JP3485381B2 - メモリインタフェース装置 - Google Patents

メモリインタフェース装置

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JP3485381B2 JP13038895A JP13038895A JP3485381B2 JP 3485381 B2 JP3485381 B2 JP 3485381B2 JP 13038895 A JP13038895 A JP 13038895A JP 13038895 A JP13038895 A JP 13038895A JP 3485381 B2 JP3485381 B2 JP 3485381B2
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    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデータ駆動型情報処理
装置から入力されるデータパケットに応答してデータメ
モリをアクセスし、その結果をデータ駆動型情報処理装
置に出力するためのメモリインタフェース装置に関し、
特に、入力時系列順に世代番号が割りつけられたデータ
パケットの入力に応答してその世代番号などをアドレス
としてデータメモリをアクセスし、その結果を出力する
ためのメモリインタフェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号処理などの大量データの高速処
理が望まれる場合には、並列処理が有効である。並列処
理向きアーキテクチャのうちでも、データ駆動型と呼ば
れるものが特に注目される。
【0003】データ駆動型情報処理装置では、「ある処
理に必要な入力データがすべて揃い、かつその処理に必
要な演算装置などの資源などが割当てられたときに処理
が行なわれる」という規則に従って処理が並列に進行す
る。
【0004】時系列のデジタル信号、たとえば映像信号
などを処理する場合、各時系列データに対して同じ処理
が施されることが多い。このため、デジタル信号処理向
きのデータ駆動型情報処理装置では、各時系列データを
相互に区別しながら、同一処理フローを実行し得る動的
データ駆動方式が利用されている。
【0005】図9は、従来のデジタル画像信号処理向き
のデータ駆動型情報処理装置のブロック図である。
【0006】図10(a)および(b)は、従来および
この発明の実施例に適用されるデータパケットのフォー
マット図である。
【0007】図11はデータパケットの世代番号のフィ
ールド構成を示す図である。図12は図11に示す世代
番号のフィールド構成に基づくデータメモリの論理的な
構成例を示す図である。
【0008】図10(a)のデータパケットは命令コー
ドC、次命令のノード番号ND、上述した時系列に対応
した世代番号GNおよびデータDを含む。図10(b)
のデータパケットは図10(a)のデータパケットのデ
ータDに代替して第1および第2のデータD1およびD
2を含み、その他は図10(a)のそれと同じである。
【0009】図9のデータ駆動型情報処理装置は、パケ
ット合流部J、入力パケットを待合せして対データまた
は定数生成を行なう待合せ制御部FC、データメモリM
EM、メモリMEMのアクセス処理ならびに演算処理を
行なう演算部FP、次命令の記憶部PS、およびパケッ
ト分岐部Bを含み、各部は内部パイプラインにより接続
される。
【0010】図11を参照して、世代番号GNはmビッ
トのフィールドアドレスFD♯、nビットのラインアド
レスLN♯およびlビットのピクセルアドレスPX♯か
らなる。
【0011】図11の世代番号GNは図12に示される
データメモリMEMの論理的な構成に対応する。メモリ
MEMの論理的構成は、mビットのフィールドアドレス
FD♯で特定される2m 個のフィールドを含む。各フィ
ールドメモリはnビットのラインアドレスLN♯に対応
して垂直方向に2n ラインを含む。各ラインはlビット
のピクセルアドレスPX♯に対応して2l ピクセルを含
む。
【0012】図9に戻って、記憶部PSの命令が実行さ
れてデータフロープログラムに従う処理が行なわれると
き、まず図10(a)のデータパケットはパケット合流
部Jで内部パイプラインからのパケットと合流後、待合
せ制御部FCに与えられる。
【0013】待合せ制御部FCはデータパケットを入力
し、該入力パケットの世代番号GNを考慮した対データ
生成のためのデータパケット待合せ、または定数フェッ
チを行なった後、図10(b)に示されているようなデ
ータパケットを生成し演算部FPに出力する。
【0014】待合せ制御部FCでは図10(b)のデー
タパケットの命令コードC、ノード番号ND、世代番号
GNおよび第1のデータD1には入力データパケットの
命令コードC、ノード番号ND、世代番号GNおよびデ
ータDがそれぞれセットされる。さらに第2のデータD
2には対データが生成された場合はデータDと対となる
データが、定数フェッチがされたときにはフェッチされ
た定数データがそれぞれセットされる。
【0015】演算部FPでは、与えられるデータパケッ
トを入力し、該入力パケットの命令コードCのデコード
結果に応じて該入力パケットの第1または第2のデータ
について演算処理するか、メモリMEMへのアクセスが
行なわれ、図10(a)の形式のパケットがプログラム
記憶部PSに出力される。通常は、演算処理またはメモ
リアクセスの結果が演算部FPの出力するパケットのデ
ータDに反映される。
【0016】図13は、従来の演算部FPにおけるメモ
リアクセス処理のためのブロック図であり、図14は図
