〜図10を用いて説明する。
【0038】図9に示すように、コネクション設定要求
が与えられると、コネクション管理サーバ150では、
コネクション設定要求を取得し(ステップ1500)、
そのコネクション設定要求を承認するかどうかを運用ポ
リシデータベース310を参照して判断する(ステップ
1510)。承認した場合には、設定するコネクション
のコネクション属性を決定し(ステップ1511)、コ
ネクション管理データベース360を更新して、コネク
ション設定指示を対応する交換装置110やエッジノー
ド140に送信する(ステップ1520)。上記ステッ
プ1510で承認しないと判断した場合には、コネクシ
ョン設定要求の拒絶を通知する(ステップ1530)。
図10に示すように、経路制御プロトコル処理部370
は、ルータからの経路制御プロトコルパケットを受信す
ると(ステップ1600)、ルーティングプロトコルに
よる経路計算を行い、経路表330を更新する(ステッ
プ1610)。そして、経路変化を他のルータに伝達す
る必要があるかどうかを判断する(ステップ162
0)。伝達する必要がある場合には他のルータにルーテ
ィングプロトコルパケットを送信する(ステップ163
0)。
【0039】以上のように、コネクション管理サーバ1
50を用いることで、ネットワーク管理者は、コネクシ
ョンの設定状態を容易に管理できるようになる。また、
一般のユーザも、通信品質の保証されたコネクションを
設定し、通信を行うことができる。
【0040】次に、エッジノード140について説明す
る。
【0041】エッジノード140は、バックボーンネッ
トワーク100および収容する複数のユーザネットワー
クのそれぞれに対応する通信インタフェース回路と、C
PUと、プログラム等が格納されるメモリとを有する
(以上図示略)。なお、本実施形態では、LANスイッ
チをベースとするエッジノード140を使用するが、ル
ータをベースにしたエッジノードも実現可能である。
【0042】図11に、エッジノード140のソフトウ
ェア構成を示す。図示のように、エッジノード140
は、バックボーンネットワークインタフェース部40
0、複数のユーザネットワークインタフェース部41
0、ネットワークインタフェース部420、パケット選
択部430、パケット優先制御部440、コネクション
管理部450、および、経路表460を有する。
【0043】バックボーンネットワークインタフェース
部400は、ATMインタフェース機能を有し、バック
ボーンネットワーク100を介してコネクション管理サ
ーバ150や他のエッジノード140との間で通信を行
う。
【0044】ユーザネットワークインタフェース部41
0は、それぞれユーザネットワークに接続され、ホスト
装置120やルータ装置130との間で通信を行う。図
11の例では、3つのユーザネットワークが接続された
場合を示している。
【0045】コネクション管理部450は、SNMPエ
ージェント機能を有し、コネクション管理サーバ150
からパケットを受けて、経路表460の内容を更新す
る。この経路表460には、経路表900(後述図1
2)が含まれる。
【0046】ネットワークインタフェース部420は、
ユーザネットワークインタフェース部410およびパケ
ット選択部430間でパケットの受け渡しを行う。
【0047】パケット選択部430は、ユーザネットワ
ークから渡されたパケットの内容を基に経路表460を
検索し、転送先および優先度を決定する(後述図1
3)。コネクション管理サーバで処理する必要のあるパ
ケットはバックボーンネットワークインタフェース部4
00に転送し、他のパケットは優先度を指定してパケッ
ト優先制御部440に転送する。
【0048】パケット優先制御部440は、異なる優先
度が定義された複数のキューバッファを有し、渡された
パケットを対応する優先度のキューバッファに格納す
る。そして、高い優先度を定められたキューバッファ内
のIPパケットを優先的にバックボーンネットワークイ
ンタフェース部400に転送する。転送時には、経路表
460を参照して転送先の情報を取得し、バックボーン
ネットワークインタフェース部400に通知する。この
ような優先制御は、エッジノード120における通信品
質の低下を防止し、コネクションで保証されている通信
品質を有効に利用することを可能にする。
【0049】図12に示すように、経路表900には、
エッジノード140が管理している各転送経路につい
て、送信元IPプレフィックス910、送信先IPプレ
フィックス920、ネクストホップIPアドレス93
0、出力先940、および、通信品質950を一組とす
