JP3468342B2 - 物品収納設備 - Google Patents

物品収納設備

Info

Publication number
JP3468342B2
JP3468342B2 JP36076697A JP36076697A JP3468342B2 JP 3468342 B2 JP3468342 B2 JP 3468342B2 JP 36076697 A JP36076697 A JP 36076697A JP 36076697 A JP36076697 A JP 36076697A JP 3468342 B2 JP3468342 B2 JP 3468342B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
work
lighting
unit
article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36076697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11189308A (ja
Inventor
雅智 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP36076697A priority Critical patent/JP3468342B2/ja
Publication of JPH11189308A publication Critical patent/JPH11189308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3468342B2 publication Critical patent/JP3468342B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降部を昇降駆動
自在に備える走行体が、入出庫作業用の走行用通路を駆
動走行自在に設けられ、前記走行用通路の長手方向及び
上下方向に並べて複数の収納部を備える収納棚が設けら
れ、前記昇降部が、前記収納部に対する物品出し入れを
行う作業者の搭乗部を備えている物品収納設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記物品収納設備において、従来、たと
えば実開平6−54610号公報に示されるように、昇
降部に照明器具を設け、物品の出し入れが照明下で行え
るものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】物品の出し入れ作業が
行いやすいように照明手段を昇降部に設けるに当たり、
この照明手段を点灯させたままにして走行体や昇降部を
移動させて所定の収納部まで行ったり、所定の受渡し部
まで戻ったりする状態で作業されると、照明用経費の面
から必要経費がアップする。また、昇降部が物品出し入
れを行うべき作業用移動位置に位置すると、収納棚の複
数の収納部に搭乗部から手が届くなど、複数の収納部に
対して物品の出し入れができ、各収納部に対する物品の
出し入れが行いやすいように複数の収納部夫々に対応す
る照明部を設けるに当たり、複数の収納部のうちの一つ
の収納部に対する物品出し入れを行う際に他の収納部に
対応する照明部も点灯させたままにする状態で作業され
ると、この場合にも前記した場合と同様に必要経費がア
ップする。本発明の目的は、物品出し入れが照明下で行
えながら、経費節減ができる物品収納設備を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】目的達成のために、請求
項1に記載の発明は、昇降部を昇降駆動自在に備える走
行体が、入出庫作業用の走行用通路を駆動走行自在に設
けられ、前記走行用通路の長手方向及び上下方向に並べ
て複数の収納部を備える収納棚が設けられ、前記昇降部
が、前記収納部に対する物品出し入れを行う作業者の搭
乗部を備えている物品収納設備において、前記昇降部
に、前記作業者による前記収納部に対する物品の出し入
れのために照明する照明手段が設けられ、前記複数の収
納部のうちで、次に物品の出し入れを行う作業対象収納
部がいずれであるかの管理、及び、前記複数の収納部に
対する前記昇降部の位置の管理をして、それらの管理情
報に基づいて、点灯条件が満たされると点灯作動させ、
