JP3484971B2 - コモンモードチョークコイル - Google Patents

コモンモードチョークコイル

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JP3484971B2
JP3484971B2 JP07016098A JP7016098A JP3484971B2 JP 3484971 B2 JP3484971 B2 JP 3484971B2 JP 07016098 A JP07016098 A JP 07016098A JP 7016098 A JP7016098 A JP 7016098A JP 3484971 B2 JP3484971 B2 JP 3484971B2
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秀典 植松
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は民生あるいは産業用
電子機器等に使用されるノイズ防止用のコモンモードチ
ョークコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図47〜図50により説明
する。図47は従来のコモンモードチョークコイルを示
す分解斜視図、図48は完成品の斜視図、図49、図5
0は結線図で上記コモンモードチョークコイルに流れる
電流によって生じる磁束の発生する方向を示すものであ
る。同図によると、1は第1のコイル、2は第2のコイ
ル、3は第3のコイル、4は第4のコイル、1aは第1
のコイル1の巻始めの引出し端子、2aは第2のコイル
2の巻始めの引出し端子、3aは第3のコイル3の巻終
りの引出し端子、4aは第4のコイル4の巻終りの引出
し端子、7はロの字型の閉磁路を形成する磁心、8,9
は磁心7の磁脚、5は電源、6は負荷、10aはライン
電流、10bは同一方向に流れる電流、fは磁束であ
る。
【0003】以下その構成と動作を説明する。平角線が
エッジワイズに巻回された第1のコイル1の巻始めを引
出し端子1aとし上記第1のコイル1の巻終りから巻方
向を逆に巻回された第3のコイル3の巻終りを引出し端
子3aとしている。同様に第2のコイル2の巻始めを引
出し端子2aとし上記第2のコイル2の巻終りから逆方
向に巻回された第4のコイル4の巻終りを引出し端子4
aとしている。巻回された第1のコイル1と第2のコイ
ル2はロの字型の閉磁路を形成する磁心7の一方の磁脚
8に挿入され、第3のコイル3と第4のコイル4は磁心
7の他方の磁脚9に挿入される。
【0004】第1のコイル1の引出し端子1aと第2の
コイル2の引出し端子2aは電源5に接続され、第3の
コイル3の引出し端子3aと第4のコイル4の引出し端
子4aは負荷6に接続される。このとき電源5からライ
ン電流10aは第2のコイル2、第4のコイル4、負荷
6、第3のコイル3、第1のコイル1、電源5へと流
れ、上記ライン電流10aによって上記第1のコイル1
と第2のコイル2、第2のコイル2と第3のコイル3、
第3のコイル3と第4のコイル4および第4のコイル4
と第1のコイル1に発生する磁束fはそれぞれ相殺する
方向に発生し、上記第1のコイル1と第3のコイル3お
よび第2のコイル2と第4のコイル4に発生する磁束f
はそれぞれ付勢する方向に発生し、さらに同一方向に流
れる電流10bによって上記第1のコイル1、第2のコ
イル2、第3のコイル3、第4のコイル4に発生する磁
束fはそれぞれ付勢する方向に発生し、上記磁心7のそ
れぞれの磁脚8,9に挿入された第1のコイル1と第3
のコイル3、第2のコイル2と第4のコイル4が互いに
平行になるように上記磁脚8,9に配置されたものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においてはコイル間の磁気結合が低く、漏洩磁束が大
きいことにより、大電流の通電時に磁気飽和を生じやす
い。また、その磁気飽和を防止するため、磁心7の断面
積を大きくすると大形化、コストアップの原因となり、
あるいは飽和磁束密度の高い磁心材料を使用すると一般
的に透磁率が低く、必要なインダクタンス値を得るため
に同じく大形化、コストアップの原因となっていた。
【0006】本発明は上記各コイル間の磁気結合を向上
させることにより、大電流用途に対応する小形のコモン
モードチョークコイルを提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のコモンモードチョークコイルは、平角線をエ
ッジワイズに巻回した第1のコイル、第2のコイル、第
3のコイルおよび第4のコイルと、ロの字型の閉磁路を
形成する磁心とからなり、上記磁心の一方の磁脚に上記
第1と第2のコイルを、対向する他方の磁脚に第3と第
4のコイルを配置し、上記第1と第3のコイルおよび第
2と第4のコイルが直列に接続され、ライン電流によっ
て第1と第2のコイル、第2と第3のコイル、第3と第
4のコイルおよび第4と第1のコイルに発生する磁束は
相殺され、第1と第3のコイルおよび第2と第4のコイ
ルに発生する磁束は互いに付勢され、さらに同一方向に
流れる電流によって第1、第2、第3、第4のコイルに
発生する磁束はそれぞれ付勢されるように各コイルの巻
方向を変えたコモンモードチョークコイルにおいて、第
1と第3のコイルおよび第2と第4のコイルを互いに引
出し部分で連続させた平角導線により構成し、第1と第
3のコイルの連続部と、第2と第4のコイルの連続部と
を互いに折り曲げて交差させ、第1と第4のコイル、第
2と第3のコイルが並設されるように配置しており、第
1、第2、第3、第4のコイルを互いに絶縁するととも
に、第1、第2、第3、第4のコイルと磁心の磁脚とを
絶縁するコイルボビンを設け、このコイルボビンには、
磁心の磁脚を挿入した円筒部と、この円筒部の外周に有
し、第1と第2のコイルおよび第3と第4のコイルを絶
縁するつば部と、このつば部の外周に有し、つば部から
第1のコイル側に向かって、第1のコイルの外周の一部
を被覆するとともに、第4のコイル側も被覆するように
設け、かつ、つば部から第3のコイル側に向かって、第
3のコイルの外周の一部を被覆するとともに、第2のコ
イル側も被覆するように設けた円筒状の外筒部と、この
外筒部の一部から垂直方向に向かって延設し、第1と第
4のコイルおよび第2と第3のコイルを絶縁した絶縁壁
とを形成したものである。上記構成により上記各コイル
間の磁気結合が向上しライン電流に対する漏洩磁束が小
さくなるため磁心の断面積を小さくしても磁気飽和を生
じにくくなり、大電流用途に対応可能な小形のコモンモ
ードチョークコイルを提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、平角線をエッジワイズに巻回した第1のコイル、第
2のコイル、第3のコイルおよび第4のコイルと、ロの
字型の閉磁路を形成する磁心とから構成され、上記磁心
の一方の磁脚に上記第1と第2のコイルを、対向する他