る登録がなされている。この経路表900は、出力先が
VPI/VCIで指定される点と、通信品質950が定
められている点を除いて、ルータが一般的に持つ経路表
と同様の内容となっている。なお、自エッジノード14
0に接続された他のユーザネットワークやそれを介して
接続されるものが送信先となる経路については、出力先
940として、自エッジノードの転送先のインタフェー
ス番号が設定される。また、品質無保証のコネクション
を介した経路については、通信品質950の登録はなさ
れない。この経路表により、パケット選択部430およ
びパケット優先処理440は、送信元IPプレフィック
ス910のネットワークから、送信先IPプレフィック
ス920のネットワークに送るパケットの転送経路の情
報を取得することができる。
【0050】図13に示すように、パケット選択部43
0では、ユーザネットワークからのパケットを受けると
(ステップ1700)、受信したパケットの宛先を調
べ、コネクション管理サーバ150で処理する必要のあ
るパケット(経路制御プロトコルパケットやコネクショ
ン設定要求等)であるかどうかを判断する(ステップ1
710)。そして、コネクション管理サーバ150に処
理させるパケットはバックボーンネットワークインタフ
ェース部400に渡してコネクション管理サーバ150
に宛てて送信させ、他のパケットについてはパケット優
先制御部440に転送する。この転送の前に、パケット
選択部430は、転送するパケットの発信元および送信
先のIPアドレスを上述の経路表460で検索し、対応
する通信品質に基づいて該パケットの転送時の優先度を
決定する。この決定では、パケットの転送経路が通信品
質を保証されている場合は高い優先度とし、通信品質が
保証されていない場合には低い優先度とする。
【0051】本実施形態では、ユーザネットワーク側が
バックボーンネットワーク全体を仮想的なルータと見な
しているため、経路制御プロトコルパケットやコネクシ
ョン設定要求は、該ユーザネットワークが接続されるポ
ート(すなわち、ユーザーネットワークインタフェース
部410)を宛先として送信される。このため、上記ス
テップ1710では、受信したパケットの宛先アドレス
が、このパケットの転送元のユーザーネットワークイン
タフェース部410のIPアドレスである場合、コネク
ション管理サーバ150で処理すべきパケットであると
判断する。
【0052】次に、ホスト装置120について説明す
る。
【0053】ホスト装置120は、図2に示したよう
な、通信機能を持ったコンピュータにより実現される。
また、ホスト装置120は、通信プログラムの上位アプ
リケーションにより、コネクション設定要求の生成を行
う処理を行う。この処理について、図14および図15
を用いて説明する。
【0054】ホスト装置120は、まず、図15に示す
ようなコネクション設定要求ウィンドウ1100をディ
スプレイに表示し(ステップ1400)、その表示画面
上でなされる各種入力操作の情報を取込む。そして、キ
ャンセルボタン1150が押されたかかどうかを判定し
(ステップ1410)、押された場合はコネクション設
定要求ウィンドウ1100を消去して(ステップ144
0)、処理を終了する。送信ボタン1140が押された
場合には、コネクション設定要求ウィンドウ1100上
で入力された発信元および着信先のネットワークの各ア
ドレス1110および1120と、優先度(通信速度)
1130とを基に、コネクション設定要求メッセージを
作成し(ステップ1420)、接続されているエッジノ
ード140に送信する(ステップ1430)。
【0055】コネクション設定要求ウィンドウは、図1
6に示す内容としてもよい。図示するコネクション設定
要求ウィンドウ1200は、優先度1230が3段階
(高、中、低)で指定される点が図15と異なる。ホス
ト装置1200は、指定された段階に応じて通信品質を
決定し、コネクション設定要求メッセージ1300に設
定する。それぞれの選択肢に対応する通信品質はあらか
じめシステム管理者が設定できるようになっている。こ
のウィンドウ1200を用いれば、ネットワークについ
ての知識を持たない人でも容易にコネクションの設定要
求を行うことができるようになる。
【0056】図17は、バックボーンネットワーク10
0内を転送されるIPパケットの形式を示す図である。
なお、このパケットは、実際にはATMインタフェース
機能によりセル化された状態で転送される。本実施例で
は、RFC(Request for Comment)1483で規定さ
れるLLC(Logical Link Contorol)およびSNAP
