JP4707288B2 - ネットワーク監視装置およびネットワーク監視方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワーク監視装置およびネットワーク監視方法に関し、特にネットワーク上の負荷を監視するネットワーク監視装置及びネットワーク監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
OSI(Open Systems Interconnection)もしくはTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のネットワークには、SONET(Synchronous Optical Network)、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)の伝送装置、ATM(Asynchronous Transfer Mode)の交換機、ルータおよび端末装置などの様々なネットワーク装置が接続される。これらのネットワークに接続されるネットワーク装置は、ノードと呼ばれる。
【0003】
図17は、従来のネットワークの構成例を示す図である。図17には、OSIネットワークの例を示している。OSIネットワークは、複数のエリア910,920,930で構成される。エリア910は、ノード911,912で構成されている。エリア920は、ノード921〜923で構成されている。エリア930は、ノード931,932で構成されている。
【0004】
OSIネットワークでは、ネットワーク層のCLNP(Connection Less Network Protocol)によって、エリア910,920,930内やエリア910,920,930間において、各ノード911,912,921〜923,931,932がLink State PDU(Protocol Data Unit)(以下、LSPという)を送受信する(エリア内はレベル1LSPであり、エリア間はレベル2LSPである)。LSPにはルーティング情報が含まれている。ルーティング情報は、パケットを適切に転送する為にどの経路(route)を通して転送すべきかを示す情報である。LSPが送受信されることで、ノード911,912,921〜923,931,932間でルーティング情報が動的に交換される。
【0005】
また、TCP/IPのネットワークでは、IP(Internet Protocol)やARP(Address Resolution Protocol)によって、各ノードがHello PDUやARPパケットを送受信する。Hello PDUやARPパケットには、ルーティング情報が含まれる。これにより、TCP/IPのネットワークにおいてもルーティング情報が動的に交換される。
【0006】
OSIネットワークやTCP/IPネットワークで交換されたルーティング情報は、ルーティングを行うノード(ルータ)のメモリ内にルーティングテーブルとして展開される。ルーティングテーブルには、送信先のノードに対応づけて、そのノードと通信するための通信インタフェースの識別子や、そのノード宛のパケットを中継するルータ(あるいはゲートウェイ)の識別子(たとえば、アドレス)などが登録されている。ルータ内にルーティングテーブルが構築されることにより、各ルータは、受信したパケットの転送先を認識することができる。その結果、ネットワーク内を伝送されるパケットがルータで中継され、送信先のノードに正しく転送される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ネットワークにおいて、パケットを正しくルーティングすることができるノード数には限界がある。
【0008】
たとえば、ルータは、内蔵のメモリ容量を超えてルーティングテーブルを展開することはできない。そのため、ルータが認識できる送信先のノード数には限界があり、限界を超えた数の全てのノードに対して正しくパケットを転送することはできない。なお、認識可能なノード数は、ルータ毎に異なる。
【0009】
ネットワークに接続されたノード数よりも認識可能なノード数が少ないルータが1つでも存在すれば、そのネットワークにおいてノード間の通信が保証されなくなる。そのため、ネットワークの構築の際には、認識可能ノード数の最も少ないルータが正しくルーティングを行える程度に、全体のノード数を押さえる必要がある。
【0010】
また、ノード間ではルーティング情報が定期的に交換されるため、ネットワーク上のノード数の増大に伴い、伝送路上の通信トラフィックは確実に増加する。伝送路の伝送容量よりも通信トラフィックが多くなると、パケットの送受信が保証されなくなる。そのため、各伝送路を介して通信を行うノードの数を、伝送路の容量が許容できる範囲内に抑える必要がある。
【0011】
ネットワークの構築や構成の変更を行う場合、ユーザは、パケットのルーティングを保証できるノード数を把握しながら、作業を行わなければならない。
しかし、ネットワークが大規模になると、ネットワークの全ての環境を調査し、パケットのルーティングを保証できるノード数を正しく判断するのは困難である。たとえば、ネットワークを拡張する際に、ネットワーク上のすべてのルータのルーティングテーブルを参照し、ノード数が限界を超えるか否かを調査したのでは、作業が繁雑であり、手間がかかりすぎる。
【0012】
なお、ネットワークに1台のノードを増設するのであれば、その周辺のネットワーク環境を調査するだけですむ場合もある。しかし、個別に運用されていた複数のネットワークを互いに接続する場合のように、ネットワーク構成やノード数が大きく変更される場合には、全てのネットワーク環境を調査する必要が生じ、多大な時間と労力を要する。
【0013】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、パケットのルーティングの保証限界を超える前に、ユーザに警報を通知することができるネットワーク監視装置およびネットワーク監視方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すようなネットワーク監視装置1が提供される。ネットワーク監視装置1は、ネットワーク2の負荷を監視するものである。
【0015】
ネットワーク監視装置1は、計数手段1a、比較手段1b、およびアラーム出力手段1cを有している。計数手段1aは、ネットワーク2を介してノード3,4間で送受信されるパケット2a,2bに基づいて、ネットワーク10上で運用されているノード数1dを計数する。比較手段1bは、計数手段1aが計数したノード数1dと、予め設定されている許容値1eとを比較する。アラーム出力手段1cは、比較手段1bによりノード数1dが許容値1eを超えたと判断された場合には、ノード数1dの超過を示すメッセージ5を出力する。
【0016】
このようなネットワーク監視装置1によれば、計数手段1aにより、ノード3,4間で送受信されるパケット2a,2bに基づきノード数1dが計数される。すると、比較手段1bにより、ノード数1dと許容値1eとが比較される。ノード数1dが許容値1eを超えていれば、アラーム出力手段1cにより、ノード数1dの超過を示すメッセージ5が出力される。
【0017】
また、上記課題を解決するために、ネットワークの負荷を監視するネットワーク監視装置において、前記ネットワークを介してノード間で送受信されるパケットに基づいて、前記ネットワーク上で運用されているノードが属するエリアの総数を計数する計数手段と、前記計数手段が計数した前記エリア数と、予め設定されている許容値とを比較する比較手段と、前記比較手段により前記エリア数が前記許容値を超えたと判断された場合には、前記エリア数の超過を示すメッセージを出力するアラーム出力手段と、を有することを特徴とするネットワーク監視装置が提供される。
【0018】
このようなネットワーク監視装置によれば、計数手段により、ノード間で送受信されるパケットに基づきエリア数が計数される。すると、比較手段により、エリア数と許容値とが比較される。エリア数が許容値を超えていれば、アラーム出力手段により、エリア数の超過を示すメッセージが出力される。
【0019】
また、上記課題を解決するために、ネットワークの負荷を監視するためのネットワーク監視方法において、前記ネットワークを介してノード間で送受信されるパケットに基づいて、前記ネットワーク上で運用されているノードの総数を計数し、計数した前記ノード数と、予め設定されている許容値とを比較し、前記ノード数が前記許容値を超えたと判断された場合には、前記ノード数の超過を示すメッセージを出力する、手順を有することを特徴とするネットワーク監視方法が提供される。
