JP3481098B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents
魚釣用スピニングリールInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣操作性の向上
を図った魚釣用スピニングリールに関する。
を図った魚釣用スピニングリールに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来周知のように、魚釣用スピニングリ
ールは、ロータに設けた一対の支持アームの先端に半環
状のベールが一対の支持部材を介して釣糸巻取位置側と
釣糸放出位置側へ反転自在に取り付き、又、竿先からス
プール方向に釣糸を案内するラインローラが一方の支持
部材に装着されている。
ールは、ロータに設けた一対の支持アームの先端に半環
状のベールが一対の支持部材を介して釣糸巻取位置側と
釣糸放出位置側へ反転自在に取り付き、又、竿先からス
プール方向に釣糸を案内するラインローラが一方の支持
部材に装着されている。
【０００３】そして、ベールを釣糸巻取位置へ反転させ
てハンドル操作でロータを釣糸巻取り方向へ回転させる
と、これに連動して前後方向へトラバース運動するスプ
ールに釣糸がラインローラを介して巻回され、又、ベー
ルを釣糸放出位置側へ反転させて仕掛けを投擲すると、
スプールに巻回された釣糸がスパイラル状に放出される
ようになっている。
てハンドル操作でロータを釣糸巻取り方向へ回転させる
と、これに連動して前後方向へトラバース運動するスプ
ールに釣糸がラインローラを介して巻回され、又、ベー
ルを釣糸放出位置側へ反転させて仕掛けを投擲すると、
スプールに巻回された釣糸がスパイラル状に放出される
ようになっている。
【０００４】ところで、従来、この種の魚釣用スピニン
グリールは、釣糸の巻取り操作時に、ラインローラがス
プールの周囲を回転して釣糸を竿先からスプール方向に
案内する構造であることや、ガイドに対するラインロー
ラの位置の変化やスプールの糸巻径の変化、更には前後
方向へトラバース運動するスプールの位置の変化等の影
響で糸道が安定せず、そのため、釣糸の巻取りに伴い、
釣糸がラインローラの釣糸案内面を軸方向に転がってス
プールに巻回された釣糸に糸縒れが蓄積されてしまうこ
とが知られている。
グリールは、釣糸の巻取り操作時に、ラインローラがス
プールの周囲を回転して釣糸を竿先からスプール方向に
案内する構造であることや、ガイドに対するラインロー
ラの位置の変化やスプールの糸巻径の変化、更には前後
方向へトラバース運動するスプールの位置の変化等の影
響で糸道が安定せず、そのため、釣糸の巻取りに伴い、
釣糸がラインローラの釣糸案内面を軸方向に転がってス
プールに巻回された釣糸に糸縒れが蓄積されてしまうこ
とが知られている。
【０００５】そして、斯様に釣糸に糸縒れが蓄積されて
しまうと、巻取り操作時に釣糸が穂先に絡まったり、ガ
イドやリール本体に釣糸が引っかかって仕掛けの飛距離
が伸びなかったりスプールからの糸バラケが発生する
等、様々な不具合が指摘されている。そこで、上述の如
き不具合を解決するため、昨今、巻取り操作時に於ける
釣糸のラインローラの釣糸案内面上の不要な軸方向への
移動を規制して、糸縒れの防止を図った魚釣用スピニン
グリールが特開平９−１０７８５２号公報に開示されて
いる。
しまうと、巻取り操作時に釣糸が穂先に絡まったり、ガ
イドやリール本体に釣糸が引っかかって仕掛けの飛距離
が伸びなかったりスプールからの糸バラケが発生する
等、様々な不具合が指摘されている。そこで、上述の如
き不具合を解決するため、昨今、巻取り操作時に於ける
釣糸のラインローラの釣糸案内面上の不要な軸方向への
移動を規制して、糸縒れの防止を図った魚釣用スピニン
グリールが特開平９−１０７８５２号公報に開示されて
いる。
【０００６】この魚釣用スピニングリールは、図７及び
図８に示すように軸受１を介してベールアーム３とライ
ンスライダ５との間に装着されるラインローラ７を、カ
ラー９の外周に嵌合支持された筒状の固定周面部材１１
と、当該固定周面部材１１の外周に軸方向へ摺動自在に
嵌合支持された筒状の可動周面部材１３とで構成したも
ので、可動周面部材１３の一端側には、圧縮バネ１５を
収容したばね収容溝１７が形成されている。
図８に示すように軸受１を介してベールアーム３とライ
ンスライダ５との間に装着されるラインローラ７を、カ
ラー９の外周に嵌合支持された筒状の固定周面部材１１
と、当該固定周面部材１１の外周に軸方向へ摺動自在に
嵌合支持された筒状の可動周面部材１３とで構成したも
ので、可動周面部材１３の一端側には、圧縮バネ１５を
