JP3485862B2 - 排水管路構築管とこれを用いた排水管路構築工法 - Google Patents
排水管路構築管とこれを用いた排水管路構築工法Info
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Description
の地中浸透水を集水して排水するために用いられる排水
管路用構築管及びこれを用いた排水管路構築工法に関す
るものである。
を集水して排水するために従来から知られている方法と
して、地表面から揚水井を掘削しその内部に溜まった水
を揚水する方法、地表面を掘削して構築したトレンチ内
に有孔排水管を埋設し、その周囲に集水材(砕石、栗
石、木の枝等)を充填して埋め戻す方法などがある。
も地表面から掘削を行い揚水井やトレンチを構築するも
のであるため、地表面の施工条件が整わなければ施工す
ることができない。また、たとえ施工条件が整ったとし
ても、前記のトレンチ内に有孔排水管を埋設する工法に
おいては集水材を準備し、これを排水管の周囲に充填す
る手間がかかる不便がある。
条件の整わない場合においても、地中に排水管路を構築
することができ、また施工条件が整う場合に有孔排水管
を埋設する工法を効率よく実施できる排水管路用構築管
及びこれを用いた排水管路構築工法を提供することを課
題とする。
めに、この発明にかかる排水管路構築管は、排水管本体
の外周面に集水層を一体に設けた構成を基本とする。前
記の排水管本体の一端部を前記集水層の一端部から突き
出して差し口を形成し、他端部を該集水層の他端部から
凹入させて受け口を形成した構成をとると、各構築管の
接続が容易にできる。
糖類粉末等の腐食性有機粉末の混練物を塗布してなる平
滑層を設けた構成をとることができる。
設けてなる構成をとることができる。この構成による
と、排水管路に集水した水をそれより下方の地盤内に散
逸することを防止できる。
管路を構築する場合に、推進工法を用いることが有効で
ある。また、排水管路構築管より大径の推進管を推進工
法により地中に埋設したのち、その推進管により構成さ
れた管路内に前記の排水管路構築管を適宜数相互に接続
して挿入し、しかる後に前記の推進管を除去する工法を
とることもできる。この工法によると、排水管路構築管
が推進力を受けることがなく、また集水層が地盤に摺接
することもない。
構築し、該土壌に含まれる汚染物質を地下水等の浸透水
と共に該排水管路に集水し排出するようにすることもで
きる。
表面から掘削したトレンチ内に設置し、しかる後に埋め
戻す工法がある。この工法は、地表面の施工条件に制約
を受けない場合に実施できる。
図面に基づいて説明する。図1は実施形態の排水管路構
築管1の一例を示している。この構築管1は多数の通水
孔2を設けたヒューム管からなる排水管本体3の外周面
にポーラスな集水層4を一体に設けたものである。前記
の排水管本体3の大きさはφ200〜300mm程度の
ものである。集水層4は、粗砂、砕石、栗石、天然・人
工の透水材等を単独又は組合わせたものを接合剤と混合
して排水管本体3の外表面に固着したものである。
示すように、その一端部において排水管本体3の先端部
が集水層4から外部に突出し、接続のための差し口5が
形成され、また他端部においては排水管本体3が集水層
4より凹入し、同じく接続のための受け口6を形成して
いる。
は、図2(a)に示すように、同芯円状態のほか、同図
(b)(c)に示すように偏心状態でもよい。集水層4
は、同図(d)に示すように四角形の断面を有するよう
に形成してもよい。またこれらのいずれの場合において
も、集水層4の下面の底板7を全長にわたり一体に設け
るようにしても良い。この底板7は鉄板、プラスチック
板等の不透水性の板であり、集水層4で集水された水が
下方へ散逸するのを防止するために設けられる。
図2(e)に示すように集水層4の外周面に平滑層8を
形成する場合がある。この平滑層8は、後述の推進工法
により排水管路構築管1を地中に埋設する場合に、集水
層4と周辺地盤との摩擦を低減するため、及び集水層4
が地盤中のシルトや粘土等により目詰まりを起こして集
水機能を喪失することを防止するために設けられる。こ
の平滑層8は、澱粉(小麦、コーン、馬鈴薯等を原料と
するもの)、多糖類(グアガム等を原料とするもの)等
の腐食性有機粉末を単独又は混合したものに水を混ぜて
混練し、これを一定厚さに塗布することにより形成され
る。
下の(1)から(4)のいずれか又はこれらの組合わせ
により除去される。 (1)地下水により溶解流出させる。 (2)地盤中のバクテリアにより分解させる。 (3)澱粉、多糖類を溶解又は分解させる薬品やバクテ
リアを含んだ液体を排水管本体内部から加圧注入する。 (4)温水又は蒸気を排水管本体内部から加圧注入す
る。
水管路を構築する方法に付いて説明する。
限を受けない場合において、図3に示すように、地表面
の縦穴9、9間に掘削によりトレンチ10を形成し、そ
の内部に前記の排水管路構築管1を、差し口5と受け口
6とを順次嵌合させながら接続して埋設し、排水管路1
1を構築するものである。
ら浸透する雨水や地下水が、集水層4を通して排水管本
体3に集められ、その一部はそれより下方の地盤中に戻
され、一部は縦穴9、9に集水される。集水した水の一
部を下方の地盤中に戻すことにより、地中に水分を残存
させて地下水を涵養し、同時に雨水処理施設の負荷を軽
減させる。
は、前述の底板7を有する排水管路用構築管1を用い
る。
条件が整わない場合に用いられるものであり、一方の縦
穴9から他方の縦穴9までの間に、推進工法により前記
の排水管路構築管1を順次接続しながら埋設し、排水管
路11を構築するものである。この場合も底板7を有す
るものと有しないものとを前記と同様に使い分ける。ま
た、推進抵抗を低減する必要が有る場合は、前記の平滑
層8を有するものを用いる。
を構築することができるので、例えば、汚染された土壌
12の下方に設置し、有害物質を水と共に集水し排出す
る処理装置として有効である。
法専用の推進管13を用い、同工法により管路を構築し
た後に、その中に前記の排水管路構築管1を順次接続し
ながら押し込み、その押し込みの完了後に推進管13を
押し出して除去するようにしたものである。推進管13
の除去により前記の排水管路構築管1により構築された
排水管路11が地盤中に露出する。この工法によると、
排水管路構築管1に推進力が加わることがなく、また周
辺地盤との摺接の問題も生じない。
管は、多孔性の排水管本体とその外周面に形成された集
水層とにより構成されるので、集水材を用意したりこれ
を充填したりする作業を省くことができ、効率よく排水
管路を構築することができる。
り、地表面の施工条件の制約を受けることがない。ま
た、汚染土壌を掘削することなく、汚染土壌の下部に排
水管路を構築することにより、地下水と共に汚染物質を
排出することができる。
粉末からなる平滑層を外表面に形成することにより施工
時の推進抵抗を低減できる。施工完了後にその平滑層を
除去することは容易であるので、集水機能を喪失するこ
とはない。
すことにより、地下水涵養機能をもった雨水処理施設を
構築することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 有孔の排水管本体の外周面に集水層を一
体に設け、前記集水層の外周面に、澱粉、多糖類粉末等
の腐食性有機粉末の混練物を塗布してなる平滑層を設け
てなる排水管路構築管。 - 【請求項2】 請求項1に記載の排水管路構築管を推進
工法により地中に埋設する排水管路構築工法。
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JP2000098190A JP3485862B2 (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 排水管路構築管とこれを用いた排水管路構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000098190A JP3485862B2 (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 排水管路構築管とこれを用いた排水管路構築工法 |
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