【0020】
このようなネットワーク監視方法によれば、ノード間で送受信されるパケットに基づきノード数が計数される。すると、ノード数と許容値とが比較される。ノード数が許容値を超えていれば、ノード数の超過を示すメッセージが出力される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
なお、実施の形態を具体的に説明する前に、主な実施の形態に適用する本発明の原理について説明する。
【0022】
図1は、本発明の原理構成図である。本発明のネットワーク監視装置1は、ネットワーク2の負荷を監視するものである。ネットワーク2には、ネットワーク監視装置1と、他のノード3,4とが接続されている。なお、ネットワーク監視装置1もネットワーク2上のノードの1つである。
【0023】
ネットワーク監視装置1は、計数手段1a、比較手段1b、およびアラーム出力手段1cを有している。
計数手段1aは、ネットワーク2を介して、ネットワーク監視装置1とノード3,4との間、あるいは他のノード3,4間で送受信されるパケット2a,2bに基づいて、ネットワーク2上で運用されているノード数1dを計数する。パケット2a,2bは、たとえば、OSIネットワークにおけるLSPや、TCP/IPネットワークにおけるHello PDUやARPパケットである。これらのパケットには、ルーティング情報が含まれており、ルーティング情報に基づいて、ネットワーク2上で運用されているノードを認識することができる。なお、ネットワーク2上で運用されているノードとは、ネットワーク2に接続され、ネットワーク2を介した通信が可能な状態となっているノードである。
【0024】
比較手段1bは、計数手段1aが計数したノード数1dと、予め設定されている許容値1eとを比較する。比較結果1fは、アラーム出力手段1cに通知される。アラーム出力手段1cは、比較結果1fを受け取ると、その内容を判別する。そして、アラーム出力手段1cは、ノード数1dが許容値1eを超えたと判断されたと認識した場合には、ノード数1dの超過を示すメッセージ5を出力する。なお、ノード数1dと許容値1eとが等しい場合においても、同様のメッセージを出力するようにしてもよい。
【0025】
このようなネットワーク監視装置1によれば、計数手段1aにより、ノード3,4間で送受信されるパケット2a,2bに基づきノード数1dが計数される。すると、比較手段1bにより、ノード数1dと許容値1eとが比較される。ノード数1dが許容値1eを超えていれば、アラーム出力手段1cにより、ノード数1dの超過を示すメッセージ5が出力される。
【0026】
これにより、ネットワーク2上のノード数1dを監視し、ノード数1dが許容値1eを超えたときには、メッセージ5によって、ノード数1dが許容値1eを超過したことをユーザに知らせることができる。
【0027】
許容値1eとして、ネットワーク2においてルーティングの保証限界ノード数を設定しておけば、ノード数1dがルーティングの保証限界ノード数を超えたときに、メッセージ5が出力される。すなわち、ネットワーク監視装置1からメッセージ5が出力されない限り、ノード数1dは、ルーティングの保証限界を超えていない。
【0028】
したがって、ネットワーク2の構成を変更した場合には、ユーザは、メッセージ5の出力の有無を確認すればよく、認識可能なノード数1dと登録された送信先ノードの数との比較調査をルータ毎に行う必要はない。その結果、ネットワークの構成変更に伴うユーザの作業負担が軽減されるとともに、ネットワーク運用上の信頼性が向上する。
【0029】
なお、ノード数1dを計数するのではなく、ネットワーク2上のエリア数を計数することもできる。この場合、ノード数1dの許容値1eに代えて、エリア数に対する許容値が設定される。エリア数が過大となった場合にもネットワークの信頼性が損なわれるため、エリア数を監視して、エリア数が許容値を超えた場合にメッセージを出力することで、ネットワークの信頼性を向上させることができる。
【0030】
また、アラームのメッセージ5の出力を、多段階で行うこともできる。たとえば、許容値1eに加え、許容値1eより小さい値の注意値を予め設定する。そして、比較手段1bは、ノード数1dと注意値とを比較し、ノード数1dが注意値を超えた場合には、ノード数1dが許容値1eに近づいていることを示す注意喚起のメッセージ(ワーニング)を出力する。
【0031】
ところで、本発明のネットワーク監視装置1は、ネットワーク2に接続される各種ネットワーク装置(ノード)に実装することができる。特に、ルータに実装すれば、ネットワーク2の負荷の監視を効率的に行うことができる。
【0032】
すなわち、ルータは、ルーティングのために他のノードとの間でルーティング情報の交換を行い、ルーティングテーブルを作成している。そのルーティングテーブルを利用して、ネットワーク2上で運用されているノード数1dを計数すれば、ネットワーク監視装置1を実装することによるノードの処理負荷の増加やネットワーク2上のトラフィックの増加を最低限に抑えることができる。そこで、第1から第4の実施の形態として、ネットワーク監視装置1の機能を実装したルータの例を説明する。
【0033】
また、ルータ以外のノードにネットワーク監視装置1を実装する場合にも、ネットワーク2上のトラフィックの増加を最小限に抑えることが望まれる。そこで、ルーティング情報の交換を行わずに、運用されているノード数1dを計数する監視制御装置の例を、第5の実施の形態として説明する。
【0034】
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態は、ルータ機能を有するノードに、ネットワーク監視装置1の機能を実装したものである。
【0035】
図2は、第1の実施の形態に用いるノードのハードウェア構成例を示す図である。ノード100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、および通信インタフェース106が接続されている。
【0036】
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
【0037】
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。
【0038】
通信インタフェース106は、ネットワーク10に接続されている。通信インタフェース106は、ネットワーク10を介して、他のノードとの間でデータの送受信を行う。
【0039】
以上のようなハードウェア構成によって、第1の実施の形態の処理機能を実現することができる。
図3は、第1の実施の形態に係るノードの機能を示す機能ブロック図である。図3の例では、ネットワーク10に、ノード100やその他のノード210,220が接続されている。
【0040】
ノード100は、通信制御部110、ルーティング情報記憶部120、監視制御部130、判定部140、許容値記憶部141、アラーム処理部150、およびユーザインタフェース処理部160を有している。
【0041】
通信制御部110は、ネットワーク10を介した通信を行う。通信制御部110は、通信機能の1つとして、ルーティングテーブル121を用いたルーティング機能を有している。通信制御部110は、ネットワーク10を介して新たなルーティング情報を取得すると、逐次、そのルーティング情報をルーティングテーブル121に登録する。ルーティング情報は、たとえば、送信先ノードのアドレスや、そのノード宛のパケットを中継するノードのアドレスなどを含んでいる。
【0042】
また、通信制御部110は、ルーティングテーブル121に新たなルーティング情報を登録した場合には、ルーティングテーブルに登録されている送信先ノードの数(ノード数)と、送信先ノードが属しているエリアの数(エリア数)とを計数する。そして、通信制御部110は、計算結果を、負荷情報122として、ルーティング情報記憶部120に格納する。
【0043】
ルーティング情報記憶部120は、ルーティングテーブル121と負荷情報122を記憶する。ルーティングテーブル121は、送信先ノードに対して、どの経路(通信ポートや中継ノード)で送信すべきかを定義したテーブル形式の情報である。たとえば、OSIネットワークであれば、送信先アドレスは、NSAP(Network Service Access Point)アドレスで定義される。また、TCP/IPネットワークであれば、送信先アドレスは、IPアドレスで定義される。
【0044】
