JP4510799B2 - エマルション燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディーゼル・エンジンにエマルション燃料を供給するためのエマルション燃料供給装置に関する。
ディーゼル・エンジンの排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を低減すると共に排気ガス浄化にあってこれとトレード・オフの関係にあるHCやCOの発生を抑制する技術が、例えば特許文献1として知られている。この技術は、燃料(軽油又はA重油)に水及び乳化剤を加えてエマルション燃料とし、このエマルション燃料を燃料噴射弁から燃焼室へ噴射し且つ燃焼させ、燃焼温度を下げることでNOxの生成を抑えるとともに、ディーゼル・エンジンの排気系の途中にディーゼル・パーティキュレート・フィルタ(DPF)を設け、ここで排気ガス中のHC、CO、パーティキュレート・マター(PM)などをできるだけ燃焼させてその灰や未燃の煤を捕集するようにしたものである。
ところで、エマルション燃料を作り出してディーゼル・エンジンへ供給するエマルション燃料供給装置は、例えば次のような構成となっている。
エマルション燃料供給装置は、軽油タンク、水タンク、及び乳化剤カートリッジを備え、軽油タンク、水タンク、及び乳化剤カートリッジにはそれぞれ電気モータで駆動される燃料ポンプ、水ポンプ、乳化剤ポンプの吸い込み口が接続されている。これらのポンプの駆動がエマルション・コントローラにより各々独立して制御される。各ポンプの吐出し口は、それぞれ別個の可変流量制御弁(比率調整装置)を通過した後、合流されて静止型ミキサーの入口に流入する。可変流量制御弁は、エマルション・コントローラによりそれぞれの流路面積が独立して制御される。静止型ミキサーの出口は、噴射ポンプの吸込み口に接続されている。
燃焼室へ噴射されなかったエマルション燃料の残量はリターン・リザーバへ戻され、再度静止型ミキサーへ供給される。静止型ミキサーへの戻し量は、可変流量制御弁の制御により行われる。
従って、各可変流量制御弁により負荷に応じて流量が調整されて軽油水比率を変化させながら静止型ミキサーによりエマルション燃料を生成し、噴射ポンプへ送出することができる。
しかし、上記構造では、軽油タンク、水タンクからの軽油、水の流量制御に加え、逐次軽油水比率の変化している戻り燃料の流量制御を行わなければならず、各可変流量制御弁の制御が極めて複雑になるという問題がある。
特開2002−138906号公報
解決しょうとする問題点は、燃料、水、戻り燃料の流量制御が極めて複雑になる点である。
本発明は、流量制御を簡単にするため、所定割合の燃料、水、乳化剤から作り出したエマルション燃料を溜め置くエマルション槽と、前記エマルション槽からディーゼル・エンジンの噴射ポンプ側にフィード・ポンプにより前記エマルション燃料を供給するための供給燃料配管と、前記噴射ポンプ側から前記エマルション槽に向けて戻り燃料を戻すための戻り燃料配管と、燃料タンクと前記供給燃料配管とを連通させる割込配管及び当該割込配管に設けられて前記燃料タンクから前記供給燃料配管に向けて前記燃料を圧送する割込ポンプを有し、前記フィード・ポンプ及び前記割込ポンプの駆動によって前記燃料の吐出量を調整しながら前記供給燃料配管を流通するエマルション燃料に前記燃料を割込供給することにより燃料水比率を調整して高負荷時の出力減を補う割込供給装置と、前記割込供給したことによる前記戻り燃料の燃料水比率の変化に応じて水を供給し前記所定割合の水比率を調整する比率調整装置と、を備えた、ことを最も主要な特徴とする。
本発明は、所定割合の燃料、水、乳化剤から作り出したエマルション燃料を溜め置くエマルション槽と、前記エマルション槽からディーゼル・エンジンの噴射ポンプ側にフィード・ポンプにより前記エマルション燃料を供給するための供給燃料配管と、前記噴射ポンプ側から前記エマルション槽に向けて戻り燃料を戻すための戻り燃料配管と、燃料タンクと前記供給燃料配管とを連通させる割込配管及び当該割込配管に設けられて前記燃料タンクから前記供給燃料配管に向けて前記燃料を圧送する割込ポンプを有し、前記フィード・ポンプ及び前記割込ポンプの駆動によって前記燃料の吐出量を調整しながら前記供給燃料配管を流通するエマルション燃料に前記燃料を割込供給することにより燃料水比率を調整して高負荷時の出力減を補う割込供給装置と、前記割込供給したことによる前記戻り燃料の燃料水比率の変化に応じて水を供給し前記所定割合の水比率を調整する比率調整装置と、を備えたため、戻り燃料の流量制御を行うことなく、エマルション燃料を作り出す燃料、水、乳化剤の所定割合を、例えば一定にするように水を供給すれば良く、流量制御を極めて容易に行わせることができる。
