JP3473346B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3473346B2
JP3473346B2 JP22218597A JP22218597A JP3473346B2 JP 3473346 B2 JP3473346 B2 JP 3473346B2 JP 22218597 A JP22218597 A JP 22218597A JP 22218597 A JP22218597 A JP 22218597A JP 3473346 B2 JP3473346 B2 JP 3473346B2
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image forming
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一浩 小内
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像が記録シート
に転写される前に一時的に転写される中間転写ベルト又
は画像が転写される記録シートを搬送するシート搬送ベ
ルトのいずれかを有した複写機、プリンター、複合機等
の画像形成装置に係り、特に、その中間転写ベルト又は
シート搬送ベルトに検出用マークを形成し、その検出用
マークを反射型センサーにより検知して得られる検知情
報を利用する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としては、例えば
電子写真方式を利用してトナー像を形成する画像形成手
段により特にカラー画像を形成する場合、その画質を良
好な状態に保つ観点から画像の濃度変動や位置(色)ず
れを防止するため、中間転写ベルト又はシート搬送ベル
ト上に前記画像形成手段により所定のパターン等からな
る濃度検出用マークや位置ずれ(又は位置決め)検出用
マークを形成し、その各検出用マークをセンサーにより
検知して得られる検知情報に基づいて所定の制御対象を
制御するものが知られている。
【0003】なかでも、そのセンサーとして、検出用マ
ークに光をあてて当該マークからの反射光を受光して検
知が行われる反射型センサーを使用する場合には、その
反射型センサーの発光及び受光面と検出用マークが形成
されるベルト面との間隔やその発光面及び受光面とベル
ト面との平行度が適正な範囲内に保たれているか否かが
反射型センサーの検知性能にも大きな影響を与えるた
め、かかる反射型センサーの取り付け精度がきわめて重
要な要素になっている。
【0004】ところが、反射型センサーを使用した従来
の画像形成装置においては、そのセンサーの検知結果が
微妙に異なって安定せず、検出用マークを正確に検知で
きない場合が発生するという問題がある。例えば、中間
転写ベルト又はシート搬送ベルト上の同じ検出用マーク
を繰り返して検知した場合に、その検知結果が微妙に異
なることがある。このため、その得られた検知情報に基
づいて前記したような制御を行っても、画像の濃度変動
や位置ずれを的確に補正することができない場合が発生
してしまう。
【0005】このように検知結果が不安定になるのは、
本発明者の研究結果によれば、図11に示すように、反
射型センサー01を中間転写ベルト02の水平状態にあ
る位置に配設した場合、その中間転写ベルト02が自重
や回転動作や経時変化により下方にたるんでしまい、本
来のベルト面(二点鎖線部分)との間にギャップΔdが
発生する結果、反射型センサーの発光及び受光面と中間
転写ベルト02の面との間隔等が変動するためであるこ
とが確認されている。図中において03は画像形成手段
を構成する感光ドラム、04は中間転写ベルト02を支
持する支持ロールを示す。
【0006】ちなみに、特開平5−142906号公報
には、トナー濃度センサーの中間転写ベルトに対する位
置精度を高める複写機として、図12に示すように、中
間転写ベルト02の取り付け板05に対して取り付ける
二次転写装置06(二次転写ロールaとクリーニング部
材b)の支持板07にトナー濃度センサー01を取り付
けることにより、反射型センサー01の中間転写ベルト
02に対する位置決めをするようにしたものが示されて
いる。図中の08は現像器、09は感光ドラム03に照
射する光学像を示す。
【0007】しかし、この公報に示されるように濃度セ
ンサーを取り付けた場合には、その濃度センサー01が
二次転写ロールaと中間転写ベルト02の支持ロール0
4との間となる位置に配置されているため、中間転写ベ
ルト02が回転時に揺動してそのベルト02と濃度セン
サー01との間隔が変動することがあり、検知性能が安
定しないことがある。また、二次転写装置07(実際に
は二次転写ロールa)は、1つの感光ドラム上で形成す
る各色成分のトナー像を中間転写ベルト02にベルト1
回転毎に1色ずつ転写して重ね合わせることによりカラ
ー画像とすべき合成像を形成する場合に最終色の1つ前
の色成分のトナー像の転写が終了するまでの間や、記録
シートの紙詰まり時の除去作業を行う際には、中間転写
ベルト02から離間させておく必要があるため、中間転
写ベルト02に対して接離可能に取り付けなければなら
ない。このため、二次転写装置07の度重なる接離動作
により、センサー01とベルト02面との間隔が徐々に
変化してしまい、その濃度センサー01の検知性能が安
定しなくなるおそれがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、中間
