JP2770749B2 - マルチリング型障害回復システム - Google Patents

マルチリング型障害回復システム

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JP2770749B2 JP22803694A JP22803694A JP2770749B2 JP 2770749 B2 JP2770749 B2 JP 2770749B2 JP 22803694 A JP22803694 A JP 22803694A JP 22803694 A JP22803694 A JP 22803694A JP 2770749 B2 JP2770749 B2 JP 2770749B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロスコネクト機能が
配備された通信ネットワークを、各種の障害から復旧さ
せる障害回復システムに関し、特に通信の発着ノード間
に設定される現用パスを対象とした障害回復システムの
構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の障害回復システムは、リ
ンクあるいはノードの故障によるネットワーク障害に対
し、通信中のサービスを復旧するために考案あるいは用
いられている。
【0003】現用パスが障害となると、通信断を防ぐた
め、ネットワークは復旧パスを設定する必要がある。こ
の障害回復のため、ネットワークには事前に容量などの
予備資源が割り当てられている。障害が発生したとき、
この予備資源をどの様に障害回復に用いるかを制御する
方法には、集中制御方式と分散制御方式がある。
【0004】集中制御方式では、ネットワークの障害状
況が特定の集中制御ノードへ伝えられ、得られた情報に
基づき最適な復旧パスの経路、すなわち障害復旧対策が
計算される。
【0005】一方、分散制御方式では、特定の集中制御
ノードは存在せず、ネットワーク内のノード間で制御信
号をやり取りして自律分散的に復旧パスを探索する。障
害回復処理はいくつかのフェーズからなるものが報告さ
れているが、ここでは、2つのフェーズからなるものを
示す。第一のフェーズ(ブロードキャストフェーズ)で
は、障害を検出したセンダ(障害発生前に決定される現
用パスの第一の終端ノード)は、復旧要求を満足する全
ての隣接リンクに復旧信号を送出する。本動作をチュー
ザ(障害となった現用パスの第二の終端ノード)に復旧
信号が到達するまで繰り返す。第二のフェーズ(接続フ
ェーズ)では、チューザが試験されたパスの中から、復
旧パスを選択し、復旧パスを確立するため、得られた経
路に従って接続信号を送出する。このように、復旧信号
と接続信号がパス両終端ノード間で2回やり取りされ、
パスの障害回復が完了する。
【0006】これに対し、[R.Kawamura,
K.Sato and I.Tokizawa, ”S
elf−Healing ATM Network T
echniques Utilizing Virtu
al Paths”, Proc. of 5th I
nternational Network Plan
ning Symposium(Networks9
2),pp.129−134, May 1992.]
には、復旧時間を短縮するため、2つの方式が提案され
ている。方式1(Flood−Connecting
algoritm)では、ブロードキャストフェーズと
接続フェーズを縮退して1フェーズで完了する障害回復
方式が提案されている。また、方式2(Pre−ass
ignedbackup VP algorithm)
では、現用パスに事前に復旧経路を与えておき、障害発
生時には復旧経路のみにメッセージを送る方式が提案さ
れている。ただし、多重障害により復旧経路が使えない
場合は、現用パスの終端ノード間で、方式1により障害
回復を図る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の集中制御方式で
は、ネットワーク全体の情報に基づき障害回復の最適化
が図られ経済的な障害回復が可能であるが、集中制御ノ
ードでの情報収集、障害復旧対策の計算、各ノードへの
切替え情報の伝達に時間がかかり、障害回復に比較的長
い時間が必要となるという課題がある。
【0008】また、従来の分散制御方式の改良である方
式1では、短時間での障害回復が可能であるが、利用可
能な隣接ノード全てに制御信号を転送するため、ネット
ワーク内でやり取りされる障害回復のための制御信号が
膨大となる。単一の現用パスに対し一時的に複数の復旧
パスが確立され、リンク資源が無駄に使われるため、単
一障害に対してはさほど問題ではないが、多重障害では
障害回復のための制御信号がふくそうし、障害回復率あ
るいは回復時間といった性能が悪化するといった、
[H. Fujii and N.Yoshikai,
TransferMechanism and Op
eration of Self−Healing A
lgorithms in ATM Network
s”, Proc. of NOMS92, pp.2
31−241,1992.]で報告されている、不安定
状態に陥る。あるいは、多重障害を調整するため、障害
回復メッセージに優先順位を付与する必要があり、管理
が複雑になるという課題がある。
【0009】さらに、従来の分散制御方式の改良である
方式2では、多重障害時には、方式1により回復を図る
ため、上記の多重障害時の課題を内包しているという課
題がある。
【0010】従って、本発明の目的は、集中制御方式と
分散制御方式を組合せ、両方式の利点を生かした新たな
