JP3476206B2 - ホログラム形成方法 - Google Patents

ホログラム形成方法

Info

Publication number
JP3476206B2
JP3476206B2 JP06454892A JP6454892A JP3476206B2 JP 3476206 B2 JP3476206 B2 JP 3476206B2 JP 06454892 A JP06454892 A JP 06454892A JP 6454892 A JP6454892 A JP 6454892A JP 3476206 B2 JP3476206 B2 JP 3476206B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hologram
recording medium
alcohol
guest substance
matrix polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP06454892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05265364A (ja
Inventor
豪 堀田
俊治 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP06454892A priority Critical patent/JP3476206B2/ja
Publication of JPH05265364A publication Critical patent/JPH05265364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3476206B2 publication Critical patent/JP3476206B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホログラム形成方法、
特に体積位相型ホログラム形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホログラフィーは、レーザーのような干
渉性良好な光源を利用して生じた干渉縞を記録媒体に記
録する技術である。記録材料としてはフォトレジスト、
重クロム酸ゼラチン、ハロゲン化銀乳剤等が知られてい
るが、いずれも解像性、コスト、耐湿性等に問題があ
る。
【0003】また、記録材料としてポリ−N−ビニルカ
ルバゾール、多官能性モノマー、光重合開始剤からなる
ホログラム記録材料が知られているが(特開平2−21
6180号、同2−216181号)、現像は膨潤工程
及び収縮工程により行われており、ホログラムの再現性
がその時の気温や湿度に大きく依存し、同じ再生波長や
回折効率を保持することが困難であり、また低露光エネ
ルギーではポリマーの架橋密度が低く、急激な膜収縮に
よる白化現象を避けることは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、第1に回折
効率が高くて、現像条件による回折効率や再生波長のば
らつきのないホログラム形成方法の提供にある。第2に
は、白化現象のないホログラム形成方法の提供にある。
第3には、再生色を制御しうるホログラム形成方法の提
供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のホログラム形成
方法は、マトリックスポリマー及び光重合可能な化合物
(以下、ホストモノマーという)、更に光重合開始剤と
からなる記録媒体を光の干渉縞を露光した後、該記録媒
体を、ホストモノマーと屈折率が異なりかつ、マトリッ
クスポリマーとの反応性を有する物質(以下、ゲスト物
質)を含む現像液に浸漬し、触媒や加熱等により反応さ
せて、ゲスト物質を該記録媒体中に固定することを特徴
とする。
【0006】まず、本発明における記録媒体を構成する
成分について説明する。マトリックスポリマーとして
は、ゲスト物質と反応する官能基を有するものが挙げら
れ、例えば−OH基、−COOH基、−CHO基等を有
するポリマーがある。アクリル酸、メタクリル酸、ビニ
ルアルコール、フタル酸、マレイン酸等のポリマー、お
よびそれらとスチレン、N−ビニルカルバゾール、エチ
レン、ブタジエン、塩化ビニル、酢酸ビニル等との共重
合体等が用いられるが、これらに限定されるものではな
い。
【0007】次に、エチレン性不飽和結合を有する光重
合可能な化合物(ホストモノマー)について説明する。
ホストモノマーとしては、1分子中に少なくともエチレ
ン性不飽和二重結合を1個有する光重合、光架橋可能な
モノマー、オリゴマー、プレポリマー及びそれらの混合
物であり、モノマー及びその共重合体の例としては、不
飽和カルボン酸、ハロゲン化不飽和カルボン酸及びそれ
らの塩、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アルコール化合
物とのエステル、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アミン
化合物とのアミド等が挙げられる。
【0008】これらのホストモノマーは光屈折率の観点
から選択される。即ち、後述するゲスト物質として高屈
折率のものを使用する場合にはホストモノマーとしては
低屈折率のもの、またはゲスト物質として低屈折率のも
のを使用する場合にはホストモノマーとしては高屈折率
のものを使用するとよい。
【0009】具体的には、低屈折率のものとして、例え
ばトリフルオロエチルアクリレート(nD 20=1.34
77)、トリフルオロエチルメタクリレート(nD 20
1.3590)、テトラフルオロプロピルアクリレート
(nD 20=1.3629)、テトラフルオロプロピルメ
タクリレート(nD 20=1.3788)、オクタフルオ
ロペンチルアクリレート(nD 20=1.3467)、オ
クタフルオロペンチルメタクリレート(nD 20=1.3
559)、ヘプタデカフルオロデシルアクリレート(n
D 20=1.3380)、ヘプタデカフルオロデシルメタ
クリレート(nD 20=1.3435)、メチルメタクリ
レート(nD 20=1.414)、n−ブチルメタクリレ
ート(nD 20=1.423)等が挙げられ、高屈折率の
ものとしては、エチレンオキサイド(EO)変性トリブ
ロモフェノールアクリレート(nD 20=1.560
5)、エチレンオキサイド(EO)変性トリブロモフェ
ノールメタクリレート(nD 20=1.55)、エチレン
オキサイド(EO)変性テトラブロモビスフェノールA
ジアクリレート(nD 20=1.56)、エチレンオキサ
イド(EO)変性テトラブロモビスフェノールAジメタ
クリレート(nD 20=1.564)、テトラヒドロフル
フリルアクリレート(nD 20=1.55)、テトラヒド
ロフルフリルメタクリレート(nD 20=1.55)、ポ
リスチリルエチルメタクリレート(nD 20=1.5
9)、ポリスチリルエチルアクリレート(nD 20=1.