13におけるメモリアクセスのためのアドレス修飾ステ
ップを示す図である。
【0017】図13では便宜的にメモリMEMが中心に
示される。図13のブロックは、アドレス修飾部am
d、メモリアクセス部i/f、およびこれら各部を制御
する制御部Cnを含む。
【0018】メモリアクセス処理の場合、入力パケット
の世代番号GNがアドレス修飾部amd内で図14のス
テップにより2次元(ライン,ピクセル)×nプレーン
(フィールド)の論理アドレスがメモリMEMの物理ア
ドレスに変換される。
【0019】プログラム記憶部PSでは、入力パケット
のノード番号NDに基づいて次命令コードと次命令のノ
ード番号がフェッチされて該入力パケットの命令コード
Cおよびノード番号NDとしてそれぞれセットされて該
パケットが出力される。プログラム記憶部PSからの出
力パケットは分岐部Bで外部出力または内部パイプライ
ンに分岐される。
【0020】上述のデータ駆動型情報処理装置は、メモ
リアクセス時に時系列データに対応する世代番号GNを
もとにして論理的に構造化された2次元×nプレーンへ
アクセスすることが可能であるため、言い換えれば、パ
ケットごとに画像信号のスキャン位置に対応したメモリ
操作が可能であるため、デジタル画像信号処理に適した
アーキテクチャになっていると言われている。
【0021】しかし、演算部FPの構成では、メモリア
クセス処理と演算処理とが機能的に独立しているため、
画像処理で多用されるメモリ参照結果のフィルタ演算や
相関演算などを複数回の処理ノードに分けて実現しなけ
ればならない。多くのノードを持つことは内部パイプラ
インにおいてパケットの混雑状態を生じ得る。また、ア
クセスデータ間での演算処理の際にデータの待合せに関
してオーバヘッドが生じる。その結果、処理のスループ
ットを向上させることが容易ではなかった。
【0022】これを解消するように、特開平6−274
408号公報に開示の技術が提案された。この技術で
は、演算部FPが改良されている。
【0023】図15は、特開平6−274408号公報
に開示の演算部FPにおけるメモリアクセス処理のため
のブロック図である。図では便宜的にメモリMEMが中
心に記載される。図15のブロックは図13のそれに比
較し出力段に算術論理演算部aluが新たに設けられて
おり、制御部Cn1により制御される。さらに、算術論
理演算部aluの出力は再度メモリMEMアクセスのた
めの経路にフィードバックされている。
【0024】この構成により、単純なメモリMEMの参
照および更新処理に加えて、入力データとメモリ参照デ
ータ間での演算処理およびその結果でのメモリMEMの
更新処理が1命令コードで実現できる。
【0025】上述のようなメモリアクセスが複合された
演算命令を利用することにより、画像処理で多用される
メモリ参照結果の演算はより少ないノード数で、かつ待
合せ制御部FCでの対データ待合せをすることなく実現
できる。したがって、ノード数の減少により世代ごとの
単位処理で流れるパケット量が減少すること、ならびに
待合せがないことから、より多くの世代のパケットを装
置に投入でき、結果的に処理のスループットを向上させ
ることができると言われている。
【0026】しかし、上述の処理構成では、相関演算の
中間結果がパイプラインを周回もしくはデータメモリM
EMへ一時保存されるため、演算効率を上げることが容
易ではなかった。また、待合せを除くために処理が時間
方向に展開されるが、上述のような機能のみでは処理に
内在する並列性を活かすことが容易ではなかった。
【0027】これを解消するように特願平7−8676
4号で提案される技術では、演算部FPが改良されてい
る。
【0028】図16は、特願平7−86764号に提案
される演算部FPにおけるメモリアクセス処理ためのブ
ロック図である。図では便宜的にメモリMEMは中心に
記載されている。
【0029】図17および図18は、図16におけるメ
モリアクセスのためのアドレス修飾ステップを示す図で
ある。
【0030】図16のブロックは2つのデータメモリM
EMを含み、各メモリMEMに対応してメモリアクセス
ブロックi/fおよびアドレス修飾ブロックamdがそ
れぞれ設けられる。さらにセレクタsl、算術論理演算
部aluおよび各部を制御するための制御部Cn2が設
けられる。
【0031】この構成により、同時に2つのメモリME
Mにアクセスが可能であるだけでなく、メモリのアクセ
スとその結果に対する演算とが1命令コードで実現でき
る。さらに、メモリアクセスの際、図17または図18
のステップにより2次元(ピクセル,ライン)×nプレ
ーン(フィールド)に対応する1つの世代番号GNが、
異なるオフセット修飾により2つの物理アドレスに変換
される。
【0032】このような二重のメモリアクセスが複合さ
れた演算メモリを利用することにより、画像処理で多用
されるメモリ参照結果の演算がより少ないノード数で実
現できることになって、さらに多くの世代のパケットを
装置投入でき、結果的に処理のスループットを向上させ
ることができると言われている。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上述した装置では、入
力パケット順に画像信号のスキャン位置に対応したメモ
リ操作および2並列のメモリアクセスを含む複合演算が
可能であることから、デジタル画像信号処理に適したア
ーキテクチャであると言える。
【0034】しかしながら、データメモリMEMに対す
るアクセスは、1命令において最大2並列に制限されて
おり、処理に内在する並列性の活用が十分ではない。し
たがって、3つ以上のデータのフィルタ演算、相関演算
