JP3472174B2 - 千鳥縫いミシン - Google Patents

千鳥縫いミシン

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JP3472174B2 JP02257499A JP2257499A JP3472174B2 JP 3472174 B2 JP3472174 B2 JP 3472174B2 JP 02257499 A JP02257499 A JP 02257499A JP 2257499 A JP2257499 A JP 2257499A JP 3472174 B2 JP3472174 B2 JP 3472174B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は千鳥縫いミシンに係
り、詳しくは、複数の千鳥縫目模様の種類を形成し得る
千鳥縫いミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、特開平4−79981号公報に開示されるよう
に、針振り駆動カムの両面に異なる千鳥縫目模様を形成
するためのカム溝を形成し、その針振り駆動カムのカム
溝を切り換えることにより、針振り駆動カムを交換する
ことなく、2種類の千鳥縫目模様を切換変更可能にした
千鳥縫いミシンが提案されている。
【0003】しかし、同公報に記載の千鳥縫いミシンで
は、千鳥縫目模様を切換変更するのに機械的な構成を用
いるため、縫製作業を中断することなく千鳥縫目模様の
種類を切換変更することができなかった。また、従来よ
り、千鳥縫目模様の種類に対応した針落ち点の位置デー
タである縫目データを生成して、その縫目データをRA
Mに備えた縫目テーブルに格納し、その縫目テーブルか
ら読み出した縫目データに基づいて被縫製体上に千鳥縫
目模様を形成する方法が知られている。
【0004】しかし、この方法では、千鳥縫目模様の種
類を切換変更する度に、縫目データの生成処理を行い、
縫目テーブルに格納する縫目データを書き換える必要が
ある。そのため、縫目データの生成処理および縫目テー
ブルの書き換え処理に時間がかかり、特に、縫針の上下
動の速度が速い工業用のミシンでは、縫製作業を中断す
ることなく千鳥縫目模様の種類を切換変更することがで
きなかった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、縫製作業を中断するこ
となく千鳥縫目模様の種類を切換変更することが可能な
千鳥縫いミシンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】かかる
目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明
は、被縫製体を所定搬送方向へ所定移動量搬送させると
共に、被縫製体の搬送方向と直交する向きへ縫針を断続
的に移動させ、被縫製体上に所定の千鳥縫目模様を形成
し得る千鳥縫いミシンであって、前記所定の千鳥縫目模
様を形成するために要する縫針の移動量を決定する縫目
データを、千鳥縫目模様の複数の種類にそれぞれ対応し
て設定しておき、任意の千鳥縫目模様の種類に対応した
縫目データに基づいて被縫製体上に千鳥縫目模様を形成
している最中に、千鳥縫目模様の種類の変更指示がなさ
れたときには、その変更指示された千鳥縫目模様の種類
に対応した縫目データに基づいて被縫製体上に千鳥縫目
模様を形成することにより、縫製作業を中断することな
く千鳥縫目模様の種類の変更を行うことをその要旨とす
る。
【0007】従って、本発明によれば、千鳥縫目模様の
複数の種類にそれぞれ対応して縫目データを設定してお
き、任意の千鳥縫目模様の種類に対応した縫目データに
基づいて被縫製体上に千鳥縫目模様を形成している最中
に、千鳥縫目模様の種類の変更指示がなされたときに
は、その変更指示された千鳥縫目模様の種類に対応した
縫目データに基づいて被縫製体上に別の千鳥縫目模様を
形成することにより、縫製作業を中断することなく千鳥
縫目模様の種類の切換変更を行うことができる。また、
千鳥縫目模様の複数の種類にそれぞれ対応した縫目デー
タを予め設定しておくため、千鳥縫目模様の種類の変更
指示がなされた後で縫目データを設定し直す必要がな
く、千鳥縫目模様の種類の切換変更を速やかに行うこと
ができる。
【0008】次に、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の千鳥縫いミシンにおいて、複数の千鳥縫目模様
の種類から所望の千鳥縫目模様の種類を選択指示するた
めの模様選択指示手段と、被縫製体の搬送方向と直交す
る向きへの縫針の移動量の取り得る幅である千鳥縫目模
様の縫目幅を設定するための縫目幅設定手段と、前記模
様選択指示手段により選択された千鳥縫目模様の種類
と、前記縫目幅設定手段により設定された縫目幅とに基
づいて、前記縫目データを生成する縫目データ生成手段
と、前記縫目データ生成手段により生成された縫目デー
タを、データ順位に対応させて格納する縫目テーブル
と、前記模様選択指示手段の指示に従い、前記縫目テー
ブルに格納された縫目データを前記データ順位の順番に
循環して読み出し、その読み出した縫目データに基づい
て、被縫製体の搬送と縫針の移動とを制御して被縫製体
上に千鳥縫目模様を形成する模様形成手段とを備えたこ
とをその要旨とする。
【0009】従って、本発明によれば、千鳥縫目模様の
種類と縫目幅と被縫製体の搬送方向への移動量とに基づ
いて縫目データを生成し、その縫目データをデータ順位
に対応させて縫目テーブルに格納しておき、縫目テーブ
ルからデータ順位の順番に縫目データを循環して読み出
し、その読み出した縫目データに基づいて、被縫製体の
搬送と縫針の移動とを制御して被縫製体上に千鳥縫目模
様を形成することができる。そのため、請求項1に記載
の発明の作用・効果をより確実に得ることができる。
【0010】ところで、請求項3に記載の発明のよう
に、請求項2に記載の千鳥縫いミシンにおいて、前記縫
目テーブルは複数種類の千鳥縫目模様に対して1つだけ
設けられ、前記模様形成手段は、前記模様選択指示手段
により選択指示された千鳥縫目模様の種類に対応して設
定されたデータ順位の縫目データを、当該縫目テーブル
から選択して読み出すようにしてもよい。
【0011】また、請求項4に記載の発明のように、請
求項2に記載の千鳥縫いミシンにおいて、前記縫目テー
ブルは千鳥縫目模様の種類毎に設けられ、その各縫目テ
ーブルの縫目データはデータ順位毎に1対1の対応関係
を有し、前記模様形成手段は、前記模様選択指示手段に
より千鳥縫目模様の種類の変更指示がなされたとき、そ
の時点で読み出しているデータ順位の次のデータ順位か
