JP3486119B2 - マルチレートクロック発生装置およびマルチレートディジタルデータ再生装置 - Google Patents

マルチレートクロック発生装置およびマルチレートディジタルデータ再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、A/D変換により
再生された再生データより複数のチャンネルデータレー
トに応じたクロックを発生するマルチレートクロック発
生装置、および記録されたディジタル信号を複数のチャ
ンネルデータレートで再生するマルチレートディジタル
データ再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル記録された磁気テープ
の再生装置において、フォーマットの異った記録テープ
の再生のために、再生チャンネル数およびシリンダ回転
数を変えて再生を行う方式がしばしば用いられる。
【0003】例えばビデオ信号をディジタル記録する放
送業務用テープフォーマットとして、DVCPROと、
その高画質仕様のDVCPRO50がある。これらのフ
ォーマットは、テープ上の記録波長・トラックピッチ・
テープ上トラック角・シリンダ回転数は全く同じである
が、単位時間当たりの総記録データレートは、DVCP
RO50ではDVCPROに対して2倍である。このた
め、DVCPROでは41.85Mbps/ch・1チ
ャンネル(2ヘッド)で記録・再生しているのに対し、
DVCPRO50では41.715Mbps/ch・2
チャンネル(4ヘッド)で記録・再生している。したが
って、映像信号の1フレームのデータをDVCPROで
は10トラック、DVCPRO50では20トラックと
して記録している。
【0004】一般には、DVCPRO50の記録テープ
とDVCPROの記録テープはフォーマットが異なるた
め、両者を再生するためには、それぞれに対応したビデ
オテープレコーダが必要である。
【0005】しかし、DVCPRO50は、DVCPR
Oと同一のトラック角であるため、テープスピードをD
VCPROと同じの1/2にしたとき、回転数も1/2
にすることで、DVCPRO50のテープのトラックに
ヘッドがオントラックすることがわかる。したがって、
DVCPRO50のビデオテープレコーダのシリンダ回
転数およびテープスピードを1/2にし、20.857
5Mbps/ch・2チャンネル(4ヘッド)で再生す
ることでDVCPROテープを互換再生できる。ところ
で、この時再生チャンネルデータレートが20.857
5Mbpsということで、41.715Mbpsの1/
2になっており、2つのチャンネルレートに対応するク
ロック再生回路と再生等化回路がDVCPRO50では
必要となる。
【0006】従来例では、この2つのチャンネルレート
に応じて2種類のクロック再生回路と再生等化回路を切
り替えて使用していた。以下に図を用いて、このような
従来の磁気テープ再生装置の一例について説明する。
【0007】図9は従来のマルチレートクロック再生装
置およびマルチレートディジタルデータ再生装置を示す
ものである。図9において、1はディジタル記録された
データを第1および第2のチャンネルレートで再生する
再生機である。70は第1のチャンネルレートで再生さ
れる再生信号の周波数特性を所望の周波数特性に補正す
る第1レート再生等化器である。71は第1のサンプル
レートで第1レート再生等化器70の出力を判定し元の
ディジタルデータに復号する第1レート信号判別器であ
る。74は第1チャンネルレートの基本周波数のクロッ
クを発生し、電圧により、その周波数が可変の第1レー
ト電圧制御発振器である。72は第1レート電圧制御発
振器74が発生するクロックと第1のチャンネルレート
で再生される再生信号との位相ずれを検出する第1レー
ト位相誤差検出器である。73は第1レート位相誤差検
出器72の出力の高域成分を除去し第1レート電圧制御
発振器74の発振周波数を制御する第1レートループフ
ィルタである。
【0008】75は第2のチャンネルレートで再生され
る再生信号の周波数特性を所望の周波数特性に補正する
第2レート再生等化器である。76は第2のサンプルレ
ートで第2レート再生等化器75の出力を判定し元のデ
ィジタルデータに復号する第2レート信号判別器であ
る。79は第2のチャンネルレートの基本周波数のクロ
ックを発生し、電圧により、その周波数が可変の第2レ
ート電圧制御発振器である。77は第2レート電圧制御
発振器79が発生するクロックと第2のチャンネルレー
トで再生される再生信号との位相ずれを検出する第2レ
ート位相誤差検出器である。78は第2レート位相誤差
検出器77の出力の高域成分を除去し第2レート電圧制
御発振器79の発振周波数を制御するループフィルタで
ある。
【0009】80は第1のチャンネルレートで再生する
ときには第1レート信号判別器71からの入力信号を出
力し、第2のチャンネルレートで再生するときには第2
レート信号判別器76からの入力信号を出力する再生デ
ータ切り替え器である。81は第1のチャンネルレート
で再生するときには第1レート電圧制御発振器74から
の入力信号を出力し、第2のチャンネルレートで再生す
るときには第2レート電圧制御発振器79からの入力信
号を出力する再生クロック切り替え器である。
【0010】以上のように構成された従来の磁気テープ
再生装置は、再生機1が第1のチャンネルレートでデー
タを再生するときは、第1レート位相誤差検出器72,
第1レートループフィルタ73,第1レート電圧制御発
振器74からなるPLL(Phase Locked
Loop)回路により第1のチャンネルレートの再生信
号に応じたクロックを発生し、第1レート再生等化器7
0と第1レート信号判別器71が再生信号の周波数特性
を補正した後、記録された元のディジタルデータを復号
する。
【0011】同様に、再生機1が第2のチャンネルレー
トでデータを再生するときは、第2レート位相誤差検出
器77,第2レートループフィルタ78,第2レート電
圧制御発振器79からなるPLL(Phase Loc
ked Loop)回路により第2のチャンネルレート
の再生信号に応じたクロックを発生し、第2レート再生
等化器75と第2レート信号判別器76が再生信号の周
波数特性を補正した後第2のチャンネルレートで元のデ
ィジタルデータを復号する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、再生する複数のチャンネルレートに応
じて電圧制御発振器や位相誤差検出器,ループフィル
タ、さらに再生等化器が複数個必要となる。
【0013】本発明の目的は、一つの位相誤差検出器,
電圧制御発振器,ループフィルタにより複数の再生チャ
ンネルレートに応じてクロックを発生することができる
マルチレートクロック発生装置を提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、一つの再生等化器,
位相誤差検出器,電圧制御発振器,ループフィルタによ
り複数の再生チャンネルレートに応じて、再生信号を記
録された元のディジタルデータに復号することが可能な