(Subnetwork Acscess Point)形式のカプセル化を一部
変更した方式を使用する。エッジノード140では、転
送するIPパケット1030に、経路表より得たネクス
トホップIPアドレス1020を付加し、さらに、LL
C/SNAPヘッダ1010を付加してバックボーンネ
ットワーク100に送信する。受信側のエッジノードで
は、ネクストホップIPアドレス1020から宛先を知
ることができるため、経路表を参照することなくIPパ
ケットを宛先に転送することが可能である。
【0057】なお、本実施形態では、コネクションの設
定指示のための制御プロトコルとして、広く普及してい
るSNMPを採用しているが、コネクション管理サーバ
と交換装置110およびエッジノード140とが対応し
ていれば、SNMP以外の制御プロトコルを使ってもよ
い。
【0058】次に、本発明の第2の実施形態について、
図18を用いて説明する。
【0059】本実施形態のネットワークシステムは、図
18に示すように、上述のコネクション管理サーバ15
0と同じ機能を実現するコンピュータユニット1840
を、バックボーンネットワーク1800内の一つの交換
装置1810に設けたものである。もちろん、この場合
には、コネクション管理サーバ150を設ける必要はな
い。他の構成は、第1の実施形態と共通し、同じ機能を
実現する。
【0060】次に、本発明の第3の実施形態について、
図19を用いて説明する。
【0061】図19に示すように、本実施形態のネット
ワークシステムは、信頼性を向上させるために、上述の
コネクション管理サーバを2重化したものである。すな
わち、バックボーンネットワーク1900内の交換装置
群1910に、上述の機能を有する2つのコネクション
管理サーバ1950を接続し、一方をマスタ、他方をス
レーブとして使用する構成となっている。コネクション
管理サーバの2重化に関する部分以外の動作は、第1の
実施形態と同様である。
【0062】通常、マスタのコネクション管理サーバ1
950がコネクション管理の全ての制御を行い、コネク
ション設定指示メッセージ等の送信もマスタだけが行
う。ただし、経路制御プロトコルパケットやコネクショ
ン設定要求については、サーバおよびスレーブの双方の
コネクション管理サーバ1950に同じものが送信され
る構成となっている。このため、双方のコネクション管
理サーバ1950では、図2に示した運用ポリシデータ
ベース310、経路表330、コネクション管理データ
ベース360に、同じ管理情報が格納されることにな
る。
【0063】マスタのコネクション管理サーバ1950
に何らかの異常が発生すると、コネクションの制御は、
即座にスレーブのコネクション管理サーバ1950に移
される。そして、マスタが復旧するまでの間、スレーブ
がコネクション管理の全ての制御を行う。
【0064】次に、本発明の第4の実施形態について、
図20を用いて説明する。
【0065】本実施形態のネットワークシステムは、図
20に示すように、バックボーンネットワーク200に
ユーザ認証サーバ2060を接続して、コネクション設
定要求の承認の可否を、ユーザ認証サーバ2060を使
って判断するようにしたものである。ユーザ認証以外の
動作については、第1の実施形態と同様である。
【0066】コネクション設定要求には、ヘッダ131
0(図4)内にユーザ認証データが設定される。ユーザ
認証データとしては、単純なパスワードあるいは暗号化
されたパスワード、電子署名データなどを利用すること
ができる。
【0067】コネクション管理サーバ2050は、ユー
ザからコネクション設定要求を受けると、そのユーザ認
証データを設定した認証要求メッセージをユーザ認証サ
ーバ2060に送信して、認証を行わせる。そして、認
証の成功を通知する応答メッセージを受けた場合に限
り、受信したコネクション設定要求を承認し、コネクシ
ョンの設定を行う。
【0068】ユーザ認証サーバ2060は、正当なユー
ザを識別するための認証情報が登録されたデータベース
を備え、認証要求メッセージを受けると、対応する情報
をデータベースで検索し、認証の成否を判定する処理を
行う。そして、判定結果を設定した応答メッセージをコ
ネクション管理サーバ2050に返送する。
【0069】なお、ユーザが要求できる通信品質の条件
等を示す情報もデータベースに登録するようにして、コ
ネクション設定に関するより高度な判断をユーザ認証サ
ーバ2060で行うようにしてもよい。
【0070】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。