ら、変更指示された千鳥縫目模様の種類に対応した縫目
テーブルの縫目データを読み出すようにしてもよい。
【0012】そして、請求項5に記載の発明のように、
請求項4に記載の千鳥縫いミシンにおいて、前記模様形
成手段は、前記縫目テーブルから千鳥縫目模様の種類に
対応して設定されたデータ順位の縫目データを選択して
読み出すようにしてもよい。また、請求項6に記載の発
明のように、請求項3または請求項5に記載の千鳥縫い
ミシンにおいて、前記模様形成手段は、前記模様選択指
示手段により千鳥縫目模様の種類の変更指示がなされた
とき、その時点で読み出しているデータ順位が設定され
たデータ順位でない場合は当該変更指示を無効化し、引
き続きそれまでと同じ千鳥縫目模様の種類に対応した縫
目テーブルの縫目データを読み出し、その後、読み出し
ているデータ順位が設定されたデータ順位になった時点
で当該変更指示を有効化して、変更指示された千鳥縫目
模様の種類に対応した縫目テーブルの縫目データを読み
出すようにしてもよい。
【0013】従って、本発明において、前記模様選択指
示手段により千鳥縫目模様の種類の変更指示がなされた
とき、その時点で読み出しているデータ順位の縫目デー
タが針落ち点が抜けて糸飛びが生じるおそれのある場合
は当該変更指示を無効化する。そして、引き続きそれま
でと同じ千鳥縫目模様の種類に対応した縫目テーブルの
縫目データを読み出し、その後、読み出しているデータ
順位の縫目データが針落ち点が抜けず糸飛びが生じなく
なった時点で当該変更指示を有効化して、変更指示され
た千鳥縫目模様の種類に対応した縫目テーブルの縫目デ
ータを読み出すようにする。このようにすれば、千鳥縫
目模様の種類が変更された際に針落ち点が抜けず糸飛び
が生じなくなることから、千鳥縫目模様の切り換わり部
分の美観が損なわれるのを防止することができる。
【0014】尚、以下に述べる発明の実施の形態におい
て、特許請求の範囲または課題を解決するための手段に
記載の「模様選択指示手段」は模様選択スイッチ11a
およびCPU44におけるS101,S201,S30
1,S116,S219,S318の各処理に該当し、
同じく「縫目幅設定手段」は縫目幅設定スイッチ11b
およびCPU44におけるS102,S202,S30
2の各処理に該当し、同じく「縫目データ生成手段」は
CPU44におけるS104,S204,S304の各
処理に該当し、同じく「模様形成手段」はミシン1の各
構成部材およびCPU44におけるS106〜S11
9,S206〜S225,S306〜S323の各処理
に該当する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した各実施
形態を図面と共に説明する。図1は、各実施形態の千鳥
縫いミシン1の外観斜視図である。ミシン1は、作業用
テーブル9に設けられたミシンベッド部3と、そのミシ
ンベッド部3の右端部から立設配置された脚柱部27
と、その脚柱部27からミシンベッド部3に対向するよ
うに左方へ延びるアーム部2とから構成されている。
【0016】作業用テーブル9は作業台21上に取り付
けられている。作業台21における作業用テーブル9の
下方には、ミシン1を駆動するための駆動モータ17お
よびミシン1の主制御を行う制御ボックス25が取り付
けられている。作業台21の下端部には、ミシン1によ
る縫製動作の指示を行うペダル19が揺動可能に支持さ
れている。ペダル19は、上下方向に延びる連結棒23
を介して制御ボックス25と連結されている。
【0017】ペダル19は、中立位置と、中立位置に対
して爪先側に踏み込んだ前踏み位置と、中立位置に対し
て踵側に踏み返した踏み返し位置とに揺動することがで
きるように構成されており、制御ボックス25は、この
ペダルの位置に応じた起動信号を駆動モータ17側へ出
力している。尚、制御ボックス25は、ペダル19の位
置が中立位置の場合は縫製作業を停止させる信号、ペダ
ル19の位置が前踏み位置の場合は縫製作業を実行する
信号、ペダル19の位置が踏み返し位置の場合は止め縫
いを実行する信号をそれぞれ出力するようになってい
る。ここで、止め縫いは、縫い始めと縫い終わりとの少
なくとも一方において、糸端のほつれを防止するために
行うものである。
【0018】制御ボックス25の筺体表側には、模様選
択スイッチ11a、縫目幅設定スイッチ11b、搬送量
設定スイッチ11cが設けられている。脚柱部27の右
端部上方にはプーリ12が設けられている。アーム部2
の左端部にはアーム部2の頭部が設けられ、その頭部下
方からは、ミシンベッド部3の上面に対して垂直方向に
縫針16が突出している。プーリ12の回動と縫針16
の上下動とは連動するように構成されている。
【0019】図2は、ミシン1の概略内部構成を示す要
部透視図である。アーム部2の頭部下方からは、縫針1
6を支持する針棒4の先端が突出している。また、アー
ム部2の頭部下方には布押さえ6が突設されている。ミ
シンベッド部3上には、布押さえ6と対向する位置に送
り歯8が設けられている。送り歯8は、ミシンベッド部
3内に配設されたソレノイド32を含む水平送り機構に
より駆動される。尚、前記水平送り機構は、例えば、特
許公報第2623522号に記載された構成にて具体化
される。
【0020】そのため、ミシンベッド部3上に載置され
た被縫製体(図示略)は、送り歯8により被縫製体搬送
方向(図示の矢印Y方向)へ断続的に搬送される。ここ
で、被縫製体の搬送方向(矢印Y方向)への移動量(搬
送量)は、水平送り機構のソレノイド32によって変更
可能である。そのソレノイド32の駆動量は、後述する
縫目テーブルに格納された縫目データによって決定され
る。つまり、被縫製体の搬送方向(矢印Y方向)への移
動量(搬送量)は、縫目テーブルに格納された縫目デー
タに基づいて変更可能である。
【0021】そして、駆動モータ17からベルト10お
よびプーリ12を介して伝達された駆動力により上下動
される針棒4の先端の縫針16により、被縫製体上に千
鳥縫目模様が形成される。ここで、動作タイミング発生
装置31は、プーリ12の回転を検出することにより、
縫針16が上動して被縫製体から抜けた時点で動作タイ
ミング信号を発生する。
【0022】針棒4は、コの字状の針棒保持部14を介
して上下動可能に保持されている。針棒保持部14は、
アーム部2内に水平配設されたシャフト18の一端と連
結されている。シャフト18は、シャフト保持部20を
介して被縫製体の幅方向(図示の矢印X方向)に揺動可
能に保持されている。ここで、被縫製体幅方向(矢印X
方向)は、前記した被縫製体搬送方向(図示の矢印Y方
向)と直交している。シャフト18の中央近傍には連結
