JP3469120B2 - 通信網および通信装置 - Google Patents

通信網および通信装置

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JP3469120B2
JP3469120B2 JP04540699A JP4540699A JP3469120B2 JP 3469120 B2 JP3469120 B2 JP 3469120B2 JP 04540699 A JP04540699 A JP 04540699A JP 4540699 A JP4540699 A JP 4540699A JP 3469120 B2 JP3469120 B2 JP 3469120B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/42Loop networks
    • H04L12/437Ring fault isolation or reconfiguration

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IEEE1394
(IEEE Std 1394-1995.IEEE Standard for High Perform
ance Serial Bus 、1394.a等 )における通信網に利用す
る。特に、障害復旧およびリンク誤接続回避技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】IEEE1394による通信網では、各
ノードは、ツリー状(デイジーチェーン状、ノード分岐
状)に接続する決まりになっている。したがって、通信
を行うためには各ノードがこのツリー状態を識別し、ノ
ード間の接続関係を決定することが必要である。
【0003】ここで、ツリー識別動作を説明する。電源
投入時やバスへのノード追加時には、ノード間の接続関
係を決定するためのバス初期化が行われる。このとき、
バス初期化を行うためのバス・リセット信号が全てのノ
ードに送られる。これにより、ノード接続構成に関する
情報が全てクリアされる。このバス初期化時点で各ノー
ドは、自分が二以上のノードと接続しているブランチ(b
ranch)・ノードか一つのノードだけと接続しているリー
フ(leaf)・ノードか、あるいはいずれのノードとも接続
されていない非接続状態であるかの情報だけを持ってい
る。
【0004】ノードのツリー識別動作例を図20および
図21に示す。通信網に含まれる各ノードA、B、C、
D、Eが動作を開始するときには、バス初期化を行うた
めの制御信号であるバス・リセット信号が各ノードA、
B、C、D、Eに送信される。具体的には、各ノード
A、B、C、D、EにリンクAB、AC、BD、BEが
接続され、通信網の構成に変化が生じたときに、各ノー
ドA、B、C、D、Eはこの変化を検出し、バス・リセ
ット信号をそれぞれ送信する。
【0005】例えば、ノードAとノードBとを接続する
リンクABが配置されると、ノードAおよびノードBは
それぞれ自己にリンクABが接続された旨を検出し、バ
ス・リセット信号を送信する。続いて、ノードAとノー
ドCとを接続するリンクACが配置されると、ノードA
およびノードCはそれぞれ自己にリンクACが接続され
た旨を検出し、バス・リセット信号を送信する。
【0006】同様に、ノードBとノードDとを接続する
リンクBDが配置されると、ノードBおよびノードDは
それぞれ自己にリンクBDが接続された旨を検出し、バ
ス・リセット信号を送信する。ノードBとノードEとを
接続するリンクBEが配置されると、ノードBおよびノ
ードEはそれぞれ自己にリンクBEが接続された旨を検
出し、バス・リセット信号を送信する。
【0007】このように、新たなリンクが配置され、ノ
ードが追加される度に、この変化を検出したノードから
バス・リセット信号が送信され、このバス・リセット信
号が各ノードに到達し、通信網ではバス初期化が行われ
る。また、逆に、既存のリンクが取り除かれ、ノードが
減る度に、この変化を検出したノードからバス・リセッ
ト信号が送信され、このバス・リセット信号が各ノード
に到達し、通信網ではバス初期化が行われる。
【0008】図20に示すように、第一段階として、全
てのリーフ・ノードC、D、Eからブランチ・ノード
A、Bに対して、子ノードから親ノードへの通知を示す
信号(parent notify信号) が送られる。parent notif
y 信号を受け取ったノードはこのparent notify 信号を
送信したノードを子ノードと認識し、親から子への通知
を示す信号(child notify 信号) を送る。これによっ
てノード間の親子関係が決まる。
【0009】さらに、所定時間の経過後に、第二段階と
して、図21に示すように、ノードAとノードBはそれ
ぞれリンクABが接続されているポートがあるにも関わ
らず、parent notify 信号またはchild notify信号のい
ずれの信号も受け取っていないことを認識し、相互にpa
rent notify 信号を送る。ノードAおよびBはpare
nt notify 信号を受け取っていることを認識すると独立
な一定時間を設定し、一定時間を経過したノードから先
にparent notify 信号を送る。図21の例では、ノード
Bが再びparent notify 信号をノードAに送ったとす
る。すると、先に、parent notify 信号を受け取ったノ
ードAが親になり、ノードAはノードBに対してchild
notify信号を返信する。
【0010】このように、各々のノードはparent notif
y 信号またはchild notify信号を受け取ることによっ
て、順次自己がリーフ・ノードであるかブランチ・ノー
ドであるかを把握する。このようにして、通信網内のツ
リーの識別が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一部にループが形成さ
れたノードの接続関係を図22に示す。図22に示すよ
うにノードA、B、Cの間にループが形成されると、こ
のノードA、B、C間では正常な接続関係が成立しな
い。すなわち、parent notify 信号またはchild notify
信号のいずれの信号も受け取っていないポートが二つで
き、接続された隣りのノードとparent notify 信号を送
受信できず、接続関係を認識できない。この状態のまま
制限時間(CONFIG TIMEOUT)が経過するので自動的にバス
・リセットが再び行われることになる。
【0012】これは、前記第二段階において、リンクが
接続されているにもかかわらず、parent notify 信号ま
たはchild notify信号のいずれの信号も受け取っていな
いポートが二つある場合には、当該ノードは、自らはpa
rent notify 信号を送信しないルールになっているから
である。
【0013】その理由は、前記第二段階としてparent n
otify 信号を送信する手順は、自ノードの上位ノードを
認識するための手順である。ところが、ツリー構造で
は、自ノードの上位ノードは常に一つであり、二つとい
うことはあり得ない。したがって、リンクが接続されて
いるにもかかわらず、parent notify 信号またはchildn
otify信号のいずれの信号も受け取っていないポートが
二つある場合には、未だ、自ノードに対してparent not
ify 信号を送信していない自ノードの下位ノードが存在
する可能性があると判断し、自らはparent notify 信号
を送信しない。
【0014】したがって、いつまでもツリーの識別手順
が繰り返されることになり、結局、ツリーの識別を終了
できない。その結果として、初期化プロセスを終了でき
ずに通信ができない。
【0015】また、一部に障害が発生したノードの接続
関係を図23に示す。図23に示すように、ノードAお
よびB間のリンクABの接続が切断されると、ノードA
およびCによる通信網と、ノードB、D、Eによる通信
網とに別れたままそれぞれバス初期化が行われる。その
結果として、二つの通信網が独立に動作することにな
り、ノードAおよびCを含む通信網とノードB、D、E
を含む通信網とは相互に通信ができない。
【0016】このときに、もし、図23に破線で示すよ
うに、ノードBとノードCとの間にリンクBCが存在し
たならば、障害箇所を迂回するルートが形成され、正常
な通信を行うことができる。しかし、図22で説明した
ように、破線で示したノードBとノードCとの間のリン
クBCは、ノードA、B、C間にループを形成するた
め、あらかじめ設けておくことはできない。このよう
に、IEEE1394による通信網では、障害対策とし
ての冗長なリンクをあらかじめ設けておくことが困難で
ある。
【0017】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、ノードがループ状に接続されたときでも通信
を行うことができる通信網および通信装置を提供するこ
とを目的とする。本発明は、リンクに障害が発生したと
きでもこの障害箇所を迂回するルートを速やかに形成す
ることができる信頼性の高いIEEE1394による通
信網および通信装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、ノード間のリ
ンクを接断するスイッチ手段を設け、IEEE1394
による通信網で正常な接続関係を維持できないノード間
のループを形成する冗長なリンクが存在するときでも、
このスイッチ手段を制御することにより接続関係を正常
な関係とすることを特徴とする。
【0019】さらに、ノード間のリンクに障害が発生し