消灯条件が満たされると消灯作動させるように、前記照
明手段の照明作動を制御する照明制御手段が設けられ、
前記照明制御手段が、前記作業対象収納部に対して前記
昇降部が接近又は到達すると、前記点灯条件が満たされ
たとして、前記照明手段を点灯し、前記作業対象収納部
に対して前記昇降部が離れると又は前記作業対象収納部
に対する作業の完了情報が入力されると、前記消灯条件
が満たされたとして消灯するように構成されている。
【0005】すなわち、昇降部が物品の出し入れ作業を
行うべき作業対象収納部に接近するか又は到達すると、
照明手段が点灯して照明下で物品を出し入れでき、昇降
部が作業対象収納部に接近するか又は到達するまで、及
び、昇降部が作業対象収納部から離れるか又は物品出し
入れ作業が完了した後は、照明手段が消灯して点灯され
たままにしておくに比してエネルギーの省略を図りなが
ら移動できるように、照明手段を点灯及び消灯制御させ
る。 つまり、昇降部が物品の出し入れ作業を行うべき作
業対象収納部に接近又は到達すると、照明手段が点灯し
て照明下で物品を出し入れでき、昇降部が作業対象収納
部に接近又は到達するまで、及び、昇降部が作業対象収
納部から離れるか又は物品出し入れ作業の完了情報を入
力した後は、照明手段が消灯して点灯したままにしてお
くに比してエネルギーの省略を図りながら移動できるよ
うに、照明制御させるものであるから、物品の出し入れ
そのものが照明下で容易に行え、しかもその割りには、
エネルギー省略を行って比較的安価に作業できる。
【0006】請求項2に記載の発明によれば、前記搭乗
部が、前記昇降部を前記作業対象収納部に対応する作業
用移動位置に位置させたときに、複数の収納部に対して
物品の出し入れができるように構成され、前記照明手段
が、前記昇降部を作業用移動位置に位置させたときにお
いて作業者が物品の出し入れが可能になる複数の収納部
の夫々に対応させて、複数の照明部を備えるように構成
され、前記照明制御手段が、複数の照明部のうちの作業
対象収納部に対応する照明部を選択して点灯させるよう
に、前記照明手段の照明作動を制御するように構成され
ている。すなわち、昇降部が作業用移動位置に位置して
物品出し入れを行う際、複数の収納部のうちの物品出し
入れを行うべき収納部に対応する照明部が点灯して他の
収納部に対応する照明部が消灯しており、全ての照明部
が点灯されたままにしておくに比してエネルギーの省略
を図りながら照明下で物品を出し入れできるように、照
明制御させるものであるから、物品の出し入れそのもの
が照明下で容易に行え、しかもその割りには、エネルギ
ー省略を行って比較的安価に作業できる。
【0007】請求項3に記載の発明によれば、前記複数
の収納部のうちで、次に物品の出し入れを行う作業対象
収納部がいずれであるかの管理、及び、前記複数の収納
部に対する前記昇降部の位置の管理をして、それらの管
理情報に基づいて、起動指令が指令されるに伴って前記
昇降部を前記作業対象収納部に対応する作業用移動位置
に移動させるように、前記走行体を走行並びに前記昇降
部の昇降を制御する移動用制御手段が設けられている。
すなわち、起動指令を出すと、移動制御手段による制御
によって昇降部が作業用移動位置まで自動的に移動して
いくものだから、起動指令を出すだけの簡単な操作によ
って昇降部を作業用移動位置に移動させることができ、
照明下での物品出し入れを省エネしながら行えるものが
照明制御の面からも移動操作の面からも楽に作業できる
状態に得られる。
【0008】請求項4に記載の発明によれば、前記複数
の収納部のうちで、次に物品の出し入れを行う作業対象
収納部がいずれであるかの管理をして、前記昇降部を前
記作業対象収納部に対応する作業用移動位置に移動させ
るための運転情報を表示する表示手段が設けられてい
る。すなわち、複数の収納部のうちのいずれの収納部が
物品の出し入れを行うべきものであるかを表示手段の表
示によって認識できるものだから、起動指令を出すだけ
で作業用移動位置に自動的に移動され、その作業用移動
位置では複数の収納部に対して物品を出し入れできるも
のではあるが、物品を出し入れする際、表示手段によっ
て得た情報を基に、物品を出し入れするべき収納部を他
の収納部と間違わないように正しく選択され、収納部の
選択ミスが起きにくい精度のよい出し入れ作業が行われ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示すように、収納棚
