JP3480075B2 - トナー補給用カートリッジ - Google Patents

トナー補給用カートリッジ

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JP3480075B2
JP3480075B2 JP25453194A JP25453194A JP3480075B2 JP 3480075 B2 JP3480075 B2 JP 3480075B2 JP 25453194 A JP25453194 A JP 25453194A JP 25453194 A JP25453194 A JP 25453194A JP 3480075 B2 JP3480075 B2 JP 3480075B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の現像装置に
トナーを補給するためのトナー補給用カートリッジに関
する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の現像装置にトナーを補給する
トナー補給用カートリッジとして、カートリッジ本体の
トナー排出口をシール部材により閉鎖し、そのシール部
材を現像装置への装着後に引き剥がすことでトナーを補
給するものがある。また、カートリッジ本体のトナー排
出口を閉鎖する弁部材を有し、その弁部材を現像装置側
に設けた押し上げ部材により押し上げることでトナーを
補給するものがある(特開昭60‐80878号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シール部材を引き剥が
すことでトナー排出口を開いてトナーを補給する従来の
トナー補給用カートリッジは、トナー補給後に現像装置
から取り外した状態では排出口が開いているため、カー
トリッジ本体の内面に付着したトナーが飛散し、複写機
等の内外や作業者の皮膚あるいは衣服等を汚染してしま
う。また、カートリッジ本体から引き剥がされたシール
部材に付着したトナーも汚染の原因になる。
【0004】弁部材を押し上げ部材により押し上げてト
ナー排出口を開く従来のトナー補給用カートリッジで
は、弁部材が押し上げられただけで排出口が開くため、
不慮にトナーが排出されてしまうおそれがある。
【0005】本発明は、上記課題を解決することのでき
るトナー補給用カートリッジを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のトナー補給用カ
ートリッジは、トナー収納用カートリッジ本体と、その
カートリッジ本体に形成される排出口と、そのカートリ
ッジ本体に対し相対回転可能な開閉部材と、そのカート
リッジ本体と開閉部材との相対回転の阻止位置と許容位
置とに変位可能なロック部と、そのロック部を阻止位置
に付勢する弾性力を付与する手段とを備え、その排出口
はカートリッジ本体と開閉部材との相対回転により開放
位置と閉鎖位置とに変位可能とされ、その開放位置にあ
る排出口を通りカートリッジ本体内のトナーは排出可能
とされ、そのロック部はカートリッジ本体と開閉部材と
の一方に形成され、前記阻止位置のロック部に当接する
ことでカートリッジ本体と開閉部材との相対回転を阻止
する受け部がカートリッジ本体と開閉部材との他方に形
成され、そのカートリッジ本体を前記弾性力に抗して開
閉部材に対し相対的に変位させることでロック部は前記
許容位置に変位され、その開閉部材は現像装置側に回転
と下方への移動とが規制されるように係合可能とされ、
そのカートリッジ本体を現像装置に対し相対的に下方に
変位させることでロック部は前記許容位置に変位され、
その回転規制方向に沿ってカートリッジ本体を現像装置
に対し相対回転させることで前記排出口は開放位置に変
位される。
【0007】本発明のトナー補給用カートリッジは、ト
ナー収納用カートリッジ本体と、そのカートリッジ本体
に形成される排出口と、そのカートリッジ本体に対し相
対回転可能な開閉部材と、そのカートリッジ本体と開閉