転写ベルト又はシート搬送ベルトに形成する検出用マー
クを反射型センサーにより精度よく安定して検知するこ
とができる画像形成装置を提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、反射型センサ
ーの中間転写ベルト又はシート搬送ベルトに対する位置
決めをより精度よく簡便に行うことができ、そのセンサ
ーの取り付け自体も容易に行うことができる画像形成装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の画像形成装置は、画像を形成する少なくとも1つ
の画像形成手段と、この画像形成手段により形成された
画像が記録シートに転写される前に一時的に転写される
中間転写ベルト又はその画像が直接転写される記録シー
トを搬送するシート搬送ベルトとを有し、この中間転写
ベルト又はシート搬送ベルト上に前記画像形成手段によ
り所定の検出用マークを形成し、その検出用マークを反
射型センサーにより検知して得られる検知情報を利用す
る画像形成装置において、前記反射型センサーを、前記
中間転写ベルト又はシート搬送ベルトを接触した状態で
支持する支持部品と当該ベルトを挟んで対向する位置に
配設するとともに、前記支持部品を基準にして位置決め
したものである。
【0011】このような手段において、支持部品として
は、中間転写ベルト又はシート搬送ベルトを張架して支
持する支持ロールの他、それら各ベルトの内周面側に均
等に接触し得るように配設される接触部材等が挙げられ
る。また、検出用マークは、その種類やパターンなどに
ついて特に制約されるものではないが、その形成は通
常、前記した画像形成手段により行なわれる。さらに、
画像形成手段は中間転写ベルト又は記録シートに転写す
べきトナー像を形成し得るものであればよい。
【0012】この手段によれば、支持部品に支持されて
いる中間転写ベルト又はシート搬送ベルトの部分がベル
ト面の位置(高さ)や平面度(特にベルトの幅方向に対
する平面度)の点で最も変動が少なく一定した状態に保
たれているため、その支持部品と当該ベルトを挟んで対
向する位置に配設される反射型センサーと当該ベルトと
の間隔や平行度が最も一定した状態に保たれるようにな
る。従って、当該ベルト上に形成される検出用マークは
上記のごとく配置される反射型センサーにより精度よく
安定して検知される。
【0013】また、本発明の画像形成装置における前記
反射型センサー、前記支持部品を基準にして位置決め
されてい
【0014】この手段によれば、反射型センサーは、中
間転写ベルト又はシート搬送ベルトとの距離が最も直接
かつ一義的に定まる支持部品を基準にして位置決めされ
るため、そのセンサーを前述したようにベルト面の位置
や平面度が一定している当該ベルトの部分に対して最も
精度よく確実に位置決めすることができる。
【0015】また、本発明の画像形成装置において
前記反射型センサーを前記支持部品を基準にして位置決
めした場合、前記支持部品が支持ロールであり、前記反
射型センサーがこの支持ロールの軸を基準にして位置決
することができる
【0016】この手段によれば、支持ロールの軸が中間
転写ベルト又はシート搬送ベルトとの距離が半径に相当
して一定になるため、反射型センサーの位置決めはより
一層精度よく、また簡便に行うことができる。
【0017】また、本発明の画像形成装置において
前記支持部品が支持ロールであり、前記反射型センサー
がこの支持ロールの軸を基準にして位置決めされてお
り、かつ、前記反射型センサーの検知位置が、前記支持
ロールと前記中間転写ベルト又はシート搬送ベルトとの
接触部よりも当該ベルトがその支持ロールから離れる側
に公差を加味した分だけずれた位置に設定することがで
きる
【0018】この手段によれば、中間転写ベルト又はシ
ート搬送ベルトは、支持ロールとの接触部ではロールの
周面に相応した曲面状態であるのに対し、その接触部か
らわずかにずれた位置では平面状態にあるため、各構成
部品の公差やそれら部品の取り付け公差による反射型セ
ンサーの検知位置の(ベルト移動方向への)ばらつきが
あっても、検出用マークの検知は当該ベルトの前記した
平面状態部分で行われることになる。このため、上記各
公差によるセンサーの検知位置がばらついても、そのば
らつきによる検知結果の変動が発生しにくい。
【0019】さらに、本発明の画像形成装置において
、前記反射型センサーがユニットフレームに搭載され
てセンサーユニットとして構成され、そのセンサーユニ
ットが前記支持部品との位置決めをするための位置決め
プレートを介して装置本体に着脱自在に取り付けられる
ように構成することができる
【0020】この手段によれば、センサーを取り外して
簡便にメンテナンスすることができるとともに、センサ
ーを中間転写ベルト又はシート搬送ベルトに対して精度
よく位置決めした状態で簡便にセットすることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。
【0022】図1は、本発明の一実施例に係る画像形成
装置を示すものであり、この画像形成装置は中間転写方
式を採用したカラー画像形成装置である。
【0023】図1において、符合1K,1Y,1M,1
Cは、ブラック(B)、イエロー(Y),マゼンタ
(M)及びシアン(C)の色成分のトナー像をそれぞれ
形成するための4つの画像形成ユニットである。この画
