JP3469865B2 - 透明ゴム変性スチレン系樹脂組成物 - Google Patents
透明ゴム変性スチレン系樹脂組成物Info
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F287/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to block polymers
Description
系樹脂組成物、特にゴム状共重合体からなるゴム粒子分
散相と共重合体連続相とからなり、耐薬品性や加工性に
優れ、透明性や耐衝撃性などの物性バランスがよくとれ
た樹脂組成物に関する。
成形性に優れた材料であるため、食品の容器や包装用材
料などの家庭用品、及び家電製品、OA機器のフレーム
などに広く用いられる。但し、一般のゴム変性スチレン
系樹脂は不透明なため、透明な製品分野に応用できな
い。そこで樹脂の強度及び透明度を満たし、樹脂の物性
バランスが得られるよう、従来は、スチレン系樹脂とス
チレン−ブタジエンブロック共重合体を混練する方法を
採用しているが、十分樹脂の強度を向上することができ
ず、使用上理想的でない。
チレン−ブタジエンブロック共重合体の存在状態で、ス
チレンとメタクリル酸メチルとを共重合させる方法が提
案されている。この方法は樹脂の透明性及び強度を改善
できるが、成形加工性の要求を満たしていない。また、
特開平8−239532号には、スチレン−ブタジエン
ゴム、及び屈折率が近いスチレン−メタクリル酸メチル
からなる共重合組成物が提案されている。この組成物
は、ゴムの平均粒径が0.1〜2μm、1,2−ビニル
構造の比率が1〜13.8重量%、かつ、粒径分布指数
が2〜5である。この組成物は樹脂の透明度と耐衝撃性
を改善できるが、耐薬品性を向上させない。
品性や成形加工性に優れ、透明度や耐衝撃性などの物性
バランスの優れた透明ゴム変性スチレン系樹脂組成物を
提供することである。
ついて研究を重ねたところ、スチレンモノマー、(メタ)
アクリル酸エステル系モノマー、アクリロニトリル系モ
ノマーからなる共重合体連続相中にゴム状共重合体によ
り形成されたゴム粒子の分散相を含ませることにより、
それらの連続相と分散相との特定構造及び条件が相俟っ
て、ゴム変性スチレン系樹脂組成物に優れた透明度及び
耐薬品性が与えられ、かつ樹脂としての優れた物性バラ
ンスを保有することを見い出した。
子分散相(A)と共重合体連続相(B)とからなり、上
記ゴム状共重合体は、スチレン系モノマー10〜50重
量%、ジエン系モノマー90〜50重量%からなるブロ
ック共重合体であって、ポリスチレンブロックの含有量
が5〜35重量%のブロック共重合体であり、また、上
記共重合体連続相(B)は、スチレン系モノマー12〜
70重量部、(メタ)アクリル酸エステル系モノマー20
〜80重量部、アクリロニトリル系モノマー1〜20重
量部、及び他の共重合可能なモノマー0〜40重量部
(合計は100重量部)からなる共重合体からなり、該
共重合体のうち重量平均分子量3,000〜50,00
0の共重合体の比率が15〜50重量%であることを特
徴とする透明ゴム変性スチレン系樹脂組成物に関する。
優れ、かつ、優れた透明性や耐衝撃性強度などの物性が
よくバランスした樹脂組成物が得られる。
体は、適当量の有機溶媒の存在下に、有機リチウム化合
物を開始剤とし、スチレン系モノマーとジエン系モノマ
ーとをアニオン重合反応させることで、ブロック共重合
体として得られる。上記ゴム状共重合体は、ポリスチレ
ンブロックの含有量が該ゴム状共重合体の5〜35重量
%である。更にゴム状共重合体は、ムーニー粘度(ML
1+4)が20〜80、25℃での5重量%スチレンモノ
マー溶液粘度が3〜60cps(3〜60mPa・
s)、ジエン系モノマーの1,2−ビニル構造の含有量
が8重量%以上のものが好ましい。上記ゴム状共重合体
の構造は、全部ホモポリマーブロック構造、部分ランダ
ム−ブロック構造、テーパー−ブロック構造、線状構造
又は分岐状構造などのいずれでもよく、代表的には下記
のものが挙げられる。
Bはジエン系を主成分とする重合体ブロックで、Aブロ
ックとBブロック間の境界は必ずしもはっきりさせる必
要もなく、またnは1或いは1以上の整数である。
(例えば、テトラクロルシラン、テトラクロロ錫など)
又は多官能性の有機リチウム化合物残基であり、nとm
は1〜10の整数である。
ク共重合体との任意な混合物。
スチレンテーパー−ブロック構造やブタジエンテーパー
−ブロック構造がある。上記テーパー−ブロック構造の
具体例としては、 D−D/S−S、 (S−D/S)n−S、 D−S−D/S−S、 D/S(S−D/S)n、 D−S−D/S−S−D、 X−[(S−D/S)n]m+1、 S−D−D/S−S、 X−[(D/S−S)n]m+1、 D/S−S−D−S、 X−[(S−D/S)n−S]m+1、 S−D/S−S、 X−[(D/S−S)nD/S]m+1、 (S−D/S)n、 D−D/S−S−S−D/S−D 等が挙げられる。
はポリジエン系ブロック、D/Sはスチレン系又はジエ
ン系のスチレン−ジエン系共重合テーパーブロックであ
って、Xは多官能性開始剤基又は多官能性カップリング
剤基であり、m、nは1〜10の整数である。
−D/S−S、D−D/S−S−S−D/S−Dがより
好ましい。本発明では、テーパーブロック構造のゴム状
共重合体であることがより好ましい。
ポリスチレンブロックの含有量は、5〜35重量%であ
るが、好ましくは10〜25重量%、より好ましくは1
4〜22重量%である。ポリスチレンブロックの含有量
が5重量%以上では、樹脂の透明度が良好となり、35
重量%以下では、樹脂の衝撃強度が向上し、所望する透
明度と衝撃強度のバランスが達成できる。さらに、本発
明のゴム状共重合体における1,2−ビニル構造の含有
量は8重量%以上が好ましく、14重量%以上がより好