部材との相対回転の阻止位置と許容位置とに変位可能な
ロック部と、そのロック部を阻止位置に付勢する弾性力
を付与する手段とを備え、その排出口はカートリッジ本
体と開閉部材との相対回転により開放位置と閉鎖位置と
に変位可能とされ、その開放位置にある排出口を通りカ
ートリッジ本体内のトナーは排出可能とされ、そのロッ
ク部はカートリッジ本体と開閉部材との一方に形成さ
れ、前記阻止位置のロック部に当接することでカートリ
ッジ本体と開閉部材との相対回転を阻止する受け部がカ
ートリッジ本体と開閉部材との他方に形成され、そのカ
ートリッジ本体を前記弾性力に抗して開閉部材に対し相
対的に変位させることでロック部は前記許容位置に変位
され、そのカートリッジ本体は、前記排出口を閉鎖位置
から開放位置に変位させるための現像装置に対する下方
移動と相対回転とにより、現像装置側に上方への移動が
規制されるように係合可能とされている。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】本発明のトナー補給用カートリッジによれば、
ロック部を弾性力に抗し阻止位置から許容位置に変位さ
せ、カートリッジ本体を開閉部材に対し相対回転させ、
排出口を開放位置とすることで、カートリッジ本体内の
トナーを排出口から排出することができる。そのトナー
の排出後にカートリッジ本体を開閉部材に対し相対回転
させ、第1排出口を閉鎖位置とすることで、カートリッ
ジ本体からのトナーの排出を阻止することができる。そ
のトナーの排出を阻止する際、ロック部が弾性力により
阻止位置に付勢されることで、カートリッジ本体と開閉
部材との相対回転が阻止されるので、不慮にカートリッ
ジ本体と開閉部材とが相対回転してトナーが排出されて
しまうのを防止できる。
【0012】そのカートリッジ本体と開閉部材との一方
にロック部を他方に受け部を形成することで、ロック部
として別部材を設ける必要がない。また、そのカートリ
ッジ本体を開閉部材に対し前記弾性力に抗して相対的に
変位させ、ロック部をカートリッジ本体と開閉部材との
相対回転の許容位置に変位させることで、ロック部を許
容位置に変位させるための専用の部材を設ける必要がな
い。これにより、部品点数を削減して構成を簡単化で
き、組み立てを簡単化し、製造コストを低減できる。
【0013】その開閉部材を現像装置側に回転と下方へ
の移動とが規制されるように係合させ、そのカートリッ
ジ本体を現像装置に対し相対的に下方に変位させ、その
回転規制方向に沿ってカートリッジ本体を開閉部材に対
し相対回転させ、排出口を開放位置へ変位させることに
より、カートリッジ本体から現像装置側へのトナーの供
給操作が簡単化される。
【0014】カートリッジ本体を開閉部材に対し相対回
転させて排出口を開放位置に変位させるのと同時に、そ
のカートリッジ本体を現像装置側に上方への移動が規制
されるように係合させることで、トナー補給用カートリ
ッジが現像装置側から外れるのを防止できる。すなわ
ち、カートリッジ本体の現像装置側への装着動作を、ト
ナーの供給動作と同時に行なうことができる。また、カ
ートリッジ本体を開閉部材に対し相対回転させて排出口
を閉鎖位置に変位させるのと同時に、そのカートリッジ
本体の現像装置側への係合を解除して上方への移動規制
を解除できるので、カートリッジ本体からのトナーの排
出防止動作を、トナー補給用カートリッジの現像装置側
からの取外し動作と同時に行なうことができる。これに
より、作業性を向上できる。
【0015】トナー補給用カートリッジを現像装置に装
着した状態において、回転部材を接続部を介し回転駆動
部材により回転させることで、掻き寄せ部によってトナ
ーを掻き寄せ、カートリッジ本体内でトナーを攪拌した
り排出口に導くことができ、トナーを排出口から円滑に
排出することができる。
【0016】閉鎖位置にある排出口と開閉部材との間を
弾性部材によりシールすることで、カートリッジ本体か