負荷情報122には、ノード数とエリア数とが登録されている。ノード数は、ルーティングテーブル121に送信先アドレスが登録されているノードの総数である。エリア数は、ルーティングテーブル121に送信先アドレスが登録されているノードが属するエリアの総数である。ノード数とエリア数とは、通信制御部110によって動的に変更される。
【0045】
監視制御部130は、所定の時間間隔でポーリングを行い、その応答として負荷情報122のノード数とエリア数との現在値を取得する。監視制御部130は、取得したノード数とエリア数との現在値を判定部140に渡す。
【0046】
判定部140は、許容値記憶部141から許容値と注意値との読み出し処理を行い、その応答として、ノード数に関する許容値と注意値およびエリア数に関する許容値と注意値を受け取る。判定部140は、ノード数に関する許容値と注意値のそれぞれと、ノード数の現在値とを比較する。同様に、判定部140は、エリア数に関する許容値と注意値のそれぞれと、エリア数の現在値とを比較する。
これらの比較結果によりアラーム発生の要否が決定される。
【0047】
すなわち、許容値記憶部141には、ノード数の許容値、ノード数の注意値、エリア数の許容値、及びエリア数の注意値が、予め格納されている。ノード数の許容値は、ノード100が、余裕を持ってルーティングを行うことができる最大ノード数が設定される。なお、ノード数が許容値を超えたからと言って、すぐにルーティング処理に障害がでるわけではない。ノード数の注意値は、注意を喚起するノード数の閾値が、許容値に対する割合(たとえば、80%)で定義されている。エリア数の許容値は、ノード100が余裕を持ってルーティングを行うことができる最大エリア数が設定される。エリア数が許容値を超えたからと言って、すぐにルーティング処理に障害がでるわけではない。エリア数の注意値は、注意を喚起するエリア数の閾値を、許容値に対する割合(たとえば、80%)で示している。
【0048】
判定部140は、ノード数に関する判定と、エリア数に関する判定とを個別に行い、判定結果をアラーム処理部150に通知する。ノード数に関する判定結果には、ノード数が注意値未満、ノード数が注意値以上かつ許容値未満、およびノード数が許容値以上の3種類がある。同様に、エリア数に関する判定結果には、エリア数が注意値未満、エリア数が注意値以上かつ許容値未満、およびエリア数が許容値以上の3種類がある。
【0049】
アラーム処理部150は、判定部140から通知された判定結果に応じて、アラームのメッセージを発生させる。アラームのメッセージには、超過警報と超過注意報(ワーニング)とがある。
【0050】
すなわち、アラーム処理部150は、ノード数が注意値未満であればアラームを発生させないが、ノード数が注意値以上かつ許容値未満であれば超過注意報(ワーニング)を発生させ、ノード数が許容値以上であれば超過警報を発生させる。同様に、アラーム処理部150は、エリア数が注意値未満であればアラームを発生させないが、エリア数が注意値以上かつ許容値未満であれば超過注意報を発生させ、エリア数が許容値以上であれば超過警報を発生させる。
【0051】
ユーザインタフェース処理部160は、アラーム処理部150が発生させたアラームを、表示装置に表示させる。
なお、ルーティングテーブル121や負荷情報122の内容は、ルーティングを行う通信プロトコルによって異なる。そこで、通信プロトコルが、OSIの場合とTCP/IPの場合とについて、ルーティングテーブル121と負荷情報122と具体例を説明する。
【0052】
OSIによるルーティングでは、レベル1のルーティング(エリア内でのルーティング)用のルーティングテーブルと、レベル2のルーティング(エリア間でのルーティング)用のルーティングテーブルとが用いられる。
【0053】
図4は、OSIのルーティングテーブルの例を示す図である。図4(A)はOSIレベル1ルーティングテーブルの例を示し、図4(B)はOSIレベル2ルーティングテーブルの例を示す図である。
【0054】
OSIレベル1ルーティングテーブル121aには、「SystemID」、「Next-Hop」、「SNPA(Subnetwork Point of Attachment)」、「Interface」、「Metric」および「State」の各欄が設けられている。各欄には、接続された送信先ノード毎の情報が設定されている。
【0055】
「SystemID」は、送信先ノードのMAC(Media Access Control)アドレスである。MACアドレスとは、通信ポート毎に予め設定されているハードウェアアドレスである。「Next-Hop」は、「SystemID」で示されるノードにパケットを送信する際の、中継ノードのMACアドレスである。「SNPA」は、サブネットワーク(エリア)の接続点となるノードのMACアドレスである。「Interface」は、「SystemID」で示されるノードにパケットを送信する際に、そのパケットを送出する通信インタフェース(接続ポート)の識別子である。「Metric」は、「SystemID」で示されるノードにパケットを送信する際に、そのパケットを中継するルータの数(ホップ数)である。「State」は、「SystemID」で示されるノードの接続状態を示している。たとえば、送信先のノードが正常に動作していれば、「State」の欄に「Up」が設定される。
【0056】
OSIレベル2ルーティングテーブル121bには、「Area Address」、「SystemID」「Protocol」、「State」、および「Interface」の各欄が設けられている。各欄には、接続されたエリア毎の情報が登録されている。
【0057】
「Area Address」は、送信先ノードの属するエリアのエリアアドレスである。「SystemID」は、エリアアドレスに対して送信するパケットのゲートウェイとなるノードのMACアドレスである。「Protocol」は、ルーティングプロトコルを示している。ルーティングプロトコルとしては、IS−IS(Intermediate System to Intermediate System)やES−IS(End System to Intermediate System)がある。「State」は、「SystemID」にMACアドレスが設定されているノードの接続状態を示している。たとえば、ゲートウェイとなるノードが正常に動作していれば、「State」の欄に「Up」が設定される。「Interface」は、「SystemID」で示されるノードにパケットを送信する際の、そのパケットを送出する通信インタフェース(接続ポート)の識別子である。
【0058】
OSIによるルーティングを行う場合には、通信制御部110は、OSIレベル1ルーティングテーブル121aを参照して、接続されている送信先ノードの数を求め、負荷情報122に登録する。また、通信制御部110は、OSIレベル2ルーティングテーブル121bを参照して、接続されているエリアの数を求め、負荷情報122に登録する。OSIのルーティングにおける負荷情報122は、たとえば、ノード数テーブルとエリア数テーブルとで構成される。
【0059】
図5は、OSIルーティングの負荷情報を示す図である。図5(A)はOSIノード数テーブルを示しており、図5(B)はOSIエリア数テーブルを示している。
【0060】
OSIノード数テーブル122aには、「Total」、「ADJNUM」、「CKTID」、および「SYSID」の各欄が設けられている。「ADJNUM」、「CKTID」、および「SYSID」には、送信先ノード毎の情報が設定されている。
【0061】
「Total」は、同一エリア内に接続されている送信先ノードの総数(ノード数m1:m1は整数)である。「ADJNUM」は、対応する送信先ノードに対する接続数(伝送経路数)である。「CKTID」は、対応する送信先ノードに接続されるポートの番号である。「SYSID」は、対応する送信先ノードのMACアドレスである。
【0062】
OSIエリア数テーブル122bには、「Total」、「ADJNUM」、「CKTID」、および「Area Address」の各欄が設けられている。「Total」は、接続されているエリアの総数(エリア数n1:n1は整数)である。「ADJNUM」は、対応するエリアに対する接続数(伝送経路数)である。「CKTID」は、対応するエリアに接続されるポートの番号である。「Area Address」は、対応するエリアのNSAPアドレスである。
【0063】
以上が、OSIによりルーティングを行う場合の例である。次に、TCP/IPによりルーティングを行う場合のルーティングテーブル121と負荷情報122との具体例を説明する。
【0064】
TCP/IPによりルーティングを行う場合には、ルーティングテーブル121として、ARPテーブルとIPルーティングテーブルとが設けられる。
