JP3470577B2 - 車高調整装置 - Google Patents

車高調整装置

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JP3470577B2
JP3470577B2 JP34911997A JP34911997A JP3470577B2 JP 3470577 B2 JP3470577 B2 JP 3470577B2 JP 34911997 A JP34911997 A JP 34911997A JP 34911997 A JP34911997 A JP 34911997A JP 3470577 B2 JP3470577 B2 JP 3470577B2
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    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
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    • B60G17/016Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their responsiveness, when the vehicle is travelling, to specific motion, a specific condition, or driver input
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    • B60G2400/106Acceleration; Deceleration longitudinal with regard to vehicle, e.g. braking
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    • B60G2400/20Speed
    • B60G2400/204Vehicle speed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2500/00Indexing codes relating to the regulated action or device
    • B60G2500/30Height or ground clearance

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車高を所定の目標
車高に常に維持するようにした車両の車高調整装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、目標車高に維持するように車
高を調整制御する車高調整装置においては、例えば特開
昭58−36712号公報及び特開昭58−36713
号公報に示されているように、車両の前後方向又は横方
向の加速度が所定値より小さいとき前記車高の変更制御
を許容し、同加速度が所定値より大きくなると車高の変
更制御を禁止するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来装置によれ
ば、車両の前後方向又は横方向の加速度の変化によって
もたらされる車体各部の車高の一時的な変化に起因した
車高の調整の頻度をある程度下げることができる。しか
し、前記所定値を小さな値に設定すれば、車高調整の中
断及び再開の頻度が高くなる。一方、前記所定値を大き
な値に設定すれば、前記加速度の変化に起因した車高の
調整の頻度を下げることができない。そして、どちらの
場合にも、アクチュエータの切換えの頻度が高くなり、
同アクチュエータの切換えに伴う異音の発生回数が多く
なるとともに、切換えによってアクチュエータの耐久性
が悪くなる。
【0004】
【発明の概要】本発明は、上記問題に対処するためにな
されもので、その目的は、アクチュエータの切換えの頻
度をできるだけ低くすることにより、アクチュエータの
切換えに伴う異音の発生頻度を下げるとともに同アクチ
ュエータの耐久性を良好にした車高調整装置を提供する
ことにある。
【0005】前記目的を達成するために、本発明の構成
上の特徴は、車高を増減可能なアクチュエータと、車高
を検出する車高検出手段と、前記検出された車高の目標
車高に対するずれ量が大きくなったとき車高調整の開始
を判定する開始判定手段と、開始判定手段により車高調
整の開始が判定されたとき前記検出された車高が目標車
高になるようにアクチュエータを制御して車高を変更す
る車高変更手段とを備えた車高調整装置において、車両
の前後加速度、横加速度およびこれらの時間微分値のう
ちのいずれかの物理量を検出する物理量検出手段と、前
記検出された物理量が第1所定値よりも大きいとき開始
判定手段による開始の判定を禁止する開始判定禁止手段
と、前記検出された物理量が前記第1所定値以下の状態
で前記車高変更手段によって車高の変更が開始された場
合に、前記検出された物理量が第1所定値より大きな第
2所定値よりも大きくなったとき前記車高変更手段によ
る車高の変更を中断する中断手段とを設けたことにあ
る。
【0006】この場合、前記開始判定手段を、前記検出
された車高の目標車高に対するずれ量を表す値と第3所
定値とを比較して、同ずれ量を表す値が前記第3所定値
よりも大きくなったとき車高調整の開始を判定するよう
に構成すれば、前記開始判定禁止手段を、前記検出され
た物理量が第1所定値よりも大きいとき、前記開始判定
手段におけるずれ量を表す値と第3所定値との比較を禁
止する比較禁止手段で構成できる。
【0007】このように構成した本発明においては、前
記検出した物理量が第1所定値より大きければ、開始判
定禁止手段が、開始判定手段による車高調整の開始の判
定を禁止するので、車高調整が中断されることはない
が、車高調整の開始が禁止される。したがって、前記物
理量の変化に伴う中断手段による車高調整の中断及び再
開の頻度を下げるために第2所定値を大きな値に設定し
ても、前記物理量の変化に伴う車高の変化に起因した車
