JP3481065B2 - 位相比較回路および半導体集積回路 - Google Patents

位相比較回路および半導体集積回路

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JP3481065B2
JP3481065B2 JP00679697A JP679697A JP3481065B2 JP 3481065 B2 JP3481065 B2 JP 3481065B2 JP 00679697 A JP00679697 A JP 00679697A JP 679697 A JP679697 A JP 679697A JP 3481065 B2 JP3481065 B2 JP 3481065B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R25/00Arrangements for measuring phase angle between a voltage and a current or between voltages or currents
    • G01R25/005Circuits for comparing several input signals and for indicating the result of this comparison, e.g. equal, different, greater, smaller, or for passing one of the input signals as output signal
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Dram (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は位相比較回路および
半導体集積回路に関し、特に、DLL(Delay Locked Lo
op) 回路における位相比較回路に関する。近年、半導体
集積回路は高速化および高集積化が進み、クロック信号
に対しても、位相の同期したクロック信号を各回路へ供
給することが必要になって来ている。具体的に、例え
ば、シンクロナスDRAM(SDRAM)においては、
DLL回路を使用して外部クロックに位相同期した信号
を複数の出力バッファ回路に対して供給するようになっ
ている。そして、クロック信号のさらなる高速化に伴っ
て、クロック信号の周期に対する位相のずれの割合が大
きくなって来ている。そこで、高速のクロック信号を使
用したDLL回路においても、各信号の位相比較を正確
に行って同期を取ることが要望されている。
【0002】
【従来の技術】近年のMPUやメモリ・デバイス(例え
ば、シンクロナスDRAM)は、100MHzを超える動
作速度を達成しており、DLL等の技術を利用して外部
入力クロック信号と内部出力クロック信号との位相を合
わせることにより、内部のクロック配線等による遅延の
影響を除いてアクセス時間の遅れやバラツキを抑える方
法が用いられている。
【0003】ところで、従来、PLL(Phase Locked Lo
op) 回路において、クロック信号の周波数が高くなり位
相比較することが難しくなった場合の対応として、各ク
ロック信号を同一の分周比で分周してから位相比較器で
位相比較を行うものが知られている。例えば、特開昭5
5−92042号公報および特開昭56−61833号
公報等においても公知例として示されている。
【0004】図1は従来技術としてのPLL回路の一例
を示すブロック図である。図1において、参照符号11
および13は1/n分周器、12は位相比較器、14は
周波数変換制御部、15は低域フィルタ、そして、16
は電圧制御発振器(VCO)を示している。図1に示さ
れるように、PLL回路の出力信号(OUT)は、周波
数変換制御部14を介して1/n分周器13に供給され
(信号B)、また、入力信号(IN:信号A)は、1/
n分周器11に供給される。ここで、1/n分周器11
および13は、入力した信号AおよびBを1/n分周
(例えば、1/4分周)して出力するものであり、該1
/n分周器11および13からは、入力信号AおよびB
のn倍(例えば、4倍)の周期を有する信号A’および
B’が出力され、位相比較器12において位相比較が行
われるようになっている。
【0005】図2は図1に示すPLL回路の動作を説明
するための波形図である。図2に示されるように、図1
のPLL回路における1/n分周器11および13は、
例えば、入力した信号AおよびBを1/4分周するよう
になっており、位相比較器12では、信号AおよびBの
4倍の周期を有する信号A’およびB’が位相比較され
る。これにより、例えば、クロック信号(信号A,B)
の周波数が高くなって位相比較器12で位相比較するこ
とが難しくなった場合でも、これらのクロック信号の4
倍の周期(1/4の周波数)を有する信号(信号A’お
よびB’)を位相比較器12で位相比較することによ
り、具体的に、信号A’およびB’の各立ち上がりタイ
ミング(図2中、白丸および黒丸)の位相同期を取るこ
とにより、回路の誤動作を無くすようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3は関連技術として
のDLL回路(半導体集積回路)の一例を示すブロック
図である。図3において、参照符号1はクロック入力パ
ッド、21は入力回路(クロックバッファ)、22はダ
ミー入力回路(クロックバッファ)、そして、3はDL
L回路を示している。さらに、参照符号41はクロック
配線(リアル配線)、42はダミー配線、51は出力回
路(出力バッファ)、52はダミー出力回路(出力バッ
ファ)、6はデータ出力パッド、そして、7はダミー負
荷容量を示している。
【0007】図3に示されるように、DLL回路3は、
位相比較回路(ディジタル位相比較器)31、遅延制御
回路32、遅延回路33、および、ダミー遅延回路34
を備えて構成されている。位相比較回路31には、外部
クロック(外部入力クロック信号)CLKが入力回路2
1を介して供給される(信号S1)と共に、外部クロッ
クCLKがダミー遅延回路34,ダミー配線42,ダミ
ー出力回路52並びにダミー入力回路22を介して供給
され(信号S0)、これらの信号S1(A)およびS0
(B)の位相比較を行って遅延制御回路32を制御する
ようになっている。ここで、ダミー入力回路22を介し
て位相比較回路31に供給される信号S0は、ダミー配
線42等により、例えば、ちょうど1クロック分の時間
だけ外部クロックCLKを遅延した信号となっており、
この1クロック分だけ遅延した信号S0が入力回路21
を介して供給される信号S1と位相比較されることにな
る。
【0008】遅延制御回路32は、例えば、シフトレジ
スタとして構成され、位相比較回路31からの出力信号
(偶数段および奇数段の右シフト信号srex, srox、並び
に、偶数段および奇数段の左シフト信号slex, slox)に
応じて、遅延回路33およびダミー遅延回路34に対し
て同じ遅延量を与えるべく制御するようになっている。
従って、出力回路51におけるクロック信号(内部クロ
ック信号)は、入力回路21,遅延回路33,クロック
配線(リアル配線)41および出力回路51による遅延
が見かけ上存在しないようなタイミングで供給されるこ
とになる。
【0009】ところで、例えば、SDRAMの動作周波
数がさらに高くなり、外部クロックCLKの周期がさら
に短くなると、PLL回路と同様に、位相比較回路31
における信号S1およびS0の位相比較が困難になって
来る。そこで、前述した図1に示すPLL回路と同様
に、位相比較回路31(図1における位相比較器12に
相当)に供給する信号S1およびS0(図1における信
号AおよびBに相当)を1/n分周し、該1/n分周し
た信号を位相比較回路31で位相比較することが考えら
れる。
【0010】図4は図1に示すPLL回路の技術を図3
に示すDLL回路に適用した場合の課題を説明するため
の図である。図4に示されるように、信号AおよびBを
1/n(例えば、1/4)分周する場合、信号A1およ
びB1の関係、信号A2およびB2の関係、並びに、信
号A3およびB3の関係等が存在する。すなわち、信号
Aを1/4分周した信号A1が信号Bを1/4分周した
信号B1よりも該信号AおよびBの1周期以上位相が進
んでいる場合、信号Aを1/4分周した信号A2が信号
Bを1/4分周したB2よりも該信号AおよびBの1周
期以内の範囲で位相が進んでいる場合、および、信号A
を1/4分周した信号A3が信号Bを1/4分周した信
号B3よりも位相が遅れている場合が考えられる。
【0011】ところで、DLL回路の場合、位相比較回
路33に入力する信号S1(信号A)の遅延時間(位
相)は、遅延回路33における遅延段の数により規定さ
れる。そのため、例えば、信号S1が信号S0よりも1
周期以内の範囲で位相が進んでいる場合(信号A2およ
びB2の関係)には同期を取ることができても、遅延回
路33が信号A1と信号B1との位相差(1周期以上の
位相差)に対応する遅延段数(遅延時間)を有していな
い場合には、信号S1およびS0(信号AおよびB)の
同期を取ることができない。さらに、DLL回路3は、
入力信号を遅延して同期を取るようになっているため、
例えば、信号S1の位相が信号S2よりも遅れている場
合(信号A3およびB3の関係)には同期を取ることが
できないことがある。
【0012】すなわち、PLL回路においては、それぞ
れの分周器(11,13)が別々のタイミングでクロッ
ク信号(A,B)を分周しても、VCO(16)により
自動的に位相が調節されて同期を取ることが可能である
が、DLL回路においては、それぞれの分周器が別々の
タイミングでクロック信号(S1,S0)を分周してし
まうと、遅延回路がそれに対応する遅延段(遅延時間)
を持っていなければ調節することはできない。そして、
回路の占有面積等の問題により、遅延回路(ダミー遅延
回路)における遅延段数(遅延時間)が制限されるた