障害回復システムにおける、欠点を除くことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のマルチリ
ンク型障害回復システムは、クロスコネクト機能が配備
される複数のノードとそれらの間を結ぶ複数のリンクか
らなり、単一あるいは複数の前記リンクを経由して発着
ノード間に形成される現用パスを提供する通信ネットワ
ークにおいて、前記現用パスの各々に対し、当該現用パ
スの発着ノードと、現用経路に含まれないノードからな
るマージャリストにより表現される、単一あるいは複数
の復旧パスが構成され、前記現用パスの発着ノードは、
復旧に必要な情報を格納するデータベースを有し、前記
ノードは、接続された前記リンクの資源の確認、接続、
解放を行う復旧制御手段を備えることを特徴とする。
【0012】また、本発明の第2のマルチリング型障害
回復システムは、前記第1のマルチリング型障害回復シ
ステムにおいて、前記通信ネットワークの前記現用パス
に障害が発生した場合に、前記データベースに蓄積され
た、前記復旧パスを含む障害回復制御信号を、前記復旧
パス上の前記マージャ間でやり取りし、障害となった前
記現用パスの代替経路を、前記復旧パスに、前記復旧制
御手段を用いて設定することにより回復し、前記復旧パ
スによる代替経路設定が不可能な場合は、前記マージャ
と前記マージャ以外のノードとの間で、前記障害回復制
御信号をやり取りし、前記復旧制御手段を用いて、使用
不能な前記マージャ区間を再構成し、障害となった前記
現用パスを回復することを特徴とする。
【0013】また、本発明の第3のマルチリング障害回
復システムは、前記第1のマルチリング型障害回復シス
テムにおいて、前記現用パスに対し、前記マージャリス
トと、障害回復に必要なリンク資源と、障害回復時に前
記復旧パスが使用不可の場合に当該復旧パスを再構成す
るため加える関連マージャの最大許容数とを含む復旧ガ
イドを、前記データベースに与えておき、前記現用パス
の障害通知信号を、前記復旧ガイドを含むセットアップ
信号に変更し、前記現用パスの発着ノードを制御対象ノ
ードとし、当該制御対象ノードから、前記復旧パスの割
当を開始し、前記復旧ガイドに従い、前記復旧制御手段
により、前記制御対象ノードであるマージャと隣接マー
ジャ間の前記リンク資源を確認し、利用可能であれば、
当該リンク区間を接続し、当該制御対象ノードを前記セ
ットアップ信号に復旧経路として加え、当該隣接マージ
ャを新たな制御対象ノードとして当該セットアップ信号
を伝達し、前記復旧ガイドに従い、前記復旧制御手段に
より、前記制御対象ノードであるマージャと隣接マージ
ャ間の前記リンク資源を確認し、利用不能であるが、当
該隣接マージャ以外のノードとの間のリンク資源が利用
可能な場合は、当該隣接マージャ以外の単一あるいは複
数のノードを関連マージャとして、当該制御対象ノード
と当該関連マージャ間を接続し、当該制御対象ノードを
前記セットアップ信号に前記復旧経路として加え、単一
あるいは複数の当該関連マージャを新たな制御対象ノー
ドとして当該セットアップ信号を伝達し、前記復旧ガイ
ドに従い、前記復旧制御手段により、前記制御対象ノー
ドである関連マージャと隣接し、前記セットアップ信号
の前記復旧経路に含まれない前記マージャとの間のリン
ク資源を確認し、利用可能な場合は、当該関連マージャ
と当該マージャを接続し、当該関連マージャを前記セッ
トアップ信号に前記復旧経路として加え、当該マージャ
を新たな制御対象ノードとして当該セットアップ信号を
伝達し、前記復旧ガイドに従い、前記復旧制御手段によ
り、前記制御対象ノードである関連マージャと隣接する
マージャがない場合、あるいは隣接マージャは存在して
も当該制御対象ノードと当該隣接マージャ間のリンク資
源を確認し、利用不能な場合で、前記セットアップ信号
に含まれる前記関連マージャ数が前記最大許容数を超え
ず、当該制御対象ノードと隣接マージャ以外のノードと
の間のリンク資源を確認し、利用可能であれば、当該制
御対象の関連マージャと単一あるいは複数の当該隣接マ
ージャ以外のノードを接続し、当該制御対象の関連マー
ジャを前記セットアップ信号に前記復旧経路として加
え、当該条件に合致したノード、すなわち関連マージャ
を新たな制御対象ノードとして当該セットアップ信号を
伝達し、前記制御対象ノードの選択、更新、前記復旧パ
スの割当および前記セットアップ信号の伝達を繰り返
し、障害となった前記現用パスの終端ノードである前記
発着ノードにおいて、前記セットアップ信号を受信する
と、当該現用パスを、当該セットアップ信号に示される
前記復旧経路に変更し、当該セットアップ信号をフラグ
信号に変換し、もう一方の終端ノードに伝達し、前記セ
ットアップ信号と前記フラグ信号を受信した前記現用パ
スの発着ノードにおいて、最終的に使用する復旧パスを
選択し、前記各ノードの前記復旧制御手段により当該最
終使用復旧パス以外に確保された前記リンク資源を解放
することを特徴とする。
【0014】また、本発明の第4のマルチリング型障害
回復システムは、前記第3のマルチリング型障害回復シ
ステムにおいて、前記制御対象ノードから、前記関連マ
ージャへ前記セットアップ信号を伝達する場合は、当該
関連マージャ情報を当該セットアップ信号に加え、以降
の障害回復処理にて当該セットアップ信号に含まれない
関連マージャのみを対象として前記リンク資源の確認、
接続と、前記セットアップ信号を送ることを特徴とす
る。
【0015】また、本発明の第5のマルチリング型障害
回復システムは、前記第3のマルチリング型障害回復シ
ステムにおいて、前記セットアップ信号に障害識別子を
定義し、網内の各ノードに信号蓄積手段を配備し、前記
セットアップ信号を受信した制御対象の前記関連マージ