マルチレートディジタルデータ再生装置を提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
マルチレートクロック発生装置は、再生される複数のチ
ャンネルデータレートに応じたクロックを発生するマル
チレートクロック発生装置であって、記録されたディジ
タルデータを所定の基本チャンネルレートのn/m
(n,mは正整数)の複数のチャンネルデータレートで
再生する再生手段と、発振周波数が可変で基本チャンネ
ルレートの基本周波数に対応した第1のクロックを発生
するクロック発生手段と、第1のクロックを再生手段の
チャンネルデータレートに応じてn/mに分周して第2
のクロックを出力するn/m分周手段と、第2のクロッ
クで、再生手段より入力される入力信号をディジタル信
号に変換するA/D変換手段と、A/D変換手段の出力
をもとに、A/D変換手段の出力と第2のクロックとの
位相ずれを検出して位相誤差信号を出力する位相誤差検
出手段と、位相誤差信号を第2のクロックで処理するデ
ィジタルフィルタ手段とを備え、ディジタルフィルタ手
段の出力信号でクロック発生手段の発振周波数を制御す
ることにより、クロック発生手段,分周手段,位相誤差
検出手段およびディジタルフィルタ手段でPLL手段を
構成し、分周手段の分周比を再生レートに応じて変える
のみで各再生レートにおけるループゲイン及びループデ
ィレイを一定にせしめる
【0016】このマルチレートクロック発生装置によれ
ば、記録されたディジタルデータを基本チャンネルレー
トのn/m(n,mは正整数)の複数のチャンネルデー
タレートで再生する再生信号から、それに同期した再生
クロックを生成するマルチレートクロック発生装置にお
いて、上記基本チャンネルレートの基本周波数で発振す
る単一のクロック発生手段の出力である第1のクロック
をn/m分周して第2のクロック(再生クロック)とす
る。そして、その第2のクロックで、再生信号をA/D
変換し、そのA/D変換したディジタルデータと上記第
2のクロックとの位相ずれを検出して位相誤差信号を求
め、ディジタルフィルタ手段によって位相誤差信号の低
周波成分を取り出して上記クロック発生手段の制御信号
を生成し、再生データと同期した第2のクロックを発生
する。
【0017】このようなPLL手段において用いるルー
プフィルタをディジタルフィルタ手段で構成し、その処
理クロックとして、クロック発生手段の出力の第1のク
ロックをn/m分周した第2のクロック(再生クロッ
ク)を用いることで、そのディジタルフィルタ手段の周
波数特性がn/mの分周比で相似的に変化する。このた
め、PLL手段のループディレイおよびループ感度が、
チャンネルレートが変化しても常に一定なマルチレート
クロック再生装置を、ただ一つのクロック発生手段,分
周手段,位相誤差検出手段,ディジタルフィルタ手段で
もって実現できる。
【0018】つまり、このマルチレートクロック発生装
置では、ディジタルフィルタ手段の周波数特性は、再生
されるチャンネルデータレートが変化しても(例えばn
/m=1からn/m=1/2)、n/m分周手段の分周
比(n/m=1からn/m=1/2)を変えることで、
相似形で変化する。これにより、クロック発生手段,分
周手段,位相誤差検出手段,ディジタルフィルタ手段お
よび発振周波数制御手段からなるPLL手段を、再生チ
ャンネルレートが変化しても単一の回路構成で実現で
き、そのループ感度およびループディレイが、すべての
チャンネルレートで一定なマルチレートクロック再生装
置を得ることができるのである。
【0019】 本発明の請求項2記載のマルチレートデ
ィジタルデータ再生装置は、再生される複数のチャンネ
ルデータレートに応じて、記録されたディジタルデータ
を再生するマルチレートディジタルデータ再生装置であ
って、記録されたディジタルデータを所定の基本チャン
ネルレートのn/m(n,mは正整数)の複数のチャン
ネルデータレートで再生する再生手段と、発振周波数が
可変で基本チャンネルレートの基本周波数に対応した第
1のクロックを発生するクロック発生手段と、第1のク
ロックを再生手段のチャンネルデータレートに応じてn
/mに分周して第2のクロックを出力するn/m分周手
段と、第2のクロックで、再生手段より入力される入力
信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、A
/D変換手段の出力をもとに、A/D変換手段の出力と
第2のクロックとの位相ずれを検出して位相誤差信号を
出力する位相誤差検出手段と、位相誤差信号を第2のク
ロックで処理する第1のディジタルフィルタ手段と、A
/D変換手段の出力を第2のクロックで処理する第2の
ディジタルフィルタ手段からなる再生等化手段と、第2
のディジタルフィルタ手段の出力信号から元の記録され
たディジタルデータを再生する判別手段とを備え、第1
のディジタルフィルタ手段の出力信号でクロック発生手
段の発振周波数を制御することにより、クロック発生手
段,分周手段,位相誤差検出手段および第1のディジタ
ルフィルタ手段でPLL手段を構成し、分周手段の分周
比を再生レートに応じて変えるのみで各再生レートにお
けるループゲイン及びループディレイを一定にせしめ、
かつ前記第2のディジタルフィルタ手段によって再生さ
れる複数のチャンネルデータレートに応じて元の記録デ
ータを再生することを特徴とする。
【0020】このマルチレートディジタルデータ再生装
置によれば、基本チャンネルレートのn/mの複数のチ
ャンネルデータレートで変化する再生信号より、記録さ
れた元のディジタルデータに復号するものにおいて、復
号に必要な周波数特性に補正する再生等化手段に用いる
フィルタ手段を第2のディジタルフィルタ手段で構成
し、その処理クロックにn/m分周した再生クロックと
しての第2のクロックを用いる。こうすることで、上記
再生等化器の周波数特性は、n/mの分周比で相似的に
変化するため、再生チャンネルレートが変化しても、フ
ィルタ特性を決定する各定数を再設定あるいは再調整す
る必要がなく、自動的に各チャンネルレートで適した特
性になる。これによってマルチレートディジタルデータ
再生装置を、ただ一つの再生等化手段でもって実現でき
る。
【0021】つまり、このマルチレートディジタルデー
タ再生装置では、第1のディジタルフィルタと第2のデ
ィジタルフィルタの周波数特性は、再生されるチャンネ
ルデータレートが変化しても(例えばn/m=1からn
/m=1/2)、n/m分周手段の分周比(n/m=1
からn/m=1/2)を変えることで、相似形で変化す
る。これにより、クロック発生手段,分周手段,位相誤
差検出手段,第1のディジタルフィルタ手段および発振
周波数制御手段からなるPLL手段と、第2のディジタ
ルフィルタ手段からなる再生等化手段を、再生チャンネ
ルレートが変化しても単一の回路構成で実現でき、その
ループ感度およびループディレイが、すべてのチャンネ
ルレートで一定なマルチレートディジタルデータ再生装
置を得ることができる。
【0022】 本発明の請求項3記載のマルチレートデ
ィジタルデータ再生装置は、振幅変動する再生信号のチ
ャンネルデータレートが変化しても、所望の振幅レベル