め、分周器により分周した後の信号の関係(信号A1お
よびB1の関係、或いは、信号A3およびB3の関係)
によっては、信号AおよびB(信号S1およびS0)の
同期を取ることができない。
【0013】本発明は、上述した課題に鑑み、高速のク
ロック信号を使用したDLL回路においても、各信号の
位相比較を行って同期を取って回路の誤動作を無くすよ
うにした位相比較回路および半導体集積回路の提供を目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態によ
れば、第1の信号および第2の信号の位相を比較する位
相比較回路であって、前記第1の信号を第3の信号に応
じて、nを2以上の整数として、1/n分周する第1の
制御回路と、前記第2の信号を前記第3の信号に応じて
1/n分周する第2の制御回路と、前記第1の制御回路
の出力信号および前記第2の制御回路の出力信号の位相
を比較する位相比較部とを具備し、前記第3の信号は、
前記第1の信号と同じ周期の信号を1/n分周した信号
となっていることを特徴とする位相比較回路が提供され
る。
【0015】また、本発明の第2の形態によれば、第1
の信号を遅延して第2の信号を出力する遅延回路と、該
遅延回路における遅延量を制御する遅延制御回路と、前
記第1の信号および前記第2の信号の位相比較を行っ
て、前記遅延制御回路の動作を制御する位相比較回路を
備えた半導体集積回路であって、該位相比較回路は、前
記第1の信号を第3の信号に応じて、nを2以上の整数
として、1/n分周する第1の制御回路と、前記第2の
信号を前記第3の信号に応じて1/n分周する第2の制
御回路と、前記第1の制御回路の出力信号および前記第
2の制御回路の出力信号の位相を比較する位相比較部と
を具備し、前記半導体集積回路は、前記第1の信号と同
じ周期の信号を1/n分周した信号を前記第3の信号と
して生成する分周器を備えていることを特徴とする半導
体集積回路が提供される。
【0016】本発明の位相比較回路によれば、第1の信
号は、第1の制御回路により第3の信号に応じて1/n
分周され、また、第2の信号は、第2の制御回路により
第3の信号に応じて1/n分周される。そして、位相比
較部により、第1の制御回路の出力信号および第2の制
御回路の出力信号の位相比較が行われる。この第3の信
号が供給された第1および第2の制御回路により、位相
比較部で位相比較が行われる信号が制御して分周される
ことになる。ここで、第3の信号は、第1の信号と同じ
周期の信号を1/n分周した信号となっている。 本発明
の半導体集積回路は、遅延回路と、遅延制御回路と、位
相比較回路と、分周器とを備える。遅延回路は、第1の
信号を遅延して第2の信号を出力し、遅延制御回路は、
遅延回路における遅延量を制御し、位相比較回路は、第
1の信号および第2の信号の位相比較を行って遅延制御
回路の動作を制御する。位相比較回路において、第1の
信号は、第1の制御回路により第3の信号に応じて1/
n分周され、また、第2の信号は、第2の制御回路によ
り第3の信号に応じて1/n分周され、そして、位相比
較部により、第1の制御回路の出力信号および第2の制
御回路の出力信号の位相比較が行われる。この第3の信
号が供給された第1および第2の制御回路により、位相
比較部で位相比較が行われる信号が制御して分周される
ことになる。そして、分周器は、第1の信号と同じ周期
の信号を1/n分周した信号を第3の信号として生成す
る。
【0017】これによって、高速のクロック信号を使用
したDLL回路においても、各信号(第1および第2の
信号)の位相比較を行って同期を取って回路の誤動作を
無くすことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る位相比較回路および半導体集積回路の実施例を説明す
る。図5は本発明に係る位相比較回路の一実施例を示す
ブロック図である。図5において、参照符号311およ
び312は制御回路(分周器)、313は遅延部(遅延
素子)、そして、314および315はラッチ回路(R
Sフリップフロップ)を示している。ここで、位相比較
部310は、遅延部313およびラッチ回路314,3
15を備えて構成されている。
【0019】図5に示されるように、本実施例の位相比
較回路はDLL回路等に使用され、第1の信号SAと第
2の信号SBとを位相比較するものである。制御回路
(第1の制御回路)311は、第1の信号SAを第3の
信号SSに応じて1/n分周(例えば、1/4分周)す
るものであり、また、制御回路(第2の制御回路)31
2は、第2の信号SBを第3の信号SSに応じて1/n
分周するものである。ここで、nは2以上の整数を示し
ている。
【0020】制御回路312の出力信号SB’は、ラッ
チ回路314および315へ供給され、また、制御回路
311の出力信号SA’は、ラッチ回路314へ供給さ
れると共に、遅延部313を介してラッチ回路315へ
供給されている。すなわち、本実施例の位相比較回路
は、信号SAおよびSBをそれぞれ第3の信号SSを用
いた制御回路311および312により同じタイミング
で1/n分周(例えば、1/4分周)して信号SA’お
よびSB’とし、これらの分周された信号SA’および
SB’を2つのラッチ回路314および315を用いて
位相比較するものである。なお、分周された第1の信号
(第1の制御回路311の出力信号)SA’は、後述す
る図18における信号φoutに対応し、また、分周さ
れた第2の信号(第2の制御回路312の出力信号)S
B’は、図18における信号φextに対応している。
さらに、ラッチ回路(第1のRSフリップフロップ)3
14は、図18におけるフリップフロップ回路421に
対応し、ラッチ回路(第2のRSフリップフロップ)3
15は、図18におけるフリップフロップ回路422に
対応し、そして、遅延部313は、図18における遅延
回路423に対応している。
【0021】ここで、制御回路(分周器)311および
312は、例えば、入力信号(SA,SB)を1/4分
周して、該入力信号の始めの2周期に対応する期間が高
レベル”H”で次の2周期に対応する期間が低レベル”
L”となる信号(例えば、図4参照)を出力するものに
限らず、該入力信号の始めの1周期に対応する期間が高
レベル”H”で次の3周期に対応する期間が低レベル”
L”となる信号(例えば、図9参照)を出力するもので
あってもよい。すなわち、第1および第2の制御回路3
11および312は、YおよびZを正の整数として、各
第1および第2の入力信号SAおよびSBのY周期だけ
の期間が第1のレベル(高レベル”H”)で、且つ、Z
周期だけの期間が第2のレベル(低レベル”L”)とな
る出力信号をそれぞれ生成するようになっている。
【0022】図6は図5に示す位相比較回路における位
相比較部310の一例を示すブロック回路図である。図
6に示されるように、位相比較部310におけるラッチ
回路314および315は、それぞれ2つのNAND回
路3141,3142および3151,3152より成
るRSフリップフロップとして構成されている。そし
て、第1のRSフリップフロップのリセット入力には第
1の制御回路(311)の出力信号SA’が供給され、
また、該第1のRSフリップフロップ314のセット入
力には第2の制御回路(312)の出力信号SB’が供
給されている。さらに、第2のRSフリップフロップ3
15のリセット入力には第1の制御回路の出力信号S
A’が遅延部313を介して供給され、また、該第2の
RSフリップフロップ315のセット入力には第2の制
御回路の出力信号SB’が供給されている。そして、第
1および第2のRSフリップフロップ314,315の
出力信号Q1,/Q1,Q 2,/Q2 の組み合わせにより位相
比較結果を判定するようになっている。
【0023】ここで、RSフリップフロップ314(3
15)において、第1のNAND回路3141(315
1)の第1の入力IN11は、該RSフリップフロップ
のリセット入力とされ、また、該第1のNAND回路の
第2の入力IN12は、第2のNAND回路3142
(3152)の出力OUT2と共に該RSフリップフロ
ップの出力Q1(Q2)とされている。さらに、第2のNA
ND回路の第1の入力IN21は、該RSフリップフロ
ップのセット入力とされ、また、第2のNAND回路の
第2の入力IN22は、第1のNAND回路の出力OU
T1と共に該RSフリップフロップの反転出力/Q1(/
2)とされている。
【0024】図7は図6に示す位相比較部におけるNA
ND回路の一例を示す回路図である。図7に示されるよ
うに、各NAND回路(3141,3142,315
1,3152)は、2つのPチャネル型MOSトランジ
スタP1,P2、および、2つのNチャネル型MOSト
ランジスタN1,N2を備えて構成されている。
【0025】第1のPチャネルMOS型トランジスタP
1のソースは,第1の電源線(高電位電源線)Vddに接
続され、ドレインは該NAND回路の出力OUTに接続
され、そして、ゲートは該NAND回路の第1の入力I
N1に接続されている。また、第2のPチャネル型MO
SトランジスタP2のソースは第1の電源線Vddに接続
され、ドレインは該NAND回路の出力OUTに接続さ
れ、そして、ゲートは該NAND回路の第2の入力IN
2に接続されている。
【0026】さらに、第1のNチャネル型MOSトラン
ジスタN1のソースは第2のNチャネル型MOSトラン
ジスタN2のドレインに接続され、ドレインは該NAN
D回路の出力OUTに接続され、そして、ゲートは該N
AND回路の第1の入力IN1に接続されている。ま
た、第2のNチャネル型MOSトランジスタN2のソー
スは第2の電源線(低電位電源線)Vssに接続され、そ
して、ゲートは該NAND回路の第2の入力IN2に接
続されている。ここで、各トランジスタP1,P2,N
1,N2は、MOS(MIS)トランジスタに限定され
るものではない。また、位相比較部310の構成も、上
記のものに限定されず様々な構成があり得る。