ャは、前記信号蓄積手段を検索し、当該受信セットアッ
プ信号に含まれる前記障害識別子と同一のセットアップ
信号が蓄積されていない場合もしくは、蓄積されていて
も当該受信セットアップ信号に含まれる前記関連マージ
ャ数が当該障害識別子が一致する当該蓄積されているセ
ットアップ信号に含まれる関連マージャ数より少ない場
合に、障害回復処理を継続し、当該受信セットアップ信
号を前記信号蓄積手段に蓄積し、それ以外の場合は障害
回復処理を中断することを特徴とする。
【0016】更に、本発明の第6のマルチリング型障害
回復システムは、障害回復のための前記リンク資源と前
記復旧制御手段を、複数の前記現用パスの障害回復に共
有することを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明においては、ネットワーク内で単一障害
が起こり、復旧パスに障害がなく、リンク資源が十分存
在する場合は、復旧ガイドに示された制御対象マージャ
と隣接マージャ間のみにセットアップ信号を伝達するこ
とにより、利用可能な隣接ノード全てに制御信号を転送
することなく、障害回復のための制御信号を削減してい
る。
【0018】また、制御対象ノードから関連マージャに
セットアップ信号を伝達するに当たり、送り先の関連マ
ージャ情報をセットアップ信号に加える。こうすること
により、以降の障害回復処理においてセットアップ信号
に含まれる関連マージャは、セットアップ信号を送る対
象から除かれ、障害回復のための制御信号を削減してい
る。
【0019】さらに、網内の各ノードに信号蓄積手段を
配備し、障害識別子を定義し、セットアップ信号を受信
した制御対象の関連マージャは、同一障害識別子に関わ
る処理を既に実行済みであるかを検索し、未実行あるい
は、実行済みでも、今回含まれる関連マージャ数が、前
回の処理においてセットアップ信号に含まれる関連マー
ジャ数より少ない場合にのみ処理を継続することによ
り、障害回復のための制御信号を削減している。
【0020】前述のように、マージャ−マージャ接続が
原則であることから、1本の現用パスに対して、復旧パ
スはデータベースに格納された復旧ガイドに示される数
(通常、1ないし2本)だけ確立される。多重障害時に
は、マージャ−関連マージャ接続、関連マージャ−マー
ジャ接続、関連マージャ−関連マージャ接続を復旧制御
手段により確認し、接続を試みることにより、現用パス
の発着ノード間ではなく、復旧パス上の障害となった区
間のみを対象として再構成を図ることから、障害回復信
号が広範囲には伝搬せず、限られた範囲に閉じることか
ら、不安定状態を回避することが可能である。同様に、
多重障害の調整のための優先順位を設定する必要がな
い。
【0021】
【実施例】図1は本発明の1実施例で、クロスコネクト
機能が配備される複数のノードと、それらの間を結ぶ複
数のリンクからなるネットワークを示している。発着ノ
ード間に通信サービスを提供するためクロスコネクト機
能により、単一あるいは複数のリンクを介してパスが設
定される。ここで、平常時に提供されるパスを現用パス
と呼ぶ。現用パスの提供あるいは障害回復のため、リン
ク資源が必要となるが、ATM(Asynchrono
us Tranfer Mode)を用いたネットワー
クの場合は、例えば、リンク容量と論理パス識別子数が
相当する。また、STM(Synchronous T
ransfer Mode)を用いたネットワークの場
合は、リンク容量がリンク資源となる。各ノードには障
害回復処理においてリンク資源の空きを確認、接続、解
放する機能を有する復旧制御手段(CM)が配備され
る。図1は、網内の1本の現用パスに着目し、当該現用
パスの障害回復のための構成を示したものである。ここ
で、着目している現用パスの2つの終端ノードも、ここ
ではマージャに含まれる。他のノードは着目している現
用パスの障害復旧過程においてマージャあるいは関連マ
ージャとなる。終端ノードには、データベースが配備さ
れ、一方の終端ノードには第一の復旧パスを示す互いに
つながるマージャの情報が蓄積され、もう一方の終端ノ
ードには第二の復旧パスを示すマージャの情報が蓄積さ
れる。障害回復処理開始時点では、現用パスの両終端ノ
ードのみが、網内の障害回復の過程でのマージャ情報を
有している。現用パスの終端ノード以外のノードが実際
にマージャあるいは関連マージャとなるかは、網内の資
源の状況と、ノード間での制御情報のやりとりにより決
定される。
【0022】図2は本発明の1実施例で、処理の大きな
流れを示したものである。まず、網設計時に現用パスを
設定するに当たり、各現用パスの両終端ノードのデータ
ベースに復旧ガイド情報を設定する(ステップ20
1)。復旧ガイドは、第一代替経路あるいは第二代替経
路を示す隣接する一連のマージャ情報と、現用パスの障
害回復に必要なリンク資源と、障害障害回復時にマージ
ャ間接続が使用不可能な場合に、復旧パスを再構成する
ために含むことが許容される関連マージャの最大許容数
からなる。次に運用時において、現用パスの終端ノード
は、現用パスの障害検出のため常時監視を行う(ステッ
プ202、203)。障害が検出された場合は、現用パ
スの終端ノード(第一マージャ)は復旧ガイドに従い、
隣接する一連のマージャを接続し復旧パスを構成するこ
とを試みる(ステップ204、205)。ただし、多重
障害により、復旧ガイドに従って隣接するマージャ間を
接続できない場合は、関連マージャを用いて復旧ガイド
に示される接続不能なマージャ以降のマージャとの接続
を試みる。これにより、「マージャ・マージャ接続」の
替わりに「マージャ・関連マージャ・マージャ接続」が
形成される(ステップ206)。関連マージャからマー