方の磁脚に第3と第4のコイルを配置し、上記第1と第
3のコイルおよび第2と第4のコイルが直列に接続さ
れ、ライン電流によって第1と第2のコイル、第2と第
3のコイル、第3と第4のコイルおよび第4と第1のコ
イルに発生する磁束は相殺され、第1と第3のコイルお
よび第2と第4のコイルに発生する磁束は互いに付勢さ
れ、さらに同一方向に流れる電流によって第1、第2、
第3、第4のコイルに発生する磁束はそれぞれ付勢され
るように各コイルの巻方向を変えたコモンモードチョー
クコイルにおいて、第1と第3のコイルおよび第2と第
4のコイルを互いに引出し部分で連続させた平角導線に
より構成し、第1と第3のコイルの連続部と、第2と第
4のコイルの連続部とを互いに非接触するように折り曲
げて交差させ、第1と第4のコイル、第2と第3のコイ
ルが並設されるように配置しており、第1、第2、第
3、第4のコイルを互いに絶縁するとともに、第1、第
2、第3、第4のコイルと磁心の磁脚とを絶縁するコイ
ルボビンを設け、このコイルボビンには、磁心の磁脚を
挿入した円筒部と、この円筒部の外周に有し、第1と第
2のコイルおよび第3と第4のコイルを絶縁するつば部
と、このつば部の外周に有し、つば部から第1のコイル
側に向かって、第1のコイルの外周の一部を被覆すると
ともに、第4のコイル側も被覆するように設け、かつ、
つば部から第3のコイル側に向かって、第3のコイルの
外周の一部を被覆するとともに、第2のコイル側も被覆
するように設けた円筒状の外筒部と、この外筒部の一部
から垂直方向に向かって延設し、第1と第4のコイルお
よび第2と第3のコイルを絶縁した絶縁壁とを形成し
構成であり、平角線をエッジワイズに巻回されるため対
向する第1のコイルと第2のコイルおよび第3のコイル
と第4のコイルの中心間距離を近くでき上記各コイル間
の磁気結合の大幅な向上が図れる。
【0009】また、磁気結合が高く漏洩磁束を小さくす
ることができるため磁心の断面積が小さくてもノーマル
モードの磁気飽和が生じにくく大きなライン電流を流す
ことが可能となる。
【0010】さらに、比較的飽和磁束密度の低い高透磁
率磁心を使用することが可能となり、インダクタンスを
確保しながら磁心を細くすることができる。
【0011】また、磁心の周囲に巻回されるコイルの線
長が短くなり平角線の断面積を小さくしても通電時の温
度上昇を低減できることにより体積比約50%の小形化
が図れる。
【0012】さらにコイルの巻始めと巻終りが遠ざかる
ように巻回されるため、巻始め−巻終り間の浮遊容量が
低減され高周波領域におけるインピーダンス特性が向上
する。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、ロの字
型の閉磁路を形成する磁心として、突合せ部のない一体
物で構成したものであり、実施の形態1と同様の効果に
加え、ギャップの無いロの字型磁心を用いることによ
り、高い実効透磁率が得られ磁心の断面積の低減が可能
となることと、磁心の周囲に巻回されるコイルの線長が
短くなり平角線の断面積を小さくしても通電時の温度上
昇を低減できることにより小形化およびコストダウンが
できる。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、ロの字
型の閉磁路の磁心として、Uの字型の磁心を突合せて構
成したものであり、実施の形態1と同様の効果に加え、
4つのコイルをそれぞれ単独で巻回するため簡易的な治
具、作業で巻回することができ、U字突合わせ型磁心を
挿入して容易に組み立てることができる。
【0015】本発明の請求項4に記載の発明は、ロの字
型の閉磁路の磁心として、Uの字型の磁心とIの字型の
磁心を突合せて構成したものであり、4つのコイルをそ
れぞれ単独で巻回するため簡易的な治具、作業で巻回す
ることができ、U字突合わせ型磁心を挿入して容易に組
み立てることができる。さらに磁心の突合わせ部がコイ
ルの外側に露出しているため、突合わせの作業が容易に
なり、また組立作業後の外観確認作業も容易になる。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は、第1と
第3のコイルの連続部および第2と第4のコイルの連続
部に折り返すように曲げた折曲部を設けた構成であり、
接続部分の曲げが厚さ方向に対してのみ行われているこ
とにより銅線および被膜に加わるストレスが小さく、直
流抵抗の増加による温度上昇や、品質の劣化を低減する
ことができる。
【0017】本発明の請求項6に記載の発明は、第1と
第3のコイルの連続部および第2と第4のコイルの連続
部に2段階に折り返した折曲部を設けた構成であり、接
続部分の曲げが厚さ方向に二段階に分けて行われている
ことにより銅線および被膜に加わるストレスが小さく品
質の劣化を低減することができる。
【0018】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する。
【0019】本発明を説明するにあたって、第1の参考
形態について図1〜図4を用いて説明する。図1は分解
斜視図、図2は完成品の斜視図、図3、図4は結線図で
流れる電流によって生じる磁束の発生する方向を示すも
のである。
【0020】同図によると11,12,13,14はそ
れぞれ平角線をエッジワイズに巻回した第1のコイル、
第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコイル、17
はロの字型の閉磁路を構成する磁心、18,19は磁心
17の磁脚、15は電源、16は負荷、20aはライン
電流、20bは同一方向に流れる電流、fは磁束であ
る。
【0021】以下その構成および動作を説明する。平角
線がエッジワイズに巻回された第1のコイル11と第2
のコイル12はロの字型の閉磁路を形成する磁心17の
一方の磁脚18に挿入され、第3のコイル13と第4の
コイル14は磁心17の対向する他方の磁脚19に挿入
される。このとき第1のコイル11と第4のコイル1
4、第2のコイル12と第3のコイル13は並設される
ように配置されている。また、第1のコイル11と第3
のコイル13、第2のコイル12と第4のコイル14を
各々接続する一方の端子の配線は交差するよう接続され
る。また第1のコイル11と第2のコイル12の他方の
端子は電源15に接続され、第3のコイル13と第4の
コイル14の他方の端子は負荷16に接続されている。
【0022】このとき電源15からライン電流20aは
第2のコイル12、第4のコイル14、負荷16、第3
のコイル13、第1のコイル11、電源15へと流れ、
上記ライン電流20aによって上記第1のコイル11と
第2のコイル12、第2のコイル12と第3のコイル1
3、第3のコイル13と第4のコイル14および第4の
コイル14と第1のコイル11に発生する磁束fはそれ
ぞれ相殺する方向に発生し、上記第1のコイル11と第
3のコイル13および第2のコイル12と第4のコイル