た場合には、前記スイッチ手段の制御により、前記ルー
プを利用して障害発生箇所を迂回するルートを形成する
ことにより、障害の早期復旧を実現することができる。
【0020】すなわち、本発明の第一の観点は通信網で
あって、複数のノードと、このノード間を接続するリン
クとを備え、前記ノードにはそれぞれ、前記リンクを介
して自ノードに接続される他ノードとの間で接続関係の
確認情報を送受信する手段を備えた通信網である。
【0021】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記確認情報の交換に要する十分な時間の経過後にこの接
続関係の確認が行われないリンクが1ノードにつき二つ
以上あるときには接続関係の確認が行われないリンクの
少なくとも一つを切り離すスイッチ手段を備えたところ
にある。
【0022】前記接続関係の確認手順が複数回繰り返し
て実行されるとき、前記スイッチ手段は、前回切り離し
たリンクを除くリンクの少なくとも一つを切り離す手段
を含むことが望ましい。
【0023】さらに、前記確認情報の交換に要する十分
な時間(Ti)の経過後に接続関係の確認が行われない
リンクの一つを選択する手段と、この選択する手段によ
り選択されたリンクを前記スイッチ手段により切り離す
とともにこの選択されたリンクの先に接続されたノード
から接続関係の確認情報の送受信を開始する信号を送信
させる手段と、この確認情報の交換に要する十分な時間
(Ti)以内に接続関係の確認情報の送受信を開始する
信号を受信するか否かを検出する受信検出手段と、この
受信検出手段の検出結果にしたがってループを形成する
リンクを検出するループ検出手段とを備えることもでき
るし、あるいは、前記確認情報の交換に要する十分な時
間(Ti)の経過後に接続関係の確認が行われないリン
クの一つを選択する手段と、この選択する手段により選
択されたリンクに接続関係の確認情報の送受信を開始す
る信号を送信する手段と、この確認情報の交換に要する
十分な時間(Ti)以内に接続関係の確認情報の送受信
を開始する信号を受信するか否かを検出する受信検出手
段と、この受信検出手段の検出結果にしたがってループ
を形成するリンクを検出するループ検出手段とを備える
こともできる。
【0024】このとき、前記ループ検出手段は、前記受
信検出手段が前記選択する手段により選択されたリンク
以外の他リンクを介して接続関係の確認情報の送受信を
開始する信号を受信したときには、前記選択する手段に
より選択されたリンクをループを形成するリンクと判定
する手段を含むこともできるし、あるいは、前記ループ
検出手段は、前記受信検出手段が前記選択する手段によ
り選択されたリンク以外の他リンクを介して接続関係の
確認情報の送受信を開始する信号を受信したときには、
当該他リンクをループを形成するリンクと判定する手段
を含むこともできる。
【0025】すなわち、親子関係が不明なリンクが複数
あるときに、その内の一つのリンクの先に接続されたノ
ードに接続関係の確認情報の送受信を開始する信号を送
信させたり、あるいは、自らそのノードに対して接続関
係の確認情報の送受信を開始する信号を送信する。この
とき、当該ノードからの接続関係の確認情報の送受信を
開始する信号が当該リンク以外の他リンクを介して受信
できた場合には、当該リンクがループを形成していたと
判定するか、あるいは、その反対に、当該リンク以外の
他リンクがループを形成していたと判定することができ
る。したがって、当該リンクを切り離して再度、親子関
係の確認を行うか、あるいは、他リンクを切り離して再
度、親子関係の確認を行うことにより、正常な網構成を
形成することができる。また、前記接続関係の確認手順
が複数回繰り返して実行されるときには、前回切り離し
たリンクを除くリンクを今回は切り離し、接続関係の確
認手順を実行することがよい。
【0026】また、前記接続関係はツリー状の接続関係
であり、当該ツリー状に接続される複数のノードの中で
根幹となるノードがあらかじめ定められている場合に
は、前記選択する手段は、前記根幹となるノードに接続
されるリンク以外のリンクから優先的に選択する手段を
含むこともできる。これにより、直列に接続されるノー
ド数の少ない網構成を形成することができる。
【0027】さらに、前記スイッチ手段が、同一通信網
内の複数のノードにそれぞれ設けられている場合には、
前記十分な時間(Ti)を前記複数のノードのそれぞれ
について相互に異なる時間に設定する手段を備える構成
とすることができる。
【0028】また、前記接続関係はツリー状の接続関係
であり、当該ツリー状に接続される複数のノードの中で
根幹となるノードがあらかじめ定められている場合に
は、前記設定する手段は、前記根幹となるノードにより
近いノードに設定される前記十分な時間(Ti)をより
長く設定する手段を含むことができる。
【0029】すなわち、一つの通信網内に前記スイッチ
手段を備えたノードが複数存在するときには、これらの
前記十分な時間(Ti)を相互に異なる時間に設定して
おくことがよい。これにより、一つのノードが接続関係
の確認を行ってから次のノードが接続関係の確認を開始
するといった順番で接続関係の手順を実行することがで
きるため、同一通信網内の複数のノード間での接続関係
の確認作業の混乱を回避することができる。このとき、
ツリー状の接続関係であれば、根幹となるノードにより
近いノードほど、前記十分な時間(Ti)を長く設定し
ておくことにより、枝に相当するノードから幹に近いノ
ードへ順番に接続関係の確認を行うことができるため、
効率の良い接続関係の確認を行うことができる。
【0030】前記スイッチ手段は、前記リンクを物理的
に切り離す手段を含む構成としてもよいし、あるいは、
前記スイッチ手段は、前記リンクを論理的に切り離す手
段を含む構成としてもよい。前記論理的に切り離す手段
は、自ノードから切り離すリンクが接続されたインタフ
ェースを無効とする手段を含む構成とすることが望まし
い。
【0031】このようにして、ノード間にループが形成
されたときでも正常な接続関係を確保することができる
ため、ループが形成されることを配慮せずに、障害発生
時に障害箇所を迂回するルートとなる冗長なリンクをあ
らかじめ通信網に設けることができる。したがって、信
頼性の高い幹/枝(親/子)接続関係を用いたIEEE
1394による通信網を実現することができる。
【0032】本発明の第二の観点は通信装置であって、
本発明の通信網を構成するノードに配置された通信装置
である。
【0033】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1および図
2を参照して説明する。図1は本発明第一実施例のツリ
ー状に接続されたノードの接続関係を示す図である。図
2は本発明第二実施例のリング状に接続されたノードの
接続関係を示す図である。
【0034】本発明は通信網であって、図1に示すよう
に、複数のノードA、B、C、D、Eと、このノード
A、B、C、D、E間を接続するリンクAB、BC、A
C、BD、BEとを備え、ノードA、B、C、D、Eに
はそれぞれ、リンクAB、BC、AC、BD、BEを介
して自ノードに接続される他ノードとの間で接続関係の
確認情報を送受信する手段である通信制御部1を備えた
通信網である。
【0035】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記確認情報の交換に要する十分な時間Tiの経過後に接
続関係の確認が行われないリンクAB、BC、BD、B
Eに対し、そのリンクAB、BC、BD、BEの少なく
とも一つを切り離すスイッチ手段であるスイッチB1、
B2、B3、B4を備えたところにある。
【0036】通信制御部1は、時間Tiの経過後に接続
関係の確認が行われないリンクAB、BC、BD、BE
の一つを選択し、この選択されたリンクをスイッチBi
(i=1〜4のいずれか)により切り離すとともにこの
選択されたリンクの先に接続されたノードから接続関係
の確認情報の送受信を開始する信号であるバス・リセッ
ト信号を送信させ、さらに、時間Ti以内にバス・リセ
ット信号を受信するか否かを検出し、この検出結果にし
たがってループを形成するリンクを検出する。
【0037】あるいは、通信制御部1は、時間Tiの経
過後に接続関係の確認が行われないリンクAB、BC、
BD、BEの一つを選択し、この選択されたリンクにバ
ス・リセット信号を送信し、さらに、時間Ti以内にバ
ス・リセット信号を受信するか否かを検出し、この検出
結果にしたがってループを形成するリンクを検出する。
【0038】このとき、選択されたリンク以外の他リン
クを介してバス・リセット信号を受信したときには、こ
の選択されたリンクをループを形成するリンクと判定す
る場合と、この他リンクをループを形成するリンクと判
定する場合とがある。
【0039】また、ツリー状に接続される複数のノード
の中で根幹となるノードがあらかじめ定められ、この根
幹となるノードに接続されるリンク以外のリンクから優
先的に選択するようにすることもできる。
【0040】スイッチB1、B2、B3、B4は、リン
クAB、BC、BD、BEを物理的に切り離すための物
理的スイッチであってもよいし、あるいは、リンクA
B、BC、BD、BEを論理的に切り離すための論理的
スイッチであってもよい。この論理的スイッチは、自ノ
ードBから切り離すリンクAB、BC、BD、BEが接
続されたインタフェースを無効とすることにより実現で
きる。
【0041】また、図2に示すように、リング状に接続
されたノードA、B、C、D、Eについても本発明を適
用することができる。すなわち、本発明は、図2に示す
