JP5135778B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置に関する。
従来、4色の作像ユニットの各感光体ドラムを転写ベルトに沿って並べて配設し、これらの感光体ドラム上に形成された各トナー画像を転写ベルトに順次重ね合わせて一次転写し、この重ね合わせられたトナー画像を用紙に二次転写してカラー画像を形成するタンデム型の電子写真方式のカラー画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置では、現像、露光光量又は感光体感度のばらつき、あるいは環境変化などによって感光体ドラム上に担持されるトナーの濃度が変化し、転写ベルトに転写されるトナー付着量が次第に変化することが一般に知られている。そのため、前記画像形成装置では、転写ベルト上のトナー付着量を検出し、この検出値に応じて、例えば現像バイアスなどの条件を調整してトナー付着量を良好な状態に維持することが行われている。
また、カラー画像形成装置では、各色の印字位置を規制する規制手段によるばらつきや変動などによって色ずれを引き起こす場合があるが、かかる場合においても、各色のトナー付着量を検出し、この検出値に応じて各色の主走査書出し位置や副走査位置を合わせるなどの各色の位置合わせ調整が行われている。
転写ベルト上のトナー付着量を検出する検出手段を備えた画像形成装置として、例えば特許文献1には、正確にトナー付着量を測定して高精度な画像濃度制御を行うことにより高画質な画像を形成することを企図し、転写ベルト上のトナー付着量を光学的に検出する検出手段が、転写ベルトを支持する従属ローラに対向して配置された画像形成装置が開示されている。
特開2006ー201587号公報
しかしながら、例えば特許文献1のように、転写ベルト上のトナー付着量を検出する検出手段がローラに対向して配置される画像形成装置では、ローラにほぼ沿って転写ベルトが曲線状になっている位置でトナー付着量を検出することとなるので、トナー付着量の検出精度に問題が生じる場合がある。
これに対し、転写ベルトを支持する2つのローラの間において転写ベルトが直線状になっている位置でトナー付着量を検出することが行われ得るが、かかる場合には、転写ベルトがローラから離れているので、転写ベルトのばたつきによってトナー付着量の検出精度が低下することとなる。
そこで、本発明は、前記技術的課題に鑑みてなされたものであり、転写ベルト上のトナー付着量を正確に検出することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
このため、本願の第1の発明に係る画像形成装置は、
トナー画像を担持する像担持体と、該像担持体に担持された前記トナー画像が転写される転写ベルトと、前記像担持体に担持された前記トナー画像を前記転写ベルトに転写する一次転写ローラと、前記転写ベルトに転写された前記トナー画像を記録媒体に転写する二次転写ローラと、前記転写ベルトを介して前記二次転写ローラに対向して設けられ、前記転写ベルトを前記二次転写ローラに当接させる対向ローラと、前記一次転写ローラと前記二次転写ローラとの間に位置する前記転写ベルトを裏面より支持して前記転写ベルトと前記二次転写ローラとのニップ部を形成するニップ形成ローラと、前記一次転写ローラと前記ニップ形成ローラとの間に位置する前記転写ベルトを、該転写ベルトの裏面より押圧するベルト押圧部材と、前記転写ベルト上のトナー付着量を所定の検出位置で光学的に検出する検出器と、を備え、前記ベルト押圧部材は、板状の部材であり、該ベルト押圧部材の前記転写ベルトの回転方向下流側の角部により前記転写ベルトを押圧して屈曲させ、前記検出位置が、前記ベルト押圧部材と前記ニップ形成ローラとの間において、前記ベルト押圧部材の前記角部によって前記転写ベルトが押圧される前記転写ベルト上の押圧位置よりも前記転写ベルトの回転方向下流側近傍に設定されている、
ものである。
本願の第2の発明は、前記第1の発明の画像形成装置において、前記検出位置が、前記押圧位置から0.5mm以上2mm以下の範囲に設定されていることを特徴とする。
