JPH10283364A - 翻訳支援用文書情報管理システム,特許情報管理用文書情報管理システムおよび教育支援用文書情報管理システム - Google Patents

翻訳支援用文書情報管理システム,特許情報管理用文書情報管理システムおよび教育支援用文書情報管理システム

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JPH10283364A
JPH10283364A JP9089832A JP8983297A JPH10283364A JP H10283364 A JPH10283364 A JP H10283364A JP 9089832 A JP9089832 A JP 9089832A JP 8983297 A JP8983297 A JP 8983297A JP H10283364 A JPH10283364 A JP H10283364A
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JP
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Application number
JP9089832A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Tabata
泰広 田端
Takashi Yano
隆志 矢野
Takashi Ishijima
尚 石島
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピューター等のデジタルの世界と紙の文
書との間に情報の連続性・関連性を構築し,紙の文書を
用いたハイパーテキストを実現すること,さらに,この
文書情報管理システムを特定の用途に適用した利便性・
作業性の高いシステムを提供すること。 【解決手段】 マーカー(選択情報付与手段)50で,
媒体用紙201上に印刷された記載情報である単語の中
から所望の単語にマーク51を付与して,スキャナー
(読取手段)60で読み取らせ,ネットワーク端末装置
(検索手段)70およびファイル・サーバー(検索手
段)20で辞書データベースから該当する翻訳情報を検
索し,プリンタ(出力手段)40を介して翻訳情報を出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,文書が記録された
紙(媒体用紙)を媒体として,人間とコンピューター環
境との関わり合い(HCI:Human-Computer-Interacti
on)の向上を図ると共に,媒体用紙を用いてデジタルの
世界から必要な情報を簡単かつ短時間に取り出せるよう
にして利便性の向上を図った翻訳支援用文書情報管理シ
ステム,特許情報管理用文書情報管理システムおよび教
育支援用文書情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年,コンピューター関連技術・マンマ
シンインタフェースの発達や,ネットワーク環境の整備
によって文書の電子化が進み,これによってオフィスの
ペーパーレス化が促進されている。
【0003】具体的には,各種書類や文書等をパソコン
・ワークステーションの画面上で作成(電子化)し,電
子化した文書の編集,コピー,転送,共有,ファイリン
グ,校正,検索等がコンピューターの中(デジタルの世
界または仮想現実)で行えるようになっている。特に,
ネットワークの発展によって,電子化した文書をプリン
ター等で出力することなく,そのまま個人宛に配布(転
送)することができるため,さらにオフィスのペーパー
レス化が進みつつある。
【0004】また,電子化された文書は,コンピュータ
ー中に構築された文書情報管理システムによって自動的
・体系的に管理することが可能であるため,保存文書の
分類作業や,参照したい文書の検索作業が容易となり,
さらに文書の共有化による全体の文書量の低減,パスワ
ード等の設定による機密文書のセキュリティの向上,各
文書間の情報の関連付け等を図れるという利点を有して
いる。
【0005】ところが,電子化された文書には多くの利
点があるものの,実際の紙に出力された文書(以下,紙
の文書と記載する)と比較した場合に,読みやすさ,持
ち運びの利便性,扱いやすさ,利用可能な環境条件,実
務作業との連続性等において種々の制限が存在するた
め,電子化した文書を現実作業において使用する場合に
は,一旦,プリンター等で記録紙に出力した後,紙の文
書として使用した方が効率の良いことも多い。したがっ
て,これからのオフィス環境では,作業の目的に応じて
紙の文書と電子化した文書が共存する状況になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の技術によれば,コンピューター等のデジタルの世界
と紙の文書との間には,デジタル情報としての情報の連
続性・関連性がないため,以下の問題点があった。
【0007】第1に,デジタルの世界に構築された文書
情報管理システムで電子化した文書の管理を行っている
場合でも,一旦,電子化した文書を紙の文書として出力
すると,電子化した文書の有する関連情報,例えば,文
書情報管理システム内におけるアドレス情報,パスワー
ド等のセキュリティ情報,他の文書との連結情報等が消
失するため,紙の文書は文書情報管理システムから出力
された単なるアウトプットとしての価値しか持たないと
いう問題点があった。
【0008】第2に,紙の文書を媒体として,デジタル
の世界に直接アクセスすることができないため,ユーザ
ーがキーボード等を操作してデジタルの世界にアクセス
する必要があり,利便性が悪いという問題点があった。
なお,従来の技術として,マークシートのように紙を媒
体として,直接デジタルの世界へアクセスする方法があ
るが,あらかじめ定型化された専用のマークシートを用
いるため,種々の制約があり,一般的な文書として使用
可能なものではなかった。
【0009】第3に,デジタルの世界において,電子化
した文書の先進概念としてハイパーテキストの文書が存
在するが,このハイパーテキストの文書を紙の文書とし
て出力した場合,平面的な情報(視覚化された2次元の
情報)のみが出力されて,本来のハイパーテキストとし
ての情報が失われるため,情報の損失および利便性の低
下を招来するという問題点があった。
【0010】具体的には,ハイパーテキストとは,リン
ク(関連づけ)されたテキスト(電子化した文書)の集
まりであり,リンク構造を通じて,階層的・多元的に関
連づけされた各テキストを任意の順序で参照できるよう
にしたマルチメディアソフトの基本概念である。したが
って,このハイパーテキストの文書には,ユーザーに対
して視覚的に提供される情報の他に,リンク構造を形成
するための情報(すなわち,ハイパーテキストとしての
情報)が含まれている。ところが,一旦,ハイパーテキ
ストの文書を紙の文書として出力すると,このハイパー
テキストとしての情報が失われるため,出力された紙の
文書は,もはやハイパーテキストの文書ではなくなる。
【0011】なお,従来の技術において,ハイパーテキ
ストの文書は電子化した文書としてのみ存在可能である
ため,ハイパーテキストの概念そのものが,電子化した
文書を扱うデジタルの世界(仮想現実)の中のみで利用
されていた。したがって,紙の文書をハイパーテキスト
の文書として扱い,現実世界において紙の文書を用いて
ハイパーテキストを実現するという概念(この概念を紙
ハイパーテキストと定義し,以下,紙ハイパーテキスト
と記載する)はこれまで存在していなかった。
【0012】そこで,本出願人は,特願平7−2427
47号において,コンピューター等のデジタルの世界と
紙の文書との間に情報の連続性・関連性を構築して,紙
の文書をデジタルの世界の文書情報管理システム内に組
み込むと共に,紙の文書を媒体としてデジタルの世界に
直接アクセス可能とし,さらに紙の文書を用いたハイパ
ーテキスト(紙ハイパーテキスト)を実現することを目
的とした文書情報管理システムおよび文書情報管理方法
を提案した。
【0013】この文書情報管理システムは,あらかじめ
特定の単語,文章,シンボルまたはグラフィックに関連
する情報を関連情報ファイルとして記憶したファイル手
段と,単語,文章,シンボル,グラフィックの何れかか
らなる少なくとも一つの記載情報,記載情報とファイル
手段の関連情報ファイルとを連結させるための連結情報
および記載情報の中から特定の記載情報を選択するため
の選択情報が記録された媒体用紙と,選択情報および連
結情報を媒体用紙から読み取る読取手段と,読取手段で
読み取った選択情報および連結情報に基づいて,ファイ
ル手段から該当する関連情報ファイルを検索する検索手
段と,検索手段によって検索した関連情報ファイルを出
力する出力手段とから構成されており,読取手段で媒体
用紙から選択情報および連結情報を読み取り,読み取っ
た選択情報および連結情報に基づいて,ファイル手段に
記憶してある関連情報ファイルの中から該当する関連情
報ファイルを検索し,検索した関連情報ファイルを記録
紙またはディスプレイ画面等に出力するものである。
【0014】換言すれば,媒体用紙上の任意の位置に記
録した記載情報に選択情報を付与することにより,ファ
イル手段から所望の関連情報ファイル(電子化した文
書)を検索し,出力することができるようにしたもので
ある。
【0015】ところが,上記特願平7−242747号
の文書情報管理システムでは,媒体用紙上の所望の記載
情報に,例えば,マーカーを用いてマーク(選択情報)
を付与して,読取手段で読み取ることにより,マーク
(選択情報)を付与した記載情報に対応した関連情報フ
ァイルを取り出すことに関して詳細に開示しているもの
の,該文書情報管理システムを特定の用途に適用した具
体例に関して特に言及していなかった。
【0016】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,コンピューター等のデジタルの世界と紙の文書との
間に情報の連続性・関連性を構築することにより,紙の
文書をデジタルの世界の文書情報管理システム内に組み
込むと共に,紙の文書を媒体としてデジタルの世界に直
接アクセス可能とし,紙の文書を用いたハイパーテキス
ト(紙ハイパーテキスト)を実現することに加えて,さ
らに,この文書情報管理システムを特定の用途に適用し
た利便性・作業性の高いシステムを提供することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る翻訳支援用文書情報管理システム
は,ハイパーテキストを作成するためのハイパーテキス
ト作成手段と,前記ハイパーテキスト作成手段で作成し
たハイパーテキストおよび前記ハイパーテキストのリン
ク構造によって関連づけされた関連情報ファイルを記憶
するファイル手段と,前記ハイパーテキストを入力し
て,前記ハイパーテキストの情報から画像情報のみを抽
出して画像抽出情報を作成し,前記ハイパーテキストの
情報のうちのボタン・スイッチ・アイコン等のリンク構
造を有する情報から所定の記載情報および前記記載情報
と前記ファイル手段の関連情報ファイルとを連結させる
ための連結情報を作成し,前記画像抽出情報,記載情報
および連結情報を合成して媒体用紙情報を作成する媒体
用紙情報作成手段と,前記媒体用紙情報を記録紙に印刷
して,媒体用紙として出力する媒体用紙出力手段と,前
記媒体用紙上に印刷されている記載情報の中から所望の
記載情報を選択するための選択情報を付与する選択情報
付与手段と,前記選択情報付与手段を介して選択情報が
付与された前記媒体用紙から前記選択情報および連結情
報を読み取る読取手段と,前記読取手段で読み取った選
択情報および連結情報に基づいて,前記ファイル手段か
ら該当する関連情報ファイルを検索する検索手段と,前
記検索手段によって検索された関連情報ファイルを出力
する出力手段と,を備え,前記ハイパーテキスト作成手
段で作成したハイパーテキストの文書が,第1の国の言
語で作成されており,かつ,その文書中の単語の少なく
とも一つがハイパーテキストのボタンとして設定されて
おり,前記ファイル手段が,前記第1の国の言語を第2
の国の言語に翻訳するための辞書データベースで構成さ
れ,かつ,前記関連情報ファイルが前記ボタンとして設
定された単語に対応した翻訳情報であり,前記選択情報
付与手段で,前記媒体用紙上に印刷された記載情報であ
る単語の中から所望の単語に前記選択情報を付与して,
前記読取手段で読み取らせ,前記検索手段で前記辞書デ
ータベースから該当する翻訳情報を検索し,前記出力手
段を介して前記翻訳情報を出力するものである。
【0018】また,請求項2に係る翻訳支援用文書情報
管理システムは,請求項1記載の翻訳支援用文書情報管
理システムにおいて,前記出力手段が,前記翻訳情報
を,記録紙に印刷するものである。
【0019】また,請求項3に係る翻訳支援用文書情報
管理システムは,請求項2記載の翻訳支援用文書情報管
理システムにおいて,前記出力手段が,前記選択情報が
付与された記載情報と,該記載情報に対応する前記翻訳
情報とを一緒に印刷するものである。
【0020】また,請求項4に係る翻訳支援用文書情報
管理システムは,請求項2記載の翻訳支援用文書情報管
理システムにおいて,前記検索手段が,前記媒体用紙情
報を入力して,前記検索した関連情報ファイルである前
記翻訳情報を,前記媒体用紙情報中の前記選択情報で選
択された記載情報の近傍に合成し,前記出力手段が,前
記合成された媒体用紙情報および翻訳情報を記録紙に印
刷するものである。
【0021】また,請求項5に係る特許情報管理用文書
情報管理システムは,ハイパーテキストを作成するため
