JP2002091144A - 現像剤補給装置 - Google Patents

現像剤補給装置

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JP2002091144A
JP2002091144A JP2000280321A JP2000280321A JP2002091144A JP 2002091144 A JP2002091144 A JP 2002091144A JP 2000280321 A JP2000280321 A JP 2000280321A JP 2000280321 A JP2000280321 A JP 2000280321A JP 2002091144 A JP2002091144 A JP 2002091144A
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彰 中熊
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山口  淳
Yoshiaki Sanada
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努 長田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補給容器および現像装置の密封性を向上し、
さらに補給操作が容易にかつ確実に行える現像剤補給装
置を提供する。 【解決手段】 現像装置は、第1のシャッター機構によ
って現像装置の開口の開閉ができ、補給時以外は、第1
のロック機構によって、現像装置の開口を密閉すること
ができる。補給容器は、第2のシャッター機構によって
容器開口の開閉ができ、補給時以外は、第2のロック機
構によって、容器開口を密閉することができる。したが
って補給時以外に、各開口が容易に解放されることを防
止できる。また第2のシャッター機構は、第1のシャッ
ター機構と連動して動作するので、各開口の開閉を一つ
の動作で行うことができる。また補給容器が現像装置に
装着されることによって第1および第2のロック機構が
解除されるので、現像剤補給動作を容易に行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機、レー
ザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の現像装置
に現像剤を補給するための現像剤補給装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、静電式複写機、レーザプリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置においては、回動する電
荷担持体上に静電潜像を形成し、この潜像に粉体状の現
像剤を付着させ、形成された粉体画像を記録紙に転写
し、定着することにより画像記録の形成が行われてい
る。画像形成にあたり、現像剤は現像とともに消費され
るので、消費に応じて現像装置中のホッパなどに現像剤
が補給されるようになっている。
【0003】現像剤を、現像剤補給容器から現像装置の
ホッパ内に投入する方法としては、補給される現像剤を
収容したボトル状の補給容器を、キャップにより蓋をし
て保管しておき、現像剤補給時に、現像剤補給容器のキ
ャップを外し、現像装置の現像剤補給口より現像剤を補
給したり、フィルム状のシール材を用い、このシール材
を現像剤補給容器本体開口部の周囲に接着剤あるいはヒ
ートシールにより貼着し、現像剤補給時にシール材を剥
がし、容器からホッパ内に投入する方法がある。
【0004】またはシール材で閉鎖された現像剤補給容
器の開口を下にして、倒立した状態で補給用容器を現像
装置の補給口に装着し、その後、シール部材のシール材
を剥がすことにより現像剤補給用容器の開口から現像剤
を流出させてホッパ内に現像剤を補給する方法、また補
給容器の開口部にスライド式シャッタを設け、上記シー
ルの剥離をスライド式のシャッターの開閉に連動させて
行う方法など、種々の方法が採られている。
【0005】従来の現像剤補給容器の例として、特開平
7−56430号公報記載の現像剤補給容器および前記
容器の組み立て方法は、現像剤補給容器本体と容器本体
開口を覆う弾性部材を貼付させたスライド式シャッタを
設けている。
【0006】また他の従来の現像剤補給容器の例とし
て、特開平11−44989号公報記載の現像剤補給容
器用キャップは、現像剤補給容器本体と容器本体開口を
覆うスライド式シャッタを設けており、スライド式シャ
ッターの開閉を磁力を利用して行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】現像剤補給容器のキャ
ップを外して現像剤を補給する方法では、現像剤を補給
する際、現像剤を周囲に飛散させて現像装置の内外を汚
染したり、操作者の手や衣服等を汚したりすることがあ
る。また、現像剤補給容器から現像装置の補給口へ直接
補給するために、指定外のトナーを誤って補給してしま
い、機械に異常を発生させることがある。
【0008】また特開平7−56430号公報および特
開平11−44989号公報では、現像剤補給容器本体
と容器本体開口を覆うスライド式シャッタを設けている
ので、補給部が大きくなったり、キャップの構造が複雑
となる。また現像剤補給容器の開口をシール材で閉鎖
し、補給時に、そのシール材を剥がして補給するもので
は、補給操作に手間がかかるうえ、再使用ができないと
いう問題がある。
【0009】本発明の目的は、現像剤補給容器の密封性
を向上させ、しかも、現像装置本体への現像剤補給操作
を容易にした現像剤補給装置を提供することである。
【0010】また、本発明の他の目的は、現像装置の補
給口の密封性を向上させ、しかも、現像装置の補給口の
開閉操作を、現像剤補給容器の開口の開閉操作と連動さ
せることができる現像剤補給装置を提供することであ
る。
【0011】また、本発明のさらに他の目的は、運搬時
あるいは現像装置本体への現像剤を補給する際に、現像
剤が漏れることのない現像剤補給装置を提供することで
ある。
【0012】また、本発明のさらに他の目的は、現像剤
の補給を確実に行うことができ、指定の現像剤以外の現
像剤が間違って補給されることを防止し得る現像剤補給
装置を提供することである。
【0013】また、本発明のさらに他の目的は、現像剤
の補給時に、シール材などを剥がす必要がなく、再使用
が可能な現像剤補給装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成装置
に設けられる現像装置と、前記現像装置に補給する現像
剤を収納した現像剤補給容器とを含む現像剤補給装置に
おいて、前記現像装置は、現像剤補給容器が現像装置に
装着された状態で、現像装置に対する現像剤補給容器の
変位動作によって、現像装置の開口を開閉する第1のシ
ャッター機構と、現像装置の開口を閉じた第1のシャッ
ター機構をロックする第1のロック機構とを有し、前記
現像剤補給容器は、現像剤補給容器が現像装置に装着さ
れた状態で、現像装置に対する現像剤補給容器の変位動
作によって、第1のシャッター機構と連動して、現像剤
補給容器の容器開口を開閉する第2のシャッター機構
と、容器開口を閉じた第2のシャッター機構をロックす
る第2のロック機構とを有し、現像装置には、現像剤補
給容器が現像装置に装着されることによって、第2のロ
ック機構による第2のシャッター機構のロックを解除す
る第1のロック解除機構が設けられ、現像剤補給容器に
は、現像剤補給容器が現像装置に装着されることによっ
て、第1のロック機構による第1のシャッター機構のロ
ックを解除する第2のロック解除機構が設けられること
を特徴とする現像剤補給装置である。
【0015】本発明に従えば、現像装置は、第1のシャ
ッター機構によって現像装置の開口の開閉ができ、現像
剤補給容器が現像装置から離脱されるとき、すなわち現
像剤補給時以外は、第1のロック機構によって、第1の
シャッター機構をロックし、現像装置の開口を閉じるこ
とができる。したがって現像剤補給時以外は、現像装置
の開口は密閉され、現像装置の開口が容易に解放するこ
