JPH08201657A - 集合型多心光コネクタ用金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、接続損失をできる限り小さくして多
心の光ファイバを接続できる集合型多心光コネクタを高
精度で得ることができる金型を提供することを目的とす
る。 【構成】ピン保持部材を収容する収容部を有する第１の
部材と、ガイドピン用溝及び位置合わせピン用溝を有
し、ファイバ穴用ピンを嵌合する溝を有する板状体を載
置する第２の部材と、第１および第２の部材間に挟持さ
れ、キャビティーを構成する凹部を有する第３の部材と
を含む第１のブロック体；ガイドピン用溝及び位置合わ
せピン用溝を有し、板状体が載置された第２の部材上に
載置される第４の部材と、第１の部材上に載置される第
５の部材と、第４および第５の部材間に挟持され、第３
の部材との間でキャビティーを構成する第６の部材とを
含む第２のブロック体；収容部に収容されるピン保持部
材；ガイドピン用溝内に嵌合されるガイドピン；位置合
わせピン用溝内に嵌合される位置合わせピンを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、集合型多心光コネクタ
用金型に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、光通信における通信容量の増大に
伴い、集合型多心光コネクタへの要望が高まってきてい
る。通常、集合型多心光コネクタの製造は、コネクタ同
士の位置合わせを行うガイドピン用穴およびファイバ用
穴に対応する位置に成形ピンを配置してなる金型を用
い、その金型のキャビティー内に成形材料を供給して成
形を行うことにより行われる。

【０００３】ここで使用される金型は、コネクタを形成
するための空間を有すると共にコネクタ同士の位置合わ
せを行うためのガイドピン用穴およびファイバ用穴を金
属ブロック体に形成するための成形ピンを位置決めする
多数の穴をドリル等を用いて形成することにより作製さ
れる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属ブ
ロック体に光ファイバの外径程度の大きさの穴を多数形
成することは非常に難しい。このため、成形ピンを位置
決めするための穴の形状が変わってしまったり、隣接す
る穴のピッチ精度が悪くなってしまう。また、ファイバ
穴用ピンと成形ガイドピンを位置合わせする穴とでは大
きさが異なるため、それぞれ異なるドリルを用いて形成
しなければならない。このため、金型作製中にドリル交
換が必要となり、これにより位置精度が悪くなる。さら
に、それぞれの穴はクラアランスを見込んで形成される
ため、穴に成形ピンを配置したときにクリアランス分だ
け成形ピンがぐらついてしまう。したがって、従来の金
型を用いて得られた集合型多心光コネクタは位置精度が
低いために、多心の光ファイバを接続する際に接続損失
が大きくなってしまう。

【０００５】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、接続損失をできる限り小さくして多心の光ファイ
バを接続できる集合型多心光コネクタを高精度で得るこ
とができる集合型多心光コネクタ用金型を提供すること
を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、ファイバ穴用
ピンを保持してなるピン保持部材を収容する収容部を有
する第１の部材と、第１の成形ガイドピン用溝および第
１の位置合わせピン用溝を有し、前記第１の位置合わせ
ピン用溝に対応する第２の位置合わせピン用溝および前
記ファイバ穴用ピンを嵌合するための溝を有する板状体
を載置する第２の部材と、前記第１および第２の部材間
に挟持されており、キャビティーを構成する凹部を有す
る第３の部材とを含む第１のブロック体；第２の成形ガ
イドピン用溝および前記第１の位置合わせピン用溝に対
応する第２の位置合わせピン用溝を有し、前記板状体が
載置された前記第２の部材上に載置される第４の部材
と、前記第１の部材上に載置される第５の部材と、前記
第４および第５の部材間に挟持されており、前記第３の
部材との間でキャビティーを構成する第６の部材とを含
む第２のブロック体；前記収容部に収容され、光コネク
タのファイバ穴に対応するファイバ穴用ピンを保持する
ためのピン保持部材；前記第１の位置合わせピン用溝に
対応する第２の位置合わせピン用溝を有し、かつ前記フ
ァイバ穴用ピンを嵌合するための溝に前記ファイバ穴用
ピンが嵌合されることにより、前記ファイバ穴用ピンを
固定する板状体；前記第１および第２の成形ガイドピン
用溝内に嵌合される成形ガイドピン；並びに前記第１お
よび第２の位置合わせピン用溝内に嵌合されることによ
り、前記ファイバ穴用ピンと前記成形ガイドピンとの位
置合わせを行う位置合わせピンを具備することを特徴と
する集合型多心コネクタ用金型を提供する。