高の調整の頻度を下げることができる。その結果、本発
明によれば、総合的にアクチュエータの切換えの頻度を
低くすることができ、アクチュエータの切換えに伴う異
音の発生頻度を下げるとともに同アクチュエータの耐久
性を良好にできる。
【0008】また、本発明の他の構成上の特徴は、前記
構成上の特徴である開始判定手段を、前記検出された車
高の前記目標車高に対するずれ量を表す値と第3所定値
とを比較して、同ずれ量を表す値が前記第3所定値より
も大きくなったとき車高調整の開始を判定するように構
成し、前記特徴の開始判定禁止手段を、前記検出された
物理量が第1所定値よりも大きいとき、開始判定手段に
おける第3所定値を、同物理量が第1所定値以下のとき
に比べて大きな値に変更する比較値変更手段で置換した
ことにある。
【0009】これによっても、前記検出した物理量が第
1所定値より大きければ、比較値変更手段が、開始判定
手段における第3所定値を同物理量が第1所定値以下の
ときに比べて大きな値に変更するので、車高調整の開始
がされ難くなる。したがって、この場合、前記中断手段
との協働により、総合的にアクチュエータの切換えの頻
度を低くすることができ、アクチュエータの切換えに伴
う異音の発生頻度を下げるとともに同アクチュエータの
耐久性を良好にできる。
【0010】
【実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面を用い
て説明すると、図1は同実施形態に係る車高調整装置の
全体を概略的に示している。
【0011】この車高調整装置は、左右前輪W1,W2
及び左右後輪W3,W4の各車輪位置にて、車高を設定
するためのアクチュエータを構成する油圧シリンダ11
a〜11dを備えている。油圧シリンダ11a〜11d
は、各車輪W1〜W4を接続したロアアーム12a〜1
2dに下端にてそれぞれ接続され、その上端面からは上
端部を車体10に固定したピストンロッド13a〜13
dが突出している。この油圧シリンダ11a〜11dに
対しては、油路P1〜P4を介して作動油が給排される
ようになっており、同作動油の給排により各車輪位置の
車高がそれぞれ増減される。
【0012】油圧シリンダ11a〜11dと車体10と
の間にはコイルスプリング14a〜14dがそれぞれ介
装され、また油路P1〜P4には可変オリフィス15a
〜15dが介装されるとともにアキュムレータ16a〜
16dがそれぞれ接続されており、同シリンダ11a〜
11dは、コイルスプリング14a〜14d、可変オリ
フィス15a〜15d及びアキュムレータ16a〜16
dと協働して各車輪W1〜W4に対して車体10を弾性
的に支承するとともに車体10の振動を減衰させるショ
ックアブソーバとしての機能も備えている。なお、可変
オリフィス15a〜15dは電気的に制御されてオリフ
ィス開度を可変にするものであるが、本発明には直接関
係しないので、同オリフィス開度の制御については説明
しない。
【0013】油路P1,P2及び油路P3,P4は油圧
シリンダ11a〜11dの反対側端にてそれぞれ共通に
接続されており、油圧シリンダ11a,11bに対する
作動油の給排が油路P1,P2を介して共通に行われる
とともに、油圧シリンダ11c,11dに対する作動油
の給排は油路P3,P4を介して共通に行われる。油路
P2,P4にはそれぞれ電磁切り換えバルブで構成した
ゲートバルブ17b,17dがそれぞれ介装されてお
り、これらのゲートバルブ17b,17dは非通電によ
り図示導通状態にあり、通電により非導通状態に切り換
えられる。これらのゲートバルブ17b,17dは車両
旋回時などの車体10にロールが発生する場合に通電さ
れて油圧シリンダ11a,11b間の連通及び油圧シリ
ンダ11c,11d間の連通をそれぞれ禁止するもので
あるが、本発明には直接関係しないので、これらのゲー
トバルブ17b,17dは常に図示導通状態にあるもの
として以降の説明を行う。また、ゲートバルブ17b,
17dが導通状態にある場合に形成されるオリフィスと
同等な管路抵抗を油路P1,P3にも付与するために、
油路P1,P3には固定オリフィス17a,17cがそ
れぞれ設けられている。
【0014】油圧給排装置は、電動モータ21により駆
動される油圧ポンプ22を備えており、同ポンプ22は
リザーバタンク23から作動油を汲み上げて、チェック
バルブ24を介して油路P5に吐出する。油路P5は油
路P6,P7に分岐され、同分岐された油路P6は油路
P1,P2の接続点に接続されているとともに、油路P
7は油路P3,P4の接続点に接続されている。油路P
6,P7には、電磁切り換えバルブで構成したレベリン
グバルブ25,26がそれぞれ介装されており、同バル
ブ25,26は、非通電により図示非導通状態に保たれ
るとともに通電により導通状態にそれぞれ切り換えられ
る。なお、レベリングバルブ25,26は、非導通状態
にある場合でも、油路P1〜P4の油圧が異常に高くな
った場合には、装置の保護のために油路P1〜P4側か
ら油路P5側への作動油の排出を許容する。
【0015】油路P5とリザーバタンク23との間に
は、排出バルブ27及びリリーフバルブ28が介装され
ている。排出バルブ27は、常時導通状態に保たれてお
り、油圧ポンプ22の吐出油圧が上昇したとき機械的に
非導通状態に切り換えられる。また、この排出バルブ2
7が導通状態に保たれているときの流路面積は、レベリ
ングバルブ25,26が導通状態にあるときの流路面積
に比べて少なくとも2倍以上大きく構成されている。リ
リーフバルブ28は、常時非導通状態に保たれていて、
油路P5の油圧が非常に高くなったときにのみ装置の保
護のために導通状態に切り換えられて、油路P5の作動
油をリザーバタンク23に排出する。
【0016】これらの電動モータ21及びレベリングバ
ルブ25,26には、電気制御装置を構成するマイクロ
コンピュータ30が接続されている。マイクロコンピュ
ータ30は、図2のメインプログラム(図3,4のサブ
ルーチンを含む)及び図5の駆動制御プログラムを所定
の短時間毎にそれぞれ繰り返し実行して、油圧シリンダ