59)等が挙げられる。なお、本明細書において使用す
る光屈折率値nD 20は20℃でのナトリウムD線(波長
589.3nm)に対するものである。
【0010】これらのホストモノマーはマトリックスポ
リマー1重量部に対して0.1重量部〜3重量部、好ま
しくは0.3重量部〜1.5重量部の範囲で使用され
る。
【0011】次に、光重合開始剤・増感剤は、4−ジメ
チルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチ
ル、2−ジメチルアミノ安息香酸エチル、2−ジメチル
アミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エ
チル、4−ジメチルアミノ安息香酸ブチル、4−ジメチ
ルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、4−ジメチルア
ミノ安息香酸イソアミル、2,2−ジエトキシアセトフ
ェノン、ベンジルジメチルケタール、ベンジル−β−メ
トキシエチルアセタール、1−フェニル−1,2−プロ
パンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシ
ム、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、
ミヒラースケトン、4,4’−ビスジエチルアミノベン
ゾフェノン、4,4’−ジクロロベンゾフェノン、ジベ
ンゾイル(1,2−ジフェニルエタンジオン)、ベンゾ
イン(2−フェニル−2−ヒドロキシ−アセトフェノ
ン)、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエ
ーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン
−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテ
ル、ベンゾインブチルエーテル(nとisoの50:5
0混合物)、ベンゾインアルキルエーテル、
【0012】4’−イソプロピル−2−ヒドロキシ−2
−メチル−プロピオフェノン、2−ヒドロキシ−2−メ
チル−プロピオフェノン、p−ジメチルアミノアセトフ
ェノン、p−t−ブチルトリクロロアセトフェノン、p
−t−ブチルジクロロアセトフェノン、p−アジドベン
ズアルデヒド、p−アジドアセトフェノン、p−アジド
ベンゾイン酸、p−アジドベンザルアセトフェノン、p
−アジドベンザルアセトン、4,4’−ジアジドカルコ
ン、1,3−ビス−(4’−アジドベンザル)−アセト
ン、2,6−ビス−(4’−アジドベンザル)−シクロ
ヘキサノン、2,6−ビス−(4’−アジシトベンザ
ル)−4−メチルシクロヘキサノン、4,4’−ジアジ
ドスチルベン−2,2’−ジスルホン酸、1,3−ビス
−(4’−アジドベンザル)−2−プロパノン−2’ス
ルホン酸、1,3−ビス−(4’−アジドベンザル)−
2−プロパノン−2,2’−ジスルホン酸ナトリウム、
1,3−ビス−(4’−アジドシンナシリデン)−2−
プロパノン、 。
【0013】アジドピレン、3−スルホニルアジド安息
香酸、4−スルホニルアジド安息香酸、2,6−ビス−
(4’−アジドベンザル)−シクロヘキサノン−2’,
2−ジスルホン酸(ナトリウム塩)、2,6−ビス−
(4’−アジドベンザル)−メチル−シクロヘキサノン
2,2’−ジスルホン酸(ナトリウム塩)、4−ジアゾ
ジフェニルアミン硫酸塩、4−ジアゾ−4’−メトキシ
−ジフェニルアミン硫酸塩、4−ジアゾ−3−メトキシ
−ジフェニルアミン、ナフトキノン(1,2)ジアジド
(2)−4−スルホン酸のナトリウム塩、ナフトキノン
(1,2)ジアジド(2)−5−スルホン酸のナトリウ
ム塩、ナフトキノン(1,2)ジアジド(2)−5−ス
ルホン酸エステル(1)、ナフトキノン(1,2)ジア
ジド(2)−5−スルホン酸エステル、ナフトキノン
(1,2)ジアジド(2)−5−スルホン酸エステル
(3)−ノボラック樹脂エステル、ジアゾ樹脂(ジアゾ
ジフェニルアミン・パラホルムアルデヒド縮合物の硫酸
塩及び塩化亜鉛複塩等)、 。
【0014】トリフェニルピリリウム過塩素酸塩、4−
メトキシフェニル−2,6−ジフェニルピリリウム過塩
素酸塩、4−ブトキシフェニル−2,6−ジフェニルピ
リリウム過塩素酸塩、トリフェニルチオピリリウム過塩
素酸塩、4−メトキシフェニル−2,6−ジフェニルチ
オピリリウム過塩素酸塩、チオキサントン、2−メチル
チオキサントン(2−メチル−9H−チオキサンセン−
