JP3413344B2 - 画像演算処理装置およびその動作方法 - Google Patents

画像演算処理装置およびその動作方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は映像信号向きの情
報処理分野に関し、特に、画像メモリを効率よく使用す
る機能を備え、かつ特定の演算処理を効率よく実行可能
な画像演算処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10を参照して、従来の画像演算処理
装置の一例のデータ駆動型画像演算処理プロセッサ21
は、データ伝送路27または28に接続された入力ポー
トIAおよびIBと、データ伝送路29および30にそ
れぞれ接続された出力ポートOAおよびOBとを有す
る。このデータ駆動型演算処理プロセッサ21はさら
に、画像メモリ部31にそれぞれデータ伝送路24およ
び25を介して接続された出力ポートOVと入力ポート
IVとを有する。
【0003】画像メモリ部31は、データ伝送路24お
よび25に接続されたメモリインタフェース22と、メ
モリインタフェース22とメモリアクセス制御線26を
介して接続された画像メモリ23とを含む。
【0004】データ駆動型画像演算処理プロセッサ21
は、データ伝送路27または28から、入力ポートIA
またはIBを介して信号入力パケットが時系列的に入力
される。信号入力パケットは、入力時間順序にしたがっ
て付けられる世代番号を有する。パケットのフォーマッ
トについては後述する。
【0005】データ駆動型画像演算処理プロセッサ21
には、予め設定された処理内容(データ駆動型プログラ
ム)が記憶されており、その設定内容に基づき処理が進
められる。データ駆動型画像演算処理プロセッサ21
は、画像メモリ23に対するアクセス要求を出力ポート
OVから出力する。アクセス要求としては、画像メモリ
23の内容の参照、更新等がある。メモリインタフェー
ス22はこのアクセス要求をデータ伝送路24から受け
ると、メモリアクセス制御線26を通して画像メモリ2
3に対してアクセスを行なう。メモリインタフェース2
2は、アクセスの後、その結果をデータ伝送路25およ
び入力ポートIVを通してデータ駆動型画像演算処理プ
ロセッサ21に返す。
【0006】データ駆動型画像演算処理プロセッサ21
は、信号入力パケットに対する処理が終了した後、出力
ポートOAまたはOBから、データ伝送路29または3
0上に信号出力パケットを出力する。
【0007】図11を参照して、データ伝送路24を通
してメモリインタフェース22に入力されるデータパケ
ット36は、命令コード70と、世代番号72と、第1
のデータ74と、第2のデータ76と、プロセッサ番号
78と、エントリ番号80とを含む。
【0008】命令コード70は、画像メモリ23に対す
る処理の内容を示す。たとえば、画像メモリ23の内容
の参照または更新等である。
【0009】世代番号72は、データ伝送路27または
28からデータ駆動型画像演算処理プロセッサ21に対
して入力される時点において、入力時系列の順序にした
がって付けられている識別子である。世代番号72は、
データ駆動型画像演算処理プロセッサ21におけるデー
タの待合せに利用される。世代番号は一方で、メモリイ
ンタフェース22に対しては、画像メモリ23をアクセ
スするときのアドレスとしての意味を持つ。本願発明の
前提技術が、特開平5- 274213号公報に開示され
ているが、同公報に記載の技術においては、この世代番
号に対して第1のデータ74または第2のデータ76を
用いたアドレス修飾(オフセット修飾)を行ない、アド
レス修飾語の世代番号に基づいて画像メモリ23に対す
るアクセスのアドレスが決定される。同公報の開示で
は、データ駆動型画像演算処理プロセッサ21の初期設
定により、世代番号72(24ビット)は例えば12ビ
ットずつに分割される。そして上位12ビットが画面の
ラインの位置(すなわちY方向位置)を、下位12ビッ
トが画面のピクセル情報(すなわちX方向位置)を示す
ものとして演算が進められる。
【0010】第1のデータ74および第2のデータ76
はいずれも、命令コード70の内容によって意味が変化
するデータである。たとえば命令コード70が画像メモ
リに対する更新を示す場合には、第1のデータ74は画
像メモリ23に対して書き込まれるデータである。この
とき第2のデータ76は意味を持たない。命令コード7
0が画像メモリ23に対する参照を示しているときに
は、第1のデータ74も第2のデータ76も意味を持た
ない。
【0011】プロセッサ番号は、当該データパケットが
与えられるべきプロセッサ固有の番号である。画像演算
処理プロセッサは、データパケットを受け取ったとき、
このプロセッサ番号78が自己固有のプロセッサ番号と
一致しているか否かを調べ、一致していればこのデータ
パケットを処理し、一致していなければさらに当該プロ
セッサ番号を有するプロセッサに向けて、どちらかの出
力ポートからデータパケットを出力する。
【0012】エントリ番号80は、入力パケットに附随
している情報である。この例では、データ伝送路25、
27、28、29および30上のデータパケットも図1
1に示されるのと同じ構成を有する。ただし、各フィー
ルド内のデータは多少異なる。たとえばデータ伝送路2
5上のデータパケットでは、命令コード70および世代
番号72は、メモリインタフェース22に与えられた入
力データパケットの命令コードおよび世代番号そのまま
の値である。第1のデータ74には、命令コード70に
基づく画像メモリ23へのアクセス結果が格納される。
エントリ番号80は、命令の実行後、次に実行すべき命
令等をフェッチするために使用される。エントリ番号8
0は、ノイマン型プロセッサのプログラムカウンタに相
当する。第2のデータ76は、現在のところ意味を持た
ない。
【0013】入力ポートIAまたはIBを介して信号入
力パケットがデータ駆動型画像演算処理プロセッサ21
に時系列的に入力される。データ駆動型画像演算処理プ
ロセッサ21は、信号入力パケットに対してディジタル
フィルタ処理等を行なう。データ駆動型演算処理プロセ
ッサ21で処理した結果が画像メモリ23に書き込まれ
ることもある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うにデータ駆動型演算処理プロセッサ21で処理した結
果が画像メモリ23に書き込まれる際に、パケットのア
ドレス修飾後の世代番号が、実行プログラムにより間引
かれていることがある。その結果たとえば図12に示す
ように、画像メモリ23内にデータがまばらに格納され
ることがある。図12に示す例は、図13を参照して、
400×1024画素の画像データを画像処理した後に
400×512画素の表示解像度のモニタに表示するた
めにデータを間引きする場合等がこれに相当する。図1
3の例ではデータ処理自体には高解像度のデータを保つ
ことが必要であり、最初から低解像度の処理をするとた
とえば十分な画像の処理ができない場合に行なわれる方
法で、データ処理は高解像度で行ない、画像表示だけを
低解像度で行なうようにしている。表示に必要なデータ
はX方向およびY方向の双方において偶数アドレスのみ
となり1画素おきとなる。この時のメモリ23のデータ
の格納状態は図12に示したとおりとなる。
【0015】ところがこの場合、図12から容易に分か
るように画像メモリ23の使用効率が低くなる。奇数番
号に該当するメモリアドレス領域は未使用となる。図1
2に示す例では使用効率は1/3であり、2/3の部分
が使用されていない。大量のデータを処理する場合に
は、このようなメモリの使用は避けることが好ましく、
そのために、予めデータの格納形態が図12に示される
ようにまばらになることが分かっている場合には、何ら
かの形態でメモリの使用効率を高める機能を持った画像
演算処理プロセッサを使用する事が好ましい。
【0016】さらに、従来のデータ駆動型画像演算処理
プロセッサにおいては、ある種の演算を効率的に実行で
きないという問題点がある。特に問題なのは、画像メモ
リ23にデータを書き込む前に、互いに隣接している複
数個のデータに対してある演算、典型的には累積(合
計)演算を行ない、その結果を所定のアドレスに書き込
むことが求められる場合である。その場合には、従来の
データ駆動型画像演算処理プロセッサでは、図14に示
したフローグラフにしたがって処理を行なっていた。図
