JP3477215B2 - 建設機械の操作盤装置 - Google Patents

建設機械の操作盤装置

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JP3477215B2 JP30881592A JP30881592A JP3477215B2 JP 3477215 B2 JP3477215 B2 JP 3477215B2 JP 30881592 A JP30881592 A JP 30881592A JP 30881592 A JP30881592 A JP 30881592A JP 3477215 B2 JP3477215 B2 JP 3477215B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばパワーショベ
ル、ブルトーザ、クレーン等の建設機械における走行装
置及び作業装置の操作ハンドルや、機関及び作業装置の
状態を示す表示器を配設した操作盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建設機械における操作ハンドル
や、表示器は、運転室の運転席前方における床から走行
装置及び作業装置の操作ハンドルが起立され、また、機
関や作業装置等の状態を示す表示器及び一部の操作ハン
ドルは、運転室の運転席側方に設けられており、それら
は、互いに分散して配置されているものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の運転室にあっては、運転席前方における床か
ら走行装置及び作業装置の操作ハンドルが起立されてい
たため、過酷な作業環境、例えば急傾斜地における運転
作業の際、建設機械が転倒したような場合、運転者は、
前記操作ハンドルによって負傷したり操作ハンドルを誤
操作する懸念があり、また表示器及び一部の操作ハンド
ルは、運転室の運転席側方に設けられていたため、運転
者の視野に含まれないものがあって脇見運転をしたり、
十分に前方を確認していなかったりすることにより、正
確な運転操作が妨げられるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来の問題点に着目してなされたもので、操作盤本体
を、運転席を取りまく位置に取り付け、建設機械が転倒
したような場合に運転者の保護及び操作ハンドルの誤操
作を少なくすることを図るとともに、前記操作盤本体
に、走行装置及び作業装置の操作ハンドル並びに機関及
び作業装置の状態を示す表示器等の運転操作機器を運転
者の視野内に集合して設け、脇見運転の防止及び正確な
運転操作を可能とし、かつ操作盤本体の端部にヒンジを
設けて、操作盤本体を前記ヒンジを中心として上下方向
回動自在に基台に取り付け、運転者の運転席への着席離
席を容易とすることにより、従来の問題点を解決するこ
とができる建設機械の操作盤装置を提供するものであ
る。
【0005】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0006】実施例I 図1乃至図7は、この発明の一実施例を示す図である。
【0007】まず構成を説明すると、図1において1
は、建設機械であるパワーショベルを示し、台座2上に
設置された機関(図示せず)により、走行のためのクロ
ーラ3、作業のためのバケット4、そのバケット4を可
動自在に支持するアーム5及びブーム6が夫々駆動され
る。台座2上には運転室7が設置され、その運転室7内
には、運転席8及びこの発明に係わる操作盤装置9が設
置されている。
【0008】操作盤装置9は、図2及び図3に示すよう
に、建設機械の台座にとりつけられた基台10と、その
基台10上に平面U字形状をした操作盤本体11がその
後方端部を軸27を介して基台10に枢支することによ
り運転席8を取りまくように取り付けられている。
【0009】そして操作盤本体11には、図4に示すよ
うに、走行装置としてのクローラ3及び作業装置として
のバケット4を制御する操作ハンドル並びに機関及び作
業装置の状態を示す表示器等の各種の運転操作機器、例
えば、左右のクローラ3を前後進制御するため油圧制御
バルブに連結された2つの走行操作ハンドル12、台座
2の左右旋回及びアーム5を制御するため油圧制御バル
ブに連結された左作業機操作ハンドル13、バケット4
及びブーム6を制御するための同様な右作業機操作ハン
ドル14、燃料調整レバー15、作業モードセレクトス
イッチ16、機関及び作業機の状態を示す表示器17、
操作盤本体内に装着されて機関及び作業装置等の状態を
示すヘッドアップディスプレーのプロジェクタ(図示せ
ず)の発光表示を運転者のアイポイントに向けて反射す
る半透明のコンバイナ18、ヘッドアップディスプレー
の表示選択スイッチ19、空調装置の吹き出しノズル2
0〜23等が設けられている。
【0010】前記空調装置の吹き出しノズル20乃至2
3は、図6に示すように、操作盤本体(11)の倒伏時
において、操作盤本体11の内部に貫通形成されたダク