9−オン)、クロロチオキサントン(2−クロロ−9H
−チオキサンセン−9−オン)、2−イソプロピルチオ
キサンソン(2−イソプロピル−9H−チオキサンセン
−9−オン)、ジベンゾスベロン、2,5−ビス−
(4’−ジエチルアミノベンザル)シクロペンタノン、
1−アセチルアミノ−4−ニトロナフタレン、5−ニト
ロアセナフテン、1−ニトロピレン、α,α−ジクロロ
−4−フェノキシアセトフェノン、1−ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン、又、商品名:カヤキュアM
BP(日本化薬(株)製)、商品名:Uvecryl
P36(UCB)等が挙げられ、これらは単独でも、ま
た混合して使用することができる。また、下記一般式
(1)で示されるクマリン化合物と有機過酸化物が挙げ
られる。
【0015】
【化1】
【0016】(式中、R1 、R2 、R3 はそれぞれ独立
して水素原子、塩素原子、低級アルコキシ基、低級ジア
ルキルアミノ基、低級ジアルケニルアミノ基又は脂環式
アミノ基を示す。Xは炭素及びヘテロ原子の総数が5〜
9個の複素環基、又は−COY基を表す。ここにYは炭
素数1〜4の置換又は非置換のアルキル基、低級アルコ
キシ基、置換又は非置換のフェニル基、置換又は非置換
のステリル基、又は置換又は非置換の3′−クマリノ基
を表す。またZは水素原子又はシアノ基を表す。) 式中、R1 、R2 、R3 として好ましくは水素原子、塩
素原子、メトキシ、エトキシ、ブトキシ等の低級アルコ
キシ基、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N−メチル
−N−プロピルアミノ等の低級ジアルキルアミノ基、N
−モルホリノ、N−ピペリジノ等の脂環式アミノ基、ジ
プロペニルアミノ、ジ(α−メチルプロペニル)アミノ
基等の低級ジアルケニルアミノ基等があげられる。
【0017】Xにおける複素環基としては2−イミダゾ
ール、2−N−メチルイミダゾール、2−ベンズイミダ
ゾール、2−(4−フェニル)−イミダゾール、2−オ
キサゾール、2−ベンズオキサゾール、2−(4−フェ
ニル)オキサゾール、2−チアゾール、2−ベンズチア
ゾール、2−(4−フェニル)チアゾール、2−(5−
フェニル)チアジアゾール、2−(5−トリル)チアジ
アゾール、2−(5−ビフェニル)チアジアゾール、2
−(5−フェニル)オキサジアゾール、2−(5−p−
メトキシフェニル)オキサジアゾール、2−(5−p−
クロルフェニル)オキサジアゾール等の残基があげられ
る。
【0018】また、−COY基におけるYとしてはメチ
ル、エチル、プロピル、ヘキシル、β−シアノエチル、
エトキシカルボニルメチル、ブトキシカルボニルメチル
などの置換又は非置換のC1 〜C6 のアルキル基、フェ
ニル、p−シアノフェニル、p−メチルフェニル、p−
メトキシフェニル、m−ヒドロキシカルボニルフェニル
等の置換又は非置換のフェニル基、ステリル、p−メト
キシステリル、p−シアノステリル、m−クロルステリ
ル等のステリル基、及び下記一般式で示される3−クマ
リノ基、
【0019】
【化2】
【0020】(式中R1 、R2 、R3 、Zは前記一般式
(1)式におけると同じ)等があげられる。クマリン化
合物の具体例としては3−アセチル−7−ジメチルアミ
ノクマリン、3−ベンゾイル−7−ジメチル−アミノク
マリン、3−ベンゾイル−5,7−ジメトキシクマリ
ン、メチル,7−ジエチルアミノ−3−クマリノイルア
セテート、3−シンナモイル−7−ジエチルアミノクマ
リン、3,3’−カルボニルビス(7−ジエチルアミ
ノ)クマリン、3,3’−カルボニルビス(5,7−ジ
メトキシアミノ)クマリン、7−ジエチルアミノ−5,
7’−ジメトキシ−3,3’−ビスクマリン、3−
(2’−ベンズイミダゾイル)−7−ジエチルアミノク
マリン、3−(2’−ベンズオキサゾイル)−7−ジエ
チルアミノクマリン、3−(5’−フェニルチアジアゾ
イル−2’)−7−ジエチルアミノクマリン、3−
(2’−ベンズチアゾイル)−7−ジエチルアミノクマ
リン、3,3’−カルボニルビス(4−シアノ−7−ジ
エチルアミノ)クマリン等があげられる。
【0021】クマリン化合物と混合して使用される有機
過酸化物の好ましい化合物としては、メチルケトンパー
オキサイド、シクロヘキサノン−パーオキサイド、アセ
チルアセトンパーオキサイド、t−ブチルパーオキサイ
ド、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベ
ンゼン−パーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイド、α、α’−ビス(t−
ブチルクミルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、t−
ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ベンゾイ
ルパーオキサイド、ジ(t−ブチルパーオキシ)イソフ
タレート、ジ(t−ブチルパーオキシ)テレフタレー
ト、ジ(t−ブチルパーオキシ)フタレート、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート、3,3’,4、4’−テト
ラ−(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノ
ン、2,5−ジメチル−2,5−(ジベンゾイルパーオ
キシ)ヘキサン等が使用される。
【0022】これらの中で特に好ましいものとしてはジ
(t−ブチルパーオキシ)イソフタレート、ジ(t−ブ
チルパーオキシ)テレフタレート、ジ(t−ブチルパー
オキシ)フタレート、3,3’,4,4’−テトラ−
(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノンが
挙げられる。
【0023】クマリン化合物に添加される有機過酸化物
の割合は、クマリン化合物1重量部に対して1重量部〜
100重量部、好ましくは1重量部〜50重量部であ
る。これら光重合開始剤は前述のマトリックスポリマー
及びホストモノマーの合計量100重量部に対して1重
量部〜80重量部、好ましくは1重量部〜20重量部の
割合で使用される。また、上記組成の他に熱重合禁止
剤、可塑剤等が添加されて記録媒体形成用組成物が調製
される。
【0024】本発明における記録媒体は、上記組成物
を、例えばベンゼン、クロルベンゼン、テトラヒドロフ
ラン、1、4−ジオキサン、1、2−ジクロルエタン、
ジクロルメタン、クロロホルム等に溶解して、ガラス、
透明性樹脂フィルム等の支持体上に塗膜される。塗布方
法としてはスピンナーコーティング、ブレードコーティ
ング、ロールコーティング等により、乾燥後膜厚0.5
μm〜50μmに塗布される。なお、マトリックスポリ
マー自体の支持性を利用してそれ自身フィルム化しても
よい。
【0025】このようにして得られる記録媒体は、例え
ば457.9nm、488nm、514.5nm、52
8.7nm等に輝線を有するレーザー光に感度を有して
おり、例えば488nmの波長を有するアルゴンレーザ
ーに対して1〜500mJ/cm2 のエネルギーで実用
域での回折効率を与えるものである。
【0026】次に、記録媒体へのホログラム形成方法を
説明する。まず、輻射線への記録媒体の露光工程、次い
でゲスト物質を含有する現像液を使用しての現像工程、
現像後の記録媒体の乾燥工程よりなる。
【0027】輻射線としては、レーザー光線、水銀ラン
プ等を光源とする輻射線が好ましい。ホログラム形成に
際しては、図1に示すような可干渉性の2束の輻射線を
所定のオフセットアングルで被写体に照射することによ
り体積位相型ホログラムを形成するリップマン型ホログ
ラム形成装置、または、図2に示すような照射光と被写
体による反射光との干渉により体積位相型ホログラムを
形成するデニシューク型ホログラム形成装置が使用され
る。
【0028】次に、現像工程は、ホログラム潜像が形成
された記録媒体をゲスト物質を含有する現像液に浸漬す
ることにより行われる。この現像工程は本発明の特徴を
示すものであり、記録媒体に、その形成されたホログラ
ムパターンに応じて膨潤又は収縮作用を生起させると共
に、未露光部における未反応の感光成分を溶出させ、生
じる空隙部にゲスト物質を含有する現像液を浸透させ
て、未露光部におけるホストモノマーをゲスト物質と置
換、又はホストモノマーにゲスト物質を付加させるもの
である。
【0029】現像液の溶媒は、ゲスト物質を溶解または
分散するものであり、また感光成分の光重合反応により
生起される重合体架橋物に対して短時間で膨潤又は収縮
作用を生起させると共に未反応の感光成分を溶出させる
機能を有するものである。
【0030】溶媒としては、例えばベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、n−プロピルベンゼ
ン、クメン、フェノール、クレゾール、クロルベンゼ
ン、ジクロルベンゼン、ニトロベンゼン、ベンジルアル