14に示す例では、世代番号は3つに分割されている。
これらはたとえば、画像におけるフィールド番号、ライ
ン番号、ピクセル番号に対応する。世代番号は図14で
は各ノードの左上に3つに区画して示されている。
【0017】図14は連続する8アドレス分のデータを
累積する処理のフローグラフである。演算$DRは、命
令の修飾値とパケットの世代番号とにより指定されるア
ドレスにパケットのデータを書き込むことを示す。演算
$DNADD0は、命令の修飾値とパケットの世代番号
とにより指定されるアドレスのデータを読み出し、デー
タパケット内のデータと加算して結果をパケット内デー
タとすることを示す。従来は、図14に示すように各ア
ドレスのデータを次々に読み出して順に加算していき、
最後に所望のアドレスにデータを書き込む処理(図14
には図示せず)が必要であった。フローグラフは長いほ
ど演算量が多く、処理速度は遅くなる。図14に示され
るフローグラフをより短くすることが望ましい。
【0018】本願発明は係る課題を解決するためになさ
れたものであり、請求項1に記載の発明の目的は、メモ
リ領域を効率よく使用できる画像演算処理装置を提供す
ることである。
【0019】請求項2に記載の発明の目的は、簡単な構
成でメモリ領域を効率よく使用できる画像演算処理装置
を提供することである。
【0020】請求項3に記載の発明の目的は、簡単な構
成で、メモリアドレスの使用の形態が種々の場合にも、
それぞれの場合に合わせてメモリ領域を効率よく使用で
きる画像演算処理装置を提供することである。
【0021】請求項4に記載の発明の目的は、簡単な構
成で、メモリアドレスの使用の形態が種々の場合にも、
それぞれの場合に合わせてメモリ領域を効率よく使用で
きるように外部から設定できる画像演算処理装置を提供
することである。
【0022】請求項5、6または7に記載の発明の目的
は、簡単な構成でメモリ領域を効率よく使用でき、かつ
累積演算のような特定の演算を効率よく実行できる画像
演算処理装置を提供することである。
【0023】請求項8に記載の発明の目的は、多次元の
アドレス空間を有するメモリ領域を簡単な構成で効率よ
く使用できる画像演算処理装置を提供することである。
【0024】請求項9に記載の発明の目的はメモリ領域
を効率よく使用できる画像演算処理装置の動作方法を提
供することである。
【0025】請求項10に記載の発明の目的は、所定の
処理で離散的に生成されるアドレスを、メモリの連続し
たアドレスに対応するように変換し、それによって所定
の処理の結果をメモリ領域を有効に利用して格納できる
画像演算処理装置の動作方法を提供することである。
【0026】請求項11または12に記載の発明の目的
は、メモリ領域を効率よく使用でき、かつ累積演算のよ
うな特定の演算を効率よく実行できる画像演算処理装置
の動作方法を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
かかる画像演算処理装置は、メモリに接続され、命令情
報および所定のアドレス空間内のアドレスを含むデータ
パケットをメモリをアクセスして処理するための画像演
算処理装置であって、入来データパケットに含まれる
令情報がメモリアクセス命令の場合に、入来データパケ
ットに含まれる所定のアドレス空間内における離散的な
アドレスを、メモリの、所定のアドレス空間よりも小さ
な部分アドレス空間内における連続的なアドレスに変換
するためのアドレス変換手段と、アドレス変換手段によ
り変換されたアドレスにしたがってメモリをアクセス
し、パケットに含まれる命令情報による処理を行なうた
めのメモリアクセス手段とを含む。
【0028】請求項1に記載の発明によれば、入来デー
タパケットに含まれるアドレスが、データパケットのア
ドレスが形成する所定のアドレス空間よりも小さな部分
アドレス空間内のアドレスに変換される。この変換後ア
ドレスにしたがってメモリがアクセスされるので、使用
されるメモリ領域が小さくなりメモリ領域を有効に活用
できる。
【0029】請求項2に記載の発明にかかる画像演算処
理装置は、メモリに接続され、命令情報および所定のア
ドレス空間内のアドレスを含むデータパケットをメモリ
をアクセスして処理するための画像演算処理装置であっ
て、入来データパケットに含まれるアドレスを、メモリ
の、所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレス空間
内のアドレスに変換するためのアドレス変換手段と、ア
ドレス変換手段により変換されたアドレスにしたがって
メモリをアクセスし、パケットに含まれる命令情報によ
る処理を行なうためのメモリアクセス手段とを含み、
ドレス変換手段は、入来データパケットに含まれるアド
レスを所定ビットだけ右シフトするためのビットシフト
手段を含む。
【0030】請求項2に記載の発明によれば、データパ
ケットに含まれるアドレスが所定ビットだけ右シフトさ
れ、シフト後のアドレスにしたがってメモリがアクセス
される。データパケットのアドレスが2のn乗(nは所
定ビットのビット数)で除算されるので、使用されるア
ドレス空間がそれだけ小さくなる。この場合、まばらに
使用されていたメモリ領域がコンパクトにまとめられる
ので、メモリ領域を有効に利用できる。
【0031】請求項3に記載の発明にかかる画像演算処
理装置は、請求項2に記載の画像演算処理装置であっ
て、ビットシフト手段による右シフトのビット数を設定
するための手段をさらに含み、ビットシフト手段は、ビ
ット数設定手段により設定されたビット数だけ入来デー
タパケットに含まれるアドレスを右シフトする。
【0032】請求項3に記載の発明によれば、データパ
ケットのアドレスを右シフトするにあたって、そのシフ
トビット数を設定できる。データパケットのアドレスの
分散に合わせてて右シフト数を変更できるので、アドレ
スの分散の態様が種々の場合にも対応できる。
【0033】請求項4に記載の発明にかかる画像演算処
理装置は、請求項3に記載の画像演算処理装置であっ
て、ビット数設定手段は、右シフトのビット数を設定す
る信号を外部から受けるための手段を含む。
【0034】請求項4に記載の発明によれば、データパ
ケットのアドレスを右シフトするにあたって、そのシフ
トビット数を外部から信号で設定できる。データパケッ
トのアドレスの分散に合わせて右シフト数を変更できる
ので、アドレスの分散の態様が種々の場合にも対応でき
る。
【0035】請求項5に記載の発明にかかる画像演算処
理装置は、メモリに接続され、命令情報および所定のア
ドレス空間内のアドレスを含むデータパケットをメモリ
をアクセスして処理するための画像演算処理装置であっ
て、入来データパケットに含まれるアドレスを、メモリ
の、所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレス空間
内のアドレスに変換するためのアドレス変換手段と、ア
ドレス変換手段により変換されたアドレスにしたがって
メモリをアクセスし、パケットに含まれる命令情報によ
る処理を行なうためのメモリアクセス手段とを含み、
ータパケットに含まれる命令情報が属する命令セット
は、メモリ内の、データパケットに含まれるアドレスに
対して所定の演算関係により定められるあるアドレスの
データと、データパケットに含まれるデータとの間で所
定の演算を行ない、結果をあるアドレスに書き込む特定
の命令を含んでおり、アドレス変換手段は、データパケ
ットに含まれるアドレスを所定の演算関係にしたがって
変換するための手段を含む。
【0036】請求項5に記載の発明によれば、特定の命
令を含むデータパケットに対して、このデータパケット
に含まれるアドレスに対して所定の演算関係にしたがう
演算を行なって得られるアドレスのデータと、当該デー
タパケットに含まれるデータとの間で所定の演算を行な
い、結果を、所定の演算関係にしたがって演算されたア
ドレスに書き込む、という動作を当該特定の命令一つに
よって行なうことができる。その結果、あるアドレスの
データを、そのアドレスに対して所定の演算関係にした
がう演算によって得られるアドレスのデータと加算して
変換後のアドレスに加算する、という操作を高速に行な
うことができ、またプログラミングも容易になる。
【0037】請求項6に記載の発明にかかる画像演算処
理装置は、メモリに接続され、命令情報および所定のア
ドレス空間内のアドレスを含むデータパケットをメモリ