ジャへの復旧パスの再構成がなされると、同様の過程が
繰り返される。復旧過程により、2本以上の復旧パスが
得られた場合は、復旧に使用する1本のパスを予め決め
られた基準に従って選択する(ステップ207)。選択
された復旧パス以外の接続されたリンク資源は解放さ
れ、障害復旧過程は終了する(ステップ208)。
【0023】次に、図3を用いて本発明の1実施例にお
ける網設計時に決まる網構成と、障害回復時に決まる関
連マージャの関係について説明する。同図では、発着ノ
ードがg,sである現用パスとしてPP=(PP′,P
P″)を考えるここで、PP′=(g,m,s)、P
P″=(s,m,g)である。以降では、現用パス、復
旧パスについて方向性を考慮し、終端ノード間での異な
る方向性のパスを各々X′/X″と表記する。また、ノ
ード間でやり取りされる信号についても同様な表記法を
用いることとする。現用パスの発着ノードを含み、論理
的に閉ループを構成するリングを、復旧リングと呼び、
互いに重複のないマージャから構成される2つの復旧パ
スであるRP′=(g,h,n,s)とRP″=(s,
r,l,g)からなる。RP′およびRP″に対し、そ
れぞれ関連マージャの許容最大数が決定され、復旧ガイ
ドとして、RP′、RP″、障害回復に必要なリンク資
源、関連マージャ許容最大数は、現用パスの発着ノード
g,sに通知され、データベースに蓄積される。関連マ
ージャの許容最大数が2の場合、関連マージャとして、
a,b,c,i,o,t,f,k,q,w,x,zが候
補となる。
【0024】次に、本発明の1実施例における各ノード
での障害回復アルゴリズムを、現用パスの終端ノード、
終端ノード以外のマージャ、関連マージャの3種類につ
いて隣接ノードとやり取りする信号を含め説明する。
【0025】図4は現用パスの終端ノードにおける障害
回復アルゴリズムを示す図である。ここでは、簡単のた
め一方の終端ノードであるT′について同図における左
側の流れに従い説明し、もう一方の終端ノードT″の動
作についてはT′と対称であることから省略する。障害
回復は、信号1′(障害通知信号)を受信した場合、終
端ノードT′から開始される(ステップ401)。終端
ノードT′は、RP′の最初のマージャM′(1)およ
びRP″の最後のマージャM″(U)であり、終端ノー
ドT″は、RP″の最初のマージャM″(1)およびR
P′の最後のマージャM′(V)である。次に、後述す
るように、マージャにおける復旧制御手段により隣接マ
ージャとの間のリンク資源が利用可能であるか判断し、
可能であれば、信号を1′を以下の復旧ガイドを含む1
1′(セットアップ信号)に変換し、隣接マージャへ伝
達する(ステップ402)。復旧ガイドとは、(a)R
P′マージャのリスト{M′(v);v=1,…,
V}、(b)RP′の再構成に関わる関連マージャの許
容最大数L′、(c)障害回復に必要なリンク資源量、
である。その後、終端ノードT′は信号11″または信
号22′(第一の確認信号)を受信するのを待つ(ステ
ップ403)。信号11″を受信した場合、終端ノード
T′は、状況に応じ現用パスPPをRP″あるいはmR
P″に切替え(ステップ404)、信号22″を終端ノ
ードT″へ送る(ステップ405、406)。一方、信
号22′を受信した場合は、終端ノードT′は現用パス
PPをRP′あるいはmRP′に切替えるが(ステップ
404)、終端ノードT″へは信号を送らない(ステッ
プ405)。ここでmRP′/mRP″は、各々、障害
回復の過程で復旧パスRP′/RP″を関連マージャを
用いて再構成した復旧パスである。信号22′と信号2
2″は、各々現用パスPP′と現用パスPP″のトラヒ
ックを復旧する経路情報を送るために送信される。次
に、信号11″と信号22′の両方の信号が受信される
のを待ち(ステップ407)、受信後は以下に示す最終
復旧パス(FRP)の選択を開始する。終端ノードT′
で得られる2つの復旧パスからFRPを選択する基準は
以下の通りである(ステップ408)。1)RP′が得
られているならば、PR′をFRPと選択する。2)m
RP′およびRP″が得られているならば、RP″をF
RPとして選択する。3)mRP′およびmRP″が得
られていないならば、より少ないリンクを有する方を、
リンク数が同じならば、mRP′をFRPとして選択す
る。上記のFRPの選択により、既に切替えられたP
P′の再切替えが必要な場合は(ステップ409)、F
RPへ切換える(ステップ410)。さらに、FRPと
して選択されなかった、冗長な復旧パスのリンク資源を
解放するため、もう一方の終端ノードT″に信号33′
(第一の解放信号)を送り(ステップ411)、回復を
終了する(ステップ412)。
【0026】図5はマージャノードにおける障害回復ア
ルゴリズムを示す図である。図5(a)は、マージャで
の正常処理アルゴリズムと、復旧パスに障害などにより
問題があり再構成を開始したマージャでの処理アルゴリ
ズムを示す。信号11を受信する(ステップ501)マ
ージャM(k)の復旧制御手段は、次の隣接マージャM
(k+1)と接続するためのリンク資源を確認し(ステ
ップ502)、利用可能であれば接続し、信号11をM
(k+1)へ送る(正常処理:ステップ504)。M
(k+1)と接続できなければ、M(k−1)以外の隣
接ノードから復旧ガイドにおける条件(b)および
(c)を満足する接続可能な関連マージャを探し、信号
11を信号111(拡散信号)に変換し、マージャ{M
(u);u=k+1,…,U}の1つを到達目的地とし
て探すため、接続可能な関連マージャへ送る(ステップ
503)。後述するように、信号111が関連マージャ
を経由して到達したマージャM(n)は信号122(第