部材26が設けられている。脚柱部27内には、ステッ
ピングモータ22および複数のリンク部材24が配設さ
れている。ステッピングモータ22の駆動力は、複数の
リンク部材24から連結部材26を介してシャフト18
に伝達されるように構成されている。
【0023】そのため、縫針16の被縫製体幅方向(矢
印X方向)への移動量は、ステッピングモータ22のス
テップ量によって決定される。そのステッピングモータ
22のステップ量は、パルス発生装置28の発生するパ
ルス信号によって制御される。そのパルス発生装置28
の発生するパルス信号は、縫目テーブルに格納された縫
目データによって決定される。つまり、縫針16の被縫
製体幅方向(矢印X方向)への移動量は、縫目テーブル
に格納された縫目データに基づいて制御される。
【0024】図3は、制御ボックス25の主要構成を示
すブロック構成図である。制御ボックス25は、模様選
択スイッチ11a、縫目幅設定スイッチ11b、搬送量
設定スイッチ11c、ペダル19,パルス発生装置2
8,駆動モータ17,ステッピングモータ22,動作タ
イミング発生装置31、ソレノイド32,RAM41、
ROM43、CPU44などがバス45を介して接続さ
れることにより構成されている。
【0025】模様選択スイッチ11aは、予め設定され
た複数の千鳥縫目模様の種類(2点千鳥縫目模様、3点
千鳥縫目模様、4点千鳥縫目模様、5点以上の多数点の
千鳥縫目模様)から作業者が所望の千鳥縫目模様の種類
を選択指示するためのスイッチである。
【0026】縫目幅設定スイッチ11bは、被縫製体幅
方向(被縫製体の搬送方向と直交する向き)への縫針1
6の移動量の取り得る幅である千鳥縫目模様の縫目幅を
設定するためのスイッチである。搬送量設定スイッチ1
1cは、被縫製体の搬送方向への移動量(搬送量)を設
定するためのスイッチである。
【0027】RAM41は、上述の縫目データを格納し
た縫目テーブル42を備え、制御ボックス25による各
種制御動作を実行する際に要するデータの読み出し及び
書込を行うように構成されている。ROM43は、後述
する縫製作業を実行するための縫製処理プログラムや、
後述する縫目データを作成するための縫目データ作成プ
ログラムなどの種々のミシン制御プログラムを格納して
いる。
【0028】CPU44は、ミシン1全体の動作を制御
する中央演算処理装置であり、ミシン1の動作に関する
全てのデータを管理している。 (第1実施形態)次に、本発明を具体化した第1実施形
態の動作について図面と共に説明する。
【0029】図4および図5は、第1実施形態の動作を
説明するためのフローチャートである。図6(a)は、
第1実施形態における縫目テーブル42の一例を示す模
式図である。図6(b)は、図6(a)に示す縫目デー
タに従って被縫製体上に形成された千鳥縫目模様を示す
模式図であり、図中の○印は被縫製体上における縫針1
6の針落ち位置を示している。
【0030】CPU44が起動すると、ROM43に格
納されている縫製処理プログラムに従い、コンピュータ
による各種演算処理によって、図4および図5に示す各
ステップの処理を実行する。尚、前記縫製処理プログラ
ムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体(半導体メ
モリ,ハードディスク,フロッピーディスク,データカ
ード(ICカード,磁気カードなど),光ディスク(C
D−ROM,DVDなど),光磁気ディスク(MDな
ど),相変化ディスク,磁気テープなど)に記録してお
き、当該プログラムを必要に応じてCPU44にロード
して起動することにより用いるようにしてもよい。
【0031】図4に示すように、まず、ステップ(以
下、Sと記載する)101において、縫製作業者が模様
選択スイッチ11aにより選択した千鳥縫目模様の種類
を読み込む。次に、S102において、縫製作業者が縫
目幅設定スイッチ11bにより設定した千鳥縫目模様の
縫目幅を読み込む。続いて、S103において、縫製作
業者が搬送量設定スイッチ11cにより設定した被縫製
体の搬送方向への移動量(搬送量)を読み込む。
【0032】次に、S104において、千鳥縫目模様の
種類と縫目幅と被縫製体の搬送量とに基づき、ROM4
3に格納されている縫目データ作成プログラムに従って
縫目データを生成する。そして、S105において、S
104にて生成した縫目データをデータ順位に対応させ
て縫目テーブル42に格納する。
【0033】ここで、縫目テーブル42は千鳥縫目模様
の種類毎に設けられ、その各縫目テーブル42の縫目デ
ータはデータ順位毎に1対1の対応関係を有している。
例えば、ミシン1が2点千鳥縫目模様と4点千鳥縫目模
様とを切換選択可能なように構成されている場合には、
図6(a)に示すように、2点千鳥縫目模様のための縫
目テーブル42aと、4点千鳥縫目模様のための縫目テ
ーブル42bとが同時に設けられる。そして、データ順
位1に対応して縫目テーブル42aには縫目データ
「a」が格納されると共に縫目テーブル42bには縫目
データ「A」が格納され、データ順位2に対応して縫目
テーブル42aには縫目データ「b」が格納されると共
に縫目テーブル42bには縫目データ「B」が格納さ
れ、………データ順位6に対応して縫目テーブル42a
には縫目データ「b」が格納されると共に縫目テーブル
42bには縫目データ「F」が格納されるといった具合
に、縫目テーブル42bのデータ順位1〜6に対応する
各縫目データ「A」〜「F」に対して、縫目テーブル4
2aの各縫目データ「a」「b」が交互に対応するよう
に設定される。そして、各縫目テーブル42a,42b
の末尾には、データの終了を示すデータ「エンド」が格
納される。
【0034】尚、各縫目テーブル42a,42bの各縫
目データは、被縫製体上における針落ち点の座標を示す
位置データである。そして、各縫目テーブル42a,4
2bにおけるデータ順位を指定するためのポインタ1
と、各縫目テーブル42a,42bのいずれであるかを
指定するためのポインタ2とが設定され、両ポインタ
1,2により各縫目テーブル42a,42bの内の1つ
の縫目データが指定されるようになっている。
【0035】次に、図4のS106において、縫製作業
者が模様選択スイッチ11aによりS101で選択した
千鳥縫目模様の種類に対応した縫目テーブル42a,4
2bにポインタ2を移動する。次に、S107におい
て、各ポインタ1,2により指定されるデータが「エン
ド」か否かを判定し、「エンド」であれば(S107:
YES)S108へ移行し、「エンド」でなければ(S
107:NO)S109へ移行する。
【0036】S108において、ポインタ1を先頭に移
動してデータ順位1の縫目データを指定した後に、S1