流量制御を簡単にするという目的を、エマルション燃料を作り出す燃料、水、乳化剤の所定割合に与える変化に応じ水を供給し前記所定割合の水比率を調整する比率調整装置により実現した。
[車両及び排気浄化システム1]
図1は、本発明実施例に係るディーゼル・エンジンの排気浄化システムを搭載した車両の骨格を示す平面図、図2は、本発明実施例に係るディーゼル・エンジンの排気浄化システム1を示す構成図である。
図1,図2のように、排気浄化システム1は、ディーゼル・エンジン3に対してエマルション燃料供給装置5及び酸化触媒装置7を備えている。エマルション燃料供給装置5は、燃料、水、乳化剤を混合してエマルション燃料を作り出し、ディーゼル・エンジン3に供給するためのものである。なお、エマルション燃料供給装置5は、車載状態でエマルション燃料を作り出すものに限らず、予め作り出されたエマルション燃料を貯蔵したタンクを搭載し、このタンクから必要に応じてエマルション燃料を供給する構成にすることもできる。酸化触媒装置7は、ディーゼル・エンジン3での燃焼による排気ガスのHCやCOなどを酸化により浄化するためのものである。
エマルション燃料供給装置5は、軽油タンク9、水タンク11、乳化剤タンク13、及びエマルション槽であるエマルション・タンク15を蓄えている。軽油タンク9には、燃料としての軽油を蓄えている。燃料としては、A重油を用いることもできる。水タンク11には、水を蓄えている。乳化剤タンク13には、乳化剤を蓄えている。エマルション・タンク15は、軽油タンク9、水タンク11、乳化剤タンク13から供給された軽油、水、乳化剤を所定の割合で混合してエマルション燃料を作り出し、このエマルション燃料をディーゼル・エンジン3へ供給する。
軽油タンク9、水タンク11、及び乳化剤タンク13とエマルション・タンク15との間は、軽油配管17,水配管19,乳化剤配管21によって接続されている。各配管17,19,21は、一端が軽油タンク9、水タンク11、及び乳化剤タンク13内底部側に臨まされ、他端がエマルション・タンク15内上部に臨まされている。水配管19及び乳化剤配管21の一端には、ストレーナ23,25が取り付けられている。
軽油配管17には、軽油ポンプ・ユニット26の軽油ポンプ27及びフィルタ29が介設され、水配管19には、水ポンプ31が介設されると共に電磁弁(2方弁)33が接続され、乳化剤配管21には、乳化剤ポンプ35が介設されている。各ポンプ27,31,35は、本実施例において電磁ポンプであり、電気的な駆動がコントロール・ユニット37により各々独立して制御される。各ポンプ27,31の制御により、例えば軽油:水=7:3(或いは8;2)等の割合で送り出される。乳化剤は、乳化剤原液を予め灯油又は軽油で2倍に希釈したものが用いられ、この希釈された乳化剤がポンプ35の制御により全体の2%となるように送り出される。電磁弁33は、その切換がコントロール・ユニット37により制御される。
エマルション・タンク15内上部には、メッシュ或いは多孔板で形成された受け皿39が設けられ、各配管17,19,21から吐出される燃料、水、乳化剤を受け入れる。なお、受け皿39は、無孔の金属板などにより形成することもできる。
エマルション・タンク15内は、区画壁41により混合槽としての第1槽43と溜置槽としての第2槽45とに区画されている。混合槽及び溜置槽は、それぞれ複数槽で構成することもできる。
第1槽43内では、受け皿39を通過して落下する燃料、水、乳化剤が混合する。第2槽45内には、エマルション燃料が貯留される。第2槽45から溢れ出たエマルション燃料は、第1槽43に戻される。
エマルション・タンク15には、上限レベル・センサ47及び下限レベル・センサ48が設けられている。各センサ47,48の検出信号は、コントロール・ユニット37に入力され、各ポンプ27,31,35の駆動がコントロール・ユニット37により制御される。
上限レベル・センサ47により、第1槽43内の混合液の上限が検出される。この上限は、第2槽45の液面高さを決める区画壁41よりも低い位置に設定されている。下限レベル・センサ48により第1槽43内の混合液の下限が検出される。従って、第1槽43内の混合液液面レベルが上限レベル・センサ47及び下限レベル・センサ48で決められる上限下限間にあるように各ポンプ27,31,35の駆動がコントロール・ユニット37により制御される。
エマルション・タンク15の底部には、ミキシング配管49が接続され、第1槽43及び第2槽45の底部間を連通させている。ミキシング配管49には、ミキシング・ポンプ50、フィルタ51、及びミキサー53が介設されている。これらミキシング・ポンプ50、フィルタ51、及びミキサー53は、ミキシング・ユニット54を構成する。
