JP3471460B2 - 多心光コネクタ用成形型 - Google Patents

多心光コネクタ用成形型

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JP3471460B2
JP3471460B2 JP00988795A JP988795A JP3471460B2 JP 3471460 B2 JP3471460 B2 JP 3471460B2 JP 00988795 A JP00988795 A JP 00988795A JP 988795 A JP988795 A JP 988795A JP 3471460 B2 JP3471460 B2 JP 3471460B2
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顕人 西村
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3833Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
    • G02B6/3865Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture fabricated by using moulding techniques

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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多心光コネクタ用の成
形型に係り、さらに詳細には、多心光コネクタにおける
ファイバ孔の位置精度をより高精度に向上することので
きる多心光コネクタ用成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、多心光コネクタ1
は、例えば複数本のテープ心線3の先端部を収容自在の
凹部を備えた箱状をなしており、上記凹部の底部には、
各テープ心線3に備えた複数の光ファイバの先端部を挿
入し固定する多数のファイバ孔5を備えると共に、対向
するコネクタに備えたガイドピンを係合挿入自在のガイ
ド孔7を備えている。さらに多心光コネクタ1は、各テ
ープ心線3を固定するために、前記凹部内へ接着剤を注
入するための注入口9が設けてある。
【0003】なお、上記構成のごとき多心光コネクタ1
は公知であるので、多心光コネクタ1の構成についての
より詳細な説明は省略する。
【0004】前述のごとき多心光コネクタ1を成形する
ための成形型は、図6に概略的に示すごとき構成であ
る。すなわち、成形型11は下型11Lと、下型11L
と対応する上型11Uとよりなるものである。
【0005】上記下型11L内には、入子13が着脱可
能に収納してあると共に、入子13と対応する溝板15
が複数積層して着脱可能に収納してある。そして、上記
入子13と積層した溝板15とを上型11Uでもって押
圧固定すると共に密閉した部分には、多心光コネクタ1
を成形するためのキャビティ17が形成してある。
【0006】なお、上記キャビティ17内には、前記注
入口9を形成するための中子19が配置してあり、また
上型11Uにはキャビティ17内へ樹脂を充填するため
の充填口21が形成してある。
【0007】図7に示すように、前記入子13にはファ
イバ孔5を成形するための多数のファイバ孔成形ピン2
3が上下左右に整列して設けてあると共に、ガイド孔7
を成形するための一対のガイド孔成形ピン25が設けて
ある。
【0008】前記溝板15は前記ファイバ孔成形ピン2
3を係合支持するV字形状の複数の係合溝27を上面に
形成した構成であり、前記ガイド孔成形ピン25に対応
した溝板15には、複数の係合溝27が形成してあると
共に、ガイド孔成形ピン25を係合支持するV字形状の
支持溝29が形成してある。
【0009】なお、最上部の溝板15Uはファイバ孔成
形ピン23を押圧固定するためのものであって、係合溝
27を備える必要のないものである。
【0010】上記構成より理解されるように、入子13
に備えた多数のファイバ孔成形ピン23を溝板15の係
合溝27に係合すると共にガイド孔成形ピン25を支持
溝29に係合した状態にセットして下型11Lに収納す
ると共に上型11Uによって押圧固定し、かつキャビテ
ィ17を密閉した後、充填口21からキャビティ17内
へ樹脂を充填する。
【0011】その後、入子13及び溝板15を成形型内
から取り出して、成形された成形品を入子13等から取
り外すことにより多心光コネクタ1を得ることができる
ものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとき従来の構
成において、溝板15における係合溝27の位置は、溝
板15の一側面15Fを基準として加工している。そし
て複数の溝板15は単に積み重ねて位置決めする構成で
あったので、例えば各係合溝27のピッチを高精度に加
工した場合であっても、基準としての側面15Fから各
係合溝27までの寸法精度が各溝板15によって異なる
場合には、各溝板15における各係合溝27が係合溝2
7の長手方向に平行な垂直面上に整合せずに、僅かに左
右方向にずれることがある。
【0013】したがって、成形品としての多心光コネク
タ1における各ファイバ孔5が垂直面上に整列せずに僅
かに左右方向にずれた状態になり、テープ心線3の複数
本の光ファイバをファイバ孔5にうまく挿入することが
できないことがある等の問題がある。
【0014】さらに、溝板15の製造時に、基準として
の一側面15Fから係合溝27までの寸法精度の誤差が
大きい場合には、各係合溝27のピッチ精度が高精度に
加工されている場合であっても、当該溝板15を廃棄し
なければならないという問題があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のごとき
従来の問題点に鑑みてなされたものであり、第1項に記
載の発明に係る多心光コネクタ用成形型は、複数本のフ
ァイバ孔成形ピンを備えると共にガイド孔成形ピンを備
えた入子と、上記複数のファイバ孔成形ピンを係合支持
する複数の係合溝を備えた複数の溝板と、複数のファイ
バ孔成形ピンを係合支持する複数の係合溝を備えると共
にガイド孔成形ピンを係合支持する支持溝を備えた適数
の溝板とを重ねた構成の重合体と、上記入子を係合自在
の入子係合部及び上記重合体を係合自在の重合体係合部
を備えると共にコネクタ成形用のキャビティを備えた下
型と、上記下型と対応する上型と、を備えてなる多心光
コネクタ用成形型において、前記重合体係合部の一側
に、各溝板の一側面に対応した複数の調整部材を積層状
態に収納可能の調整部材収納部を設け、かつ各溝板を各
調整部材へ当接押圧するための押圧手段を重合体係合部
の他側に設けてなるものである。
【0016】第2項に記載の発明においては、押圧手段
は各溝板を各調整部材へ押圧自在の楔機構又は螺子機構
よりなるものある。
【0017】第3項に記載の発明は、楔機構又は螺子機
構と各溝板の他側面との間に、各溝板に対応した複数の
調整部材を積層して介在した構成である。
【0018】第4項に記載の発明は、調整部材が溝板と
当接する当接面には面取りが施されている構成である。
【0019】第5項に記載の発明においては、調整部材
の厚さは溝板の板厚に等しく、又は溝板の板厚より僅か
に薄く設けてなるものである。
【0020】
【作用】第1項に記載の発明に係る多心光コネクタ用成
形型は、複数本のファイバ孔成形ピンを備えると共にガ
イド孔成形ピンを備えた入子と、上記複数のファイバ孔
成形ピンを係合支持する複数の係合溝を備えた複数の溝
板と、複数のファイバ孔成形ピンを係合支持する複数の
係合溝を備えると共にガイド孔成形ピンを係合支持する
支持溝を備えた適数の溝板とを重ねた構成の重合体と、
上記入子を係合自在の入子係合部及び上記重合体を係合
自在の重合体係合部を備えると共にコネクタ成形用のキ
ャビティを備えた下型と、上記下型と対応する上型と、
を備えてなる多心光コネクタ用成形型において、前記重
合体係合部の一側に、各溝板の一側面に対応した複数の
調整部材を積層状態に収納可能の調整部材収納部を設
け、かつ各溝板を各調整部材へ当接押圧するための押圧
手段を重合体係合部の他側に設けてなるものである。
【0021】したがって、各溝板に形成した各係合溝が
垂直面上に整列するように、各調整部材の寸法を変更す
ることにより、各溝板の基準面としての一側面から各係
合溝までの寸法精度に誤差がある場合であっても、各係
合溝のピッチが正確である限り、各溝板に形成した各係
合溝を垂直面上に整列することができる。
【0022】第2項に記載の発明に係る多心光コネクタ
用成形型においては、押圧手段は各溝板を各調整部材へ
押圧自在の楔機構又は螺子機構より構成してなるもので
あるから、各溝板を各調整部材へ確実に押圧して当接す
ることができ、各溝板に備えた複数の係合溝を垂直面上
に確実に整列せしめることができる。
【0023】第3項に記載の発明に係る多心光コネクタ
用成形型においては、楔機構又は螺子機構と各溝板の他
側面との間に、各溝板に対応した複数の調整部材を積層
して介在した構成であるから、各溝板の両側に調整部材
が配置された構成となり、各溝板を確実に押圧固定する
ことができ、各溝板に備えた複数の係合溝を垂直面上に
