JP3949092B2 - デジタル文書取得システム、文書読取装置およびデジタル文書取得装置 - Google Patents
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Description
境の整備によって文書の電子化が進み、これによってオフィスのペーパーレス化が促進さ
れている。
化)し、電子化した文書の編集、コピー、転送、共有、ファイリング、校正、検索等がコ
ンピューターの中(デジタルの世界または仮想現実)で行えるようになっている。特に、
ネットワークの発展によって、電子化した文書をプリンター等で出力することなく、その
まま個人宛に配布(転送)することができるため、さらにオフィスのペーパーレス化が進
みつつある。
って自動的・体系的に管理することが可能であるため、保存文書の分類作業や、参照した
い文書の検索作業が容易となり、さらに文書の共有化による全体の文書量の低減、パスワ
ード等の設定による機密文書のセキュリティの向上、各文書間の情報の関連付け等を図れ
るという利点を有している。
(以下、紙の文書と記載する)と比較した場合に、読みやすさ、持ち運びの利便性、扱い
やすさ、利用可能な環境条件、実務作業との連続性等において種々の制限が存在するため
、電子化した文書を現実作業において使用する場合には、一旦、プリンター等で記録紙に
出力した後、紙の文書として使用した方が効率の良いことも多い。したがって、これから
のオフィス環境では、作業の目的に応じて紙の文書と電子化した文書が共存する状況にな
る。
書との間には、デジタル情報としての情報の連続性・関連性がないため、以下の問題点が
あった。
行っている場合でも、一旦、電子化した文書を紙の文書として出力すると、電子化した文
書の有する関連情報、例えば、文書情報管理システム内におけるアドレス情報、パスワー
ド等のセキュリティ情報、他の文書との連結情報等が消失するため、紙の文書は文書情報
管理システムから出力された単なるアウトプットとしての価値しか持たないという問題点
があった。
め、ユーザーがキーボード等を操作してデジタルの世界にアクセスする必要があり、利便
性が悪いという問題点があった。
なお、従来の技術として、マークシートのように紙を媒体として、直接デジタルの世界
へアクセスする方法があるが、あらかじめ定型化された専用のマークシートを用いるため
、種々の制約があり、一般的な文書として使用可能なものではなかった。
の文書が存在するが、このハイパーテキストの文書を紙の文書として出力した場合、平面
的な情報(視覚化された2次元の情報)のみが出力されて、本来のハイパーテキストとし
ての情報が失われるため、情報の損失および利便性の低下を招来するという問題点があっ
た。
文書)の集まりであり、リンク構造を通じて、階層的・多元的に関連づけされた各テキス
トを任意の順序で参照できるようにしたマルチメディアソフトの基本概念である。したが
って、このハイパーテキストの文書には、ユーザーに対して視覚的に提供される情報の他
に、リンク構造を形成するための情報(すなわち、ハイパーテキストとしての情報)が含
まれている。ところが、一旦、ハイパーテキストの文書を紙の文書として出力すると、こ
のハイパーテキストとしての情報が失われるため、出力された紙の文書は、もはやハイパ
ーテキストの文書ではなくなる。
可能であるため、ハイパーテキストの概念そのものが、電子化した文書を扱うデジタルの
世界(仮想現実)の中のみで利用されていた。したがって、紙の文書をハイパーテキスト
の文書として扱い、現実世界において紙の文書を用いてハイパーテキストを実現するとい
う概念(この概念を紙ハイパーテキストと定義し、以下、紙ハイパーテキストと記載する
)はこれまで存在していなかった。
の文書との間に情報の連続性・関連性を構築することにより、紙の文書をデジタルの世界
の文書情報管理システム内に組み込むと共に、紙の文書を媒体としてデジタルの世界に直
接アクセス可能とし、さらに紙の文書を用いたハイパーテキスト(紙ハイパーテキスト)
を実現することを目的とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のデジタル文書取得システムであって、前記アドレス取得手段は、前記紙文書情報取得手段により取得した前記選択位置情報により前記記載位置情報を参照して、前記選択情報が示された前記紙文書上の位置を特定する位置特定手段と、特定された前記選択情報の位置により、取得した前記連結情報に含まれているアドレス情報を参照して、前記特定した選択情報に関連付けられている情報ファイルの管理アドレスを取得する管理アドレス取得手段と、を備えること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、文書読取装置であって、デジタル文書として管理手段で管理されている情報ファイルと関連付けられると共に紙文書上の特定の箇所として示される記載情報、当該記載情報上に加筆されたマークを示す選択情報、及び前記紙文書上で前記記載情報が記載されている位置を示す記載位置情報と前記情報ファイルを特定する管理アドレスとを関連付けた連結情報が記録されている紙文書を読み取ることで、前記紙文書上における前記選択情報の位置を示す選択位置情報と、前記連結情報とを取得する紙文書情報取得手段と、取得した前記選択位置情報と、前記連結情報とを、前記管理手段に対して出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、デジタル文書取得装置であって、情報ファイルをデジタル文書として管理する管理手段と、読み込まれた紙文書上に加筆されたマークの位置を示す前記選択位置情報、及び当該紙文書上の記載情報が記載されている位置を示す記載位置情報と前記情報ファイルを特定する管理アドレスとを関連付けた連結情報を、文書読取装置から取得する取得手段と、取得した入力した前記選択位置情報及び前記連結情報に基づいて、前記選択位置情報で示される前記選択情報が記載された位置に関連付けられている情報ファイルの管理アドレスを取得するアドレス取得手段と、前記取得した管理アドレスに基づいて、前記管理手段から対応する情報ファイルを取得する情報ファイル取得手段と、を備えることを特徴とする。
ィックに関連する情報を関連情報ファイルとして記憶したファイル手段と、単語、文章、
シンボル、グラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報、前記記載情報と前
記ファイル手段の関連情報ファイルとを連結させるための連結情報、前記記載情報の中か
ら特定の記載情報を選択するための選択情報および記録されている文書を識別するための
文書識別情報が記録された媒体用紙と、前記選択情報、連結情報および文書識別情報を前
記媒体用紙から読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取った選択情報、連結情報およ
び文書識別情報に基づいて、前記ファイル手段から該当する関連情報ファイルを検索する
検索手段と、前記検索手段によって検索した関連情報ファイルを出力する出力手段とを備
えたものである。
記載情報の記載位置情報と、前記記載位置情報と前記関連情報ファイルとを対応させるた
めのアドレス情報とから構成されるものである。
記載情報の記載位置情報と、前記記載位置情報の位置に記載された記載情報を認識するた
