JP3481184B2 - Lng船の推進装置用ボイラの制御方法 - Google Patents

Lng船の推進装置用ボイラの制御方法

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JP3481184B2
JP3481184B2 JP2000135902A JP2000135902A JP3481184B2 JP 3481184 B2 JP3481184 B2 JP 3481184B2 JP 2000135902 A JP2000135902 A JP 2000135902A JP 2000135902 A JP2000135902 A JP 2000135902A JP 3481184 B2 JP3481184 B2 JP 3481184B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】この発明は、液化天然ガス
運搬船(以下「LNG船」という。)に使用される推進
装置用ボイラの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】(1)
LNG船は、液化天然ガスをタンクに収容して運搬す
るためのものであるが、航行中には一般にボイルオフガ
ス(自然気化した液化天然ガス)が発生する。このボイ
ルオフガスを放置しておくことはタンク内の圧力上昇等
の様々な不都合が生じるため、発生したボイルオフガス
をうまく処理する必要がある。この場合、発生したボイ
ルオフガスは、船外に棄てることも考えられるが、これ
では不経済であるため、ボイルオフガスを推進装置の燃
料として利用するのがLNG船として経済的且つ合理的
である。
【0003】図5は、従来のLNG船の構造と制御系統
を模式的に示している。同図を参照して説明すると、L
NG船は、貨物部1と機関部2とに構造的に大別されて
いる。貨物部1には液化天然ガスの収容タンク3が設け
られており、この収容タンク3から発生するボイルオフ
ガスを燃料として供給するためのガス供給装置4が設備
されている。機関部2には推進装置としての蒸気タービ
ン5と蒸気を発生させるためのボイラ6とが備えられて
おり、ガス供給装置4によってボイルオフガスを燃料ガ
スとしてボイラ6に供給するようになっている。なお、
図中参照符号15は、燃料ガスの供給量が不足した場合
に、燃料としての重油を供給するための重油制御弁であ
る。すなわち、このLNG船は、重油とボイルオフガス
の両方を燃料として使用するものである。
【0004】ここで、LNG船はいわゆるプラントもの
であり、その性質上、LNG船の制御系は、貨物部側制
御系7と機関部側制御系8との独立した2つの制御系に
大別されており、中央制御室9によってこれらの制御系
を統合的に管理している。そして、貨物部側制御系7で
は収容タンク3内の圧力や温度等といった物理量を独立
して制御管理し、機関部側制御系8ではボイラ6の燃焼
状態、ドラムの水位、蒸気温度等といった物理量を独立
して制御管理している。したがって、このようなLNG
船では、貨物部側制御系7において発生したボイルオフ
ガスを別の独立した制御系である機関部側制御系8にお
いて適切に燃料ガスとして使用しなければならないとい
う要請がある。
【0005】ガス供給装置4は、発生したボイルオフガ
スの圧力を高めるコンプレッサ10と、これにより昇圧
されたボイルオフガスを加熱するヒータ11と、必要に
応じて収容タンク3内の液化天然ガスを適宜強制的に気
化する強制気化器12とを備えている。そして、このガ
ス供給装置4を適切に制御することにより、所定温度・
圧力・流量の燃料ガス(ボイルオフガス)がボイラ6に
供給されるようになっている。燃料ガスの供給量(流
量)は、コンプレッサ10の運転状況によって概ね調整
することができる。すなわち、通常コンプレッサ10は
回転羽根式のものが採用され、この羽根の回転数の増減
とインレットガイドベーンの開閉によって、供給される
燃料ガスの流量が決定される。なお、コンプレッサ10
には、サージング防止用バイパス弁および緊急停止装置
が備えられている。
【0006】(2) ところで、船の航行中にはその航行