09へ移行する。S109において、両ポインタ1,2
により指定される縫目データを読み出す。
【0037】次に、図5に示すS110において、S1
09にて読み出した縫目データと、縫針16の現在位置
のデータとに基づいて、縫針16を現在位置から縫目デ
ータの位置まで移動させるための移動量(被縫製体幅方
向(被縫製体の搬送方向と直交する向き)への縫針16
の移動量)を算出する。
【0038】次に、S111において、作業者によりペ
ダル19が爪先側に踏み込まれて前踏み位置に揺動して
いるか否かを判定し、ペダル19が前踏み位置にある場
合(S111:YES)はS113へ移行し、ペダル1
9が前踏み位置にない場合(S111:NO)はS11
2へ移行する。
【0039】S112において、駆動モータ17の回転
駆動を停止させた後に、S111へ戻る。つまり、作業
者がペダル19を爪先側に踏み込むのを止めると、駆動
モータ17の回転駆動は停止される。また、S113に
おいて、駆動モータ17を回転駆動させた後に、S11
4へ移行する。
【0040】次に、S114において、動作タイミング
発生装置31により動作タイミング信号が発生されてい
るか否か(すなわち、縫針16が上動して被縫製体から
抜けているか否か)を判定し、縫針16が被縫製体から
抜けるまで待ってS115へ移行する。
【0041】そして、S115において、S110にて
算出された移動量に基づいて、ステッピングモータ22
を所定ステップ量駆動させ、縫針16を所定位置まで移
動する。次に、S116において、縫製作業者が模様選
択スイッチ11aによりS101で選択した千鳥縫目模
様の種類とは別の種類を選択指示したか否かを判定す
る。つまり、縫製作業中に縫製作業者が模様選択スイッ
チ11aを操作して、例えば、2点千鳥縫目模様から4
点千鳥縫目模様へ、または、4点千鳥縫目模様から2点
千鳥縫目模様へと、千鳥縫目模様の種類の変更が指示さ
れた場合(S116:YES)はS117へ移行する。
また、縫製作業中に縫製作業者が模様選択スイッチ11
aを操作せず、千鳥縫目模様の種類の変更が指示されな
い場合(S116:NO)はS118へ移行する。
【0042】S117において、ポインタ2を移動して
ポインタ2の指定する縫目テーブル42a,42bを切
り換えた後に、S118へ移行する。S118におい
て、S103にて設定された被縫製体の搬送量に基づい
て、ソレノイド32を駆動して送り歯8による送り量を
変更し、被縫製体を所定移動量搬送する。尚、千鳥縫目
模様の変更時には、送り歯8による送り量の変更を行わ
なくてもよい。
【0043】次に、S119において、ポインタ1を1
つ下側に移動して次のデータ順位の縫目データを指定し
た後に、S107へ戻る。このように、本第1実施形態
においては、千鳥縫目模様の種類と縫目幅と被縫製体の
搬送量とに基づき、2点千鳥縫目模様の縫目テーブル4
2aと4点千鳥縫目模様の縫目テーブル42bとを生成
して格納する(S105)。そして、ポインタ1を1つ
下側に移動する(S119)度に、両ポインタ1,2に
より指定された縫目データを読み出し(S109)、ポ
インタ1が「エンド」に達したら先頭に戻す(S10
8)ことにより、各縫目テーブル42a,42bに格納
された縫目データをデータ順位の順番に循環して読み出
す。そして、読み出した縫目データに基づいて、被縫製
体幅方向(被縫製体の搬送方向と直交する向き)へ縫針
16を所定量移動して(S115)、その後に、被縫製
体を所定移動量搬送する(S118)ことにより、被縫
製体上に千鳥縫目模様を形成する。この千鳥縫目模様を
形成している最中に、縫製作業者が模様選択スイッチ1
1aにより縫製作業の開始時に選択した(S101)千
鳥縫目模様の種類とは別の種類に変更指示した場合(S
116:YES)には、ポインタ2を移動してポインタ
2の指定する縫目テーブル42a,42bを切り換えた
(S117)後に、ポインタ1を1つ下側に移動する
(S119)。その結果、千鳥縫目模様の種類の変更指
示がなされた時点で読み出しているデータ順位の次のデ
ータ順位から、変更指示された千鳥縫目模様の種類に対
応した縫目テーブル42a,42bの縫目データを読み
出すことができる。
【0044】従って、本第1実施形態によれば、駆動モ
ータ17の回転速度が速く縫針16の上下動の速度が速
い工業用のミシン1においても、縫製作業を中断するこ
となく千鳥縫目模様の種類の切換変更を確実に行うこと
ができる。図6(b)に示す例では、縫製作業の開始時
には2点千鳥縫目模様が選択され、データ順位1〜3ま
では縫目テーブル42aの縫目データ「a」「b」
「a」が順次読み出された後に、4点千鳥縫目模様に変
更指示がなされ、データ順位4以降は縫目テーブル42
bの縫目データ「D」「E」「F」「A」「B」………
が順次読み出されている。
【0045】ところで、本第1実施形態において、止め
縫い時に4点千鳥縫目模様を用いれば、止め縫い部分の
縫目を細かくすることが可能になるため、糸端からの糸
抜けを防いで糸端のほつれを確実に防止することができ
る。 (第2実施形態)次に、本発明を具体化した第2実施形
態の動作について図面と共に説明する。
【0046】図7および図8は、第2実施形態の動作を
説明するためのフローチャートである。図9(a)は、
第2実施形態における縫目テーブル42の一例を示す模
式図である。図9(b)は、図9(a)に示す縫目デー
タに従って被縫製体上に形成された千鳥縫目模様を示す
模式図であり、図中の○印は被縫製体上における縫針1
6の針落ち位置を示している。
【0047】CPU44が起動すると、ROM43に格
納されている縫製処理プログラムに従い、コンピュータ
による各種演算処理によって、図7および図8に示す各
ステップの処理を実行する。図7に示すように、まず、
S201において、縫製作業者が模様選択スイッチ11
aにより選択した千鳥縫目模様の種類を読み込む。次
に、S202において、縫製作業者が縫目幅設定スイッ
チ11bにより設定した千鳥縫目模様の縫目幅を読み込
む。続いて、S203において、縫製作業者が搬送量設
定スイッチ11cにより設定した被縫製体の搬送方向へ
の移動量(搬送量)を読み込む。
【0048】次に、S204において、千鳥縫目模様の
種類と縫目幅と被縫製体の搬送量とに基づき、ROM4
3に格納されている縫目データ作成プログラムに従って
縫目データを生成する。そして、S205において、S
204にて生成した縫目データをデータ順位に対応させ
て縫目テーブル42に格納する。
【0049】ここで、縫目テーブル42は千鳥縫目模様
の種類毎に設けられ、その各縫目テーブル42の縫目デ
ータはデータ順位毎に1対1の対応関係を有している。
