JP2001012309A - エマルジョン燃料給油装置 - Google Patents
エマルジョン燃料給油装置Info
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Abstract
こと。エマルジョン燃料、油にかかわらず、同様にエン
ジン回転数を制御できること。エマルジョン燃料が循環
する構成で、実加水率を制御可能とする、バッファタン
クを設けることなくエマルジョン燃料を退避させる、又
は水系統の異常時に、失火を招くことなく、循環回路内
のエマルジョン燃料をできるだけ消費する、実加水率を
変更した際にエンジン回転数の変動を低減できること。 【解決手段】 燃料タンク10、噴射弁11、加圧循環ポン
プ12、油の量を制御する噴射ポンプ42、制御部13、ミキ
サー14、水ポンプ15、を備えたエマルジョン燃料供給装
置において、NOxと失火を低減できる目標加水率を設
定し、この目標加水率に基づき、ミキサーに供給する水
量を制御する。制御部はPID制御を行い、油のみの運
転と同様にエンジン回転数が加減速するように、指令加
水率に基づき制御変数を変更する。
Description
る窒素酸化物(以下、NOxと記す)を低減するための
エマルジョン燃料をディーゼル機関に給油する装置に関
する。
低減する手段の一つとしてエマルジョン燃料を使用する
ことが知られている。このエマルジョン燃料の使用に際
しては多くの問題があり、この問題に関連した技術の幾
つかを次に示す。 (1) 特開平9−317587号公報(三菱)には、エマ
ルジョン燃料の指令加水率を変更する技術が開示されて
いる。これは、NOxに応じて実加水率を変更するもの
である。 (2) 特許第2561820号公報(日野自動車工業)に
記載のものは、エマルジョン燃料中の水の割合を検出す
るセンサを設け、このセンサの検出に応じて燃料噴射ポ
ンプを調整することにより、燃料の状態に応じて最適な
量の燃料の供給を行うものである。 (3) 特開昭59−33392号公報(晃産業)に記載の
ものは、エンジンからの余剰流量を再びエマルジョン燃
料の供給経路に戻す循環回路を有する。 (4) ディーゼルエンジンの始動時は、失火(点火されな
いこと)を防止するため、油のみで行われる。循環回路
を有するものでは、即座に油のみの供給に変更すること
ができない。これを解決するものとして、特開平6−1
59149号公報(テクノバイオ)に開示されたものが
ある。これにはバッファタンクを設けることが開示され
ている。
する用語の次のものは、以下の用語の定義に示す意味で
使用している。 用語の定義 ・指令加水率:制御部から指令する加水率。[加水率=
{水量W/ 油F}×100 ] ・目標加水率:エンジンの状況に基づきNOx低減に最
適な加水率。 ・遅延時間:ミキサーで生成されたエマルジョン燃料が
噴射弁に至るまでの時間。制御変数を変更するタイミン
グをはかるものである。 ・安定時間:指令加水率が変更した後、爆発エネルギー
が変動しエンジン回転数も変動する。この変動は制御部
のフィードバック制御により修正される。安定時間とは
この修正に要する時間。 ・実注水量:実際にミキサーに送られる水量。(水ライ
ンの流量計の値、水ポンプの吐出量より検出) ・指令注水量:サブルーチンで算出された水系統に指令
する値。 ・実加水率:実際にミキサーで生成されたエマルジョン
燃料の加水率(実加水量は、新たに加わる水量・油量、
および、循環回路から戻ってくるエマルジョン燃料(余
剰燃料)水量・油量より求める。) ・急速切換:予定外で急にエマルジョン燃料の供給を停
止し、油のみで運転する場合である。(エマルジョン燃
料は、始動・低速時の際に失火の恐れがあり用いたくな
いため、機関を止める際には、予め循環回路のエマルジ
ョン燃料も含め全て消費することが望ましい。) ・実油量:油タンクから送られる新たな油の量。(油ラ
インの流量計の値、油用ポンプの吐出量より検出) ・余剰燃料:循環回路から戻ってくるエマルジョン燃
料。この量は、循環回路の流量計の値、もしくは、噴射
ポンプに送られた量(燃料ポンプの吐出量)から噴射ポ
ンプで消費された量(ガバナのラック位置またはエンジ
ン回転数より算出、もしくは、これら両方の値から算
出)を減算した値を用いる。余剰燃料の実加水率は、循
環回路の加水率センサーの値、もしくは、余剰燃料生成
時の指令加水率(実加水率)。 ・上限加水率:失火を起こさない最大加水率。
変動があるものでは、実加水率が高いとき、もしくは、
エンジン回転数が低いときに、高負荷に転ずると失火の
恐れがあるという問題があった。第1発明は、負荷が変
動するエンジンに用いた際に、失火の恐れを低減できる
エマルジョン燃料給油装置を提供することを目的とす
る。
転する際に、油のみで運転するときと同量のエマルジョ
ン燃料をシリンダ内に噴射すると、例えば、エンジン回
転数を上げるときに、増量したエマルジョン燃料に水が
含まれる分、油の増加量が減り、その分エンジン回転数
の加速が鈍り、指令回転数に対する追従性が悪くなると
いう問題があった。第2発明は、エマルジョン燃料、油
にかかわらず、同様にエンジン回転数を制御できるエマ
ルジョン燃料給油装置を提供することを目的とする。
加水率を変更しようとすると、循環回路からの戻り量が
把握できないため、実加水率を制御変更できず、エンジ
ンの状況に応じた加水率の制御ができないという問題が
あった。第3発明は、エマルジョン燃料が循環するもの
において、実加水率を制御可能なエマルジョン燃料給油
装置を提供することを目的とする。
を別途設ける必要があるため、スペースの確保や配置に
苦慮するという問題があった。第4発明は、エマルジョ
ン燃料が循環するものにおいて、別途バッファタンクを
