JPH0734538Y2 - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH0734538Y2
JPH0734538Y2 JP1989131054U JP13105489U JPH0734538Y2 JP H0734538 Y2 JPH0734538 Y2 JP H0734538Y2 JP 1989131054 U JP1989131054 U JP 1989131054U JP 13105489 U JP13105489 U JP 13105489U JP H0734538 Y2 JPH0734538 Y2 JP H0734538Y2
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荘授 後藤
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は規定の再生(通常再生)速度による再生と通
常再生のn倍の再生(n倍速再生)速度による再生とを
切換えて行なえるオーディオディスク再生装置の読み取
りクロック信号を生成するPLL回路に関する。
(従来技術) 従来のn(n≧2の整数)倍速対応のCDプレーヤーのデ
ィスクからの情報読み出し用クロックを生成するための
PLL回路では、通常再生及びn倍速再生に対してそれぞ
れ別個の電圧制御発振器(VCO)を備え、それぞれの再
生モードの切換に従ってVCOを切換えていた。第4図に
示すCDプレーヤにおいて10a,10bがこれらの電圧制御発
振器であり、スイッチ13によって切替えられる。スイッ
チ13に対する切替信号はシステムコントローラ8により
与えられている。
なお、5は位相比較手段(P.C.)5-1を含む信号処理回
路である。
(考案が解決しようとする課題) 上記した如く従来技術によればn倍速の再生可能なオー
ディオディスク再生装置において電圧制御発振器を2台
備えなければならないため、電圧制御発振器のフリーラ
ン周波数をそれぞれの電圧制御発振器に対して調整せね
ばならず、またそれぞれの電圧制御発振器に対して温度
に対する発振周波数等の安定性を確保しなければならな
いという問題点があった。
また、電圧制御発振器が2台ある為に、ビートを起し易
く選択されていない電圧制御発振器の発振を停止させる
等の処理を施さねばならないという問題点もあった。
この考案はn倍速の再生可能なオーディオディスク再生
装置において電圧制御発振器を1台ですますことによっ
て、上記の問題点を解消したPLL回路を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案のPLL回路は、オーディオディスクに記録され
ている情報を規定の再生速度による再生と前記規定の再
生速度のn(n≧2の整数)倍の再生速度による再生と
を切替指示手段による指示に伴って選択可能に構成され
たオーディオディスク再生装置において、オーディオデ
ィスクから検出した情報を読み取るためのクロック信号
を生成するPLL回路であって、発振周波数が前記規定の
再生速度による再生のときのn倍以上に設定された電圧
制御発振器と、前記切替指示手段からの出力を受けて、
前記規定の再生速度による再生指示のときと前記n倍の
再生速度による再生指示のときで出力周波数が1対nと
なるように前記電圧制御発振器の発振周波数を選択的に
分周する分周手段とを備え、分周手段の出力を位相比較
手段へ出力することを特徴とするものである。
また電圧制御発振器の発振周波数を規定の再生速度によ
る再生のときのn倍とし、分周器で規定の再生速度によ
る再生のとき電圧制御発振器の発振周波数をn分周して
出力し、規定の再生速度のn倍の再生速度による再生の
ときは電圧制御発振器の発振周波数を分周せずに出力す
るようにしてもよい。
またさらに、ローパスフィルタを規定の再生速度による
再生のときのゲインをn倍の再生速度による再生のとき
のゲインより増加させるようにしてもよい。
(作用) 上記の如く構成したこの考案のPLL回路においては、電
圧制御発振器の発振周波数がn倍の再生速度による再生
のときの周波数以上に設定され、分周手段により選択的
に分周されて、または分周されずに出力されて、分周手
段からの出力の周波数は規定の再生速度による再生のと
きとn倍の再生速度による再生のときとで1:nの関係に
されるため、電圧制御発振器は1つですむ。この結果電
圧制御発振器が2台必要であった場合の問題点は解決す
る。
また、ローパスフィルタのゲインが規定の再生速度によ
る再生のときは、n倍の再生速度による再生の場合のゲ
インより増加する。この結果分周回路による分周するこ
とにより減少するPLL回路のループゲインが補償され
る。
(実施例) 以下、この考案を実施例により説明する。
第1図はこの考案の一実施例を用いたn倍速再生可能な
オーディオディスク再生装置のブロック図である。
1はオーディオディスクで情報が記録されている。2は
ディスクモータであって、クランプされたオーディオデ
ィスク1を、回転駆動する。3は光ピックアップであっ
て、オーディオディスク1にレーザー光を照射し、オー
ディオディスク1からの反射光量の変化によりオーディ
オディスク1からの情報を読み出す。4はピックアップ