例えば、ミシン1が2点千鳥縫目模様と4点千鳥縫目模
様とを切換選択可能なように構成されている場合には、
図9(a)に示すように、2点千鳥縫目模様のための縫
目テーブル42aと、4点千鳥縫目模様のための縫目テ
ーブル42bとが同時に設けられる。そして、縫目テー
ブル42bにおいては、データ順位1〜6に対応して縫
目データ「A」〜「F」が格納される。それに対して、
縫目テーブル42aにおいては、データ順位1に対応し
て縫目データ「a」が格納されると共にデータ順位4に
対応して縫目データ「b」が格納され、その他の各デー
タ順位2,3,5,6に対応する縫目データにはデータ
が格納されていない。そして、各縫目テーブル42a,
42bの末尾には、データの終了を示すデータ「エン
ド」が格納される。
【0050】そして、各縫目テーブル42a,42bに
おけるデータ順位を指定するためのポインタ4と、各縫
目テーブル42a,42bのいずれであるかを指定する
ためのポインタ5とが設定され、両ポインタ4,5によ
り各縫目テーブル42a,42bの内の1つの縫目デー
タが指定されるようになっている。
【0051】次に、図7のS206において、縫製作業
者が模様選択スイッチ11aによりS201で選択した
千鳥縫目模様の種類に対応した縫目テーブル42a,4
2bにポインタ5を移動する。次に、S207におい
て、ポインタ4により指定されるデータが「エンド」か
否かを判定し、「エンド」であれば(S207:YE
S)S208へ移行し、「エンド」でなければ(S20
7:NO)S209へ移行する。
【0052】S208において、ポインタ4を先頭に移
動してデータ順位1の縫目データを指定した後に、S2
09へ移行する。S209において、ポインタ5が縫目
テーブル42aを指定しているか否かを判定し、指定し
ているならば(S209:YES)S210へ移行し、
指定していないならば(S209:NO)S211へ移
行する。
【0053】S210において、ポインタ4の指定する
データ順位が1または4であるか否かを判定し、1また
は4であれば(S210:YES)S211へ移行し、
2,3,5,6のいずれかであれば(S210:NO)
S212へ移行する。S211において、両ポインタ
4,5により指定される縫目データを読み出した後に、
S213へ移行する。
【0054】また、S212において、ポインタ4の指
定するデータ順位が1または4になるまでポインタ4を
下側に移動した後に、S207へ戻る。次に、図8に示
すS213において、S211にて読み出した縫目デー
タと、縫針16の現在位置のデータとに基づいて、縫針
16を現在位置から縫目データの位置まで移動させるた
めの移動量(被縫製体幅方向(被縫製体の搬送方向と直
交する向き)への縫針16の移動量)を算出する。
【0055】次に、S214において、作業者によりペ
ダル19が爪先側に踏み込まれて前踏み位置に揺動して
いるか否かを判定し、ペダル19が前踏み位置にある場
合(S214:YES)はS216へ移行し、ペダル1
9が前踏み位置にない場合(S214:NO)はS21
5へ移行する。
【0056】S215において、駆動モータ17の回転
駆動を停止させた後に、S214へ戻る。つまり、作業
者がペダル19を爪先側に踏み込むのを止めると、駆動
モータ17の回転駆動は停止される。また、S216に
おいて、駆動モータ17を回転駆動させた後に、S21
7へ移行する。
【0057】次に、S217において、動作タイミング
発生装置31により動作タイミング信号が発生されてい
るか否か(すなわち、縫針16が上動して被縫製体から
抜けているか否か)を判定し、縫針16が被縫製体から
抜けるまで待ってS218へ移行する。
【0058】そして、S218において、S213にて
算出された移動量に基づいて、ステッピングモータ22
を所定ステップ量駆動させ、縫針16を所定位置まで移
動する。次に、S219において、縫製作業者が模様選
択スイッチ11aによりS201で選択した千鳥縫目模
様の種類とは別の種類を選択指示したか否かを判定す
る。つまり、縫製作業中に縫製作業者が模様選択スイッ
チ11aを操作して、例えば、2点千鳥縫目模様から4
点千鳥縫目模様へ、または、4点千鳥縫目模様から2点
千鳥縫目模様へと、千鳥縫目模様の種類の変更が指示さ
れた場合(S219:YES)はS220へ移行する。
また、縫製作業中に縫製作業者が模様選択スイッチ11
aを操作せず、千鳥縫目模様の種類の変更が指示されな
い場合(S219:NO)はS221へ移行する。
【0059】S220において、2点千鳥縫目模様から
4点千鳥縫目模様へ変更指示がなされたか否かを判定
し、なされたならば(S220:YES)S222へ移
行し、なされないならば(S220:NO)S223へ
移行する。S222において、ポインタ5を縫目テーブ
ル42aから縫目テーブル42bへ移動した後に、S2
21へ移行する。
【0060】S223において、ポインタ4の指定する
データ順位が3または6であるか否かを判定し、3また
は6であれば(S223:YES)S224へ移行し、
1,2,4,5のいずれかであれば(S223:NO)
S221へ移行する。S224において、ポインタ5を
縫目テーブル42bから縫目テーブル42aへ移動した
後に、S221へ移行する。
【0061】S221において、S203にて設定され
た被縫製体の搬送量に基づいて、ソレノイド32を駆動
して送り歯8による送り量を変更し、被縫製体を所定移
動量搬送する。尚、千鳥縫目模様の変更時には、送り歯
8による送り量の変更を行わなくてもよい。
【0062】次に、S225において、ポインタ4を1
つ下側に移動して次のデータ順位の縫目データを指定し
た後に、S207へ戻る。このように、本第2実施形態
においては、千鳥縫目模様の種類と縫目幅と被縫製体の
搬送量とに基づき、2点千鳥縫目模様の縫目テーブル4
2aと4点千鳥縫目模様の縫目テーブル42bとを生成
する(S205)。そして、ポインタ4を1つ下側に移
動する(S225)度に、両ポインタ4,5により指定
された縫目データを読み出し(S211)、ポインタ4
が「エンド」に達したら先頭に戻す(S208)ことに
より、各縫目テーブル42a,42bに格納された縫目
データをデータ順位の順番に循環して読み出す。
【0063】このとき、ポインタ5が縫目テーブル42
aを指定している場合(すなわち、2点千鳥縫目模様を
選択している場合。S209:YES)は、縫目データ
の格納されていないデータ順位2,3,5,6について
は読み飛ばし(S210:NO)、縫目データが格納さ
れているデータ順位1,4についてのみ読み出す(S2
10:YES)。つまり、2点千鳥縫目模様に対応して
設定されたデータ順位1,4の縫目データのみを選択し