らのトナーの漏洩を防止でき、その弾性部材に前記ロッ
ク部を阻止位置に付勢する弾性力の付与部材を兼用させ
ることで、部品点数を削減して構成を簡単化でき、組み
立てを簡単化し、製造コストを低減できる。
【0017】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して本発明の第1実
施例を説明する。
【0018】図1〜図4に示すトナー補給用カートリッ
ジ1は、トナー収容用カートリッジ本体2と、そのカー
トリッジ本体2の内部に相対回転可能に取り付けられる
回転部材3と、そのカートリッジ本体2の下部外周に相
対回転可能に接続される開閉部材31とを備える。
【0019】そのカートリッジ本体2は、円筒形の周壁
2aと、この周壁2aの上部開口を覆う蓋部材2bと、
その周壁2aと一体成形されているリング状の底壁2c
と、この底壁2cの内周から上方に延びる円筒形状の支
持部2dとを有する。その底壁2cに中心孔2oと第1
排出口8とが形成されている。このカートリッジ本体2
に収納されるトナーTは、その周壁2aの上部開口から
充填され、その充填後に蓋部材2bが周壁2aに取り付
けられる。このトナーTの充填は周壁2aの上部開口全
域から行なうことができるため、効率良く行なえる。そ
の蓋部材2bは、外周に上下複数の環状突起2b′を有
し、その周壁2aの上部開口に圧入される際に環状突起
2b′は塑性変形される。
【0020】その回転部材3は、円柱部10と、この円
柱部10の上部に一体化される円錐部11と、その円柱
部10と円錐部11との間に挟み込まれる一対の掻き寄
せ部14と、その円柱部10から下方に伸びる一対の接
続部15とを有する。その円柱部10は前記支持部2d
に挿入され、その円錐部11と支持部2dとの間にリン
グ形状の弾性材製シール部材16が介在し、トナーTの
漏出を防止する。各掻き寄せ部14は、円錐部11から
下方に向かう内側部分14aと、この内側部分14aの
下端から径方向外方に向かう外側部分14bと、各外側
部分14bに取り付けられるフィルム14cとから構成
される。そのフィルム14cはカートリッジ本体2の底
壁2cの上面に当接し、回転部材3のカートリッジ本体
2に対する相対回転により第1排出口8上を通過する。
各接続部15は、その下端外側に段差部15aが形成さ
れ、前記支持部2dの内周面に形成される張出部2gに
引っ掛けられ、その引っ掛ける際に前記シール部材16
は弾性的に圧縮される。
【0021】その開閉部材31は、円筒形の周壁31a
と、この周壁31aと一体成形されているリング状の底
壁31bとを有する。その底壁31bに中心孔31oと
第2排出口32とが形成されている。この開閉部材31
の周壁31aの内周がカートリッジ本体2の周壁2aの
下部外周に上下方向軸回りに相対回転可能に嵌合されて
いる。その開閉部材31の周壁31aの内径はカートリ
ッジ本体2の周壁2aの下部外径と略等しくされてい
る。
【0022】そのカートリッジ本体2の周壁2aの下部
外周に、周方向に沿って突出部2fが形成されている。
その突出部2fはカートリッジ本体2の全周に亘ること
はなく、その両端間は周方向に沿って間隔(図5におい
てP)がおかれている。その開閉部材31の周壁31a
の内周に、周方向に沿って溝部31cが形成されてい
る。その溝部31cは開閉部材31の全周に亘ることは
なく、その両端間は周方向に沿って間隔(図5において
Q)がおかれている。その突出部2fの両端間隔Pは溝
部31cの両端間隔Qよりも大きくされ、その突出部2
fの上下寸法は溝部31cの上下寸法よりも大きくさ
れ、これにより、開閉部材31がカートリッジ本体2に
嵌合されると、突出部2fは溝部31cに挿入される。
その突出部2fの両端間隔Pと溝部31cの両端間隔Q
との差だけカートリッジ本体2と開閉部材31とは上下
方向軸回りに相対回転可能とされ、その溝部31cの上
下幅と突出部2fの上下幅との差だけカートリッジ本体
2と開閉部材31とは上下に相対変位可能とされてい