とを防止できる。
【0016】また現像剤補給容器は、第2のシャッター
機構によって容器開口の開閉ができ、現像剤補給容器が
現像装置から離脱されるとき、すなわち現像剤補給時以
外は、第2のロック機構によって、第2のシャッター機
構をロックし、容器開口を閉じることができる。したが
って現像剤補給時以外は、容器開口は密閉され、容器開
口が容易に解放することを防止することができる。
【0017】第2のシャッター機構は、第1のシャッタ
ー機構と連動して動作するので第1および第2のシャッ
ター機構の開閉を一つの動作で行うことができる。また
現像剤補給容器が現像装置に装着されることによって第
1および第2のロック機構が解除するので、ロック機構
を解除するための特別な動作を省略することができる。
したがって現像剤補給容器を装着時に現像装置の開口の
開閉動作と現像剤補給容器の容器開口動作を同時に行う
ことができ現像剤補給動作をより簡単に行うことができ
る。
【0018】また本発明は、前記第1のシャッター機構
は、現像装置に固定して設けられ、開口を有する第1の
支持部材と、第1の支持部材の開口に対応する開口を有
し、第1の支持部材に対して回転可能に支持され、現像
装置に装着された現像剤補給容器の回転によって回転す
る第1のシャッター部材とを含むことを特徴とする。
【0019】また本発明は、前記第1の支持部材の開口
および、前記第1のシャッター部材の開口は、略半円状
に形成されており、補給時以外は、第1の支持部材の開
口と第1のシャッター部材の開口とは位置がずれて現像
装置の開口が閉鎖しており、補給時には、第1の支持部
材の開口と第1のシャッター部材の開口とを一致させて
現像装置の開口が形成されることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、現像装置の第1のシャッ
ター機構には、第1の支持部材の有する開口と第1のシ
ャッター部材の有する開口とが対応して設けられる。し
たがって現像装置に固定している第1の支持部材に対し
て第1のシャッター部材を回転させることで、第1のシ
ャッター部材の開口と第1の支持部材の開口とを一致さ
せて、現像装置の開口を解放することができる。また第
1のシャッター部材の開口と第1の支持部材の開口とを
ずらせて現像装置の開口を密閉することができる。した
がって、第1のシャッター部材を回転させることによっ
て現像装置の開口の開閉を行うことができる。
【0021】また本発明は、前記第1の支持部材と前記
第1のシャッター部材との間に、密閉用のシール部材が
設けられることを特徴とする。
【0022】本発明に従えば第1の支持部材と第1のシ
ャッター部材との間に密閉用のシール部材を設けること
によって現像装置の密閉性をより高くすることができ
る。
【0023】また本発明は、前記第1のロック機構は、
第1のシャッター部材に形成される切欠部と、第1の支
持部材に対して回転が阻止されて設けられ、切欠部に係
合する係止部材とを含むことを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、第1のシャッター部材に
設けられる切欠部に、係止部材が嵌入することによっ
て、第1のシャッター部材は、第1の支持部材に対して
回転が阻止される。
【0025】したがって、第1のシャッター部材の開口
と第1の支持部材の開口を一致させない状態、すなわち
現像装置の開口を密閉させた状態で、第1のシャッター
部材に設けられる切欠部に係止部材が係合されることに
よって、現像装置の開口を密閉させた状態に保持するこ
とができる。
【0026】また本発明は、前記係止部材は、弾発性を
有するT字状の部材からなることを特徴とする。
【0027】本発明に従えば、係止部材はT字状の部材
からなり、弾発性を有するので、スプリング部材等の特
別な部材をあらたに設ける必要がなく、簡単な構成で第
1のシャッター部材の回転阻止および阻止解除動作を行
うことができる。
【0028】また本発明は、前記係止部材には、現像剤
補給容器が現像装置に装着されたとき、第2のロック解
除機構が当接する傾斜面が形成され、第2のロック解除
機構が傾斜面に当接することによって係止部材は、第1
のシャッター部材の切欠部との係合が解除されることを
特徴とする。
【0029】また本発明は、前記第2のロック解除機構
は、現像剤補給容器の口縁部であることを特徴とする。
【0030】本発明に従えば、第2のロック解除機構で
ある現像剤補給容器の口縁部が係止部材の傾斜面に当接
することによって、係止片は切欠部との係合が解除され
る。したがって現像剤補給容器に特別な部材をあらたに
設ける必要がなく、簡単な構成で第1のロック機構を解
除することができる。
【0031】また本発明は、前記第1のシャッター部材
には、前記係止部材に当接し、第1のシャッター部材を
現像装置の開口が形成される所定の位置で停止させる当
接部が形成されていることを特徴とする。
【0032】本発明に従えば、第1のシャッター部材の
当接部が係止部材に当接し、第1のシャッター部材を現
像装置の開口が形成される所定の位置で停止させること
ができる。したがって、第1のシャッター部材の開口と
第1の支持部材の開口とを容易に一致させることができ
る。
【0033】また本発明は、前記第2のシャッター機構
は、現像剤補給容器に固定して設けられ、開口を有する
第2の支持部材と、第2の支持部材の開口に対応する開
口を有する第2のシャッター部材とを含むことを特徴と
する。
【0034】また本発明は、前記第2のシャッター部材
は、第2の支持部材に対して回転可能に支持されている
ことを特徴とする。
【0035】また本発明は、前記第2の支持部材の開口
および前記第2のシャッター部材の開口は、略半円状に
形成されており、補給時以外は、第2の支持部材の開口
と第2のシャッター部材の開口とは位置がずれて容器開
口が閉鎖しており、補給時には、第2の支持部材の開口
と第2のシャッター部材の開口とを一致させて容器開口
を形成することを特徴とする。
【0036】本発明に従えば、現像剤補給容器の第2の
シャッター機構は、第2の支持部材に形成される開口
と、第2のシャッター部材に形成される開口とが対応し
て設けられるので、現像剤補給容器に固定している第2
の支持部材に回転可能に設けられる第2のシャッター部
材を回転させることで、第2のシャッター部材の開口と
第2の支持部材の開口とを一致させて容器開口を解放す
ることができる。また第2のシャッター部材の開口と第
2の支持部材の開口とをずらせて容器開口を閉鎖させる
ことができる。このようにして、第2のシャッター部材
を回転させることによって現像剤補給容器に設けられる
容器開口の開閉を容易に行うことができる。
【0037】また本発明は、前記第2のシャッター部材
と第2の支持部材との間に密閉用のシール部材が設けら
れることを特徴とする。
【0038】本発明に従えば、第2の支持部材と第2の
シャッター部材との間に密閉用のシール部材を設けるこ
とによって現像剤補給容器の密閉性をより高くすること
ができる。
【0039】また本発明は、前記第2の支持部材は、現
像剤を第2の支持部材の開口に案内する案内片を有して
いることを特徴とする。
【0040】本発明に従えば、案内片によって現像剤
は、第2の支持部材の開口に案内されるので、現像剤補
給容器は、現像剤を現像装置に円滑に補給することがで
きる。また案内片によって現像剤が現像剤補給容器内に
残留することがなく、開口部以外から漏れることを防ぐ
ことができる。
【0041】また本発明は、前記第2のロック機構は、
突出片を有するロック部材を有し、前記第2の支持部材
には、ロック部材の突出片を第2の支持部材の外部に突
出させてロック部材が挿入される第2の支持部材の中空
部が形成され、前記第2のシャッター部材には、ロック
部材の突出片を第2のシャッター部材の外部に突出させ
てロック部材が挿入される第2のシャッター部材の中空
部が形成され、ロック部材は、突出片を第2のシャッタ
ー部材および第2の支持部材の外部に突出させた状態
で、第2のシャッター部材の中空部から第2の支持部材
の中空部にわたって挿入されるロック位置に配置される
とき、第2の支持部材と第2のシャッター部材との相対