のハイパーテキスト作成手段と,前記ハイパーテキスト
作成手段で作成したハイパーテキストおよび前記ハイパ
ーテキストのリンク構造によって関連づけされた関連情
報ファイルを記憶するファイル手段と,前記ハイパーテ
キストを入力して,前記ハイパーテキストの情報から画
像情報のみを抽出して画像抽出情報を作成し,前記ハイ
パーテキストの情報のうちのボタン・スイッチ・アイコ
ン等のリンク構造を有する情報から所定の記載情報およ
び前記記載情報と前記ファイル手段の関連情報ファイル
とを連結させるための連結情報を作成し,前記画像抽出
情報,記載情報および連結情報を合成して媒体用紙情報
を作成する媒体用紙情報作成手段と,前記媒体用紙情報
を記録紙に印刷して,媒体用紙として出力する媒体用紙
出力手段と,前記媒体用紙上に印刷されている記載情報
の中から所望の記載情報を選択するための選択情報を付
与する選択情報付与手段と,前記選択情報付与手段を介
して選択情報が付与された前記媒体用紙から前記選択情
報および連結情報を読み取る読取手段と,前記読取手段
で読み取った選択情報および連結情報に基づいて,前記
ファイル手段から該当する関連情報ファイルを検索する
検索手段と,前記検索手段によって検索された関連情報
ファイルを出力する出力手段と,を備え,前記ハイパー
テキスト作成手段で作成したハイパーテキストの文書
が,特許出願に関する種々の情報を管理するための管理
情報からなり,かつ,その管理情報の少なくとも一部が
ハイパーテキストのボタンとして設定されており,前記
ファイル手段が,特許出願に関する種々の情報を記憶し
た特許情報データベースで構成され,かつ,前記関連情
報ファイルが前記ボタンとして設定された管理情報に対
応した特許出願に関する情報であり,前記選択情報付与
手段で,前記媒体用紙上に印刷された記載情報である管
理情報の中から所望の管理情報に前記選択情報を付与し
て,前記読取手段で読み取らせ,前記検索手段で前記特
許情報データベースから該当する特許出願に関する情報
を検索し,前記出力手段を介して前記特許出願に関する
情報を出力するものである。
【0022】また,請求項6に係る特許情報管理用文書
情報管理システムは,請求項5記載の特許情報管理用文
書情報管理システムにおいて,前記特許出願に関する情
報が,明細書,図面,審査請求経過,先行資料調査結
果,評価結果,対応外国出願情報を含むものである。
【0023】また,請求項7に係る特許情報管理用文書
情報管理システムは,請求項5または6記載の特許情報
管理用文書情報管理システムにおいて,前記管理情報
が,発明者別出願リスト,組織別出願リスト,または出
願別抄録であるものである。
【0024】また,請求項8に係る特許情報管理用文書
情報管理システムは,請求項5〜7記載のいずれか一つ
の特許情報管理用文書情報管理システムにおいて,前記
出力手段が,前記関連情報ファイルである前記特許出願
に関する情報を,記録紙に印刷するものである。
【0025】また,請求項9に係る特許情報管理用文書
情報管理システムは,請求項8記載の特許情報管理用文
書情報管理システムにおいて,前記出力手段が,前記選
択情報が付与された記載情報と,該記載情報に対応する
前記特許出願に関する情報とを一緒に印刷するものであ
る。
【0026】また,請求項10に係る特許情報管理用文
書情報管理システムは,請求項8記載の特許情報管理用
文書情報管理システムにおいて,前記検索手段が,前記
媒体用紙情報を入力して,前記検索した関連情報ファイ
ルである前記特許出願に関する情報を,前記媒体用紙情
報中の前記選択情報で選択された記載情報の近傍に合成
し,前記出力手段が,前記合成された媒体用紙情報およ
び前記特許出願に関する情報を記録紙に印刷するもので
ある。
【0027】また,請求項11に係る教育支援用文書情
報管理システムは,ハイパーテキストを作成するための
ハイパーテキスト作成手段と,前記ハイパーテキスト作
成手段で作成したハイパーテキストおよび前記ハイパー
テキストのリンク構造によって関連づけされた関連情報
ファイルを記憶するファイル手段と,前記ハイパーテキ
ストを入力して,前記ハイパーテキストの情報から画像
情報のみを抽出して画像抽出情報を作成し,前記ハイパ
ーテキストの情報のうちのボタン・スイッチ・アイコン
等のリンク構造を有する情報から所定の記載情報および
前記記載情報と前記ファイル手段の関連情報ファイルと
を連結させるための連結情報を作成し,前記画像抽出情
報,記載情報および連結情報を合成して媒体用紙情報を
作成する媒体用紙情報作成手段と,前記媒体用紙情報を
記録紙に印刷して,媒体用紙として出力する媒体用紙出
力手段と,前記媒体用紙上に印刷されている記載情報の
中から所望の記載情報を選択するための選択情報を付与
する選択情報付与手段と,前記選択情報付与手段を介し
て選択情報が付与された前記媒体用紙から前記選択情報
および連結情報を読み取る読取手段と,前記読取手段で
読み取った選択情報および連結情報に基づいて,前記フ
ァイル手段から該当する関連情報ファイルを検索する検
索手段と,前記検索手段によって検索された関連情報フ
ァイルを出力する出力手段と,を備え,前記ハイパーテ
キスト作成手段で作成したハイパーテキストの文書が,
教育・講演・講義の概説であり,かつ,その概説中の各
項目全体または単語がハイパーテキストのボタンとして
設定されており,前記ファイル手段が,前記概説中の項
目または単語に対応させた詳細情報を関連情報ファイル
として記憶しており,前記選択情報付与手段で,前記媒
体用紙上に印刷された記載情報である前記項目または単
語の中から所望の項目または単語に前記選択情報を付与
して,前記読取手段で読み取らせ,前記検索手段で前記
ファイル手段から該当する関連情報ファイルである詳細
情報を検索し,前記出力手段を介して前記詳細情報を出
力するものである。
【0028】また,請求項12に係る教育支援用文書情
報管理システムは,請求項11記載の教育支援用文書情
報管理システムにおいて,前記出力手段が,前記関連情
報ファイルである前記詳細情報を,記録紙に印刷するも
のである。
【0029】また,請求項13に係る教育支援用文書情
報管理システムは,請求項12記載の教育支援用文書情
報管理システムにおいて,前記出力手段が,前記選択情
報が付与された記載情報と,該記載情報に対応する前記
詳細情報とを一緒に印刷するものである。
【0030】また,請求項14に係る教育支援用文書情
報管理システムは,請求項12記載の教育支援用文書情
報管理システムにおいて,前記検索手段が,前記媒体用
紙情報を入力して,前記検索した関連情報ファイルであ
る前記詳細情報を,前記媒体用紙情報中の前記選択情報
で選択された記載情報の近傍に合成し,前記出力手段
が,前記合成された媒体用紙情報および前記詳細情報を
記録紙に印刷するものである。
【0031】また,請求項15に係る教育支援用文書情
報管理システムは,ハイパーテキストを作成するための
ハイパーテキスト作成手段と,前記ハイパーテキスト作
成手段で作成したハイパーテキストおよび前記ハイパー
テキストのリンク構造によって関連づけされた関連情報
ファイルを記憶するファイル手段と,前記ハイパーテキ
ストを入力して,前記ハイパーテキストの情報から画像
情報のみを抽出して画像抽出情報を作成し,前記ハイパ
ーテキストの情報のうちのボタン・スイッチ・アイコン
等のリンク構造を有する情報から所定の記載情報および
前記記載情報と前記ファイル手段の関連情報ファイルと
を連結させるための連結情報を作成し,前記画像抽出情
報,記載情報および連結情報を合成して媒体用紙情報を
作成する媒体用紙情報作成手段と,前記媒体用紙情報を
記録紙に印刷して,媒体用紙として出力する媒体用紙出
力手段と,前記媒体用紙上に印刷されている記載情報の
中から所望の記載情報を選択するための選択情報を付与
する選択情報付与手段と,前記選択情報付与手段を介し
て選択情報が付与された前記媒体用紙から前記選択情報
および連結情報を読み取る読取手段と,前記読取手段で
読み取った選択情報および連結情報に基づいて,前記フ
ァイル手段から該当する関連情報ファイルを検索する検
索手段と,前記検索手段によって検索された関連情報フ
ァイルを出力する出力手段と,を備え,前記ハイパーテ
キスト作成手段で作成したハイパーテキストの文書が,
記述式・択一式・和訳・英訳の設問が記載された試験問
題用文書であり,かつ,その試験問題用文書中の設問欄
がハイパーテキストのボタンとして設定されており,前
記ファイル手段が,前記設問欄に対応させて前記試験問
題用文書の解答を関連情報ファイルとして記憶してお
り,前記選択情報付与手段で,前記媒体用紙上に印刷さ
れた記載情報である前記試験問題用文書中の設問欄から
所望の設問欄に前記選択情報を付与して,前記読取手段
で読み取らせ,前記検索手段で前記ファイル手段から該
当する関連情報ファイルである解答を検索し,前記出力
手段を介して前記解答を出力するものである。
【0032】また,請求項16に係る教育支援用文書情
報管理システムは,請求項15記載の教育支援用文書情
報管理システムにおいて,前記出力手段が,前記関連情
報ファイルである前記解答を,記録紙に印刷するもので
ある。
【0033】また,請求項17に係る教育支援用文書情
報管理システムは,請求項16記載の教育支援用文書情
報管理システムにおいて,前記出力手段が,前記選択情
報が付与された記載情報と,該記載情報に対応する前記
解答とを一緒に印刷するものである。
【0034】また,請求項18に係る教育支援用文書情
報管理システムは,請求項16記載の教育支援用文書情
報管理システムにおいて,前記検索手段が,前記媒体用
紙情報を入力して,前記検索した関連情報ファイルであ
る前記解答を,前記媒体用紙情報中の前記選択情報で選
択された記載情報の近傍に合成し,前記出力手段が,前
記合成された媒体用紙情報および前記解答を記録紙に印
刷するものである。
【0035】
【発明の実施の形態】以下,本発明の翻訳支援用文書情
報管理システム,特許情報管理用文書情報管理システム
および教育支援用文書情報管理システムについて,〔本
発明の概要〕,〔実施の形態1〕〜〔実施の形態4〕の
順で,添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0036】〔本発明の概要〕以下,本発明の翻訳支援
用文書情報管理システム,特許情報管理用文書情報管理
システムおよび教育支援用文書情報管理システム(以
下,3つのシステムをまとめて,本発明の文書情報管理
システムとして記載する)の各実施の形態について説明
する前に,本発明の文書情報管理システムの共通する構
成および動作を本発明の概要として, 本発明の文書情報管理システムのシステム構成 PUIの概念の提唱 媒体用紙の構成 Dicon(記載情報)の役割 選択情報の具体例 連結情報の構成 文書情報管理システムの具体的な動作 −1 ハイパーテキスト/媒体用紙の作成・登録処理 −2 媒体用紙の出力処理 −3 関連情報の検索・出力処理 の順で図面を参照して詳細に説明する。
【0037】本発明の文書情報管理システムのシステ
ム構成 図1は,本発明の文書情報管理システムのシステム構成
図を示し,ハイパーテキストを作成するためのハイパー
テキスト作成手段としてのネットワーク端末装置10
と,ネットワーク端末装置10で作成したハイパーテキ
ストおよび該ハイパーテキストのリンク構造によって関
連づけされた関連情報ファイルを記憶するファイル手段
および関連情報ファイルの検索を行う検索手段としての
ファイル・サーバー20と,ハイパーテキストを入力し
て,ハイパーテキストの情報から画像情報のみを抽出し
て画像抽出情報を作成し,ハイパーテキストの情報のう
ちのボタン・スイッチ・アイコン等のリンク構造を有す
る情報から所定の記載情報および該記載情報とファイル
・サーバー20の関連情報ファイルとを連結させるため
の連結情報を作成し,画像抽出情報,記載情報および連
結情報を合成して媒体用紙情報を作成する媒体用紙情報
作成手段としてのプリンタ・サーバー30と,媒体用紙
情報を記録紙に印刷して媒体用紙201として出力する
媒体用紙出力手段としてのプリンタ40と,媒体用紙2
01上に印刷されている記載情報の中から所望の記載情
報を選択するためのマーク(選択情報)51を付与する
選択情報付与手段としてのマーカー50と,マーカー5
0でマーク(選択情報)51が付与された媒体用紙20
1から選択情報および連結情報を読み取る読取手段とし
てのスキャナー60と,スキャナー60で読み取った選
択情報および連結情報に基づいて,ファイル・サーバー
20から該当する関連情報ファイルを検索する検索手段
としてのネットワーク端末装置70と,ネットワーク端
末装置70によって検索された関連情報ファイル81を
記録紙に出力する出力手段としてのプリンタ80と,ネ
ットワーク端末装置70によって検索された関連情報フ
ァイル81をディスプレイ画面に出力する出力手段およ
び媒体用紙情報を画面表示する表示手段としてのネット
ワーク端末装置90と,から構成される。
【0038】なお,上記各装置は,図示の如く,直接的
または間接的にネットワークNetに接続されている。
ここでは,このネットワークNetとしてインターネッ
ト・イントラネット等を使用するものとするが,特に限
定するものではない。
【0039】ネットワーク端末装置(ハイパーテキスト
作成手段)10は,既存のパソコン/ワードプロセッサ
と既存のエディターやワードプロセッサ・ソフトとから
成り,HTML等のハイパーテキスト記述言語で記述
し,ハイパーテキストとして作成可能な装置であれば良
い。なお,ここでは,このネットワーク端末装置10に
媒体用紙情報作成手段としての機能も持たせて,ユーザ