【０００７】また、本発明は、ファイバ穴用ピンを保持
してなるピン保持部材を収容する収容部を有する第１の
部材と、第１の成形ガイドピン用溝、第１の位置合わせ
ピン用溝および前記ファイバ穴用ピンを嵌合するための
溝を有し、かつ前記第１の位置合わせピン用溝に対応す
る第２の位置合わせピン用溝と前記ファイバ穴用ピンを
嵌合するための溝を有する板状体を載置する第２の部材
と、前記第１および第２の部材間に挟持されており、キ
ャビティーを構成する凹部を有する第３の部材とを含む
第１のブロック体；前記第２の部材に設けられた第１の
成形ガイドピン用溝に対応する第２の成形ガイドピン用
溝、前記板状体に設けられた第２の位置合わせピン用溝
に対応する第３の位置合わせピン用溝および前記ファイ
バ穴用ピンを嵌合するための溝を有し、前記板状体が載
置された前記第２の部材上に載置される第４の部材と、
前記第１の部材上に載置される第５の部材と、前記第４
および第５の部材間に挟持されており、前記第３の部材
との間でキャビティーを構成する第６の部材とを含む第
２のブロック体；前記第１の位置合わせピン用溝または
前記第３の位置合わせピン用溝に対応する第２の位置合
わせピン用溝を有し、かつ前記ファイバ穴用ピンを嵌合
するための溝に前記ファイバ穴用ピンが嵌合されること
により、前記ファイバ穴用ピンを固定する板状体；前記
第１および第２の成形ガイドピン用溝内に嵌合される成
形ガイドピン；並びに前記第１および第２の位置合わせ
ピン用溝内、並びに第２および第３の位置合わせピン用
溝内にそれぞれ嵌合されることにより、前記ファイバ穴
用ピンと前記成形ガイドピンとの位置合わせを行う位置
合わせピンを具備することを特徴とする集合型多心光コ
ネクタを提供する。

【０００８】ここで、第１および第２の成形ガイドピン
用溝、第１および第２の位置合わせピン用溝、並びにフ
ァイバ穴用ピンを嵌合するための溝の断面形状として
は、略Ｖ字形状、略台形状等のそれぞれのピンを確実に
載置できるような形状であればよい。

【０００９】本発明においては、第１および第２のブロ
ック体の形状は適宜変更してもよい。すなわち、ファイ
バ穴用ピンを嵌合するための溝を有する板状体を、必要
に応じてゴム、アルミニウム、プラスチック等からなる
スペーサーを介して第２および第４の部材で収容しても
よく、第１〜第３の部材および／または第４〜第６の部
材を一体的に構成してもよい。また、第１および第２の
成形ガイドピン用溝、第１、第２および第３の位置合わ
せピン用溝、並びにファイバ穴用ピンを嵌合するための
溝を形成する位置は、成形ガイドピン、位置合わせピ
ン、およびファイバ穴用ピンを確実にかつ位置精度良く
配置できるように、第２および第４の部材や板状体に適
宜変更して設定することができる。

【００１０】

【作用】本発明の集合型多心コネクタ用金型は、ピン保
持部材を収容する収容部を有する第１の部材と、ファイ
バ穴用ピンを嵌合する溝を有する板状体を載置する第２
の部材と、キャビティーを構成する凹部を有する第３の
部材とを含む第１のブロック体；板状体が載置された第
２の部材上に載置される第４の部材と、第１の部材上に
載置される第５の部材と、第４および第５の部材間に挟
持され、第３の部材との間でキャビティーを構成する第
６の部材とを含む第２のブロック体；収容部に収容され
るピン保持部材；ファイバ穴用ピンを固定する板状体；
成形ガイドピン用溝内に嵌合される成形ガイドピン；位
置合わせピン用溝内に嵌合される位置合わせピンを具備
することを特徴としている。