設けることなく、エマルジョン燃料を退避することがで
きるエマルジョン燃料給油装置を提供することを目的と
する。
能に陥った場合、水の供給を停止して油のみの運転を行
う。この際、循環回路を有するものでは、この循環回路
に介在するエマルジョン燃料は消費してしまう方が、バ
ッファタンク等に退避させるよりも好ましい。これは、
エマルジョン燃料は長時間放置すると、油と水が分離し
再び使用することが困難になるからである。しかしなが
ら、その消費において実加水率が高いものでは、失火の
恐れがあるという問題があった。第5、第6発明は、水
系統の異常時に、失火を招くことなく、循環回路内のエ
マルジョン燃料をできるだけ消費できるエマルジョン燃
料給油装置を提供することを目的とする。
に、エマルジョン燃料に含まれる水の量が増減し、この
分だけ油の量が増減する。これに伴い、爆発エネルギー
が変動しエンジン回転数が変動するという問題があっ
た。これを解決する手段として前記(2) に開示されたも
のがある。しかし、前記(2) に開示されたものは、誘電
率センサーを用いている。実加水率の変動による誘電率
の変動は微小であり、加水率の検出精度は必ずしも高い
ものではなく、エマルジョン燃料の調節誤差が大きいと
いう問題がある。第7発明は、エマルジョン燃料の実加
水率を変更した際に、エンジン回転数が変動を低減でき
るエマルジョン燃料給油装置を提供することを目的とす
る。
実加水率を変更した際に、例えば、前記(2) において、
大幅に実加水率を上昇させると、エマルジョン燃料に含
まれる水の量が激増し、その反対に油の量が激減する。
これに伴い、爆発エネルギーが変動してエンジン回転数
が大きく変動する恐れがあるという問題があった。第8
発明は、エマルジョン燃料の実加水率を変更した際に、
エンジン回転数が変動を低減できるエマルジョン燃料給
油装置を提供することを目的とする。
れた燃料タンクと、シリンダ内に油を噴射する噴射弁
と、油を噴射弁に圧送する加圧循環ポンプと、噴射弁か
ら噴射する油の量を制御する噴射ポンプと、噴射ポンプ
を制御する制御部と、噴射ポンプと燃料タンクとの間に
設けられ油と水とを混合するミキサーと、このミキサー
に水を供給する水ポンプと、を備えたエマルジョン燃料
給油装置において、エンジンの状態、もしくは、負荷状
態に応じて、Noxを低減するとともに失火の恐れが低
減できる目標加水率を設定し、この目標加水率に基づ
き、ミキサーに供給する水量を制御することを特徴とす
る(請求項1)。
ジンに用いた際に、失火の恐れを低減できる。
負荷の変動が大きいときには、前記負荷の変動が小さい
ときよりも前記目標加水率を低く設定する、もしくは、
エンジン回転数が低いときには、エンジン回転数が高い
ときよりも前記目標加水率を低く設定する構成とするの
がよい(請求項2)。負荷の変動が大きいときには、ま
た、エンジンの回転数が低いときには、失火の可能性が
大であるから、目標加水率を低く設定することで失火を
低減できる。明らかに失火の恐れが低いときは、実加水
率を高くして、NOxの低減を図るものとする。
と、シリンダ内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に
圧送する加圧循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量
を制御する噴射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部
と、噴射ポンプと燃料タンクとの間に設けられ油と水と
を混合するミキサーと、このミキサーに水を供給する水
ポンプと、を備えたエマルジョン燃料給油装置におい
て、前記制御部はPID制御を行い、エマルジョン燃料
で運転した際に、油のみの運転と同様にエンジン回転数
が加減速するように、指令加水率に基づき制御変数を変
更することを特徴とする(請求項3)。
油にかかわらず、同様にエンジン回転数を制御できる。
すなわち、例えば、エンジン回転数を上げても増量した
エマルジョン燃料に含まれる油の量が、油のみの運転と
同様に増量されて、同様にエンジン回転数を上げる制御
ができる。
水率に基づき前記制御変数を変更する構成とするのがよ
い(請求項4)。水系統に異常が発生した場合、例え
ば、給水量が減り実加水率が低い状態でエンジン回転数
を変更しようとすると、指令加水率に基づき制御変数を
変更したものでは油の増量が通常よりも多く、エンジン
回転数の変動が通常よりも大きくなる。実加水率に基づ
き制御変数を設定することにより、水系統の異常時に、
通常時と同様にエンジン回転数を制御できる。
において、前記実加水率もしくは前記指令加水率の変更
に関わらず、エマルジョン燃料内に含まれる油が同量に
なるように、前記制御変数を変更する構成とするのがよ
い(請求項5)。なお、制御変数の変更方法は、実加水
率(指令加水率)に応じた制御変数を予め設定し、実加
水率(指令加水率)毎に制御変数を選択する。また、水
を加えることにより、熱効率が減少する場合には、この
減少を勘案して実加水率(指令加水率)に応じた制御変
数を設定するとよい。その他に、エマルジョン燃料内で
運転する際には、油のみで運転している制御変数に、エ
マルジョン燃料に含まれる油の割合を割って、油量が一
定になるように、制御変数を変更する方法がある。
において、前記制御変数の変更は、前記実加水率が変更
されたエマルジョン燃料が噴射ポンプからシリンダ内に
噴射されるときに行われる構成とするのがよい(請求項
6)。制御変数を変更するタイミングを合わせることに
より、より油のみで運転したときに近づけることができ
る。
と、シリンダ内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に