サーボ回路であって、光ピックアップ3のレーザー光が
常にオーディオディスク1からの情報が読み出せる様に
オーディオディスク1からの反射光の変化に基づきレー
ザー光の照射位置を制御している。
5は位相比較手段5-1を含む信号処理回路であって、光
ピックアップ3から読み出したオーディオディスク1か
らの情報信号を受け、この情報信号とこの情報信号を読
む為のクロックとの位相比較と行ないその誤差信号をロ
ーパスフィルタ9に送出している。また光ピックアップ
3からの情報信号は信号処理回路5において複号され、
さらに誤り訂正、補間処理を行なって記録されていた情
報を再現している。6はディスクモータ駆動回路であ
り、信号処理回路5がオーディオディスク1から読み取
った情報信号を処理し出力するのに適切な速度でオーデ
ィオディスク1が回転する様にディスクモータ2の回転
を制御している。7はDA変換回路で信号処理回路5の信
号処理により再現された情報をデジタル信号からアナロ
グ信号に変換して、出力端子12に出力している。
8はシステムコントローラで回路全体の動作の制御を行
なっている。ローパスフィルタ9は位相比較手段5-1
ら出力された誤差信号を積分し、補償して、電圧制御発
振器10の発振制御電圧を生成している。電圧制御発振器
10は光ピックアップ3によって読み出したオーディオデ
ィスク1からの信号を読み取るためのクロック信号を発
生させている。11は分周回路であって、電圧制御発振器
10の発振出力、すなわちクロック信号を、システムコン
トローラ8からの指示により通常再生とn倍速再生とに
対応して選択的に、分周を行って出力させたり、分周せ
ずに直接出力したりする。
上記の如く構成したこの考案の一実施例における作用を
説明する。
システムコントローラ8が通常再生を行なうのかn倍速
再生を行なうのかを、信号処理回路5、ローパスフィル
タ9、分周回路11およびディスクモータ駆動回路6に指
示信号を出力する。電圧制御発振器10は常にn倍速再生
に対応した周波数で発振しているので、システムコント
ローラ8により通常再生が指示された場合には分周回路
11は電圧制御発振器10の発振出力をn分周して、信号処
理回路5に送出する。したがってクロック信号周波数は
通常再生時の周波数に合される。ローパスフィルタ9は
分周回路11が分周する事により減少するPLL回路のルー
プゲインを補償するためにゲインを上昇させる。これは
分周比がnであった場合に電圧制御発振器10の出力電圧
による位相変位分は分周する前の1/nに減少するため、
ローパスフィルタ9のゲインをn倍する必要が出て来る
からである。
ディスクモータ駆動回路6では通常再生時の補償特性が
選択される。この様にして通常再生時、オーディオディ
スク1からの読み出し用クロック信号を生成するPLL回
路が構成され、オーディオディスク1の通常再生時の読
み出し用クロック信号がPLL回路によって生成され、オ
ーディオディスク1の通常再生が行なわれる。
次に、システムコントローラ8がn倍速再生を指示した
時には、信号処理回路5は通常の再生時のn倍のクロッ
ク信号により信号の処理が開始される。分周回路11では
電圧制御発振器10の発振周波数が分周されずにそのまま
クロック信号として、信号処理回路5に送出される。ロ
ーパスフィルタ9は通常再生時に上昇させていたゲイン
が元に戻されて、ローパスフィルタ9の出力は発振制御
電圧として電圧制御発振器10に送られる。この様にして
n倍速再生時のオーディオディスク1からの読み出しク
ロック信号を生成するPLL回路が構成され、オーディオ
ディスク1のn倍速再生時の読み出しが行なわれる。ま
た、ディスクモータ駆動回路6ではn倍速再生時に合っ
た補償特性が選択され、ディスクモータ2の回転がn倍
速再生時の回転に制御される。
次に、分周回路11およびローパスフィルタ9の一例を示
す。
たとえばn=2、すなわち2倍速再生の場合を例示す
る。分周回路11は第2図に示す如く、2倍速再生に対応
した周波数の発振をする電圧制御発振器10からの発振出
力を反転するインバータ111、インバータ111の出力をク
ロック信号として入力し入力を2分周するDフリップフ
ロップ112、システムコントローラ8からの出力と電圧
制御発振器10からの発振出力が入力として供給されるナ
ンドゲート113、システムコントローラ8からの出力と
高電位の入力とが入力として供給されるナンドゲート11
4、Dフリップフロップ112からの出力およびナンドゲー
ト114の出力を入力するナンドゲート115、ナンドゲート
113の出力およびナンドゲート115の出力を入力するナン
ドゲート116から構成してある。システムコントローラ
8からは通常再生指示のときは低電位(論理“0")の、
2倍速再生指示のときは高電位(論理“1")の信号を出
力する。
したがって2倍速再生指示がされたときは、電圧制御発
振器10からの発振出力が位相比較手段5-1へ出力され、
通常再生指示がされたときは電圧制御発振器10からの発
振周波数が2分周され、2分周された発振出力が位相比
較手段5-1へ出力される。
また、ローパスフィルタ9は第3図に示す如く、抵抗
9、コンデンサ92、演算増幅器93、演算増幅器93の反転
入力端子に印加する電圧をシステムコントローラ8から