ここに、トナー付着量の検出位置を転写ベルト上の押圧位置から0.5mm以上2mm以下としたのは、検出位置が押圧位置から0.5mmより小さい場合には、ベルト押圧部材によって押圧されることで転写ベルトが屈曲される影響を受けてトナー付着量を正確に検出できないからであり、検出位置が押圧位置から2mmより大きい場合には、転写ベルトのばたつきの影響を受けてトナー付着量を正確に検出できないからである。
また、本願の第3の発明は、前記第1または第2の発明の画像形成装置において、前記検出位置は、該検出位置と、前記ニップ形成ローラの中心と、前記ベルト押圧部材および前記ニップ形成ローラ間に位置する前記転写ベルトと前記ニップ形成ローラとの接点と、のなす角度が30°以上40°以下の範囲に設定されていることを特徴とする。
ここに、前記検出位置について、前記検出器による転写ベルト上の検出位置と、ニップ形成ローラの中心と、ベルト押圧部材およびニップ形成ローラ間に位置する転写ベルトとニップ形成ローラとの接点と、のなす角度を30°以上40°以下の範囲としたのは、前記角度が30°より小さい場合には、転写ベルトがニップ形成ローラに巻き付くときに発生するしわの影響を受けてトナー付着量を正確に検出できないからであり、前記角度が40°より大きい場合には、転写ベルトのばたつきの影響を受けてトナー付着量を正確に検出できないからである。
さらに、本願の第4の発明は、前記第1ないし第3の発明のいずれかの画像形成装置において、前記ベルト押圧部材によって前記転写ベルトが押圧される押圧量が、0.5mm以上1.5mm以下の範囲に設定されることを特徴とする。
ここに、ベルト押圧部材による押圧量を0.5mm以上1.5mm以下としたのは、押圧量が0.5mmより小さい場合には、転写ベルトのばたつきを抑制することができないからであり、押圧量が1.5mmより大きい場合には、転写ベルトがベルト押圧部材に押圧されるときにベルトテンションの増加に起因して発生するしわの影響を受けてトナー付着量を正確に検出できないからである。
本願発明に係る画像形成装置によれば、ベルト押圧部材によって押圧されることによってベルト押圧部材およびニップ形成ローラ間で適度に張られた直線状態(または平面状態)にある転写ベルトの部分にある検出位置でトナー付着量を検出するようにしたことで、転写ベルト上のトナー付着量を正確に検出することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置を概略的に示す概略構成図であり、図2は、前記画像形成装置の要部を拡大して示す要部拡大図である。前記画像形成装置としてのプリンタ1は、その内部に、4つのローラ2、3、4、5と、該ローラ2、3、4、5の各外周部に支持される無端状の転写ベルト6とを備えており、この転写ベルト6は、ローラ2に連結された駆動モータ(不図示)によって矢印Aの方向(図1において反時計回り方向)に回転駆動されるようになっている。
転写ベルト6の下方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色にそれぞれ対応する4つの作像ユニット15Y、15M、15C、15Kが転写ベルト6に沿って並んで配置されている。各作像ユニット15Y、15M、15C、15Kは、各色のトナー画像を担持する像担持体として感光体ドラム16をそれぞれ有している。
感光体ドラム16の周囲にはそれぞれ、図1において時計回り方向に、帯電装置(不図示)、現像装置17、転写ベルト6を介して感光体ドラム16に対向して配置される一次転写ローラ18Y、18M、18C、18K、及び感光体ドラム用クリーニング装置(不図示)がそれぞれ配置されている。また、各作像ユニット15Y、15M、15C、15Kの下方には、露光装置14が設けられており、露光装置14は、前記帯電装置と現像装置17との間で各感光体ドラム16に光を照射して露光を行うように構成されている。