収容したばね収容溝１７が形成されている。
【０００７】そして、可動周面部材１３は、圧縮バネ１
５によって常時矢印方向へ付勢されており、ベール１９
からラインローラ７に釣糸２１が送り込まれると、図８
に示すように釣糸２１は、圧縮バネ１５のバネ力に抗し
て両周面部材１１，１３の側壁１１ａ，１３ａ間に入り
込んで案内周溝２３を形成し、釣糸２１は当該案内周溝
２３で両周面部材１１，１３間に挾持される構造となっ
ている。
５によって常時矢印方向へ付勢されており、ベール１９
からラインローラ７に釣糸２１が送り込まれると、図８
に示すように釣糸２１は、圧縮バネ１５のバネ力に抗し
て両周面部材１１，１３の側壁１１ａ，１３ａ間に入り
込んで案内周溝２３を形成し、釣糸２１は当該案内周溝
２３で両周面部材１１，１３間に挾持される構造となっ
ている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上述の如く
一対の周面部材１１，１３で釣糸２１を挾持する構造で
あると、使用糸が０．１mmや０．２mmといった極細の場
合、固定周面部材１１の外周面１１ｂと可動周面部材１
３の摺動面１３ｂとの微小隙間に釣糸２１が噛み込んで
しまい、糸キズ，糸切れ等の不具合が発生し易いといっ
た欠点が指摘されている。
一対の周面部材１１，１３で釣糸２１を挾持する構造で
あると、使用糸が０．１mmや０．２mmといった極細の場
合、固定周面部材１１の外周面１１ｂと可動周面部材１
３の摺動面１３ｂとの微小隙間に釣糸２１が噛み込んで
しまい、糸キズ，糸切れ等の不具合が発生し易いといっ
た欠点が指摘されている。
【０００９】又、可動周面部材１３は一端側にばね収容
溝１７が形成されて、固定周面部材１１に対し摺動面１
３ｂによる片側支持構造となっているため、ベール１９
からラインローラ７に釣糸２１が送り込まれる際の負荷
によって作動不良が発生し易く、更に又、斯かる不具合
をなくすために可動周面部材１３を固定周面部材１１に
緩く嵌合させると、その間に砂やゴミ，異物等が侵入し
て同様に作動不良が発生してしまうと共に釣糸２１が噛
み込んでしまう等、実用上の問題点が残されている。
溝１７が形成されて、固定周面部材１１に対し摺動面１
３ｂによる片側支持構造となっているため、ベール１９
からラインローラ７に釣糸２１が送り込まれる際の負荷
によって作動不良が発生し易く、更に又、斯かる不具合
をなくすために可動周面部材１３を固定周面部材１１に
緩く嵌合させると、その間に砂やゴミ，異物等が侵入し
て同様に作動不良が発生してしまうと共に釣糸２１が噛
み込んでしまう等、実用上の問題点が残されている。
【００１０】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、釣糸の糸縒れや噛込み，糸切れ等を防止して、円滑
な釣糸の巻取り操作を可能とした魚釣用スピニングリー
ルを提供することを目的とする。
で、釣糸の糸縒れや噛込み，糸切れ等を防止して、円滑
な釣糸の巻取り操作を可能とした魚釣用スピニングリー
ルを提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項１に係る発明は、ロータの支持アームに反転
自在に取り付くベール支持部材に、当該ベール支持部材
に支持される固定周面部材と、当該固定周面部材の外周
に軸方向へ摺動自在に嵌合支持され、付勢手段により固
定周面部材の側壁とで釣糸を挾持する方向に付勢された
可動周面部材とからなるラインローラを装着した魚釣用
スピニングリールに於て、上記固定周面部材と可動周面
部材に、付勢手段による可動周面部材の移動を規制する
移動規制部を形成し、当該移動規制部により、固定周面
部材の側壁と可動周面部材との間に微小間隙からなる釣
糸案内溝を形成したことを特徴とする。
め、請求項１に係る発明は、ロータの支持アームに反転
自在に取り付くベール支持部材に、当該ベール支持部材
に支持される固定周面部材と、当該固定周面部材の外周
に軸方向へ摺動自在に嵌合支持され、付勢手段により固
定周面部材の側壁とで釣糸を挾持する方向に付勢された
可動周面部材とからなるラインローラを装着した魚釣用
スピニングリールに於て、上記固定周面部材と可動周面
部材に、付勢手段による可動周面部材の移動を規制する
移動規制部を形成し、当該移動規制部により、固定周面
部材の側壁と可動周面部材との間に微小間隙からなる釣
糸案内溝を形成したことを特徴とする。
【００１２】そして、請求項２に係る発明は、ロータの
支持アームに反転自在に取り付くベール支持部材に、当
該ベール支持部材に支持される固定周面部材と、当該固
定周面部材の外周に軸方向へ摺動自在に嵌合支持され、
付勢手段により固定周面部材の側壁とで釣糸を挾持する