14に発生する磁束fはそれぞれ付勢する方向に発生
し、さらに同一方向に流れる電流20bによって上記第
1のコイル11、第2のコイル12、第3のコイル1
3、第4のコイル14に発生する磁束fはそれぞれ付勢
する方向に発生するよう巻方向を変えて構成されてい
る。
【0023】分割された上記各コイル11〜14を交互
に配置することにより磁気結合が高くなり、さらに平角
線をエッジワイズに巻回することにより対向する二つの
コイル、第1のコイル11と第2のコイル12および第
3のコイル13と第4のコイル14の中心間距離を近く
し磁気結合を高くすることができるため漏洩磁束が小さ
くなり磁心の断面積が小さくてもノーマルモードの磁気
飽和が生じにくくDC重畳特性が向上し大きなライン電
流を流すことが可能となる。
【0024】これにより比較的飽和磁束密度の低い高透
磁率磁心を使用することが可能となり インダクタン
スを確保しながら磁心17を細くすることができる。
【0025】磁心17の周囲に巻回される各コイル1
1〜14の線長が短くなり線の断面積を小さくしても通
電時の温度上昇を低減できることにより体積比約50%
の小形化が図れる。
【0026】またコイルの巻始めと巻終りが遠ざかるよ
うに巻回されるため、巻始め−巻終り間の浮遊容量が低
減され高周波領域におけるインピーダンス特性が向上す
る。
【0027】次に第2の参考形態について図5〜図8を
用いて説明する。図5は分解斜視図、図6は完成品の斜
視図、図7、図8は結線図で流れる電流によって生じる
磁束の発生する方向を示すものである。同図によると2
1,22,23,24はそれぞれ平角線をエッジワイズ
に巻回した第1のコイル、第2のコイル、第3のコイル
および第4のコイル、17はロの字型の閉磁路を構成す
る磁心、18,19は磁心17の磁脚、15は電源、1
6は負荷、20aはライン電流、20bは同一方向に流
れる電流である。
【0028】以下その構成および動作を説明する。平角
線がエッジワイズに巻回された第1のコイル21と第2
のコイル22はロの字型の閉磁路を形成する磁心17の
一方の磁脚18に挿入され、第3のコイル23と第4の
コイル24は磁心17の対向する他方の磁脚19に挿入
される。このとき第1のコイル21と第3のコイル2
3、第2のコイル22と第4のコイル24は交差する位
置関係にある。したがって第1のコイル21と第3のコ
イル23、第2のコイル22と第4のコイル24を各々
接続する一方の端子の配線は交差するよう接続される。
また、第1のコイル21と第4のコイル24の他方の端
子は電源15に接続され、第2のコイル22と第3のコ
イル23の他方の端子は負荷16に接続されている。
【0029】このとき電源15からライン電流20aは
第4のコイル24、第2のコイル22、負荷16、第3
のコイル23、第1のコイル21、電源15へと流れ、
上記ライン電流20aによって上記第1のコイル21と
第2のコイル22、第2のコイル22と第3のコイル2
3、第3のコイル23と第4のコイル24および第4の
コイル24と第1のコイル21に発生する磁束fはそれ
ぞれ相殺する方向に発生し、上記第1のコイル21と第
3のコイル23および第2のコイル22と第4のコイル
24に発生する磁束fはそれぞれ付勢する方向に発生
し、さらに同一方向に流れる電流20bによって上記第
1のコイル21、第2のコイル22、第3のコイル2
3、第4のコイル24に発生する磁束fはそれぞれ付勢
する方向に発生するよう巻回されている。
【0030】この構成であっても第1の参考形態と同様
の効果が得られる。
【0031】次に第3の参考形態について図9、図10
を用いて説明する。図9は分解斜視図、図10は完成品
の斜視図である。同図によると31,32,33,34
はそれぞれ平角線をエッジワイズに巻回した第1のコイ
ル、第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコイル、
37はUの字型の突合わせの磁心である。4つの上記コ
イル31,32,33,34を予め別々に巻回しておき
位置決めを行った後、上記第1のコイル31と第3のコ
イル33、第2のコイル32と第4のコイル34を各々
接続しUの字型の磁心37を上記各コイル31〜34に
挿入し突合わせる。
【0032】上記構成により第1の参考形態と同様の効
果に加え、4つの上記コイル31〜34をそれぞれ単独
で巻回するため簡易的な治具、作業で巻回することが可
能となり、各々のコイル31〜34にUの字型の磁心3
7を突合わせるように挿入して容易に組立ることができ
る。
【0033】次に第4の参考形態について図11、図1
2を用いて説明する。図11は分解斜視図、図12は完
成品の斜視図である。同図によると41,42,43,
44はそれぞれ平角線をエッジワイズに巻回した第1の
コイル、第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコイ
ル、47はIの字型の磁心、48はUの字型の磁心であ
る。4つの上記コイル41,42,43,44を予め別
々に巻回しておき位置決めを行った後、上記第1のコイ
ル41と第3のコイル43、第2のコイル42と第4の
コイル44を各々接続し、Iの字型の磁心47とUの字
型の磁心48を上記各コイル41〜44に挿入し突合わ
せている。上記構成により第1の参考形態と同様の効果
に加え、4つの上記コイル41〜44をそれぞれ単独で
巻回するため簡易的な治具、作業で巻回することが可能
となり、各々のコイル41〜44にUの字型とIの字型
の磁心47,48を突合わせるように挿入して容易に組
立ることができるものである。
【0034】次に第5の参考形態について図13を用い
て説明する。図13は完成品の斜視図である。同図によ
ると51,52,53,54はそれぞれ平角線をエッジ
ワイズに巻回した第1のコイル、第2のコイル、第3の
コイルおよび第4のコイル、57はロの字型の閉磁路を
形成する磁心、58はハンダである。4つの上記コイル
51,52,53,54を予め別々に巻回しておき位置
決めを行った後、上記第1のコイル51と第3のコイル
53、第2のコイル52と第4のコイル54を各々ハン
ダにより接続し、ロの字型の磁心57を上記各コイル5
1〜54に組込んだものである。
【0035】従って第3の参考形態と同様の効果に加
え、上記各コイル51〜54をハンダ58で接続するこ
とにより接触抵抗が小さく発熱量を低減し素子の小形化
を図ることができる。
【0036】次に第6の参考形態について図14、図1
5を用いて説明する。図14は分解斜視図、図15は完
成品の斜視図である。同図によると61,62,63,
64はそれぞれ平角線をエッジワイズに巻回した第1の
コイル、第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコイ
ル、67はロの字型の閉磁路を形成する磁心、68はバ
スバーである。4つの上記コイル61,62,63,6