【0027】図6および図7に示すように、位相比較部
310におけるラッチ回路(RSフリップフロップ)3
14および315における各セット入力、リセット入力
等の構成を規定することにより、入力信号(信号SA’
およびSB’)の変化に対する出力信号(Q1,/Q1,Q
2,/Q2)の応答のばらつきを低減して正確な位相比較を
行うことができる。すなわち、NAND回路における2
つの入力は完全に対称な構成とはなっていないため、各
入力(IN1,IN2)に供給する信号を規定しておか
ないと、微妙な動作のずれが生じることになるからであ
る。
【0028】図8は本発明に係る位相比較回路を適用し
たDLL回路の一例を示すブロック図である。図8にお
いて、参照符号301は位相比較回路、306は分周
器、320は遅延制御回路、321は第1の遅延回路、
そして、322は第2の遅延回路を示している。ここ
で、第1の遅延回路321の出力は、第2の遅延回路3
22の入力として供給され、該第2の遅延回路322の
出力信号(SB)と入力信号IN(SA)との同期を取
ることにより、第1の遅延回路321の出力信号(S
C)は、入力信号INに対して180°だけ位相が遅れ
たものとなっている。
【0029】本発明の位相比較回路を適用する場合にお
ける第3の信号SSに要求される好適な条件を、図9を
参照して以下に検討する。図9は図8に示すDLL回路
における位相比較回路の動作を説明するための波形図で
ある。図9において、参照符号Tは入力信号SA(I
N)の1周期を示している。
【0030】図9に示されるように、第3の信号SS
は、入力信号SAと、該信号SAが第1および第2の遅
延回路321および322を通って1周期分の時間
(T)だけ遅らせようとしている信号SBとの遅延
(τ)を1/Nにした分、すなわち、信号SAをτ/N
だけずらした信号を、例えば、1/4分周することによ
り得られる。ここで、分周器306の出力信号(第3の
信号)SSは、入力信号(SA)の始めの1周期に対応
する期間が高レベル”H”で次の3周期に対応する期間
が低レベル”L”の信号となっている。そして、第3の
信号SSが高レベル”H”となっている期間において、
位相比較回路301へ供給される信号SAおよびSBの
立ち上がりエッジの検出を行う。
【0031】信号SAの立ち上がりエッジ(図9中、白
丸)を検出できる条件は、 τ/N<T …… (1) であり、また、信号SBの立ち上がりエッジ(図9中、
黒丸)を検出できる条件は、 (1−1/N)τ<T …… (2) である。
【0032】従って、上記の式(1)および式(2)か
ら、信号SAおよびSBの両方のずれを最も広い範囲で
検出できるNの値は、 N=2(位相を180°ずらした場合) となり、この時に、 τ<2T であれば、第3の信号SSによって、信号SAおよびS
Bをそれぞれ同じタイミングで分周して信号SA’およ
びSB’を生成することができる。
【0033】このように、本発明の位相比較回路を、例
えば、図8に示すDLL回路に適用する場合、第3の信
号SSとしては、信号SAと、該信号SAが第1および
第2の遅延回路321,322を通り1周期遅らせよう
としている信号SBとの遅延(τ)を1/2にした信号
(信号SAを180°ずらした信号)SCを1/n分周
したものが好ましい。すなわち、180°だけ遅延した
信号を生成するDLL回路を例にとった場合、そのずれ
をτ/N(任意)とした時に、180°だけ遅延した信
号が第3の信号として最適であることが分かる。
【0034】図8に示すDLL回路(半導体集積回路)
では、この第3の信号SSを使用して、入力信号IN
(信号SA)と第2の遅延回路322の出力信号(信号
SB)との分周および位相比較を位相比較回路301で
行うことになる。なお、位相比較回路301は、例え
ば、前述した図5に示す構成とされている。図10は図
8に示すDLL回路における分周器306の一例を示す
回路図である。図10に示されるように、分周器306
は、複数のナンドゲートおよびインバータより成る2段
のカウンタ361および362により構成されている。
【0035】分周器306は、入力inに対して供給さ
れた、信号SAを180°ずらした信号SCを受け取っ
て、出力outから図9に示されるような第3の信号S
Sを出力するものである。なお、分周器306は、複数
のナンドゲートおよびインバータより成る2段のカウン
タで構成するものに限定されず、様々な論理ゲートの組
み合わせとして構成することができるのはいうまでもな
い。
【0036】図11は本発明の位相比較回路における制
御回路の一例を示す回路図である。図11に示されるよ
うに、制御回路311(312)は、信号SA(SB)
および第3の信号SSを入力として、該第3の信号SS
により分周(1/4分周)された信号SA’(SB’)
を出力するものであり、複数のNAND回路331〜3
38およびインバータ341〜345を備えて構成され
ている。入力信号SAは、インバータ342を介してN
AND回路331および332の一方の入力に供給され
ると共に、インバータ343〜345で構成された遅延
部340を介して3入力NAND回路335および33
6の第1の入力に供給されている。さらに、NAND回
路332の他方の入力には第3の信号SSが供給され、
また、NAND回路331の他方の入力にはインバータ
341を介して第3の信号SSが供給されている。な
お、3入力NAND回路335および336の第2の入
力には、入力信号SAが直接供給されている。
【0037】NAND回路331および332の出力
は、NAND回路333および334で構成される第1
のラッチ回路330に保持され、該第1のラッチ回路3
30の出力は、それぞれ3入力NAND回路335およ
び336の第3の入力に供給され、入力信号SAが低レ
ベル”L”から高レベル”H”へ立ち上がり、且つ、遅
延部340で遅延された信号が高レベル”H”を保持し
ているタイミングで、第1のラッチ回路330の出力を
NAND回路337および338で構成される第2のラ
ッチ回路339へ転送するようになっている。これによ
り、入力信号SA(SB)から第3の信号SSを使用し
て、分周された信号SA’(SB’)を得ることができ
る。
【0038】すなわち、入力信号SA(SB)をインバ
ータ342で反転した信号をトリガーとして、第1のラ
ッチ回路330に第3の信号SSを格納し、さらに、該
第1のラッチ回路330に保持された相補の信号を、そ
れぞれ入力信号SA(SB)をトリガーとして第2のラ
ッチ回路339に格納し、そのデータを出力するように
なっている。
【0039】図12は本発明に係る位相比較回路の他の
実施例を示すブロック回路図である。図12と図5およ
び図6との比較から明らかなように、本実施例の位相比
較回路は、制御回路311および312、遅延部31
3、並びに、ラッチ回路314および315の他に、N
AND回路350〜355が設けられ、入力IN01お
よびIN02に供給される信号SAおよびSBの内の一
方を選択して出力するようになっている。ここで、第3
の信号SSとしては、例えば、後述するような、入力信
号SAに対して120°だけ位相が遅れた信号を使用
し、且つ、信号SAとして該120°だけ位相が遅れた
信号を使用し、そして、信号SBとして入力回路(2
1)の出力信号(DLL回路による位相制御をする前の
信号)を使用することができる。ここで、遅延部313
は、縦列接続されたインバータ371〜373、容量3
75,376、および、NOR回路374により構成さ
れ、該遅延部313により生成された所定のパルス幅を
有する信号によりラッチ回路314に保持されたデータ
(相補出力)がラッチ回路315へ伝達され、そして、
該ラッチ回路315の出力により選択された一方のNA
ND回路(353,354)およびNAND回路355
を介して信号SAまたはSBが出力されるようになって
いる。
【0040】図13および図14は本発明に係る半導体
集積回路の一参考例を示すブロック図である。図13お
よび図14において、参照符号1はクロック入力パッ
ド、21は入力回路(クロックバッファ)、22はダミ
ー入力回路(クロックバッファ)、そして、300およ
び3は第1および第2のDLL回路を示している。さら
に、参照符号41はクロック配線(リアル配線)、42
はダミー配線、51は出力回路(出力バッファ:対象回
路)、52はダミー出力回路(出力バッファ)、6はデ
ータ出力パッド、そして、7はダミー負荷容量を示して
いる。ここで、本発明の位相比較回路が適用されるDL
L回路は、第1のDLL回路300である。
【0041】図13に示されるように、DLL回路30
0は、位相比較回路301、遅延制御回路302、第1
の遅延回路303、第2の遅延回路304、第3の遅延
回路305、および、分周器306を備えて構成されて
いる。ここで、第1の遅延回路303の出力SDは第2
の遅延回路304の入力として供給され、該第2の遅延
回路304の出力は第3の遅延回路305の入力として
供給され、そして、該第3の遅延回路305の出力信号
SBと入力信号SA(信号S1:入力回路21を介して
供給される外部クロックCLK)との同期を取ることに
より、第1の遅延回路303の出力信号SDは、入力信
号SAに対して120°だけ位相が遅れたものとなる。
【0042】すなわち、第1の遅延回路303の出力S
Dは入力信号SA(S1)に対して位相が120°遅れ
た信号となり、第2の遅延回路304の出力は入力信号
SAに対して位相が240°遅れた信号となり、そして
第3の遅延回路305の出力SBは入力信号SAに対し
て位相が360°遅れた信号(入力信号SAと同じタイ
ミングの信号)となる。
【0043】分周器306には、第1の遅延回路303
の出力信号SDが供給され、該分周器306の出力信号
は、第3の信号SSとして位相比較回路301へ供給さ
れると共に、出力選択回路401へ供給されている。こ
こで、位相比較回路301は、前述した図5と同様の構
成を有している。また、遅延制御回路302は、位相比