より確実に整列せしめることができる。
【0024】第4項に記載の発明に係る多心光コネクタ
用成形型においては、調整部材が溝板と当接する当接面
には面取りが施されているものであるから、各調整部材
が上下の別個の溝板と干渉するようなことがなく、各溝
板の整合を容易に行うことができるものである。
【0025】第5項に記載の発明に係る多心光コネクタ
用成形型においては、調整部材の厚さを、溝板の板厚に
等しく、又は溝板の板厚より僅かに薄く設けてなるもの
であるから、調整部材の積層高さ寸法が溝板の積層高さ
寸法より大きくなることがなく、上型等によって溝板を
上方向から押圧固定するとき、調整部材が押圧固定の妨
げとなるようなことがないものである。
【0026】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例について説
明するに、前述した従来の構成部材と同一機能を奏する
構成部材には同一符号を付することとして重複した説明
は省略する。
【0027】図1,図2を参照するに、本実施例に係る
多心光コネクタ用成形型11は、前述した従来の多心光
コネクタ用成形型と同様に下型11Lと、この下型11
Lと対応する上型11Uとを備えている。
【0028】上記下型11Lは、入子13を着脱可能に
係合する入子係合部31を備えていると共に、複数枚の
溝板15を重ねた重合体(積層体)を着脱可能に係合す
る重合体係合部33を備えており、さらにキャビティ1
7を備えている。
【0029】前記上型11Uは下型11Lと対応して下
型11Lの上部を密閉すると共に前記溝板15を下方向
へ押圧固定する機能を奏するものであり、適宜位置には
従来の構成と同様に充填口(図示省略)を備えている。
【0030】なお上型11Uは、例えばボルト等のごと
き適宜の固定具(図示省略)によって下型11Lに着脱
可能に固定されるものである。
【0031】下型11Lにおける前記係合部33の一側
面と溝板15を積層した積層体(重合体)の一側面との
間には、各溝板15と対応した複数の調整部材35が積
層状態で収容してある。すなわち、前記係合部33の一
側に、調整部材35の積層体を収容する収容部を設けた
態様である。
【0032】前記調整部材35は、例えばブロックゲー
ジ等よりなるものであって、図1における左右方向の寸
法Wは、例えば0.2μm又は0.5μm毎に寸法の異
なるものを多数用意してある。また、上記調整部材35
の厚さ寸法Hは、溝板15の板厚に等しく、又は僅かに
薄く設けてあって、溝板15の板厚をH0 としたとき、
0 ≧Hの関係にある。
【0033】したがって、調整部材35を複数積層した
場合の高さ寸法は同数の溝板15の積層高さ寸法より大
きくなることがないものであり、上型11U等によって
溝板15を押圧するとき、調整部材35が妨げとなるよ
うなことはないものである。
【0034】さらに前記調整部材35は、溝板15との
当接面に面取り35Cが施してある。なお、本実施例に
おいては当接面及び反対側の面にも面取り35Cが施し
てある。
【0035】したがって、調整部材35の上下を気にせ
ずに積層した場合であっても当接面に面取り35Cを備
えた態様となり、調整部材35の積層を方向性を気にせ
ずに容易に行うことができる。
【0036】また、調整部材35の当接面に面取り35
Cが形成してあることにより、調整部材35は対応した
溝板15の上下に位置する他の溝板15と干渉すること
がなく、対応した溝板15の位置決めを精度良く行うこ
とができるものである。
【0037】前記係合部33の他側には、各溝板15を
対応した各調整部材35へ押圧し当接するための押圧手
段37が設けてある。すなわち、係合部33の他側には
傾斜面39が形成してあり、この傾斜面39に沿って上
下動可能の楔部材41が設けてある。
【0038】なお、この実施例においては、前記楔部材
41と積層した各溝板15の他側面との間にも、各溝板
15に対応して調整部材35が積層して配置してある。
【0039】以上のごとき構成において、複数枚積層し
た各溝板15における各係合溝27が垂直面上に整列し
ない場合には、横巾の寸法Wが各種寸法の調整部材35
を選択し又は作成して係合部33の一側面と積層した各
溝板15と間に介在することにより、各溝板15におけ
る各係合溝27を各係合溝27の長手方向に平行な垂直
面上に整列させることができる。
【0040】上述のごとく各調整部材35を適宜に選択
して各溝板15における各係合溝27が垂直面上に整列
した状態となるように調整した後、各溝板材15の他側
面と楔部材41との間に複数の調整部材35を積層介在
する。この場合、楔部材41によって各溝板15が均等