圧送する加圧循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量
を制御する噴射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部
と、噴射ポンプと燃料タンクとの間に設けられ油と水と
を混合するミキサーと、このミキサーに水を供給する水
ポンプと、を備えたエマルジョン燃料給油装置におい
て、噴射ポンプの余剰燃料をミキサーの前段に送る循環
回路を備え、前記余剰燃料の量を検出する量検出機構を
設け、前記余剰燃料の量および実加水率と、新たに燃料
タンクからミキサーに送られる油量と、指令加水率とか
ら、新たに加える水量を算出することを特徴とする(請
求項7)。
循環するものにおいて、戻り量を把握して、実加水率を
制御可能である。
出機構は、前記循環回路に設けた流量発信器、もしく
は、前記制御部の出力またはエンジン回転数から消費さ
れるエマルジョン燃料の量を算出し、前記噴射ポンプに
送られる流量から消費されるエマルジョン燃料の量を減
算して算出する演算部である構成とするのがよい(請求
項8)。
燃料の実加水率は、余剰のエマルジョン燃料生成時の指
令加水率(実加水率)、もしくは、前記循環回路に設け
た加水率検出器を用いる構成とするのがよい(請求項
9)。新たにミキサーに送られる油の量は、油ラインの
流量発信器の信号、もしくは、加圧循環ポンプの吐出量
を用いる。噴射ポンプに送られるエマルジョン燃料の量
は、エマルジョン燃料のラインに流量発信器を設け測定
する。
と、シリンダ内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に
圧送する加圧循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量
を制御する噴射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部
と、噴射ポンプと燃料タンクとの間に設けられ油と水と
を混合するミキサーと、このミキサーに水を供給する水
ポンプと、を備えたエマルジョン燃料給油装置におい
て、前記噴射ポンプの余剰流量を前記ミキサーの前段に
接続する循環回路を備え、この循環回路内のエマルジョ
ン燃料を水ラインに退避可能に形成することを特徴とす
る(請求項10)。
循環するものにおいて、別途バッファタンクを設けるこ
となく、エマルジョン燃料を退避させることができる。
エマルジョン燃料を退避させるとき、水の供給停止は、
水ポンプの停止・遮断弁・リリーフ弁による全量リリー
フにより行う。この制御は、停止時・低速時・クラッシ
ュアスターン(機関反転時)等の予定外のエンジン制御
するときに用いる。
と、シリンダ内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に
圧送する加圧循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量
を制御する噴射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部
と、噴射ポンプと燃料タンクとの間に設けられ油と水と
を混合するミキサーと、このミキサーに水を供給する水
ポンプと、を備えたエマルジョン燃料給油装置におい
て、前記噴射ポンプの余剰流量を前記ミキサーの前段に
接続する循環回路を備え、実加水率が制御不能となった
際に、水の供給を停止するとともに、実加水率が上限加
水率以下の場合は、前記循環回路のエマルジョン燃料を
退避することなく、このエマルジョン燃料を使用するこ
とを特徴とする(請求項11)。
失火を招くことなく、循環回路内のエマルジョン燃料を
できるだけ消費できる。
と、シリンダ内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に
圧送する加圧循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量
を制御する噴射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部
と、噴射ポンプと燃料タンクとの間に設けられ油と水と
を混合するミキサーと、このミキサーに水を供給する水
ポンプと、を備えたエマルジョン燃料給油装置におい
て、前記噴射ポンプの余剰流量を前記ミキサーの前段に
接続する循環回路を備え、実加水率が制御不能となった
際に、水の供給を停止するとともに、実加水率が上限加
水率以下になるように、前記ミキサーに導入される余剰
燃料の量を調節することを特徴とする(請求項12)。
失火を招くことなく、循環回路内のエマルジョン燃料を
できるだけ消費できる。
と、シリンダ内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に
圧送する加圧循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量
を制御する噴射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部
と、噴射ポンプと燃料タンクとの間に設けられ油と水と
を混合するミキサーと、このミキサーに水を供給する水
ポンプと、を備えたエマルジョン燃料給油装置におい
て、エマルジョン燃料の指令加水率(実加水率)が変更
された際に、前記指令加水率(実加水率)に基づき、爆
発エネルギーが一定となるように、前記制御部が前記噴
射ポンプを介して、噴射されるエマルジョン燃料量を増
減することを特徴とする(請求項13)。