感光体ドラム16に対向して配置される一次転写ローラ18Y、18M、18C、18Kはそれぞれ、転写ベルト6を感光体ドラム16に押圧し、転写ベルト6が感光体ドラム16に密着した状態で感光体ドラム16と一次転写ローラ18Y、18M、18C、18Kとの間を通過する際に、感光体ドラム16上に形成されたトナー画像を、転写ベルト6に転写するように構成されている。各作像ユニット15で形成された各色のトナー画像が転写ベルト6にそれぞれ重ね合わせられて転写されることで、転写ベルト6にカラー画像が形成される。なお、モノクロ(ブラック)の画像を形成する場合、ブラックのトナー画像のみが転写ベルト6に転写される。
転写ベルト6の回転方向において一次転写ローラ18Y、18M、18C、18Kの下流側には、転写ベルト6に転写されたトナー画像を用紙に転写するための二次転写ローラ7が設けられている。二次転写ローラ7は、転写ベルト6を介してローラ2に対向して配置され、該ローラ(対向ローラ)2は、用紙がローラ2と二次転写ローラ7との間を通過する際に転写ベルト6を二次転写ローラ7に圧接させ、転写ベルト6上のトナー画像を用紙に転写するようになっている。なお、転写ベルト6に残留するトナーは、二次転写ローラ6の下流側に設けられた転写ベルト用クリーニング装置11によって掻き取られて回収される。
転写ベルト6の回転方向においてローラ2の上流側に位置付けられるローラ5は、転写ベルト6を裏面から支持するとともに、転写ベルト6と二次転写ローラ7とのニップ部を形成するニップ形成ローラとして機能する。このローラ5の直径を変えることで前記ニップ部のニップ幅を変えることができ、例えばローラ5の直径を大きくすることにより、前記ニップ部のニップ幅を大きくすることができるとともに、転写ベルト6と用紙とを早く接近させるようにできる。
また、転写ベルト6の回転方向においてローラ5の上流側には、ローラ5と一次転写ローラ18Kとの間に、転写ベルト6のばたつきを抑えるためのベルト押圧部材8が設けられている。ベルト押圧部材8は、無端状の転写ベルト6の内部に配置され、一次転写ローラ18Kとローラ5との間に位置する転写ベルト6を、該転写ベルト6の裏面よりその外方へ押圧するように構成されている。なお、ベルト押圧部材8は、例えば金属板などを用いて形成され、転写ベルト6と接触する接触部には、転写ベルト6との摩擦抵抗を少なくするために、例えばフッ素系樹脂コーティングなどが施される。
プリンタ1の下部には、給紙部31、41が着脱可能又は引き出し可能に設けられており、給紙部31、41内に積載収容された記録媒体としての用紙32、42がそれぞれ、給紙部31、41の先端側に設けられた給紙ローラ33、43の回転によって、その最上部のものから一枚ずつ用紙搬送経路60に送り出されるようになっている。また、手差し用の給紙部51が設けられており、この給紙部51に積載された用紙52が給紙ローラ53によって用紙搬送経路60に送り出されるようになっている。
用紙搬送経路60は、給紙部31、41、又は51にそれぞれ対応した搬送ローラ対61、62及び63、又は64の各ニップ部、略上下方向に配置された搬送ローラ対65とタイミングローラ対66の各ニップ部、転写ベルト6と二次転写ローラ7とのニップ部である画像転写部、該画像転写部の上方に配置され用紙に転写されたトナー画像を熱と圧力によって定着させる定着装置10、並びに定着装置10の上方に設けられる搬送ローラ対67及び排紙ローラ対68の各ニップ部を通って、排紙トレイ69まで延びている。
また、用紙搬送経路60には、両面プリント時に、排紙ローラ対68が逆回転して用紙をスイッチバックさせ、用紙の表裏及び搬送方向先端を反転させた状態で用紙を前記画像転写部に送り込むためのスイッチバック経路70が設けられている。スイッチバック経路70は、排紙ローラ対68から、搬送ローラ対71、72、73、74の各ニップ部を通って、用紙搬送経路60のタイミングローラ対66まで延びている。
