JP2594934Y2 - コンバインにおけるパネル装置 - Google Patents

コンバインにおけるパネル装置

Info

Publication number
JP2594934Y2
JP2594934Y2 JP1993073990U JP7399093U JP2594934Y2 JP 2594934 Y2 JP2594934 Y2 JP 2594934Y2 JP 1993073990 U JP1993073990 U JP 1993073990U JP 7399093 U JP7399093 U JP 7399093U JP 2594934 Y2 JP2594934 Y2 JP 2594934Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
seat
monitor
panel
combine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993073990U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0739337U (ja
Inventor
豊春 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP1993073990U priority Critical patent/JP2594934Y2/ja
Publication of JPH0739337U publication Critical patent/JPH0739337U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2594934Y2 publication Critical patent/JP2594934Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combines (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コンバインのパネル
装置に係り、特に各系統のメインスイッチをその操作性
を考慮して配置したパネルおよび各トラブルを素早くか
つ確実に判断できるように警報ランプを配置したパネル
などを有するパネル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインのパネル装置として、
例えば回転計や充電モニタや水温モニタやオイルモニタ
や予熱モニタなどを取り付けた運転パネルおよび扱深さ
自動スイッチや方向自動スイッチなどを取り付けた操作
パネルを運転席の前側に配置したものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来のコン
バインのパネル装置において、回転計および各種モニタ
などのパネル筐体に対する占有面積が大きいので、運転
席の足下のスペースを確保するために、パネル筐体を前
側に張り出させると、デバイダの先端などの前方の視界
が悪くなってしまう。このため、前記パネル筐体をあま
り前に張り出させることはできず、したがって運転席の
足下のスペースを広げることができないので、運転操作
に不自由さを感じるという問題がある。
【0004】また、運転台を走行機体の前部右側に設
け、この運転台の前部にパネル装置を設けた構成である
ので、刈取部における引起こし装置を上昇させる際に、
これのカバーが前記パネル筐体に当接しないようにする
必要があり、このためその取付に制限を受ける。さら
に、前記回転計やモニタ部が運転台の前部に集中的に配
置されているために、モニタ部の点灯に伴って温度上昇
起こるので、モニタを取り付けるパネル筐体の材料には
高熱に耐える材料を使用しなければならないという問題
がある。
【0005】さらに、回転計やモニタ部やスイッチなど
のパネル装置が運転席の前側に配置され、この運転席に
おいて視線をデバイダの先端位置に合わせた場合、回転
計やモニタ部やスイッチなどがデバイダ先端と同一線上
にないために、コンバインの走行制御をデバイダ先端の
穀稈付近を見ながら行っている時に、異常を知らせるモ
ニタが点灯しても、どのモニタが点灯したかを一瞥した
だけで判断できなかったり、別のモニタが点灯している
と誤判断してしまうなどの問題がある。
【0006】この考案は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、コンバインの走行操作時にもモ
ニタ部の表示内容を容易に確認できるようにしたコンバ
インにおけるパネル装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するため、この考案に係るコンバインにおけるパネル装
置は、前部に運転席(4)を有する走行機体(2)の前
方に刈取部(8)を昇降可能に支持し、かつ運転席
