JP3473706B2 - トランスファプレスのワーク搬送装置 - Google Patents

トランスファプレスのワーク搬送装置

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JP3473706B2
JP3473706B2 JP09744993A JP9744993A JP3473706B2 JP 3473706 B2 JP3473706 B2 JP 3473706B2 JP 09744993 A JP09744993 A JP 09744993A JP 9744993 A JP9744993 A JP 9744993A JP 3473706 B2 JP3473706 B2 JP 3473706B2
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skid
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work transfer
press
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正英 砂田
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Komatsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はトランスファプレスへ
ワークを搬入するワーク搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来トランスファプレスへシート状のワ
ークを搬入するワーク搬送装置には、ワークの両端をジ
ョーによりグリップして搬送するグリップジョー方式が
ある。上記従来のグリップジョー方式はワークのサイズ
に応じて幅調整の自在なジョーと、ワークを一時載置す
るスキッドより構成されていて、トランスファプレスの
動作に同期してワーク搬送方向へ移動されるジョーによ
りワークをグリップしてトランスファプレス内へ搬入す
るようになってする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のワーク搬送
装置では、ワークの大きさに応じてグリップ間の幅寸法
を調整した場合、これに応じてスキッドも調整している
が、従来ではこの調整を作業者が内段取りで行っている
ため、作業能率が悪いと共に、作業に危険が伴うなどの
不具合があった。またスキッドの調整を自動的に行うよ
うにした場合、ジョーと干渉などを考慮して動作させな
ければならないことから、制御系が複雑となって装置自
体が高価となる不具合があった。この発明はかかる不具
合を改善するためになされたもので、ジョーに連動させ
てスキッドの間隔調整を可能にしたトランスファプレス
のワーク搬送装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、トランスファプレスのワーク搬入側に、
ワーク搬送方向と直交する方向に移動自在に一対の架台
を、またこれら架台の間に一対のスキッド支持台を設
け、上記架台上には、ワークをグリップするジョーをワ
ーク搬送方向に移動自在に、そしてスキッド支持台上
にはワーク搬送方向にスキッドを水平に設けると共に、
上記架台及びスキッド支持台に、間隔調整モータにより
回転自在な送りねじ軸を螺合し、ジョー6の間隔調整に
連動させてスキッドの間隔を同一駆動源にて調整可能と
したトランスファプレスのワーク搬送装置である。
【0005】
【作 用】上記構成により、搬入するワークの大きさ
が変っても、ワークの大きさに合せてジョーの間隔を調
整するだけでスキッドの間隔も自動調整されるため、作
業者が内段取りでスキッドで間隔を調整する必要がな
い。
【0006】
【実 施 例】この発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1はこの装置の平面図、図2は図1のX方向
からの矢視図、図3は図1のY−Y線に沿う断面図、図
4はジョー部分の拡大図である。これら図において1は
この装置の本体で、図示しないトランスファプレスのワ
ーク搬入側に設置されている。上記本体1はワーク搬送
方向Aと直交する方向に布設されたレール2上に接離方
向へ移動自在な一対の架台3を有していて、これら架台
3の上部にワーク搬送方向Aにガイドレール4が布設さ
れている。そしてこれらガイドレール4に、3基の移動
台5が移動自在に支承されている。上記各移動台5上に
は、図4に示すジョー6がグリップ部6aを互に対向さ
せて設置されている。上記ジョー6はグリップシリンダ
6bにより上下方向に開閉される一対のグリップ6aを
有していて、これらグリップ6aの間でワーク7の端部
をグリップするようになっている。
【0007】また上記各移動台5には無端状のチェーン
8の一部が固定されている。上記チェーン8は図2に示
すように、ワーク搬送方向Aに離間するよう架台3に支
承されたスプロケット9間に捲装されていて、下辺部は
フィードモータ10により回転される駆動スプロケット
11に捲装されており、フィードモータ10によりトラ
ンスファプレスの動作に同期させてチェーン8を正逆回
転させることにより、ジョー6の設置された移動台5を
ワーク搬送方向Aへ往復動できるようになっている。
【0008】一方上記本体1の上部及び下部には、ワー
ク搬送方向Aと直交する方向に、複数本のガイド杆13
及び送りねじ軸14が水平に設置されている。これらガ
イド杆13及び送りねじ軸14は、ワーク搬送方向Aに
離間するよう設けられていて、両端側が支持部材15に