コール、ベンジルクロライド、ベンジルブロマイド、α
−メチルナフタリン、α−クロルナフタリン等のベンゼ
ン、ナフタリンの誘導体、n−ペンタン、n−ヘキサ
ン、n−ヘプタン、n−オクタン、イソオクタン、シク
ロヘキサン等のアルカン、シクロアルカン類、メチルア
ルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、
t−ブチルアルコール、n−アミルアルコール、イソア
ミルアルコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、
メチルエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエ
ーテル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
類、酢酸エチル、酢酸メチル、蟻酸エチル、プロピオン
酸メチル等のエステル類等が使用され、又これらの混合
溶媒を使用してもよい。
【0031】ただし、ここで注意することは、これらの
溶媒としてマトリックスポリマーと反応しにくいものを
選ぶ必要があることである。例えばマトリックスポリマ
ーが−COOH基を有しており、ゲスト物質にアルコー
ルを用いた場合、溶媒はアルコールでないものが好まし
い。特に第1級アルコールは−COOH基とのエステル
化をしやすいので避ける必要があり、第3級のt−ブチ
ルアルコール等を用いるとよい。
【0032】次に、現像液に溶解または分散される光重
合可能な化合物と光屈折率を相違する物質(ゲスト物
質)について説明する。光重合可能な化合物が高屈折率
で、ゲスト物質が低屈折率な場合に、アルコールをゲス
ト物質とする場合には、以下のようなものがある。
【0033】(R)−(−)−2,2,2−トリフルオ
ロ−1−(9−アンスリル)エタノール、2,2,2−
トリフルオロ−1−(9−アンスリル)エタノール、
(S)−(+)−2,2,2−トリフルオロ−1−(9
−アンスリル)エタノール α,α,α−トリフルオロ−o−クレゾール、 CF3 6 4 OH 〃 − 〃 −m− 〃 、 〃 〃 − 〃 −p− 〃 、 〃 α−(トリフルオロメチル)ベンジルアルコール C6 5 CH(CF3 )OH 3−(トリフルオロメチル)フェニルエチルアルコール CF3 6 4 CH2 CH2 OH 7−(トリフルオロメチル)−4−キノリノール 2,3,5,6−テトラフルオロフェノール 2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノール nD 20=1.3210 F2 CHCF2 CH2 OH 4,4’−ジフルオロベンズヒドロール (FC
6 H)4 CHOH 。
【0034】 2,3−ジフルオロベンジルアルコール F2 6 3 CH2 OH 2,4− 〃 〃 2,5− 〃 〃 2,6− 〃 〃 3,4− 〃 〃 3,5− 〃 〃 2,3−ジフルオロ−6−ニトロフェノール F2 6 2 (NO2 )OH 2,3−ジフルオロフェノール F2 6 3 CH 2,4− 〃 〃 2,5− 〃 〃 2,6− 〃 〃 3,4− 〃 〃 2−フルオロベンジルアルコール 〃 3− 〃 〃 4− 〃 〃 。
【0035】 4−フルオロ−2−メチルフェノール FC6 3 (CH3 )OH 〃 −3− 〃 〃 2−フルオロフェンエチルアルコール FC6 4 CH2 CH2 OH 4− 〃 〃 2−フルオロフェノール FC6 4 OH 3− 〃 〃 4− 〃 〃 2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンジルアルコー
ル C6 5 CH2 OH 2,3,4,5,6−ペンタフルオロ−α−(ニトロメ
チレン)ベンジルアルコール
6 5 C(=CHNO2 )OH ペンタフルオロフェノール C6 5 OH
【0036】2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1
−プロパノール nD 20=1.2880 CF3 CF2 CF2 OH 4,4’−(ヘキサフルオロイソプロピリジン)ジフェ
ノール (CF3 2 C(C6 4 OH)2 1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニ
ル−2−プロパノール nD 20=1.2750 C6 5 C(CF3 2 OH 2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブ
タノール nD 20=1.3000 CF3 CF2 CF2 CH2 OH デカフルオロベンズヒドロール (C
6 5 2 CHOH 特に好ましいのはフッ素の含有量が高く、ベンゼン環、
ナフチル環等の芳香環を含まないもので以下のものであ
る。
【0037】
【化3】
【0038】2,2,2−トリフルオロエタノール CF3 CH2 OH nD 20=1.2907 2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノール F2 CHCF2 CH2 OH nD 20=1.3210 2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロパノー
ル CF3 CF2 CH2 OH nD 20=1.2880 1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニ
ル−2−プロパノール C6 5 C(CF3 2 OH nD 20=1.2750 2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブ
タノール CF3 CF2 CF2 CH2 OH nD 20=1.3000 その他のものとしては、マトリックスポリマーと反応性
を有し、屈折率が小さければ、カルボン酸、アルデヒド
等を用いることができる。
【0039】 C7 15COOH nD 20=1.35 C8 17SO3 H FCH2 COONa
【0040】
【化4】
【0041】次に、光重合可能な化合物が低屈折率で、
ゲスト物質が高屈折率な場合は、例えば以下のものが用
いられる。 BrCH2 COOH BrC6 4 NH2
D 20=1.6250 Br2 CHCOOH HOCH2 CH(Br)CH(Br)CH2 OH Br2 6 3 OH BrCH2 CH(Br)CH2 OH n
D 20=1.5590 CBr3 CHO n
D 20=1.5860 Br3 6 2 NH2 CBr3 CH2 OH Br3 6 2 OH C6 Br4 −1,2−(OH)26 Br5 OH これらは臭素を含有するものであるが、これらに限られ
るものではなく、ヨウ素、カルバゾール環、芳香環を含
むもの等を用いることができる。現像工程においては、
記録媒体を以上のような現像液に浸漬する。現像液にお
けるゲスト物質の混合割合は適宜に設定されてよいが、
少なくとも1重量%以上とするとよい。
【0042】この現像液中に触媒等を必要に応じて加え
るが、ゲスト物質を浸漬した後でも、浸漬する前でもど
ちらでもよい。触媒は、マトリックスポリマーとゲスト
物質の反応に応じて適宜選択する必要があるが、例えば
エステル化反応の場合は以下のものを用いるとよい。 塩化チオニル SOCl2 三塩化リン PCl3 五塩化リン PCl5 濃硫酸 乾燥塩化水素 また、加温、加熱は必要に応じて行うとよい。これによ
りマトリックスポリマーにゲスト物質が固定化する。つ
まり膜中に固定化して、揮発するようなゲスト物質も現
像液から取り出した後も膜中に残り、所望の明るい回折
格子を得ることができる。得られたホログラムの表面は
そのままでもよく、また、ガラス、プラスチックフィル
ム等を貼着してもよい。
【0043】
【作用】本発明は、干渉縞暗部の未重合領域に記録媒体
における重合成分とは光屈折率を相違する成分を挿入
し、かつ大きな屈折率差を有するものとすることにより
回折効率が高く、明るいホログラム像が得られ、またホ
ストモノマーとゲスト物質との光屈折率差を大きくとる
ことにより、記録媒体の膜厚が薄くても高い回折効率を
得ることができ、ホログラムの薄膜化を可能とするもの
である。
【0044】特に、ゲスト物質としてアルコールやカル
ボン酸等のうち液体の化合物を膜中に固定化するという
特徴を有しており、本発明のホログラム形成方法により
作製されるホログラムは、薄膜化が可能であり、調光装
置等においても使用することが可能となる。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。 実施例1 下記の組成の組成物を1,4−ジオキサン10gに溶解
し、0.25μmの孔径のろ過器によってろ過し、感光
液を得た。
【0046】
【化5】
【0047】この感光液を、3mm厚のガラス板上にア
プリケーターを使用し、乾燥後膜厚が5μmとなるよう
に塗布し、70℃で45分間乾燥した後、ポリビニルア
ルコール(クラレ(株)製 重合度500 鹸化度88
%)10%水溶液を、スピンコーターで2000rpm