をアクセスして処理するための画像演算処理装置であっ
て、入来データパケットに含まれるアドレスを、メモリ
の、所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレス空間
内のアドレスに変換するためのアドレス変換手段と、ア
ドレス変換手段により変換されたアドレスにしたがって
メモリをアクセスし、パケットに含まれる命令情報によ
る処理を行なうためのメモリアクセス手段とを含み、
ータパケットに含まれる命令情報が属する命令セット
は、メモリ内の、データパケットに含まれるアドレスを
所定ビットだけ右シフトすることにより定められるシフ
ト後アドレスのデータと、データパケットに含まれるデ
ータとの間で所定の演算を行ない、結果をシフト後アド
レスに書き込む特定の命令を含んでおり、アドレス変換
手段は、入来データパケットに含まれるアドレスを所定
ビットだけ右シフトするためのビットシフト手段を含
む。
【0038】請求項6に記載の発明によれば、特定の命
令を含むデータパケットに対して、このデータパケット
に含まれるアドレスを所定ビットだけ右シフトすること
によって得られるアドレスのデータと、当該データパケ
ットに含まれるデータとの間で所定の演算を行ない、結
果を、右シフト後のアドレスに書き込む、という動作を
当該特定の命令一つによって行なうことができる。その
結果、この種の操作を高速に行なうことができる。右シ
フトすることによってあるアドレスに変換されるアドレ
スは複数個(2のべき乗個)だけあるので、それらのア
ドレスに格納されたデータを同一のシフト後アドレスに
格納する演算が高速に行なえ、またプログラミングも容
易になる。
【0039】請求項7に記載の発明にかかる画像演算処
理装置は、メモリに接続され、命令情報および所定のア
ドレス空間内のアドレスを含むデータパケットをメモリ
をアクセスして処理するための画像演算処理装置であっ
て、入来データパケットに含まれるアドレスを、メモリ
の、所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレス空間
内のアドレスに変換するためのアドレス変換手段と、ア
ドレス変換手段により変換されたアドレスにしたがって
メモリをアクセスし、パケットに含まれる命令情報によ
る処理を行なうためのメモリアクセス手段とを含み、
ータパケットに含まれる命令情報が属する命令セット
は、メモリ内の、データパケットに含まれるアドレスを
所定ビットだけ右シフトすることにより定められるシフ
ト後アドレスのデータと、データパケットに含まれるデ
ータとの間で所定の演算を行ない、結果をシフト後アド
レスに書き込む特定の命令を含んでおり、アドレス変換
手段は、入来データパケットに含まれるアドレスを所定
ビットよりも多く右シフトするためのビットシフト手段
を含む。
【0040】請求項6に記載の発明によれば、特定の命
令を含むデータパケットに対して、このデータパケット
に含まれるアドレスを所定ビットだけ右シフトすること
によって得られるアドレスのデータと、当該データパケ
ットに含まれるデータとを加算し、結果を、右シフト後
のアドレスに書き込む、という動作を当該特定の命令一
つによって行なうことができる。その結果、この種の操
作を高速に行なうことができる。右シフトすることによ
ってあるアドレスに変換されるアドレスは複数個(2の
べき乗個)だけあるので、それらのアドレスに格納され
たデータを同一のシフト後アドレスに累積する演算が高
速に行なえ、またプログラミングも容易になる。
【0041】請求項8に記載の発明にかかる画像演算処
理装置は、メモリに接続され、命令情報および所定のア
ドレス空間内のアドレスを含むデータパケットをメモリ
をアクセスして処理するための画像演算処理装置であっ
て、入来データパケットに含まれるアドレスを、メモリ
の、所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレス空間
内のアドレスに変換するためのアドレス変換手段と、ア
ドレス変換手段により変換されたアドレスにしたがって
メモリをアクセスし、パケットに含まれる命令情報によ
る処理を行なうためのメモリアクセス手段とを含み、
定のアドレス空間は多次元のアドレス空間であり、アド
レス変換手段は、入来データパケットに含まれるアドレ
スの各次元の要素を独立にそれぞれ所定ビット数だけ右
シフトするための手段を含む。
【0042】請求項8に記載の発明によれば、データパ
ケットのアドレス空間が多次元である場合に、各次元の
要素がそれぞれ独立に所定ビット数だけ右シフトされ
る。そのためアドレス空間でのデータの分散が各次元ご
とに別々であってもそれらデータを各次元ごとにコンパ
クトにまとめることができ、メモリ領域を有効に活用で
きる。
【0043】請求項9に記載の発明にかかる画像演算処
理装置の動作方法は、メモリに接続され、命令情報およ
び所定のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケッ
トをメモリをアクセスして処理するための画像演算処理
装置の動作方法であって、画像演算処理装置は、入来デ
ータパケットに含まれる命令情報がメモリアクセス命令
の場合に、入来データパケットに含まれるアドレスを、
メモリの、所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレ
ス空間内のアドレスに変換するためのアドレス変換手段
と、アドレス変換手段により変換されたアドレスにした
がってメモリをアクセスし、パケットに含まれる命令情
報による処理を行なうためのメモリアクセス手段とを含
む。この動作方法は、所定の処理で離散的に生成される
アドレスが、アドレス変換手段による変換後にメモリ内
の連続するアドレスを占めるようにアドレス変換手段に
よるアドレス変換を定めるステップと、所定の処理で生
成される離散的なアドレスをそれぞれ保持した複数個の
データパケットを画像演算処理装置に与え、メモリのア
ドレス変換手段による変換後のアドレスにデータを記憶
させるステップとを含む。
【0044】請求項9に記載の発明によれば、入来デー
タパケットに含まれる離散的なアドレスが、データパケ
ットのアドレスが形成する所定のアドレス空間よりも小
さな、かつ連続した部分アドレス空間内のアドレスに変
換される。この変換後アドレスにしたがってメモリにデ
ータが記憶されるので、使用されるメモリ領域が小さく
なりメモリ領域を有効に活用できる。
【0045】請求項10に記載の発明にかかる画像演算
処理装置の動作方法は、メモリに接続され、命令情報お
よび所定のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケ
ットをメモリをアクセスして処理するための画像演算処
理装置の動作方法であって、画像演算処理装置は、入来
データパケットに含まれるアドレスを、メモリの、所定
のアドレス空間よりも小さな部分アドレス空間内のアド
レスに変換するためのアドレス変換手段と、アドレス変
換手段により変換されたアドレスにしたがってメモリを
アクセスし、パケットに含まれる命令情報による処理を
行なうためのメモリアクセス手段とを含み、動作方法
は、所定の処理で離散的に生成されるアドレスが、アド
レス変換手段による変換後にメモリ内の連続するアドレ
スを占めるようにアドレス変換手段によるアドレス変換
を定めるステップと、所定の処理で生成される離散的な
アドレスをそれぞれ保持した複数個のデータパケットを
画像演算処理装置に与え、メモリのアドレス変換手段に
よる変換後のアドレスに記憶させるステップとを含み、
アドレス変換手段は、入来データパケットに含まれるア
ドレスを所定ビットだけ右シフトするためのビットシフ
ト手段を含み、所定の処理で生成されるアドレスは、2
のn乗−1(nは1以上の整数)の間隔をもって生成さ
れ、アドレス変換を定めるステップは、ビットシフト手
段の右シフトのビット数を、nに定めるステップを含
む。
【0046】請求項10に記載の発明によれば、2のn
乗- 1の間隔をもって生成されたアドレスは、アドレス
変換手段によってnビットだけ右シフトされる。この右
シフトの結果、2のn乗- 1の間隔をもって生成された
アドレスは連続したアドレスとなる。そのため、元の離
散的なアドレスのデータはメモリ内の連続したアドレス
に格納されることになり、メモリ領域を有効に活用でき
る。
【0047】請求項11に記載の発明にかかる画像演算