て読み出す。
【0064】それに対して、ポインタ5が縫目テーブル
42bを指定している場合(すなわち、4点千鳥縫目模
様を選択している場合。S209:NO)は、各データ
順位1〜6について順次読み出す。そして、読み出した
縫目データに基づいて、被縫製体幅方向(被縫製体の搬
送方向と直交する向き)へ縫針16を所定量移動して
(S218)、その後に、被縫製体を所定移動量搬送す
る(S221)ことにより、被縫製体上に千鳥縫目模様
を形成する。
【0065】この千鳥縫目模様を形成している最中に、
縫製作業者が模様選択スイッチ11aにより縫製作業の
開始時に選択した(S201)千鳥縫目模様の種類とは
別の種類に変更指示した場合(S219:YES)、そ
の変更指示が2点千鳥縫目模様から4点千鳥縫目模様へ
の変更の場合(S220:YES)は、ポインタ5を4
点千鳥縫目模様の縫目テーブル42bに移動した(S2
22)後に、ポインタ4を1つ下側に移動する(S22
5)。その結果、2点千鳥縫目模様から4点千鳥縫目模
様に変更指示がなされた時点で読み出しているデータ順
位の次のデータ順位から、4点千鳥縫目模様に対応した
縫目テーブル42bの縫目データを読み出すことができ
る。
【0066】また、変更指示が4点千鳥縫目模様から2
点千鳥縫目模様への変更の場合(S220:NO)は、
ポインタ4の指定するデータ順位が3または6のとき
(S223:YES)にのみ、ポインタ5を2点千鳥縫
目模様の縫目テーブル42aに移動した(S224)後
に、ポインタ4を1つ下側に移動する(S225)。そ
して、ポインタ4の指定するデータ順位が1,2,4,
5のとき(S223:NO)には、ポインタ5を移動せ
ずに4点千鳥縫目模様の縫目テーブル42aのままにし
て、ポインタ4を1つ下側に移動する(S225)。
【0067】つまり、4点千鳥縫目模様から2点千鳥縫
目模様へ変更指示されたとき(S220:NO)、その
時点で読み出しているデータ順位が設定されたデータ順
位3,6でない場合(S223:NO)は当該変更指示
を無効化し、引き続きそれまでと同じ4点千鳥縫目模様
に対応した縫目テーブル42bの縫目データを読み出
し、その後、読み出しているデータ順位が設定されたデ
ータ順位3,6になった時点(S223:YES)で当
該変更指示を有効化して(S224)、2点千鳥縫目模
様に対応した縫目テーブル42aの縫目データを読み出
す。
【0068】図9(b)に示す例では、縫製作業の開始
時には4点千鳥縫目模様が選択され、データ順位1〜6
までは縫目テーブル42bの縫目データ「A」〜「F」
が順次読み出された後に、2点千鳥縫目模様に変更指示
がなされ、ポインタ4が先頭に移動してから後のデータ
順位1以降は縫目テーブル42aの縫目データ「a」
「b」が交互に順次読み出されている。尚、S223お
よびS224の処理が設けられていることから、データ
順位1〜4までは縫目テーブル42bの縫目データ
「A」〜「D」が順次読み出された後に2点千鳥縫目模
様に変更指示がなされた場合や、データ順位1〜5まで
は縫目テーブル42bの縫目データ「A」〜「E」が順
次読み出された後に2点千鳥縫目模様に変更指示がなさ
れた場合も、図9(b)に示す例と同様に、縫目テーブ
ル42bの縫目データ「E」「F」が順次読み出される
ことになる。
【0069】図10は、S223およびS224の処理
を省いた場合に、データ順位1〜5までは縫目テーブル
42bの縫目データ「A」〜「E」が順次読み出された
後に、2点千鳥縫目模様に変更指示がなされた際の千鳥
縫目模様を示す模式図である。このように、縫目データ
「E」に続いて縫目データ「a」が読み出された場合に
は、縫目データ「F」に相当する針落ち点が抜けるため
糸飛びが生じ、千鳥縫目模様の切り換わり部分の美観が
損なわれる。
【0070】つまり、S223およびS224の処理を
設けることにより、4点千鳥縫目模様から2点千鳥縫目
模様に変更された際に針落ち点が抜けず糸飛びが生じな
くなることから、千鳥縫目模様の切り換わり部分の美観
が損なわれるのを防止することができる。
【0071】以上詳述したように、本第2実施形態にお
いても、第1実施形態と同様の効果を得ることができ
る。 (第3実施形態)次に、本発明を具体化した第3実施形
態の動作について図面と共に説明する。
【0072】図11および図12は、第3実施形態の動
作を説明するためのフローチャートである。図13
(a)は、第3実施形態における縫目テーブル42の一
例を示す模式図である。図13(b)は、図13(a)
に示す縫目データに従って被縫製体上に形成された千鳥
縫目模様を示す模式図であり、図中の○印は被縫製体上
における縫針16の針落ち位置を示している。
【0073】CPU44が起動すると、ROM43に格
納されている縫製処理プログラムに従い、コンピュータ
による各種演算処理によって、図11および図12に示
す各ステップの処理を実行する。図11に示すように、
まず、S301において、縫製作業者が模様選択スイッ
チ11aにより選択した千鳥縫目模様の種類を読み込
む。次に、S302において、縫製作業者が縫目幅設定
スイッチ11bにより設定した千鳥縫目模様の縫目幅を
読み込む。続いて、S303において、縫製作業者が搬
送量設定スイッチ11cにより設定した被縫製体の搬送
方向への移動量(搬送量)を読み込む。
【0074】次に、S304において、千鳥縫目模様の
種類と縫目幅と被縫製体の搬送量とに基づき、ROM4
3に格納されている縫目データ作成プログラムに従って
縫目データを生成する。そして、S305において、S
304にて生成した縫目データをデータ順位に対応させ
て縫目テーブル42に格納する。
【0075】ここで、縫目テーブル42は複数種類の千
鳥縫目模様に対して1つだけ設けられており、例えば、
ミシン1が2点千鳥縫目模様と4点千鳥縫目模様とを切
換選択可能なように構成されている場合には、図13
(a)に示すように、4点千鳥縫目模様のための縫目テ
ーブル42のみが設けられる。そして、縫目テーブル4
2の末尾には、データの終了を示すデータ「エンド」が
格納される。また、縫目テーブル42におけるデータ順
位を指定するためのポインタ3が設定されている。
【0076】次に、図11に示すS306において、ポ
インタ3により指定されるデータが「エンド」か否かを
判定し、「エンド」であれば(S306:YES)S3
07へ移行し、「エンド」でなければ(S306:N
O)S308へ移行する。S307において、ポインタ
3を先頭に移動してデータ順位1の縫目データを指定し
た後に、S308へ移行する。
【0077】S308において、2点千鳥縫目模様が選
択指示されているか否か判定し、2点千鳥縫目模様の場