に補正するマルチレートディジタルデータ再生装置であ
って、記録されたディジタルデータを所定の基本チャン
ネルレートのn/m(n,mは正整数)の複数のチャン
ネルデータレートで再生する再生手段と、発振周波数が
可変で基本チャンネルレートの基本周波数に対応した第
1のクロックを発生するクロック発生手段と、第1のク
ロックを再生手段のチャンネルデータレートに応じてn
/mに分周して第2のクロックを出力するn/m分周手
段と、第2のクロックで、再生手段より入力される入力
信号をディジタル信号に変換し第1の再生信号を得るA
/D変換手段と、A/D変換手段の出力をもとに、A/
D変換手段の出力と第2のクロックとの位相ずれを検出
して位相誤差信号を出力する位相誤差検出手段と、位相
誤差信号を第2のクロックで処理する第1のディジタル
フィルタ手段と、A/D変換手段が出力する第1の再生
信号に、第1の制御信号を乗じて第2の再生信号を得る
乗算手段と、第2の再生信号と所定の目標レベルとの差
を検出する振幅誤差検出手段と、振幅誤差検出手段の出
力を第2のクロックで処理して第1の制御信号を出力す
る第2のディジタルフィルタ手段とを備え、第1のディ
ジタルフィルタ手段の出力信号でクロック発生手段の発
振周波数を制御することにより、クロック発生手段,分
周手段,位相誤差検出手段および第1のディジタルフィ
ルタ手段でPLL手段を構成し、分周手段の分周比を再
生レートに応じて変えるのみで各再生レートにおけるル
ープゲイン及びループディレイを一定にせしめる
【0023】このマルチレートディジタルデータ再生装
置によれば、第1のディジタルフィルタの周波数特性
は、再生されるチャンネルデータレートが変化しても
(例えばn/m=1からn/m=1/2)、n/m分周
手段の分周比(n/m=1からn/m=1/2)を変え
ることで、相似形で変化することがわかる。これによ
り、位相誤差検出手段,ループフィルタ,発振周波数制
御器,クロック発生手段からなるPLL手段を、再生チ
ャンネルレートが変化しても単一の回路構成で実現で
き、そのループ感度およびループディレイが、すべての
チャンネルレートで一定なマルチレートディジタルデー
タ再生装置を得ることができる。
【0024】また、このマルチレートディジタルデータ
再生装置によれば、再生チャンネルレートの所定の比率
の振動周波数で振幅が変動する再生信号の再生チャンネ
ルレートが変化しても、上記振幅変動周波数を検出する
フィルタ手段を第2のディジタルフィルタ手段で構成
し、その処理クロックにn/m分周した再生クロックと
して第2のディジタルフィルタ手段を用いることによ
り、フィルタ手段の周波数特性は、n/mの分周比で相
似的に変化するため、再生チャンネルレートが変化して
も、フィルタ特性を決定する各定数を再設定あるいは再
調整する必要がなく、自動的に各チャンネルレートで適
した振幅変動周波数検出が可能となる。これによって振
幅変動補正機能を備えたマルチレートディジタルデータ
再生装置を、ただ一つのフィルタ手段でもって実現でき
る。
【0025】 本発明の請求項4記載のマルチレートデ
ィジタルデータ再生装置は、チャンネルデータレートが
変化し、そのチャンネルデータレートの1/dの所定の
周波数に基準信号が多重された再生信号から基準信号を
検出し再生される信号の状態を検出するマルチレートデ
ィジタルデータ再生装置であって、記録されたディジタ
ルデータを所定の基本チャンネルレートのn/m(n,
mは正整数)の複数のチャンネルデータレートで再生す
る再生手段と、発振周波数が可変で基本チャンネルレー
トの基本周波数に対応した第1のクロックを発生するク
ロック発生手段と、第1のクロックを再生手段のチャン
ネルデータレートに応じてn/mに分周して第2のクロ
ックを出力するn/m分周手段と、第2のクロックで、
再生手段より入力される入力信号をディジタル信号に変
換し第1の再生信号を得るA/D変換手段と、A/D変
換手段の出力をもとに、A/D変換手段の出力と第2の
クロックとの位相ずれを検出して位相誤差信号を出力す
る位相誤差検出手段と、位相誤差信号を第2のクロック
で処理する第1のディジタルフィルタ手段と、A/D変
換手段が出力する第1の再生信号を第2のクロックで処
理してチャンネルデータレートの1/dの所定の周波数
を通過させる第2のディジタルフィルタ手段と、第2の
ディジタルフィルタ手段を通過する信号レベルを検出
し、第1の再生信号の再生状態を検出する再生状態検出
手段とを備え、第1のディジタルフィルタ手段の出力信
号でクロック発生手段の発振周波数を制御することによ
り、クロック発生手段,分周手段,位相誤差検出手段お
よび第1のディジタルフィルタ手段でPLL手段を構成
、前記分周手段の分周比を再生レートに応じて変える
のみで各再生レートにおけるループゲイン及びループデ
ィレイを一定にせしめる
【0026】このマルチレートディジタルデータ再生装
置によれば、第1のディジタルフィルタの周波数特性
は、再生されるチャンネルデータレートが変化しても
(例えばn/m=1からn/m=1/2)、n/m分周
手段の分周比(n/m=1からn/m=1/2)を変え
ることで、相似形で変化する。これにより、位相誤差検
出手段,ループフィルタ,発振周波数制御器,クロック
発生手段からなるPLL手段を、再生チャンネルレート
が変化しても単一の回路構成で実現でき、そのループ感
度およびループディレイが、すべてのチャンネルレート
で一定なマルチレートディジタルデータ再生装置を得る
ことができる。
【0027】また、このマルチレートディジタルデータ
再生装置によれば、再生チャンネルレートの所定の比率
の周波数のパイロット信号が周波数多重された再生信号
の再生チャンネルレートが変化しても、上記パイロット
信号を検出するフィルタ手段を第2のディジタルフィル
タ手段で構成し、その処理クロックにn/m分周した再
生クロックとしての第2のクロックを用いることによ
り、フィルタ手段の周波数特性は、n/mの分周比で相
似的に変化するため、再生チャンネルレートが変化して
も、フィルタ特性を決定する各定数を再設定あるいは再
調整する必要がなく、自動的に各チャンネルレートで適
したパイロット信号検出が可能となる。これによってパ
イロット信号検出機能を備えたマルチレートディジタル
データ再生装置を、ただ1つのフィルタ手段でもって実
現できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明のマルチレートクロ
ック再生装置およびマルチレートディジタルデータ再生
装置の実施の形態について、ヘリカルスキャン型ディジ
タルビデオテープレコーダを例にとり、図面を参照しな
がら説明する。
【0029】<第1の実施の形態>図1は本発明の第1
の実施の形態におけるマルチレートクロック再生装置の
構成を示すブロック図である。図1において、1はヘリ
カルスキャン型ディジタルビデオテープレコーダの回転
シリンダ,磁気ヘッド,再生増幅器からなる再生機で、
特許請求の範囲における再生手段に相当し、シリンダ回
転数およびテープスピードを変化させることで磁気テー
プに記録されたディジタルデータを記録したときのチャ
ンネルレートのn/mのチャンネルレートで再生可能で