の選択によって,作成したハイパーテキストをそのまま
ファイル・サーバー20へ記憶することも,作成したハ
イパーテキストから媒体用紙情報を作成し,媒体用紙情
報をファイル・サーバー20へ記憶させることできるも
のとする。
【0040】ファイル・サーバー(ファイル手段)20
は,既存のWebサーバーを用いることができる。な
お,ファイル・サーバー20は,文書をハイパーテキス
トの形式で記憶すると共に,媒体用紙情報を画像ファイ
ルとして記憶する。また,ハイパーテキストから参照さ
れる関連情報ファイルもハイパーテキストとして記憶し
ても良い。さらに,後述するネットワーク端末装置(検
索手段)70のクライアント用検索ソフトウェアの要求
に応じて,ファイル・サーバー20内に記憶しているハ
イパーテキストおよび関連情報ファイルの検索を行うサ
ーバー用検索ソフトウェア(検索手段の一部)を搭載し
ている。なお,ここでは説明を簡単にするために,ファ
イル手段として1個のファイル・サーバー20を配置す
るが,ファイル・サーバー20の数は特に限定するもの
でなく,ネットワークNet上に複数のファイル・サー
バーが配設されている構成でも良い。
【0041】プリンタ・サーバー(媒体用紙情報作成手
段)30は,2次元バーコード・コーディングソフトウ
ェア,HTMLソースコード展開ソフトウェア(例え
ば,インターネット・イントラネットのブラウザー等)
を含む媒体用紙情報作成ソフトウェアから成る。詳細は
後述するが,ハイパーテキストのHTMLソースコード
を展開して,画像抽出情報である文章部を生成し,ハイ
パーテキストのHTMLソースコードを2次元バーコー
ドにコーディングし,記載情報および連結情報であるコ
ードエリアを生成し,さらに文章部とコードエリアとを
合成して媒体用紙情報を作成するものである。
【0042】なお,ここで,媒体用紙情報作成手段とし
てプリンタ・サーバーを用いるが,特にこれに限定する
ものでなく,上記媒体用紙情報作成ソフトウェアを実行
可能な装置であれば,例えばパソコン・ワークステーシ
ョン等でも良いのは勿論である。また,媒体用紙情報作
成手段としてプリンタ・サーバー30を独立して配置す
る代わりに,ファイル・サーバー20に媒体用紙情報作
成手段の機能を持たせても良い。
【0043】プリンタ(媒体用紙出力手段)40は,既
存のプリンタを用いることができるが,ハイパーテキス
トと媒体用紙201の表現レベルを一致させるためには
カラープリンタを用いることが望ましい。例えば,イン
ターネット・イントラネット上でのハイパーテキストの
ボタン色は,デイスプレイ上では通常,青色が用いられ
ている。ファイル・サーバー20において文書がハイパ
ーテキストの形式で記憶されている場合には,プリンタ
・サーバー(媒体用紙情報作成手段)30によって,画
像情報である媒体用紙情報を作成した後,この媒体用紙
情報を記録紙に印刷して媒体用紙201を出力する。
【0044】スキャナー(読取手段)60は,既存のス
キャナーを用いることができ,一般的にはネットワーク
Netへの接続のために既存のパソコン等と接続して用
いられる。図1に示すように,ネットワーク端末装置
(検索手段)70に接続すると効率的である。また,読
取手段としてはデジタルコピア等を用いることもでき
る。
【0045】ネットワーク端末装置(検索手段)70
は,既存のパソコン/ワークステーション等から成り,
スキャナー60で読み取った選択情報および連結情報を
入力して,該当する関連情報ファイルを特定する関連情
報特定部と,クライアント用検索ソフトウェアとを備え
ている。
【0046】ここで,関連情報特定部は,2次元バーコ
ード・デコーダー,HTMLソースコード展開ソフトウ
ェア(例えば,インターネット・イントラネットのブラ
ウザー等),マーキング識別ソフトウェア等から成る。
【0047】また,クライアント用検索ソフトウェア
は,関連情報特定部で特定した関連情報ファイルのアド
レスに基づいて,該当するファイル・サーバー20を特
定し,関連情報ファイルのアドレスを送信すると共に,
ユーザーID,パスワードによるセキュリティ管理を行
うものである。
【0048】プリンタ(出力手段)80は,既存のプリ
ンタを用いることができる。ただし,出力する関連情報
ファイルが記載情報を含まない文書(すなわち,紙ハイ
パーテキストでない通常の文書)の場合には,通常のモ
ノクロプリンタで充分であるが,出力する関連情報ファ
イルそのものが媒体用紙201(すなわち,紙ハイパー
テキスト)である場合には,プリンタ(媒体用紙出力手
段)40と同様にカラープリンタを用いることが好まし
い。
【0049】ネットワーク端末装置(表示手段)90
は,既存のパソコン/ワークステーション等のディスプ
レイであり,通常は,ネットワーク端末装置(ハイパー
テキスト作成手段)10や,ネットワーク端末装置(検
索手段)70のデイスプレイを用いる。換言すれば,ネ
ットワーク端末装置90は独立した装置として準備する
必要はなく,ネットワーク端末装置70,90で兼用す
るのが一般的である。
【0050】また,図1のシステム構成図では,説明を
判り易くするために,ネットワーク端末装置10をハイ
パーテキスト作成手段として利用し,ネットワーク端末
装置70を検索手段として利用し,ネットワーク端末装
置90を表示手段として利用する構成として説明した
が,ネットワーク端末装置10,70,90はそれぞれ
既存のパソコン等を利用できるので,実際には,ネット
ワーク端末装置10,70,90は,その役割を特に限
定することなく,必要に応じてハイパーテキスト作成手
段,検索手段または表示手段として利用可能であるもの
とする。
【0051】さらに,図1のシステム構成では,本発明
の各手段に対応した装置をそれぞれ1つ乃至2つ配置し
た例を示すが,各手段に対応した装置の数は特に限定す
るものではなく,実際には必要に応じてネットワークN
et上に複数配設されるものとする。
【0052】PUIの概念の提唱 後段の説明によって明になるように,本発明の文書情報
管理システムは,コンピューター等のデジタルの世界
(ファイル手段中のハイパーテキストや関連情報ファイ
ル)と紙の文書(媒体用紙201)との間に情報の連続
性・関連性を構築することができ,媒体用紙201をデ
ジタルの世界の文書情報管理システム内に組み込むこと
ができると共に,媒体用紙201を媒体としてデジタル
の世界に直接アクセスすることができ,さらに媒体用紙
201を用いた紙ハイパーテキストを実現することがで
きる。
【0053】したがって,Paper(紙:媒体用紙2
01)を用いたUser(人)とコンピューターとのI
ntaraction(情報伝達,相互インターフェー
ス)を実現するシステムとして,以下,本発明の文書情
報管理システムをPUI(Paper User In
taraction)として提唱する。
【0054】さらに,紙の文書をハイパーテキストの文
書として扱い,現実世界において紙の文書を用いてハイ
パーテキストを実現する概念を,紙ハイパーテキストと
して定義する。したがって,PUIの媒体用紙201は
紙ハイパーテキストの概念におけるハイパーテキストの
文書そのものであり,媒体用紙201のDiconは紙
に印刷されたスイッチ(一般的なハイパーテキストのボ
タンやアイコン等に相当する)である。
【0055】媒体用紙の構成 次に,PUIの媒体用紙201についてさらに詳細に説
明する。媒体用紙201は,単語,文章,シンボル,グ
ラフィックの何れかからなる少なくとも一つの記載情報
であるDiconと,Diconとファイル・サーバー
(ファイル手段)20のハイパーテキスト・関連情報フ
ァイルとを連結させるための連結情報と,Diconの
中から特定のDiconを選択するための選択情報と,
さらに媒体用紙を特定するための媒体用紙番号が記録さ
れた紙(用紙)である。ただし,記載情報,連結情報お
よび媒体用紙番号はあらかじめ媒体用紙201に記録さ
れているが,選択情報はユーザーがマーカー(選択情報
付与手段)50を用いて任意に書き込む(マークする)
ことにより,マーク51として媒体用紙201上に記録
されるものとする。
【0056】図2は媒体用紙201の具体例を示し,図
2はDiconを通常の文書の構成要素として文書中に
配置した文書形式の媒体用紙201を示す。図2に示す
ように,文書形式の媒体用紙201には,単語および文
章がテキストDicon202として記録されており,
書類を示すアイコン(シンボル)がシンボルDicon
203として記録されており,コンピューター図形がグ
ラフィックDicon204として記録されており,単
語および短い文書がタイトルDicon205として記
録されている。また,連結情報および媒体用紙番号は,
2次元バーコードのように光学的に読み取り可能な形式
でコードエリア206内に記録されている。なお,20
7は媒体用紙を特定するための媒体用紙番号をユーザー
が視覚的に認識できるように可視化したInper N
oであり,208はユーザーが媒体用紙201の所有者
(Owner)を確認できるように文字で示したOwn
er IDである。
【0057】また,コードエリア206内には,前述し
たOwner IDが所有者情報として記録されている
と共に,媒体用紙201の元となるハイパーテキストの
情報(HTMLで記述された情報)が2次元バーコード
化されて記録されている。
【0058】このように文書形式の媒体用紙201は,
見かけ上において,記録紙に出力された通常の文書と同
一である。したがって,媒体用紙201を通常の書類と
して利用できるのは勿論である。
【0059】したがって,媒体用紙201から明らかな
ように,本発明において媒体用紙201は,人間(ユー
ザー)とコンピューター(デジタルの世界)の双方で読
み取り可能な特殊な紙の文書であると定義することがで
きる。
【0060】Dicon(記載情報)の役割 ここで,媒体用紙201に記録されたDiconの役割
について詳細に説明する。
【0061】図3に示すように,媒体用紙201に記録
されているDicon(202〜205)は,コードエ
リア206内の連結情報を介してファイル・サーバー
(ファイル手段)20のハイパーテキストまたは関連情
報ファイルとリンク(連結)されている。したがって,
媒体用紙201上に記録されている複数のDiconの
中から所望のDiconを選択すると,選択されたDi
conにリンクされているハイパーテキストまたは関連
情報ファイルを特定することができる。なお,関連情報
ファイルは通常の文書ファイルでも良く,ハイパーテキ
スト形式のファイル(すなわち,ハイパーテキスト)で
も良い。したがって,以降,関連情報ファイルと記載し
た場合ににはハイパーテキストも含むものとする。
【0062】すなわち,Diconは,媒体用紙201
上に記録された視覚的な情報としての役割と共に,関連
情報ファイルを選択するためのスイッチの役割を果たす
ものである。換言すれば,概念的に,ハイパーテキスト
上のボタンやアイコンと同様にスイッチの役割を果たす
ものであると定義できる。
【0063】次に,Diconの種類について説明す
る。Diconは,図2に示したようにテキストDic
on202,シンボルDicon203,グラフィック
Dicon204,タイトルDicon205の4種類
からなり,それぞれのDiconを以下のように定義す
る。
【0064】テキストDicon :ハイパーテキスト
形式の文章の中の単語や短い文章の形式で書かれたDi
conである。 シンボルDicon :長い文章の最後に付加したり,
媒体用紙の内容全体に対して付加するアイコン形式のD
iconである。 グラフィックDicon :詳細なイラスト・写真・図
面(関連情報ファイル)にリンクしてある大まかなイラ
スト・写真形式のDiconである。 タイトルDicon :該当するDiconのリンクし
ている関連情報ファイルのタイトルが目次・リスト等の
形式で書かれたDiconである。
【0065】図4は,Diconの標記方法を示す説明
図である。ユーザーが媒体用紙201上のDiconを
確実かつ容易に認識するためには,DiconとDic
on以外の情報とが視覚的に区別できる必要がある。し
たがって,本発明では,Diconを以下のように装飾
することにより可視化する。ただし,この装飾は媒体用
紙201の元となるハイパーテキストの表示画面の装飾
と同一とすることが好ましい。
【0066】テキストDicon202の装飾は,図示
の如く,背景色を付ける方法や,フォントの字体を換え
る方法(例えば,明朝体→ゴシック体等),書体を換え
る方法(例えば,イタリック体,ボルト体,アンダーラ
インの付加等),文字の色を換える方法(例えば,黒色
→青色),枠で囲む方法が適用できる。
【0067】また,タイトルDicon205,グラフ
ィックDicon204の装飾は,図示の如く,枠で囲
む方法,背景色を付ける方法が適用できる。
【0068】また,シンボルDicon203は,それ
自体でDiconであることが明確であるので,装飾不
要である。ただし,装飾を施しても良いのは勿論であ
る。
【0069】選択情報の具体例 選択情報は,媒体用紙201上に記載されたDicon
の中から特定のDiconを選択するための情報であ
る。本発明では,前述したようにマーカー(選択情報付
与手段)50で加筆(マーキング)されたマーク51を
選択情報として用いる。ただし,加筆(マーキング)
は,スキャナー(読取手段)60で光学的に読み取れる
ものであればどのような用具を使っても良く,一般的に
は,サインペン等でも良い。
【0070】このとき,マーカー50の色をあらかじめ
特定し,スキャナー60としてカラースキャナーを使用
すると高い認識率が得られる。
【0071】図5は,マーカー(選択情報付与手段)5