ように、複数のノードA、B、C、D、Eと、このノー
ドA、B、C、D、E間を接続するリンクAB、BC、
CD、DE、AEとを備え、ノードA、B、C、D、E
にはそれぞれ、リンクAB、BC、CD、DE、AEを
介して自ノードに接続される他ノードとの間で接続関係
の確認情報を送受信する手段である通信制御部1を備え
た通信網である。
【0042】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記確認情報の交換に要する十分な時間(Ti)の経過後
に接続関係の確認が行われないリンクが1ノードにつき
二以上あるときにはこの接続関係の確認が行われないリ
ンクの少なくとも一つを切り離すスイッチ手段であるス
イッチA1を備えたところにある。
【0043】
【実施例】本発明実施例の概要を図1を参照して説明す
る。図1に示すように、ツリー状に接続されたノード
A、B、C、D、EからなるIEEE1394による通
信網に、ノードBとノードCとを接続するリンクBCを
設ける。これによりノードA、B、C間にループが形成
されるが、本発明実施例では、ループを構成するノード
A、B、Cの一つであるノードBにスイッチB1、B
2、B3、B4を取り付けることにより、このループの
形成を回避することができる。
【0044】すなわち、このノードBの二つのポートP
1およびP2がparent notify 信号とchild notify信号
のいずれの信号も受け取らない場合には、制限時間(CON
FIGTIMEOUT)の期間が経過する前もしくはそれ以後に、
片方のポートP2とリンクBCとの接続をスイッチB2
で切断してループの形成を回避する。スイッチB2が動
作したことにより、ノードBおよびノードC間のリンク
BCが切断された旨を検出し、ノードBおよびノードC
はバス・リセット信号を送信する。このとき、スイッチ
B2の状態は保たれる。したがって、今回行われるバス
初期化ではループの形成されない状態で正常なツリー識
別が行われる。
【0045】このスイッチB1、B2、B3、B4は、
ポートP1、P2、P3、P4とリンクAB、BD、B
E、BCが設定されるケーブルとの間に介挿された物理
的スイッチであったり、あるいは、ノードBのノード間
インタフェースのインピーダンスを調整することにより
所定のポートP1、P2、P3、P4を無効にする論理
的スイッチであることができる。
【0046】これにより、IEEE1394による通信
網にループが生じた場合においても、通信を可能にする
ことができる。したがって、ループが形成されることを
配慮せずに、リンクの障害に備えた冗長なリンクをあら
かじめ通信網に設定しておくことができる。このように
しておけば、リンクに障害が発生し、ノード間の接続が
切断された場合でも冗長に設定されたリンクを用いるこ
とにより、障害を回避した接続を行い通信を復旧するこ
とができる。
【0047】また、図2はリング状に接続されたノード
A、B、C、D、EからなるIEEE1394による通
信網を示す図であるが、図1に示したツリー状に接続さ
れたノードA、B、C、D、EからなるIEEE139
4による通信網と同様に本発明のハードウェア構成およ
びアルゴリズムを適用することができる。
【0048】ここで、各リンクの不稼働率をa、スイッ
チの不稼働率をb、リンクを構成するノードをn個、通
信網を構成するリンクの総数をmとすると、スイッチが
ない場合の通信網の不稼働率:a1、スイッチがある場
合の2重故障までに考慮した通信網の不稼働率:a2は
それぞれ次の式になる(ただし、a≪1)。
【0049】 a1=1−(1−a)m ≒ma a2={1−(1−a)m (1−b)}{1−(1−a)m-1 (1−b)} ≒{b+ma}{b+(m−1)a} (∵an ≪a、n>2) ≒m(m+1)a2 (a=bの場合) 通信網がリング状に接続された場合には、不稼働率はa
2 、b2 、abの項で表される。例えば、a、bが10
-5、mが10程度の場合では不稼働率は1万分の1にな
り、信頼性が高い。
【0050】このようにしておけば、リンクに障害が発
生し、ノード間の接続が切断された場合でも冗長に設定
されたリンクを用いることにより、障害を回避した接続
を行い通信を復旧することができ、信頼性の高い通信網
を実現することができる。
【0051】(第一実施例)本発明第一実施例を図1お
よび図3を参照して説明する。図3はノードBにおける
ループ回避手順を示すフローチャートである。図3に示
すように、ノード動作を開始するために(S0)、ノー
ドBでは、スイッチB1、B2、B3、B4をON状態
とし導通状態にする(S1)。ここで、通信網に新たな
リンクが配置され、ノードが追加されて、この変化を検
出したノードからバス・リセット信号が送出されると、
各ノードA、B、C、D、Eはバス初期化を開始する
(S2)。まず、従来例で既に説明したツリー識別が開
始される(S3)。制限時間(CONFIG TIMEOUT)が経過し
た後に、ノードBは、リンクが接続されているにも関わ
らずparent notify 信号とchild notify信号のいずれの
信号も受け取っていない二つのポートP1およびP2が
あることを認識すると(S4)、スイッチB1またはB
2のいずれかをOFF状態とし非導通状態にする(S
7)。ここでは、スイッチB2をOFF状態とする。こ
れにより通信網の構成に変化が生じたので、ノードBお
よびノードCは、再びバス初期化のためのバス・リセッ
ト信号を送信する(S8)。今度はスイッチB2がOF
F状態であるため、ツリー識別動作は正常に継続され
(S5)、やがてツリー識別動作は終了する(S6)。
これにより、各ノードA、B、C、D、Eは、自己の接
続関係を識別するとともに、この接続関係にしたがって
自己の複数のポートのそれぞれについて有効または無効
とするポートの調停を行う(S9)。これにより各ノー
ドA、B、C、D、E間で通信を行うことができる(S
10)。ここでは、スイッチB2をOFF状態としたの
で、ノードAがブランチ・ノードになり、ノードCがリ
ーフ・ノードになる。また、スイッチB1をOFF状態
とした場合には、ノードAがリーフ・ノードになり、ノ
ードCがブランチ・ノードになる。
【0052】図1では、ノードBのすべてのポートP1
〜P4にスイッチB1〜B4を設けたがループ接続ポー
トが決まっている場合はその二つのポートP1およびP
2のみにスイッチを設ければよい。
【0053】このように、従来の手順に、バス初期化時
にノードのスイッチをすべてON状態にする動作が加え
られる(拡張バス初期化)。また、ツリー識別時に、制
限時間(CONFIG TIMEOUT)を経過してもparent notify
信号またはchild notify信号を受信しないポートが二つ
あるか否かを識別してループを検出する動作と、その検
出結果にしたがってスイッチをOFF状態にする動作が
加えられる(拡張ツリー識別)。このとき、バス・リセ
ット信号の送信とスイッチをON状態にする動作あるい
はバス・リセット信号の送信とスイッチをOFF状態に
する動作は一緒に行われればよく、それぞれ順序はどち
らが先でも、また、同時でもよい。
【0054】(第二実施例)本発明第二実施例を図2お
よび図3を参照して説明する。本発明第二実施例は、図
3に示すアルゴリズムを図2に示すノードA、B、C、
D、Eがリング状に接続された場合に適用する例を示
す。したがって、図3はノードAにおけるループ回避手
順を示すフローチャートである。図3に示すように、ノ
ード動作を開始するために(S0)、ノードAでは、ス
イッチA1をON状態とし導通状態にする(S1)。こ
こで、通信網に新たなリンクが配置され、ノードが追加
されて、この変化を検出したノードからバス・リセット
信号が送出されると、各ノードA、B、C、D、Eはバ
ス初期化を開始する(S2)。まず、従来例で既に説明
したツリー識別が開始される(S3)。制限時間(CONFI
G TIMEOUT)が経過した後に、ノードAは、リンクが接続
されているにも関わらずparent notify 信号とchild no
tify信号のいずれの信号も受け取っていない二つのポー
トP1およびP2があることを認識すると(S4)、ス
イッチA1をOFF状態とし非導通状態にする(S
7)。これにより通信網の構成に変化が生じたので、ノ
ードAおよびノードEは、再びバス初期化のためのバス
・リセット信号を送信する(S8)。今度はスイッチA
1がOFF状態であるため、ツリー識別動作は正常に継
続され(S5)、やがてツリー識別動作は終了する(S
6)。これにより、各ノードA、B、C、D、Eは、自
己の接続関係を識別するとともに、この接続関係にした
がって自己の複数のポートのそれぞれについて有効また
は無効とするポートの調停を行う(S9)。これにより
各ノードA、B、C、D、E間で通信を行うことができ
る(S10)。図2では、ノードAのループ接続ポート
が決まっているので、ポートP1のみにスイッチA1を
設ければよい。
【0055】(第三実施例)本発明第三実施例を図4お
よび図6を参照して説明する。図4は本発明第三実施例
のツリー状に接続されたノードの接続関係を示す図であ
る。図6はノードBにおけるループ回避手順を示すフロ
ーチャートである。図1に示した通信網で、スイッチB
2がOFF状態で通信が行われていたときに、図4に示
すようにノードAとノードBとの間のリンクABが切断
されると通信網の構成に変化が生じるため、この変化を
検出したノードAおよびノードBはバス・リセット信号
を送信する。このとき、図3に示した手順が実行され、
ノードBのスイッチB2がON状態となり、通信網が二
つに分断されるのを回避することができる。