には、複数の命令を用いて逐次に処理しなければならな
かったので、スループットを上げることが困難であっ
た。
【0035】また、データメモリMEMのアクセス時の
アドレスオフセット値として、内部パケットのフィール
ドの一部をそのまま利用しているため、特に、並列メモ
リアクセスを行なった場合に、オフセット可能範囲の減
少、ピクセルおよびラインのいずれか一方が共通でなけ
ればならないと言った制約が存在した。この制約により
2並列のメモリアクセスであっても、ピクセル、ライン
がともに異なった箇所に対するアクセスであったり、オ
フセット修飾可能範囲以外のアクセスであったりする
と、2命令に分けて逐次に処理する必要があり、処理に
内在する並列性の活用が十分に行なえなかった。
【0036】それゆえにこの発明の目的は、複合的な処
理を処理に内在する並列性を十分に活用させて実行可能
なメモリインタフェース装置を提供することである。
【0037】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のメモリ
インタフェース装置は、少なくとも入力命令コード、
1の入力データ、第2の入力データおよび入力アドレス
を含む入力データパケットに応答して、記憶部の複数の
所定アドレスをアクセスするためのメモリインタフェー
ス装置であって、予め複数のオフセット値を記憶したオ
フセットメモリを有し、入力データパケットに応答し、
入力アドレスをオフセットメモリから読出された複数の
オフセット値のそれぞれまたは第2の入力データを用い
て修飾した複数のアドレスを出力する記憶部アドレス修
飾手段と、記憶部の、記憶アドレス修飾手段から出力
された複数のアドレスを入力命令コードに従ってアクセ
スする記憶部アクセス手段と、記憶部アクセス手段によ
る複数アドレスのアクセス結果または第1の入力データ
を入力命令コードに従って演算するための演算手段とを
備えて構成される。そして、記憶部アドレス修飾手段
と、記憶部アクセス手段と、演算手段とを、1つの命令
コードに従って制御する。
【0038】請求項2に記載のメモリインタフェース装
置は、請求項1に記載の装置の記憶部アクセス手段が、
入力命令コードに記憶部の内容更新命令コードが含まれ
るとき、演算手段による演算の結果を用いて、記憶部
の、記憶部アドレス修飾手段から出力された複数のアド
レスの内容を更新するよう構成される。
【0039】請求項3に記載のメモリインタフェース装
置は、請求項1または2に記載の装置において、記憶部
がさらに複数のデータメモリを含み、記憶部アドレス
手段がさらに複数のデータメモリのそれぞれに対応し
てメモリアドレス修飾手段を含み、記憶部アクセス手段
はさらに複数のデータメモリそれぞれに対応してメモリ
アクセス手段を含むように構成される。
【0040】メモリアドレス修飾手段のそれぞれは、予
め複数のオフセット値を記憶したオフセットテーブルを
有し、入力データパケットに応答し、入力アドレスを、
第2の入力データに基づいてこのオフセットテーブルか
ら読出されたオフセット値および第2の入力データのい
ずれか一方を用いて修飾したアドレスを出力する。
【0041】メモリアクセス手段のそれぞれは、対応す
るデータメモリの、対応するメモリアドレス修飾手段か
ら出力されたアドレスを入力命令コードに従ってアクセ
スする。
【0042】請求項4に記載のメモリインタフェース装
置は、請求項1または2に記載のメモリインタフェース
装置の記憶部アドレス修飾手段がさらに順次アドレス修
飾手段を含み、記憶部アクセス手段はさらに順次アクセ
ス手段を含み、演算手段はさらに累算演算手段を含むよ
う構成される。
【0043】順次アドレス修飾手段は複数のオフセット
値を記憶した複数のオフセットテーブルを有し、入力デ
ータパケットに応答して、入力アドレスを第2の入力デ
ータに基づいてオフセットテーブルのそれぞれから順次
読出されたオフセット値および第2の入力データのいず
れか一方を用いて修飾したアドレスを順次出力する。
【0044】順次アクセス手段は記憶部の、順次アドレ
ス修飾手段から順次出力されたアドレスを入力命令コー
ドに従って順次アクセスする。
【0045】累算演算手段は順次アクセス手段から順次
入力されたアクセス結果または第1の入力データの入力
命令コードに従う順次演算を各演算結果を累算しながら
行なう。
【0046】請求項5に記載のメモリインタフェース装
置は、請求項1ないし4のいずれかに記載のメモリイン
タフェース装置がデータ駆動型プロセッサに設けられる
ことを特徴とする。
【0047】
【作用】請求項1に係るメモリインタフェース装置によ
れば、記憶部アクセス手段によりアクセスされる記憶部
の複数のアドレスのオフセット値は、予めオフセットメ
モリに記憶されているので、オフセットメモリの内容の
設定により設定可能なオフセット値の幅が拡大する。
【0048】さらに、記憶部アクセス手段による入力命
令コードに従う記憶部の複数のアドレスのアクセス結果
または第1の入力データは入力命令コードに従って演算
されるので、記憶部の複数のデータのアクセスと、これ
に続くこれらデータ間の演算を1入力命令コードで実施
できる。
【0049】請求項2に記載のメモリインタフェース装
置によれば、請求項1のメモリインタフェース装置がさ
らに、記憶部アクセス手段により演算手段の演算結果を
用いて記憶部の複数のアドレス内容を更新するので、記
憶部の複数のアドレスのアクセスと、これに続くこれら
アクセス結果データ間の演算、さらにこの演算結果を用
いた記憶部の複数のアドレス内容の更新を1入力命令コ
ードで実施できる。
【0050】請求項3に記載のメモリインタフェース装