ある。
【0030】7は電圧で発振周波数が可変の電圧制御発
振器で、特許請求の範囲において第1のクロックを発生
するクロック発生手段に相当する。6は入力信号をn/
m分周(n,mは正整数)するn/m分周器で、特許請
求の範囲において第2のクロックを出力するn/m分周
手段に相当する。2はアナログ信号をディジタル信号に
変換するA/D変換器で、特許請求の範囲におけるA/
D変換手段に相当する。3は2つの信号の位相ずれを検
出する位相誤差検出器で、特許請求の範囲における位相
誤差検出手段に相当する。4は低域通過ディジタルフィ
ルタからなるディジタルループフィルタで、特許請求の
範囲におけるディジタルフィルタ手段に相当する。5は
ディジタル信号をサンプルごとにアナログ信号に変換す
るD/A変換器である。8は本マルチレートクロック再
生装置より出力される再生クロックである。
【0031】上記の位相誤差検出器3、ディジタルルー
プフィルタ4、D/A変換器5、電圧制御発振器6およ
びn/m分周器はPLL回路(特許請求の範囲における
PLL手段)を構成している。
【0032】また図2は、この実施の形態のマルチレー
トクロック発生装置におけるディジタルループフィルタ
4の具体的構成の一例を示すブロック図である。図2に
おいて、10は位相誤差検出器3の出力信号を入力する
入力端子、17は再生クロック(第2のクロック)8を
入力する入力端子、11および12は入力信号に、それ
ぞれ係数aおよびbを乗じる乗算器、13および15は
2入力を加算して出力する加算器、14は入力端子17
から入力される再生クロック8の1クロック分データを
ディレイさせる1クロックディレイ素子、16はディジ
タルループフィルタ4の出力端子である。
【0033】以上のように構成されたマルチレートクロ
ック再生装置の動作について、放送業務用ディジタルビ
デオテープレコーダであるDVCPRO50およびDV
CPROの記録テープを再生する時を例にとって説明す
る。以下、図1および図2を用いてその動作を説明す
る。
【0034】この実施の形態において、DVCPRO5
0の記録テープを再生する場合、再生機1のシリンダは
9000rpmで回転し、そこから再生される再生デー
タのチャンネルレートは約42Mbpsである。このと
き、電圧制御発振器7のセンタ周波数は再生チャンネル
データレートのサンプリング周波数に等しい42MHz
の基準クロックを発振している。n/m分周器6は、上
記基準クロックを分周せずに(n,m=1)、42MH
zの再生クロック8を出力する。
【0035】A/D変換器2は、再生機1からの再生信
号を上記再生クロック8によるサンプリングでディジタ
ル信号に変換する。A/D変換器2の出力データをもと
に、位相誤差検出器3はA/D変換器2の出力データと
再生クロック8との位相ずれを検出し、その位相ずれ量
と方向に応じて位相誤差信号を出力する。上記位相誤差
信号はディジタルループフィルタ4に入力される。
【0036】ディジタルループフィルタ4は、図2に示
すように、乗算器12,加算器13,1クロックディレ
イ素子14からなる積分回路と、乗算器11からなる増
幅率aの全帯域通過回路で構成された低域通過ディジタ
ルフィルタである。すなわち、入力される位相誤差信号
はディジタルループフィルタ4によって高周波成分が除
去され、電圧制御発振器7の周波数を制御する制御信号
を出力する。上記制御信号はD/A変換器5によりディ
ジタル信号からアナログ信号に変換され電圧制御発振器
7に与えられる。
【0037】つぎに、DVCPROの記録テープを再生
する場合、再生機1の回転シリンダに搭載されたヘッド
がテープトラックにオントラックするために、4500
rpmで回転する。このため、再生される再生データの
チャンネルレートは、DVCPRO50の記録テープを
再生する場合の1/2の約21Mbpsとなる。しか
し、再生チャンネルレートが1/2に変化しても、電圧
制御発振器7のセンタ周波数は42MHzの基準クロッ
クを発振している。それに対して、n/m分周器6の分
周比が1/2(n=1,m=2)となり、21MHzの
再生クロック8を出力する。
【0038】A/D変換器2は、再生機1からの再生信
号を上記再生クロック8のサンプリングでディジタル信
号に変換する。A/D変換器2の出力データをもとに位
相誤差検出器3は、A/D変換器2の出力データと再生
クロック8との位相ずれを検出し、その位相ずれ量と方
向に応じて位相誤差信号を出力する。上記位相誤差信号
はディジタルループフィルタ4に入力される。
【0039】入力された位相誤差信号はディジタルルー
プフィルタ4によって高周波成分が除去され、電圧制御
発振器7の周波数を制御する制御信号を出力する。上記
制御信号はD/A変換器5によりディジタル信号からア
ナログ信号に変換され電圧制御発振器7に与えられる。
【0040】以上のように、この実施の形態では、再生
機1から再生される再生信号のチャンネルレートが、記
録時のチャンネル記録レートのn/mで変化する場合で
あって、基本チャンネルレートで発振する電圧制御発振
器7の出力をn/m分周して再生クロック8とすること
で、再生チャンネルレートが変化する再生信号に応じた
クロックの発生をただ1つの電圧制御発振器で実現する
ことが可能となる。
【0041】また、電圧制御発振器7を制御する制御信
号は、位相誤差検出器3およびディジタルループフィル
タ4で生成されるが、従来例ではこれらの回路がアナロ
グ回路で構成されていたため、再生チャンネルレートが
変化するたびに回路の各定数を再調整して周波数特性を
合わせたり、複数の再生チャンネルレートの数だけフィ
ルタ回路を設ける必要があった。本発明の実施の形態で
は、このループフィルタが、n/m分周した再生クロッ
クで処理するディジタルループフィルタ4で構成するこ
とによって、再生チャンネルレートがn/mの比率で変
化しても、それに応じた相似形でその周波数特性が変化
する。このため、複数の再生チャンネルレートに対応し
たPLL回路をただ一つのディジタルループフィルタ4
を用いて構成でき、各再生チャンネルレートでその周波
数特性を再調整することなくループディレイおよびルー
プ感度が一定なマルチレートクロック再生装置を得るこ
とができる。
【0042】<第2の実施の形態>図3は本発明の第2
の実施の形態におけるマルチレートディジタルデータ再
生装置の構成を示すブロック図である。図3において、
1はヘリカルスキャン型ディジタルビデオテープレコー
ダの回転シリンダ,ヘッド,再生増幅器からなる再生機
で、シリンダ回転数およびテープスピードを変化させる
ことで磁気テープに記録されたディジタルデータを記録
したチャンネル記録レートのn/mのチャンネルレート
で再生可能である。
【0043】7は電圧で発振周波数が可変の電圧制御発
振器である。6は入力信号をn/m分周(n,mは正整
数)するn/m分周器である。2はアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器である。3は2つの
信号の位相ずれを検出する位相誤差検出器である。4は
低域通過ディジタルフィルタからなるディジタルループ