処理装置の動作方法は、メモリに接続され、命令情報お
よび所定のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケ
ットをメモリをアクセスして処理するための画像演算処
理装置の動作方法であって、画像演算処理装置は、入来
データパケットに含まれるアドレスを、メモリの、所定
のアドレス空間よりも小さな部分アドレス空間内のアド
レスに変換するためのアドレス変換手段と、アドレス変
換手段により変換されたアドレスにしたがってメモリを
アクセスし、パケットに含まれる命令情報による処理を
行なうためのメモリアクセス手段とを含み、動作方法
は、所定の処理で離散的に生成されるアドレスが、アド
レス変換手段による変換後にメモリ内の連続するアドレ
スを占めるようにアドレス変換手段によるアドレス変換
を定めるステップと、所定の処理で生成される離散的な
アドレスをそれぞれ保持した複数個のデータパケットを
画像演算処理装置に与え、メモリの前記アドレス変換手
段による変換後のアドレスに記憶させるステップとを含
み、データパケットに含まれる命令情報が属する命令セ
ットは、メモリ内の、データパケットに含まれるアドレ
スを第1のビット数だけ右シフトすることにより定めら
れるシフト後アドレスのデータと、データパケットに含
まれるデータとの間で所定の演算を行ない、結果をシフ
ト後アドレスに書き込む特定の命令を含んでおり、アド
レス変換手段は、入来データパケットに含まれるアドレ
スを所定ビットだけ右シフトするためのビットシフト手
段を含み、所定の処理で生成されるアドレスは、2のn
乗−1(nは前記第1のビット数)の間隔をもって生成
され、アドレス変換を定めるステップは、ビットシフト
手段の右シフトのビット数を、nに定めるステップを含
む。
【0048】請求項11に記載の発明によれば、アドレ
ス変換手段によるシフトのビット数がnに設定され、特
定の命令の実行時にはデータパケットのアドレスはnビ
ットだけ右シフトされる。この右シフトの結果得られた
アドレスのデータと、データパケット内のデータとの間
で所定の演算を行なった結果が、シフト後のアドレスに
格納される。2のn乗−1の間隔をもって離散的に発生
されたアドレスをnビットシフトした結果、シフト後の
アドレスは連続したものとなる。このため、離散的に発
生されたアドレスに対応するデータに対して特定の命令
を行なった結果を、メモリの連続したアドレスに格納す
ることができる。しかもこうした処理を1命令で実行で
きる。そのためメモリ領域を有効に活用することができ
るとともに、こうした処理を高速化でき、またプログラ
ミングも容易になる。
【0049】請求項12に記載の発明にかかる画像演算
処理装置の動作方法は、メモリに接続され、命令情報お
よび所定のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケ
ットをメモリをアクセスして処理するための画像演算処
理装置の動作方法であって、画像演算処理装置は、入来
データパケットに含まれるアドレスを、メモリの、所定
のアドレス空間よりも小さな部分アドレス空間内のアド
レスに変換するためのアドレス変換手段と、アドレス変
換手段により変換されたアドレスにしたがってメモリを
アクセスし、パケットに含まれる命令情報による処理を
行なうためのメモリアクセス手段とを含み、動作方法
は、所定の処理で離散的に生成されるアドレスが、アド
レス変換手段による変換後にメモリ内の連続するアドレ
スを占めるようにアドレス変換手段によるアドレス変換
を定めるステップと、所定の処理で生成される離散的な
アドレスをそれぞれ保持した複数個のデータパケットを
画像演算処理装置に与え、メモリのアドレス変換手段に
よる変換後のアドレスに記憶させるステップとを含み、
データパケットに含まれる命令情報が属する命令セット
は、メモリ内の、データパケットに含まれるアドレスを
第1のビット数だけ右シフトすることにより定められる
シフト後アドレスのデータと、データパケットに含まれ
るデータとの間で所定の演算を行ない、結果をシフト後
アドレスに書き込む特定の命令を含んでおり、アドレス
変換手段は、入来データパケットに含まれるアドレスを
所定ビットだけ右シフトするためのビットシフト手段を
含み、所定の処理で生成されるアドレスは、2のn乗−
1(nは第1のビット数よりも小さな正の整数)の間隔
をもって生成され、アドレス変換を定めるステップは、
ビットシフト手段の右シフトのビット数を、第1のビッ
ト数に定めるステップを含む。
【0050】請求項12に記載の発明によれば、データ
パケットのアドレスは、アドレス変換手段によって第1
のビット数だけ右シフトされる。この右シフトの結果得
られたアドレスのデータと、データパケット内のデータ
との間で所定の演算を行なった結果が、シフト後のアド
レスに格納される。特定の命令により実行される所定の
演算では、データパケットのアドレスは2のn乗−1の
間隔をもって生成される。ここに、nは第1のビット数
よりも小さな正の整数である。したがって、シフト後の
アドレスは、所定の演算で生成される複数個のアドレス
に対応する。複数個のアドレスのデータの各々に対し
て、同一のシフト後のアドレスのデータとの間である演
算をし、その結果を同一のシフト後アドレスに書き込む
ことが1種類の命令で、一つのアドレスに対して1命令
で実現できる。そのためこうした処理を高速化でき、ま
たプログラミングも容易になる。
【0051】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]以下の実施の形態では、例をデータ駆
動型画像演算処理プロセッサにとって本願発明を説明し
ている。しかし本願発明はデータ駆動型のプロセッサの
みに適用可能なわけではなく、メモリを使用するもので
あれば一般的なプロセッサに対しても適用可能である。
【0052】図1を参照して、本願発明の実施の形態1
に係るデータ駆動型画像演算処理プロセッサ1は、デー
タ伝送路3に接続される入力ポートIAと、データ伝送
路4に接続される出力ポートOAとを有している。プロ
セッサ1はさらに、データ伝送路5を介して画像メモリ
2に接続されている。このプロセッサは、画像メモリ2
のメモリ領域を有効に利用できる機能を持ったものであ
る。なお、プロセッサ1は、後述するとおり、入来デー
タパケットの世代番号(画像メモリ2をアクセスすると
きのアドレスに相当する。)を右シフトし、シフト後の
世代番号にしたがって画像メモリ2をアクセスする機能
を有している。シフトのビット数は外部端子6を介して
外部から与えられる4ビットの信号により設定される。
なお、以下の実施の形態では世代番号はフィールド番号
FD#、ライン番号LN#およびピクセル番号PX#の
三つの部分に分割されている。このように世代番号が複
数個のフィールドに分割されていることを、世代番号が
多次元(複数次元)であるとよぶ。本実施の形態では世
代番号は3次元であり、そのうちライン番号とピクセル
番号とノミをシフトする。
【0053】図2を参照してデータ駆動型演算処理プロ
セッサ1は、アドレス修飾子定数を予め記憶し、入力ポ
ートIAからデータパケットを受けてデータパケット中
のエントリ番号に対応したアドレス修飾子定数をデータ
パケット中の所定のフィールドに格納してデータ伝送路
15に出力するためのアドレス修飾子定数9と、データ
伝送路15上のデータパケットおよび外部端子6からの
4ビットの信号を受けて、世代番号の次元ごとに独立に
アドレス修飾処理を行ない、さらに外部端子6により指
定されるビット数の右ビットシフトを行なってデータ伝
送路16上に出力する、アドレス変換手段としてのアド
レス修飾演算部10と、データ伝送路16から受けたデ
ータパケットの命令コードがメモリアクセスに関する命
令であればデータ伝送路5を介して画像メモリ2にアク
セスし結果のデータパケットをデータ伝送路17上に出
力するための、メモリアクセス手段としてのメモリアク
セス制御11と、データ伝送路17からのデータパケッ
トの命令コードにより指定される処理を行なって結果を
データ伝送路18上に出力する演算部12と、予めプロ
グラムの命令等を格納し、データ伝送路18からのデー
タパケットのエントリ番号に応じて読み出した命令等を
格納したデータパケットをデータ伝送路19上に、また
はアドレス修飾子定数9に出力するためのプログラム記
憶13とを含む。データ伝送路19は出力ポートOAに