めの記載認識情報とから構成されるものである。
ンボル、グラフィックに関連する情報として、単語、文章、シンボル、グラフィックの何
れかからなる少なくとも一つの記載情報および該記載情報と前記ファイル手段の他の関連
情報ファイルとを連結させるための連結情報を含むものである。
ンボル、グラフィックに関連する情報として、単語、文章、シンボル、グラフィックの何
れかからなる少なくとも一つの記載情報、該記載情報と前記ファイル手段の他の関連情報
ファイルとを連結させるための連結情報および関連情報ファイル中に記録されている文書
を識別するための文書識別情報を含むものである。
の複数の関連情報ファイルと連結可能であるものである。
の一つの関連情報ファイルと連結可能であるものである。
力し、前記出力手段によって出力された記録紙が、媒体用紙として使用可能であるもので
ある。
の一部を構成するものである。
て、前記読取手段で読み取った文書識別情報を出力するものである。
て、前記選択情報によって選択された記載情報を出力するものである。
ナーが一体構成となった複写装置であるものである。
。
。
のである。
トワーク回線を介して接続されているものである。
クであるものである。
載情報以外の単語、文章、シンボル、グラフィックと比較した場合に、それ自体が記載情
報であることが視覚的に判別できるものである。
載情報以外の単語、文章、シンボル、グラフィックと比較した場合に、それ自体が記載情
報であることが視覚的に判別できないものである。
バーコード形式で記録されているものである。
クに関連する情報を関連情報ファイルとして記憶する第1の工程と、単語、文章、シンボ
ル、グラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報、前記記載情報と前記関連
情報ファイルとを連結させるための連結情報および前記記載情報の中から特定の記載情報
を選択するための選択情報が記録された媒体用紙から選択情報および連結情報を読み取る
第2の工程と、読み取った選択情報および連結情報に基づいて、前記記憶してある関連情
報ファイルの中から該当する関連情報ファイルを検索する第3の工程と、検索した関連情
報ファイルを出力する第4の工程とを備えたものである。
クに関連する情報を関連情報ファイルとして記憶する第1の工程と、単語、文章、シンボ
ル、グラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報、前記記載情報と前記関連
情報ファイルとを連結させるための連結情報、前記記載情報の中から特定の記載情報を選
択するための選択情報および記録されている文書を識別するための文書識別情報が記録さ
れた媒体用紙から選択情報、連結情報および文書識別情報を読み取る第2の工程と、読み
取った選択情報、連結情報および文書識別情報に基づいて、前記記憶してある関連情報フ
ァイルの中から該当する関連情報ファイルを検索する第3の工程と、検索した関連情報フ
ァイルを出力する第4の工程とを備えたものである。
情報の記載位置情報と、前記記載位置情報と前記関連情報ファイルとを対応させるための
アドレス情報とから構成されるものである。
情報の記載位置情報と、前記記載位置情報の位置に記載された記載情報を認識するための
記載認識情報とから構成されるものである。
ル、グラフィックに関連する情報として、単語、文章、シンボル、グラフィックの何れか
からなる少なくとも一つの記載情報および該記載情報と他の関連情報ファイルとを連結さ
せるための連結情報を含むものである。
ル、グラフィックに関連する情報として、単語、文章、シンボル、グラフィックの何れか
からなる少なくとも一つの記載情報、該記載情報と他の関連情報ファイルとを連結させる
ための連結情報および関連情報ファイル中に記録されている文書を識別するための文書識
別情報を含むものである。
ルと連結可能であるものである。
ルと連結可能であるものである。
し、前記出力された記録紙が、媒体用紙として使用可能であるものである。
部を構成するものである。
あるものである。
報以外の単語、文章、シンボル、グラフィックと比較した場合に、それ自体が記載情報で
あることが視覚的に判別できるものである。
報以外の単語、文章、シンボル、グラフィックと比較した場合に、それ自体が記載情報で
あることが視覚的に判別できないものである。
また、本発明のデジタル文書取得装置によれば、管理手段が、情報ファイルをデジタル文書として管理し、取得手段が、読み込まれた紙文書上に加筆されたマークの位置を示す前記選択位置情報、及び当該紙文書上の記載情報が記載されている位置を示す記載位置情報と前記情報ファイルを特定する管理アドレスとを関連付けた連結情報を、文書読取装置から取得し、アドレス取得手段が、取得した入力した前記選択位置情報及び前記連結情報に基づいて、前記選択位置情報で示される前記選択情報が記載された位置に関連付けられている情報ファイルの管理アドレスを取得し、情報ファイル取得手段が、前記取得した管理アドレスに基づいて、前記管理手段から対応する情報ファイルを取得するので、コンピューター等のデジタルの世界と紙の文書との間に情報の連続性・関連性を構築でき、紙の文書をデジタルの世界の文書情報管理システム内に組み込むと共に、紙の文書を媒体としてデジタルの世界に直接アクセス可能とし、さらに紙の文書を用いた紙ハイパーテキストを実現することができるという効果を奏する。
はグラフィックに関連する情報を関連情報ファイルとして記憶したファイル手段と、単語
、文章、シンボル、グラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報、前記記載
情報と前記ファイル手段の関連情報ファイルとを連結させるための連結情報、前記記載情
報の中から特定の記載情報を選択するための選択情報および記録されている文書を識別す
るための文書識別情報が記録された媒体用紙と、前記選択情報、連結情報および文書識別
情報を前記媒体用紙から読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取った選択情報、連結
情報および文書識別情報に基づいて、前記ファイル手段から該当する関連情報ファイルを
検索する検索手段と、前記検索手段によって検索した関連情報ファイルを出力する出力手
段とを備えたため、コンピューター等のデジタルの世界と紙の文書との間に情報の連続性
・関連性を構築でき、紙の文書をデジタルの世界の文書情報管理システム内に組み込むと
共に、紙の文書を媒体としてデジタルの世界に直接アクセス可能とし、さらに紙の文書を
用いた紙ハイパーテキストを実現することができる。また、文書識別情報に基づいて、媒
体用紙を特定・認識することができるという効果を奏する。
れぞれの記載情報の記載位置情報と、前記記載位置情報と前記関連情報ファイルとを対応
させるためのアドレス情報とから構成されるため、連結情報を容易に作成することができ
るという効果を奏する。
れぞれの記載情報の記載位置情報と、前記記載位置情報の位置に記載された記載情報を認
識するための記載認識情報とから構成されため、連結情報を容易に作成することができ、
さらに大規模なシステムに対応することが可能となるという効果を奏する。
文章、シンボル、グラフィックに関連する情報として、単語、文章、シンボル、グラフィ
ックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報および該記載情報と前記ファイル手段の