1を4個並設してある棚部と、各収納棚1にその上下及
び左右方向に並べて備えてある複数の収納部1aに対す
る物品の出入れを行うための物品入出庫装置10と、こ
の物品入出庫装置10を前記棚部の外側で移送する移送
台車30と、物品を搬出したり、搬入したする搬出入コ
ンベア35を備える受渡し部とにより、物品収納設備を
構成してある。この物品収納設備は、作業者が物品入出
庫装置10に備えてある搭乗部21に乗って搬出入コン
ベア35の一端部の横側に位置する待機位置と、各収納
棚1の収納部1aとの間を移動し、搬出入コンベア35
から取り入れた物品を所定の収納棚1の収納部1aに搬
送して収納したり、所定の収納棚1の収納部1aから物
品を取り出すとともに待機位置に搬送して搬出コンベア
35に移載するものであり、詳しくは、次の如く構成し
てある。
【0010】棚部の内部に、4個の収納棚1のうちの2
個の収納棚1に対する入出庫作業を行うための単一の走
行用レール2が設置されている第1走行用通路3aと、
他の2個の収納棚1に対する入出庫作業を行うための単
一の走行用レール2が設置されている第2走行用通路3
bとを通路横幅方向に並べて形成してある。棚部の外側
に、前記走行用通路3aと3bが並ぶ方向に沿う方向の
一対の走行用レール4,5を備える走行経路6を形成し
てある。
【0011】物品入出庫装置10はスタッカークレーン
で成り、図4に示す如く構成してある。すなわち、各走
行用通路3a,3bの前記走行用レール2の上を走行す
る一対の走行車輪11a,11bのうちの一方の車輪1
1aを一端側に電動走行モータ12によって駆動自在に
備え、他方の車輪11bを他端側に遊転自在に備える台
車部13aの前後輪間に断面形状が矩形の筒体で成る1
本の昇降ポスト14を立設するとともに、前記台車部1
3aの前端側及び後端側から張出アーム15を台車部1
3aの横外側に向けて延出させて、走行体13を構成
し、前記昇降ポスト14に前記昇降部20を摺動昇降自
在に支持させてある。台車部13aの横側に電動昇降モ
ータ16によって駆動回転自在に取り付けてあるチェー
ン操作スプロケット17が昇降チェーン(図示せず)を
駆動して昇降部20を昇降操作するようにしてある。
【0012】つまり、走行モータ12を駆動することに
より、走行体13が走行モータ12で駆動される走行車
輪11aと、遊転式の走行車輪11bとによって走行用
通路3a,3bを走行用レール2に案内されて走行し、
昇降部20が走行用通路3a,3bを前後方向に移動し
て搭乗部21を走行用通路3a,3bの両横側に位置す
る収納棚1の前側をその左側や右側に移動させる。この
とき、前記昇降ポスト14の上端部に備えてあるガイド
機構18が走行体上下方向の軸芯まわりで回動するよう
に有している一対の遊転自在なガイドローラ18a,1
8aにより、走行用通路3a,3bの上方に固設されて
いる支持レール7に係合しながら移動していき、走行体
13を走行用レール2から外れないように、かつ、横倒
れしないように支持レール7に支持させていく。そし
て、昇降モータ16を駆動することにより、昇降部20
が昇降モータ16で駆動される昇降チェーンによって昇
降駆動されて搭乗部21を走行用通路3a,3bの両横
側に位置する収納棚1の前側を上昇移動させたり、下降
移動させたりする。
【0013】図4〜図6に明示するように、昇降部20
は、取付けポスト22と、この取付けポスト22の下端
部に連結している搭乗用フロア23などを備える前記搭
乗部21と、取付けポスト22の上端部に連結している
屋根部材24とで成り、前記取付けポスト22によって
前記昇降ポスト14に昇降自在に取り付けてある。取付
けポスト22は、搭乗部21及び屋根部材24に対して
これらの横幅方向での一端側に位置するように配置して
ある。前記搭乗用フロア23の走行体走行方向での両端
側に配置した乗降口26を前記搭乗部21に備えてあ
る。搭乗部21の走行体走行方向での両端側に、物品を
載置して搬送するテーブル29を設けてある。
【0014】一対のテーブル29,29のいずれもは、
搭乗部21の取付けポスト22の方に位置する側壁に固
定した固定テーブル部分29aと、取付けポスト22と
反対側に位置する側壁28に走行体走行方向に沿う方向
の軸芯Pまわりで上下に揺動操作できるように取り付け
た可動テーブル部分29bとによって構成してある。各