【００１１】上記構成によれば、部材もしくは板状体に
機械加工により容易に溝を形成することができるので、
機械加工の精度がそのまま溝のピッチ精度に投影され
る。このため、位置精度が高い集合型多心光コネクタを
得ることができる。また、このような構成であるため
に、それぞれの溝のピッチの制御等が容易である。

【００１２】さらに、それぞれのピンはそれぞれの溝に
確実に載置されるので、ピンの位置ずれを防止すること
ができ、寸法精度がより高い集合型多心光コネクタを得
ることができる。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。

【００１４】図１は本発明の集合型多心光コネクタ用金
型の一実施例を示す概略図である。図中１１は第１の部
材である下側保持部材側中子を示す。下側保持部材側中
子１１には、光コネクタのファイバ穴に対応するファイ
バ穴用ピン１２を保持するピン保持部材１３を収容する
ための収容部１４が設けられている。このピン保持部材
１３は、ファイバ穴用ピン１２がキャビティー内に延出
するようにして収容部１４内に設置される。

【００１５】図中１５は第２の部材である下側Ｖ溝中子
を示す。下側Ｖ溝中子１５には、幅の異なる板状体１６
ａ〜１６ｄを載置するように、階段状の段差が設けられ
ている。また、下側Ｖ溝中子１５には、一対の第１の成
形ガイドピン用溝１７および複数対の第１の位置合わせ
ピン用溝１８が形成されている。具体的には、図２に示
すように、一番短い板状体１６ａを設置する部分の底面
１５ａには、一対の第１の成形ガイドピン用溝１７およ
び一対の第１の位置合わせピン用溝１８が形成されてお
り、他の板状体１６ｂ〜１６ｄを支持するフランジ部分
１５ｂおよび第４の部材である上側Ｖ溝中子２２と当接
するフランジ部分１５ｃには、一対の第１の位置合わせ
ピン用溝１８がそれぞれ形成されている。

【００１６】底面１５ａの第１の成形ガイドピン用溝１
７には、成形ガイドピン１９が載置され、第１の位置合
わせピン用溝１８には、位置合わせピン２０が載置され
る。なお、成形ガイドピン１９は、板状体１６ａと第１
の成形ガイドピン用溝１７とにより固定され、位置合わ
せピン２０は第１の位置合わせピン用溝１８と、板状体
１６ａ〜１６ｄもしくは上側Ｖ溝中子２２と当接する面
に設けられた第２の位置合わせピン用溝２１とにより固
定される。すなわち、成形ガイドピン１９は、板状体１
６ａと第１の成形ガイドピン用溝１７とにより形成され
た領域内に嵌合され、位置合わせピン２０は第１の位置
合わせピン用溝１８と、板状体１６ａ〜１６ｄもしくは
上側Ｖ溝中子２２と当接する面に設けられた第２の位置
合わせピン用溝２１とにより形成された領域内に嵌合さ
れる。

【００１７】また、板状体１６ａ〜１６ｄおよび必要に
応じて板状体１６ｄと上側Ｖ溝中子２２とが当接する上
側Ｖ溝中子２２面には、ファイバ穴用ピン１２を嵌合す
るための溝２３が形成されている。さらに、板状体１６
ｄと上側Ｖ溝中子２２とが当接する上側Ｖ溝中子２２の
当接面には、成形ガイドピン１９を載置するための第２
の成形ガイドピン用溝２４が設けられている。ファイバ
穴用ピン１２は、溝２３と底面１５ａもしくは板状体１
６ａ〜１６ｄとにより形成された領域内に嵌合され、成
形ガイドピン１９は、板状体１６ｄと第２の成形ガイド
ピン用溝２４とにより形成された領域内に嵌合される。

【００１８】下側保持部材側中子１１と下側Ｖ溝中子１
５との間には、第３の部材である下側成形部入れ子２５
が配置されている。下側成形部入れ子２５には、キャビ
ティーを構成するための凹部２５ａが設けられている。

【００１９】また、下側保持部材側中子１１上には、下
側保持部材側中子１１と当接する第５の部材である上側
保持部材側中子２６が配置されている。さらに、上側保
持部材側中子２６と上側Ｖ溝中子２２との間には、第６
の部材である上側成形部入れ子２７が配置されている。

【００２０】ここで、上下Ｖ溝中子１５，２２および板
状体の構成としては、図３〜図５に示すように、上下Ｖ
溝中子１５，２２を当接させたときに空間が形成される
ように、上下Ｖ溝中子１５，２２にそれぞれ凹部を設け
ておき、それぞれの凹部により構成される空間に板状体
を積層してなるブロックを配置した構成でもよい。すな
わち、下側Ｖ溝中子１５と上側Ｖ溝中子２２を当接させ
たときに形成される空間に、板状体２９を積層し、ゴ
ム、アルミニウム、プラスチック等からなるスペーサー
２８を介してさらに板状体２９を積層してなるブロック
を配置した構成でもよい。この場合、成形ガイドピン１
９は、上下Ｖ溝中子１５，２２に設けられた成形ガイド
ピン用溝３０（下側Ｖ溝中子１５に設けられたものが第
１の成形ガイドピン用溝、上側Ｖ溝中子２２に設けられ
たものが第２の成形ガイドピン用溝に相当する）により
形成された領域に嵌合され、位置合わせピン２０は、板
状体２９もしくは上下Ｖ溝中子１５，２２の凹部の底面
に設けられた位置合わせピン用溝３１（下側Ｖ溝中子１
５に設けられたものが第１の位置合わせピン用溝、板状
体２９に設けられたものが第２の位置合わせピン用溝、
上側Ｖ溝中子２２に設けられたものが第３の位置合わせ
ピン用溝に相当する）により形成された領域に嵌合され
る。

【００２１】また、上下Ｖ溝中子１５，２２および板状
体の構成としては、図６および図７に示すように、成形
ガイドピン用溝３０およびファイバ穴用ピン１２を嵌合
するための溝２３を有するスペーサー３２を上下Ｖ溝中
子１５，２２の間に介在させた構成でもよい。この場
合、成形ガイドピン１９は、上下Ｖ溝中子１５，２２と
スペーサー３２とにより形成された領域に嵌合される。

【００２２】図３〜図７に示す構成にすることにより、
より多くの光ファイバを一度に接続できる光コネクタを
作製することができる。

【００２３】上記構成を有する本発明の集合型多心光コ
ネクタ用金型を成形装置に設置した状態を図８〜図１０
に示す。図８（Ａ）および（Ｂ）は、下側保持部材側中
子１１、下側成形部入れ子２５、および下側Ｖ溝中子１
５（第１のブロック体）を示す平面図および側面図であ
り、図９（Ａ）および（Ｂ）は、上側保持部材側中子２
６、上側成形部入れ子２７、および上側Ｖ溝中子２２
（第２のブロック体）を示す平面図および側面図であ
る。また、図１０は、集合型多心光コネクタ用金型のキ
ャビティーを示す側面の断面図である。なお、図８
（Ａ）中３４は成形型板３３のランナーを示し、３５は
ゲートを示す。

【００２４】図８および図９に示すように成形型板３３
に組み込まれた第１および第２のブロック体を用いて樹
脂で成形を行うと、図１０に斜線で示す成形体である集
合型多心光コネクタ３６が得られる。なお、図１０中３
７はパーティングラインを示す。

【００２５】上記構成を有する集合型多心光コネクタ用
金型によれば、部材もしくは板状体に機械加工により溝
を形成するので、機械加工の精度がそのまま溝のピッチ
精度に投影される。このため、この金型により得られる
成形体のファイバ穴ピッチやガイドピン穴ピッチは、機
械加工の精度を有することになる。したがって、位置精
度が高い集合型多心光コネクタを得ることができる。ま
た、溝の機械加工は容易に行うことができるので、それ
ぞれの溝のピッチの制御等が容易である。

【００２６】さらに、それぞれのピンはそれぞれの溝に
確実に載置されるので、ピンの位置ずれを防止すること
ができ、寸法精度がより高い集合型多心光コネクタを得
ることができる。