4を予め別々に巻回しておき位置決めを行った後、上記
第1のコイル61と第3のコイル63、第2のコイル6
2と第4のコイル64を各々バスバー68により接続
し、磁心67を上記各コイル61〜64に組込んだもの
である。
【0037】従って第3の参考形態と同様の効果に加
え、上記各コイル61〜64間の接続をバスバー68を
用いて行うことにより、4つのコイル61〜64を同形
状で巻回することができるため、平角線のエッジワイズ
に巻回する工程の簡略化ができる。
【0038】次に第7の参考形態について図16〜図1
8を用いて説明する。図16は分解斜視図、図17は完
成品の斜視図、図18はプリント基板のパターン図であ
る。同図によると71,72,73,74はそれぞれ平
角線をエッジワイズに巻回した第1のコイル、第2のコ
イル、第3のコイルおよび第4のコイル、77はロの字
型の閉磁路を形成するUの字型の磁心、78はプリント
基板である。4つの上記コイル71,72,73,74
を予め別々に巻回しておき位置決めを行った後、上記第
1のコイル71と第3のコイル73、第2のコイル72
と第4のコイル74を各々プリント基板78のパターン
上で接続し、磁心77を上記各コイル71〜74に組込
んだものである。
【0039】従って第3の参考形態と同様の効果に加
え、プリント基板78のパターン上で接続することによ
り4つのコイル71〜74を同形状で巻回することがで
きるため、巻回工程の簡略化ができる。さらにパターン
の表面積を大きくとることにより放熱性が向上し小形化
が可能となる。
【0040】次に第8の参考形態について図19、図2
0を用いて説明する。図19は分解斜視図、図20は完
成品の斜視図である。同図によると81,82,83,
84はそれぞれ平角線をエッジワイズに巻回した第1の
コイル、第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコイ
ル、87はロの字型の閉磁路を形成するUの字型の磁心
である。4つの上記コイル81,82,83,84を予
め別々に巻回しておき位置決めを行った後、上記第1の
コイル81と第3のコイル83、第2のコイル82と第
4のコイル84を各々超音波溶接により接続し、磁心8
7を上記各コイル81〜84に組込んだものである。
【0041】従って第3の参考形態と同様の効果に加
え、超音波溶接により上記各コイル81〜84を接続す
ることにより、他の部品や材料を用いることなく接続す
ることができるため低コスト化、工程の簡略化、信頼性
の向上を図ることができる。また、接続部の接触抵抗が
小さいため通電時の温度上昇を低減できコモンモードチ
ョークコイルの小形化を図ることができる。
【0042】次に第9の参考形態について図21、図2
2を用いて説明する。図21は分解斜視図、図22は完
成品の斜視図である。図23は同参考形態と従来品を比
較したDC重畳特性図、図24は同参考形態と従来品を
比較したインピーダンスの周波数特性図である。同図に
よると91,92,93,94はそれぞれ平角線をエッ
ジワイズに巻回した第1のコイル、第2のコイル、第3
のコイルおよび第4のコイル、97はロの字型の閉磁路
を形成するUの字型の磁心である。ここで第1のコイル
91と第3のコイル93、第2のコイル92と第4のコ
イル94はそれぞれの引出し部分で平角銅線の幅方向と
厚さ方向に共に曲げられ連なって連続して巻回されてい
る。磁心97を上記コイル91〜94に組込んだもので
ある。
【0043】図23に第9の参考形態と従来品を比較し
たDC重畳特性図の結果を示す。
【0044】図24に第9の参考形態と従来品を比較し
たインピーダンスの周波数特性を示す。
【0045】従って第1の参考形態と同様の効果に加
え、二つのコイルを連続して巻回しているため溶接等に
よる接続が無く接続部分での接触抵抗による直流抵抗の
増加をなくし通電時の温度上昇を低減することができコ
モンモードチョークコイルの小形化を図ることができ
る。また、接続する工程が不要になるためコストダウ
ン、工数の低減、品質の安定化ができ、さらに二つのコ
イルが一つの部品として形成されているため組立が容易
になる。また平角銅線が被膜付の場合、接続部分でも活
電部が露出しないため安全性を向上することができる。
【0046】次に本発明の第10の参考形態について図
25、図26を用いて説明する。図25は分解斜視図、
図26は完成品の斜視図である。同図によると101,
102,103,104はそれぞれ平角線をエッジワイ
ズに巻回した第1のコイル、第2のコイル、第3のコイ
ルおよび第4のコイル、107はロの字型の閉磁路を形
成するUの字型の磁心である。ここで第1のコイル10
1と第3のコイル103、第2のコイル102と第4の
コイル104はそれぞれの引出し部分で平角銅線の幅方
向に対して折り返され曲げられ連なって連続して巻回さ
れている。上記コイル101〜104に磁心107を組
込んだものである。
【0047】従って第9の参考形態と同様の効果に加
え、接続部分の曲げが厚さ方向に対してのみ行われてい
ることにより銅線および被膜に加わるストレスが小さ
く、直流抵抗の増加による温度上昇や、品質の劣化を低
減することができる。
【0048】次に本発明の第11の参考形態について図
27、図28を用いて説明する。図27は分解斜視図、
図28は完成品の斜視図である。同図によると111,
112,113,114はそれぞれ平角線をエッジワイ
ズに巻回した第1のコイル、第2のコイル、第3のコイ
ルおよび第4のコイル、117はロの字型の閉磁路を形
成するUの字型の磁心である。ここで第1のコイル11
1と第3のコイル113、第2のコイル112と第4の
コイル114はそれぞれの引出し部分で平角銅線の厚さ
方向に対して2段階に分けて折り返され曲げられ連なっ
て連続して巻回されている。上記コイル111〜114
に磁心117を組込んだものである。
【0049】従って第9の参考形態と同様の効果に加
え、接続部分の曲げが厚さ方向に2段階に分けて行われ
ていることにより銅線および被膜に加わるストレスが小
さく品質の劣化を低減することができる。
【0050】次に本発明の第12の参考形態について図
29を用いて説明する。図29は完成品の上面図であ
る。同図によると121,122,123,124はそ
れぞれ第1のコイル、第2のコイル、第3のコイルおよ
び第4のコイル、127はギャップの無いロの字型の磁
心、128は上記磁心127の磁脚である。上記コイル
121,122,123,124は上記磁心127の磁
脚128上に各々巻回された後、上記第1のコイル12
1と第3のコイル123、第2のコイル122と第4の
コイル124が接続されている。
【0051】従って第1の参考形態と同様の効果に加
え、ギャップの無いロの字型の磁心127を用いること
により、高い実効透磁率が得られ磁心の断面積の低減が
可能となることと、磁心127の周囲に巻回されるコイ
ル121〜124の線長が短くなり平角線の断面積を小
さくしても通常時の温度上昇を低減できることにより小