図6は、TCP/IPのルーティングテーブルの例を示す図である。図6(A)はARPテーブルの例を示し、図6(B)はIPルーティングテーブルの例を示す図である。
【0065】
ARPテーブル121cには、「Internet Address」、「Physical Address」、および「Type」の各欄が設けられている。「Internet Address」は、送信先ノードのIPアドレスである。「Physical Address」は、送信先ノードのMACアドレスである。「Type」は、エントリの種別を示している。エントリの種別には、静的(static)と動的(dynamic)とがある。
【0066】
IPルーティングテーブル121dには、「Destination」、「Network mask」、「Gateway」、「Flags」、「Metric」、および「Interface」の各欄が設けられている。「Destination」は、送信先ノードのIPアドレスである。「Network mask」は、送信先ノードのサブネットマスクである。IPアドレスとサブネットマスクとの論理和をとることで、サブネットアドレス(エリアアドレス)を求めることができる。「Gateway」は、送信先ノードへ送信するパケットを中継するノード(ゲートウェイ)のIPアドレスである。「Flags」は、送信先ノードへのルーティングの状態である。「U」は利用可能であること、「H」はホストであること、「G」はゲートウェイであることを表わしている。「Metric」は、指定したゲートウェイまでにいくつのゲートウェイを経由するか(ホップ数)を表わしている。「Interface」は、送信先ノードに接続されたインタフェースの識別子である。
【0067】
TCP/IPによるルーティングを行う場合には、通信制御部110は、IPルーティングテーブル121dの「Destination」の欄に登録されているIPアドレスの数により送信先ノード数を求め、負荷情報122に登録する。また、通信制御部110は、IPルーティングテーブル121dの「Destination」の欄のIPアドレスと「Network mask」の欄のサブネットマスクとによりサブネットアドレスを求め、サブネットアドレスの数(サブネットマスクが重複する場合、それらをまとめて1つと数える)を算出する。そして、算出したサブネットアドレスの数をエリア数として、負荷情報122に登録する。TCP/IPのルーティングにおける負荷情報122は、たとえば、ノード数テーブルとエリア数テーブルとで構成される。
【0068】
図7は、TCP/IPルーティングの負荷情報を示す図である。図7(A)はTCP/IPノード数テーブルを示しており、図7(B)はTCP/IPエリア数テーブルを示している。
【0069】
TCP/IPノード数テーブル122cには、「Total」、「ADJNUM」、「CKTID」、および「Physical Address」の各欄が設けられている。「ADJNUM」、「CKTID」、および「Physical Address」には、送信先ノード毎の情報が設定されている。
【0070】
「Total」は、同一エリア内に接続されている送信先ノードの総数(ノード数m2:m2は整数)である。「ADJNUM」は、対応する送信先ノードに対する接続数(伝送経路数)である。「CKTID」は、対応する送信先ノードに接続されるポートの番号である。「Physical Address」は、対応する送信先ノードのMACアドレスである。
【0071】
TCP/IPエリア数テーブル122dには、「Total」、「ADJNUM」、「CKTID」、および「IP Address」の各欄が設けられている。「Total」は、接続されているエリアの総数(エリア数n2:n2は整数)である。「ADJNUM」は、対応するエリアに対する接続数(伝送経路数)である。「CKTID」は、対応するエリアに接続されるポートの番号である。「IP Address」は、対応するエリアのIPアドレスである。
【0072】
以上のようなルーティングテーブル121と負荷情報122とがルーティング情報記憶部120に格納されている状態でアラーム表示処理が行われる。
図8は、アラーム表示処理手順を示すフローチャートの前半である。以下、図8に示す処理をステップ番号に沿って説明する。なお、第1の実施の形態では、ノード数とエリア数とに対して、図8に示すアラーム表示処理が行われる。以下の説明はノード数に関するアラーム表示処理の場合であるが、エリア数に関するアラーム表示処理も同様である(ノード数の現在値、許容値および注意値が、それぞれエリア数の現在値、許容値、注意値となる)。
【0073】
[ステップS11]監視制御部130は、負荷情報を取得すべき時刻(負荷情報取得時刻)か否かを判断する。たとえば、監視制御部130は、負荷情報を取得する度にリセットされるタイマを有しており、そのタイマが予め設定された時間に達したか否かにより、負荷情報取得時刻か否かを判断する。負荷情報取得時刻に達した場合には、処理がステップS12に進められる。負荷情報取得時刻に達していない場合には、ステップS11の処理が繰り返される。
【0074】
[ステップS12]監視制御部130は、ルーティング情報記憶部120内の負荷情報122からノード数の現在値を取得する。監視制御部130は、取得したノード数の現在値を判定部140に渡す。
【0075】
[ステップS13]判定部140は、ノード数の現在値を、ノード数の許容値と注意値とのそれぞれと比較する。ここで、注意値は、許容値のp%と定義されているものとする。
【0076】
[ステップS14]判定部140は、ノード数の現在値が、許容値のp%(注意値)以下か否かを判断する。ノード数の現在値が注意値以下であれば、判定部140からアラーム処理部150へ比較結果が渡され、処理がステップS15に進められる。ノード数の現在値が注意値より大きければ、処理が図9のステップS21に進められる。
【0077】
[ステップS15]アラーム処理部150は、アラームに関する現在の状態を確認し、超過警報が発生しているか否かを判断する。超過警報が発生している場合には、処理がステップS16に進められる。超過警報が発生していない場合には、処理がステップS17に進められる。
【0078】
[ステップS16]アラーム処理部150は、発生している超過警報を解除する。これにより、表示装置の画面に表示されていた超過警報を示すメッセージが、画面から消える。その後、処理がステップS11に進められる。
【0079】
[ステップS17]アラーム処理部150は、アラームに関する現在の状態を確認し、超過注意報が発生しているか否かを判断する。超過注意報が発生している場合には、処理がステップS18に進められる。超過注意報が発生していない場合には、アラームが発生していない状態を維持し、処理がステップS11に進められる。
【0080】
[ステップS18]アラーム処理部150は、発生している超過注意報を解除する。これにより、表示装置の画面に表示されていた超過注意報を示すメッセージが、画面から消える。その後、処理がステップS11に進められる。
【0081】
図9は、アラーム表示処理手順を示すフローチャートの後半である。以下、図9に示す処理を、ノード数に関するアラーム表示処理の例を用いて、ステップ番号に沿って説明する。
【0082】
[ステップS21] 判定部140は、ノード数の現在値が、許容値のp%(注意値)より大きく、かつ許容値以下か否かを判断する。ノード数の現在値が注意値より大きく許容値以下であれば、判定部140からアラーム処理部150へ比較結果が渡され、処理がステップS22に進められる。そうでなければ、処理がステップS26に進められる。
【0083】
[ステップS22]アラーム処理部150は、アラームに関する現在の状態を確認し、超過警報が発生しているか否かを判断する。超過警報が発生している場合には、処理がステップS23に進められる。超過警報が発生していない場合には、処理がステップS24に進められる。
【0084】
[ステップS23]アラーム処理部150は、発生している超過警報を解除するとともに、超過注意報を発生させる。これにより、表示装置の画面に表示されていた超過警報を示すメッセージが画面から消え、代わりに超過注意報を示すメッセージが表示される。その後、処理が図8のステップS11に進められる。
【0085】
[ステップS24]アラーム処理部150は、アラームに関する現在の状態を確認し、超過注意報が発生しているか否かを判断する。超過注意報が発生している場合には超過注意報が発生している状態を維持し、処理が図8のステップS11に進められる。超過注意報が発生していない場合には、処理がステップS25に進められる。