(4)の斜め前方および側方に亙りサイドパネル(5)
を配置したものであって、前記サイドパネル(5)は
連続して形成された前記運転席(4)の斜め前方の湾曲
部(5d)および該運転席(4)側方の側部(5e)を
有する傾斜面部(5a)と、該傾斜面部(5a)よりも
内側の前記運転席(4)に近い部位に形成された平面部
(5b)とを備えると共に、 前記傾斜面部(5a)は、
パネル面が前記運転席(4)に向くように連続的な湾曲
面及び傾斜面に形成され、前記平面部(5b)はパネル
面が略々平坦に形成され、かつ前記湾曲部(5d)に前
記エンジン系モニタ部を配置すると共に、前記サイドパ
ネル(5)の側部(5e)に作業機系モニタ部を配置
し、さらに前記平面部(5b)に、少なくとも2個の操
作スイッチ(23,25)を配置してなる、ことを特徴
とする。
【0008】
【作用】以上の構成に基づき、走行機体(2)の走行時
に、目視により刈取部(8)を所定位置に合わせながら
走行させるが、サイドパネル(5)には、運転席(4)
の斜め前方の湾曲部(5d)と運転席(4)側方の側部
(5e)とを有する傾斜面部(5a)が連続して形成さ
れ、更にこの傾斜面部(5a)よりも内側の運転席
(4)に近い部位に平面部(5b)が形成されていて、
前記傾斜面部(5a)は、パネル面が前記運転席(4)
に向くように連続的な湾曲面及び傾斜面に形成されてい
る。これにより、パネル面の表示が瞬時に視認可能にな
っていると共に、これら湾曲部(5d)と側部(5e)
に夫々エンジン系モニタ部および作業機系モニタ部を配
置して運転席(4)から見易いようになっている。
た、運転席(4)に近い前記平面部(5b)は略々平坦
に形成されていて、この平面部(5b)には、例えば方
向中割スイッチ(23)や扱深さ手動スイッチ25が配
置されていて、作業時に視線を移動しなくても手探りで
操作できるように考慮されている。
【0009】なお、上述の括弧内の符号は、図面を対象
するためのものであるが、この考案の構成を何ら限定す
るものではない。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0011】図1乃至図6は、この考案の一実施例を示
す図である。図1において、コンバイン1は、図6に示
すように走行機体2を有しており、この走行機体2の運
転台には、その前側にマルチステアリングレバー3が設
けられている。また、運転席4の斜め前方から側面に亙
りサイドパネル5が配設されている。このサイドパネル
5は、運転席4の斜め前方に連続して形成された前部5
cと湾曲部5d、及び運転席4側方に形成された側部5
eからなる傾斜面部5aと、この傾斜面部5aよりも内
側の運転席4に近い部位に形成された平面部5bとを有
している。
【0012】そして、前記前部5cには図2(a)
(c)に示すように回転計6が配置されると共に、湾曲
部5dには右デバイダ7と刈取部8の引起こしケース9
との中間位置の延長上にキースイッチのオン時に点灯す
る充電モニタ10、オーバーヒートの異常時に点灯する
水温モニタ11、キースイッチのオン時に点灯するオイ
ルモニタ12、予熱モニタ13などのエンジン系モニタ
部がこの順に前後方向に列設されている。そして、この
エンジン系モニタ部は、その高さが図2(b)に示すよ
うに前記回転計6の設置位置よりも高く、しかも図2
(a)に示すように回転計6より後退して配設されてい
る。
【0013】すなわち、前記湾曲部5dはパネル表示面
運転席4に向くように、その法線が斜め上部後方から
斜め上部側方に向けて連続して配置されていて、前記側
部5eもパネル面が前記運転席4に向くように連続的な
傾斜面に形成されている。
【0014】前記サイドパネル5の側部5eには、図3
および図4に示すように副変速レバー15が設けられる
と共に、作業機系モニタ部となる籾モニタ16、排藁モ
ニタ17およびノッタモニタ19が、前後方向にこの順
で列設され、さらに扱深さ自動スイッチ20および方向
自動スイッチ21が設けられている。そして、前記作業
機系モニタ部の籾モニタ16、排藁モニタ17およびノ
ッタモニタ19のそれぞれのセンサはコンバイン1の前
後方向にこの順で設けられているため、作業機系モニタ
部の前、後または中間のいずれかのモニタが点灯した場
合、その点灯位置によりコンバイン1のいずれの部分が
警報を発しているかが瞬時に解ることになる。
【0015】また、前記平面部5bはパネル面が略々平
坦に形成され、この平面部5bには、図3に示すように
無段変速レバー22が設けられると共に、オルタネート
タイプの方向中割スイッチ23とモーメンタリータイプ
の扱深さ手動スイッチ25とが前者の操作部を傾斜さ
せ、後者の操作部を垂直に突設させて配置している。
【0016】前記エンジン系モニタ部および作業機系モ
ニタ部内には図2(b)に示すようにそれぞれモニタラ