実加水率を変更した際に、エンジン回転数が変動するこ
とを低減できる。
率に基づき、爆発エネルギーが一定となるように、前記
制御部が前記噴射ポンプを介して、噴射されるエマルジ
ョン燃料量を増減する構成とするのがよい(請求項1
4)。なお、実加水率に基づき制御することで、水系統
等の故障の際にも、適用することができる。
において、前記指令加水率もしくは実加水率の変更時
に、油の量が一定となるように、エマルジョン燃料を増
減する構成とするのがよい(請求項15)。
と、シリンダ内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に
圧送する加圧循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量
を制御する噴射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部
と、噴射ポンプと燃料タンクとの間に設けられ油と水と
を混合するミキサーと、このミキサーに水を供給する水
ポンプと、を備えたエマルジョン燃料給油装置におい
て、窒素酸化物(NOx)の低減に最適な目標加水率が
変更された際に、実加水率を徐々に目標加水率に近づけ
ることを特徴とする(請求項16)。
実加水率を変更した際に、エンジン回転数の変動を低減
できる。
成を図1に示す。このエマルジョン燃料給油装置1は、
舶用ディーゼルエンジン2に適用した例であり、燃料タ
ンク10、燃料噴射弁11、加圧循環ポンプ12、制御
部13、ミキサー14、水ポンプ15等を具えている。
タンク10の貯蔵している燃料油がブースターポンプ1
6を介して油循環回路17に送られる。油循環回路17
は、合流部18、加圧循環ポンプ12、燃料加熱ヒータ
19、リリーフ弁20を順次循環する油通路であり、油
は加圧循環ポンプ12の作用で循環する。この油循環回
路17の燃料加熱ヒータ19とリリーフ弁20の間に分
岐通路21を設けてあり、この分岐通路21が開閉弁2
2を介して、後述するエマルジョン燃料が噴射ポンプ4
2に供給される通路43に接続している。また、油循環
回路17の燃料加熱ヒータ19と前記分岐通路21の分
岐点の間に分岐通路23を設けてあり、この分岐通路2
3が開閉弁24、油用の流量発信器25を介して、ミキ
サー14の入口に接続している。
遮断弁27を介して、適切な水位がレベルスイッチ28
により維持される水タンク29に接続している。そして
水の通路は、水タンク29から水ブースターポンプ3
0、フィルタ31、流量発信器32、水ポンプ15、遮
断弁33、水加熱ヒータ34、リリーフ弁35を介し
て、ミキサー14の入口に接続している。途中、水ブー
スターポンプ30とフィルタ31の間、フィルタ31と
流量発信器32の間、水ポンプ15と遮断弁33の間に
は、圧力を検出して制御部13に送る圧力発信器36、
37、38を設けてある。図において、各機器(開閉
弁、遮断弁、流量発信器等)に接続している点線は、い
ずれも制御部13に接続しており、制御部13から機器
への又は機器から制御部13への信号伝達用の線であ
る。
してエマルジョン燃料として出口から送りだす。ミキサ
ー14の出口は加水率検出用センサー40、開閉弁41
を介してエンジン2の噴射ポンプ42に接続している。
この開閉弁41と噴射ポンプ42の間の通路43が、前
記分岐通路21の接続している通路である。噴射ポンプ
42に供給される燃料は、噴射ポンプ42で量を制御さ
れて、噴射弁11に送られてシリンダ(燃焼室)内に供
給される。余剰の燃料は通路44に送りだされ、その通
路44が、遮断弁45、循環ポンプ46、流量発信器4
7を介して、ミキサー14の入口に接続している。この
ミキサー14から、噴射ポンプ42、遮断弁45、循環
ポンプ46、流量発信器47を経て再びミキサー14に
戻る回路は循環回路48を形成している。この循環回路
48中の噴射ポンプ42と遮断弁45の間の通路44が
途中から分岐し、遮断弁49を介して、バッファータン
ク50に接続している。バッファータンク50は、送ら
れてくるエマルジョン燃料を再利用するために、例え
ば、油水分離器又はボイラーへ接続されている。また、
開閉弁56付きの通路57が、循環回路48の噴射ポン
プ42を出た部分を、循環回路17中のリリーフ弁20
の後段に接続している。
であり、設定部に設定される値と、前述した機器及びこ
の他に設けられているエンジン回転数検出器51、回転
数指令発信器52等から得られるデータとに基いてエマ
ルジョン燃料給油装置2を制御し、失火しないように排
ガス中のNOxをできるだけ低減するようになってい
る。
みを供給され、通常運転に移ると油のみからエマルジョ
ン燃料に切り換え供給される。この様に切り換えられれ
た場合の機器の状態について説明する。油のみの供給状
態は、ポンプ16、12が動作し、開閉弁24、41を
開き、開閉弁22を閉じた状態である。この状態では、
循環回路48を循環している油が、循環ポンプ46によ
り、噴射ポンプ42を介して、燃料噴射弁11から燃焼
室に供給される。
に切り換えた状態は、水系統のポンプ30、15が動作
し、遮断弁33を開いた状態である。この状態では、水
と油がミキサー14に供給され、ミキサー14でエマル
ジョン燃料となってセンサー40、開閉弁41、噴射ポ
ンプ42を介して、燃料噴射弁11から燃焼室に供給さ
れる。ミキサー14へ送られる水は、その量を流量発信
器32で検出され、水ポンプ15で加減される。ミキサ
ー14へ送られる油はその量を流量発信器25で検出さ
れる。そして、燃焼室に供給されるエマルジョン燃料の
量は、噴射ポンプ42で制御され、余剰エマルジョン燃
料が循環回路48を循環してミキサー14に戻る。この