【0071】本実施形態のネットワークシステムは、V
BRコネクションの設定方法が第1の実施形態と異な
る。第1の実施形態では、ネットワークの使用開始時
に、全てのエッジノードの間に、通信品質を保証しない
フルメッシュのVBRコネクションを設定するようにし
ていた。これに対し、本実施形態では、実際に通信を行
う必要のあるエッジノード間にだけコネクションを設定
するようにすることで、コネクション数を節約し、ネッ
トワーク資源の有効利用を図る。
【0072】具体的には、各エッジノード140は、コ
ネクションの設定がなされていないIPパケットについ
てはコネクション管理サーバ150に転送する。コネク
ション管理サーバは、IPパケットを受信すると、その
内容を調べて宛先のエッジノードに転送すると共に、送
信元および宛先のエッジノード間を接続するVBRコネ
クションを新たに設定し、エッジノード140にそのコ
ネクション情報を登録する。これにより、以降の通信は
設定されたVBRコネクションで行われるようになる。
CBRコネクションの設定については第1の実施形態と
同じである。
【0073】エッジノード140にVBRコネクション
の設定要求を出す機能を設けるようにしてもよい。この
場合、エッジノード140は、コネクションの設定がな
されていないIPパケットを受信すると、該パケットを
保持し、各種アドレス情報を設定したVBRコネクショ
ン設定要求をコネクション管理サーバ150に出す。コ
ネクション管理サーバ150は、既に設定しているVB
Rコネクションを利用できる場合はこれを用い、他の場
合は新規のVBRコネクションを設定して、そのコネク
ション情報をエッジノード140に登録する。そして、
エッジノード140は、設定されたVBRコネクション
を用いてIPパケットの転送を行う。
【0074】次に、本発明の第6の実施形態について、
図21を用いて説明する。
【0075】大企業の企業内ネットワーク等では、各事
業所がある程度独立して事業所内のネットワークを管理
し、さらに、ネットワーク管理装置等を用いて、これら
ネットワークを上位のレベルから統括的に管理できるよ
うにしていることが多い。
【0076】本実施形態は、このようなネットワーク形
態に適用されるものであり、図21に示すように、複数
のバックボーンネットワーク2110を、ネットワーク
管理装置2100から統括的に管理できるようにしてい
る。各バックボーンネットワーク2110は、上述の実
施形態で説明した構成を有し、個別のコネクション管理
サーバによりコネクションの設定状態を管理される。ネ
ットワーク管理装置2100は、全てのバックボーンネ
ットワーク2110に関るようなネットワーク運用ポリ
シを管理するものである。
【0077】ネットワーク管理装置2100は、各バッ
クボーンネットワーク2110のコネクション管理サー
バにアクセスし、運用ポリシデータベース310等の登
録情報の設定・更新を行う。また、各バックボーンネッ
トワーク2110間にまたがるコネクションの設定状態
の管理も行う。
【0078】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によれ
ば、コネクションレス型のプロトコルによる通信を、少
ない管理負荷で、通信品質の保証されたコネクションを
用いて転送できるようにするネットワークシステムおよ
びそれに用いられるネットワーク機器を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のシステム構成図であ
る。
【図2】コネクション管理サーバのハードウェア構成図
である。
【図3】コネクション管理サーバのソフトウェア構成図
である。
【図4】コネクション設定要求メッセージ形式である。
【図5】コネクション管理サーバが持つ品質無保証経路
表である。
【図6】コネクション管理サーバが持つ品質保証経路表
である。
【図7】コネクション管理サーバが持つエッジノード管
理表である。
【図8】コネクション管理サーバが持つコネクション管
理表である
【図9】コネクション設定要求受付処理のフローであ
る。
【図10】経路制御プロトコル処理のフローである。
【図11】エッジノードのソフトウェア構成図である。
【図12】エッジノードが持つ経路表である。
【図13】エッジノードパケット転送処理のフローであ
る。
【図14】コネクション設定要求発行処理のフローであ
る。
【図15】帯域指定によるコネクション設定要求ウィン
ドウである。
【図16】選択肢によるコネクション設定要求ウィンド
ウである。
【図17】IPパケットメッセージ形式である。