転写ベルト6の下方にはまた、転写ベルト6に転写されたトナー画像のトナー付着量を光学的に検出するための検出器9が、転写ベルト6の回転方向において一次転写ローラ18の下流側に配置されている。この検出器9は、ベルト押圧部材8とローラ5との間で転写ベルト6上のトナー付着量を検出するように設けられ、図2に示すように、ローラ5とベルト押圧部材8との間に位置する転写ベルト6に対して略垂直方向に向いて配置されている。検出器9は、発光源と受光センサとを備えており、転写ベルト6に関する対向角度を調節可能に設けられている。検出器9は、一般に、IDC(Image Density Control)センサが用いられる。
後述するように、検出器9によって転写ベルト6上のトナー付着量が検出される検出位置P1は、該検出位置P1と、ローラ5の中心P2と、ベルト押圧部材8およびローラ5間に位置する転写ベルト6とローラ5との接点P3と、のなす角度θ1が30°以上40°以下の範囲に設定されている。
また、図2に示すように、転写ベルト6がローラ4とローラ5とによって支持される二点鎖線の状態から、ベルト押圧部材8によって下方に押圧される押圧量X1は、0.5mm以上1.5mm以下の範囲に設定されている。このベルト押圧部材8によって転写ベルト6が押圧される転写ベルト6上の押圧位置P4は、検出位置P1からの距離X2が0.5mm以上2mm以下の範囲に設定されている。なお、押圧位置P4は、ベルト押圧部材8とローラ5の間に位置する転写ベルト6とベルト押圧部材8の下流側の接点P4を指すものとする。
次に、このようにして構成されるプリンタ1の作動について説明する。
例えばパソコンなどの外部装置から、プリンタ1の画像信号処理部(不図示)に画像信号が入力されると、この画像信号を画像信号処理部においてイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のデジタル画像信号に変換し、この信号を各作像ユニット15Y、15M、15C、15Kの駆動回路(不図示)に出力する。前記駆動回路は、入力されたデジタル画像信号に基づいて露光装置14に制御信号を出力し、露光装置14は感光体ドラム16に光を照射して露光を行い、各感光体ドラム16の表面には各色用の静電潜像がそれぞれ形成される。
各感光体ドラム16に形成された静電潜像は、現像装置17によりトナーで現像され、各色のトナー画像が各感光体ドラム16上にそれぞれ形成される。各感光体ドラム16に形成されたトナー画像は、一次転写ローラ18Y、18M、18C、18Kによって転写ベルト6上に順次転写され、転写ベルト6上に各色のトナー画像が重ね合わせられる。
転写ベルト6上に転写されたトナー画像は、転写ベルト6の移動に伴って移動し、ベルト押圧部材8及びローラ5を経て、転写ベルト6と二次転写ローラ7とのニップ部である画像転写部に達する。該画像転写部では、転写ベルト6上のトナー画像が、二次転写ローラ7による静電吸着力によって、給紙部31、41又は51から用紙搬送経路60を通じて供給される用紙32、42又は52に一括して二次転写される。
トナー画像が二次転写された用紙32、42又は52は、用紙搬送経路60を通って定着部10に送られ、この定着部において熱と圧力の作用によってトナー画像が用紙32、42又は52に定着される。そして、定着された用紙32、42又は52は、搬送ローラ対67及び排紙ローラ対68を介して排紙トレイ69上に排出される。
また、プリンタ1では、例えばメインスイッチのオン時や所定枚数のプリント毎などに、転写ベルト6上に形成されたトナーパッチ(ベタ画像)のトナー付着量を検出して、この検出値に応じて、例えば現像装置17の現像ローラに印加される現像バイアスなどの条件を調整することが行われている。このとき、ベルト押圧部材8によって押圧されることによってベルト押圧部材8およびニップ形成ローラ5間で適度に張られた直線状態(または平面状態)にある転写ベルト6の部分にある検出位置P1でトナー付着量を検出することで、転写ベルト6上のトナー付着量を正確に検出することができる。
ここで、本実施形態のプリンタ1において、転写ベルト6上のトナー付着量の検出位置P1とトナー付着量の検出精度との関係について調べた。トナー付着量の検出精度は、検出位置P1に関する前記角度θ1や、ベルト押圧部材8による転写ベルト6の押圧位置P4および押圧量X1によっても影響を受けるので、これらについてもトナー付着量の検出精度との関係について調べた。
トナー付着量の検出精度は、検出器9によって検出される検出位置P1については、検出位置P1と、ローラ5の中心P2と、転写ベルト6とローラ5との接点P3と、のなす角度θ1をパラメータとして用い、ベルト押圧部材8によって押圧される押圧量については、押圧量X1をパラメータとして用い、ベルト押圧部材8によって押圧される押圧位置P4については、押圧位置P4と検出位置P1との距離X2をパラメータとして用いて評価した。
トナー付着量の検出に際し、トナー付着量を検出するための検出用トナーパッチを作像ユニット15Y、15M、15C、15Kで形成し、感光体ドラム16から検出用トナーパッチを転写ベルト6に転写して、検出器9の出力電圧から転写ベルト6上のトナー付着量を算出した。検出精度については、検出器9の出力電圧の振幅値(Vp−p値)により評価し、出力電圧の振幅値が経験値である0.3V以下である場合に検出精度が良好であると判定した。
前記検出位置について、種々の角度θ1でトナー付着量を測定した結果、角度θ1が30°より小さい場合(θ1<30°)及び40°より大きい場合(θ1>40°)には、出力電圧の振幅値が0.3Vより大きくなるのに対し、角度θ1が30°以上で40°以下の場合(30°≦θ1≦40°)では、出力電圧の振幅値が0.3V以下となり、トナー付着量の検出精度が良好であることが分かった。
図3は、転写ベルト6上の3つの検出位置P1に対する検出器9の出力電圧の検出結果を示すグラフであり、図3の(a)は、角度θ1がθ1<30°である場合の一例を示したグラフ、図3の(b)は、角度θ1が30°≦θ1≦40°である場合の一例を示したグラフ、図3の(c)は、角度θ1がθ1>40°である場合の一例を示したグラフである。なお、ローラ5は、ローラ径がφ15mmであるものを用いた。また、押圧量X1としてX1=1mmを用い、距離X2としてX2=1mmを用いた。図3の(a)〜図3の(c)、並びに後述する図4の(a)〜図4の(c)及び図5の(a)〜図5の(c)では、時間を横軸にとり、検出器9の出力電圧を縦軸にとって表示しており、各グラフ中にはそれぞれの出力電圧の振幅値を示した。
図3の(a)に示すように、角度θ1がθ1<30°である場合の一例として、θ1=14°では、出力電圧の振幅値が0.76Vであり検出器9の出力電圧の振幅が大きかった。これは、検出位置P1がローラ5に近すぎて転写ベルト6がローラ5に巻き付くときに発生するしわの影響を受け、検出器9の出力電圧が安定しなかったためと考えられる。また、図3の(c)に示すように、角度θ1がθ1>40°である場合の一例として、θ1=45°では、出力電圧の振幅値が0.48Vであり検出器9の出力電圧の振幅が大きかった。これは、検出位置P1がローラ5から離れすぎて転写ベルト6のばたつきの影響を受け、検出器9の出力電圧が安定しなかったためと考えられる。
これに対し、図3の(b)に示すように、角度θ1が30°≦θ1≦40°である場合の一例として、θ1=35°では出力電圧の振幅値が0.16Vであり出力電圧の振幅が小さく、検出精度が良好であった。このように、角度θ1を30°≦θ1≦40°に設定することで、転写ベルト6がローラ5に巻き付くときに発生するしわや転写ベルト6のばたつきの影響を受けることなく、転写ベルト6上のトナー付着量を正確に検出することができる。
次に、ベルト押圧部材8による押圧量について、種々の押圧量X1でトナー付着量を測定した結果、押圧量X1が0.5mmより小さい場合(X1<0.5mm)及び1.5mmより大きい場合(X1>1.5mm)には、出力電圧の振幅値が0.3Vより大きくなるのに対し、押圧量X1が0.5mm以上で1.5mm以下の場合(0.5mm≦X1≦1.5mm)では、出力電圧の振幅値が0.3V以下となり、トナー付着量の検出精度が良好であることが分かった。
図4は、ベルト押圧部材8による3つの押圧量X1に対する検出器9の出力電圧の検出結果を示すグラフであり、図4の(a)は、押圧量X1がX1<0.5mmである場合の一例を示したグラフ、図4の(b)は、押圧量X1が0.5mm≦X1≦1.5mmである場合の一例を示したグラフ、図4の(c)は、押圧量X1がX1>1.5mmである場合の一例を示したグラフである。なお、角度θ1としてθ1=35°を用い、距離X2としてX2=1mmを用いた。
図4の(a)に示すように、押圧量X1がX1<0.5mmである場合の一例として、X1=0mmでは、出力電圧の振幅値が0.56Vであり検出器9の出力電圧の振幅が大きかった。これは、ベルト押圧部材8による押圧量X1が小さすぎて転写ベルト6のばたつきを抑制することができず、検出器9の出力電圧が安定しなかったためと考えられる。また、図4の(c)に示すように、押圧量X1がX1>1.5mmである場合の一例として、X1=2mmでは、出力電圧の振幅値が0.36Vであり検出器9の出力電圧の振幅が大きかった。これは、ベルト押圧部材8による押圧量が大きすぎて転写ベルト6がベルト押圧部材8に押圧されるときにベルトテンションの増加に起因して発生するしわの影響を受け、検出器9の出力電圧が安定しなかったためと考えられる。
これに対し、図4の(b)に示すように、押圧量X1が0.5mm≦X1≦1.5mmである場合の一例として、X1=1mmでは、出力電圧の振幅値が0.16Vであり検出器9の出力電圧の振幅が小さく、検出精度が良好であった。このように、押圧量X1を0.5mm≦X1≦1.5mmに設定することで、転写ベルト6のばたつきを抑制することができるとともに、転写ベルト6がベルト押圧部材8に押圧されるときに発生するしわの影響を受けることなく、転写ベルト6上のトナー付着量を正確に検出することができる。
次に、ベルト押圧部材8による押圧位置について、種々の押圧位置P4でトナー付着量を測定した結果、押圧位置P4と検出位置P1との距離X2が0.5mmより小さい場合(X2<0.5mm)及び2mmより大きい場合(X2>2mm)には、出力電圧の振幅値が0.3Vより大きくなるのに対し、距離X2が0.5mm以上で2mm以下の場合(0.5mm≦X2≦2mm)では、出力電圧の振幅値が0.3V以下となり、トナー付着量の検出精度が良好であることが分かった。
図5は、ベルト押圧部材8による押圧位置P4と前記検出位置P1との間の3つの距離X2に対する検出器9の出力電圧の検出結果を示すグラフであり、図5の(a)は、距離X2がX2<0.5mmである場合の一例を示したグラフ、図5の(b)は、距離X2が0.5mm≦X2≦2mmである場合の一例を示したグラフ、図5の(c)は、距離X2がX2>2mmである場合の一例を示したグラフである。なお、角度θ1としてθ1=35°を用い、押出量としてX1=1mmを用いた。
図5の(a)に示すように、距離X2がX2<0.5mmである場合の一例として、X2=0.2mmでは、出力電圧の振幅値が0.56Vであり検出器9の出力電圧の振幅が大きかった。これは、ベルト押圧部材8による押圧位置P4と検出器9による検出位置P1との距離X2が小さく検出器9の読み取り範囲内で転写ベルト6が屈曲される影響を受け、検出器9の出力電圧が安定しなかったためと考えられる。また、図5の(c)に示すように、距離X2がX2>2mmである場合の一例として、X2=10mmでは、出力電圧の振幅値が0.44Vであり出力電圧の振幅が大きかった。これは、ベルト押圧部材8による押圧位置P4と検出器9による検出位置P1との距離X2が大きく転写ベルト6のばたつきの影響を受け、検出器9の出力電圧が安定しなかったためと考えられる。
これに対し、図5の(b)に示すように、距離X2が0.5mm≦X2≦2mmである場合の一例として、X2=1mmでは、出力電圧の振幅値が0.16Vであり検出器9の出力電圧の振幅が小さく、検出精度が良好であった。このように、ベルト押圧部材8による押圧位置P4を、該押圧位置P4と検出位置P1との距離X2が0.5mm≦X2≦2mmの範囲に設定することで、転写ベルト6のばたつきの影響を受けることなく、直線状態にある転写ベルト6において転写ベルト6上のトナー付着量を正確に検出することができる。
本実施形態では、転写ベルト6上のトナー付着量の検出位置P1が、該検出位置P1と、ローラ5の中心P2と、転写ベルト6とローラ5の接点P3と、のなす角度θ1を用いて設定されるので、異なるサイズのローラ径を有するローラ5を用いる場合においても、角度θ1を30°≦θ1≦40°に設定することで、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本願発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、前記実施形態はタンデム型のカラープリンタについて説明したが、本願発明は4サイクル型のカラープリンタなどのその他の画像形成装置に適用することもできる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を概略的に示す概略構成図である。 前記画像形成装置の要部を拡大して示す要部拡大図である。 転写ベルト上の3つの検出位置に対する検出器の出力電圧の検出結果を示すグラフである。 ベルト押圧部材による3つの押圧量に対する検出器の出力電圧の検出結果を示すグラフである。 ベルト押圧部材による押圧位置と前記検出位置との間の3つの距離に対する検出器の出力電圧の検出結果を示すグラフである。
符号の説明
1 プリンタ
2 対向ローラ
5 ニップ形成ローラ
6 転写ベルト
7 二次転写ローラ
8 ベルト押圧部材
9 検出器
16 感光体ドラム
18Y、18M、18C、18K 一次転写ローラ
32、42、52 用紙
P1 検出位置
P4 押圧位置
X1 押圧量

Claims (4)

  1. トナー画像を担持する像担持体と、該像担持体に担持された前記トナー画像が転写される転写ベルトと、前記像担持体に担持された前記トナー画像を前記転写ベルトに転写する一次転写ローラと、前記転写ベルトに転写された前記トナー画像を記録媒体に転写する二次転写ローラと、前記転写ベルトを介して前記二次転写ローラに対向して設けられ、前記転写ベルトを前記二次転写ローラに当接させる対向ローラと、前記一次転写ローラと前記二次転写ローラとの間に位置する前記転写ベルトを裏面より支持して前記転写ベルトと前記二次転写ローラとのニップ部を形成するニップ形成ローラと、前記一次転写ローラと前記ニップ形成ローラとの間に位置する前記転写ベルトを、該転写ベルトの裏面より押圧するベルト押圧部材と、前記転写ベルト上のトナー付着量を所定の検出位置で光学的に検出する検出器と、を備え
    前記ベルト押圧部材は、板状の部材であり、該ベルト押圧部材の前記転写ベルトの回転方向下流側の角部により前記転写ベルトを押圧して屈曲させ、
    前記検出位置が、前記ベルト押圧部材と前記ニップ形成ローラとの間において、前記ベルト押圧部材の前記角部によって前記転写ベルトが押圧される前記転写ベルト上の押圧位置よりも前記転写ベルトの回転方向下流側近傍に設定されている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検出位置が、前記押圧位置から0.5mm以上2mm以下の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出位置は、該検出位置と、前記ニップ形成ローラの中心と、前記ベルト押圧部材および前記ニップ形成ローラ間に位置する前記転写ベルトと前記ニップ形成ローラとの接点と、のなす角度が30°以上40°以下の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ベルト押圧部材によって前記転写ベルトが押圧される押圧量が、0.5mm以上1.5mm以下の範囲に設定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
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