11a〜11dに対する作動油の給排を制御する。この
マイクロコンピュータ30には、車高選択スイッチ3
1,車高センサ32a〜32c及び車速センサ33が接
続されている。
【0017】車高選択スイッチ31は、乗員により操作
されて車高の高低を選択するスイッチである。車高セン
サ32a,32bは左右前輪W1,W2位置においてロ
アアーム12a,12bと車体10と間にそれぞれ設け
られ、左右前輪W1,W2位置における車体10の路面
(又はばね下部材)に対する高さをそれぞれ検出して実
車高Hf1,Hf2を表す検出信号を出力する。車高センサ
32cは車体10の後部幅方向中心位置において同車体
10とロアアーム12c,12dを接続したフレーム
(図示しないばね下部材に相当)との間に設けられて、
車両後部の幅方向中心位置における車体10の路面(又
はばね下部材)に対する高さを検出して実車高Hrを表
す検出信号を出力する。車速センサ33は、車速Vを検
出して同車速Vを表す検出信号を出力する。
【0018】次に、上記のように構成した実施形態の動
作を説明する。イグニッションスイッチ(図示しない)
が投入されると、マイクロコンピュータ30は図示しな
いプログラムの実行により、後述するプログラムで用い
る各種フラグを”0”に初期設定した後、図2のメイン
プログラム及び図5の駆動制御プログラムを所定の短時
間毎に繰り返し実行し始める。
【0019】メインプログラムの実行においては、ステ
ップ100の開始後、ステップ102にて、車高センサ
32a〜32c及び車速センサ33からの各実車高Hf
1,Hf2,Hr及び車速Vを表す各検出信号を入力す
る。なお、各センサ32a〜32c,33からの各実車
高Hf1,Hf2,Hr及び車速Vをそのまま用いたので
は、瞬間的な変化を含むために適切でない場合には、こ
れらの各実車高Hf1,Hf2,Hr及び車速Vをローパス
フィルタ処理して用いるようにする。
【0020】次に、ステップ104にて実車高Hf1,H
f2を平均することにより車体10の前部の実車高Hf
(=Hf1+Hf2)/2を計算し、ステップ106にて車
速Vを時間微分することにより車両の前後加速度Gxを
計算する。そして、ステップ108〜116の処理によ
り前後加速度Gxに基づいて車両の状態を検出するとと
もに、同状態を表す状態フラグSFを”0”,”
1”,”2”のうちのいずれかの値に設定する。前後加
速度Gxが正の所定値G1以下であれば状態フラグSF
は”0”に設定され、前後加速度Gxが所定値G1より
大きくかつ正の所定値G2以下であれば状態フラグSF
は”1”に設定され、前後加速度Gxが所定値G2より
大きければ状態フラグSFは”2”に設定される。な
お、所定値G1,G2は、G2>G1の関係になるよう
に予め設定されており、例えば0.1G(0.98m/
2),0.2G(1.96m/s2)にそれぞれ設定さ
れている。
【0021】次に、マイクロコンピュータ30は、ステ
ップ118にて「開始判定ルーチン」を実行するととも
に、ステップ120にて「車高変更ルーチン」を実行し
て、ステップ122にてこのメインプログラムの実行を
終了する。
【0022】開始判定ルーチンは図3に詳細に示されて
おり、同ルーチンの実行はステップ200にて開始さ
れ、ステップ202にて状態フラグSFが”0”である
か否かを判定する。
【0023】まず、前後加速度Gxが所定値G1以下で
状態フラグSFが”0”に設定されている場合について
説明する。ステップ202においては「YES」と判定
され、ステップ204にて、前記検出された車体10の
前部における実車高Hfから同前部の目標車高Hf*を減
算することにより車高偏差ΔHf(=Hf−Hf*)を計
算する。なお、この目標車高Hf*は、図示しないプログ
ラムの実行により、車高選択スイッチ31の切換え時に
同スイッチ31の切換え状態に応じて設定されるもの
で、初期においてはイグニッションスイッチの投入時に
おける車高選択スイッチ31の状態に応じた値に設定さ
れている。次に、ステップ206において、車高偏差Δ
Hfの絶対値|ΔHf|が予め定めた正のしきい値Hth
1 より大きいか否かを判定する。前記絶対値|ΔHf|
がしきい値Hth1 以下であれば、ステップ206にて
「NO」と判定して、プログラムをステップ214に進
める。
【0024】ステップ214においては、前記検出され
た車体10の後部における実車高Hrから同後部の目標
車高Hr*を減算することにより車高偏差ΔHr(=Hr
−Hr*)を計算する。なお、この目標車高Hr*も前記前
部の目標車高Hf*と同時に設定されている。そして、ス
テップ216にて、車高偏差ΔHrの絶対値|ΔHr|
が予め定めた正のしきい値Hth2 より大きいか否かを判
定する。前記絶対値|ΔHr|がしきい値Hth2 以下で
あれば、ステップ216にて「NO」と判定して、ステ
ップ224にてこの開始判定ルーチンの実行を終了す
る。
【0025】このようにして開始判定ルーチンの実行が
終了されると、マイクロコンピュータ30は、図4の車
高変更ルーチンをステップ300にて開始し、ステップ
302にて状態フラグが”2”であるか否かを判定す
る。この場合、状態フラグSFは”0”に設定されてい
るので、同ステップ302にて「NO」と判定して、プ
ログラムをステップ304,306に進める。ステップ
304,306においては、変更中フラグCF及び変更
開始フラグCSが”0”及び”1”であるかがそれぞれ
判定される。これらの変更中フラグCF及び変更開始フ
ラグCSは前述の初期設定処理により共に”0”に設定
されたままであるので、同ステップ304,306にて
それぞれ「YES」及び「NO」とそれぞれ判定して、
ステップ324にてこの車高変更ルーチンの実行を終了
する。
【0026】このようなメインプログラムの実行と並行
して、マイクロコンピュータ35は図5の駆動制御プロ
グラムを実行している。この駆動制御プログラムの実行
は、ステップ400にて開始され、ステップ402〜4
18の処理により、車体10の前部及び後部をそれぞれ
上昇及び下降制御することを表す前部上昇フラグFU、
