JP3480889B2 - 文書情報管理システムおよび媒体用紙の識別方法 - Google Patents

文書情報管理システムおよび媒体用紙の識別方法

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JP3480889B2
JP3480889B2 JP06872597A JP6872597A JP3480889B2 JP 3480889 B2 JP3480889 B2 JP 3480889B2 JP 06872597 A JP06872597 A JP 06872597A JP 6872597 A JP6872597 A JP 6872597A JP 3480889 B2 JP3480889 B2 JP 3480889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,文書が記録された
紙(媒体用紙)を媒体として,人間とコンピューター環
境との関わり合い(HCI:Human-Computer-Interacti
on)の向上を図った文書情報管理システムおよび媒体用
紙の識別方法に関し,より詳細には,媒体用紙の識別を
自動的かつ効率的に行えるようにした文書情報管理シス
テムおよび媒体用紙の識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,コンピューター関連技術・マンマ
シンインタフェースの発達や,ネットワーク環境の整備
によって文書の電子化が進み,これによってオフィスの
ペーパーレス化が促進されている。
【0003】具体的には,各種書類や文書等をパソコン
・ワークステーションの画面上で作成(電子化)し,電
子化した文書の編集,コピー,転送,共有,ファイリン
グ,校正,検索等がコンピューターの中(デジタルの世
界または仮想現実)で行えるようになっている。特に,
ネットワークの発展によって,電子化した文書をプリン
ター等で出力することなく,そのまま個人宛に配布(転
送)することができるため,さらにオフィスのペーパー
レス化が進みつつある。
【0004】また,電子化された文書は,コンピュータ
ー中に構築された文書情報管理システムによって自動的
・体系的に管理することが可能であるため,保存文書の
分類作業や,参照したい文書の検索作業が容易となり,
さらに文書の共有化による全体の文書量の低減,パスワ
ード等の設定による機密文書のセキュリティの向上,各
文書間の情報の関連付け等を図れるという利点を有して
いる。
【0005】ところが,電子化された文書には多くの利
点があるものの,実際の紙に出力された文書(以下,紙
の文書と記載する)と比較した場合に,読みやすさ,持
ち運びの利便性,扱いやすさ,利用可能な環境条件,実
務作業との連続性等において種々の制限が存在するた
め,電子化した文書を現実作業において使用する場合に
は,一旦,プリンター等で記録紙に出力した後,紙の文
書として使用した方が効率の良いことも多い。したがっ
て,これからのオフィス環境では,作業の目的に応じて
紙の文書と電子化した文書が共存する状況になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の技術によれば,コンピューター等のデジタルの世界
と紙の文書との間には,デジタル情報としての情報の連
続性・関連性がないため,以下の問題点があった。
【0007】第1に,デジタルの世界に構築された文書
情報管理システムで電子化した文書の管理を行っている
場合でも,一旦,電子化した文書を紙の文書として出力
すると,電子化した文書の有する関連情報,例えば,文
書情報管理システム内におけるアドレス情報,パスワー
ド等のセキュリティ情報,他の文書との連結情報等が消
失するため,紙の文書は文書情報管理システムから出力
された単なるアウトプットとしての価値しか持たないと
いう問題点があった。
【0008】第2に,紙の文書を媒体として,デジタル
の世界に直接アクセスすることができないため,ユーザ
ーがキーボード等を操作してデジタルの世界にアクセス
する必要があり,利便性が悪いという問題点があった。
なお,従来の技術として,マークシートのように紙を媒
体として,直接デジタルの世界へアクセスする方法があ
るが,あらかじめ定型化された専用のマークシートを用
いるため,種々の制約があり,一般的な文書として使用
可能なものではなかった。
【0009】第3に,デジタルの世界において,電子化
した文書の先進概念としてハイパーテキストの文書が存
在するが,このハイパーテキストの文書を紙の文書とし
て出力した場合,平面的な情報(視覚化された2次元の
情報)のみが出力されて,本来のハイパーテキストとし
ての情報が失われるため,情報の損失および利便性の低
下を招来するという問題点があった。
【0010】具体的には,ハイパーテキストとは,リン
ク(関連づけ)されたテキスト(電子化した文書)の集
まりであり,リンク構造を通じて,階層的・多元的に関
連づけされた各テキストを任意の順序で参照できるよう
にしたマルチメディアソフトの基本概念である。したが
って,このハイパーテキストの文書には,ユーザーに対
して視覚的に提供される情報の他に,リンク構造を形成
するための情報(すなわち,ハイパーテキストとしての
情報)が含まれている。ところが,一旦,ハイパーテキ
ストの文書を紙の文書として出力すると,このハイパー
テキストとしての情報が失われるため,出力された紙の
文書は,もはやハイパーテキストの文書ではなくなる。
【0011】なお,従来の技術において,ハイパーテキ
ストの文書は電子化した文書としてのみ存在可能である
ため,ハイパーテキストの概念そのものが,電子化した
文書を扱うデジタルの世界(仮想現実)の中のみで利用
されていた。したがって,紙の文書をハイパーテキスト
の文書として扱い,現実世界において紙の文書を用いて
ハイパーテキストを実現するという概念(この概念を紙
ハイパーテキストと定義し,以下,紙ハイパーテキスト
と記載する)はこれまで存在していなかった。
【0012】そこで,本出願人は,特願平7−2427
47号において,コンピューター等のデジタルの世界と
紙の文書との間に情報の連続性・関連性を構築して,紙
の文書をデジタルの世界の文書情報管理システム内に組
み込むと共に,紙の文書を媒体としてデジタルの世界に
直接アクセス可能とし,さらに紙の文書を用いたハイパ
ーテキスト(紙ハイパーテキスト)を実現することを目
的とした文書情報管理システムおよび文書情報管理方法
を提案した。
【0013】この文書情報管理システムは,あらかじめ
特定の単語,文章,シンボルまたはグラフィックに関連
する情報を関連情報ファイルとして記憶したファイル手
段と,単語,文章,シンボル,グラフィックの何れかか
らなる少なくとも一つの記載情報,記載情報とファイル
手段の関連情報ファイルとを連結させるための連結情報
および記載情報の中から特定の記載情報を選択するため
の選択情報が記録された媒体用紙と,選択情報および連
結情報を媒体用紙から読み取る読取手段と,読取手段で
読み取った選択情報および連結情報に基づいて,ファイ
ル手段から該当する関連情報ファイルを検索する検索手
段と,検索手段によって検索した関連情報ファイルを出
力する出力手段とから構成されており,読取手段で媒体
用紙から選択情報および連結情報を読み取り,読み取っ
た選択情報および連結情報に基づいて,ファイル手段に
記憶してある関連情報ファイルの中から該当する関連情
報ファイルを検索し,検索した関連情報ファイルを記録
紙またはディスプレイ画面等に出力するものである。
【0014】換言すれば,媒体用紙上の任意の位置に記
録した記載情報からファイル手段に記憶してある関連情
報ファイル(電子化した文書)を検索し,出力すること
ができるようにしたものである。
【0015】ところが,上記特願平7−242747号
では,文書情報管理システムの読取手段では,媒体用紙
がセットされ,常に媒体用紙を読み取ることを前提にし
ているため,媒体用紙の識別方法について特に言及して
いなかった。
【0016】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,コンピューター等のデジタルの世界と紙の文書との
間に情報の連続性・関連性を構築することにより,紙の
文書をデジタルの世界の文書情報管理システム内に組み
込むと共に,紙の文書を媒体としてデジタルの世界に直
接アクセス可能とし,さらに紙の文書を用いたハイパー
テキスト(紙ハイパーテキスト)を実現することに加え
て,さらに媒体用紙を自動的に識別可能として,システ
ムの操作性・作業性・利便性の向上を図ることを目的と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る文書情報管理システムは,あらか
じめ特定の単語,文章,シンボルまたはグラフィックに
関連する情報を関連情報ファイルとして記憶したファイ
ル手段と,単語,文章,シンボル,グラフィックの何れ
かからなる少なくとも一つの記載情報,前記記載情報と