【0056】また、ノードAとノードCとの間のリンク
ACが切断された場合も同様に、図3に示した手順が実
行され、ノードBのスイッチB2がON状態となり、ノ
ードBとノードCとの間のリンクBCが活かされて、ノ
ードCが孤立してしまうことを回避することができる。
このようにして通信を復旧させることができる。
【0057】すなわち、本発明第三実施例は、図6に示
すように、通信中(S10)にリンクABまたはリンク
ACの障害が発生したことにより、通信網の構成に変化
が生じ、この変化を検出したノードA、B、Cがバス・
リセット信号を送信する(S11)。これにより、各ノ
ードA、B、C、D、Eは、図3に示した拡張バス初期
化(S1およびS2)を実行する。さらに、図3に示し
た拡張ツリー識別(S3〜S8)を実行する。これによ
り、上記説明のとおり、障害箇所を迂回するルートが形
成され、さらに図3に示した自己識別およびポート調停
を行い(S9)、再び通信中(S10)に復旧すること
ができる。
【0058】図4では、ノードBのすべてのポートP1
〜P4にスイッチB1〜B4を設けたがループ接続ポー
トが決まっている場合はその二つのポートP1およびP
2のみにスイッチを設ければよい。
【0059】(第四実施例)本発明第四実施例を図5お
よび図6を参照して説明する。図5は本発明第四実施例
のリング状に接続されたノードの接続関係を示す図であ
る。本発明第四実施例は、図6に示すアルゴリズムを図
5に示すノードA、B、C、D、Eがリング状に接続さ
れた場合に適用する例を示す。したがって、図6はノー
ドAにおけるループ回避手順を示すフローチャートであ
る。図2に示した通信網で、スイッチA1がOFF状態
で通信が行われていたときに、図5に示すようにノード
CとノードDとの間のリンクCDが切断されると通信網
の構成に変化が生じるため、この変化を検出したノード
CおよびノードDはバス・リセット信号を送信する。こ
のとき、図3に示した手順が実行され、ノードAのスイ
ッチA1がON状態となり、通信網が二つに分断される
のを回避することができる。
【0060】また、リンクAB、BC、DEのいずれか
が切断された場合も同様に、図3に示した手順が実行さ
れ、ノードAのスイッチA1がON状態となり、ノード
AとノードEとの間のリンクAEが活かされて、ノード
D、Eが孤立してしまうことを回避することができる。
このようにして通信を復旧させることができる。
【0061】すなわち、本発明第四実施例は、図6に示
すように、通信中(S10)にリンクAB、BC、C
D、DEのいずれかの障害が発生したことにより、通信
網の構成に変化が生じ、この変化を検出したノードA、
B、C、D、Eのいずれかがバス・リセット信号を送信
する(S11)。これにより、各ノードA、B、C、
D、Eは、図3に示した拡張バス初期化(S1およびS
2)を実行する。さらに、図3に示した拡張ツリー識別
(S3〜S8)を実行する。これにより、上記説明のと
おり、障害箇所を迂回するルートが形成され、さらに図
3に示した自己識別およびポート調停を行い(S9)、
再び通信中(S10)に復旧することができる。図5で
は、ノードAのループ接続ポートが決まっているので、
ポートP1のみにスイッチA1を設ければよい。
【0062】(第五実施例)本発明第五実施例を図7お
よび図8を参照して説明する。図7は本発明第五実施例
のノードの接続関係を示す図である。図8はノードCに
おけるループ回避手段を示すフローチャートである。本
発明第五実施例は、複数のループが一つのノードを介し
て接続された通信網のツリー認識を示す実施例である。
図8に示すように、ノード動作を開始するため(S2
0)、図7に示すノードCでは、スイッチC1、C2、
C3、C4をON状態とし導通状態にする(S21)。
ここで、通信網に新たなリンクが配置され、ノードが追
加されて、この変化を検出したノードからバス・リセッ
ト信号が送信されると、各ノードA、B、C、D、Eは
バス初期化を開始する(S22)。まず、従来例ですで
に説明したツリー識別が開始される(S23)。制限時
間(CONFIG TIMEOUT)が経過した後に、ノードCは、リン
クが接続されているにもかかわらずparent notify 信号
またはchild notify信号のいずれの信号も受けとってい
ない4つのポートP1、P2、P3、P4があることを
認識すると(S24)、親子関係不明なポートがあるこ
とを調べ、そのポートPiのスイッチをOFF状態とし
非導通状態にする(S25)。ここでは、ポートP3の
スイッチC3をOFF状態とする。これにより通信網の
構成に変化が生じたので、ノードDは、再びバス初期化
のためのバス・リセット信号を送信するが、ノードCに
はバス・リセット信号を送信させない。ノードDで送信
したバス・リセット信号はリンクDE→ノードE→リン
クCEの順にノードCに伝わる。ノードCはこのバス・
リセット信号を受信し、切断したリンクCDがループに
含まれていたことが確認されると(S26)、ノードC
は再びツリー認識を開始する(S23)。今度は、リン
クCDが接続されていないのでノードDがリーフ・ノー
ドになり、順にノードD、E、C間の親子関係が決定さ
れる。その後、ノードCは制限時間(CONFIG TIMEOUT)を
経過した後、親子関係が不明なポートP1、P2を検出
し(S24)、例えばポートP2のスイッチC2をOF
Fにする(S25)。このとき、ノードBは接続関係が
変更されたことを検出し、バス・リセット信号を送信す
るが、ノードCにはバス・リセット信号を送信させな
い。ノードBで送信したバス・リセット信号はリンクA
B→ノードA→リンクACの順にノードCに伝わる。ノ
ードCはこのバス・リセット信号を受信し、切断したリ
ンクがループに含まれていたことが確認されると(S2
6)、ノードCは再びツリー認識を開始する(S2
3)。
【0063】今度は、リンクBCが接続されていないの
でノードBがリーフ・ノードになり、順にノードB、
A、C間の親子関係が決定される(S27)。このよう
にして、ノードA、B、C、ノードC、D、Eがそれぞ
れループを構成しなくなり、ツリー認識を終了すること
ができる(S28)。このツリー認識は、ノードA、
B、D、Eにそれぞれ子の関係のノードや通信網が接続
されていても動作する。これにより、各ノードA、B
C、D、Eは、自己の接続関係を識別するとともに、こ
の接続関係にしたがって自己の複数のポートのそれぞれ
について有効または無効とするポートの調停を行う(S
29)。これにより各ノードA、B、C、D、E間で通
信を行うことができる(S30)。
【0064】以上のようにして、スイッチ付きノードを
一つ含み、このノードを含んだ複数のループが存在する
ネットワークでツリー認識を行うことができる。ここで
は、スイッチC2、C3をOFF状態としたので、ノー
ドA、Eがブランチ・ノードになり、ノードB、Dがリ
ーフ・ノードになる。また、スイッチC1、C4をOF
F状態とした場合には、ノードB、Dがブランチ・ノー
ドになり、ノードA、Eがリーフ・ノードになる。
【0065】また、より幹にしたいリンクが切り離され
ないように切り離しリンクの選択順序を決めることで、
直列に接続されるノードの数が少ない構成にすることが
できる。また、スイッチ動作後はIEEE1394の条
件からノードは16個以上直列に接続されず、通信網を
構成するノードの数は63以下である。
【0066】このように、従来の手順に、バス初期化時
にノードのスイッチをすべてON状態にする動作が加え
られる(拡張バス初期化)。また、ツリー識別時に、制
限時間(CONFIG TIMEOUT)を経過してもparent notify 信
号またはchild notify信号を受信しないポートが二以上
あるか否かを識別してループ検出する動作と、その検出
結果にしたがってスイッチをOFF状態にする動作が加
えられる(拡張ツリー識別)。このとき、バス・リセッ
ト信号の送信とスイッチOFF状態にする動作とは一緒
に行われればよく、それぞれ順序はどちらが先でも、ま
た、同時でもよい。
【0067】(第六実施例)本発明第六実施例は、物理
的に連接した複数のループが一つのノードを介して接続
された通信網のツリー認識例である。図9、図10を用
いて説明する。図9は本発明第六実施例のノードの接続
関係を示す図である。図10はノードFにおけるループ
回避手段を示すフローチャートである。図10に示すよ
うに、ノード動作を開始するために(S40)、ノード
Fでは、スイッチF1、F2、F3、F4をON状態と
し導通状態にする(S41)。ここで、通信網に新たな
リンクが配置され、ノードが追加されて、この変化を検
出したノードからバス・リセット信号が送信されると、
各ノードA、B、C、D、E、Fはバス初期化を開始す
る(S42)。まず、従来例ですでに説明したツリー識
別が開始される(S43)。制限時間(CONFIG TIMEOUT)
が経過した後に、ノードFは、リンクが接続されている
にもかかわらずparent notify 信号またはchild notify
信号のいずれの信号も受けとっていない4つのポートP
1、P2、P3、P4があることを認識すると(S4
4)、親子関係不明なポートPiがあることを調べ、ス
イッチF1〜F4のいずれかをOFF状態とし非導通状
態にする(S47)。ここでは、スイッチF3をOFF
状態とする。これにより通信網の構成に変化が生じたの
で、ノードCは、再びバス初期化のためのバス・リセッ
ト信号を送信するが、ノードFにはバス・リセット信号
を送信させない。ノードCで送信したバス・リセット信
号はリンクCD→ノードD→リンクDE→ノードE→リ