ト25に通じており、このダクト25の他端は前記基台
10に装着された空調装置本体24に連通される通風ダ
クト25aの先端に連結される。
【0011】また、操作盤本体11は、図7に示すよう
に、基台10に枢支されてヒンジを構成する軸27に固
定され、その軸27に固着されたウォームホイール26
を、基台10内に装着されたモータ28及びそのモータ
28で回転されるウォームギヤ29により、開閉駆動さ
れるものである。(図3参照)なお、図4において30
は、操作盤本体11に設けられたアームレスト、31及
び32は、基台10に設けられたラジオ及び空調用の吹
き出しノズルである。
【0012】以上が本実施例の構造説明であるが、次に
その作用について述べる。
【0013】運転者が、運転席8に着席又は離席する場
合には、運転席7又は操作盤装置9の適宜個所に設けら
れた操作盤本体開閉スイッチ(図示せず)を操作してモ
ータ28を駆動させ、操作盤本体11を、図3の如く起
立するように回動させることにより、運転者は、容易に
運転席8に着席することができ、着席後操作盤本体11
を倒伏させて運転者の周囲をガードすることができる。
【0014】また、運転操作にあたっては、運転者は、
着席した姿勢において操作盤本体11上の各種操作ハン
ドル類及び各種表示器類を目視しつつ、運転操作が可能
である。特にコンバイナ18上に表示された機関及び作
業装置の状態を示す表示情報は、前方の作業領域の光景
と重複して視認することができ、脇見運転の防止及び正
確な運転操作ができる。
【0015】そして、コンバイナ18は、前記操作盤本
体11の前部において突設されているので、運転者が、
運転席8に着席又は離席する場合において、操作盤本体
11を図3のように回動させたとき、コンバイナ18が
操作盤本体11と共に運転室の上方に退避されるので、
コンバイナ18の破損の恐れや運転者の動作が制約され
ることもない。
【0016】また、平面U字形状をした操作盤本体11
は、運転席を取りまく位置に取り付けられているため、
建設機械が転倒したような場合にも、運転者は、前記操
作盤本体11によって、身体が保護されまた操作ハンド
ルの誤操作が少なくなる。さらに、空調装置の吹き出し
ノズル20〜23が前記操作盤本体11に設けられ、運
転者に向けて空調された適温適湿の空気が吹き出される
ので、快適に作業することができる。
【0017】なお、上記実施例では、操作盤本体11
を、平面U字形状とし、その後方端部をヒンジにて枢支
することとしたが、その操作盤本体斜め前方部分で分割
して、平面L字形状としてもよく、また、その分割され
た平面L字形状の操作盤本体の側方端部をヒンジにて枢
支することにしてもよい。
【0018】実施例II 図8〜9において、本実施例は、前記実施例における操
作盤本体11の前方部分のみ分割して腕状の操作盤本体
33となし、その右側端部をヒンジにて基台34に枢支
すると共に、その操作盤本体33に運転、作業情報を表
示する表示器17及び各種のスイッチ類を設けたもので
ある。
【0019】従って、この実施例によれば、運転者が、
運転席8に着席又は離席する場合に、操作盤本体33が
上方に開放されるので、運転者は、より一層容易に運転
席8に着席又は離席することができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように請求項1、2に係る発明
は、運転操作機器が設けられかつヒンジを有する操作盤
本体(11)を、運転席(8)を取りまく近傍位置に、
前記ヒンジを中心として上下方向回動自在に基台(1
0)に取り付けた建設機械の操作盤装置であって、前記
操作盤本体(11)は、平面U字またはL字状をなし、
前記ヒンジの回転軸が、該平面U字またはL字状の端
、かつ前記運転席(8)の後部に左右方向に設けられ
たことを特徴とする建設機械の操作盤装置であるから、
これによれば、運転者は、容易に運転席(8)に着席又
は運転席(8)から離席することができ、また、運転操
作にあたっては、運転者は、着席した姿勢において操作
盤本体(11)上の各種操作ハンドル類及び各種表示器
類等の運転操作機器を目視しつつ、運転操作が可能であ
り、脇見運転の防止及び正確な運転操作ができると共
に、建設機械が転倒したような場合にも、運転者は、前
記操作盤本体11によって、身体が保護されまた操作ハ
ンドルの誤操作が少なくなるといった効果が得られる。
【0021】
【0022】 また、請求項3に係る発明によれば、前
記操作盤本体(11)の内部に、基台(10)に装着さ
れた空調装置本体(24)にその一端が連結される通風
ダクト(25)を貫通せしめ、該通風ダクト(25)の
他端に運転席方向を向いた吹き出しノズル(21,2
2)を連結したことを特徴とする請求項1または2に記
載の建設機械の操作盤装置であるから、運転者に向けて
空調された適温適湿の空気が吹き出され、快適に作業す
ることができる。
【0023】 また、請求項4に係る発明によれば、
前記操作盤本体(11)の前部に、機関及び作業装置等
の状態を示すヘッドアップディスプレーのプロジェクタ