的な回転を阻止し、第2の支持部材の中空部に収容され
るロック解除位置に配置されるとき、第2の支持部材と
第2のシャッター部材との相対的な回転を許容すること
を特徴とする。
【0042】本発明に従えば、ロック部材がロック位置
に配置されることによって、第2のシャッター部材は、
第2の支持部材に対して回転が阻止される。したがっ
て、第2のシャッター部材の開口と第2の支持部材の開
口を一致させない状態、すなわち現像剤補給容器の容器
開口を閉鎖させてロック部材をロック位置に配置させる
ことによって、容器開口を閉鎖させた状態に保持するこ
とができる。
【0043】また本発明は、前記第2のロック機構は、
湾曲する板ばねであるロック部材を有し、前記第2の支
持部材には凹所が形成され、この凹所内に前記ロック部
材が配置され、前記第2のシャッター部材には溝部が形
成され、ロック部材は、ロック部材の湾曲部が第2の支
持部材の外部に突出して第2のシャッター部材の溝部に
係合されるロック位置に配置されるとき、第2の支持部
材と第2のシャッター部材との相対的な回転を阻止し、
湾曲部が第2の支持部材の凹所内に収容されてロック解
除位置に配置されるとき、第2の支持部材と第2のシャ
ッター部材との相対的な回転を許容することを特徴とす
る。
【0044】本発明に従えば、ロック部材がロック位置
に配置されることによって、第2のシャッター部材は、
第2の支持部材に対して回転が阻止される。したがっ
て、第2のシャッター部材の開口と第2の支持部材の開
口とが一致しない状態、すなわち現像剤補給容器の容器
開口を閉鎖させてロック部材をロック位置に配置させる
ことによって、容器開口を閉鎖させた状態に保持するこ
とができる。
【0045】また本発明は、前記第2のロック機構を解
除する第1のロック解除機構は、第1のシャッター機構
に設けられる解除用突出部から成り、現像剤補給容器を
現像装置に装着したとき、解除用突出部がロック部材を
ロック解除位置に押圧してロック解除することを特徴と
する。
【0046】本発明に従えば、第1のロック解除機構で
ある解除用突出部によって、ロック部材をロック解除位
置に押圧してロック解除することができるので、簡単な
構成によってロック機構を構成することができる。
【0047】また本発明は、現像装置と現像剤補給容器
とには、現像剤補給容器を一定の補給姿勢に保持する保
持機構が設けられていることを特徴とする。
【0048】また本発明は、前記保持機構は、第1の支
持部材に設けられた保持用係合部と、第2の支持部材に
設けられ、保持用係合部に対応する保持用係合片とを有
することを特徴とする。
【0049】また本発明は、前記第1の支持部材は、互
いに対向する環状の上縁部および下縁部を有し、前記保
持用係合部は上縁部に形成され、前記保持用係合片が第
1の支持部材の上縁部と下縁部とに挟持されることによ
って、現像剤補給容器を一定の補給姿勢に保持すること
を特徴とする。
【0050】本発明に従えば、現像剤を補給するときに
保持機構が設けられるので、現像剤補給容器は、現像剤
を安定した姿勢で補給することができる。
【0051】また本発明は、第1のシャッター部材を回
転させるために、第1のシャッター部材にピン挿通孔を
設け、第2の支持部材に前記ピン挿通孔に嵌合するピン
を設け、現像剤補給容器を現像装置に装着するとき、第
2の支持部材に設けたピンと、第1のシャッター部材に
設けたピン挿通孔とが嵌合し、現像剤補給容器を回転す
ることによって、第1のシャッター部材を回転させるこ
とを特徴とする。
【0052】本発明に従えば、現像装置に現像剤補給容
器を装着することによって、第1のシャッター部材のピ
ン挿通孔に第2の支持部材のピンが嵌合して第1のシャ
ッター部材が現像剤補給容器に固定される。したがっ
て、現像剤補給容器を回転することによって第1のシャ
ッター部材が回転する。このようにして、現像剤補給容
器を現像装置に装着し、回転することで確実に現像装置
の開口を開閉させることができる。
【0053】また本発明は、第2のシャッター部材を回
転するために、第2のシャッター部材の外周に掛合片を
設け、第1の支持部材に、前記掛合片が掛合される掛合
部を設け、現像剤補給容器を現像装置に装着するとき、
第2のシャッター部材の掛合片が、第1の支持部材の前
記掛合部に掛合されて第2のシャッター部材が現像装置
に固定され、現像剤補給容器を回転させるとき、第2の
支持部材のみが回転することを特徴とする。
【0054】本発明に従えば、現像装置に現像剤補給容
器を装着して、現像剤補給容器を回転することによって
第2の支持部材のみを回転させることができる。これに
よって、現像剤補給容器を回転することで容器開口を開
閉させることができる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の現像剤補給装置
の実施の一形態について説明する。本実施形態の現像剤
補給装置は、静電式複写機、レーザープリンタおよびフ
ァクシミリなど、粉体状のトナーなどの現像剤を用いて
画像形成を行なう画像形成装置に適用され、画像形成装
置に設けられる現像装置と、現像装置に現像剤を補給す
る現像剤補給容器とから構成される。
【0056】図1は本実施の形態による現像剤補給装置
1の現像剤補給容器3が、現像装置2から離脱された状
態を示す斜視図であり、図2は、現像装置2に現像剤補
給容器3が装着され、現像剤の補給を行なう状態を示す
現像剤補給装置1の断面図である。
【0057】本実施の形態では、現像装置2は、ホッパ
79を内蔵し、現像装置2の現像剤補給部32には現像
装置2の開口80が形成される。現像剤を収容した現像
剤補給容器3(以降単に補給容器3とする)の有するキ
ャップ52には、容器開口81が形成される。現像装置
2の現像剤補給部32には、現像装置の開口80を開閉
する第1のシャッター機構51が設けられ、補給容器3
のキャップ52には、容器開口81を開閉する第2のシ
ャッター機構33が設けられる。第2のシャッター機構
33は、キャップ52によって、補給容器3に回転可能
に支持される。
【0058】第1のシャッター機構51には、第1のシ
ャッター機構51を閉鎖状態にロックする第1のロック
機構53が設けられ、第2のシャッター機構33には、
第2のシャッター機構33を閉鎖状態にロックする第2
のロック機構54が設けられる。また、第1のシャッタ
ー機構51には、第2のシャッター機構33のロックを
解除する第1のロック解除機構が設けられ、第2のシャ
ッター機構33には、第1のシャッター機構51のロッ
クを解除する第2のロック解除機構が設けられる。
【0059】通常状態では、現像装置2と補給容器3と
は分離しており、第1および第2のシャッター機構5
1,33はそれぞれのロック機構によって閉鎖状態にロ
ックされている。現像装置2に現像剤を補給するには、
補給容器3を反転させて容器開口81を下にし、現像装
置の開口80に補給容器3の容器開口81を装着する。
すると、現像装置側の第1のロック解除機構が、補給容
器側の第2のロック機構54を解除し、補給容器側の第
2のロック解除機構が、現像装置側の第1のロック機構
53を解除する。そして、この状態で補給容器3を回転
させると、第1および第2のシャッター機構51,33
が開き、現像剤が補給容器3から現像装置2内のホッパ
79に供給される。
【0060】第1のシャッター機構51は、現像剤補給
部32に固定される第1の支持部材4と、この第1の支
持部材4に回転可能に取り付けられる第1のシャッター
部材5とを有する。図3は、第1の支持部材4を示す平
面図であり、図4は、図3のIV−IV切断面線で切断
した断面図である。第1の支持部材4は、有底短円筒状
に形成され、底部側が現像装置2のホッパ79内方に向
かって設置されるように、現像装置2の上部に固定され
る。図3に示すように第1の支持部材4の底部には、略
半円状の開口8が形成される。また図4に示すように第
1の支持部材4の中央には、第1のロック解除機構であ
る円柱状の解除用突出部9が形成される。
【0061】図5は、第1のシャッター部材5を示す平
面図である。図6は、図5のVI−VI切断面線で切断
した断面図である。第1のシャッター部材5は、円板状