二の確認信号)を再構成を開始したマージャM(k)へ
送り返す。信号122を最初に受信したマージャM
(k)は、信号122を再びM(n)へ送る(ステップ
506)。次に、当該マージャM(k)は信号133
(第二の解放信号)を、前記信号111と同様の経路で
送り、復旧パスの再構成のため接続された冗長なリンク
資源を解放する(ステップ508)。マージャM(k)
が信号122を次のマージャから全く受けとれない場合
は、後述の信号144(第二の不達信号)を信号44
(第一の不達信号)へ変換して最初のマージャM(1)
へ送る(ステップ507)。図5(b)は復旧パスの再
構成処理が進み、前記信号111が復旧経路に戻ったマ
ージャでの処理アルゴリズムである。信号111を受信
したマージャM(n)は、信号122へ変換して、前記
復旧パスの再構成が始まったマージャM(k)へ当該信
号111の到達経路を介して戻す。信号122は、障害
の影響を受けたRPの一部が再構成できたことを通知す
るため送られる。信号122を受けたマージャM(k)
は最初の信号122に対してのみ、確認のため再度信号
122をマージャM(n)へ送り返す(ステップ51
0)。マージャM(n)が信号122を受信すると、信
号11に変換し、次のマージャM(n+1)へ送ること
を試みる(ステップ511)。このとき、RPの再構成
が完了する。図5(c)は先に説明した、FRPとして
選択されなかった、冗長な復旧経路を信号33(第一の
解放信号)を隣接マージャに次々に伝搬させることによ
り、除去する処理アルゴリズムを示している(ステップ
512〜514)。
【0027】図6は関連マージャにおける障害回復アル
ゴリズムを示す図である。図6(a)は復旧パスの再構
成に関わる関連マージャでの処理アルゴリズムである。
信号111を受信した(ステップ601)関連マージャ
AM(j)が、隣接するマージャ{M(u);u=k+
1,…,U}の1つを見つけ(ステップ602)、前記
復旧ガイドにおける条件(c)に関して接続が可能であ
ると、信号111を接続可能なマージャのみに送る(ス
テップ603)。接続可能なマージャが複数存在する場
合は、例えば、再構成を開始したマージャM(k)から
最も遠いマージャを選択する。一方、前記関連マージャ
AM(j)がマージャへ接続できない場合は、前記復旧
ガイドにおける条件(b)および(c)が満足され、接
続可能な隣接ノードがあれば、関連マージャとして信号
111を送る(ステップ604、606)。関連マージ
ャが利用できない場合は、関連マージャAM(j)は信
号111を信号144(第二の不達信号)へ変換し、復
旧パスの再構成を開始した関連マージャM(k)へ戻す
(ステップ604、605)。図6(b)は信号122
または信号144を関連マージャノードにて適切な方向
へ伝搬させるアルゴリズムを示す(ステップ607〜6
08)。図(c)は冗長な復旧パスを解放する信号13
3に対する処理アルゴリズムを示す(ステップ609〜
611)。
【0028】本発明のマージャおよび関連マージャでの
処理アルゴリズムの改良について説明する。図7は、以
降の実施例で対象とする網トポロジーの一例を示す。こ
こでは、復旧パスRPとして一連のマージャ{M
(1),M(2),M(3),M(4),M(5)}を
対象とし、利用可能な網内のリンク資源は十分存在する
と仮定する。また、許容最大マージャ数Lを6と仮定す
る。
【0029】図8に本発明の1実施例での復旧パスの再
構成の具体例を、マージャM(2)を始点とするトリー
情報の形で示す。本実施例では、復旧パスの再構成を開
始するマージャM(k)および再構成に関わる関連マー
ジャAM(j)において、新たな関連マージャと接続
し、信号111を送る際に、接続する新たな関連マージ
ャ情報を信号111へ含めて送ることとする。さらに、
新たな関連マージャとして接続する際の判断基準とし
て、信号111に含まれていない関連マージャであるこ
とを追加する。各枝に示した数字は、再構成に含まれる
関連マージャの数である。M(1)から信号11を受信
するマージャM(2)は、リンク障害のため、M(3)
と接続できない。従って、RPの再構成がマージャM
(2)から開始され、信号111がノード7および8へ
送られる。信号111の目的地は、M(3)あるいはM
(4)あるいはM(5)である。同図に示すように、信
号111を受信するノード8は、信号111をM(3)
のみに送る。従って、この再構成復旧パスmRP(1)
では1つの関連マージャが含まれる。信号111を受信
するノード7は、信号をノード6、12、13へ送る
が、ノード8へは送らない。これは、受信した信号11
1にノード8が含まれており、禁止された関連マージャ
であるからである。この段階で、禁止された関連マージ
ャは、ノード7、8、6、12、13となる。従って、
次に信号111を受信するノード13は、信号111を
ノード14のみに送ることとなる。信号111を受信し
たノード14は、ノード9とノード15を関連マージャ
として、信号111を送る。信号111を受信するノー
ド9では、接続可能マージャとしてM(3)とM(4)
が候補となる。しかし、M(4)の方がM(3)よりも
復旧パスの再構成を開始したマージャM(2)から遠い
ことから、信号111はM(4)のみへ送られる。従っ
て、この再構成復旧パスmRP(2)では、関連マージ
ャとして、ノード7、13、14、9の4つが含まれ
る。同様にして処理が繰り返される。ただし、ノード
6、12では接続すべきノードがないことから、またノ
ード17においては許容最大ノード数(L=6)を超え
ることから、信号111を信号144に変換して、ノー
ドM(2)へ送る。また、再構成復旧パスmRP(1)