他の関連情報ファイルとを連結させるための連結情報を含むため、出力した関連情報ファ
イルを媒体用紙として使用することができる。また、媒体用紙と媒体用紙との間で情報の
連結を行うことができるという効果を奏する。
文章、シンボル、グラフィックに関連する情報として、単語、文章、シンボル、グラフィ
ックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報、該記載情報と前記ファイル手段の他の
関連情報ファイルとを連結させるための連結情報および関連情報ファイル中に記録されて
いる文書を識別するための文書識別情報を含むもため、出力した関連情報ファイルを媒体
用紙として使用することができる。また、媒体用紙と媒体用紙との間で情報の連結を行う
ことができるという効果を奏する。
イル手段の複数の関連情報ファイルと連結可能であるため、媒体用紙を用いた検索・参照
の範囲が広がり、さらにシステムの利便性を向上させることができるという効果を奏する
。
イル手段の一つの関連情報ファイルと連結可能であるため、利便性が向上する。媒体用紙
を用いた検索・参照の範囲が広がり、さらにシステムの利便性を向上させることができる
という効果を奏する。
録紙に出力し、前記出力手段によって出力された記録紙が、媒体用紙として使用可能であ
るため、媒体用紙を用いた検索・参照の範囲が広がり、さらにシステムの利便性を向上さ
せることができるという効果を奏する。
いる文書の一部を構成するため、媒体用紙を通常の書類と同様に扱うことができ、利便性
の向上を図ることができるという効果を奏する。
力に加えて、前記読取手段で読み取った文書識別情報を出力するため、出力された関連情
報ファイルが何れの媒体用紙と関係する文書であるか、容易に判別することができるとい
う効果を奏する。
力に加えて、前記選択情報によって選択された記載情報を出力するため、出力された関連
情報ファイルが何れの媒体用紙と関係する文書であるか、容易に判別することができると
いう効果を奏する。
とスキャナーが一体構成となった複写装置であるため、簡単な構成でシステムを構成する
ことができる。また、前記読取手段を使用する際の作業と前記出力手段を使用する際の作
業とを同一の装置で行うことができ、ユーザーの作業性を向上させることができるという
効果を奏する。
ステムを安価に構成することができるという効果を奏する。
め、関連情報ファイルをカラーで出力することができ、利便性を向上させることができる
という効果を奏する。
め、安価な構成で関連情報ファイルを出力することができる。また、関連情報ファイルの
データ内容として動画を扱うことができ、さらに利便性が向上するという効果を奏する。
らなるため、システムの拡張および変更を容易に行うことができるという効果を奏する。
が、ネットワーク回線を介して接続されているため、各手段の配置が自由となると共に、
ネットワーク回線に接続されている利用可能な資源を用いて各手段を構成することが可能
となるという効果を奏する。
れたマークであるため、記載情報の選択が容易である。また、選択情報を記録するための
特別な手段を必要とせず、安価にシステムを構成することができるという効果を奏する。
ている記載情報以外の単語、文章、シンボル、グラフィックと比較した場合に、それ自体
が記載情報であることが視覚的に判別できるものであるため、記載情報の選択が容易であ
るという効果を奏する。
ている記載情報以外の単語、文章、シンボル、グラフィックと比較した場合に、それ自体
が記載情報であることが視覚的に判別できないものであるため、媒体用紙上に多数の記載
情報が存在する場合でも、媒体用紙の繁雑化を回避することができるという効果を奏する
。
に2次元バーコード形式で記録されているため、連結情報の読み取りが容易である。また
、ユーザーに必要ない情報を隠すことができるという効果を奏する。
ラフィックに関連する情報を関連情報ファイルとして記憶する第1の工程と、単語、文章
、シンボル、グラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報、前記記載情報と
前記関連情報ファイルとを連結させるための連結情報および前記記載情報の中から特定の
記載情報を選択するための選択情報が記録された媒体用紙から選択情報および連結情報を
読み取る第2の工程と、読み取った選択情報および連結情報に基づいて、前記記憶してあ
る関連情報ファイルの中から該当する関連情報ファイルを検索する第3の工程と、検索し
た関連情報ファイルを出力する第4の工程とを備えたため、コンピューター等のデジタル
の世界と紙の文書との間に情報の連続性・関連性を構築でき、紙の文書をデジタルの世界
の文書情報管理システム内に組み込むと共に、紙の文書を媒体としてデジタルの世界に直
接アクセス可能とし、さらに紙の文書を用いた紙ハイパーテキストを実現することができ
るという効果を奏する。
ラフィックに関連する情報を関連情報ファイルとして記憶する第1の工程と、単語、文章
、シンボル、グラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報、前記記載情報と
前記関連情報ファイルとを連結させるための連結情報、前記記載情報の中から特定の記載
情報を選択するための選択情報および記録されている文書を識別するための文書識別情報
が記録された媒体用紙から選択情報、連結情報および文書識別情報を読み取る第2の工程
と、読み取った選択情報、連結情報および文書識別情報に基づいて、前記記憶してある関
連情報ファイルの中から該当する関連情報ファイルを検索する第3の工程と、検索した関
連情報ファイルを出力する第4の工程とを備えたため、コンピューター等のデジタルの世
界と紙の文書との間に情報の連続性・関連性を構築でき、紙の文書をデジタルの世界の文
書情報管理システム内に組み込むと共に、紙の文書を媒体としてデジタルの世界に直接ア
クセス可能とし、さらに紙の文書を用いた紙ハイパーテキストを実現することができる。
また、文書識別情報に基づいて、媒体用紙を特定・認識することができるという効果を奏
する。
れの記載情報の記載位置情報と、前記記載位置情報と前記関連情報ファイルとを対応させ
るためのアドレス情報とから構成されるため、連結情報を容易に作成することができると
いう効果を奏する。
れの記載情報の記載位置情報と、前記記載位置情報の位置に記載された記載情報を認識す
るための記載認識情報とから構成されるため、連結情報を容易に作成することができ、さ
らに大規模なシステムに対応することが可能となるという効果を奏する。
、シンボル、グラフィックに関連する情報として、単語、文章、シンボル、グラフィック
の何れかからなる少なくとも一つの記載情報および該記載情報と他の関連情報ファイルと
を連結させるための連結情報を含むため、出力した関連情報ファイルを媒体用紙として使
用することができる。また、媒体用紙と媒体用紙との間で情報の連結を行うことができる
という効果を奏する。
、シンボル、グラフィックに関連する情報として、単語、文章、シンボル、グラフィック
の何れかからなる少なくとも一つの記載情報、該記載情報と他の関連情報ファイルとを連
結させるための連結情報および関連情報ファイル中に記録されている文書を識別するため
の文書識別情報を含むため、出力した関連情報ファイルを媒体用紙として使用することが
できる。また、媒体用紙と媒体用紙との間で情報の連結を行うことができるという効果を