であり、第1の支持部材4の開口8と大きさがほぼ等し
い略半円状の開口15が形成される。また第1のシャッ
ター部材5の中央には、円柱状の突出部挿通孔14があ
けられ、この突出部挿通孔14に、第1の支持部材4の
解除用突出部9を挿通させ、第1の支持部材4の底面上
に第1のシャッター部材5を載置することによって、第
1のシャッター部材5は、第1の支持部材4に回転可能
に支持される。
【0062】図7(1)のように、補給容器3が現像装
置2から離脱した状態にあるときには、第1の支持部材
4の略半円状の開口8と第1のシャッター部材5の略半
円状の開口15とは、中心軸に対して、180度回転し
た対称位置に置かれており、互いの開口が重ならず現像
装置の開口80は閉鎖状態にある。
【0063】また図7(2)のように現像剤補給時に
は、第1のシャッター部材5が、周方向一方である時計
回りに180度角変位することによって、第1のシャッ
ター部材5の開口15と第1の支持部材4の開口8とが
一致し、現像装置の開口80が形成される。またお互い
の開口が一致した位置から第1のシャッター部材5が周
方向他方である反時計回りに180度角変位することに
よって、再び互いの開口が重なることを阻止することが
できる。
【0064】したがって現像剤補給時以外は、 第1の
支持部材4の開口8と第1のシャッター部材5との開口
15は位置がずれて配置され、現像装置2の開口80は
閉鎖される。現像剤補給時には、第1のシャッター部材
5を回転させることによって、 第1の支持部材4の開
口8と第1のシャッター部材5の開口15とが一致し、
現像装置2の開口80が形成され現像剤の補給を行うこ
とができる。また第1の支持部材4と第1のシャッター
部材5との間に密閉用の装置のシール部材7が設けられ
る。これによって、現像装置の密閉性をより高くするこ
とができる。
【0065】図5に示すように、第1のシャッター部材
5の外周部の1カ所に切欠部16が形成される。中心に
関して切欠部16とは反対側に、周方向一方側から切り
かかれ、半径方向外方に突出する当接部17が形成され
る。切欠部16は、第1のロック機構53の一部を構成
する。
【0066】図8は、第1のロック機構53の係止部材
6を示す斜視図である。係止部材6は、棒状の基部41
の中央部から係合部19が突出してT字状に形成され、
合成樹脂などの弾発性を有する材料からなる。係合部1
9は、第1の支持部材4の周壁に形成される挿通孔(図
示略)を介して内側に突出するように現像装置2の周縁
部に取り付けられ、さらに詳しくは、係合部19が、基
部41に垂直な前後方向A1,B1に変位可能に、基部
41の長手方向両端部が現像剤補給部32に保持され
る。係合部19の上部には、先端(前方A1)に向かう
につれて、下方となるように傾斜する傾斜面20が形成
される。
【0067】図9(1)は、第1のロック機構53のロ
ック時の状態を示す平面図であり、図9(2)は、ロッ
ク時の第1のシャッター部材5と係止部材6を示した平
面図である。ロック状態において、第1のシャッター部
材5の切欠部16に、係止部材6の係合部19が係合す
る。これによって、第1のシャッター部材5は回転する
ことが阻止され、現像装置2の第1のシャッター機構5
1が開くことが防がれる。
【0068】図10,12は、第1のロック解除機構の
動作の概略を示す図である。補給容器3が、現像装置2
に装着すると図10に示すように、補給容器3の口縁部
38が、係止部材6の係合部19に形成される傾斜面2
0に当接する。前方A1に向かうにつれて下方に傾斜す
る傾斜面20に口縁部38を押し付けると、係合部19
は、弾性力に抗して後方B1に移動する。このようにし
て、口縁部38が第1のシャッター部材5に当接するま
で押し下げると、図11(1)(2)に示すように、第
1のシャッター部材5と係止部材6との係合が完全に解
除され、第1のシャッター部材5は回転可能になる。つ
まり補給容器3の口縁部38は、第1のロック機構53
を解除する第2のロック解除機構として機能する。
【0069】第1のロック機構53が解除すると、つぎ
に補給容器3を180度回転させて第1のシャッター機
構51を開ける。係止部材6の係合部19は、前方A1
に弾発的に付勢されるので、第1のシャッター部材5の
周面に弾発的に係合部6が押し付けられ、補給容器3と
ともに第1のシャッター部材5を回転させるとき、係合
部19は常に第1のシャッター部材5の周面に押し付け
られる。そして、第1のシャッター部材5が180度回
転すると、図12(1)(2)に示すように、係合部1
9が第1のシャッター部材5の当接部17に当接し、第
1のシャッター部材5を停止させる。このとき、第1の
シャッター部材5の開口15と第1の支持部材4の開口
8とが一致し、現像装置の開口が形成される。このよう
にして、係止部材6の係合部19と、第1のシャッター
部材5の当接部17とによって、現像装置の開口80が
形成される位置に第1のシャッター部材5を停止させる
ことができる。
【0070】図13は、補給容器3の概略を示す斜視図
である。補給容器3は、トナーなどの現像剤を収容し
た、透明樹脂製のボトルと、その口縁部38に取付けら
れる第2のシャッター機構33を有するキャップ52と
を含んで構成される。本実施の形態では、現像剤補給時
に、補給容器3を倒立させ容器開口81および口縁部3
8を下方にすることによって重力を利用して、現像剤を
現像装置2に補給する。補給容器3は、補給用現像剤が
所定量収容されており、その容器開口81は、第2のシ
ャッター機構33によって密封されている。
【0071】図14は、第2のシャッター機構33を示
す分解図である。図15は、補給容器3の一部を拡大し
て示す斜視図であり、図16は、図14のXVI−XV
I切断面線で切断した断面図である。第2のシャッター
機構33は、円板状であり、略半円状の開口39を有
し、補給容器3に固定される第2の支持部材34と、円
板状であり、略半円状の開口46を有し、第2の支持部
材34に対して回転可能に設けられる第2のシャッター
部材35とを有し、第2の支持部材34には、開口39
に現像剤を案内するための案内片44(図16参照)が
固定される。
【0072】第2の支持部材34は、第1のシャッター
部材5を回転させるために、第1のシャッター部材5に
設けられるピン挿通孔18(図5参照)に嵌合する円柱
状のピン49を有する。ピン49は、第2のシャッター
部材35の開口46を介して下方に突出し、補給容器3
を現像装置2に装着したとき、第1のシャッター部材5
のピン挿通孔18に嵌合し、第2の支持部材34と第1
のシャッター部材5とが連結される。これによって、補
給容器3を回転させることによって、現像装置側の第1
のシャッター部材5を確実に回転させることができる。
【0073】図17(1)および図18(1)に示すよ
うに、補給容器3の補給時以外の通常の状態において
は、第2のシャッター部材35の開口46と第2の支持
部材34の開口39とが重ならず、容器開口81は閉鎖
されている。この状態から図17(2)に示すように、
第2の支持部材34を回転させ、図17(3)および図
18(2)のように、第2のシャッター部材35の開口
46と第2の支持部材34の開口39とが一致すること
によって、容器開口81が開く。
【0074】また第2の支持部材34と第2のシャッタ
ー部材35との間に密閉用の容器ののシール部材37が
設けられる。これによって、補給容器3の密閉性をより
高くすることができる。
【0075】図14に示すように、第2の支持部材34
の中央部には、容器内方に突出する突出部40を有す
る。この突出部40は、有底短円筒状であり、内部に支
持部材の中空部59を有し、下方(第2のシャッター部
材35側)が開口している。第2のシャッター部材35
の中央部にも、シャッター部材の中空部47が形成さ
れ、この中空部47と突出部40内の支持部材の中空部
59とが連通する。
【0076】図19は、第2のロック機構54を示す分
解図である。第2のロック機構54は、第2の支持部材
34の中空部59を有する突出部40、第2のシャッタ
ー部材35に設けられる中空部47、圧縮コイルバネ2
2およびロック部材36を含んで構成される。突出部4