の経路情報2−8−3を含む信号122が最初にマージ
ャM(2)により受信された場合は、復旧パスが選択さ
れ、本復旧パスの経路を除き、信号111が伝搬した同
じ経路に信号133が送られ、冗長なリンク資源が解放
される。
【0030】本発明のマージャおよび関連マージャでの
処理アルゴリズムの改良に関し、異なる実施例を説明す
る。本実施例では、信号111に障害識別子を定義し、
ネットワーク内のノードに信号蓄積手段を配備し、前記
信号111を受信した制御対象の関連マージャは、自ノ
ードの前記信号蓄積手段を検索し、当該信号111に含
まれる障害識別子と同一の信号111が蓄積されていな
い場合、もしくは蓄積されていても信号111に含まれ
る関連マージャ数が障害識別子と一致する蓄積されてい
る信号111に含まれるマージャ数より少ない場合に、
受信信号111を信号蓄積手段に蓄積し、障害回復処理
を継続し、それ以外の場合は障害回復処理を中断する。
図9に本実施例での復旧パスの再構成の具体例を、マー
ジャM(2)を起点とするトリー情報の形で示す。関連
マージャに到着してから、信号蓄積手段の内容を検索し
て障害回復の継続あるいは中断の判断するため、図8に
比べ、処理を中断する伝搬経路に含まれる関連マージャ
数が1つだけ増加する。具体的には、(2,7,6,1
2),(2,7,12,6,),(2,7,12,1
3),(2,7,8),(2,7,13,8),(2,
7,13,14,15,9),(2,7,13,14,
15,16,10)のように、最後のノード分だけ各々
関連マージャ数が多い。
【0031】次に本発明の図3に示した具体的なネット
ワークを対象とした障害回復の1実施例について図10
を用いて説明する。図3のネットワークにおいて、リン
ク(h−n)とノードmの2重障害を仮定する。障害回
復は、影響を受けた現用パスの各々に対して独立に行わ
れる。ここでは、ノードT′(=g)およびT″(=
s)間の両方向現用パスPP=(PP′,PP″)につ
いて説明する。当該現用パスについて、2つの復旧パス
RP′=(g,h,n,s)およびRP″=(s,r,
q,l)が、網設計時に設定されると仮定する。障害回
復を以下の、(1)復旧開始、(2)RP′の割当、
(3)RP″の割当、(4)PPの再ルーティング、
(5)最終復旧パスの選択、(6)冗長復旧パスの解放
の6つのステップに分けて説明する。
【0032】(1)復旧開始:現用パスの障害通知信号
1′と1″は、それぞれノードgで11′に、ノードs
で11″に変換される。信号11′により復旧パスR
P′のマージャリスト情報、mRP′に含むことが可能
な関連マージャの許容最大数(この例では2)、現用パ
スの回復に必要なリンク資源量を送る。信号11″より
RP″に関する同様な情報を送る。
【0033】(2)RP′の割当:要求されたリンク資
源が、リンク(g−h)で利用できるので、マージャ・
マージャ(M−M)タイプの接続が確立される(図10
(a))。RP′の次段リンク(h−n)が障害である
ため、ノードhは、信号11′を信号111″に変換
し、これを関連マージャb,c,iへ送る。関連マージ
ャの情報は、当該信号111′に含められる。これによ
り、マージャ・関連マージャ・マージャ(M−AM−
M)タイプ接続の3つの復旧パスの再構成候補が同時に
形成される(図10(b))。信号111′を受信する
関連マージャノードbが、その隣接ノードaとcに、ま
ずマージャノードnまたはsがあるかを探し、その次に
関連マージャを探す。この場合、ノードcは受信信号1
11′により既選択関連マージャとして指示されている
ので、ノードaのみを新しい関連マージャとして選択す
ることとなる。従って、リンク(b−a)が割り当てら
れ、信号111′がノードaに送られる(図10
(c))。ノードaは再構成復旧パスに含まれる第二の
関連マージャであり、その隣接ノードにマージャノード
nあるいはsを有さないので、信号111′は信号14
4′に変換され、ノードaまでと同一逆方向経路を介し
てマージャhへ戻される(図10(d))。また、同様
に信号111′がノードhからノードcへ送られ、次に
ノードcからノードdへ送られる(図10(c))。し
かし、その隣接ノードにマージャノードnあるいはsを
有さないので、信号111′を信号144′に変換し、
マージャhへ同一逆方向経路を介して戻される(図10
(d))。ノードhから信号111′を受信する関連マ
ージャiは、その隣接ノードからマージャnを見つけ
る。これらのノード間のリンク(i−n)の資源が利用
可能であると、信号111′はマージャnへ送られる
(図10(c))。この場合、マージャnは信号11
1′を信号122′へ変換し、ノードhへ同一逆方向経
路を介して戻す(図10(d))。信号122′を受信
するマージャhは、その伝送方向を変えて、再びマージ
ャnへ送る。次に、信号122′を除き、以前送られた
信号111′が伝搬したと同じ経路へ信号133′を送
る。信号133′を受信する各関連マージャは、復旧パ
スの再構成において接続されたリンク資源を解放する。
信号122′を受信するマージャnは、信号122′を
信号11′に変換し、RP′の最後のマージャsへ送
る。信号22″を受信する前に、マージャsは信号1
1′を受信すると、ここでは仮定する。マージャsは信
号11′を信号22′へ変換し、マージャgへ送る(図
10(e))。
【0034】(3)RP″の割当:RP″に関わる全て
のリンク資源が利用できるので、RP″のマージャを経
路に従って接続することにより、復旧パスが形成され
る。このRP″の割当は、RP″の最後のマージャgが
信号11″の受信で終了し、マージャgは当該信号1