ミキシング・ポンプ50は、電気モータで駆動され、その駆動がコントロール・ユニット37により制御される。ミキサー53は、内部に後述するミキサー・エレメントが内蔵され、第1槽43からミキシング・ポンプ50により送られる混合液を後述のミキサー・エレメントに通すことでエマルション燃料を作り、第2槽45に送り出す。
エマルション・タンク15の上流側には、プリミクス配管55が接続されている。プリミクス配管55は、一端が第1槽43内底部側に臨まされ、他端が同上部液面外に臨まされている。
プリミクス配管55には、プリミクス・ポンプ57が介設されている。プリミクス・ポンプ57は、本実施例において電磁ポンプであり、電気的な駆動がコントロール・ユニット37により制御される。
エマルション・タンク15の第2槽45とエンジンのフィード・ポンプ59との間は、エマルション供給配管61によって接続されている。エマルション供給配管61の一端は、第2槽45の底部側に臨まされ、ストレーナ63が取り付けられている。エマルション供給配管61には、逆止弁65が介設されている。
フィード・ポンプ59は、噴射ポンプ67に接続され、エンジン・コントロール・ユニット68による噴射ポンプ67の制御によりディーゼル・エンジン3の噴射ノズル69へエマルション燃料を供給できるようになっている。
噴射ポンプ67とエマルション・タンク15の第1槽43との間は、戻り配管71によって接続されている。
[割込供給装置]
本実施例では、ディーゼル・エンジン3へ供給するエマルション燃料に軽油を割込供給して軽油水比率を変化可能にする割込供給装置72が設けられている。
割込供給装置72は、前記ディーゼル・エンジン3側へエマルション燃料を吸い込み供給するフィード・ポンプ59の吸い込み側と軽油タンク9とを連通させる割込配管73及びこの割込配管73に設けられた割込ポンプ75を備えている。
割込配管73は、エマルション供給配管61と軽油タンク9との間に接続されている。割込配管73の一端は、軽油タンク9内底部側に臨まされ、同他端は、フィード・ポンプ59と逆止弁63との間でエマルション供給配管61に接続されている。従って、割込配管73は、フィード・ポンプ59の吸い込み側と軽油タンク9とを連通させている。
割込配管73には、割込ポンプ75の他に電磁弁77が介設されている。割込ポンプ75は、本実施例において電磁ポンプであり、電気的な駆動がコントロール・ユニット37により制御される。電磁弁77は、その開閉及び開度調整がコントロール・ユニット37により制御される。
[排気浄化システム1A]
図3は、割込配管の接続位置を変更した本発明実施例に係るディーゼル・エンジンの排気浄化システム1Aを示す構成図である。
図2の排気浄化システム1に代えて、図3の排気浄化システム1Aのように構成することもできる。この排気浄化システム1Aでは、割込配管73Aを、フィード・ポンプ59と噴射ポンプ67との間に接続した。また、排気浄化システム1の電磁弁77に代え、排気浄化システム1Aでは逆止弁77Aとした。
排気浄化システム1Aの割込供給装置72Aは、割込配管73A及びこの割込配管73Aに設けられた割込ポンプ75を備えている。割込配管73Aは、ディーゼル・エンジン3のフィード・ポンプ59から供給されたエマルション燃料を噴射ノズル69へ供給可能な噴射ポンプ67の吸い込み側と軽油タンク9とを連通させている。
割込配管73Aには、割込ポンプ75の他に逆止弁77Aが介設されている。
[酸化触媒装置]
酸化触媒装置7は、ディーゼル・エンジン3の排気系中に設けられてエマルション燃料が供給されたディーゼル・エンジン3での燃焼による排気ガスを酸化により浄化する。酸化触媒装置7は、主触媒装置79と副触媒装置81とからなっている。主触媒装置79は、副触媒装置81に比較して相対的に容量が大きくなっている。副触媒装置81は、主触媒装置79に比較して相対的に容量が小さくなっている。本実施例では、副触媒装置81は、主触媒装置79の5〜15%の容量である。
主触媒装置79は、エンジン・ルーム外にある排気系中、すなわち車両フロアの床下配置で排気管80に介設されている。副触媒装置81は、主触媒装置79よりもディーゼル・エンジン3の排気系の上流側部分、好ましくはエンジン・ルーム内に配置されている。本実施例では、副触媒装置81が排気ガス温度の高いエキゾースト・マニホールド83の下流側直後で排気管80に介設されている。
[ミキサー]