余剰エマルジョン燃料がミキサー14へ戻る量が、流量
発信器47によって検出される。なお、ミキサーに異常
が発生した場合には、開閉弁24、41を閉じ、開閉弁
22、56を開く。この状態では、油循環回路17を循
環している油が開閉弁22、噴射ポンプ42を介して、
燃料噴射弁11から燃焼室に供給される。
構成を示すもので、このエマルジョン燃料給油装置1a
は、バッファータンク50を省略する場合の構成であ
り、前記実施の形態のものと比べて、遮断弁49、バッ
ファータンク50が無い点と、流量発信器47の出口
と、流量発信器25の出口と、水通路の終端部58とが
三位置切換弁59を介してミキサー14の入口に接続さ
れている点と、が相違している。三位置切換弁59は、
制御部からの信号により切り換えられる。第1の切換位
置は、流量発信器25とミキサー14とを接続し且つ流
量発信器47と水通路の終端部58とを遮断する。第2
の切換位置は、流量発信器25とミキサー14、及び流
量発信器47と水通路の終端部58、を別々に接続す
る。第3の切換位置は、流量発信器25、47、水通路
の終端部58の全てをミキサー14に接続する。
のみの供給に用い、第2切換位置は油のみの供給及びエ
マルジョン燃料を水系統に退避させるのに用い、第3切
換位置は通常のエマルジョン燃料の供給に用いる。な
お、エマルジョン燃料を水系統に退避させるときは、水
ポンプ30、15を停止させ、リリーフ弁35、遮断弁
33側へ逆流させる。この場合、フィルター31の手前
までは逆流させても、他の機器に差し支えない。この他
の構成は前記実施の形態と同様であるから、同等部分を
同一図面符号で示して説明を省略する。
その変形例の作用を、図3〜図10のフローチャートを
用いて説明する。実施の形態において、メインルーチン
は図3に示すとおりであり、まずこれについて説明す
る。エマルジョン燃料の給油を開始する際に、ステップ
S1で初期の指令加水率a %を設定し、ステップS2で
エンジンの状況に応じ、NOx低減に最適な目標加水率
b%を設定する。具体的には、例えば、エンジン回転数
が高いとき目標加水率を大きくし、また、負荷変動が小
さいとき目標加水率を大きくする。次のステップS3で
指令加水率の変更の有り、無しを判断し、無しのときに
ステップS4に進む。有りのときはステップS9(図4
に示すサブルーチン)へ進む。すなわち、指令加水率が
変更される毎に、サブルーチンへ進む。
していないかを判断し、していないときにステップS5
へ進む。経過したときはステップS13(図5に示す制
御変数変更ルーチン)へ進む。すなわち、遅延時間が経
過すると、制御変数変更ルーチンへ進む。
していないかを判断し、経過していないときにステップ
S6へ進む。経過したときはステップS15(図6に示
す指令加水率調整ルーチン)へ進む。すなわち、安定時
間が経過すると、指令加水率調整ルーチンへ進む。(指
令加水率を変更してもエンジン回転数が瞬時に安定する
ものにおいては、初期の指令加水率a%を目標加水率b
%として、このフローおよび指令加水率調整ルーチンを
省略することができる。)
等しくないか、等しいかを判断し、等しいときにステッ
プS7に進む。等しくないときはステップS19(図8
に示す異常時ルーチン)へ進む。すなわち、実注水量と
指令注水量とが等しくないとき(ある程度の許容範囲が
必要)は、装置異常として異常時ルーチンへ進む。
等しくないか、等しいかを判断し、等しいときにステッ
プS8へ進む。等しくないときはステップS19(図8
に示す異常時ルーチン)へ進む。すなわち、実加水率と
指令加水率とが等しくないとき(ある程度の許容範囲が
必要)は、装置異常として異常時ルーチンへ進む。
否かを判断し、否であるときにステップS2に戻る。急
速切換が行われたときはステップS23(図9に示す急
速切換ルーチン)へ進む。すなわち、急速切換の指令が
あったときは、急速切換ルーチンへ進む。(このフロー
は、停止時・クラッシュアスターン(機関反転時)等の
予定外のエンジン制御するときに用いる。また、エマル
ジョン燃料には相応しない自動減速時等の低速域でも、
このフローを用いて、自動的にエマルジョン給油を解除
してもよい。)
プS9へ進んだときは、すなわち、図4に示すサブルー
チンへ進んだときは、次のように機能が実行される。ス
テップS9では燃料タンク10からミキサー14に送ら
れる油量、余剰燃料の量、余剰燃料の実加水率を入力す
る。次のステップS10では油量・余剰燃料の量と実加
水率・指令加水率に基づき注水量を算出して、水ポンプ
(水用制御部)15に指令する。次のステップS11で
は安定時間の計時を開始する。(この安定時間は、ミキ
サー14から噴射ポンプ42の配管容量[ ml] /エマ
ルジョン燃料の吐出量[ ml/ sec] から求める。ま
たは、エマルジョン燃料の吐出量[ ml/ sec] を積
算し、この積算した吐出量がミキサー14から噴射ポン
プ42の配管容量[ ml] を超えるまでを測定してもよ
い。)次に、ステップS12(図7に示す遅延時間算出
ルーチン)へ進み、遅延時間の計時を開始する。(回転
数が安定しているときは、PID制御の制御係数の変化
が小さいので、このときは、遅延回路を省くことができ
る。また、指令加水率の変更した率が小さく、回転数の
変動が少ないときも同様に省ける。)そして、ステップ
S4へ進む。
プS13へ進んだときは、すなわち、図5に示す制御変
数変更ルーチンへ進んだときは、次のように機能が実行
される。ステップS13では、PID制御によりPn+
In+Dnの油量を増減する指令が発信された際に、実
加水率がx%のときでは、実際に増加される油量は、
(Pn+In+Dn)×{(1/(1+x/100)}
である。これを補正するため、各々定数Kp、Ki、K