1″を信号22″へ変換し、RP″の最初のマージャs
へ送る。
【0035】(4)PPの再ルーティング:PPの終端
ノードgが信号22′を受信する前に信号11″を受信
すると、トラヒックをPPからRP″へ切り換える。信
号の受信順序が逆の場合は、トラヒックをmRP′へ切
り換える。もう一方のPPの終端ノードsが、信号2
2″を受信する前に信号11′を受信すると、トラヒッ
クをPPからmRP′へ切り換える。信号の受信順序が
逆の場合は、トラヒックをRP″へ切り換える。
【0036】(5)最終復旧パスの選択:信号22′を
受信する終端ノードgは、先に説明した最終復旧パスF
RPの選択基準に従い、FRPとしてRP″を選択す
る。同様に、信号22″を受信する終端ノードsは、先
ほど切り換えたトラヒックがmRP′を通っていれば、
再度RP″へ切り換える。
【0037】(6)冗長復旧パスの解放:FRPを選択
した後、終端ノードsは信号33′を送り、mRP′に
使用していたリンク資源を解放する(図10(f))。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による障害
回復システムは、以下の効果を有する。
【0039】(1)事前に集中処理により、復旧パスを
設計、指示することにより、ネットワーク資源の効率的
な共用化がはかられ、経済的に障害回復のための予備資
源を配備可能である。
【0040】(2)一方の終端ノードからもう一方のマ
ージャへのセットアップ信号の伝達により、現用パスが
復旧パスに切替えられるため、高速な障害回復が可能で
ある。
【0041】(3)セットアップ信号を選択的に伝達す
ることにより、制御信号数を削減することができ、分散
的に復旧パスを再構成する場合の回復時間を高速化する
ことが可能である。
【0042】(4)多重障害の際、事前に登録された復
旧パスを構成するノードあるいはリンクが障害となって
も、分散的に復旧パスを再構成することにより、複数の
障害に対しても回復が可能である。
【0043】(5)多重障害時には、現用パスの発着ノ
ード間ではなく、復旧パス上の障害となった区間のみを
対象として再構成を図ることから、障害回復信号が広範
囲には伝搬せず、限られた範囲に閉じることから、不安
定状態を回避することが可能であり、障害回復の優先順
位を考慮する必要がなく管理が容易となる。
【0044】(6)復旧パスを現用パスの要求レベルに
応じた数だけ登録することにより、各種の信頼性要件に
応じた障害回復対策が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す図である。
【図2】本発明の1実施例を示す図である。
【図3】本発明の1実施例における網構成と関連マージ
ャの関係を示す図である。
【図4】現用パス終端ノードにおける障害回復アルゴリ
ズムを示す図である。
【図5】マージャノードにおける障害回復アルゴリズム
を示す図である。
【図6】関連マージャノードにおける障害回復アルゴリ
ズムを示す図である。
【図7】本発明の1実施例を説明するための網トポロジ
ーを示す図である。
【図8】本発明の1実施例を示す図である。
【図9】本発明の1実施例を示す図である。
【図10】本発明の1実施例を示す図である。
【符合の説明】
CM 復旧制御手段 a,b,・・・,z ノード PP 現用パス RP 復旧パス RR 復旧リング FRP 最終復旧パス mRP 再構成復旧パス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/24 H04L 12/26 H04L 12/28 H04L 12/437 JICSTファイル(JOIS)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロスコネクト機能が配備される複数のノ
    ードとそれらの間を結ぶ複数のリンクからなり、単一あ
    るいは複数の前記リンクを経由して発ノードと着ノード
    間に形成される現用パスを提供し、前記現用パスの各々
    に対し、当該現用パスの発ノード及び着ノードと、当該
    現用経路に含まれないノードからなるマージャリストに
    より表現される単一あるいは複数の復旧パスを構成し、
    前記発ノード及び着ノードは前記復旧パスを含む障害復
    旧に必要な情報を格納するデータベースを有し、 前記ノードは接続された前記リンクの資源の確認、接
    続、解放を行う復旧制御手段を備えるマルチリング型障
    害回復システムにおいて、 前記発ノードより前記復旧制御手段を用いて、前記復旧
    パス上の隣接するリンクのリンク資源の確認、接続、前
    記データベースに蓄積された前記復旧パスを含む障害回
    復制御信号の転送を行い、 前記隣接するリンクのリンク資源の確認および資源の確
    保が不可能な場合には、前記不可能となったノードより
    前記マージャリストに含まれない隣接リンクのリンク資
    源の確認、接続を行い、マージャリストへ当該隣接リン
    クの先のノードを加えた後、障害回復制御信号の転送を
    行い、障害回復制御信号が前記資源の確認および資源の
    確保が不可能となったリンクより先の前記復旧パス上の
    任意のマージャに戻った後に、再び復旧パス上のリンク
    資源の確保、接続、隣接ノードへの障害回復制御信号の
    転送を続け、 前記着ノードまで障害回復制御信号を転送することによ
    り、障害となった前記現用パスを回復することを特徴と
    するマルチリンク障害回復システム。
  2. 【請求項2】請求項に記載のマルチリング型障害回復
    システムであって、 前記現用パスに対し、前記マージャリストと、障害回復