置によれば、請求項1または2のメモリインタフェース
装置がさらに、記憶部に複数のデータメモリを有して、
各データメモリに対応して設けられたメモリアドレス修
飾手段およびメモリアクセス手段により1入力命令コー
ドを用いて各データメモリからデータを同時に読出し、
読出された複数のデータ相互間で演算が行なわれて、複
数データの同時アクセスならびに複数データ間の同時演
算が可能となる。
【0051】請求項4に記載のメモリインタフェース装
置によれば、請求項1または2のメモリインタフェース
装置がさらに、順次アドレス修飾手段、順次アクセス手
段および累算演算手段を有して、1入力命令コードによ
り記憶部の複数のアドレスが順次アクセスされてアクセ
ス結果が順次累算演算される。
【0052】請求項5に記載のメモリインタフェース装
置によれば、請求項1ないし4のいずれかのメモリイン
タフェース装置がデータ駆動型情報処理装置に設けられ
た場合、1入力命令コードで記憶部内の複数のアドレス
のアクセスおよび複数アクセス結果に対する演算が可能
となって、該情報処理装置における単位処理あたりの処
理時間の短縮およびデータパケット流量が低減される。
【0053】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
し詳細に説明する。
【0054】図1はこの発明の一実施例によるメモリイ
ンタフェース装置のブロック構成図である。図1におい
ては、説明の便宜上画像メモリ(データメモリMEM)
を中心にして示されるが、このインタフェース装置はメ
モリMEMを除く部分を指す。
【0055】図1のメモリインタフェース装置は、図9
のデータ駆動型情報処理装置が5個のデータメモリME
Mを備えている場合に演算部FPにおける5つのメモリ
同時並列アクセスを含む処理機能を実現するものに相当
する。このとき、図9のその他の処理機能は従来と同様
なので説明は省略する。
【0056】図1の装置は、5個のデータメモリMEM
のそれぞれに対応して、アドレス修飾部AMDおよびメ
モリアクセス部I/Fを含む。さらに装置は算術論理演
算部ALU、セレクタSLならびに各部を制御するため
の制御部CNTを含む。
【0057】セレクタSLは制御部CNTからの制御信
号に従ってデータメモリMEMのアクセス結果出力また
は入力パケットの第1のデータD1を算術論理演算部A
LUの入力の1つに与える。入力パケットのデータとメ
モリMEMの内容との間で演算が行なわれる際には第1
のデータD1が選択されて算術論理演算部ALUの入力
の1つに与えられる。
【0058】制御部CNTはアドレス修飾部AMDに対
して、入力命令コードCに応じて、入力される第2のデ
ータD2で後述するオフセットテーブルOFTを表引き
しオフセット値Ofを出力するか、第2のデータD2そ
のものをオフセット値Ofとして出力するかを制御す
る。
【0059】制御部CNTはメモリアクセス部I/Fに
対して、入力命令コードCに応じて、対応するデータメ
モリMEMの参照または更新を制御する。
【0060】制御部CNTはセレクタSLに対して、入
力命令コードCに応じて、算術論理演算部ALUの入力
の1つにデータメモリMEMのアクセス(参照)結果を
与えるか、入力される第1のデータD1を与えるかを制
御する。
【0061】制御部CNTは算術論理演算部ALUに対
して、入力命令コードCに応じてどのような演算を行な
わせるかを制御する。
【0062】図2は、図1のアドレス修飾部AMDのブ
ロック構成図である。図1の各アドレス修飾部AMDは
共通の構成を有する。
【0063】アドレス修飾部AMDは入力データパケッ
トの世代番号GNおよび第2のデータD2を入力し、処
理して対応のメモリMEMに関する物理アドレスPHA
を対応のメモリアクセス部I/Fに出力する。
【0064】そのためアドレス修飾部AMDは、複数の
アドレスオフセット値を予め記憶して入力された第2の
データD2をインデックスにしてアクセスされるオフセ
ットテーブルOFT、世代番号GNの各種フィールドの
内容ごとにテーブルOFTから読出された対応のオフセ
ット値または入力される第2のデータD2と加算を行な
う加算器ADおよび加算結果得られた値を物理アドレス
PHAに変換して出力するアドレス変換器ATを含む。
【0065】図3は、図1の各アドレス修飾部AMDに
おけるアドレス修飾ステップを示す図である。
【0066】メモリアクセスの際、入力パケットの世代
番号GNおよび第2のデータD2は各アドレス修飾部に
並行して与えられる。各アドレス修飾部AMDでは図3
のステップに示されるように2次元(ライン、ピクセ
ル)×nプレーン(フィールド)に対応する1つの世代
番号GNが、各アドレス修飾部AMDにより異なるオフ
セット修飾がなされ5つの物理アドレスPHAに変換さ
れる。各物理アドレスPHAは対応の各メモリアクセス
部I/Fに与えられるので、各メモリアクセス部I/F
は与えられる物理アドレスPHAに基づいて対応するデ
ータメモリMEMをアドレス指定してアクセスする。
【0067】図3を参照してアドレス修飾部AMDにお
けるアドレス修飾ステップを説明する。
【0068】世代番号GNが図11で示されたよにフィ
ールドアドレス、ラインアドレスおよびピクセルアドレ
スの3つのフィールドに、オフセットテーブルOFTの
データがフィールドオフセット、ラインオフセットおよ
びピクセルオフセットの3つのフィールドに分けられ
る。このとき、ラインオフセットおよびピクセルオフセ
ットはそれぞれ、ラインアドレスおよびピクセルアドレ
スのそれぞれのビット幅に合わせる形で符号拡張され
る。それぞれのアドレスは、アドレスとオフセットのク