dを{1+(x/100)}倍する。これにより、増減
する油量は、実加水率にかかわらず同じにできる。(実
加水率に変えて、指令加水率を用いて定数を変更しても
よい。また、エマルジョン燃料を用いた際に、同量の油
でも水を加えることにより、爆発エネルギー量が大きく
変わる場合には、実加水率に対応する予め設定した制御
変数を選択してもよい。)次のステップS14では、実
加水率(指令加水率)の変更に伴うエンジン回転数の変
動を抑えるため、エマルジョン燃料の量を調節する。そ
して、ステップS5へ進む。
プS15へ進んだときは、すなわち、図6に示す指令加
水率調整ルーチンへ進んだときは、次のように機能が実
行される。このルーチンは、目標加水率に一挙に変更せ
ず、回転数の大きな変動がないように、序々に指令加水
率を変更して調整するものである。ステップS15では
指令加水率が目標加水率と等しいか、否かを判断し、等
しいときにはステップS6へ進み、等しくないときにス
テップS16へ進む。ステップS16では、指令加水率
にc%増減する。このc%は、回転数が大きく変動しな
い範囲で設定される。次のステップS17では、指令加
水率が、c%増減した状態で目標加水率以下であれば、
ステップS6へ進み、越えていれば次のステップS18
へ進む。ステップS18では、指令加水率が、目標加水
率を超えている場合であり、指令加水率を目標加水率に
する。そして、ステップS6へ進む。
ステップS7から、ステップS19へ進んだときは、す
なわち、図8に示す異常ルーチンへ進んだときは、次の
ように機能が実行される。ステップS19では、実加水
率が上限加水率を越えたか、否かを判断し、上限加水率
を越えた場合はステップS23(図10に示す急速切換
ルーチン)へ進み、越えていないときはステップS20
(図9に示す注水停止ルーチン)へ進む。この上限加水
率を越えていないときは失火の恐れはないが、実加水率
をコントロールできていないので、注水停止ルーチンへ
進む。
注水停止を水ポンプ部(水用制御部)に指令する。具体
的には、指令加水率を0%に設定するか、遮断弁33を
閉じるか、又は水ポンプ15を停止させる。そして、次
のステップS12(図7に示す遅延時間算出ルーチン)
へ進む。ステップS12では、前述したと同様に遅延時
間の計時を開始して、次のステップS21へ進む。ステ
ップS21では、遅延時間が経過したか、否かを判断
し、遅延時間が経過してから前述したステップS13
(図5に示す制御変数変更ルーチン)へ進む。そしてス
テップS13、ステップS14を実行してステップS2
2へ進む。ステップS22では、実加水率が0に略等し
いか否かを判断し、略等しくないときはステップS12
に戻り、略等しくなったとき注水停止を終了する。
異常ルーチンのステップS19から、ステップS23へ
進んだときは、すなわち、図10に示す急速切換ルーチ
ンへ進んだときは、次のように機能が実行される。ステ
ップS23では、注水停止を水ポンプ部(水用制御部)
に指令し、指令加水率を0%に設定する。次のステップ
S24では、循環回路48のエマルジョン燃料を、バッ
ファタンク50、もしくは、水系統に流入させる退避指
令を発する。(退避を完了すると循環回路48を元に戻
す。なお、退避させたエマルジョン燃料は、油水分離器
で処理、もしくは、他の装置、例えば、ボイラー等で燃
焼させてもよい。)そして、次のステップS12(図7
に示す遅延時間算出ルーチン)へ進む。ステップS12
では、前述したと同様に遅延時間の計時を開始する。そ
して、ステップS25へ進む。ステップS25では、算
出された遅延時間が経過するまで待ってから、前述した
ステップS13(図5に示す制御変数変更ルーチン)へ
進む。ステップS13、次のステップS14で、前述し
たと同様に機能が実行される。そして急速切換を終わ
る。
〜第8発明との概略の対応関係は次の通りである。第1
発明は、前記メインルーチンのステップS2に記載のよ
うに、目標加水率a%を設定し、この目標加水率に基い
てミキサーに供給する水量を制御するから、失火を抑制
してNOxを低減できる。
チンで記載したように、エマルジョン燃料の量を調節す
るから、油のみの運転と同様にエンジンの回転数を制御
できる。そして、遅延時間算出ルーチンで記載のよう
に、遅延時間を考慮に入れてエマルジョン燃料の噴射が
行われるから、確実に制御できる。
テップS9、ステップS10に示したように、エマルジ
ョン燃料が循環するものにおいて、循環回路からの戻り
量を把握して、実加水率を制御できる。
で示したように、エマルジョン燃料が循環するものにお
いて、バッファタンクを省略し、エマルジョン燃料を退
避することができる。
インルーチンのステップS6、ステップS7、異常ルー
チン、注水停止ルーチン、急速切換ルーチンで示したよ
うに、水系統の異常時に、失火を招くことなく、循環回
路内のエマルジョン燃料をできるだけ消費できる。これ
はバッファータンクに退避させるよりも、時間経過によ
り油と水が分離する事態に対処しなくて良い点で、好ま
しい。
チン、遅延時間算出ルーチンに示したように、加水率の
精度が高いものとなるから、エマルジョン燃料の実加水
率を変更した際に、エンジン回転数が変動することを低
減できる。
ステップS5、指令加水率調整ルーチンに示したよう
に、目標加水率を変更された際に、実加水率を徐々に目
標加水率に近づけるから、エマルジョン燃料の実加水率
を変更した際に、エンジン回転数が変動を低減できる。
るエンジンに用いた際に、失火の恐れを低減できる効果
を奏する。請求項3に記載の発明は、エマルジョン燃
料、油にかかわらず、同様にエンジン回転数を制御でき
る効果を奏する。請求項4に記載の発明は、実加水率に