0と中空部47は、第2のシャッター部材35の回転軸
線L1上に同軸に配置され、支持部材の中空部59とシ
ャッター部材の中空部47とが連なる。突出部40の周
壁から第2の支持部材34にかけて、前記回転軸線L1
に平行に延び、内部空間に連なるスリット42が形成さ
れる。同様に、第2のシャッター部材35に形成される
中空部47にも、回転軸線L1に平行に延びるスリット
48が形成される。
【0077】ロック部材36は、半径方向外方に突出し
た突出片21を有する略円柱状に形成され、この突出片
21を、前記スリット42、48から突出させて突出部
40、中空部47に収納される。さらに詳しく説明する
と、突出部40の内部空間すなわち中空部59に圧縮コ
イルばね22を収容し、その後にロック部材36の突出
部21をスリット42から突出させて収容し、その下か
ら第2のシャッター部材35の中空部47にロック部材
36を収容する。このときロック部材36に形成される
突出片21は、第2の支持部材34のスリット42およ
び第2のシャッター部材35のスリット48に嵌合して
いる。ロック部材36は、圧縮コイルばね22から下方
にばね付勢されるが、スリット48は、第2のシャッタ
ー部材35の上半分のみに形成され、下半分は連なって
おり、ここにロック部材36の突出部21が係止され、
ロック部材36は中空部47から突出部40の中空部5
9にわたって収容される。
【0078】このようにして、ロック部材36が突出部
21を第2の支持部材34のスリット42から第2のシ
ャッター部材35のスリット48にわたって突出させる
ことによって、第2の支持部材34と第2のシャッター
部材35との相対的な回転が阻止される。このとき、第
2の支持部材34の開口39と第2のシャッター部材3
5の開口46とは180度ずれ、容器開口81が閉鎖状
態にロックされることとなる。
【0079】つぎに、図20〜図22を参照して第2の
ロック機構54のロック解除動作について説明する。通
常状態では、図22(1)に示すように、ロック部材3
6は、第2の支持部材34の突出部40内から第2のシ
ャッター部材35の中空部47にわたって配置されてロ
ック状態となっている。
【0080】図20に示すように、現像装置2側の第1
のシャッター部材5の中央部には、解除用突出部9が立
設されており、この解除用突出部9が、第2のロック機
構54を解除する第2のロック解除機構として機能す
る。さらに詳しく説明すると、補給容器3を現像装置2
に装着すると、図21、図22(2)に示すように、解
除用突出部9が、補給容器3の第2のシャッター部材3
5に形成される中空部47に挿入され、ロック部材36
が圧縮コイルばね22のばね力に抗して突出部40の中
空部59に完全に収容される。つまり、ロック部材36
の突出片21は、第2のシャッター部材35のスリット
48から完全に離脱し、これによって第2の支持部材3
4と第2のシャッター部材35とが相対的に回転可能と
なる。
【0081】したがって、この状態で補給容器3を18
0度回転させることによって、容器開口81が開放す
る。なお、前述したように、180度回転した位置で、
現像装置側の第1のシャッター部材5の当接部17に係
止部材6が当接することによって、回転が停止させられ
る。
【0082】図23は、補給容器3の保持機構57を示
す分解図であり、図24は、保持機構57を周方向に展
開した展開図であり、図25は、保持機構57の動作を
示す断面図である。現像装置2と補給容器3とには、補
給容器3を所定の補給姿勢に保持する保持機構57が設
けられている。前記保持機構57は、第1の支持部材4
に設けられた保持用係合部12A〜12Cと、第2の支
持部材34に設けられ、保持用係合部12A〜12Cに
対応する保持用係合片43A〜43Cとを有する。
【0083】現像装置側の第1の支持部材4には、上下
に間隔をあけて対向する環状の上縁部10および下縁部
11が形成され、これらの間に環状の保持用溝23が形
成される。上縁部10には、保持用係合部12A,12
B,12Cが周方向に等間隔に3カ所で切り欠かれて形
成される。また下縁部11には一つの切欠である掛合部
13が設けられる。上縁部10に形成される3つの保持
用係合部12A,12B,12Cのうちの1つ12B
と、下縁部11に形成される掛合部13とが対向して配
置されている。
【0084】補給容器側の第2の支持部材34には、外
周に半径方向に突出する保持用係合片43A,43B,
43Cが周方向に等間隔に3カ所形成される。また第2
のシャッター部材35には、外周に半径方向外方に突出
する掛合片50が形成される。
【0085】つぎに、これらの動作について説明する。
補給容器側の第2のシャッター機構33がロック状態に
あるときには、第2の支持部材34の3つの保持用係合
片43A,43B,43Cのうちの1つ43Bと、第2
のシャッター部材35の掛合片50とが対向配置されて
いる。図23、図24および図25(1)に示すよう
に、補給容器3を現像装置2に装着するとき、現像装置
2側の3カ所の保持用係合部12A,12B,12C
に、補給容器3側の3カ所の保持用係合片43A,43
B,43Cを挿入する。すると、図25(2)に示すよ
うに、補給容器3の第2のシャッター部材35に形成さ
れる掛合片50が、現像装置2の第1の支持部材4の下
縁部11に形成される掛合部13に挿入される。これに
よって、現像装置2の第1の支持部材4と補給容器3の
第2のシャッター部材35と連結され、相対的な回転が
阻止される。また第2の支持部材34に形成される保持
用係合片43A〜43Cが、第1の支持部材4の上縁部
10に形成される保持用係合部12を通過し、第1の支
持部材4に形成される下縁部11と上縁部10との間の
保持用溝23に配置される。
【0086】次に補給容器3を回転させると、第2のシ
ャッター部材35の掛合片50が、第1の支持部材4の
掛合部13と係合し、第2のシャッター部材35は、現
像装置2に対して相対的に回転することが阻止されてい
るので、第2の支持部材34のみが、図25(3)に示
すように、上縁部10と下縁部11との間で回転する。
このようにして180度回転すると、現像装置側の第1
のシャッター部材5の当接部17に係止部材6が当接す
ることによって、回転が停止する。このとき、補給容器
3側の3つの保持用係合片43A〜43Cが、上縁部1
0と下縁部11とに挟持され、補給容器3の姿勢が保持
される。
【0087】つぎに、現像剤の補給動作をまとめて説明
する。現像装置2から離脱状態にある補給容器3は、容
器開口81が閉鎖された状態にあり、該補給容器3の口
縁部38を下側にして倒立させて現像装置2に装着す
る。そのとき、現像装置側の第1の支持部材4の解除用
突出部9が、補給容器側の第2のシャッター部材35の
中空部47に挿入され、かつ現像装置側の第1のシャッ
ター部材5のピン挿通孔18に補給容器側の第2の支持
部材34のピン49が挿入される。さらに補給容器側の
第2の支持部材34の保持用係合片43A〜43Cおよ
び第2のシャッター部材35の掛合片50が、現像装置
側の第1の支持部材4の保持用係合部12A〜12Cを
介して挿入され、補給容器側の第2のシャッター部材3
5の掛合片50が現像装置側の第1の支持部材4の下縁
部11に形成される掛合部13に嵌入する。
【0088】前記解除用突出部9は、第2のロック機構
54のロック部材36を圧縮コイルばね22の付勢力に
抗して押圧し、第2のロック機構54を解除する。ま
た、補給容器3の口縁部38によって、第1の支持部材
4の切欠部16に係合している係止部材6はロック解除
位置に移動し、第1のロック機構53のロックが解除さ
れる。
【0089】補給容器3を180度回転させると、補給
容器3とともに前記第2の支持部材34が回転し、第2
の支持部材34に設けられるピン49を介して、第1の
シャッター部材5が180度回転する。これによって、
現像装置2の開口80および容器開口81が形成され
る。また補給容器側の第2の支持部材34の外周に設け
られた保持用係合片43A〜43Cは現像装置側の第1
の支持部材4の上縁部10と下縁部11との間の保持用
溝23を移動する。
【0090】補給容器3を180度回転させると、第1
のシャッター部材5の当接部17が係止部材6の係合部