形化およびコストダウンができる。
【0052】次に本発明の第13の参考形態について図
30を用いて説明する。図30は完成品の上面図であ
る。同図によると131,132,133,134はそ
れぞれ平角線をエッジワイズに巻回した第1のコイル、
第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコイル、12
7はギャップの無いロの字型の磁心、128は上記磁心
127の磁脚である。ここで第1のコイル131と第3
のコイル133、第2のコイル132と第4のコイル1
34はそれぞれの引出し部分で連なって連続して上記磁
心127の磁脚128に巻回されている。
【0053】従って第12の参考形態と同様の効果に加
え、各コイル131〜134を連続して巻回することに
より直流抵抗の増加をなくし通電時の温度上昇を低減す
ることができコモンモードチョークコイルの小形化を図
ることができる。また、接続する工程が不要になるため
コストダウン、品質の安定化ができ、さらに平角銅線が
被膜付の場合、接続部分でも活電部が露出しないため安
全性を高めることができる。
【0054】次に本発明の第14の参考形態について図
31、図32を用いて説明する。図31は分解斜視図、
図32は完成品の斜視図である。同図によると141,
142,143,144はそれぞれ平角線をエッジワイ
ズに巻回した第1のコイル、第2のコイル、第3のコイ
ルおよび第4のコイル、147はロの字型の閉磁路を形
成するUの字型の磁心、148は上記磁心147の磁
脚、149は上記磁心147の2つの磁脚148の接続
部、145は上記各コイル141,142,143,1
44間および上記各コイル141,142,143,1
44と上記磁脚148間を絶縁するための磁脚148に
はまり合う筒状部145aと、この筒状部145aの中
間に設けたつば部145bと、このつば部145bの外
周に円筒状に設けた外筒部145cと、この外筒部14
5cの一部に隣接並設されるコイル141と144およ
び142と143間を絶縁する絶縁壁145dからなる
コイルボビン、146は上記各コイル141,142,
143,144と上記磁心147の接続部149間を絶
縁する磁脚148を通す穴146aを2個ずつ設けた絶
縁板である。上記コイル141,142,143,14
4は上記コイルボビン145に挿入され第1のコイル1
41と第3のコイル143、第2のコイル142と第4
のコイル144を接続した後、絶縁板146を嵌合し、
上記磁心147をコイルボビン145に挿入している。
【0055】従って第1の参考形態と同様の効果に加
え、上記コイルボビン145、絶縁板146を設けるこ
とにより上記コイル141,142,143,144間
またはコイル141,142,143,144と上記磁
心147間の沿面距離を十分に確保できるため小形化で
きるものである。さらに対向する二つのコイル第1のコ
イル141と第2のコイル142および第3のコイル1
43と第4のコイル144の中心間距離も小さくするこ
とができるためさらに磁気結合を高くすることができ
る。
【0056】次に本発明の第15の参考形態について図
33、図34を用いて説明する。図33は分解斜視図、
図34は完成品の斜視図である。同図によると151,
152,153,154はそれぞれ平角線をエッジワイ
ズに巻回した第1のコイル、第2のコイル、第3のコイ
ルおよび第4のコイル、147はロの字型の閉磁路を形
成するUの字型の磁心、148は上記磁心147の磁
脚、149は上記磁心147の2つの磁脚148の接続
部、155は上記各コイル151,152,153,1
54間および上記各コイル151,152,153,1
54と上記磁脚148間を絶縁するための磁脚148に
はまり合う筒状部155aと、この筒状部155aの中
間に設けたつば部155bと、このつば部155bの外
周に円筒状に設けた外筒部155cと、この外筒部15
5cの一部に隣接並設されるコイル151と154およ
び152と153間を絶縁する絶縁壁155dからなる
コイルボビン、156は上記各コイル151,152,
153,154と上記磁心147の接続部149間を絶
縁する両端に上方に立上がり、磁心147およびコイル
ボビン155の円筒部155aの端部をはめこむ切込み
156aを有する側板156bを設けた端子板、160
は端子板156の底面に設けられ上記各コイル151,
152,153,154の引出し部分を挿入し位置固定
する孔である。上記各コイル151,152,153,
154は上記コイルボビン155に挿入され第1のコイ
ル151と第3のコイル153、第2のコイル152と
第4のコイル154を接続した後、上記各コイル15
1,152,153,154の引出し部は端子板156
の孔160に挿入され、コイルボビン155と端子板1
56は嵌合され、上記磁心147はコイルボビン155
に挿入される。
【0057】従って第14の参考形態と同様の効果に加
え、上記コイルの引出し部分が端子板156の孔160
によって固定されるためピンピッチおよび位置が正確に
決められる。
【0058】次に本発明の第16の参考形態について図
35、図36を用いて説明する。図35は分解斜視図、
図36は完成品の斜視図である。同図によると161,
162,163,164はそれぞれ平角線をエッジワイ
ズに巻回した第1のコイル、第2のコイル、第3のコイ
ルおよび第4のコイル、167はロの字型の閉磁路を形
成するUの字型の磁心、165は上記各コイル161,
162,163,164間を絶縁するためのつば部16
5aと、つば部165aの外周に設けた外筒部165b
と、この外筒部165bの一部にコイル間を絶縁する垂
直方向の絶縁壁165cからなる絶縁物、166は上記
各コイル161,162,163,164と上記磁心1
67間を絶縁する絶縁板166aとコイルを挿入する円
筒部166bからなるコイルボビンである。上記各コイ
ル161,162,163,164は絶縁物165をは
さみ位置決めされコイルボビン166を挿入嵌合され、
第1のコイル161と第3のコイル163、第2のコイ
ル162と第4のコイル164を接続した後、上記磁心
167がコイルボビン166に挿入される。
【0059】従って第14の参考形態と同様の効果が得
られる。
【0060】次に本発明の第17の参考形態について図
37、図38を用いて説明する。図37は分解斜視図、
図38は完成品の斜視図である。同図によると171,
172,173,174はそれぞれ平角線をエッジワイ
ズに巻回した第1のコイル、第2のコイル、第3のコイ
ルおよび第4のコイル、147はロの字型の閉磁路を形
成するUの字型の磁心、148は上記磁心147の磁
脚、149は上記磁心147の2つの磁脚148の接続
部、175は上記各コイル171,172,173,1
74間および上記第1のコイル171、第4のコイル1
74と上記磁心147の磁脚148間を絶縁する2本の
円筒部175aと、端部につば部175bを有し、この