合(S308:YES)はS309へ移行し、4点千鳥
縫目模様の場合(S308:NO)はS310へ移行す
る。S309において、ポインタ3の指定するデータ順
位が1または4であるか否かを判定し、1または4であ
れば(S309:YES)S310へ移行し、2,3,
5,6のいずれかであれば(S309:NO)S311
へ移行する。
【0078】S310において、ポインタ3により指定
される縫目データを読み出した後に、S312へ移行す
る。また、S311において、ポインタ3の指定するデ
ータ順位が1または4になるまでポインタ3を下側に移
動した後に、S306へ戻る。
【0079】次に、図12に示すS312において、S
310にて読み出した縫目データと、縫針16の現在位
置のデータとに基づいて、縫針16を現在位置から縫目
データの位置まで移動させるための移動量(被縫製体幅
方向(被縫製体の搬送方向と直交する向き)への縫針1
6の移動量)を算出する。
【0080】次に、S313において、作業者によりペ
ダル19が爪先側に踏み込まれて前踏み位置に揺動して
いるか否かを判定し、ペダル19が前踏み位置にある場
合(S313:YES)はS315へ移行し、ペダル1
9が前踏み位置にない場合(S313:NO)はS31
4へ移行する。
【0081】S314において、駆動モータ17の回転
駆動を停止させた後に、S313へ戻る。つまり、作業
者がペダル19を爪先側に踏み込むのを止めると、駆動
モータ17の回転駆動は停止される。また、S315に
おいて、駆動モータ17を回転駆動させた後に、S31
6へ移行する。
【0082】次に、S316において、動作タイミング
発生装置31により動作タイミング信号が発生されてい
るか否か(すなわち、縫針16が上動して被縫製体から
抜けているか否か)を判定し、縫針16が被縫製体から
抜けるまで待ってS317へ移行する。
【0083】そして、S317において、S312にて
算出された移動量に基づいて、ステッピングモータ22
を所定ステップ量駆動させ、縫針16を所定位置まで移
動する。次に、S318において、縫製作業者が模様選
択スイッチ11aによりS301で選択した千鳥縫目模
様の種類とは別の種類を選択指示したか否かを判定す
る。つまり、縫製作業中に縫製作業者が模様選択スイッ
チ11aを操作して、例えば、2点千鳥縫目模様から4
点千鳥縫目模様へ、または、4点千鳥縫目模様から2点
千鳥縫目模様へと、千鳥縫目模様の種類の変更が指示さ
れた場合(S318:YES)はS319へ移行する。
また、縫製作業中に縫製作業者が模様選択スイッチ11
aを操作せず、千鳥縫目模様の種類の変更が指示されな
い場合(S318:NO)はS320へ移行する。
【0084】S319において、2点千鳥縫目模様から
4点千鳥縫目模様へ変更指示がなされたか否かを判定
し、なされたならば(S319:YES)S320へ移
行し、なされないならば(S319:NO)S321へ
移行する。S321において、ポインタ3の指定するデ
ータ順位が3または6であるか否かを判定し、3または
6であれば(S321:YES)S320へ移行し、
1,2,4,5のいずれかであれば(S321:NO)
S322へ移行する。
【0085】S322において、S318にて縫製作業
者が模様選択スイッチ11aにより行った4点千鳥縫目
模様から2点千鳥縫目模様への変更指示を無効化し、引
き続きそれまでと同じ4点千鳥縫目模様を選択指示した
後に、S320へ移行する。S320において、S30
3にて設定された被縫製体の搬送量に基づいて、ソレノ
イド32を駆動して送り歯8による送り量を変更し、被
縫製体を所定移動量搬送する。尚、千鳥縫目模様の変更
時には、送り歯8による送り量の変更を行わなくてもよ
い。
【0086】次に、S323おいて、ポインタ3を1つ
下側に移動して次のデータ順位の縫目データを指定した
後に、S306へ戻る。このように、本第3実施形態に
おいて、第2実施形態と異なるのは、縫目テーブル42
を1つだけ設けている点である。そして、2点千鳥縫目
模様を選択している場合(S308:YES)は、デー
タ順位2,3,5,6については読み飛ばし、データ順
位1,4についてのみ読み出すことにより、2点千鳥縫
目模様に対応して設定されたデータ順位1,4の縫目デ
ータのみを選択して読み出し、4点千鳥縫目模様を選択
している場合(S308:NO)は、各データ順位1〜
6について順次読み出すようにしている。また、4点千
鳥縫目模様から2点千鳥縫目模様へ変更指示されたとき
(S319:NO)、その時点で読み出しているデータ
順位が設定されたデータ順位3,6でない場合(S32
1:NO)は当該変更指示を無効化し(S322)、引
き続きそれまでと同じ4点千鳥縫目模様に対応した縫目
データを読み出し、その後、読み出しているデータ順位
が設定されたデータ順位3,6になった時点(S32
1:YES)で当該変更指示を有効化して、2点千鳥縫
目模様に対応した縫目データを読み出す。
【0087】従って、本第3実施形態においても、第2
実施形態と同様の作用・効果を得ることができる。それ
に加え、本第3実施形態では縫目テーブル42を1つ設
けるだけで済むため、2つの縫目テーブル42a,42
bを設ける第2実施形態に比べて、RAM41の容量を
少なくすることができる。
【0088】図13(b)に示す例では、縫製作業の開
始時には4点千鳥縫目模様が選択され、データ順位1〜
6までは縫目データ「A」〜「F」が順次読み出された
後に、2点千鳥縫目模様に変更指示がなされ、ポインタ
3が先頭に移動してから後のデータ順位1以降は「A」
「D」が交互に順次読み出されている。
【0089】ここで、縫目幅は各縫目データ「A」
「D」によって決定されるため、本第3実施形態では、
2点千鳥縫目模様と4点千鳥縫目模様とで縫目幅が同じ
値になる。尚、本発明は上記各実施形態に限定されるも
のではなく、以下のように変更してもよく、その場合で
も、上記各実施形態と同様もしくはそれ以上の作用・効
果を得ることができる。
【0090】(1)図6(b)および図9(b)に示す
例では、2点千鳥縫目模様と4点千鳥縫目模様とで、縫
目幅と被縫製体の搬送方向への移動量(搬送量)とがそ
れぞれ異なる値に設定され、縫目テーブル42aの縫目
データ「a」と縫目テーブル42bの縫目データ「A」
とが同じ値に設定されている。また、図13(b)に示
す例では、2点千鳥縫目模様と4点千鳥縫目模様とで、
被縫製体の搬送方向への移動量(搬送量)が異なる値に
設定されている。しかし、これらの例に限ることなく、
2点千鳥縫目模様と4点千鳥縫目模様とで、縫目幅およ
び搬送量をそれぞれ同じ値に設定してもよく、各縫目デ
ータ「a」「A」を異なる値に設定してもよいことは言
うまでもない。