ましい。1,2−ビニル構造の含有量が8重量%以上、
更に14重量%以上であれば、樹脂の透明度と衝撃強度
とのバランスが良くなる。
ン系モノマーとしては、例えば、スチレン、α−メチル
スチレン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
o−メチルスチレン、エチルスチレン、2,4−ジメチ
ルスチレン、p−第三ブチルスチレン、α−メチル−p
−メチルスチレン、ブロモスチレン、ジブロモスチレ
ン、2,4,6−トリブロモスチレン等が挙げられ、ま
た、上記スチレン系モノマーはそれぞれ単独又は二種以
上を併用しても良い。
ジエン系モノマーは、例えば、1,3−ブタジエン、2
−メチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−
イソペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジ
エン、1,3−イソペンタジエン、1,3−ヘキサジエ
ンなどから選ばれ、上記化合物はそれぞれ単独又は二種
以上を併用しても良い。なかんずく1,3−ブタジエン
及び1,3−イソペンタジエンがより好ましい。
る有機リチウム化合物による触媒は、その分子中にリチ
ウム原子が1つ以上含まれる化合物であり、例えば、エ
チルリチウム、n−ペンチルリチウム、イソプロピルリ
チウム、n−ブチルリチウム、第二−ブチルリチウム、
へキシルリチウム、シクロへキシルリチウム、フェニル
リチウム、フェニルメチルリチウム、ナフチルリチウ
ム、第三−ブチルリチウム、トリメチレン−ジリチウ
ム、テトラメチレン−ジリチウム、ブタジエン−ジリチ
ウム及びペンタジエン−ジリチウムなどのいずれかの1
つ又は2つ以上を混合して使用することができる。
合速度、1,2−ビニル構造の含有量、及びジエン系モ
ノマーとスチレン系モノマーとの反応性比率やランダム
配列状態などは、極性化合物やランダム化剤によって調
整することができる。上記極性化合物やランダム化剤
は、エーテル、アミン、チオエーテル、アルキルフェニ
ル、スルフォン酸類、アルコキサイドのカリウム塩又は
ナトリウム塩などから選ばれる。
成物において、ゴム状共重合体の含有量は1〜40重量
%が好ましい。当該含有量が1重量%以上では、樹脂の
衝撃強度が良好となり、40重量%以下では、樹脂の透
明度や加工性が良好となる。
いては、該相(A)中の、4個以上の粒子を含む吸蔵構
造を有するゴム粒子の数が、全ゴム粒子の数に対し2〜
20%、更に3〜15%であることが好ましい。また、
該相(A)中の、吸蔵構造を有さないゴム粒子の数が、
全ゴム粒子の数に対し20〜80%、更に30〜75
%、特に40〜70%であることが好ましい。ゴム粒子
分散相(A)の中の、上記吸蔵構造を有するゴム粒子数と
吸蔵構造を有さないゴム粒子数の比率がそれぞれ上記範
囲内であれば、樹脂の透明度と衝撃強度とのバランスを
よく保つことができる。
内部に粒子、特に粒状のスチレン系−(メタ)アクリル酸
エステル系−アクリロニトリル系共重合体を包みこんで
おり、且つ該吸蔵粒子の直径が0.05μm以上である
ものを言う。一方、吸蔵構造を有さないゴム粒子とは、
該ゴム粒子が内部にまったく吸蔵粒子を含有しないか又
は吸蔵粒子の直径が0.05μm未満であるものを指
す。
て、例えば、重合状態の組成調整、添加剤の種類と量、
脱揮発条件、押出し条件などを調整して、霧度(Haz
e)が11.0以下程度にすることができる。
チレン系モノマー12〜70重量部、(メタ)アクリル酸
エステル系モノマー20〜80重量部、アクリロニトリ
ル系モノマー1〜20重量部、及び他の共重合可能なモ
ノマー0〜40重量部(合計は100重量部)からなる
共重合体から構成される。耐薬品性、剛性及び透明度な
どを必要とすることから、当該アクリロニトリル系モノ
マーの比率は、2〜12重量部が好ましく、2〜10重
量部がより好ましい。上記スチレン系モノマーの具体例
としては、上記ゴム状共重合体のスチレン系モノマーと
同じであるので、ここでの再述を省略する。
ノマーは、メタクリル酸エステル及びアクリル酸エステ
ルがあり、メタクリル酸エステルは、例えばメタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル等
が挙げられ、また、アクリル酸エステルは、例えばアク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸2−メチルペンチル、アクリル酸2−エ
チルペンチル、アクリル酸オクチルなどが挙げられる
が、その中でもメタクリル酸メチル及びアクリル酸メチ
ルが好ましい。なお、上記アクリロニトリル系モノマー
はアクリロニトリル及びα−メチルアクリロニトリルな
どがある。このアクリロニトリル系モノマーの比率が1
重量部以上では、樹脂の耐薬品性や剛性が良好となり、
20重量部以下では、樹脂の透明度、色相及び加工性が
良好となる。
いられる共重合可能なモノマーの比率は0〜40重量部
であり、モノマーの種類について特別な限定がなく、必
要に応じて各共重合モノマーの比率を調整することによ
り屈折率を調整することができ、要は最終的に樹脂組成
物が透明になりさえすればよい。上記共重合モノマーの
具体例としては、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、
ブテン酸、桂皮酸などの不飽和脂肪酸、N−メチルマレ
イミド、N−エチルマレイミド、N−ブチルマレイミ
ド、N−オクチルマレイミド、N−イソプロピルマレイ
ミド、N−フェニルマレイミド、N−p−ブロモ−フェ
ニルマレイミド、N−o−クロロ−フェニルマレイミ
ド、N−シクロへキシルマレイミドなどのマレイミド、
無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸な