図4〜図6は、ミキサーの概略断面図であり、図4は、単体のミキサー・エレメントを備えた例を示し、図5は、複数のミキサー・エレメントを相互間に空隙を挟んで連設した例を示し、図6は、複数のミキサー・エレメントを相互間にネット・スペーサを挟んで連設した例を示す。
図4のミキサー53は、前記ミキシング配管49に介設接続されて管路を構成する径の大きなエレメント収納部85に単体のミキサー・エレメント87が収納支持されたものである。ミキサー・エレメント87は、前記混合液を通過させる際に撹拌することでエマルション燃料を作り出す金属細線を変形圧縮した塊からなるものとして形成されている。本実施例において、ミキサー・エレメント87は、例えば線径0.08mm程度の金属細線をランダムに丸めて圧縮成形し所定圧縮密度の圧縮塊としたもの、或いは線径0.08mm程度の金網をランダムに丸めて圧縮成形し所定圧縮密度の圧縮塊としたものが用いられている。圧縮の密度は、例えば長さ10mm、直径6mmの大きさで0.5g程度となるものである。
前記ミキサー・エレメント87は、前記エレメント収納部85内に互いに所定距離離した状態で複数連設配置してもよい。
図5のミキサー53は、エレメント収納部85に例えば4個のミキサー・エレメント87を相互間に間隔を置いて収納支持させたものである。各ミキサー・エレメント87間には、リング・スペーサ89が介設され、ミキサー・エレメント87間に空隙91が形成されている。
図6のミキサー53も、エレメント収納部85に例えば4個のミキサー・エレメント87を相互間に間隔を置いて収納支持させたものである。各ミキサー・エレメント87間には、ネット・スペーサ93が介設されている。ネット・スペーサ93は、ミキサー・エレメント87と同様に金属細線や金網が用いられ、ミキサー・エレメント87よりも圧縮による密度が小さい塊として構成されている。従って、図6のミキサー・エレメント87は、少なくとも2個間で圧縮密度が異なっている。連接されるミキサー・エレメント87は、混合液の上流側から次第に圧縮密度を変化させる構成とすることも可能である。すなわち、ミキサー・エレメント87は、3個間或いはそれ以上の個数間で圧縮密度を異ならせることもできる。
[エマルション燃料供給、エマルション・タンク]
エンジン始動時、キー・スイッチをレディー位置にすると、コントロール・ユニット37の制御により軽油ポンプ27、水ポンプ31、乳化剤ポンプ33、プリミクス・ポンプ57、ミキシング・ポンプ50が予め駆動される。
軽油ポンプ27、水ポンプ31、乳化剤ポンプ33の回転により、軽油タンク9、水タンク11、乳化剤タンク13から軽油配管17,水配管19,乳化剤配管21を通ってエマルション・タンク15に一定比率の軽油、水、乳化剤が送られる。
エマルション・タンク15内では、各配管17,19,21から軽油、水、乳化剤が受け皿39上に吐出され、且つ吐出力により若干混ざり合う。混ざり合った軽油、水、乳化剤は、受け皿39のメッシュ等を通って或いは受け皿39を溢れて下方へ落下し、第1槽43内へ受け入れられる。
第1槽43内の混合液は、コントロール・ユニット37の制御によるプリミクス・ポンプ57の回転によりプリミクス配管55を通り汲み上げられ、且つ落下リターンすることで混合が促進される。
コントロール・ユニット37の制御によるミキシング・ポンプ50の回転により第1槽43内の混合液がミキシング配管49を通ってミキサー53に至り、ミキサー53を混合液が通過することでエマルション燃料となり、第2槽45内に至る。
第2槽45内のエマルション燃料は、一定以上になるとオーバー・フローして第1槽43内へ戻され、乳化前の混合液に混ざり再度ミキサー53に通される。従って、第2槽45には、生成されたエマルション燃料を溜めておくことができ、ディーゼル・エンジン3へエマルション燃料を滞りなく供給することができる。
ここで、第1槽43の上限レベル・センサ47と下限レベル・センサ48とが液面レベルを監視し、検出信号がコントロール・ユニット37に入力される。従って、液面が上限に達したらコントロール・ユニット37の制御により軽油ポンプ27、水ポンプ31、乳化剤ポンプ33が停止され、第1槽43への軽油、水、乳化剤の供給が停止される。液面が下限に達したらコントロール・ユニット37の制御により軽油ポンプ27、水ポンプ31、乳化剤ポンプ33が再駆動され、第1槽43への軽油、水、乳化剤の供給が再開される。
この制御により、軽油、水、乳化剤の供給が、エマルション燃料の使用量より多ければ、軽油、水、乳化剤の供給が定期的に止まることになる。
軽油、水、乳化剤の供給が、エマルション燃料の使用量より多い間もミキシング・ポンプ50を回転させ続ければ、第2槽45から第1槽43へのオーバー・フローが続く。このオーバー・フローにより、第1槽43内の液が何度もミキサー53を通ることになり十分な乳化が可能となる。