接続されている。
【0054】アドレス修飾子定数9は、メモリアクセス
前に参照されるアドレス修飾子定数をデータパケットの
エントリ番号と対応付けて記憶しておく。入力ポートI
Aまたはプログラム記憶13から入力されたデータパケ
ットに応じて、そのエントリ番号に対応したアドレス修
飾子定数が読み出されデータパケットに格納される。こ
のアドレス修飾子定数は、世代番号に対するオフセット
量、すなわちメモリアクセス時のアドレスオフセット量
である。
【0055】図3を参照して、アドレス修飾演算部3に
外部端子6から与えられる信号は、4ビットの信号PS
0,PS1,LS0およびLS1を含む。信号PS0、
PS1、LS0およびLS1はそれぞれ0または1のい
ずれかの値をとる。したがってPS0とPS1とで0か
ら3の4通りの値が、LS0とLS1とで同じく4通り
の値が、それぞれ指定できる。
【0056】アドレス修飾演算部3は、入力されたデー
タパケットの世代番号を抽出する世代番号抽出部41
と、入力されたデータパケットのアドレスオフセットを
抽出するアドレスオフセット抽出部42と、それぞれ世
代番号抽出部41から出力されるフィールド番号FD
#、ライン番号LN#およびピクセル番号PX#をアド
レスオフセット抽出部42から出力されるフィールド番
号、ライン番号、ピクセル番号のオフセット値ΔFD、
ΔLNおよびΔPXと加算するための加算器45、44
および43と、加算器43および44の出力をそれぞれ
信号PS0およびPS1と信号LS0およびLS1とに
より指定されるビット数だけ右算術シフトするためのシ
フタ46および47と、加算器45、シフタ47および
46の出力から画像メモリ2をアクセスする際のアドレ
スを計算して出力するための物理アドレス生成部48と
を含む。
【0057】図4に、データ駆動型画像演算処理プロセ
ッサ1にロードされるプログラムの例を示す。図4を参
照して、このプログラム14の各行はアドレス(ADDRES
S) 、命令コード(OPECODE) 、ノード(NODE)および定数
(CONSTANT)を含む。これらの値のうち、ADDRESS 欄、OP
ECODE 欄、およびNODE欄の値はプログラム記憶13にロ
ードされ、CONSTANT欄は、ADDRESS 欄とともにアドレス
修飾子定数9にロードされる。ADDRESS 欄の値は、デー
タパケットの「エントリ番号」と機能的に同一である。
【0058】このデータ駆動型画像演算処理プロセッサ
1は以下のように動作する。処理すべきデータをデーが
駆動型画像演算処理プロセッサ1に入力するに先だっ
て、プロセッサをプログラムする必要がある。アセンブ
ルされたプログラムを、データ駆動型画像演算処理プロ
セッサ1にロードする。このプログラムは図4に示した
とおりの構造を有したものである。プログラムの命令等
は前述のとおりプログラム記憶13に記憶される。メモ
リアクセス前に参照されるアドレス修飾子定数等は前述
のとおりアドレス修飾子定数9に記憶される。
【0059】入力パケットは入力ポートIAを通じてデ
ータ駆動型画像演算処理プロセッサ1の内部に取り込ま
れる。アドレス修飾子定数9内にはADDRESS 情報(エン
トリ番号)とそれに対応するCONSTANT(アドレス修飾子
定数)とが記憶されているため、入力パケットは、パケ
ットのエントリ番号80(図11参照)に基づいて対応
のアドレス修飾子定数を読出し、自パケットに格納し
て、データ伝送路15を介して修飾演算部10に進む。
【0060】修飾演算部10は、入力されたパケットの
命令がメモリアクセス命令であると、次のように動作す
る。図3を参照して、データ伝送路15を介して入力さ
れたパケットはコピーされ、一方は世代番号抽出部41
に、他方はアドレスオフセット抽出部42に与えられ
る。世代番号抽出部41は、入力されたパケットの世代
番号のうちのフィールド番号FD#,ライン番号LN#
およびピクセル番号PX#をそれぞれ抽出して、それぞ
れ加算器45、44および43に送る。一方アドレスオ
フセット抽出部42は、アドレス修飾演算部10でパケ
ット内に取り込まれた、世代番号のフィールド番号とラ
イン番号とピクセル番号とのオフセット値ΔFD,ΔL
NおよびΔPXを抽出しそれぞれ加算器45、44、お
よび43に送る。
【0061】加算器45、44、43はそれぞれ二つの
入力の値を加算し、結果をそれぞれ物理アドレス生成部
48、シフタ47および46に与える。シフタ47およ
び46はそれぞれ、ライン番号LN#とライン番号オフ
セットΔLNとの和、およびピクセル番号PX#とピク
セル番号オフセットΔPXとの和を右シフトして結果を
物理アドレス生成部48に与える。ここで、シフタ46
および47の右シフトのシフト量は、それぞれ信号PS
0、PS1とLS0、LS1とによって決定される。P
S0およびPS1はいずれもアクセスアドレスのピクセ
ル方向(X方向)の右シフト量を決定するためのもので
ある。LS0およびLS1はいずれもアクセスアドレス
のライン方向(Y方向)の右シフト量を決定するための
ものである。たとえば(PS1、PS0)=(0、0)
だと、アクセスアドレスのX方向の右シフトは行なわれ
ない。(PS1,PS0)=(0、1)だと、X方向の
アクセスアドレス値を1ビット右シフトする。シフトア
ウトされたX方向のアドレスの最下位ビットは捨てられ
る。同様に(PS1,PS0)=(1、0)だとX方向
のアクセスアドレス値を2ビット右シフトする。(PS
1,PS0)=(1,1)であればX方向のアドレス値
を3ビット右シフトする。この右シフトにより、実質的
にシフタ46および47はそれぞれPS0、PS1とL
S0、LS1との値により定まる2のべき乗でアドレス
を除算することになる。
【0062】物理アドレス生成部48は、加算器45、
シフタ47および46の出力に基づいて、メモリ2をア
クセスする物理アドレスを生成して出力する。
【0063】この物理アドレスは、画像メモリアクセス
アドレス値としてパケットに格納され、このパケットは
図2に示されるデータ伝送路16を通してメモリアクセ
ス制御11に与えられる。メモリアクセス制御11は、
パケットの命令コード70(図11参照)を参照して、
メモリアクセスに関する命令であれば、命令とアドレス
修飾演算部10で演算されたメモリアクセスアドレス値
とに基づいてデータ伝送路5を介して画像メモリ2をア
クセスする。
【0064】以下、結果のパケットが演算部12に与え
られ、演算部12はパケット内の命令とデータとに基づ
く処理を行なって演算結果のパケットをプログラム記憶
13に与える。プログラム記憶13では、与えられたパ
ケット内のアドレス情報(エントリ番号)に基づいて、
予め記憶してあるプログラム中から次に実行する命令や
次の「エントリ番号」等を読出し、パケットに格納して
出力する。このとき、パケットのプロセッサ番号がこの
プロセッサ1のプロセッサ番号と一致していればパケッ
トはアドレス修飾子定数9に与えられ、それ以外のとき
にはデータ伝送路19および出力ポートOAを介してこ
のプロセッサ1の外部に出力される。
【0065】この実施の形態のデータ駆動型画像演算処
理プロセッサ1によると次のような効果を得ることが出
来る。前述のとおり、アドレス修飾演算部10は、入力
されたデータパケットの命令コードがメモリアクセス命
令であると、パケットの世代番号のうち、アドレス修飾
語のライン番号LN#およびピクセル番号PX#を、信
号PS0、PS1およびLS0、LS1の値により定ま
るシフト量だけ右算術シフトする。
【0066】ここで、連続している入力パケットのメモ
リアクセスアドレスのうちのライン番号およびピクセル
番号に相当する部分がたとえば偶数のみである場合(す
なわちそれらの間隔が2の1乗−1=1の場合)には、
それらデータパケットで与えられるデータを世代番号に
対応するアドレスに格納すると図12に示す通りとな
る。ところが、本願発明のデータ駆動型画像演算処理プ
ロセッサにおいてたとえばPS0=1、PS1=0、L
S0=1、LS1=0とすると、アドレスのうちのライ
ン番号およびピクセル番号に対応する部分のうちともに
最下位ビットが捨てられ、上位ビットのみが残る。すな
わちライン番号およびピクセル番号に対応する部分が2
で除算される。そのためこのアドレスを用いてメモリ内
にデータを書き込むと、その結果は図5に示す通りとな
る。
【0067】図5を参照して、上述した条件ではデータ
