JP3469463B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3469463B2
JP3469463B2 JP15737998A JP15737998A JP3469463B2 JP 3469463 B2 JP3469463 B2 JP 3469463B2 JP 15737998 A JP15737998 A JP 15737998A JP 15737998 A JP15737998 A JP 15737998A JP 3469463 B2 JP3469463 B2 JP 3469463B2
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    • H04N9/47Colour synchronisation for sequential signals
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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  • Image Processing (AREA)
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  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、予め所定の画像が
プレ露光され、前記プレ露光領域以外の領域を用いて撮
影するフィルムを対象とし、画像を光電的に読み取るこ
とにより得られた画像データに所定の画像処理を施し、
出力用の画像データを得る画像処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】市販されている写真撮影用の写真フィル
ム(以下、ネガフィルムという)は、当然未露光の状態
であるが、例えば、イベント会場や遊園地等の娯楽施設
では、当該イベントに関係する宣伝用コピーやキャラク
タの画像、遊園地のマスコット等を予めフィルムに露光
しておくことがある(プレ露光画像)。特に、プレ露光
画像が記録されたフィルムは、所謂レンズ付フィルム
(LF)として販売される。 【0003】LFでは、プレ露光画像部分には、予めマ
スクが施され、撮影時に露光されることはない。これに
より、実際に撮影した画像と、プレ露光画像とが合成さ
れたネガ画像を得ることができる。 【0004】このようなプレ露光画像が含まれたフィル
ムは、通常のフィルムと同様に処理される。 【0005】ところで、近年では、ネガフィルムに記録
されたコマ画像をCCD等の読取センサによって光電的
に読み取り、該読み取りによって得られたデジタル画像
データに対し拡大縮小や各種補正等の画像処理を実行
し、画像処理済のデジタル画像データに基づき変調した
レーザ光により記録材料へ画像を形成する技術が知られ
ている。 【0006】このようにCCD等の読取センサによりコ
マ画像をデジタル的に読み取る技術では、精度の良い画
像読み取りを実現するために、コマ画像を予備的に読み
取り(いわゆるプレスキャン)、コマ画像の濃度等に応
じた読取条件(例えば、コマ画像に照射する光量やCC
Dの電荷蓄積時間等)を決定し、決定した読取条件でコ
マ画像を再度読み取っていた(いわゆるファインスキャ
ン)。 【0007】ここで、LF(レンズ付フィルム)によっ
て撮影された画像は、レンズの収差や歪み等により、周
辺画像が歪曲したり、光量が減少する。光量減少は、主
被写体が最も位置し得る画像中心の光量が正規であるの
に対し、壁等の周辺光量が少ないため、壁が暗くなり、
特に仕上がりプリント上の四隅には陰が生じる。 【0008】これを解消するため、ディストーション補
正(歪曲補正)を行ったり、撮影画像のヒストグラム等
から周辺画像の減光量を演算し、画素毎或いは画像全体
にこの減量分を加算して、補正することがなされている
(周辺光量補正)。なお、両方を含めてレンズ補正とい
う。 【0009】これによれば、周辺画像の歪曲が改善さ
れ、また周辺画像が明るくなり、適正な画像を得ること
ができる。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記歪
曲補正、周辺光量補正は、実際にレンズを通して撮影さ
れた画像には有効であるが、予め記録されているプレ露
光画像には不要なものである。すなわち、プレ露光画像
に対して歪曲補正、周辺光量補正がなされると、最適な
状態でプレ露光されている画像に対して、マイナスの歪
曲を発生させたり、過光量となる。 【0011】本発明は上記事実を考慮し、予めプレ露光