前記ファイル手段の関連情報ファイルとを連結させるた
めの連結情報および前記記載情報の中から特定の記載情
報を選択するための選択情報が記録された媒体用紙と,
前記選択情報および連結情報を前記媒体用紙から読み取
る読取手段と,前記読取手段で読み取った選択情報およ
び連結情報に基づいて,前記ファイル手段から該当する
関連情報ファイルを検索する検索手段と,前記検索手段
によって検索した関連情報ファイルを出力する出力手段
と,を備えた文書情報管理システムにおいて,前記媒体
用紙に記録されている記載情報が,前記媒体用紙上に記
録されている記載情報以外の単語,文章,シンボルまた
はグラフィックとは異なる特徴的な書体,色彩,背景ま
たは周辺記号を有し,前記読取手段が,読み取りの対象
である原稿から前記特徴的な書体,色彩,背景または周
辺記号を有する記載情報を読み取る第1の読取手段と,
前記第1の読取手段で前記記載情報が読み取られた場合
に,前記読み取りの対象である原稿が媒体用紙であると
識別する媒体用紙識別手段と,前記媒体用紙識別手段で
媒体用紙であると識別された場合に,前記選択情報およ
び連結情報を前記媒体用紙から読み取る第2の読取手段
と,を備えたものである。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】 また,請求項に係る文書情報管理シス
テムは,請求項1記載の文書情報管理システムにおい
て,前記第1の読取手段および第2の読取手段が,同一
の装置であるものである。
【0024】 また,請求項に係る文書情報管理シス
テムは,請求項1または2記載の文書情報管理システム
において,前記読取手段および出力手段が,同一の複写
機からなるものである。
【0025】 また,請求項に係る文書情報管理シス
テムは,請求項記載の文書情報管理システムにおい
て,前記複写機が,前記読取手段の媒体用紙識別手段に
よって,前記読み取りの対象である原稿が媒体用紙でな
い識別された場合,通常の複写動作を実行するものであ
る。
【0026】 また,請求項に係る媒体用紙の識別方
法は,あらかじめ特定の単語,文章,シンボルまたはグ
ラフィックに関連する情報を関連情報ファイルとして記
憶する第1の工程と,単語,文章,シンボル,グラフィ
ックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報,前記
記載情報と前記関連情報ファイルとを連結させるための
連結情報および前記記載情報の中から特定の記載情報を
選択するための選択情報が記録された媒体用紙から選択
情報および連結情報を読み取る第2の工程と,読み取っ
た選択情報および連結情報に基づいて,前記記憶してあ
る関連情報ファイルの中から該当する関連情報ファイル
を検索する第3の工程と,検索した関連情報ファイルを
出力する第4の工程とを含む文書情報管理方法における
媒体用紙の識別方法において,前記第2の工程が,読み
取りの対象である原稿から,あらかじめ特徴的な書体,
色彩,背景または周辺記号で記録された記載情報を読み
取る第5の工程と,前記第5の工程で前記記載情報が読
み取られた場合に,前記読み取りの対象である原稿が媒
体用紙であると識別する第6の工程と,前記第6の工程
で媒体用紙であると識別された場合に,前記選択情報お
よび連結情報を前記媒体用紙から読み取る第7の工程
と,を含むことものである。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【発明の実施の形態】以下,本発明の文書情報管理シス
テムおよび媒体用紙の識別方法について,〔本発明の概
要〕,〔実施の形態1〕〜〔実施の形態6〕の順で,図
面を参照して詳細に説明する。
【0033】〔本発明の概要〕先ず,本発明の概要につ
いて,以下の順序で説明する。 本発明の概略(本発明のクレーム対応図) PUIの概念の提唱 Inper(媒体用紙)の基本構成 Dicon(記載情報)の役割 選択情報の具体例 連結情報の構成 関連情報ファイルとInperの関係およびInpe
r間リンク
【0034】本発明の概略(本発明のクレーム対応
図) 図1(a)は,本発明の文書情報管理システム(請求項
1の文書情報管理システム)のクレーム対応図を示し,
あらかじめ特定の単語,文章,シンボルまたはグラフィ
ックに関連する情報を関連情報ファイルとして記憶した
ファイル手段101と,単語,文章,シンボル,グラフ
ィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報,記
載情報とファイル手段101の関連情報ファイルとを連
結させるための連結情報および記載情報の中から特定の
記載情報を選択するための選択情報が記録された媒体用
紙102と,選択情報および連結情報を媒体用紙102
から読み取る読取手段103と,読取手段103で読み
取った選択情報および連結情報に基づいて,ファイル手
段101から該当する関連情報ファイルを検索する検索
手段104と,検索手段104によって検索した関連情
報ファイルを出力する出力手段105とから構成され
る。
【0035】なお,ファイル手段101に記憶する関連
情報ファイルは,特定の単語,文章,シンボルまたはグ
ラフィックに関連する情報であるが,このときの特定の
単語,文章,シンボルまたはグラフィックが,媒体用紙
102の記載情報として使用可能な単語,文章,シンボ
ルまたはグラフィックとなる。換言すれば,媒体用紙1
02の記載情報として使用可能な単語,文章,シンボル
またはグラフィックは,あらかじめファイル手段101
に関連情報ファイルとして記憶されていることになる。
【0036】また,媒体用紙102上の記載情報(単
語,文章,シンボル,グラフィックの何れかからなる情
報)は,媒体用紙102上に記録されている記載情報以
外の単語,文章,シンボルまたはグラフィックとは異な
る特徴的な書体,色彩,背景または周辺記号を有するも
のである。
【0037】また,読取手段103は,読み取りの対象
である原稿から特徴的な書体,色彩,背景または周辺記
号を有する記載情報を読み取る第1の読取手段106a
と,第1の読取手段106aで記載情報が読み取られた
場合に,読み取りの対象である原稿が媒体用紙102で
あると識別する媒体用紙識別手段106bと,媒体用紙
識別手段106bで媒体用紙102であると識別された
場合に,選択情報および連結情報を媒体用紙102から
読み取る第2の読取手段106cとを備えている。
【0038】以上の構成において,その概略動作を説明
する。
【0039】先ず,あらかじめ特定の単語,文章,シン
ボルまたはグラフィックに関連する情報を関連情報ファ
イルとしてファイル手段101に記憶させておく。
【0040】次に,読取手段103で媒体用紙102の
情報を読み取る。このとき,読み取りの対象である原稿
が媒体用紙102であるか否かを識別し,媒体用紙10
2である場合に選択情報および連結情報を読み取る。具
体的には,第1の読取手段106aが,読み取りの対象
である原稿から,あらかじめ特徴的な書体,色彩,背景
または周辺記号で記録された記載情報を読み取り,次に
媒体用紙識別手段106bが,記載情報が読み取られた
場合に該当する原稿が媒体用紙102であると識別し,
その後,第2の読取手段106cが,媒体用紙102で
あると識別された場合に,選択情報および連結情報を媒
体用紙102から読み取る。
【0041】続いて,検索手段104が,読取手段10
3で読み取った選択情報および連結情報に基づいて,フ
ァイル手段101に記憶してある関連情報ファイルの中
から該当する関連情報ファイルを検索する。すなわち,
検索手段104は,読み取った選択情報の媒体用紙10
2上の位置情報から該当する記載情報の記載位置情報を
特定し,読み取った連結情報(記載位置情報およびアド
レス情報,または記載位置情報および記載認識情報)か
ら対応する関連情報ファイルを検索する。
【0042】最後に,出力手段105が,検索手段10
4で検索した関連情報ファイルを記録紙またはディスプ
レイ画面等に出力する。このとき,関連情報ファイルの
出力は,検索手段104がファイル手段101から該当
する関連情報ファイルを読み出して出力手段105へ転
送して出力する方法でも,検索手段104の指示に基づ
いて出力手段105がファイル手段101から該当する
関連情報ファイルを読み出して出力する方法でも良く,
特に限定するものではない。
【0043】図1(b)は,本発明の文書情報管理シス
テム(請求項2の文書情報管理システム)のクレーム対
応図を示し,媒体用紙102上に,原稿が媒体用紙であ
ることを識別するための媒体用紙識別情報を記録してお
き,さらに読取手段103を,読み取りの対象である原
稿から媒体用紙識別情報を読み取る第1の読取手段10
7aと,第1の読取手段107aで媒体用紙識別情報が
読み取られた場合に,読み取りの対象である原稿が媒体
用紙102であると識別する媒体用紙識別手段107b
と,媒体用紙識別手段107bで媒体用紙102である