前部下降フラグFD、後部上昇フラグRU及び後部下降
フラグRDの設定状態に応じて電動モータ21及びレベ
リングバルブ25,26をそれぞれ制御する。この場
合、前記初期設定により各フラグFU,FD,RU,R
Dはすべて”0”に保たれているので、ステップ40
2,404の処理により電動モータ21を停止制御し、
ステップ408,410の処理によりレベリングバルブ
25を非通電状態に制御し、かつステップ414,41
6の処理によりレベリングバルブ26を非通電状態に制
御する。その結果、油圧シリンダ11a,11b内の作
動油が保持されるとともに、油圧シリンダ11c,11
d内の作動油も保持され、車体10の前部及び後部の車
高は以前の状態に維持される。
【0027】次に、乗員の増減、荷物の増減などによ
り、車体10の前部及び後部の車高が変化した場合に説
明する。車体10の前部の実車高Hfが高く又は低くな
り、車高偏差Hfの絶対値|Hf|がしきい値Hth1よ
りも大きくなると、図3のステップ206にて「YE
S」と判定し、ステップ208にて下記数1の演算の実
行により車高偏差ΔHfの累算値ΔHfaを計算する。
【0028】
【数1】ΔHfa=ΔHfa+ΔHf そして、累算値ΔHfaの絶対値|ΔHfa|が正の所定値
ΔH1より大きくなるまで、ステップ210にて「N
O」と判定し続ける。この場合、累算値ΔHfaは初期に
「0」にクリアされているもので、前記ステップ208
の処理は所定時間毎に実行されるので、前記累算値ΔH
faは車高偏差ΔHf(実車高Hfの目標車高Hf*からの
ずれ量)を積分したことになる。そして、この累算値Δ
Hfaの絶対値|ΔHfa|が所定値ΔH1より大きくなる
と、ステップ210にて「YES」と判定して、ステッ
プ212にて変更開始フラグCSを”1”に設定すると
ともに、累算値ΔHfaを「0」にクリアする。
【0029】また、車体10の後部の実車高Hrが高く
又は低くなり、車高偏差ΔHrの絶対値|ΔHr|がし
きい値Hth2 より大きくなると、ステップ216にて
「YES」と判定し、ステップ218にて下記数2の演
算の実行により車高偏差ΔHrの累算値ΔHraを計算す
る。
【0030】
【数2】ΔHra=ΔHra+ΔHr そして、累算値ΔHraの絶対値|ΔHra|が正の所定値
ΔH2より大きくなるまで、ステップ220にて「N
O」と判定し続ける。この場合、累算値ΔHfaは初期に
「0」にクリアされているもので、前記ステップ218
の処理は所定時間毎に実行されるので、前記累算値ΔH
faは車高偏差ΔHr(実車高Hrの目標車高Hr*からの
ずれ量)を積分したことになる。そして、この累算値Δ
Hraの絶対値|ΔHra|が正の所定値ΔH2より大きく
なると、ステップ220にて「YES」と判定して、ス
テップ222にて変更開始フラグCSを”1”に設定す
るとともに、累算値ΔHraを「0」にクリアする。
【0031】このようにして変更開始フラグCSが”
1”に設定されると、図4の車高変更ルーチンのステッ
プ306における「YES」との判定のもとに、ステッ
プ308にて変更開始制御処理を実行する。この変更開
始制御処理では、前部上昇フラグFU、前部下降フラグ
FD、後部上昇フラグRU及び後部下降フラグRDのう
ちのいずれか一つ又は二つが”1”に設定される。具体
的には、前記のように車高選択スイッチ31が切換え操
作されて以前に設定されていた車体10の前部及び後部
の実車高Hf,Hrが目標車高Hf*,Hr*から共に大き
く上又は下にずれた場合、及び車体10の全体の荷重の
変化により実車高Hf,Hrが目標車高Hf*,Hr*から
共に上又は下にずれた場合には、前部上昇フラグFU及
び後部上昇フラグRUが共に”1”に設定されて前部下
降フラグFD及び後部下降フラグRDが共に”0”に保
たれるか、前部下降フラグFD及び後部下降フラグRD
が共に”1”に設定されて前部上昇フラグFU及び後部
上昇フラグRUが共に”0”に保たれる。また、車体1
0の一部の荷重の変化により実車高Hf,Hrのうちの
一方のみが目標車高Hf*,Hr*から上又は下にずれた場
合には、前部上昇フラグFU、前部下降フラグFD、後
部上昇フラグRU及び後部下降フラグRDのうちのいず
れか一つが”1”に設定され、他のフラグは”0”に保
たれる。ただし、前部上昇フラグFU又は後部上昇フラ
グRUと、前部下降フラグFD又は後部下降フラグRD
とが同時に”1”に設定されることはない。
【0032】前記ステップ308の処理後、ステップ3
10にて変更開始フラグCSを”0”に戻すとともに、
変更中フラグCFを”1”に設定して、ステップ324
にてこの車高変更プログラムの実行を終了する。
【0033】この状態で、図5の駆動制御プログラムが
実行されると、前部上昇フラグFU及び後部上昇フラグ
RUのうちの両方又は一方が”1”に設定されていれ
ば、ステップ402,406の処理により電動モータ2
1を回転駆動する。これにより、油圧ポンプ22はリザ
ーバ23から作動油を汲み上げて油路P5に吐出すると
ともに、この吐出油圧により排出バルブ27は非道通状
態に切換えられる。このとき、前部上昇フラグFUが”
1”であれば、ステップ408,412の処理によりレ
ベリングバルブ25を通電制御するので、前記吐出され
た作動油は油路P6,P1,P2を介して油圧シリンダ
11a,11bに供給されて、同シリンダ11a,11
bは車体10の左右前輪W1,W2位置を上昇させ始め
る。また、後部上昇フラグRUが”1”であれば、ステ
ップ414,418の処理によりレベリングバルブ26
を通電制御するので、前記吐出された作動油は油路P
7,P3,P4を介して油圧シリンダ11c,11dに
供給されて、同シリンダ11c,11dは車体10の左
右後輪W3,W4位置を上昇させ始める。
【0034】一方、前部下降フラグFD及び後部下降フ
ラグRDのうちの両方又は一方が”1”に設定されてい
るときには、前部上昇フラグFU及び後部上昇フラグR
Uは”0”に保たれているので、ステップ402,40
4の処理により電動モータ21は停止制御される。これ
により、油圧ポンプ22は作動油を吐出しないので、排