【0091】(2)2点千鳥縫目模様と4点千鳥縫目模
様とを切り換える場合だけでなく、複数の千鳥縫目模様
の種類(2点千鳥縫目模様、3点千鳥縫目模様、4点千
鳥縫目模様、5点以上の多数点の千鳥縫目模様)におけ
る任意の種類間で切り換える場合に適用してもよいこと
は言うまでもなく、このようにすれば3種類以上の千鳥
縫目模様を切換変更することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した各実施形態の千鳥縫いミシ
ンの外観斜視図。
【図2】各実施形態の千鳥縫いミシンの要部透視図。
【図3】各実施形態の千鳥縫いミシンのブロック構成
図。
【図4】第1実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図5】第1実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図6】第1実施形態の動作を説明するための模式図。
【図7】第2実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図8】第2実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図9】第2実施形態の動作を説明するための模式図。
【図10】第2実施形態の動作を説明するための模式
図。
【図11】第3実施形態の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図12】第3実施形態の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図13】第3実施形態の動作を説明するための模式
図。
【符号の説明】
1…千鳥縫いミシン 11a…模様選択スイッチ 11b…縫目幅設定スイッチ 11c…搬送量設定ス
イッチ 16…縫針 25…制御ボックス 41…RAM 42,42a,42b…縫目テーブル 44…CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 1/00 - 97/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被縫製体を所定搬送方向へ所定移動量搬
    送させると共に、被縫製体の搬送方向と直交する向きへ
    縫針を断続的に移動させ、被縫製体上に所定の千鳥縫目
    模様を形成し得る千鳥縫いミシンであって、 前記所定の千鳥縫目模様を形成するために要する縫針の
    移動量を決定する縫目データを、千鳥縫目模様の複数の
    種類にそれぞれ対応して設定しておき、任意の千鳥縫目
    模様の種類に対応した縫目データに基づいて被縫製体上
    に千鳥縫目模様を形成している最中に、千鳥縫目模様の
    種類の変更指示がなされたときには、その変更指示され
    た千鳥縫目模様の種類に対応した縫目データに基づいて
    被縫製体上に千鳥縫目模様を形成することにより、縫製
    作業を中断することなく千鳥縫目模様の種類の変更を行
    うことを特徴とする千鳥縫いミシン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の千鳥縫いミシンにおい
    て、 複数の千鳥縫目模様の種類から所望の千鳥縫目模様の種
    類を選択指示するための模様選択指示手段と、 被縫製体の搬送方向と直交する向きへの縫針の移動量の
    取り得る幅である千鳥縫目模様の縫目幅を設定するため
    の縫目幅設定手段と、 前記模様選択指示手段により選択された千鳥縫目模様の
    種類と、前記縫目幅設定手段により設定された縫目幅と
    に基づいて、前記縫目データを生成する縫目データ生成
    手段と、 前記縫目データ生成手段により生成された縫目データ
    を、データ順位に対応させて格納する縫目テーブルと、 前記模様選択指示手段の指示に従い、前記縫目テーブル
    に格納された縫目データを前記データ順位の順番に循環
    して読み出し、その読み出した縫目データに基づいて、
    被縫製体の搬送と縫針の移動とを制御して被縫製体上に
    千鳥縫目模様を形成する模様形成手段とを備えたことを
    特徴とする千鳥縫いミシン。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の千鳥縫いミシンにおい
    て、 前記縫目テーブルは複数種類の千鳥縫目模様に対して1
    つだけ設けられ、 前記模様形成手段は、前記模様選択指示手段により選択
    指示された千鳥縫目模様の種類に対応して設定されたデ
    ータ順位の縫目データを、当該縫目テーブルから選択し
    て読み出すことを特徴とする千鳥縫いミシン。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の千鳥縫いミシンにおい
    て、 前記縫目テーブルは千鳥縫目模様の種類毎に設けられ、
    その各縫目テーブルの縫目データはデータ順位毎に1対
    1の対応関係を有し、 前記模様形成手段は、前記模様選択指示手段により千鳥
    縫目模様の種類の変更指示がなされたとき、その時点で
    読み出しているデータ順位の次のデータ順位から、変更
    指示された千鳥縫目模様の種類に対応した縫目テーブル
    の縫目データを読み出すことを特徴とする千鳥縫いミシ
    ン。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の千鳥縫いミシンにおい
    て、 前記模様形成手段は、前記縫目テーブルから千鳥縫目模
    様の種類に対応して設定されたデータ順位の縫目データ
    を選択して読み出すことを特徴とする千鳥縫いミシン。
  6. 【請求項6】 請求項3または請求項5に記載の千鳥縫
    いミシンにおいて、 前記模様形成手段は、前記模様選択指示手段により千鳥
    縫目模様の種類の変更指示がなされたとき、その時点で
    読み出しているデータ順位が設定されたデータ順位でな
    い場合は当該変更指示を無効化し、引き続きそれまでと
    同じ千鳥縫目模様の種類に対応した縫目テーブルの縫目
    データを読み出し、その後、読み出しているデータ順位
    が設定されたデータ順位になった時点で当該変更指示を
    有効化して、変更指示された千鳥縫目模様の種類に対応
    した縫目テーブルの縫目データを読み出すようにするこ
    とを特徴とする千鳥縫いミシン。
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