画像が記録されているフィルムに対して、最適な画像補
正(特に、歪曲補正、周辺光量補正)を施すことができ
る画像処理装置を得ることが目的である。 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】請求項1に記載の発明は、プレ露光領域に
予めプレ露光画像がプレ露光され、前記プレ露光領域以
外の領域を用いて撮影すると共に、該プレ露光領域の位
置情報が予め記録されたフィルムに記録された画像を光
電的に読み取ることにより得られた画像データに画像処
理を施し、出力用の画像データを得る画像処理装置であ
って、前記フィルム又はフィルムを収容するカートリッ
ジに付与された、前記フィルムに記録されたプレ露光画
像の画像データに対応する識別符号を読み出すと共に、
前記フィルムから前記位置情報を読み出す第1読出手段
と、前記フィルムに予め記録されたプレ露光画像の画像
データを前記識別符号に対応して記憶する記憶手段と、
前記第1読出手段により読み出された位置情報を用い
て、前記光電的に読み取ることにより得られた画像デー
タを、前記プレ露光画像の画像データと前記プレ露光領
域以外の領域に撮影された画像の画像データとに分離す
る画像分離手段と、前記画像分離手段で分離された前記
プレ露光領域以外の領域に撮影された画像の画像データ
の画像処理パラメータを算出し、算出した画像処理パラ
メータに基づいて、該画像データに対して、レンズ補
正、カラー補正、濃度補正を含む画像補正を行う補正手
段と、前記記憶手段から前記第1読出手段により読み出
された識別符号に対応するプレ露光画像の画像データを
読出す第2読出手段と、前記第2読出手段で読み出され
たプレ露光画像の画像データと、前記補正手段で補正さ
れた画像の画像データと、を合成する画像合成手段と、
を有する 【0019】請求項1に記載の発明によれば、プレ露光
画像は、予めフィルムに記録しておくものであるため、
その時点で、プレ露光画像の画像データ及びこのプレ露
光画像のフィルム上の位置を認識することができる。こ
のため、このプレ露光画像の画像データを記憶手段に記
憶し、プレ露光画像の位置情報をフィルム上に記録して
おく。この位置情報は第1読出手段によりフィルムから
読み出される。読み出された位置情報を用いて、光電的
に読み取ることにより得られた画像データが、プレ露光
画像の画像データとプレ露光領域以外の領域に撮影され
た画像の画像データとに分離される。また、第1読出手
段は、フィルム又はフィルムを収容するカートリッジに
付与された、フィルムに記録されたプレ露光画像の画像
データに対応する識別符号を読み出す。 【0020】一方、プレ露光領域以外の領域に撮影され
た画像の画像データは、補正手段によって各種画像補正
を行うことにより、適正な画像データとされる。次に、
第2読出手段では、記憶手段から、第1読出手段により
読み出された識別符号に対応するプレ露光画像の画像デ
ータ等を読出し、画像合成手段が、補正された画像デー
タと、プレ露光画像の画像データとを合成する。このと
き、第1読出手段で読み出されたプレ露光画像の位置情
報が用いられ、プレ露光画像は、基の位置に正しく合成
される。 【0021】なお、上記では、プレ露光画像の画像デー
に対する補正を省略しているが、これは、プレ露光画
像が一般的に適正な焼付状態で記録されていることを前
提として、補正を行う必要がないためであるが、これに
限らず、撮影画像補正状況(例えば、スーパーオーバ
ーのために補正で完全に対応できず、明るめの画像とな
ってしまう、等)によって、プレ露光領域以外の領域に
撮影された画像との合成で違和感のないように補正して
もよい。 【0022】 【0023】レ露光画像の画像データは、一般にテン
プレートとしてさだめられたものが多いため、テンプレ
ートとして複数種類のプレ露光画像の画像データを記憶
手段に記憶してお。この場合、それぞれのプレ露光画
像の画像データに対して識別符号を付与しておき、この
識別符号を、フィルム又はフィルムを収容するカートリ
ッジに記録しておく。これにより、画像読取時にフィル
ム又はカートリッジから識別符号を読み取ることによ
り、プレ露光画像の画像データを特定することができ、
記憶手段からフィルムに予め記録されていたプレ露光画
像と同一のプレ露光画像の画像データを読み出すことが
できる 【0024】 【発明の実施の形態】図1及び図2には、本実施形態に
係るディジタルラボシステム10の概略構成が示されて
いる。 【0025】図1に示すように、このディジタルラボシ
ステム10は、ラインCCDスキャナ14、画像処理部
16、レーザプリンタ部18、及びプロセッサ部20を
含んで構成されており、ラインCCDスキャナ14と画
像処理部16は、図2に示す入力部26として一体化さ
れており、レーザプリンタ部18及びプロセッサ部20
は、図2に示す出力部28として一体化されている。 【0026】ラインCCDスキャナ14は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録されて
いるコマ画像を読み取るためのものであり、例えば13
5サイズの写真フィルム、110サイズの写真フィル
ム、及び透明な磁気層が形成された写真フィルム(24
0サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)、12
0サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写真フ
ィルムのコマ画像を読取対象とすることができる。ライ
ンCCDスキャナ14は、上記の読取対象のコマ画像を
ラインCCD30で読み取り、A/D変換部32におい
てA/D変換した後、画像データを画像処理部16へ出
力する。 【0027】なお、本実施の形態では、240サイズの
写真フィルム(APSフィルム)68を適用した場合の
ディジタルラボシステム10として説明する。 【0028】画像処理部16は、ラインCCDスキャナ
14から出力された画像データ(スキャン画像データ)
が入力されると共に、デジタルカメラ34等での撮影に
よって得られた画像データ、原稿(例えば反射原稿等)
をスキャナ36(フラットベット型)で読み取ることで
得られた画像データ、他のコンピュータで生成され、フ
ロッピディスクドライブ38、MOドライブ又はCDド
ライブ40に記録された画像データ、及びモデム42を
介して受信する通信画像データ等(以下、これらをファ
イル画像データと総称する)を外部から入力することも
可能なように構成されている。 【0029】画像処理部16は、入力された画像データ
を画像メモリ44に記憶し、色階調処理部46、ハイパ
ートーン処理部48、ハイパーシャープネス処理部50
等の各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像デー
タとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、画像
処理部16は、画像処理を行った画像データを画像ファ
イルとして外部へ出力する(例えばFD、MO、CD等
の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報処
理機器へ送信する等)ことも可能とされている。 【0030】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源52を備えており、レーザドライバ54を制御し
て、画像処理部16から入力された記録用画像データ
(一旦、画像メモリ56に記憶される)に応じて変調し
たレーザ光を印画紙に照射して、走査露光(本実施の形
態では、主としてポリゴンミラー58、fθレンズ60
を用いた光学系)によって印画紙62に画像を記録す
る。また、プロセッサ部20は、レーザプリンタ部18
で走査露光によって画像が記録された印画紙62に対
し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。
これにより、印画紙上に画像が形成される。 【0031】(ラインCCDスキャナの構成)次にライ
ンCCDスキャナ14の構成について説明する。図1に
はラインCCDスキャナ14の光学系の概略構成が示さ
れている。この光学系は、写真フィルム68に光を照射
する光源66を備えており、光源66の光射出側には、
写真フィルム68に照射する光を拡散光とする光拡散板
72が配置されている。 【0032】写真フィルム68は、光拡散板72が配設
された側に配置されたフィルムキャリア74によって、
コマ画像の画面が光軸と垂直になるように搬送される。 【0033】写真フィルム68を挟んで光源66と反対
側には、光軸に沿って、コマ画像を透過した光を結像さ
せるレンズユニット76、ラインCCD30が順に配置
されている。なお、レンズユニット76として単一のレ
ンズのみを示しているが、レンズユニット76は、実際
には複数枚のレンズから構成されたズームレンズであ
る。なお、レンズユニット76として、セルフォックレ
ンズを用いてもよい。この場合、セルフォックレンズの
両端面をそれぞれ、可能な限り写真フィルム68及びラ
インCCD30に接近させることが好ましい。 【0034】ラインCCD30は、複数のCCDセル搬
送される写真フィルム68の幅方向に沿って一列に配置
され、かつ電子シャッタ機構が設けられたセンシング部
が、間隔を空けて互いに平行に3ライン設けられてお
り、各センシング部の光入射側にR、G、Bの色分解フ
ィルタの何れかが各々取付けられて構成されている(所
謂3ラインカラーCCD)。ラインCCD30は、各セ
ンシング部の受光面がレンズユニット76の結像点位置
に一致するように配置されている。 【0035】また、図示は省略するが、ラインCCD3
0とレンズユニット76との間にはシャッタが設けられ
ている。 (画像処理部16の制御系の構成)図3には、図1に示
す画像処理部16の主要構成である画像メモリ44、色
階調処理46、ハイパートーン処理48、ハイパーシャ
ープネス処理50の各処理を実行するための詳細な制御
ブロック図が示されている。 【0036】ラインCCDスキャナ14から出力された
RGBの各デジタル信号は、データ処理部200におい
て、暗時補正、欠陥画素補正、シェーディング補正等の
所定のデータ処理が施された後、Log 変換器202によ
ってデジタル画像データ(濃度データ)に変換され、プ
レスキャンデータはプレスキャンメモリ204に記憶さ
れ、メインスキャンデータはメインスキャンメモリ20
6に記憶される。 【0037】プレスキャンメモリ204に記憶されたプ
レスキャンデータは、画像データ処理部208と画像デ
ータ変換部210とで構成されたプレスキャン処理部2
12に送出される。一方、メインスキャンメモリ206
に記憶されたメインスキャンデータは、画像データ処理
部214と画像データ変換部216とで構成されたメイ
ンスキャン処理部218へ送出される。 【0038】これらのプレスキャン処理部212及びメ
インスキャン処理部218では、画像を撮影したときレ
ンズ特性及びストロボを使用した撮影したときのストロ
ボ配光特性に基づく補正等を実行する。 【0039】画像データ処理部208、216では、カ
ラーバランス調整、コントラスト調整(色階調処理)、
明るさ補正、彩度補正(ハイパートーン処理)、ハイパ
ーシャープネス処理等が、LUTやマトリクス(MT
X)演算等の周知の方法で実行されるようになってい
る。 【0040】また、画像データ処理部208、216に
は、前記各調整、補正等の前に、画像の周辺(背景)の
光量を補正する周辺光量補正部220、222が設けら
れている。 【0041】すなわち、この周辺光量補正部220、2
22では、レンズ特性に基づいて、主被写体(人物等)
に対する、周辺(背景)の光量落ちを補正するようにな
っている。なお、この周辺光量補正部220、222に
おける光量補正については、後述する。 【0042】プレスキャン側の画像データ変換部210
では、画像データ処理部208によって処理された画像
データを3D−LUTに基づいてモニタ16Mへ表示す
るためのディスプレイ用画像データに変換している。一
方、メインスキャン側の画像データ変換部216では、
画像データ処理部214によって処理された画像データ
を、3D−LUTに基づいてレーザプリンタ部18での
プリント用画像データに変換している。なお、上記ディ
スプレイ用の画像データと、プリント用画像データと
は、表色系が異なるが、以下のような様々な補正によっ
て一致を図っている。 【0043】すなわち、プレスキャン処理部212及び
メインスキャン処理部218には、条件設定部224が
接続されている。 【0044】条件設定部224は、セットアップ部22
6、キー補正部228、パラメータ統合部230とで構
成されている。 【0045】セットアップ部226は、プレスキャンデ
ータを用いて、メインスキャンの読取条件を設定し、ラ
インCCDスキャナ14に供給し、また、プレイスキャ
ン処理部212及びメイスキャン処理部218の画像処
理条件を演算し、パラメータ統合部230に供給してい
る。 【0046】キー補正部228は、キーボード16Kに
設定された濃度、色、コントラスト、シャープネス、彩
度等を調整するキーやマウスで入力された各種の指示等
に応じて、画像処理条件の調整量を演算し、パラメータ
統合部230へ供給している。 【0047】パラメータ統合部230では、上記セット
アップ部226及びキー補正部228から受け取った画
像処理条件をプレスキャン側及びメインスキャン側の画
像データ処理部208,214へ送り、画像処理条件を
補正あるいは再設定する。 【0048】また、条件設定部224には、フィルム特
性記憶部232が接続されており、各種のフィルムの特
性が記憶されている。 【0049】フィルムの特性とは、階調特性(γ特性)
であり、一般には、露光量に応じて濃度が三次元的に変
化する曲線で表される。なお、この点は周知の技術であ
るため、詳細な説明は省略する。 【0050】なお、フィルム種の特定は、本実施の形態
であれば、図5に示される如く、写真(APS)フィル
ム68の磁気記録層68Aにフィルム種を示す情報を記
録しており、ラインCCDスキャナ14のキャリア74
での搬送時に、磁気ヘッド69によって読み取ることが
可能である。また、135サイズフィルムの場合には、
その形状(幅方向両端に比較的短いピッチでパーフォレ
ーションが設けられている)等で判断してもよいし、オ
ペレータがキー入力するようにしてもよい。 【0051】また、条件設定部224は、レンズ特性デ
ータ供給部234が接続されている。このレンズ特性デ
ータ供給部234は、フィルムを撮影したカメラを判別
する情報を取得し、得られた判別情報に対応する撮影カ
メラに応じたレンズ特性を周辺光量補正部220、22
2へ供給するようになっている。 【0052】すなわち、レンズ特性データ供給部234
は、メモリ(テーブル)を有し、このメモリには、各種
のカメラ種に応じたレンズ(例えば、LFに適用される
レンズや、一般のカメラに装備されたストロボ、交換レ
ンズの全てを含むが、本実施の形態では主としてLF用
レンズを補正のターゲットとしている。)の配光特性が
記憶されている。この配光特性は、撮影距離によって異
なるものであり、各ストロボ毎に撮影距離に応じた複数
の配光特性が記憶されている。 【0053】上記レンズ特性に基づいて周辺光量補正が
なされると、主被写体としての人物と背景との間での光
量変化を軽減することが可能となっている。 【0054】レンズ特性データ供給部234では、取得
したレンズ特性データ(例えば、図7に示すのは、LF
レンズ特性であり、画像中心から遠いほど、減光量Δlo
gEが増加(マイナス傾向)している。)に応じて、配光
特性を読出し、これを周辺光量補正部220、222へ
供給するようになっている。なお、撮影距離は、APS
フィルムであれば、磁気記録層68Aに記録しておけば
よい。また、135サイズフィルム等であれば、光学的
に記録したり、別体の記録媒体を用いてもよい。 【0055】ここで、上記周辺光量補正において、撮影
状況によっては、周辺光量補正が却って、仕上がりプリ
ントに違和感を感じさせることがある。 【0056】図は、特設のイベント会場や遊園地の中
等で販売される、プレ露光画像が予め記録されたネガフ
ィルムを用いて撮影した画像の一例(写真プリント15
0)を示している。プレ露光画像は、前記イベントに関
係した宣伝コピーやキャクタ、遊園地のマスコット等の
画像である。撮影者は、このマスクコット等を実際に撮
影しなくても、主要被写体と一緒に撮影したかのような
画像を得ることができたり、後日、どこのイベント会場
で撮影したかを画像から読み取ることが可能となる。 【0057】ところで、このプレ露光画像は、当然なが
らレンズを通して撮影画像ではなく、実際に撮影された
画像の撮影状況とは異なる。このため、このプレ露光画
像と撮影画像とに同じ補正を行うと、例えば、周辺光量
補正の場合では、プレ露光画像がレンズ収差によって減
光していないにも拘らず、増量されてしまったり、画像
の周縁にひずみが生じていないにも拘らず、歪曲収差補
正がなされたりする。この結果、補正が却って画像に悪
影響を及ぼすことになる。 【0058】そこで、本実施の形態では、撮影画像とプ
レ露光画像とを、補正の前に分離するようにしている。 【0059】すなわち、図3に示される如く、データ処
理部200において磁気情報(光学情報であっもよ
い)を読み取る際に、この磁気情報には、プレ露光画像
の有無、プレ露光画像の位置情報、焼付情報が記録され
ており、この磁気情報に基づいて画像分離部152で画
像を分離するか否か、及び分離するならばその位置(領
域)が判断されるようになっている。 【0060】また、磁気情報には、プレ露光画像を特定
するための識別符号154(図5参照)が記録されてお
り、この識別符号154は、プレ露光画像メモリ156
へ送出されるようになっている。 【0061】図5に示される如く、プレ露光画像メモリ
156には、データベース部158と複数のフレームメ
モリ160を有するファイル部162で構成されてい
る。 【0062】データベース部158では、識別符号15
4とファイル部162のフレームメモリ160を特定す
るファイルNo.164とが対応されており、識別符号
154に基づいて該当するプレ露光画像データを読み出
すことができるようになっている。 【0063】すなわち、本実施の形態では、実際に写真
フィルム68に記録されたプレ露光画像から読み取った
データを用いず、これと同一の画像データをプレ露光画
像メモリ156から読出して使用するようになってい
る。 【0064】なお、前記分離された撮影画像データとプ
レ露光画像データとは、プレスキャン処理部212及び
メインスキャン処理部218の画像合成部168、17
0でそれぞれ合成されるようになっている。 【0065】以下に、本実施の形態の作用を図6のフロ
ーチャートに従い説明する。 【0066】オペレータがフィルムキャリア74に写真
フィルム68を挿入し、画像処理部16のキーボード1
6Kによりコマ画像読取開始を指示すると、フィルムキ
ャリア74では、写真フィルム22を搬送開始する。こ
の搬送により、プレスキャンが実行される(ステップ3
00)。すなわち、写真フィルム68を比較的高速で搬
送しながら、ラインCCDスキャナ14によって、画像
コマのみならず、写真フィルムの68の画像記録領域外
の各種データを含めて、読み取っていく。 【0067】次のステップ302で磁気(光学)情報を
読取り、コマ画像のサイズを認識し、例えば、パノラマ
サイズのコマ画像である場合には、パノラマサイズの画
像特有の素抜け部分(写真フィルムの幅方向両端側)を
遮光する。 【0068】また、この磁気(光学)情報には、プレ露
光画像の有無、プレ露光画像の位置情報、焼付情報及び
プレ露光画像を特定するための識別符号が記録されてお
り、ステップ304では、プレ露光画像が有るか否かが
判断される。 【0069】ステップ304でプレ露光画像有りと判定
された場合は、ステップ306へ移行して、フラグFを
セット(1)した後、ステップ308へ移行して磁気
(光学)情報に記録された位置情報に基づいて画像を撮
影画像とプレ露光画像とに分離し、ステップ310へ移
行する。なお、ステップ304で否定判定された場合
は、ステップ310へ移行する。 【0070】ステップ310では、撮影画像の画像処理
パラメータである、カラー補正量、濃度補正量、ハイパ
ートーン補正量、周辺光量補正量、歪曲収差補正量等を
算出し、次いでステップ312でファインスキャン時の
読取条件(絞り)を算出し、ステップ314へ移行す
る。 【0071】ステップ314では、ファインスキャンが
実行され、ステップ316へ移行する。ステップ316
では、フラグFがセット(1)されているか否かが判断
され、肯定判定された場合には、ステップ318へ移行
して磁気(光学)情報の位置情報に基づいて画像を撮影
画像とプレ露光画像とに分離する。 【0072】次いでステップ320では、磁気(光学)
情報に記録された識別符号154に基づいてプレ露光画
像メモリ156から該当するプレ露光画像データを読み
、次のステップ322でプレ露光画像のプリント
(モニタ表示)条件をセットしてステップ324へ移行
する。なお、ステップ316で否定判定された場合は、
ステップ324へ移行する。 【0073】ステップ324では、撮影画像の画像処理
パラメータをセットし、次のステップ326で撮影画像
の補正を実行する。 【0074】次のステップ328ではフラグFがセット
(1)されているか否かが再度判断され、肯定判定され
た場合には、ステップ330へ移行して撮影画像(補正
済)とプレ露光画像(プレ露光画像メモリから読み出し
たもの)とが合成され、ステップ332へ移行してフラ
グFをリセット(0)した後ステップ334へ移行す
る。なお、ステップ328で否定判定された場合は、ス
テップ334へ移行する。 【0075】ステップ334では、合成された画像のプ
リント(モニタ表示)が実行され、このルーチンは終了
する。 【0076】このように、本実施の形態では、ネガフィ
ルム68にプレ露光画像が記録されている場合に、予め
撮影画像とプレ露光画像とを分離し、撮影画像のみにつ
いて、所定の画像処理パラメータを算出し、補正するよ
うにしたため、この補正によって却ってプレ露光画像に
不具合を生じさせることを防止することができる。この
不具合の代表的な例としては、レンズの歪曲収差が挙げ
られる。特に、LF等に使用されるレンズでは、画像周
縁が歪曲してしまうことがある。このために、歪曲収差
補正を行って、適正な画像に戻すことが行われるが、プ
レ露光画像はこのレンズと通った画像ではないため、歪
みが生じていない。このため、プレ露光画像を予め分離
しておくことにより、この歪みの無い画像に対して歪曲
収差補正を行わずに済む。また、周辺光量補正について
も同様に、レンズを通って撮影されたが画像に対して光
量不足分を補うため、プレ露光画像に対しては光量の増
加を不要である。 【0077】なお、本実施の形態では、ネガフィルムに
記録されたプレ露光画像を用いず、プレ露光画像メモリ
156から新たに同一の画像を読出して合成するように
たが、図7に示される如く、画像分離部で分離する際に
撮影画像とプレ露光画像の両方を有効とし、この分離し
たプレ露光画像をプレスキャン処理部212及びメイン
スキャン処理部218の画像合成部168、170に送
るようにしてもよい。 【0078】 【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像処理
装置は、予めプレ露光画像が記録されているフィルムに
対して、最適な画像補正(特に、歪曲補正、周辺光量補
正)を施すことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係るディジタルラボシス
テムの概略構成図である。 【図2】ディジタルラボシステムの外観図である。 【図3】本実施の形態に係る画像処理部の制御ブロック
図である。 【図4】(A)はプレ露光画像が含まれた写真プリント
の正面図、(B)は(A)の撮影画像領域、(C)は
(A)のプレ露光画像領域である。 【図5】ネガフィルムに磁気記録された識別符号とプレ
露光画像メモリに記録されたプレ露光画像との関係を示
すシステム図である。 【図6】本実施の形態に係る制御フローチャートであ
る。 【図7】変形例に係る画像処理部の制御ブロック図であ
る。 【符号の説明】 10 ディジタルラボシステム 14 ラインCCDスキャナ 16 画像処理部 66 光源部 68 写真フィルム 152 画像分離部 156 プレ露光画像メモリ 168、170 画像合成部 200 データ処理部 202 log 変換器 204 プレスキャンメモリ 206 メインスキャンメモリ 208 画像データ処理部 212 プレスキャン処理部 214 画像データ処理部 218 メインスキャン処理部 220、222 周辺光量補正部 224 条件設定部 234 レンズ特性データ供給部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−65923(JP,A) 特開 平9−281613(JP,A) 特開 平6−161047(JP,A) 特開 平9−161049(JP,A) 特開 平2−137070(JP,A) 特開 昭63−59678(JP,A) 特開 昭59−45765(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207 G03B 27/72 - 27/80 G06T 3/00 300 - 400 H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/40 - 1/409

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 プレ露光領域に予めプレ露光画像がプレ
    露光され、前記プレ露光領域以外の領域を用いて撮影す
    ると共に、該プレ露光領域の位置情報が予め記録された
    フィルムに記録された画像を光電的に読み取ることによ
    り得られた画像データに画像処理を施し、出力用の画像
    データを得る画像処理装置であって、 前記フィルム又はフィルムを収容するカートリッジに付
    与された、前記フィルムに記録されたプレ露光画像の画
    像データに対応する識別符号を読み出すと共に、前記フ
    ィルムから前記位置情報を読み出す第1読出手段と、 前記フィルムに予め記録されたプレ露光画像の画像デー
    タを前記識別符号に対応して記憶する記憶手段と、 前記第1読出手段により読み出された位置情報を用い
    て、前記光電的に読み取ることにより得られた画像デー
    タを、前記プレ露光画像の画像データと前記プレ露光領
    域以外の領域に撮影された画像の画像データとに分離す
    る画像分離手段と、 前記画像分離手段で分離された前記プレ露光領域以外の
    領域に撮影された画像の画像データの画像処理パラメー
    タを算出し、算出した画像処理パラメータに基づいて、
    該画像データに対して、レンズ補正、カラー補正、濃度
    補正を含む画像補正を行う補正手段と、 前記記憶手段から前記第1読出手段により読み出された
    識別符号に対応するプレ露光画像の画像データを読出す
    第2読出手段と、 前記第2読出手段で読み出されたプレ露光画像の画像デ
    ータと、前記補正手段で補正された画像の画像データ
    と、を合成する画像合成手段と、 を有する画像処理装置
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