どの不飽和無水物、及びプロぺニルアミン、(メタ)アク
リル酸ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジメチ
ルアミノプロピルなどのアミン基を含む不飽和化合物
と、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミドなどの
アクリルアミド系の化合物が挙げられる。
(B)を構成する共重合体のうち、重量平均分子量(以
下、Mwと表記する)が3,000〜50,000であ
るものが該共重合体全体の15〜50重量%を占める
が、20〜45重量%を占めるのが好ましく、25〜4
0重量%がより好ましい。この比率が15重量%以上で
は、樹脂の加工性が良好となり、また、50重量%以下
では、樹脂の衝撃強度や耐薬品性が良好となる。すなわ
ち、本発明の樹脂組成物は、この比率が上記範囲である
ものであれば、耐衝撃性がよいと共に、加工性や耐薬品
性も優れる。
と分岐状共重合体構造と分けられ、その中で、分岐状共
重合体構造がよりよい衝撃強度及び加工性(流動性)の
バランスが得られる。上記共重合体の連続相は、重合す
る際、例えば、後述する多官能性の不飽和ラジカルモノ
マー、多官能性の重合開始剤、多官能性の連鎖移動剤の
1種又は2種以上を併用することにより達成しえる。
(B)を構成する共重合体全体のMwは特に限定はしな
いが、一般的に50,000〜300,000であり、
60,000〜200,000が好ましく、70,00
0〜150,000がさらに好ましい。Mwが50,0
00以上では、樹脂組成物の衝撃強度が良好となり、M
wが300,000以下では、樹脂組成物の流動性が良
好となり、加工性及び透明度も良くなる。
子の重量平均粒径も特に限定はしないが、一般的に0.
1〜2.0μmであり、0.1〜1.5μmが好まし
く、0.2〜1.0μmがさらに好ましい。ゴム粒子の
重量平均粒径が0.1μm以上では、樹脂組成物の衝撃
強度が良好となり、重量平均粒径が2.0μm以下で
は、樹脂組成物の透明性が良好となる。上記ゴム粒子の
重量平均粒径は透過型電子顕微鏡(超薄切片法)の写真か
ら求められる。写真中における粒子を最低300個以上
取り出してサイズを測定する。その重量平均粒径は下式
により算出することができる。
の含有量は特に限定されないが、一般的に組成物中2〜
40重量%であり、8〜35重量%が好ましく、12〜
30重量%がさらに好ましい。不溶分の含有量が2重量
%以上では、樹脂組成物の衝撃強度が充分で、不溶分の
含有量が40重量%以下では、樹脂組成物の流動性が良
好となり、加工成形性と透明度も良くなる。また、本発
明の樹脂組成物における膨潤度は特に制限されないが、
一般的に2〜25であり、3〜20が好ましく、5〜1
5がさらに好ましい。膨潤度が2〜25の範囲内では、
衝撃強度と透明性とのバランスを良好にとることができ
る。
1gの樹脂組成物をメチルベンゼンとアセトンとの1:
1の混合溶剤に溶かし、25℃下、24時間置いて、遠
心分離機(15000rpm、20min)で分離し、下
層液をとり、膨脹後の不溶分の重量を得、該不溶分を8
0℃、真空下12時間乾燥して、不溶分の重量が得ら
れ、下式により不溶分の含有量(重量%)を算出する。
できる。
は、ゴム状共重合体にスチレン系モノマー、(メタ)アク
リル酸系モノマー、アクリロニトリル系モノマー、及び
必要に応じて他の共重合モノマーを添加し、バッチ式、
連続式塊状又は溶液グラフト重合反応を行わせること
で、製造できる。連続式溶液重合の場合、まず、上記ゴ
ム状の共重合体とモノマーに適当な溶剤を加え、原料混
合溶液を調合する。該原料混合溶液の溶解は公知の高剪
断力、高攪拌速度の溶解槽内で行わせる。該溶解槽とし
ては、テープ状螺旋攪拌ブレード、スパイラル攪拌ブレ
ード、或いは他の高い剪断力を発生することができる攪
拌ブレードを備えたものとし、十分に時間をかけて上記
ゴム状共重合体を完全にゴム溶液に溶かしたのち、ポン
プによって反応を行わせる反応器へ送出するものでなけ
ればならない。前記原料溶液或いはモノマー溶液を別々
に連続的に第1の反応器及び/又は第2の反応器、及び
/又はさらに次の反応器へ入れ、必要に応じて第1及び
/又は第2及び/又はさらに次の反応器へ連鎖移動剤、
重合開始剤を添加して、グラフト重合反応を行わせる。
(CSTR)、プラグフロー式反応器、或いはスタティッ
ク反応器のいずれか、又はこれらの2種以上を組合せる
ことができ、反応温度を70〜230℃に制御すると、
最終モノマー転化率を30〜95%にすることができる
が、50〜90%が好ましい。
物の重合において、第1の反応器は連続攪拌式の反応器
を用いることが好ましく、そして第2及び/又はさらに
次の反応器に引き継がせるが、後続の反応器としては連
続攪拌式の反応器、プラグフロー式反応器、或いはスタ
ティック反応器であってもよい。
〜30重量%、好ましくは2〜25重量%、さらに3〜
22重量%が好ましい。前記第1の反応器のモノマー転
化率は、使用するゴム共重合体の含有量の種類、粘度に
応じて適宜選定される。即ち、ゴムの反転現象を第1の
反応器ではなく、後続の反応器、例えば第2又は第3の
反応器にて反転させることによって、良好な物性を得る
ことができる。
成物を重合する際に用いられる溶剤としては芳香族炭化
水素化合物、ケトン類、エステル類が代表的であり、芳
香族炭化水素化合物としては例えば、トルエン、エチル
ベンゼン、又はジメチルベンゼン、ケトン類はブタノ
ン、エステル類は酢酸エチルが好ましい。なお、本発明
において、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタ
ンの脂肪族炭化水素化合物を溶剤の一部として使用する
こともできる。
成物製造の際、使用する重合開始剤の添加量は、100
重量部の全モノマーに対し、0〜2重量部で、特に0.
