JPH05213083A - 作業車輌の操縦席 - Google Patents

作業車輌の操縦席

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JPH05213083A
JPH05213083A JP1663692A JP1663692A JPH05213083A JP H05213083 A JPH05213083 A JP H05213083A JP 1663692 A JP1663692 A JP 1663692A JP 1663692 A JP1663692 A JP 1663692A JP H05213083 A JPH05213083 A JP H05213083A
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JP
Japan
Prior art keywords
seat
work
support arm
vehicle body
traveling
Prior art date
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Pending
Application number
JP1663692A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Ishikawa
道男 石川
Koji Yasuno
公二 安野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP1663692A priority Critical patent/JPH05213083A/ja
Publication of JPH05213083A publication Critical patent/JPH05213083A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】昇降自在の操縦席に操作装置を一体構成し、前
方視界の向上と操作性の維持をはかる。 【構成】座席1に対して、走行装置2の駆動状態を調節
する走行用操作装置3、作業装置4の駆動状態を調節す
る作業用操作装置5等を一体的に構成すると共に、車体
6における前記座席1前側下方位置に支持ア−ム7を上
下回動自在に軸着して立設し、該支持ア−ム7によって
前記座席1を支持したことを特徴とする作業車輌の操縦
席の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバイン等の作業
車両の操縦席に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンバイン等の作業車両にお
いては、変速レバ−及び操向レバ−の操作によって走行
速度及び操向方向を変更自在な走行装置と、クラッチレ
バ−の操作によって駆動状態と非駆動状態とを切り換え
可能な刈取装置、脱穀装置等の作業装置と、作業者が着
座する操縦席等を設けている。そして、前記変速レバ
−、操向レバ−、クラッチレバ−等は前記操縦席近傍に
配置している。
【0003】また、前記コンバイン等の作業車輌におい
ては、車体の前部に刈取装置等の作業装置を設け、該作
業装置の後方に操縦席を配置した構成のものがある。ま
た、前記操縦席を駆動機構によって上下方向に位置調節
可能に構成し、作業者が自分の身体条件や作業条件に応
じてスイッチを操作することで前記操縦席の高さを自在
に変更可能としたものがある。一般に作業場間移動等、
路上走行時には比較的高速で走行するため、安全性の点
から座席は低い位置に下げられている。しかし、座席前
方に大型の作業装置を設けたものにおいては、座席を低
い位置にしたままでは該作業装置の直前方が視認し難い
場合がある。また、作業場での作業走行時には比較的低
速で走行するため、座席位置を高くしても安全である。
このため、操縦者は作業時に座席を高い位置に上昇さ
せ、視認性を向上させるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の、従来の作業車
輌における操縦席は、駆動機構によって上下方向に位置
調節できるものの、この位置調節は車体に対して直上方
へしか行なうことのできないものであった。また、特に
前述のように作業装置の後方に操縦席を設けた作業車輌
の場合、操縦席に着座した操縦者は、作業条件に応じて
前側に位置する作業装置の前部及び前方の視認性を高め
るために操縦席を上方へ移動させる操作を行う。しか
し、この操縦席の移動は直上方へのみしかできないた
め、前述の視認性向上の効果は小さなものでしかなかっ
たのである。
【0005】また、従来の作業車輌においては、操縦席
と前述の変速レバ−、操向レバ−、クラッチレバ−等の
操作装置は別体であり、操作装置は車体側に位置固定さ
れている。従って、操縦席を上下方向に移動させた場
合、操作装置と操縦席との相対位置が変化してしまう。
このため、操縦席に着座する操縦者は操作感覚の変化を
強いられ、結果として作業効率を低下させてしまう結果
となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の如き
課題を解決するために、次の様な技術的手段を講ずる。
すなわち、座席1に対して、走行装置2の駆動状態を調
節する走行用操作装置3、作業装置4の駆動状態を調節
する作業用操作装置5等を一体的に構成すると共に、車
体6における前記座席1前側下方位置に支持ア−ム7を
上下回動自在に軸着して立設し、該支持ア−ム7によっ
て前記座席1を支持したことを特徴とする作業車輌の操
縦席の構成としたものである。
【0007】
【発明の作用効果】この発明における作業車輌の操縦席
においては、車体6における座席1より前側下方の位置
に支持ア−ム7を上下回動自在に軸着し、この支持ア−
ム7に座席1を取り付けている。従って、支持ア−ム7
を上下回動させると座席1は車体6に対して昇降及び前
後移動することになる。即ち、支持ア−ム7を上方へ回
動させると座席1は車体6に対して上昇すると共に前方
へも移動するのである。
【0008】作業装置4の後方に座席1が位置する構成
の場合、着座した操縦者は作業装置4の作業状態の監視
の容易化や前方の視認性の向上を目的に座席1を上方へ
移動させる。このとき、座席1は前述の如く上方且つ前
方へと移動するため操縦者の視点もこれと共に移動し、
前方の視界が拡大される。特に、作業装置4直前方の視
認性、即ち作業装置4の上方からの監視性が著しく向上
するのである。
【0009】また、この発明における作業車輌の操縦席
においては、座席1に対して前述の変速レバ−、操向レ
バ−等の走行用操作装置3、及びクラッチレバ−等の作
業用操作装置5等の操作系が一体的に構成されている。
従って、座席1を上下動させても前記走行用操作装置
3、作業用操作装置5等の操作系との相対位置は変化し
ない。このため、操縦者は常に一定の操作感覚で作業を
続けることができ、作業効率を低下させることはない。
【0010】以上により、効率の高い作業を行うことが
できるものである。
【0011】
【実施例】この発明の一実施例をコンバインを例に説明
する。コンバインの車体6は、無限軌道帯式の走行装置
2の上方に位置する車台8上に脱穀装置9、排出オ−ガ
10を有する穀粒貯留装置11、操縦部12等を設け、
前方に刈取装置13を昇降自在に設けて構成する。前記
脱穀装置9、排出オ−ガ10、穀粒貯留装置11、刈取
装置13はいづれも前記操縦部12よりその駆動状態を
調節、操作される作業装置4である。
【0012】また、前記操縦部12におけるステップ1
4上には回転支持台15を縦軸芯を有して回転自在に設
ける。該回転支持台15の回転はロック装置16の解除
操作によって可能となるものである。また、該回転支持
台15には支持ア−ム7の下端部を上下回動自在に軸着
する。以上の構成により、前記支持ア−ム7は、前記ロ
ック装置16による固定状態においては車体6の前後方
向に沿う方向にのみ上下回動軌跡を描く。そして、該支
持ア−ム7を強制的に上下回動させる油圧シリンダ17
を設ける。該油圧シリンダ17のシリンダ側は前記回転
支持台15側に取り付け、ピストン側は弾性体18を介
して前記支持ア−ム7に取り付ける。前記弾性体18は
スプリング、又はガスダンパ−等、種類を限定しない。
【0013】そして、前記支持ア−ム7の上端部には座
席1の下部を軸着して取り付ける。更に、前記回転支持
台15上部と前記座席1下部との間を、前記支持ア−ム
7と平行なロッド19によって軸着連結する。これによ
って、平行リンク機構が構成され、前記支持ア−ム7の
仰角が変化しても、前記座席1の姿勢は常に前記ステッ
プ14に対して平行な状態を保つ(車台8に対しても同
様)。
【0014】また、前記座席1は、着座面と背もたれに
より成り、該座席1の左側(車体6中央側)には、走行
用操作装置3及び作業用操作装置5を有する操作コラム
20を取り付ける。前記走行用操作装置3は、主変速用
のHSTレバ−21、副変速レバ−22、操向レバー3
6とから成り、又、前記作業用操作装置5は、前記脱穀
装置9の駆動を入り切りする脱穀クラッチレバ−23、
前記排出オ−ガ10及び穀粒貯留装置11内の排出螺旋
の駆動を入り切りする排出クラッチレバ−24、前記排
出オ−ガ10の昇降及び旋回を手動操作する排出オ−ガ
旋回レバ−25、排出オ−ガ10の排出作業位置への移
動と収納位置への移動を自動的に行なう旋回自動スッチ
26、前記刈取装置13の駆動を入り切りする刈取クラ
ッチレバ−27とから成るものである。また、前記操作
コラム20には、エンジンのスロットルを調節するスロ
ットルレバ−28をも設ける他、エンジン回転数や燃料
残量等を表示するメ−タパネル29も一体構成する。ま
た、前記座席1の右側には、副操作コラム30を取り付
ける。該副操作コラム30には、前記油圧シリンダ17
を伸縮作動させて前記座席1を移動操作する座席移動ス
イッチ31、及び走行方向制御、刈高さ制御、車速制
御、車体水平制御、脱穀制御等を起動させる自動スイッ
チ32群を集中配置する。
【0015】そして、前記操作系のレバ−類の作動は、
座席1の移動に対応して伸縮自在の機械的伝動機構によ
って操作対象部に伝達されるように構成する。例えば、
前記HSTレバ−21の傾動を回転運動に変換し、この
回転を伸縮自在のスプライン軸を介して車体6側に設け
たHSTの斜板に伝えこれを傾動調節する。また、前記
操作系のスイッチ類の操作は、電装用ハ−ネスを介して
車体6側のコントロ−ラへ入力されるように構成する。
【0016】尚、前記ロック装置16を解除操作する
と、前記回転支持台15は縦軸芯を有して回転自在にな
るため、この状態で座席1を車体6外側方へ引き出すこ