フィルタであり、特許請求の範囲における第1のディジ
タルフィルタ手段に相当する。5はディジタル信号をサ
ンプルごとにアナログ信号に変換するD/A変換器であ
る。8は本マルチレートクロック再生装置より出力され
る再生クロックである。
【0044】以上は第1の実施の形態における図1の構
成と同様のものであり、その詳しい説明は省略する。第
1の実施の形態と異なる点として、特許請求の範囲にお
ける再生等化手段に相当する再生等化器20および、特
許請求の範囲における判別手段に相当する信号判別器2
1が、新たな構成として加えられた点である。
【0045】また図4は、この実施の形態のマルチレー
トディジタルデータ再生装置における再生等化器20の
具体的構成の一例を示すブロック図である。図4におい
て、23はA/D変換器2の出力信号を入力する入力端
子、25は再生クロック8を入力する入力端子、24
A,24B,24C,…,24Nは入力端子25から入
力される再生クロック8の1クロック分データをディレ
イさせる1クロックディレイ素子、26,27,28,
29,30は各1クロックディレイ素子24A,24
B,24C,…,24Nの出力信号に係数a0,a1,
a2,a3,…,anを乗じる乗算器、31は各乗算器
26,27,28,29,30の出力を加算する加算
器、32は再生等化器20の出力端子である。
【0046】以下図3および図4を用いて、再生等化器
20および信号判別器21の動作について説明する。再
生等化器20は、A/D変換器2の出力信号の周波数特
性を所望の特性に補正するディジタルフィルタ(特許請
求の範囲における第2のディジタルフィルタ手段)であ
る。その具体的な構成として図4に示したようなNタッ
プのトランスバーサルフィルタを用いるとよい。トラン
スバーサルフィルタの動作については公知であるので、
その詳細な説明は省略するが、乗算器26〜30の係数
a0,a1,a2,a3,…,anによって、フィルタ
の周波数特性が決定する。
【0047】信号判別器21は、再生等化器20から入
力された信号のレベルを検出し、その検出結果より記録
された元のディジタルデータを復号して出力する。その
処理回路の一例としては、ビタビ復号器があげられる。
【0048】以上のような構成により、この実施の形態
では、つぎの効果が得られる。第1の実施の形態で述べ
たように、再生機1はn/mで再生チャンネルレートが
変化する再生機であって、その一例として基本チャンネ
ルレート42Mbpsに対して、その1/2である21
Mbpsにチャンネルレートが変化することを述べた。
ディジタルビデオテープレコーダでは、このように再生
チャンネルレートが1/2に変化しても再生される再生
データの周波数特性がチャンネルレートに対して相似形
で変化する特徴がある。しかし、従来装置では、再生信
号の周波数特性を補正する再生等化器がアナログフィル
タで構成されており、変化する再生チャンネルレートの
数だけ再生等化器が必要であった。この実施の形態はこ
の問題を解決するために、再生等化器20に用いるフィ
ルタ回路をディジタルフィルタで構成し、その処理クロ
ックをn/m分周された再生クロック8で処理すること
を特徴としている。これにより、再生チャンネルレート
が変化してもその変化に応じて自動的にフィルタの周波
数特性が相似形で変化するため、ただ一つのPLL回路
および再生等化器20でもって再生データを復号するこ
とが可能なマルチレートディジタルデータ再生装置を提
供できる。
【0049】<第3の実施の形態>図5は本発明の第3
の実施の形態におけるマルチレートディジタルデータ再
生装置の構成を示すブロック図である。図5において、
1はヘリカルスキャン型ディジタルビデオテープレコー
ダの回転シリンダ,ヘッド,再生増幅器からなる再生機
で、シリンダ回転数およびテープスピードを変化させる
ことで磁気テープに記録されたディジタルデータを記録
したチャンネル記録レートのn/mのチャンネルレート
で再生可能である。
【0050】7は電圧で発振周波数が可変の電圧制御発
振器である。6は入力信号をn/m分周(n,mは正整
数)するn/m分周器である。2はアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器である。3は2つの
信号の位相ずれを検出する位相誤差検出器である。4は
低域通過ディジタルフィルタからなるディジタルループ
フィルタであり、特許請求の範囲における第1のディジ
タルフィルタ手段に相当する。5はディジタル信号をサ
ンプルごとにアナログ信号に変換するD/A変換器であ
る。8は本マルチレートクロック再生装置より出力され
る再生クロックである。20は再生等化器である。21
は信号判別器である。
【0051】以上は第2の実施の形態における図3の構
成と同様のものであり、その詳しい説明は省略する。第
2の実施の形態と異なる点は、特許請求の範囲における
乗算手段に相当する乗算器40と、同じく振幅誤差検出
手段に相当する振幅誤差検出器41と、同じく第2のデ
ィジタルフィルタ手段に相当するディジタル低域通過フ
ィルタ42とが、新たな構成として加えられている点で
ある。
【0052】また図6は、この実施の形態のディジタル
低域通過フィルタ42における具体的構成の一例を示す
ブロック図である。図6において、43は振幅誤差検出
器41の出力信号を入力する入力端子、46は再生クロ
ック8を入力する入力端子、44は入力信号に係数aを
乗じる乗算器、47は2入力を加算する加算器、48は
入力される再生クロック8の1クロック分データをディ
レイさせる1クロックディレイ素子、45はディジタル
低域通過フィルタ42の出力端子である。
【0053】以下図5および図6を用いて、振幅誤差検
出器41およびディジタル低域通過フィルタ42の動作
について説明する。振幅誤差検出器41はA/D変換器
2の出力信号と所望振幅レベルとの差を求め振幅誤差信
号として出力する。また、ディジタル低域通過フィルタ
42は、振幅誤差信号の高周波成分を除去するもので、
その具体的な構成として図6に示したような1クロック
ディレイ素子48と加算器47からなる積分回路を用い
るとよい。積分回路の動作については公知であるのでそ
の詳細な説明は省略するが、乗算器44の係数aによっ
て、フィルタの周波数特性が決定する。ディジタル低域
通過フィルタ42を通過した振幅誤差信号の値に応じ
て、乗算器40でA/D変換器2の出力信号の振幅が所
望のレベルになるように係数aが乗じられる。
【0054】以上のような構成により、この実施の形態
では、つぎの効果が得られる。ビデオテープレコーダで
は、テープ素材の頭出しのために磁気テープを高速に巻
き戻したり早送りしたりする。このときテープトラック
に磁気ヘッドがオントラックしないために再生信号の振
幅が、(毎秒あたりのシリンダ回転数)と(サーチスピ
ードの倍率)の積で与えられる振動周波数で変動する。
【0055】再生機1が、基本チャンネルレート42M
bpsに対して、1/2である21Mbpsにチャンネ
ルレートが変化したときには、回転数も9000rpm
から4500rpmの1/2に変化するため、N倍速サ
ーチ時の振幅変動の振動数は150・Nから75・Nへ