ミキサー53では、供給される軽油、水、乳化剤、戻り燃料、及びエマルション燃料を混ぜ合わせることで油中水滴型(W/O型)のエマルション燃料を作り、これを噴射ポンプ67へ送ることになる。
油中水滴型(W/O型)のエマルション燃料を作り出す水比率の設定は、以下のように行われる。この場合水比率は、体積比率を指すが、質量比率でもほとんど変わらない。乳化剤は、親水性と親油性との釣り合いを表すHLBが3.5〜6程度である。水比率は、走行負荷に応じて変えることもできるが、本実施例において通常走行時に、軽油:水がほぼ7:3或いは8:2となる範囲を選択して設定している。
この結果、エマルション燃料によりエンジン内での燃焼温度が抑えられ、N0xの発生が大きく低減される。また、W/O型エマルション燃料をうまく調整して生成することで、水成分が噴射ノズル69や噴射ポンプ67等に直接接触することが抑制され、これら燃料噴射系等の錆びを抑制することができる。さらに、エマルション燃料の水によるミクロ爆発等も期待でき、燃料消費率が良くなることも実験で確認されている。
キー・スイッチをレディー位置にしてから一定時間経過すると表示ランプ95の点灯などによりエマルション燃料の準備ができたことが知らされ、次いでスタータ・スイッチのONによりスタータを回転させるとディーゼル・エンジン3に回転力が与えられる。
フィード・ポンプ59の回転によりエマルション・タンク15の第2槽45からエマルション燃料がエマルション供給配管61を通り噴射ポンプ67に送られる。噴射ポンプ67は、エンジン・コントロール・ユニット68により制御され、噴射ノズル69から最適な噴射タイミングで最適な噴射時間だけ燃料が噴射される。噴射ポンプ67で余った余分なエマルション燃料は、戻り配管71を通り、エマルション・タンク15の第1槽43内へリターンする。
ディーゼル・エンジン3では、噴射されたエマルション燃料が吸気及び圧縮熱により着火燃焼する。この燃焼によるガス膨張でエンジンを回転駆動することができる。
このようにエマルション燃料を用いることで、ディーゼル・エンジン3での最高燃焼温度を抑え、NOxの発生を少なくなる。
[酸化触媒による排気ガス浄化]
燃焼後の排気ガスは、排気系、すなわちエキゾースト・マニホールド83から排気管80を通り、排出される。排気管80を通るとき、副触媒装置81及び主触媒装置79でエンジンから排出されたPM、HC、COが酸化され、排気ガスが浄化される。
低負荷運転時やエンジン始動時などのような排気ガス低温領域では、ディーゼル・エンジン3にできるだけ近い、排気ガス温度の高い位置で排気ガスを副触媒装置81により酸化促進させると同時に酸化反応によって排気ガスそのものも加熱する。このため、後流側の主触媒装置79での反応も期待することができ、双方相俟って低燃焼温度領域においても十分な浄化能力を発揮することが可能となる。また、この領域では排気ガスの排出量ももともと少ないことから、副触媒装置81でもかなりの部分を酸化浄化することが可能である。
一方、排気ガス流量の多い高回転域では、副触媒装置81の容量だけでは排気ガスの酸化浄化能力は不足するものの、この領域の排気ガスはもともと排気ガス温度が十分に高温であるため、副触媒装置81での浄化能力を越えても容量が大きい後流側の主触媒装置79での十分な反応を期待することができ、十分な浄化能力を発揮することが可能となる。
副触媒装置81は、主触媒装置79に比較して相対的に容量が小さく、主触媒装置79の5〜15%の容量であるため、エンジン・ルーム内、特にスペースの狭いエキゾースト・マニホールド83の下流側直後にスペース的に無理なく配置することができ、且つ主触媒装置79をスペースに余裕のある床下に配置することができる。このため、副触媒装置81及び主触媒装置79により排気ガスの十分な浄化能力を発揮しながら無理のない配置を行わせることができる。
[ミキサーによるエマルション化]
ミキサー53によるエマルション化は、次のように行われる。すなわち、ミキシング・ポンプ50の回転によりミキサー53へ圧送された混合液は、図3のようにミキサー・エレメント87を通ることで、線状の金属線の塊を通過することになる。このとき混合液は、高速で複雑な流路を通ることになり、混合液の水、軽油の粒がより微細化され、十分な乳化が行われ、且つW/O型エマルション燃料が生成される。ミキサー53で生成されたエマルション燃料は、第2槽45内に至る。
ミキサー53が、図4の構成、すなわち複数のミキサー・エレメント87が空隙91を有して連接された構成の場合は、各ミキサー・エレメント87でその個数分の乳化作用が行われ且つ空隙91に至った液が一旦混合され、再度次のミキサー・エレメント87を通過するという離合集散作用が繰り返され、乳化を一槽促進させることができる。