と識別された場合に,選択情報および連結情報を媒体用
紙102から読み取る第2の読取手段107cとで構成
したものである。なお,その他の構成,同図(a)と共
通につき説明を省略する。
【0044】この構成においては,読取手段103で媒
体用紙102の情報を読み取る際に,読み取りの対象で
ある原稿が媒体用紙102であるか否かを識別し,媒体
用紙102である場合に選択情報および連結情報を読み
取る方法として,先ず,第1の読取手段107aが,読
み取りの対象である原稿から媒体用紙識別情報を読み取
り,次に媒体用紙識別手段107bが,媒体用紙識別情
報が読み取られた場合に該当する原稿が媒体用紙102
であると識別し,その後,第2の読取手段107cが,
媒体用紙102であると識別された場合に,選択情報お
よび連結情報を媒体用紙102から読み取るものであ
る。
【0045】前述したように本発明の文書情報管理シス
テムでは,媒体用紙102であると識別された場合に,
媒体用紙102上の任意の位置に記録した記載情報から
ファイル手段101に記憶してある関連情報ファイルを
検索し,出力することができるので,コンピューター等
のデジタルの世界(ファイル手段101中の関連情報フ
ァイル)と紙の文書(媒体用紙102)との間に情報の
連続性・関連性を構築することができ,媒体用紙102
をデジタルの世界の文書情報管理システム内に組み込む
ことができる。
【0046】特に,媒体用紙102を自動的に識別でき
るので,システムの操作性・作業性・利便性の向上を図
ることことができる。
【0047】また,ディスプレイ装置,マウス,キーボ
ード等を用いることなく,媒体用紙102を媒体として
デジタルの世界に直接アクセスすることができ,さらに
紙の文書(媒体用紙102)を用いたハイパーテキスト
(紙ハイパーテキスト)を実現することができる。
【0048】なお,ここで紙ハイパーテキストとは,紙
の文書をハイパーテキストの文書として扱い,現実世界
において紙の文書を用いてハイパーテキストを実現する
概念として定義する。
【0049】PUIの概念の提唱 本発明の文書情報管理システムおよび媒体用紙の識別方
法は,前述したようにコンピューター等のデジタルの世
界(ファイル手段101中の関連情報ファイル)と紙の
文書(媒体用紙102)との間に情報の連続性・関連性
を構築することができ,媒体用紙102をデジタルの世
界の文書情報管理システム内に組み込むことができると
共に,媒体用紙102を媒体としてデジタルの世界に直
接アクセスすることができ,さらに媒体用紙102を用
いた紙ハイパーテキストを実現することができる。
【0050】したがって,Paper(紙:媒体用紙1
02)を用いたUser(人)とコンピューターとのI
ntaraction(情報伝達,相互インターフェー
ス)を実現するシステムおよび方法として,以下,本発
明の文書情報管理システムをPUI(Paper Us
er Intaraction)として提唱する。
【0051】また,PUIにおいて,媒体用紙102を
Inper(Interact Paper)と定義
し,Inper内に記録されている記載情報をDico
n(Document icon)と定義する。
【0052】さらに,前述したように,紙の文書をハイ
パーテキストの文書として扱い,現実世界において紙の
文書を用いてハイパーテキストを実現する概念を,紙ハ
イパーテキストとして定義した。したがって,PUIの
Inperは紙ハイパーテキストの概念におけるハイパ
ーテキストの文書そのものであり,Inper内のDi
conは紙に印刷されたスイッチ(一般的なハイパーテ
キストのボタンやアイコン等に相当する)である。
【0053】Inper(媒体用紙)の基本構成 次に,PUIのInper(媒体用紙102)の基本構
成について具体的に説明する。Inperは,単語,文
章,シンボル,グラフィックの何れかからなる少なくと
も一つの記載情報であるDiconと,Diconとフ
ァイル手段101の関連情報ファイルとを連結させるた
めの連結情報と,Diconの中から特定のDicon
を選択するための選択情報とが記録された紙(用紙)で
ある。ただし,Diconおよび連結情報はあらかじめ
Inperに記録されているが,選択情報はユーザーが
任意に書き込む(マークする)ことにより,Inper
上に記録されるものとする。
【0054】図2および図3はInperの具体例を示
し,図2はDiconを通常の文書の構成要素として文
書中に配置した文書形式のInper201を示し,図
3はDiconをタイトルとして使用したリスト・ディ
レクトリー形式のInper301を示す。
【0055】図2に示すように,文書形式のInper
201には,単語および文章がテキストDicon20
2として記録されており,書類を示すアイコン(シンボ
ル)がシンボルDicon203として記録されてお
り,コンピューター図形がグラフィックDicon20
4として記録されており,単語および短い文章がタイト
ルDicon205として記録されている。また,連結
情報は,2次元バーコードのように光学的に読み取り可
能な形式でコードエリア206内に記録されている。な
お,207はInper(媒体用紙)を特定するための
媒体用紙番号を示すInper No.であり,208
はユーザーがInper201の所有者(Owner)
を確認できるように文字で示したOwner IDであ
る。
【0056】このように文書形式のInper201
は,見かけ上において,記録紙に出力された通常の文書
と同一である。したがって,Inper201を通常の
書類として利用できるのは勿論である。
【0057】また,図3に示すように,リスト・ディレ
クトリー形式のInper301には,単語および文章
がタイトルDicon205として記録されている。ま
た,連結情報は,2次元バーコードのように光学的に読
み取り可能な形式でコードエリア206内に記録されて
いる。なお,207はInper(媒体用紙)を特定す
るための媒体用紙番号を示すInper No.であ
り,208はユーザーがInper201の所有者(O
wner)を確認できるように文字で示したOwner
IDである。
【0058】詳細な説明は後述するが,このようなリス
ト・ディレクトリー形式のInper301は,必要最
小限(ここでは,タイトルDicon)の情報を記載し
たインデックスカードとして使用することができ,さら
にタイトルDiconに対応するファイル手段101の
関連情報ファイルへのアクセス用カードとして使用する
ことができる。
【0059】したがって,Inper201,301か
ら明らかなように,Inper(本発明の媒体用紙10
2)は,人間(ユーザー)とコンピューター(デジタル
の世界)の双方で読み取り可能な特殊な紙の文書である
と定義することができる。
【0060】Dicon(記載情報)の役割 ここで,Inper201,301に記録されたDic
onの役割について詳細に説明する。
【0061】図4に示すように,Inper201,3
01に記録されているDicon(202〜205)
は,コードエリア206内の連結情報を介してファイル
手段101の関連情報ファイルとリンク(連結)されて
いる。したがって,Inper201,301上に記録
されている複数のDiconの中から所望のDicon
を選択すると,選択されたDiconにリンクされてい
る関連情報ファイルを特定することができる。
【0062】すなわち,Diconは,Inper20
1,301上に記録された視覚的な情報としての役割と
共に,関連情報ファイルを選択するためのスイッチの役
割を果たすものである。換言すれば,概念的に,ハイパ
ーテキスト上のボタンやアイコンと同様にスイッチの役
割を果たすものであると定義できる。
【0063】次に,Diconの種類について説明す
る。Diconは,図2に示したようにテキストDic
on202,シンボルDicon203,グラフィック
Dicon204,タイトルDicon205の4種類
からなり,それぞれのDiconを以下のように定義す
る。
【0064】テキストDicon :ハイパーテキスト
形式の文章の中の単語や短い文章の形式で書かれたDi
conである。 シンボルDicon :長い文章の最後に付加したり,
Inperの内容全体に対して付加するアイコン形式の
Diconである。 グラフィックDicon :詳細なイラスト・写真・図
面(関連情報ファイル)にリンクしてある大まかなイラ
スト・写真形式のDiconである。 タイトルDicon :該当するDiconのリンクし
ている関連情報ファイルのタイトルが目次・リスト等の
形式で書かれたDiconである。
【0065】次に,図5を参照して,これらのDico
nの表示内容と,対応する関連情報ファイルのデータ内
容との関係について説明する。これらのDiconは,
図示の如く,テキストDicon202およびタイトル
Dicon205のデータ形式がテキスト形式で,シン
ボルDicon203およびグラフィックDicon2
04のデータ形式がグラフィック/イメージ形式であ
る。
【0066】また,これらのDiconの表示内容がタ
イトルの場合,関連情報ファイルのデータ内容を書類と
し,リファレンスの場合には書類,抄録の場合には全
文,人名の場合にはパーソナル・レポート,モノクロの
場合にはフルカラー,ディザの場合にはグレースケー
ル,縮小レイアウトの場合には等倍,シンボルマークの
場合には書類等のように対応づけることができる。
【0067】ただし,これは一つの目安であって特に限
定するものではなく,例えば,Diconの表示内容が
タイトルの場合,関連情報ファイルのデータ内容を書類
とフルカラーのグラフィックの2つで構成しても良い。
【0068】また,関連情報ファイルのデータ内容を出
力する出力手段として,ディスプレイ装置や音声合成装
置を備えた構成では,Diconの表示内容が人名やシ
ンボルマークの場合に,対応する関連情報ファイルのデ
ータ内容として動画や音声等を記憶しておき,ディスプ
レイ装置・音声合成装置を用いて出力することもでき
る。
【0069】図6は,Diconの標記方法を示す説明
図である。ユーザーがInper上のDiconを確実
かつ容易に認識するためには,DiconとDicon
以外の情報とが視覚的に区別できる必要がある。したが
って,本発明では,Diconを以下のように,Inp
er上に記録されているDicon以外の単語,文章,
シンボルまたはグラフィックとは異なる特徴的な書体,
色彩,背景または周辺記号を付与して装飾することによ
り可視化する。
【0070】テキストDicon202の装飾は,図示
の如く,背景色を付ける方法や,フォントの字体を換え
る方法(例えば,明朝体→ゴシック体等),書体を換え
る方法(例えば,イタリック体,ボルト体,アンダーラ
インの付加等),文字の色を換える方法(例えば,黒色
→青色),枠で囲む方法が適用できる。
【0071】また,タイトルDicon205,グラフ
ィックDicon204の装飾は,図示の如く,枠で囲
む方法,背景色を付ける方法が適用できる。
【0072】また,シンボルDicon203は,それ
自体でDiconであることが明確であるので,装飾不
要である。ただし,装飾を施しても良いのは勿論であ
る。
【0073】選択情報の具体例 選択情報は,Inper上に記載されたDiconの中
から特定のDiconを選択するための情報である。例
えば,加筆(マーキング)されたマークを選択情報とし
て用いることができる。加筆(マーキング)は,読取手
段103で光学的に読み取れるものであればどのような
用具を使っても良く,一般的には,サインペン等のマー
カーが使用される。
【0074】このとき,マーカーの色をあらかじめ特定
し,読取手段103としてカラースキャナーを使用する
と高い認識率が得られる。
【0075】図7(a),(b)は選択情報の加筆(マ
ーキング)の例を示し,文書形式のInper201の
場合には,同図(a)に示すような加筆が適している。
また,リスト・ディレクトリー形式のInper301
の場合には,同図(b)に示すような加筆が適してい
る。
【0076】連結情報の構成 連結情報は,前述したようにコードエリア206に2次
元バーコードとして記載されており,Diconとファ
イル手段101の関連情報ファイルとを連結させるため
の情報である。
【0077】また,連結情報は,例えば,Inper上
におけるそれぞれのDiconの記載位置情報と,該記
載位置情報と関連情報ファイルとを対応させるためのア
ドレス情報とから構成されているか,または,Inpe
r上におけるそれぞれのDiconの記載位置情報と,
該記載位置情報の位置に記載された記載情報を認識する
ための記載認識情報とから構成されている。
【0078】ここで,図8を参照して,連結情報の一部
である記載位置情報について説明する。記載位置情報は
Inper上におけるそれぞれのDiconの位置を特
定するための情報であり,例えば,図示の如く,Inp
erの座標と対応させたマップを用いて,マップ上にお
けるDiconの位置および範囲と,各Diconがマ
ップに出現する順番で番号を付したDicon番号とか
らなる情報で構成することができる。
【0079】図9は,この記載位置情報とアドレス情報
とで連結情報(連結情報テーブル)を構成した例を示
す。該連結情報テーブルから明らかなように,記載位置
情報が特定されると,対応する関連情報ファイルのアド
レスが特定される。すなわち,図7で示したように選択
情報でDiconを選択すると,該選択情報の座標位置
から図8のマップ上の座標位置が特定され,特定された
座標位置の記載位置情報(Dicon番号)によって,
Diconと対応する関連情報ファイルの検索が可能と
する。したがって,連結情報でDiconと関連情報フ
ァイルの連結を行うことができる。
【0080】図10(a)は,記載位置情報と記載認識
情報とで連結情報(連結情報テーブル)を構成した例を
示す。ここで,記載認識情報は,各記載位置情報の位置
に記載されたDiconを認識するための情報であり,
例えば,あらかじめ各Dicon毎にDicon ID
を付して,このDicon IDを用いることができ
る。該連結情報テーブルから明らかなように,記載位置
情報が特定されると,対応する記載位置情報(Dico
n ID)が特定される。すなわち,図7で示したよう
に選択情報でDiconを選択すると,該選択情報の座
標位置から図8のマップ上の座標位置が特定され,特定
された座標位置の記載位置情報(Dicon番号)によ
って,対応するDicon IDを特定することができ
る。
【0081】この場合には,検索手段104側に図10
(b)に示すようなアドレス変換テーブルを設けておく
ことにより,Dicon IDから対応する関連情報フ
ァイルを検索することができる。換言すれば,連結情報
でDiconと関連情報ファイルの連結を行うことがで
きる。
【0082】上記図9および図10の連結情報テーブル
から明らかなように,図9の連結情報(連結情報テーブ
ル)は,記載位置情報(換言すれば,Dicon)とア
ドレス情報(換言すれば,関連情報ファイル)が1対1
でリンクされており,連結情報テーブル自体がアドレス
変換テーブルの役割を果しているので,Inper上に
Diconを作成してから関連情報ファイルを作成する
場合に適している。ただし,この場合には,Inper
を作成後に,関連情報ファイルのアドレスを変更するこ
とが困難であるので,小規模システムに採用することが
望ましい。
【0083】一方,図10の連結情報(連結情報テーブ
ル)は,記載位置情報(換言すれば,Dicon)と記
載認識情報(Dicon ID)が1対1でリンクされ
ているだけであり,記載認識情報と関連情報ファイルと
のリンクは,検索手段104側に設けられたアドレス変
換テーブルで行っているので,例えば,記載認識情報を
システム全体で普遍(共通)の情報として定義した場合
には,検索手段104側に1つのアドレス変換テーブル
を設定するだけで,Diconと関連情報ファイルとを
連結することが可能である。したがって,システムの拡
張性および管理性が高く,大規模システムの構築に適し
ている。
【0084】また,例えば,記載位置情報を各Inpe
r毎の固有の情報として定義した場合には,検索手段1
04側に各Inper毎のアドレス変換テーブルを設定
することで,Diconと関連情報ファイルとを連結す
ることができる。
【0085】さらに必要に応じて,図8に示すように,
Inper上にDicon設定可能領域を指定すること
により,コードエリア206内の連結情報のデータ量を
少なくすることができる。特に,Inper上における
Diconの配置に片寄りがある場合には有効である。
【0086】なお,前述した連結情報(図9および図1
0)では,最終的にDiconと関連情報ファイルが1
対1(1:1)で対応する場合を示したが,特にこれに
限定するものではなく,例えば,Diconと関連情報
ファイルとの対応関係は,1対多数(1:n)や,多数
対1(n:1)が存在するのは勿論である。
【0087】関連情報ファイルとInperの関係お
よびInper間リンク 次に,関連情報ファイルとInperの関係およびIn
per間リンクについて説明する。関連情報ファイル
は,Inper上に記載されたDiconに関連する情
報であり,Inperの作成後またはInperを作成
する前に,ファイル手段101に記憶させておく。
【0088】具体的には,Inperおよび関連情報フ
ァイルの作成は,図11に示すように,パーソナルコン
ピューター上で専用のInper作成アプリケーション
プログラムを用いるものとする。なお,ここでは,説明
を簡単にするために概略動作について記述する。
【0089】先ず,図11(a)に示すように,パーソ
ナルコンピューター上でInper作成ダイアログを開
けてテンプレート(ヘッダー付きのシート)を選択す
る。
【0090】次に,テンプレートのヘッダー部(上側ス
ペース)にタイトルや作成者等の項目を書き込み,DT
Pと同様の手法でテンプレートに文書を作成する。