出バルブ27は導通状態に保たれる。このとき、前部下
降フラグDUが”1”であれば、ステップ408,41
2の処理によりレベリングバルブ25を通電制御するの
で、油圧シリンダ11a,11b内の作動油は油路P
1,P2,P6,P5及び排出バルブ27を介してリザ
ーバ23に排出されて、車体10の左右前輪W1,W2
位置は下降し始める。また、後部下降フラグRDが”
1”であれば、ステップ414,418の処理によりレ
ベリングバルブ26を通電制御するので、油圧シリンダ
11c,11d内の作動油は油路P3,P4,P7,P
5及び排出バルブ27を介してリザーバ23に排出され
て、車体10の左右後輪W3,W4位置は下降し始め
る。
【0035】このようにして、車体10の一部又は全部
が上昇又は下降し始めると、前記図4のステップ310
の処理により変更中フラグCFが”1”に設定されてい
るので、ステップ304にて「NO」と判定し始め、ス
テップ312の変更終了制御処理を実行し始める。この
変更終了制御処理においては、車高を上又は下に変更中
である車体10の前部又は後部の実車高Hf,Hrと目
標車高Hf*,Hr*とをそれぞれ比較し、実車高Hfが目
標車高Hf*にほぼ一致し又は実車高Hrが目標車高Hr*
にほぼ一致した時点で、前部上昇フラグFU、前部下降
フラグFD、後部上昇フラグRU及び後部下降フラグR
Dのうちの前記ほぼ一致した実車高Hf,Hrに対応し
たフラグが”0”に戻される。そして、前記全てのフラ
グFU,FD,RU,RDが”0”に戻された時点で、
ステップ314にて「YES」と判定して、ステップ3
16にて変更中フラグCFを”0”に戻す。すなわち、
前部上昇フラグFU及び後部上昇フラグRUが共に”
1”に設定されたり、前部下降フラグFD及び後部下降
フラグRDが共に”1”に設定された場合には、車体1
0の前部及び後部の実車高Hf,Hrと目標車高Hf*,
Hr*とが同時にほぼ一致しない限り、一致した側のフラ
グのみ”0”に戻されて一致しない側のフラグは”1”
に保たれ、両方がほぼ一致した後に変更中フラグCF
は”0”に戻される。
【0036】そして、前部上昇フラグFU、前部下降フ
ラグFD、後部上昇フラグRU及び後部下降フラグRD
が”0”に戻されると、前述した最初の状態と同様に、
図5の駆動制御プログラムの実行により、車体10の各
輪位置の車高が目標車高に維持される。
【0037】その結果、この状態では、車体10の前部
の車高偏差ΔHfの絶対値|ΔHf|がしきい値Hth1 よ
りも大きい状態が続いて累算値ΔHfaが所定値ΔH1を
越えたり、車体10の後部の車高偏差ΔHrの絶対値|
ΔHr|がしきい値Hth2 よりも大きい状態が続いて累
算値ΔHraが所定値ΔH2を越えると、車高調整が開始
されて、車体10の前部又は後部の実車高Hf,Hrが
目標車高Hf*,Hr*に調整される。
【0038】次に、前後加速度Gxが所定値G1よりも
大きくかつ所定値G2以下である場合について説明す
る。この場合、前述のように、状態フラグSFは、図2
のステップ108,110,114の処理によって”
1”に設定されている。したがって、図3の開始判定ル
ーチンにおいては、ステップ202にて「YES」と判
定されるために、ステップ204〜222の処理は実行
されなくなる。一方、図4の車高変更ルーチンが実行さ
れた場合には、ステップ302にて「NO」と判定され
るので、前述した状態フラグSFが”0”に設定されて
いる場合と同様に車高の変更制御がなされる。
【0039】その結果、この状態では、車高の調整開始
の判定が禁止されるが、車高の変更制御はなされる。す
なわち、前述した状態フラグSFが”0”に設定されて
いる状態で、車高調整が開始されている場合には、車体
10の前部又は後部の実車高Hf,Hrが目標車高Hf
*,Hr*がほぼ一致するまで、前記車高調整は継続され
る。しかし、この状態では、新たな車高調整が開始され
ることはない。
【0040】次に、前後加速度Gxが所定値G2よりも
大きい場合について説明する。この場合、前述のよう
に、状態フラグSFは、図2のステップ108,11
0,116の処理によって”1”に設定されている。し
たがって、この場合も、図3の開始判定ルーチンにおい
ては、ステップ202にて「YES」と判定されるため
に、ステップ204〜222の処理は実行されない。
【0041】一方、図4の車高変更ルーチンが実行され
た場合には、ステップ302にて「YES」と判定され
るので、プログラムをステップ318の変更中断制御処
理に進める。この変更中断制御処理においては、図5の
駆動制御プログラムにて車体10の前部及び後部を上昇
及び下降させるために利用される前部上昇フラグFU、
前部下降フラグFD、後部上昇フラグRU及び後部下降
フラグRDの全てを”0”に戻す。したがって、この場
合には、図5の駆動制御プログラムが実行された時点
で、車体10の前部又は後部の車高が変更制御中であっ
ても、同変更制御は全て中断される。前記ステップ31
8の処理後、変更中フラグCFが”1”に設定されてい
た場合には、ステップ320,322の処理により、変
更中フラグCFは”0”に変更されるとともに、変更開
始フラグCSが”1”に変更される。これにより、前記
車高変更の中断前に車高が変更制御されていて変更中フ
ラグCFが”1”に設定されていた場合には、前後加速
度Gxが減少して所定値G2以下になり、状態フラグS
Fが”0”又は”1”に設定されると、同設定後のステ
ップ304〜310の処理により、車高の変更制御が再
開されることになる。
【0042】上記作動説明からも理解できるように、上
記実施形態によれば、車両の前後加速度Gxが所定値G
1よりも大きければ、図3の開始判定ルーチンのステッ
プ303の判定処理により車高調整の開始の判定が禁止
されるので、車高調整が開始されることがなくなる。し
たがって、前後加速度Gxの変化に伴う車高調整の中断
及び再開の頻度を下げるために所定値G2を大きな値に
設定しても、前後加速度Gxの変化に伴う車高の変化に
起因した車高調整の頻度を下げることができる。その結
果、本発明によれば、総合的に電動モータ21、油圧ポ