較回路301からの出力(位相比較結果)に応じて、第
1、第2および第3の遅延回路303,304,305
に対して同じ遅延量を与えるように、各遅延回路を制御
するようになっている。
【0044】図14に示されるように、DLL回路3
は、分周器30、位相比較回路31、遅延制御回路3
2、遅延回路33、および、ダミー遅延回路34を備え
て構成されている。分周器30には、入力回路21を介
して外部クロックCLK(信号S1:第1の制御信号)
が供給され、該外部クロックCLKを分周した信号を出
力するようになっている。すなわち、分周器30は、第
1の出力信号(信号S2)をダミー遅延回路34へ出力
すると共に、第2の出力信号(信号S3)を位相比較回
路31の第1の入力へ出力するようになっている。位相
比較回路31の第2の入力には、分周器30の第1の出
力信号(信号S2)が、ダミー遅延回路34,ダミー配
線42,ダミー出力選択回路402,ダミー出力回路5
2,並びに,ダミー入力回路22を介して供給(信号S
0)され、該位相比較回路31は、これらの信号S3お
よび信号S0の位相比較を行って遅延制御回路32を制
御するようになっている。なお、遅延回路33の出力信
号(第2の制御信号)は、DLL回路3の出力信号とし
てクロック配線(リアル配線)41を介して出力回路
(対象回路)51に供給されることになる。
【0045】遅延制御回路32は、位相比較回路31か
らの出力に応じて、遅延回路33およびダミー遅延回路
34に対して同じ遅延量を与えるように、各遅延回路を
制御するようになっている。従って、出力回路51にお
けるクロック信号(内部クロック信号)は、入力回路2
1,遅延回路33,リアル配線41,出力選択回路40
1,および,出力回路51による遅延が見かけ上存在し
ないようなタイミングで供給されることになる。
【0046】出力選択回路401は、第1のDDL回路
300の分周器306の出力信号(第3の信号)SSに
応じて、入力回路21の出力信号S1(第2のDLL回
路3による遅延制御がされる前の信号SA)と、該第2
のDLL回路3による遅延制御がされた信号(遅延回路
33の出力信号)との一方を選択して各出力回路51へ
供給するようになっている。この出力選択回路401
は、各信号の条件により、遅延回路33の出力信号を使
用するよりも、遅延制御を行う前の入力回路21の出力
信号S1そのものを使った方が好ましい場合があり得る
からである。
【0047】図15は本発明の半導体集積回路における
遅延回路33,34(303,304,305;32
1,322)の一構成例を説明するための図であり、同
図(a)は1ビット分の遅延回路の構成を示し、同図
(b)は該1ビット分の遅延回路の動作のタイムチャー
トを示し、そして、同図(c)は1ビット分の遅延回路
を複数段接続した時の構成と動作説明を示すものであ
る。
【0048】図15(a)に示されるように、1ビット
分の遅延回路は2個のNANDゲート401と402、
および、インバータ403を備えて構成される。この1
ビット分の遅延回路の動作を図15(b)を参照して説
明すると、入力φEは活性化信号(イネーブル信号)
で、高レベル“H”の時に遅延回路が動作する。図15
(b)では、イネーブル信号φEが高レベル“H”にな
って信号のアクセスが可能になった状態が示されてい
る。なお、図15(b)において、INは1ビット分の
遅延回路への入力信号を示し、また、φNは複数段接続
された遅延回路のうち隣接する右側の遅延回路からの信
号、OUTは1ビット分の遅延回路の出力信号、そし
て、4a−1および4a−2は図15(a)の回路にお
いて対応するノードの波形を示している。従って、OU
Tは左側に隣接する1ビット分の遅延回路における信号
φNに対応する。
【0049】信号φNが低レベル“L”の時には、出力
信号OUTは常に低レベル“L”になり、また、信号φ
Nが高レベル“H”で信号φEが低レベル“L”の時に
は、出力信号OUTは高レベル“H”になる。信号φN
が高レベル“H”で信号φEが高レベル“H”の時に、
入力信号INが低レベル“L”であれば出力信号OUT
は高レベル“H”になり、INが高レベル“H”であれ
ば低レベル“L”になる。
【0050】図15(a)の回路によれば、イネーブル
信号φEが高レベル“H”の状態で入力信号INが立ち
上がると、その入力信号は矢印の経路に伝播するが、イ
ネーブル信号φEが低レベル“L”の状態では、入力信
号INが出力OUTに矢印の経路で伝播しないようにな
っている。図15(c)は、図15(a)に示す1ビッ
ト分の遅延回路を複数段カスケード接続した例であり、
実際の遅延回路に相当する。ここで、図15(c)では
3段しか描いていないが、実際には多数段接続されてい
る。また、イネーブル信号φEの信号線は、回路要素毎
に、φE−1、φE−2、φE−3のように複数本あ
り、これらの信号は遅延制御回路(32;302;32
0)によって制御される。
【0051】図15(c)では、中央の1ビット分の遅
延回路が活性化されており、イネーブル信号φE−2が
高レベル“H”になっている。この場合、入力信号IN
が低レベル“L”から高レベル“H”に変化すると、左
端の1ビット分の遅延回路と右端の1ビット分の遅延回
路のイネーブル信号φE−1およびφE−3は低レベル
“L”であるから、太線のように入力信号INはNAN
Dゲート401−1および401−3で止められてしま
う。
【0052】一方、活性化されている中央の1ビット分
の遅延回路のイネーブル信号φE−2は高レベル“H”
レベルであるから、入力信号INはNANDゲート40
1−2を通過する。右側の1ビット分の遅延回路の出力
信号OUTは高レベル“H”であるから、入力信号IN
はNANDゲート402−2も通過して、出力信号OU
Tとして低レベル“L”の信号が伝達されることにな
る。上記のように、右側の出力信号OUT、すなわち、
イネーブル信号φNが低レベル“L”の時には、出力信
号OUTは常に低レベル“L”になるので、この低レベ
ル“L”の信号が左側の1ビット分の遅延回路のNAN
Dゲートおよびインバータに順次伝達され、最終的な出
力信号として取り出される。
【0053】このように、活性化された1ビット分の遅
延回路を介して、入力信号INは折り返されるように信
号伝達され、最終的な出力信号になる。つまり、どの部
分のイネーブル信号φEを高レベル“H”にするかによ
り、遅延量を制御することができる。1ビット分の遅延
量は、NANDゲートとインバータの合計の信号伝搬時
間で決定され、この時間がDLL回路の遅延単位時間に
なり、そして、全体の遅延時間は、1ビット分の遅延量
に通過する段数を乗じた量になる。
【0054】図16は本発明の半導体集積回路における
遅延制御回路の一構成例を説明するための図である。図
16に示されるように、遅延制御回路も点線で囲った1
ビット分の遅延制御回路430−2を遅延回路の段数分
接続した構成になっており、各段の出力が遅延回路の各
段のイネーブル信号φEになる。
【0055】具体的に、1ビット分の遅延制御回路43
0−2は、NANDゲート432−2と、インバータ4
33−2で構成されるフリップフロップの両端にそれぞ
れ直列に接続されたトランジスタ435−2、437−
2、438−2、439−2、および、NORゲート4
31−2を有している。トランジスタ438−2のゲー
トは、前段の1ビット分の遅延制御回路のノード5a−
2に、トランジスタ439−2のゲートは、後段の1ビ
ット分の遅延制御回路のノード5a−5に接続されて、
前段と後段の信号を受けるようになっている。一方、直
列接続されている他方のトランジスタには、カウントア
ップする時のセット信号φSEおよびφSOと、カウン
トダウンする時のリセット信号φREおよびφROが1
ビット置きの回路に接続されている。
【0056】図16に示されるように、中央の1ビット
分の遅延制御回路430−2では、トランジスタ435
−2のゲートにセット信号φSOが供給され、トランジ
スタ437−2にリセット信号φROが供給され、ま
た、遅延制御回路430−2の前段および後段の両側の
回路の各対応するトランジスタのゲートにはそれぞれセ
ット信号φSEおよびリセット信号φREが供給されて
いる。また、NORゲート431−2には、左側の(前
段の)回路のノード5a−1と回路430−2のノード
5a−4の信号が入力される構成になっている。なお、
φRは遅延制御回路をリセットする信号で、電源投入後
に一時的に低レベル“L”レベルになり、その後は高レ
ベル“H”に固定される。
【0057】図17は図16の遅延制御回路の動作を説
明するためのタイミング図である。図17に示されるよ
うに、まず、リセット信号φRが一時的に低レベル
“L”になり、ノード5a−1,5a−3,5a−5が
高レベル“H”、また、5a−2,5a−4,5a−6
が低レベル“L”にリットされる。そして、カウントア
ップする時には、カウントアップ信号(セット信号)φ
SEおよびφSOが交互に高レベル“H”と低レベル
“L”を繰り返す。
【0058】セット信号φSEが低レベル“L”から高
レベル“H”になると、ノード5a−1は接地されて低
レベル“L”になり、また、ノード5a−2は高レベル
“H”に変化する。ノード5a−2が高レベル“H”に
変化したのを受けて、出力信号(イネーブル信号)φE
−1は高レベル“H”から低レベル“L”に変化する。
この状態はフリップフロップにラッチされるので、セッ
ト信号φSEが低レベル“L”に戻ったとしても、イネ
ーブル信号φE−1は低レベル“L”のままである。そ
して、ノード5a−1が低レベル“L”に変化したこと
を受けて、イネーブル信号(出力信号)φE−2が低レ
ベル“L”から高レベル“H”に変化する。ノード5a
−2が高レベル“H”に変化したのでトランジスタ43
8─2はオン状態になり、セット信号φSOが低レベル
“L”から高レベル“H”になると、ノード5a−3は
接地されて低レベル“L”に、また、ノード5a−4は