状況に応じて推進装置の出力(負荷)を適宜調整する必
要があり、たとえば外洋から港内へ進入する場合には出
力を低下させなければならない。出力を低下させるに
は、一般に次のような制御が行われる。
【0007】すなわち、出力を低下させるには、蒸気タ
ービン5への蒸気の供給量を低下させる必要があるが、
このために蒸気制御弁13が絞られる。この蒸気制御弁
13の開閉は図示しないセンサによって管理されてい
る。そして、蒸気制御弁13が絞られると、これをセン
サが感知し、このセンサの検出信号に応じて燃料ガスの
供給が低減される。この燃料ガスの低減は、上記コンプ
レッサ10に接続された燃料ガス制御弁14を絞ること
により行われる。
【0008】一方、かかるコンプレッサ10の制御と同
時に、ボイラ6のバーナの制御が行われる。ここで、コ
ンプレッサ10の制御は貨物部側制御系7の管轄であ
り、バーナの制御は、機関部側制御系8の管轄であっ
て、両者は独立して行われる。そして、バーナの制御と
は、使用するバーナの本数を制御することであり、燃料
ガスの流量が多い場合はバーナ本数を増やし、少ない場
合はバーナ本数を減らすように制御される。つまり、上
記蒸気制御弁13が絞られると、コンプレッサ10の制
御とは別個独立にバーナの使用本数が減少される。
【0009】このように、出力を低下させようとした場
合には、ボイラ6のバーナの使用本数が減少され、且つ
燃料ガス制御弁14が絞られる。そして、バーナの使用
本数が急激に減少すると、コンプレッサ10内の圧力が
上昇してサージングが発生してしまうおそれがある。こ
れを防止するために従来では、バーナ使用本数が減少し
た場合には、コンプレッサ10のインレットガイドベー
ンを閉じ、コンプレッサ回転数を減少させるという制御
を行っているが、状況によってはやはりコンプレッサ1
0がサージング危険域に入ってしまうことがある。この
ため、かかる状況においては、コンプレッサ10のサー
ジング防止用バイパス弁が開いてサージングを避けるよ
うに設計されているが、これではボイルオフガスの有効
利用を達成することができない。
【0010】また、船の航行状況によっては負荷が増減
されることがあるが、この場合にはサージング防止用バ
イパス弁の開閉が繰り返されることになり、ボイラ6へ
の燃料ガスの供給量が過渡的に不安定となる。その結
果、ボイラ6のハンチング、引いては制御系全体のハン
チングが発生するおそれがある。このようなハンチング
を避けるためにコンプレッサ10の緊急停止装置を作動
させるように設計されてはいるが、かかる手段は非常用
のものであり、通常の航行中に頻繁に作動するものであ
ってはLNG船そのものが非実用的なものとなってしま
う。
【0011】(3) つまり、独立した制御系を有する貨
物部1および機関部2を備えたプラントとしてのLNG
船において問題となるのは、船にとって必要な出力(負
荷)の調整をコンプレッサ10がサージングを起こさな
い範囲で適切に行うことである。
【0012】そこで、本発明の目的は、LNG船の航行
中において出力が変化した場合、すなわち推進装置用ボ
イラの負荷が変化した場合であっても、コンプレッサの
サージングを確実に抑えることができる推進装置用ボイ
ラの制御方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】出願人は、まず、コンプ
レッサのサージングを回避するためにコンプレッサの回
転数およびインレットガイドベーンの開閉に種々の制御
を施し、且つ燃料ガス制御弁および蒸気制御弁の高精度
な微調整を行うという制御を試みた。しかしながら、か
かる制御を如何に複雑かつ高精度なものにしても、コン
プレッサからの燃料ガス送給量とバーナからの燃料ガス
放出量との関係でコンプレッサ内圧力が上昇した場合に
はコンプレッサのサージングを回避することができない
領域が存在することを知得した。
【0014】一方、出願人は、コンプレッサのサージン
グを回避するためには、結局のところ、バーナの使用本
数を一定以上に保つことにより、コンプレッサ内の圧力
の上昇を抑えてサージングを回避できることを知得し