【図18】本発明の第2の実施形態のシステム構成図で
ある。
【図19】本発明の第3の実施形態のシステム構成図で
ある。
【図20】本発明の第4の実施形態のシステム構成図で
ある。
【図21】本発明の第6の実施形態のシステム構成図で
ある。
【符号の説明】
100・・・バックボーンネットワーク、110・・・交換装
置、120・・・ホスト装置、130・・・ルータ、140・・
・エッジノード、150・・・コネクション管理サーバ、3
00・・・運用ポリシ管理部、310・・・運用ポリシデータ
ベース、320・・・コネクション属性決定部、330・・・
経路表、340・・・ユーザ要求受付部、350・・・コネク
ション管理部、360・・・コネクション管理データベー
ス、370・・・経路制御プロトコル処理部、400・・・バ
ックボーンインタフェース部、410・・・ユーザネット
ワークインタフェース部、420・・・ネットワークイン
タフェース部、430記号パケット選択部、440・・・
パケット優先制御部、450・・・コネクション管理部、
460・・・経路表、500・・・品質無保証経路表、600
・・・品質保証経路表、700・・・エッジノード管理表、8
00・・・コネクション管理表、900・・・エッジノード経
路表、1000・・・IPパケットメッセージ、1100・
・・帯域指定によるコネクション設定要求ウィンドウ、1
200・・・選択肢によるコネクション設定要求ウィンド
ウ、1300・・・コネクション設定要求メッセージ、1
800・・・バックボーンネットワーク、1810−A・・・
コネクション管理装置内蔵交換装置、1820・・・ホス
ト装置、1830・・・ルータ、1840・・・エッジノー
ド、1900・・・バックボーンネットワーク、1910・
・・交換装置、1920・・・ホスト装置、1930・・・ルー
タ、1940・・・エッジノード、1950・・・コネクショ
ン管理サーバ、2000・・・バックボーンネットワー
ク、2010・・・交換装置、2020・・・ホスト装置、2
030・・・ルータ、2040・・・エッジノード、2050
・・・コネクション管理サーバ、2060・・・ユーザ認証サ
ーバ、2100・・・ネットワーク管理装置、2110・・・
バックボーンネットワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹羽 徳広 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラフィックの通信品質をコネクション毎
    に保証するための機能を有する少なくとも1つの交換装
    置により形成されるバックボーンネットワークと、該バ
    ックボーンネットワークに、コネクションレス型のプロ
    トコルによる通信がなされるユーザネットワークを接続
    するための複数のエッジノードと、前記バックボーンネ
    ットワークに接続されるコネクション管理サーバと備
    え、 前記コネクション管理サーバは、経路制御プロトコルを
    用いて、前記ユーザネットワークの構成情報を取得する
    手段と、通信品質の保証された経路をどのように設定す
    るかを規定する情報を含む運用管理ポリシ情報が格納さ
    れる手段と、設定するコネクションの属性情報を決定す
    る属性決定手段と、該属性情報のコネクションを設定さ
    せるためのコネクション設定指示を、対応する前記交換
    装置およびエッジノードに出力する手段とを有すること
    を特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】トラフィックの通信品質をコネクション毎
    に保証するための機能を有する少なくとも1つの交換装
    置により形成されると共に、コネクションレス型のプロ
    トコルによる通信がなされるユーザネットワークを収容
    する複数のエッジノードに接続されたバックボーンネッ
    トワークに接続され、 経路制御プロトコルを用いて、前記ユーザネットワーク
    の構成情報を取得する手段と、通信品質の保証された経
    路をどのように設定するかを規定する情報を含む運用管
    理ポリシ情報が格納される手段と、設定するコネクショ
    ンの属性情報を決定する属性決定手段と、該属性情報の
    コネクションを設定させるためのコネクション設定指示
    を、対応する前記交換装置およびエッジノードに出力す
    る手段とを有することを特徴とするコネクション管理サ
    ーバ。
  3. 【請求項3】請求項2記載のコネクション管理サーバに