とができる。これによって、座席1に取り付けられてい
る走行用操作装置3、作業用操作装置5等のメンテナン
スを容易に行えるようになる。また、前記支持ア−ム7
は弾性体18を介して油圧シリンダ17により支持され
ているため、座席1に伝わる車体6の振動は減衰され、
操縦者は快適な着座感を保つことができる。
【0017】また、前記排出オ−ガ10先端部、及び車
体6後方上部には下方向きに前側撮像カメラ33、後側
撮像カメラ34を取り付け、操縦部12上方には前記撮
像カメラ33、34によって捕らえた映像を択一的に映
しだすモニタ−35を設ける。そして、前記刈取装置1
3の昇降と、前記モニタ−35に映しだす映像の切り換
えを連動させ、刈取装置13を低位置にした状態では、
モニタ−35には前側撮像カメラ33からの映像が映し
だされ、刈取装置13を非作業位置まで高く上昇させた
状態では、モニタ−35には後側撮像カメラ34からの
映像が映しだされるように構成する。これによって、作
業走行時には刈取装置13の状態をモニタ−35によっ
て監視し、コ−ナ−旋回時等の後進時には後方の障害物
をモニタ−35によって監視することができる。即ち、
作業効率の向上と後進時の安全性の確保を図ることがで
きるのである。尚、前記モニタ−35に映しだされる映
像の切り換えは、刈取装置13の昇降の他に、前記HS
Tレバ−21の前後進操作や前記排出クラッチレバ−2
4の入り切り操作に連動させてもよい。特に、排出クラ
ッチレバ−24の入り切り操作に連動させる場合、該排
出クラッチレバ−24の入り操作によって前側撮像カメ
ラ33によって捕らえられた映像がモニタ−35に映し
だされる。前側撮像カメラ33は排出オ−ガ10の先端
部に取り付けられているため、ここから排出される穀粒
の堆積状態を監視でき、穀粒排出作業の効率を高めるこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における要部の説明用側面
図である。
【図2】この発明の一実施例における要部の説明用側面
図である。
【図3】この発明の一実施例における要部の説明用平面
図である。
【図4】この発明の一実施例における操作コラムの平面
図である。
【図5】この発明の一実施例における副操作コラムの平
面図である。
【図6】この発明の一実施例におけるコンバインの側面
図である。
【符号の説明】
1 座席 2 走行装置 3 走行用操作装置 4 作業装置 5 作業用操作装置 6 車体 7 支持ア−ム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席1に対して、走行装置2の駆動状態
    を調節する走行用操作装置3、作業装置4の駆動状態を
    調節する作業用操作装置5等を一体的に構成すると共
    に、車体6における前記座席1前側下方位置に支持ア−
    ム7を上下回動自在に軸着して立設し、該支持ア−ム7
    によって前記座席1を支持したことを特徴とする作業車
    輌の操縦席。
JP1663692A 1992-01-31 1992-01-31 作業車輌の操縦席 Pending JPH05213083A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1663692A JPH05213083A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 作業車輌の操縦席

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JP1663692A JPH05213083A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 作業車輌の操縦席

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JPH05213083A true JPH05213083A (ja) 1993-08-24

Family

ID=11921851

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JP1663692A Pending JPH05213083A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 作業車輌の操縦席

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JP (1) JPH05213083A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002034319A (ja) * 2000-07-24 2002-02-05 Iseki & Co Ltd コンバインのエンジン用カバー装置
JP2009240333A (ja) * 2009-07-30 2009-10-22 Iseki & Co Ltd コンバイン

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002034319A (ja) * 2000-07-24 2002-02-05 Iseki & Co Ltd コンバインのエンジン用カバー装置
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