つば部の外周に円筒状の外筒部175cを設け、外筒部
175cの一部に隣接並設されるコイル間を絶縁する絶
縁壁175dからなるコイルボビン、178は第2のコ
イル172、第3のコイル173と上記磁心147の磁
脚148および接続部149間を絶縁する絶縁板178
aと円筒部178bからなるコイルボビン、176は上
記第1のコイル171、第4のコイル174と上記磁心
147の磁脚148の接続部149間を絶縁する磁脚1
48を通す穴176aを2個設けた絶縁板である。上記
第1のコイル171と第4のコイル174はコイルボビ
ン175に挿入され、上記第2のコイル172と第3の
コイル173はコイルボビン178に挿入される。コイ
ルボビン175とコイルボビン178および絶縁板17
6は嵌合され、第1のコイル171と第3のコイル17
3、第2のコイル172と第4のコイル174を各々接
続した後、上記磁心147が嵌合された上記コイルボビ
ン175,178および絶縁板176に挿入される。
【0061】従って第14の参考形態と同様の効果が得
られる。
【0062】次に本発明の第18の参考形態について図
39、図40を用いて説明する。図39は分解斜視図、
図40は完成品の斜視図である。同図によると181,
182,183,184はそれぞれ平角線をエッジワイ
ズに巻回した第1のコイル、第2のコイル、第3のコイ
ルおよび第4のコイル、147はロの字型の閉磁路を形
成するUの字型の磁心、148は上記磁心147の磁
脚、149は上記磁心147の2つの磁脚148の接続
部、185は上記各コイル181,182,183,1
84間および上記第1のコイル181、第4のコイル1
84と上記一方の磁心147の磁脚148間を絶縁する
2本の円筒部185aと、その端部に設けたつば部18
5bと、このつば部185bの外周に円筒状に設けられ
た外筒部185cと、この外筒部185cの一部に垂直
方向に設けた並設されるコイル間を絶縁する絶縁壁18
5dからなるコイルボビン、188は第2のコイル18
2、第3のコイル183と上記他方の磁心147の磁脚
148および接続部149間を絶縁する絶縁板188a
と2本の円筒部188bからなるコイルボビン、186
は上記第1のコイル181、第4のコイル184と上記
一方の磁心147の磁脚148の接続部149間を絶縁
する一端部に上方に立上がり磁心147およびコイルボ
ビン185の円筒部185aをはめこむ切込み186a
を有する側板186bからなる端子板である。上記第1
のコイル181と第4のコイル184はコイルボビン1
85に挿入され、上記第2のコイル182と第3のコイ
ル183はコイルボビン188に挿入される。コイルボ
ビン185とコイルボビン188は嵌合され、第1のコ
イル181と第3のコイル183、第2のコイル182
と第4のコイル184を各々接続した後、上記各コイル
181,182,183,184の引出し部は端子板1
86の孔に挿入され、コイルボビン185,188と端
子板186は嵌合され、上記磁心147はコイルボビン
185,188に挿入される。
【0063】従って第15の参考形態と同様の効果が得
られる。
【0064】(実施の形態) 本発明の第の実施の形態について図41、図42を用
いて説明する。図41は分解斜視図、図42は完成品の
斜視図である。同図によると191,192,193,
194はそれぞれ平角線をエッジワイズに巻回した第1
のコイル、第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコ
イル、147はロの字型の閉磁路を形成するUの字型の
磁心、195は上記各コイル191,192,193,
194間を絶縁するためのつば部195aと、つば部1
95aの外周に設けた円筒状の外筒部195bと、この
外筒部195bの一部に垂直方向に設けた並設されたコ
イル間を絶縁する絶縁壁195cからなる絶縁物、19
6は上記各コイル191,193と上記磁心147間お
よび上記各コイル192,194と上記磁心147間を
絶縁する絶縁板196aと2本の円筒部196bからな
るコイルボビンである。ここで第1のコイル191と第
3のコイル193、第2のコイル192と第4のコイル
194はそれぞれの引き出し部分で連なって連続して巻
回されている。上記各コイルは上記絶縁物195をはさ
み、上記コイルボビン196が挿入され磁心147を上
記コイルボビン196に組込んだものである。
【0065】従って第14の参考形態と同様の効果に加
え、二つのコイルを連続して巻回しているため溶接等に
よる接続が無く接続部分での接触抵抗による直流抵抗の
増加をなくし通電時の温度上昇を低減することができコ
モンモードチョークコイルの小形化を図ることができ
る。また、接続する工程が不要になるためコストダウ
ン、工数の低減、品質の安定化ができ、さらに二つのコ
イルが一つの部品として形成されているため組立が容易
になる。また平角銅線が被膜付の場合、接続部分でも活
電部が露出しないため安全性を向上することができる。
【0066】(実施の形態) 本発明の第の実施の形態について図43、図44を用
いて説明する。図43は分解斜視図、図44は完成品の
斜視図である。同図によると201,202,203,
204はそれぞれ平角線をエッジワイズに巻回した第1
のコイル、第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコ
イル、147はロの字型の閉磁路を形成するUの字型の
磁心、148は上記磁心147の磁脚、149は上記磁
心147の磁脚148の接続部、205は上記各コイル
201,202,203,204間の絶縁と上記第1の
コイル201、第4のコイル204と上記一方の磁心1
47の磁脚148間を絶縁する2本の円筒部205a
と、この円筒部205aの一端に設けたつば部205b
と、このつば部205bの外周に円筒状に形成された外
筒部205cと、この外筒部205cの一部に垂直方向
に設けた並設されたコイル間を絶縁する絶縁壁205d
からなるコイルボビン、206は上記第1のコイル20
1、第4のコイル204と上記一方の磁心147の接続
部149間を絶縁する磁心147を通す穴を設けた絶縁
板、208は上記第2のコイル202、第3のコイル2
03と上記他方の磁心147間を絶縁する絶縁板208
aと2本の円筒部208bからなるコイルボビンであ
る。ここで第1のコイル201と第3のコイル203、
第2のコイル202と第4のコイル204はそれぞれの
引出し部分で連なって連続して巻回されている。上記各
コイルは上記コイルボビン205をはさみ、上記絶縁板
206、上記コイルボビン208が挿入嵌合され、磁心
147を上記コイルボビン205,208および絶縁板
206に組込んだものである。
【0067】従って第14の参考形態と同様の効果が得
られる。
【0068】(実施の形態) 本発明の第の実施の形態について図45、図46を用
いて説明する。図45は分解斜視図、図46は完成品の
斜視図である。同図によると211,212,213,
214はそれぞれ平角線をエッジワイズに巻回した第1
のコイル、第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコ
イル、147はロの字型の閉磁路を形成するUの字型の
磁心、148は上記磁心147の磁脚、149は上記磁
心147の磁脚148の接続部、215は上記各コイル
211,212,213,214間の絶縁と上記第1の
コイル211、第4のコイル214と上記一方の磁心1
47の磁脚148間を絶縁する2本の円筒部215a
と、この円筒部215aの一端に設けたつば部215b
と、このつば部215bの外周に設けた外筒部215c
と、この外筒部215cの一部に垂直方向に設けた並設
されるコイル間を絶縁する絶縁壁215dからなるコイ
ルボビン、216は上記第1のコイル211、第4のコ
イル214と上記磁心147の磁脚148の接続部14
9間を絶縁し上記各コイル211,212,213,2
14の引出し部分を貫通し位置固定する孔を有する一端
に2つの切込み216aを設けた側板216bを設けた
端子板、218は上記第2のコイル212、第3のコイ
ル213と上記他方の磁心147間を絶縁する絶縁板2
18aと2本の円筒部218bからなるコイルボビンで
ある。ここで第1のコイル211と第3のコイル21
3、第2のコイル212と第4のコイル214はそれぞ
れの引出し部分で連なって連続して巻回されている。上
記第1のコイル211、第4のコイル214は上記コイ
ルボビン215に挿入し上記コイル211,214を各
々回転させ第2のコイル212と第3のコイル213を
コイルボビン215に位置決めした上でコイルボビン2
18を挿入し、各コイル211,212,213,21
4の引出し部分を端子板216の孔に通しコイルボビン
凹部215,218と端子板216を嵌合し、磁心14
7を上記コイルボビン215,218および端子板21
6に組込んだものである。
【0069】従って第14の参考形態と同様の効果に加
え、各コイルの引き出し部分が端子板216の孔によっ
て固定されているのでピンピッチおよび位置が正確に決
められる。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明のコモンモードチョ
ークコイルは、平角線をエッジワイズに巻回した第1の
コイル、第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコイ
ルと、ロの字型の閉磁路を形成する磁心とからなり、上
記磁心の一方の磁脚に上記第1と第2のコイル、対向す
る他方の磁脚に第3のコイルと第4のコイルがそれぞれ
連なるように配され、上記第1のコイルと第3のコイ
ル、第2のコイルと第4のコイルがそれぞれ直列に接続
され、ライン電流によって上記第1のコイルと第2のコ
イル、第2のコイルと第3のコイル、第3のコイルと第
4のコイルおよび第4のコイルと第1のコイルに発生す
る磁束はそれぞれ相殺するとともに上記第1のコイルと
第3のコイルおよび第2のコイルと第4のコイルに発生
する磁束はそれぞれ付勢し、さらに同一方向に流れる電
流によって上記第1のコイル、第2のコイル、第3のコ
イル、第4のコイルに発生する磁束はそれぞれ付勢され
るように巻回されるとともに第1のコイルと第3のコイ
ル、第2のコイルと第4のコイルが互いに交差するよう
に上記磁脚に配置され、さらに平角線がエッジワイズに
巻回されるため対向する第1のコイルと第2のコイルお
よび第3のコイルと第4のコイルの中心間距離を近くで
き上記各コイル間の磁気結合の大幅な向上が図れる。
【0071】また、磁気結合が高く漏洩磁束が小さいた
め磁心の断面積が小さくてもノーマルモードの磁気飽和
が生じにくく大きなライン電流を流すことが可能とな
る。
【0072】さらに、比較的飽和磁束密度の低い高透磁
率磁心を使用することが可能となりインダクタンスを確
保しながら磁心を細くすることができる。
【0073】また、磁心の周囲に巻回されるコイルの線
長が短くなり平角線の断面積を小さくしても通電時の温
度上昇を低減できることにより体積比約50%の小形化
が図れる。
【0074】さらに、コイルの巻始めと巻終りが遠ざか
るように巻回されるため、巻始め−巻終り間の浮遊容量
が低減され高周波領域におけるインピーダンス特性が向
上する。
【0075】特に、二つのコイルを連続して巻回してい
るため溶接等による接続が無く接続部分での接触抵抗に
よる直流抵抗の増加をなくし通電時の温度上昇を低減す
ることができコモンモードチョークコイルの小形化を図
ることができる。また、接続する工程が不要になるため
コストダウン、工数の低減、品質の安定化ができ、さら
に二つのコイルが一つの部品として形成されているため
組立が容易になる。また平角銅線が被膜付の場合、接続
部分でも活電部が露出しないため安全性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考形態による分解斜視図
【図2】同参考形態による完成品の斜視図
【図3】同参考形態の結線図
【図4】同参考形態の結線図
【図5】同他の参考形態の分解斜視図
【図6】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図7】同他の参考形態の結線図
【図8】同他の参考形態の結線図
【図9】同他の参考形態の分解斜視図
【図10】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図11】同他の参考形態の分解斜視図
【図12】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図13】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図14】同他の参考形態の分解斜視図
【図15】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図16】同他の参考形態の分解斜視図
【図17】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図18】同他の参考形態のプリント基板のパターンを
示す平面図
【図19】同他の参考形態の分解斜視図
【図20】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図21】同他の参考形態の分解斜視図
【図22】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図23】同他の参考形態と従来品を比較したDC重畳
特性図
【図24】同他の参考形態と従来品を比較したインピー
ダンス特性の周波数特性図
【図25】同他の参考形態の分解斜視図
【図26】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図27】同他の参考形態の分解斜視図
【図28】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図29】同他の参考形態の完成品の上面図
【図30】同他の参考形態の完成品の上面図
【図31】同他の参考形態の分解斜視図
【図32】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図33】同他の参考形態の分解斜視図
【図34】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図35】同他の参考形態の分解斜視図
【図36】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図37】同他の参考形態の分解斜視図
【図38】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図39】同他の参考形態の分解斜視図
【図40】同他の参考形態の完成品の斜視図
【図41】本発明の実施の形態の分解斜視図
【図42】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図43】同他の実施の形態の分解斜視図
【図44】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図45】同他の実施の形態の分解斜視図
【図46】同他の実施の形態の完成品の斜視図
【図47】従来のコモンモードチョークコイルの分解斜
視図
【図48】同コモンモードチョークコイルの完成品の斜
視図
【図49】同コモンモードチョークコイルの結線図
【図50】同コモンモードチョークコイルの結線図
【符号の説明】
11,21,31,41,51,61,71,81,9
1,101,111,121,131,141,15
1,161,171,181,191,201,211
第1のコイル 12,22,32,42,52,62,72,82,9
2,102,112,122,132,142,15
2,162,172,182,192,202,212
第2のコイル 13,23,33,43,53,63,73,83,9
3,103,113,123,133,143,15
3,163,173,183,193,203,213
第3のコイル 14,24,34,44,54,64,74,84,9
4,104,114,124,134,144,15
4,164,174,184,194,204,214
第4のコイル 17,37,47,48,57,67,77,87,9
7,107,117,127,147 磁心 18,19 磁脚 20a ライン電流 20b 同一方向の電流 58 ハンダ 68 バスバー 78 プリント基板 145,155,166,175,178,185,1
88,196,205,208,215,218 コイ
ルボビン 146,176,206 絶縁板 156,186,216 端子板 165,195 絶縁物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−295834(JP,A) 特開 平9−213545(JP,A) 特開 平10−172852(JP,A) 特開 平9−35949(JP,A) 特開 平8−316054(JP,A) 実開 平7−7123(JP,U) 実開 平5−36823(JP,U) 実開 昭53−121408(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 37/00 H01F 27/28 H01F 30/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平角線をエッジワイズに巻回した第1の
    コイル、第2のコイル、第3のコイルおよび第4のコイ
    ルと、ロの字型の閉磁路を形成する磁心とから構成さ
    れ、上記磁心の一方の磁脚に上記第1と第2のコイル
    を、対向する他方の磁脚に第3と第4のコイルを配置
    し、上記第1と第3のコイルおよび第2と第4のコイル
    が直列に接続され、ライン電流によって第1と第2のコ
    イル、第2と第3のコイル、第3と第4のコイルおよび
    第4と第1のコイルに発生する磁束は相殺され、第1と
    第3のコイルおよび第2と第4のコイルに発生する磁束
    は互いに付勢され、さらに同一方向に流れる電流によっ
    て第1、第2、第3、第4のコイルに発生する磁束はそ
    れぞれ付勢されるように各コイルの巻方向を変えたコモ
    ンモードチョークコイルにおいて、第1と第3のコイル
    および第2と第4のコイルを互いに引出し部分で連続さ
    せた平角導線により構成し、第1と第3のコイルの連続
    部と、第2と第4のコイルの連続部とを互いに折り曲げ
    て交差させ、第1と第4のコイル、第2と第3のコイル
    が並設されるように配置しており、第1、第2、第3、
    第4のコイルを互いに絶縁するとともに、第1、第2、
    第3、第4のコイルと磁心の磁脚とを絶縁するコイルボ
    ビンを設け、このコイルボビンには、磁心の磁脚を挿入
    した円筒部と、この円筒部の外周に有し、第1と第2の
    コイルおよび第3と第4のコイルを絶縁するつば部と、
    このつば部の外周に有し、つば部から第1のコイル側に
    向かって、第1のコイルの外周の一部を被覆するととも
    に、第4のコイル側も被覆するように設け、かつ、つば
    部から第3のコイル側に向かって、第3のコイルの外周
    の一部を被覆するとともに、第2のコイル側も被覆する
    ように設けた円筒状の外筒部と、この外筒部の一部から
    垂直方向に向かって延設し、第1と第4のコイルおよび
    第2と第3のコイルを絶縁した絶縁壁とを形成したコモ
    ンモードチョークコイル。
  2. 【請求項2】 ロの字型の閉磁路を形成する磁心とし
    て、突合せ部のない一体物で構成した請求項1に記載の
    コモンモードチョークコイル。
  3. 【請求項3】 ロの字型の閉磁路の磁心として、Uの字
    型の磁心を突合せて構成した請求項1に記載のコモンモ
    ードチョークコイル。
  4. 【請求項4】 ロの字型の閉磁路の磁心として、Uの字
    型の磁心とIの字型の磁心を突合せて構成した請求項1
    に記載のコモンモードチョークコイル。
  5. 【請求項5】 第1と第3のコイルの連続部および第2
    と第4のコイルの連続部に折り返すように曲げた折曲部
    を設けた請求項1に記載のコモンモードチョークコイ
    ル。
  6. 【請求項6】 第1と第3のコイルの連続部および第2
    と第4のコイルの連続部に2段階に折り返した折曲部を
    設けた請求項1に記載のコモンモードチョークコイル。
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