    に必要なリンク資源と、障害回復時に前記復旧パスが使
    用不可の場合に当該復旧パスを再構成するため加える関
    連マージャの最大許容数とを含む復旧ガイドを、前記デ
    ータベースに与えておき、 前記現用パスの障害通知信号を、前記復旧ガイドを含む
    セットアップ信号に変更し、前記現用パスの発着ノード
    を制御対象ノードとし、当該制御対象ノードから、前記
    復旧パスの割当を開始し、 前記復旧ガイドに従い、前記復旧制御手段により、前記
    制御対象ノードであるマージャと隣接マージャ間の前記
    リンク資源を確認し、利用可能であれば、当該リンク区
    間を接続し、当該制御対象ノードを前記セットアップ信
    号に復旧経路として加え、当該隣接マージャを新たな制
    御対象ノードとして当該セットアップ信号を伝達し、 前記復旧ガイドに従い、前記復旧制御手段により、前記
    制御対象ノードであるマージャと隣接マージャ間の前記
    リンク資源を確認し、利用不能であるが、当該隣接マー
    ジャ以外のノードとの間のリンク資源が利用可能な場合
    は、当該隣接マージャ以外の単一あるいは複数のノード
    を関連マージャとして、当該制御対象ノードと当該関連
    マージャ間を接続し、当該制御対象ノードを前記セット
    アップ信号に前記復旧経路として加え、単一あるいは複
    数の当該関連マージャを新たな制御対象ノードとして当
    該セットアップ信号を伝達し、 前記復旧ガイドに従い、前記復旧制御手段により、前記
    制御対象ノードである関連マージャと隣接し、前記セッ
    トアップ信号の前記復旧経路に含まれない前記マージャ
    との間のリンク資源を確認し、利用可能な場合は、当該
    関連マージャと当該マージャを接続し、当該関連マージ
    ャを前記セットアップ信号に前記復旧経路として加え、
    当該マージャを新たな制御対象ノードとして当該セット
    アップ信号を伝達し、 前記復旧ガイドに従い、前記復旧制御手段により、前記
    制御対象ノードである関連マージャと隣接するマージャ
    がない場合、あるいは隣接マージャは存在しても当該制
    御対象ノードと当該隣接マージャ間のリンク資源を確認
    し、利用不能な場合で、前記セットアップ信号に含まれ
    る前記関連マージャ数が前記最大許容数を超えず、当該
    制御対象ノードと隣接マージャ以外のノードとの間のリ
    ンク資源を確認し、利用可能であれば、当該制御対象の
    関連マージャと単一あるいは複数の当該隣接マージャ以
    外のノードを接続し、当該制御対象の関連マージャを前
    記セットアップ信号に前記復旧経路として加え、当該条
    件に合致したノード、すなわち関連マージャを新たな制
    御対象ノードとして当該セットアップ信号を伝達し、 前記制御対象ノードの選択、更新、前記復旧パスの割当
    および前記セットアップ信号の伝達を繰り返し、障害と
    なった前記現用パスの終端ノードである前記発着ノード
    において、前記セットアップ信号を受信すると、当該現
    用パスを、当該セットアップ信号に示される前記復旧経
    路に変更し、当該セットアップ信号をフラグ信号に変換
    し、もう一方の終端ノードに伝達し、 前記セットアップ信号と前記フラグ信号を受信した前記
    現用パスの発着ノードにおいて、最終的に使用する復旧
    パスを選択し、前記各ノードの前記復旧制御手段により
    当該最終使用復旧パス以外に確保された前記リンク資源
    を解放することを特徴とする請求項1に記載のマルチリ
    ング型障害回復システム。
  3. 【請求項3】前記請求項記載のマルチリング型障害回
    復システムであって、 前記制御対象ノードから、前記関連マージャへ前記セッ
    トアップ信号を伝達する場合は、当該関連マージャ情報
    を当該セットアップ信号に加え、以降の障害回復処理に
    て当該セットアップ信号に含まれない関連マージャのみ
    を対象として前記リンク資源の確認、接続と、前記セッ
    トアップ信号を送ることを特徴とする請求項に記載の
    マルチリング型障害回復システム。
  4. 【請求項4】前記請求項記載のマルチリング型障害回
    復システムであって、 前記セットアップ信号に障害識別子を定義し、網内の各
    ノードに信号蓄積手段を配備し、前記セットアップ信号
    を受信した制御対象の前記関連マージャは、前記信号蓄
    積手段を検索し、当該受信セットアップ信号に含まれる
    前記障害識別子と同一のセットアップ信号が蓄積されて
    いない場合もしくは、蓄積されていても当該受信セット
    アップ信号に含まれる前記関連マージャ数が当該障害識
    別子が一致する当該蓄積されているセットアップ信号に
    含まれる関連マージャ数より少ない場合に、障害回復処
    理を継続し、当該受信セットアップ信号を前記信号蓄積
    手段に蓄積し、それ以外の場合は障害回復処理を中断す
    ることを特徴とする請求項に記載のマルチリング型障
    害回復システム。
  5. 【請求項5】障害回復のための前記リンク資源と前記復
    旧制御手段を、複数の前記現用パスの障害回復に共有す
    ることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は
    請求項4に記載のマルチリング型障害回復システム。
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