【００２７】また、本発明においては、図１１に示すよ
うに、下側保持部材側中子、下側成形部入れ子、および
下側Ｖ溝中子を下側ブロック体３８として一体として形
成し、上側保持部材側中子、上側成形部入れ子、および
上側Ｖ溝中子を上側ブロック体３９として一体に形成し
てもよい。この場合、ピン保持部材１３の脱着を容易に
するために、ピン保持部材１３を載置する周辺部分に階
段状の段差を形成し、その段差に組み込むことができる
スペーサー４０を配置することが好ましい。

【００２８】このようにして得られた集合型多心光コネ
クタ３６には、図１２に示すように、コネクタブーツ４
１が取り付けられ、そこから光ファイバテープ４２が挿
入される。このように光ファイバテープ４２が挿着され
た集合型多心光コネクタ３６は、ガイドピン４３をガイ
ドピン穴４４に嵌合させることにより被接続面が当接さ
れ、光ファイバ４５同士が接続される。

【００２９】この場合、集合型多心光コネクタ３６のフ
ァイバ穴のピッチは機械加工精度が投影されており高精
度であるため、光ファイバ４５同士が低い光損失で接続
される。

【００３０】

【発明の効果】以上説明した如く本発明の集合型多心光
コネクタ用金型は、ピン保持部材を収容する収容部を有
する第１の部材と、ファイバ穴用ピンを嵌合する溝を有
する板状体を載置する第２の部材と、キャビティーを構
成する凹部を有する第３の部材とを含む第１のブロック
体；板状体が載置された第２の部材上に載置される第４
の部材と、第２の部材上に載置される第５の部材と、第
４および第５の部材間に挟持され、第３の部材との間で
キャビティーを構成する第６の部材とを含む第２のブロ
ック体；収容部に収容されるピン保持部材；ファイバ穴
用ピンを固定する板状体；成形ガイドピン用溝内に嵌合
される成形ガイドピン；位置合わせピン用溝内に嵌合さ
れる位置合わせピンを具備するので、接続損失をできる
限り小さくして多心の光ファイバを確実に接続できる集
合型多心光コネクタを高精度で得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の集合型多心光コネクタ用金型の一実施
例を示す概略図。

【図２】本発明の集合型多心光コネクタ用金型の第２お
よび第４の部材の構成の一例を説明するための図。

【図３】本発明の集合型多心光コネクタ用金型の第２お
よび第４の部材の構成の他の例を説明するための図。

【図４】本発明の集合型多心光コネクタ用金型の第２お
よび第４の部材の構成の他の例を説明するための図。

【図５】本発明の集合型多心光コネクタ用金型の第２お
よび第４の部材の構成の他の例を説明するための図。

【図６】本発明の集合型多心光コネクタ用金型の第２お
よび第４の部材の構成の他の例を説明するための図。

【図７】本発明の集合型多心光コネクタ用金型の第２お
よび第４の部材の構成の他の例を説明するための図。

【図８】（Ａ）は本発明の集合型多心光コネクタ用金型
の第１〜第３の部材を示す平面図、（Ｂ）は本発明の集
合型多心光コネクタ用金型の第１〜第３の部材を示す側
面図。

【図９】（Ａ）は本発明の集合型多心光コネクタ用金型
の第４〜第６の部材を示す平面図、（Ｂ）は本発明の集
合型多心光コネクタ用金型の第４〜第６の部材を示す側
面図。