奏する。
報ファイルと連結可能であるため、媒体用紙を用いた検索・参照の範囲が広がり、さらに
システムの利便性を向上させることができる。
報ファイルと連結可能であるため、媒体用紙を用いた検索・参照の範囲が広がり、さらに
システムの利便性を向上させることができる。
また、本発明の文書情報管理方法は、前記第4の工程が、前記関連情報ファイルを記録紙に出力し、前記出力された記録紙が、媒体用紙として使用可能であるため、媒体用紙を用いた検索・参照の範囲が広がり、さらにシステムの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
文書の一部を構成するため、媒体用紙を通常の書類と同様に扱うことができ、利便性の向
上を図ることができるという効果を奏する。
マークであるため、記載情報の選択が容易である。また、選択情報を記録するための特別
な手段を必要とせず、安価にシステムを構成することができるという効果を奏する。
る記載情報以外の単語、文章、シンボル、グラフィックと比較した場合に、それ自体が記
載情報であることが視覚的に判別できるものであるため、記載情報の選択が容易であると
いう効果を奏する。
る記載情報以外の単語、文章、シンボル、グラフィックと比較した場合に、それ自体が記
載情報であることが視覚的に判別できないものであるため、媒体用紙上に多数の記載情報
が存在する場合でも、媒体用紙の繁雑化を回避することができるという効果を奏する。
(1)本発明の概略(本発明のクレーム対応図)
(2)PUIの概念の提唱
(3)Inper(媒体用紙)の構成
(4)Dicon(記載情報)の役割
(5)選択情報の具体例
(6)連結情報の構成
(7)関連情報ファイルとInperの関係およびInper間リンク
(8)第1のハード構成例〜第6のハード構成例
(9)具体的な動作例
の順で図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明のデジタル文書取得システムを適用した文書情報管理システムのブロック構成図(本発明のクレーム対応図)を示し、あらかじめ特定の単語、文章、シンボルまたはグラフィックに関連する情報を関連情報ファイルとして記憶したファイル手段101と、単語、文章、シンボル、グラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報、記載情報とファイル手段101の関連情報ファイルとを連結させるための連結情報および記載情報の中から特定の記載情報を選択するための選択情報が記録された媒体用紙102と、選択情報および連結情報を媒体用紙102から読み取る読取手段103と、読取手段103で読み取った選択情報および連結情報に基づいて、ファイル手段101から該当する関連情報ファイルを検索する検索手段104と、検索手段104によって検索した関連情報ファイルを出力する出力手段105とから構成される。
ルまたはグラフィックに関連する情報であるが、このときの特定の単語、文章、シンボル
またはグラフィックが、媒体用紙102の記載情報として使用可能な単語、文章、シンボ
ルまたはグラフィックとなる。換言すれば、媒体用紙102の記載情報として使用可能な
単語、文章、シンボルまたはグラフィックは、あらかじめファイル手段101に関連情報
ファイルとして記憶されていることになる。
らなる情報)は、媒体用紙102の任意の位置に記録されており、連結情報を用いてこの
任意の位置に記録されている記載情報とファイル手段101の関連情報ファイルとを連結
させ、さらに、選択情報を用いてこの任意位置に記憶されている記載情報の中から特定の
記載情報を選択する構成である。
報と、該記載位置情報と関連情報ファイルとを対応させるためのアドレス情報とから構成
されているか、または、媒体用紙102上におけるそれぞれの記載情報の記載位置情報と
、該記載位置情報の位置に記載された記載情報を認識するための記載認識情報とから構成
されており、前記記載位置情報を特定することによって対応する関連情報ファイルが検索
可能な情報構成となっている。
位置情報から対応する関連情報ファイルが検索可能となる。
連する情報を関連情報ファイルとしてファイル手段101に記憶させておく。
、単語、文章、シンボル、グラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報、該
記載情報とファイル手段101内の関連情報ファイルとを連結させるための連結情報およ
び該記載情報の中から特定の記載情報を選択するための選択情報が記録された媒体用紙1
02から選択情報および連結情報を読み取る。
び連結情報に基づいて、ファイル手段101に記憶してある関連情報ファイルの中から該
当する関連情報ファイルを検索する。すなわち、検索手段104は、読み取った選択情報
の媒体用紙102上の位置情報から該当する記載情報の記載位置情報を特定し、読み取っ
た連結情報(記載位置情報およびアドレス情報、または記載位置情報および記載認識情報
)から対応する関連情報ファイルを検索する。
ルを記録紙またはディスプレイ画面等に出力する。このとき、関連情報ファイルの出力は
、検索手段104がファイル手段101から該当する関連情報ファイルを読み出して出力
手段105へ転送して出力する方法でも、検索手段104の指示に基づいて出力手段10
5がファイル手段101から該当する関連情報ファイルを読み出して出力する方法でも良
く、特に限定するものではない。
101に記憶してある関連情報ファイルを検索し、出力することができるので、コンピュ
ーター等のデジタルの世界(ファイル手段101中の関連情報ファイル)と紙の文書(媒
体用紙102)との間に情報の連続性・関連性を構築することができ、媒体用紙102を
デジタルの世界の文書情報管理システム内に組み込むことができる。
媒体としてデジタルの世界に直接アクセスすることができ、さらに紙の文書(媒体用紙1
02)を用いたハイパーテキスト(紙ハイパーテキスト)を実現することができる。
、現実世界において紙の文書を用いてハイパーテキストを実現する概念として定義する。
また、媒体用紙102を用いて紙ハイパーテキストを実現する場合には、前記関連情報フ
ァイルが、特定の単語、文章、シンボル、グラフィックに関連する情報として、単語、文
章、シンボル、グラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報および該記載情
報とファイル手段101の他の関連情報ファイルとを連結させるための連結情報を含むこ
とが望ましい。
加えて、媒体用紙102上に記録されている文書を識別するための文書識別情報を有し、
読取手段103で、選択情報、連結情報および文書識別情報を媒体用紙102から読み取
り、検索手段104で、選択情報、連結情報および文書識別情報に基づいて、ファイル手
段101から該当する関連情報ファイルを検索する構成としても良い。この場合に、媒体
用紙102を用いて紙ハイパーテキストを実現するには、関連情報ファイルが、特定の単
語、文章、シンボル、グラフィックに関連する情報として、単語、文章、シンボル、グラ
フィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報、該記載情報とファイル手段101
の他の関連情報ファイルとを連結させるための連結情報および関連情報ファイル中に記録
されている文書を識別するための文書識別情報を含むことが望ましい。
