JP3468500B2 - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の空燃比
制御装置に関し、特に燃料供給遮断期間に応じて燃料供
給遮断後の燃料供給開始時に内燃機関に供給される混合
気の空燃比を理論空燃比よりリッチ化する度合を設定す
る内燃機関の空燃比制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関への燃料供給遮断(以下「燃料
カット」と云う)を行うと排気ガス中の酸素成分(O
2)が相対的に増加し、排気管内の排気ガス浄化装置に
酸素成分が吸着され、該浄化装置が酸化雰囲気になって
しまい上記燃料カット後燃料供給時に機関から排出され
る窒素酸化物(NOx)が排気ガス浄化装置により還元
されずNOxの排出量が増加する。上記のような浄化装
置の酸化雰囲気を低減する対策として、燃料カット期間
を計測し、この計測された燃料カット期間に応じて燃料
カット後の燃料噴射増量の初期値を設定し、且つこの燃
料噴射増量を時間の経過と共に減少させる手法が、特開
昭63−27533号公報により提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、加減速の繰り返し時等燃料カット
後に燃料供給を開始した後再び燃料カットを行う場合、
燃料供給を開始した時点で燃料カット期間の計測値がリ
セットされるので、その後燃料供給が再開されるときの
燃料増量値が少なくなり排気ガス浄化装置内の触媒に吸
着されたO2を十分に放出することができず、排気ガス
中のNOxが低減されず排気ガス特性が悪化するおそれ
がある。
【0004】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、加減速の繰り
返し時等燃料カット後に燃料供給を開始した後再び燃料
カットを行う場合においても排気ガス特性の悪化を防止
することができる内燃機関の空燃比制御手段を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の内燃機関の空燃比制御装置は、内燃機関
の減速時に燃料供給を遮断する燃料供給遮断手段と、前
記燃料供給遮断手段が前記燃料供給を遮断する燃料供給
遮断期間を計測する燃料供給遮断期間計測手段と、前記
燃料供給遮断終了後の燃料供給開始時に前記内燃機関に
供給される混合気の空燃比を前記燃料供給遮断期間に応
じた度合で理論空燃比よりリッチ化する空燃比リッチ化
手段とを備える内燃機関の空燃比制御装置において、前
記空燃比リッチ化手段は、前記燃料供給開始後所定期間
以内に再度前記燃料供給が遮断されたときは前回の燃料
供給遮断期間と今回の燃料供給遮断期間との和に応じて
前記空燃比のリッチ化の度合を設定することを特徴とす
る。
【0006】この構成によれば、燃料供給遮断終了後の
燃料供給開始時から所定期間以内に再度燃料供給が遮断
されたときは、空燃比リッチ化手段が、今回の燃料供給
遮断期間ばかりでなく前回の燃料供給遮断期間をも考慮
して内燃機関に供給される混合気の空燃比のリッチ化の
度合を設定するので、燃料供給が再開されるときの燃料
増量値が増加して排気ガス浄化装置内の触媒に吸着され
た酸素成分(O2)を十分に放出することができ、排気
ガス中のNOxを低減して排気ガス特性の悪化を防止す
ることができる。
【0007】前記所定期間は、燃料供給遮断後に燃料供
給を開始した後再び燃料供給を遮断する場合に、前回の
燃料供給遮断期間中に排気ガス浄化装置内の触媒に吸着
されたO2が今回の燃料供給遮断期間の開始時点までに
放出され得る最短期間である。
【0008】請求項2の内燃機関の空燃比制御装置は、
請求項1の内燃機関の空燃比制御装置において、前記内
燃機関の供給される混合気の空燃比をフィードバック制
御する空燃比フィードバック制御手段を有し、前記空燃
比リッチ化手段は、該空燃比フィードバック制御手段に
よる空燃比フィードバック制御に使用される空燃比補正
係数の学習値に応じて前記空燃比のリッチ化の度合を設
定することを特徴とする。
【0009】この構成によれば、空燃比フィードバック
制御に使用される空燃比補正係数を学習し、この学習値
に応じて空燃比のリッチ化の度合を設定するので、様々
な外乱によるNOx低減効果の低下や運転性の悪化を防
止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】図1は本発明の実施の形態に係る内燃機関
(以下「エンジン」という)及びその制御装置の全体の
構成を示す図である。図面中、1は例えば4気筒のエン
ジンであり、このエンジン1の吸気管2の途中にはスロ
ットル弁3が配されている。スロットル弁3にはスロッ
トル弁開度(θTH)センサ4が連結されており、当該
スロットル弁3の開度に応じた電気信号を出力して電子