と、1/2に相似的に変化することがわかる。しかし、
従来装置では、目標の振幅レベルとの差である振幅誤差
信号から上記振動数を検出するためのフィルタ回路がア
ナログフィルタで構成されており、変化する再生チャン
ネルレートの数だけ異なる特性のフィルタ回路が必要で
あった。この実施の形態はこの問題を解決するために、
フィルタ回路をディジタル低域通過フィルタ42で構成
し、その処理クロックをn/m分周された再生クロック
8で処理することを特徴としている。これにより、再生
チャンネルレートが変化してもその変化に応じて自動的
にディジタル低域通過フィルタ42の周波数特性が相似
形で変化するため、ただ一つのフィルタ回路でもって再
生データの振幅変動を検出し、振幅レベルの安定化が図
れ、ビデオテープレコーダのサーチ時の振幅が変動して
も、より精度の高い再生信号の復号が可能となるマルチ
レートディジタルデータ再生装置を得ることができる。
【0056】<第4の実施の形態>図7は本発明の第4
の実施の形態におけるマルチレートディジタルデータ再
生装置の構成を示すブロック図である。図7において、
1はヘリカルスキャン型ディジタルビデオテープレコー
ダの回転シリンダ,磁気ヘッド,再生増幅器からなる再
生機で、シリンダ回転数およびテープスピードを変化さ
せることで磁気テープに記録されたディジタルデータを
記録したチャンネル記録レートのn/mのチャンネルレ
ートで再生可能である。
【0057】7は電圧で発振周波数が可変の電圧制御発
振器である。6は入力信号をn/m分周(n,mは正整
数)するn/m分周器である。2はアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器である。3は2つの
信号の位相ずれを検出する位相誤差検出器である。4は
低域通過ディジタルフィルタからなるディジタルループ
フィルタであり、第1のディジタルフィルタ手段に相当
する。5はディジタル信号をサンプルごとにアナログ信
号に変換するD/A変換器である。8は本マルチレート
クロック再生装置より出力される再生クロックである。
【0058】以上は第1の実施の形態における図1の構
成と同様のものであり、その詳しい説明は省略する。第
1の実施の形態と異なる点は、特許請求の範囲における
第2のディジタルフィルタ手段に相当するディジタルバ
ンドパスフィルタ50,51と、特許請求の範囲におけ
る再生状態検出手段に相当する信号識別器52が、新た
な構成として加えられている点である。なお、図示はし
ていないが、図3に示されている再生等化器20および
信号判別器21と同様の構成を、図7の回路に付加する
ことで、図3のものと同様に再生データを得ることがで
きるのはいうまでもないことである。
【0059】また図8は、この実施の形態のマルチレー
トディジタルデータ再生装置におけるディジタルバンド
パスフィルタ50(または51)の具体的構成の一例を
示すブロック図である。図8において、54はA/D変
換器2の出力信号を入力する入力端子、60は再生クロ
ック8を入力する入力端子、62A,62B,62C,
62Dは2入力を加算する加算器、55,56,57,
58,59は入力信号に係数a0,a1,a2,a3,
a4を乗じる乗算器、63A,63Bは入力される再生
クロック8の1クロック分データをディレイさせる1ク
ロックディレイ素子、61はディジタルバンドパスフィ
ルタ50,51の出力端子である。
【0060】以下図7および図8を用いて、ディジタル
バンドパスフィルタ50,51および信号識別器52の
動作について説明する。ディジタルバンドパスフィルタ
50は、再生チャンネルレートの1/90(特許請求の
範囲における1/dに相当する)の周波数帯域(例えば
再生チャンネルレートが42Mbpsのとき467KH
z)を通過させるディジタルバンドバスフィルタで、デ
ィジタルバンドパスフィルタ51は、再生チャンネルレ
ートの1/60(特許請求の範囲における1/dに相当
する)の周波数帯域(例えば再生チャンネルレートが4
2Mbpsのとき700KHz)を通過させるディジタ
ルバンドバスフィルタである。
【0061】その具体的な構成としては、図8に示した
ような1クロックディレイ素子63A,63B,加算器
62A,62B,62C,62D,乗算器55,56,
57,58,59からなるIIR(Infinite
Impulse Response)フィルタ(巡回型
フィルタ)を用いるとよい。IIRフィルタの動作につ
いては公知であるのでその詳細な説明は省略するが、乗
算器55〜59の係数によって、フィルタの周波数特性
が決定する。そして信号識別器52は、ディジタルバン
ドパスフィルタ50,51の出力結果を用いて、再生信
号の状態を識別し結果を出力する。
【0062】以上のような構成により、この実施の形態
では、つぎの効果が得られる。DVCPRO等のディジ
タルビデオテープレコーダでは、記録信号のトラックご
とに24/25変調を用いてパイロット信号が付加され
ている。パイロット信号が付加されているトラックの種
類として、チャンネル記録レートの1/90の周波数に
信号が多重されているf1トラックと、1/60の周波
数に信号が多重されているf2トラックと、多重されな
いf0トラックとがあり、テープ上にf0,f1,f
0,f2・・・の順序で記録されている。詳しくは日経
エレクトロニクスブックス「データ圧縮とディジタル変
調」1993.10.1#P137〜152に記載され
ているので詳細な説明については省略するが、再生信号
に含まれるf1,およびf2の周波数成分の量でもっ
て、現時点で再生しているヘッドのトラッキング状態を
検出し、テープ走行を制御するサーボ回路にフィードバ
ックすることで、より正確なトラッキングを実現してい
る。
【0063】この実施の形態のように再生機1が、基本
チャンネルレート42Mbpsに対して、1/2である
21Mbpsにチャンネル再生レートが変化したときに
は、そのパイロット信号の周波数も相似的に1/2に変
化することがわかる。しかし、従来装置では、このパイ
ロット信号を検出するバンドパスフィルタ回路がアナロ
グフィルタで構成されており、変化する再生チャンネル
レートの数だけ異なる特性のフィルタ回路が必要であっ
た。この実施の形態はこの問題を解決するために、フィ
ルタ回路をディジタルバンドパスフィルタ50,51で
構成し、その処理クロックをn/m分周された再生クロ
ック8で処理することを特徴としている。これにより、
再生チャンネルレートが変化してもその変化に応じて自
動的にフィルタの周波数特性が相似形で変化するため、
ただ一つのフィルタ回路でもって再生データに含まれる
所望のパイロット信号を検出することが可能なマルチレ
ートディジタルデータ再生装置を得ることができる。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載のマルチレートクロック発
生装置によれば、記録されたディジタルデータを基本チ
ャンネルレートのn/m(n,mは正整数)の複数のチ
ャンネルデータレートで再生する再生信号から、それに
同期した再生クロックを生成するマルチレートクロック