ンプ22、油圧シリンダ11a〜11dなどのアクチュ
エータの切換えの頻度を低くすることができ、アクチュ
エータの切換えに伴う異音の発生頻度を下げるとともに
同アクチュエータの耐久性を良好にできる。
【0043】a.第1変形例 次に、上記実施形態の第1変形例について説明する。こ
の第1変形例は、図6に示すように、上記実施形態の図
3の開始判定ルーチンのみを変更したものである。すな
わち、図3のステップ202の判定処理を止めるととも
に同判定処理と同一の判定処理を行うステップ202
a,202bをステップ204,206の間及びステッ
プ214,216の間にそれぞれ挿入し、ステップ20
2a,202bにて「NO」と判定された場合には、ス
テップ230,232の判定処理が行われるようにした
ものである。ステップ230,232の判定処理は、状
態フラグSFが”0”でない(前後加速度Gxが所定値
G1より大きい)場合に、車高偏差ΔHf,ΔHrの各
絶対値|ΔHf|,|ΔHr|が正のしきい値Hth3,
Hth4よりも大きい否かを判定し、絶対値||ΔHf
|,|ΔHr|がしきい値Hth3,Hth4よりも大きいと
き「YES」とそれぞれ判定してプログラムをステップ
208,218の累算処理にそれぞれ進め、同絶対値|
|ΔHf|,|ΔHr|がしきい値Hth3,Hth4以下の
とき「NO」とそれぞれ判定してステップ208〜21
2,218〜222の処理を実行しないで、プログラム
をステップ214,224にそれぞれ進めるものであ
る。この場合、しきい値Hth3,Hth4はステップ20
6,216にて比較されるしきい値Hth1,Hth2よりも
それぞれ大きく設定されている。
【0044】その結果、前後加速度Gxが所定値G1よ
り大きくて状態フラグSFが”1”又は”2”に設定さ
れている場合には、車高偏差ΔHf,ΔHrの各絶対値
|ΔHf|,|ΔHr|がしきい値Hth3,Hth4よりも
大きくならないかぎり、車高偏差ΔHf,ΔHrが累算
されなくなる。すなわち、状態フラグSFが”1”又
は”2”に設定されている場合には、状態フラグSF
が”0”に設定されている場合よりも、車体10の前部
及び後部のずれ量を表す値との比較値が大きな値に設定
されて、同前部及び後部の車高調整の開始判定がされ難
くなる。したがって、この第1変形例においても、前後
加速度Gxが大きくなると、車体10の前部及び後部の
車高調整の開始が制限されることになり、上記実施形態
と同様な効果が期待される。
【0045】b.第2変形例 次に、上記実施形態の第2変形例について説明する。こ
の第2変形例も、図7に示すように、上記実施形態の図
3の開始判定ルーチンのみを変更したものである。すな
わち、図3のステップ202の判定処理を止めるととも
に同判定処理と同一の判定処理を行うステップ202
c,202dをステップ208,210の間及びステッ
プ218,220の間にそれぞれ挿入し、ステップ20
2c,202dにて「NO」と判定された場合には、ス
テップ240,242の判定処理が行われるようにした
ものである。ステップ240,242の判定処理は、状
態フラグSFが”0”でない(前後加速度Gxが所定値
G1より大きい)場合に、累算値ΔHfa,ΔHraが正の
所定値ΔH3,ΔH4よりも大きいか否かを判定し、累
算値ΔHfa,ΔHraが同所定値ΔH3,ΔH4よりも大
きいとき「YES」とそれぞれ判定してプログラムをス
テップ212,222の変更開始フラグCSの設定処理
に進め、累算値ΔHfa,ΔHraの各絶対値|ΔHfa|,
|ΔHra|が同所定値ΔH3,ΔH4以下のとき「N
O」と判定してステップ212,222の処理を実行し
ないで、プログラムをステップ214,224に進める
ものである。この場合、所定値ΔH3,ΔH4はステッ
プ210,220にて比較される所定値ΔH1,ΔH2
よりもそれぞれ大きく設定されている。
【0046】その結果、前後加速度Gxが所定値G1よ
り大きくて状態フラグSFが”1”又は”2”に設定さ
れている場合には、累算値ΔHfa,ΔHraの各絶対値|
ΔHfa|,|ΔHra|が所定値ΔH3,ΔH4よりも大
きくならないかぎり、変更開始フラグCSが”1”に設
定されなくなる。そして、これらの累算値ΔHfa,ΔH
raの各絶対値|ΔHfa|,|ΔHra|も車体10の前部
及び後部のずれ量を表す値であるので、この場合にも、
前後加速度Gxが所定値G1より大きい状態では、同ず
れ量を表す値との比較値が大きな値に設定されて、同前
部及び後部の車高調整の開始判定がされ難くなる。した
がって、この第2変形例においても、前後加速度Gxが
大きくなると、車体10の前部及び後部の車高調整の開
始が制限されることになり、上記実施形態と同様な効果
が期待される。
【0047】c.第3変形例 次に、上記実施形態の第3変形例について説明する。こ
の第3変形例は、図8に示すように、上記第2変形例の
図7のステップ208,210,240,212及びス
テップ218,220,242,222の各処理をステ
ップ250〜254,212a及びステップ256〜2
60,222aの各処理にそれぞれ変更したものであ
る。この第3変形例は、車体10の前部及び後部の車高
偏差ΔHf,ΔHrの各絶対値|ΔHf|,|ΔHr|
がしきい値Hth1,Hth2を越えた回数を計数して、同計
数値が所定回数を越えたときに車高の変更制御を開始し
ようとするものである。
【0048】車高偏差ΔHf,ΔHrの絶対値|ΔHf
|,|ΔHr|がしきい値Hth1,Hth2以下であれば、
上記第2変形例と同様に、ステップ206,216にて
「NO」とそれぞれ判定してプログラムをステップ21
4,224にそれぞれ進める。しかし、車高偏差ΔH
f,ΔHrの絶対値|ΔHf|,|ΔHr|がしきい値
Hth1,Hth2よりも大きくなると、ステップ206,2
16にて「YES」とそれぞれ判定して、ステップ25
0,256にてカウント値Nf,Nrに「1」をそれぞ
れ加算する。そして、状態フラグSFが”0”であれ
ば、ステップ202c,202dにおける「NO」との
判定のもとに、ステップ252,258にてカウント値