高レベル“H”に変化する。さらに、ノード5a−4が
高レベル“H”に変化したのを受けて、イネーブル信号
φE−2は高レベル“H”から低レベル“L”に変化す
る。この状態はフリップフロップにラッチされるので、
セット信号φSOが低レベル“L”に戻ったとしても、
イネーブル信号φE−2は低レベル“L”のままであ
る。
【0059】そして、ノード5a−3が低レベル“L”
に変化したことを受けて、イネーブル信号φE−3が低
レベル“L”から高レベル“H”に変化する。図17で
は、セット信号φSEおよびφSOが1パルスずつ出て
いるだけであるが、遅延制御回路が何段にも接続されて
おり、セット信号φSEおよびφSOが交互に高レベル
“H”と低レベル“L”を繰り返せば、出力信号(イネ
ーブル信号)φEが高レベル“H”になる段の位置が順
次右側にシフトする。従って、位相比較回路31の比較
結果により遅延量を増加させる必要がある場合には、交
互にセット信号φSEおよびφSOのパルスを入力すれ
ばよい。
【0060】カウントアップ信号(セット信号)φSE
およびφSOと、カウントダウン信号(リセット信号)
φREおよびφROとが出力されない状態、すなわち低
レベル“L”である状態が維持されれば、イネーブル信
号φEは高レベル“H”になる段の位置は固定される。
従って、位相比較回路31の比較結果により遅延量を維
持する必要がある場合には、信号φSE、φSO、φR
EおよびφROのパルスを入力しないようにする。
【0061】カウントダウンする時には、リセット信号
φREおよびφROのパルスを交互に入力すると、カウ
ントアップ時と逆に出力φEが高レベル“H”になる段
の位置が順次左側にシフトする。以上説明したように、
図16に示した遅延制御回路では、パルスを入力するこ
とにより、イネーブル信号φEが高レベル“H”になる
段の位置を1つずつ移動させることが可能であり、これ
らのイネーブル信号φEで図15(c)に示した遅延回
路を制御すれば遅延量を1単位ずつ制御することができ
る。
【0062】図18は本発明の半導体集積回路における
位相比較回路(位相比較部310)の一構成例を説明す
るための図であり、図19は図18の位相比較回路の動
作を説明するためのタイミング図である。位相比較回路
(31;301)は、図18に示す位相比較部と後述す
る図20に示す増幅回路部の2つの回路部分で構成され
ている。
【0063】図18において、参照符号φoutおよび
φextは、この位相比較回路で比較する出力信号と外
部クロック信号を示し、信号φextを基準として信号
φoutの位相が判定され、また、φa〜φeは増幅回
路に接続される出力信号を示している。なお、本発明が
適用される図8および参考例の図13の第1のDLL回
路300における位相比較回路301では、前述した図
5に示されるように、出力信号φoutは、制御回路3
11の出力信号SA’に対応し、また、外部クロック信
号φextは、制御回路312の出力信号SB’に対応
することになる。すなわち、位相比較回路301では、
図5に示されるように、第1の入力信号SA(φou
t)および第3の信号SSが供給された第1の制御回路
311および第2の入力信号SB(φext)および第
3の信号SSが供給された第2の制御回路312がさら
に設けられることになる。ここで、図18におけるフリ
ップフロップ回路421は、図5におけるラッチ回路3
14に対応し、図18におけるフリップフロップ回路4
22は、図5におけるラッチ回路315に対応し、そし
て、図18における遅延回路423は、図5における遅
延部313に対応するのは前述した通りである。
【0064】図18に示されるように、位相比較回路3
1(301)の位相比較部は、2個のNANDゲートで
構成されたフリップフロップ回路421並びに422、
その状態をラッチするラッチ回路425並びに426、
ラッチ回路の活性化信号を生成する回路424、およ
び、外部クロック信号φextの位相許容値を得る1遅
延分の遅延回路423を備えて構成されている。
【0065】図19(a)は比較対象信号φoutが比
較基準信号φextよりも位相が進んでいる場合、すな
わち、信号φoutが信号φextより先に低レベル
“L”から高レベル“H”になる場合を示している。信
号φoutと信号φextが共に低レベル“L”の時に
は、フリップフロップ回路421および422のノード
6a−2、6a−3、6a−4、6a−5は全て高レベ
ル“H”になっている。信号φoutが低レベル“L”
から高レベル“H”に変化すると、ノード6a−2およ
び6a−4は共に高レベル“H”から低レベル“L”に
変化する。その後、信号φextが低レベル“L”から
高レベル“H”になり、また、1遅延分遅れてノード6
a−1が低レベル“L”から高レベル“H”になるが、
フリップフロップの両端の電位はすでに確定しているの
で、何ら変化は生じない。結局、ノード6a−2は低レ
ベル“L”、ノード6a−3は高レベル“H”、ノード
6a−4は低レベル“L”、そして、ノード6a−5は
高レベル“H”を維持する。
【0066】一方、信号φextが低レベル“L”から
高レベル“H”に変化したのに応じて、回路424の出
力信号φaは高レベル“H”から低レベル“L”に変化
し、ノード6a−6には、一時的に高レベル“H”レベ
ルになるパルスが印加される。このノード6a−6はラ
ッチ回路425および426のNANDゲートの入力と
なっているので、該NANDゲートが一時的に活性化さ
れて、フリップフロップ回路421および422の両端
の電位状態をラッチ回路425および426に取り込む
ことになる。最終的には、出力信号φbが高レベル
“H”、出力信号φcが低レベル“L”、出力信号φd
が高レベル“H”、そして、出力信号φeが低レベル
“L”になる。
【0067】次に、図19(b)は比較対象信号φou
tと比較基準信号φextの位相がほぼ同じで、信号φ
outが信号φextとほぼ同時に低レベル“L”から
高レベル“H”になる場合を示している。信号φout
の立ち上がり時点とノード6a−1の立ち上がり時点と
の時間差内に、信号φoutが低レベル“L”から高レ
ベル“H”に変化した時、まず、信号φextが低レベ
ル“L”から高レベル“H”になることによってフリッ
プフロップ421のノード6a−3が高レベル“H”か
ら低レベル“L”に変化する。フリップフロップ422
では、ノード6a−1が低レベル“L”のままなので、
逆に、ノード6a−4が高レベル“H”から低レベル
“L”に変化する。その後、ノード6a−1が低レベル
“L”から高レベル“H”に変化するが、フリップフロ
ップ422の状態はすでに決まっているので、何ら変化
は生じない。その後、ノード6a−6が一時的に高レベ
ル“H”になるので、ラッチ回路にはこの状態が記憶さ
れ、結局、出力信号φbが低レベル“L”、出力信号φ
cが高レベル“H”、出力信号φdが高レベル“H”、
そして、出力信号φeが低レベル“L”になる。
【0068】更に、図19(c)は比較対象信号φou
tが比較基準信号φextよりも位相が遅れており、φ
outがφextより後に低レベル“L”から高レベル
“H”になる場合を示している。この場合は、φext
によって2個のフリップフロップ回路421と422に
変化が生じて、6a−3と6a−5が高レベル“H”か
ら低レベル“L”に変化する。そして、最終的には、φ
bが低レベル“L”、φcが高レベル“H”、φdが低
レベル“L”、φeが高レベル“H”になる。
【0069】このように、信号(比較基準信号)φex
tの立ち上がり時間を基準として、信号(比較対象信
号)φoutの立ち上がり時間がそれ以前に高レベル
“H”になったか、ほぼ同時であったか、或いは、遅れ
て高レベル“H”になったかを検出することが可能にな
る。これらの検出結果を出力信号φb、φc、φd、お
よび、φeの値としてラッチしておき、その値に基づい
て遅延制御回路をカウントアップするか、カウントダウ
ンするかを決めることになる。
【0070】図20は本発明の半導体集積回路における
位相比較回路(増幅回路部)の一構成例を説明するため
の図であり、図21は図20の位相比較回路におけるJ
Kフリップフロップの動作を説明するためのタイミング
図である。図20に示されるように、位相比較回路31
の増幅回路部は、JKフリップフロップ427と、NA
NDゲートおよびインバータで構成される増幅部428
との2つの部分を備えて構成されている。JKフリップ
フロップ427には、図18の位相比較部からの出力信
号φaが入力され、信号φaが低レベル“L”であるか
高レベル“H”であるかに応じてノード7a−9および
7a−11の電位が交互に低レベル“L”と高レベル
“H”を繰り返す仕組みになている。増幅部428は、
JKフリップフロップ427の出力信号と、信号φbお
よびφdの信号を受けて増幅して出力する。
【0071】まず、JKフリップフロップ427の動作
を図21のタイミングチャートを参照して説明する。時
間T1で、信号φaが高レベル“H”から低レベル
“L”に変化すると、ノード7a−1および7a−10
が低レベル“L”から高レベル“H”に変化する。一
方、ノード7a−1の変化に応じて、ノード7a−5,
7a−6および7a−7が変化するが、信号φaが低レ
ベル“L”であるために、ノード7a−8は変化しな
い。結局、出力(ノード)7a−9は変化せず、出力7
a−11のみが低レベル“L”から高レベル“H”にな
る。次に、時間T2になって、φaが低レベル“L”か
ら高レベル“H”に変化すると、時間T1での動きと逆
にノード7a−8は高レベル“H”から低レベル“L”
に、7a−10は7a−7が変化しないので変化せず、
出力7a−9は低レベル“L”から高レベル“H”に変
化し、出力7a−11は変化しない。このように、JK
フリップフロップ回路427は、信号φaの動きに応じ
て出力7a−9および7a−11が交互に高レベル
“H”と低レベル“L”を繰り返す動きをする。
【0072】図22は図20の位相比較回路における増