ミキサー53が、図5の構成、すなわち複数のミキサー・エレメント87がネット・スペーサ93を介して連接された構成の場合は、各ミキサー・エレメント87でその個数分の乳化作用が行われ且つネット・スペーサ93に至った液が、より粗い線状の塊により混合と共に乳化が促進され、再度次のミキサー・エレメント87を通過するという離合集散作用が繰り返され、乳化を一槽促進させることができる。
このような、管路型のミキサー53は、微細で複雑な流路を極めて簡単に形成することができ、安価で高性能の管路型のミキサー53を得ることができる。
[軽油割込]
図2の排気浄化システム1では、コントロール・ユニット37の制御により、割込ポンプ75を駆動させ、電磁弁77を開調整する。これにより軽油タンク9から割込配管73を通りフィード・ポンプ59直前でエマルション供給配管61に軽油を圧送し、ディーゼル・エンジン3に供給するエマルション燃料に軽油割込を行わせることができる。この割込を行う軽油量は、コントロール・ユニット37による割込ポンプ75の吐出量調整、電磁弁77の開度調整により行わせることができる。
エマルション燃料によりディーゼル・エンジン3を駆動する場合は、最高出力時等高負荷時に軽油燃料のみの場合と比較して出力の低下があるため、軽油割込によりエマルション燃料の軽油比率を簡単に高め、出力減を補うことができる。
すなわち、登坂走行、加速走行などの高負荷走行時に割込ポンプ75を駆動させると共に電磁弁77を負荷に応じて開度調整し、軽油の割合を高める。車両が高速巡航走行など低負荷走行時には、割込ポンプ75を停止させると共に電磁弁77を閉とする。これによりエマルション燃料の軽油:水は、設定されたほぼ7:3或いは8:2等となり、水比率が多くなる。これにより、NOxは大きく低減され、PM、HC、COも酸化触媒装置7で処理される。高負荷走行か低負荷走行かの判断は、車速及びアクセル開度の検出等により行うことができる。
急加速時にあっては、追い越し時の安全確保のためなど、加速性能を重視せざるを得ないので、軽油:水がほぼ90:10〜95:5程度の水比率になるように、軽油割込により水比率を下げる。この場合、NOxは悪化するが、急加速の時間は短いのが普通であるから、NOxの発生総量はそれ程多くはならない。しかも、最低でも軽油95に対し水が5程度の比率で入っているので、水が無い時に比べ、加速性能を犠牲にすることなくNOxの発生量を抑えることが可能となる。なお、この場合、PMの発生量は低下するので、酸化触媒装置7の負担は小さくなる。
エンジン始動時及びエンジン・アイドリング状態にある時は、軽油:水がほぼ95:5等の範囲となるように軽油の比率を多くする。これにより、エンジンの始動性を良くすると共に安定してアイドリング運転させることができる。この場合、水比率が少なくなる結果PMの発生が低減する。
また、アイドリング時等、比較的軽負荷のときは軽油の割合が多くても(水比率小)NOxの発生は少ないのに対し、水比率大ではPM、HC、COが多く発生する。PM、HC、COが多く発生するとディーゼル・エンジンの排気系の途中にディーゼル・パーティキュレート・フィルタ(DPF)を用いた場合、煤や灰が次第に溜まってフィルタに目詰まりが生じてくることからその浄化・捕集性能の経時劣化が避けられず、定期的な煤・灰落としなどの掃除あるいはDPFの交換等が必要となる。
このため、エンジン始動時或いはアイドリング時等の軽負荷時に軽油比率を大とする制御は煤や灰によるフィルタの目詰まりを防止することができるなど有効である。
エンジン停止のためキーオフにしたときには、軽油ポンプ27、水ポンプ31、乳化剤ポンプ35、ミキシング・ポンプ50、及びプリミクス・ポンプ57を停止させ、割込ポンプ75のみ駆動を継続させ、軽油100%の燃料を噴射ノズル69から噴射させることもできる。この軽油噴射の後にエンジンの回転を停止させることにより、停止後、水やエマルション燃料が噴射ノズル69や噴射ポンプ67等に残らないので、これら燃料噴射系の錆びを抑制することができる。
なお、エンジン停止のためのキーオフに代えて、駐車ブレーキが引かれたとき、あるいは所定時間以上アイドリング運転状態が続いたときも、この停止制御に切り替えるようにすることも可能である。
図3の排気浄化システム1Aでも、同様に軽油割込により同様の機能させることができる。但し、排気浄化システム1Aでは、割込ポンプ75を駆動させることにより軽油タンク9から割込配管73Aを通りフィード・ポンプ59及び噴射ポンプ67間に軽油を圧送し、ディーゼル・エンジン3に供給するエマルション燃料に軽油割込を行わせることができる。この割込を行う軽油量は、コントロール・ユニット37による割込ポンプ75の駆動制御により行わせることができる。