Nf,Nrが正の所定値Nf0,Nr0よりもそれぞれ大きい
か否かを判定する。一方、状態フラグSFが”1”又
は”2”であれば、ステップ202c,202dにおけ
る「NO」との判定のもとに、ステップ254,260
にてカウント値Nf,Nrが正の所定値Nf1,Nr1よりも
それぞれ大きいか否かを判定する。所定値Nf1,Nr1は
所定値Nf0,Nr0よりもそれぞれ大きな値に設定されて
いる。
【0049】カウント値Nfが所定値Nf0又はNf1以下
であれば、ステップ252又は254にて「NO」と判
定してプログラムをステップ214に進める。カウント
値Nfが所定値Nf0又はNf1よりも大きければ、ステッ
プ252又は254にてそれぞれ「YES」と判定し
て、ステップ212aにて変更開始フラグCSを”1”
に設定するとともにカウント値Nfを「0」にクリアし
ておく。カウント値Nrが所定値Nr0又はNr1以下であ
れば、ステップ258又は260にてそれぞれ「NO」
と判定してプログラムをステップ224に進める。カウ
ント値Nrが所定値Nr0又はNr1よりも大きければ、ス
テップ258又は260にてそれぞれ「YES」と判定
して、ステップ222aにて変更開始フラグCSを”
1”に設定するとともにカウント値Nfを「0」にクリ
アしておく。
【0050】その結果、前後加速度Gxが所定値G1よ
り大きい状態では、カウント値Nf,Nrが、前後加速
度Gxが所定値G1以下である状態よりも大きくならな
い限り、変更開始フラグCSが”1”に設定されること
はない。そして、このカウント値Nf,Nrは車体10
の前部及び後部のずれ量を表す値であるので、この場合
にも、前後加速度Gxが所定値G1より大きい状態で
は、同ずれ量を表す値との比較値が大きな値に設定され
て、同前部及び後部の車高調整の開始判定がされ難くな
る。したがって、この第3変形例においても、前後加速
度Gxが大きくなると、車体10の前部及び後部の車高
調整の開始が制限されることになり、上記実施形態と同
様な効果が期待される。
【0051】また、この第3変形例においては、状態フ
ラグSFの値には関係なく車高偏差ΔHf,ΔHrの各
絶対値|ΔHf|,|ΔHr|としきい値Hth1,Hth2
とをそれぞれ比較するようにした。しかし、上記第1変
形例のように、状態フラグSFが”0”の場合に、前記
絶対値|ΔHf|,|ΔHr|としきい値Hth1,Hth2
とをそれぞれ比較するようにし、状態フラグSFが”
1”又は”2”の場合には、前記絶対値|ΔHf|,|
ΔHr|としきい値Hth3,Hth4とをそれぞれ比較する
ようにしてもよい。ただし、しきい値Hth1,Hth2,H
th3,Hth4の関係は、Hth1<Hth3,Hth2<Hth4の関
係にある。これによっても、状態フラグSFが”1”又
は”2”に設定されている場合、状態フラグSFが”
0”の場合よりも、車体10の前部及び後部のずれ量を
表す値との比較値が大きな値に設定され、車高調整の開
始判定を制限することも第3変形例に加味される。
【0052】d.第4変形例 次に、上記実施形態の第4変形例について説明する。こ
の第4の変形例においては、図1に破線で示すように、
上記実施形態の構成に加えて、前輪W1,W2(操舵ハ
ンドル)の舵角θを検出するために舵角センサを備えて
いるとともに、マイクロコンピュータ30は上記実施形
態の図2のメインプログラムに代えて図9のメインプロ
グラムを実行する。
【0053】図9のメインプログラムにおいては、ステ
ップ102aにて前述した各実車高Hf1,Hf2,Hr及
び車速Vに加えて舵角センサ34によって検出された舵
角θを表す検出信号を入力する。そして、ステップ10
4,106の処理後、ステップ130にて前記入力した
舵角θと前記計算した前後加速度Gxとに基づいてテー
ブルを参照して、舵角θ及び前後加速度Gxに対応した
車両の横加速度Gyを導出する。テーブルは、舵角θ及
び前後加速度Gxがそれぞれ増加するに従って増加する
関係にある横加速度Gyを3次元マップの形でマイクロ
コンピュータ30内に予め用意したものである。なお、
この横加速度Gyを演算により求めたり、同加速度Gy
を検出するセンサを用いてもよい。
【0054】前記ステップ130の処理後、そして、ス
テップ108a,110a,112〜116の処理によ
り横加速度Gyに基づいて車両の状態を検出するととも
に、同状態を表す状態フラグSFを”0”,”1”,”
2”のうちのいずれかの値に設定する。横加速度Gyが
正の所定値G3以下であれば状態フラグSFは”0”に
設定され、横加速度Gyが所定値G3より大きくかつ正
の所定値G4以下であれば状態フラグSFは”1”に設
定され、横加速度Gyが所定値G4より大きければ状態
フラグSFは”2”に設定される。なお、所定値G3,
G4は、G4>G3の関係になるように予め設定されて
いる。他の部分については、上記実施形態と同様であ
る。
【0055】したがって、この変形例においても、上記
実施形態の場合と同様に、車体10の前部及び後部の車
高に変化をもたらす横加速度Gyが大きくなるに従っ
て、状態フラグSFが”0”から順に”1”,”2”と
設定されるので、上記実施形態と同様な効果が期待され
る。
【0056】また、上記実施形態を、前後加速度Gx及
び横加速度Gyの両加速度Gx,Gyを用いて状態フラ
グSFを設定するように変更してもよい。この場合、両
加速度Gx,Gyが所定値G2,G4をそれぞれ越え、
又は両加速度Gx,Gyのうちのいずれか一方が所定値
G2,G4の一方を越えたとき、状態フラグSFを”
2”に設定し、それ以外の状態で、両加速度Gx,Gy
が所定値G1,G2をそれぞれ越え、又は両加速度G
x,Gyのうちのいずれか一方が所定値G1,G2の一
方を越えたとき、状態フラグSFを”1”に設定し、そ
れら以外の場合に状態フラグSFを”0”に設定すると
よい。
【0057】さらに、上記実施形態及び第4変形例で
は、車体の姿勢に変化をもたらす車両の運動を表す物理
量として、車両の前後加速度Gx及び横加速度Gyを用
いるようにしたが、これらに代えて両加速度の時間微分