19と当接し、補給容器3がさらに角変位することが阻
止される。このとき、現像装置2の開口80および容器
開口81が重なり、補給容器3の現像剤が現像装置2の
ホッパ79内に補給される。
【0091】補給が完了したとき、補給容器3を反対方
向に180度回転させることにより、第1および第2の
シャッター機構を元の状態に戻し、それぞれの開口8
0,81を閉鎖する。そして、補給容器3を現像装置2
から離脱させることにより、ロック部材36は圧縮コイ
ルばね22の弾性回復力によって押下げられ、ロック部
材36が第2のシャッター部材35の中空部47に嵌入
し、補給容器側の第2のシャッター部材35と第2の支
持部材34が相対的に回転することを阻止する。また係
止部材6は、弾性回復力によってロック位置に移動し、
現像装置側の第1のシャッター部材5の切欠部16と係
止部材6とが係合し、第1のシャッター部材5を非回転
状態にロックする。
【0092】このようにして、補給容器3を現像装置2
から取外すことによって、現像装置2の装置開口80
と、補給容器3の容器開口81は完全に閉鎖され、かつ
ロックされ、これによって現像剤が飛散することがな
い。
【0093】しかも、現像装置2の解除用突出部9およ
びピン挿通孔18と、補給容器3のシャッター部材の中
空部47およびピン49との位置および形状が完全に一
致しないと、第1および第2のシャッター機構のロック
が解除できないため、指定の現像剤補給容器(指定の現
像剤)以外のものを間違って補給することを阻止するこ
とができる。また上述の各構成は、本発明の例示に過ぎ
ず、発明の範囲内において構成を変更することができ
る。
【0094】図26は、他の実施の形態である第2のロ
ック機構54Aを示す分解斜視図である。この実施の形
態である第2のロック機構54Aを用いた現像剤補給装
置1Aは、前記実施の形態と類似しており、第2のロッ
ク機構以外の構成は、同一の構成であり、同一の構成に
ついては、同一の符号を用い、説明を省略する。この他
の実施の形態に用いられる第2のロック機構54Aは、
湾曲する板ばねであるロック部材36Aを有し、第2の
支持部材34の下面側(第2のシャッター部材35側)
には、軸線をまたいで凹所60が形成され、凹所60内
にロック部材36Aが配置される。
【0095】第2のシャッター部材35の上部(第2の
支持部材34側)には、溝部61が形成され、ロック部
材36Aの湾曲部62が第2の支持部材34の外部に突
出して第2のシャッター部材35の溝部61に係合され
るロック位置に配置される。したがってこのとき、第2
の支持部材34と第2のシャッター部材35との相対的
な回転が阻止される。また湾曲部62が第2の支持部材
34の凹所60に収容されてロック解除位置に配置され
るとき、第2の支持部材34と第2のシャッター部材3
5との相対的な回転を許容することができる。
【0096】図27は、前記第2のロック機構54Aの
解除動作を示す断面図である。図27(1)のように、
補給容器3が現像装置2に装着される前は、ロック部材
36Aに形成される湾曲部62が第2のシャッター部材
35の溝部61に収容され、第2のシャッター部材35
と第2の支持部材34の相対的な回転が阻止される。
【0097】次に図27(2)のように、補給容器2が
現像装置3に装着されるとき、現像装置側の第1の支持
部材4に設けられる解除用突出部9が、第2のシャッタ
ー部材35のシャッター部材の中空部47に挿入され、
解除用突出部9は、ロック部材36Aの湾曲部62を押
圧する。これによってロック部材36Aは、第2の支持
部材34の凹部60内に完全に収容される。これによっ
て第2のシャッター部材35は、ロック部材36Aが第
2のシャッター部材35の回転を阻止することなく、回
転することができる。
【0098】次に図27(3)のように、第2のシャッ
ター部材35は、回転され、第2のシャッター部材35
と第2の支持部材34の開口が一致し、容器開口81が
解放される。
【0099】このように、ロック部材36Aに湾曲した
板ばねを用いることによって、別途スプリングを用いる
ことなく第2のロック機構を構成することができるの
で、簡略化した現像剤補給装置1を設けることができ
る。
【0100】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、現像剤補
給時以外は、現像装置の開口が容易に解放することを防
止できるので、現像剤がホッパ外部へ飛散することを確
実に防止することができ。また現像剤供給時にしか現像
装置の開口が解放しないのでホッパ内に現像在位外の異
物が混入する可能性を低下させることができる。
【0101】また現像剤補給時以外は、容器開口が容易
に解放することを防止できるので、現像剤が容器外部へ
飛散および流出することを確実に防止することができ
る。また現像剤供給時にしか現像装置の開口が解放しな
いのでホッパ内に現像在位外の異物が混入する可能性を
低下させることができる。
【0102】第2のシャッター機構は、第1のシャッタ
ー機構と連動して動作するのでシャッター機構を一つの
動作で行うことができる。また現像剤補給容器が現像装
置に装着されることによって第1および、第2のロック
機構が解除するするので、ロック機構を解除するための
特別な動作を省略することができる。したがって、現像
剤補給操作を簡単に行うことができ利便性に優れてい
る。
【0103】また本発明によれば、第1のシャッター部
材を回転させることによって現像装置に設けられる現像
装置の開口の開閉を行うことができる。したがって、操
作者は、容易に現像装置の開口の開閉を行うことができ
る。また現像装置の開口を開閉するための余分なスペー
スを必要とせず、現像装置の第1のシャッター機構を省
スペースで実現することができる。
【0104】また本発明によれば、第1の支持部材と第
1のシャッター部材との間にシール部材を設けることに
よって現像装置の開口の密閉性を向上する事ができるの
で、現像装置の開口から外部へ現像剤が飛散することを
さらに確実に防止することができる。
【0105】また本発明によれば、現像装置の開口を密
閉させた状態で第1のシャッター部材に設けられる切欠
部に係止部材の係合部が係合されることによって現像装
置の開口を密閉させた状態に保持することができる。し
たがって切欠部と係止部材の係合部との係合を解除する
まで現像装置の開口は密閉され、容易に解放することが
できない。これによって現像装置の開口内の現像剤が外
部に飛散することを防止することができる。
【0106】また本発明によれば、スプリング部材を必
要とせず、簡単な構成で第1のシャッター部材の回転阻
止および阻止解除作用を行うことができる。したがって
現像装置の構成が複雑にならず、現像装置を容易に作成
することができる。
【0107】本発明によれば、第1のロック機構を解除
する特別な部材を必要とせず、簡単な構成で第1のシャ
ッター部材のロックを解除することができる。したがっ
て現像装置の構成が複雑にならず、現像装置を容易に作
成することができる。
【0108】また本発明によれば、第1のシャッター部
材の開口と第1の支持部材の開口を容易に一致させるこ
とができる。したがって現像剤の補給操作を行う操作者
が現像装置の開口を容易に解放することができ、補給操
作を簡単に行うことができる。
【0109】また本発明によれば、第2のシャッター部
材を回転させることによって現像剤補給容器に設けられ
る容器開口の開閉を行うことができる。したがって、操
作者は、容易に容器開口の開閉を行うことができる。ま
た現像装置補給容器現の容器開口の開閉のための余分な
スペースを必要とせず、現像剤補給容器の第2のシャッ
ター機構を省スペースで実現することができる。
【0110】また発明によれば、第2の支持部材と第2
のシャッター部材との間にシール部材を設けることによ
って現像剤補給容器の容器開口の密閉性を向上する事が
できるので、容器開口から外部へ現像剤が飛散および流
出することをさらに確実に防止することができる。
【0111】また本発明によれば、本発明に従えば、案
内片によって現像剤が、第2の支持部材の開口に案内さ
れるので、現像剤補給容器は現像剤を現像装置に円滑に