は連続したアドレスに順次に密に格納され、離散的にデ
ータが格納されることがない。元々の処理で離散的に発
生されるライン方向のアドレスの間隔が2のn乗−1で
あれば、ライン番号もnビットシフトされるとシフト後
アドレスが完全に連続したものとなり効率的である。ま
たピクセル方向のアドレスの間隔が2のm乗−1であれ
ば、ピクセル番号もmビットシフトされるとシフトアド
レスは完全に連続したものとなり効率的である。すなわ
ち、もともとのアドレス空間内で離散的に発生されたア
ドレスの各々が、より小さなアドレス空間に密に写像さ
れることになり、メモリ領域の他の領域を他の用途に使
用することができる。すなわちメモリ領域を有効に利用
できる。
【0068】ただし本発明はこれには限定されず、たと
えばアドレス間隔が2のn乗−1のとき、1より大きく
n未満のシフト量でアドレスを右シフトすることによっ
ても、間に空き領域が残るもののある程度有効である。
これは、シフト後のアドレスの形成するアドレス空間
が、元のアドレス空間よりも小さくなるためである。ま
たライン方向のアドレスの間隔とピクセル方向のアドレ
スの間隔とは必ずしも一致する必要はないし、それらの
シフト量が一致する必要もない。
【0069】このように、メモリアクセスのアドレスを
右シフトすることにより、予めデータのアドレスが間引
きされることが分かっている場合に、メモリ領域内にデ
ータが離散的に格納されることがないようにすることが
できる。そのためメモリ領域をより有効に利用すること
ができる。また、メモリアクセスのアドレスを計算する
際に、世代番号を多次元にしておき、各次元ごとに独立
にその値を右シフトすることで、多次元のアドレス空間
を有するメモリにおいてもメモリ領域を有効に利用する
ことができる。
【0070】実施の形態1のプロセッサの使用方法は、
ある種の命令においてより拡張することができる。メモ
リアクセスアドレス値の、アドレス修飾演算部での右シ
フト量が、パケットのメモリアクセスアドレス値の間隔
よりも大きい場合を想定する。たとえば、所定の処理を
行なった結果のパケットのメモリ格納時のX方向のアド
レスが偶数であり、かつピクセル番号のアドレスシフト
量が2ビットである場合である。このとき、メモリアク
セスアドレスのピクセル番号に相当する部分の値は0、
2、4、6、8、10…となるが、右2ビットシフト後
のピクセル番号に相当する部分の値は0、0、1、1、
2、2…となる。すなわち、二つのパケットに対して、
右シフト後のアドレスが同一となる。これは、各アドレ
スを二進表現にすると明らかである。本願発明のデータ
駆動型画像演算処理プロセッサでは、こうした特徴を生
かして累積演算と呼ばれるある種の演算を高速化するこ
とができる。
【0071】データ駆動型画像演算処理プロセッサには
累積演算と呼ばれる演算がある。累積演算とは、パケッ
トの世代番号により定まるメモリアクセスアドレスの内
容を読み、パケットのデータとこの読み出したデータと
の加算を行ない、加算結果をメモリアクセスアドレスで
示されるアドレスに書き込む命令である。従来は、累積
演算については図14のフローグラフに示すように複数
命令を用いて実現していた。
【0072】本願発明のプロセッサでは、累積演算を1
命令で実現する。このプロセッサでの累積演算の実現
を、図6〜8を参照して説明する。図6に示されるよう
なパケット50、52、54、56および58が順に実
施の形態1のデータ駆動型画像演算処理プロセッサに与
えられる場合を考える。図6に示されるパケットの命令
(図示せず)はいずれも累積演算であるものとする。こ
れに先だって、メモリ2の内容が図7に示される通りで
あるとする。この例ではメモリ2の内容は1次元的なも
のであるとする。また以下に示す処理では、図3に示す
外部端子6から与えられる信号は(PS1,PS0)=
(0,1)であるものとする。アクセスアドレスが1次
元であるので、LS0,LS1の値はともに0とする。
【0073】このとき、X方向のメモリアクセスアドレ
ス値が2ビット右シフトされるので、シフト後のメモリ
アクセスアドレスは、パケット50とパケット52に対
してはいずれも0、パケット54とパケット56とに対
してはいずれも1、パケット58に対しては2、…とな
る。各パケットは、このようにシフト後のメモリアクセ
スアドレスにしたがってメモリをアクセスし、パケット
内のデータと当該アドレスのデータとを加算してそのア
ドレスに結果を書込む。たとえばパケット50は、アド
レス0をアクセスしてデータ「0」を読出し、パケット
内のデータ値「5」と加算して結果の値「5」をアドレ
ス「0」に書き込む。パケット52は、アドレス0をア
クセスしてデータ「5」を読出し、パケット内のデータ
値「2」と加算して結果の値「7」をアドレス「0」に
書き込む。以下、同様である。すなわち、この実施の形
態のデータ駆動型画像演算処理プロセッサでは、メモリ
アクセスアドレスのシフト(アドレスの圧縮によるメモ
リ領域の節約)と、データの累積処理とを一つの命令で
行なうことが可能になった。
【0074】こうした処理の結果のメモリ2の内容を図
8に示す。図8に示されるように、すべてのパケットを
処理したのち、アドレス0にはパケット50と52との
データ値(5と2)を加算した値「7」が格納される。
アドレス1にはパケット54と56とのデータ値(9と
4)を加算した値「13」が格納される。アドレス2に
はパケット58のデータ値「1」を累積した値「1」が
格納される。こうして、図6に示される5つのデータパ
ケットのデータ値を、各メモリアクセスアドレスに応じ
て定まるアドレスに加算することが、1種類の命令を使
用して可能になった。1つのパケットに対する処理に対
応したフローグラフを図9に示す。図9に示すように、
この実施の形態のプロセッサによると、所定のアドレス
のデータを読み出すためだけの命令も、結果を書き込む
だけの命令もともに不要となり、処理を高速化すること
ができる。
【0075】なお図6〜図8に示した例ではメモリは1
次元的なものが想定されたが、図3に示すLS0,LS
1のいずれかを0以外の値とすることで、2次元での累
積加算を1種類の命令で実現することができる。
【0076】また、上述の説明では、累積演算では2の
n乗−1の間隔をもってデータが生成され、かつシフト
時にはnよりも大きなビット数のシフトが行なわれるこ
ととなっている。しかしこの発明はこれには限定され
ず、たとえばシフト時にnビットだけシフトが行なわれ
るようにPS0,PS1,LS0,LS1を設定するこ
とも可能である。この場合、あるシフト後のアドレスに
対して、所定の処理で発生される一つのアドレスのみが
対応することになる。この場合、2のn乗−1の間隔を
もって発生されたアドレスのデータに対して、そのアド
レスと1対1に対応するシフト後のアドレスのデータと
ある演算を行ない、その結果を当該シフト後のアドレス
に格納することができる。そのため、演算結果のデータ
をメモリの連続したアドレス領域に格納でき、メモリ領
域を有効に活用することができる。またこうした処理を
1命令で実現できるのでプログラミングも容易になる。
【0077】本実施の形態によると、累積加算を図9に
示すような簡単なフローグラフで実現することができる
ので、各パケットに対する演算量が減少し処理を高速化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のデータ駆動型画像演
算処理プロセッサの全体機能の説明図である。
【図2】 実施の形態1のデータ駆動型画像演算処理プ
ロセッサの概略構成を示すブロック図である。
【図3】 アドレス修飾演算部のブロック図である。
【図4】 データ駆動型画像演算処理プロセッサで実行
されるプログラムの一例を示す図である。
【図5】 実施の形態1のデータ駆動型画像演算処理プ
ロセッサによるメモリのデータ格納の状態を示す図であ
る。
【図6】 実施の形態1のデータ駆動型画像演算処理プ
ロセッサにより累積演算されるパケットを示す図であ
る。
【図7】 実施の形態1のデータ駆動型画像演算処理プ
ロセッサにより累積演算される前のメモリ2の状態の例
を示す図である。
【図8】 実施の形態1のデータ駆動型画像演算処理プ
ロセッサにより累積演算された後のメモリ2の状態の例
を示す図である。
【図9】 実施の形態1のデータ駆動型画像演算処理プ
ロセッサにより累積演算を行なう際のフローグラフを示
す図である。
【図10】 従来のデータ駆動型画像演算処理プロセッ