可動テーブル部分29bは、図5に実線で示す如く下降
揺動させて倒伏状態の取り付け姿勢にすると、固定テー
ブル部分29aと面一に並んで物品載置が可能な使用姿
勢になるとともに前記乗降口26を閉じる状態になり、
図5に二点鎖線で示す如く上昇揺動させて起立状態の取
り付け姿勢にすると、乗降口26を開ける状態になるよ
うに構成し、作業時には、テーブル部分29bをドアと
して乗降口26を閉じておけるようにしてある。
【0015】前記側壁28のうちの前記取付けポスト2
2に対向している中央側壁部28aを、作業者が頭や上
半身を搭乗部外に迫り出すことを防止する壁体になるよ
うに搭乗フロア23から屋根部材24に至る状態に形成
するとともに、前記一対のテーブル29,29それぞれ
と前記中央側壁部28aとの間、及び、前記一対のテー
ブル29,29それぞれと前記取付けポスト22との間
に作業用間隙Sを形成してある。前記屋根部材24の4
つの角部に1個ずつ位置するように配置した4個の照明
用電灯36a〜36dで成る照明手段36を昇降部20
に設けるとともに、図6に示すように、作業用通路3
a,3bに収納棚1に対する物品出し入れ作業を行うた
めのものとして設定してある複数の作業用移動位置のう
ちの一つに昇降部20が位置すると、昇降部20の両横
側のうちの一方側に位置する二つの前記作業用間隙S,
Sと二つの照明用電灯36a,36bとがこれらの対向
する収納棚1の複数の収納部1aのうちの1つの収納部
1aに対応し、昇降部20の両横側のうちの他方側に位
置する二つの前記作業用間隙S,Sと二つの照明用電灯
36c,36dとがこれらの対向する収納棚1の収納部
1aのうちの1つの収納部1aに対応するように構成し
てある。すなわち、昇降部20が作業用移動位置に位置
すると、搭乗部21がその両側に位置する収納棚1に作
業用通路3a,3bの長手方向及び上下方向に並べて備
えられている前記複数の収納部1aのうちの1つの収納
部1aに対して二つの作業用間隙Sから手を延ばして物
品を出し入れでき、この物品出し入れを行うに当たっ
て、照明用電灯36a,36b,36c,36dによっ
て照明できるようにしてある。
【0016】図1及び図3に示すように、移送台車30
には、前記一対の走行用レール4,5のうちの一方のレ
ール4の上を走行する前後一対の走行用車輪32a,3
2aと、他方のレール5の上を走行する前後一対の走行
用車輪32a,32bと、これら4つの走行用車輪3
a,3bのうちの1つの車輪32bを駆動する電動走行
モータ33とを備えてあるとともに、スタッカークレー
ン10の走行用車輪11a,11bが走行する単一の走
行レール31、及び、スタッカークレー10の前記一対
の張出アーム15,15それぞれの先端側に付設してあ
るローラ8が乗る載置面を有するクレーン載置部を備え
てある。すなわち、移送台車30は、スタッカークレー
ン10をこれの車輪11a,11bによる走行によって
クレーン載置部に乗せ、走行モータ33によって車輪3
2bを駆動して走行経路6を走行し、走行経路6の一端
側の前記走行用通路3aの端部に隣接する位置に設定し
てあるクレーン乗降位置と、走行経路6の他端側の前記
走行用通路3bの端部に隣接する位置に設定してあるク
レーン乗降位置との一方から他方に移送する。各クレー
ン乗降位置に到達すると、スタッカークレーン10をこ
れの車輪11a,11bによる走行によって走行用通路
3a,3bに降ろす。走行用通路3aに隣接する方の前
記クレーン乗降位置は、前記待機位置と同一の位置に設
定してある。これにより、移送台車30は、スタッカー
クレーン10を、一対の走行用通路3a,3bの一方か
ら他方に移動させたり、走行用通路3a,3bと待機位
置との一方から他方に移動させる。移送台車30がスッ
タカクレーン10を乗せて移送する際、前記ローラ8が
移送台車30の走行用レール5から走行体13の横幅方
向に離れた箇所に当接して受け止め支持され、スタッカ
ークレーン10は横倒れしないように安定よく乗って移
送される。
【0017】図4〜図6に示すように、走行体13の台
車部13aに受信装置37を搭載するとともに一対の位
置センサー38,39を設け、昇降部21の取付けポス
ト22に高さセンサー40を設け、前記搭乗部21の取
付けポスト22の前側に備えられている運転パネル41
に起動スイッチ42を設け、図7に示すように、前記受