【0091】続いて,文書中からDiconにしたい単
語,短い文章,イラスト,写真等を選択し,図11
(b)に示すように,関連情報ファイルダイアログを開
ける。
【0092】次に,選択したDiconをファイル手段
101に登録済の関連情報ファイルとリンクさせる場合
には,選択したDicon(すなわち,単語,短い文
章,イラスト,写真等)を基にして,ファイル手段10
1を検索し,関連情報ファイルダイアログ上で適切なも
のが見つかるとそれを選択する。一方,選択したDic
onに対応する関連情報ファイルを新規に作成する場合
には,関連情報ファイルダイアログ上の新規作成ボタン
を選択し,新規作成ダイアログ(Inper作成ダイア
ログと同じ)を開けて,ヘッダー付きのシート(Inp
er作成ダイアログと同じ)を選択し,Inper作成
と同じ方法で関連情報ファイルを作成する。
【0093】その後,関連情報ファイルダイアログを閉
じると,選択したDiconとそれに対応する関連情報
ファイル(ファイル手段101から選択した関連情報フ
ァイルまたは新規作成の関連情報ファイル)がリンクさ
れる。
【0094】最後に,Inper作成ダイアログを閉じ
ると,コードエリア206の情報(連結情報および文章
識別情報)が自動生成され,電子化された状態の新規I
nperが登録される。この電子化された状態の新規I
nperを出力手段105で出力することにより,所望
のInperが作成される。
【0095】なお,Diconおよび関連情報ファイル
の選択と関連情報ファイルの新規作成は,電子化された
状態の新規Inperを作成中および作成後,任意の時
点で行うことも可能であり,同様にDiconの追加・
変更等を行うことも可能である。
【0096】〔実施の形態1〕図12は,実施の形態1
の文書情報管理システムのシステム構成図を示し,ファ
イル手段101であるファイルサーバー1201と,読
取手段103および出力手段105である複写装置12
02と,検索手段104である専用サーバー(PUIサ
ーバー)1203とから構成され,ネットワークを介し
て各手段が接続されている。
【0097】なお,説明を簡単にするために実施の形態
1の媒体用紙102として,図13で示す文書形式のI
nper(媒体用紙)1301を用いるものとする。I
nper1301には,通常の文章1302と,文章1
302上の単語を記載情報化したテキストDicon2
02と,連結情報を含むコードエリア206と,Inp
er(媒体用紙)を特定するための媒体用紙番号を示す
Inper No.(207)と,Inper1301
を使用するユーザを認識するためのユーザーID130
3と,Dicon202を選択するための選択情報であ
るマークMと,が記録されている。
【0098】ここで,Inper1301上に記録され
ているDicon(記載情報)202は,Inper1
301上に記録されているDicon以外の通常の文章
1302とは異なる特徴的な背景(図中に網点で示す背
景)を有している。
【0099】また,読取手段103である複写装置12
02は,読み取りの対象である原稿から特徴的な背景を
有するDicon(記載情報)202を読み取る第1の
読取手段106aと,第1の読取手段106aでDic
on(記載情報)202が読み取られた場合に,読み取
りの対象である原稿がInper1301であると識別
する媒体用紙識別手段106bと,媒体用紙識別手段1
06bでInper1301であると識別された場合
に,選択情報であるマークMおよび連結情報を含むコー
ドエリア206をInper1301から読み取る第2
の読取手段106cの役割を果たすものである。
【0100】また,実施の形態1では,図示の如く,フ
ァイル手段101と検索手段104とをファイルサーバ
ー1201とPUIサーバー1203のように,それぞ
れ独立した装置として分離した構成であるため,台数や
配置を自由に決定できる。例えば,PUIサーバー12
03を各部門毎に1台配置し,ファイルサーバーを事業
所毎に1台配置し,さらに全社用として1台配置する。
このように階層型に配置することにより,関連情報ファ
イルの情報の質により分散配置することができる。この
とき,PUIサーバー1203はネットワークを介して
接続されている全てのファイルサーバー1201にアク
セスすることができる。
【0101】また,PUIサーバー1203に,ユーザ
ーID,パスワード等のセキュリティ情報の管理機能を
持たせることにより,規定に従って作成されたInpe
r1301であれば,ネットワークのどこからでもPU
I(実施の形態1の文書情報管理システム)の全てのサ
ービスを受けることができるように構築できる。
【0102】以上の構成において,実施の形態1の文書
情報管理システムの特徴的な動作について説明する。な
お,その他の基本的な動作は〔本発明の概要〕で説明し
た動作と共通であるため,説明を省略する。
【0103】図14は,実施の形態1の文書情報管理シ
ステムのInper(媒体用紙)の識別処理および関連
情報の出力処理を示す概略フローチャートである。先
ず,複写装置1202に,読み取り対象となる原稿(通
常の原稿またはInper1301)を載置して,複写
装置1202のスタートボタン(図示せず)を押下する
と(S1401),第1スキャンを開始して,複写装置
1202の第1の読取手段106aが原稿を光学的に走
査して,読み取りの対象である原稿から特徴的な背景を
有するDicon(記載情報)202を読み取る(S1
402)。
【0104】なお,ここで,読み取り対象となる原稿が
Inper1301の場合には,図13に示すように,
あらかじめ関連情報を出力したいInper1301上
のDicon202に選択情報としてマークMを付与
し,さらにユーザーID1303を記入しておく。
【0105】次に,Inperの識別処理で,複写装置
1202の媒体用紙識別手段106bが,ステップS1
402でDicon202が読み取られたか否かを判定
し,Dicon202が読み取られた場合に,読み取り
の対象である原稿がInper1301であると識別す
る(S1403)。
【0106】続いて,ステップS1403の識別結果に
基づいて,原稿がInper1301であるか否かを判
定し,Inper1301でないと判定された場合(ス
テップS1404:No),換言すれば,通常の原稿で
あると判定された場合,そのまま通常のコピーモードに
移行して,原稿のコピーを実行し(S1405),処理
を終了する。この場合に,第1スキャンで原稿を読み取
った際に,原稿全体を電子的に所定のページメモリに保
管しておくと,コピーモードになった場合に,再度画像
情報を読み取りを行わなくても,該ページメモリから原
稿の画像情報を出力し,図示しない画像形成部で記録紙
上に画像を形成することができる。
【0107】一方,Inper1301であると判定さ
れた場合(ステップS1404:Yes),第2スキャ
ンを開始して,複写装置1202の第2の読取手段10
6cが原稿を光学的に走査して,Inper1301か
らマークM(選択情報),コードエリア206(連結情
報を含む),記入されているユーザーID1303を読
み取る(S1406)。なお,ここで,第1スキャンを
行った第1の読取手段106aと第2スキャンを行った
第2の読取手段106cは同一の光学的読取装置を用い
ることができる。この場合,Inper1301は,複
写装置1202の原稿載置台に置かれたままで,第1ス
キャンおよび第2スキャンが実行される。また,例え
ば,シートスルー方式の原稿送り方式の場合には,再度
同じ原稿(Inper1301)を原稿送り部に送り,
位置固定の光学的読取装置でInper1301を読み
取るようにすれば良い。
【0108】複写装置1202は,ステップS1406
でマークM(選択情報),コードエリア206(連結情
報を含む)を読み取ると,検索手段104であるPUI
サーバー1203に,選択情報,連結情報,ユーザーI
D1303等を転送する(S1407)。なお,実施の
形態1では,ここで,OCR機能(文字認識機能)を用
いてユーザーID1303の文字認識を行い,文字コー
ド情報に変換して転送するものとする。
【0109】PUIサーバー1203は,選択情報およ
び連結情報に基づいて,ファイルサーバー1201から
該当する関連情報ファイルを検索し,検索した関連情報
ファイルを複写装置1202へ転送する(S140
8)。なお,この場合,関連情報ファイルは,ファイル
サーバー1201からPUIサーバー1203へ一旦転
送され,PUIサーバー1203で図15の関連情報1
501の出力形式に編集された後,PUIサーバー12
03から複写装置1202へ転送される。
【0110】複写装置1202は,ステップS1408
で検索した関連情報ファイルを受信すると,図示しない
画像形成部(出力手段105に相当する)を介して記録
紙に関連情報1501(図15参照)を出力し(S14
09),処理を終了する。
【0111】関連情報1501には,図15に示すよう