発生装置において、上記基本チャンネルレートの基本周
波数で発振する単一のクロック発生手段の出力である第
1のクロックをn/m分周して第2のクロック(再生ク
ロック)とする。そして、その第2のクロックで、再生
信号をA/D変換し、そのA/D変換したディジタルデ
ータと上記第2のクロックとの位相ずれを検出して位相
誤差信号を求め、ディジタルフィルタ手段によって位相
誤差信号の低周波成分を取り出して上記クロック発生手
段の制御信号を生成し、再生データと同期した第2のク
ロックを発生する。このようなPLL手段において用い
るループフィルタをディジタルフィルタ手段で構成し、
その処理クロックとして、クロック発生手段の出力の第
1のクロックをn/m分周した第2のクロック(再生ク
ロック)を用いることで、そのディジタルフィルタ手段
の周波数特性がn/mの分周比で相似的に変化する。こ
のため、PLL手段のループディレイおよびループ感度
が、チャンネル再生レートが変化しても常に一定なマル
チレートクロック再生装置を、ただ一つのクロック発生
手段,分周手段,位相誤差検出手段,ディジタルフィル
タ手段でもって実現できる。
【0065】請求項2記載のマルチレートディジタルデ
ータ再生装置によれば、基本チャンネルレートのn/m
の複数のチャンネルデータレートで変化する再生信号よ
り、記録された元のディジタルデータに復号するものに
おいて、復号に必要な周波数特性に補正する再生等化手
段に用いるフィルタ手段を第2のディジタルフィルタ手
段で構成し、その処理クロックにn/m分周した再生ク
ロックとしての第2のクロックを用いる。こうすること
で、上記再生等化器の周波数特性は、n/mの分周比で
相似的に変化するため、再生チャンネルレートが変化し
ても、フィルタ特性を決定する各定数を再設定あるいは
再調整する必要がなく、自動的に各チャンネルレートで
適した特性になる。これによってマルチレートディジタ
ルデータ再生装置を、ただ一つの再生等化手段でもって
実現できる。
【0066】請求項3記載のマルチレートディジタルデ
ータ再生装置によれば、再生チャンネルレートの所定の
比率の振動周波数で振幅が変動する再生信号の再生チャ
ンネルレートが変化しても、上記振幅変動周波数を検出
するフィルタ手段を第2のディジタルフィルタ手段で構
成し、その処理クロックにn/m分周した再生クロック
として第2のディジタルフィルタ手段を用いることによ
り、フィルタ手段の周波数特性は、n/mの分周比で相
似的に変化するため、再生チャンネルレートが変化して
も、フィルタ特性を決定する各定数を再設定あるいは再
調整する必要がなく、自動的に各チャンネルレートで適
した振幅変動周波数検出が可能となる。これによって振
幅変動補正機能を備えたマルチレートディジタルデータ
再生装置を、ただ一つのフィルタ手段でもって実現でき
る。その他の効果は請求項1のマルチレートクロック発
生装置と同様である。
【0067】請求項4記載のマルチレートディジタルデ
ータ再生装置によれば、再生チャンネルレートの所定の
比率の周波数のパイロット信号が周波数多重された再生
信号の再生チャンネルレートが変化しても、上記パイロ
ット信号を検出するフィルタ手段を第2のディジタルフ
ィルタ手段で構成し、その処理クロックにn/m分周し
た再生クロックとしての第2のクロックを用いることに
より、フィルタ手段の周波数特性は、n/mの分周比で
相似的に変化するため、再生チャンネルレートが変化し
ても、フィルタ特性を決定する各定数を再設定あるいは
再調整する必要がなく、自動的に各チャンネルレートで
適したパイロット信号検出が可能となる。これによって
パイロット信号検出機能を備えたマルチレートディジタ
ルデータ再生装置を、ただ1つのフィルタ手段でもって
実現できる。その他の効果は請求項1のマルチレートク
ロック発生装置と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるマルチレー
トクロック再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のディジタルループフィルタの具体例を示
すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるマルチレー
トディジタルデータ再生装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図3の再生等化器の具体例を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるマルチレー
トディジタルデータ再生装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図5のディジタル低域通過フィルタの具体例を
示すブロック図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態におけるマルチレー
トディジタルデータ再生装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】図7のディジタルバンドパスフィルタの具体例
を示すブロック図である。
【図9】従来のマルチレートクロック再生装置およびマ
ルチレートディジタルデータ再生装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 再生機 2 A/D変換器 3 位相誤差検出器 4 ディジタルループフィルタ 5 D/A変換器 6 n/m分周器 7 電圧制御発振器 20 再生等化器 21 信号判別器 40 乗算器 41 振幅誤差検出器 42 ディジタル低域通過フィルタ 50,51 ディジタルバンドパスフィルタ 52 信号識別器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−207525(JP,A) 特開 平8−279129(JP,A) 特開 昭63−272210(JP,A) 特開 平1−151073(JP,A) 特開 平10−214460(JP,A) 特開 平10−222936(JP,A) 実開 平3−71452(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/14 H03L 7/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生される複数のチャンネルデータレー
    トに応じたクロックを発生するマルチレートクロック発
    生装置であって、 記録されたディジタルデータを所定の基本チャンネルレ
    ートのn/m(n,mは正整数)の複数のチャンネルデ
    ータレートで再生する再生手段と、発振周波数が可変で
    基本チャンネルレートの基本周波数に対応した第1のク
    ロックを発生するクロック発生手段と、 前記第1のクロックを前記再生手段のチャンネルデータ
    レートに応じてn/mに分周して第2のクロックを出力
    するn/m分周手段と、 前記第2のクロックで、前記再生手段より入力される入
    力信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段の出力をもとに、前記A/D変換手