ンクEF、リンクBC→ノードB→リンクBF、リンク
BC→ノードB→リンクAB→ノードA→リンクAFの
順にそれぞれノードFに伝わる。ノードFはこのバス・
リセット信号を受信し(S48)、制限時間(CONFIG TI
MEOUT)を経過する直前に、バス・リセット信号を受信し
たポートのスイッチF1、F2、F4をOFFにし(S
49)、ポートP3をON状態に戻す(S50)。接続
の変更を検出したノードA、B、C、Eはバス・リセッ
ト信号を送信し(S42)、再びツリー認識を開始する
(S43)。今度は、ノードFでは制限時間(CONFIG TI
MEOUT)を経過する前に、すべてのポートがparent notif
y 信号またはchild notify信号のいずれの信号かを受信
する(S44)。よって、リンクAF、BF、EFが接
続されていないのでノードA、Eがリーフ・ノードにな
り、順にノード間の親子関係が決定される(S45)。
このようにして、効率的にツリー認識を終了することが
できる(S46)。これにより、各ノードA、B、C、
D、Eは、自己の接続関係を識別するとともに、この接
続関係にしたがって自己の複数のポートのそれぞれにつ
いて有効または無効とするポートの調停を行う(S5
1)。これにより各ノードA、B、C、D、E間で通信
を行うことができる(S52)。
【0068】あるいは、次のようにしても同様の動作が
得られる。ノード動作を開始(S40)すると、全スイ
ッチをONにする(S41)。バス・リセット信号送信
後(S42)、ツリー識別を開始し(S43)、制限時
間(CONFIG TIMEOUT)を経過した後、親子関係が不明なポ
ートが二つ以上ある(どのリンクからもparent notify
信号またはchild notify信号を受信できない)ことを検
出する(S44)。ノードFは親子関係が不明なポート
P1、P2、P3、P4を検出し、例えばポートP3に
だけバス・リセット信号を送信する(S47′)。バス
・リセット信号はリンクCF→ノードC→リンクCD→
ノードD→リンクDE→ノードE→リンクEF、リンク
CF→ノードC→リンクBC→ノードB→リンクBF、
リンクCF→ノードC→リンクBC→ノードB→リンク
AB→ノードA→リンクAFの順にそれぞれノードFに
伝わる。ノードFはこのバス・リセット信号を受信し
(S48)、制限時間(CONFIG TIMEOUT)を経過する直前
に、バス・リセット信号を受信したポートのスイッチF
1、F2、F4をOFFにし(S49)、スイッチF3
はONのままにする(S50)。スイッチのOFF動作
による接続の変更を検出したノードA、B、Eはバス・
リセット信号を送信し(S42)、再びツリー認識を開
始する(S43)。今度は、リンクAF、BF、EFが
接続されていないのでノードA、Eがリーフ・ノードに
なり、順にノード間の親子関係が決定される(S44、
S45)。このようにして、ツリー認識を終了すること
ができる(S46)。これにより、各ノードA、B、
C、D、Eは、自己の接続関係を識別するとともに、こ
の接続関係にしたがって自己の複数のポートのそれぞれ
について有効または無効とするポートの調停を行う(S
51)。これにより各ノードA、B、C、D、E間で通
信を行うことができる(S52)。
【0069】以上に示したループ検出法を用いると、同
じノードを3つ以上含んだ複数の連接ループは一度に検
出できるため、短時間にツリー識別ができる特徴をも
つ。さらに、このツリー認識は、ノードにそれぞれ子の
関係のノードや通信網が接続されていても同様に動作す
る。ここでは、スイッチF3をON状態としたので、ノ
ードB、C、Dがブランチ・ノードになり、ノードA、
E、Fがリーフ・ノードになる。スイッチF2をON状
態にしたときも同じである。また、スイッチF1をON
とした場合には、ノードE、Fがリーフ・ノードにな
り、ノードA、B、C、Dがブランチ・ノードになり、
スイッチF4をONにした場合は、ノードA、Fがリー
フ・ノードになり、ノードB、C、D、Eがブランチ・
ノードになる。また、より幹にしたいリンクが切り離さ
れないように切り離しリンクの選択順序を決めること
で、直列に接続されるノードの数が少ない構成にするこ
とができる。また、スイッチ動作後はIEEE1394
の条件からノードは16個以上直列に接続されず、通信
網を構成するノードの数は63以下である。
【0070】このように、従来の手順に、バス初期化時
にノードのスイッチをすべてON状態にする動作が加え
られる(拡張バス初期化)。また、ツリー識別時に、制
限時間(CONFIG TIMEOUT)を経過してもparent notify 信
号またはchild notify信号を受信しないポートが二つ以
上あるか否かを識別してループ検出する動作と、その検
出結果にしたがってスイッチをOFF状態にする動作が
加えられる(拡張ツリー識別)。このとき、バス・リセ
ット信号の送信とスイッチOFF状態にする動作は一緒
に行われればよく、それぞれ順序はどちらが先でも、ま
た、同時でもよい。
【0071】図9に示した網構成に、本発明第三実施例
の説明に用いたフロー(図8)を用いてもツリー認識を
行うことができる。また、図7に示した本発明第五実施
例の網構成に、本発明第六実施例の説明に用いたフロー
(図10)を用いてもツリー認識を行うことができる。
【0072】(第七実施例)本発明第七実施例は複数の
ループが一つのノードを介して構成された通信網の故障
復旧例である。図11および図12を参照して説明す
る。図11は本発明第七実施例の一部に障害が発生した
ノードの接続関係を示す図である。図12はノードCに
おけるループ回避手順を示すフローチャートである。図
7に示した通信網で、スイッチC2がOFF状態で通信
が行われていたときに、図11に示すようにノードAと
ノードBとの間のリンクABが切断されると通信網の構
成に変化が生じるため、この変化を検出したノードAお
よびノードBはバス・リセット信号を送信する。このと
き、図8に示した手順が実行され、ノードCのスイッチ
C2がON状態となり、未接続状態のリンクが接続状態
に変わるので通信網が二つに分断されるのを回避するこ
とができる。
【0073】また、ノードAとノードCとの間のリンク
ACが切断された場合も同様に、図8に示した手順が実
行され、ノードCのスイッチC2がON状態となり、通
信網が二つに分断されるのを回避することができる。
【0074】また、ノードDとノードEとの間のリンク
DEが切断された場合も同様に、図8に示した手順が実
行され、ノードCのスイッチC3がON状態となり、通
信網が二つに分断されるのを回避することができる。
【0075】また、ノードCとノードEとの間のリンク
CEが切断された場合も同様に、図8に示した手順が実
行され、ノードCのスイッチC3がON状態となり、ノ
ードDとノードEとの間のリンクCDが活かされて、ノ
ードCが孤立してしまうことを回避することができる。
このようにして通信を復旧させることができる。
【0076】すなわち、本発明第七実施例は、図12に
示すように、通信中(S30)にリンクAB、CD、C
EまたはリンクACの障害が発生したことにより、通信
網の構成に変化が生じ、この変化を検出したノードA、
Bがバス・リセット信号を送信する(S22)。これに
より、各ノードA、B、C、D、Eは図3に示した拡張
バス初期化(S21およびS22)を実行する。これに
より、上記説明のとおり、拡張ツリー識別(S23〜S
28)により障害箇所を迂回するループが形成され、さ
らに図8に示した自己識別およびポート調停を行い(S
29)、再び通信中(S30)に復旧することができ
る。また、図8に示した手順の代わりに図10に示した
手順を用いても、通信網が二つに分断されるのを回避す
ることができる。また、より幹にしたいリンクが切り離
されないように切り離しリンクの選択順序を決めること
で、直列に接続されるノードの数が少ない構成にするこ
とができる。また、スイッチ動作後はIEEE1394
の条件からノードは16個以上直列に接続されず、通信
網を構成するノードの数は63以下である。
【0077】図7および図9では、ノードBのすべての
ポートP1〜P4にスイッチB1〜B4を設けたがルー
プ接続ポートが決まっている場合はその二つのポートP
1およびP2のみにスイッチを設ければよい。
【0078】このように、従来の手順に、バス初期化時
にノードのスイッチをすべてON状態にする動作が加え
られる(拡張バス初期化)。また、ツリー識別時に、制
限時間(CONFIG TIMEOUT)を経過してもparent notify 信
号またはchild notify信号を受信しないポートが二つ以
上あるか否かを識別してループ検出する動作と、その検
出結果にしたがってスイッチをOFF状態にする動作が
加えられる(拡張ツリー識別)。このとき、バス・リセ
ット信号の送信とスイッチOFF状態にする動作とは一
緒に行われればよく、それぞれ順序はどちらが先でも、
また、同時でもよい。
【0079】(第八実施例)本発明第八実施例は物理的
に連接した複数のループが一つのノードを介して構成さ
れた通信網の故障復旧例である。図13および図12を
参照して説明する。図13は本発明第八実施例のノード
の接続関係を示す図である。図12はノードFにおける
ループ回避手順を示すフローチャートである。図9に示
した通信網で、スイッチF3がON状態で通信が行われ
ていたときに、図13に示すようにノードBとノードC
との間のリンクBCが切断されると通信網の構成に変化
が生じるため、この変化を検出したノードBおよびノー
ドCはバス・リセット信号を送信する。このとき、図1
0に示した手順が実行され、ノードFのスイッチF1ま
たはスイッチF2がON状態となり、未接続状態のリン
クが接続状態に変わるので、通信網が二つに分断される
のを回避することができる。
【0080】また、ノードAとノードBとの間のリンク
ABが切断された場合も同様に、図10に示した手順が
実行され、ノードFのスイッチF1またはスイッチF2
がON状態となり、通信網が二つに分断されるのを回避
することができる。
【0081】また、ノードCとノードDとの間のリンク
CD、あるいは、ノードDとノードEの間のリンクDE
が切断された場合も同様に、図10に示した手順が実行
され、ノードFのスイッチF4がON状態となり、通信
網が二つに分断されるのを回避することができる。
【0082】また、ノードCとノードFとの間のリンク
CFが切断された場合も同様に、図8に示した手順が実
行され、ノードFのスイッチF1、F2またはF4がO
N状態となり、ノードFとノードA、ノードB、ノード
Eのいずれかとの間のリンクAF、BFまたはEFが活
かされて、ノードFが孤立してしまうことを回避するこ
とができる。このようにして通信を復旧させることがで
きる。
【0083】すなわち、本発明第八実施例は、図12に
示すように、通信中(S30)にリンクBCまたはリン
クABの障害が発生したことにより、通信網の構成に変
化が生じ、この変化を検出したノードA、Bがバス・リ
セット信号を送信する(S22)。ノードCはこのバス
・リセット信号を受信する。これにより、各ノードA、
B、C、D、E、Fは図8に示した拡張バス初期化(S
21およびS22)を実行する。これにより、上記説明
のとおり、障害箇所を迂回するループが形成され、さら
に図8に示した自己識別およびポート調停を行い(S2
9)、再び通信中(S30)に復旧することができる。
【0084】また、図10に示した手順の代わりに図8
に示した手順を用いても、通信網が二つに分断されるの
を回避することができる。また、より幹にしたいリンク
が切り離されないように切り離しリンクの選択順序を決
めることで、直列に接続されるノードの数が少ない構成
にすることができる。また、スイッチ動作後はIEEE
1394の条件からノードは16個以上直列に接続され
ず、通信網を構成するノードの数は63以下である。
【0085】図7および図9では、ノードBのすべての
ポートP1〜P4にスイッチB1〜B4を設けたがルー
プ接続ポートが決まっている場合はその二つのポートP
1およびP2のみにスイッチを設ければよい。
【0086】このように、従来の手順に、バス初期化時
にノードのスイッチをすべてON状態にする動作が加え
られる(拡張バス初期化)。また、ツリー識別時に、制
限時間(CONFIG TIMEOUT)を経過してもparent notify 信
号またはchild notify信号を受信しないポートが二つ以
上あるか否かを識別してループ検出する動作と、その検
出結果にしたがってスイッチをOFF状態にする動作が
加えられる(拡張ツリー識別)。このとき、バス・リセ
ット信号の送信とスイッチOFF状態にする動作は一緒
に行われればよく、それぞれ順序はどちらが先でも、ま
た、同時でもよい。
【0087】(第九実施例)本発明第九実施例を図14
および図15を参照して説明する。本発明第九実施例
は、接続関係が不明なスイッチ付きノードを複数含む通
信網においてループ接続を回避するアルゴリズムであ
る。図14は本発明第七実施例のノードの接続関係を示
す図である。通信網Aはn個のスイッチ付きノードを含
んでおり、通信網内に含まれるすべてのループ接続は少
なくとも一つのスイッチ付きノードを含んでいる。ここ
では、制限時間(CONFIG TIMEOUT)が各スイッチ付ノード
ごとに異なる値に設定されている。図14ではn個のス
イッチ付きノードの内、第i番目のノードと通信網Aと
の接続関係を示している。ここで、ノードiは通信網A
に含まれる任意のノードA1、A2、A3、A4とそれ
ぞれリンクA1i1、A2i2、A3i3、A4i4を
介して接続されているとする。通信網Aはノードiを介
さずには互いに接続されないいくつかの通信網に分けて
考えることができる。ここでは通信網a0、a1の二つ
に分けることができるとする。
【0088】すなわち、ノードA1、A2、A3はノー
ドiを介さずに互いに接続されているが、ノードA4は
ノードiを介さずには接続されていない。ノードA4
は、ノードA1、A2、A3とはノードiを介さずには
接続されていない。図15はノードiにおけるループ回
避手順を示すフローチャートである。
【0089】図15に示すように、ノード動作を開始す
るために(S60)、ノードiでは、スイッチi1、i
2、i 3、i4をON状態とし導通状態にし、スイッチ
OFF動作経験フラグを全スイッチについてリセットす
る(S61)。ここで、通信網に新たなリンクが配置さ
れ、ノードが追加されて、この変化を検出したノードか
らバスリセット信号が送出されると、通信網Aの各ノー
ドとノードiはバス初期化を開始する(S62)。ま
ず、ツリー識別が開始される(S63)。制限時間(CON
FIG TIMEOUT)が経過した後に、ノードiは、リンクが接
続されているにもかかわらずparent notify 信号または
child notify信号のいずれの信号も受けとっていない二
つ以上のポートP1、P2、P3、P4があることを認
識すると(S64)、スイッチOFFの経験が無く親子
関係不明なポートP1、P2、P3、P4を検出する
(S69)。検出したポートPjをOFFとし非導通状
態にし、ポートP3のスイッチOFF経験フラグをSE
Tする(S70)。ここでは、スイッチi3をOFF状
態とする。これにより通信網の構成に変化が生じたの
で、リンクA3iに接続している通信網A内のノードA
3が、バス初期化のためのバスリセット信号を送信する
が、ノードiにはバスリセットを発生させない(S7
0)。通信網a0内で発生したバスリセットは通信網a
0→リンクA1i→ノードi、通信網a0→リンクA2
i2→ノードiの順にそれぞれノードiに伝わる。ノー
ドiはこのバスリセットを受信し(S71)、制限時間
(CONFIG TIMEOUT)を経過する直前に、バスリセットを受
信したポートP1、P2のスイッチをOFFにする(S
72)。次に、ポートP3をON状態に戻す(S7
3)。このとき、ノードiはバスリセットを発生し(S
62)、再びツリー認識(S63)を開始する。
【0090】今度は、リンクA1i1、A2i2が接続
されていないので、制限時間(CONFIG TIMEOUT)が経過し
た後に、ノードiは、リンクが接続されているにもかか
わらずparent notify 信号またはchild notify信号のい
ずれの信号も受けとっていない二つ以上のポートがない
ことを認識すると(S64)、ツリー識別動作縦続(S
65)を経てツリー識別動作を終了する(S66)。こ
れにより、各通信網内のノードおよびノードiは、自己
の接続関係を識別するとともに、この接続関係にしたが
って自己の複数のポートのそれぞれについて有効または
無効とするポートの調整を行う(S67)。これにより
通信網Aとノードi間で通信を行うことができる(S6
8)。
【0091】前記ツリー識別動作では制限時間(CONFIG
TIMEOUT)が各スイッチ付ノードごとに異なる値に設定さ
れていた場合について説明したが、ツリー識別動作を開
始するまでの時間が異なる値に設定されている場合でも
図15に示したフローでツリー識別を行うことができ
る。しかし、ノードiに接続されていることが検出され
ており、バスリセット信号の中継を行うにもかかわら
ず、応答の無いノードが接続されている可能性があり、
この場合には前記ツリー識別と動作が異なる。次にその
動作例を示す。
【0092】前記通信網において、通信網a0に含まれ
るスイッチ付きノードの制限時間の最大値をTa0、通
信網a1に含まれるスイッチ付きノードの制限時間の最
大値をTa1、ノードiの制限時間をTiとすると、T
a0、Ta1>Tiが成り立ち、ノードA1、A2、A
3、A4、A5のいずれも応答が無いとする。
【0093】図15に示すように、ノード動作を開始す
るために(S60)、ノードiでは、スイッチi1、i
2、i3、i4をON状態とし導通状態にし、スイッチ
OFF動作経験フラグを全スイッチについてリセットす
る(S61)。ここで、通信網に新たなリンクが配置さ
れ、ノードが追加されて、この変化を検出したノードか
らバスリセット信号が送出されると、通信網Aの各ノー
ドとノードiはバス初期化を開始する(S62)。ま
ず、ツリー識別が開始される(S63)。制限時間(CON
FIG TIMEOUT)が経過した後に、ノードiは、リンクが接
続されているにもかかわらずparent notify 信号または
child notify信号のいずれの信号も受けとっていない二
つ以上のポートP1、P2、P3、P4があることを認
識すると(S64)、スイッチOFFの経験が無く親子
関係不明なポートP1、P2、P3、P4を検出する
(S69)。検出したポートPjをOFFとし非導通状
態にし、ポートP3のスイッチOFF経験フラグをSE
Tする(S70)。ここでは、スイッチi3をOFF状
態とする。これにより通信網の構成に変化が生じたの
で、リンクA3i3に接続している通信網A内のノード
A3が、バス初期化のためのバスリセット信号を送信す
るが、ノードiにはバスリセットを発生させない(S7
0)。通信網a0内で発生したバスリセットは通信網a
0→リンクA1i1→ノードi 、通信網a0→リンクA
2i2→ノードiの順にそれぞれノードiに伝わる。ノ
ードiはこのバスリセットを受信し(S71)、制限時