コントロールユニット(以下「ECU」という)5に供
給する。
【0012】燃料噴射弁6がエンジン1とスロットル弁
3との間且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃
料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接
続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射の開弁
時間が制御される。
【0013】一方、スロットル弁3の直ぐ下流には管7
を介して吸気管内絶対圧(PBA)センサ8が設けられ
ており、この吸気管内絶対圧センサ8により電気信号に
変換された圧力信号は前記ECU5に供給される。ま
た、その下流には吸気温(TA)センサ9が取付けられ
ており、吸気温TAを検出して対応する温度信号を出力
してECU5に供給する。
【0014】エンジン1のシリンダブロックにはサーミ
スタ等から成るエンジン水温(TW)センサ10が装着
されておりエンジン水温(冷却水温)TWを検出して対
応する温度信号を出力してECU5に供給する。
【0015】エンジン1の図示しないカム軸周囲又はク
ランク軸周囲には、各気筒の吸入行程開始時の上死点
(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位
置で(4気筒エンジンではクランク角180゜毎に)T
DC信号パルスを発生するNEセンサ11、及びエンジ
ン1の特定の気筒の所定クランク角度位置で信号パルス
(以下「CYL信号パルス」という)を出力する気筒判
別センサ(以下「CYLセンサ」という)12が取り付
けられており、CYL信号パルス及びTDC信号パルス
はECU5に供給される。
【0016】三元触媒(触媒コンバータ)14がエンジ
ン1の排気管13に配置されており、排気ガス中のH
C,CO,NOx等の成分の浄化を行う。排気管13の
三元触媒14の上流側には、空燃比センサとしての酸素
濃度センサ16(以下「O2センサ16」という)が装
着されており、このO2センサ16は排気ガス中の酸素
濃度を検出し、その検出値に応じた電気信号を出力しE
CU5に供給する。また、ECU5には車速VPを検出
する車速センサ19が電気的に接続されている。
【0017】ECU5は上記各センサを含む各種センサ
からの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベル
に修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する
等の機能を有する入力回路5a、中央演算処理回路(以
下「CPU」という)5b、CPU5bで実行される各
種演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶手段5
c、前記燃料噴射弁6等に駆動信号を供給する出力回路
5d等から構成される。
【0018】ECU5のCPU5bは各種センサからの
エンジンパラメータ信号に基づいて、排気ガス中の酸素
濃度に応じた空燃比のフィードバック制御運転領域やオ
ープンループ制御運転領域等の種々のエンジン運転状態
を判別するとともに、エンジン運転状態に応じ、下式
(1)に基づき、前記TDC信号パルスに同期して燃料
噴射弁6の燃料噴射時間Toutを算出する。
【0019】 Tout=Ti×KO2×KAFC×K1+K2 …(1) ここに、Tiは基本燃料量、具体的には空燃比が理論空
燃比になるようにエンジン回転数NEと吸気管内絶対圧
PBAとに応じて決定される基本燃料噴射時間であり、
このTi値を決定するためのTiマップが記憶手段に記
憶されている。
【0020】KO2は、O2センサ16の出力に基づい
て算出される空燃比補正係数であり、空燃比フィードバ
ック制御中はO2センサ16の出力に応じてエンジンに
供給される混合気の空燃比が目標空燃比に一致するよう
に設定され、オープンループ制御中は各オープンループ
制御運転領域に応じた所定値に設定される。
【0021】KAFCは、燃料カット後に適用される燃
料増量係数であって、燃料カット終了後の燃料供給開始
時に燃料カット期間に応じてエンジンに供給される混合
気の空燃比をリッチ化するための空燃比リッチ化係数で
あって、1.0より大きい値に設定される係数である。
本係数は、後述する図3及び図4の処理により算出され
る。
【0022】K1及びK2は夫々各種エンジンパラメー
タ信号に応じて演算される他の補正係数及び補正変数で
あり、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加
速特性等の諸特性の最適化が図られるような値に設定さ
れる。
【0023】ECU5は上記算出された燃料噴射時間T
