JP3485173B2 - ピッキング装置 - Google Patents
ピッキング装置Info
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Description
特にピックアップ対象の物品が、ピックアップ時に転倒
するのを防止することに関する。 【0002】 【従来技術】フレームの左右に一対の昇降台を設けて、
デパレタイズ側のパレットとパレタイズ側のパレットと
を昇降させ、フレーム上を往復する水平動台で、デパレ
タイズ側からパレタイズ側へ、物品を1層ずつピックア
ップする装置が知られている。発明者は、このような装
置において、ピックアップ時に物品が転倒することがあ
ることを見出した。 【0003】 【発明の課題】この発明の課題は、ピックアップ時の物
品を傷つけずに確実に転倒を防止し、しかも常時は転倒
の防止機構がピックアップの妨げとならないようにする
ことにある。 【0004】 【発明の構成】この発明は、デパレタイズ側の物品を、
水平動台でピックアップして、パレタイズ側へと移載す
るピッキング装置において、デパレタイズ側物品の上面
側にシート状の部材からなるストッパーを配置すると共
に、該シート状の部材をデパレタイズ側の物品の上面に
所定の間隔を置いて平行に保持するための手段を設け、
さらに前記シート状の部材の上部に変形自在の錘を配設
したことを特徴とする。 【0005】 【0006】 【発明の作用と効果】この発明では、デパレタイズする
物品の上面から所定の間隔を置いて平行にシート状のス
トッパーを配置するので、常時はストッパーは物品に接
触せず、水平動台でのピックアップの妨げとならない。
そして物品が傾き転倒しようとすると、ストッパーに接
触して、転倒が防止される。これらのため、ピックアッ
プの妨げにならずに、物品の転倒を防止できる。 【0007】またシート状の部材をストッパーとするの
で、物品が接触しても傷つかない。さらにシート状の部
材の上部に変形自在の錘を配置するので、転倒しようと
する物品には錘からの荷重が加わり、転倒をより確実に
防止できる。 【0008】 【実施例】図1〜図5に実施例を示す。図1に、実施例
のピッキング装置2の全体像を示すと、4はフレーム
で、6,8は一対の昇降台で、このうち例えば昇降台6
をデパレタイズ用昇降台とし、昇降台8をパレタイズ用
昇降台とする。10,12は昇降モータで、昇降台6,
8を昇降させ、昇降モータ10,12は、ベルトやロー
プ,チェーン等の伝達手段を介して、昇降台6,8を昇
降させる。14,16は伝達手段に結合したカウンター
ウェイトである。20,22はパレットで、このうちパ
レット20はデパレタイズ用のパレットで、ピッキング
対象の物品群24を多層に規則正しく搭載し、パレット
22はパレタイズ用のパレットで、ピックアップされた
物品群26が搭載されている。フレーム4の上部には、
図1の左右方向に往復動する水平動台30を設け、パレ
ット20から物品を1層ずつピックアップし、パレット
22へ移載する。 【0009】ピッキングされる物品群24は、ピックア
ップされる層の下層の位置で、四方から支持部材32,
34等で押圧し、水平動台30でのピックアップ時に、
上層に付着して巻き上げられるのを防止する。図1に
は、四方の支持部材の内で、前後の支持部材32,34
のみを簡略化して示す。40は上部フレームで、42〜
48はストッパーで、物品をガイドしてその位置を規制
する。ストッパー42〜48の内で、中間のストッパー
44,46は上下方向と前後方向に可動のストッパーで
ある。また50は上面押さえ部材で、ピックアップする
物品が転倒したりするのを防止するストッパーで、デパ
レタイズ側昇降台6の上部に、デパレタイズする物品の
上面から所定の間隔に配置する。上面押さえ部材50の
構成は、図3〜図5を参照して後述する。 【0010】図2に水平動台30の構成を示す。水平動
台30はレール60上を走行し、61は水平動台30の
本体で、62はピックアップコンベヤで、64は前部コ
ンベヤ(デパレタイズ側)で、66は後部コンベヤ(パ
レタイズ側)で、コンベヤ64,66は独立して駆動で
き、かつ搬送方向も独立して正逆に逆転できる。コンベ
ヤ62,64,66には、実施例では、ローラコンベヤ
を用いたが、ベルトコンベヤやスラットコンベヤ等でも
良い。またピックアップコンベヤ62でピックアップす
る代わりに、図示しないフォークを上層の物品と下層の
物品の間に差し込んでピックアップしても良い。67,
68はピックアップコンベヤ62のカバーで、ここにコ
ンベヤ62の駆動機構を収容する。また69,70は前
部コンベヤ64と後部コンベヤ66の兼用のカバーで、
ここにコンベヤ64,66の駆動モータや動力伝達用の
チェーン等を収容する。 【0011】72は走行モータで、74は減速機等の走
行機構部である。また76はピックアップコンベヤ62
を駆動するためのピックアップモータで、78はその減
速機で、これらはカバー67に取り付ける。ピックアッ
プコンベヤ62等で構成されるピックアップ部は、カバ
ー67,68の位置で、一対のダンパー80,80を介
して本体61に取り付けられ、本体61に対する変位量
が許容値を超えると、リミットスイッチ82が作動して
走行モータ72を停止させる。なお84は、水平動台3
0を制御する制御部である。 【0012】図3,図4に、上面押さえ部材50等の構
成を示し、支持部材32,34やストッパー42,44
を先に、上面押さえ部材50を後で説明する。図3は、
右側からピックアップコンベヤ62が物品をピックアッ
プしようとしている姿を示している。90は物品の下層
で、92はピックアップ対象の物品からなるピックアッ
プ層である。支持部材32,34は、上下2段に配置し
たシリンダー100〜104で構成され、各シリンダー
は先端の押圧面が空気圧や油圧で所定の圧力で下層90
を押圧する。さらにシリンダー100,101の長さを
変えて、物品群24の図3の左右方向の長さ変化に対応
する。上層のシリンダー100,102は下層90の上
部を押圧し、下層のシリンダー101,104は下層9
0の下部を押圧し、共に押圧に伴う摩擦力で下層90の
物品が巻き上げられるのを防止する。ストッパー44は
上部フレーム40に対して、前後と上下とに可動であ
る。そして図4に示す左右方向のストッパー124,1
26と、ストッパー42,44で、ピックアップ層90
の物品を四方からストッパーで囲むように配置する。 【0013】図4は、図の奥側から手前側に、ピックア
ップコンベヤ62が前進してピックアップしようとして
いる姿を示す。116〜119は、図3と同様に、上下
2列に配列されたシリンダーで、下層90を上下2列に
押さえ付け、これに伴う摩擦力で物品が上方へ巻き上げ
られるのを防止する。120は支持部材制御部で、各シ
リンダー100〜104,116〜119を、上部のシ
リンダー100,102,116,118と、下部のシ
リンダー101,104,117,119とを独立し
て、下層90の上部と下部とにそれぞれ適した条件で押
圧するように制御する。124,126はピックアップ
層92を左右からガイドするためのシリンダーで、ピッ
クアップ層92の幅に応じて、シリンダーは左右動可能
である。 【0014】図3,図4に示すように、上面押さえ部材
50は、複数本のベルト106と、ベルト106上にか
つベルト106に沿ってその長手方向に配置した、チェ
ーン等の変形自在の錘とを備えている。ベルト106の
両端付近をフリーローラ110,110等の位置決め部
材で位置決めして、デパレタイズする物品群24の上面
に、ベルト106を平行にする。112はフリーローラ
110等を支持する枠で、114は枠112を昇降させ
る位置決め用のシリンダーで、ベルト106の下面が物
品群24の上面から所定の距離にあるように、枠112
を昇降させる。なお図4では、上面押さえ部材50の右
側2列に付いて、ベルト106を除いて示す。ベルト1
06はシート状の部材であれば良く、複数本のベルト1
06を用いる代わりに、物品群24の上面全体に対して
平行の1枚のシートを用いても良い。また錘108は、
変形自在で重量のある部材であればよい。さらにフリー
ローラ110は物品に押圧された際に弾性的に上昇する
ように、バネなどで枠112に取り付けても良い。 【0015】実施例の動作を、図5を参照して説明す
る。ピックアップコンベヤ62が図5の右側から前進
し、ピックアップ層92の物品130をピックアップす
る。ここで正常にピックアップが行われれば、ベルト1
06は物品130の上面に間隔を置いて配置してあるた
め、ベルト106は物品130に接触せず、ピックアッ
プの妨げにならない。仮に図5のように物品130が傾
くと、その上面がベルト106に接触して下向きに押さ
え込まれ、同時に錘108からの荷重が加わって、物品
130を元の姿勢に戻そうとするモーメントが加わる。
これらのために、ピックアップ時に物品130が転倒す
るのを確実に防止できる。またベルト106で物品13
0を押さえ込むので、硬質の部材で押さえ込む場合と異
なり、物品130を傷つけることがない。ベルト106
の高さは、ピックアップ層92の物品の高さに応じて、
シリンダー114で調整され、両端部付近を一対のフリ
ーローラ110,110で位置決めするので、ベルト1
06を物品に対して適切な間隔を置いて平行に配置でき
る。 【0016】実施例では、上面押さえ部材50を上部フ
レーム40に設けたが、水平動台30側に取り付けても
良い。
図 【図3】 実施例での物品の支持機構を示す要部拡大
側面図 【図4】 実施例での物品の支持機構を、デパレタイ
ズ側パレットの背面から見た図 【図5】 実施例での物品の転倒防止機構を示す要部
側面図 【符号の説明】 2 ピッキング装置 4 フレーム 6,8 昇降台 10,12 昇降モータ 14,16 カウンターウェイト 20,22 パレット 24,26 物品群 30 水平動台 32,34 支持部材 40 上部フレーム 42〜48 ストッパー 50 上面押さえ部材 60 レール 61 本体 62 ピックアップコンベヤ 64 前部コンベヤ 66 後部コンベヤ 67〜70 カバー 72 走行モータ 74 走行機構部 76 ピックアップモータ 78 減速機 80 ダンパー 82 リミットスイッチ 84 制御部 90 下層 92 ピックアップ層 100〜104 シリンダー 106 ベルト 108 錘 110 フリーローラ 112 枠 114 シリンダー 116〜119 シリンダー 120 支持部材制御部 122 シリンダー制御部 124,126 シリンダー
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 デパレタイズ側の物品を、水平動台でピ
ックアップして、パレタイズ側へと移載するピッキング
装置において、デパレタイズ側物品の上面側にシート状
の部材からなるストッパーを配置すると共に、該シート
状の部材をデパレタイズ側の物品の上面に所定の間隔を
置いて平行に保持するための手段を設け、さらに前記シ
ート状の部材の上部に変形自在の錘を配設したことを特
徴とする、ピッキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000122250A JP3485173B2 (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | ピッキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000122250A JP3485173B2 (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | ピッキング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001301974A JP2001301974A (ja) | 2001-10-31 |
JP3485173B2 true JP3485173B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=18632748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000122250A Expired - Fee Related JP3485173B2 (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | ピッキング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3485173B2 (ja) |
-
2000
- 2000-04-24 JP JP2000122250A patent/JP3485173B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001301974A (ja) | 2001-10-31 |
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