間(CONFIG TIMEOUT)を経過する直前に、バスリセットを
受信したポートP1、P2のスイッチをOFFにする
(S72)。次に、ポートP3をON状態に戻す(S7
3)。このとき、ノードiはバスリセットを発生し(S
62)、再びツリー認識(S63)を開始する。
【0094】今度は、A1i1、A2i2が接続されて
いないが、制限時間(CONFIG TIMEOUT)が経過した後に、
ノードiは、リンクが接続されているにもかかわらずpa
rentnotify 信号またはchild notify信号のいずれの信
号も受けとっていない二つ以上のポートP3、P4があ
ることを認識すると(S64)、スイッチOFFの経験
が無く親子関係不明なポートP4を検出する(S6
9)。検出したポートPjをOFFとし非導通状態に
し、ポートP4のスイッチOFF経験フラグをSETす
る(S10)。すなわち、スイッチi4をOFF状態と
する。これにより通信網の構成に変化が生じたので、リ
ンクA4i4に接続している通信網a1内のノードA4
が、バス初期化のためのバスリセット信号を送信する
が、ノードiにはバスリセットを発生させない(S7
0)。通信網a1内で発生したバスリセットは通信網a
0には伝わらないので、制限時間(CONFIG TIMEOUT)を経
過しても、ノードiはバスリセットを受信できない(S
71)。次に、ポートP4をON状態に戻す(S7
3)。このとき、ノードiはバスリセットを発生し(S
62)、再びツリー認識(S63)を開始する。このよ
うに、バスリセットが受信できなかったポートは切断さ
れないので、ツリー識別動作時に通信網の一部が切り離
されて通信不能になることを防ぐことができる。
【0095】今度は、A1i1、A2i2が接続されて
いないが、制限時間(CONFIG TIMEOUT)が経過した後に、
ノードiは、リンクが接続されているにもかかわらずpa
rentnotify 信号またはchild notify信号のいずれの信
号も受けとっていない二つ以上のポートP3、P4があ
ることを認識すると(S64)、スイッチOFFの経験
が無く親子関係不明なポートがないことを検出する(S
69)。よって、ノードA3あるいはノードA4から応
答があるまで次の動作を繰り返す。再びツリー識別(S
63)を開始し、制限時間(CONFIG TIMEOUT)が経過した
後に、ノードiは、リンクが接続されているにもかかわ
らずparent notify 信号またはchild notify信号のいず
れの信号も受けとっていない二つ以上のポートP3、P
4があることを認識すると(S64)、スイッチOFF
の経験が無く親子関係不明なポートがないことを検出す
る(S69)。ノードA3あるいはノードA4から応答
があると、ツリー識別動作継続(S65)のまま、もう
片方のノードから応答があるまで、待ち状態になる。例
えば、ノードA3から応答があるとノードA3とノード
iとの親子関係が決定し、ノードA4との通信待ち状態
になる(S65)。ノードA4から応答があるとツリー
識別が終了する(S66)。これにより、各通信網内の
ノードおよびノードiは、自己の接続関係を識別すると
ともに、この接続関係にしたがって自己の複数のポート
のそれぞれについて有効または無効とするポートの調整
を行う(S67)。これにより各網間で通信を行うこと
ができる(S68)。また、制限時間の大小関係が異な
る場合でも同様にツリー識別を終了し、通信を行うこと
ができる。
【0096】本実施例では、通信網Aとノードiとの接
続が5本だが接続ポートはこれより多くても少なくても
同様にツリー識別ができる。また、本実施例では、通信
網を二つに分けて考えられる構成になっているが、三つ
以上であっても二未満であっても、同様にツリー識別が
できる。また、図16はノードiにおける他のループ回
避手順を示すフローチャートであるが、本実施例では、
図15に示した手順の代わりにポート選択法として図1
6に示した手順のように、ノードiがバスリセットを受
信したら(S71)、制限時間(CONFIG TIMEOUT)を経過
する直前に、バスリセットを受信したポートPiのスイ
ッチをONにする(S72′)という手順でも同様にツ
リー認識を行うことができる。また、このような通信網
に次々とスイッチ付ノードや通信網を追加接続した場合
でも、新たに形成されるすべてのループ接続が少なくと
も一つのスイッチ付きノードを含んでいるような通信網
であれば前記ツリー識別法を適用することができる。
【0097】以上に説明したように通信網Aに含まれる
すべてのスイッチ付きノードが前記ツリー識別動作を行
うことによって、通信網A内のツリー識別を終了し、通
信を行うことが可能となる。
【0098】このように、従来の手順に、バス初期化時
にノードのスイッチをすべてON状態にする動作が加え
られる(拡張バス初期化)。また、ツリー識別時に、制
限時間(CONFIG TIMEOUT)を経過してもparent notify 信
号またはchild notify信号を受信しないポートが二つ以
上あるか否かを識別してループ検出する動作と、その検
出結果にしたがってスイッチをOFF状態にする動作が
加えられる(拡張ツリー識別)。また、バスリセット信
号を接続先に発生させることによるループ接続検出機構
が加えられる。このとき、バスリセット信号の送信とス
イッチOFF状態にする動作は一緒に行われればよく、
それぞれ順序はどちらが先でも、また、同時でもよい。
【0099】(第十実施例)本発明第十実施例を図17
および図12を参照して説明する。本発明第十実施例は
接続関係が不明なスイッチ付きノードを複数含む通信網
において事故復旧する方法である。図17は本発明第十
実施例のノードの接続関係を示す図である。通信網Aは
n個のスイッチ付きノードを含んでおり、通信網内に含
まれるすべてのループ接続は少なくとも一つのスイッチ
付きノードを含んでいる(スイッチ動作によりループ接
続回避ができるための必要条件)。図14に示した通信
網で、スイッチi3がON状態で通信が行われていたと
きに、図17に示すようにノードiと通信網Aとの間の
リンクA3i3が切断されると通信網の構成に変化が生
じるため、この変化を検出したノードiおよび通信網A
はバスリセット信号を送信する。
【0100】このとき、図12に示した手順が実行さ
れ、ノードiのスイッチi1またはスイッチi2がON
状態となり、通信網が二つに分断されるのを回避するこ
とができる。
【0101】また、通信網Aとノードiとの間のリンク
Ai1が切断された場合も同様に、図12に示した手順
が実行され、ノードiのスイッチi2またはスイッチi
3がON状態となり、通信網が二つに分断されるのを回
避することができる。また、通信網Aとノードiとの間
のリンクA2i2が切断された場合も同様に、図12に
示した手順が実行され、ノードiのスイッチi1または
i3がON状態となり、通信網が二つに分断されるのを
回避することができる。また、通信網Aとノードiとの
間のリンクA4iが切断された場合も同様に、図12に
示した手順が実行され、ノードiのスイッチi5がON
状態となり、通信網が二つに分断されるのを回避するこ
とができる。
【0102】すなわち、本発明第十実施例は、図17に
示すように、通信中(S30)にリンクA3i3に障害
が発生したことにより、通信網の構成に変化が生じ、こ
の変化を検出した通信網A、ノードiがバスリセット信
号を送信する(S22)。これにより、ノードiは図1
2に示した拡張バス初期化(S21、S22)を実行す
る。これにより、上記説明のとおり、障害箇所を迂回す
るループが形成され、さらに図12に示した自己識別お
よびポート調停を行い(S29)、再び通信中(S3
0)に復旧することができる。また、より幹にしたいリ
ンクが切り離されないように切り離しリンクの選択順序
を決めることで、直列に接続されるノードの数が少ない
構成にすることができる。また、スイッチ動作後はIE
EE1394の条件からノードは16個以上直列に接続
されず、通信網を構成するノードの数は63以下であ
る。
【0103】このように、従来の手順に、バス初期化時
にノードのスイッチをすべてON状態にする動作が加え
られる(拡張バス初期化)。また、ツリー識別時に、制
限時間(CONFIG TIMEOUT)を経過してもparent notify 信
号またはchild notify信号を受信しないポートが二つ以
上あるか否かを識別してループ検出する動作と、その検
出結果にしたがってスイッチをOFF状態にする動作が
加えられる(拡張ツリー識別)。また、バスリセット信
号を接続先に発生させることによるループ接続検出機構
が加えられる。このとき、バスリセット信号の送信とス
イッチOFF状態にする動作は一緒に行われればよく、
それぞれ順序はどちらが先でも、また、同時でもよい。
【0104】(第十一実施例)本発明第十一実施例を図
18を参照して説明する。本発明第十一実施例では冗長
系を含んだ複数の通信網を接続した場合の動作を説明す
る。図18は本発明第十一実施例の通信網の接続関係を
示す図である。
【0105】本発明第九および第十実施例で示した接続
関係が不明なスイッチ付きノードを複数含む通信網にお
いてツリー認識を終了した後の通信網の接続関係は図1
8に示した通信網となり、複数の通信網、例えば通信網
A、通信網B、通信網C、通信網D、通信網Eから構成
される。それぞれの通信網はそれぞれ1本のリンクで接
続され、本発明第一ないし第八実施例で説明したような
冗長系を含んでいる。それぞれの通信網は一つのスイッ
チ付きノードaを含んでおり、ツリー識別の制限時間(C
ONFIG TIMEOUT)が異なる値に設定されている。
【0106】通信網A、B、C、D、Eの制限時間をそ