0によるマーク(選択情報)51の加筆(マーキング)
の例を示す。
【0072】連結情報の構成 連結情報は,前述したようにコードエリア206に2次
元バーコードとして記載されており,Diconとファ
イル・サーバー(ファイル手段)20の関連情報ファイ
ルとを連結させるための情報である。
【0073】また,連結情報は,例えば,媒体用紙20
1上におけるそれぞれのDiconの記載位置情報と,
該記載位置情報と関連情報ファイルとを対応させるため
のアドレス情報とから構成されているか,または,媒体
用紙201上におけるそれぞれのDiconの記載位置
情報と,該記載位置情報の位置に記載された記載情報を
認識するための記載認識情報とから構成されている。
【0074】ここで,図6を参照して,連結情報の一部
である記載位置情報について説明する。記載位置情報は
媒体用紙上におけるそれぞれのDiconの位置を特定
するための情報であり,例えば,図示の如く,媒体用紙
201の座標と対応させたマップを用いて,マップ上に
おけるDiconの位置および範囲と,各Diconが
マップに出現する順番で番号を付したDicon番号と
からなる情報で構成することができる。
【0075】図7は,この記載位置情報とアドレス情報
とで連結情報(連結情報テーブル)を構成した例を示
す。該連結情報テーブルから明らかなように,記載位置
情報が特定されると,対応する関連情報ファイルのアド
レスが特定される。すなわち,図5で示したように選択
情報でDiconを選択すると,該選択情報の座標位置
から図6のマップ上の座標位置が特定され,特定された
座標位置の記載位置情報(Dicon番号)によって,
Diconと対応する関連情報ファイルの検索が可能と
する。したがって,連結情報でDiconと関連情報フ
ァイルの連結を行うことができる。
【0076】図8(a)は,記載位置情報と記載認識情
報とで連結情報(連結情報テーブル)を構成した例を示
す。ここで,記載認識情報は,各記載位置情報の位置に
記載されたDiconを認識するための情報であり,例
えば,あらかじめ各Dicon毎にDicon IDを
付して,このDicon IDを用いることができる。
該連結情報テーブルから明らかなように,記載位置情報
が特定されると,対応する記載位置情報(Dicon
ID)が特定される。すなわち,図5で示したように選
択情報でDiconを選択すると,該選択情報の座標位
置から図6のマップ上の座標位置が特定され,特定され
た座標位置の記載位置情報(Dicon番号)によっ
て,対応するDicon IDを特定することができ
る。
【0077】この場合には,ネットワーク端末装置(検
索手段)70側に図8(b)に示すようなアドレス変換
テーブル(中間アドレステーブル)を設けておくことに
より,Dicon IDから対応する関連情報ファイル
を検索することができる。換言すれば,連結情報でDi
conと関連情報ファイルの連結を行うことができる。
【0078】上記図7および図8の連結情報テーブルか
ら明らかなように,図7の連結情報(連結情報テーブ
ル)は,記載位置情報(換言すれば,Dicon)とア
ドレス情報(換言すれば,関連情報ファイル)が1対1
でリンクされており,連結情報テーブル自体がアドレス
変換テーブルの役割を果しているので,媒体用紙201
上にDiconを作成してから関連情報ファイルを作成
する場合に適している。ただし,この場合には,媒体用
紙201を作成後に,関連情報ファイルのアドレスを変
更することが困難であるので,小規模システムに採用す
ることが望ましい。
【0079】一方,図8の連結情報(連結情報テーブ
ル)は,記載位置情報(換言すれば,Dicon)と記
載認識情報(Dicon ID)が1対1でリンクされ
ているだけであり,記載認識情報と関連情報ファイルと
のリンクは,ネットワーク端末装置(検索手段)70側
に設けられたアドレス変換テーブルで行っているので,
例えば,記載認識情報をシステム全体で普遍(共通)の
情報として定義した場合には,ネットワーク端末装置
(検索手段)70側に1つのアドレス変換テーブルを設
定するだけで,Diconと関連情報ファイルとを連結
することが可能である。したがって,システムの拡張性
および管理性が高く,大規模システムの構築に適してい
る。
【0080】また,例えば,記載位置情報を各媒体用紙
201毎の固有の情報として定義した場合には,ネット
ワーク端末装置(検索手段)70側に各媒体用紙201
毎のアドレス変換テーブルを設定することで,Dico
nと関連情報ファイルとを連結することができる。
【0081】さらに必要に応じて,図6に示すように,
媒体用紙201上にDicon設定可能領域を指定する
ことにより,コードエリア206内の連結情報のデータ
量を少なくすることができる。特に,媒体用紙201上
におけるDiconの配置に片寄りがある場合には有効
である。
【0082】なお,前述した連結情報(図7および図
8)では,最終的にDiconと関連情報ファイルが1
対1(1:1)で対応する場合を示したが,特にこれに
限定するものではなく,例えば,Diconと関連情報
ファイルとの対応関係は,1対多数(1:n)や,多数
対1(n:1)が存在するのは勿論である。
【0083】文書情報管理システムの具体的な動作 以上の構成において,−1 ハイパーテキスト/媒体
用紙の作成・登録処理,−2 媒体用紙の出力処理,
−3 関連情報の検索・出力処理の順でその動作を具
体的に説明する。ただし,本発明では,連結情報テーブ
ルとして図7に示した連結情報テーブル(アドレス変換
テーブル)を使用した場合を例とする。
【0084】−1 ハイパーテキスト/媒体用紙の作
成・登録処理 図9は,本発明のハイパーテキスト/媒体用紙の作成・
登録処理の概略フローチャートを示す。先ず,ネットワ
ーク端末装置(ハイパーテキスト作成手段)10を用い
て,文書をHTML等のハイパーテキスト記述言語で記
述し,ハイパーテキストとして作成する(S901)。
次に,ネットワーク端末装置10上で作成したハイパー
テキストをハイパーテキストとして登録するか,または
媒体用紙201として登録するかを選択する(S90
2)。
【0085】ステップS902において,ハイパーテキ
ストとしての登録が選択されると,ネットワーク端末装
置10は,作成したハイパーテキストをネットワークN
etを介してファイル・サーバー20へ転送する(S9
03)。ファイル・サーバー20は,ハイパーテキスト
を受信すると,当該ハイパーテキストを記憶部21(フ
ァイル・サーバー20のハードディスク)に格納・記憶
して,その格納アドレスをネットワーク端末装置10へ
送信し,登録を完了する(S904)。
【0086】一方,ステップS902において,媒体用
紙201としての登録が選択されると,ネットワーク端
末装置10は,媒体用紙情報作成手段としての機能を実
行させて,作成したハイパーテキストから媒体用紙情報
を作成し(S905),作成した媒体用紙情報(媒体用
紙201の出力イメージと同一の画像情報)をファイル
・サーバー20へ転送する(S906)。具体的には,
先ず,HTMLソースコード展開ソフトウェアを用い
て,ステップS901で作成したハイパーテキストのH
TMLソースコードを展開して,画像抽出情報である文
章部を生成し,次に,2次元バーコード・コーディング
ソフトウェアを用いて,ハイパーテキストのHTMLソ
ースコードのうちのボタン・スイッチ・アイコン等のリ
ンク構造を有する情報から記載情報および連結情報を作
成して,該記載情報および連結情報を2次元バーコード
にコーディングしてコードエリア206を生成し,さら
に文章部とコードエリア206とを合成して媒体用紙情
報を作成する。なお,媒体用紙情報の作成の際に,媒体
用紙番号が自動的に採番され,コードエリア206内に
媒体用紙番号が記録される。
【0087】ファイル・サーバー20は,媒体用紙情報
を受信すると,当該媒体用紙情報を記憶部21(ファイ
ル・サーバー20のハードディスク)に格納・記憶し
て,その格納アドレスをネットワーク端末装置10へ送
信し,登録を完了する(S907)。
【0088】このように本発明では,作成したハイパー
テキストを,そのままファイル・サーバー20へ登録す
ることも可能であり,媒体用紙情報(媒体用紙201の
出力イメージと同一の画像情報)として登録することも
可能であるので,必要に応じて,登録する形式を選択で
きる。したがって,例えば,プリンタやデイスプレイ等
の出力側の装置がHTMLソースコード展開ソフトウェ
アを持たない場合でも,媒体用紙情報から媒体用紙20
1を出力することができる。また,頻繁に媒体用紙20
1として出力する必要があるハイパーテキストに関して
は,あらかじめ媒体用紙情報として登録することによ
り,出力側の装置で媒体用紙情報を生成する必要がなく
なり,処理時間の短縮を図ることができる。
【0089】−2 媒体用紙の出力処理 次に,図10および図11の概略フローチャートを参照
して,ファイル・サーバー20に登録したハイパーテキ
ストまたは媒体用紙情報を表示または印刷する際の出力
処理について説明する。
【0090】図10は,ハイパーテキストの出力処理
(表示処理および印刷処理)の概略フローチャートを示
す。ハイパーテキストの出力処理を行う場合,ユーザー
がネットワーク端末装置(検索手段)70に,所望のハ
イパーテキストの格納アドレスを入力すると(S100
1),ネットワーク端末装置(検索手段)70はクライ
アント用検索ソフトウェアを実行し,ハイパーテキスト
の格納アドレスに基づいて,ハイパーテキストが格納さ
れているファイル・サーバー20を特定し,格納アドレ
スを転送する(S1002)。このように格納アドレス
を用いてファイル・サーバー20を特定することによ
り,ネットワークNet上に複数のファイル・サーバー
20が存在する場合でも,所望のファイル・サーバー2
0を確実かつ容易に特定することができる。
【0091】ファイル・サーバー(ここでは,検索手段
として機能)20は,ハイパーテキストの格納アドレス
を受信すると,サーバー用検索ソフトウェアを実行し
て,ハイパーテキストの格納アドレスに基づいて,ハイ
パーテキストを検索し,該当するハイパーテキストをネ
ットワーク端末装置70へ転送する(S1003)。
【0092】ネットワーク端末装置70は,該当するハ
イパーテキストを受信すると(S1004),ユーザー
の指定に基づいて,受信したハイパーテキストをディス
プレイ表示するか,または媒体用紙201として出力す
るかを選択する(S1005)。
【0093】ステップS1005において,ディスプレ
イ表示が選択されると,ネットワーク端末装置10は,
受信したハイパーテキストをディスプレイに表示する
(S1006)。
【0094】一方,ステップS1005において,媒体
用紙201としての出力が選択されると,ネットワーク
端末装置10は,該当するハイパーテキストをプリンタ
・サーバー(媒体用紙情報作成手段)30へ転送する
(S1007)。
【0095】プリンタ・サーバー(媒体用紙情報作成手
段)30は,ハイパーテキストを受信すると,先ず,H
TMLソースコード展開ソフトウェアを用いて,ハイパ
ーテキストのHTMLソースコードを展開して,画像抽
出情報である文章部を生成し,次に,2次元バーコード
・コーディングソフトウェアを用いて,ハイパーテキス
トのHTMLソースコードを2次元バーコードにコーデ
ィングすると共に,ハイパーテキストのHTMLソース
コードのうちのボタン・スイッチ・アイコン等のリンク
構造を有する情報から記載情報および連結情報を作成し
て,該記載情報および連結情報を2次元バーコードにコ
ーディングしてコードエリア206を生成し,さらに文
章部とコードエリア206とを合成して媒体用紙情報を
作成し(S1008),作成した媒体用紙情報をプリン
タ(媒体用紙出力手段)40へ転送する(S100
9)。
【0096】プリンタ(媒体用紙出力手段)40は,媒
体用紙情報(媒体用紙201の出力イメージと同一の画
像情報)を受信すると,記録紙に印刷して媒体用紙20
1として出力する(S1010)。
【0097】なお,上記ステップS1007〜S101
0では,ハイパーテキストをプリンタ・サーバー30へ
転送し,プリンタ・サーバー30側で媒体用紙情報の作
成を行う例を示したが,例えば,ネットワーク端末装置
70側で媒体用紙情報を作成した後,媒体用紙情報を直
接,プリンタ40へ転送して,媒体用紙201を出力す
ることも可能である。
【0098】図11は,媒体用紙情報の出力処理(表示
処理および印刷処理)の概略フローチャートを示す。フ
ァイル・サーバー20に登録されている媒体用紙情報の
出力処理を行う場合,ユーザーがネットワーク端末装置
(検索手段)70に,所望の媒体用紙情報の格納アドレ
スを入力すると(S1101),ネットワーク端末装置
(検索手段)70はクライアント用検索ソフトウェアを
実行し,媒体用紙情報の格納アドレスに基づいて,媒体
用紙情報が格納されているファイル・サーバー20を特
定し,格納アドレスを転送する(S1102)。このよ
うに格納アドレスを用いてファイル・サーバー20を特
定することにより,ネットワークNet上に複数のファ
イル・サーバー20が存在する場合でも,所望のファイ
ル・サーバー20を確実かつ容易に特定することができ
る。
【0099】ファイル・サーバー(ここでは,検索手段
として機能)20は,媒体用紙情報の格納アドレスを受
信すると,サーバー用検索ソフトウェアを実行して,媒
体用紙情報の格納アドレスに基づいて,媒体用紙情報を
検索し,該当する媒体用紙情報をネットワーク端末装置
70へ転送する(S1103)。
【0100】ネットワーク端末装置70は,該当する媒