方向に付勢された可動周面部材とからなるラインローラ
を装着した魚釣用スピニングリールに於て、上記固定周
面部材と可動周面部材に、付勢手段による可動周面部材
の移動を規制する移動規制部を形成し、当該移動規制部
により、固定周面部材の側壁と可動周面部材との間に微
小間隙からなる釣糸案内溝を形成すると共に、可動周面
部材の軸方向両端部で、当該可動周面部材を固定周面部
材の外周に支持したことを特徴としている。
支持アームに反転自在に取り付くベール支持部材に、当
該ベール支持部材に支持される固定周面部材と、当該固
定周面部材の外周に軸方向へ摺動自在に嵌合支持され、
付勢手段により固定周面部材の側壁とで釣糸を挾持する
方向に付勢された可動周面部材とからなるラインローラ
を装着した魚釣用スピニングリールに於て、上記固定周
面部材と可動周面部材に、付勢手段による可動周面部材
の移動を規制する移動規制部を形成し、当該移動規制部
により、固定周面部材の側壁と可動周面部材との間に微
小間隙からなる釣糸案内溝を形成すると共に、可動周面
部材の軸方向両端部で、当該可動周面部材を固定周面部
材の外周に支持したことを特徴としている。
【００１３】
【００１４】（作用）請求項１に係る発明によれば、従
来と同様、ベールを釣糸巻取位置側へ反転させてハンド
ル操作でロータを釣糸巻取り方向へ回転させると、これ
に連動して前後方向へトラバース運動するスプールにラ
インローラを介して釣糸が巻回されるが、移動規制部が
固定周面部材の側壁と可動周面部材との間に微小間隙か
らなる釣糸案内溝を形成することとなる。
来と同様、ベールを釣糸巻取位置側へ反転させてハンド
ル操作でロータを釣糸巻取り方向へ回転させると、これ
に連動して前後方向へトラバース運動するスプールにラ
インローラを介して釣糸が巻回されるが、移動規制部が
固定周面部材の側壁と可動周面部材との間に微小間隙か
らなる釣糸案内溝を形成することとなる。
【００１５】そして、使用糸が釣糸案内溝の幅を越える
糸径であるとき、釣糸に加わっている外力により、釣糸
は付勢手段の付勢力に抗して可動周面部材を移動させて
釣糸案内溝内に配置され、釣糸は固定周面部材の側壁と
可動周面部材とで挾持されてラインローラの軸方向への
不要な転がりが防止されることとなる。一方、使用糸が
釣糸案内溝の幅以下の極細な糸径であるとき、釣糸は釣
糸案内溝内に配置されてラインローラの軸方向への不要
な転がりが防止されるし、斯様に微小間隙からなる釣糸
案内溝が形成されるので、使用糸が極細であっても、巻
取り操作時に釣糸が固定周面部材の外周と可動周面部材
の摺動面との微小隙間に挾着によって噛み込んでしまう
ことがない。
糸径であるとき、釣糸に加わっている外力により、釣糸
は付勢手段の付勢力に抗して可動周面部材を移動させて
釣糸案内溝内に配置され、釣糸は固定周面部材の側壁と
可動周面部材とで挾持されてラインローラの軸方向への
不要な転がりが防止されることとなる。一方、使用糸が
釣糸案内溝の幅以下の極細な糸径であるとき、釣糸は釣
糸案内溝内に配置されてラインローラの軸方向への不要
な転がりが防止されるし、斯様に微小間隙からなる釣糸
案内溝が形成されるので、使用糸が極細であっても、巻
取り操作時に釣糸が固定周面部材の外周と可動周面部材
の摺動面との微小隙間に挾着によって噛み込んでしまう
ことがない。
【００１６】そして、請求項２に係る発明によれば、ベ
ールを釣糸巻取位置側へ反転させてハンドル操作でロー
タを釣糸巻取り方向へ回転させると、これに連動して前
後方向へトラバース運動するスプールにラインローラを
介して釣糸が巻回されるが、移動規制部が固定周面部材
の側壁と可動周面部材との間に微小間隙からなる釣糸案
内溝を形成する。そして、釣糸に加わっている外力によ
って釣糸は付勢手段の付勢力に抗して可動周面部材を移
動させて釣糸案内溝内に配置され、釣糸は固定周面部材
の側壁と可動周面部材とで挾持されてラインローラの軸
方向への不要な転がりが防止されることとなる。
ールを釣糸巻取位置側へ反転させてハンドル操作でロー
タを釣糸巻取り方向へ回転させると、これに連動して前
後方向へトラバース運動するスプールにラインローラを
介して釣糸が巻回されるが、移動規制部が固定周面部材
の側壁と可動周面部材との間に微小間隙からなる釣糸案
内溝を形成する。そして、釣糸に加わっている外力によ
って釣糸は付勢手段の付勢力に抗して可動周面部材を移
動させて釣糸案内溝内に配置され、釣糸は固定周面部材
の側壁と可動周面部材とで挾持されてラインローラの軸
方向への不要な転がりが防止されることとなる。
【００１７】又、可動周面部材は、軸方向両端部が固定
周面部材の外周に支持されているので、ベールからライ
ンローラに釣糸が送り込まれる際の負荷によって作動不