サの全体機能の説明図である。
【図11】 パケットのフォーマットを模式的に示す図
である。
【図12】 離散的にデータを格納したメモリの状態の
例を示す図である。
【図13】 離散的なアドレスへのデータの格納が行な
われる処理の一例を示す模式図である。
【図14】 従来のデータ駆動型画像演算処理プロセッ
サでの累積演算のフローグラフを示す図である。
【符号の説明】 1 データ駆動型画像演算処理プロセッサ 2 画像メモリ 6 外部端子 9 アドレス修飾子定数 10 アドレス修飾演算部 11 メモリアクセス制御 12 演算部 13 プログラム記憶 41 世代番号抽出部 42 アドレスオフセット抽出部 43、44、45 加算器 46、47 シフタ 48 物理アドレス生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−48354(JP,A) 特開 平4−64177(JP,A) 特開 平5−274213(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 G06F 12/02

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリに接続され、命令情報および所定
    のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケットを前
    記メモリをアクセスして処理するための画像演算処理装
    置であって、 入来データパケットに含まれる命令情報がメモリアクセ
    ス命令の場合に、前記入来データパケットに含まれる前
    記所定のアドレス空間内における離散的なアドレスを、
    前記メモリの、前記所定のアドレス空間よりも小さな部
    分アドレス空間内における連続的なアドレスに変換する
    ためのアドレス変換手段と、 前記アドレス変換手段により変換されたアドレスにした
    がって前記メモリをアクセスし、パケットに含まれる命
    令情報による処理を行なうためのメモリアクセス手段と
    を含む、画像演算処理装置。
  2. 【請求項2】 メモリに接続され、命令情報および所定
    のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケットを前
    記メモリをアクセスして処理するための画像演算処理装
    置であって、 入来データパケットに含まれるアドレスを、前記メモリ
    の、前記所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレス
    空間内のアドレスに変換するためのアドレス変換手段
    と、 前記アドレス変換手段により変換されたアドレスにした
    がって前記メモリをアクセスし、パケットに含まれる命
    令情報による処理を行なうためのメモリアクセス手段と
    を含み、 前記アドレス変換手段は、入来データパケットに含まれ
    るアドレスを所定ビットだけ右シフトするためのビット
    シフト手段を含む、画像演算処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ビットシフト手段による右シフトの
    ビット数を設定するための手段をさらに含み、 前記ビットシフト手段は、前記ビット数設定手段により
    設定されたビット数だけ入来データパケットに含まれる
    アドレスを右シフトする、請求項2に記載の画像演算処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記ビット数設定手段は、右シフトのビ
    ット数を設定する信号を外部から受けるための手段を含
    む、請求項3に記載の画像演算処理装置。
  5. 【請求項5】 メモリに接続され、命令情報および所定
    のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケットを前
    記メモリをアクセスして処理するための画像演算処理装
    置であって、 入来データパケットに含まれるアドレスを、前記メモリ
    の、前記所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレス
    空間内のアドレスに変換するためのアドレス変換手段
    と、 前記アドレス変換手段により変換されたアドレスにした
    がって前記メモリをアクセスし、パケットに含まれる命
    令情報による処理を行なうためのメモリアクセス手段と
    を含み、 前記データパケットに含まれる命令情報が属する命令セ
    ットは、 前記メモリ内の、データパケットに含まれるアドレスに
    対して所定の演算関係により定められるあるアドレスの
    データと、データパケットに含まれるデータとの間で所
    定の演算を行ない、結果を前記あるアドレスに書き込む
    特定の命令を含んでおり、 前記アドレス変換手段は、データパケットに含まれるア
    ドレスを前記所定の演算関係にしたがって変換するため
    の手段を含む、画像演算処理装置。
  6. 【請求項6】 メモリに接続され、命令情報および所定
    のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケットを前
    記メモリをアクセスして処理するための画像演算処理装
    置であって、 入来データパケットに含まれるアドレスを、前記メモリ
    の、前記所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレス
    空間内のアドレスに変換するためのアドレス変換手段
    と、 前記アドレス変換手段により変換されたアドレスにした
    がって前記メモリをアクセスし、パケットに含まれる命
    令情報による処理を行なうためのメモリアクセス手段と
    を含み、 前記データパケットに含まれる命令情報が属する命令セ
    ットは、 前記メモリ内の、データパケットに含まれるアドレスを
    所定ビットだけ右シフトすることにより定められるシフ
    ト後アドレスのデータと、データパケットに含まれるデ
    ータとの間で所定の演算を行ない、結果を前記シフト後
    アドレスに書き込む特定の命令を含んでおり、 前記アドレス変換手段は、入来データパケットに含まれ
    るアドレスを前記所定ビットだけ右シフトするためのビ
    ットシフト手段を含む、画像演算処理装置。
  7. 【請求項7】 メモリに接続され、命令情報および所定
    のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケットを前
    記メモリをアクセスして処理するための画像演算処理装
    置であって、 入来データパケットに含まれるアドレスを、前記メモリ
    の、前記所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレス
    空間内のアドレスに変換するためのアドレス変換手段
    と、 前記アドレス変換手段により変換されたアドレスにした
    がって前記メモリをアクセスし、パケットに含まれる命
    令情報による処理を行なうためのメモリアクセス手段と
    を含み、 前記データパケットに含まれる命令情報が属する命令セ
    ットは、 前記メモリ内の、データパケットに含まれるアドレスを
    所定ビットだけ右シフトすることにより定められるシフ
    ト後アドレスのデータと、データパケットに含まれるデ
    ータとの間で所定の演算を行ない、結果を前記シフト後
    アドレスに書き込む特定の命令を含んでおり、 前記アドレス変換手段は、入来データパケットに含まれ
    るアドレスを前記所定ビットよりも多く右シフトするた
    めのビットシフト手段を含む、画像演算処理装置。
  8. 【請求項8】 メモリに接続され、命令情報および所定
    のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケットを前
    記メモリをアクセスして処理するための画像演算処理装
    置であって、 入来データパケットに含まれるアドレスを、前記メモリ