リッピング付き加算(アンダフローまたはオーバフロー
が生じた場合、それぞれのアドレスの最小値または最大
値に修正される)によりオフセット修飾された後、これ
らのアドレス値、フィールドあたりのライン数、ライン
あたりのピクセル数から、物理アドレスPHAが算出さ
れる。
【0069】メモリアクセス部I/Fによる命令コード
Cに従うアクセスがデータメモリMEMの参照である場
合、アクセス部I/Fは与えられるアドレスPHAに基
づくアドレス指定により対応のメモリMEMからデータ
を読出して算術論理演算部ALUに与える。
【0070】また、メモリアクセス部I/Fの命令コー
ドCに従うアクセスがデータメモリMEMの更新である
場合、アクセス部I/Fは演算部ALUの出力するデー
タDを入力して、与えられるアドレスPHAに基づくア
ドレス指定により入力データDをメモリMEMに書込
む。
【0071】算術論理演算部ALUはセレクタSLおよ
び各データメモリMEMから入力される第1のデータD
1またはアクセス結果データを入力し、これら入力デー
タ相互の演算を制御部CNTから与えられる入力命令コ
ードに応じた制御信号に基づいて演算処理し、その結果
データDを該メモリインタフェース装置外部および各メ
モリアクセス部I/Fに出力する。
【0072】この構成により入力される1命令コードC
を用いて同時に5つのデータメモリMEMにアクセスが
可能であるだけでなく、そのアクセス結果に対しての同
時演算を実現できる。
【0073】図4(a)および(b)は画像データの総
和処理の概念を示す図である。図4(a)は、画像デー
タのある画素とその周囲の4点の値の総和を求める処理
のイメージを表わしている。画像データは、a,…,
b,c,d,…,eといった順番で入力されるので、画
素cを中心とした総和演算は画素eの値が入力された時
点で必要なデータが揃うことになる。図4(b)は、画
素eに対する画素a,b,c,d,eの相対位置を表わ
しており、これが処理を行なう際のメモリアクセスにお
けるオフセット値Ofとなる。
【0074】図5(a)〜(e)は図4に示された画像
データの総和処理を従来と本実施例との場合で比較して
示す図である。図5(a)は、従来技術によるデータ駆
動型情報処理装置におけるデータフローグラフを表わ
し、図5(b)は図5(a)の各ノードにおける処理を
表わす。図5(b)のIn1およびIn2は入力パケッ
トの第1のデータD1およびD2を、Outは出力デー
タを、M(f,l,p)は現世代番号GNで表わされる
画素位置に対してフィールドオフセットf、ラインオフ
セットl、ピクセルオフセットpを加えた画素位置に対
応する物理アドレスへのメモリ参照(代入の右辺)、更
新(代入の左辺)を示している。
【0075】メモリMEMの更新においては、図16で
示された2つのメモリMEMに対して同一のデータが同
時に書込まれる。図のように従来の総和処理には、同時
に最大2メモリアクセスが可能という制限から、5つの
ノードが必要となっている。
【0076】一方、図5(c)は、本実施例による、5
つのデータメモリMEMを持つデータ駆動型情報処理装
置におけるデータフローグラフを表わしている。図5
(d)は前述と同様に図5(c)の各ノードにおける処
理を表わしており、In1およびIn2は入力パケット
の第1のデータD1およびD2を、Outは出力データ
を、M(f,l,p)は現世代番号GNで表わされる画
素位置に対してフィールドオフセットf、ラインオフセ
ットl、ピクセルオフセットpを加えた画素位置に対応
する物理アドレスへのメモリ参照(代入の右辺)、更新
(代入の左辺)を示している。
【0077】データメモリMEMの更新においては、図
1の5つのメモリMEMに対して同一のデータが同時に
書込まれる。
【0078】図5(e)は各アドレス修飾部AMD内の
オフセットテーブルOFTの内容を示している。この例
では、図5(c)のノード2のオフセット指定により各
アドレス修飾部AMD内のオフセットテーブルOFTの
tbl_addr番地がアドレス指定される。各アドレ
ス修飾部AMD内のオフセットテーブルOFTには処理
に対応するオフセット値が書込まれているので、このア
ドレス指定により対応のオフセット値Ofが読出され
る。
【0079】この実施例によれば図5(c)のように総
和処理が、わずか2ノードで実現される。
【0080】図6(a)〜(d)は、この発明の実施例
によるアドレスオフセットを利用したメモリアクセスの
例を説明する図である。
【0081】図6(a)〜(c)には5つのメモリME
Mのそれぞれにおけるアクセス位置が数字1〜5が示さ
れ、図6(d)には図6(a)〜(c)のそれぞれのケ
ースについて、5つのメモリMEMにおけるアドレスオ
フセット値AMD(1)〜AMD(5)が示される。
【0082】上述の例は、ある画素の周囲といった簡単
なオフセット修飾であったが、本実施例ではアドレスオ
フセット値Ofとして、それぞれテーブル参照結果をも
とにしていることから、図6(a)〜(d)に示される
ようにテーブルOFTの設定内容により自由なオフセッ
ト位置を指定できる。つまり、従来は入力パケットのフ
ィールドデータを用いていたのでオフセット可能範囲が
制約されていたが、本実施例ではテーブルの設定内容に
よりオフセット修飾可能範囲が制約を受けない。
【0083】またこの実施例では、5つのデータメモリ
MEMを備え、各メモリMEMに対応してアクセスのた
めのアドレスを生成するアドレス修飾部AMDおよび生
成されたアドレスに基づいてメモリMEMをアクセスす
るメモリアクセス部I/Fを有し、これら5つのメモリ