【0086】
[ステップS25]アラーム処理部150は、超過注意報を発生させる。これにより、超過注意のメッセージが表示装置の画面に表示される。その後、処理が図8のステップS11に進められる。
【0087】
[ステップS26]判定部140は、ノード数の現在値が、許容値より大きいか否かを判断する。ノード数の現在値が許容値より大きければ、判定部140からアラーム処理部150へ比較結果が渡され、処理がステップS27に進められる。ノード数の現在値が許容値以下であれば、処理が図8のステップS11に進められる。
【0088】
なお、図9では、判定部140における判定処理の明確化のために、ステップS26の処理を設けているが、ステップS14とステップS21とを経由してステップS26の処理に至ったときは、ノード数の現在値は必ず許容値より大きい。そのため、ステップS26の判断でNOに進むことはない。
【0089】
[ステップS27]アラーム処理部150は、アラームに関する現在の状態を確認し、超過警報が発生しているか否かを判断する。超過警報が発生している場合には超過警報が発生している状態を維持し、処理が図8のステップS11に進められる。超過警報が発生していない場合には、処理がステップS28に進められる。
【0090】
[ステップS28]アラーム処理部150は、アラームに関する現在の状態を確認し、超過注意報が発生しているか否かを判断する。超過注意報が発生している場合には処理がステップS29に進められ、超過注意報が発生していない場合には処理がステップS30に進められる。
【0091】
[ステップS29]アラーム処理部150は、発生している超過注意報を解除するとともに、超過警報を発生させる。これにより、表示装置の画面に表示されていた超過注意報を示すメッセージが画面から消え、代わりに超過警報を示すメッセージが表示される。その後、処理が図8のステップS11に進められる。
【0092】
[ステップS30]アラーム処理部150は、超過警報を発生させる。これにより、超過警報のメッセージが表示装置の画面に表示される。その後、処理が図8のステップS11に進められる。
【0093】
このようにして、負荷情報122に設定されているノード数が監視され、ノード数が所定数を超えると、超過注意報や超過警報が発生する。そして、警報が発生すると、警報の内容に応じたメッセージが表示装置の画面に表示され、ユーザに通知される。同様にして、エリア数が所定値を超えた場合にも、超過注意報や超過警報が発生し、メッセージが表示される。
【0094】
以上説明したように、ルーティングを行うノード自身がルーティングの負荷を監視し、負荷が過大になったときには警報を出すようにしたため、ネットワークを拡張する際に、作業者が、その都度、すべてのノードの負荷を計算する必要が無くなる。その結果、ネットワークの管理にかかる手間が省ける。
【0095】
なお、上記の例では、動的に構築されるルーティング情報からノード数を算出しているが、静的なルーティング情報もノード数の計数対象に含まれる。静的なルーティング情報は、たとえば、ユーザの操作入力に応じて、ユーザインタフェース処理部160によってルーティングテーブル121に設定される。
【0096】
また、上記の例では、監視制御部130がポーリングによって負荷情報122を取得しているが、通信制御部110が負荷情報122を更新する度に、通信制御部110から監視制御部130に負荷情報122を渡すようにしてもよい。
【0097】
なお、警報を示すメッセージを確認したユーザは、ノード100に対する操作入力を行うことで、負荷情報122に格納されたノード数やエリア数を画面に表示させることもできる。その場合、ユーザからの操作入力に応じて、ユーザインタフェース処理部160が、監視制御部130に対して負荷情報122の読み出し要求を出す。負荷情報122の読み出し要求を受け取った監視制御部130は、ルーティング情報記憶部120から負荷情報122を読み出し、ノード数とエリア数とをユーザインタフェース処理部160に渡す。ユーザインタフェース処理部160は、監視制御部130から受け取ったノード数とエリア数とを、表示装置の画面に表示する。これにより、ユーザは、ノード数とエリア数とを確認することができる。
【0098】
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、許容値や注意値を、ユーザの操作入力により設定可能としたものである。
【0099】
図10は、第2の実施の形態に係るネットワーク装置の機能を示す機能ブロック図である。第2の実施の形態の構成は、第1の実施の形態とほぼ同様であるため、図10において、図3の第1の実施の形態の構成要素と同じ機能の要素には図3と同じ符号を付し、説明を省略する。
【0100】
第2の実施の形態のノード100aは、ユーザインタフェース処理部161の機能のみが、第1の実施の形態と異なる。ユーザインタフェース処理部161は、第1の実施の形態で示したユーザインタフェース処理部160が有する機能に加え、ユーザの操作入力に応答して許容値記憶部141に情報を設定する機能を有している。すなわち、ユーザがキーボード12などの入力装置を操作して、許容値、またな注意値(許容値に対する割合)を入力すると、ユーザインタフェース処理部161は、入力された値により、許容値記憶部141内の許容値や注意値を更新する。許容値記憶部141内の許容値や注意値が更新されると、その後判定部140によるアラーム要否の判定は、更新後の値に基づいて行われる。
【0101】
これにより、ノード数に対する許容値や注意値、およびエリア数に対する許容値や注意値を、ユーザが任意に設定することができる。その結果、たとえば、ノード100aの機能を拡張し(たとえば、RAMの追加や通信インタフェースの追加)処理能力が向上した場合には、向上した処理能力に合わせた許容値や注意値を容易に設定することができる。また、ノード100aを接続するネットワーク10の種別(OSIやTCP/IPの別)に応じて許容値が異なる場合でも、ネットワーク10の種別に合わせて適宜、許容値や注意値を変更することができる。
【0102】
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、接続されているノード数やエリア数を、定期的にユーザに通知するものである。
【0103】
図11は、第3の実施の形態に係るネットワーク装置の機能を示す機能ブロック図である。第3の実施の形態の構成は、第1の実施の形態とほぼ同様であるため、図11において、図3の第1の実施の形態の構成と同じ機能の要素には図3と同じ符号を付し、説明を省略する。
【0104】
第3の実施の形態のノード100bは、監視制御部131及びユーザインタフェース処理部162の機能が、第1の実施の形態と異なる。なお、第1の実施の形態における判定部140とアラーム処理部150(図3参照)とは、図11では省略している。
【0105】
監視制御部131は、ルーティング情報記憶部120に対するポーリングを定期的に行い、その応答として負荷情報122(ノード数およびエリア数)の現在値を取得する。同様に、監視制御部131は、許容値記憶部141に対するポーリングを定期的行い、その応用として許容値記憶部141内からノード数およびエリア数に関する許容値を取得する。これらの情報を取得する時間間隔(監視周期)は、予め監視制御部131に設定されている。監視制御部131は、取得したノード数およびエリア数の現在値と、ノード数およびエリア数に関する許容値とを、ユーザインタフェース処理部162に通知する。
【0106】
ユーザインタフェース処理部162は、監視制御部131から通知されたノード数およびエリア数の現在値と、ノード数およびエリア数に関する許容値とを、表示装置の画面に表示する。たとえば、ユーザインタフェース処理部162は、パフォーマンスモニタ画面を表示装置に常時表示し、その画面内にノード数およびエリア数の現在値と、ノード数およびエリア数の許容値とを表示する。画面中のこれらの値は、監視制御部131から情報が送られてくる毎に更新される。
【0107】
このようなノード100bによれば、ルーティングテーブル121が更新される毎に負荷情報122のノード数やエリア数が更新される。負荷情報122は、監視制御部131によって定期的に収集され、ユーザインタフェース処理部162に渡される。この際、許容値も監視制御部131で収集され、ユーザインタフェース処理部162に渡される。そして、ユーザインタフェース処理部162により、ノード数やエリア数の現在値と許容値とに関する自動通知画面が表示される。
【0108】