outに応じた燃料噴射弁6の駆動信号を出力回路5d
を介して出力する。
【0024】図2は、エンジン1の燃料カットの実行及
びその解除を制御する処理のプログラムを示し、該プロ
グラムはTDC信号パルスの発生毎にCPU5bで実行
される。
【0025】まず、ステップS101においてスロット
ル弁開度θTHが実質的に全閉開度値であるとみなすこ
とができる所定の微小弁開度θTHFC(例えば0.5
度)より大きいか否かを判別し、θTH≦θTHFCと
きは、エンジン回転数NEが所定判別値NEFC(例え
ば1000rpm)より大きいか否かを判別する(ステ
ップS102)。
【0026】前記ステップS101及びS102の判別
の結果、θTH≦θTHFC且つNE>NEFCのとき
は、燃料カット実行中であることを「1」で示す燃料カ
ット実行フラグFDECFCを「1」に設定し(ステッ
プS103)、次いで燃料カットを実行して(ステップ
S104)、本処理を終了する。
【0027】前記ステップS101及びS102の判別
の結果、θTH>θTHFC又はNE≦NEFCのとき
は、前記燃料カット実行フラグFDECFCを「0」に
設定し(ステップS105)、次いで燃料カットを解除
して(ステップS106)、本処理を終了する。
【0028】図3及び図4は、前記KAFC値の算出処
理のプログラムを示し、この処理はTDC信号パルスの
発生毎にCPU5bで実行される。
【0029】以下、図3及び図4の処理の動作例を、燃
料カット後に加速を行わない場合(図8(a))、燃料
カット後に加速を行い、その後所定期間以内に再び燃料
カットを行う場合(図8(b))、燃料カット後に加速
を行い、その後所定期間経過後に再び燃料カットを行う
場合(図8(c))に分けて説明する。なお、図8
(a)におけるA1〜E1、図8(b)におけるA2〜
I2、図8(c)におけるA3〜I3は、各タイミング
チャートでの前記燃料カット実行フラグFDECFCの
変化タイミングを示す記号である。
【0030】(1)燃料カット後加速を行わない場合の
動作例(図8(a)) まず、ステップS10で、エンジン水温TWが所定水温
TWKAFC(例えば80℃)より大きいか否かを判別
し、TW≦TWKAFCである場合は、ダウンカウント
タイマtmKAFCの値を「0」に設定し(ステップS
11)、アップカウントタイマtmFC02STをリセ
ットし(ステップS12)、燃料カット期間TMFC0
2S1を「0」に設定し(ステップS13)、減速時燃
料カット後の燃料供給が再加速により行われたことを
「1」で示すフラグFKAFCDLYを「0」に設定し
(ステップS14)、且つ減速時燃料カット後にKAF
C値を増加させることを「1」で示すフラグFKAFC
を「0」に設定する(ステップS15)。次いで、ステ
ップS16で、前記空燃比リッチ化係数KAFCに1.
0を設定して本処理を終了する。
【0031】一方、前記ステップS10で、TW>TW
KAFCである場合は、ステップS20に進み、図2の
処理で設定された前記燃料カット実行フラグFDECF
Cの前回値が「1」であるか否かを判別する。最初は、
燃料カット解除状態であり(図2のS101→S105
→S106)、前記フラグFDECFCは「0」である
ので(A1)、前記タイマtmFC02STをリセット
して(ステップS21)、前記フラグFKAFCDLY
が「1」であるか否かを判別する(ステップS22)。
最初はFKAFCDLY=0であるので、ステップS2
3に進み、スロットル弁開度θTHがアイドル時スロッ
トル弁開度THIDLEより大きいか否かを判別し、最
初はθTH>θTHIDLEなので、前記フラグFKA
FCを「0」に設定し(ステップS24)、前記燃料カ
ット期間TMFC02S1を「0」に設定し(ステップ
S25)、前記KAFC値を「1.0」に設定して(ス
テップS26)、本処理を終了する。
【0032】前記ステップS10でTW>TWKAFC
のときに減速時燃料カット状態になると(図2のステッ
プS101〜S104)、ステップS20で前記フラグ
FDECFCの前回値が「1」となり、続くステップS
30で前記フラグFDECFCの今回値が「1」になり
(C1)、この場合は、直ちに前記ステップS16を実
行して本処理を終了する。
【0033】前記減速時燃料カット状態においてエンジ
ン回転数NEが所定回転数FEFC以下になると燃料カ
ットが解除され(図2のステップS101→S102→
S105→S106)、燃料カット期間(C1)が終了
し(D1)、ステップS20で前記フラグFDECFC
の前回値が「1」となり、続くステップS30で前記フ
ラグFDECFCの今回値が「0」になるので、ステッ
プS31に進み、車速VPが所定速度VSNAP(例え
ば10km/h)を超えるか否かを判別する。ステップ
S31の判別の結果が、VP≦VSNAPのときには前