補給することができる。また案内片によって現像剤が現
像剤補給容器内に残留することがなく、現像剤補給装置
の開口部以外から漏れることを防ぐことができる。
【0112】また本発明によれば、ロック部材がロック
位置に配置されることによって、第2のシャッター部材
は、第2の支持部材に対して回転が阻止される。したが
って、第2のシャッター部材の開口と第2の支持部材の
開口を一致させない状態、すなわち現像剤補給容器の容
器開口を密閉させた状態でロック部材がロック位置に配
置させることによって容器開口を密閉させた状態に保持
することができる。したがってロック部材がロック解除
位置に移動してロックを解除するまで容器開口は密閉さ
れ、容易に解放することができない。これによって容器
開口内の現像剤が外部に飛散および流出することを防止
することができる。
【0113】また本発明によれば、ロック部材がロック
位置に配置されることによって、第2のシャッター部材
は、第2の支持部材に対して回転が阻止される。したが
って、第2のシャッター部材の開口と第2の支持部材の
開口を一致させない状態、すなわち現像剤補給容器の容
器開口を密閉させた状態でロック部材がロック位置に配
置させることによって容器開口を密閉させた状態に保持
することができる。したがってロック部材がロック解除
位置に移動してロックを解除するまで容器開口は密閉さ
れ、容易に解放することができない。これによって容器
開口内の現像剤が外部に飛散および流出することを防止
することができる。
【0114】また本発明によれば、第1のロック解除機
構である解除用突出部によってロック部材をロック解除
位置に押圧してロック解除することができる。
【0115】また本発明によれば、現像剤を補給すると
きに保持機構が設けられるので、現像剤補給容器は、現
像剤を安定した姿勢で補給することができる。したがっ
て、操作者は、補給操作を容易に行うことができ利便性
に優れている。
【0116】また本発明によれば現像装置に現像剤補給
容器を装着して、現像剤補給容器を回転することによっ
て第1のシャッター部材を回転させることができる。し
たがって操作者は、現像剤補給容器を回転するだけで第
1のシャッター部材を回転させることができ、容易に第
1のシャッター部材を回転させて現像装置の開口を開閉
することができる。
【0117】また本発明によれば現像装置に現像剤補給
容器を装着して、現像剤補給容器を回転することによっ
て第2の支持部材のみを回転させて容器開口を開閉する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による現像剤補給装置1の斜視図
である。
【図2】現像剤補給装置1を示す断面図である。
【図3】第1の支持部材4を示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV切断面線で切断した断面図で
ある。
【図5】第1のシャッター部材5を示す平面図である。
【図6】図5のVI−VI切断面線で切断した断面図で
ある。
【図7】現像装置2の一部を省略して示す断面図であ
る。
【図8】係止部材6を示す斜視図である。
【図9】ロック時の現像装置2の一部の平面図である。
【図10】ロック解除動作の概略を示す断面図である。
【図11】ロック解除時の現像装置2の一部の平面図で
ある。
【図12】現像剤補給時の現像装置2の一部の平面図で
ある。
【図13】補給容器3の概略を示す斜視図である。
【図14】第2のシャッター機構33を示す分解図であ
る。
【図15】補給容器3の一部を拡大して示す斜視図であ
る。
【図16】図14のXVI−XVI切断面線で切断した
断面図である。
【図17】補給時における補給容器3の動作を示す。
【図18】第2の支持部材34と第2のシャッター部材
35を示す断面図である。
【図19】第2のロック機構54を示す分解図である。
【図20】第2のロック機構54を示す分解図である。
【図21】第2のロック機構54を示す分解図である。
【図22】第2のロック機構54のロック解除動作を示
す断面図である。
【図23】補給容器3の保持機構57を示す分解図であ
る。
【図24】現像装置2および補給容器3の周方向の一カ
所で展開した展開図である。
【図25】保持機構57の動作を示す断面図である。
【図26】他の実施の形態である第2のロック機構54
Aを示す分解図である。
【図27】他の実施の形態である第2のロック機構54
Aの解除動作を示す断面図である。
【符号の説明】
1 現像剤補給装置 2 現像装置 3 現像剤補給容器 4 第1の支持部材 5 第1のシャッター部材 6 係止部材 7 シール部材 9 解除用突出部 10 上縁部 11 下縁部 12 保持用係合部 13 掛合部 16 切欠部 17 当接部 18 ピン挿通孔 19 係合部 20 傾斜面 21 突出片 22 圧縮コイルバネ 23 保持用溝 32 現像剤補給部 34 第2の支持部材 35 第2のシャッター部材 36 ロック部材 37 シール部材 38 口縁部 40 第2の支持部材の中空部 42 スリット 43 保持用係合片 44 案内片 47 第2のシャッター部材の中空部 48 スリット 49 ピン 50 掛合片 52 キャップ 59 支持部材の中空部 60 凹所 61 溝部 62 湾曲部 79 ホッパ 80 現像装置の開口 81 容器開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中熊 彰 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山口 淳 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 真田 義明 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 長田 努 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA02 AA05 AA09 AA35 CA11 GA04

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に設けられる現像装置と、
    前記現像装置に補給する現像剤を収納した現像剤補給容
    器とを含む現像剤補給装置において、 前記現像装置は、 現像剤補給容器が現像装置に装着された状態で、現像装
    置に対する現像剤補給容器の変位動作によって、現像装
    置の開口を開閉する第1のシャッター機構と、 現像装置の開口を閉じた第1のシャッター機構をロック
    する第1のロック機構とを有し、 前記現像剤補給容器は、 現像剤補給容器が現像装置に装着された状態で、現像装
    置に対する現像剤補給容器の変位動作によって、第1の
    シャッター機構と連動して、現像剤補給容器の容器開口
    を開閉する第2のシャッター機構と、 容器開口を閉じた第2のシャッター機構をロックする第
    2のロック機構とを有し、 現像装置には、現像剤補給容器が現像装置に装着される
    ことによって、第2のロック機構による第2のシャッタ
    ー機構のロックを解除する第1のロック解除機構が設け
    られ、 現像剤補給容器には、現像剤補給容器が現像装置に装着
    されることによって、第1のロック機構による第1のシ
    ャッター機構のロックを解除する第2のロック解除機構
    が設けられることを特徴とする現像剤補給装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のシャッター機構は、現像装置
    に固定して設けられ、開口を有する第1の支持部材と、 第1の支持部材の開口に対応する開口を有し、第1の支
    持部材に対して回転可能に支持され、現像装置に装着さ
    れた現像剤補給容器の回転によって回転する第1のシャ
    ッター部材とを含むことを特徴とする請求項1記載の現
    像剤補給装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の支持部材の開口および、前記
    第1のシャッター部材の開口は、略半円状に形成されて