で回転塗布した。これを60℃で10分間乾燥して記録
媒体を得た。
【0048】次いで、図1に示すリップマン型回折格子
撮影光学系を使用して、アルゴンレーザーによる488
nmの波長光を用いてホログラムを露光した。光強度比
1:1、露光エネルギー10mJ/cm2 で露光した。
アルゴンレーザーによる露光後、紫外線放出ランプ(東
芝(株)製 商品名ケミカルランプ FL−20BL)
を使用して60秒間全面露光した。この時シャープカッ
トフィルターL39を用い、400nm以上の可視光だ
け照射した。露光後、記録媒体を流水中で1分間水洗
し、ポリビニルアルコール層を除去し、乾燥させた。
【0049】
【化6】
【0050】次いで、上記のゲスト物質のトルエン50
重量%溶液を現像液として、記録媒体を浸漬し30秒後
に塩化チオニルを1重量%添加し40℃に加温した。ト
ルエンを適宜補充しながら10分間放置後、記録媒体を
現像液から取り出した。
【0051】マトリックスポリマーとゲスト物質のエス
テル化により像が固定され、ホストモノマーとゲスト物
質の屈折率差が0.2と大きいところから、膜厚10μ
mで回折効率90%と非常に明るいホログラムが得られ
た。
【0052】実施例2 実施例1における感光液の組成として、スチレン−マレ
イン酸系共重合体に代えて下記のメタクリル酸−アクリ
ル酸系共重合体を同量を使用した。
【0053】
【化7】
【0054】また、トリブロモフェノキシエチルアクリ
レートに代えて、トリフルオロエチルアクリレートCH
2 =CHCOOCH2 CF3 (大阪有機(株) ビスコ
ート3F)を同量使用して感光液を調製し、実施例1と
同様に記録媒体を作製後、ホログラムを記録した。ゲス
ト物質としてCBr3 CH2 OHをt−ブチルアルコー
ルに溶解して、実施例1と同様に現像及びエステル化反
応をしたところ、同様の明るいホログラムが得られた。
【0055】実施例3 実施例2におけるゲスト物質としてCBr3 CHOをト
ルエンに溶解して現像液とし、記録媒体を浸漬後、乾燥
塩化水素を0.1重量%添加し、10分間放置した。そ
の結果、同様の明るいホログラムが得られた。
【0056】比較例1 実施例1において塩化チオニルを添加せずに10分間放
置して記録媒体を現像液から取り出したところ、ゲスト
物質が流れだし、像もかなり暗くなってしまった。明る
いホログラムの固定化ができない結果となった。
【0057】比較例2 実施例1においてスチレン−マレイン酸系共重合体に代
えてマトリックスポリマーをポリ−N−ビニルカルバゾ
ール(亜南産業(株)製 ツビコールNo.210 平
均分子量40万〜50万)を用いたところ、ゲスト物質
とのエステル化がおこらず、明るいホログラムの固定が
できなかった。
【0058】
【発明の効果】大きな屈折率差を有するものとしたの
で、回折効率が高く、明るいホログラム像が得られ、ま
たホストモノマーとゲスト物質との光屈折率差を大きく
とることにより、記録媒体の膜厚が薄くても高い回折効
率を得ることができ、ホログラムの薄膜化が可能であ
り、調光装置等への用途を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】リップマン型ホログラム形成装置の概略図であ
る。
【図2】デニシューク型ホログラム形成装置の概略図で
ある。
【符号の説明】
1…アルゴンレーザー、2…ハーフミラー、3…ミラ
ー、4…スペイシャルフィルター、5…感光板、6…被
写体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−304287(JP,A) 特開 昭62−95525(JP,A) 特開 平3−51876(JP,A) 特開 平2−888(JP,A) 特開 昭49−81055(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/00 - 5/00 G03F 7/004 - 7/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホログラム形成方法において、マトリッ
    クスポリマー及び光重合可能なホストモノマー、光重合
    開始剤とからなる記録媒体を光の干渉縞を露光した後、
    該記録媒体を、該ホストモノマーと屈折率が異なり、か
    つマトリックスポリマーとの反応性を有するゲスト物質
    を含む現像液に浸漬し、未露光部におけるホストモノマ
    ーにゲスト物質を置換、または付加させて像を固定化す
    ることを特徴とするホログラム形成方法。