ンプ26aおよびモニタレンズ26bが設けられ、回転
計6およびエンジン系モニタ部の表面は表面ガラス27
によって覆われている。前記サイドパネル5の湾曲部5
dは運転席4に向けて擂り鉢状に傾斜して配設され、か
つエンジン系モニタ部が設けられる前側にはR形状の湾
曲部5cが形成されているため、前記引起こしケース9
が設けられる刈取部8を上昇させても、サイドパネル5
と接触しないようになっている。また、この刈取部8に
連設されているパイプ28はサイドパネル5の湾曲部5
dの下面を潜って配設されている。なお、図6におい
て、29は左デバイダである。
【0017】次に、作用について説明する。
【0018】コンバイン1によって穀物の収穫作業を行
う場合は、コンバイン1を走行させながら穀稈を左デバ
イダ29と右デバイダ7とによって分草すると共に、図
6に示す引起こし装置30によって引起こし、さらに切
断刃(図示せず)によって刈り取る。このようにして刈
り取られた穀稈は脱穀部(図示せず)によって脱穀さ
れ、次いで穀粒を図6に示すグレンタンク31内に貯蔵
する。
【0019】いま例えば、条刈を行う場合は、左デバイ
ダ29付近の穀稈を目視しながらコンバイン1を走行さ
せ、この状態において視線を直線的に移動させれば、右
デバイダ7と引起こしケース9との中間位置の延長上に
位置するエンジン系モニタ部における充電モニタ10、
水温モニタ11、オイルモニタ12および予熱モニタ1
3上に視線が移動することになり、各モニタランプ26
aの点灯状態を確認できる。また、サイドパネル5の傾
斜面部5aに沿って視線を移動させることにより作業機
系モニタ部における籾モニタ16、排藁モニタ17およ
びノッタモニタ19の各モニタランプ26aの点灯状態
を確認できることになり、収穫作業および各部の異常判
断が行える。
【0020】コンバイン1の方向中割スイッチ23や扱
深さ手動スイッチ25を操作する場合は、方向中割スイ
ッチ23の操作部がサイドパネル5の平面部5bに傾斜
して突設されており、扱深さ手動スイッチ25の操作部
が平面部5bに垂直に突設されているので、視線を移動
させなくとも手探りで方向中割スイッチ23か扱深さ手
動スイッチ25かが判断でき、誤操作することなく、方
向中割スイッチ23あるいは扱深さ手動スイッチ25を
操作することができる。
【0021】さらに、エンジン系モニタ部と作業機系モ
ニタ部とのキースイッチオン時に点灯するモニタランプ
26aの間に異常時に点灯するモニタランプ26aを配
置したので、モニタランプ26aの点灯に伴う局部的な
温度上昇を抑えることができ、よってモニタランプ26
aを取り付けるケース材料に耐熱性の高い材料を使用し
なくとも良く、材料費を低く抑えることができる。ま
た、エンジン系モニタ部と作業機系モニタ部とをサイド
パネル5の湾曲部5dと側部5eとにそれぞれ離間させ
て配置したので、エンジン系モニタ部の異常であるか、
作業機系モニタ部の異常であるかの判別が明確に行え
る。
【0022】
【考案の効果】以上の説明から明らかなようにこの考案
によれば、サイドパネルに、連続して形成された運転席
の斜め前方の湾曲部および該運転席側方の側部を有する
傾斜面部を備えると共に、該傾斜面部をパネル面が運転
席に向くように連続的な湾曲面及び傾斜面に形成し、こ
の湾曲部にエンジン系モニタ部および作業機系モニタ部
を配置したので、刈取部を所定位置に合わせながら走行
させ、収穫作業を行う場合であってもエンジン系モニタ
部および作業機系モニタ部の表示内容を容易に確認でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るコンバインにおけるパネル装置
の一実施例を示す平面図である。
【図2】同じく回転計およびエンジン関係の警告モニタ
を配置したパネルを示すもので、(a)は同上の平面
図、(b)は断面図、(c)は側面図である。
【図3】同じくサイドパネルを示す平面図である。
【図4】同上のサイドパネルを示す側面図である。
【図5】同上のサイドパネルサイドパネルを示す背面図
である。
【図6】コンバインを示す斜視図である。
【符号の説明】
2 走行機体 4 運転席 5 サイドパネル 5a 傾斜面部 5b 平面部 5d 湾曲部 5e 側部 8 刈取部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 67/00 A01D 41/12 A01D 69/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部に運転席を有する走行機体の前方に
    刈取部を昇降可能に支持し、かつ前記運転席の斜め前方
    および側方に亙りサイドパネルを配置してなるコンバイ
    ンにおいて、 前記サイドパネルは、連続して形成された前記運転席の
    斜め前方の湾曲部および該運転席側方の側部を有する傾