記ステップS11に進む一方、VP>VSNAPのとき
は、次式(2)により前回の燃料カット期間TMFC0
2S1(n−1)値にタイマtmFC02STの値を加
算して今回の燃料カット期間TMFC02S1(n)と
する(ステップS32)。
【0034】 TMFC02S1(n)=tmFC02ST+TMFC02S1(n−1) …(2) この場合、前回値TMFC01S1(n−1)はステッ
プS25で「0」に設定されているので、(2)式はT
MFC02S1(n)=tmFC02STとなる。ここ
で、タイマtmFC02STの値は、前記ステップS2
1でリセットされた後の経過時間(図8(a)のF/C
期間A)である。
【0035】次いで、ステップS33で、スロットル弁
開度θTHが前記アイドル時スロットル開度THIDL
Eより大きいか否かを判別する。本動作例(1)におい
ては、図8(a)のD1においてθTH≦θTHIDL
Eであるので、タイマtmKAFCの値に「0」を設定
し(ステップS34)、前記フラグFKAFCDLYを
「0」に設定し(ステップS35)、前記フラグFKA
FCを「1」に設定し(ステップS36)、さらに、前
記ステップS16を実行して本処理を終了する。
【0036】前記ステップS10でTW>TWKAFC
のときに燃料カット期間(C1)の終了後は(E1)、
前記ステップS20で前記フラグFDECFCの前回値
が「0」となり、タイマtmFC02STをリセットし
て(ステップS21)、前記フラグFKAFCDLYが
「1」であるか否かを判別する(ステップS22)。こ
のとき、前記ステップS35でFKAFCDLY=0と
設定されているので、前記ステップS23に進み、スロ
ットル弁開度θTHが前記アイドル時スロットル弁開度
θTHIDLEより大きいか否かを判別する。本動作例
(1)では、図8(a)のE1においてθTH≦θTH
IDLEであるので、ステップS40に進み、前記フラ
グFKAFCが「1」か否かを判別する。このとき、前
記ステップS36でFKAFC=1と設定されているの
で、ステップS41に進み、前記フラグFKAFCを
「0」に設定した後、以下のステップS42〜S48,
S26の処理を実行する。
【0037】即ち、燃料カット期間TMFC02S1に
応じて図6のKAFCMテーブルを検索し、空燃比リッ
チ化係数KAFCの基準値KAFCMを算出する(ステ
ップS42)。ここで、図6は燃料カット期間TMFV
02S1に応じたKAFCMのテーブル値を示すグラフ
である。図6において、KAFCM値は1.0を超える
値であって、TMFC02S1値が増加するほど増加す
る。次いで、アイドル時の空燃比フィードバック制御に
使用される空燃比補正係数KO2の学習値KREF0に
応じて図7のKREFAFCテーブルを検索し、補正乗
算係数KREFAFCを算出する(ステップS43)、
ここで、図7はアイドル時のKO2値の学習値KREF
0に応じたKREFAFCのテーブル値を示すグラフで
ある。図7において、KREFAFC値はKREF0値
が増加するほど増加する。また、前記アイドル時の空燃
比補正係数KO2の学習値KREF0は、各種エンジン
パラメータ信号に基づいてECU5のCPU5bにより
算出され、記憶手段5cに記憶されている。ここで、K
REFAF値算出パラメータとしてアイドル時の空燃比
補正係数KO2の学習値KREF0が使用される理由
は、アイドル時は、燃料カット状態完了後の状態に近い
からであり、また、その学習値を使用することによっ
て、エンジン制御系のバラツキ、燃料成分のバラツキを
吸収することができるからである。
【0038】これにより、補正乗算係数KREFAF
C、ひいては空燃比のリッチ化の度合を、空燃比を目標
空燃比にフィードバック制御するための空燃比補正係数
KO2の学習値KREF0に応じて決定するので、様々
な外乱によるNOx低減効果の低下や運転性の悪化を防
止することができる。なお、空燃比補正係数KO2の学
習値KREF0は、アイドル時以外の空燃比補正係数K
O2の学習値に代えてもよい。
【0039】次いで、下式(3)によりKAFC値を算
出する(ステップS44)。
【0040】 KAFC=KAFCM×KREFAFC …(3) 次いで、カウンタnDKAFCを所定数NDKAFCに
セットし(ステップS45)、前記フラグFKAFCD
LYを「0」に設定し(ステップS46)、燃料カット
期間TMFC02S1を「0」に設定し(ステップS4
7)、さらに、KAFC値が1.0を超えるか否かを判
別し(ステップS48)、KAFC>1.0であれば本
処理を終了する一方、KAFC≦1.0であればKAF
C=1.0として(ステップS26)、KAFC値の下
限値のリミットチェックを行う。
【0041】前記ステップS41でFKAFC=0に設
定されたので、次回のルーチンでは、前記ステップS4
0の判別の結果は否定(NO)となって、ステップS5
0に進み、後述する図5の処理によりKAFC値の補正
量DKAFCを算出し、次式(4)により補正量DKF
Cを前回の空燃比リッチ化係数KAFC(n−1)から
減算して今回の空燃比リッチ化係数KAFC(n)を算
出する(ステップS51)。
【0042】 KAFC(n)=KAFC(n−1)−DKAFC …(4) 次いで、前記燃料カット期間TMFC02S1を「0」
に設定し(ステップS47)、前記ステップS48及び
S26の処理によりKAFC値の下限値のリミットチェ
ックを行って本処理を終了する。
【0043】本動作例(1)によれば、減速時燃料カッ
ト状態(C1)においてエンジン回転数NEがNEFC
値以下になると燃料カットが解除され(図2のステップ
S101→S102→S105→S106,D1)、タ
イマtmFC02STの値(図8(a)のF/C期間
A)により設定された(ステップS32)燃料カット期
間TMFC02S1(n)に基づいてKAFC値の初期
値を決定する(ステップS42〜S44)。
【0044】ここで、該KAFC値の初期値は、TMF
C02S1が増加するほど増加するKAFCM値と、空
燃比補正係数KO2の学習値KREF0が増加するほど
増加するKREFAFC値との積で決定される(ステッ
プS44)。このKAFC値の初期値の決定方法につい
ては、以下の動作例(2)及び(3)においても同様で
ある。
【0045】(2)燃料カット後に加速を行い、その後
所定期間以内に再び燃料カットを行う場合の動作例(図
8(b)) 図8(b)のA2〜C2に対応する処理は図8(a)の
A1〜C1のものと同様である。以下、図8(b)のC
2以降に対応する処理を説明する。
【0046】減速時燃料カット中(C2)に加速がなさ
れて燃料カットが解除されると(図2のステップS10
1→S105→S106)、燃料カット期間(C2)が
終了し(D2)、前記ステップS20で前記フラグFD
ECFCの前回値が「1」となり、続くステップS30
で前記フラグFDECFCの今回値が「0」となるの
で、ステップS31に進み、車速VPが前記所定車速V
SNAPを超えるか否かを判別する。ステップS31の
判別の結果、VS≦VSNAPのときは前記ステップS
11に進む一方、VP>VSNAPのときは、上式
(2)により前回の燃料カット期間TMFC02S1
(n−1)にタイマtmFC02STの値を加算して今
回の燃料カット期間TMFC02S1(n)とする(ス
テップS32)。この場合、前回値TMFC01S1
(n−1)はステップS25で「0」にセットされてい
るので、(2)式はTMFC02S1(n)=tmFC
02STとなる。ここで、タイマtmFC02STの値
は、前記ステップS21でリセットされた後の経過時間
(図8(b)のF/C期間A)である。
【0047】次いで、ステップS33で、スロットル開
度θTHが前記アイドル時スロットル開度THIDLE
より大きいか否かを判別する。本動作例(2)では、図
8(b)のD2において、θTH>θTHIDLEであ
るので、タイマtmKAFCを所定期間TMKAFCに
セットしてスタートさせ(ステップS60)、前記フラ
グFKAFCDLY及び前記フラグFKAFCを夫々
「1」に設定し(ステップS61,S36)、ステップ
S16を実行して本処理を終了する。本実施の形態にお
いては、所定期間TMKAFCが特許請求の範囲の所定
期間に対応する。該所定期間TMKAFCは、燃料カッ
ト後(D2)に燃料供給を開始した後(F2)再び燃料
カットを行う場合(G2)に、前回の燃料カット期間
(C2)に三元触媒14内の触媒に吸着されたO2が、
今回の燃料カット期間の開始時点(F2)までに放出さ
れ得る最短時間である。
【0048】さらに、燃料カット期間(C2)の終了後
は(E2)、前記ステップS20で前記フラグFDEC
FCの前回値が「0」になるので、タイマtmFC02
STをリセットして(ステップS21)、前記フラグF
KAFCDLYが「1」であるか否かを判別する(ステ
ップS22)。このとき該フラグFKAFCDLYはス
テップS61で「1」に設定されているので、ステップ
S70に進み、前記ステップS60でセットしたタイマ
tmKAFの値が「0」であるか否かを判別する。所定
期間TMKAFC経過前では、ステップS70において
tmKAFC>0であるので、直ちにステップS16を
実行して本処理を終了する。
【0049】所定期間TMKAFC経過前に再度減速時
燃料カット状態になると(図2のステップS101〜S
104)、燃料カット期間(G2)が開始され(F
2)、ステップS20で前記フラグFDECFCの前回
値が「1」となり、続くステップS30で前記フラグF
DECFCの今回値が「1」となるので、直ちにステッ
プS16を実行して本処理を終了する。