MEMに対する並列アクセスによって同時に得られたア
クセス結果に基づいて演算する算術論理演算部ALUを
有する。
【0084】上述したアドレスオフセット修飾可能範囲
に関する制約の解除ならびに上述の装置構成により、デ
ータメモリMEM内の入力パケットの世代番号GNに対
応したアドレス近傍に存在する複数のデータのアクセス
とこのアクセス結果データに基づく演算、さらにはこの
演算結果を用いたデータメモリMEMの更新が1入力命
令コードCで実現されて、高速処理が可能となる。ま
た、処理に内在する並列性が十分に活かされて、単位処
理あたりの処理時間の短縮ならびにデータ駆動型情報処
理装置におけるパケット流量が減少する。
【0085】なお、本実施例ではメモリMEMを5個備
えたが、実行される処理の並列性を考慮して備えるメモ
リMEMの数を決定することが望ましい。
【0086】図7はこの発明のその他の実施例によるメ
モリインタフェース装置のブロック構成図である。図7
においては説明の便宜上画像メモリ(データメモリME
M)を中心にして示されるが、このインタフェース装置
はメモリMEMを除く部分を指す。
【0087】図7のメモリインタフェース装置は図9の
データ駆動型情報処理装置の演算部FPのデータメモリ
MEMを連続して最大5回の逐次アクセスを含む処理機
能を実現するものに相当する。このとき、図9の情報処
理装置のその他の処理機能は従来と同様なので説明を省
略する。
【0088】図7のメモリインタフェース装置はアドレ
ス修飾部AmD、メモリアクセス部i/F、ラッチ部L
ATCH、セレクタsL、算術論理演算部AlUおよび
これら各部を制御する制御部CnTを含む。
【0089】セレクタsLは制御部CnTからの制御信
号に従ってデータメモリMEMのアクセス結果の出力ま
たは入力パケットの第1のデータD1を算術論理演算部
AlUの入力の1つに与える。入力パケットのデータと
メモリMEMのアクセス内容(ラッチ部LATCHでラ
ッチされた中間結果)間で演算を行なう際には、算術論
理演算部AlUの入力の1つとして第1のデータD1が
選択される。
【0090】制御部CnTはアドレス修飾部AmDに対
して、入力命令コードCに応じて、入力される第2のデ
ータD2で後述するオフセットテーブルOfT1〜Of
T5を表引きしオフセット値Ofを得るか入力される第
2のデータD2そのものをオフセット値Ofとするかを
制御する。また、オフセットテーブルOfT1〜OfT
5を表引きする場合、後述する状態カウント値SCVに
よりいずれのオフセットテーブルを表引きするかを制御
する。
【0091】制御部CnTはメモリアクセス部i/Fに
対して、入力命令コードCに応じてデータメモリMEM
の参照/更新を制御する。
【0092】制御部CnTはラッチ部LATCHに対し
て、入力命令コードCに応じて、算術論理演算部AlU
の出力するデータDをラッチするかどうかを制御する。
【0093】制御部CnTはセレクタsLに対して、入
力命令コードCに応じて、算術論理演算部AlUの入力
の1つにデータメモリMEMのアクセス結果を与える
か、入力される第1のデータD1を与えるかを制御す
る。
【0094】制御部CnTは算術論理演算部AlUに対
して、入力命令コードCに応じてどのような演算を行な
うかを制御する。
【0095】ラッチ部LATCHは、入力命令コードC
に基づいてデータメモリMEMの2つ以上のアドレスが
逐次(順次)アクセスされてそのアクセス結果を用いた
演算が行なわれる場合は、算術論理演算部AlUによる
演算の途中結果Dを保持するよう動作する。
【0096】メモリアクセス部i/Fは、前述したメモ
リアクセス部I/Fと同様に、メモリMEMのデータ参
照である場合、アドレス修飾部AmDから与えられるア
ドレスに基づいてメモリMEMからデータを読出す。ま
た、メモリMEMへのデータ書込である場合、算術論理
演算部AlUの出力するデータDを入力して、アドレス
修飾部AmDから与えられるアドレスに基づいて入力デ
ータDをメモリMEMに書込む。
【0097】図8は、図7のアドレス修飾部AmDのブ
ロック構成図である。アドレス修飾部AmDは入力デー
タパケットの世代番号GNおよび第2のデータD2を入
力し、処理して、メモリMEMに関する物理アドレスP
HAをメモリアクセス部i/Fに出力する。
【0098】そのためにアドレス修飾部AmDは、それ
ぞれが複数のアドレスオフセット値を予め記憶して、入
力された第2のデータD2と後述する状態カウント値S
CVとをインデックスにして連続して逐次アクセスされ
るオフセットテーブルOfT1〜OfT5から読出され
た対応のオフセット値Ofまたは入力データD2そのも
のと加算を行なう加算器aDおよび加算結果得られた値
をデータメモリMEMに関する物理アドレスPHAに変
換して出力するアドレス変換器aTを含む。
【0099】図7のメモリインタフェース装置における
メモリアクセスの際、前述した図3のステップにより2
次元(ライン,ピクセル)×nプレーン(フィールド)
に対応する1つの世代番号GNは、アドレス修飾部Am
Dの制御部CnTによる時分割制御により、逐次メモリ
アクセスのそれぞれにおいて異なるオフセット修飾がな
され、5つの物理アドレスPHAに逐次変換される。こ
れにより連続して逐次に5つのメモリアドレスにアクセ
スが可能であるだけでなく、その結果に対しての演算が
1命令コードで処理できる。
【0100】上述した処理をソフトウェアから見た場
合、図7の実施例は、図1の実施例と変わらないので、
同じデータフローグラフが実行可能である。そのため、
図1の実施例で挙げた図4の処理例はアドレス修飾部の
オフセットテーブルの設定を除けば、そのまま図7の実