図12は、ノード数とエリア数とに関する自動通知画面の例を示す図である。自動通知画面20は、横軸に時刻、縦軸に数が示されている。そして、ノード数とエリア数とが通知される毎に、自動通知画面20内のその時刻におけるノード数とエリア数との座標に黒点(ノード数は丸い点、エリア数は矩形の点)が表示される。そして、ノード数の時間変化が折れ線21で示され、エリア数の時間変化が折れ線22で示される。また、自動通知画面20には、ノード数の許容値が破線23で示されており、エリア数の許容値が点線24で示されている。
【0109】
このように、ノード数やエリア数の現在値の自動通知画面が表示されることにより、ノード100bを管理しているユーザは、操作入力等を行わなくても、ノード数とエリア数が許容値に達していないかを、そのときの最新の値により随時確認することができる。
【0110】
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態は、ノード数やエリア数の超過警報あるいは超過注意報の通知、非通知を任意に設定できるようにしたものである。
【0111】
図13は、第4の実施の形態のシステム構成例を示す図である。図13の例では、ネットワークにノード100c,201〜206が接続されている。ノード100cの名称は「ノードA」、ノード201の名称は「ノードB」、ノード202の名称は「ノードC」、ノード203の名称は「ノードD」、ノード204の名称は「ノードE」、ノード205の名称は「ノードF」、ノード206の名称は「ノードG」である。
【0112】
このようなシステムにおいて、各ノード100c,201〜206がルーティングを行うと、それぞれのノード100c,201〜206において、ネットワーク上に接続されているノード数やエリア数を認識することができる。従って、ネットワークを管理するユーザは、少なくとも1つのネットワーク装置(たとえば、ノード100c)からルーティングの負荷に関する超過警報などのアラームが発生するようにしておけばよい。そこで、第4の実施の形態では、アラーム発生の要否を、各ノード100c,201〜206に対してユーザが任意に設定できるようにしている。
【0113】
図14は、第4の実施の形態に係るネットワーク装置の機能を示す機能ブロック図である。第4の実施の形態の構成は、第1の実施の形態とほぼ同様であるため、図14において、図3の第1の実施の形態の構成と同じ機能の要素には図3と同じ符号を付し、説明を省略する。
【0114】
第4の実施の形態では、アラーム処理部151とユーザインタフェース処理部163との処理機能が第1の実施の形態と異なると共に、通知判定部170が追加されている。
【0115】
アラーム処理部151は、第1の実施の形態におけるアラーム処理部150(図3参照)と同様の機能を有しているが、超過警報や超過注意報のメッセージは、ユーザインタフェース処理部163ではなく、通知判定部170に渡す。
【0116】
ユーザインタフェース処理部163は、第1の実施の形態におけるユーザインタフェース処理部160(図3参照)と同様の機能を有しているが、超過警報や超過注意報のメッセージは、アラーム処理部151からではなく、通知判定部170から受け取る。また、ユーザインタフェース処理部163は、ユーザの操作入力に応答して、通知判定部170に対して、アラームの通知、非通知の設定入力を行う。
【0117】
通知判定部170は、通知または非通知の設定入力をユーザインタフェース処理部163から受け取ると、その入力内容を内部で保持する。また、通知判定部170は、アラーム処理部151から超過警報や超過注意報のメッセージを受け取ると、通知または非通知の設定内容を確認し、通知の要否を判定する。そして、通知判定部170は、ユーザインタフェース処理部163から通知設定を受けていれば(通知必要)、アラーム処理部151から受け取ったメッセージをユーザインタフェース処理部163に転送する。また、通知判定部170は、ユーザインタフェース処理部163から非通知設定を受けていれば(通知不要)、アラーム処理部151から受け取ったメッセージを廃棄する。
【0118】
このようなノード100cによれば、ネットワーク10上の処理負荷が増加し、ノード100cにおけるノード数が許容値を超え、アラーム処理部151によってアラームのメッセージが出力されると、通知判定部170により、通知の要否が判断される。そして、ユーザがユーザインタフェース処理部163を介して、メッセージの通知の設定が行われている場合にのみ、アラーム処理部151で発生した超過警報や超過注意報などのメッセージが、表示装置に表示される。
【0119】
これにより、ネットワーク10を構成するノード100c,201〜206のうち、ユーザが任意に指定したノードからのみ、アラームのメッセージを表示させ、各ネットワーク全体の処理負荷を軽減することができる。たとえば、ゲートウェイといったエリア毎に1もしくは数ノードのネットワーク装置に対し、通知の設定をしておき、他のノードは非通知に設定する。これにより、ネットワーク10全体として最小限の負荷で、ノード数やエリア数の超過警報や超過注意報をユーザに通知することができる。
【0120】
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態について説明する。第5の実施の形態は、ネットワーク監視専用のネットワーク装置(ノード)を用いて、ネットワークの負荷を監視するものである。以下、ネットワーク監視用のノードを、特に監視制御装置と呼ぶこととする。
【0121】
図15は、第5の実施の形態のシステム構成図である。第5の実施の形態では、監視制御装置300およびその他のノード401〜405により、ネットワークが構成されている。ノード401の名称は「ノードA」、ノード402の名称は「ノードB」、ノード403の名称は「ノードC」、ノード404の名称は「ノードD」、ノード405の名称は「ノードE」である。
【0122】
監視制御装置300は、通信制御部310、ログインデータベース(DB)320、監視制御部330、判定部340、許容値記憶部341、アラーム処理部350、およびユーザインタフェース処理部360を有している。
【0123】
通信制御部310は、ネットワークを介した通信を行い、運用されている他のノード401〜405に対してリモートログインを行う。リモートログインを行うためのアカウント情報(ノードのアドレス、ユーザ名、パスワードなど)は、ログインDB320に格納されている。また、通信制御部310は、ログインしたノードの数をカウントし、ログインDB320に格納する。
【0124】
ログインDB320は、ログインテーブル321を記憶している。ログインテーブル321には、他のノード401〜405にログインするために必要な情報およびログイン数が設定されている。
【0125】
監視制御部330は、定期的にログインDB320に対してポーリングを行い、その応答として、ログインDB320からログイン数の現在値を取得する。監視制御部330は、取得したログイン数の現在値を判定部340に渡す。
【0126】
判定部340は、許容値記憶部341に格納されている許容値と注意値とを参照して、アラーム発生の要否を判定する。すなわち、許容値記憶部341には、ログイン数の許容値、ログイン数の注意値が予め格納されている。ログイン数の許容値は、ネットワーク全体で余裕を持ってルーティングを行うことができる最大ノード数が設定される。判定部340は、判定結果をアラーム処理部350に通知する。
【0127】
アラーム処理部350は、判定部340から受け取った判定結果に応じたアラームのメッセージ(超過警報や超過注意報)をユーザインタフェース処理部360に渡す。
【0128】
ユーザインタフェース処理部360は、アラーム処理部350から渡された警戒警報などのメッセージを表示装置の画面に表示する。
図16は、ログインテーブルの例を示す図である。ログインテーブル321には、「Total」、「SYSID」、「AREAADDR/IP address」、「Gateway」、「User」、「Level」、「Password」、「State」、および「Interface」の欄が設けられている。
【0129】
「Total」は、ログインの総数(ログイン数m3:m3は整数)である。「SYSID」は、ログイン先のノードのMACアドレスである。「AREAADDR/IP address」は、ログイン先のノードのエリアアドレス、またはノード自身のアドレス(NSAPアドレス、IPアドレス)である。「Gateway」は、中継ノード(ゲートウェイ)のアドレスである。「User」は、ログイン先のノードに登録されているアカウントのユーザ名である。「Level」は、ログイン先のノードに登録されているアカウントのログインユーザレベルである。「Password」は、ログイン先のノードに登録されているアカウントのパスワードである。「State」は、接続状態である。対応するノードにログインしているときには「State」が「Up」となる。「Interface」は、ログインするノードに接続するための通信インタフェース(接続ポート)の識別子である。