  2. 【請求項2】 マトリックスポリマーおよび反応性を有
    する物質は、それぞれエステル化を含む縮合反応、脱水
    反応、付加反応によって反応して膜中に固定することを
    特徴とする請求項1記載のホログラム形成方法。
JP06454892A 1992-03-23 1992-03-23 ホログラム形成方法 Expired - Lifetime JP3476206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06454892A JP3476206B2 (ja) 1992-03-23 1992-03-23 ホログラム形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06454892A JP3476206B2 (ja) 1992-03-23 1992-03-23 ホログラム形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05265364A JPH05265364A (ja) 1993-10-15
JP3476206B2 true JP3476206B2 (ja) 2003-12-10

Family

ID=13261390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06454892A Expired - Lifetime JP3476206B2 (ja) 1992-03-23 1992-03-23 ホログラム形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3476206B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05265364A (ja) 1993-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0106351B2 (en) Photopolymerizable photosensitive composition
JP2001502439A (ja) フォトレジスト組成物のための反射防止膜
JPH055005A (ja) 光重合開始剤およびこれを含有する光重合性組成物
JP3418946B2 (ja) 光反応性組成物、該光反応性組成物を含有した酸反応性高分子組成物及び酸反応性樹脂層
JP2759079B2 (ja) 高エネルギー照射線硬化可能な組成物及び高エネルギー照射線記録法
JP3476206B2 (ja) ホログラム形成方法
JPH07281426A (ja) 屈折率変調画像形成用感光性樹脂組成物
JP2758737B2 (ja) 光重合性組成物及び感光性平版印刷版
JPH0616720A (ja) プラスチック光導波路用組成物およびプラスチック光導波路の製造方法
JP2001081138A (ja) 酸感受性樹脂、酸感受性樹脂からなる活性エネルギー線用樹脂組成物およびそれを用いるパターン形成法
JPS5834445A (ja) 感光材
JP2002323845A (ja) 体積型ホログラム記録用感光性組成物及び体積型ホログラム記録用感光性媒体
JPH05108000A (ja) ホログラム形成方法
JPH0643797A (ja) ホログラム形成方法
JPH05210343A (ja) ホログラム形成材料とホログラムの製造方法
JPH07261643A (ja) ホログラム記録用材料およびホログラム記録用媒体
JP3184319B2 (ja) 光架橋性樹脂組成物、ホログラム記録用感光性媒体及びホログラム記録方法
JPS63180946A (ja) 高感度光重合性組成物
JP3221117B2 (ja) 感光性組成物
JPH0361983A (ja) レリーフホログラム記録材料
JPH07261644A (ja) ホログラム記録用材料およびホログラム記録用媒体
JP3422353B2 (ja) 電磁波反応性組成物およびフォトレジスト
JPH05273899A (ja) ホログラムおよびその形成方法
JPH06138802A (ja) ホログラム形成方法
JPH09160238A (ja) 光重合性組成物、それを用いた感光性原版およびその露光方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070926

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 9