た。
【0015】そこで、上記目的を達成するため、本願に
係るLNG船のボイラの制御方法は、プロペラを駆動す
るための蒸気タービンと、蒸気タービンに作動ガスを供
給する複数のバーナを備えたボイラと、ボイルオフガス
を燃料ガスとして上記バーナに供給するコンプレッサを
備えたガス供給装置とを含むLNG船のボイラの制御方
法であって、コンプレッサからバーナに供給する燃料ガ
スを減少させる際に、上記蒸気タービンの軸出力が一定
の閾値以上となる場合は、上記バーナの使用本数を一定
に保つことを特徴とするものである。
【0016】この構成によれば、ボイラ負荷を低減させ
たい場合には作動ガス制御弁を絞ると共に燃料ガス制御
弁を絞る。このとき、蒸気タービンの軸出力を監視して
おき、軸出力が一定の閾値以上である場合は、ボイラの
バーナの使用本数が減少されない。これにより、バーナ
とコンプレッサとの間に燃料ガスによる大きな背圧が発
生しない。
【0017】また、上記一定の閾値を判断するために、
蒸気タービンの軸出力を検出する。そして、蒸気タービ
ンの軸出力は、ボイラの負荷変化に対して大きな時間遅
れを生じることなくその変化が現れるものである。した
がって、蒸気タービンの軸出力を検出するという手段を
採用することによって、上記一定の閾値に基づくボイラ
の制御を高精度に行うことが可能になるという利点があ
る。
【0018】特に、上記閾値として、蒸気タービンの軸
出力を、蒸気タービンの最大軸出力の40パーセントに
設定することにより、バーナとコンプレッサとの間に燃
料ガスによる大きな背圧が発生するのを確実に抑えるこ
とができる。なお、軸出力の検知は、既知の機関出力計
等を用いることができる。
【0019】さらに、上記軸出力を蒸気タービンの回転
軸の回転数を検出することにより検知するようにすれ
ば、上記軸出力の検出および上記閾値の把握がきわめて
容易となる。しかも、この閾値として、蒸気タービンの
最大回転数の70パーセントに設定することにより、バ
ーナとコンプレッサとの間に燃料ガスによる大きな背圧
が発生するのを確実に抑えることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。(1) LNG船の全体構成と制御系の概略並びに本実施
形態のポイント 図1は、本発明の一実施形態に係るLNG船の構造およ
び推進装置用ボイラ(以下、単に「ボイラ」という。)
の制御方法を示す模式図である。
【0021】同図を参照して、このLNG船20は、従
来のLNG船(図5参照)と同様の構成である。すなわ
ち、LNG船20は、推進装置としてボイラ6および蒸
気タービン(以下、単に「タービン」という。)5を備
えており、ボイラ6の燃料として重油およびボイルオフ
ガスを使用するものである。重油も燃料として使用する
のは、船の航行中に発生するボイルオフガスの量は一定
でなく、発生量が少ない場合は重油を使用してボイラ6
を稼働させるためである。このため、ボイラ6の燃焼モ
ードは、重油のみを使用する重油燃焼モードと、ボイル
オフガスのみを使用するガス燃焼モードと、両者を同時
に使用する混合燃焼モードとの3つの運転モードに分け
られる。
【0022】また、LNG船20の制御系についても従
来のLNG船と同様であり、貨物部制御系7と機関部制
御系8に大別されている。したがって、図1において図
5に示した構成と同様の構成については、同様の参照符
号を付してその説明は省略する。
【0023】本実施形態の特徴とするところは、LNG
船20のボイラ6の制御方法にあり、具体的には、LN
G船20の出力を低下させるために燃料ガス(ボイルオ
フガス)の供給量を低下させた場合に、タービン5の軸
出力が一定の閾値以上であれば、ボイラ6のバーナの使
用本数の減少を禁止するようになっている点である。し
たがって、本実施形態に係る制御方法は、ボイラ6の運
転モードが上記ガス燃焼モードまたは混合燃焼モードに
あるときに適用されるものである。以下、詳しく説明す
る。(2) LNG船の制御系 LNG船20の貨物部側制御系7は、収容タンク3内の
LNGの液温、圧力を監視する液温・圧力コントローラ