より支持されていると共に、中間部は上記架台3及びこ
れら架台3の間に設置された一対のスキッド支持台16
を貫通している。上記スキッド支持台16は、下部がレ
ール2に、そしてガイド杆13の貫通部がガイドブッシ
ュ17を介してガイド杆13に支承されていると共に、
上部にはワーク搬送方向Aと平行するようにスキッド1
8が水平に設けられている。
【0009】また上記送りねじ軸14にはピッチの異
なるねじ部14a,14bが形成されている。上記ねじ
部14aはねじ部14よりピッチが大きく設定されて
いて、このねじ部14aに架台3側に設けられたナット
19が螺合されていると共に、ピッチの小さいねじ部1
4bには、スキッド支持台16に設けられたナット20
が螺合されている。そして各送りねじ軸14の端部は、
図2に示すようにチェーン22を介して間隔調整モータ
23に接続されていて、この間隔調整モータ23により
回転されるようになっている。
【0010】次に作用を説明すると、図示しないバキュ
ームリフタにより所定の高さに上昇されたワーク7の両
端はジョー6のグリップ部6aによりグリップされ、ト
ランスファプレスの動作に同期して移動される移動台5
の移動によりトランスファプレスへと搬送され、スキッ
ド18上に設置される。その後ジョー6は元の位置へ復
帰されると共に、スキッド18上のワーク7はトランス
ファプレスに設けられたトランスファフィーダによりプ
レス内へと搬入され、成形に供せられる。
【0011】一方トランスファプレスへ搬入するワーク
7の大きさが変った場合、ワーク7のサイズを入力する
と、間隔調整モータ23が各送りねじ軸14を回転す
る。これによってねじ軸14のねじ部14a,14bに
螺合された架台3及びスキッド支持台16がレール2上
を接離方向へ移動される。またこのとき、ねじ部14a
のピッチがねじ部14bより予め大きく設定されている
ため、架台3の移動量がスキッド支持台16より大きく
なり、ジョー6はワーク7でグリップするのに最適な間
隔に、そしてスキッド支持台16はワーク7を支持する
のに最適な間隔にそれぞれ自動調整される。間隔調整後
は、再びトランスファプレスの動作に同期させて移動台
5を往復動させることにより、ワーク7の搬送が行える
ようになる。
【0012】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、ワーク
を搬送するジョーと、ワークを一時載置するスキッドを
それぞれ送りねじ軸に螺合して、ねじ軸を回転させるこ
とにより同時に幅調整できるようにしたことから、従来
のようにワークの大きさが変る毎に作業者が内段取りで
スキッドの間隔を調整する必要がない。これによって段
取りに要する時間が削減できるため、生産性の向上が図
れると共に、ジョーとスキッドの送りピッチを変えるこ
とにより、ジョーの間隔を変えても、ワークを支持する
のに最適な位置へスキッドを調整することができるた
め、ワークを安定した状態で支持することができ、トラ
ンスファフィーダによる搬送も円滑に行える。また複雑
な制御系を必要としないため、容易かつ安価に実施する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例になるワークの搬送装置の
平面図である。
【図2】図1のX方向からの矢視図である。
【図3】図1のY−Y線に沿う断面図である。
【図4】ジョー部分の拡大図である。
【符号の説明】
3…架台、6…ジョー、7…ワーク、14…送りねじ
軸、16…スキッド支持台、18…スキッド、23…間
隔調整モータ、A…ワーク搬送方向。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B30B 15/30 108 B30B 15/30 108 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 43/00 B21D 43/04 - 43/05 B21D 43/10 B30B 13/00 B30B 15/30 108

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスファプレスのワーク搬入側に、
    ワーク搬送方向Aと直交する方向に移動自在に一対の架
    台3を、またこれら架台の間に一対のスキッド支持台1
    6を設け、上記架台3上には、ワーク7をグリップする
    ジョー6をワーク搬送方向Aに移動自在に、そして
    キッド支持台16上にはワーク搬送方向Aにスキッド1
    8を水平に設けると共に、上記架台3及びスキッド支持
    台16に、間隔調整モータ23により回転自在な送りね
    じ軸14を螺合し、ジョー6の間隔調整に連動させてス
    キッド18の間隔を同一駆動源にて調整可能としたトラ
    ンスファプレスのワーク搬送装置。
  2. 【請求項2】 架台3に螺合する送りねじ軸14のねじ
    部14aのピッチを、スキッド支持台16に螺合するね
    じ部14bのピッチより大きく設定してなる請求項1記
    載のワーク搬送装置。
JP09744993A 1993-04-23 1993-04-23 トランスファプレスのワーク搬送装置 Expired - Lifetime JP3473706B2 (ja)

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JPH06304681A JPH06304681A (ja) 1994-11-01
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