本発明の文書情報管理システムおよび文書情報管理方法は、前述したようにコンピュー
ター等のデジタルの世界(ファイル手段101中の関連情報ファイル)と紙の文書(媒体
用紙102)との間に情報の連続性・関連性を構築することができ、媒体用紙102をデ
ジタルの世界の文書情報管理システム内に組み込むことができると共に、媒体用紙102
を媒体としてデジタルの世界に直接アクセスすることができ、さらに媒体用紙102を用
いた紙ハイパーテキストを実現することができる。
ターとのIntaraction(情報伝達、相互インターフェース)を実現するシステ
ムおよび方法として、以下、本発明の文書情報管理システムおよび文書情報管理方法をP
UI(Paper User Intaraction)として提唱する。
)と定義し、Inper内に記録されている記載情報をDicon(Document
icon)と定義する。
おいて紙の文書を用いてハイパーテキストを実現する概念を、紙ハイパーテキストとして
定義した。したがって、PUIのInperは紙ハイパーテキストの概念におけるハイパ
ーテキストの文書そのものであり、Inper内のDiconは紙に印刷されたスイッチ
(一般的なハイパーテキストのボタンやアイコン等に相当する)である。
次に、PUIのInper(媒体用紙102)についてさらに詳細に説明する。Inp
erは、単語、文章、シンボル、グラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情
報であるDiconと、Diconとファイル手段101の関連情報ファイルとを連結さ
せるための連結情報と、Diconの中から特定のDiconを選択するための選択情報
と、記録されている文書を識別するための文書識別情報(Inper ID)が記録され
た紙(用紙)である。ただし、記載情報、連結情報および文章識別情報はあらかじめIn
perに記録されているが、選択情報はユーザーが任意に書き込む(マークする)ことに
より、Inper上に記録されるものとする。
素として文書中に配置した文書形式のInper201を示し、図3はDiconをタイ
トルとして使用したリスト・ディレクトリー形式のInper301を示す。
con202として記録されており、書類を示すアイコン(シンボル)がシンボルDic
on203として記録されており、コンピューター図形がグラフィックDicon204
として記録されており、単語および短い文書がタイトルDicon205として記録され
ている。また、連結情報および文章識別情報は、2次元バーコードのように光学的に読み
取り可能な形式でコードエリア206内に記録されている。なお、207はユーザーが文
章識別情報の内容を確認できるように文字で示したInper IDであり、208はユ
ーザーがInper201の所有者(Owner)を確認できるように文字で示したOw
ner IDである。
常の文書と同一である。したがって、Inper201を通常の書類として利用できるの
は勿論である。
および文章がタイトルDicon205として記録されている。また、連結情報および文
章識別情報は、2次元バーコードのように光学的に読み取り可能な形式でコードエリア2
06内に記録されている。なお、207はユーザーが文章識別情報の内容を確認できるよ
うに文字で示したInper IDであり、208はユーザーがInper201の所有
者(Owner)を確認できるように文字で示したOwner IDである。
は、必要最小限(ここでは、タイトルDicon)の情報を記載したインデックスカード
として使用することができ、さらにタイトルDiconに対応するファイル手段101の
関連情報ファイルへのアクセス用カードとして使用することができる。
体用紙102)は、人間(ユーザー)とコンピューター(デジタルの世界)の双方で読み
取り可能な特殊な紙の文書であると定義することができる。
ここで、Inper201、301に記録されたDiconの役割について詳細に説明
する。
205)は、コードエリア206内の連結情報を介してファイル手段101の関連情報フ
ァイルとリンク(連結)されている。したがって、Inper201、301上に記録さ
れている複数のDiconの中から所望のDiconを選択すると、選択されたDico
nにリンクされている関連情報ファイルを特定することができる。
ての役割と共に、関連情報ファイルを選択するためのスイッチの役割を果たすものである
。換言すれば、概念的に、ハイパーテキスト上のボタンやアイコンと同様にスイッチの役
割を果たすものであると定義できる。
トDicon202、シンボルDicon203、グラフィックDicon204、タイ
トルDicon205の4種類からなり、それぞれのDiconを以下のように定義する
。
シンボルDicon:長い文章の最後に付加したり、Inperの内容全体に対して付加するアイコン形式のDicon。
グラフィックDicon:詳細なイラスト・写真・図面(関連情報ファイル)にリンクしてある大まかなイラスト・写真形式のDicon。
タイトルDicon:該当するDiconのリンクしている関連情報ファイルのタイトルが目次・リスト等の形式で書かれている。
のデータ内容との関係について説明する。これらのDiconは、図示の如く、テキスト
Dicon202およびタイトルDicon205のデータ形式がテキスト形式で、シン
ボルDicon203およびグラフィックDicon204のデータ形式がグラフィック
/イメージ形式である。
容を書類とし、リファレンスの場合には書類、抄録の場合には全文、人名の場合にはパー
ソナル・レポート、モノクロの場合にはフルカラー、ディザの場合にはグレースケール、
縮小レイアウトの場合には等倍、シンボルマークの場合には書類等のように対応づけるこ
とができる。
表示内容がタイトルの場合、関連情報ファイルのデータ内容を書類とフルカラーのグラフ
ィックの2つで構成しても良い。
音声合成装置を備えた構成では、Diconの表示内容が人名やシンボルマークの場合に
、対応する関連情報ファイルのデータ内容として動画や音声等を記憶さておき、ディスプ
レイ装置・音声合成装置を用いて出力することもできる。
onを確実かつ容易に認識するためには、DiconとDicon以外の情報とが視覚的
に区別できる必要がある。したがって、本発明では、Diconを以下のように装飾する
ことにより可視化する。
字体を換える方法(例えば、明朝体→ゴシック体等)、書体を換える方法(例えば、イタ
リック体、ボルト体、アンダーラインの付加等)、文字の色を換える方法(例えば、黒色
→青色)、枠で囲む方法が適用できる。
く、枠で囲む方法、背景色を付ける方法が適用できる。
で、装飾不要である。ただし、装飾を施しても良いのは勿論である。
を施すと、Inperの文書が繁雑になるためDiconを非可視化する。この場合には
、Inper上のDiconを認識できないので、Diconの選択においてユーザーが
Dicon以外の単語等を選択する場合がある。したがって、Dicon以外が選択され
たときに、その旨のメッセージ等を出力手段105を介して出力する構成とする必要があ
る。
選択情報は、Inper上に記載されたDiconの中から特定のDiconを選択す
るための情報である。例えば、加筆(マーキング)されたマークを選択情報として用いる
ことができる。加筆(マーキング)は、読取手段103で光学的に読み取れるものであれ