れぞれTa、Tb、Tc、Td、Teとする。このと
き、Ta>Tb、Ta>Tc、Ta>Td、Td>Te
に設定しておけば、通信網Eのノード接続関係が先ず決
定され、次に、通信網B、C、Dのノード接続関係が決
定し、最後に通信網Aのノード接続関係が決定される。
よって、通信網Aはルートノードを含み通信網の幹の部
分になる。接続する通信網を幹に近付けるためには制限
時間Tiを大きな値に設定すればよい。また、制限時間
はCONFIG TIMEOUTに限らず、ノード動作開始までの待ち
時間であってもよいし、網間のツリー識別動作に時間差
を与えるものであれば何でもよい。
【0107】(第十二実施例)本発明第十二実施例を図
19を参照して説明する。図19は本発明第十二実施例
の論理的スイッチを示す図である。各ノードA、B、
C、D、Eは、複数のポートP1〜Pnをそれぞれ備え
ており、自己の接続関係にしたがって、この複数のポー
トP1〜Pn間で調整を行うことにより、有効または無
効とするポートを設定する。この制御は通信制御部1に
よって行われる。本発明第十二実施例では、このポート
調整に着目し、ポートの有効または無効の設定により等
価的にノードBのスイッチB1〜B4を実現するもので
ある。
【0108】図19に示すように、所定のノード間イン
タフェース2を上位レイヤ通信インタフェース4および
制御情報バス3を介して論理的にOFF状態にする。す
なわち、無効とするインタフェースが接続されたポート
をハイインピーダンス(Z)の状態にすることにより、
そのポートを論理的にOFF(ハイインピーダンス)の
状態にする。このようにして、物理的にリンクを切断す
るスイッチB1、B2、B3、B4を使わなくてもリン
クを切断することができる。
【0109】本発明第十二実施例の論理的スイッチを用
いれば、通信制御部1のソフトウェアを変更することに
より、本発明を実現するための全ての制御を通信制御部
1の制御によって行うことができる。したがって、本発
明第一および第四実施例に示したように、ノードにスイ
ッチをハードウェアとして追加することなく、通信制御
部1のソフトウェアの変更のみで本発明を実現すること
ができる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ノードがループ状に接続されたときでも通信を行うこと
ができる。さらに、リンクに障害が発生したときでもこ
の障害箇所を迂回するルートを速やかに形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のツリー状に接続されたノー
ドの接続関係を示す図。
【図2】本発明第二実施例のリング状に接続されたノー
ドの接続関係を示す図。
【図3】ノードBにおけるループ回避手順を示すフロー
チャート。
【図4】本発明第三実施例のツリー状に接続されたノー
ドの接続関係を示す図。
【図5】本発明第四実施例のリング状に接続されたノー
ドの接続関係を示す図。
【図6】ノードAまたはBにおけるループ回避手順を示
すフローチャート。
【図7】本発明第五実施例のノードの接続関係を示す
図。
【図8】ノードCにおけるループ回避手段を示すフロー
チャート。
【図9】本発明第六実施例のノードの接続関係を示す
図。
【図10】ノードFにおけるループ回避手段を示すフロ
ーチャート。
【図11】本発明第七実施例の一部に障害が発生したノ
ードの接続関係を示す図。
【図12】ノードFにおけるループ回避手順を示すフロ
ーチャート。
【図13】本発明第八実施例のノードの接続関係を示す
図。
【図14】本発明第九実施例のノードの接続関係を示す
図。
【図15】ノードiにおけるループ回避手順を示すフロ
ーチャート。
【図16】ノードiにおける他のループ回避手順を示す
フローチャート。
【図17】本発明第十実施例のノードの接続関係を示す
図。
【図18】本発明第十一実施例の通信網の接続関係を示
す図。
【図19】本発明第十二実施例の論理的スイッチを示す
図。
【図20】ノードのツリー識別動作例を示す図。
【図21】ノードのツリー識別動作例を示す図。
【図22】一部にループが形成されたノードの接続関係
を示す図。
【図23】一部に障害が発生したノードの接続関係を示
す図。
【符号の説明】
1 通信制御部 2 ノード間インタフェース 3 制御情報バス 4 上位レイヤ通信インタフェース 5 上位レイヤ制御インタフェース A〜F ノード AB、AC、BC、BD、BE、DE リンク A1、B1〜B4、C1〜C4、F1〜F4 スイッチ P1〜Pn ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/08 G06F 13/14 310 H04L 12/28 H04L 12/46

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノードと、このノード間を接続す
    るリンクとを備え、前記ノードにはそれぞれ、前記リン
    クを介して自ノードに接続される他ノードとの間で接続
    関係の確認情報を送受信する手段を備えた通信網におい
    て、 前記確認情報の交換に要する十分な時間(Ti)の経過
    後に接続関係の確認が行われないリンクが1ノードにつ
    き二以上あるときにはこの接続関係の確認が行われない
    リンクの少なくとも一つを切り離すスイッチ手段を備え
    たことを特徴とする通信網。
  2. 【請求項2】 前記接続関係の確認手順が複数回繰り返
    して実行されるとき、 前記スイッチ手段は、前回切り離したリンクを除くリン
    クの少なくとも一つを切り離す手段を含む請求項1記載
    の通信網。
  3. 【請求項3】 前記確認情報の交換に要する十分な時間
    (Ti)の経過後に接続関係の確認が行われないリンク
    の一つを選択する手段と、この選択する手段により選択
    されたリンクを前記スイッチ手段により切り離すととも
    にこの選択されたリンクの先に接続されたノードから接
    続関係の確認情報の送受信を開始する信号を送信させる
    手段と、この確認情報の交換に要する十分な時間(T
    i)以内に接続関係の確認情報の送受信を開始する信号
    を受信するか否かを検出する受信検出手段と、この受信
    検出手段の検出結果にしたがってループを形成するリン
    クを検出するループ検出手段とを備えた請求項1記載の
    通信網。
  4. 【請求項4】 前記確認情報の交換に要する十分な時間
    (Ti)の経過後に接続関係の確認が行われないリンク
    の一つを選択する手段と、この選択する手段により選択
    されたリンクに接続関係の確認情報の送受信を開始する
    信号を送信する手段と、この確認情報の交換に要する十
    分な時間(Ti)以内に接続関係の確認情報の送受信を
    開始する信号を受信するか否かを検出する受信検出手段
    と、この受信検出手段の検出結果にしたがってループを
    形成するリンクを検出するループ検出手段とを備えた請
    求項1記載の通信網。
  5. 【請求項5】 前記ループ検出手段は、前記受信検出手
    段が前記選択する手段により選択されたリンク以外の他
    リンクを介して接続関係の確認情報の送受信を開始する
    信号を受信したときには、前記選択する手段により選択
    されたリンクをループを形成するリンクと判定する手段
    を含む請求項3または4記載の通信網。
  6. 【請求項6】 前記ループ検出手段は、前記受信検出手
    段が前記選択する手段により選択されたリンク以外の他
    リンクを介して接続関係の確認情報の送受信を開始する
    信号を受信したときには、当該他リンクをループを形成
    するリンクと判定する手段を含む請求項3または4記載
    の通信網。
  7. 【請求項7】 前記接続関係はツリー状の接続関係であ
    り、当該ツリー状に接続される複数のノードの中で根幹
    となるノードがあらかじめ定められ、 前記選択する手段は、前記根幹となるノードに接続され
    るリンク以外のリンクから優先的に選択する手段を含む
    請求項3または4記載の通信網。
  8. 【請求項8】 前記スイッチ手段は、同一通信網内の複
    数のノードにそれぞれ設けられ、 前記十分な時間(Ti)を前記複数のノードのそれぞれ
    について相互に異なる時間に設定する手段を備えた請求
    項1記載の通信網。
  9. 【請求項9】 前記接続関係はツリー状の接続関係であ
    り、当該ツリー状に接続される複数のノードの中で根幹
    となるノードがあらかじめ定められ、 前記設定する手段は、前記根幹となるノードにより近い
    ノードに設定される前記十分な時間(Ti)をより長く
    設定する手段を含む請求項8記載の通信網。
  10. 【請求項10】 前記スイッチ手段は、前記リンクを物
    理的に切り離す手段を含む請求項1記載の通信網。
  11. 【請求項11】 前記スイッチ手段は、前記リンクを論
    理的に切り離す手段を含む請求項1記載の通信網。
  12. 【請求項12】 前記論理的に切り離す手段は、自ノー
    ドから切り離すリンクが接続されたインタフェースを無
    効とする手段を含む請求項11記載の通信網。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかに記載
    の通信網を構成するノードに配置された通信装置。
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