値dGx/dt,dGy/dtの一方又は両方を用いる
ようにしてもよい。
【0058】e.その他の変形例 なお、上記実施形態及び各種変形例においては、車高セ
ンサ32a〜32dを車体10の前部に2つ、後部に1
つ設けるようにしたが、車高センサを前部及び後部に1
つずつ設けて、各1つずつ設けた車高センサにより車体
10の前部及び後部の実車高Hf,Hrを検出するよう
にしてもよい。また、車高センサを左右後輪W3,W4
位置にも1つずつ設けて、同センサにより検出された各
車高を平均して車体10の後部の車高を検出するように
してもよい。さらに、上記実施形態においては、車体1
0の前部及び後部の実車高Hf,Hrを目標車高Hf*,
Hr*に設定制御するようにしたが、各車輪位置毎に車体
10を目標車高にそれぞれ設定制御するようにしてもよ
い。
【0059】さらに、上記実施形態においては、本発明
を作動油を用いた油圧式車高調整装置に適用した例につ
いて説明したが、本発明は、他の流体、例えば空気を用
いたエア式の車高調整装置にも適用できる。この場合、
油圧ポンプ22及び油圧シリンダ11a〜11dを空気
圧ポンプ及び空気圧シリンダに代えることをはじめとし
て、他の各種バルブ25〜28等も空気式のものに代え
るようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態及び各種変形例に係る車高
調整装置の全体概略図である。
【図2】 図1のマイクロコンピュータにより実行され
るメインプログラムのフローチャートである。
【図3】 図2の開始判定ルーチンの詳細を示すフロー
チャートである。
【図4】 図2の車高変更ルーチンの詳細を示すフロー
チャートである。
【図5】 図1のマイクロコンピュータにより実行され
る駆動制御プログラムを示すフローチャートである。
【図6】 第1変形例に係る開始判定ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図7】 第2変形例に係る開始判定ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図8】 第3変形例に係る開始判定ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図9】 第4変形例に係るメインプログラムを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
W1〜W4…車輪、P1〜P7…油路、10…車体、1
1a〜11d…油圧シリンダ、21…電動モータ、22
…油圧ポンプ、25,26…レベリングバルブ、27…
排出バルブ、30…マイクロコンピュータ、31…車高
選択スイッチ、32a〜32c…車高センサ、33…車
速センサ、34…舵角センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 1/00 - 25/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車高を増減可能なアクチュエータと、 車高を検出する車高検出手段と、 前記検出された車高の目標車高に対するずれ量が大きく
    なったとき車高調整の開始を判定する開始判定手段と、 前記開始判定手段により車高調整の開始が判定されたと
    き前記検出された車高が前記目標車高になるように前記
    アクチュエータを制御して車高を変更する車高変更手段
    とを備えた車高調整装置において、車両の前後加速度、横加速度およびこれらの時間微分値
    のうちのいずれかの 物理量を検出する物理量検出手段
    と、 前記検出された物理量が第1所定値よりも大きいとき前
    記開始判定手段による開始の判定を禁止する開始判定禁
    止手段と、前記検出された物理量が前記第1所定値以下の状態で前
    記車高変更手段によって車高の変更が開始された場合
    に、 前記検出された物理量が前記第1所定値より大きな
    第2所定値よりも大きくなったとき前記車高変更手段に
    よる車高の変更を中断する中断手段とを設けたことを特
    徴とする車高調整装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載の車高調整装置におい
    て、 前記開始判定手段を、前記検出された車高の前記目標車
    高に対するずれ量を表す値と第3所定値とを比較して、
    同ずれ量を表す値が前記第3所定値よりも大きくなった
    とき車高調整の開始を判定するように構成し、 前記開始判定禁止手段を、前記検出された物理量が第1
    所定値よりも大きいとき、前記開始判定手段におけるず
    れ量を表す値と第3所定値との比較を禁止する比較禁止
    手段で構成した車高調整装置。
  3. 【請求項3】車高を増減可能なアクチュエータと、 車高を検出する車高検出手段と、 前記検出された車高の前記目標車高に対するずれ量を表
    す値と第3所定値とを比較して、同ずれ量を表す値が前
    記第3所定値よりも大きくなったとき車高調整の開始を
    判定する開始判定手段と、 前記開始判定手段により車高調整の開始が判定されたと
    き前記検出された車高が前記目標車高になるように前記
    アクチュエータを制御して車高を変更する車高変更手段
    とを備えた車高調整装置において、車両の前後加速度、横加速度およびこれらの時間微分値
    のうちのいずれかの 物理量を検出する物理量検出手段
    と、 前記検出された物理量が第1所定値よりも大きいとき、
    前記開始判定手段における第3所定値を、同物理量が第
    1所定値以下のときに比べて大きな値に変更する比較値
    変更手段と、 前記検出された物理量が前記第1所定値より大きな第2
    所定値よりも大きいとき前記車高変更手段による車高の
    変更を中断する中断手段とを設けたことを特徴とする車
    高調整装置。
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