[戻り軽油に対する水調整]
図2,図3の排気浄化システム1,1Aにおいて軽油割込を行わせると、戻り配管71からエマルション・タンク15の第1槽43へ戻るリターン燃料の軽油比率が高くなる。
このため、コントロール・ユニット37による水ポンプ31の制御により水の供給割合を調整し、エマルション・タンク15の第1槽43内の軽油:水の比率を7:3或いは8:2等として一定に保持させることができる。
この制御は、割込ポンプ75及び電磁弁77の制御(排気浄化システム1)或いは割込ポンプ75の制御(排気浄化システム1A)により知ることのできる割込軽油の量、エンジン・コントロール・ユニット68による噴射ポンプ67の制御により知ることのできる燃料噴射量に基づきリターン燃料の軽油比率を求めることにより行うことができる。
すなわち、本実施例において、割込ポンプ75及び電磁弁77の制御(排気浄化システム1)或いは割込ポンプ75の制御(排気浄化システム1A)により噴射ポンプ67側へ供給されるエマルション燃料に軽油を割込供給したことにより、リターン配管71によりエマルション・タンク15へ戻り燃料が戻ると、エマルション・タンク15の第1槽43内の軽油:水の所定割合の比率(軽油:水の比率7:3或いは8:2)に変化を与えることになる。
そこで、コントロール・ユニット37による水ポンプ31の制御は、本実施例における比率調整装置として水の供給割合を調整し、戻り燃料に応じて水比率を調整する。
[凍結防止]
冬季等低温時に水配管19の凍結を招く恐れがある。この凍結対策としてエンジン停止のためキー・スイッチをOFFにしたとき等、コントロール・ユニット37により電磁弁(2方弁)33を制御して開状態へ切り替える。
この切り替えにより、電磁弁33より下側では水配管19内の水が重力により水タンク11内へ戻る。この状態で水ポンプ31が駆動継続されることで電磁弁33側から空気が吸い込まれ、水ポンプ31及びエマルション・タンク15間で水配管19内の水をエマルション・タンク15内へ排出させることができる。
このような水配管19からの水抜きにより水が残らないようにし、水配管19での凍結を抑制することができ、エンジン再始動を円滑に行わせることができる。
なお、水タンク11は、断熱材で覆うのが良い。但し、水タンク11を断熱材で覆わない場合でも、水タンク11内の水容量は多いため、水配管19内よりは凍結し難い。
エンジン停止時に水配管19からエマルション・タンク15側への水抜きをすると、エマルション・タンク15内の軽油:水の比率が変わり、エマルション・タンク15側への水抜き分だけ水が多くなる。この水抜き量に応じて同時に軽油ポンプ27の回転も継続させ、エマルション・タンク15内に同量の軽油を供給する制御を行わせることもできる。
エンジン停止時に、エマルション・タンク15側への水抜き量に応じて軽油を供給する制御を行った場合、エンジン始動時には、水ポンプ31の駆動による水がエマルション・タンク15に到達すると同時、或いは到達直前に軽油ポンプ27を駆動させる制御を行うのがよい。水ポンプ31駆動による水がエマルション・タンク15に到達すると同時、或いは到達直前であることは、水配管19に流量センサを設けて知ることができる。
エンジン停止時に、エマルション・タンク15側への水抜き量に応じて軽油を供給する制御を行わない場合でも、始動時にエマルション・タンク15側への水抜き量に応じた軽油をエマルション・タンク15へ先に供給するように軽油ポンプ27を駆動させる制御を行わせることができる。
[実施例の効果]
本発明実施例は、軽油:水=7:3或いは8:2、乳化剤が全体の1%等所定の割合で供給された燃料、水、乳化剤からW/O型のエマルション燃料を作り出しディーゼル・エンジン3に供給ためのエマルション燃料供給装置5において、前記ディーゼル・エンジン3へ供給するエマルション燃料に軽油を割込供給する割込供給装置72,72Aを設け、軽油を割込供給したことにより前記割合に与える変化に応じ水を供給し前記割合の水比率を調整する比率調整装置(コントロール・ユニット37及び水ポンプ31)を備えたため、戻り燃料の流量制御を行うことなく、エマルション燃料を作り出す燃料、水、乳化剤の前記割合を、例えば一定にするように水を供給すれば良く、流量制御を極めて容易に行わせることができる。
作り出したエマルション燃料を溜め置くと共に必要量を前記ディーゼル・エンジン3の噴射ポンプ67側に供給可能にすると共に噴射ポンプ67側からの戻り燃料を受けるエマルション・タンク15を備え、前記比率調整装置(コントロール・ユニット37及び水ポンプ31)は、前記戻り燃料に応じて水を供給し前記割合の水比率を調整すれば良く、流量制御を極めて容易に行わせることができる。