体用紙情報を受信すると(S1104),ユーザーの指
定に基づいて,受信した媒体用紙情報をディスプレイ表
示するか,または媒体用紙201として出力するかを選
択する(S1105)。
【0101】ステップS1105において,媒体用紙2
01としての出力が選択されると,ネットワーク端末装
置10は,該当するハイパーテキストをプリンタ40へ
転送する(S1106)。プリンタ40は,媒体用紙情
報を受信すると,記録紙に印刷して媒体用紙201とし
て出力する(S1107)。
【0102】一方,ステップS1105において,ディ
スプレイ表示が選択されると,ネットワーク端末装置1
0は,受信した媒体用紙情報からコードエリアを削除
し,ハイパーテキストとして表示する(S1108)。
【0103】−3 関連情報の検索・出力処理 次に,媒体用紙201を用いて,媒体用紙201上の記
載情報に対応した関連情報(関連情報ファイル)をファ
イル・サーバー20から検索する関連情報の検索・出力
処理について説明する。
【0104】図12は,本発明の媒体用紙201を用い
た関連情報の検索・出力処理の概略フローチャートを示
す。先ず,図5で示したように,あらかじめマーカー
(選択情報付与手段)50を用いて,媒体用紙201上
の所望の記載情報(Dicon)にマーク(選択情報)
51を付与しておく。
【0105】次に,マーク51の付与された媒体用紙2
01を,スキャナー(読取手段)60で読み取らせる
(S1201)。このとき,スキャナー60は媒体用紙
201からコードエリア206をラスター情報として読
み取ると共に,マーク51が付与された文章部を読み取
る。これによって,連結情報と選択情報が読み取られた
ことになる。
【0106】ネットワーク端末装置(検索手段)70
は,スキャナー60で読み取ったコードエリア206と
文章部の画像情報を入力すると,関連情報特定部の2次
元バーコード・デコーダーを用いて,コードエリア20
6の2次元バーコードをデコードして元のハイパーテキ
ストのHTMLソースコードおよび連結情報等を取得
し,次に,HTMLソースコード展開ソフトウェアを用
いて,デコードされたHTMLソースコードをラスター
情報に展開し,続いて,マーキング識別ソフトウェアを
用いて,展開したラスター情報と読み取った文章部のラ
スター情報との差分を抽出し,マーク(選択情報)51
の画像とノイズ画像(2つのラスター情報のわずかなず
れ)を求め,さらにフィルタリングを行ってノイズ画像
を除去して,マーク(選択情報)51を識別する。続い
て,マーク51の座標値から記載位置情報(図7参照)
を特定して,対応するアドレス情報から関連情報ファイ
ルのアドレスを特定する(S1202)。
【0107】次に,クライアント用検索用ソフトウェア
を用いて,関連情報ファイルのアドレスに基づいて,フ
ァイル・サーバー20を特定する(S1203)。
【0108】続いて,セキュリティ管理が設定されてい
るか否かを判断し(S1204),セキュリティ管理を
行わない場合には,ステップS1207へ進み,セキュ
リティ管理を行う場合には,ステップS1205へ進
む。
【0109】ステップS1205では,クライアント用
検索用ソフトウェアがユーザーに『ユーザーID,パス
ワード』の入力を要求し,ネットワーク端末装置10を
介してユーザーID,パスワードが入力されると,入力
された『ユーザーID,パスワード』とあらかじめコー
ドエリア206に記載しておいた所有者情報とをファイ
ル・サーバー20へ転送する。続いて,ステップS12
06で,ファイル・サーバー20のサーバー用検索ソフ
トウェアが,受信した『ユーザーID,パスワード』と
所有者情報とからユーザーIDおよびパスワードの照合
を行う。ここで照合が一致すれば,ネットワーク端末装
置70のクライアント用検索ソフトウェアへアクセスの
許可が通知される。なお,ここでは,ユーザーIDをネ
ットワーク端末装置10を介して入力する例を示すが,
ユーザーがあらかじめ媒体用紙201上にボールペン等
を用いてユーザーID,パスワードを記入し,これをO
CR機能を用いて読み取る構成でも良い。
【0110】ステップS1207で,クライアント用検
索ソフトウェアは,関連情報ファイルのアドレスをファ
イル・サーバー20へ転送する。
【0111】ファイル・サーバー20は,関連情報ファ
イルのアドレスを受信すると,該当する関連情報ファイ
ルを検索し(S1208),検索した関連情報ファイル
をプリンタ(出力手段)80へ転送する(S120
9)。ただし,ここで関連情報ファイル自体も,ハイパ
ーテキストである場合には,関連情報ファイルを媒体用
紙201として出力する必要があるため,一旦,プリン
タ・サーバー(媒体用紙情報作成手段)30を経由させ
て,媒体用紙情報を作成した後(S1210),媒体用
紙情報をプリンタ(出力手段)80またはプリンタ(媒
体用紙出力手段)40へ転送する。
【0112】プリンタ80または40は,受信した関連
情報ファイル(媒体用紙情報を含む)を関連情報ファイ
ル81として記録紙へ出力する(S1210)。
【0113】前述したように本発明の文書情報管理シス
テムによれば,ハイパーテキストから媒体用紙201を
作成し,媒体用紙201上の連結情報を介して,コンピ
ューター等のデジタルの世界の文書であるハイパーテキ
ストから,紙の文書である媒体用紙201との間に情報
の連続性・関連性を構築したため,紙の文書をデジタル
の世界の文書情報管理システム内に組み込むと共に,紙
の文書を媒体としてデジタルの世界に直接アクセス可能
とし,さらに紙の文書を用いたハイパーテキスト(紙ハ
イパーテキスト)を実現することができる。
【0114】〔実施の形態1〕実施の形態1の翻訳支援
用文書情報管理システムは,本発明の概要で説明した文
書情報管理システムを翻訳支援用のシステムとして適用
することにより,さらに利便性・作業性の高いシステム
を構築したものである。なお,基本的な構成および動作
は,本発明の概要で示した文書情報管理システムと同様
であるため,ここでは,特徴的な部分についてのみ詳細
に説明する。
【0115】実施の形態1の翻訳支援用文書情報管理シ
ステムでは,ネットワーク端末装置(ハイパーテキスト
作成手段)10で作成したハイパーテキストの文書が,
日本語(第1の国の言語)で作成されており,かつ,そ
の文書中の単語の少なくとも一つがハイパーテキストの
ボタンとして設定されている。
【0116】また,ファイル・サーバー(ファイル手
段)20には,日本語(第1の国の言語)を英語(第2
の国の言語)に翻訳するための辞書データベースが格納
されており,かつ,この辞書データベース中に関連情報
ファイルとしてハイパーテキスト上でボタンとして設定
された単語に対応した翻訳情報が格納されている。
【0117】以上の構成において,マーカー(選択情報
付与手段)50で,媒体用紙上に印刷された記載情報
(Dicon)である単語の中から所望の単語にマーク
51を付与して,スキャナー(読取手段)60で読み取
らせ,ネットワーク端末装置(検索手段)70およびフ
ァイル・サーバー(検索手段)20で辞書データベース
から該当する翻訳情報を検索し,プリンタ(出力手段)
40を介して翻訳情報を出力するものである。
【0118】このとき,プリンタ40は,マーク51が
付与された記載情報(Dicon)と,該記載情報に対
応する翻訳情報とを一緒に印刷する。
【0119】ここで,図13〜図15を参照して,その
動作を具体的に説明する。図13はハイパーテキストの
作成画面例を示し,図14は実施の形態1の媒体用紙3
01の出力例を示し,図15は媒体用紙301を用いて
翻訳情報(関連情報ファイル)を取り出した例を示す説
明図である。
【0120】先ず,ネットワーク端末装置(ハイパーテ
キスト作成手段)10によって,図13に示すように日
本語(第1の国の言語)の文書1301をハイパーテキ
ストとして作成する。なお,この文書1301中の特定
の単語をハイパーテキストのボタン1302として設定
する。ここでは,『電子ボタン』,『インパー』,『ス
キャナー』,『関連情報』,『端末機』,『プリント』
等の単語がボタン1302として設定されている。この
ボタン1302の部分は,文書1301中の他の文章と
異なるように背景が反転表示されている。
【0121】ハイパーテキストにおいてボタン1302
を設定する際に,ボタン1302によって参照(起動)
される相手先のファイル(関連情報ファイルに相当す
る)を指定し,これをボタン1302にリンク(連結)
するが,実施の形態1では,相手先のファイルとして,
ファイル・サーバー(ファイル手段)20中の辞書デー
タベースに格納されている翻訳情報の中から選択した単
語を,説明または翻訳するのに最適な翻訳情報を指定す
るものとする。
【0122】このようにボタン1302として設定され
た単語を,ハイパーテキスト上でクリックすると,リン
ク(連結)された翻訳情報が,ネットワーク端末装置1
0のディスプレイ画面上に表示される。以下,同様に操
作を行い,特定の単語をボンタ1302として設定す
る。なお,単語の他にハイパーテキスト上の文章,シン
ボル,グラフィック等をボタン1302として指定可能
であることは勿論である。
【0123】ところで,詳細な説明は省略するが,例え
ば,ボタン1302として設定したい単語に対応した適
切な翻訳情報が,ファイル・サーバー(ファイル手段)
20中の辞書データベースに格納されていない場合に
は,ネットワーク端末装置10のアプリケーションを切
り替えて,翻訳情報作成モードで,ボタン1302とし
て設定したい単語に対応した適切な翻訳情報をあらたに
作成して登録することができる。すなわち,ボタン13
02として設定したい単語の翻訳や説明文章をあらたに
作成し,作成した文章に文書番号を付けて翻訳情報とし
てファイル・サーバー(ファイル手段)20の辞書デー
タベースに格納すれば良い。
【0124】このようにして作成したハイパーテキスト
は,自動的に媒体用紙番号が採番されて,図9のハイパ
ーテキスト/媒体用紙の作成・登録処理の概略フローチ
ャートで示したように,ハイパーテキストまたは媒体用
紙情報としてファイル・サーバー20に登録される。な
お,媒体用紙情報を作成する際に,ボタン1302から
記載情報(Dicon)および連結情報が作成される。
また,図13の例では,媒体用紙番号(Inper N
o)として『9501235』が採番されている。
【0125】このようにして作成・登録した媒体用紙情
報を,図11で示した媒体用紙情報の出力処理(表示処
理および印刷処理)を実行して記録紙に出力すると,図
14(a)に示す媒体用紙301を得ることができる。
なお,ここでは説明を簡単にするために,実施の形態1
の翻訳支援用文書情報管理システムに必要な項目・情報
のみを示すが,基本的には図2で示した媒体用紙201
と同様の項目・情報を有するものとする。
【0126】媒体用紙301には,図示の如く,媒体用
紙番号(Inper No)207と,ユーザーIDの
記入欄302と,ボタン1302として設定された単語
から作成した記載情報(Dicon)202と,連結情
報および媒体用紙番号を2次元バーコード化したコード
エリア206とが記録されている。
【0127】このようにして出力された媒体用紙301
は,必要に応じて配布される。配布先のユーザーは媒体
用紙301を受け取ると,媒体用紙301の文書に目を
通し,その情報を得ることになるが,その際に,記載情
報化された単語(すなわち,記載情報)の英語表現を知
りたい場合には,図14(b)に示すように,媒体用紙
301上の翻訳したい記載情報(単語)に,マーク51
を付与し,同時にユーザーIDの記入欄302に自分の
ユーザーID303を記入する。
【0128】マーク51を付与した媒体用紙301を,
図12の関連情報の検索・出力処理で示したように,ス
キャナー(読取手段)60で読み取らせると,ネットワ
ーク端末装置(検索手段)70およびファイル・サーバ
ー(検索手段)20が辞書データベースから該当する翻
訳情報を検索し,プリンタ(出力手段)40を介して翻
訳情報を出力する。この際,ネットワーク端末装置70
またはファイル・サーバー20の何れかで,検索した全
ての翻訳情報に基づいて翻訳情報の一覧文書を作成し,
翻訳情報を一覧文書として出力するものとする。
【0129】図15は,媒体用紙301を用いて翻訳情
報(関連情報ファイル)を取り出した例を示し,ここで
は,図14(b)においてマーク51が付与された記載
情報(Dicon)に対応する単語1502aと,該単
語1502aに対応する翻訳情報1502bとを一緒に
して,かつ,翻訳情報を一覧文書1502として出力し
ている。また,このとき,ユーザーID303の情報に
基づいて,ファイル・サーバー20にあらかじめ登録さ
れているユーザーの氏名を取り出して宛て名1503と
して出力する。さらに,第2行目には,検索の元となっ
た媒体用紙301の媒体番号207と同一の媒体用紙番
号が検索元媒体番号1304として出力されている。
【0130】前述したように実施の形態1の翻訳支援用
文書情報管理システムによれば,日本語(第1の国の言
語)で書かれた文書(媒体用紙301の文書)の中の翻
訳したい単語にマーク51を付与して読み取らせるだけ
で,あらかじめ文書作成者が決めた最適な翻訳情報を簡
単かつ確実に得ることができる利点がある。一般的に特
定の言語でかかれた文書を翻訳する場合,辞書で調べて
文中に記入したり,OCR(文字認識装置)で文書を読
み取らせて,コンピュータに保管されている辞書から翻
訳語を見つけて文章を作成して出力することが行われて
いる。
【0131】ところが,従来の方法では,辞書を引くの