基づいて制御変数を設定するから、水系統の異常時に、
通常時と同様にエンジン回転数を制御できる効果を奏す
る。請求項5に記載の発明は、エマルジョン燃料内に含
まれる油が同量になるように、前記制御変数を変更する
から、油のみの運転度同様にエンジン回転数を制できる
効果を奏する。請求項6に記載の発明は、遅延時間を考
慮に入れてエマルジョン燃料の噴射が行われるから、よ
り油のみで運転したときに近づけることができる。請求
項7に記載の発明は、エマルジョン燃料が循環するもの
において、循環回路からの戻り量を把握でき、実加水率
を制御可能である。請求項10に記載の発明は、エマル
ジョン燃料を退避することができるから、バッファータ
ンクを省略できる効果を奏する。請求項11に記載の発
明は、水系統の異常時に、失火を招くことなく、循環回
路内のエマルジョン燃料をできるだけ消費できる効果を
奏する。バッファータンクに退避させるよりも好まし
い。請求項13に記載の発明は、エマルジョン燃料の実
加水率を変更した際に、エンジン回転数が変動すること
を低減できる効果を奏する。請求項16に記載の発明
は、エマルジョン燃料の実加水率を変更した際に、エン
ジン回転数が変動を低減できる。
る。
る。
ーチン部を示すフローチャートである。
チン部を示すフローチャートである。
変更ルーチン部を示すフローチャートである。
率調整ルーチン部を示すフローチャートである。
算出ルーチン部を示すフローチャートである。
ーチン部を示すフローチャートである。
ルーチン部を示すフローチャートである。
換ルーチン部を示すフローチャートである。
Claims (16)
- 【請求項1】 油が貯蔵された燃料タンクと、シリンダ
内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に圧送する加圧
循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量を制御する噴
射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部と、噴射ポン
プと燃料タンクとの間に設けられ油と水とを混合するミ
キサーと、このミキサーに水を供給する水ポンプと、を
備えたエマルジョン燃料給油装置において、 エンジンの状態、もしくは、負荷状態に応じて、窒素酸
化物(NOx)を低減するとともに失火の恐れが低減で
きる目標加水率を設定し、この目標加水率に基づき、ミ
キサーに供給する水量を制御することを特徴とするエマ
ルジョン燃料給油装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のエマルジョン燃料給油
装置において、前記負荷の変動が大きいときには、前記
負荷の変動が小さいときよりも前記目標加水率を低く設
定する、もしくは、エンジン回転数が低いときには、エ
ンジン回転数が高いときよりも前記目標加水率を低く設
定することを特徴とするエマルジョン燃料給油装置。 - 【請求項3】 油が貯蔵された燃料タンクと、シリンダ
内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に圧送する加圧
循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量を制御する噴
射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部と、噴射ポン
プと燃料タンクとの間に設けられ油と水とを混合するミ
キサーと、このミキサーに水を供給する水ポンプと、を
備えたエマルジョン燃料給油装置において、 前記制御部はPID制御を行い、エマルジョン燃料で運
転した際に、油のみの運転と同様にエンジン回転数が加
減速するように、指令加水率に基づき制御変数を変更す
ることを特徴とするエマルジョン燃料給油装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載のエマルジョン燃料給油
装置おいて、実加水率に基づき前記制御変数を変更する
ことを特徴とするエマルジョン燃料給油装置。 - 【請求項5】 請求項3、又は請求項4に記載のエマル
ジョン燃料給油装置において、前記実加水率もしくは前
記指令加水率の変更に関わらず、エマルジョン燃料内に
含まれる油が同量になるように、前記制御変数を変更す
ることを特徴とするエマルジョン燃料給油装置。 - 【請求項6】 請求項3、又は請求項4に記載のエマル
ジョン燃料給油装置において、前記制御変数の変更は、
前記実加水率が変更されたエマルジョン燃料が噴射ポン
プからシリンダ内に噴射されるときに行われることを特
徴とするエマルジョン燃料給油装置。 - 【請求項7】 油が貯蔵された燃料タンクと、シリンダ
内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に圧送する加圧
循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量を制御する噴
射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部と、噴射ポン
プと燃料タンクとの間に設けられ油と水とを混合するミ
キサーと、このミキサーに水を供給する水ポンプと、を
備えたエマルジョン燃料給油装置において、 噴射ポンプの余剰燃料をミキサーの前段に送る循環回路
を備え、前記余剰燃料の量を検出する量検出機構を設
け、前記余剰燃料の量および実加水率と、新たに燃料タ
ンクからミキサーに送られる油量と、指令加水率とか
ら、新たに加える水量を算出することを特徴とするエマ
ルジョン燃料給油装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載のエマルジョン燃料給油