幅回路部の動作を説明するためのタイミング図(カウン
トアップ時)であり、図23は図20の位相比較回路に
おける増幅回路部の動作を説明するためのタイミング図
(カウント維持時)であり、そして、図24は図20の
位相比較回路における増幅回路部の動作を説明するため
のタイミング図(カウントダウン時)である。次に、増
幅部428の動作を、図22〜図24を参照して説明す
る。
【0073】図22は、比較基準信号φextの立ち上
がりに対して、比較対象信号φoutが先に低レベル
“L”から高レベル“H”になる場合を示している。こ
の場合の位相比較部からの入力信号は、信号φbが高レ
ベル“H”、信号φcが低レベル“L”、信号φdが高
レベル“H”、そして、信号φeが低レベル“L”であ
る。結局、ノード7a−12が高レベル“H”になり、
ノード7a−13が低レベル“L”に固定され、セット
信号φSOおよびφSEはJKフリップフロップの状態
に応じて変化するが、リセット信号φROおよびφRE
は7a−13が低レベル“L”のために変化しない。
【0074】図23は、比較対象信号φoutが比較基
準信号φextとほぼ同時に低レベル“L”から高レベ
ル“H”になる場合を示している。この場合の位相比較
部からの入力信号は、信号φbが低レベル“L”、信号
φcが高レベル“H”、信号φdが高レベル“H”、そ
して、信号φeが低レベル“L”である。結局、ノード
7a−12および7a−13が低レベル“L”に固定さ
れ、リセット信号φSOおよびφSEはJKフリップフ
ロップの出力が増幅部に影響することはなく、信号φS
O,φSE,φROおよびφREは低レベル“L”に固
定されたままになる。
【0075】図24は、比較対象信号φoutが比較基
準信号φextの立ち上がりに対して遅れて低レベル
“L”から高レベル“H”になる場合を示している。こ
の場合の位相比較部からの入力信号は、信号φbが低レ
ベル“L”、信号φcが高レベル“H”、信号φdが低
レベル“L”、そして、信号φeが高レベル“H”であ
る。結局、ノード7a−12が低レベル“L”に固定さ
れ、ノード7a−13が高レベル“H”に固定され、リ
セット信号φROおよびφREはJKフリップフロップ
の状態に応じて変化するが、セット信号φSOおよびφ
SEはノード7a−13が低レベル“L”のために変化
しない。
【0076】図25は本発明に係る半導体集積回路が適
用される一例としてのシンクロナスDRAMの構成を示
す図であり、図26は図25のシンクロナスDRAMの
動作を説明するためのタイミング図である。本発明が適
用される半導体集積回路の一例としてのシンクロナスD
RAM(SDRAM)は、例えば、パイプライン方式が
採用され、16M・2バンク・8ビット幅のものとして
構成されている。
【0077】図25に示されるように、SDRAMは、
汎用DRAMのDRAMコア108a、108bの他
に、クロックバッファ101、コマンドデコーダ10
2、アドレスバッファ/レジスタ&バンクアドレスセレ
クト(アドレスバッファ)103、I/Oデータバッフ
ァ/レジスタ104、制御信号ラッチ105a,105
b、モードレジスタ106、コラムアドレスカウンタ1
07a,107bを備えている。ここで、/CS、/R
AS、/CAS、/WE端子は、従来の動作とは異な
り、その組み合わせで各種コマンドを入力することによ
って動作モードが決定されるようになっている。各種コ
マンドは、コマンドデコーダで解読されて、動作モード
に応じて各回路を制御することになる。また、/CS、
/RAS、/CAS、/WE信号は、制御信号ラッチ1
05aと105bにも入力されて次のコマンドが入力さ
れるまで、その状態がラッチされる。
【0078】アドレス信号は、アドレスバッファ103
で増幅されて各バンクのロードアドレスとして使用され
る他、コラムアドレスカウンタ107aおよび107b
の初期値として使用される。クロックバッファ101
は、内部クロック生成回路121および出力タイミング
制御回路122を備えている。内部クロック生成回路1
21は、外部クロックCLKから通常の内部クロック信
号を生成するものであり、また、出力タイミング制御回
路122は、前述したようなDLL回路を適用して正確
な遅延制御(位相制御)を行ったクロック信号を発生す
るためのものである。
【0079】I/Oデータバッファ/レジスタ104
は、データ入力バッファ13およびデータ出力バッファ
(出力回路)51を備え、DRAMコア108aおよび
108bから読み出された信号は、データ出力バッファ
51により所定のレベルに増幅され、出力タイミング制
御回路122からのクロック信号に従ったタイミングで
データがパッドDQ0〜DQ7を介して出力される。ま
た、入力データに関しても、パッドDQ0〜DQ7から
入力されたデータは、データ入力バッファ13を介して
取り込まれる。ここで、本発明の半導体集積回路が対象
としているリアル配線(RL)は、この出力タイミング
制御回路122から各データ出力バッファ51までの配
線に対応している。
【0080】上記のSDRAMの読み取り動作を図26
を参照して説明する。まず、外部クロックCLKは、こ
のSDRAMが使用されるシステムから供給される信号
であり、このCLKの立ち上がりに同期して、各種コマ
ンド、アドレス信号、入力データを取込み、又は出力デ
ータを出力するように動作する。SDRAMからデータ
を読み出す場合、コマンド信号(/CS、/RAS、/
CAS、/WE信号)の組み合わせからアクティブ(A
CT)コマンドをコマンド端子に入力し、アドレス端子
にはローアドレス信号を入力する。このコマンド、ロー
アドレスが入力されると、SDRAMは活性状態にな
り、ローアドレスに応じたワード線を選択して、ワード
線上のセル情報をビット線に出力し、センスアンプで増
幅する。
【0081】さらに、ローアドレスに関係した部分の動
作時間(tRCD)後に、リードコマンド(Read)
とコラムアドレスを入力する。コラムアドレスに従っ
て、選択されたセンスアンプデータをデータバス線に出
力し、データバスアンプで増幅し、出力バッファでさら
に増幅して出力端子(DQ)にデータが出力される。こ
れら一連の動作は汎用DRAMとまったく同じ動作であ
るが、SDRAMの場合、コラムアドレスに関係する回
路がパイプライン動作するようになっており、リードデ
ータは毎サイクル連続して出力されることになる。これ
により、データ転送速度は外部クロックの周期になる。
【0082】SDRAMでのアクセス時間には3種類あ
り、いずれもCLKの立ち上がり時点を基準にして定義
される。図26において、tRACはローアドレスアク
セス時間、tCACはコラムアドレスアクセス時間、t
ACはクロックアクセス時間を示している。このSDR
AMを高速メモリシステムで使用する場合、コマンドを
入力してから最初にデータが得られるまでの時間である
tRACやtCACも重要であるが、図3で説明したよ
うに、クロックアクセス時間tACも重要なものであ
る。
【0083】図27は図25のシンクロナスDRAMの
要部構成を概略的に示すブロック図であり、SDRAM
におけるパイプライン動作を説明するためのもので、一
例としてパイプが3段設けられている場合を示してい
る。SDRAMでのコラムアドレスに関係する処理回路
は、処理の流れに沿って複数段に分割されており、分割
された各段の回路をパイプと呼んでいる。
【0084】クロックバッファ101は、図25を参照
して説明したように、内部クロック生成回路121およ
び出力タイミング制御回路122を備え、内部クロック
生成回路121の出力(通常の内部クロック信号)がパ
イプ−1およびパイプ−2に供給され、出力タイミング
制御回路122の出力(位相制御された内部クロック信
号)がパイプ−3の出力回路51(データ出力バッフ
ァ)に供給されるようになっている。
【0085】各パイプは供給された内部クロック信号に
従って制御され、各パイプの間には、パイプ間の信号の
伝達タイミングを制御するスイッチが設けられており、
これらのスイッチも、クロックバッファ101(内部ク
ロック生成回路121)で生成された内部クロック信号
により制御される。図27に示す例では、パイプ−1に
おいて、コラムアドレスバッファ116でアドレス信号
を増幅してコラムデコーダ118にアドレス信号を送
り、コラムデコーダ118で選択されたアドレス番地に
相当するセンスアンプ回路117の情報をデータバスに
出力し、データバスの情報をデータバスアンプ119で
増幅するまで行われる。また、パイプ−2にはデータバ
ス制御回路120のみが設けられ、パイプ−3はI/O
バッファ104(出力回路51)で構成されている。な
お、I/Oバッファ104におけるデータ入力バッファ
13は図27では省略されている。
【0086】そして、各パイプ内の回路も、クロックサ
イクル時間内で動作完了するならば、パイプとパイプと
の間にあるスイッチをクロック信号に同期して開閉する
ことで、リレー式にデータを送り出す。これにより、各
パイプでの処理が並行に行われることになり、出力端子
にはクロック信号に同期して連続的にデータが出力され
ることになる。
【0087】図28は本発明に係る半導体集積回路にお
ける出力回路(データ出力バッファ回路:51)の一構
成例を説明するための図である。図27および図28に
示されるように、図28におけるData1およびDa
ta2は、セルアレイ115から読み出され、センスア
ンプ117とデータバスアンプ119とデータバス制御
回路120を介して出力された記憶データに対応する信
号であり、Data1およびData2は、出力データ
が高レベル“H”の場合には共に低レベル“L”であ
り、出力データが低レベル“L”の場合には共に高レベ
ル“H”である。なお、出力データが高レベル“H”で
も低レベル“L”でもないハイインピーダンス状態(ハ
イゼット状態)をとることも可能であり、その場合には
データバス制御回路120において、Data1が高レ
ベル“H”に、Data2が低レベル“L”になるよう