る。なお、開閉部材31をカートリッジ本体2に嵌合す
る際に突出部2fを溝部31cに挿入することができる
ように、開閉部材31は弾性変形可能な材料から形成さ
れる。
【0023】そのカートリッジ本体2にロック部2cが
前記突出部2fの上部に連なるように形成されている。
その開閉部材31の内周に、前記溝部31cの上部に連
なる凹部31fが形成されている。そのロック部2c
は、カートリッジ本体2と開閉部材31との相対回転の
阻止位置と許容位置とに変位可能とされている。すなわ
ち、図5の(1)において2点鎖線で示すように、ロッ
ク部2cが凹部31fに挿入され、その凹部31fの内
面(受け部)に当接することで、カートリッジ本体2と
開閉部材31との相対回転は阻止され、図5の(2)に
おいて2点鎖線で示すように、そのロック部2cが凹部
31fから抜け出されることで、カートリッジ本体2と
開閉部材31との相対回転は許容される。
【0024】そのカートリッジ本体2の底壁2cと開閉
部材31の底壁31bとの間に、例えばウレタンフォー
ム製の弾性部材35が挟まれている。その弾性部材35
は、図6に示すように中心孔35oを有するリング形状
であって、その内外径は開閉部材31の底壁31bの内
外径と略等しくされている。その開閉部材31の底壁3
1bは第2排出口32の周縁部が環状突出部31dとさ
れ、この環状突出部31dに嵌合される連絡孔35aが
弾性部材35に形成されている。その弾性部材35はカ
ートリッジ本体2を開閉部材31に対し上方に押し上げ
る弾性力を作用させ、これにより、図5の(1)におい
て2点鎖線で示すように前記ロック部2cは凹部31f
の内部、すなわちカートリッジ本体2と開閉部材31と
の相対回転を阻止する位置に付勢される。
【0025】そのロック部2cが凹部31fの内面に当
接してカートリッジ本体2と開閉部材31との相対回転
が阻止された状態では、前記第1排出口8は、図4にお
いて2点鎖線で示すように、連絡孔35aおよび排出口
32と上下方向に関し重ならない配置とされ、これによ
り、第1排出口8は閉鎖位置とされている。この閉鎖位
置にある第1排出口8と開閉部材31との間は、カート
リッジ本体2内のトナーTが漏洩しないように、前記弾
性部材35によりシールされる。その弾性部材35の弾
性力に抗しカートリッジ本体2を開閉部材31に対し下
方に変位させることで、図5の(2)において2点鎖線
で示すように、そのロック部2cは凹部31fから抜け
出され、カートリッジ本体2と開閉部材31との相対回
転は許容される。そのカートリッジ本体2を開閉部材3
1に対し上下方向軸回りに図4において矢印A方向に相
対回転させ、突出部2fの一端2iを溝部31cの一端
31iに当接させることにより、第1排出口8と弾性部
材35の連絡孔35aと第2排出口32とは上下方向に
関し重なる配置とされ、これにより、第1排出口8は開
放位置とされ、この開放位置にある第1排出口8と連結
孔35aと第2排出口32を通りカートリッジ本体2内
のトナーTを排出可能である。
【0026】その開閉部材31は現像装置4側に上下方
向軸回りの回転と下方への移動とが規制されるように係
合される。すなわち、開閉部材31の下端外周に複数の
切欠31eが形成され、現像装置4のトナー補給孔6の
内面に複数の突起部6aが形成され、トナー補給用カー
トリッジ1をトナー補給孔6に挿入することで各突起部
6aは各切欠31eに挿入される。これにより、開閉部
材31の現像装置4側に対する上下方向軸回りの回転と
下方への移動とは各突起部6aにより阻止される。
【0027】そのカートリッジ本体2は、第1排出口8
を閉鎖位置から開放位置に変位させるための開閉部材3
1に対する下方移動と相対回転とにより、現像装置4側
に上方への移動が規制されるように係合される。すなわ
ち、カートリッジ本体2の周壁2aの外周に複数の突起
5が設けられ、現像装置4に形成されるトナー補給孔6
の内周上部に、各突起5の位置に対応して側面視L字形
の複数の凹部7が形成されている。図3に示すように、
各突起5を各凹部7に挿入しつつトナー補給用カートリ
ッジ1をトナー補給孔6に挿入すると、その各突起5が
各凹部7の底部に当接する前に開閉部材31は前記突起
部6aに当接し、各突起5が各凹部7の底部に当接する
時点でカートリッジ本体2は開閉部材31に対し相対的
に下方に変位してロック部2cは前記許容位置に変位さ
れる。しかる後に、カートリッジ本体2を上下方向軸回
りに図4において矢印A方向に回転させて各突起5を各
凹部7の周方向に沿う部分に挿入することで、カートリ
ッジ本体2の現像装置4に対する上方への移動が阻止さ
れる。そのカートリッジ本体2を上下方向軸回りに図4
において矢印A方向に回転させる際、開閉部材31は突
起部6aにより回転が規制されているので、カートリッ
ジ本体2は開閉部材31に対し相対回転して第1排出口
8は開放位置とされる。このカートリッジ本体2の現像
装置4側への取り付け状態において各排出口8、32は
下向きに開口するので、両排出口8、32を通りカート
リッジ本体2内のトナーTは落下して現像装置4に供給
される。
【0028】図3に示すようにトナー補給用カートリッ
ジ1を現像装置4に装着すると、前記回転部材3の接続
部15は、現像装置4側に設けられる回転駆動部材25
に接続される。すなわち、その回転駆動部材25は平面
視形状が長方形とされ、その長辺は両接続部15の間隔
よりも長く短辺は短くされ、カートリッジ本体2が現像
装置4に装着されると、両接続部15の間に挿入され
る。その回転駆動部材25は駆動機構(図示省略)によ
り一定回転数回転駆動され、この回転は両接続部15を
介し回転部材3に伝達される。その回転駆動部材25の
起動は、カートリッジ本体2の現像装置4への装着を検
知することで作動する起動スイッチを設けたり、その装
着後に作業者が操作することで作動する起動スイッチを
設けることで行なうことができる。その回転部材3の回
転によって掻き寄せ部14はカートリッジ本体2内のト
ナーTを掻き寄せる。
【0029】上記構成のトナー補給用カートリッジ1か
ら現像装置4にトナーTを供給するには、まず、トナー
補給用カートリッジ1をトナー補給孔6に挿入し、開閉
部材31を現像装置4に回転と下方への移動とが規制さ
れるように係合させる。次に、カートリッジ本体2を開
閉部材31に対し弾性部材35の弾性力に抗し相対的に
下方に変位させてロック部2cを凹部31fから抜き出
す。次に、カートリッジ本体2を開閉部材31に対し相
対回転させて第1排出口8を開放位置へ変位させる。次
に、回転駆動部材25の回転を接続部15を介し回転部
材3に伝達する。その回転部材3は図4の矢印A方向に
回転し、掻き寄せ部14はカートリッジ本体2内のトナ
ーTを掻き寄せ、この掻き寄せによりカートリッジ本体
2内でトナーTは攪拌されると共に第1排出口8に導か
れる。すなわち、カートリッジ本体2を手で持ってトナ
ー補給用カートリッジ1をトナー補給孔6に挿入して下
方に押し付け、しかる後にカートリッジ本体2を回転さ
せるだけの簡単な操作で、トナーTは円滑に排出されて
現像装置4に供給される。その回転駆動部材25はトナ
ーTを排出するのに充分なだけ回転すると停止する。な
お、その回転部材3の回転方向は、第1排出口8を開放
位置に変位させるためのカートリッジ本体2の開閉部材
31に対する相対回転方向と同方向とされるため、第1
排出口8が不慮に閉鎖位置に変位するおそれはない。ま
た、カートリッジ本体2を開閉部材31に対し相対回転
させて第1排出口8を開放位置に変位させるのと同時
に、カートリッジ本体2は現像装置4に突起5と凹部7
とを介し上方への移動が規制されるように係合され、ト
ナー補給用カートリッジ1が現像装置4から外れるのを
防止でき、作業性を向上できる。そのロック部2cはカ
ートリッジ本体2に一体的に形成され、開閉部材31に
一体的に形成された受け部に係合することでカートリッ
ジ本体2と開閉部材31との相対回転を阻止し、また、
カートリッジ本体2の開閉部材31に対する下方への相
対変位によりその相対回転の許容位置に変位するので、
ロック部2cおよびロック部2cをその許容位置に変位
させる専用の部材が不要で、部品点数を削減して構成を
簡単化でき、組み立てを簡単化し、製造コストを低減で
きる。
【0030】そのトナーTの排出完了後にカートリッジ
本体2を開閉部材31に対し図4の矢印A方向と反対の
方向に相対回転させ、第1排出口8を閉鎖位置とするこ
とで、カートリッジ本体2からのトナーTの排出を阻止
することができる。そのトナーTの排出を阻止する際、
ロック部2cが弾性部材35の弾性力により付勢されて
凹部31fに挿入されることでカートリッジ本体2と開
閉部材31との相対回転が阻止されるので、不慮にカー
トリッジ本体2と開閉部材31とが相対回転してトナー
Tが排出されてしまうのを防止できる。また、閉鎖位置
にある第1排出口8と開閉部材31との間は弾性部材3
5によりシールされるのでカートリッジ本体2からのト
ナーTの漏洩をより確実に防止でき、その弾性部材35
がロック部2cを阻止位置に付勢する弾性力の付与部材
を兼用するので、部品点数を削減して構成を簡単化で
き、組み立てを簡単化し、製造コストを低減できる。ま
た、カートリッジ本体2を開閉部材31に対し相対回転
させて第1排出口8を閉鎖位置に変位させるのと同時
に、そのカートリッジ本体2の現像装置4側への係合を
解除し、トナー補給用カートリッジ1の現像装置4から
の取外し動作を行なうことができ、作業性を向上でき
る。
【0031】図7〜図10は第2実施例のトナー補給用
カートリッジ1′を示す。以下、第1実施例と同一部分
は同一符号で示し、相違点のみ説明する。
【0032】第2実施例のカートリッジ本体2の周壁2
aの下部外周に、第1実施例の突出部2fに換え、一対
の突出部2f′が周方向に関し等間隔に離れて形成され
ている。第2実施例の開閉部材31の周壁31aに、第
1実施例の溝部31cに換え、上方に開口する一対の切
欠部31c′が周方向に関し等間隔に離れて形成されて
いる。各切欠部31c′の下方側の周方向寸法Dは上方
側の周方向寸法Eよりも大きくされ、各突出部2f′の
周方向寸法Fは各切欠部31c′の下方側の周方向寸法
Dよりも小さく上方側の周方向寸法Eよりも大きくさ
れ、各切欠部31c′の下方側の上下寸法は各突出部2
f′の上下寸法よりも大きくされている。これにより、
開閉部材31がカートリッジ本体2に嵌合されると、各
突出部2f′は各切欠部31c′に挿入され、各切欠部
31c′の下方側の周方向寸法Dと各突出部2fの周方
向寸法Fとの差だけカートリッジ本体2と開閉部材31
とは相対回転可能とされ、各切欠部31c′の下方側の
上下寸法と各突出部2f′の上下寸法との差だけカート
リッジ本体2と開閉部材31とは上下に相対変位可能と
されている。なお、開閉部材31をカートリッジ本体2
に嵌合する際に各突出部2f′を各切欠部31c′に挿
入することができるように、開閉部材31は弾性変形可
能な材料から形成される。
【0033】その開閉部材31に、第1実施例のロック
部2cに換え、各切欠部31c′の内面から下方に突出
するロック部31f′が形成されている。そのカートリ
ッジ本体2に、第1実施例の凹部31fに換え、各突出
部2f′の上面において凹部2c′が形成されている。
そのロック部31f′は、カートリッジ本体2と開閉部
材31との相対回転の阻止位置と許容位置とに変位可能
とされている。すなわち、図8に示すように、ロック部
31f′が凹部2c′に挿入され、その凹部2c′の内
面(受け部)にロック部31f′が当接することで、カ
ートリッジ本体2と開閉部材31との相対回転は阻止さ
れ、第1排出口8と開閉部材31との間は弾性部材35
によりシールされる。図9に示すように、そのロック部
31f′が凹部2c′から抜け出されることで、カート
リッジ本体2と開閉部材31との相対回転は許容され
る。図10に示すように、その突出部2f′の一端2
i′を切欠部31c′の一端31i′に当接させること
により、第1排出口8と弾性部材35の連絡孔35aと
第2排出口32とは上下方向に関し重なる配置とされ
る。これにより第1排出口8が開放位置に位置した際
に、ロック部31f′が挿入可能な第2凹部2j′が各
突出部2f′の上面に形成されている。
【0034】そのカートリッジ本体2の周壁2aの外周
と開閉部材31の周壁31aの外周とに亘り、第1実施
例の突起5に換え、複数の側面視L字形の複数の凹部
5′が形成され、現像装置4のトナー補給孔6の内周上
部に、第1実施例の凹部7に換え、各凹部5′の位置に
対応して突起7′が形成されている。図9に示すよう
に、各突起7′を各凹部5′に挿入しつつトナー補給用
カートリッジ1′をトナー補給孔6に挿入すると、各突
起7′が各凹部5′の頂部に当接する前に開閉部材31
は切欠31eを介し突起部6aにより下方移動を阻止さ
れるので、各突起7′が各凹部5′の頂部に達する時点
でカートリッジ本体2は開閉部材31に対し相対的に下
方に変位し、ロック部31f′はカートリッジ本体2と
開閉部材31との相対回転の許容位置に変位する。しか
る後に、カートリッジ本体2を上下方向軸回りに回転さ
せて各突起7′を各凹部5′の周方向に沿う部分に挿入
することで、カートリッジ本体2の現像装置4に対する
上方への移動が阻止される。そのカートリッジ本体2を
上下方向軸回りに回転させる際、開閉部材31は切欠3
1eを介し突起部6aにより回転が規制されているの
で、カートリッジ本体2は開閉部材31に対し相対回転
して第1排出口8は開放位置とされる。
【0035】この第2実施例の他の構成は上記第1実施
例と同様で、第1実施例と同様の作用効果を奏する。
【0036】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば図11の(1)、(2)に示すよう
に、カートリッジ本体2の蓋部材2pの外径が下方に向
かうに従い小径とされ、その蓋部材2pの外径と等しい
内径の周溝2qがカートリッジ本体2の内周に形成さ
れ、その蓋部材2pはカートリッジ本体2に押し込まれ
ることで周溝2qに嵌合されてもよい。また、図4にお
いて1点鎖線で示すように、掻き寄せ部14の外側部分
14b′の回転方向前方側は、両端から中央に向かうに
従い回転方向後方に向かう曲面とされてもよく、また、
2点鎖線で示すように、その外側部分14b″の回転方
向前方側は、両端から中央に向かうに従い回転方向後方
に向かう平坦面とされてもよい。これにより、トナーT
をより円滑に第1排出口8に案内することができる。ま
た、その掻き寄せ部の外側部分は単一であってもよい。
また、開閉部材と弾性部材とが両者の機能を奏する単一
の部材から構成されてもよい。また、第2排出口は必須
ではなく、例えば開閉部材を第1排出口より僅かに大き
い程度の部材とし、第1排出口との相対回転により第1
排出口と重ならない位置に変位するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、トナーによる汚染を防
止でき、部品点数が少なく構造簡単で組み立て容易であ
り、低コストで、トナーの供給操作が簡単で、作業性が
良く、円滑なトナーの排出を行なえるトナー補給用カー
トリッジを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のカートリッジ本体と開閉部材の斜
視図
【図2】第1実施例のトナー補給用カートリッジの現像
装置から取り外した状態での断面図
【図3】第1実施例のトナー補給用カートリッジの現像
装置への装着状態での断面図
【図4】第1実施例のトナー補給用カートリッジの平断
面図
【図5】(1)は第1実施例のカートリッジ本体と開閉
部材との相対回転が阻止された状態での開閉部材と弾性
部材の断面図、(2)はその相対回転が許容された状態
での開閉部材と弾性部材の断面図
【図6】第1実施例の開閉部材と弾性部材の平断面図
【図7】第2実施例のカートリッジ本体と開閉部材の斜