【0130】
このような監視制御装置300によれば、通信制御部310により、ログインテーブル321に設定されている全てのノードに対してログインが試みられる。他のノードへのログインの際には、通信制御部310によって、他のノードへログインを要求するパケットが送信される。ログイン相手のノードが運用されていれば、ログインが成功し、相手のノードからログインを認めたことを示すパケットが返される。ログイン相手のノードから、ログインを認めたことを示すパケットが返されるか否かにより、通信制御部310がログインの成否を判断することができる。
【0131】
そして、通信制御部310により、正常にログインできたノードの「State」の欄に「Up」が設定され、正常にログインできたノードの数が計数される。計数の結果は、ログインしたノードの総数(ログイン数)として「Total」の欄に設定される。正常にログインできなかったノードに対しては、通信制御部310により、所定間隔でログインが試みられる。
【0132】
また、ログインが完了した各ノードに対しては、通信制御部310により、監視制御パケットが定期的に送信され、ログイン状態が確認される。ログイン状態が変更されれば、随時ログイン数が再計算されログインテーブル321の「Total」の欄の値が動的に変更される。
【0133】
ログインテーブル321の「Total」の欄に設定されたログイン数は、監視制御部330により監視されており、定期的なポーリングによって、そのときのログイン数の現在値が監視制御部330で取得される。ログイン数の現在値は、監視制御部330から判定部340に渡される。すると、判定部340により、ログイン数の現在値と、許容値や注意値とが比較される。比較結果は、アラーム処理部350に通知される。
【0134】
比較の結果、ログイン数の現在値が注意値以下と判断された場合、アラーム処理部350からアラームのメッセージは発行されない(発行されていたメッセージは取り消される)。比較の結果、ログイン数の現在値が注意値を超え、かつ許容値以下と判断された場合、アラーム処理部350により超過注意報のメッセージが発行される(超過警報が発行されていた場合には、超過警報のメッセージは取り消される)。比較の結果、ログイン数の現在値が許容値を超えたと判断された場合、アラーム処理部350により超過警報のメッセージが発行される(超過注意報が発行されていた場合には、超過注意報のメッセージは取り消される)。
【0135】
アラーム処理部350で発行されたメッセージはユーザインタフェース処理部360に渡される。すると、そのメッセージがユーザインタフェース処理部360によって、表示装置の画面に表示される。
【0136】
このようにして、ネットワークに接続された各ノードへのログイン数によって、ネットワークに接続されたノード数を管理することができる。その結果、ルーティング機能を用いなくても、ネットワーク上の負荷を監視し、負荷が許容値を超えた場合に超過警報を発生させることができる。ルーティング情報の交換を行わないことで、ノードやネットワークに負荷をかけることなく、ネットワークの負荷状態を把握ことができる。
【0137】
なお、ログインDB320に展開されるログイン数は、全ネットワーク内のログイン数でもよいし、エリア毎(TCP/IPならサブネット毎)のログイン数、また接続形態(OSI−LAN(Local Area Network)、OSI−DCC(Direct Cable Connection)、TCP/IP−LAN、X.25など)毎のログイン数としてもよい。
【0138】
なお、上記の処理機能は、クライアントサーバシステムのサーバコンピュータによって実現することができる。その場合、ネットワーク監視装置、ルータ、および監視視制御装置が有すべき機能の処理内容を記述したサーバプログラムが提供される。サーバコンピュータは、クライアントコンピュータからの要求に応答して、サーバプログラムを実行する。これにより、上記処理機能がサーバコンピュータ上で実現され、処理結果がクライアントコンピュータに提供される。
【0139】
処理内容を記述したサーバプログラムは、サーバコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。サーバコンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disc)などがある。
【0140】
サーバプログラムを流通させる場合には、たとえば、そのサーバプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。
サーバプログラムを実行するサーバコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたサーバプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、サーバコンピュータは、自己の記憶装置からサーバプログラムを読み取り、サーバプログラムに従った処理を実行する。なお、サーバコンピュータは、可搬型記録媒体から直接サーバプログラムを読み取り、そのサーバプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0141】
(付記1) ネットワークの負荷を監視するネットワーク監視装置において、前記ネットワークを介してノード間で送受信されるパケットに基づいて、前記ネットワーク上で運用されているノードの総数を計数する計数手段と、
前記計数手段が計数した前記ノード数と、予め設定されている許容値とを比較する比較手段と、
前記比較手段により前記ノード数が前記許容値を超えたと判断された場合には、前記ノード数の超過を示すメッセージを出力するアラーム出力手段と、
を有することを特徴とするネットワーク監視装置。
【0142】
(付記2) 前記計数手段は、前記ネットワークを介してノード間で送受信されるルーティング情報に基づいてルーティングテーブルを作成し、当該ルーティングテーブルに登録される送信先ノードの数を、運用されているノードの前記ノード数とすることを特徴とする付記1記載のネットワーク監視装置。
【0143】
(付記3) 前記計数手段は、前記ネットワーク上に接続されている各ノードへのログインを試み、ログインの成功およびログイン状態の継続を示すパケットを送り返してくるノードの数を、運用されているノードの前記ノード数とすることを特徴とする付記1記載のネットワーク監視装置。
【0144】
(付記4) ユーザの操作入力に応答して、前記許容値を設定する設定手段を更に有することを特徴とする付記1記載のネットワーク監視装置。
(付記5) 前記比較手段は、前記計数手段が計数した前記ノード数と、前記許容値より少ない値が予め設定された注意値とを比較し、
前記アラーム出力手段は、前記比較手段により前記ノード数が前記注意値を超えたと判断された場合には、超過注意を示すメッセージを出力することを特徴とする付記1記載のネットワーク監視装置。
【0145】
(付記6) 前記計数手段が計数した前記ノード数を、定期的に取得する監視手段と、
前記監視手段が取得した前記ノード数の時間変化を表示する表示手段と、
をさらに有することを特徴とする付記1記載のネットワーク監視装置。
【0146】
(付記7) ユーザからの操作入力に応答して、前記アラーム出力手段が出力した前記メッセージの表示の要否を判定する判定手段と、
前記判定手段で表示が必要と判断された場合に、前記アラーム出力手段が出力した前記メッセージを表示する表示手段をさらに有することを特徴とする付記1記載のネットワーク監視装置。
【0147】
(付記8) ネットワークの負荷を監視するネットワーク監視装置において、前記ネットワークを介してノード間で送受信されるパケットに基づいて、前記ネットワーク上で運用されているノードが属するエリア数を計数する計数手段と、
前記計数手段が計数した前記エリア数と、予め設定されている許容値とを比較する比較手段と、
前記比較手段により前記エリア数が前記許容値を超えたと判断された場合には、前記エリア数の超過を示すメッセージを出力するアラーム出力手段と、
を有することを特徴とするネットワーク監視装置。
【0148】