    斜面部と、該傾斜面部よりも内側の前記運転席に近い部
    位に形成された平面部とを備えると共に、 前記傾斜面部は、パネル面が前記運転席に向くように連
    続的な湾曲面及び傾斜面に形成され、前記平面部はパネ
    ル面が略々平坦に形成され、 かつ前記湾曲部に前記エンジン系モニタ部を配置すると
    共に、前記側部に作業機系モニタ部を配置し、 さらに前記平面部に、少なくとも2個の操作スイッチを
    配置してなる、 ことを特徴とするコンバインにおけるパネル装置。
JP1993073990U 1993-12-24 1993-12-24 コンバインにおけるパネル装置 Expired - Fee Related JP2594934Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993073990U JP2594934Y2 (ja) 1993-12-24 1993-12-24 コンバインにおけるパネル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993073990U JP2594934Y2 (ja) 1993-12-24 1993-12-24 コンバインにおけるパネル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0739337U JPH0739337U (ja) 1995-07-18
JP2594934Y2 true JP2594934Y2 (ja) 1999-05-24

Family

ID=13534067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993073990U Expired - Fee Related JP2594934Y2 (ja) 1993-12-24 1993-12-24 コンバインにおけるパネル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2594934Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5421623B2 (ja) * 2009-03-16 2014-02-19 株式会社クボタ 作業車の運転部構造
JP5559741B2 (ja) * 2011-05-24 2014-07-23 株式会社クボタ 収穫作業機のフロントパネル構造
JP5940030B2 (ja) * 2013-07-29 2016-06-29 株式会社クボタ 収穫作業機のフロントパネル構造
JP6626320B2 (ja) * 2015-11-20 2019-12-25 三菱マヒンドラ農機株式会社 作業車両の操縦部

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0739337U (ja) 1995-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100333938C (zh) 汽车仪表板构造
JP3604299B2 (ja) 収穫機の運転部構造
JP2594934Y2 (ja) コンバインにおけるパネル装置
US7040791B2 (en) Illumination apparatus having front and side illumination units
JP2600916Y2 (ja) コンバインにおけるサイドパネル装置
JP4611122B2 (ja) コンバインの操縦部
JP4917405B2 (ja) コンバイン
GB2491855A (en) Control lever with interchangeable hand grip
JP3534638B2 (ja) コンバインの運転部構造
KR102645414B1 (ko) 콤바인
JP2007228852A5 (ja)
JP3685738B2 (ja) コンバインの運転部構造
JP2007228852A (ja) コンバイン
JP2007054006A (ja) 作業車両
JPH077343U (ja) コンバインの操作部構造
JP4904790B2 (ja) コンバイン
JP3435020B2 (ja) コンバインの操縦部構造
JP5167745B2 (ja) コンバイン
JPS635452Y2 (ja)
JP6614515B2 (ja) コンバイン
JP2020014485A (ja) コンバイン
TWI807033B (zh) 聯合收割機
JP2010215058A (ja) 作業車の運転部構造
JPH077344U (ja) コンバインにおける乗降用ステツプ構造
JP2011019454A (ja) コンバインの操縦部構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees