JP3470968B1 - 辛子明太筋子および辛子明太いくらの製造方法 - Google Patents

辛子明太筋子および辛子明太いくらの製造方法

Info

Publication number
JP3470968B1
JP3470968B1 JP2003006470A JP2003006470A JP3470968B1 JP 3470968 B1 JP3470968 B1 JP 3470968B1 JP 2003006470 A JP2003006470 A JP 2003006470A JP 2003006470 A JP2003006470 A JP 2003006470A JP 3470968 B1 JP3470968 B1 JP 3470968B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
seasoning liquid
seasoning
salt
pepper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003006470A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004129644A (ja
Inventor
勲 菊地
Original Assignee
勲 菊地
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 勲 菊地 filed Critical 勲 菊地
Priority to JP2003006470A priority Critical patent/JP3470968B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3470968B1 publication Critical patent/JP3470968B1/ja
Publication of JP2004129644A publication Critical patent/JP2004129644A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 辛味が長期間持続する辛子明太筋子の製造方
法を提供する。 【解決手段】 発酵調味料35.0重量%、日本酒2
0.0重量%、L−グルタミン酸ナトリウム8.0重量
%、ソルビット5.0重量%、食塩3.5重量%、グリ
シン1.0重量%、ステビア抽出物0.2重量%、及び
水27.3重量%からなる第1調味液を作る段階と、第
1調味液74.0重量%〜78.0重量%、日本酒1
5.0重量%〜19.0重量%、及び醤油5.0重量%
〜9.0重量%からなる第2調味液を作る段階と、第2
調味液80.0kgに、食塩8.0kg、唐辛子640
g等を投入し攪拌混合して第3調味液を作る段階と、身
締剤を作る段階と、第3調味液88.8kg及び身締剤
200〜400gを容器に入れて攪拌混合し、原卵10
0kgを投入し、3時間程度漬け込む段階と、得られた
味付筋子に粉末唐辛子をまぶし、熟成させる段階とを含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、水産加工品
の製造方法に関する。より詳細には、本発明は、辛子明
太筋子および辛子明太いくらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】タラコを加工した辛子明太子は、人気の
ある水産加工品のひとつであるが、筋子やいくらに辛子
などをまぶして加工する水産加工品は、筋子やいくらの
粒が大きくて辛子などを一様にまぶすのが難しく加工し
にくいため、従来は、製造されていなかった。このよう
な状況に鑑み、本発明者は、粒の大きい筋子やいくらで
も加工することができる製造方法を提案した(特公平1
−39740号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の製造方法により
製造された辛子明太筋子及び辛子明太いくらは、消費者
に好評を博したが、辛味が長期間持続しないという改善
点があった。また、従来、筋子やいくらを製造する際に
は、卵質の締まりを良くして保存性を高めるため、塩分
濃度を高めにしていたが、塩分濃度を高くすると、塩辛
くなり、健康嗜好が騒がれる昨今では、消費者に敬遠さ
れるという弊害があった。また、塩分濃度を高くする
と、時間の経過とともに、油やけする等の課題もあっ
た。一方、塩分濃度を低くすると、消費者に好まれると
いう利点を有するものの、卵質の締まりが悪くなり、保
存がきかないという弊害があった。そこで、本発明者
は、鋭意研究開発を行い、辛味が長期間持続するととも
に、良好な保存性を保持しつつ塩分濃度を低くした辛子
明太筋子および辛子明太いくらの製造方法を案出した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に記載の辛
子明太筋子の製造方法は、発酵調味料35.0重量%、
日本酒20.0重量%、L−グルタミン酸ナトリウム
8.0重量%、ソルビット5.0重量%、食塩3.5重
量%、グリシン1.0重量%、ステビア抽出物0.2重
量%、及び水27.3重量%からなる第1調味液を作る
段階と、前記第1調味液74.0重量%〜78.0重量
%、日本酒15.0重量%〜19.0重量%、及び醤油
5.0重量%〜9.0重量%からなる第2調味液を作る
段階と、前記第2調味液80.0kgに、食塩8.0k
g、唐辛子640g、及びサイクロデキストリン160
gを投入し攪拌混合して第3調味液を作る段階と、乳酸
カルシウム30重量%〜40重量%、酢酸ナトリウム5
0重量%〜65重量%、及び塩化ナトリウム5重量%〜
10重量%からなり、原卵を堅く締めるための身締剤を
作る段階と、前記第3調味液88.8kg及び前記身締
剤200〜400gを容器に入れて攪拌混合し、その中
に原卵100kgを投入し、3時間〜3時間半漬け込む
段階と、このようにして得られた味付筋子に粉末唐辛子
をまぶした後、1週間〜10日程度熟成させる段階とを
含むことを特徴とするものである。
【0005】本願請求項2に記載の辛子明太いくらの製
造方法は、発酵調味料35.0重量%、日本酒20.0
重量%、L−グルタミン酸ナトリウム8.0重量%、ソ
ルビット5.0重量%、食塩3.5重量%、グリシン
1.0重量%、ステビア抽出物0.2重量%、及び水2
7.3重量%からなる第1調味液を作る段階と、前記第
1調味液74.0重量%〜78.0重量%、日本酒1
5.0重量%〜19.0重量%、及び醤油5.0重量%
〜9.0重量%からなる第2調味液を作る段階と、前記
第2調味液50.0kgに、食塩5.0kg、唐辛子4
00g、及びサイクロデキストリン100gを投入し攪
拌混合して第4調味液を作る段階と、乳酸カルシウム3
0重量%〜40重量%、酢酸ナトリウム50重量%〜6
5重量%、及び塩化ナトリウム5重量%〜10重量%か
らなり、原卵を堅く締めるための身締剤を作る段階と、
前記第4調味液55.5kg及び前記身締剤200〜4
00gを容器に入れて攪拌混合し、その中に原卵100
kgを投入し、30分間漬け込む段階と、このようにし
て得られた味付いくらに粉末唐辛子をまぶす段階とを含
むことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施の形態
について詳細に説明する。まず、味付け調味の中心とな
る唐辛子調味液(第1調味液)を作る。唐辛子調味液
(第1調味液)の成分は、発酵調味料35.0重量%、
日本酒20.0重量%、L−グルタミン酸ナトリウム
8.0重量%、ソルビット5.0重量%、食塩3.5重
量%、グリシン1.0重量%、ステビア抽出物0.2重
量%、及び水27.3重量%である。
【0007】次いで、上述の唐辛子調味液(第1調味
液)を含んだ複合調味液(第2調味液)を作る。複合調
味液(第2調味液)の成分は、唐辛子調味液74.0重
量%〜78.0重量%、日本酒15.0重量%〜19.
0重量%、及び醤油5.0重量%〜9.0重量%であ
る。複合調味液の成分は、好ましくは、唐辛子調味液7
6.0重量%、日本酒17.0重量%、及び醤油7.0
重量%である。この複合調味液(第2調味液)は、原卵
に味付けをし、且つ、原卵のくさみを完全に取り除くの
に役立つ。
【0008】次に、辛子明太筋子の製造方法と辛子明太
いくらの製造方法とに分けて説明する。最初に、辛子明
太筋子の製造方法について説明する。まず、上述の複合
調味液(第2調味液)80.0kgに、食塩8.0k
g、唐辛子640g、及びサイクロデキストリン160
gを投入し攪拌混合して第3調味液を作る。
【0009】次いで、原卵を堅く締めるための身締剤を
作る。身締剤の成分は、乳酸カルシウム30重量%〜4
0重量%、酢酸ナトリウム50重量%〜65重量%、及
び塩化ナトリウム5重量%〜10重量%である。
【0010】次いで、原卵(筋子)100kgに対し
て、第3調味液88.8kg及び身締剤200〜400
gを容器に入れて攪拌混合し、その中に原卵(筋子)1
00kgを投入し、約3時間〜約3時間半漬け込む。こ
のようにして得られた味付筋子に粉末唐辛子をまぶした
後、1週間〜10日程度熟成させると、辛子明太筋子が
完成する。
【0011】次に、辛子明太いくらの製造方法について
説明する。まず、上述の複合調味液(第2調味液)5
0.0kgに、食塩5.0kg、唐辛子400g、及び
サイクロデキストリン100gを投入し攪拌混合して第
4調味液を作る。
【0012】次いで、原卵を堅く締めるための身締剤を
作る。身締剤の成分は、辛子明太筋子の場合と同様に、
乳酸カルシウム30重量%〜40重量%、酢酸ナトリウ
ム50重量%〜65重量%、及び塩化ナトリウム5重量
%〜10重量%である。
【0013】次いで、原卵(筋子)100kgに対し
て、第4調味液55.5kg及び身締剤200〜400
gを容器に入れて攪拌混合し、その中に原卵(いくら)
100kgを投入し、約30分漬け込む。このようにし
て得られた味付いくらに粉末唐辛子をまぶすと、辛子明
太いくらが完成する。
【0014】本発明は、以上の発明の実施の形態に限定
されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範
囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範
囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、辛味が長期
間持続し、且つ、身が堅く締まった辛子明太筋子及び辛
子明太いくらを作ることができる。また、本発明の製造
方法によれば、上述の身締剤を投入することにより、塩
分濃度を低くしても、卵質の締まりを良好にすることが
可能になり、好適な保存性を保持しつつ、消費者に好ま
れる減塩筋子・減塩いくらを提供することができる。さ
らに、本発明の製造方法によれば、上述の身締剤を投入
することにより、従来は卵質の締まりを良くすることが
困難であった低級卵や解凍卵であっても、原卵からの水
分の滲出や原卵が崩れて液状化するのを極力抑えること
ができる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 辛子明太筋子の製造方法であって、 発酵調味料35.0重量%、日本酒20.0重量%、L
    −グルタミン酸ナトリウム8.0重量%、ソルビット
    5.0重量%、食塩3.5重量%、グリシン1.0重量
    %、ステビア抽出物0.2重量%、及び水27.3重量
    %からなる第1調味液を作る段階と、 前記第1調味液74.0重量%〜78.0重量%、日本
    酒15.0重量%〜19.0重量%、及び醤油5.0重
    量%〜9.0重量%からなる第2調味液を作る段階と、 前記第2調味液80.0kgに、食塩8.0kg、唐辛
    子640g、及びサイクロデキストリン160gを投入
    し攪拌混合して第3調味液を作る段階と、 乳酸カルシウム30重量%〜40重量%、酢酸ナトリウ
    ム50重量%〜65重量%、及び塩化ナトリウム5重量
    %〜10重量%からなり、原卵を堅く締めるための身締
    剤を作る段階と、 前記第3調味液88.8kg及び前記身締剤200〜4
    00gを容器に入れて攪拌混合し、その中に原卵100
    kgを投入し、3時間〜3時間半漬け込む段階と、 このようにして得られた味付筋子に粉末唐辛子をまぶし
    た後、1週間〜10日程度熟成させる段階と、を含むこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 辛子明太いくらの製造方法であって、 発酵調味料35.0重量%、日本酒20.0重量%、L
    −グルタミン酸ナトリウム8.0重量%、ソルビット
    5.0重量%、食塩3.5重量%、グリシン1.0重量
    %、ステビア抽出物0.2重量%、及び水27.3重量
    %からなる第1調味液を作る段階と、 前記第1調味液74.0重量%〜78.0重量%、日本
    酒15.0重量%〜19.0重量%、及び醤油5.0重
    量%〜9.0重量%からなる第2調味液を作る段階と、 前記第2調味液50.0kgに、食塩5.0kg、唐辛
    子400g、及びサイクロデキストリン100gを投入
    し攪拌混合して第4調味液を作る段階と、 乳酸カルシウム30重量%〜40重量%、酢酸ナトリウ