アイドリング時等、比較的軽負荷のときは軽油の割合が多くても(水比率小)NOxの発生は少ないのに対し、水比率大ではPM、HC、COが多く発生する。このため、エンジン始動時或いはアイドリング時等の軽負荷時に軽油比率を大とする制御は有効となる。
[その他]
戻り燃料に応じた水の供給は、軽油:水=7:3或いは8:2を変更するように行わせることもできる。
エマルション・タンク15への軽油、水の割合は、負荷に応じてコントロール・ユニット37により軽油ポンプ27、水ポンプ31を制御することにより調整する構成とすることもできる。
また、エマルション燃料は、本実施例のようにあらかじめ所定割合のエマルション燃料を作って貯めておくのではなく、軽油、水、乳化材を、その都度、運転条件等に応じてそれらの量を調整しながらミキサーに入れて作り出し、ディーゼル・エンジン3に供給するようにしてもよい。
乳化剤は、複数混合して目的の軽油(A重油)のHLBに合わせて用いることもできる。
乳化剤の比率は、乳化剤の種類により異なり、乳化剤原液が全体の1%を下回る場合にも効果を奏するものがある。
ミキサー・エレメント87は、乳化が促進できて流量が確保できれば良いものであり、線径、直径、長さは、上記に限らず、種々変更することができる。例えば、金属細線の線径は、0.08mmよりも細くすることは可能であり、圧縮密度も、上記に限らず、例えば線径0.08mm、長さ10mm、直径6mmの大きさで0.3g〜0.7g程度となる範囲を選択することもできる。また、ミキサー・エレメント87の直径が大きくなれば圧縮密度をさらに高めても流量は確保することは可能である。圧縮密度が上記の場合でも、必要流量に合わせてミキサー・エレメント87の直径を大きくすることができる。ミキサー・エレメント87の長さも、さらに長くすることでミキシング効果を高めることもできる。
軽油割込は、割込ポンプ75の吐出量調整のみにより行わせ、電磁弁77を開度調整をしない開閉弁として構成することもできる。
ディーゼル・エンジンの排気浄化システム1を搭載した車両の骨格を示す平面図である(実施例1)。 ディーゼル・エンジンの排気浄化システムを示す構成図である(実施例1)。 割込配管の接続位置を変更したディーゼル・エンジンの排気浄化システムを示す構成図である(実施例1)。 単体のミキサー・エレメントを備えた例を示すミキサーの概略断面図である(実施例1)。 複数のミキサー・エレメントが空隙を挟んで連設された例を示すミキサーの概略断面図である(実施例1)。 複数のミキサー・エレメントがネット・スペーサを挟んで連設された例を示すミキサーの概略断面図である(実施例1)。
符号の説明
1,1A 排気浄化システム
3 ディーゼル・エンジン
5 エマルション燃料供給装置
9 軽油タンク
15 エマルション・タンク(エマルション槽)
31 水ポンプ(比率調整装置)
37 コントロール・ユニット(比率調整装置)
59 フィード・ポンプ
67 噴射ポンプ
69 噴射ノズル
72,72A 割込供給装置
73,73A 割込配管
75 割込ポンプ

Claims (2)

  1. 所定割合の燃料、水、乳化剤から作り出したエマルション燃料を溜め置くエマルション槽と、
    前記エマルション槽からディーゼル・エンジンの噴射ポンプ側にフィード・ポンプにより前記エマルション燃料を供給するための供給燃料配管と、
    前記噴射ポンプ側から前記エマルション槽に向けて戻り燃料を戻すための戻り燃料配管と、
    燃料タンクと前記供給燃料配管とを連通させる割込配管及び当該割込配管に設けられて前記燃料タンクから前記供給燃料配管に向けて前記燃料を圧送する割込ポンプを有し、前記フィード・ポンプ及び前記割込ポンプの駆動によって前記燃料の吐出量を調整しながら前記供給燃料配管を流通するエマルション燃料に前記燃料を割込供給することにより燃料水比率を調整して高負荷時の出力減を補う割込供給装置と、
    前記割込供給したことによる前記戻り燃料の燃料水比率の変化に応じて水を供給し前記所定割合の水比率を調整する比率調整装置と、
    を備えた、
    ことを特徴とするエマルション燃料供給装置。
  2. 請求項1記載のエマルション燃料供給装置であって、
    前記供給燃料配管のうち、前記フィード・ポンプの吸い込み側または前記噴射ポンプの吸い込み側のいずれかに前記割込配管を連通させた
    ことを特徴とするエマルション燃料供給装置。
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