【0050】さらに、前記減速時燃料カット状態におい
てエンジン回転数NEが前記所定回転数NEFC以下と
なると、燃料カットが解除され(図2のステップS10
1→S102→S105→S106)、燃料カット期間
(G2)が終了し(H2)、ステップS20で前記フラ
グFDECFCの前回値が「1」となり、続くステップ
S30で前記フラグFDECFCの今回値が「0」にな
るので、ステップS31に進み、車速VPが前記所定速
度VSNAPを超えるか否かを判別する。ステップS3
1の判別の結果、VS≦VSNAPのときはステップS
11に進む一方、VP>VSNAPのときは、上式
(2)により前回の燃料カット期間TMFC02S1
(n−1)にタイマtmFC02STの値を加算して今
回の燃料カット期間TMFC02S1(n)とする(ス
テップS32)。ここで、前回値TMFC01S1(n
−1)は前回の燃料カット期間(図8(b)のF/C時
間A)に設定されているので、今回の燃料カット期間T
MFC02S1(n)は、前回の燃料カット期間(図8
(b)のF/C時間A)とタイマtmFC02STの値
との合計である。ここで、タイマtmFC02STの値
はステップS21でリセットされた後の経過時間(図8
(b)のF/C期間B)である。本実施の形態において
は、ステップS32が特許請求の範囲の燃料供給遮断期
間計測手段に対応する。
【0051】次いで、ステップS33で、スロットル開
度θTHが前記アイドル時スロットル開度THIDLE
より大きいか否かを判別する。本動作例(2)では、図
8(b)のH2においてθTH≦θTHIDLEである
ので、タイマtmKAFCの値を「0」に設定し(ステ
ップS34)、前記フラグFKAFCDLYを「0」に
設定し(ステップS35)、前記フラグFKAFCを
「1」に設定し(ステップS36)、ステップS16を
実行して本処理を終了する。
【0052】さらに、燃料カット期間(G2)の終了後
は(I2)、ステップS20で前記フラグFDECFC
の前回値が「0」になるので、タイマtmFC02ST
をリセットして(ステップS21)、前記FKAFCD
LYが「1」であるか否かを判別する(ステップS2
2)。このとき、ステップS35でFKAFCDLY=
0と設定されているので、ステップS23に進み、θT
H>θTHIDLEか否かを判別する。本動作例(2)
では、図8(b)のH2においてθTH≦θTHIDL
Eであるので、ステップS40に進み、前記フラグFK
AFCが「1」か否かを判別する。このとき、ステップ
S36でFKAFC=1と設定されているので、前記フ
ラグFKAFCに「0」を設定し(ステップS41)、
前述のステップS42〜S48及びS26,並びにステ
ップS50,S51,S47,S48及びS26の処理
を実行する。
【0053】本動作例(2)によれば、減速時燃料カッ
ト後に加速を行い(E2)、その後所定期間TMKAF
C以内に再び燃料カットを行うときに(F2)、エンジ
ン回転数NEが前記所定回転数NEFC以下となると燃
料カットが解除され(図2のステップS101→S10
2→S105→S106,H2)、前回の燃料カット時
間(図8(b)のF/C時間A)とタイマtmFC02
STの値(図8(b)のF/C期間B)との合計として
設定された(ステップS32)燃料カット期間TMFC
02S1(n)に基づいてKAFC値の初期値を決定す
る。
【0054】(3)燃料カット後に加速を行い、その後
所定期間経過後再び燃料カットを行う場合の動作例(図
8(c)) 図8(c)のA3〜E3に対応する処理は図8(b)の
A2〜E2のものと同様である。以下、図8(c)のE
3以降に対応する処理を説明する。
【0055】まず、燃料カット期間(C3)の完了後は
(E3)、ステップS20で前記フラグFDECFCの
前回値が「0」になると、前記タイマtmFC02ST
をリセットして(ステップS21)、前記フラグFKA
FCDLYが「1」であるか否かを判別する(ステップ
S22)。このとき該フラグFKAFCDLYはステッ
プS61で「1」に設定されているので、ステップS7
0に進み、タイマtmKAFの値が「0」であるか否か
を判別する。所定期間TMKAFC経過後ではステップ
S70でtmKAFC=0であるので、燃料カット期間
TMFC02S1に「0」を設定し(ステップS7
1)、前記フラグFKAFC及び前記フラグFKAFC
DLYにそれぞれ「0」を設定して(ステップS72,
S73)、ステップS16を実行して本処理を終了す
る。
【0056】さらに、所定期間TMKAFC経過後に再
度減速時燃料カット状態になると(図2のステップS1
01〜S104)、燃料カット期間(G3)が開始され
(F3)、ステップS20で前記フラグFDECFCの
前回値が「1」となり、続くステップS30で前記フラ
グFDECFCの今回値が「1」となるので、直ちにス