    段の出力と前記第2のクロックとの位相ずれを検出して
    位相誤差信号を出力する位相誤差検出手段と、 前記位相誤差信号を前記第2のクロックで処理するディ
    ジタルフィルタ手段とを備え、前記ディジタルフィルタ
    手段の出力信号で前記クロック発生手段の発振周波数を
    制御することにより、前記クロック発生手段,前記分周
    手段,前記位相誤差検出手段および前記ディジタルフィ
    ルタ手段でPLL手段を構成し、前記分周手段の分周比
    を再生レートに応じて変えるのみで各再生レートにおけ
    るループゲイン及びループディレイを一定にせしめる
    ルチレートクロック発生装置。
  2. 【請求項2】 再生される複数のチャンネルデータレー
    トに応じて、記録されたディジタルデータを再生するマ
    ルチレートディジタルデータ再生装置であって、 記録されたディジタルデータを所定の基本チャンネルレ
    ートのn/m(n,mは正整数)の複数のチャンネルデ
    ータレートで再生する再生手段と、 発振周波数が可変で基本チャンネルレートの基本周波数
    に対応した第1のクロックを発生するクロック発生手段
    と、 前記第1のクロックを前記再生手段のチャンネルデータ
    レートに応じてn/mに分周して第2のクロックを出力
    するn/m分周手段と、 前記第2のクロックで、前記再生手段より入力される入
    力信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段の出力をもとに、前記A/D変換手
    段の出力と前記第2のクロックとの位相ずれを検出して
    位相誤差信号を出力する位相誤差検出手段と、 前記位相誤差信号を前記第2のクロックで処理する第1
    のディジタルフィルタ手段と、前記A/D変換手段の出
    力を前記第2のクロックで処理する第2のディジタルフ
    ィルタ手段からなる再生等化手段と、 前記第2のディジタルフィルタ手段の出力信号から元の
    記録されたディジタルデータを再生する判別手段とを備
    え、 前記第1のディジタルフィルタ手段の出力信号で前記ク
    ロック発生手段の発振周波数を制御することにより、前
    記クロック発生手段,前記分周手段,前記位相誤差検出
    手段および前記第1のディジタルフィルタ手段でPLL
    手段を構成し、前記分周手段の分周比を再生レートに応
    じて変えるのみで各再生レートにおけるループゲイン及
    びループディレイを一定にせしめ、かつ前記第2のディ
    ジタルフィルタ手段によって再生される複数のチャンネ
    ルデータレートに応じて元の記録データを再生すること
    を特徴とするマルチレートディジタルデータ再生装置。
  3. 【請求項3】 振幅変動する再生信号のチャンネルデー
    タレートが変化しても、所望の振幅レベルに補正するマ
    ルチレートディジタルデータ再生装置であって、 記録されたディジタルデータを所定の基本チャンネルレ
    ートのn/m(n,mは正整数)の複数のチャンネルデ
    ータレートで再生する再生手段と、 発振周波数が可変で基本チャンネルレートの基本周波数
    に対応した第1のクロックを発生するクロック発生手段
    と、 前記第1のクロックを前記再生手段のチャンネルデータ
    レートに応じてn/mに分周して第2のクロックを出力
    するn/m分周手段と、 前記第2のクロックで、前記再生手段より入力される入
    力信号をディジタル信号に変換し第1の再生信号を得る
    A/D変換手段と、 前記A/D変換手段の出力をもとに、前記A/D変換手
    段の出力と前記第2のクロックとの位相ずれを検出して
    位相誤差信号を出力する位相誤差検出手段と、 前記位相誤差信号を前記第2のクロックで処理する第1
    のディジタルフィルタ手段と、 前記A/D変換手段が出力する前記第1の再生信号に、
    第1の制御信号を乗じて第2の再生信号を得る乗算手段
    と、 前記第2の再生信号と所定の目標レベルとの差を検出す
    る振幅誤差検出手段と、 前記振幅誤差検出手段の出力を前記第2のクロックで処
    理して前記第1の制御信号を出力する第2のディジタル
    フィルタ手段とを備え、 前記第1のディジタルフィルタ手段の出力信号で前記ク
    ロック発生手段の発振周波数を制御することにより、前
    記クロック発生手段,前記分周手段,前記位相誤差検出
    手段および前記第1のディジタルフィルタ手段でPLL
    手段を構成し、前記分周手段の分周比を再生レートに応
    じて変えるのみで各再生レートにおけるループゲイン及
    びループディレイを一定にせしめるマルチレートディジ
    タルデータ再生装置。
  4. 【請求項4】 チャンネルデータレートが変化し、その
    チャンネルデータレートの1/dの所定の周波数に基準
    信号が多重された再生信号から前記基準信号を検出し再
    生される信号の状態を検出するマルチレートディジタル
    データ再生装置であって、 記録されたディジタルデータを所定の基本チャンネルレ
    ートのn/m(n,mは正整数)の複数のチャンネルデ
    ータレートで再生する再生手段と、 発振周波数が可変で基本チャンネルレートの基本周波数
    に対応した第1のクロックを発生するクロック発生手段
    と、 前記第1のクロックを前記再生手段のチャンネルデータ
    レートに応じてn/mに分周して第2のクロックを出力
    するn/m分周手段と、 前記第2のクロックで、前記再生手段より入力される入
    力信号をディジタル信号に変換し第1の再生信号を得る
    A/D変換手段と、 前記A/D変換手段の出力をもとに、前記A/D変換手
    段の出力と前記第2のクロックとの位相ずれを検出して
    位相誤差信号を出力する位相誤差検出手段と、 前記位相誤差信号を前記第2のクロックで処理する第1
    のディジタルフィルタ手段と、 前記A/D変換手段が出力する前記第1の再生信号を前
    記第2のクロックで処理してチャンネルデータレートの
    1/dの所定の周波数を通過させる第2のディジタルフ
    ィルタ手段と、 前記第2のディジタルフィルタ手段を通過する信号レベ
    ルを検出し、前記第1の再生信号の再生状態を検出する
    再生状態検出手段とを備え、 前記第1のディジタルフィルタ手段の出力信号で前記ク
    ロック発生手段の発振周波数を制御することにより、前
    記クロック発生手段,前記分周手段,前記位相誤差検出
    手段および前記第1のディジタルフィルタ手段でPLL
    手段を構成し、前記分周手段の分周比を再生レートに応
    じて変えるのみで各再生レートにおけるループゲイン及
    びループディレイを一定にせしめるマルチレートディジ
    タルデータ再生装置。
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