施例として適用可能である。
【0101】アドレス修飾部AmDのオフセットテーブ
ルOfT1〜OfT5に関しては、図1の実施例におけ
る各アドレス修飾部AMD内のオフセットテーブルOF
Tが、制御部CnTから与えられる状態カウント値SC
Vによって順次選択されるようにオフセットテーブルO
fT1〜OfT5としてそれぞれ設定することで、図7
の実施例で図1の実施例と等価なオフセット付メモリア
クセスが可能である。
【0102】図6(a)〜(d)を例にとると、各アド
レス修飾部AMDのオフセットテーブルOFTのオフセ
ットアドレスAMD(1)〜AMD(5)を、それぞれ
異なる状態カウント値SCVでインデックスされるよう
に格納すればよい。
【0103】この実施例では、前述した図1の実施例と
同等の機能が単一のデータメモリMEM、アドレス修飾
部AmD,メモリアクセス部i/Fおよびラッチ部LA
TCHというハードウェア量の増加を抑制した構成で実
現可能となっている。
【0104】さらに、図7のメモリインタフェース装置
においても、アクセスアドレスに関するオフセット値に
関して、オフセットテーブルの設定によりオフセット修
飾可能範囲が大幅に拡張される。
【0105】なお、この実施例ではオフセットテーブル
を5個備えたが、実行される処理の並列性を考慮して備
えるテーブル数を決定することが望ましい。
【0106】図1のメモリインタフェース装置では、1
入力命令コードCにより入力世代番号GNに対応したア
ドレス近傍に存在する複数のデータを同時に読出し、そ
の結果に対する演算を行なうことができて、図5で説明
されたように、処理に内在する並列性が十分に活かされ
る。
【0107】また、図7に示されたメモリインタフェー
ス装置では、1入力命令コードCでメモリMEMの入力
世代番号GNに対応したアドレス近傍に存在する複数の
データを逐次に読出し、その結果に対する演算を行なう
ことができるので、メモリインタフェース装置内、すな
わち演算部FP内で処理が閉じる。
【0108】図1および図7のいずれの装置において
も、該メモリインタフェース装置が搭載されたデータ駆
動型情報処理装置において、単位処理あたりのパケット
流量を低減することが可能となって、高いスループット
を持つ相関演算あるいはフィルタ演算処理の実現が可能
となる。
【0109】
【発明の効果】請求項1に係るメモリインタフェース装
置では、オフセットメモリの設定によりアドレスオフセ
ット可能範囲が任意に拡張可能となる。これにより従来
のオフセット可能範囲の制約による複数命令コードによ
る逐次処理が回避されて、処理に内在する並列性が損な
われることなく、1入力命令コードで記憶部の複数のア
ドレスをアクセスして、その複数のアクセス結果を演算
可能となる。
【0110】請求項2に係るメモリインタフェース装置
では、請求項1の装置においてさらに、処理に内在する
並列性が損なわれることなく、1入力命令コードで記憶
部の複数のアドレスをアクセスして、その複数アクセス
結果を演算し、さらにこの演算結果を用いて記憶部の複
数のアドレス内容を更新することが可能となる。
【0111】請求項3に係るメモリインタフェース装置
では、請求項1または2の装置においてさらに、記憶部
の複数のアドレスの同時アクセスならびに前述の演算結
果を用いての同時更新が可能となって処理に内在する並
列性がより活かされて、処理の高速化が促進される。
【0112】請求項4に係るメモリインタフェース装置
では、請求項1または2の装置においてさらに、1入力
命令コードにより記憶部の複数のアドレスの逐次アクセ
スならびに前述の演算結果を用いた逐次更新が可能とな
るとともに、順次アドレス修飾手段、順次アクセス手段
および累算演算手段という簡単な構成のもとで、装置内
で処理が閉じることにより処理の高速化が促進される。
請求項5に係るメモリインタフェース装置によれば、請
求項1ないし4のいずれかのメモリインタフェース装置
がデータ駆動型情報処理装置に設けられた場合、情報処
理装置における単位処理あたりのパケット流量を低減で
きるとともに、単位処理あたりの処理時間の短縮化が図
られ、その結果、高いスループットを持つ相関演算また
はフィルタ演算処理などの実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるメモリインタフェー
ス装置のブロック構成図である。
【図2】図1のアドレス修飾部AMDのブロック構成図
である。
【図3】図1の各アドレス修飾部AMDにおけるアドレ
ス修飾ステップを示す図である。
【図4】(a)および(b)は画像データの総和処理の
概念を示す図である。
【図5】(a)〜(e)は図4(a)および(b)に示
された画像データの総和処理を従来と本実施例との場合
で比較して示す図である。
【図6】(a)〜(d)は、この発明の実施例によるア
ドレスオフセットを利用したメモリアクセスの例を説明
する図である。
【図7】この発明のその他の実施例によるメモリインタ
フェース装置のブロック構成図である。
【図8】図7のアドレス修飾部AmDのブロック構成図
である。
【図9】従来のデジタル画像信号処理向きのデータ駆動
型情報処理装置のブロック図である。
【図10】(a)および(b)は、従来およびこの発明
の実施例に適用されるデータパケットのフォーマット図
である。
【図11】データパケットの世代番号のフィールド構成
を示す図である。
【図12】図11に示す世代番号のフィールド構成に基
づくデータメモリの論理的な構成例を示す図である。
【図13】従来の演算部FPにおけるメモリアクセス処
理のためのブロック図である。