21と、収容タンク3内の圧力を監視するタンク圧力監
視センサ22と、強制気化器12によるガス化を制御す
る液・ガス化コントローラ23と、コンプレッサ10の
運転制御およびこれにより送給される燃料ガスの温度を
監視・制御するガス・温度コントローラ24と、ボイル
オフガスの流量を検出し、制御弁16,17を総合的に
調整する弁制御部25とを有している。
【0024】一方、機関部側制御系8は、タービン5へ
の蒸気の供給を制御するタービンコントローラ26と、
ボイラ6への燃料ガスの供給を制御すると共に使用する
バーナの本数を制御するボイラコントローラ27と、コ
ンプレッサ10から放出される燃料ガスの流量を監視す
るガス量監視センサ28とを有している。
【0025】タービンコントローラ26は、タービン5
の出力軸の回転数を検出する回転数センサ30を備えて
おり、常時タービン5の出力軸の回転数を監視してい
る。そして、タービン5の出力が低下した場合であって
も、出力軸の回転数が最大回転数(タービン5の最大出
力時)に対して70パーセント(上記一定の閾値)以上
の領域に属するならば、所定の制御信号29を出力し、
これがボイラコントローラ27に入力されるようになっ
ている。さらに、ボイラコントローラ27は、制御信号
29および後述するボイラ負荷信号31に基づいて、後
述の制御を行うようになっている。
【0026】ボイラコントローラ27は、燃料ガス制御
弁14および重油制御弁15の開閉を図示しないセンサ
を用いて監視している。このセンサは、燃料ガス制御弁
14のみが開かれるとガス燃料モード信号を出力し、重
油制御弁15のみが開かれると重油燃焼モード信号を出
力し、ガス制御弁14および重油制御弁15が開かれる
と混合燃焼モード信号を出力するようになっている。そ
して、これら各信号は、ボイラコントローラ27によっ
て受信されるようになっている。
【0027】また、ボイラコントローラ27は、ボイラ
6の負荷を調整するためのボイラ負荷信号を受信する。
このボイラ負荷信号は、ボイラ6の負荷を設定するため
の信号であって、中央制御室9からオペレータ等により
出力されるようになっている。そして、このボイラ負荷
信号に基づいて、上記各運転モードに対応して燃料ガス
制御弁14または重油制御弁15の開閉が行われ、且つ
ボイラ6のバーナの使用本数の調整が行われる。
【0028】すなわち、ボイラ6の負荷が小さく設定さ
れた場合は、燃料ガス制御弁14または重油制御弁15
を絞るための信号が出力され、且つバーナの使用本数を
減少させるための信号が出力されるようになっている。
一方、ボイラ6の負荷が大きく設定された場合は、燃料
ガス制御弁14または重油制御弁15を開くための信号
が出力され、且つバーナの使用本数を増大させるための
信号が出力されるようになっている。なお、ボイラ6
は、バーナの使用本数を切り換えるためのバーナ本数切
換回路35(図2参照)を有しており、この回路によっ
てバーナの使用本数が切り換えられるようになってい
る。(3) ボイラの制御 図2は、ボイラコントローラ27の制御内容を示すブロ
ック線図である。以下、LNG船20の各運転モードご
とに、ボイラ6の制御内容について具体的に説明する。
【0029】(a) 重油燃焼モード 図2を参照して、LNG船20が重油燃焼モードで航行
している場合について説明する。
【0030】この場合は、重油燃焼モード信号36が出
力されている。そして、LNG船20が最大出力で航行
中に中央制御室9からLNG船20の出力を低下する命
令が出されたとする。すると、ボイラコントローラ27
には、当該出力に対応するボイラ負荷信号31が入力さ
れる。このボイラ負荷信号31に基づいて重油制御弁1
5(図1参照)が絞られ、供給される重油が減少され
る。また、これと同時に、ボイラ6のバーナの使用本数
を減少させる信号32が出力される。
【0031】また、ボイラ負荷信号31に基づいて燃料
ガスの供給が減少されると、ボイラ6の負荷が低下し、
これにより直ちに(大きな時間遅れを生じることなく)
タービン5の出力が低下(すなわち、タービン5の出力
軸の回転数が低下)する。タービン5の回転数が低下す