像形成ユニット1K,1Y,1M,1Cはいずれも、矢
印a方向に回転する感光ドラム10と、この感光ドラム
10の周囲に配される画像形成プロセス機器、即ち、感
光体ドラム10を一様に帯電する帯電器11、帯電され
た感光ドラム10に画像情報に応じた光像を走査露光し
て静電潜像を形成する像露光装置12、静電潜像を各画
像形成ユニットごとに配分された色成分の現像剤(トナ
ー)により現像して所定の色のトナー像とする現像装置
13、トナー像を後述する中間転写ベルト上に転写する
一次転写器としての一次転写ロール14、転写後の感光
ドラム10上に付着するトナー等を除去するクリーニン
グ装置15等とで同様に構成されている。一次転写ロー
ル14には、転写用のバイアス電圧が印加されるように
なっている。
【0024】また、符合2は中間転写ベルトである。こ
の中間転写ベルト2は、駆動ロール20、従動ロール2
1、テンション用ロール22及び二次転写器を構成する
対向ロール23の複数の支持ロールに張架され、しかも
一次転写ロール14により押圧されて感光ドラム10の
表面に当接した状態で配設されており、その駆動ロール
20により感光ドラム10と同期して矢印b方向に回転
するようになっている。また、符号24は二次転写器を
前記対向ロール23とともに構成する二次転写ロールで
あり、中間転写ベルト2に対して接離可能に取り付けら
れている。前記対向ロール23には、転写用のバイアス
電圧が印加されるようになっている。さらに、中間転写
ベルト2の周囲には、この他、図示しない、二次転写後
のベルト2に付着するトナー像を除去するクリーニング
装置や、ベルト2を除電する除電器等が配設されてい
る。二次転写ロール24は、二次転写部において記録シ
ートの紙詰まりが発生した際には、その詰まった記録シ
ートを除去するための作業を行いやすくすることを考慮
して中間転写ベルト2から離間することができるように
なっている。
【0025】さらに、符合30は記録シートPを収容す
る給紙トレイ、31は給紙トレイ30内の記録シートを
1枚ずつ送り出すフィードロール、32は記録シートを
二次転写部にむけて所定のタイミングで送り出すレジス
トロール、33は二次転写終了後の記録シートを搬送す
るシート搬送ベルト、34は二次転写されたトナー像を
記録シートに定着するロール方式の定着装置、35は画
像形成が終了して排出される記録シートを収容する収容
トレイである。図中の一点鎖線は、記録シートPの主な
搬送経路を示す。
【0026】また、この画像形成装置を複写機として構
成する場合には、その図示を省略するが、複写すべき原
稿の画像情報を読み取るための画像読取装置がさらに装
備されることになる。また、プリンターとして構成する
場合には、同じくその図示を省略するが、プリントすべ
き画像情報を外部機器や記録媒体等から入力するための
外部入力装置がさらに装備される。さらに、複合機とし
て構成する場合には、前記画像読取装置と外部入力装置
とが兼備される。
【0027】このカラー画像形成装置によるカラー画像
の形成は、次にように行われる。
【0028】まず、各画像形成ユニット1K,1Y,1
M,1Cにおいて所定の色成分のトナー像がそれぞれ形
成される。すなわち、いずれの画像形成ユニットにおい
ても、まず、回転する感光ドラム10が帯電器11によ
り帯電された後、その帯電したドラム表面に像露光装置
12により画像情報に基づく所定の色成分の静電潜像が
形成される。続いて、その静電潜像が現像装置13によ
り濃度階調等に応じて現像されて所定の色成分のトナー
像として顕像化される。次に、各感光ドラム10におい
て形成される各トナー像は、各一次転写ロール14によ
り中間転写ベルト2上に順次転写されて重ね合わせられ
る。この際、画像形成装置では、各画像形成ユニット1
で形成される各色成分のトナー像が中間転写ベルト2上
において互いにずれることなく正確に一致して重なり合
うように、各画像形成ユニット1のトナー像形成タイミ
ングが制御されている。この一次転写が終了した感光ド
ラム10の表面はクリーニング装置15によりクリーニ
ングされる。
【0029】中間転写ベルト2上に多重転写されたトナ
ー像は、二次転写部に所定のタイミングで給送される記
録シートPに対して対向ロール23及び二次転写ロール
24により転写される。この二次転写が終了した後の記
録シートは、シート搬送ベルト33により定着装置34
に送り込まれてトナー像の定着処理がなされた後、収容
トレイ35上に排出される。二次転写後の中間転写ベル
ト2は、クリーニング装置によりクリーニングされた
り、除電装置により除電される。以上のようにして、カ
ラー画像が形成された記録シートが得られる。
【0030】ところで、このカラー画像形成装置におい
ては、予め設定された所定のタイミングで、各画像形成
ユニット1により中間転写ベルト2上に濃度や位置
(色)ずれ、さらにはトナー像形成タイミングを検出す
るための所定のパターンからなる検出用トナーパッチ
(マーク)3を前記トナー像の形成時と同様のプロセス
を経て形成し(図2参照)、その検出用パッチ3を発光
素子及び受光素子にて構成される反射型センサー4によ
り検知し、その得られた検知情報に基づき各画像形成ユ
ニット1において形成するトナー像の濃度や形成タイミ
ング等を適正化するための制御が実行されるようになっ
ている。この実施例では、パッチ3として濃度検出用パ
ッチを形成し、反射型センサー4として濃度検知用の2
つ反射型センサーを使用する態様について例示してい