    ム50重量%〜65重量%、及び塩化ナトリウム5重量
    %〜10重量%からなり、原卵を堅く締めるための身締
    剤を作る段階と、 前記第4調味液55.5kg及び前記身締剤200〜4
    00gを容器に入れて攪拌混合し、その中に原卵100
    kgを投入し、30分間漬け込む段階と、 このようにして得られた味付いくらに粉末唐辛子をまぶ
    す段階と、を含むことを特徴とする方法。
JP2003006470A 2002-08-15 2003-01-15 辛子明太筋子および辛子明太いくらの製造方法 Expired - Fee Related JP3470968B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003006470A JP3470968B1 (ja) 2002-08-15 2003-01-15 辛子明太筋子および辛子明太いくらの製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002-236735 2002-08-15
JP2002236735 2002-08-15
JP2003006470A JP3470968B1 (ja) 2002-08-15 2003-01-15 辛子明太筋子および辛子明太いくらの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3470968B1 true JP3470968B1 (ja) 2003-11-25
JP2004129644A JP2004129644A (ja) 2004-04-30

Family

ID=29714385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003006470A Expired - Fee Related JP3470968B1 (ja) 2002-08-15 2003-01-15 辛子明太筋子および辛子明太いくらの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3470968B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109527483A (zh) * 2019-01-16 2019-03-29 易门山源食品开发有限公司 泡红椒配方及其制备方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5659277B1 (ja) * 2013-08-26 2015-01-28 日本水産株式会社 水産加工品の熟成香増強方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109527483A (zh) * 2019-01-16 2019-03-29 易门山源食品开发有限公司 泡红椒配方及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004129644A (ja) 2004-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100075017A1 (en) Salty taste enhancer, food or drink and method for producing food or drink
GB2464974A (en) Carnallite salt products
JP3470968B1 (ja) 辛子明太筋子および辛子明太いくらの製造方法
CN108013423A (zh) 一种肉制品腌渍料及其制备方法
JP2008199939A (ja) カニ類加工食品の製造方法
JP3051121B1 (ja) とうがらしソ―スの製造方法
KR100537805B1 (ko) 보라새우와 멸치를 주재로 한 젓갈의 제조방법
KR19980068013A (ko) 우동 국물의 제조방법
JP6946674B2 (ja) 畜肉又は魚介風味増強剤
KR20160131541A (ko) 조미액젓의 제조방법
JP2016220650A (ja) 減塩味噌およびその製造方法
KR100965281B1 (ko) 오징어먹물 간장 김치 및 그의 제조방법
KR102661657B1 (ko) 오징어 젓갈 제조방법
KR20180032376A (ko) 미더덕 젓갈의 제조방법 및 이를 이용하여 제조된 미더덕 젓갈
KR20190065692A (ko) 어간장 및 고추장을 함유하는 소스 및 그 제조방법
JPH01132350A (ja) 旨味調味料
JP2018064476A (ja) 味付け魚卵およびその製造方法
JP2003310151A (ja) 新規漬物、調味液及びその製造方法
KR101871606B1 (ko) 새우액젓 샐러드 제조방법
KR100550669B1 (ko) 저식염 냉동 명란젓갈의 제조방법
JP2898155B2 (ja) 浅漬調味料
JP2004283131A (ja) 辛子明太子の製造方法
KR20120060587A (ko) 젓갈류를 이용한 팔도 김치용 조미 양념액 제조방법
JP3572579B2 (ja) ホタテの卵巣・精巣の加工方法及び加工食品
JPS626765B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees