JPH04227915A - 耐衝撃性ゴム改質アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン−(abs)−成形材料及びその製法 - Google Patents

耐衝撃性ゴム改質アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン−(abs)−成形材料及びその製法

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JPH04227915A
JPH04227915A JP3127091A JP12709191A JPH04227915A JP H04227915 A JPH04227915 A JP H04227915A JP 3127091 A JP3127091 A JP 3127091A JP 12709191 A JP12709191 A JP 12709191A JP H04227915 A JPH04227915 A JP H04227915A
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styrene
rubber
acrylonitrile
polymerization
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JP3127091A
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Ehrenfried Baumgartner
エーレンフリート バウムガルトナー
Juergen Hofmann
ホフマン ユルゲン
Rainer Moors
ライナー モールス
Hansjoerg Schaech
ハンスイェルク シェヒ
Rainer Bueschl
ライナー ビューシュル
Rudolf H Jung
ルードルフ ハー ユンク
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F287/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to block polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F212/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L51/00Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S525/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S525/905Polyphenylene oxide

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐衝撃性ゴム改質アクリ
ロニトリル/ブタジエン/スチレン−(ABS)−成形
材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ABS成形材料は選択的に塊状−、溶液
−、塊状−懸濁−又は乳化重合法により製造することが
できる[Winnacker−kuechler,“C
hemische  Technologie”,第6
巻,“Organische  Technologi
e  II”,Carl  Hanser  Verl
ag  出版、第4版、384頁以下(1982);“
Encyclopedia  of  Polymer
  Science  and  Engineeri
ng”,Vol.1,John  Wiley  & 
 Sons,  New  York−Chiches
ter−Brisbane−Toronto−Sing
apore,388−424頁;“Polymere 
 Werkstoffe”,第III巻,“Techn
ologie  2”,編集者H.Batzer,Ge
orgThieme  Verlag出版、Stutt
gart−New  York在,(1984),9−
23頁参照]塊状−又は溶液重合したABS成形材料及
び乳化重合したABS成形材料の機械的性質はほぼ同じ
である。とりわけ、塊状法又は溶液法の利点は低い製造
コスト(殊に高いゴム有効性、廃水がない)及び着色に
少量の顔料を使用するに過ぎないその生成物の明るい固
有色にある。しかし乳化法で製造したABSに比べて表
面光沢が低いのが不利であり、この原因は塊状又は溶液
重合法によるABSが明らかに大きい分散ゴム粒子を有
することである。
【0003】それ故、方法を相応して変更することによ
りこの欠点に対処し、かつ塊状−及び溶液重合の際に分
散されたゴム粒子が非常に小さいABSを製造する一連
の実験が行なわれた。
【0004】良好な表面光沢を有する微粒状の溶液AB
Sは、特に低分子のポリブタジエン(特開昭63−19
9177号公報参照)又はスチレン/ブタジエン−ブロ
ックゴム(ヨーロッパ特許第0054141号明細書;
特開昭63−207804号公報;特開昭63−207
804号公報;特開昭54−070350号公報参照)
を使用するか又は転相の間又はそれまで特別な反応条件
を保持することにより製造することができる。
【0005】このようにして製造したすべての生成物に
共通していることは、高い表面光沢を有するが、溶液−
又は塊状重合法でゴム濃度を任意に高めることができな
いので、低いノッチ衝撃強さを有するに過ぎない点であ
る。微粒状の溶液ABSのゴム有効性を高めるために、
分散させたゴム粒子中に硬質マトリクス封入体(吸蔵)
を導入することを実験した。そのために、ポリブタジエ
ンをスチレン/ブタジエン−ブロックゴム及びポリスチ
レンアクリロニトリルと一緒にスチレン及びアクリロニ
トリル中に溶解しかつ重合させた(ベルギー国特許第8
88804号明細書)。形成されたグラフトゴムのゲル
含量は封入されたポリスチレンアクリロニトリルにより
上昇する。しかし添加したポリスチレンアクリロニトリ
ルはこの方法で形成されたポリスチレンアクリロニトリ
ル製のマトリクスと相溶性であるのでこのマトリクスと
ゴム粒子との間で分布し、それ故ゴム粒子の粒径を有効
に高めるのに非常に多量のポリアクリロニトリルを既に
重合前に添加しなければならない。しかしこれは所謂転
相前に重合段階で粘度問題をもたらす。
【0006】同じような処理が米国特許第344298
1号明細書に記載されている。ポリブタジエンの代りに
スチレン/ブタジエン−ブロックゴムを使用している。
【0007】英国特許第1229917号明細書によれ
ばポリブタジエンをポリスチレンと一緒にスチレン中に
溶解しかつ塊状懸濁重合で耐衝撃性ポリスチレンに加工
する。この場合にも、重合前に添加したポリスチレンが
ゴムとポリスチレンの両方の相の間に分配されることが
予測される。ゴム有効性の上昇は単に付随的なものと思
われる。専ら懸濁重合で行なう方法でも同様である(英
国特許第1243051号参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は高光沢
性で、同時に高いノッチ衝撃強さのABS成形材料を溶
液−及び塊状重合法で製造することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明により、1種又は
数種のスチレン/ブタジエン−ブロックゴムを少なくと
も1種の他の重合体と一緒に、予め用意した単量体、つ
まりスチレン及びアクリロニトリル及び場合により溶剤
中に溶解し、かつその後で公知方法で重合させる場合に
ゴム封入体の形成に関してより大きな有効性が達成され
る。
【0010】本発明による“他の重合体”としては種々
の重合体を挙げることができる。
【0011】特に、重要な重合体はポリスチレンである
【0012】他の同様に好適な重合体はポリシクロヘキ
シル(メタ)アクリレートである。
【0013】ポリスチレン又はポリシクロヘキシル(メ
タ)アクリルエステルと同じ前提を満足する他の重合体
はポリフェニレンエーテルである。
【0014】更に前記の重合体の混合物も“他の”重合
体として使用することができ、例えばポリスチレンとポ
リシクロヘキシル(メタ)アクリレート又はポリスチレ
ンとポリフェニレンエーテルからの混合物である。本発
明の優れた実施態様はスチレン/ブタジエン−ブロック
共重合体の代りにスチレン/ブタジエン−ブロック共重
合体とポリブタジエンとの混合物を使用することである
【0015】本発明の他の重要な実施態様は、成形材料
が付加的に常用の溶液−ABS、即ち溶液−、塊状−又
は塊状−懸濁重合で製造された、ポリブタジエンからの
主鎖及びスチレンとアクリロニトリルとから成る共重合
体からのグラフトを有するグラフト共重合体(“溶液−
ABS”)を含有し、これは平均ゴム粒径0.6〜10
μmを有しかつゴム粒子中の重合体封入体は化学組成に
おいて重合体マトリクスと一致する。
【0016】本発明の実施について次に詳説する。
【0017】重合前に添加した他の重合体はスチレン/
ブタジエン−ゴムのポリスチレンと相溶性、即ちこの重
合体中で完全に又は殆んど溶解性でなければならない[
A.Noshay,“Block  Copolyme
rs”,8−10頁,Academic  Press
出版(1977)及びO.Olabisi,“Poly
mer−Polymer−Miscibility”,
117−189頁(1979)参照]。しかし重合の間
に生成するポリスチレンアクリロニトリルとは不相溶性
でなければならない。このようにして他の重合体の添加
量がゴム粒径、従って生成するABS成形材料の性質を
調節する。OsO4及び/又はRuO4で染色後の電子
顕微鏡撮影により、ゴム粒子の内部中に重合体が封入さ
れており、これは薄いゴムスキンで包まれていることを
特徴とする新しいゴム形態学が認められる。
【0018】重合の際に生成するポリスチレンアクリロ
ニトリルは反応条件に応じて多かれ少なかれ強くスチレ
ン/ブタジエン−ブロックゴムのポリブタジエン部分に
グラフトしてポリスチレンアクリロニトリルマトリクス
への結合がもたらされる。このようにして溶液−又は塊
状重合の利点を利用しかつ生成物特性、表面光沢、ノッ
チ衝撃強さ及び剛性の有利な組合せを有するABS生成
物を製造することができる。
【0019】本方法を実施するためには単量体としては
特に比90/10〜60/40のスチレン及びアクリロ
ニトリルが該当する。他の単量体、例えばα−メチルス
チレン、o−、m−、p−メチルスチレン、t−ブチル
スチレン又はメタクリロニトリルもしくは(メタ)アク
リル酸エステルを公知方法で付加的に使用することがで
きる。
【0020】ゴムとしてはスチレン/ブタジエン−ブロ
ック共重合体少なくとも1種を使用する。一般にスチレ
ン総含有率3〜70重量%、殊に10〜50重量%及び
ブロックスチレン含有率2〜60重量%、殊に8〜40
重量%の二元ブロックゴムを使用する。ブロック共重合
体の分子量平均(Molmassen−Gewicht
smittel)は20000〜600000g/mo
lである。市販の好適な製品は例えばバイヤー社(Ba
yer  AG)のBuna  BL6533,Bun
a  BL6425及びBuna  BL6578であ
る。重合体マトリクスに対する総ゴム含有率は2〜30
重量%である。重要な実施形は、スチレン/ブタジエン
−ブロック共重合体の一部をホモポリブタジエンに代え
ることであり、この場合成形材料に対する総ブタジエン
含有率は2〜20重量%であり、かつゴムの少なくとも
20%はブロック共重合体でなければならない。
【0021】ポリスチレンとしては分子量(分子量平均
)10000〜10000000g、殊に40000〜
500000gの生成物を使うと有利である。ポリスチ
レンはラジカル−又はアニオン重合により得られる。 これは重合体マトリクスに対して0.1〜30重量%、
殊に2〜15重量%の量で使用する。
【0022】ポリシクロヘキシル(メタ)アクリレート
としては分子量(重量平均)10000〜100000
00g、殊に40000〜500000gの生成物を使
用する。一般に、ポリシクロヘキシル(メタ)アクリレ
ートをラジカル重合させかつ重合体マトリクスに対して
1〜30重量%、殊に2〜15重量%の量で使用する。
【0023】ポリフェニレンエーテルとしてはポリ−2
,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテルを使用す
ると優れている。しかしポリスチレンと相溶性でありか
つポリスチレンアクリロニトリルと不相溶性である他の
ポリフェニレンエーテル及び/又はポリフェニレンエー
テル共重合体を使用することもできる。このようなポリ
フェニレンエーテルは酸化的結合により得られる(米国
特許第3661848号、同第3378505号、同第
3306874号、同第3306875号及び同第36
39656号参照)。一般に好適なポリフェニレンエー
テルはクロロホルム中25℃で測定して極限粘度0.1
〜2.0、殊に0.3〜0.7dl/gを有する。本発
明によりポリフェニレンエーテルも重合体マトリクスに
対して1〜30重量%の量で使用する。
【0024】本発明方法の溶剤としては極性及び無極性
の化合物又はこれらの混合物を使用することができる。 メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、トルエン及び
特にエチルベンゼンを使用すると優れている。溶剤は反
応混合物に対して30重量%までの量で使用する。
【0025】重合は熱的に又はラジカル開始剤の添加に
より行なうことができる。好適なラジカル開始剤はグラ
フト活性ペルオキシドである。ジベンゾイルペルオキシ
ド、t−ブチルペルオクトエート、t−ブチルペルピバ
レート、t−ブチルペルネオデカノエート及びビス−(
t−ブチル)−ペルオキサレートが特に優れている。 開始剤は使用する単量体に対して0〜0.5重量%の量
で使用する。
【0026】連鎖移動剤としては常用のC原子14〜1
8個を有するメルカプタンが該当する。メルカプタンの
うち特にn−ブチルメルカプタン、n−オクチルメルカ
プタン並びにn−又はt−ドデシルが有利であることが
明らかになった。使用する場合のメルカプタンの量は一
般に使用する単量体に対して0.005〜0.5重量%
である。
【0027】本発明による重合は少なくとも2つの反応
ゾーンで実施する。撹拌釜型反応器1個又は2個より成
り、更に2つの連続接続されている重合塔を備えた反応
器装置(ヨーロッパ特許公開第0054141号参照)
又は少なくとも2つの連続接続された重合塔を備えたカ
スケード状反応器を使用することができる。ベルギー国
特許第888804号に記載されているような装置も使
用することができる。4つの反応ゾーンから成るカスケ
ード状反応器が優れている。反応ゾーンとしては内部に
冷却管を備えた撹拌重合塔が優れている。
【0028】スチレン/ブタジエン−ブロックゴムを“
他の重合体”と一緒にスチレン及びアクリロニトリル並
びに場合により溶剤中に溶かしかつ連続的に第一反応ゾ
ーン中に供給する。第一反応ゾーン中でスチレン/ブタ
ジエン−ブロックゴムのポリブタジエン部分がポリスチ
レンアクリロニトリルとグラフトし、その間に第二反応
ゾーンでは転相及びゴム粒子の形態の撮影が行なわれる
。グラフト及び転相は共通の反応ゾーンで実施すること
もできる。存在する場合には反応ゾーン3及び4におい
てポリスチレンアクリロニトリルを固体含有率少なくと
も40重量%まで、殊に少なくとも65重量%まで更に
重合させる。最後の反応ゾーンの後で重合体融液から排
気しかつ冷却後に押出成形しかつ造粒する。
【0029】連続的な塊状−又は溶液重合の代りに不連
続的方法又は半連続的方法を適用することもできる。
【0030】更に、転相が懸濁重合の開始前に終結して
いる場合は、従来公知の塊状−懸濁重合法を適用するこ
ともできる。
【0031】重合の際に、特にゴム及び他の重合体の溶
液の製造後又は調製した重合体の加工前に常用の添加物
、例えば内部滑剤、酸化防止剤又は紫外線安定剤並びに
滑剤、填料等を常用量で添加する。
【0032】記載したように、本発明の特別な実施形で
は比較的大きなゴム粒子を含有する常用の溶液−ABS
を添加混合する。
【0033】本発明による成形材料のグラフト共重合体
がゴム粒径0.1〜3.0、殊に0.2〜1μmを有す
るが、ゴム粒子中の重合体封入体が硬質マトリクスと同
じ組成を有する添加されるグラフト共重合体は粒径0.
6〜10、殊に1〜5μmを有する。
【0034】この実施形により、特に高い一般的な靭性
、剛性及び表面光沢を有する本発明によるABS成形材
料に良好な低温靭性も付与するという要件が解消される
【0035】これを達成するために、本発明による材料
を有利に“常用の”ABS重合体と比50:50〜95
:5で混合する。押出機中で一緒に溶融することにより
“二重モードに分布した”(bimodal  ver
teilt)ABSが得られる。材料をその都度製造し
た直後に(従って所謂排気前)混合しかつその後で溶剤
を除去する場合に同じ効果が達成される。
【0036】本発明による成形材料は、表面光沢、ノッ
チ衝撃強さ及び剛性についてのバランスのとれた関係を
有する新規な物質又は物質混合物である。有利な性質を
組合せるための小さな粒子と大きな粒子(所謂二重モー
ド)のABSの混合はもはや必要ではない。それ故、大
量生産工程(重合体を部分的に300℃まで加熱するこ
とと関連する)を省略することができる。従って、本発
明により適用される方法は利点を有する。
【0037】従って、本発明による成形材料は大きなゴ
ム粒径であるにもかかわらず、非常に良好な表面光沢を
有する。これは、ゴム粒子が重合体(“他の重合体”)
を十分に充填されており、かつ封入体とポリスチレンア
クリロニトリルマトリクスとの間のゴム膜が非常に薄い
ことにより説明される。その結果、製品の表面に存在す
るゴム粒子−常法の大きな粒子とは異なる−は極く僅か
に収縮するに過ぎず、それ故、冷却の際に非常に小さな
“凹部”が形成するだけで、入射光は殆んど“分散”し
ない。この説明は全く経済的なものであり、本発明はこ
れによって決して限定されない。
【0038】本発明方法により得られた成形材料は公知
の熱可塑性樹脂加工法により、例えば押出成形、射出成
形、カレンダー仕上げ、中空体吹込み、プレス作業又は
焼結により加工することができる。本発明方法により製
造した成形材料から射出成形により成形品を製造すると
特に優れている。
【0039】実施例及び比較実験に記載の生成物の性質
は次のように測定した:−電子顕微鏡写真を評価するこ
とによる分散したゴム粒子の平均粒径d50−DIN5
3453により230℃で射出成形した成形体のノッチ
衝撃強さ−DIN53457により230℃で射出成形
した成形体の剛性の尺度であるE−モジュラス−ジメチ
ルホルムアミド中の0.5%溶液としてのゴム相から分
離後のポリスチレンアクリロニトリルマトリクスの粘度
−DIN53460により熱形状安定性(ビカーB)−
表面光沢はDIN67530によりDr.ランゲ・ラボ
ール・レフレクトメータ(Dr.Lange  Lab
or−Reflektometer)を用いて射出成形
した箱形試験片の側面で測定するが、DIN67530
を変更して黒色標準に対して測定角度55.8°で。箱
形試験片は長さ11cm、幅4.3cm及び高さ5cm
を有しかつ重さ約26〜27gである。試験片はその都
度下記の射出成形条件A及びBの下にアルブルク・オー
ルラウンド(Arbrurg  Allround)3
70CMD射出成形機で製造した。
【0040】
【0041】
【実施例】例1〜16:他の重合体としてポリスチレン
の使用 例1〜4 その都度11.5重量部(230g)の市販のゴム(B
una  BL6533,Bayer  AG社製;B
una:登録商標)と異なる量のポリスチレン(VZ=
74ml/g)とをスチレン/アクリロニトリル混合物
(75/25重量部)中で一晩にわたって溶解した。8
0℃に加熱後、その都度0.04重量部のt−ブチルペ
ルピバレートを添加して、一定に保持した反応温度で約
10〜12%/hの重合体変換率を達成した。変換率2
0%で1実験当り分子量調節剤としてt−ドデシルメル
カプタン0.2重量部及び市販の安定剤(Irgano
x1076,Ciba−Geigy社製;Irgano
x:登録商標)0.10重量部を添加した。馬蹄形ミキ
サーの撹拌速度は6l−鋼製オートクレーブ中で200
rpmに調節した。固体含有率40%に達したら重合体
に過酸化ジクミル0.1%を加え、かつ水1800g中
のリン酸Na1.8g、エチレンオキシドをベースとす
る懸濁助剤(Luviskol  K90,BASF 
 AG社製;Luviskol:登録商標)18g及び
エルチビノール50gの水溶液中に撹拌下(300rp
m)に分散させた。完全な変換を次の温度プログラムで
重合することにより保障した: 110℃で3時間 130℃で3時間 140℃で4時間 得られたパール重合体を蒸留水で十分に洗いかつ80℃
で一晩真空中で乾燥させた。
【0042】乾燥したパール重合体から製造した成形体
の特性を明らかにした。製造したABS生成物の性質を
表1に総括した。
【0043】 表1 例   ポリス    E−モジュ   ノッチ衝撃強
さ    表面光沢        ゴム粒径    
 チレン    ラス         23℃   
 −40℃    条件1  条件2      d5
0     添加量      [g]    [N/mm2]    [k
J/m2] [kJ/m2]   [%]   [%]
       [μm]1       −     
  2800        2.0      1.
8      69     43         
0.22      58       2770  
      3.2      2.5      6
8     44         0.33    
 116       2760        8.
6      3.6       8     43
         0.44     174    
   2760        7.1      3
.4      67     41        
 0.8 例5〜8 それぞれ11.5重量部(230g)のブナ(Buna
)BL6425(Bayer社製)と異なる量のポリス
チレン(VZ=74ml/g)とをスチレン/アクロニ
トリル混合物(75/25重量部)中で一晩溶解した。 80℃に加熱後、それぞれ0.04重量部のt−ブチル
ペルピバレートを添加して、一定保持した反応温度で重
合体変換率約10〜12%/hを達成した。変換率20
%で1実験当り分子量調節剤としてのt−ドデシルメル
カプタン0.2重量部及びゴム安定剤としてのイルガノ
ックス(Irganox)1076  0.12重量部
を加えた。馬蹄形ミキサーの撹拌速度は6l−鋼製オー
トクレーブ中で200rpmに調節した。固体含有率が
40%に達したら重合体に過酸化ジクミル0.1%を加
え、かつ水1800g中のリン酸Na1.8g、エチレ
ンオキシドをベースとする懸濁助剤(Luviskol
  K90,BASF  AG社製)18g及びエルチ
ビノール50gの水溶液中に撹拌下(300rpm)に
分散させた。完全な変換を次の温度プログラムで重合す
ることにより保障した: 110℃で3時間 130℃で3時間 140℃で4時間 得られたパール重合体を蒸留水で十分に洗浄しかつ80
℃で一晩真空中で乾燥させた。
【0044】乾燥したパール重合体から製造した成形体
の特性を明らかにした。製造したABS生成物の性質は
表2に総括した。
【0045】 表2 例   ポリス    E−モジュ   ノッチ衝撃強
さ    表面光沢        ゴム粒径    
 チレン    ラス         23℃   
 −40℃    条件1  条件2      d5
0     添加量      [g]    [N/mm2]    [k
J/m2] [kJ/m2]   [%]   [%]
       [μm]5       −     
  2800         2.7     1.
7      68     43         
0.26      58       2750  
       3.3     2.5      6
0     42         0.37    
 116       2770         9
.0     3.6      69     43
         0.48     174    
   2780         7.3     3
.0      68     43        
 0.7 例9〜10 それぞれ11.5重量部(230g)のブロックゴム(
例9  Buna  BL6533;例10  Bun
a  BL6425,Bayer  AG社製)とそれ
ぞれ116gのポリスチレンとをスチレン1236g及
びアクリロニトリル412g中に一晩にわたって溶かし
た。この溶液にt−ドデシルメルカプタン4.0g及び
イルガノックス1076  2.0gを添加した。80
℃に加熱後、t−ブチルペルピバレート1.34gを添
加して、一定保持した反応温度で重合体変換率約12%
/hを達成した。馬蹄形ミキサーの撹拌速度は6l−鋼
製オートクレーブ中で200rpmに調節した。固体含
有率40重量%に達したらシロップ状重合体に過酸化ジ
クミル0.1%を加え、かつ水1800g中のリン酸N
a1.8g、エチレンオキシドをベースとする懸濁助剤
(Luviskol  K90,BASF  AG社製
)18g及びエルチビノール50gの水性溶液中に撹拌
下(300rpm)に分散させた。完全な変換は次の温
度プログラムで重合することにより保障した: 110℃で3時間 130℃で3時間 140℃で4時間 得られたパール重合体を蒸留水で十分に洗浄しかつ80
℃で一晩真空中で乾燥させた。
【0046】乾燥したパール重合体から製造した成形体
の特性を明らかにした。製造したABS生成物の性質を
表3に総括した。
【0047】 表3 例    ゴ  ム      E−モジュ   ノッ
チ衝撃強さ    表面光沢     ゴム粒径   
               ラス        
 23℃    −40℃    条件1  条件2 
   d50                   
[N/mm2]    [kJ/m2] [kJ/m2
]   [%]   [%]    [μm] 9  
 ブナ(Buna)    2650        
10.2     4.5      65     
40       0.7     BL 6533 10   ブナ(Buna)    2600    
    10.4     4.8      64 
    41       0.8     BL 6
425 例11〜12 それぞれ11.5g重量部(230g)のブロックゴム
(例11  BunaBL6533;例12  Bun
a  BL6425,Bayer  AG社製)をそれ
ぞれポリスチレン(VZ=74ml/g)116gと共
にスチレン1236g及びアクリロニトリル412g中
に一晩にわたって溶かした。この溶液にt−ドデシルメ
ルカプタン4.0g及びイルガノックス(Irgano
x)10762.0gを添加した。その後、固体含有率
40%が達成されるまで撹拌下に118℃で熱的に重合
させた。 その後、シロップ状重合体に過酸化ジクミル0.1%を
加え、かつ水1800g中のリン酸Na1.8g、エチ
レンオキシドをベースとする懸濁助剤(Luvisko
l  K90,BASF  AG社)18g及びエルチ
ビノール50gの水性溶液中に撹拌下(300rpm)
に分散させた。完全な変換は次の温度プログラムで重合
することにより保障した: 110℃で3時間 130℃で3時間 140℃で4時間 得られたパール重合体を蒸留水で十分に洗浄しかつ80
℃で真空中一晩で乾燥させた。
【0048】乾燥したパール重合体から製造した成形体
の特性を明らかにした。製造したABS生成物の性質を
表4に総括した。
【0049】 表4 例    ゴ  ム      E−モジュ   ノッ
チ衝撃強さ    表面光沢     ゴム粒径   
               ラス        
 23℃    −40℃    条件1  条件2 
   d50                  [
N/mm2]    [kJ/m2] [kJ/m2]
   [%]   [%]    [μm] 11  
 ブナ(Buna)    2600        
 9.8     3.9      65     
40       0.8     BL 6533 12   ブナ(Buna)    2600    
     9.6     3.7      64 
    41       0.9     BL 6
425 例13〜16 次の実施例では4塔カスケード中の連続重合を説明する
【0050】重合装置は250l−ゴム容器、250l
−貯槽並びに内部に水平案内される冷却管層及び冷却管
層の間に設けた撹拌機を備えている直列接続の4つの塔
型反応器(l/d=1100/220mm)及び重合塔
に接続している排気−及び造粒装置より成る重合させる
ために次の4種のゴム溶液を製造した:例      
                         
  13       14        15  
      16ブナ(Buna)BL6533  [
重量部]       11.05     11.0
5     11.05     11.05    
              [kg]       
    27.63     27.63     2
7.63     27.63ポリスチレン     
 [重量部]         −       3.
0       5.0       7.0(VZ=
74 ml/g)     [kg]        
     −       7.5       2.
5      17.5イルガノックス  [重量部]
        0.1       0.1    
   0.1       0.1(Irganox)
1076     [kg]            
0.25      0.25      0.25 
     0.25エチルベンゼン    [重量部]
       15.0      15.0    
  15.0      15.0         
         [kg]           3
7.5      37.5      37.5  
    37.5スチレン          [重量
部]       55.39     53.14 
    51.64     50.14      
            [kg]         
 138.48    132.85    129.
1     125.35アクリロニトリル  [重量
部]       18.46     17.71 
    17.21     16.71      
            [kg]         
  46.15     44.27     43.
02     41.77   調製したゴム溶液を貯槽中にポンプ装入する。貯槽
からゴム溶液20l/hを重合装置に連続的に供給する
【0051】初めの2つの重合塔中で80℃でt−ブチ
ルペルピバレートの連続的添加により重合を開始する。 次のt−ブチルペルピバレート量を必要とする:例  
                         
         13       14     
   15       16t−ブチルペルピバレー
ト 塔1            [g/h]      
    1.35      0.75      0
.9      0.85塔2           
 [g/h]          3.15     
 3.60      3.75     3.90   調節剤(t−ドデシルメルカプタン)の配量も同様
に連続的に4つの重合塔中に行なう: 例                        
        13        14     
   15       16t−ドデシルメルカプタ
ン 塔1            [g/h]      
  −        −        −    
    −塔2            [g/h] 
       16        16      
  16        16塔3         
   [g/h]        50       
 50        50        50塔4
            [g/h]        
−        −        −      
  −  重合塔中で次の固体含有率まで重合体変換を
行なった:例                   
             13        14
        15        16固体含有率 塔1            [重量%]      
  15        18        19 
       20.5塔2            
[重量%]        25        28
        30        31塔3   
         [重量%]        45 
       45        45      
  45塔4            [重量%]  
      65        65       
 65        65   撹拌速度は第1塔中で150rpm、第2塔中で1
00rpm、第3塔中で50rpm及び第4塔中で10
rpm(rpm=回転数/分)であった。重合は第3及
び第4の塔型反応器中で熱的に130℃もしくは146
℃で行なった。第4の重合塔の後で重合体融液から排気
しかつ冷却後造粒した。ABS成形材料の処理量は11
〜12kg/hであった。生成した溶液ABSの生成物
特性は表5に総括した。
【0052】 表5 例                        
              13     14  
     15       16E−モジュラス  
  [N/mm2]        2620    
 2650      2580    2600ノッ
チ衝撃強さ     23℃で      [kJ/mm2]   
   3.9      10.8      14.
7     17.9  −40℃で      [k
J/mm2]      2.7       4.5
       4.7      5.6表面光沢   条件1          [%]       
     70        68        
69       68  条件2         
 [%]            46       
 44        44       43ゴム粒
径   d50            [μm]    
       0.4       0.4     
  0.4      0.4黄色度指数      
                     9.6 
      9.8       9.5      
9.4PSAN−マトリクス   の粘度          [ml/g]    
  75.6      76.2      77.
3      79.4 比較実験1 比較のために乳化重合で製造したポリブタジエン17重
量%を含有するABSの性質を利用した。
【0053】ブタジエン62部を水80部中のt−ドデ
シルメルカプタン0.6部、乳化剤としてのC14−N
a−アルキルスルホネート0.7部、ペルオクソジ硫酸
カリウム0.2部及びピロリン酸ナトリウム0.2部の
溶液の存在において25℃で重合させることによりポリ
ブタジエンラテックスを製造する。反応終結後、重合オ
ートクレーブを放圧する。変換率は99%であった。平
均ゴム粒径が0.1μmであるポリブタジエンラテック
スが得られた。得られたラテックスを固体含有率10重
量部のエチルアクリレート96部及びメタクリル酸アミ
ド4部からの共重合体のエマルジョン25部の添加によ
り凝集させ、その際に平均粒径0.3μmのポリブタジ
エンラテックスが生成した。水40部、Na−C14−
アルキルスルホネート0.4部及びペルオクソジ硫酸カ
リウム0.2部の添加後、比70:30のスチレンとア
クリロニトリルとからの混合物38部添加した。
【0054】バッチの撹拌下に75℃で重合させた。ス
チレン/アクリロニトリルに対する変換率は実質的に定
量的であった。得られたグラフトゴム分散液を塩化カル
シウム溶液で沈殿させかつ分離したグラフト共重合体を
蒸留水で洗浄した。湿ったグラフトゴムを二本スクリュ
ー押出機で排気下にポリスチレンアクリロニトリル(V
Z=80.7ml/g;AN含有率=25重量%)と、
生成するABS生成物がポリブタジエン17重量%を含
有するように混合した。生成物の性質は次の通りであっ
た: 表6 E−モジュラス        [N/mm2]   
           2650ノッチ衝撃強さ     23℃で          [kJ/m2]
              11.0  −40℃で
          [kJ/m2]        
        4.0表面光沢   条件1              [%]   
                   68.0  
条件2              [%]     
                 47.0ゴム粒径   d50                [μm]
                      0.3
黄色度指数                    
                    32.8P
SAN−マトリクス   の粘度              [ml/g]
                80.7比較実験2 微粒状溶液−ABS(粒径≦0.5μm)を次の方法に
より製造した。
【0055】重合装置は、250l−ゴム溶解容器、2
50l−貯槽並びに内部に水平方向の平行な冷却管層及
び冷却管層の間に伸びている撹拌機を備えた4つの直列
接続の30l−塔型反応器(l/d=1100/220
mm)及び重合塔に接続している排気−及び造粒装置よ
り成る。
【0056】ゴム(Buna  HX500、Baye
r社、スチレン中の5%溶液の溶液粘度90mPa・s
,25℃で)18kgをエチルベンゼン22.5kg、
スチレン82.1kg及びアクリロニトリル27.4k
g中に撹拌下に5時間で溶解する。調製したゴム溶液を
貯槽中にポンプ装入する。ゴム溶液を貯槽から重合装置
に連続的に供給する。1時間当りゴム溶液20lを重合
装置に供給する。初めの2つの重合塔でt−ブチルペル
ピバレートを80℃で連続的に添加することにより重合
を開始した。
【0057】第1の塔では固体含有率18重量%まで、
第2の塔では固体含有率28重量%まで重合させる。そ
のために第1の塔中にt−ブチルペルピバレート2.1
g/h及び第2の塔中に4.2g/hを加える。撹拌速
度は両方の重合塔中で150rpmである。
【0058】2つの引続く反応塔で熱重合によりPSA
N−マトリクスを形成する。第3重合塔では温度130
℃及び撹拌速度50rpmで固体含有率45重量%に調
節する。第4重合塔では146℃及び撹拌(10rpm
)下に重合することにより70重量%の固体含有率が得
られる。
【0059】4つの重合塔はすべて完全に装填されて作
動する。t−ドデシルメルカプタンを分子量調節剤とし
て連続的に第2及び第3の重合塔中にそれぞれ34g/
hの量で配量する。
【0060】第4重合塔の後で重合体融液から排気しか
つ冷却後に造粒する。ABS成形材料の処理量は14k
g/hであった。
【0061】生成した微粒状溶液−ABSの性質は次の
通りである: 表7 E−モジュラス        [N/mm2]   
           2200ノッチ衝撃強さ     23℃で          [kJ/m2]
                6.0  −40℃
で          [kJ/m2]       
         5.0表面光沢   条件1              [%]   
                   68.0  
条件2              [%]     
                 42.0ゴム粒径   d50                [μm]
                      0.3
5黄色度指数                   
                     11.8
PSAN−マトリクス   の粘度              [ml/g]
                77.0例17〜3
0:他の重合体としてポリシクロヘキシル(メタ)アク
リレートの使用 例17〜20 それぞれ11.5重量部(230g)のブナ(Buna
)  BL  6533(Bayer  AG社)と異
なる量のポリシクロヘキシル(メタ)アクリレート(V
Z=56ml/g)をスチレン/アクリロニトリル混合
物(75/25重量部)中に一晩で溶解した。80℃に
加熱後、それぞれ0.04重量部のt−ブチルペルピバ
レートを添加して、一定に保持した反応温度で重合体変
換率約10〜12%/hを達成した。変換率20%で各
実験当り分子量調節剤としてのt−ドデシルメルカプタ
ン0.2重量部及びゴム安定剤としてのイルガノックス
(Irganox)1076  0.12重量部を配量
した。馬蹄型ミキサーの撹拌速度は6l−鋼製オートク
レーブ中で200rpmに調節した。固体含有率40%
に到達後、重合体は過酸化ジクミル0.1%を加え、か
つ水1800g中のリン酸Na1.8g、エチレンオキ
シドをベースとする懸濁助剤(LuviskolK90
,BASF社)18g及びエルチビノール50gの水溶
液中に撹拌(300rpm)下に分散させた。完全な変
換は次の温度プログラムで重合することにより保障した
:110℃で3時間 130℃で3時間 140℃で4時間 得られたパール重合体を蒸留水で十分に洗浄しかつ80
℃で一晩真空中で乾燥させた。
【0062】乾燥したパール重合体から製造した成形体
の特性を明らかにした。生成したABS生成物の性質を
表8に総括する: 表8 例   ポリシクロ    E−モジュ   ノッチ衝
撃強さ    表面光沢     ゴム粒径     
ヘキシル      ラス      (メタ)ア               
  23℃    −40℃    条件1  条件2
    d50     クリレート      の添加量        [g]      [N/mm2]  
  [kJ/m2] [kJ/m2]   [%]  
 [%]    [μm]17       −   
      2800         2.0   
  1.8      69     43     
 0.218       58         2
770         2.4     1.8  
    68     43      0.319 
     116         2740    
     2.9     1.9      68 
    43      0.320      17
4         2680         8.
6     2.9      67     41 
     0.4 例21〜24 それぞれ11.5重量部(230g)のブナ(Buna
)BL6425(Bayer  AG社)と異なる量の
ポリシクロヘキシル(メタ)アクリレート(VZ=56
ml/g)をスチレン/アクリロニトリル混合物(75
/25重量部)中に一晩で溶解した。80℃に加熱後、
それぞれ0.04重量部のt−ブチルペルピバレートを
添加して、一定に保持した反応温度で重合体変換率約1
0〜12%/hを達成した。変換率20%で各実験当た
り分子量調節剤としてt−ドデシルメルカプタン0.2
重量部及びゴム安定剤としてイルガノックス(Irga
nox)1076  0.12重量部を後配量した。馬
蹄型ミキサーの撹拌速度は6l−鋼製オートクレーブ中
で200rpmに調節した。固体含有率40%の達成後
、重合体に過酸化ジクミル0.1%を加え、かつ水18
00g中のリン酸Na1.8g、エチレンオキシドをベ
ースとする懸濁助剤(Luviskol  K90,B
ASF  AG社)18g、エルチビノール50gの水
溶液中に撹拌(300rpm)下に分散させた。完全変
換は次の温度プログラムで重合することにより保障した
:110℃で3時間 130℃で3時間 140℃で4時間 得られたパール重合体を蒸留水で十分に洗いかつ80℃
で一晩真空中で乾燥させた。
【0063】乾燥したパール重合体から製造した成形体
の特性を明らかにした。製造したABS生成物の性質を
表9に総括した: 表9 例   ポリシクロ    E−モジュ   ノッチ衝
撃強さ    表面光沢     ゴム粒径     
ヘキシル      ラス      (メタ)ア               
  23℃    −40℃    条件1  条件2
    d50     クリレート      の添加量        [g]      [N/mm2]  
  [kJ/m2] [kJ/m2]   [%]  
 [%]    [μm] 21       −  
       2800         2.7  
   1.7      68     43    
  0.222       58         
2720         2.0     1.8 
     69     42      0.323
      116         2750   
      3.1     2.1      67
     42      0.324      1
74         2670         7
.8     2.7      67     42
      0.4 例25〜26 それぞれ11.5重量部(230g)のブロックゴム(
例9  Buna  BL6533;例10  Bun
a  BL6425,Bayer  AG社)をそれぞ
れ116gのポリシクロヘキシル(メタ)アクリレート
(VZ=55ml/g)と、スチレン1236g及びア
クリロニトリル412g中に一晩にわたって溶解した。 この溶液にt−ドデシルメルカプタン4.0g及びイル
ガノックス(Irganox)1076  2.0gを
添加した。 80℃に加熱後、t−ブチルペルピバレート1.34g
を添加して、反応温度を一定保持して重合体変換率約1
2%を達成した。馬蹄型ミキサーの撹拌速度を6l−鋼
製オートクレーブ中で200rpmに調節した。固体含
有率40%の達成後、重合体に過酸化ジクミル0.1%
を加えかつ水1800g中のリン酸Na1.8g、エチ
レンオキシドをベースとする懸濁助剤(Luvisko
l  K90,BASF  AG社)18gの水溶液中
に撹拌下に分散させた。完全な変換を次の温度プログラ
ムで重合することにより保障した: 110℃で3時間 130℃で3時間 140℃で4時間 得られたパール重合体を蒸留水で十分に洗浄しかつ80
℃で一晩にわたって真空中で乾燥させた。
【0064】乾燥したパール重合体から製造した成形体
の特性を明らかにした。製造したABS生成物の性質を
表10に総括した: 表10 例    ゴ  ム      E−モジュ   ノッ
チ衝撃強さ    表面光沢     ゴム粒径   
               ラス        
 23℃    −40℃    条件1  条件2 
   d50                  [
N/mm2]    [kJ/m2] [kJ/m2]
   [%]   [%]    [μm]  25 
  ブナ(Buna)    2760       
  3.5     1.9      69    
 42       0.3     BL 6533 26   ブナ(Buna)    2740    
     3.7     2.1      67 
    43       0.3     BL 6
425 例27〜30 4塔カスケード中の連続重合について記載する。
【0065】重合装置は250l−ゴム容器、250l
−貯槽並びに内部に水平案内される冷却管層及び冷却管
層の間に伸びている撹拌機を備えた直列接続の4つの塔
型反応器(l/d=1100/220mm)及び重合塔
に接続している排気−及び造粒装置より成る。
【0066】重合のために次の4つのゴム溶液を製造し
た: 表11 例                        
          27        28   
     29        30  ブナ(Bun
a)BL6533  [重量部]        11
.05     11.05     11.05  
   11.05                 
 [kg]            27.63   
  27.63     27.63     27.
63ポリシクロヘキシ  [重量部]        
  −        3.0       5.0 
      7.0ルメタクリレート  [kg]  
            −        7.5 
     12.5      17.5(VZ=55
ml/g) イルガノックス    [重量部]         
0.1       0.1       0.1  
     0.1(Irganox)1076    
 [kg]             0.25   
   0.25      0.25      0.
25エチルベンゼン    [重量部]       
 15.0      15.0      15.0
      15.0               
   [kg]            37.5  
    37.5      37.5      3
7.5スチレン          [重量部]   
     55.39     53.14     
51.64     50.19          
        [kg]           13
8.48    132.85    129.1  
   125.35アクリロニトリル  [重量部] 
       18.46     17.71   
  17.21     16.71        
          [kg]           
 46.15     44.27     43.0
2     41.77   調製したゴム溶液を貯槽中にポンプ装入する。貯槽
から重合装置に連続的にゴム溶液20l/hを供給する
【0067】最初の2つの重合塔中では重合を80℃で
t−ブチルピバレートの連続的添加により開始する。次
のt−ブチルピバレートが必要である:表12 例                        
          27        28   
     29       30t−ブチルピバレー
ト 塔1      [g/h]            
   1.35      0.75      0.
9      0.85塔2      [g/h] 
              3.15      3
.60      3.75     3.90   調節剤(t−ドデシルメルカプタン)を同様に連続
的に4つの重合塔中に配量する: 表13 例                        
          27        28   
     29       30t−ドデシルメルカ
プタン 塔1      [g/h]            
    −        −        −  
     −塔2      [g/h]      
          16        16   
     16       16塔3      [
g/h]                50   
     50        50       5
0塔4      [g/h]           
     −        −        − 
      −重合塔中で次の固体含有率に達するまで
重合体を変換させた: 表14 例                        
        27        28     
   29       30固体含有率 塔1      [重量%]            
  15        18        19 
     20.5塔2      [重量%]   
           25        28  
      30      31塔3      [
重量%]              45     
   45        45      45塔4
      [重量%]              
65        65        65   
   65   撹拌速度は塔1では150rpm、塔2では100
rpm、塔3では50rpm及び塔4では10rpmで
あった。重合は第3と第4の塔型反応器中で熱的に13
0℃もしくは146℃で行なった。重合塔4の後で重合
融液から排気しかつ冷却後造粒した。ABS成形材料の
処理量は11〜12kg/hであった。生成溶液ABS
の性質を表15に総括した: 表15 例                        
            27        28 
     29      30  E−モジュラス 
   [N/mm2]        2620   
   2600    2550    2600ノッ
チ衝撃強さ     23℃で      [kJ/mm2]   
    3.9       6.4     8.3
     9.8  −40℃で      [kJ/
mm2]       2.7       3.2 
    3.4     4.5表面光沢   条件1          [%]       
        70        70     
 69      68  条件2         
 [%]               46    
    44      43      43ゴム粒
径   d50            [μm]    
        0.4       0.4    
  0.4     0.4黄色度指数       
                     9.6 
      8.2      9.3     9.
7PSANマトリクス   の粘度          [ml/g]    
   75.6      76.1     77.
1    78.4 例31〜42 他の重合体としてポリスチレン及びポリシクロヘキシル
(メタ)アクリレートの混合物の使用 例31〜36 それぞれ11.5重量部(230g)のブナ(Buna
)BL6533(Bayer  AG社;結合ポリスチ
レン40重量%、ブロックポリスチレン30重量%)を
異なる量のポリスチレン(VZ=74ml/g)及びポ
リシクロヘキシル(メタ)アクリレート(VZ=55m
l/g)と、スチレン/アクリロニトリル(75/25
重量部)中に一晩にわたって溶解した。この溶液にt−
ドデシルメルカプタン4.0g及びイルガノックス(I
rganox)1076  2.0gを添加した。80
℃に加熱後、それぞれt−ブチルペルピバレート0.0
4重量部を添加して、反応温度を一定保持して重合体変
換率約10〜12%/hを達成した。変換率20%で各
実験毎に分子量調節剤としてt−ドデシルメルカプタン
0.2重量部及びゴム安定剤としてイルガノックス(I
rganox)10760.12重量部を後配量した。 馬蹄型ミキサーの撹拌速度を6l−鋼製オートクレーブ
中で200rpmに調節した。固体含有率40%の達成
後、重合体に過酸化ジクミル0.1%を加えかつ水18
00g中のリン酸Na1.8g、エチレンオキシドをベ
ースとする懸濁助剤(Luviskol  K90,B
ASF  AG社)18g及びエルチビノール50gの
水溶液中に撹拌(300rpm)下に分散させた。完全
な変換を次の温度プログラムで重合することにより保障
した: 110℃で3時間 130℃で3時間 140℃で4時間 得られたパール重合体を蒸留水で十分に洗浄しかつ80
℃で一晩にわたって真空中で乾燥させた。
【0068】乾燥したパール重合体から製造した成形体
の特性を明らかにした。製造したABS生成物の性質を
表16に総括した: 表16 例   ポリス   ポリシ   E−モジ   ノッ
チ衝撃強さ     表面光沢      ゴム   
  チレン   クロヘ   ュラス        
                         
     粒径     の添加   キシル    
           23℃    −40℃   
条件1  条件2    d50     量    
   (メタ)               アクリ               レート               の添加               量        [g]      [g]    [N
/mm2]   [kJ/m2] [kJ/m2]  
 [%]   [%]   [μm]31      
−       −      2800      
 2.0    1.8      69     4
3     0.232     116      
 −      2760       8.6   
 3.6      68     43     0
.433      −      116     
 2750       2.9    1.9   
   68     43     0.334   
   29       87      2700 
      3.4    1.9      68 
    44     0.435      58 
      58      2720       
4.9    2.8      68     43
     0.436      87       
29      2750       6.8   
 3.4      68     44     0
.4 例37〜42 次の実施例では4塔カスケード中の連続重合について記
載する。
【0069】重合装置は250l−ゴム容器、250l
−貯槽並びに内部に水平案内される冷却管層及び冷却管
層の間に設けた撹拌機を備えた直列接続の4つの塔型反
応器(l/d=1100/220mm)及び重合塔に接
続している排気−及び造粒装置より成る。
【0070】重合のために次の6つのゴム溶液を製造し
た: 表17 例                        
37     38     39     40  
   41     42    ブナ(Buna) 
   [重量部]   11.05  11.05  
11.05  11.05  11.05  11.0
5BL 6533       [kg]      
 27.63  27.63  27.63  27.
63  27.63  27.63ポリスチレン  [
重量部]    5.0     −     1.0
    2.0    3.0    4.0(VZ=
74ml/g)   [kg]       12.5
     −     2.5    5.0    
7.5   10.0ポリシクロへ  [重量部]  
   −     5.0    4.0    3.
0    2.0    1.0キシルメタク  [k
g]         −    12.5   10
.0    7.5    5.0    2.5リレ
ート(VZ=55ml/g) イルガノックス [重量部]    0.1    0
.1    0.1    0.1    0.1  
  0.1(Irganox)1076 [kg]  
      0.25   0.25   0.25 
  0.25   0.25   0.25エチルベン
ゼン[重量部]   15     15     1
5     15     15     15   
           [kg]       37.
5   37.5   37.5   37.5   
37.5   37.5スチレン      [重量部
]   51.64  51.64  51.64  
51.64  51.64  51.64      
        [kg]      129.1  
129.1  129.1  129.1  129.
1  129.1アクリロニト  [重量部]   1
7.21  17.21  17.21  17.21
  17.21  17.21リル         
 [kg]       43.0   43.0  
 43.0   43.0   43.0   43.
0   調製したゴム溶液を貯槽中にポンプ装入する。貯槽
から重合装置に連続的にゴム溶液20l/hを供給する
【0071】最初の2つの重合塔中では重合を80℃で
t−ブチルピバレートの連続的添加により開始する。次
のt−ブチルピバレートが必要である:塔1     
   0.9  g/h塔2        3.8 
 g/h調節剤(t−ドデシルメルカプタン)を同様に
連続的4つの重合塔中に配量する: 塔2        15    g/h塔3    
    50    g/h重合塔中でそれぞれ次の固
体含有率まで変換させた:塔1        19 
 重量% 塔2        30  重量% 塔3        45  重量% 塔4        65  重量% 撹拌速度は塔1では150rpm、塔2では100rp
m、塔3では50rpm及び塔4では10rpmであっ
た。重合は第3と第4の塔型反応器中で熱的に130℃
もしくは146℃で行なった。重合塔4の後で重合融液
から排気しかつ冷却後造粒した。ABS成形材料の処理
量は11〜12kg/hであった。生成溶液ABSの性
質を表18に総括した: 表18 例                        
 37      38      39      
40      41      42 E−モジュラ
ス [N/mm2]    2580    2550
    2550    2500    2540 
   2550ノッチ衝撃強さ     23℃で   [kJ/mm2]   14.
7     8.3     9.1     9.3
    10.4    12.1  −40℃で  
 [kJ/mm2]    4.7     3.4 
    3.4     3.6     4.1  
   4.3表面光沢   条件1       [%]        69
      69      69      69 
     68      68  条件2     
  [%]        44      43  
    43      44      44   
   44ゴム粒径     d50         [μm]     
 0.4     0.4     0.4     
0.4     0.4     0.4黄色度指数 
               9.5     9.
3     9.3     9.6     9.3
     9.2PSANマトリクス   の粘度       [ml/g]    77.
3    77.1    78.5    77.9
    78.2    77.9 例43〜58 他の重合体としてポリフェニレンエーテルの使用例43
〜46 それぞれ11.5重量部(230g)のブナ(Buna
)BL6533を異なる量のポリ−2,6−ジメチル−
1,4−フェニレンエーテル(極限粘度0.53dl/
g)と、スチレン/アクリロニトリル(75/25重量
部)中に一晩にわたって溶解した。80℃に加熱後、そ
れぞれt−ブチルペルピバレート0.04重量部を添加
して、反応温度を一定保持して重合体変換率約10〜1
2%/hを達成した。変換率20%で各実験毎に分子量
調節剤としてt−ドデシルメルカプタン0.2重量部及
びゴム安定剤としてイルガノックス(Irganox)
1076  0.12重量部を後配量した。馬蹄型ミキ
サーの撹拌速度を6l−鋼製オートクレーブ中で200
rpmに調節した。固体含有率40%の達成後、重合体
に過酸化ジクミル0.1%を加えかつ水1800g中の
リン酸Na1.8g、エチレンオキシドをベースとする
懸濁助剤(Luviskol  K90,BASFAG
社)18g及びエルチビノール50gの水溶液中に撹拌
(300rpm)下に分散させた。完全な変換を次の温
度プログラムで重合することにより保障した:110℃
で3時間 130℃で3時間 140℃で4時間 得られたパール重合体を蒸留水で十分に洗浄しかつ80
℃で一晩にわたって真空中で乾燥させた。
【0072】つ乾燥したパール重合体から製造した成形
体の特性を明らかにした。製造したABS生成物の性質
を表19に総括した: 表19 例  ポリ−2,6−ジ   E−モジ  ビカー  
ノッチ衝撃強さ   表面光沢    ゴム    メ
チル−1,4−   ュラス    B       
                         
   粒径    フェニレン           
           23℃  −40℃   条件
1  条件2  d50    エーテルの     添加量               [g]         [N/mm2]
   [℃]  [kJ/m2] [kJ/m2]  
[%]  [%]   [μm]43     −  
        2800    98.2     
2.0     1.8     69    43 
    0.244     58         
 2850    99.3     3.0    
 1.9     68    43     0.3
45    116          2900  
 101.4     7.3     3.6   
  68    44     0.446    1
74          2900   102.3 
    8.0     4.2     67   
 42     0.4 例47〜50 それぞれ11.5重量部(230g)のブナ(Buna
)BL6425(Bayer  AG社)を異なる量の
ポリ−2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル
(極限粘度0.53dl/g)と、スチレン/アクリロ
ニトリル混合物(75/25重量部)中に一晩にわたっ
て溶解した。80℃に加熱後、それぞれt−ブチルペル
ピバレート0.04重量部を添加して、反応温度を一定
保持して重合体変換率約10〜12%/hを達成した。 変換率20%で各実験毎に分子量調節剤としてt−ドデ
シルメルカプタン0.2重量部及びゴム安定剤としてイ
ルガノックス(Irganox)1076  0.12
重量部を後配量した。馬蹄型ミキサーの撹拌速度を6l
−鋼製オートクレーブ中で200rpmに調節した。固
体含有率40%の達成後、重合体に過酸化ジクミル0.
1%を加えかつ水1800g中のリン酸Na1.8g、
エチレンオキシドをベースとする懸濁助剤(Luvis
kol  K90,BASF  AG社)18g及びエ
ルチビノール50gの水溶液中に撹拌(300rpm)
下に分散させた。完全な変換を次の温度プログラムで重
合することにより保障した: 110℃で3時間 130℃で3時間 140℃で4時間 得られたパール重合体を蒸留水で十分に洗浄しかつ80
℃で一晩にわたって真空中で乾燥させた。
【0073】乾燥したパール重合体から製造した成形体
の特性を明らかにした。製造したABS生成物の性質を
表20に総括した: 表20 例  ポリフェ    E−モジ  ビカー   ノッ
チ衝撃強さ   表面光沢     ゴム    ニレ
ンエ    ュラス    B           
                         
 粒径    ーテルの              
         23℃  −40℃   条件1 
 条件2   d50    添加量        [g]       [N/mm2] 
 [℃]   [kJ/m2] [kJ/m2]   
[%]  [%]    [μm]47     − 
        2800    98.4     
2.7    1.7       68    43
      0.248     58       
  2850    99.3     3.1   
 2.2       68    42      
0.349    116         2870
   101.1     7.2    3.4  
     69    44      0.450 
   174         2900   101
.9     7.8    4.3       6
7    41      0.4 例51〜52 それぞれ11.5重量部(230g)のブロックゴム(
例9  Buna  BL6533;例10  Bun
a  BL6425,Bayer  AG社)をそれぞ
れ116gのポリ−2,6−ジメチル−1,4−フェニ
レンエーテル(極限粘度0.53dl/g)と、スチレ
ン1236g及びアクリロニトリル412g中に一晩に
わたって溶解した。この溶液にt−ドデシルメルカプタ
ン4.0g及びイルガノックス(Irganox)10
76  2.0gを添加した。80℃に加熱後、それぞ
れt−ブチルペルピバレート1.34gを添加して、反
応温度を一定保持して重合体変換率約12%/hを達成
した。変換率20%で各実験毎に分子量調節剤としてt
−ドデシルメルカプタン0.2重量部及びゴム安定剤と
してイルガノックス(Irganox)1076  0
.12重量部を後配量した。馬蹄型ミキサーの撹拌速度
を6l−鋼製オートクレーブ中で200rpmに調節し
た。固体含有率40%の達成後、重合体に過酸化ジクミ
ル0.1%を加えかつ水1800g中のリン酸Na1.
8g、エチレンオキシドをベースとする懸濁助剤(Lu
viskol  K90,BASF  AG社)18g
及びエルチビノール50gの水溶液中に撹拌(300r
pm)下に分散させた。完全な変換を次の温度プログラ
ムで重合することにより保障した: 110℃で3時間 130℃で3時間 140℃で4時間 得られたパール重合体を蒸留水で十分に洗浄しかつ80
℃で一晩にわたって真空中で乾燥させた。
【0074】乾燥したパール重合体から製造した成形体
の特性を明らかにした。製造したABS生成物の性質を
表21に総括した: 表21 例    ゴ  ム    E−モジ    ビカー 
  ノッチ衝撃強さ   表面光沢    ゴム   
             ュラス      B  
                         
         粒径              
                       23
℃  −40℃   条件1  条件2  d50  
              [N/mm2]    
 [℃]   [kJ/m2] [kJ/m2]  [
%]   [%]   [μm]51  ブナ(Bun
a)   2850      103.1     
8.6     4.2     65     41
    0.5    BL 6533 52  ブナ(Buna)   2790      
102.0     8.3     4.0    
 63     42    0.5    BL 6
425 例53〜54 それぞれ11.5重量部(230g)のブロックゴム(
例11  Buna  BL6533;例12  Bu
na  BL6425,Bayer  AG社)をそれ
ぞれ116gのポリ−2,6−ジメチル−1,4−フェ
ニレンエーテル(極限粘度0.53dl/g)と、スチ
レン1236g及びアクリロニトリル412g中に一晩
にわたって溶解した。この溶液にt−ドデシルメルカプ
タン4.0g及びイルガノックス(Irganox)1
076  2.0gを添加した。固体含有率40%が達
成されるまで撹拌(200rpm)下に熱的に118℃
で重合させた。その後、シロップ状重合体に過酸化ジク
ミル0.1%を加えかつ水1800g中のリン酸Na1
.8g、エチレンオキシドをベースとする懸濁助剤(L
uviskol  K90,BASF  AG社)18
g及びエルチビノール50gの水溶液中に撹拌(300
rpm)下に分散させた。完全な変換を次の温度プログ
ラムで重合することにより保障した: 110℃で3時間 130℃で3時間 140℃で4時間 得られたパール重合体を蒸留水で十分に洗浄しかつ80
℃で一晩にわたって真空中で乾燥させた。
【0075】乾燥したパール重合体から製造した成形体
の特性を明らかにした。製造したABS生成物の性質を
表22に総括した: 表22 例    ゴ  ム    E−モジ    ビカー 
 ノッチ衝撃強さ   表面光沢    ゴム    
            ュラス      B   
                         
       粒径                
                   23℃  −
40℃   条件1  条件2   d50     
          [N/mm2]     [℃]
  [kJ/m2] [kJ/m2]  [%]   
[%]    [μm]53  ブナ(Buna)  
 2850     100.7    7.9   
  3.7     66     41      
0.5    BL 6533 54  ブナ(Buna)   2800     1
01.5    8.2     3.5     6
7     41      0.6    BL 6
425 例55〜58 次の実施例では塔カスケード中の連続重合について記載
する。
【0076】重合装置は250l−ゴム容器、250l
−貯槽並びに内部に水平案内される冷却管層及び冷却管
層の間に設けた撹拌機を備えた直列接続の4つの塔型反
応器(l/d=1100/220mm)及び重合塔に接
続している排気−及び造粒装置より成る。
【0077】重合のために次の4つのゴム溶液を製造し
た: 表23 例                        
         55        56    
    57        58  ブナ(Buna
)BL6533  [重量部]        11.
05     11.05     11.05   
  11.05                  
[kg]            27.63    
 27.63     27.63     27.6
3ポリ−2,6−ジメ [重量部]         
 −        3.0       5.0  
     7.0チル−1,4−フェ [kg]   
           −        7.5  
    12.5      17.5ニレンエーテル (極限粘度0.53 dl/g) イルガノックス    [重量部]         
0.1       0.1       0.1  
     0.1(Irganox)1076    
 [kg]             0.25   
   0.25      0.25      0.
25エチルベンゼン    [重量部]       
 15.0      15.0      15.0
      15.0               
   [kg]            37.5  
    37.5      37.5      3
7.5スチレン          [重量部]   
     55.39     53.14     
51.64     50.19          
        [kg]           13
8.40    132.85    129.1  
   125.35アクリロニトリル  [重量部] 
       18.45     17.71   
  17.21     16.71        
          [kg]           
 46.15     44.27     43.0
2     41.77   調製したゴム溶液を貯槽中にポンプ装入する。貯槽
から重合装置に連続的にゴム溶液20l/hを供給する
【0078】最初の2つの重合塔中では重合を80℃で
t−ブチルピバレートの連続的添加により開始する。次
のt−ブチルピバレートが必要である:表24 例                        
 55         56        57 
        58t−ブチルピバレート 塔1    [g/h]        1.4   
     0.9        1.1      
  0.9塔2    [g/h]        3
.2        3.7        3.8 
       4.1   調節剤(t−ドデシルメルカプタン)を同様に連続
的に4つの重合塔中に配量する: 表25 例                       5
5        56        57    
    58t−ドデシルメルカプタン 塔1    [g/h]       −      
  −        −        −塔2  
  [g/h]       16        1
6        16        16塔3  
  [g/h]       50        5
0        50        50塔4  
  [g/h]       −        − 
       −        −例59〜70 他の重合体としてポリスチレン及びポリフェニレンエー
テルからの混合物の使用例59〜64 それぞれ11.5重量部(230g)のブナ(Buna
)BL6533(Bayer  AG社;結合ポリスチ
レン40重量%、ブロックポリスチレン30重量%)を
異なる量のポリスチレン(VZ=74ml/g)及びポ
リ−2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル(
極限粘度0.53dl/g)と、スチレン/アクリロニ
トリル混合物(75/25重量部)中に一晩にわたって
溶解した。80℃に加熱後、それぞれt−ブチルペルピ
バレート0.04重量部を添加して、反応温度を一定保
持して重合体変換率約10〜12%/hを達成した。
【0079】乾燥したパール重合体から製造した成形体
の特性を明らかにした。製造したABS生成物の性質を
表26に総括した: 表26 例   ポリス    ポリフ    E−モジ   
 ノッチ衝撃強さ    表面光沢    ゴム   
  チレン    ェニレ    ュラス      
                         
     粒径     の添加    ンエー   
            23℃   −40℃   
条件1  条件2    d50     量    
    テルの                添加量      [
g]       [g]     [N/mm2] 
  [kJ/m2]  [kJ/m2]  [%]  
[%]   [μm]59     −       
 −      2800       2.0   
  1.8      69     43     
0.260    116        −    
  2760       8.6     3.6 
     68     43     0.461 
    −       116      2900
       7.3     3.6      6
8     44     0.462     29
        87      2800     
  7.4     3.7      67    
 42     0.463     58     
   58      2780       7.5
     3.7      66     43  
   0.464     87        29
      2780       8.0     
3.6      68     44     0.
4 例65〜70 次の実施例では4塔カスケード中の連続重合について記
載する。
【0080】重合装置は250l−ゴム容器、250l
−貯槽並びに内部に水平案内される冷却管層及び冷却管
層の間に設けた撹拌機を備えた直列接続の4つの塔型反
応器(l/d=1100/220mm)及び重合塔に接
続している排気−及び造粒装置より成る。
【0081】重合のために次の6つのゴム溶液を製造し
た: 表27 例                        
   65     66     67     6
8     69     70  ブナ(Buna)
    [重量部]     11.05  11.0
5  11.05  11.05  11.05  1
1.05BL 6533       [kg]   
      27.63  27.63  27.63
  27.63  27.63  27.63ポリスチ
レン  [重量部]      5.0     − 
    1.0    2.0    3.0    
4.0(VZ=74ml/g)   [kg]    
     12.5     −     2.5  
  5.0    7.5   10.0ポリ−2,6
−ジメ [重量部]       −     5.0
    4.0    3.0    2.0    
1.0チル−1,4−フェ [kg]        
   −    12.5   10.0    7.
5    5.0    2.5ニレンエーテル (極限粘度0.53 dl/g) イルガノックス [重量部]      0.1   
 0.1    0.1    0.1    0.1
    0.1(Irganox)1076 [kg]
          0.25   0.25   0
.25   0.25   0.25   0.25エ
チルベンゼン[重量部]     15     15
     15     15     15    
 15              [kg]    
     37.5   37.5   37.5  
 37.5   37.5   37.5スチレン  
 [重量部]     51.64  51.64  
51.64  51.64  51.64  51.6
4              [kg]      
  129.1  129.1  129.1  12
9.1  129.1  129.1アクリロニト  
[重量部]     17.21  17.21  1
7.21  17.21  17.21  17.21
リル          [kg]         
43.0   43.0   43.0   43.0
   43.0   43.0   調製したゴム溶液を貯槽中にポンプ装入する。貯槽
から重合装置に連続的にゴム溶液20l/hを供給する
【0082】最初の2つの重合塔中では重合を80℃で
t−ブチルピバレートの連続的添加により開始する。次
のt−ブチルピバレートが必要である:塔1    0
.9  g/h 塔2    3.8  g/h 調節剤(t−ドデシルメルカプタン)を同様に連続的に
4つの重合塔中に配量する: 塔2    16  g/h 塔3    50  g/h 重合塔中でそれぞれ次の固体含有率まで重合変換させた
: 塔1    19  重量% 塔2    30  重量% 塔3    45  重量% 塔4    65  重量% 撹拌速度は塔1では150rpm、塔2では100rp
m、塔3では50rpm及び塔4では10rpmであっ
た。重合は第3と第4の塔型反応器中で熱的に130℃
もしくは146℃で行なった。重合塔4の後で重合融液
から排気しかつ冷却後造粒した。ABS成形材料の処理
量は11〜12kg/hであった。生成溶液ABSの性
質を表28に総括した: 表28 例                        
  65      66      67     
 68      69      70 E−モジュ
ラス [N/mm2]     2580    27
20    2700    2680    265
0    2600ノッチ衝撃強さ       23℃で   [kJ/mm2]    14
.7    10.0    10.5    10.
7    11.3    12.1  −40℃で 
  [kJ/mm2]     4.7     3.
9     3.9     4.0     4.0
     4.1表面光沢   条件1       [%]       69 
      67      67      68 
     68      68  条件2     
  [%]       44       42  
    41      42      42   
   42ゴム粒径   d50         [μm]       
0.4      0.5     0.5     
0.5     0.5     0.5黄色度指数 
                9.5     1
2.4    12.1    11.9    11
.5    10.5 例71〜100 それぞれ表29に記載の量のスチレン/ブタジエン−ブ
ロック共重合体(Buna  BL6533,Baye
r  AG社)を記載の量のポリブタジエン(Buna
  HX500,Bayer  AG社)及び記載の重
合体と一緒にスチレン/アクリロニトリル混合物164
8g中で一晩にわたって溶解した。
【0083】80℃に加熱後、それぞれ0.04重量部
のt−ブチルペルピバレートを添加して、反応温度を一
定保持する際に重合体変換率約10〜12%/hを達成
した。変換率20%で各実験毎に分子量調節剤として0
.2重量部のt−ドデシルメルカプタン及びゴム安定剤
として0.12重量部のイルガノックス1076を後配
量した。馬蹄型ミキサーの撹拌速度を6l−鋼製オート
クレーブ中で200rpmに調節した。固体含有率40
%の達成後、重合体に過酸化ジクミル0.1%を加え、
かつ水1800g中のリン酸Na1.8g、エチレンオ
キシドをベースとする懸濁助剤(Luviskol  
K90,BASF  AG社)18g、エルチビノール
50gの水溶液中に撹拌下(300rpm)に分散させ
た。完全な変換を次の温度プログラムで重合させること
により保障した: 110℃で3時間 130℃で3時間 140℃で4時間 得られたパール重合体を蒸留水で十分に洗浄しかつ80
℃で一晩にわたって真空中で乾燥させた。
【0084】乾燥したパール重合体から製造した成形体
の特徴付けを行なった。製造したABS生成物の性質は
表29に総括した。
【0085】 表29 例  フ゛ナ  フ゛ナ  ホ゜リス   ホ゜リフェ
  ホ゜リシク  E−モシ゛    ノッチ衝撃強さ
  表面光沢  ゴム    (Bu  (Bu  チ
レン    ニレンエ   ロヘキシ   ュラス  
                         
  粒径    na)  na)  (VZ=   
ーテル    ルメタク    BL6  HX   
74ml   (0.53  リレート       
    23℃  −40℃ 条件  条件    5
33  500  /g)    dl/g)  (V
Z=                       
   1    2    d50         
                   55ml  
                         
 /g)    [g]  [g]  [g]    
[g]    [g]  [N/mm2] [kJ/m
2] [kJ/m2]  [%]  [%] [μm]
71  230   −   116     −  
    −    2760     8.6    
3.6     68   43  0.472  1
84  46   116     −      −
    2700     8.9    4.5  
   67   42  0.473  138  9
2   116     −      −    2
600    10.5    6.8     67
   40  0.574  230   −    
−     116     −    2900  
   7.3    3.6     68   44
  0.475  184  46    −    
 116     −    2800     7.
5    4.5     67   43  0.4
76  138  92    −     116 
    −    2720     7.8    
5.3     66   42  0.477  2
30   −    −      −     11
6   2750     2.9    1.9  
   68   43  0.378  184  4
6    −      −     116   2
680     3.1    2.9     67
   42  0.379  138  92    
−      −     116   2640  
   4.0    3.6     68   41
  0.480  230   −    58   
  58     −    2780     7.
5    3.6     66   43  0.4
81  184  46    58     58 
    −    2750     7.8    
4.2     67   42  0.482  1
38  92    58     58     −
    2700     9.4    5.8  
   65   42  0.483  230   
−    58     −      58   2
720     4.9    2.8     68
   43  0.484  184  46    
58     −      58   2680  
   7.3    3.2     67   40
  0.485  138  92    58   
  −      58   2620     8.
2    4.8     66   41  0.4 例86〜100 次の実施例では4塔カスケード中の連続重合について記
載する。
【0086】重合装置は250l−ゴム容器、250l
−貯槽並びに内部に水平案内される冷却管層及び冷却管
層の間に設けた撹拌機を備えた直列接続の4つの塔型反
応器(l/d=1100/220mm)及び重合塔に接
続している排気−及び造粒装置より成る。
【0087】重合のために次の4つのゴム溶液を製造し
た:スチレン129.1kg、アクリロニトリル43.
01kg及びエチルベンゼン37.5kg中に撹拌下に
イルガノックス(Irganox)1076  0.2
5kg及び表30に記載の量の種々のゴム及び重合体を
溶解した。
【0088】 表30 例    ブナ    ブナ    ポリスチレン  
  ポリフェニレン   ポリシクロヘキシ     
(Buna)  (Buna)           
        エーテル         ルメタク
リレート     BL6533   HX500  
  (VZ=74ml/g)    (0.53 dl
/g)      (VZ=55 ml/g)    
  [kg]    [g]        [kg]
            [kg]         
       [kg]       86   27
.63    −       12.5      
       −                 
   − 87   22.10   5.33   
   12.5             −    
                − 88   19
.34    8.29     12.5     
        −                
    − 89   27.63    −    
    −             12.5   
                − 90   22
.10   5.53       −       
      12.5               
    − 91   19.34   8.29  
     −             12.5  
                 − 92   2
7.63    −        −       
       −                 
  12.5 93   22.10   5.53 
      −              −   
                12.5 94  
 19.34   8.29       −    
          −              
     12.5 95   27.63    −
        6.25            6
.25                  − 96
   22.10   5.53       6.2
5            6.25        
          − 97   19.34   
8.29       6.25          
  6.25                  −
 98   27.63    −        6
.25            −         
           6.25 99   22.1
0   5.53       6.25      
      −                  
  6.25100   19.34   8.29 
      6.25            −  
                  6.25   調製したゴム溶液を貯槽中にポンプ装入する。貯槽
から重合装置に連続的にゴム溶液20l/hを供給する
【0089】最初の2つの重合塔中では重合を80℃で
t−ブチルピバレートの連続的添加により開始する。次
のt−ブチルピバレートが必要である:塔1    0
.9  g/h 塔2    3.8  g/h 調節剤(t−ドデシルメルカプタン)を同様に連続的に
4つの重合塔中に配量する: 塔1    16  g/h 塔2      − 塔3    50  g/h 塔4      − 重合塔中でそれぞれ次の固体含有率まで重合変換させた
: 塔1    19  重量% 塔2    30  重量% 塔3    45  重量% 塔4    65  重量% 撹拌速度は塔1では150rpm、塔2では100rp
m、塔3では50rpm及び塔4では10rpmであっ
た。重合は第3と第4の塔型反応器中で熱的に130℃
もしくは146℃で行なった。重合塔4の後で重合融液
から排気しかつ冷却後造粒した。ABS成形材料の処理
量は11〜12kg/hであった。生成溶液ABSの性
質を表31に総括した: 表31 例   E−モジ   ビカー   ノッチ衝撃強さ 
   表面光沢     黄色度  ゴム     ュ
ラス     B                 
                     指数  
  粒径                     
    23℃  −40℃     条件1  条件
2     [N/mm2]    [℃]   [k
J/m2] [kJ/m2]    [%]    [
%]          [μm] 86   258
0     100.5    14.7     4
.7      69       44      
9.5   0.4 87   2520     1
00.3    14.9     6.2     
 68       43      9.8   0
.4 88   2470      99.9   
 15.2     8.7      67    
   43      9.8   0.4 89  
 2720     102.1    10.0  
   3.9      67       42  
   12.4   0.5 90   2640  
   102.0    10.8     4.7 
     66       42     12.5
   0.5 91   2620     101.
4    10.9     5.3      66
       42     12.7   0.5 
92   2550     100.5     8
.3     3.4      69       
43      9.3   0.4 93   25
00     100.2     8.8     
4.8      67       42     
 9.5   0.4 94   2430     
 99.8     9.2     5.8    
  66       41      9.2   
0.5 95   2660     101.2  
  10.8     4.0      68   
    42     11.5   0.5 96 
  2600     100.8    11.2 
    5.3      67       41 
    11.4   0.5 97   2560 
    100.5    11.8     7.7
      67       42     11.
9   0.5 98   2500     101
.4     9.8     3.8      6
9       44      9.6   0.4
 99   2430     101.2     
9.9     5.2      67      
 41      9.2   0.4100   2
400     100.9    10.4    
 6.1      66       42    
  9.8   0.5   次の実施例は本発明による成形材料に常用の溶液−
ABSを添加混合することに関する。この常用の溶液−
ABSはそれぞれ成分Aと表わしかつ本発明による成形
材料を成分Bと表わす。成分A及びBは顆粒として記載
の混合比で相互に混合しかつ押出機中、280℃で溶融
し、混合しかつ混合生成分として造粒する。
【0090】例101〜106 成分Aとして、次の性質を有する溶液−ABSを使用し
た:   ゴム粒径d50                
                    4.0μm
  ゴム含有率(Buna  HX529C)    
      17.0重量%  PSAN−マトリクス
の粘度                    79
.4ml/g  PSAN−マトリクスのスチレン含有
率          75.0重量%  PSAN−
マトリクスのアクリロニトリル含有率  25.0重量
%成分Bとして、例13〜16により製造した本発明の
成形材料を使用した:   ゴム粒径d50                
                    0.4μm
  ブロックゴム含有率(Buna  BL6533/
Bayer            AG社)    
                        1
7.0重量%  付加的に添加されたポリスチレン  
              10.7重量%  添加
されたポリスチレンの粘度             
     74.0ml/g  PSAN−マトリクス
の粘度                    79
.4ml/g  PSAN−マトリクスのスチレン含有
率          75.0重量%  PSAN−
マトリクスのアクリロニトリル含有率  25.0重量
%  表面光沢(条件1)             
               68.0%  表面光
沢(条件2)                   
         43.0%例101〜106 例    成  分    成  分    ノッチ衝
撃強さ    E−モジ    表面光沢      
  A        B             
           ュラス           
               23℃    −40
℃              条件1  条件2  
  [重量部][重量部]  [kJ/m2] [kJ
/m2]  [N/mm2]  [%]    [%]
  101    100       −     
   17.7    12.5      1750
      49      17102     −
       100       17.9    
 5.6      2600      68   
   43103      5        95
       18.7     6.5      
2560      67      43104  
   10        90       19.
5     8.1      2500      
67      41105     20     
   80       19.4     8.9 
     2410      65      42
106     30        70     
  19.3     9.6      2350 
     61      38 例107〜111 成分Aとしては次の性質を有する溶液ABSを使用した
:   ゴム粒径d50                
                    4.0μm
  ゴム含有率(Buna  HX529C/Baye
r        AG社)            
                    17.0重
量%  PSANマトリクスの粘度         
             79.4ml/g  PS
ANマトリクスのスチレン含有率          
  75.0重量%  PSANマトリクスのアクリロ
ニトリルの含有率  25.0重量%成分Bとしては例
58の方法により生成した本発明による成形材料を使用
した:   ゴム粒径d50                
                    0.5μm
  ブロックゴム含有率(Buna  BL6533/
Bayer            AG社)    
                        1
7.0重量%  付加的に添加されたポリスチレン  
              10.7重量%  添加
されたポリスチレンの極限粘度           
     0.53dl/g  PSANマトリクスの
粘度                      7
8.9ml/g  PSANマトリクスのスチレン含有
率            75.0重量%  PSA
Nマトリクスのアクリロニトリル含有率    25.
0重量%例107〜111 例    成  分    成  分    ノッチ衝
撃強さ    E−モジ    表面光沢      
  A        B             
           ュラス           
                23℃   −40
℃              条件1  条件2  
  [重量部][重量部]  [kJ/m2] [kJ
/m2]  [N/mm2]  [%]    [%]
  101    100        −    
   17.7    12.5      1750
      49      17107     −
       100       11.2    
 4.1      2800      65   
   41108      5        95
       13.4     5.8      
2630      64      40109  
   10        90       14.
6     6.3      2570      
63      40110     20     
   80       14.6     7.4 
     2490      59      37
111     30        70     
  14.8     8.2      2350 
     54      32 例112〜116 成分Aとして次の性質を有する溶液ABSを使用した:
  ゴム粒径d50                
                    4.0μm
  ゴム含有率(Buna  HX529C/Baye
r        AG社)            
                    17.0重
量%  PSANマトリクスのスチレン含有率    
        75.0重量%  PSANマトリク
スのアクリロニトリル含有率    25.0重量%成
分Bとしては例30の方法により製造した本発明による
成形材料を使用した:   ゴム粒径d50                
                  0.4μm  
ブロックゴム含有率(Buna  BL6533/Ba
yer            AG社)      
                      17.
0重量%  付加的に添加されたポリシクロヘキシルメ
タクリレート                   
                         
    10.7重量%  ポリシクロヘキシルメタク
リレートの粘度        55.0ml/g  
PSANマトリクスの粘度             
         78.4ml/g  PSANマト
リクスのスチレン含有率            75
.0重量%  PSANマトリクスのアクリロニトリル
含有率    25.0重量%例112〜116 例    成  分    成  分    ノッチ衝
撃強さ    E−モジ    表面光沢      
  A        B             
           ュラス           
               23℃   −40℃
               条件1  条件2  
  [重量部][重量部] [kJ/m2] [kJ/
m2]  [N/mm2]  [%]    [%] 
 101    100        −     
  17.7    12.5      1750 
    49      17112     −  
     100        9.8     4
.5      2600     68      
43113      5        95   
    11.2     5.1      252
0     67      42114     1
0        90       12.9   
  6.0      2480     67   
   41115     20        80
       13.4     7.1      
2390     65      40116   
  30        70       14.0
     7.9      2360     61
      37 例117〜121 成分Aとしては次の性質を有する溶液ABSを使用した
:   ゴム粒径d50                
                    4.0μm
  ゴム含有率(Buna  HX529C/Baye
r        AG社)            
                    17.0重
量%  PSANマトリクスの粘度         
             79.4ml/g  PS
ANマトリクスのスチレン含有率          
  75.0重量%  PSANマトリクスのアクリロ
ニトリルの含有率  25.0重量%成分Bとしては例
70の方法により生成した本発明による成形材料を使用
した:   ゴム粒径d50                
                    0.5μm
  ブロックゴム含有率(Buna  BL6533/
Bayer            AG社)    
                        1
7.0重量%  付加的に添加されたポリスチレン  
                6.2重量%  ポ
リスチレンの粘度                 
           74.0ml/g  付加的に
添加されたポリフェニレンエーテル        1
.5重量%  ポリフェニレンエーテルの極限粘度  
              0.53dl/g  P
SANマトリクスの粘度              
        77.4ml/g  PSANマトリ
クスのスチレン含有率            75.
0重量%  PSANマトリクスのアクリロニトリル含
有率    25.0重量%例117〜121 例    成  分    成  分    ノッチ衝
撃強さ    E−モジ    表面光沢      
  A        B             
           ュラス           
               23℃    −40
℃              条件1  条件2  
  [重量部][重量部] [kJ/m2] [kJ/
m2]   [N/mm2]  [%]    [%]
  101    100        −    
   17.7    12.5      1750
     49      17117     − 
      100       12.1     
4.1      2600     68     
 42118      5        95  
     12.9     5.0      25
40     67      41119     
10        90       13.4  
   5.6      2500     66  
    40120     20        8
0       13.4     6.1     
 2470     65      38121  
   30        70       14.
1     7.6      2430     6
0      36 例122〜126 成分Aとしては次の性質を有する溶液ABSを使用した
:   ゴム粒径d50                
                    4.0μm
  ゴム含有率(Buna  HX529C/Baye
r        AG社)            
                    17.0重
量%  PSANマトリクスの粘度         
             79.4ml/g  PS
ANマトリクスのスチレン含有率          
  75.0重量%  PSANマトリクスのアクリロ
ニトリルの含有率  25.0重量%成分Bとしては例
42の方法により製造した本発明による成形材料を使用
した:   ゴム粒径d50                
                    0.4μm
  ブロックゴム含有率(Buna  BL6533/
Bayer            AG社)    
                        1
7.0重量%  付加的に添加されたポリスチレン  
                6.2重量%  ポ
リスチレンの粘度                 
           74.0ml/g  付加的に
添加されたポリシクロヘキシルメタクリレート    
                         
                     1.5重
量%  ポリシクロヘキシルメタクリレートの粘度  
      55.0ml/g  PSANマトリクス
の粘度                      
77.4ml/g  PSANマトリクスのスチレン含
有率            75.0重量%  PS
ANマトリクスのアクリロニトリル含有率    25
.0重量%例122〜126 例    成  分    成  分    ノッチ衝
撃強さ    E−モジ   表面光沢       
 A        B              
          ュラス            
              23℃    −40℃
             条件1  条件2    
[重量部][重量部] [kJ/m2] [kJ/m2
]   [N/mm2] [%]    [%]  1
01    100        −       
17.7    12.5      1750   
  49      17122     −    
   100       12.1     4.3
      2550     68      44
123      5        95     
  12.7     5.2      2500 
    67      42124     10 
       90       13.3     
5.7      2460     66     
 40125     20        80  
     13.4     6.4      24
10     66      39126     
30        70       13.9  
   7.8      2380     60  
    36 例127〜131 成分Aとしては次の性質を有する溶液ABSを使用した
:   ゴム粒径d50                
                    4.0μm
  ゴム含有率(Buna  HX529C/Baye
r        AG社)            
                    17.0重
量%  PSANマトリクスの粘度         
             79.4ml/g  PS
ANマトリクスのスチレン含有率          
  75.0重量%  PSANマトリクスのアクリロ
ニトリルの含有率  25.0重量%成分Bとしては例
87の方法により生成した本発明による成形材料を使用
した:   ゴム粒径d50                
                    0.5μm
  ブロックゴム含有率(Buna  BL6533/
Bayer            AG社)    
                        1
6.0重量%  ホモポリブタジエン(Buna  H
X500/Bayer            AG社
)                        
      3.9重量%  付加的に添加されたポリ
スチレン                  9.0
重量%  ポリスチレンの粘度           
                 74.0ml/g
  PSANマトリクスの粘度           
           77.4ml/g  PSAN
マトリクスのスチレン含有率            
75.0重量%  PSANマトリクスのアクリロニト
リル含有率    25.0重量%例127〜131

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  単量体のスチレン及びアクリロニトリ
    ル並びに場合により溶剤中に溶解させた予備形成したゴ
    ムの存在においてスチレン及びアクリロニトリルを重合
    させることにより得られるような耐衝撃性ゴム改質アク
    リロニトリル/ブタジエン/スチレン−(ABS)−成
    形材料において、ゴムとしてスチレン/ブタジエン−ブ
    ロック共重合体及びスチレン/ブタジエン−ブロックゴ
    ムもしくはそのポリスチレン部分と相溶性でありかつポ
    リスチレンアクリロニトリルと不相溶性である更に少な
    くとも1種の他の重合体を含有することを特徴とする耐
    衝撃性ゴム改質アクリロニトリル/ブタジエン/スチレ
    ン−(ABS)−成形材料。
  2. 【請求項2】  スチレン/ブタジエン−ブロックゴム
    と共にポリブタジエンゴムを含有する請求項1記載の成
    形材料。
  3. 【請求項3】  他の重合体としてポリスチレン、ポリ
    シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ポリフェニレン
    エーテル及びそれらの混合物を包含する群類から選択し
    た重合体を含有する請求項1又は2記載の成形材料。
  4. 【請求項4】  付加的に溶液−、塊状−又は塊状−懸
    濁重合で製造された、ポリブタジエンからの主鎖及びス
    チレンとアクリロニトリルとから成る共重合体からのグ
    ラフトを有し、平均ゴム粒径0.6〜10μmを有しか
    つゴム粒子中の重合体封入体が化学組成において重合体
    マトリクスと一致するグラフト共重合体(“溶液−AB
    S”)を含有する請求項1記載の成形材料。
  5. 【請求項5】  公知方法でスチレンとアクリロニトリ
    ルを、スチレン、アクリロニトリル、開始剤及び場合に
    より溶剤の他にゴムとしてスチレン/ブタジエン−ブロ
    ックゴム並びに、スチレン/ブタジエン−ブロックゴム
    もしくはそのポリスチレン部分と相溶性でありかつポリ
    スチレンアクリロニトリルと不相溶性である少なくとも
    1種の他の重合体を含有する反応混合物中でラジカル重
    合させる請求項1記載の成形材料の製法。
JP3127091A 1990-06-01 1991-05-30 耐衝撃性ゴム改質アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン−(abs)−成形材料及びその製法 Withdrawn JPH04227915A (ja)

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DE4017680A DE4017680A1 (de) 1990-06-01 1990-06-01 Abs-formmassen
DE4030351A DE4030351A1 (de) 1990-06-01 1990-09-26 Abs-formmasse
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EP0460455A3 (en) 1992-05-06
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