001〜0.7重量部がより好ましく、具体的には例え
ば、ベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、
t−ブチルペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシ
ド、クメンヒドロペルオキシド、t−ブチルペルオキシ
安息香酸エステル、ジ−2−エチルヘキシルペルオキシ
ジカーボネート、t−ブチルペルオキシイソプロピルカ
ーボネート(BPIC)、シクロヘキサノンペルオキシ
ド、2,2’−アゾ−ビス−イソブチロニトリル、1,
1’−アゾ−ビス−1−シクロヘキサンカーボニトリ
ル、2,2’−アゾ−ビス−2−メチルブチロニトリ
ル、アゾ−ビス−イソブチロニトリル、1,1−ジ−t
−ブチルペルオキシシクロヘキサン(TX−22)、1,
1−ジ−t−ブチルペルオキシ−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン(TX−29A)、2,5−ジメチル−
2,5−ビス−(2−エチルヘキサンオキシペルオキシ)
ヘキサン、4−(t−ブチルペルオキシカーボニル)−3
−ヘキシル−6−[7−(t−ブチルペルオキシカーボニ
ル)ヘプチル]シクロヘキサン、ジ−t−ブチル−ジペル
オキシアゼレート、2,5−ジメチル−2,5−ビス−
(ベンゾイルペルオキシ)ヘキサン、ジ−t−ブチルペル
オキシ−ヘキサヒドロ−テレフタレート(BPHTP)、
2,2−ビス−(4,4−ジ−t−ブチルペルオキシ)シ
クロヘキサニルプロパンなどが挙げられる。
物を製造する際、使用する連鎖移動剤の添加量は、モノ
マー100重量部に対し、0〜2重量部であり、好まし
くは0.01〜0.7重量部である。具体的な例として
は、例えば、以下のような化合物が挙げられる。 1)メルカプタン類:メチルメルカプタン、n−ブチル
メルカプタン、シクロヘキシルメルカプタン、n−ドデ
シルメルカプタン、ステアリルメルカプタン、t−ドデ
シルメルカプタン(TDM)、n−プロピルメルカプタ
ン、n−オクチルメルカプタン、t−オクチルメルカプ
タン、t−ノニルメルカプタン 2)アルキルアミン類:モノエチルアミン、ジエチルア
ミン、トリエチルアミン、モノイソプロピルアミン、ジ
イソプロピルアミン、モノブチルアミン、ジ−n−ブチ
ルアミン、トリ−n−ブチルアミン 3)ペンタエリトリトールテトラキス(3−メルカプト
プロピオネート)、ペンタエリトリトールテトラキス(2
−メルカプトエタネート)、ペンタエリトリトールテト
ラキス(4−メルカプトブタネート)、ペンタエリトリト
ールテトラキス(5−メルカプトペンタネート)、ペンタ
エリトリトールテトラキス(6−メルカプトヘキサネー
ト)、トリメチロールプロパントリス(2−メルカプトエ
タネート)、トリメチロールプロパントリス(3−メリカ
プトプロピオネート)(TMPT)、トリメチロールプロ
パントリス(4−メルカプトブタネート)、トリメチロー
ルプロパントリス(5−メルカプトペンタネート)、トリ
メチロールプロパントリス(6−メルカプトヘキサネー
ト) 他にも、例えば、ペンタフェニルエタン、α−メチルス
チレンダイマー、テルピノレンがある。
マーの添加量は、モノマー100重量部に対し、0〜1
重量部であり、0.005〜0.6重量部がより好まし
く、具体的には、例えば以下の化合物が挙げられる。 1)ジビニルベンゼン、1,2,4−トリビニルベンゼ
ン、1,3,5−トリビニルベンゼンなどの多官能ビニ
ル 2)エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレン
グリコールジメタクリレート、トリエチレングリコール
ジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリ
レート、1,3−プロピレングリコールジメタクリレー
ト、1,4−ブチレングリコールジメタクリレート、
1,6−ヘキサレングリコールジメタクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジメタクリレート(PGDMA)、ジ
プロピレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレ
ングリコールジメタクリレート、2,2−ビス−(4−
メタクリロキシジエトキシフェニル)プロパンなどのジ
メタクリレート 3)トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリ
エチロールエタントリメタクリレートなどのトリメタク
リレート 4)エチレングリコールジアクリレート、ジエチレング
リコールジアクリレート、トリエチレングリコールジア
クリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、
1,3−ジプロピレングリコールジアクリレート、1,
4−ジブチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘ
キシレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリ
コールジアクリレート(PGDA)、ジプロピレングリコ
ールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアク
リレート、2,2−ビス(4−アクリロキシプロポキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アクリロキシジ
エトキシフェニル)プロパンなどのジアクリレート 5)トリメチロールプロパントリアクリレート、トリエ
チロールエタントリアクリレートなどのトリアクリレー
ト 6)テトラメチロールメタンテトラアクリレートなどの
テトラアクリレート。
出し、脱揮発装置により反応しないモノマー、溶剤など
の揮発分を除去し、ポリマーを回収することにより、本
発明の透明ゴム変性スチレン系樹脂の組成物を得ること
ができる。
又は二軸押出機があり、必要に応じて上記押出機に脱揮
補助剤、例えば水、シクロヘキサン、二酸化炭素を加え
ることもできる。押出機は、必要に応じて混練ゾーン、
推進ゾーンを設け、スクリューの回転速度は120〜3
50rpmとすることもできる。その他、真空手段付脱
揮タンクを使用することもできる。該タンクは、一つ又
は数個直列して使うことができ、温度を約180〜35
0℃程度に制御するものとし、特に200〜320℃が
好ましく、220〜300℃にすればさらに好ましい。
また、タンクの真空度は、300Torr以下に制御す
るものとし、とりわけ200Torr以下が好ましく、
100Torr以下とすればさらに好ましい。他の脱揮
発手段には例えば、薄膜蒸発装置も採用することができ
る。
に残留したモノマー、溶剤、ダイマー、トリマーなどの
揮発分が1重量%以下に低減させることができるが、な
かんずく0.8重量%以下が好ましく、0.5重量%以
下がさらに好ましい。
ない範囲内において、着色剤、充填剤、難燃剤、難燃助
剤(三酸化アンチモンなど)、光安定剤、熱安定剤、可塑
剤、滑剤、離型剤、粘度増加剤、帯電防止剤、酸化防止
剤、導電剤などの添加剤を配合することができる。上記
添加剤としては例えば、鉱油、ステアリン酸ブチルのエ
ステル系可塑剤、ポリエステル系可塑剤、ポリジメチル
シロキサンの有機ポリシロキサン、高級脂肪酸及びその
金属塩、立体障害アミン系酸化防止剤、ガラス繊維など
があり、単独又は混合して使用することができる。上記
成分は必要に応じて重合反応段階或いは終了後添加混合
してもよい。
は、樹脂組成物に対し一般に0〜5重量%で、特に、
0.05〜2重量%が好ましく、また、有機ポリシロキ
サンの使用量は一般に0〜0.5重量%とし、0.00
2〜0.2重量%がより好ましい。
く損じない範囲で、さらに他の樹脂を配合することがで
きる。添加できる他の樹脂としては、例えば、スチレン
系−(メタ)アクリレート系−アクリロニトリル系共重合
体、スチレン−(メタ)アクリレート系共重合体、スチレ
ン系−(メタ)アクリレート系−アクリロニトリル系−マ
レイミド系共重合体、スチレン系−(メタ)アクリレート
系−マレイミド系共重合体、(メタ)アクリレート系−マ
レイミド系共重合体、ジエンゴム変性(又はグラフト変
性)による前記共重合体などが挙げられる。
性スチレン系樹脂組成物100重量部に対し、0〜20
0重量部であり、添加することによって樹脂組成物の耐
熱性、剛性及び流動加工性を調整又は向上することがで
きる。
用途は特に限定されないが、射出成形、圧縮成形の各種
成形品、押出し成形、ブロー成形、熱成形、真空成形及
び中空成形による製品、例えば押出しボード、シート、
薄膜成形品などがあり、処方により高流動性、高耐熱性
の要求に達するよう調合することができる。
ばバンバリーミキサー、ロール混練機、一軸又は二軸押
出機などの一般の溶融混練機を用いて一般に160〜2
80℃、好ましくは180〜250℃の温度で混練す
る。また、各配合成分の混合・混練は順序が限定されな
い。
38に準拠して樹脂が200℃×5kg下における流動
係数を測定する。
m、厚さ2mmの射出成形シートを用い、ベンゲルの1
/4楕円の治具に試験片を取付けた後、試験片表面にオ
リーブ油を塗布して、室温下6時間経過後の外観を観察
し、以下の基準で評価する(1/4楕円治具法臨界歪み
試験)。 ○:外観が変化なし △:表面が少し亀裂あり ×:表面がかなり亀裂する。
256に準拠して測定する(23℃に切欠き付の1/4
インチ肉厚の試験片)。
成形シートを用いて、ASTM D−1003に準拠し
て測定する。Haze値が高ければ、透明度が悪いこと
を示す。
0,000の共重合体の含有量(重量%):樹脂組成物を
テトラヒドロフラン(THF)中に溶かし、遠心分離によ
り不溶分を除去し、可溶分をゲル透析法(GPC)によ
り、ポリスチレンを標準として分子量分布を測定する。
GPCにより得られた範囲において、Mw3,000〜
12,000,000の樹脂信号の積分総面積を100
%とし、Mw3,000〜50,000の面積が前記総
面積に占める割合を求める。上記GPCは下記条件によ
って測定する。 管カラム:KD−806M 検出器:RI−410、UV−486 移動相:THF(流速:1.0c.c./min)。
クの含有量(重量%):ゴム状共重合体を加熱した1,2
−ジクロロベンゼン(35ml)に溶かし、次に10m
lのt−ブチルヒドロペルオキシドと1mlの四酸化オ
スミウムのトルエン溶液(濃度;四酸化オスミウム1g
/トルエン1L)を加え、継続混合して15分間加熱す
る。冷却後、350mlのメタノールと硫酸5滴を入れ
て攪拌し、ろ過し、乾燥、重量を量る。下記式によりポ
リスチレンブロックの含有量を算出する。
の含有量(重量%):IRによって測定する。
(%):透過性電子顕微鏡により、樹脂組成物の2500
0倍の写真を撮影し、その12cm×16cmの範囲内
において、それぞれゴム粒子の総数量(N)及びゴム粒子
内に4個以上の吸蔵粒子(粒径0.05μm以上のもの)
を含有するゴム粒子数(N1)を測定し、吸蔵粒子を含有
しないゴム粒子数は(N2)とする。言い換えれば、ゴム
粒子数N2は、吸蔵粒子をまったく含有しない、或い
は、吸蔵粒子の直径が0.05μm以下であるようなゴ
ム粒子の数である。N1/N×100%により4個以上
の吸蔵粒子を含有するゴム粒子の重量%が、N2/N×
100%により吸蔵粒子を含有しないゴム粒子の重量%
が算出される。
率=25/75重量%、1,2−ビニル比率=15.4
%、ムーニー粘度45のテーパーブロック共重合体、該
ブロック共重合体に1つのスチレンブロック、1つのポ
リブタジエンブロック及び1つのスチレンテーパーのス
チレン/ブタジエンブロックを含有する。)、スチレン
21.6重量部、メタクリル酸メチル34.5重量部、
アクリロニトリル5.5重量部、エチルベンゼン30重
量部、ドデシルメルカプタン0.1重量部、及び過酸化
ジベンゾイル0.1重量部を原料溶液とし、35kg/
hrの流量の連続ポンプにより直列した4つの完全混合
型反応器(各容器容量40リットル)による連続重合装置
に送り込む。なお、第1の反応器の反応温度は110
℃、第2の反応器の温度は115℃、第3の反応器の温
度は125℃、第4の反応器の温度は130℃にそれぞ
れ制御されている。反応終了後の転化率は約57%であ
り、脱揮発装置により押出して本発明の透明ゴム変性ス
チレン系樹脂組成物を得る。
構成する共重合体の組成は、スチレン32重量部、メタ
クリル酸メチル60重量部、アクリロニトリル8重量部
であり、Mw3,000〜50,000のものが全体の
29重量%である。また、ゴム状共重合体のポリスチレ
ンのブロック含有量は18重量%であり、ゴム粒子分散
相(A)中の、4個以上の粒子を含む吸蔵構造を有する
ゴム粒子数が全ゴム粒子数に対し6%、吸蔵構造を含有
しないゴム粒子数が全ゴム粒子数に対し64%である。
この樹脂組成物から測定された物性を表1に示す。
率=25/75重量%、1,2−ビニル含有量=18.
0%、ムーニー粘度47のテーパーブロック共重合
体)、スチレン22.8重量部、メタクリル酸メチル3
7.0重量部、アクリロニトリル1.8重量部、エチル
ベンゼン30重量部、ドデシルメルカプタン0.1重量
部、及び過酸化ジベンゾイル0.1重量部を原料溶液と
し、35kg/hrの流量の連続ポンプにより直列した
4つの完全混合型反応器(各容器容量40リットル)によ
る連続重合装置に送り込む。なお、第1の反応器の反応
温度は110℃、第2の反応器の温度は115℃、第3
の反応器の温度は125℃、第4の反応器の温度は13
0℃にそれぞれ制御されている。反応終了後の転化率は
約60%であり、脱揮発装置により押出して本発明の透
明ゴム変性スチレン系樹脂組成物を得る。
構成する共重合体の組成は、スチレン34重量部、メタ
クリル酸メチル63重量部、アクリロニトリル3重量部
であり、Mw3,000〜50,000のものが全体の
34重量%である。また、ゴム状共重合体のポリスチレ
ンのブロック含有量は19重量%であり、ゴム粒子分散
相(A)中の、4個以上の粒子を含む吸蔵構造を有する
ゴム粒子数が全ゴム粒子数に対し8%、吸蔵構造を含有
しないゴム粒子数が全ゴム粒子数に対し60%である。
この樹脂組成物から測定された物性を表1に示す。
率=25/75重量%、1,2−ビニル含有量=15.
4%、ムーニー粘度45のテーパーブロック共重合
体)、スチレン22.8重量部、メタクリル酸メチル3
7.0重量部、アクリロニトリル1.8重量部、エチル
ベンゼン30重量部、ドデシルメルカプタン0.1重量
部、及び過酸化ジベンゾイル0.1重量部を原料溶液と
し、35kg/hrの流量の連続ポンプにより直列した
4つの完全混合型反応器(各容器容量40リットル)によ
る連続重合装置に送り込む。なお、第1の反応器の反応
温度は110℃、第2の反応器の温度は115℃、第3
の反応器の温度は125℃、第4の反応器の温度は13
0℃にそれぞれ制御されている。反応終了後の転化率は
約60%であり、脱揮発装置により押出して本発明の透
明ゴム変性スチレン系樹脂組成物を得る。
構成する共重合体の組成は、スチレン34重量部、メタ
クリル酸メチル63重量部、アクリロニトリル3重量部
であり、Mw3,000〜50,000のものが全体の
33重量%である。また、ゴム状共重合体のポリスチレ
ンのブロック含有量は18重量%であり、ゴム粒子分散
相(A)中の、4個以上の粒子を含む吸蔵構造を有する
ゴム粒子数が全ゴム粒子数に対し5%、吸蔵構造を含有
しないゴム粒子数が全ゴム粒子数に対し65%である。
この樹脂組成物から測定された物性を表1に示す。
率=25/75重量%、1,2−ビニル含有量=12.
5%、ムーニー粘度49のテーパーブロック共重合
体)、スチレン22.8重量部、メタクリル酸メチル3
7.0重量部、アクリロニトリル1.8重量部、エチル
ベンゼン30重量部、ドデシルメルカプタン0.1重量
部、及び過酸化ジベンゾイル0.1重量部を原料溶液と
し、35kg/hrの流量の連続ポンプにより直列した
4つの完全混合型反応器(各容器容量40リットル)によ
る連続重合装置に送り込む。なお、第1の反応器の反応
温度は110℃、第2の反応器の温度は115℃、第3
の反応器の温度は125℃、第4の反応器の温度は13
0℃にそれぞれ制御されている。反応終了後の転化率は
約60%であり、脱揮発装置により押出して本発明の透
明ゴム変性スチレン系樹脂組成物を得る。
構成する共重合体の組成は、スチレン34重量部、メタ
クリル酸メチルが63重量部、アクリロニトリルが3重
量部であり、Mw3,000〜50,000のものが全
体の36重量%である。また、ゴム状共重合体のポリス
チレンのブロック含有量は15重量%であり、ゴム粒子
分散相(A)中の、4個以上の粒子を含む吸蔵構造を有
するゴム粒子数が全ゴム粒子数に対し4%、吸蔵構造を
含有しないゴム粒子数が全ゴム粒子数に対し58%であ
る。この樹脂組成物から測定された物性を表1に示す。
率=30/70重量%、1,2−ビニル含有量=11.
0%、ムーニー粘度45のテーパーブロック共重合
体)、スチレン24.6重量部、メタクリル酸メチル3
7.0重量部、エチルベンゼン30重量部、ドデシルメ
ルカプタン0.07重量部、及び過酸化ジベンゾイル
0.12重量部を原料溶液とし、35kg/hrの流量
の連続ポンプにより直列した4つの完全混合型反応器
(各容器容量40リットル)による連続重合装置に送り込
む。なお、第1の反応器の反応温度が95℃、第2の反
応器の温度は110℃、第3の反応器の温度は120
℃、第4の反応器の温度は125℃にそれぞれ制御され
ている。反応終了後の転化率は約55%であり、脱揮発
装置により押出してゴム変性スチレン系樹脂組成物を得
る。
構成する共重合体の組成は、スチレン37重量部、メタ
クリル酸メチルが63重量部であり、Mw3,000〜
50,000のものが全体の12重量%である。ゴム状
共重合体のポリスチレンのブロック含有量は21重量%
であり、ゴム粒子分散相(A)中の、4個以上の粒子を
含む吸蔵構造を有するゴム粒子数が全ゴム粒子数に対し
1.8%、吸蔵構造を含有しないゴム粒子数が全ゴム粒
子数に対し75%である。この樹脂組成物から測定され
た物性を表1に示す。
率=15/85重量%、1,2−ビニル含有量=15.
4%、ムーニー粘度45のテーパーブロック共重合
体)、スチレン30.0重量部、メタクリル酸メチル2
8.0重量部、アクリロニトリル3.6重量部、エチル
ベンゼン30重量部、ドデシルメルカプタン0.1重量
部、及び過酸化ジベンゾイル0.1重量部を原料溶液と
し、35kg/hrの流量の連続ポンプにより直列した
4つの完全混合型反応器(各容器容量40リットル)によ
る連続重合装置に送り込む。なお、第1の反応器の反応
温度は110℃、第2の反応器の温度は115℃、第3
の反応器の温度は125℃、第4の反応器の温度は13
0℃にそれぞれ制御されている。反応終了後の転化率は
約58%であり、脱揮発装置により押出してゴム変性ス
チレン系樹脂組成物を得る。
構成する共重合体の組成は、スチレン47重量部、メタ
クリル酸メチルが47重量部、アクリロニトリルが6重
量部であり、Mw3,000〜50,000のものが全
体の33重量%である。ゴム状共重合体のポリスチレン
のブロック含有量は2重量%であり、ゴム粒子分散相
(A)中の、4個以上の粒子を含む吸蔵構造を有するゴ
ム粒子数が全ゴム粒子数に対し9%、吸蔵構造を含有し
ないゴム粒子数が全ゴム粒子数に対し15%である。こ
の樹脂組成物から測定された物性を表1に示す。
率=5/95重量%、1,2−ビニル含有量=18.0
%、ムーニー粘度45のテーパーブロック共重合体)、
スチレン27.1重量部、メタクリル酸メチル32.7
重量部、アクリロニトリル1.8重量部、エチルベンゼ
ン30重量部、ドデシルメルカプタン0.1重量部、及
び過酸化ジベンゾイル0.1重量部を原料溶液とし、3
5kg/hrの流量の連続ポンプにより直列した4つの
完全混合型反応器(各容器容量40リットル)による連続
重合装置に送り込む。なお、第1の反応器の反応温度は
110℃、第2の反応器の温度は115℃、第3の反応
器の温度は125℃、第4の反応器の温度は130℃に
それぞれ制御されている。反応終了後の転化率は約61
%であり、脱揮発装置により押出してゴム変性スチレン
系樹脂組成物を得る。
構成する共重合体の組成は、スチレン44重量部、メタ
クリル酸メチル53重量部、アクリロニトリル3重量部
であり、Mw3,000〜50,000のものが全体の
33重量%である。ゴム状共重合体のポリスチレンのブ
ロック含有量が0重量%であり、ゴム粒子分散相(A)
中の、4個以上の粒子を含む吸蔵構造を有するゴム粒子
数が全ゴム粒子数に対し30%、吸蔵構造を含有しない
ゴム粒子数が全ゴム粒子数に対し2%である。この樹脂
組成物から測定された物性を表1に示す。
率=25/75重量%、1,2−ビニル含有量=15.