に手間がかかるという不具合や,OCRが高価でかつ信
頼性が必ずしも十分でいないという不具合がある。ま
た,辞書で調べる場合には電子辞書を用いる方法もある
が,いちいち単語を入力しなければならず,入力ミスや
手間がかかる等の不具合がある。さらにある程度の語学
力のある人は,むしろ単語の翻訳だけで十分というニー
ズもある。
【0132】実施の形態1の翻訳支援用文書情報管理シ
ステムでは,キーボードで誤って入力することもない
し,手間もかからず,時間的にも短時間で済むという効
果を奏する。
【0133】なお,実施の形態1では,第1の国の言語
として日本語を用い,第2の国の言語として英語に翻訳
する例を示したが,特にこれに限定するものではないの
は勿論である。
【0134】また,図15に示したように翻訳情報を一
覧文書1502として出力することに代えて,図16に
示すように,検索した翻訳情報をそれぞれ媒体用紙30
1上の対応する記載情報(マーク51で選択された記載
情報)の近傍に合成して出力しても良い。
【0135】この場合,ネットワーク端末装置(検索手
段)70およびファイル・サーバー(検索手段)20
で,ファイル・サーバー(ファイル手段)20から該当
する媒体用紙情報を入力して,検索した関連情報ファイ
ルである翻訳情報を,媒体用紙情報中のマーク51で選
択された記載情報の近傍に合成し,プリンタ40が,前
述した合成された媒体用紙情報および翻訳情報を記録紙
に印刷する。
【0136】図16に示すように,本文には元の媒体用
紙301の文章が印刷されており,さらに選択された単
語(選択された元の記載情報)1601部分だけが他の
部分と異なる装飾で印刷されている。ここでは,背景を
網点にしているが,その他いろいろな方法が考えられ
る。ただし,単語1601は,最早,記載情報(Dic
on)ではない。
【0137】また,この単語1601に対応する翻訳情
報1602が,近傍に印刷されている。具体的には,選
択された単語1601のすぐ次の行に翻訳情報1602
が印刷されている。このとき,選択された単語1601
を示す単語1603も同時に印刷する。これによって,
一行に複数の単語1601が存在する場合でも,どの単
語1601(単語1603)に対応する翻訳情報160
2であるか容易に判別できる。
【0138】〔実施の形態2〕実施の形態2の特許情報
管理用文書情報管理システムは,本発明の概要で説明し
た文書情報管理システムを特許情報管理用のシステムと
して適用することにより,さらに利便性・作業性の高い
システムを構築したものである。なお,基本的な構成お
よび動作は,本発明の概要で示した文書情報管理システ
ムと同様であるため,ここでは,特徴的な部分について
のみ詳細に説明する。
【0139】実施の形態2の特許情報管理用文書情報管
理システムでは,ネットワーク端末装置(ハイパーテキ
スト作成手段)10で作成したハイパーテキストの文書
が,特許出願に関する種々の情報を管理するための管理
情報からなり,かつ,その管理情報の少なくとも一部が
ハイパーテキストのボタンとして設定されている。
【0140】また,ファイル・サーバー(ファイル手
段)20は,特許出願に関する種々の情報を記憶した特
許情報データベースで構成され,かつ,関連情報ファイ
ルがボタンとして設定された管理情報に対応した特許出
願に関する情報として格納されている。
【0141】以上の構成において,マーカー(選択情報
付与手段)50で,媒体用紙上に印刷された記載情報
(Dicon)である単語の中から所望の単語にマーク
51を付与して,スキャナー(読取手段)60で読み取
らせ,ネットワーク端末装置(検索手段)70およびフ
ァイル・サーバー(検索手段)20で特許情報データベ
ースから該当する特許出願に関する情報を検索し,プリ
ンタ(出力手段)40を介して特許出願に関する情報を
出力するものである。
【0142】このとき,プリンタ40は,マーク51が
付与された管理情報と,該管理情報に対応する特許出願
に関する情報とを一緒に印刷する。
【0143】また,特許出願に関する情報とは,明細
書,図面,審査請求経過,先行資料調査結果,評価結
果,対応外国出願情報を含むものであり,管理情報と
は,例えば,発明者別出願リスト,組織別出願リスト,
または出願別抄録である。
【0144】ここで,図17および図18を参照して,
その動作を具体的に説明する。図17は実施の形態2の
媒体用紙の出力例を示し,図18は実施の形態2の媒体
用紙の他の出力例を示す説明図である。なお,ネットワ
ーク端末装置(ハイパーテキスト作成手段)10を用い
て特許情報管理用のハイパーテキストを作成する方法
は,基本的に実施の形態1と同様であるため説明を省略
する。
【0145】図17は,実施の形態2の媒体用紙401
の出力例を示す。ここでは説明を簡単にするために,実
施の形態2の特許情報管理用文書情報システムに必要な
項目・情報のみを示すが,基本的には図2で示した媒体
用紙201と同様の項目・情報を有するものとする。
【0146】媒体用紙401には,図示の如く,媒体用
紙番号(Inper No)207と,発明者名402
と,出願番号(記載情報202)403と,連結情報お
よび媒体用紙番号を2次元バーコード化したコードエリ
ア206とが記録されている。ここでは,媒体用紙40
1として発明者別特許出願リストを用いた例を示し,さ
らに発明者A氏の昭和62年から65年までの特許出願
の一覧表である。
【0147】また,媒体用紙401上には,発明者名,
期間,出願番号,出願日,公報番号が印刷されており,
発明者名402および出願番号403が記載情報化され
ている。
【0148】このようにして出力された媒体用紙401
上では,個々の出願の内容を知ることはできない。一般
に,内容を知るには特許検索システム等の操作を行って
初めて知ることができるが非常に面倒であり,時間もか
かる。そこで,実施の形態2の特許情報管理用文書情報
管理システムでは,媒体用紙401上の出願番号403
(記載情報)にマーク51を付与して,マーク51を付
与した媒体用紙401を,図12の関連情報の検索・出
力処理で示したように,スキャナー(読取手段)60で
読み取らせると,ネットワーク端末装置(検索手段)7
0およびファイル・サーバー(検索手段)20が特許情
報データベースから該当する特許出願に関する情報を検
索し,プリンタ(出力手段)40を介して特許出願に関
する情報を出力するものである。なお,図示を省略する
が,ここでは,特許出願に関する情報として出願番号4
03に対応した内容の抄録文が出力されるものとする。
また,この際に,マーク51が付与された出願番号(管
理情報)と,該出願番号に対応する特許出願に関する情
報とを一緒に印刷する。
【0149】図18は,実施の形態2の媒体用紙501
の他の出力例を示す。この媒体用紙501には,媒体用
紙番号(Inper No)207と,公報番号(管理
情報)502と,該公報番号502に対応する抄録50
3と,連結情報および媒体用紙番号を2次元バーコード
化したコードエリア206とが記録されている。ここで
は,媒体用紙501として出願抄録リストを用いた例を
示している。
【0150】また,媒体用紙501上では,公報番号
(管理情報)502が記載情報化されている。この公報
番号(管理情報)502には,例えば,特許公報全文を
特許出願に関する情報(関連情報ファイル)として連結
させておくこともできる。または内容を端的に示す図面
でも良い。換言すれば,特許出願に関する情報(関連情
報ファイル)として,媒体用紙501の作成者が,公報
の文書の意図にふさわしい内容を連結すれば良い。
【0151】実施の形態2の特許情報管理用文書情報管
理システムでは,媒体用紙501上の公報番号(管理情
報)502にマーク51を付与して,マーク51を付与
した媒体用紙501を,図12の関連情報の検索・出力
処理で示したように,スキャナー(読取手段)60で読
み取らせると,ネットワーク端末装置(検索手段)70
およびファイル・サーバー(検索手段)20が特許情報
データベースから該当する特許出願に関する情報を検索
し,プリンタ(出力手段)40を介して特許出願に関す
る情報を出力する。なお,図示を省略するが,ここで
は,特許出願に関する情報として公報番号502に対応
した特許公報全文が出力されるものとする。また,この
際に,マーク51が付与された公報番号(管理情報)
と,該公報番号に対応する特許公報全文(特許出願に関
する情報)とを一緒に印刷する。
【0152】また,図示を省略するが,例えば,媒体用
紙501(すなわち,出願抄録リスト)の抄録503の
後に,特許出願に関する情報を合成して印刷しても良
い。ただし,この場合に,特許出願に関する情報として
特許公報全文を出力すると,全体の頁数が複数枚になる
ことが予想されるため,管理情報の近傍に特許出願に関
する情報を出力する意味がなく,却って分かりづらくな
る。したがって,このように合成して出力するのは,例
えば,特許出願に関する情報として図面等を用いた場合
に適している。
【0153】前述したように実施の形態2の特許情報管
理用文書情報システムによれば,媒体用紙上の管理情報
(出願番号403または公報番号502)の中から特許
出願に関する情報を欲しい管理情報にマーク51を付与
して読み取らせるだけで,関連する特許出願に関する情
報を簡単かつ確実に得ることができる利点がある。
【0154】〔実施の形態3〕実施の形態3の教育支援
用文書情報管理システムは,本発明の概要で説明した文
書情報管理システムを教育支援用のシステムとして適用
することにより,さらに利便性・作業性の高いシステム
を構築したものである。なお,基本的な構成および動作
は,本発明の概要で示した文書情報管理システムと同様
であるため,ここでは,特徴的な部分についてのみ詳細
に説明する。
【0155】実施の形態3の教育支援用文書情報管理シ
ステムでは,ネットワーク端末装置(ハイパーテキスト
作成手段)10で作成したハイパーテキストの文書が,
教育・講演・講義の概説であり,かつ,その概説中の各
項目全体または単語がハイパーテキストのボタンとして
設定されている。
【0156】また,ファイル・サーバー(ファイル手
段)は,概説中の項目または単語に対応させた詳細情報
を関連情報ファイルとして記憶している。
【0157】以上の構成において,マーカー(選択情報
付与手段)50で,媒体用紙上に印刷された記載情報
(Dicon)である項目または単語の中から所望の項
目または単語にマーク51を付与して,スキャナー(読
取手段)60で読み取らせ,ネットワーク端末装置(検
索手段)70およびファイル・サーバー(検索手段)2
0で該当する詳細情報を検索し,プリンタ(出力手段)
40を介して詳細情報を出力するものである。
【0158】このとき,プリンタ40は,マーク51が
付与された項目または単語と,該項目または単語に対応
する詳細情報とを一緒に印刷する。
【0159】ここで,図19を参照して,その動作を具
体的に説明する。図19は実施の形態3の媒体用紙の出
力例を示す説明図である。なお,ネットワーク端末装置
(ハイパーテキスト作成手段)10を用いて教育支援用
のハイパーテキストを作成する方法は,基本的に実施の
形態1と同様であるため説明を省略する。
【0160】図19は,実施の形態3の媒体用紙601
の出力例を示す。ここでは説明を簡単にするために,実
施の形態3の教育支援用文書情報システムに必要な項目
・情報のみを示すが,基本的には図2で示した媒体用紙
201と同様の項目・情報を有するものとする。
【0161】実施の形態3の教育支援用文書情報管理シ
ステムは,教育や,講義,セミナー等で配布されるテキ
ストや資料をまとめてレジュメ(概説:媒体用紙601
の文書)を作成し,レジュメの中の項目を記載情報化し
たものである。
【0162】媒体用紙601には,図示の如く,媒体用
紙番号(Inper No)207と,項目602と,
連結情報および媒体用紙番号を2次元バーコード化した
コードエリア206とが記録されている。
【0163】このようにして出力された媒体用紙601
上の項目602(記載情報)にマーク51を付与して,
マーク51を付与した媒体用紙601を,図12の関連
情報の検索・出力処理で示したように,スキャナー(読
取手段)60で読み取らせると,ネットワーク端末装置
(検索手段)70およびファイル・サーバー(検索手
段)20が該当する詳細情報を検索し,プリンタ(出力
手段)40を介して詳細情報を出力するものである。ま
た,この際に,マーク51が付与された項目602と,
該項目602に対応する詳細情報とを一緒に印刷する。
【0164】通常,レジュメには項目(キーワード)の
みを記載し,詳細は記載されておらず,セミナー等での
説明時に詳細な内容が説明される。しかし,セミナーに
出席できなかった人,出席しても内容理解が十分できな
かった人,さらに,後で内容の確認を行いたい人は,配
布されたレジュメだけでは不十分である。このような場
合に,実施の形態3によれば,レジュメが媒体用紙60
1となっているので,項目602の中から詳しく知りた
い項目602を選択し,マーク51を付与するだけで簡
単に詳細情報を取り出すことができる。
【0165】また,図示を省略するが,この場合にも,
媒体用紙601と詳細情報とを合成して出力しても良
い。
【0166】〔実施の形態4〕実施の形態4の教育支援
用文書情報管理システムは,本発明の概要で説明した文
書情報管理システムを教育支援用のシステムとして適用
することにより,さらに利便性・作業性の高いシステム
を構築したものである。なお,基本的な構成および動作
は,本発明の概要で示した文書情報管理システムと同様
であるため,ここでは,特徴的な部分についてのみ詳細
に説明する。
【0167】実施の形態4の教育支援用文書情報管理シ
ステムでは,ネットワーク端末装置(ハイパーテキスト
作成手段)10で作成したハイパーテキストの文書が,
記述式・択一式・和訳・英訳の設問が記載された試験問
題用文書であり,かつ,その試験問題用文書中の設問欄
がハイパーテキストのボタンとして設定されている。
【0168】また,ファイル・サーバー(ファイル手
段)は,設問欄に対応させて試験問題用文書の解答を関
連情報ファイルとして記憶している。
【0169】以上の構成において,マーカー(選択情報
付与手段)50で,媒体用紙上に印刷された記載情報
(Dicon)である試験問題用文書中の設問欄から所
望の設問欄にマーク51を付与して,スキャナー(読取
手段)60で読み取らせ,ネットワーク端末装置(検索
手段)70およびファイル・サーバー(検索手段)20
で該当する解答を検索し,プリンタ(出力手段)40を
介して解答を出力するものである。
【0170】このとき,プリンタ40は,マーク51が
付与された設問欄と,該設問欄に対応する解答とを一緒
に印刷する。
【0171】ここで,図20を参照して,その動作を具
体的に説明する。図20は実施の形態4の媒体用紙の出
力例を示す説明図である。なお,ネットワーク端末装置
(ハイパーテキスト作成手段)10を用いて教育支援用
のハイパーテキストを作成する方法は,基本的に実施の
形態1と同様であるため説明を省略する。
【0172】図20は,実施の形態4の媒体用紙701
の出力例を示す。ここでは説明を簡単にするために,実
施の形態4の教育支援用文書情報システムに必要な項目
・情報のみを示すが,基本的には図2で示した媒体用紙
201と同様の項目・情報を有するものとする。
【0173】実施の形態4の教育支援用文書情報管理シ
ステムは,学校での期末試験の英語の問題を試験問題用
文書(媒体用紙701の文書)として作成し,試験問題
用文書中の設問欄を記載情報化したものである。
【0174】媒体用紙701には,図示の如く,媒体用
紙番号(Inper No)207と,設問欄702
と,連結情報および媒体用紙番号を2次元バーコード化
したコードエリア206とが記録されている。
【0175】このようにして出力された媒体用紙701
を用いて,英語の期末試験を行った後,試験終了後に,
この問題用紙である媒体用紙701を持っている生徒
が,自分の解答が正解しているかどうかを直ぐに知りた
いとき,記載情報となっている設問欄702にマーク5
1を付与して,マーク51を付与した媒体用紙701
を,図12の関連情報の検索・出力処理で示したよう
に,スキャナー(読取手段)60で読み取らせると,ネ
ットワーク端末装置(検索手段)70およびファイル・
サーバー(検索手段)20が該当する解答を検索し,プ
リンタ(出力手段)40を介して解答を出力するもので
ある。また,この際に,マーク51が付与された設問欄
702と,該設問欄702に対応する解答とを一緒に印
刷する。
【0176】また,図示を省略するが,この場合にも,
媒体用紙701と解答とを合成して出力しても良い。さ
らに,媒体用紙701上のタイトル『**期末試験問
題』を記載情報として,この記載情報にマーク51が付
与された場合に,全ての解答を出力するようにしても良
い。
【0177】なお,前述した実施の形態1〜実施の形態
4では,媒体用紙(301,401,501,601ま
たは701)を用いて検索・出力した関連情報ファイル
(翻訳情報,特許出願に関する情報,詳細情報または解
答)は,記録紙に印刷された通常の文書として説明した
が,関連情報ファイルを出力した記録紙の文書自体を媒
体用紙として出力し,この媒体用紙から関連情報ファイ
ルを検索できるように構成することも容易である。
【0178】さらに,前述した実施の形態1〜実施の形
態4を同一の文書情報管理システムで実現することも可
能であり,さらに利便性の向上を図ることができる。
【0179】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の翻訳支援
用文書情報管理システム(請求項1〜4)は,ハイパー
テキスト作成手段で作成したハイパーテキストの文書
が,第1の国の言語で作成されており,かつ,その文書
中の単語の少なくとも一つがハイパーテキストのボタン
として設定されており,ファイル手段が,第1の国の言
語を第2の国の言語に翻訳するための辞書データベース
で構成され,かつ,関連情報ファイルがボタンとして設
定された単語に対応した翻訳情報であり,選択情報付与
手段で,媒体用紙上に印刷された記載情報である単語の
中から所望の単語に選択情報を付与して,読取手段で読
み取らせ,検索手段で辞書データベースから該当する翻
訳情報を検索し,出力手段を介して翻訳情報を出力する
ため,コンピューター等のデジタルの世界と紙の文書と
の間に情報の連続性・関連性を構築することにより,紙
の文書をデジタルの世界の文書情報管理システム内に組
み込むと共に,紙の文書を媒体としてデジタルの世界に
直接アクセス可能とし,紙の文書を用いたハイパーテキ
スト(紙ハイパーテキスト)を実現することに加えて,
さらに,この文書情報管理システムを特定の用途に適用
した利便性・作業性の高いシステムを提供することがで
きる。具体的には,あらかじめ文書作成者が決めた最適
な翻訳情報を簡単かつ確実に得ることができる。また,
翻訳情報を得る際に,手間もかからず,時間的にも短時
間で済むという効果を奏する。
【0180】また,本発明の特許情報管理用文書情報管
理システム(請求項5〜10)は,ハイパーテキスト作
成手段で作成したハイパーテキストの文書が,特許出願
に関する種々の情報を管理するための管理情報からな
り,かつ,その管理情報の少なくとも一部がハイパーテ
キストのボタンとして設定されており,ファイル手段
が,特許出願に関する種々の情報を記憶した特許情報デ
ータベースで構成され,かつ,関連情報ファイルがボタ
ンとして設定された管理情報に対応した特許出願に関す
る情報であり,選択情報付与手段で,媒体用紙上に印刷
された記載情報である管理情報の中から所望の管理情報
に選択情報を付与して,読取手段で読み取らせ,検索手
段で特許情報データベースから該当する特許出願に関す
る情報を検索し,出力手段を介して特許出願に関する情
報を出力するため,コンピューター等のデジタルの世界
と紙の文書との間に情報の連続性・関連性を構築するこ
とにより,紙の文書をデジタルの世界の文書情報管理シ
ステム内に組み込むと共に,紙の文書を媒体としてデジ
タルの世界に直接アクセス可能とし,紙の文書を用いた
ハイパーテキスト(紙ハイパーテキスト)を実現するこ
とに加えて,さらに,この文書情報管理システムを特定
の用途に適用した利便性・作業性の高いシステムを提供
することができる。具体的には,関連する特許出願に関
する情報を簡単かつ確実に得ることができる。また,特
許出願に関する情報を得る際に,手間もかからず,時間
的にも短時間で済むという効果を奏する。
【0181】また,本発明の教育支援用文書情報管理シ
ステム(請求項11〜14)は,ハイパーテキスト作成
手段で作成したハイパーテキストの文書が,教育・講演
・講義の概説であり,かつ,その概説中の各項目全体ま
たは単語がハイパーテキストのボタンとして設定されて
おり,ファイル手段が,概説中の項目または単語に対応
させた詳細情報を関連情報ファイルとして記憶してお
り,選択情報付与手段で,媒体用紙上に印刷された記載
情報である項目または単語の中から所望の項目または単
語に選択情報を付与して,読取手段で読み取らせ,検索
手段でファイル手段から該当する関連情報ファイルであ
る詳細情報を検索し,出力手段を介して詳細情報を出力
するため,コンピューター等のデジタルの世界と紙の文
書との間に情報の連続性・関連性を構築することによ
り,紙の文書をデジタルの世界の文書情報管理システム
内に組み込むと共に,紙の文書を媒体としてデジタルの
世界に直接アクセス可能とし,紙の文書を用いたハイパ
ーテキスト(紙ハイパーテキスト)を実現することに加
えて,さらに,この文書情報管理システムを特定の用途
に適用した利便性・作業性の高いシステムを提供するこ
とができる。具体的には,詳細情報を簡単かつ確実に得
ることができる。また,詳細情報を得る際に,手間もか
からず,時間的にも短時間で済むという効果を奏する。
【0182】また,本発明の教育支援用文書情報管理シ
ステム(請求項15〜18)は,ハイパーテキスト作成
手段で作成したハイパーテキストの文書が,記述式・択
一式・和訳・英訳の設問が記載された試験問題用文書で
あり,かつ,その試験問題用文書中の設問欄がハイパー
テキストのボタンとして設定されており,ファイル手段
が,設問欄に対応させて試験問題用文書の解答を関連情
報ファイルとして記憶しており,選択情報付与手段で,
媒体用紙上に印刷された記載情報である試験問題用文書
中の設問欄から所望の設問欄に選択情報を付与して,読
取手段で読み取らせ,検索手段でファイル手段から該当
する関連情報ファイルである解答を検索し,出力手段を
介して解答を出力するため,コンピューター等のデジタ
ルの世界と紙の文書との間に情報の連続性・関連性を構
築することにより,紙の文書をデジタルの世界の文書情
報管理システム内に組み込むと共に,紙の文書を媒体と
してデジタルの世界に直接アクセス可能とし,紙の文書
を用いたハイパーテキスト(紙ハイパーテキスト)を実
現することに加えて,さらに,この文書情報管理システ
ムを特定の用途に適用した利便性・作業性の高いシステ
ムを提供することができる。具体的には,解答を簡単か
つ確実に得ることができる。また,解答を得る際に,手
間もかからず,時間的にも短時間で済むという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文書情報管理システムのシステム構成
図である。
【図2】本発明の媒体用紙を示す説明図である。
【図3】Diconとファイル手段の関連情報ファイル
とのリンク関係を示す説明図である。
【図4】Diconの標記方法を示す説明図である。
【図5】マーカー(選択情報付与手段)によるマーク
(選択情報)の加筆(マーキング)の例を示す説明図で
ある。
【図6】連結情報の一部である記載位置情報を示す説明
図である。
【図7】記載位置情報とアドレス情報とで連結情報(連
結情報テーブル)を構成した例を示す説明図である。
【図8】記載位置情報と記載認識情報とで連結情報(連
結情報テーブル)を構成した例を示す説明図である。
【図9】本発明のハイパーテキスト/媒体用紙の作成・
登録処理の概略フローチャートである。
【図10】本発明のハイパーテキストの出力処理(表示
処理および印刷処理)の概略フローチャートである。
【図11】本発明の媒体用紙情報の出力処理(表示処理
および印刷処理)の概略フローチャートである。
【図12】本発明の媒体用紙を用いた関連情報の検索・
出力処理の概略フローチャートである。
【図13】実施の形態1の翻訳支援用文書情報管理シス
テムのハイパーテキスト(日本語の文書)の作成画面例
を示す説明図である。
【図14】実施の形態1の翻訳支援用文書情報管理シス
テムにおける媒体用紙の出力例を示す説明図である。
【図15】実施の形態1の翻訳支援用文書情報管理シス
テムにおいて媒体用紙を用いて翻訳情報(関連情報ファ
イル)を取り出した例を示す説明図である。
【図16】実施の形態1の翻訳支援用文書情報管理シス
テムにおいて媒体用紙を用いて翻訳情報(関連情報ファ
イル)を取り出した他の例を示す説明図である。
【図17】実施の形態2の特許情報管理用文書情報管理
システムにおける媒体用紙の出力例を示す説明図であ
る。
【図18】実施の形態2の特許情報管理用文書情報管理
システムにおける媒体用紙の他の出力例を示す説明図で
ある。
【図19】実施の形態3の教育支援用文書情報管理シス
テムにおける媒体用紙の他の出力例を示す説明図であ
る。
【図20】実施の形態4の教育支援用文書情報管理シス
テムにおける媒体用紙の他の出力例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 ネットワーク端末装置(ハイパーテキスト作成
手段) 20 ファイル・サーバー(ファイル手段および検索
手段) 30 プリンタ・サーバー(媒体用紙情報作成手段) 40 プリンタ(媒体用紙出力手段) 50 マーカー(選択情報付与手段) 51 マーク(選択情報) 60 スキャナー(読取手段) 70 ネットワーク端末装置(検索手段) 80 プリンタ(出力手段) 90 ネットワーク端末装置(表示手段) 201,301,401,501,601 媒体用紙 202〜205 Dicon(記載情報) 206 コードエリア(連結情報および媒体用紙番
号) 1301 文書(第1の国の言語で作成されたハイパ
ーテキスト) 1502a 記載情報(Dicon)に対応する単語 1502b 翻訳情報 1502 翻訳情報の一覧文書 1601 記載情報(Dicon)に対応する単語 1602 翻訳情報

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハイパーテキストを作成するためのハイ
    パーテキスト作成手段と,前記ハイパーテキスト作成手
    段で作成したハイパーテキストおよび前記ハイパーテキ
    ストのリンク構造によって関連づけされた関連情報ファ
    イルを記憶するファイル手段と,前記ハイパーテキスト
    を入力して,前記ハイパーテキストの情報から画像情報
    のみを抽出して画像抽出情報を作成し,前記ハイパーテ
    キストの情報のうちのボタン・スイッチ・アイコン等の
    リンク構造を有する情報から所定の記載情報および前記
    記載情報と前記ファイル手段の関連情報ファイルとを連
    結させるための連結情報を作成し,前記画像抽出情報,
    記載情報および連結情報を合成して媒体用紙情報を作成
    する媒体用紙情報作成手段と,前記媒体用紙情報を記録
    紙に印刷して,媒体用紙として出力する媒体用紙出力手
    段と,前記媒体用紙上に印刷されている記載情報の中か
    ら所望の記載情報を選択するための選択情報を付与する
    選択情報付与手段と,前記選択情報付与手段を介して選
    択情報が付与された前記媒体用紙から前記選択情報およ
    び連結情報を読み取る読取手段と,前記読取手段で読み
    取った選択情報および連結情報に基づいて,前記ファイ
    ル手段から該当する関連情報ファイルを検索する検索手
    段と,前記検索手段によって検索された関連情報ファイ
    ルを出力する出力手段と,を備え,前記ハイパーテキス
    ト作成手段で作成したハイパーテキストの文書が,第1
    の国の言語で作成されており,かつ,その文書中の単語
    の少なくとも一つがハイパーテキストのボタンとして設
    定されており,前記ファイル手段が,前記第1の国の言
    語を第2の国の言語に翻訳するための辞書データベース
    で構成され,かつ,前記関連情報ファイルが前記ボタン
    として設定された単語に対応した翻訳情報であり,前記
    選択情報付与手段で,前記媒体用紙上に印刷された記載
    情報である単語の中から所望の単語に前記選択情報を付
    与して,前記読取手段で読み取らせ,前記検索手段で前
    記辞書データベースから該当する翻訳情報を検索し,前
    記出力手段を介して前記翻訳情報を出力することを特徴
    とする翻訳支援用文書情報管理システム。
  2. 【請求項2】 前記出力手段は,前記翻訳情報を,記録
    紙に印刷することを特徴とする請求項1記載の翻訳支援
    用文書情報管理システム。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は,前記選択情報が付与さ
    れた記載情報と,該記載情報に対応する前記翻訳情報と
    を一緒に印刷することを特徴とする請求項2記載の翻訳
    支援用文書情報管理システム。
  4. 【請求項4】 前記検索手段は,前記媒体用紙情報を入
    力して,前記検索した関連情報ファイルである前記翻訳
    情報を,前記媒体用紙情報中の前記選択情報で選択され
    た記載情報の近傍に合成し,前記出力手段は,前記合成
    された媒体用紙情報および翻訳情報を記録紙に印刷する
    ことを特徴とする請求項2記載の翻訳支援用文書情報管
    理システム。
  5. 【請求項5】 ハイパーテキストを作成するためのハイ
    パーテキスト作成手段と,前記ハイパーテキスト作成手
    段で作成したハイパーテキストおよび前記ハイパーテキ
    ストのリンク構造によって関連づけされた関連情報ファ
    イルを記憶するファイル手段と,前記ハイパーテキスト
    を入力して,前記ハイパーテキストの情報から画像情報
    のみを抽出して画像抽出情報を作成し,前記ハイパーテ
    キストの情報のうちのボタン・スイッチ・アイコン等の
    リンク構造を有する情報から所定の記載情報および前記
    記載情報と前記ファイル手段の関連情報ファイルとを連
    結させるための連結情報を作成し,前記画像抽出情報,
    記載情報および連結情報を合成して媒体用紙情報を作成
    する媒体用紙情報作成手段と,前記媒体用紙情報を記録
    紙に印刷して,媒体用紙として出力する媒体用紙出力手
    段と,前記媒体用紙上に印刷されている記載情報の中か
    ら所望の記載情報を選択するための選択情報を付与する
    選択情報付与手段と,前記選択情報付与手段を介して選
    択情報が付与された前記媒体用紙から前記選択情報およ
    び連結情報を読み取る読取手段と,前記読取手段で読み
    取った選択情報および連結情報に基づいて,前記ファイ
    ル手段から該当する関連情報ファイルを検索する検索手
    段と,前記検索手段によって検索された関連情報ファイ
    ルを出力する出力手段と,を備え,前記ハイパーテキス
    ト作成手段で作成したハイパーテキストの文書が,特許
    出願に関する種々の情報を管理するための管理情報から
    なり,かつ,その管理情報の少なくとも一部がハイパー
    テキストのボタンとして設定されており,前記ファイル
    手段が,特許出願に関する種々の情報を記憶した特許情
    報データベースで構成され,かつ,前記関連情報ファイ
    ルが前記ボタンとして設定された管理情報に対応した特
    許出願に関する情報であり,前記選択情報付与手段で,
    前記媒体用紙上に印刷された記載情報である管理情報の
    中から所望の管理情報に前記選択情報を付与して,前記
    読取手段で読み取らせ,前記検索手段で前記特許情報デ
    ータベースから該当する特許出願に関する情報を検索
    し,前記出力手段を介して前記特許出願に関する情報を
    出力することを特徴とする特許情報管理用文書情報管理
    システム。
  6. 【請求項6】 前記特許出願に関する情報は,明細書,
    図面,審査請求経過,先行資料調査結果,評価結果,対
    応外国出願情報を含むことを特徴とする請求項5記載の
    特許情報管理用文書情報管理システム。
  7. 【請求項7】 前記管理情報は,発明者別出願リスト,
    組織別出願リスト,または出願別抄録であることを特徴
    とする請求項5または6記載の特許情報管理用文書情報
    管理システム。
  8. 【請求項8】 前記出力手段は,前記関連情報ファイル
    である前記特許出願に関する情報を,記録紙に印刷する
    ことを特徴とする請求項5〜7記載のいずれか一つの特
    許情報管理用文書情報管理システム。
  9. 【請求項9】 前記出力手段は,前記選択情報が付与さ
    れた記載情報と,該記載情報に対応する前記特許出願に
    関する情報とを一緒に印刷することを特徴とする請求項
    8記載の特許情報管理用文書情報管理システム。
  10. 【請求項10】 前記検索手段は,前記媒体用紙情報を
    入力して,前記検索した関連情報ファイルである前記特
    許出願に関する情報を,前記媒体用紙情報中の前記選択
    情報で選択された記載情報の近傍に合成し,前記出力手
    段は,前記合成された媒体用紙情報および前記特許出願
    に関する情報を記録紙に印刷することを特徴とする請求
    項8記載の特許情報管理用文書情報管理システム。
  11. 【請求項11】 ハイパーテキストを作成するためのハ
    イパーテキスト作成手段と,前記ハイパーテキスト作成
    手段で作成したハイパーテキストおよび前記ハイパーテ
    キストのリンク構造によって関連づけされた関連情報フ
    ァイルを記憶するファイル手段と,前記ハイパーテキス
    トを入力して,前記ハイパーテキストの情報から画像情
    報のみを抽出して画像抽出情報を作成し,前記ハイパー
    テキストの情報のうちのボタン・スイッチ・アイコン等
    のリンク構造を有する情報から所定の記載情報および前
    記記載情報と前記ファイル手段の関連情報ファイルとを
    連結させるための連結情報を作成し,前記画像抽出情
    報,記載情報および連結情報を合成して媒体用紙情報を
    作成する媒体用紙情報作成手段と,前記媒体用紙情報を
    記録紙に印刷して,媒体用紙として出力する媒体用紙出
    力手段と,前記媒体用紙上に印刷されている記載情報の
    中から所望の記載情報を選択するための選択情報を付与
    する選択情報付与手段と,前記選択情報付与手段を介し
    て選択情報が付与された前記媒体用紙から前記選択情報
    および連結情報を読み取る読取手段と,前記読取手段で
    読み取った選択情報および連結情報に基づいて,前記フ
    ァイル手段から該当する関連情報ファイルを検索する検
    索手段と,前記検索手段によって検索された関連情報フ
    ァイルを出力する出力手段と,を備え,前記ハイパーテ
    キスト作成手段で作成したハイパーテキストの文書が,
    教育・講演・講義の概説であり,かつ,その概説中の各
    項目全体または単語がハイパーテキストのボタンとして
    設定されており,前記ファイル手段が,前記概説中の項
    目または単語に対応させた詳細情報を関連情報ファイル
    として記憶しており,前記選択情報付与手段で,前記媒
    体用紙上に印刷された記載情報である前記項目または単
    語の中から所望の項目または単語に前記選択情報を付与
    して,前記読取手段で読み取らせ,前記検索手段で前記
    ファイル手段から該当する関連情報ファイルである詳細
    情報を検索し,前記出力手段を介して前記詳細情報を出
    力することを特徴とする教育支援用文書情報管理システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記出力手段は,前記関連情報ファイ
    ルである前記詳細情報を,記録紙に印刷することを特徴
    とする請求項11記載の教育支援用文書情報管理システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記出力手段は,前記選択情報が付与
    された記載情報と,該記載情報に対応する前記詳細情報
    とを一緒に印刷することを特徴とする請求項12記載の
    教育支援用文書情報管理システム。
  14. 【請求項14】 前記検索手段は,前記媒体用紙情報を
    入力して,前記検索した関連情報ファイルである前記詳
    細情報を,前記媒体用紙情報中の前記選択情報で選択さ
    れた記載情報の近傍に合成し,前記出力手段は,前記合
    成された媒体用紙情報および前記詳細情報を記録紙に印
    刷することを特徴とする請求項12記載の教育支援用文
    書情報管理システム。
  15. 【請求項15】 ハイパーテキストを作成するためのハ
    イパーテキスト作成手段と,前記ハイパーテキスト作成
    手段で作成したハイパーテキストおよび前記ハイパーテ
    キストのリンク構造によって関連づけされた関連情報フ
    ァイルを記憶するファイル手段と,前記ハイパーテキス
    トを入力して,前記ハイパーテキストの情報から画像情
    報のみを抽出して画像抽出情報を作成し,前記ハイパー
    テキストの情報のうちのボタン・スイッチ・アイコン等
    のリンク構造を有する情報から所定の記載情報および前
    記記載情報と前記ファイル手段の関連情報ファイルとを
    連結させるための連結情報を作成し,前記画像抽出情
    報,記載情報および連結情報を合成して媒体用紙情報を
    作成する媒体用紙情報作成手段と,前記媒体用紙情報を
    記録紙に印刷して,媒体用紙として出力する媒体用紙出
    力手段と,前記媒体用紙上に印刷されている記載情報の
    中から所望の記載情報を選択するための選択情報を付与
    する選択情報付与手段と,前記選択情報付与手段を介し
    て選択情報が付与された前記媒体用紙から前記選択情報
    および連結情報を読み取る読取手段と,前記読取手段で
    読み取った選択情報および連結情報に基づいて,前記フ
    ァイル手段から該当する関連情報ファイルを検索する検
    索手段と,前記検索手段によって検索された関連情報フ
    ァイルを出力する出力手段と,を備え,前記ハイパーテ
    キスト作成手段で作成したハイパーテキストの文書が,
    記述式・択一式・和訳・英訳の設問が記載された試験問
    題用文書であり,かつ,その試験問題用文書中の設問欄
    がハイパーテキストのボタンとして設定されており,前
    記ファイル手段が,前記設問欄に対応させて前記試験問
    題用文書の解答を関連情報ファイルとして記憶してお
    り,前記選択情報付与手段で,前記媒体用紙上に印刷さ
    れた記載情報である前記試験問題用文書中の設問欄から
    所望の設問欄に前記選択情報を付与して,前記読取手段
    で読み取らせ,前記検索手段で前記ファイル手段から該
    当する関連情報ファイルである解答を検索し,前記出力
    手段を介して前記解答を出力することを特徴とする教育
    支援用文書情報管理システム。
  16. 【請求項16】 前記出力手段は,前記関連情報ファイ
    ルである前記解答を,記録紙に印刷することを特徴とす
    る請求項15記載の教育支援用文書情報管理システム。
  17. 【請求項17】 前記出力手段は,前記選択情報が付与
    された記載情報と,該記載情報に対応する前記解答とを
    一緒に印刷することを特徴とする請求項16記載の教育
    支援用文書情報管理システム。
  18. 【請求項18】 前記検索手段は,前記媒体用紙情報を
    入力して,前記検索した関連情報ファイルである前記解
    答を,前記媒体用紙情報中の前記選択情報で選択された
    記載情報の近傍に合成し,前記出力手段は,前記合成さ
    れた媒体用紙情報および前記解答を記録紙に印刷するこ
    とを特徴とする請求項16記載の教育支援用文書情報管
    理システム。
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