に変換される。信号φoeは、出力タイミング制御回路
122(図2中の遅延回路33)の出力信号(クロック
信号)に対応するもので、出力回路51のイネーブル信
号として機能するものである。
【0088】クロック信号φoeが高レベル“H”にな
ると、Data1とData2の情報がデータ出力パッ
ド6(DQ0〜DQ7)に現出するように動作する。例
えば、データ出力パッド6に高レベル“H”を出力する
場合を想定すると、クロック信号φoeが低レベル
“L”から高レベル“H”に変化し、ノード8a−1が
低レベル“L”に、ノード8a−2が高レベル“H”に
なって、トランスファーゲートがオンしてData1お
よびData2がノード8a−3および8a−6に伝達
される。その結果、ノード8a−5が低レベル“L”
に、ノード8a−8が高レベル“H”になると、出力用
のPチャンネルトランジスタ81はオンとなり、また、
Nチャンネルトランジスタ82はオフとなって、データ
出力パッド6には高レベル“H”の出力が現れることに
なる。また、クロック信号φoeが低レベル“L”にな
ると、トランスファーゲートはオフして、それまでの出
力状態が保持される。
【0089】以上の説明では、本発明の半導体集積回路
をシンクロナスDRAMとして説明したが、本発明はシ
ンクロナスDRAMに限らず、外部から入力される信号
に同期して出力信号が出力される半導体集積回路であれ
ばどのようなものにも適用可能である。図29は本発明
に係る半導体集積回路におけるダミーの内部出力クロッ
ク配線42(ダミー配線DL)の一構成例を説明するた
めの図である。図29から明らかなように、ダミー配線
DLは、リアル配線41(RL)と同じ線幅の配線によ
り形成され、図2に示されるように、ダミー遅延回路3
4とダミー出力回路52との間のチップ上に形成され
る。なお、このダミー配線の代わりに、所定の値を有す
る容量素子或いは抵抗素子等を組み合わせて代用するこ
とも可能である。
【0090】以上の説明では、メモリ(SDRAM)を
例として説明したが、本発明は、他の様々な半導体集積
回路に対しても幅広く適用することができる。さらに、
上記各実施例では、入力信号IN(制御信号SA)とし
てクロック信号を例に取って説明したが、入力信号とし
てはクロック信号に限定されるものでないのはもちろん
である。
【0091】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の位相比
較回路および半導体集積回路によれば、高速のクロック
信号を使用したDLL回路においても、各信号の位相比
較を行って同期を取って回路の誤動作を無くすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術としてのPLL回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示すPLL回路の動作を説明するための
波形図である。
【図3】関連技術としてのDLL回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図4】図1に示すPLL回路の技術を図3に示すDL
L回路に適用した場合の課題を説明するための図であ
る。
【図5】本発明に係る位相比較回路の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図6】図5に示す位相比較回路における位相比較部の
一例を示すブロック回路図である。
【図7】図6に示す位相比較部におけるNAND回路の
一例を示す回路図である。
【図8】本発明に係る位相比較回路を適用したDLL回
路の一例を示すブロック図である。
【図9】図8に示すDLL回路における位相比較回路の
動作を説明するための波形図である。
【図10】図8に示すDLL回路における分周器の一例
を示す回路図である。
【図11】本発明の位相比較回路における制御回路の一
例を示す回路図である。
【図12】本発明に係る位相比較回路の他の実施例を示
すブロック回路図である。
【図13】本発明に係る半導体集積回路の一参考例を示
すブロック図(その1)である。
【図14】本発明に係る半導体集積回路の一参考例を示
すブロック図(その2)である。
【図15】本発明の半導体集積回路における遅延回路の
一構成例を説明するための図である。
【図16】本発明の半導体集積回路における遅延制御回
路の一構成例を説明するための図である。
【図17】図16の遅延制御回路の動作を説明するため
のタイミング図である。
【図18】本発明の半導体集積回路における位相比較回
路(位相比較部)の一構成例を説明するための図であ
る。
【図19】図18の位相比較回路の動作を説明するため
のタイミング図である。
【図20】本発明の半導体集積回路における位相比較回
路(増幅回路部)の一構成例を説明するための図であ
る。
【図21】図20の位相比較回路におけるJKフリップ
フロップの動作を説明するためのタイミング図である。
【図22】図20の位相比較回路における増幅回路部の
動作を説明するためのタイミング図(カウントアップ
時)である。
【図23】図20の位相比較回路における増幅回路部の
動作を説明するためのタイミング図(カウント維持時)
である。
【図24】図20の位相比較回路における増幅回路部の
動作を説明するためのタイミング図(カウントダウン
時)である。
【図25】本発明に係る半導体集積回路が適用される一
例としてのシンクロナスDRAMの構成を示す図であ
る。
【図26】図25のシンクロナスDRAMの動作を説明
するためのタイミング図である。
【図27】図25のシンクロナスDRAMの要部構成を
概略的に示すブロック図である。
【図28】本発明に係る半導体集積回路における出力回
路(データ出力バッファ回路)の一構成例を説明するた
めの図である。
【図29】本発明に係る半導体集積回路におけるダミー
の内部出力クロック配線(ダミー配線)の一構成例を説
明するための図である。
【符号の説明】
1…クロック入力パッド 3…DLL回路 6…データ出力パッド 7…ダミー負荷容量 21…入力回路(クロックバッファ) 22…ダミー入力回路(クロックバッファ) 30,306…分周器 31,301…位相比較回路(ディジタル位相比較器) 32,302,320…遅延制御回路 33…遅延回路(第1の遅延回路) 34…ダミー遅延回路(第2の遅延回路) 41…クロック配線(リアル配線) 42…ダミー配線 51…出力回路(出力バッファ) 52…ダミー出力回路(出力バッファ) 303,321…第1の遅延回路 304,322…第2の遅延回路 305…第3の遅延回路 311,312…制御回路(分周器) 313…遅延回路 314,315…ラッチ回路(RSフリップフロップ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G11C 11/34 362S (56)参考文献 特開 平7−326968(JP,A) 特開 平8−102668(JP,A) 特開 平5−206848(JP,A) 特開 平3−226012(JP,A) 特開 昭63−305612(JP,A) 特開 平8−65136(JP,A) 特開 平8−130464(JP,A) 特開 昭63−210667(JP,A) 特開 昭59−75707(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/00 - 7/14 H03K 5/26 H03K 19/094

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の信号および第2の信号の位相を比
    較する位相比較回路であって、 前記第1の信号を第3の信号に応じて、nを2以上の整
    数として、1/n分周する第1の制御回路と、 前記第2の信号を前記第3の信号に応じて1/n分周す
    る第2の制御回路と、 前記第1の制御回路の出力信号および前記第2の制御回
    路の出力信号の位相を比較する位相比較部とを具備し、
    前記第3の信号は、前記第1の信号と同じ周期の信号を
    1/n分周した信号となっていることを特徴とする位相
    比較回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の位相比較回路において、
    該位相比較回路はDLL回路に使用され、該DLL回路
    は、該位相比較回路の位相比較結果に応じて遅延量の制
    御を行うようになっていることを特徴とする位相比較回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の位相比較回路において、
    前記第1および第2の制御回路は、1周期あたり、前記
    第1および第2の信号の1周期に対応する期間が第1の
    レベルで、残りの期間が第2のレベルである出力信号を
    それぞれ生成することを特徴とする位相比較回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の位相比較回路において、
    前記位相比較部は、第1および第2のRSフリップフロ
    ップを備え、 前記第1のRSフリップフロップのリセット入力に前記
    第1の制御回路の出力信号を供給し、且つ、該第1のR
    Sフリップフロップのセット入力に前記第2の制御回路
    の出力信号を供給し、 前記第2のRSフリップフロップのリセット入力に前記
    第1の制御回路の出力信号を遅延回路を介して供給し、
    且つ、該第2のRSフリップフロップのセット入力に前
    記第2の制御回路の出力信号を供給し、そして、 前記第1および第2のRSフリップフロップの出力信号
    の組み合わせにより位相比較結果を判定するようになっ
    ていることを特徴とする位相比較回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の位相比較回路において、