ると、回転数センサ30(図1参照)がこれを検出し、
その回転数がタービン5の最大回転数(最大出力時)の
70パーセント以上であれば、上記所定の信号(以下、
「高負荷域信号」という。)29が出力される。
【0032】この場合の信号の流れについて説明する。
出力を低下させるためのボイラ負荷信号31が出力され
ると、これに基づいてバーナ本数切換回路35にバーナ
の使用本数を減少させるための信号32が出力される
(ステップS1)。
【0033】また、このとき、高負荷域信号29が出力
されているが、NOT回路38により当該信号が反転さ
れる(ステップS2)。すなわち、高負荷域信号29が
出力されているときは、信号「1」がNOT回路38に
入力され、信号「0」が出力される。その後、当該信号
「0」はAND回路39に入力されるが、ガス燃焼モー
ド信号または混合燃焼モード信号が出力されていないの
で、AND回路39は、信号「0」を出力する(ステッ
プS3)。さらに、当該信号「0」はOR回路40に入
力されるが、このOR回路40には重油燃焼モード信号
36が入力されているから、OR回路40は信号「1」
を出力する(ステップS4)。そして、当該信号「1」
は、AND回路41に入力されるが、このAND回路4
1には上記信号32が入力されており、その結果、AN
D回路41は信号「1」を出力する(ステップS5)。
すなわち、ボイラ6のバーナの使用本数を減少させる信
号32がバーナ本数切換回路35に入力され、これによ
り、バーナ使用本数が減少される。
【0034】一方、LNG船20の出力を低下する命令
が出された場合であって、タービン5の回転数が最大回
転数(最大出力時)の70パーセント以下、すなわち上
記閾値以下の領域に属することになる場合は、上記高負
荷域信号29が出力されない。しかし、かかる場合であ
っても、OR回路40では信号「1」が出力されるから
(ステップ4)、AND回路41では信号「1」が出力
される(ステップ5)。すなわち、ボイラ6のバーナの
使用本数を減少させる信号32がバーナ本数切換回路3
5に入力され、これにより、バーナ使用本数が減少され
る。
【0035】このように、運転モードが重油燃焼モード
であるときは、ボイラ6の負荷がどのように変化して
も、バーナ使用本数の減少が規制されることはない。な
ぜなら、重油を燃料として使用する場合は、ボイルオフ
ガス供給用のコンプレッサ10のサージングを考慮する
必要がないからである。
【0036】(b) ガス燃焼モードおよび混合燃焼モー
ド 次に、LNG船20がガス燃焼モードまたは混合燃焼モ
ードで航行している場合について説明する。
【0037】この場合は、ガス燃焼モード信号または混
合燃焼モード信号(以下、「ガス燃焼モード信号等」と
いう。)37が出力されている。そして、LNG船20
が最大出力で航行中に中央制御室9からLNG船20の
出力を低下する命令が出されたとすると、ボイラコント
ローラ27には、当該出力に対応するボイラ負荷信号3
1が入力される。このボイラ負荷信号31に基づいて燃
料ガス制御弁14(図1参照)が絞られ、供給される燃
料ガスが減少される。また、これと同時に、ボイラ6の
バーナの使用本数を減少させる信号32が出力される。
【0038】また、ボイラ負荷信号31に基づいて燃料
ガスの供給が減少されると、ボイラ6の負荷が低下し、
これにより直ちに(大きな時間遅れを生じることなく)
タービン5の出力が低下(すなわち、タービン5の出力
軸の回転数が低下)する。タービン5の回転数が低下す
ると、回転数センサ30(図1参照)がこれを検出し、
その回転数がタービン5の最大回転数(最大出力時)の
70パーセント以上であれば、上記高負荷域信号29が
出力される。
【0039】この場合の信号の流れについて説明する。
出力を低下させるためのボイラ負荷信号31が出力され
ると、これに基づいて、バーナ本数切換回路35にバー
ナの使用本数を減少させるための信号32が出力される
(ステップS1)。
【0040】また、このとき、高負荷域信号29が出力
されているが、NOT回路38により当該信号が反転さ
れる(ステップS2)。すなわち、高負荷域信号29が