テップS16を実行して本処理を終了する。
【0057】さらに、前記減速時燃料カット状態におい
てエンジン回転数NEがNEFC値以下になると、燃料
カットが解除され(図2のステップS101→S102
→S105→S106)、燃料カット期間(G3)が終
了し(H3)、ステップS20で前記フラグFDECF
Cの前回値が「1」となり、続くステップS30で前記
フラグFDECFCの今回値が「0」になるので、ステ
ップS31に進み、車速VPが前記所定速度VSNAP
を超えるか否かを判別する。ステップS31の判別の結
果、VS≦VSNAPのときはステップS11に進む一
方、VP>VSNAPのときは、上式(2)により前回
の燃料カット期間TMFC02S1(n−1)にタイマ
tmFC02STの値を加算して今回の燃料カット期間
TMFC02S1(n)とする(ステップS32)。こ
こで、前回の燃料カット期間TMFC01S1(n−
1)値はステップS71で「0」に設定されているの
で、今回の燃料カット期間TMFC02S1(n)=タ
イマtmFC02STである。このタイマtmFC02
STの値は、前記ステップS21でリセットされた後の
経過時間(図8(c)のF/C期間B)である。
【0058】次いで、ステップS33で、スロットル開
度θTHが前記アイドル時スロットル開度THIDLE
より大きいか否かを判別する。本動作例(3)では、図
8(c)のH3においてθTH≦θTHIDLEである
ので、タイマtmKAFCの値を「0」に設定し(ステ
ップS34)、前記フラグFKAFCDLYを「0」に
設定し(ステップS35)、前記フラグFKAFCを
「1」に設定し(ステップS36)、さらに、ステップ
S16を実行して本処理を終了する。
【0059】燃料カット期間(G3)の終了後は(I
3)、ステップS20で前記フラグFDECFCの前回
値が「0」になるので、タイマtmFC02STをリセ
ットして(ステップS21)、前記FKAFCDLYが
「1」であるか否かを判別する(ステップS22)。こ
のとき、ステップS35でFKAFCDLY=0と設定
されているので、ステップS23に進み、θTH>θT
HIDLEか否かを判別する。本動作例(2)では、図
8(c)のH3においてθTH≦θTHIDLEである
ので、ステップS40に進み、前記フラグFKAFCが
「1」か否かを判別する。このとき、ステップS36で
FKAFC=1と設定されているので、前記フラグFK
AFCに「0」を設定し(ステップS41)、前述のス
テップS42〜S48及びS26,並びにステップS5
0,S51,S47,S48及びS26の処理を実行す
る。
【0060】本動作例(3)においては、減速時燃料カ
ット後に加速を行い(E3)、その後前記所定期間TM
KAFC経過後に再び燃料カットを行うときに(F
3)、エンジン回転数NEが前記所定回転数NEFC以
下となると燃料カットが解除され(図2のステップS1
01→S102→S105→S10,H3)、タイマt
mFC02STの値(図8(c)のF/C期間B)とし
て設定された(ステップS32)燃料カット期間TMF
C02S1(n)に基づいてKAFC値の初期値を決定
する。
【0061】図5は、図4のステップS50で実行され
るKAFC値の補正量DKAFCの算出処理のプログラ
ムのフローチャートである。
【0062】まず、ステップS81で、図4のステップ
S45で設定されたカウンタ値を1だけディクリメント
する。次いで、ステップS81でカウンタ値が「0」で
あるか否かを判別し、「0」でなければ、DKAFC値
を「0」に設定して本処理を終了する。
【0063】ステップS81で、カウンタ値が「0」で
あれば、ステップS83でKAFC値がKAFCR0
(初期値の60%)より大きいか否かを判別し、KAF
C≦KAFCR0であれば、ステップS84でKAFC
値がKAFCR1(初期値の30%)より大きいか否か
を判別する。
【0064】ステップS83及びS84の判別の結果、
KAFC>KAFCR0である場合は、DKAFC値を
DKAFC0に設定し(ステップS85)、DKAFC
0≦KAFC<KAFCR1である場合は、DKAFC
値をDKAFC1に設定し(ステップS86)、KAF
C≧KAFCR1である場合は、DKAFC値をDKA
FC2に設定して(ステップS87)、カウンタNDK
AFCに前記所定数NDKAFCをセットした(ステッ
プS88)後、本処理を終了する。ここで、DKDKA
FC0値、DKAFC1値及びDKAFC2値には、D
KAFC0>DKAFC2>DKAFC1なる大小関係
がある。
【0065】図5の処理によれば、計測された燃料カッ
ト期間TMFC02S1(n)に応じて決定された燃料
カット後の燃料噴射増量の初期値が時間の経過と共に減
少する。
【0066】本実施の形態においては、図3及び図4の