に,ユーザーID(文字コード情報)が氏名に変換され
て出力の宛先1502として出力される。また,2段目
の文書番号1502には,元のInper No.と同
じものを出力する。これはオペレータが関連情報150
1を受け取った際にどのInper1301に関連する
情報なのかの対応付けを分かり易くするためのものであ
る。3段目以降は,先に先端したマーク(選択情報)M
に基づいて出力された関連情報の内容を示している。
【0112】前述しように実施の形態1によれば,In
per1301のDicon202にマークMを付与し
て,複写装置1202で読み取らせるだけで,複写装置
1202がInper(媒体用紙)1301を自動的に
識別し,Inper1301である場合に関連情報ファ
イルの検索を行うので,システムの操作性・作業性・利
便性の向上を図ることができる。
【0113】また,前述した動作から明らかなように,
コンピューター等のデジタルの世界とInper(紙の
文書)との間に情報の連続性・関連性を構築することが
でき,Inper(紙の文書)をデジタルの世界の文書
情報管理システム内に組み込むと共に,Inper(紙
の文書)を媒体としてデジタルの世界に直接アクセス可
能とし,さらにInperを用いたハイパーテキスト
(紙ハイパーテキスト)を実現することができる。
【0114】なお,実施の形態1では,Dicon(記
載情報)を,Inper1301上に記録されているD
icon以外の通常の文章1302とは異なる特徴的な
背景(図中に網点で示す背景)を有する構成としたが,
特にこれに限定するものではなく,特徴的な背景に代え
て,Inper1301上に記録されているDicon
以外の単語,文章,シンボルまたはグラフィックとは異
なる特徴的な書体,色彩または周辺記号(例えば,アン
ダーラインや,Diconを示すマーク等)を有する構
成としても良い。
【0115】〔実施の形態2〕実施の形態2の文書情報
管理システムは,図12で示した実施の形態1の文書情
報管理システムと同様の構成において,読取手段103
である複写装置1202が,読み取りの対象である原稿
から媒体用紙識別情報を読み取る第1の読取手段107
aと,第1の読取手段107aで媒体用紙識別情報が読
み取られた場合に,読み取りの対象である原稿がInp
er(媒体用紙)であると識別する媒体用紙識別手段1
07bと,媒体用紙識別手段107bでInperであ
ると識別された場合に,選択情報および連結情報をIn
perから読み取る第2の読取手段107cの役割を果
たすものである。
【0116】また,実施の形態2のInperには,I
nper(媒体用紙)であることを識別するための媒体
用紙識別情報が記録されている。図16は,実施の形態
2のInper(媒体用紙)1601を示し,Inpe
r1601のコードエリア206には,連結情報に加え
て,Inper(媒体用紙)を特定するための媒体用紙
番号からなる媒体用紙識別情報が,それぞれ2次元バー
コードとして記録されている。
【0117】以上の構成において,実施の形態2の文書
情報管理システムの特徴的な動作について説明する。な
お,その他の基本的な動作は〔本発明の概要〕で説明し
た動作と共通であるため,説明を省略する。
【0118】図17は,実施の形態2の文書情報管理シ
ステムのInper(媒体用紙)の識別処理および関連
情報の出力処理を示す概略フローチャートである。先
ず,複写装置1202に,読み取り対象となる原稿(通
常の原稿またはInper1601)を載置して,複写
装置1202のスタートボタン(図示せず)を押下する
と(S1701),第1スキャンを開始して,複写装置
1202の第1の読取手段107aが原稿を光学的に走
査して,コードエリア206中に含まれる媒体用紙識別
情報を読み取る(S1702)。
【0119】なお,ここで,読み取り対象となる原稿が
Inper1601の場合には,図16に示すように,
あらかじめ関連情報を出力したいInper1601上
のDicon202に選択情報としてマークMを付与す
る。
【0120】次に,Inperの識別処理で,複写装置
1202の媒体用紙識別手段107bが,ステップS1
702で媒体用紙識別情報が読み取られたか否かを判定
し,媒体用紙識別情報が読み取られた場合に,読み取り
の対象である原稿がInper1601であると識別す
る(S1703)。
【0121】続いて,ステップS1703の識別結果に
基づいて,原稿がInper1601であるか否かを判
定し,Inper1601でないと判定された場合(ス
テップS1704:No),換言すれば,通常の原稿で
あると判定された場合,そのまま通常のコピーモードに
移行して,原稿のコピーを実行し(S1705),処理
を終了する。
【0122】一方,Inper1601であると判定さ
れた場合(ステップS1704:Yes),ユーザーI
D入力処理を実行して,ユーザーIDの入力を促すメッ
セージを表示し,複写装置1202の操作パネルを介し
てオペレータからユーザーIDの入力を受ける(S17
06)。ここで,ユーザーIDの入力は,図13の実施
の形態1のInper1301に示すように,オペレー
タがInper1301上にユーザーID1303とし
て記入する方法もあるが,この場合,他人に対して秘密
にすべき番号(ユーザーID)がInper1301上
に残ることになるため,使用後の管理が大変である。
【0123】次に,入力されたユーザーIDを用いて,
ユーザーID確認処理を実行する(S1707)。この
ユーザーID確認処理は,入力されたユーザーIDが,
当該Inper1601のアクセス権限が付与された人
のユーザーIDであるか否かを確認する処理であり,具
体的には,例えば入力されたユーザーIDおよび読み取
った媒体用紙識別情報(媒体用紙番号)を,複写装置1
202からPUIサーバー1203へ転送し,PUIサ
ーバー1203が受信した媒体用紙識別情報(媒体用紙
番号)およびユーザーIDに基づいて,ファイルサーバ
ー1201を検索し,該当する媒体用紙番号のアクセス
権限者リストの中に,該当するユーザーIDが存在する
か否かを確認し,確認結果を複写装置1202へ転送す
る。
【0124】複写装置1202は,ステップS1707
の確認結果に基づいて,入力されたユーザーID(すな
わち,オペレータ)にアクセス権限が付与されているか
否かを判定し(S1708),アクセス権限がない場合
には,操作パネルに『アクセス権限がありません』等の
メッセージを出力し(S1709),処理を終了する。
【0125】一方,アクセス権限がある場合には,第2
スキャンを開始して,複写装置1202の第2の読取手
段107cが原稿を光学的に走査して,Inper16
01からマークM(選択情報),コードエリア206
(連結情報および媒体用紙識別情報を含む)を読み取る
(S1710)。なお,ここで,第1スキャンを行った
第1の読取手段107aと第2スキャンを行った第2の
読取手段107cは同一の光学的読取装置を用いること
ができる。
【0126】複写装置1202は,ステップS1710
でマークM(選択情報),コードエリア206(連結情
報を含む)を読み取ると,検索手段104であるPUI
サーバー1203に,選択情報,連結情報等を転送する
(S1711)。
【0127】PUIサーバー1203は,選択情報およ
び連結情報に基づいて,ファイルサーバー1201から
該当する関連情報ファイルを検索し,検索した関連情報
ファイルを複写装置1202へ転送する(S171
2)。
【0128】複写装置1202は,ステップS1712
で検索した関連情報ファイルを受信すると,図示しない
画像形成部(出力手段105に相当する)を介して記録
紙に関連情報1501(図15参照)を出力し(S17
13),処理を終了する。
【0129】前述しように実施の形態2によれば,In
per1601のDicon202にマークMを付与し
て,複写装置1202で読み取らせるだけで,複写装置
1202がInper(媒体用紙)1601を自動的に
識別し,Inper1601である場合に関連情報ファ
イルの検索を行うので,システムの操作性・作業性・利
便性の向上を図ることができる。
【0130】また,媒体用紙識別情報がInper16
01のコードエリア206内に記載されているので,媒
体用紙識別情報を読み取ることで,Inper1601
の識別を容易に行うことができる。
【0131】〔実施の形態3〕実施の形態3の文書情報
管理システムは,基本的に実施の形態2と同様の構成に
おいて,Inper上への媒体用紙識別情報の記録方法
を変えたものである。なお,基本的な動作は実施の形態
2と同様につき,ここでは特徴的な部分のみを説明す
る。
【0132】図18は,実施の形態3のInper(媒
体用紙)1801の構成を示す。実施の形態3の文書情
報管理システムは,実施の形態2の文書情報管理システ
ムで媒体用紙識別情報をコードエリア206内に含ませ
たことに代えて,媒体用紙識別情報をInper180
1上の特定の位置にかつ背景が網点による灰色色相とな
るように記録したものである。ここでは媒体用紙識別情
報としてInper(媒体用紙)を特定するための媒体
用紙番号を示すInper No.(207)を使用す
る。
【0133】この媒体用紙識別情報であるInper
No.(207)は,通常所定の位置に出力されるよう
になっているので,媒体用紙識別情報を読み取るとき
に,Inper1801上の位置と色相を検知して,条
件にあっているかどうかを判別すれば良い。
【0134】〔実施の形態4〕実施の形態4の文書情報
管理システムは,基本的に実施の形態2と同様の構成に
おいて,Inper上への媒体用紙識別情報の記録方法
を変えたものである。なお,基本的な動作は実施の形態
2と同様につき,ここでは特徴的な部分のみを説明す
る。
【0135】図19は,実施の形態4のInper(媒
体用紙)1901の構成を示す。実施の形態4の文書情
報管理システムは,実施の形態2の文書情報管理システ
ムで媒体用紙識別情報をコードエリア206内に含ませ
たことに代えて,媒体用紙識別情報をInper190
1上の特定の位置にかつ2次元バーコードで記録したも
のである。ここでは媒体用紙識別情報としてInper
(媒体用紙)を特定するための媒体用紙番号を2次元バ
ーコード化した識別バーコード1902を用いる。
【0136】この識別バーコード1902は,図示の如
く,Inper1901の右上方隅部に形成されてい
る。この例では,識別バーコード1902を正方形とす
るが,特にこれに限定するものではなく,長方形,菱形
等の任意の形にしても良い。識別バーコード1902の
形状を通常の文章中に存在しない形状とすることによ
り,識別バーコード1902の読み取りを確実に行え,
原稿がInper1901であるか否かを峻別すること
ができる。
【0137】〔実施の形態5〕実施の形態5の文書情報
管理システムは,実施の形態1〜実施の形態4において
複写装置1202として一体の装置で実現していた読取
手段103および出力手段105を,それぞれ別々の装
置として配置したものである。
【0138】図20は,実施の形態5の文書情報管理シ
ステムのシステム構成図を示し,ファイル手段101で
あるハードディスク2001Aまたは光ディスク200
1Bと,読取手段103であるイメージスキャナー20
03と,検索手段104であるパーソナルコンピュータ
ー2004と,出力手段105であるプリンター200
5と,イメージスキャナー2003をネットワークへ接
続するためのパーソナルコンピューター2006と,プ
リンター2005とネットワークへ接続するためのパー
ソナルコンピューター2007とから構成される。
【0139】換言すれば,ネットワークを介して各手段
が接続されたシステムとして構築することができる。
【0140】実施の形態5によれば,実施の形態1〜実
施の形態4と同様の効果を奏することができる。また,
読取手段103および出力手段105をそれぞれ別々の
装置としたので,読取手段103と出力手段105とを
異なる場所に配置することが可能である。
【0141】〔実施の形態6〕実施の形態6の文書情報
管理システムは,読取手段103および出力手段105
としてファクシミリ装置を用いるものである。
【0142】図21は,実施の形態6の文書情報管理シ
ステムのシステム構成図を示し,ファイル手段101で
あるファイルサーバー1201と,読取手段103であ
るファクシミリ装置2101と,出力手段105である
ファクシミリ装置2102と,検索手段104である専
用サーバー(PUIサーバー)1203とから構成さ
れ,ネットワークまたは電話回線を介して各手段が接続
されている。
【0143】実施の形態6によれば,実施の形態1〜実
施の形態4と同様の効果を奏することができる。また,
読取手段103および出力手段105をそれぞれファク
シミリ装置で構成したあるため,Inper(媒体用紙
102)の読み取りをファクシミリ装置2101で行
い,関連情報の出力を別のファクシミリ装置2102で
行うことができる。なお,ここでは説明を簡単にするた
めにファクシミリ装置2101,2102をそれぞれ読
取手段103および出力手段105としたが,1台のフ
ァクシミリ装置が読取手段103および出力手段105
の両方の役割を果たせるのは明らかである。
【0144】なお,前述した実施の形態1〜実施の形態
6では,出力手段105として,複写装置1202や,
ファクシミリ装置2102,プリンター2005等のよ
うに記録紙に関連情報を出力する例を示したが,特にこ
れに限定するものではなく,例えば,ディスプレイ画面
に表示しても良い。この場合には,関連情報を一旦画面
表示して,所望の関連情報を選択した後,記録紙にプリ
ント出力することが可能となる。また,ディスプレイ画
面上で関連情報を編集(追加・削除等)した後,保存し
たり,出力することも可能となる。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の文書情報
管理システム(請求項1)は,媒体用紙に記録されてい
る記載情報が,媒体用紙上に記録されている記載情報以
外の単語,文章,シンボルまたはグラフィックとは異な
る特徴的な書体,色彩,背景または周辺記号を有し,読
取手段が,読み取りの対象である原稿から特徴的な書
体,色彩,背景または周辺記号を有する記載情報を読み
取る第1の読取手段と,第1の読取手段で記載情報が読
み取られた場合に,読み取りの対象である原稿が媒体用
紙であると識別する媒体用紙識別手段と,媒体用紙識別
手段で媒体用紙であると識別された場合に,選択情報お
よび連結情報を媒体用紙から読み取る第2の読取手段
と,を備えたため,コンピューター等のデジタルの世界
と紙の文書との間に情報の連続性・関連性を構築するこ
とにより,紙の文書をデジタルの世界の文書情報管理シ
ステム内に組み込むと共に,紙の文書を媒体としてデジ
タルの世界に直接アクセス可能とし,さらに紙の文書を
用いたハイパーテキスト(紙ハイパーテキスト)を実現
することに加えて,さらに媒体用紙を自動的に識別可能
として,システムの操作性・作業性・利便性の向上を図
ることができる。
【0146】
【0147】
【0148】
【0149】
【0150】
【0151】 また,本発明の文書情報管理システム
(請求項)は,請求項1記載の文書情報管理システム
において,第1の読取手段および第2の読取手段が,同
一の装置であるため,簡単かつ安価に装置を構成するこ
とができる。
【0152】 また,本発明の文書情報管理システム
(請求項)は,請求項1または2記載の文書情報管理
システムにおいて,読取手段および出力手段が,同一の
複写機からなるため,簡単かつ安価に装置を構成するこ
とができ,特に,通常の文書のコピーと媒体用紙を用い
た関連情報の取り出しを一台の装置で行えるので便利で
ある。
【0153】 また,本発明の文書情報管理システム
(請求項)は,請求項記載の文書情報管理システム
において,複写機が,読取手段の媒体用紙識別手段によ
って,読み取りの対象である原稿が媒体用紙でない識別
された場合,通常の複写動作を実行するため,通常の文
書と媒体用紙とを効率的に識別すると共に,通常の文書
のコピーと媒体用紙を用いた関連情報の取り出しを効率
的に行うことができる。
【0154】 また,本発明の媒体用紙の識別方法(請
求項)は,あらかじめ特定の単語,文章,シンボルま
たはグラフィックに関連する情報を関連情報ファイルと
して記憶する第1の工程と,単語,文章,シンボル,グ
ラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情
報,記載情報と関連情報ファイルとを連結させるための
連結情報および記載情報の中から特定の記載情報を選択
するための選択情報が記録された媒体用紙から選択情報
および連結情報を読み取る第2の工程と,読み取った選
択情報および連結情報に基づいて,記憶してある関連情
報ファイルの中から該当する関連情報ファイルを検索す
る第3の工程と,検索した関連情報ファイルを出力する
第4の工程とを含む文書情報管理方法における媒体用紙
の識別方法において,第2の工程が,読み取りの対象で
ある原稿から,あらかじめ特徴的な書体,色彩,背景ま
たは周辺記号で記録された記載情報を読み取る第5の工
程と,第5の工程で記載情報が読み取られた場合に,読
み取りの対象である原稿が媒体用紙であると識別する第
6の工程と,第6の工程で媒体用紙であると識別された
場合に,選択情報および連結情報を媒体用紙から読み取
る第7の工程と,を含むため,コンピューター等のデジ
タルの世界と紙の文書との間に情報の連続性・関連性を
構築することにより,紙の文書をデジタルの世界の文書
情報管理システム内に組み込むと共に,紙の文書を媒体
としてデジタルの世界に直接アクセス可能とし,さらに
紙の文書を用いたハイパーテキスト(紙ハイパーテキス
ト)を実現することに加えて,さらに媒体用紙を自動的
に識別可能として,システムの操作性・作業性・利便性
の向上を図ることができる。
【0155】
【0156】
【0157】