ばどのような用具を使っても良く、一般的には、サインペン等のマーカーが使用される。
を使用すると高い認識率が得られる。
r201の場合には、図7−1に示すような加筆が適している。また、リスト・ディレク
トリー形式のInper301の場合には、図7−2に示すような加筆が適している。
ックDicon204の場合に、図7−1に示すような加筆を行い、タイトルDicon
205、シンボルDicon203の場合に、図7−2に示すような加筆を行うようにし
ても良い。
連結情報は、前述したようにコードエリア206に2次元バーコードとして記載されて
おり、Diconとファイル手段101の関連情報ファイルとを連結させるための情報で
ある。
報と、該記載位置情報と関連情報ファイルとを対応させるためのアドレス情報とから構成
されているか、または、Inper上におけるそれぞれのDiconの記載位置情報と、
該記載位置情報の位置に記載された記載情報を認識するための記載認識情報とから構成さ
れている。
位置情報はInper上におけるそれぞれのDiconの位置を特定するための情報であ
り、例えば、図示の如く、Inperの座標と対応させたマップを用いて、マップ上にお
けるDiconの位置および範囲と、各Diconがマップに出現する順番で番号を付し
たDicon番号とからなる情報で構成することができる。
た例を示す。該連結情報テーブルから明らかなように、記載位置情報が特定されると、対
応する関連情報ファイルのアドレスが特定される。すなわち、図7で示したように選択情
報でDiconを選択すると、該選択情報の座標位置から図8のマップ上の座標位置が特
定され、特定された座標位置の記載位置情報(Dicon番号)によって、Diconと
対応する関連情報ファイルの検索が可能とする。したがって、連結情報でDiconと関
連情報ファイルの連結を行うことができる。
した例を示す。ここで、記載認識情報は、各記載位置情報の位置に記載されたDicon
を認識するための情報であり、例えば、あらかじめ各Dicon毎にDicon IDを
付して、このDicon IDを用いることができる。該連結情報テーブルから明らかな
ように、記載位置情報が特定されると、対応する記載位置情報(Dicon ID)が特
定される。すなわち、図7で示したように選択情報でDiconを選択すると、該選択情
報の座標位置から図8のマップ上の座標位置が特定され、特定された座標位置の記載位置
情報(Dicon番号)によって、対応するDicon IDを特定することができる。
けておくことにより、Dicon IDから対応する関連情報ファイルを検索することが
できる。換言すれば、連結情報でDiconと関連情報ファイルの連結を行うことができ
る。
情報テーブル)は、記載位置情報(換言すれば、Dicon)とアドレス情報(換言すれ
ば、関連情報ファイル)が1対1でリンクされており、連結情報テーブル自体がアドレス
変換テーブルの役割を果しているので、Inper上にDiconを作成してから関連情
報ファイルを作成する場合に適している。ただし、この場合には、Inperを作成後に
、関連情報ファイルのアドレスを変更することが困難であるので、小規模システムに採用
することが望ましい。
on)と記載認識情報(Dicon ID)が1対1でリンクされているだけであり、記
載認識情報と関連情報ファイルとのリンクは、検索手段104側に設けられたアドレス変
換テーブルで行っているので、例えば、記載認識情報をシステム全体で普遍(共通)の情
報として定義した場合には、検索手段104側に1つのアドレス変換テーブルを設定する
だけで、Diconと関連情報ファイルとを連結することが可能である。したがって、シ
ステムの拡張性および管理性が高く、大規模システムの構築に適している。
検索手段104側に各Inper毎のアドレス変換テーブルを設定することで、Dico
nと関連情報ファイルとを連結することができる。
定することにより、コードエリア206内の連結情報のデータ量を少なくすることができ
る。特に、Inper上におけるDiconの配置に片寄りがある場合には有効である。
ァイルが1対1(1:1)で対応する場合を示したが、特にこれに限定するものではなく
、例えば、Diconと関連情報ファイルとの対応関係は、1対多数(1:n)や、多数
対1(n:1)が存在するのは勿論である。
次に、関連情報ファイルとInperの関係およびInper間リンクについて説明す
る。関連情報ファイルは、Inper上に記載されたDiconに関連する情報であり、
Inperの作成後またはInperを作成する前に、ファイル手段101に記憶させて
おく。
ソナルコンピューター上で専用のInper作成アプリケーションプログラムを用いるも
のとする。なお、ここでは、説明を簡単にするために概略動作について記述する。
ログを開けてテンプレート(ヘッダー付きのシート)を選択する。
込み、DTPと同様の手法でテンプレートに文書を作成する。
図11−2に示すように、関連情報ファイルダイアログを開ける。
させる場合には、選択したDicon(すなわち、単語、短い文章、イラスト、写真等)
を基にして、ファイル手段101を検索し、関連情報ファイルダイアログ上で適切なもの
が見つかるとそれを選択する。一方、選択したDiconに対応する関連情報ファイルを
新規に作成する場合には、関連情報ファイルダイアログ上の新規作成ボタンを選択し、新
規作成ダイアログ(Inper作成ダイアログと同じ)を開けて、ヘッダー付きのシート
(Inper作成ダイアログと同じ)を選択し、Inper作成と同じ方法で関連情報フ
ァイルを作成する。
る関連情報ファイル(ファイル手段101から選択した関連情報ファイルまたは新規作成
の関連情報ファイル)がリンクさせる。
および文章識別情報)が自動生成され、電子化された状態の新規Inperが登録される
。この電子化された状態の新規Inperを出力手段105で出力することにより、所望
のInperが作成される。
子化された状態の新規Inperを作成中および作成後、任意の時点で行うことも可能で
あり、同様にDiconの追加・変更等を行うことも可能である。
同じであることから明らかなように、関連情報ファイル自体を電子化された状態のInp
erとして作成することも可能である。すなわち、関連情報ファイルを作成する際に、関
連情報ファイルの文書中にDiconを設定し、該Diconと他の関連情報ファイルを
リンクさせ、関連情報ファイル内に連結情報および文書識別情報を記録することにより、
関連情報ファイル自体を電子化された状態のInperとして作成する。このように作成
した関連情報ファイルを出力手段105で出力してInperを作成できるのは勿論であ
る。
Diconと関連情報ファイルとのリンク関係をさらに拡張することができる。ここで、
図12−1〜図12−3および図13を参照して、Inper間のリンクについて説明す
る。
perのDiconがまた他のInperまたは関連情報ファイルへ階層的にリンクして
いる階層リンクの例を示す。
していて、複数のDiconが1つのInperまたは関連情報ファイルに多元的にリン
クしている多元リンクの例を示す。
rBのDiconがInperAにリンクしている相互リンクの例を示す。
とができるので、Inperおよび関連情報ファイルのデータの関連性を高めて、利便性
を向上させることができる。
。さらに、階層リンク、多元リンク、相互リンクの形態も特に限定するものではなく、図
14の階層リンク、図15の階層リンクと多元リンクの組み合わせ、図16の階層リンク
と多元リンクと相互リンクの組み合わせのように必要に応じてリンク関係を拡張すること
も可能である。
次に、本発明を構成するファイル手段101、読取手段103、検索手段104および
出力手段105の具体的なハード構成について、(第1のハード構成例)、(第2のハー
ド構成例)、(第3のハード構成例)、(第4のハード構成例)、(第5のハード構成例
)、(第6のハード構成例)の順で説明する。
図17は、本発明のPUIの第1のハード構成例を示し、ファイル手段101であるハ
ードディスク1701Aまたは光ディスク1701Bと、読取手段103であるイメージ
スキャナー1703と、検索手段104であるパーソナルコンピューター1704と、出
力手段105であるレーザープリンターやインクジェットプリンター等のプリンター17
05とから構成される。
、両方または一方がファイル手段101として用いられるものとする。また、イメージス
キャナー1703は、選択情報、連結情報および文章識別情報を読み取れる解像度を有し
ておれば良く、例えば、コードエリア206の2次元バーコードの方式によって異なるが
、300dpi〜400dpi程度あれば十分である。また、検索手段104として用い
られるパーソナルコンピューター1704は、原則としてキーボードや、ディスプレイが
不要である。
ので低コストにシステムを構築することができる。また、パーソナルコンピューターを使
用するのでソフトウェアのインストールが容易である。さらにスキャナーで読み取ったI
nperの情報の認識や、関連情報ファイルの検索・Inperおよび関連情報ファイル
の管理をソフトウェアで行うので、システムのレベルアップ等の変更が容易である。
図18は、本発明のPUIの第2のハード構成例を示し、ファイル手段101であるハ
ードディスク1801Aまたは光ディスク1801Bと、読取手段103および出力手段
105であるスキャナー/プリンター1803と、検索手段104であるパーソナルコン
ピューター1804とから構成される。
03を用いてシステムを構成することも可能である。
て、読取手段103および出力手段105を一台のスキャナー/プリンターで実現するの
で、スキャナーの操作とプリンターの操作を同時に行える分、さらに操作性の向上を図る
ことができる。
図19は、本発明のPUIの第3のハード構成例を示し、ファイル手段101であるハ
ードディスク1901Aまたは光ディスク1901Bと、読取手段103および出力手段
105である複写装置1903と、検索手段104であるパーソナルコンピューター19
04とから構成される。
ステムを構成することも可能である。この場合、複写装置1904には小規模なものでは
あるが操作部(デイスプレイとキーボード)が設けられており、この操作部を利用して、
プリントアウト条件の設定と共に、ユーザーID、パスワードによるセキュリティ管理を
行うことができる。
て、読取手段103および出力手段105として複写装置を用いているので、複写装置の
有する、両面プリント、変倍プリント、綴じ代、ステープル等の豊富なペーパーハンドリ
ング機能を使用して、関連情報ファイルの出力を行うことができる。
図20は、本発明のPUIの第4のハード構成例を示し、ファイル手段101であるハ
ードディスク2001Aまたは光ディスク2001Bと、読取手段103であるイメージ
スキャナー2003と、検索手段104であるパーソナルコンピューター2004と、出
力手段105であるカラープリンター2005Aまたは/およびカラーディスプレイ20
05Bとから構成される。
報ファイルをカラーで出力できるため、写真、イラスト等をカラー画像で出力でき、利便
性が向上する。
報ファイルをカラーで出力できるため、安価にカラー画像を見ることができる。換言すれ
ば、安価なカラー画像文書情報管理システムを構築することができる。
て、カラーディスプレイとカラープリンターを組み合わせて使用することができるので、
先ず、関連情報ファイルのデータ内容をカラーデイスプレイで確認した後、カラープリン
ターで出力することができ、不要な情報を出力を低減することができる。また、カラープ
リンターによる出力は、白黒のプリンターと比較してコスト高であり、時間がかかるので
、コストと時間の節約にも寄与する。さらに、カラーディスプレイを用いることにより、
関連情報ファイルのデータ内容として、動画を出力することが可能となる。
図21は、本発明のPUIの第5のハード構成例を示し、ファイル手段101であるハ
ードディスク2101Aまたは光ディスク2101Bと、読取手段103であるイメージ
スキャナー2103と、検索手段104であるパーソナルコンピューター2104と、出
力手段105であるプリンター2105と、イメージスキャナー2103をネットワーク
へ接続するためのパーソナルコンピューター2106と、プリンター2105とネットワ
ークへ接続するためのパーソナルコンピューター2107とから構成される。
できる。
て、各手段がネットワーク接続のため、個々のデバイスの台数や配置を自由にできる。
図22は、本発明のPUIの第6のハード構成例を示し、ファイル手段101であるフ
ァイルサーバー2201と、読取手段103および出力手段105である複写装置220
3と、検索手段104である専用サーバー(PUIサーバー)2204とから構成され、
ネットワークを介して各手段が接続されている。
て、ファイル手段101と検索手段104とをファイルサーバーとPUIサーバーのよう
に、それぞれ独立した装置として分離した構成であるため、台数や配置を自由に決定でき
る。例えば、PUIサーバーを各部門毎に1台配置し、ファイルサーバーを事業所毎に1
台配置し、さらに全社用として1台配置する。このように階層型に配置することにより、
関連情報ファイルの情報の質により分散配置することができる。このとき、PUIサーバ
ーはネットワークを介して接続されている全てのファイルサーバーにアクセスすることが
できる。
を持たせることにより、規定に従って作成されたInperであれば、ネットワークのど
こからでもPUIの全てのサービスを受けることができるように構築できる。
図23を参照して、本発明のPUI(文書情報管理システムおよび文書情報管理方法)
の具体的な動作例について説明する。図23は、図22に示した第6のハード構成例と同
一であり、ネットワークを介して各手段が接続された例を示している。
択情報を付加する。
erのコードエリア206に記録されている連結情報および文章識別情報と、前記加筆し
た選択情報とを読み取らせる。
プリント、変倍プリント、綴じ代、ステープル等)を入力し、指定する。
バー)2204へ転送する。また、同時にInperを識別するための文書識別情報(I
nper ID)を専用サーバー2204へ転送する。
いて、選択されたDiconに対応する関連情報ファイルのアドレスまたは記載認識情報
(Dicon ID)のデータを特定し、特定した関連情報ファイルのアドレスまたは記
載認識情報(Dicon ID)に基づいて、ネットワークを介してファイルサーバー2
201の関連情報ファイルを検索し、該当する関連情報ファイルを複写装置(出力手段1
05)2203へ転送する。また、入力した文書識別情報(Inper ID)に基づい
て、該当する関連情報ファイル(すなわち、ユーザーが複写装置2203で読み取らせた
Inperと同一のInper)を複写装置2203へ転送する。