る。
【0031】反射型センサー4は、図1〜図4に示すよ
うに、中間転写ベルト2の幅方向(装置の前後方向)に
パッチ3の形成位置に相応した間隔をあけて並べた状態
で配置されているとともに、その各センサーとも中間転
写ベルト2の従動ロール21の真上にベルト2と所定の
間隔Lをあけて設置されている。このセンサー4の検知
結果は、装置全体の制御を行うための制御ユニット5に
入力されるようになっている。図3,4において符号4
aはセンサー4の配線ケーブルである。
【0032】また、この反射型センサー4は、ユニット
フレーム41に2つ並べた状態で取り付けられてセンサ
ーユニット40として構成されている。このセンサーユ
ニット40は、図2に示すように、装置本体に中間転写
ベルト2の幅方向にそって配設されたレール部材50
に、そのユニットフレーム41の上部折り曲げ部41a
を介して、着脱自在に装着されるようになっている。ま
た、そのユニットフレーム41の端部折り曲げ部42,
43には、図2〜図4に示すように、上下方向に間隔を
あけて並ぶ位置決めピン44,45がそれぞれ突設され
ている。さらに、反射型センサー4は、その検知位置
(焦点位置)Fが位置決めピン44,45を結ぶ中心線
M上に位置するように取り付けられている(図3参
照)。
【0033】そして、この反射型センサーユニット40
は、後方用の位置決めプレート6と前方用の位置決めプ
レート7とを介して、中間転写ベルト2の従動ロール2
1の軸21aを基準に位置決めすることにより、中間転
写ベルト2に対して位置決めされた状態で装置本体に装
着される構造になっている。
【0034】このうち、後方用の位置決めプレート6
は、図3や図4に示すように、従動ロール21の軸21
aの後方端が差し込まれる1つの軸受け孔60と、反射
型センサー4と中間転写ベルト2との所定の間隔Lが得
られるように軸受け孔60から一定の距離だけ離れた位
置関係を形成する、ユニットフレーム41の端部折り曲
げ部42における2本の位置決めピン44が差し込まれ
る2つの位置決め孔61,62とが開設されたものであ
る。軸受け孔60と位置決め孔61,62とは、上下方
向に一直線状に並ぶように配設されている(下方側の位
置決め孔61は上下方向にそって長い長孔である)。し
かも、この位置決めプレート6は、後述するように中間
転写ベルト2のユニットが上下方向に一定量変位する取
り付け構造になっていることに対応させて、装置本体の
後方側フレーム51に対してその上下方向(矢印A,B
方向)に所定量移動できるように取り付けられている。
すなわち、この位置決めプレート6は、図5に示すよう
に、その取り付け面に開設した上下方向に長い遊嵌孔6
3を通して段付きネジ64により後方側フレーム51に
固定されている。そして、その段付きネジ64の段部6
4aの存在により、位置決めプレート6は後方側フレー
ム51との間に間隙Sが形成された状態で取り付けられ
るため、そのプレート全体が遊嵌孔63にそって上下移
動する仕組みになっている。また、この位置決めプレー
ト6の軸受け孔60には、通常、従動ロール21の軸2
1aが差し込まれている。
【0035】一方、前方用の位置決めプレート7は、図
2や図4に示すように、従動ロール21の軸21aの前
方端が差し込まれる1つの軸受け孔70と、反射型セン
サー4と中間転写ベルト2との所定の間隔Lが得られる
ように軸受け孔70から一定の距離だけ離れた位置関係
を形成する、ユニットフレーム41の端部折り曲げ部4
3における2本の位置決めピン45が差し込まれる2つ
の位置決め孔71,72とが開設されたものである。軸
受け孔70と位置決め孔71,72とは、上下方向に一
直線状に並ぶように配設されている(下方側の位置決め
孔71は上下方向にそって長い長孔である)。また、こ
の位置決めプレート7は、装置本体の前方側フレーム5
2に対し、上下方向に移動可能に仮固定することが可能
な固定用ネジ74により取り付けられている。すなわ
ち、後方用の位置決めプレート6の取り付け構造と同様
に、その取り付け面に上下方向に長い遊嵌孔が開設され
ており、その遊嵌孔を通して段付きネジ64により前方
側フレーム52にそれぞれ固定されている(図5参
照)。
【0036】しかも、中間転写ベルト2を支持する各ロ
ール20,21,22,23は、図4に一部図示するよ
うにベルトユニットフレーム55にすべて取り付けられ
ている。また、この実施例では、一次転写ロール14も
ベルトユニットフレーム55に取り付けられている。そ
して、このベルトユニットフレーム55は、記録シート
のジャム処理時やメンテナンス時等において中間転写ベ
ルト2を各感光ドラム10から離間させる必要があるこ
とから、装置本体に対して図示しないレバーにより上下
動する取り付け構造が採用されている。
【0037】このセンサーユニット40を装着する(取
り付ける)に当たっては、まず、図6に示すように、セ
ンサーユニット40をレール部材50に装着して装置後
方にむけて押し込むことにより、そのユニットフレーム
41の後方側にある2本の位置決めピン44を、従動ロ
ール21の軸21aが差し込まれた状態にある後方用の
位置決めプレート6の位置決め孔61,62にそれぞれ
差し込み、仮止め状態にする。この際、ベルトユニット
フレーム55は下降させた状態にしておく。図中の符号
53は固定用ネジ74のネジ孔である。
【0038】次に、前方用の位置決めプレート7を用
い、その位置決め孔71,72に仮止め状態にあるセン
サーユニット40の2本の位置決めピン45を差し込む
とともに、その軸受け孔70に従動ロール21の軸21
aを差し込む。これにより、反射型センサー4と従動ロ
ール21の軸21aとの間隔が一定に保持されるため、
この段階において反射型センサー4が中間転写ベルト2
に対して正確に位置決めされる。そして、位置決めプレ
ート7を装置本体の前方側フレーム52に固定用ネジ7
4を用いて仮固定した後、ベルトユニットフレーム55
を上昇させ、最後に、固定用ネジ74を本締めして位置
決めプレート7を装置本体の前方側フレーム52に完全
に固定することにより、センサーユニット40の取り付
けが完了する。このベルトユニットフレーム55の上昇
時には、従動ロール21の軸21aが差し込まれている
位置決めプレート6,7が追従して上方(矢印A方向)
に上昇するため、センサーユニット40も同じ距離だけ
上昇する。
【0039】この結果、センサーユニット40に取り付
けられた2つの反射型センサー4はいずれも、位置決め
プレート6,7により従動ロール21の軸21aを基準
に位置決めされる結果、図2bや図4に示すように、中
間転写ベルト2との間隔Lが一定に保持された状態にな
る。また、センサーユニット40の位置決めピン44,
45の中心と従動ロール21の軸21aの中心とが上下
方向に沿う一直線上に並ぶ関係に取り付けられる結果、
反射型センサー4は、その検知位置Fが中間転写ベルト
2と従動ロール21の接触領域R(斜線部)の上流側端
部(これは従動ロール21の最上部とも一致する)に位
置するようになる。
【0040】そして、中間転写ベルト2は、従動ロール
21と接触している領域Rでは、下方にたるむことも揺
動することもなくきわめて安定した状態で回転移動す
る。このため、反射型センサー4と中間転写ベルト2と
の間隔Lは常に一定に保たれることとなる。
【0041】従って、この画像形成装置においては、中
間転写ベルト2上に各画像形成ユニット1により形成さ
れる濃度検出用のパッチ3は、このような取り付け精度
の高い状態にある反射型センサー4により、精度よく安
定して検知される。そして、この検知されたパッチ3の
検知情報は制御ユニット5に送られ、制御ユニット5で
は基準設定値と比較した後、必要な補正量だけ補正対象
に制御信号を送信して制御を実行するようになってい
る。これにより、各画像形成ユニット1により形成され
るトナー像の濃度が適正化されることになる。また、こ
の反射型センサー4は、二次転写部等のように接離動作
する可動部分に取り付けられていないため、可動部分で
発生する振動等の影響をうけて中間転写体ベルト2との
間隔Lが変化して検知ミスが発生しやすくなるというお
それはない。
【0042】また、この画像形成装置では、中間転写ベ
ルト2と感光ドラム10等の間において発生した記録シ
ートのジャムを除去する場合とか、あるいは、画像形成
ユニット1や中間転写ベルト2関連のメンテナンスを行
う場合、前述したようにベルトユニットフレーム55を
下降させることになっているが、この際にも、位置決め
プレート6,7が装置本体の各フレーム51,52に対
して上下動可能に取り付けられているため、センサーユ
ニット40は中間転写ベルト2などと一体となって下降
する。このため、ベルトユニットフレーム55の昇降時
にも、反射型センサー4と中間転写ベルト2との間隔L
は位置決めプレート6,7により一定に保たれる。
【0043】さらに、センサーユニット40を取り外す
に際しては、前記した取り付け作業と逆の手順で作業を
進めることにより行うことができる。すなわち、固定用
ネジ74を少し緩めてからベルトユニットフレーム55
を下降させた後、前方用の位置決めプレート7を前方側
プレート52から取り外し、位置決めピン45や従動ロ
ールの軸21aからも抜き取る。これにより、図6に示
すようにレール部材50のみによって保持された状態に
なる。最後に、この状態のセンサーユニット40をレー
ル部材50にそって装置前面側に引き出す。これによ
り、センサーユニット40は装置本体から他の構成部品
とは独立して簡単に取り外される。
【0044】このため、この画像形成装置では、センサ
ーユニット40のメンテナンスを容易に行うことができ
る。また、その作業終了後は、前述したような手順で装
着作業を行うことにより、センサーユニット40を再度
装置本体に簡単に取り付けることができ、しかも、その
再取り付けによっても反射型センサー4と中間転写ベル
ト2との間隔Lを取り外し前と同様に一定に保持するこ
とができる。
【0045】図7は、前記した実施例において、反射型
センサー4の検知位置Fを、中間転写ベルト2と従動ロ
ール21の接触領域Rの端部Raよりベルト2がロール
21から離れる側に少々ずらすように設定した態様を示
すものである。ここで、前記実施例と共通する部分につ
いては同じ符号を付し、その説明も省略する(後記する
他の態様例の場合についても同様とする)。
【0046】このように検知位置Fを設定するのは、反
射型センサーやそのユニットフレーム41、位置決めプ
レート6,7等の部品自体の公差や、センサーユニット
40等の取り付け公差を考慮して、その公差による反射
型センサー4の検知性能の劣化を未然に防ぐためであ
る。つまり、前記実施例のように反射型センサー4の検
知位置Fを接触領域Rの端部Raに設定した場合、仮に
公差により実際の検知位置Fが接触領域Rの内部側(図
2の左側)にずれていたとすると、接触領域R内はロー
ル21の周面に相応して曲面状態にあるため、反射型セ
ンサー4と中間転写ベルト2との間隔Lが広がる方向に
変化してしまい、結果的に、検出用パッチ3を正確に検
知することができないおそれがあるため、このような事
態を予め回避することができる対策が必要となるのであ
る。
【0047】そこで、この態様例では、その公差を予め
見込んで、図7bに示すように、反射型センサー4の検
知位置Fが上記接触領域Rの端部Raよりも公差を加味
した分(ΔX)だけベルト回転方向上流側(図中の右
側)にずれた位置になるように設定している。このずら
す量(ΔX)は、1.0〜1.5mm程度が好ましい。
このずらした位置Kにおける中間転写ベルト2は、従動
ロール21の側近にあるため、中間転写ベルト2のたる
みや揺動もほとんどなく、平面状態になっている。この
ため、公差により実際の検知位置Fがずらした位置Kか
らベルト回転方向の上流側又は下流側のいずれにずれた
としても、その検知位置Fは上述のように安定した平面
状態にある中間転写ベルト2部分に存在することにな
る。これは、検知位置Fが接触領域Rの端部Raに位置
する前記実施例の場合とほとんど遜色のない状態にある
といえる。
【0048】従って、このように反射型センサー4の検
知位置Fを設定した場合には、部品の公差やその取り付
け公差により反射型センサー4の実際の検知位置Fにず
れ(ばらつき)があったとしても、その反射型センサー
4と中間転写ベルト2との間隔Lは確実に一定に保たれ
るため、中間転写ベルト2上に形成する検出用パッチ3
をより一層精度よく安定して検知することが可能にな
る。
【0049】このように検知位置Fを所定量(ΔX)だ
けずらした位置に設定する方法としては、例えば、図8
aに示すように、検知位置Fがユニットフレーム41の
位置決めピン(44),45どうしを結ぶ中心線Mから
ベルト回転方向の上流側に距離ΔXだけずれた位置にな
るように反射型センサー4をフレーム41に取り付けて
構成するか、或いは、同図bに示すように、位置決めプ
レート7(6)として、その各プレートにおけるセンサ
ーユニットの位置決めピン45(44)を差し込むため
の位置決め孔71,72(61,62)を、従動ロール
21の軸21a(の中心線)からベルト回転方向の上流
側に距離ΔXだけずれた位置にそれぞれ形成したももを
使用すればよい。これにより、前者の場合には、前記実
施例のごとくセンサーユニット40を同じ手順で取り付
けるだけで、反射型センサー4の検知位置Fを距離ΔX
ずらした位置に設定することができ、一方、後者の場合
には、その位置決め孔の形成位置を変更した位置決めプ
レート7(6)を使用してセンサーユニット40を取り
付けることにより、反射型センサー4の検知位置Fを距
離ΔXずらした位置に設定することができる。ちなみ
に、図7に示す態様例は、前者の方法を適用して検知位
置Fの設定を行ったものである。
【0050】図9は、前記実施例における反射型センサ
ー4(センサーユニット40)を、従動ロール21との
対向位置に代えて、中間転写ベルト2を裏面側から支持
する支持プレート25と対向する位置に配設した態様例
について示すものである。
【0051】支持プレート25は、最終色の画像形成ユ
ニット1Cと従動ロール21との間における中間転写ベ
ルト2の部分を、常に一定の高さ位置に保持するため、
そのベルト裏面側から接触した状態で支持するように前
記ベルトユニットフレーム55に取り付けられるもので
ある。この態様例では、その支持プレート25として、
その上面がベルト2の幅方向にわたって所定幅で接触す
る平滑面25aからなり、その端部側面部に平滑面25
aから一定の距離だけ離れた位置に位置決めピン26が
それぞれ突設されたブラケットを使用している。平滑面
25aは、中間転写ベルト2の裏面との摩擦抵抗の少な
い材質で形成されている。また、位置決めピン26は、
従動ロール21の半径と同じ距離だけ平滑面25aから
離れた位置(ロールの軸21aに相当する位置)に設け
られている。
【0052】そして、センサーユニット40は、支持プ
レート25の上方に配設されたレール部材50により支
持されることに加え、前記実施例における位置決めプレ
ート6,7を同様に使用して、支持プレート25の位置
決めピン26を基準に位置決めすることにより、中間転
写ベルト2に対して位置決めされた状態で装置本体に装
着される構造になっている。
【0053】つまり、支持プレート25の後方側では、
後方用の位置決めプレート6が前記実施例の場合と同様
にして後方側フレーム51に段付きネジ64により上下
動可能に取り付けられており、その位置決めプレート6
の軸受け孔60に支持プレート25の位置決めピン26
が差し込まれるとともに、その位置決め孔61,62に
レール部材50で支持されて押し込まれたセンサユニッ
ト40の位置決めピン44が差し込まれるようになって
いる。これにより、センサユニット40が仮止め状態に
なるようになっている。一方、支持プレート25の前方
側では、前方用の位置決めプレート7が、そのプレート
の軸受け孔70に支持プレート25の位置決めピン26
を差し込むとともに、その位置決め孔71,72にセン
サユニット40の位置決めピン45を差し込み、前記し
た固定用ネジ74により前方側フレーム52に対して上
下動可能に仮固定された後、ベルトユニットフレームを
上昇させてから固定用ネジ74を本締めするようになっ
ている。これにより、センサユニット40の位置決めと
固定がなされるようになっている。そして、この場合に
おいても、反射型センサー4と支持プレート25の位置
決めピン26との間隔が一定に保持されるため、この段
階において反射型センサー4が中間転写ベルト2に対し
て正確に位置決めされる。
【0054】この結果、センサーユニット40に取り付
けられた2つの反射型センサー4はいずれも、位置決め
プレート6,7により支持プレート25の位置決めピン
26を基準に位置決めされる結果、図9bに示すよう
に、中間転写ベルト2との間隔Lが一定に保持された状
態になる。また、センサーユニット40の位置決めピン
44,45の中心と支持プレート25の位置決めピン2
6の中心とが上下方向の一直線上に並ぶ関係に取り付け
られる結果、反射型センサー4は、その検知位置Fが中
間転写ベルト2と支持プレート25の平滑面25aとの
接触領域R(斜線部)内に位置するようになる。
【0055】そして、中間転写ベルト2は、支持プレー
ト25の平滑面25aと接触している領域Rでは、図1
1に図示したように下方にたるむことも、また揺動する
こともなくきわめて安定した状態で回転移動する。この
ため、反射型センサー4と中間転写ベルト2との間隔L
は常に一定に保たれることとなる。
【0056】従って、この態様例に係る画像形成装置に
おいても、中間転写ベルト2上に各画像形成ユニット1
により形成される濃度検出用のパッチ3は、このような
取り付け精度の高い状態にある反射型センサー4によ
り、正確にかつ安定して検知される。
【0057】なお、前記した実施例(他の態様例も含
む)では、濃度検出用パッチ3を形成し、それを濃度検
知用の反射型センサー4により検知する態様について例
示したが、本発明では、これに代えて位置(色)ずれ検
出用のパッチ3を形成し、それを位置ずれ検知用の反射
型センサー4により検知するように構成してもよい。ま
た、濃度検出用パッチ3と位置ずれ検出用のパッチ3の
双方を形成し、それを各専用の反射型センサー3により
それぞれ検知するように構成してもよい。従って、セン
サーユニットに取り付ける反射型センサー4の数や位置
などについては特に制約されず、また、その検出用パッ
チ3の形成パターン等についても特に制約されない。
【0058】また、反射型センサー4は、従動ロール2
1の対向位置に配設する場合、少なくとも、そのセンサ
ー本体が中間転写ベルト2と従動ロール21の接触領域
R内にある従動ロール21の半径の延長線上にそった姿
勢で対向配置され、しかも、その検知位置Fが接触領域
R内のいずれかの部分に位置するように配置すればよ
い。
【0059】さらに、反射型センサー4は、従動ロール
21以外のテンション用ロール22等とベルト2を挟ん
で対向する位置に配設するように構成してもよい。
【0060】更にまた、前記実施例では、4つの画像形
成ユニット1を備えた画像形成装置について例示した
が、本発明は、従来技術(図12)で挙げたように1つ
の感光ドラムの周囲に対して4つの現像装置を配設した
構成の1つの画像形成ユニットを有する画像形成装置に
も同様に適用することができる。
【0061】また、前記実施例では、検出用パッチ3を
中間転写ベルト2上に形成する画像形成装置の場合につ
いて例示したが、本発明は、例えば、図10に示すよう
に、検出用パッチ3をシート搬送ベルト8上に形成する
画像形成装置についても同様に適用することできる。
【0062】図10の画像形成装置におけるシート搬送
ベルト8は、中間転写ベルト2とほぼ同様に、駆動ロー
ル80、従動ロール81、テンション用ロール82及び
従動ロール83の複数の支持ロールに張架され、しかも
感光ドラム10の転写部に近接した状態で配設されてお
り、その駆動ロール80により感光ドラム10と同期し
て矢印b方向に回転するようになっている。そして、シ
ート搬送ベルト8は、レジストロール32から送られる
記録シートPを吸着用帯電器84によりベルト上に吸着
させた状態で、各感光ドラム10の転写部を通過させ
る。これにより、各感光ドラム10上に形成される各色
成分のトナー像が順次重ね合わせられるようにして記録
シートP上に転写される。転写後の記録シートPは、シ
ート搬送ベルト8から剥離されて定着装置34に送られ
る。記録シート剥離後のシート搬送ベルト8は、除電器
85により除電されるとともに、クリーニング装置86
によりクリーニングされる。
【0063】このようなシート搬送ベルト8を備えた画
像形成装置においても、図10に例示するように、反射
型センサー4を従動ロール80と対向する位置に前記実
施例のように配設することができる。また、他の支持ロ
ールと対向する位置に配置してもよく、さらに、シート
搬送ベルト8を支持する支持プレートと対向する位置に
配設してもよい。これにより、前記した実施例と同様の
効果が得られる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、反射型センサーを中間転写ベルト又はシート搬送ベ
ルトを接触した状態で支持する支持部品と当該ベルトを
挟んで対向する位置に配設したので、中間転写ベルト又
はシート搬送ベルトに形成する検出用マークを反射型セ
ンサーにより精度よく安定して検知することができる。
この結果、その検出マークの検出情報を利用して行う制
御をより的確に行うことが可能となる。
【0065】また、反射型センサーを前記支持部品を基
準にして位置決めするように構成した場合には、反射型
センサーの中間転写ベルト又はシート搬送ベルトに対す
る位置決めをより精度よく簡便に行うことができ、その
センサーの取り付けを容易に行うことができる。
【0066】また、反射型センサーを支持部品であるベ
ルトの支持ロールの軸を基準にして位置決めするように
構成した場合には、反射型センサーの位置決めをより一
層精度よく、また簡便に行うことができる。
【0067】また、反射型センサーの検知位置を、支持
ロールと中間転写ベルト又はシート搬送ベルトとの接触
部よりも当該ベルトがその支持ロールから離れる側に公
差を加味した分だけずれた位置に設定するように構成し
た場合には、公差によるセンサーの検知位置が実際上ば
らついても、そのばらつきによる検知結果の変動が発生
しにくくなり、検出用マークをより一層精度よく、しか
も確実に検知することができる。
【0068】さらに、反射型センサーをユニットフレー
ムに搭載してセンサーユニットとして構成し、そのセン
サーユニットを支持部品との位置決めをするための位置
決めプレートを介して装置本体に着脱自在に取り付ける
ように構成した場合には、そのセンサーを取り外して簡
便にメンテナンスすることができるとともに、センサー
を中間転写ベルト又はシート搬送ベルトに対して精度よ
く位置決めした状態で簡便にセットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の一例に係る画像形成装置
の全体構成を示す概要図である。
【図2】 反射型センサーの取り付け構造の一例を示す
もので、(a)はその正面図、(b)はその一部拡大説
明図である。
【図3】 図2の反射型センサーの取り付け構造の主要
部を示す上面図である。
【図4】 図2の反射型センサーの取り付け構造の主要
部を示す側面図である。
【図5】 後方用の位置決めプレートの取り付け構造を
示す概略説明図である。
【図6】 図2の反射型センサーの取り付け構造におい
て前方用の位置決めプレートを取り付ける前又は取り外
した後の状態を示す正面図である。
【図7】 反射型センサーの取り付け構造の他例を示す
もので、(a)はその正面図、(b)はその一部拡大説
明図である。
【図8】 図8の取り付け構造を具現化するための代表
的な態様例を示す説明図である。
【図9】 反射型センサーの取り付け構造の他例を示す
もので、(a)はその正面図、(b)はその一部拡大説
明図である。
【図10】 本発明の他の実施形態例に係る画像形成装
置の全体構成を示す概要図である。
【図11】 従来技術の一例を示す概要図である。
【図12】 従来技術の他例を示す概要図である。
【符号の説明】
1K,1Y,1M,1C…画像形成ユニット、2…中間
転写ベルト、3…検出用パッチ(マーク)、4…反射型
センサー、6,7…位置決めプレート、20,80…駆
動ロール(支持部品)、21,81,83…従動ロール
(支持部品)、21a…ロールの軸(基準部分)、2
2,82…テンションロール(支持部品)、23…対向
ロール(支持部品)、25…支持プレート(支持部
品)、26…位置決めピン(基準部分)、40…センサ
ーユニット、41…ユニットフレーム、P…記録シー
ト、F…検知位置、R…接触領域。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/16 - 15/16 103 G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G03G 21/00 345 - 352 G03G 21/06 - 21/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成する少なくとも1つの画像形
    成手段と、この画像形成手段により形成された画像が記
    録シートに転写される前に一時的に転写される中間転写
    ベルト又はその画像が直接転写される記録シートを搬送
    するシート搬送ベルトとを有し、この中間転写ベルト又
    はシート搬送ベルト上に前記画像形成手段により所定の
    検出用マークを形成し、その検出用マークを反射型セン
    サーにより検知して得られる検知情報を利用する画像形
    成装置において、 前記反射型センサーを、前記中間転写ベルト又はシート
    搬送ベルトを接触した状態で支持する支持部品と当該ベ
    ルトを挟んで対向する位置に配設するとともに、前記支
    持部品を基準にして位置決めしていることを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部品が支持ロールであり、前記
    反射型センサーがこの支持ロールの軸を基準にして位置
    決めされており、 かつ、前記反射型センサーの検知位置が、前記支持ロー
    ルと前記中間転写ベルト又はシート搬送ベルトとの接触
    部よりも当該ベルトがその支持ロールから離れる側に公
    差を加味した分だけずれた位置に設定されている ことを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記反射型センサーがユニットフレーム
    に搭載されてセンサーユニットとして構成され、そのセ
    ンサーユニットが前記支持部品との位置決めをするため
    の位置決めプレートを介して装置本体に着脱自在に取り
    付けられることを特徴とする請求項記載の画像形成装
    置。
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