【0158】
【0159】
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)は本発明の文書情報管理システム
(請求項1の文書情報管理システム)のクレーム対応図
であり,同図(b)は本発明の文書情報管理システム
(請求項2の文書情報管理システム)のクレーム対応図
である。
【図2】文書形式のInper(媒体用紙)を示す説明
図である。
【図3】リスト・ディレクトリー形式のInper(媒
体用紙)を示す説明図である。
【図4】Diconとファイル手段の関連情報ファイル
とのリンク関係を示す説明図である。
【図5】Diconの表示内容と対応する関連情報ファ
イルのデータ内容の関係例を示す説明図である。
【図6】Diconの標記方法を示す説明図である。
【図7】選択情報の加筆(マーキング)の例を示す説明
図である。
【図8】連結情報の一部である記載位置情報を示す説明
図である。
【図9】記載位置情報とアドレス情報とで連結情報(連
結情報テーブル)を構成した例を示す説明図である。
【図10】記載位置情報と記載認識情報とで連結情報
(連結情報テーブル)を構成した例を示す説明図であ
る。
【図11】Inperおよび関連情報ファイルの作成方
法を示す説明図である。
【図12】実施の形態1の文書情報管理システムのシス
テム構成図である。
【図13】実施の形態1のInper(媒体用紙)の構
成を示す説明図である。
【図14】実施の形態1の文書情報管理システムのIn
per(媒体用紙)の識別処理および関連情報の出力処
理を示す概略フローチャートである。
【図15】実施の形態1の関連情報の出力形式を示す説
明図である。
【図16】実施の形態2のInper(媒体用紙)の構
成を示す説明図である。
【図17】実施の形態2の文書情報管理システムのIn
per(媒体用紙)の識別処理および関連情報の出力処
理を示す概略フローチャートである。
【図18】実施の形態3のInper(媒体用紙)の構
成を示す説明図である。
【図19】実施の形態4のInper(媒体用紙)の構
成を示す説明図である。
【図20】実施の形態5の文書情報管理システムのシス
テム構成図である。
【図21】実施の形態6の文書情報管理システムのシス
テム構成図である。
【符号の説明】
101 ファイル手段 102 媒体用紙 103 読取手段 104 検索手段 105 出力手段 106a 第1の読取手段 106b 媒体用紙識別手段 106c 第2の読取手段 107a 第1の読取手段 107b 媒体用紙識別手段 107c 第2の読取手段 1201 ファイルサーバー 1202 複写装置 1203 PUIサーバー 1301 Inper(媒体用紙) 1302 通常の文章 1303 ユーザーID 1501 関連情報 1601 Inper(媒体用紙) 1801 Inper(媒体用紙) 1901 Inper(媒体用紙) 2001A ハードディスク 2001B 光ディスク 2003 イメージスキャナー 2004 パーソナルコンピューター 2005 プリンター 2006 パーソナルコンピューター 2007 パーソナルコンピューター 2101 ファクシミリ装置 2102 ファクシミリ装置 M マーク(選択情報)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−342426(JP,A) 特開 平7−107256(JP,A) 特開 平4−40562(JP,A) 特開 平4−330484(JP,A) 特開 平4−331313(JP,A) 特開 平5−73624(JP,A) 特開 平5−324737(JP,A) 特開 平6−44319(JP,A) 特開 平6−44320(JP,A) 特開 平6−215045(JP,A) 特開 平7−44572(JP,A) 特開 平7−58935(JP,A) 特開 平7−108786(JP,A) 特開 平7−200631(JP,A) 特開 平7−210577(JP,A) 特開 平9−44383(JP,A) 特開 平9−91301(JP,A) 特開 平9−146719(JP,A) 特開 平9−163107(JP,A) 特開 平9−223240(JP,A) 特開 平10−97522(JP,A) 欧州特許出願公開775962(EP,A 1) 大村隆宏 外,WWW対応FAX情報 システムの開発,平成8年度電気関係学 会北陸支部連合大会講演論文集,1996年 10月 2日,第221頁 FAXでWWWの情報を検索/登録す るシステムを製品化,日経オープンシス テム,日経BP社,1996年 7月15日, 第40号,第188〜189頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 G06F 12/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ特定の単語,文章,シンボル
    またはグラフィックに関連する情報を関連情報ファイル
    として記憶したファイル手段と,単語,文章,シンボ
    ル,グラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記
    載情報,前記記載情報と前記ファイル手段の関連情報フ
    ァイルとを連結させるための連結情報および前記記載情
    報の中から特定の記載情報を選択するための選択情報が
    記録された媒体用紙と,前記選択情報および連結情報を
    前記媒体用紙から読み取る読取手段と,前記読取手段で
    読み取った選択情報および連結情報に基づいて,前記フ
    ァイル手段から該当する関連情報ファイルを検索する検
    索手段と,前記検索手段によって検索した関連情報ファ
    イルを出力する出力手段と,を備えた文書情報管理シス
    テムにおいて, 前記媒体用紙に記録されている記載情報は,前記媒体用
    紙上に記録されている記載情報以外の単語,文章,シン
    ボルまたはグラフィックとは異なる特徴的な書体,色
    彩,背景または周辺記号を有し, 前記読取手段は, 読み取りの対象である原稿から前記特徴的な書体,色
    彩,背景または周辺記号を有する記載情報を読み取る第
    1の読取手段と, 前記第1の読取手段で前記記載情報が読み取られた場合
    に,前記読み取りの対象である原稿が媒体用紙であると
    識別する媒体用紙識別手段と, 前記媒体用紙識別手段で媒体用紙であると識別された場
    合に,前記選択情報および連結情報を前記媒体用紙から
    読み取る第2の読取手段と, を備えたことを特徴とする文書情報管理システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の読取手段および第2の読取手
    段は,同一の装置であることを特徴とする請求項1記載
    文書情報管理システム。
  3. 【請求項3】 前記読取手段および出力手段は,同一の
    複写機からなること特徴とする請求項1または2記載の
    文書情報管理システム。
  4. 【請求項4】 前記複写機は,前記読取手段の媒体用紙
    識別手段によって,前記読み取りの対象である原稿が媒
    体用紙でない識別された場合,通常の複写動作を実行す
    ことを特徴とする請求項記載の文書情報管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 あらかじめ特定の単語,文章,シンボル
    またはグラフィックに関連する情報を関連情報ファイル
    として記憶する第1の工程と,単語,文章,シンボル,
    グラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情
    報,前記記載情報と前記関連情報ファイルとを連結させ
    るための連結情報および前記記載情報の中から特定の記
    載情報を選択するための選択情報が記録された媒体用紙
    から選択情報および連結情報を読み取る第2の工程と,
    読み取った選択情報および連結情報に基づいて,前記記
    憶してある関連情報ファイルの中から該当する関連情報
    ファイルを検索する第3の工程と,検索した関連情報フ
    ァイルを出力する第4の工程とを含む文書情報管理方法
    における媒体用紙の識別方法において, 前記第2の工程は, 読み取りの対象である原稿から,あらかじめ特徴的な書
    体,色彩,背景または周辺記号で記録された記載情報を
    読み取る第5の工程と, 前記第5の工程で前記記載情報が読み取られた場合に,
    前記読み取りの対象である原稿が媒体用紙であると識別
    する第6の工程と, 前記第6の工程で媒体用紙であると識別された場合に,
    前記選択情報および連結情報を前記媒体用紙から読み取
    る第7の工程と, を含むことを特徴とする媒体用紙の識別方法。
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