に押圧されるように各調整部材35の寸法を選択して積
層するものである。
【0041】したがって、本実施例によれば、入子13
に備えたファイバ孔成形ピン23を各溝板15の係合溝
27に係合すると共に、入子13に備えたガイド孔成形
ピン25を支持溝29に係合した状態において下型11
L内にセットした後、下型11Lに上型11Uを取付け
て楔部材41を押圧すると共に溝板15を押圧すると、
楔部材39によって各溝板15は一側の対応した調整部
材35に押圧当接して位置決めされるので、各溝板15
における各係合溝27は垂直面上に整列することとな
る。
【0042】よって、成形型11のキャビティ17内へ
樹脂を充填して多心光コネクタ1を成形すると、多心光
コネクタ1における複数のファイバ孔5は、ファイバ孔
5に平行な方向の垂直面上に整列されるものである。
【0043】すなわち本実施例によれば、溝板15にお
ける基準面としての一側面15Fから係合溝27までの
寸法に寸法誤差がある場合、その寸法誤差に対応した幅
寸法Wの調整部材35を選択して又は作成して積層する
ことにより、各溝板15における係合溝27のピッチが
高精度である限り各係合溝27を垂直面上に整列せしめ
ることができるので、基準面としての一側面15Fから
係合溝27までの寸法に寸法誤差がある溝板15の場合
であっても、当該溝板15を有効に使用することができ
るものである。
【0044】また、各溝板15における各係合溝27
を、係合溝27の長手方向に平行な垂直面上に整列せし
めることができるので、成形加工で得られた多心光コネ
クタ1における各ファイバ孔5は、ファイバ孔5の軸心
と平行な垂直面上に整列することとなり、高精度の多心
光コネクタ1を得ることができる。
【0045】図3は第2実施例を示すもので、この第2
実施例においては、楔部材41でもって積層した溝板1
5を直接押圧する構成としたもので、他の構成は第1実
施例の構成と同一である。したがって、同一機能を奏す
る構成部分には同一符号を付することとして、重複した
説明は省略する。
【0046】この第2実施例においても第1実施例と同
様の効果を奏するものである。
【0047】図4は第3実施例を示すものである。この
第3実施例においては、押圧手段37として、第1実施
例の楔部材41を用いた楔機構に代えて螺子機構を用い
た構成である。すなわち、この第3実施例においては、
下型11Lにおける凹部33の側壁33Wに移動自在に
螺合した螺子部材43でもって押圧板45を進退し、こ
の押圧板45によって他側の積層した調整部材35を押
圧する構成である。
【0048】また、第3実施例においては、上型11U
に移動自在に螺合した適数の押圧螺子47でもって上部
押圧板49を押圧し、この上部押圧板49でもって積層
した溝板15、調整部材35を押圧する構成である。
【0049】この第3実施例においても、前述した第1
実施例と同様の効果を奏するものである。
【0050】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明の第1項に記載の発明に係る多心光コ
ネクタ用成形型は、複数本のファイバ孔成形ピンを備え
ると共にガイド孔成形ピンを備えた入子と、上記複数の
ファイバ孔成形ピンを係合支持する複数の係合溝を備え
た複数の溝板と、複数のファイバ孔成形ピンを係合支持
する複数の係合溝を備えると共にガイド孔成形ピンを係
合支持する支持溝を備えた適数の溝板とを重ねた構成の
重合体と、上記入子を係合自在の入子係合部及び上記重
合体を係合自在の重合体係合部を備えると共にコネクタ
成形用のキャビティを備えた下型と、上記下型と対応す
る上型と、を備えてなる多心光コネクタ用成形型におい
て、前記重合体係合部の一側に、各溝板の一側面に対応
した複数の調整部材を積層状態に収納可能の調整部材収
納部を設け、かつ各溝板を各調整部材へ当接押圧するた
めの押圧手段を重合体係合部の他側に設けてなるもので
ある。
【0051】したがって、各溝板に形成した各係合溝が
垂直面上に整列するように、各調整部材の寸法を種々に
変更することにより、各溝板の基準面しての一側面から
各係合溝までの寸法精度に誤差がある場合であっても、
各係合溝のピッチが正確である限り、各溝板に形成した
各係合溝を垂直面上に整列することができ、より高精度
の多心光コネクタを得ることができるものである。
【0052】第2項に記載の発明に係る多心光コネクタ
用成形型においては、押圧手段を、各溝板を各調整部材
へ押圧自在の楔機構又は螺子機構より構成してなるもの
であるから、各溝板を各調整部材へ確実に押圧して当接
することができ、各溝板に備えた複数の係合溝を垂直面
上に確実に整列せしめることができるものである。
【0053】第3項に記載の発明に係る多心光コネクタ
用成形型においては、楔機構又は螺子機構と各溝板の他
側面との間に、各溝板に対応した複数の調整部材を積層
して介在した構成であるから、各溝板の両側に調整部材
が配置された構成となり、各溝板を確実に押圧固定する
ことができ、各溝板に備えた複数の係合溝を垂直面上に
より確実に整列せしめることができるものである。
【0054】第4項に記載の発明に係る多心光コネクタ
用成形型においては、調整部材が溝板と当接する当接面
には面取りが施されているものであるから、各調整部材
が上下の別個の溝板と干渉するようなことがなく、各溝
板の整合を容易に行うことができるものである。
【0055】第5項に記載の発明に係る多心光コネクタ
用成形型においては、調整部材の厚さを、溝板の板厚に
等しく、又は溝板の板厚より僅かに薄く設けてなるもの
であるから、調整部材の積層高さ寸法が溝板の積層高さ
寸法より大きくなることがなく、上型等によって溝板を
上方向から押圧固定するとき、調整部材が押圧固定の妨
げとなるようなことがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る多心光コネクタ用成
形型の断面図で、図2のI−I線に沿った断面図に相当
する。
【図2】図1におけるII−II線に沿った矢視説明図
である。
【図3】第2実施例に係る多心光コネクタ用成形型の断
面説明図である。
【図4】第3実施例に係る多心光コネクタ用成形型の断
面説明図である。
【図5】多心光コネクタの概略的な斜視説明図である。
【図6】従来の多心光コネクタ用成形型の説明図であ
る。
【図7】入子と溝板との関係を示す斜視説明ある。
【符号の説明】
1 多心光コネクタ 5 ファイバ孔 7 ガイド孔 11 成形型 13 入子 15 溝板 17 キャビティ 23 ファイバ孔成形ピン 25 ガイド孔成形ピン 27 係合溝 29 支持溝 31,33 係合部 35 調整部材 35C 面取り 37 押圧手段 41 楔部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−60946(JP,A) 特開 平4−190309(JP,A) 特開 平6−167638(JP,A) 特開 平8−146254(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/24 - 6/255 G02B 6/36 - 6/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のファイバ孔成形ピンを備えると
    共にガイド孔成形ピンを備えた入子と、 上記複数のファイバ孔成形ピンを係合支持する複数の係
    合溝を備えた複数の溝板と、複数のファイバ孔成形ピン
    を係合支持する複数の係合溝を備えると共にガイド孔成
    形ピンを係合支持する支持溝を備えた適数の溝板とを重
    ねた構成の重合体と、 上記入子を係合自在の入子係合部及び上記重合体を係合
    自在の重合体係合部を備えると共にコネクタ成形用のキ
    ャビティを備えた下型と、 上記下型と対応する上型と、 を備えてなる多心光コネクタ用成形型において、 前記重合体係合部の一側に、各溝板の一側面に対応した
    複数の調整部材を積層状態に収納可能の調整部材収納部
    を設け、かつ各溝板を各調整部材へ当接押圧するための
    押圧手段を重合体係合部の他側に設けてなることを特徴
    とする多心光コネクタ用成形型。
  2. 【請求項2】 押圧手段は、各溝板を各調整部材へ押圧
    自在の楔機構又は螺子機構よりなることを特徴とする請
    求項1に記載の多心光コネクタ用成形型。
  3. 【請求項3】 楔機構又は螺子機構と各溝板の他側面と
    の間に、各溝板に対応した複数の調整部材を積層して介
    在した構成であることを特徴とする請求項2に記載の多
    心光コネクタ用成形型。
  4. 【請求項4】 調整部材が溝板と当接する当接面には面
    取りが施されていることを特徴とする請求項1,2又は
    3に記載の多心光コネクタ用成形型。
  5. 【請求項5】 調整部材の厚さは、溝板の板厚に等し
    く、又は溝板の板厚より僅かに薄く設けてなることを特
    徴とする請求項1,2,3又は4に記載の多心光コネク
    タ用成形型。
JP00988795A 1995-01-25 1995-01-25 多心光コネクタ用成形型 Expired - Fee Related JP3471460B2 (ja)

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