出力されているときは、信号「1」がNOT回路38に
入力され、信号「0」が出力される。その後、当該信号
「0」はAND回路39に入力されるが、このAND回
路39には、ガス燃焼モード信号等37が入力されるの
で、AND回路39は、信号「0」を出力する(ステッ
プS3)。さらに、当該信号「0」はOR回路40に入
力されるが、このとき重油燃焼モード信号36が出力さ
れていないので、このOR回路41から信号「0」が出
力される(ステップS4)。そして、当該信号「0」
は、AND回路41に入力されるが、このAND回路4
1は信号「0」を出力することになる(ステップS
5)。すなわち、ボイラ6のバーナの使用本数を減少さ
せる信号32が遮断され、バーナ本数切換回路35に入
力されない。つまり、バーナ使用本数の減少が規制され
る。
【0041】一方、LNG船20の出力を低下する命令
が出された場合であって、タービン5の回転数が最大回
転数(最大出力時)の70パーセント以下、すなわち上
記閾値以下の領域に属することになる場合は、上記高負
荷域信号29が出力されない。すなわち、信号「0」が
NOT回路38に入力され、信号「1」が出力される。
その後、当該信号「1」はAND回路39に入力される
が、このAND回路39には、ガス燃焼モード信号等3
7が入力されるので、AND回路39は、信号「1」を
出力する(ステップS3)。さらに、当該信号「1」は
OR回路40に入力されるが、このOR回路41からは
信号「1」が出力される(ステップS4)。そして、当
該信号「1」は、AND回路41に入力されるが、この
AND回路41には上記信号32が入力されているの
で、このAND回路41は信号「1」を出力することに
なる(ステップS5)。すなわち、ボイラ6のバーナの
使用本数を減少させる信号32がバーナ本数切換回路3
5に入力され、バーナ使用本数が減少される。
【0042】このように、運転モードがガス燃焼モード
または混合燃焼モードであるときは、ボイラ6の負荷が
低下した場合に、タービン5の回転数が上記一定の閾値
以上の領域に属する場合は、バーナ使用本数の減少が強
制的に禁止される。
【0043】さらに詳述すると、ボイラ6の負荷が低下
した場合であって、且つタービン5の回転数が一定の閾
値以上の領域に属する場合とは、LNG船20の航行中
にボイラ6の負荷を低下させる必要があるが、それほど
急激に低下させる必要のない場合である。言い換える
と、供給する燃料ガスの量を低下させる必要があるが、
それほど急激に低下させる必要がなく、したがって、バ
ーナの使用本数も減少させる必要がない場合である。
【0044】かかる場合に、本実施形態のようなバーナ
使用本数の減本禁止手段を備えていないと、バーナ使用
本数の制御と、燃料ガスの供給量の制御(すなわち燃料
ガス制御弁14の調整)とが独立して行われる結果、バ
ーナの使用本数を減少させる必要がない状況においてバ
ーナ使用本数が減少され、その結果、コンプレッサ10
のサージングが発生してしまう。しかし、本実施形態で
は、バーナの使用本数を減少させる必要がない場合に
は、減本を禁止するから、コンプレッサ10のサージン
グを確実に防止することができる。(4) 閾値の設定 次に、上記閾値の設定について説明する。
【0045】本実施形態では、上記閾値をタービン5の
出力軸の回転数により把握し、最大回転数の70パーセ
ント(タービン5の出力軸の軸出力に換算すると、最大
出力の40パーセント)に設定した。この閾値は、次の
ようにして求める。
【0046】図3は、バーナを流れる燃料ガスの流量
(横軸)と圧力(縦軸)との関係をバーナの使用本数
(1本から6本)ごとに図示すると共に、コンプレッサ
10のサージング曲線を図示したものである。図中参照
符号P1〜P6は、それぞれバーナ1本〜6本に対応す
る線図であり、すべて流量と圧力は比例関係にあること
が示されている。また、参照符号Sgは、コンプレッサ
10がサージングを起こす限界を図示したものであり、
このサージング曲線Sgよりも上方(斜線部分)の領域
でコンプレッサ10がサージングを起こすことが示され
ている。
【0047】この図によれば、本実施形態では、バーナ