【図14】図13におけるメモリアクセスのためのアド
レス修飾ステップを示す図である。
【図15】特開平6−274408号公報に開示の演算
部FPにおけるメモリアクセス処理のためのブロック図
である。
【図16】特願平7−86764号に提案される演算部
FPにおけるメモリアクセス処理のためのブロック図で
ある。
【図17】図16におけるメモリアクセスのためのアド
レス修飾ステップを示す図である。
【図18】図16におけるメモリアクセスのためのアド
レス修飾ステップを示す図である。
【符号の説明】
CNT,CnT 制御部 AMD,AmD アドレス修飾部 I/F,i/F メモリアクセス部 MEM データメモリ LATCH ラッチ部 ALU,AlU 算術論理演算部 OFT,OfT1〜OfT5 オフセットテーブル Of オフセット値 C 命令コード GN 世代番号 D データ D1 第1のデータ D2 第2のデータ SCV 状態カウント値 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/82 G06F 12/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも入力命令コード、第1の入力
    データ、第2の入力データおよび入力アドレスを含む入
    力データパケットに応答して、記憶部の複数の所定アド
    レスをアクセスするためのメモリインタフェース装置で
    あって、 予め複数のオフセット値を記憶したオフセットメモリを
    有し、前記入力データパケットに応答し、前記入力アド
    レスを、前記第2の入力データに基づいて前記オフセッ
    トメモリから読出された複数の前記オフセット値のそれ
    ぞれまたは前記第2の入力データを用いて修飾した複数
    のアドレスを出力する記憶部アドレス修飾手段と、 前記記憶部の、前記記憶アドレス修飾手段から出力さ
    れた前記複数のアドレスを前記入力命令コードに従って
    アクセスする記憶部アクセス手段と、 前記記憶部アクセス手段による前記複数アドレスのアク
    セス結果または前記第1の入力データを前記入力命令コ
    ードに従って演算するための演算手段とを備え、 前記記憶部アドレス修飾手段と、前記記憶部アクセス手
    段と、前記演算手段とを、1つの前記入力命令コードに
    従って制御することを特徴とする、 メモリインタフェー
    ス装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶部アクセス手段は、 前記入力命令コードに前記記憶部の内容更新命令コード
    が含まれるとき、前記演算手段による前記演算の結果を
    用いて、前記記憶部の、前記記憶部アドレス修飾手段か
    ら出力された前記複数のアドレスの内容を更新すること
    を特徴とする、請求項1に記載のメモリインタフェース
    装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶部はさらに複数のデータメモリ
    を含み、 前記記憶部アドレス修飾手段はさらに、前記複数のデー
    タメモリのそれぞれに対応してメモリアドレス修飾手段
    を含み、 前記記憶部アクセス手段はさらに、前記複数のデータメ
    モリのそれぞれに対応してメモリアクセス手段を含み、 前記メモリアドレス修飾手段のそれぞれは、予め複数の
    前記オフセット値を記憶したオフセットテーブルを有
    し、前記入力データパケットに応答し、前記入力アドレ
    スを、前記第2の入力データに基づいて前記オフセット
    テーブルから読出された前記オフセット値および前記
    2の入力データのいずれか一方を用いて修飾したアドレ
    スを出力し、 前記メモリアクセス手段のそれぞれは、対応する前記デ
    ータメモリの、対応する前記メモリアドレス修飾手段か
    ら出力された前記アドレスを前記入力命令コードに従っ
    てアクセスすることを特徴とする、請求項1または2に
    記載のメモリインタフェース装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶部アドレス修飾手段は、 複数の前記オフセット値を記憶した複数のオフセットテ
    ーブルを有し、前記入力データパケットに応答して、前
    記入力アドレスを、前記第2の入力データに基づいて前
    記オフセットテーブルのそれぞれから順次読出された前
    記オフセット値および前記第2の入力データのいずれか
    一方を用いて修飾したアドレスを順次出力する順次アド
    レス修飾手段を含み、 前記記憶部アクセス手段は、 前記記憶部の、前記順次アドレス修飾手段から順次出力
    された前記アドレスを前記入力命令コードに従って順次
    アクセスする順次アクセス手段を含み、 前記演算手段は、 前記順次アクセス手段から順次入力された前記アクセス
    結果または前記第1の入力データの前記入力命令コード
    に従う順次演算を各演算結果を累算しながら行なうため
    の累算演算手段を含む、請求項1または2に記載のメモ
    リインタフェース装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリインタフェース装置はデータ
    駆動型プロセッサに設けられることを特徴とする、請求
    項1ないし4のいずれかに記載のメモリインタフェース
    装置。
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