    おり、補給時以外は、第1の支持部材の開口と第1のシ
    ャッター部材の開口とは位置がずれて現像装置の開口が
    閉鎖しており、補給時には、第1の支持部材の開口と第
    1のシャッター部材の開口とを一致させて現像装置の開
    口が形成されることを特徴とする請求項2記載の現像剤
    補給装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の支持部材と前記第1のシャッ
    ター部材との間に、密閉用のシール部材が設けられるこ
    とを特徴とする請求項2または3記載の現像剤補給装置
  5. 【請求項5】 前記第1のロック機構は、第1のシャッ
    ター部材に形成される切欠部と、第1の支持部材に対し
    て回転が阻止されて設けられ、切欠部に係合する係止部
    材とを含むことを特徴とする請求項2記載の現像剤補給
    装置。
  6. 【請求項6】 前記係止部材は、弾発性を有するT字状
    の部材からなることを特徴とする請求項5記載の現像剤
    補給装置。
  7. 【請求項7】 前記係止部材には、現像剤補給容器が現
    像装置に装着されたとき、第2のロック解除機構が当接
    する傾斜面が形成され、第2のロック解除機構が傾斜面
    に当接することによって係止部材は、第1のシャッター
    部材の切欠部との係合が解除されることを特徴とする請
    求項5または6記載の現像剤補給装置。
  8. 【請求項8】 前記第2のロック解除機構は、現像剤補
    給容器の口縁部であることを特徴とする請求項7記載の
    現像剤補給装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のシャッター部材には、前記係
    止部材に当接し、第1のシャッター部材を現像装置の開
    口が形成される所定の位置で停止させる当接部が形成さ
    れていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1つ
    に記載の現像剤補給装置。
  10. 【請求項10】 前記第2のシャッター機構は、 現像剤補給容器に固定して設けられ、開口を有する第2
    の支持部材と、 第2の支持部材の開口に対応する開口を有する第2のシ
    ャッター部材とを含むことを特徴とする請求項2記載の
    現像剤補給装置。
  11. 【請求項11】 前記第2のシャッター部材は、第2の
    支持部材に対して回転可能に支持されていることを特徴
    とする請求項10記載の現像剤補給装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の支持部材の開口および前記
    第2のシャッター部材の開口は、略半円状に形成されて
    おり、補給時以外は、第2の支持部材の開口と第2のシ
    ャッター部材の開口とは位置がずれて容器開口が閉鎖し
    ており、補給時には、第2の支持部材の開口と第2のシ
    ャッター部材の開口とを一致させて容器開口を形成する
    ことを特徴とする請求項11記載の現像剤補給装置。
  13. 【請求項13】 前記第2のシャッター部材と第2の支
    持部材との間に密閉用のシール部材が設けられることを
    特徴とする請求項10〜12のいずれか1つに記載の現
    像剤補給装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の支持部材は、現像剤を第2
    の支持部材の開口に案内する案内片を有していることを
    特徴とする請求項10〜13のいずれか1つに記載の現
    像剤補給装置。
  15. 【請求項15】 前記第2のロック機構は、 突出片を有するロック部材を有し、 前記第2の支持部材には、ロック部材の突出片を第2の
    支持部材の外部に突出させてロック部材が挿入される第
    2の支持部材の中空部が形成され、 前記第2のシャッター部材には、ロック部材の突出片を
    第2のシャッター部材の外部に突出させてロック部材が
    挿入される第2のシャッター部材の中空部が形成され、 ロック部材は、突出片を第2のシャッター部材および第
    2の支持部材の外部に突出させた状態で、第2のシャッ
    ター部材の中空部から第2の支持部材の中空部にわたっ
    て挿入されるロック位置に配置されるとき、第2の支持
    部材と第2のシャッター部材との相対的な回転を阻止
    し、第2の支持部材の中空部に収容されるロック解除位
    置に配置されるとき、第2の支持部材と第2のシャッタ
    ー部材との相対的な回転を許容することを特徴とする請
    求項10〜14のいずれか1つに記載の現像剤補給装
    置。
  16. 【請求項16】 前記第2のロック機構は、 湾曲する板ばねであるロック部材を有し、 前記第2の支持部材には凹所が形成され、この凹所内に
    前記ロック部材が配置され、 前記第2のシャッター部材には溝部が形成され、 ロック部材は、ロック部材の湾曲部が第2の支持部材の
    外部に突出して第2のシャッター部材の溝部に係合され
    るロック位置に配置されるとき、第2の支持部材と第2
    のシャッター部材との相対的な回転を阻止し、湾曲部が
    第2の支持部材の凹所内に収容されてロック解除位置に
    配置されるとき、第2の支持部材と第2のシャッター部
    材との相対的な回転を許容することを特徴とする請求項
    10〜14のいずれか1つに記載の現像剤補給装置。
  17. 【請求項17】 前記第2のロック機構を解除する第1
    のロック解除機構は、第1のシャッター機構に設けられ
    る解除用突出部から成り、現像剤補給容器を現像装置に
    装着したとき、解除用突出部がロック部材をロック解除
    位置に押圧してロック解除することを特徴とする請求項
    15または16記載の現像剤補給装置。
  18. 【請求項18】 現像装置と現像剤補給容器とには、現
    像剤補給容器を一定の補給姿勢に保持する保持機構が設
    けられていることを特徴とする請求項10〜17のいず
    れか1つに記載の現像剤補給装置。
  19. 【請求項19】 前記保持機構は、第1の支持部材に設
    けられた保持用係合部と、第2の支持部材に設けられ、
    保持用係合部に対応する保持用係合片とを有することを
    特徴とする請求項18記載の現像剤補給装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の支持部材は、互いに対向す
    る環状の上縁部および下縁部を有し、前記保持用係合部
    は上縁部に形成され、前記保持用係合片が第1の支持部
    材の上縁部と下縁部とに挟持されることによって、現像
    剤補給容器を一定の補給姿勢に保持することを特徴とす
    る請求項19記載の現像剤補給装置。
  21. 【請求項21】 第1のシャッター部材を回転させるた
    めに、第1のシャッター部材にピン挿通孔を設け、 第2の支持部材に前記ピン挿通孔に嵌合するピンを設
    け、 現像剤補給容器を現像装置に装着するとき、第2の支持
    部材に設けたピンと、第1のシャッター部材に設けたピ
    ン挿通孔とが嵌合し、現像剤補給容器を回転することに
    よって、第1のシャッター部材を回転させることを特徴
    とする請求項10記載の現像剤補給装置。
  22. 【請求項22】 第2のシャッター部材を回転するため
    に、第2のシャッター部材の外周に掛合片を設け、 第1の支持部材に、前記掛合片が掛合される掛合部を設
    け、 現像剤補給容器を現像装置に装着するとき、第2のシャ
    ッター部材の掛合片が、第1の支持部材の前記掛合部に
    掛合されて第2のシャッター部材が現像装置に固定さ
    れ、現像剤補給容器を回転させるとき、第2の支持部材
    のみが回転することを特徴とする請求項10記載の現像
    剤補給装置。
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