    前記第1および第2のRSフリップフロップは、それぞ
    れ第1のNAND回路および第2のNAND回路を備
    え、該第1のNAND回路の第1の入力を該RSフリッ
    プフロップのリセット入力とし、該第1のNAND回路
    の第2の入力を該第2のNAND回路の出力と共に該R
    Sフリップフロップの出力とし、該第2のNAND回路
    の第1の入力を該RSフリップフロップのセット入力と
    し、そして、該第2のNAND回路の第2の入力を該第
    1のNAND回路の出力と共に該RSフリップフロップ
    の反転出力として構成したことを特徴とする位相比較回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の位相比較回路において、
    前記各NAND回路は、第1のPチャネル型トランジス
    タ、第2のPチャネル型トランジスタ、第1のNチャネ
    ル型トランジスタ、第2のNチャネル型トランジスタを
    備え、 前記第1のPチャネル型トランジスタのソースは第1の
    電源線に接続され、ドレインは該NAND回路の出力に
    接続され、そして、ゲートは前記NAND回路の第1の
    入力に接続され、 前記第2のPチャネル型トランジスタのソースは前記第
    1の電源線に接続され、ドレインは該NAND回路の出
    力に接続され、そして、ゲートは前記NAND回路の第
    2の入力に接続され、 前記第1のNチャネル型トランジスタのソースは前記第
    2のNチャネル型トランジスタのドレインに接続され、
    ドレインは該NAND回路の出力に接続され、そして、
    ゲートは前記NAND回路の第1の入力に接続され、お
    よび、 前記第2のNチャネル型トランジスタのソースは第2の
    電源線に接続され、そして、ゲートは前記NAND回路
    の第2の入力に接続されていることを特徴とする位相比
    較回路。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の位相比較回路において、
    前記第1の制御回路は、前記第3の信号が一方の論理レ
    ベルにある期間中の前記第1の信号の変化エッジを検出
    し、前記第2の制御回路は、前記第3の信号が前記一方
    の論理レベルにある期間中の前記第2の信号の変化エッ
    ジを検出することを特徴とする位相比較回路。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の位相比較回路において、
    前記第3の信号は、前記第1の信号を、該第1の信号に
    対する前記第2の信号の遅延をτとし,且つ,Nを正の
    整数として、τ/Nの周期だけずらした信号を、さら
    に、1/n分周した信号となっていることを特徴とする
    位相比較回路。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の位相比較回路において、
    前記正の整数Nは、N=2であることを特徴とする位相
    比較回路。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の位相比較回路におい
    て、前記各制御回路は、前記入力信号の反転信号をトリ
    ガーとして前記第3の信号を格納する第1のラッチ回路
    と、前記入力信号をトリガーとして該第1のラッチ回路
    に保持された信号を格納する第2のラッチ回路とを備え
    ていることを特徴とする位相比較回路。
  11. 【請求項11】 第1の信号を遅延して第2の信号を出
    力する遅延回路と、該遅延回路における遅延量を制御す
    る遅延制御回路と、前記第1の信号および前記第2の信
    号の位相比較を行って、前記遅延制御回路の動作を制御
    する位相比較回路を備えた半導体集積回路であって、該
    位相比較回路は、 前記第1の信号を第3の信号に応じて、nを2以上の整
    数として、1/n分周する第1の制御回路と、 前記第2の信号を前記第3の信号に応じて1/n分周す
    る第2の制御回路と、 前記第1の制御回路の出力信号および前記第2の制御回
    路の出力信号の位相を比較する位相比較部とを具備し、
    前記半導体集積回路は、前記第1の信号と同じ周期の信
    号を1/n分周した信号を前記第3の信号として生成す
    る分周器を備えていることを特徴とする半導体集積回
    路。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体集積回路にお
    いて、前記第1および第2の制御回路は、1周期あた
    り、前記第1および第2の信号の1周期に対応する期間
    が第1のレベルで、残りの期間が第2のレベルである出
    力信号をそれぞれ生成することを特徴とする半導体集積
    回路。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の半導体集積回路にお
    いて、前記位相比較部は、第1および第2のRSフリッ
    プフロップを備え、 前記第1のRSフリップフロップのリセット入力に前記
    第1の制御回路の出力信号を供給し、且つ、該第1のR
    Sフリップフロップのセット入力に前記第2の制御回路
    の出力信号を供給し、 前記第2のRSフリップフロップのリセット入力に前記
    第1の制御回路の出力信号を遅延回路を介して供給し、
    且つ、該第2のRSフリップフロップのセット入力に前
    記第2の制御回路の出力信号を供給し、そして、 前記第1および第2のRSフリップフロップの出力信号
    の組み合わせにより位相比較結果を判定するようになっ
    ていることを特徴とする半導体集積回路。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の半導体集積回路にお
    いて、前記第1および第2のRSフリップフロップは、
    それぞれ第1のNAND回路および第2のNAND回路
    を備え、該第1のNAND回路の第1の入力を該RSフ
    リップフロップのリセット入力とし、該第1のNAND
    回路の第2の入力を該第2のNAND回路の出力と共に
    該RSフリップフロップの出力とし、該第2のNAND
    回路の第1の入力を該RSフリップフロップのセット入
    力とし、そして、該第2のNAND回路の第2の入力を
    該第1のNAND回路の出力と共に該RSフリップフロ
    ップの反転出力として構成したことを特徴とする半導体
    集積回路。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の半導体集積回路にお
    いて、前記各NAND回路は、第1のPチャネル型トラ
    ンジスタ、第2のPチャネル型トランジスタ、第1のN
    チャネル型トランジスタ、第2のNチャネル型トランジ
    スタを備え、 前記第1のPチャネル型トランジスタのソースは第1の
    電源線に接続され、ドレインは該NAND回路の出力に
    接続され、そして、ゲートは前記NAND回路の第1の
    入力に接続され、 前記第2のPチャネル型トランジスタのソースは前記第
    1の電源線に接続され、ドレインは該NAND回路の出
    力に接続され、そして、ゲートは前記NAND回路の第
    2の入力に接続され、 前記第1のNチャネル型トランジスタのソースは前記第
    2のNチャネル型トランジスタのドレインに接続され、
    ドレインは該NAND回路の出力に接続され、そして、
    ゲートは前記NAND回路の第1の入力に接続され、お
    よび、 前記第2のNチャネル型トランジスタのソースは第2の
    電源線に接続され、そして、ゲートは前記NAND回路
    の第2の入力に接続されていることを特徴とする半導体
    集積回路。
  16. 【請求項16】 請求項11記載の半導体集積回路にお
    いて、前記第1の制御回路は、前記第3の信号が一方の
    論理レベルにある期間中の前記第1の信号の変化エッジ
    を検出し、前記第2の制御回路は、前記第3の信号が前
    記一方の論理レベルにある期間中の前記第2の信号の変
    化エッジを検出することを特徴とする半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 請求項11記載の半導体集積回路にお
    いて、該半導体集積回路は、前記第1の信号を、該第1
    の信号に対する前記第2の信号の遅延をτとし,且つ,
    Nを正の整数として、τ/Nの周期だけずらした信号を
    生成する回路を備え、該τ/Nの周期だけずらした信号
    を前記分周器で1/n分周して前記第3の信号を生成す
    るようになっていることを特徴とする半導体集積回路。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の半導体集積回路にお
    いて、前記正の整数Nは、N=2であることを特徴とす
    る半導体集積回路。
  19. 【請求項19】 請求項11記載の半導体集積回路にお
    いて、前記各制御回路は、前記入力信号の反転信号をト
    リガーとして前記第3の信号を格納する第1のラッチ回
    路と、前記入力信号をトリガーとして該第1のラッチ回
    路に保持された信号を格納する第2のラッチ回路とを備
    えていることを特徴とする半導体集積回路。
  20. 【請求項20】 請求項11〜19のいずれか1項に記
    載の半導体集積回路において、該半導体集積回路はシン
    クロナスDRAMを構成することを特徴とする半導体集
    積回路。
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