良が発生することがない。
周面部材の外周に支持されているので、ベールからライ
ンローラに釣糸が送り込まれる際の負荷によって作動不
良が発生することがない。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図１乃至図４は請求項１に係る
魚釣用スピニングリールの一実施形態を示し、図１に於
て、２５はリール本体２７に回転可能に装着されたロー
タで、図２に示すようにロータ２５には一対の支持アー
ム２９，３１が一体的に形成されている。
基づき詳細に説明する。図１乃至図４は請求項１に係る
魚釣用スピニングリールの一実施形態を示し、図１に於
て、２５はリール本体２７に回転可能に装着されたロー
タで、図２に示すようにロータ２５には一対の支持アー
ム２９，３１が一体的に形成されている。
【００１９】そして、一方の支持アーム２９の先端に、
ラインローラ３３を支持するベールアーム３５とライン
スライダ３７からなるベール支持部材が釣糸巻取位置側
と釣糸放出位置側へ反転自在に取り付き、又、他方の支
持アーム３１には、ベールホルダー３９が同じく釣糸巻
取位置側と釣糸放出位置側へ反転自在に取り付けられて
おり、ベールホルダー３９とラインスライダ３７との間
に半環状のベール４１が装着されている。
ラインローラ３３を支持するベールアーム３５とライン
スライダ３７からなるベール支持部材が釣糸巻取位置側
と釣糸放出位置側へ反転自在に取り付き、又、他方の支
持アーム３１には、ベールホルダー３９が同じく釣糸巻
取位置側と釣糸放出位置側へ反転自在に取り付けられて
おり、ベールホルダー３９とラインスライダ３７との間
に半環状のベール４１が装着されている。
【００２０】又、図１中、４３はロータ２５と同軸上に
装着されたスプールで、当該スプール４３はリール本体
２７にトラバース運動可能に取り付くスプール軸（図示
せず）に支持されており、従来と同様、ベール４１を釣
糸巻取位置側へ操作して、ハンドル４５の操作でロータ
２５を釣糸巻取り方向へ回転させると、これに連動して
前後方向へトラバース運動するスプール４３に釣糸が巻
回されるようになっている。
装着されたスプールで、当該スプール４３はリール本体
２７にトラバース運動可能に取り付くスプール軸（図示
せず）に支持されており、従来と同様、ベール４１を釣
糸巻取位置側へ操作して、ハンドル４５の操作でロータ
２５を釣糸巻取り方向へ回転させると、これに連動して
前後方向へトラバース運動するスプール４３に釣糸が巻
回されるようになっている。
【００２１】そして、本実施形態に係るスピニングリー
ル４７は、上述の如き従来と同様の構成に加え、ライン
ローラ３３に改良を施すことにより、釣糸の糸縒れや噛
込み，糸切れ等を防止して円滑な釣糸の巻取り操作を可
能としたものである。
ル４７は、上述の如き従来と同様の構成に加え、ライン
ローラ３３に改良を施すことにより、釣糸の糸縒れや噛
込み，糸切れ等を防止して円滑な釣糸の巻取り操作を可
能としたものである。
【００２２】図３はラインローラ３３とその取付構造の
詳細を示し、図中、４９はラインスライダ３７に嵌合さ
れた金属製の支軸で、ラインスライダ３７は当該支軸４
９を介してベールアーム３５にボルト５１で固着されて
いる。そして、支軸４９の外周に、２つの筒状の軸受支
持部材５３，５５が嵌着されており、両軸受支持部材５
３，５５間に内輪５７ａを当接させて転がり軸受５７が
支軸４９の外周に装着され、そして、当該転がり軸受５
７を介してラインローラ３３が支軸４９に回転可能に取
り付けられている。
詳細を示し、図中、４９はラインスライダ３７に嵌合さ
れた金属製の支軸で、ラインスライダ３７は当該支軸４
９を介してベールアーム３５にボルト５１で固着されて
いる。そして、支軸４９の外周に、２つの筒状の軸受支
持部材５３，５５が嵌着されており、両軸受支持部材５
３，５５間に内輪５７ａを当接させて転がり軸受５７が
支軸４９の外周に装着され、そして、当該転がり軸受５
７を介してラインローラ３３が支軸４９に回転可能に取
り付けられている。
【００２３】ラインローラ３３は、図７に示すラインロ
ーラ７と同様、カラー５９の外周に嵌合支持された筒状
の固定周面部材６１と、当該固定周面部材６１の外周に
軸方向に摺動可能に嵌合支持された筒状の可動周面部材
６３とからなり、カラー５９の内周に転がり軸受５７の
外輪５７ｂが当接している。そして、カラー５９のベー
ルアーム側端部には外方へ突出するフランジ５９ａが形
成されており、当該フランジ５９ａによってラインロー
ラ３３の側端面とベールアーム３５との摺動が防止され
ている。
ーラ７と同様、カラー５９の外周に嵌合支持された筒状
の固定周面部材６１と、当該固定周面部材６１の外周に
軸方向に摺動可能に嵌合支持された筒状の可動周面部材
６３とからなり、カラー５９の内周に転がり軸受５７の
外輪５７ｂが当接している。そして、カラー５９のベー
ルアーム側端部には外方へ突出するフランジ５９ａが形
成されており、当該フランジ５９ａによってラインロー
ラ３３の側端面とベールアーム３５との摺動が防止され
ている。
【００２４】又、カラー５９のラインスライダ側端部に
は、内方へ突出する突起５９ｂが形成されており、その
先端はラインスライダ３７に突設したフランジ３７ａに
微小間隔を開けて対向している。更に、カラー５９と軸
受支持部材５５との間には、軸受シール６５が装着され
ており、当該軸受シール６５と上記突起５９ｂとによっ
て、転がり軸受５７へのゴミ等の侵入が防止されてい
る。
は、内方へ突出する突起５９ｂが形成されており、その
先端はラインスライダ３７に突設したフランジ３７ａに
微小間隔を開けて対向している。更に、カラー５９と軸
受支持部材５５との間には、軸受シール６５が装着され
ており、当該軸受シール６５と上記突起５９ｂとによっ
て、転がり軸受５７へのゴミ等の侵入が防止されてい
る。
【００２５】而して、図４に示すように固定周面部材６
１は、回転軸方向に沿った筒状部６７と、その端部から
略Ｌ字状に立設された側面部６９とからなり、側面部６
９は上記フランジ５９ａまで延設されている。そして、
図示するように側面部６９には、垂直な側壁部６９ａ
と、これに連接する誘導周面部６９ｂが形成されてお
り、当該誘導周面部６９ｂは上部側が外向きに傾斜して
釣糸を筒状部６７へ誘導するようになっている。
１は、回転軸方向に沿った筒状部６７と、その端部から
略Ｌ字状に立設された側面部６９とからなり、側面部６
９は上記フランジ５９ａまで延設されている。そして、
図示するように側面部６９には、垂直な側壁部６９ａ
と、これに連接する誘導周面部６９ｂが形成されてお
り、当該誘導周面部６９ｂは上部側が外向きに傾斜して
釣糸を筒状部６７へ誘導するようになっている。
【００２６】一方、可動周面部材６３は、上記側壁部６
９ａに対向する側壁部６３ａと、これに連接する誘導周
面部６３ｂが形成されており、当該誘導周面部６３ｂは
上部側が外向きに傾斜して釣糸を筒状部６７へ誘導する
ようになっている。そして、可動周面部材６３のライン
スライダ３７側端部の内周には、図７に示すラインロー
ラ７と同様、ばね収容溝７１が形成されており、可動周
面部材６３は、当該ばね収容溝７１内に収容された圧縮
コイルばね７３によって矢印方向へ常時付勢されている
が、本実施形態は、筒状部６７の外周と当該外周上を摺
動する可動周面部材６３の摺動面に、夫々、圧縮コイル
ばね７３による可動周面部材６３の移動を規制する移動
規制部としての段部７５，７７を形成することにより、
両段部７５，７７が係合して固定周面部材６１の側壁部
６９ａと可動周面部材６３の側壁部６３ａとの間に、例
えば０．３mmの微小間隙Ｔからなる釣糸案内溝７９を形
成したことを特徴とする。
９ａに対向する側壁部６３ａと、これに連接する誘導周
面部６３ｂが形成されており、当該誘導周面部６３ｂは
上部側が外向きに傾斜して釣糸を筒状部６７へ誘導する
ようになっている。そして、可動周面部材６３のライン
スライダ３７側端部の内周には、図７に示すラインロー
ラ７と同様、ばね収容溝７１が形成されており、可動周
面部材６３は、当該ばね収容溝７１内に収容された圧縮
コイルばね７３によって矢印方向へ常時付勢されている
が、本実施形態は、筒状部６７の外周と当該外周上を摺
動する可動周面部材６３の摺動面に、夫々、圧縮コイル
ばね７３による可動周面部材６３の移動を規制する移動
規制部としての段部７５，７７を形成することにより、
両段部７５，７７が係合して固定周面部材６１の側壁部
６９ａと可動周面部材６３の側壁部６３ａとの間に、例
えば０．３mmの微小間隙Ｔからなる釣糸案内溝７９を形
成したことを特徴とする。
【００２７】その他、図４中、８１は圧縮コイルばね７
３を支持するリング状のワッシャ、８３は当該ワッシャ
８１の止め具である。本実施形態に係るスピニングリー
ル４７はこのように構成されているから、ベール４１を
釣糸巻取位置側へ反転させてハンドル４５の操作でロー
タ２５を釣糸巻取り方向へ回転させると、これに連動し
て前後方向へトラバース運動するスプール４３にライン
ローラ３３を介して釣糸が巻回されるが、移動規制部と
しての段部７５，７７が係合して固定周面部材６１の側
壁部６９ａと可動周面部材６３の側壁部６３ａとの間
に、０．３mmの微小間隙Ｔからなる釣糸案内溝７９が形
成される。
３を支持するリング状のワッシャ、８３は当該ワッシャ
８１の止め具である。本実施形態に係るスピニングリー
ル４７はこのように構成されているから、ベール４１を
釣糸巻取位置側へ反転させてハンドル４５の操作でロー
タ２５を釣糸巻取り方向へ回転させると、これに連動し
て前後方向へトラバース運動するスプール４３にライン
ローラ３３を介して釣糸が巻回されるが、移動規制部と
しての段部７５，７７が係合して固定周面部材６１の側
壁部６９ａと可動周面部材６３の側壁部６３ａとの間
に、０．３mmの微小間隙Ｔからなる釣糸案内溝７９が形
成される。
【００２８】そして、使用糸が０．３mmを越える糸径で
あるとき、釣糸に加わっている外力により、釣糸は圧縮
コイルばね７３のばね力に抗して可動周面部材６３を移
動させて釣糸案内溝７９内に配置され、釣糸は両側壁部
６３ａ，６９ａに挾持されてラインローラ３３の軸方向
への不要な転がりが防止されることとなる。
あるとき、釣糸に加わっている外力により、釣糸は圧縮
コイルばね７３のばね力に抗して可動周面部材６３を移
動させて釣糸案内溝７９内に配置され、釣糸は両側壁部
６３ａ，６９ａに挾持されてラインローラ３３の軸方向
への不要な転がりが防止されることとなる。
【００２９】又、使用糸が０．３mm以下の糸径であると
き、釣糸は釣糸案内溝７９内に配置されて両側壁６３
ａ，６９ａによって軸方向の不要な転がりが防止される
し、例えば使用糸が０．１mmであるならば、釣糸案内溝
７９内に案内された釣糸との間に若干（０．２mm）の間
隙が生ずるが、この程度の間隙は糸縒れを発生させるお
それは殆どない。
き、釣糸は釣糸案内溝７９内に配置されて両側壁６３
ａ，６９ａによって軸方向の不要な転がりが防止される
し、例えば使用糸が０．１mmであるならば、釣糸案内溝
７９内に案内された釣糸との間に若干（０．２mm）の間
隙が生ずるが、この程度の間隙は糸縒れを発生させるお
それは殆どない。
【００３０】そして、斯様に固定周面部材６１の側壁部
６９ａと可動周面部材６３の側壁部６３ａとの間に０．
３mmの微小間隙Ｔからなる釣糸案内溝７９が形成される
ので、図７に示す従来例と異なり、巻取り操作時に、釣
糸が固定周面部材６１の外周面と可動周面部材６３の摺
動面との微小隙間に釣糸の挾着により噛み込んでしまう
こともない。
６９ａと可動周面部材６３の側壁部６３ａとの間に０．
３mmの微小間隙Ｔからなる釣糸案内溝７９が形成される
ので、図７に示す従来例と異なり、巻取り操作時に、釣
糸が固定周面部材６１の外周面と可動周面部材６３の摺
動面との微小隙間に釣糸の挾着により噛み込んでしまう
こともない。
【００３１】このように、本実施形態によれば、釣糸の
巻取り操作時の糸縒れを防止することができると共に、
極細の釣糸を使用した場合に於ても、固定周面部材６１
と可動周面部材６３との間に常時微小間隙からなる釣糸
案内溝７９が形成されているので、巻取り操作時に釣糸
が固定周面部材６１の外周面と可動周面部材６３の摺動
面との微小隙間に噛み込んでしまうことがなくなり、こ
の結果、釣糸にキズを付けたり糸切れが発生したりする
ことがなく、又、巻取り不能となることもなくなって、
従来に比し円滑な釣糸の巻取り操作が行える利点を有す
る。
巻取り操作時の糸縒れを防止することができると共に、
極細の釣糸を使用した場合に於ても、固定周面部材６１
と可動周面部材６３との間に常時微小間隙からなる釣糸
案内溝７９が形成されているので、巻取り操作時に釣糸
が固定周面部材６１の外周面と可動周面部材６３の摺動
面との微小隙間に噛み込んでしまうことがなくなり、こ
の結果、釣糸にキズを付けたり糸切れが発生したりする
ことがなく、又、巻取り不能となることもなくなって、
従来に比し円滑な釣糸の巻取り操作が行える利点を有す
る。
【００３２】
【００３３】
【００３４】
【００３５】
【００３６】図５及び図６は請求項２の一実施形態に係
る魚釣用スピニングリールに装着されるラインローラと
その取付構造の詳細を示し、本実施形態は、図１乃至図
４に示す実施形態のワッシャ８１に代え、断面略コ字状
の支持部材８７をばね収容溝７１の開口部に装着し、当
該支持部材８７により可動周面部材６３の一端部を固定
周面部材６１に支持すると共に、当該支持部材８７によ
って圧縮コイルばね７３を支持したもので、その他の構
成は、図１に示す実施形態と同様であるので、同一のも
のには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
る魚釣用スピニングリールに装着されるラインローラと
その取付構造の詳細を示し、本実施形態は、図１乃至図
４に示す実施形態のワッシャ８１に代え、断面略コ字状
の支持部材８７をばね収容溝７１の開口部に装着し、当
該支持部材８７により可動周面部材６３の一端部を固定
周面部材６１に支持すると共に、当該支持部材８７によ
って圧縮コイルばね７３を支持したもので、その他の構
成は、図１に示す実施形態と同様であるので、同一のも
のには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【００３７】而して、本実施形態によれば、釣糸８５の
巻回時に、釣糸８５に加わっている外力によって釣糸８
５は圧縮コイルばね７３のばね力に抗して可動周面部材
６３を移動させて釣糸案内溝７９内に配置され、釣糸８
５は両側壁部６３ａ，６９ａに挾持されて軸方向の不要
な転がりが防止される。 そして、可動周面部材６３は、
固定周面部材６１の外周を摺動する摺動面と支持部材８
７とで両端が固定周面部材６１に支持されることとな
る。 従って、本実施形態によっても、釣糸の巻取り操作
時の糸縒れを防止することができるが、本実施形態で
は、固定周面部材６１に対し可動周面部材６３が両端部
が摺動面と支持部材８７との支持構造であるため、図７
に示す従来例に比しベール４１からラインローラ３３に
釣糸８５が送り込まれる際の負荷によって作動不良が発
生することがなく、この結果、図１に示す実施形態の作
用と併せ、更に糸縒れの少ない安定した円滑な釣糸の巻
取り操作が行える利点を有する。尚、可動周面部材６３
は、固定周面部材６１に対して回転可能又は回転不能の
いずれに構成してもよい。
巻回時に、釣糸８５に加わっている外力によって釣糸８
５は圧縮コイルばね７３のばね力に抗して可動周面部材
６３を移動させて釣糸案内溝７９内に配置され、釣糸８
５は両側壁部６３ａ，６９ａに挾持されて軸方向の不要
な転がりが防止される。 そして、可動周面部材６３は、
固定周面部材６１の外周を摺動する摺動面と支持部材８
７とで両端が固定周面部材６１に支持されることとな
る。 従って、本実施形態によっても、釣糸の巻取り操作
時の糸縒れを防止することができるが、本実施形態で
は、固定周面部材６１に対し可動周面部材６３が両端部
が摺動面と支持部材８７との支持構造であるため、図７
に示す従来例に比しベール４１からラインローラ３３に
釣糸８５が送り込まれる際の負荷によって作動不良が発
生することがなく、この結果、図１に示す実施形態の作
用と併せ、更に糸縒れの少ない安定した円滑な釣糸の巻
取り操作が行える利点を有する。尚、可動周面部材６３
は、固定周面部材６１に対して回転可能又は回転不能の
いずれに構成してもよい。
【００３８】
【発明の効果】以上述べたように、請求項１に係る魚釣
用スピニングリールによれば、釣糸の巻取り操作時の糸
縒れを防止することができると共に、極細の釣糸を使用
した場合に於ても、固定周面部材と可動周面部材との間
に常時微小間隙からなる釣糸案内溝が形成されているの
で、巻取り操作時に釣糸が固定周面部材の外周面と可動
周面部材の摺動面との微小隙間に噛み込んでしまうこと
がなくなり、釣糸にキズを付けたり糸切れが発生したり
することがなく、又、巻取り不能となることもなくなっ
て、従来に比し円滑な釣糸の巻取り操作が行える利点を
有する。
用スピニングリールによれば、釣糸の巻取り操作時の糸
縒れを防止することができると共に、極細の釣糸を使用
した場合に於ても、固定周面部材と可動周面部材との間
に常時微小間隙からなる釣糸案内溝が形成されているの
で、巻取り操作時に釣糸が固定周面部材の外周面と可動
周面部材の摺動面との微小隙間に噛み込んでしまうこと
がなくなり、釣糸にキズを付けたり糸切れが発生したり
することがなく、又、巻取り不能となることもなくなっ
て、従来に比し円滑な釣糸の巻取り操作が行える利点を
有する。
【００３９】そして、請求項２に係る魚釣用スピニング
リールによれば、請求項１の発明の作用効果に加え、可
動周面部材の両端部が固定周面部材に支持されているた
め、巻取り操作時にラインローラに釣糸が送り込まれる
際の負荷によって可動周面部材に作動不良が発生するこ
とがなく、この結果、更に糸縒れの少ない安定した円滑
な釣糸の巻取り操作が行える利点を有する。
リールによれば、請求項１の発明の作用効果に加え、可
動周面部材の両端部が固定周面部材に支持されているた
め、巻取り操作時にラインローラに釣糸が送り込まれる
際の負荷によって可動周面部材に作動不良が発生するこ
とがなく、この結果、更に糸縒れの少ない安定した円滑
な釣糸の巻取り操作が行える利点を有する。
【図１】請求項１の一実施形態に係る魚釣用スピニング
リールの側面図である。
リールの側面図である。
【図２】図１に示すスピニングリールの一部切欠き正面
図である。
図である。
【図３】図１に示すスピニングリールに装着されたライ
ンローラとその取付構造の断面図である。
ンローラとその取付構造の断面図である。
【図４】図３に示すラインローラの要部拡大断面図であ