    おいて、 接続対象のネットワーク機器を示す識別情報と、該ネッ
    トワーク機器間に設定するコネクションの通信品質を示
    す情報とを含むコネクション設定要求を受け付ける手段
    をさらに備え、 前記属性決定手段は、さらに、前記コネクション設定要
    求を満足するコネクションの属性情報を決定することを
    特徴とするコネクション管理サーバ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のコネクション管理サーバに
    おいて、 前記コネクション設定要求を満足するコネクションの設
    定の可否を前記運用管理ポリシ情報を用いて判断する手
    段をさらに備えることを特徴とするコネクション管理サ
    ーバ。
  5. 【請求項5】請求項2記載のコネクション管理サーバが
    接続されたバックボーンネットワークに接続されると共
    に、コネクションレス型のプロトコルによる通信がなさ
    れるユーザネットワークを収容し、 前記ユーザネットワークがバックボーンネットワークを
    介して行う通信と、該通信の転送に用いるコネクション
    との対応関係を示す情報が格納される記憶手段と、前記
    コネクション管理サーバから送られるコネクション設定
    指示に基づいて前記記憶手段の格納情報を更新する手段
    とを備えることを特徴とするエッジノード。
  6. 【請求項6】請求項5記載のエッジノードにおいて、 前記記憶手段の各情報には、前記各コネクションについ
    て保証されている通信品質を表す情報がさらに含まれ、 該情報に基づいて、前記バックボーンネットワークに転
    送するパケットの優先制御を行う手段をさらに備えるこ
    とを特徴とするエッジノード。
  7. 【請求項7】請求項2記載のコネクション管理サーバの
    機能と、バックボーンネットワークにおけるトラフィッ
    クの通信品質をコネクション毎に保証するための機能と
    を備えることを特徴とする交換装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載のネットワークシステムにお
    いて、 前記バックボーンネットワークは、前記交換装置として
    ATMスイッチを用いたATMネットワークであり、コ
    ネクション毎に通信品質を保証するための機能としてA
    TMネットワークが予め備えている機能を使用すること
    を特徴とするネットワークシステム。
  9. 【請求項9】請求項1記載のネットワークシステムにお
    いて、 前記バックボーンネットワークに接続される認証サーバ
    をさらに備え、 前記コネクション管理サーバは、コネクション設定要求
    を受け付けた場合に、該コネクション設定要求を与えた
    ユーザの認証を前記認証サーバに行わせ、認証が成立し
    た場合のみコネクションの設定を行うことを特徴とする
    ネットワークシステム。
  10. 【請求項10】請求項1記載のネットワークシステムに
    おいて、 前記コネクション管理サーバは、前記バックボーンネッ
    トワークに2台接続されており、通常は1台のコネクシ
    ョン管理サーバの機能が有効となり、該コネクション管
    理サーバに障害が発生したときには他の1台のコネクシ
    ョン管理サーバの機能が有効となることを特徴とするネ
    ットワークシステム。
  11. 【請求項11】トラフィックの通信品質をコネクション
    毎に保証するための機能を有する少なくとも1つの交換
    装置により形成されると共に、コネクションレス型のプ
    ロトコルによる通信がなされるユーザネットワークを収
    容する複数のエッジノードに接続されたバックボーンネ
    ットワークに接続されるコネクション管理サーバのプロ
    グラムが格納された記録媒体において、 前記プロラムは、経路制御プロトコルを用いて、前記ユ
    ーザネットワークの構成情報を取得し、通信品質の保証
    された経路をどのように設定するかを規定する運用管理
    ポリシ情報を調べて、設定するコネクションの属性情報
    を決定し、該属性情報のコネクションを設定させるため
    のコネクション設定指示を、対応する前記交換装置およ
    びエッジノードに出力する動作を、前記コネクション管
    理サーバに行わせるものであることを特徴とする記録媒
    体。
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