4%、ムーニー粘度45のテーパーブロック共重合
体)、スチレン16.8重量部、メタクリル酸メチル4
3.0重量部、アクリロニトリル1.8重量部、エチル
ベンゼン30重量部、ドデシルメルカプタン0.25重
量部、及び過酸化ジベンゾイル0.14重量部を原料溶
液とし、35kg/hrの流量の連続ポンプにより直列
した4つの完全混合型反応器(各容器容量40リットル)
による連続重合装置に送り込む。なお、第1の反応器の
反応温度は120℃、第2の反応器の温度は125℃、
第3の反応器の温度は130℃、第4の反応器の温度は
135℃にそれぞれ制御されることに代える。反応終了
後の転化率は約62%であり、脱揮発装置により押出し
てゴム変性スチレン系樹脂組成物を得る。
構成する共重合体の組成は、スチレン33重量部、メタ
クリル酸メチルが64重量部、アクリロニトリルが3重
量部であり、Mw3,000〜50,000のものが全
体の52重量%である。ゴム状共重合体のポリスチレン
のブロック含有量は18重量%であり、ゴム粒子分散相
(A)中の、4個以上の粒子を含む吸蔵構造を有するゴ
ム粒子数が全ゴム粒子数に対し5%、吸蔵構造を含有し
ないゴム粒子数が全ゴム粒子数に対し65%である。こ
の樹脂組成物から測定された物性を表1に示す。
率=25/75重量%、1,2−ビニル含有量=15.
4%、ムーニー粘度45のテーパーブロック共重合体、
ポリスチレンブロックの含有量は18重量%である)、
スチレン24.2重量部、メタクリル酸メチル33.2
重量部、アクリロニトリル1.8重量部、N−フェニル
マレイミド1.2重量部、ポリジメチルシロキサン0.
0045重量部、エチルベンゼン30.6重量部、ドデ
シルメルカプタン0.1重量部、及びジ−過酸化第三ブ
チル−ヘキサヒドロ−テレフタレート0.1重量部を原
料溶液とし、35kg/hrの流量の連続ポンプにより
直列した4つの完全混合型反応器(各容器容量40リッ
トル)による連続重合装置に送り込む。そして、N−フ
ェニルマレイミドは0.32kg/hrの速度で第2の
反応器に連続送出される。なお、第1の反応器の反応温
度は100℃、第2の反応器の温度は105℃、第3の
反応器の温度は115℃、第4の反応器の温度は130
℃にそれぞれ制御されている。反応終了後の転化率は約
60%であり、脱揮発装置により押出して本発明の透明
ゴム変性スチレン系樹脂組成物を得る。
構成する共重合体の組成は、スチレン28重量部、メタ
クリル酸メチル66重量部、アクリロニトリル3重量
部、N−フェニルマレイミドが3重量部であり、Mw
3,000〜50,000のものが全体の24重量%で
ある。また、ゴム状共重合体のポリスチレンのブロック
含有量は18重量%であり、ゴム粒子分散相(A)中
の、4個以上の粒子を含む吸蔵構造を有するゴム粒子数
が全ゴム粒子数に対し5%、吸蔵構造を含有しないゴム
粒子数が全ゴム粒子数に対し66%である。この樹脂組
成物から測定された物性は、透明度(Haze)が6.1
%で、流動性(g/10min)が1.9で、耐衝撃度
(kg/cm−cm)が18で、耐化学薬品性は良好(○)
であった。
Claims (6)
- 【請求項1】 ゴム状共重合体からなるゴム粒子分散相
(A)と共重合体連続相(B)とからなり、 上記ゴム状共重合体は、スチレン系モノマー10〜50
重量%、ジエン系モノマー90〜50重量%からなるブ
ロック共重合体であって、ポリスチレンブロックの含有
量が5〜35重量%のブロック共重合体であり、また、 上記共重合体連続相(B)は、スチレン系モノマー12
〜70重量部、(メタ)アクリル酸エステル系モノマー2
0〜80重量部、アクリロニトリル系モノマー1〜20
重量部、及び他の共重合可能なモノマー0〜40重量部
(合計は100重量部)からなる共重合体からなり、該
共重合体のうち重量平均分子量3,000〜50,00
0の共重合体の比率が15〜50重量%であることを特
徴とする透明ゴム変性スチレン系樹脂組成物。 - 【請求項2】 上記ゴム粒子分散相(A)中の、4個以
上の粒子を含む吸蔵構造を有するゴム粒子の数が、全ゴ
ム粒子の数に対し2〜20%である請求項1に記載の透
明ゴム変性スチレン系樹脂組成物。 - 【請求項3】 上記ゴム粒子分散相(A)中の、吸蔵構
造を有さないゴム粒子の数が、全ゴム粒子の数に対し2
0〜80%である請求項1又は2に記載の透明ゴム変性
スチレン系樹脂組成物。 - 【請求項4】 上記ゴム状共重合体がテーパー−ブロッ
ク共重合体である請求項1に記載の透明ゴム変性スチレ
ン系樹脂組成物。 - 【請求項5】 上記ゴム状共重合体がポリスチレンブロ
ック10〜25重量%を含む請求項1〜4の何れか1項
記載の透明ゴム変性スチレン系樹脂組成物。 - 【請求項6】 上記ゴム状共重合体がポリスチレンブロ
ック14〜22重量%を含む請求項1〜5の何れか1項
記載の透明ゴム変性スチレン系樹脂組成物。
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