(付記9) ネットワークの負荷を監視するためのネットワーク監視方法において、
前記ネットワークを介してノード間で送受信されるパケットに基づいて、前記ネットワーク上で運用されているノードの総数を計数し、
計数した前記ノード数と、予め設定されている許容値とを比較し、
前記ノード数が前記許容値を超えたと判断された場合には、前記ノード数の超過を示すメッセージを出力する、
手順を有することを特徴とするネットワーク監視方法。
【0149】
(付記10) 前記計数の際には、前記ネットワークを介してノード間で送受信されるルーティング情報に基づいてルーティングテーブルを作成し、当該ルーティングテーブルに登録される送信先ノードの数を、運用されているノードの前記ノード数とすることを特徴とする付記9記載のネットワーク監視方法。
【0150】
(付記11) 前記計数の際には、前記ネットワーク上に接続されている各ノードへのログインを試み、ログインの成功およびログイン状態の継続を示すパケットを送り返してくるノードの数を、運用されているノードの前記ノード数とすることを特徴とする付記9記載のネットワーク監視方法。
【0151】
(付記12) ユーザの操作入力に応答して、前記許容値を設定することを特徴とする付記9記載のネットワーク監視方法。
(付記13) さらに、計数した前記ノード数と、前記許容値より少ない値が予め設定された注意値とを比較し、
前記ノード数が前記注意値を超えたと判断された場合には、超過注意を示すメッセージを出力することを特徴とする付記9記載のネットワーク監視方法。
【0152】
(付記14) さらに、計数した前記ノード数を定期的に取得し、取得した前記ノード数の時間変化を表示することを特徴とする付記9記載のネットワーク監視方法。
【0153】
(付記15) ユーザからの操作入力に応答して、前記メッセージの表示の要否を判定し、
表示が必要と判断された場合に、前記メッセージを表示する表示手段をさらに有することを特徴とする付記9記載のネットワーク監視方法。
【0154】
(付記16) ネットワークの負荷を監視するネットワーク監視方法において、
前記ネットワークを介してノード間で送受信されるパケットに基づいて、前記ネットワーク上で運用されているノードが属するエリア数を計数し、
計数した前記エリア数と、予め設定されている許容値とを比較し、
前記エリア数が前記許容値を超えたと判断された場合には、前記エリア数の超過を示すメッセージを出力する、
手順を有することを特徴とするネットワーク監視方法。
【0155】
(付記17) ネットワークの負荷を監視するためのネットワーク監視プログラムにおいて、
コンピュータに、
前記ネットワークを介してノード間で送受信されるパケットに基づいて、前記ネットワーク上で運用されているノードの総数を計数し、
計数した前記ノード数と、予め設定されている許容値とを比較し、
前記ノード数が前記許容値を超えたと判断された場合には、前記ノード数の超過を示すメッセージを出力する、
処理を実行させることを特徴とするネットワーク監視プログラム。
【0156】
(付記18) ネットワークの負荷を監視するためのネットワーク監視プログラムにおいて、
コンピュータに、
前記ネットワークを介してノード間で送受信されるパケットに基づいて、前記ネットワーク上で運用されているノードが属するエリア数を計数し、
計数した前記エリア数と、予め設定されている許容値とを比較し、
前記エリア数が前記許容値を超えたと判断された場合には、前記エリア数の超過を示すメッセージを出力する、
処理を実行させることを特徴とするネットワーク監視プログラム。
【0157】
(付記19) ネットワークの負荷を監視するためのネットワーク監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記コンピュータに、
前記ネットワークを介してノード間で送受信されるパケットに基づいて、前記ネットワーク上で運用されているノードの総数を計数し、
計数した前記ノード数と、予め設定されている許容値とを比較し、
前記ノード数が前記許容値を超えたと判断された場合には、前記ノード数の超過を示すメッセージを出力する、
処理を実行させることを特徴とする記録媒体。
【0158】
(付記20) ネットワークの負荷を監視するためのネットワーク監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記コンピュータに、
前記ネットワークを介してノード間で送受信されるパケットに基づいて、前記ネットワーク上で運用されているノードが属するエリアの総数を計数し、
計数した前記エリア数と、予め設定されている許容値とを比較し、
前記エリア数が前記許容値を超えたと判断された場合には、前記エリア数の超過を示すメッセージを出力する、
処理を実行させることを特徴とする記録媒体。
【0159】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、ネットワーク上で運用されているノード数を計数し、ノード数が許容値を超えたときには、許容値の超過を示すメッセージを出力するようにしたため、ネットワークに接続されたノード数が正常にルーティングできる数を超えたかどうかを、ユーザがルータ毎に調査する必要がなくなる。その結果、ネットワークの構成変更に伴うユーザの作業負担が軽減されるとともに、ネットワーク運用上の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】第1の実施の形態に用いるノードのハードウェア構成例を示す図である。
【図3】第1の実施の形態に係るノードの機能を示す機能ブロック図である。
【図4】OSIのルーティングテーブルの例を示す図である。図4(A)はOSIレベル1ルーティングテーブルの例を示し、図4(B)はOSIレベル2ルーティングテーブルの例を示す図である。
【図5】OSIルーティングの負荷情報を示す図である。図5(A)はOSIノード数テーブルを示しており、図5(B)はOSIエリア数テーブルを示している。
【図6】TCP/IPのルーティングテーブルの例を示す図である。図6(A)はARPテーブルの例を示し、図6(B)はIPルーティングテーブルの例を示す図である。
【図7】TCP/IPルーティングの負荷情報を示す図である。図7(A)はTCP/IPノード数テーブルを示しており、図7(B)はTCP/IPエリア数テーブルを示している。
【図8】アラーム表示処理手順を示すフローチャートの前半である。
【図9】アラーム表示処理手順を示すフローチャートの後半である。
【図10】第2の実施の形態に係るネットワーク装置の機能を示す機能ブロック図である。
【図11】第3の実施の形態に係るネットワーク装置の機能を示す機能ブロック図である。
【図12】ノード数とエリア数とに関する自動通知画面の例を示す図である。
【図13】第4の実施の形態のシステム構成例を示す図である。
【図14】第4の実施の形態に係るネットワーク装置の機能を示す機能ブロック図である。
【図15】第5の実施の形態のシステム構成図である。
【図16】ログインテーブルの例を示す図である。
【図17】従来のネットワークの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク監視装置
1a 計数手段
1b 比較手段
1c アラーム出力手段
1d ノード数
1e 許容値
1f 比較結果
2 ネットワーク
2a,2b パケット
3,4 ノード
5 メッセージ
10 ネットワーク
11 モニタ
12 キーボード
13 マウス
100 ノード
101 CPU
102 RAM
103 ハードディスクドライブ
104 グラフィック処理装置
105 入力インタフェース
106 通信インタフェース
107 バス
Claims (1)
- ネットワークを監視するネットワーク監視装置において、
前記ネットワークを介してノード間で送受信される所定のTCP/IPパケットに含まれるルーティング情報に基づいて、前記ネットワーク上のノード数を計数する計数手段と、
前記計数手段が計数した前記ノード数と、予め設定されている許容値とを比較する比較手段と、
前記比較手段により前記ノード数が前記許容値を超えたと判断された場合には、前記ノード数の超過を示すメッセージを出力するアラーム出力手段と、
を有し、
前記計数手段は、前記ネットワーク上に接続されている各ノードへのログインを試み、ログインの成功およびログイン状態の継続を示すパケットを送り返してくるノードの数を、運用されているノードの前記ノード数とすることを特徴とするネットワーク監視装置。
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