の通常再生指示と2倍速再生指示とで切替えるスイッチ
93を備えており、通常再生時と2倍速再生時とでゲイン
が切替えられることになる。
なお、上記した実施例において電圧制御発振器10の発振
周波数をn倍速に対応した周波数とし、通常再生の場合
に分周回路11でn分周する場合を例示したが、電圧制御
発振器10の発振周波数を通常再生の場合のn倍以上の周
波数とし、通常再生の場合の分周出力周波数とn倍速再
生の場合との分周出力周波数とが1:nとなるように分周
回路11によって分周しても同様である。
(考案の効果) 以上説明した如くこの考案によれば、電圧制御発振器の
出力を、規定の再生速度で再生する場合と規定の再生速
度のn倍速の再生速度で再生する場合とで選択的に分周
するようにしたため、電圧制御発振器は規定の再生速度
の場合とn倍の再生速度の場合とで共通に用いられ、安
価に構成できる。フリーラン周波数の調整も1つの電圧
制御発振器に対して行えばすむ効果がある。
さらに、電圧制御発振器が1つですむため、2つある場
合に生じたビートを起こすようなことはなく、温度に対
する発振周波数等の設計検討を1つの電圧制御発振器に
ついて行なえばすむという効果もある。
さらに、ローパスフィルタのゲインが規定の再生速度に
よる再生のときは、n倍の再生速度による再生の場合の
ゲインより増加させられるため、分周手段による分周に
より減少するPLL回路のループゲインが補償される効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を用いたn倍速再生可能な
オーディオディスク再生装置のブロック図。 第2図はこの考案の一実施例においけるn=2の場合の
分周回路の1例を示す回路図。 第3図はこの考案の一実施例におけるローパスフィルタ
の一例を示す回路図。 第4図は従来例のブロック図。 1…オーディオディスク、2…ディスクモータ、3…光
ピックアップ、4…ピックアップサーボ回路、5…信号
処理回路、5-1…位相比較手段、6…ディスクモータ駆
動回路、7…D/A変換回路、8…システムコントロー
ラ、9…ローパスフィルタ、10…電圧制御発振器、11…
分周回路。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオディスクに記録されている情報
    を規定の再生速度による再生と前記規定の再生速度のn
    (n≧2の整数)倍の再生速度による再生とを切替指示
    手段による指示に伴って選択可能に構成されたオーディ
    オディスク再生装置において、オーディオディスクから
    検出した情報を読み取るためのクロック信号を生成する
    PLL回路であって、発振周波数が前記規定の再生速度に
    よる再生のときのn倍以上に設定された電圧制御発振器
    と、前記切替指示手段からの出力を受けて、前記規定の
    再生速度による再生指示のときと前記n倍の再生速度に
    よる再生指示のときとで出力周波数が1対nとなるよう
    に前記電圧制御発振器の発振周波数を選択的に分周する
    分周手段と、前記切替指示手段からの出力を受けて、前
    記規定の再生速度による再生指示のときのゲインを前記
    n倍の再生速度による再生指示のときのゲインより増加
    させるローパスフィルタとを備え、分周手段の出力を位
    相比較手段へ出力することを特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】オーディオディスクに記録されている情報
    を規定の再生速度による再生と前記規定の再生速度のn
    (n≧2の整数)倍の再生速度による再生とを切替指示
    手段による指示に伴って選択可能に構成されたオーディ
    オディスク再生装置において、オーディオディスクから
    検出した情報を読み取るためのクロック信号を生成する
    PLL回路であって、発振周波数が前記規定の再生速度に
    よる再生のときのn倍に設定された電圧制御発振器と、
    前記切替指示手段からの出力を受けて、前記電圧制御発
    振器の発振周波数を前記規定の再生速度による再生指示
    のときはn分周して出力し、かつ前記n倍の再生速度に
    よる再生指示のときは分周せずに出力する分周手段と、
    前記切替指示手段からの出力を受けて、前記規定の再生
    速度による再生指示のときのゲインを前記n倍の再生速
    度による再生指示のときのゲインより増加させるローパ
    スフィルタとを備え、分周手段の出力を位相比較手段へ
    出力することを特徴するPLL回路。
JP1989131054U 1989-11-13 1989-11-13 Pll回路 Expired - Lifetime JPH0734538Y2 (ja)

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JPS6441304A (en) * 1987-08-07 1989-02-13 Toshiba Corp Pll circuit for disk player

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