装置において、前記量検出機構は、前記循環回路に設け
た流量発信器、もしくは、前記制御部の出力またはエン
ジン回転数から消費されるエマルジョン燃料の量を算出
し、噴射ポンプに送られる流量から消費されるエマルジ
ョン燃料の量を減算して算出する演算部であることを特
徴とするエマルジョン燃料給油装置。 - 【請求項9】 請求項7に記載のエマルジョン燃料給油
装置において、前記余剰燃料の実加水率は、余剰のエマ
ルジョン燃料生成時の指令加水率(実加水率)、もしく
は、前記循環回路に設けた加水率検出器を用いることを
特徴とするエマルジョン燃料給油装置。 - 【請求項10】 油が貯蔵された燃料タンクと、シリン
ダ内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に圧送する加
圧循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量を制御する
噴射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部と、噴射ポ
ンプと燃料タンクとの間に設けられ油と水とを混合する
ミキサーと、このミキサーに水を供給する水ポンプと、
を備えたエマルジョン燃料給油装置において、 前記噴射ポンプの余剰流量を前記ミキサーの前段に接続
する循環回路を備え、この循環回路内のエマルジョン燃
料を水ラインに退避可能に形成することを特徴とするエ
マルジョン燃料給油装置。 - 【請求項11】 油が貯蔵された燃料タンクと、シリン
ダ内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に圧送する加
圧循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量を制御する
噴射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部と、噴射ポ
ンプと燃料タンクとの間に設けられ油と水とを混合する
ミキサーと、このミキサーに水を供給する水ポンプと、
を備えたエマルジョン燃料給油装置において、 前記噴射ポンプの余剰流量を前記ミキサーの前段に接続
する循環回路を備え、実加水率が制御不能となった際
に、水の供給を停止するとともに、実加水率が上限加水
率以下の場合は、前記循環回路のエマルジョン燃料を退
避することなく、このエマルジョン燃料を使用すること
を特徴とするエマルジョン燃料給油装置。 - 【請求項12】 油が貯蔵された燃料タンクと、シリン
ダ内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に圧送する加
圧循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量を制御する
噴射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部と、噴射ポ
ンプと燃料タンクとの間に設けられ油と水とを混合する
ミキサーと、このミキサーに水を供給する水ポンプと、
を備えたエマルジョン燃料給油装置において、 前記噴射ポンプの余剰流量を前記ミキサーの前段に接続
する循環回路を備え、実加水率が制御不能となった際
に、水の供給を停止するとともに、実加水率が上限加水
率以下になるように、前記ミキサーに導入される余剰燃
料の量を調節することを特徴とするエマルジョン燃料給
油装置。 - 【請求項13】 油が貯蔵された燃料タンクと、シリン
ダ内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に圧送する加
圧循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量を制御する
噴射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部と、噴射ポ
ンプと燃料タンクとの間に設けられ油と水とを混合する
ミキサーと、このミキサーに水を供給する水ポンプと、
を備えたエマルジョン燃料給油装置において、 エマルジョン燃料の指令加水率(実加水率)が変更され
た際に、前記指令加水率(実加水率)に基づき、爆発エ
ネルギーが一定となるように、前記制御部が前記噴射ポ
ンプを介して、噴射されるエマルジョン燃料量を増減す
ることを特徴とするエマルジョン燃料給油装置。 - 【請求項14】 請求項13に記載のエマルジョン燃料
給油装置において、実加水率に基づき、爆発エネルギー
が一定となるように、前記制御部が前記噴射ポンプを介
して、噴射されるエマルジョン燃料量を増減することを
特徴とするエマルジョン燃料給油装置。 - 【請求項15】 請求項13、請求項14に記載のエマ
ルジョン燃料給油装置において、前記指令加水率もしく
は実加水率の変更時に、油の量が一定となるように、エ
マルジョン燃料を増減することを特徴とするエマルジョ
ン燃料給油装置。 - 【請求項16】 油が貯蔵された燃料タンクと、シリン
ダ内に油を噴射する噴射弁と、油を噴射弁に圧送する加
圧循環ポンプと、噴射弁から噴射する油の量を制御する
噴射ポンプと、噴射ポンプを制御する制御部と、噴射ポ
ンプと燃料タンクとの間に設けられ油と水とを混合する
ミキサーと、このミキサーに水を供給する水ポンプと、
を備えたエマルジョン燃料給油装置において、 窒素酸化物(NOx)の低減に最適な目標加水率が変更
された際に、実加水率を徐々に目標加水率に近づけるこ
とを特徴とするエマルジョン燃料給油装置。
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