    の、前記所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレス
    空間内のアドレスに変換するためのアドレス変換手段
    と、 前記アドレス変換手段により変換されたアドレスにした
    がって前記メモリをアクセスし、パケットに含まれる命
    令情報による処理を行なうためのメモリアクセス手段と
    を含み、 前記所定のアドレス空間は多次元のアドレス空間であ
    り、 前記アドレス変換手段は、入来データパケットに含まれ
    るアドレスの各次元の要素を独立にそれぞれ所定ビット
    数だけ右シフトするための手段を含む、画像演算処理装
    置。
  9. 【請求項9】 メモリに接続され、命令情報および所定
    のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケットを前
    記メモリをアクセスして処理するための画像演算処理装
    置の動作方法であって、 前記画像演算処理装置は、 入来データパケットに含まれる命令情報がメモリアクセ
    ス命令の場合に、前記入来データパケットに含まれる
    ドレスを、前記メモリの、前記所定のアドレス空間より
    も小さな部分アドレス空間内のアドレスに変換するため
    のアドレス変換手段と、 前記アドレス変換手段により変換されたアドレスにした
    がって前記メモリをアクセスし、パケットに含まれる命
    令情報による処理を行なうためのメモリアクセス手段と
    を含み、 前記動作方法は、 所定の処理で離散的に生成されるアドレスが、前記アド
    レス変換手段による変換後に前記メモリ内の連続するア
    ドレスを占めるように前記アドレス変換手段によるアド
    レス変換を定めるステップと、 前記所定の処理で生成される離散的なアドレスをそれぞ
    れ保持した複数個のデータパケットを前記画像演算処理
    装置に与え、前記メモリの前記アドレス変換手段による
    変換後のアドレスに記憶させるステップとを含む、画像
    演算処理装置の動作方法。
  10. 【請求項10】 メモリに接続され、命令情報および所
    定のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケットを
    前記メモリをアクセスして処理するための画像演算処理
    装置の動作方法であって、 前記画像演算処理装置は、 入来データパケットに含まれるアドレスを、前記メモリ
    の、前記所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレス
    空間内のアドレスに変換するためのアドレス変 換手段
    と、 前記アドレス変換手段により変換されたアドレスにした
    がって前記メモリをアクセスし、パケットに含まれる命
    令情報による処理を行なうためのメモリアクセス手段と
    を含み、 前記動作方法は、 所定の処理で離散的に生成されるアドレスが、前記アド
    レス変換手段による変換後に前記メモリ内の連続するア
    ドレスを占めるように前記アドレス変換手段によるアド
    レス変換を定めるステップと、 前記所定の処理で生成される離散的なアドレスをそれぞ
    れ保持した複数個のデータパケットを前記画像演算処理
    装置に与え、前記メモリの前記アドレス変換手段による
    変換後のアドレスに記憶させるステップとを含み、 前記アドレス変換手段は、入来データパケットに含まれ
    るアドレスを所定ビットだけ右シフトするためのビット
    シフト手段を含み、 前記所定の処理で生成されるアドレスは、2のn乗−1
    (nは1以上の整数)の間隔をもって生成され、 前記アドレス変換を定めるステップは、前記ビットシフ
    ト手段の右シフトのビット数を、前記nに定めるステッ
    プを含む、画像演算処理装置の動作方法。
  11. 【請求項11】 メモリに接続され、命令情報および所
    定のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケットを
    前記メモリをアクセスして処理するための画像演算処理
    装置の動作方法であって、 前記画像演算処理装置は、 入来データパケットに含まれるアドレスを、前記メモリ
    の、前記所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレス
    空間内のアドレスに変換するためのアドレス変換手段
    と、 前記アドレス変換手段により変換されたアドレスにした
    がって前記メモリをアクセスし、パケットに含まれる命
    令情報による処理を行なうためのメモリアクセス手段と
    を含み、 前記動作方法は、 所定の処理で離散的に生成されるアドレスが、前記アド
    レス変換手段による変 換後に前記メモリ内の連続するア
    ドレスを占めるように前記アドレス変換手段によるアド
    レス変換を定めるステップと、 前記所定の処理で生成される離散的なアドレスをそれぞ
    れ保持した複数個のデータパケットを前記画像演算処理
    装置に与え、前記メモリの前記アドレス変換手段による
    変換後のアドレスに記憶させるステップとを含み、 前記データパケットに含まれる命令情報が属する命令セ
    ットは、 前記メモリ内の、データパケットに含まれるアドレスを
    第1のビット数だけ右シフトすることにより定められる
    シフト後アドレスのデータと、データパケットに含まれ
    るデータとの間で所定の演算を行ない、結果を前記シフ
    ト後アドレスに書き込む特定の命令を含んでおり、 前記アドレス変換手段は、入来データパケットに含まれ
    るアドレスを所定ビットだけ右シフトするためのビット
    シフト手段を含み、 前記所定の処理で生成されるアドレスは、2のn乗−1
    (nは前記第1のビット数)の間隔をもって生成され、 前記アドレス変換を定めるステップは、前記ビットシフ
    ト手段の右シフトのビット数を、前記nに定めるステッ
    プを含む、画像演算処理装置の動作方法。
  12. 【請求項12】 メモリに接続され、命令情報および所
    定のアドレス空間内のアドレスを含むデータパケットを
    前記メモリをアクセスして処理するための画像演算処理
    装置の動作方法であって、 前記画像演算処理装置は、 入来データパケットに含まれるアドレスを、前記メモリ
    の、前記所定のアドレス空間よりも小さな部分アドレス
    空間内のアドレスに変換するためのアドレス変換手段
    と、 前記アドレス変換手段により変換されたアドレスにした
    がって前記メモリをアクセスし、パケットに含まれる命
    令情報による処理を行なうためのメモリアクセス手段と
    を含み、 前記動作方法は、 所定の処理で離散的に生成されるアドレスが、前記アド
    レス変換手段による変換後に前記メモリ内の連続するア
    ドレスを占めるように前記アドレス変換手段に よるアド
    レス変換を定めるステップと、 前記所定の処理で生成される離散的なアドレスをそれぞ
    れ保持した複数個のデータパケットを前記画像演算処理
    装置に与え、前記メモリの前記アドレス変換手段による
    変換後のアドレスに記憶させるステップとを含み、 前記データパケットに含まれる命令情報が属する命令セ
    ットは、 前記メモリ内の、データパケットに含まれるアドレスを
    第1のビット数だけ右シフトすることにより定められる
    シフト後アドレスのデータと、データパケットに含まれ
    るデータとの間で所定の演算を行ない、結果を前記シフ
    ト後アドレスに書き込む特定の命令を含んでおり、 前記アドレス変換手段は、入来データパケットに含まれ
    るアドレスを所定ビットだけ右シフトするためのビット
    シフト手段を含み、 前記所定の処理で生成されるアドレスは、2のn乗−1
    (nは前記第1のビット数よりも小さな正の整数)の間
    隔をもって生成され、 前記アドレス変換を定めるステップは、前記ビットシフ
    ト手段の右シフトのビット数を、前記第1のビット数に
    定めるステップを含む、画像演算処理装置の動作方法。
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