を設け、さらに前記操作盤本体(11)の前部上方に前
記プロジェクタの発光表示を運転者のアイポイントに向
けて反射する半透明のコンバイナ(18)を突設したこ
とを特徴とする請求項1乃至3に記載の建設機械の操作
盤装置であるから、コンバイナ(18)上に表示された
機関及び作業装置の状態を示す表示情報は、前方の作業
領域の光景と重複して視認することができ、脇見運転の
防止及び正確な運転操作ができ、また、コンバイナ(1
8)は、前記操作盤本体(11)の前部において突設さ
れているので、運転者が、運転席(8)に着席又は運転
席(8)から離席する場合において、操作盤本体(1
1)を回動させたとき、コンバイナ(18)が操作盤本
体(11)と共に運転室の上方に退避され、コンバイナ
(18)の破損の恐れや運転者の動作が制約されること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による操作盤装置が設置された建
設機械の構造説明図。
【図2】本発明実施例による操作盤装置の斜視図。
【図3】本発明実施例による操作盤本体が回動された状
態を示す斜視図。
【図4】本発明実施例による操作盤装置の拡大説明図。
【図5】本発明実施例による操作盤装置の前後中央部断
面図
【図6】本発明実施例による図5のA−A断面図。
【図7】本発明実施例による操作盤装置の回動機構を示
す構造説明図。
【図8】本発明第2実施例による操作盤装置の斜視図。
【図9】本発明第2実施例による操作盤本体が回動され
た状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…パワーショベル 2…台座 3…クローラ 4…バケット 5…アーム 6…ブーム 7…運転室 8…運転席 9…操作盤装置 10,34…基台 11,33…操作盤本体 12…走行操作ハ
ンドル 13…左作業機操作ハンドル 14…右作業機操
作ハンドル 15…燃料調整レバー 16…作業モード
セレクトスイッチ 17…表示器 18…コンバイナ 19…表示選択スイッチ 20…ノズル 21…ノズル 22…ノズル 23…ノズル 24…空調装置本
体 25,25a…通風ダクト 26…ウォームホ
イール 27…軸 28…モータ 29…ウォームギヤ 30…アームレス
ト 31…ラジオ 32…ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−152068(JP,U) 実開 平2−47251(JP,U) 実開 平3−32524(JP,U) 実開 平2−136723(JP,U) 実開 昭58−28009(JP,U) 実開 昭62−37531(JP,U) 実開 平4−122225(JP,U) 実開 昭60−73620(JP,U) 実開 昭63−72620(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 20/02 B60K 37/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転操作機器が設けられかつヒンジを有
    する操作盤本体(11)を、運転席(8)を取りまく近
    傍位置に、前記ヒンジを中心として上下方向回動自在に
    基台(10)に取り付けた建設機械の操作盤装置であっ
    て、 前記操作盤本体(11)は、平面U字状をなし、前記ヒ
    ンジの回転軸が、該平面U字状の端部、かつ前記運転席
    (8)の後部に左右方向に設けられたことを特徴とする
    建設機械の操作盤装置。
  2. 【請求項2】 運転操作機器が設けられかつヒンジを有
    する操作盤本体(11)を、運転席(8)を取りまく近
    傍位置に、前記ヒンジを中心として上下方向回動自在に
    基台(10)に取り付けた建設機械の操作盤装置であっ
    て、 前記操作盤本体(11)は、平面L字状をなし、前記ヒ
    ンジの回転軸が、該平面L字状の端部、かつ前記運転席
    (8)の後部に左右方向に設けられたことを特徴とする
    建設機械の操作盤装置。
  3. 【請求項3】 前記操作盤本体(11)の内部に、基台
    (10)に装着された空調装置本体(24)にその一端
    が連結される通風ダクト(25)を貫通せしめ、該通風
    ダクト(25)の他端に運転席方向を向いた吹き出しノ
    ズル(21,22)を連結したことを特徴とする請求項
    または2に記載の建設機械の操作盤装置。
  4. 【請求項4】 前記操作盤本体(11)の前部に、機関
    及び作業装置等の状態を示すヘッドアップディスプレー
    のプロジェクタを設け、さらに前記操作盤本体(11)
    の前部上方に前記プロジェクタの発光表示を運転者のア
    イポイントに向けて反射する半透明のコンバイナ(1
    8)を突設したことを特徴とする請求項1乃至3に記載
    の建設機械の操作盤装置。
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