プログラムが特許請求の範囲の空燃比リッチ化手段に対
応する。
【0067】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
記載の内燃機関の空燃比制御装置によれば、燃料供給遮
断終了後の燃料供給開始時から所定期間以内に再度燃料
供給が遮断されたときは、空燃比リッチ化手段が、今回
の燃料供給遮断期間ばかりでなく前回の燃料供給遮断期
間をも考慮して内燃機関に供給される混合気の空燃比の
リッチ化の度合を設定するので、燃料供給が再開される
ときの燃料増量値が増加して排気ガス浄化装置内の触媒
に吸着された酸素成分(O2)を十分に放出ることがで
き、排気ガス中のNOxを低減して排気ガス特性の悪化
を防止することができる。
【0068】請求項2記載の内燃機関の空燃比制御装置
によれば、空燃比フィードバック制御に使用される空燃
比補正係数を学習し、この学習値に応じて空燃比のリッ
チ化の度合を設定するので、様々な外乱によるNOx低
減効果の低下や運転性の悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る内燃機関及びその制
御装置の全体の構成を示す図である。
【図2】図2は、内燃エンジン1の燃料カットの実行及
びその解除を制御する処理のプログラムのフローチャー
トである。
【図3】燃料カット後にエンジンに供給される混合気の
空燃比をリッチ化するためのKAFCの算出処理のプロ
グラムのフローチャートである。
【図4】燃料カット後にエンジンに供給される混合気の
空燃比をリッチ化するためのKAFCの算出処理のプロ
グラムのフローチャートである。
【図5】図4のステップS50で実行されるKAFC補
正量DKAFCの算出処理のプログラムのフローチャー
トである。
【図6】TMFV02S1値に応じたKAFCMのテー
ブル値を示すグラフである。
【図7】アイドル時のKO2値の学習値KREFOに応
じたKREFAFCのテーブル値を示すグラフである。
【図8】図3及び図4の処理の動作例を示すタイミング
チャートであり、(a)は、燃料カット後加速を行わな
い動作例、(b)は燃料カット後に加速を行い、その後
所定期間以内に再び燃料カットを行う場合の動作例、
(c)は燃料カット後に加速を行い、その後所定期間経
過後再び燃料カットを行う場合の動作例を示す。
【符号の説明】
1 内燃エンジン 2 電子コントロールユニット(空燃比フィードバック
制御手段、燃料供給遮断手段、燃料供給期間計測手段、
空燃比リッチ化手段) 3 スロットル弁 6 燃料噴射弁 10 エンジン水温センサ 11 エンジン回転数センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五所 栄作 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平6−200803(JP,A) 特開 平6−129246(JP,A) 特開 平6−159048(JP,A) 特開 平4−342847(JP,A) 特開 昭57−188736(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/04 F02D 41/12 F02D 41/10 F02D 41/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の減速時に燃料供給を遮断する
    燃料供給遮断手段と、前記燃料供給遮断手段が前記燃料
    供給を遮断する燃料供給遮断期間を計測する燃供給遮断
    期間計測手段と、前記燃料供給遮断終了後の燃料供給開
    始時に前記内燃機関に供給される混合気の空燃比を前記
    燃料供給遮断期間に応じた度合で理論空燃比よりリッチ
    化する空燃比リッチ化手段とを備える内燃機関の空燃比
    制御装置において、前記空燃比リッチ化手段は、前記燃
    料供給開始後所定期間以内に再度前記燃料供給が遮断さ
    れたときは前回の燃料供給遮断期間と今回の燃料供給遮
    断期間との和に応じて前記空燃比のリッチ化の度合を設
    定することを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】 前記内燃機関に供給される混合気の空燃
    比をフィードバック制御する空燃比フィードバック制御
    手段を有し、前記空燃比リッチ化手段は、該空燃比フィ
    ードバック制御手段による空燃比フィードバック制御に
    使用される空燃比補正係数の学習値に応じて前記空燃比
    のリッチ化の度合を設定することを特徴とする請求項1
    記載の内燃機関の空燃比制御装置。
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