る。
る。
【図５】請求項２の一実施形態に係る魚釣用スピニング
リールに装着されたラインローラとその取付構造の断面
図である。
リールに装着されたラインローラとその取付構造の断面
図である。
【図６】図５に示すラインローラの要部拡大断面図であ
る。
る。
【図７】従来の魚釣用スピニングリールに装着されたラ
インローラとその取付構造の断面図である。
インローラとその取付構造の断面図である。
【図８】図７に示すラインローラの要部拡大断面図であ
る。
る。
２５ータ
２７ リール本体
２９，３１ 支持アーム３３ ラインローラ
３５ ベールアーム
３７ ラインスライダ
４１ ベール
４３ スプール
４７ スピニングリール
５７ 転がり軸受
５９ カラー６１ 固定周面部材 ６３ 可動周面部材
７１ ばね収容溝
７３ 圧縮コイルばね
７５，７７ 段部
７９ 釣糸案内溝
８５ 釣糸
８７ 支持部材
Claims (2)
- 【請求項１】 ロータの支持アームに反転自在に取り付
くベール支持部材に、当該ベール支持部材に支持される
固定周面部材と、当該固定周面部材の外周に軸方向へ摺
動自在に嵌合支持され、付勢手段により固定周面部材の
側壁とで釣糸を挾持する方向に付勢された可動周面部材
とからなるラインローラを装着した魚釣用スピニングリ
ールに於て、 上記固定周面部材と可動周面部材に、付勢手段による可
動周面部材の移動を規制する移動規制部を形成し、当該
移動規制部により、固定周面部材の側壁と可動周面部材
との間に微小間隙からなる釣糸案内溝を形成したことを
特徴とする魚釣用スピニングリール。 - 【請求項２】 ロータの支持アームに反転自在に取り付
くベール支持部材に、当該ベール支持部材に支持される
固定周面部材と、当該固定周面部材の外周に軸方向へ摺
動自在に嵌合支持され、付勢手段により固定周面部材の
側壁とで釣糸を挾持する方向に付勢された可動周面部材
とからなるラインローラを装着した魚釣用スピニングリ
ールに於て、 上記固定周面部材と可動周面部材に、付勢手段による可
動周面部材の移動を規制する移動規制部を形成し、当該
移動規制部により、固定周面部材の側壁と可動周面部材
との間に微小間隙からなる釣糸案内溝を形成すると共
に、可動周面部材の軸方向両端部で、当該可動周面部材
を固定周面部材の外周に支持したことを特徴とする魚釣
用スピニングリール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28039497A JP3481098B2 (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | 魚釣用スピニングリール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28039497A JP3481098B2 (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | 魚釣用スピニングリール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11113459A JPH11113459A (ja) | 1999-04-27 |
| JP3481098B2 true JP3481098B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=17624426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28039497A Expired - Lifetime JP3481098B2 (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | 魚釣用スピニングリール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3481098B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007209357A (ja) * | 2007-05-25 | 2007-08-23 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用スピニングリール |
-
1997
- 1997-10-14 JP JP28039497A patent/JP3481098B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11113459A (ja) | 1999-04-27 |
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