【図１０】本発明の集合型多心光コネクタ用金型のキャ
ビティーを説明するための図。

【図１１】本発明の集合型多心光コネクタ用金型の他の
実施例を示す概略図。

【図１２】本発明の集合型多心光コネクタ用金型を用い
て得られた集合型多心光コネクタを示す斜視図。

【符号の説明】

１１，２６…保持部材側中子、１２…ファイバ穴用ピ
ン、１３…ピン保持部材、１４…収容部、１５，２２…
Ｖ溝中子、１５ａ…底面、１５ｂ，１５ｃ…フランジ部
分、１６ａ〜１６ｄ，２９…板状体、１７，２４，３０
…成形ガイドピン用溝、１８，２１…位置合わせピン用
溝、１９…成形ガイドピン、２０…位置合わせピン、２
３…溝、２５，２７…成形部入れ子、２５ａ…凹部、２
８，３２，４０…スペーサー、３３…成形型板、３４…
ランナー、３５…ゲート、３６…集合型多心光コネク
タ、３７…パーティングライン、４１…コネクタブー
ツ、４２…光ファイバテープ、４３…ガイドピン、４４
…ガイドピン穴、４５…光ファイバ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 繁松 孝 東京都千代田区丸の内２丁目６番１号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 山川 淳 東京都千代田区丸の内２丁目６番１号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 長沢 真二 東京都千代田区内幸町一丁目１番６号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ファイバ穴用ピンを保持してなるピン保持
   部材を収容する収容部を有する第１の部材と、第１の成
   形ガイドピン用溝および第１の位置合わせピン用溝を有
   し、前記第１の位置合わせピン用溝に対応する第２の位
   置合わせピン用溝および前記ファイバ穴用ピンを嵌合す
   るための溝を有する板状体を載置する第２の部材と、前
   記第１および第２の部材間に挟持されており、キャビテ
   ィーを構成する凹部を有する第３の部材とを含む第１の
   ブロック体、 第２の成形ガイドピン用溝および前記第１の位置合わせ
   ピン用溝に対応する第２の位置合わせピン用溝を有し、
   前記板状体が載置された前記第２の部材上に載置される
   第４の部材と、前記第１の部材上に載置される第５の部
   材と、前記第４および第５の部材間に挟持されており、
   前記第３の部材との間でキャビティーを構成する第６の
   部材とを含む第２のブロック体、 前記収容部に収容され、光コネクタのファイバ穴に対応
   するファイバ穴用ピンを保持するためのピン保持部材、 前記第１の位置合わせピン用溝に対応する第２の位置合
   わせピン用溝を有し、かつ前記ファイバ穴用ピンを嵌合
   するための溝に前記ファイバ穴用ピンが嵌合されること
   により、前記ファイバ穴用ピンを固定する板状体、 前記第１および第２の成形ガイドピン用溝内に嵌合され
   る成形ガイドピン、並びに前記第１および第２の位置合
   わせピン用溝内に嵌合されることにより、前記ファイバ
   穴用ピンと前記成形ガイドピンとの位置合わせを行う位
   置合わせピンを具備することを特徴とする集合型多心コ
   ネクタ用金型。
2. 【請求項２】ファイバ穴用ピンを保持してなるピン保持
   部材を収容する収容部を有する第１の部材と、第１の成
   形ガイドピン用溝、第１の位置合わせピン用溝および前
   記ファイバ穴用ピンを嵌合するための溝を有し、かつ前
   記第１の位置合わせピン用溝に対応する第２の位置合わ
   せピン用溝と前記ファイバ穴用ピンを嵌合するための溝
   を有する板状体を載置する第２の部材と、前記第１およ
   び第２の部材間に挟持されており、キャビティーを構成
   する凹部を有する第３の部材とを含む第１のブロック
   体、 前記第２の部材に設けられた第１の成形ガイドピン用溝
   に対応する第２の成形ガイドピン用溝、前記板状体に設
   けられた第２の位置合わせピン用溝に対応する第３の位
   置合わせピン用溝および前記ファイバ穴用ピンを嵌合す
   るための溝を有し、前記板状体が載置された前記第２の
   部材上に載置される第４の部材と、前記第１の部材上に
   載置される第５の部材と、前記第４および第５の部材間
   に挟持されており、前記第３の部材との間でキャビティ
   ーを構成する第６の部材とを含む第２のブロック体、 前記第１の位置合わせピン用溝または前記第３の位置合
   わせピン用溝に対応する第２の位置合わせピン用溝を有
   し、かつ前記ファイバ穴用ピンを嵌合するための溝に前
   記ファイバ穴用ピンが嵌合されることにより、前記ファ
   イバ穴用ピンを固定する板状体、 前記第１および第２の成形ガイドピン用溝内に嵌合され
   る成形ガイドピン、並びに前記第１および第２の位置合
   わせピン用溝内、並びに第２および第３の位置合わせピ
   ン用溝内にそれぞれ嵌合されることにより、前記ファイ
   バ穴用ピンと前記成形ガイドピンとの位置合わせを行う
   位置合わせピンを具備することを特徴とする集合型多心
   光コネクタ。