視図
【図8】第2実施例のトナー補給用カートリッジの現像
装置から取り外した状態での断面図
【図9】第2実施例のトナー補給用カートリッジの現像
装置への装着途中での断面図
【図10】第2実施例のトナー補給用カートリッジの現
像装置への装着状態での断面図
【図11】変形例のカートリッジ本体の蓋構造の(1)
は斜視図、(2)は断面図
【符号の説明】
1 トナー補給用カートリッジ 2 カートリッジ本体 2c、31f′ ロック部 3 回転部材 4 現像装置 8 第1排出口 14 掻き寄せ部 31 開閉部材 35 弾性部材 T トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−5255(JP,A) 特開 平6−175543(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 - 15/095

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー収納用カートリッジ本体と、その
    カートリッジ本体に形成される排出口と、そのカートリ
    ッジ本体に対し相対回転可能な開閉部材と、そのカート
    リッジ本体と開閉部材との相対回転の阻止位置と許容位
    置とに変位可能なロック部と、そのロック部を阻止位置
    に付勢する弾性力を付与する手段とを備え、その排出口
    はカートリッジ本体と開閉部材との相対回転により開放
    位置と閉鎖位置とに変位可能とされ、その開放位置にあ
    る排出口を通りカートリッジ本体内のトナーは排出可能
    とされ、そのロック部はカートリッジ本体と開閉部材と
    の一方に形成され、前記阻止位置のロック部に当接する
    ことでカートリッジ本体と開閉部材との相対回転を阻止
    する受け部がカートリッジ本体と開閉部材との他方に形
    成され、そのカートリッジ本体を前記弾性力に抗して開
    閉部材に対し相対的に変位させることでロック部は前記
    許容位置に変位され、その開閉部材は現像装置側に回転
    と下方への移動とが規制されるように係合可能とされ、
    そのカートリッジ本体を現像装置に対し相対的に下方に
    変位させることでロック部は前記許容位置に変位され、
    その回転規制方向に沿ってカートリッジ本体を現像装置
    に対し相対回転させることで前記排出口は開放位置に変
    位されるトナー補給用カートリッジ。
  2. 【請求項2】 トナー収納用カートリッジ本体と、その
    カートリッジ本体に形成される排出口と、そのカートリ
    ッジ本体に対し相対回転可能な開閉部材と、そのカート
    リッジ本体と開閉部材との相対回転の阻止位置と許容位
    置とに変位可能なロック部と、そのロック部を阻止位置
    に付勢する弾性力を付与する手段とを備え、その排出口
    はカートリッジ本体と開閉部材との相対回転により開放
    位置と閉鎖位置とに変位可能とされ、その開放位置にあ
    る排出口を通りカートリッジ本体内のトナーは排出可能
    とされ、そのロック部はカートリッジ本体と開閉部材と
    の一方に形成され、前記阻止位置のロック部に当接する
    ことでカートリッジ本体と開閉部材との相対回転を阻止
    する受け部がカートリッジ本体と開閉部材との他方に形
    成され、そのカートリッジ本体を前記弾性力に抗して開
    閉部材に対し相対的に変位させることでロック部は前記
    許容位置に変位され、そのカートリッジ本体は、前記排
    出口を閉鎖位置から開放位置に変位させるための現像装
    置に対する下方移動と相対回転とにより、現像装置側に
    上方への移動が規制されるように係合可能とされている
    トナー補給用カートリッジ。
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