使用本数が3本以下の場合、バーナを流れる燃料ガスの
流量を上げていくと、必ずコンプレッサ10がサージン
グを起こすことになる。また、バーナ使用本数が4本以
上の場合は、ほぼコンプレッサ10のサージングを防止
することができる。したがって、LNG船20の運転中
においては、たとえば参照符号L1に示す曲線に沿って
バーナの使用本数を変化させると、LNG船20の出力
(タービン5の出力)がどのように変化しようとも、コ
ンプレッサ10のサージングを回避することができる。
しかしながら、曲線L1に沿ったバーナ本数の切換を行
うのは、制御が複雑になるため、もっと簡単な制御によ
りサージングの防止を行うのが望ましい。
【0048】そこで、サージング曲線Sgを考察する
と、この曲線は、ある臨界点Kが存在し、この臨界点に
達するまでの領域では、コンプレッサのサージング圧力
は流量にかかわらず略一定の値となり、臨界点Kを境
に、流量と圧力とが比例関係を有することになる。そし
てこの性質は、コンプレッサによるボイルオフガスの圧
縮作業について一般的に成り立つものであることを出願
人は知得した。したがって、この臨界点Kを知ることが
できれば、臨界点Kよりも図中右側の領域においてバー
ナ使用本数を減少させることは危険であり、当該領域に
おいてバーナ使用本数の減本を禁止することにより、コ
ンプレッサのサージングを有効に防止することができ
る。すなわち、この臨界点Kが上記閾値に対応するもの
である。
【0049】実際に上記臨界点Kを知得するには、その
LNG船の仕様に合わせた実験が必要である。それは、
LNG船の仕様によって、コンプレッサ、バーナ等の仕
様が異なり、臨界点Kが異なるからである。ところが、
種々の仕様のコンプレッサおよびバーナについて実験を
行った結果、次のような結論を導くことができた。
【0050】図4は、通常LNG船に使用されるのター
ビンの出力軸回転数を示し(同図(a))、これに対応さ
せて、通常LNG船に使用されるコンプレッサの平均サ
ージング曲線Smを図示(同図(b))したものである。こ
の図によれば、LNG船に使用されるコンプレッサは、
タービンの出力軸回転数が最大回転数の約76パーセン
トの回転数に対応するポイントにおいて臨界点Kを有す
る。そして、出願人は、タービンの出力軸回転数が最大
回転数の70パーセントの回転数以上の領域において、
略すべてのコンプレッサについて臨界点Kが存在するこ
とを知得した。なお、タービンの出力軸の回転数を軸出
力に換算すると、最大回転数の76パーセントの回転数
のときは、軸出力は最大出力の50パーセントに対応
し、 最大回転数の70パーセントの回転数のときは、
軸出力は最大出力の40パーセントに対応する。本実施
形態は、タービンの出力軸回転数が、この最大回転数の
70パーセントに対応するポイントを臨界点(閾値)と
して採用したものである。
【0051】したがって、同図(b)に示す曲線L2のよ
うにバーナ使用本数を設定することにより、コンプレッ
サのサージングを防止することができる。すなわち、臨
界点Kよりも燃料ガスの流量が大きく、臨界点Kよりも
圧力が高い領域では、バーナの使用本数の減少を禁止す
ることによってコンプレッサのサージングを防止するこ
とができ、本実施形態では、このような理論にしたがっ
て上述のようなボイラ6の制御を行っている。(5) 本実施形態の作用効果 このように本実施形態に係るボイラ6の制御方法によれ
ば、ボイラ6の負荷を低減させたい場合には、蒸気制御
弁13を絞ると共に燃料ガス制御弁14を絞る。このと
き、タービン5の出力軸回転数を監視しておき、回転数
が一定の閾値以上である場合は、ボイラ6のバーナの使
用本数の減少を禁止する。これにより、バーナとコンプ
レッサ10との間に燃料ガスによる大きな背圧が発生す
るのを避けることができ、その結果、コンプレッサ10
のサージングの発生を防止することができる。
【0052】また、タービン5の出力軸の軸出力を検出
し、これに基づいて上記閾値を設定することもできる。
この場合は、たとえば公知の出力計等を用い、出力軸の
軸出力を検出することができる。
【0053】特に、上記閾値として、タービン5の軸出