ルを記録紙にプリントアウトする。これによって、選択したDiconに対応する関連情
報ファイルと、使用したInperと同一のInper(加筆前の状態のInper)が
プリントアウトされたことになる。一方、PUIサーバー2204はアクセス・実行処理
等の管理情報を記録する。
onを加筆して選択情報を付加し、複写装置2203で読み取らせるだけで、自動的に所
望の関連情報ファイルが記録紙に出力される。
する機能を持たせることにより、加筆して使用したInperを自動的に回収するように
しても良い。
図24は、関連情報ファイルが書類の場合の出力例を示し、図25は、関連情報ファイ
ルがInperである場合の出力例を示す。図24の記録紙2401上には、選択された
Diconに対応する関連情報ファイルのデータ内容(書類)が出力されている。図25
の記録紙2501上には、選択されたDiconに対応する関連情報ファイルのデータ内
容(書類)が出力されているが、この場合、関連情報ファイルがInperであるので、
出力された書類中にDicon(ここでは、テキストDicon202)とコードエリア
206が存在している。また、Inperを識別するためのInper ID207も併
せて出力されている。
onによって選択され、出力された記録紙であるかを分かり易くするために、例えば、I
nperの文章識別情報およびそのInper名と、選択情報によって選択されたDic
onおよびDicon IDとを添付情報として同時に出力しても良い。これによって、
出力された記録紙が、何れのInperのどのDiconの関連情報ファイルに対応する
か、容易に判別できる。また、出力された記録紙を整理する際に、ユーザーの利便性を向
上させることができる。
と、選択情報によって選択されたDiconおよびDicon IDとを添付情報260
1として記録紙に出力した例を示し、図26は、添付情報2601と関連情報ファイルが
出力された記録紙2401とをそれぞれ別の記録紙として出力している。この添付情報2
601は、関連情報ファイルを出力する毎に一枚の添付シート(記録紙)として出力して
も良いし、一連の関連情報ファイルの添付情報2601をまとめて一枚の添付シート(記
録紙)として出力しても良い。
録紙2701として出力している。
ファイル手段101が、該当する関連情報ファイルの転送を行う際に、読取手段103で
読み取ったInperの文章識別情報およびそのInper名と、選択情報によって選択
されたDiconおよびDicon IDとをヒストリー関連情報ファイルとして自動的
に作成して、記憶すると共に、転送する関連情報ファイルに、前記ヒストリー関連情報フ
ァイルとリンクしたDicon(ヒストリーという名のDicon)を付加して転送する
。
より、Inperの文書識別情報およびそのInper名と、選択情報によって選択され
たDiconおよびDicon IDとを記憶した前記ヒストリー関連情報ファイルの情
報を出力することもできる。
方としては、ユーザー毎にまとめる方法、出力した関連情報ファイルにリングしているD
iconを有しているInper毎にまとめる方法等がある。図28に、Inper毎に
まとめたヒストリー関連情報ファイルの出力例を示す。そこには、ユーザーが見ていない
Inperも記載されている。また、ユーザーが加筆したものとは異なるDiconも記
載されている。この情報を参照することにより、関連情報ファイルおよびInperのリ
ンク構造を遡って、さらに他の関連情報ファイルやInperを検索・参照することが可
能である。
102 媒体用紙
103 読取手段
104 検索手段
105 出力手段
201、301 Inper(媒体用紙)
202 テキストDicon
203 シンボルDicon
204 グラフィックDicon
205 タイトルDicon
206 コードエリア
207 Inper ID
208 Owner ID
Claims (4)
- 文書読取装置と、情報ファイルをデジタル文書として管理する管理手段を備えるデジタル文書取得装置と、で構成されるデジタル文書取得システムにおいて、
前記文書読取装置は、
前記情報ファイルに関連付けられると共に紙文書上の特定の箇所として示される記載情報、当該記載情報上に加筆されたマークを示す選択情報、及び前記紙文書上で前記記載情報が記載されている位置を示す記載位置情報と前記情報ファイルを特定する管理アドレスとを関連付けた連結情報が記録されている紙文書を読み取ることで、前記紙文書上における前記選択情報の位置を示す選択位置情報と、前記連結情報とを取得する紙文書情報取得手段と、
取得した前記選択位置情報と、前記連結情報とを、前記デジタル文書取得装置に送信する送信手段とを備え、
前記デジタル文書取得装置は、
前記選択位置情報と、前記連結情報とを受信する受信手段と、
受信した前記選択位置情報及び前記連結情報に基づいて、前記選択位置情報で示される前記選択情報が記載された位置に関連付けられている情報ファイルの管理アドレスを取得するアドレス取得手段と、
前記取得した管理アドレスに基づいて、前記管理手段から対応する情報ファイルを取得する情報ファイル取得手段と、
を備えることを特徴とするデジタル文書取得システム。 - 前記アドレス取得手段は、
前記紙文書情報取得手段により取得した前記選択位置情報により前記記載位置情報を参照して、前記選択情報が示された前記紙文書上の位置を特定する位置特定手段と、
特定された前記選択情報の位置により、取得した前記連結情報に含まれているアドレス情報を参照して、前記特定した選択情報に関連付けられている情報ファイルの管理アドレスを取得する管理アドレス取得手段と、を備えること、
を特徴とする請求項1に記載のデジタル文書取得システム。 - デジタル文書として管理手段で管理されている情報ファイルと関連付けられると共に紙文書上の特定の箇所として示される記載情報、当該記載情報上に加筆されたマークを示す選択情報、及び前記紙文書上で前記記載情報が記載されている位置を示す記載位置情報と前記情報ファイルを特定する管理アドレスとを関連付けた連結情報が記録されている紙文書を読み取ることで、前記紙文書上における前記選択情報の位置を示す選択位置情報と、前記連結情報とを取得する紙文書情報取得手段と、
取得した前記選択位置情報と、前記連結情報とを、前記管理手段に対して出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする文書読取装置。 - 情報ファイルをデジタル文書として管理する管理手段と、
読み込まれた紙文書上に加筆されたマークの位置を示す前記選択位置情報、及び当該紙文書上の記載情報が記載されている位置を示す記載位置情報と前記情報ファイルを特定する管理アドレスとを関連付けた連結情報を、文書読取装置から取得する取得手段と、
取得した入力した前記選択位置情報及び前記連結情報に基づいて、前記選択位置情報で示される前記選択情報が記載された位置に関連付けられている情報ファイルの管理アドレスを取得するアドレス取得手段と、
前記取得した管理アドレスに基づいて、前記管理手段から対応する情報ファイルを取得する情報ファイル取得手段と、
を備えることを特徴とするデジタル文書取得装置。
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---|---|---|---|
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