力を、最大軸出力の40パーセントに設定することによ
り、また、タービン5の出力軸回転数を最大回転数の7
0パーセントに設定することにより、バーナとコンプレ
ッサ10との間に燃料ガスによる大きな背圧が発生する
のを確実に抑えることができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、LNG船
の航行中において出力を低下させる場合は、ボイラのバ
ーナに供給する燃料ガスを減少させるが、このときに、
蒸気タービンの軸出力が一定の閾値以上であるときは、
バーナの減本を禁止するから、バーナとコンプレッサと
の間に大きな背圧が発生するのを防止して確実にコンプ
レッサのサージングを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るLNG船の構造およ
びボイラの制御方法を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るボイラコントローラ
の制御内容を示すブロック線図である。
【図3】バーナを流れる燃料ガスの流量(横軸)と圧力
(縦軸)との関係、並びにコンプレッサのサージング曲
線を示した図である。
【図4】バーナの減本禁止領域を示すための図であっ
て、(a)図は、LNG船に使用されるのタービンの出力
軸回転数に対する減本禁止領域を示し、(b)図は、これ
に対応させてコンプレッサの平均サージング曲線を示し
たものである。
【図5】従来のLNG船の構造と制御系統を示す模式図
である。
【符号の説明】
1 貨物部 2 機関部 3 収容タンク 4 ガス供給装置 5 タービン 6 ボイラ 7 貨物部側制御系 8 機関部側制御系 10 コンプレッサ 13 蒸気制御弁 14 燃料ガス制御弁 15 重油制御弁 20 LNG船 26 タービンコントローラ 27 ボイラコントローラ 29 制御信号(高負荷域信号) 30 回転数センサ 31 ボイラ負荷信号 32 信号 35 バーナ本数切換回路 36 重油燃焼モード信号 37 ガス燃焼モード信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F22B 35/00 F22B 35/00 H (56)参考文献 特開 昭58−149891(JP,A) 実開 昭57−110000(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 21/04 B63J 2/08 F01D 17/00 F22B 35/00 F01K 15/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラを駆動するための蒸気タービン
    と、蒸気タービンに作動ガスを供給する複数のバーナを
    備えたボイラと、ボイルオフガスを燃料ガスとして上記
    バーナに供給するコンプレッサを備えたガス供給装置と
    を含むLNG船のボイラの制御方法であって、 コンプレッサからバーナに供給する燃料ガスを減少させ
    る際に、上記蒸気タービンの軸出力が一定の閾値以上と
    なる場合は、上記バーナの使用本数を一定に保つことを
    特徴とするLNG船の推進装置用ボイラの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のLNG船の推進装置用ボ
    イラの制御方法において、 上記閾値は、蒸気タービンの最大軸出力の40パーセン
    トであることを特徴とするLNG船の推進装置用ボイラ
    の制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のLNG船の推進装置用ボ
    イラの制御方法において、 上記軸出力は、蒸気タービンの回転軸の回転数を検出す
    ることにより検知され、上記閾値は、蒸気タービンの最
    大回転数の70パーセントに設定されていることを特徴
    とするLNG船の推進装置用ボイラの制御方法。
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