信装置37、各センサー38〜40、スイッチ42の夫
々、及び、乗降センサー43に連係させて台車部13a
に搭載してある制御装置44を、スタッカークレーン1
0が備える前記走行モータ12、昇降モータ16及び照
明手段36に連係させてある。前記制御装置44に連係
させて台車部13aの一端側に付設したクレーン側コネ
クター45aと、前記移送台車30の走行モータ33に
連係させてクレーン載置部に固定してある台車側コネク
ター45bとにより、スッタカークレーン10が移送台
車30に乗った際に制御装置44を移送台車30の走行
モータ33に連係させて制御装置44による走行モータ
33の制御を可能にする結合装置45を構成してある。
すなわち、スタッカークレーン10が移送台車30に乗
ると、走行体13の走行による移送台車30への接近に
より、クレーン側コネクター45aが台車側コネクター
45aに自ずと接続する。そして、スタッカークレーン
10が移送台車30から降りる際、走行体13の走行に
よる移送台車30からの離間により、クレーン側コネク
ター45aが台車側コネクター45bから自ずと分離す
る。
【0018】前記受信装置37は、図1に示す如く前記
受渡し部に設置されている指示装置48から光通信方式
によって送信される作業指示を受信し、この受信結果を
制御装置44に出力する。すなわち、次に搬出と搬入の
いずれの作業を行うべきかの作業指示と、この作業は棚
部に4つの収納棚1が形成している複数の収納部1aの
いずれの収納部1aで行うかの作業指示を受信し、この
受信結果を電気信号として制御装置44に出力する。
【0019】起動スイッチ42は、搭乗部21に乗った
作業者に操作されるものであり、操作されると、スタッ
カークレーン10を待機位置から作業用移動位置に向け
て、あるいは、作業用移動位置から待機位置に向けて移
動させるべき運転指令を制御装置44に出力する。
【0020】前記一対の位置センサー38,39のうち
の一方の第1位置センサー38は、走行用通路3a,3
bに固設された検出対象体に作用する透過型光センサー
で成り、走行用通路3a,3bでの走行体13の位置を
検出し、この検出結果を制御装置43に出力する。前記
一対の位置センサー38,39のうちの他方の第2位置
センサー39は、走行経路6に固設された検出対象体に
作用する透過型光センサーで成り、走行経路6での移動
台車30の位置を検出し、この検出結果を制御装置44
に出力する。前記高さセンサー40は、昇降ポスト14
に固設された検出対象体に作用する透過型光センサーで
成り、昇降部20の走行体13に対する上下方向での位
置を検出し、この検出結果を制御装置44に出力する。
【0021】乗降センサー43は、前記クレーン側コネ
クター45aが台車側コネクター45bに接続した際に
はその接続作動によって切り換え操作され、クレーン側
コネクター45aが台車側コネクター45bから分離し
た際にはその分離作動によって切り換え操作されるよう
に前記結合装置45に設けた切り換えスイッチで成り、
両コネクター45a,45bが接続することによってス
タッカークレーン10が移送台車30に乗ったと検出
し、両コネクター45a,45bが分離することによっ
てスタッカークレーン10が移送台車30から降りたと
検出し、各検出結果を制御装置44に出力する。
【0022】制御装置44は、マイクロコンピュータで
成り、前記受信装置37、起動スイッチ42、及び、各
センサー38,39,40,43からの情報と、図8に
示す制御フローとに基づいて自動的に作動するように構
成してある。すなわち、電源が入れられて制御可能状態
になると、ステップ#1において、4つの照明用電灯3
6a〜36dを消灯させることによって照明手段36を
消灯させ、ステップ#2において、受信装置37からの
作業指示を基に、次に物品出し入れを行うべき作業対象
収納部1aが棚部に4つの収納棚1によって形成されて
いる複数の収納棚1のうちのいずれの収納部1aである
かの情報と、その作業対象収納部1aに対する物品の出
し入れができるように昇降部20を位置させるべき作業
用移動位置がいずれの作業用移動位置であるかの情報と
を入力するとともに、次の作業用移動位置を昇降部20
の移動制御の制御目標移動位置として記憶するなど、各
情報を昇降部20の移動制御及び照明手段36の点灯制
御のための情報として管理する。次に、ステップ#3に
移り、起動スイッチ42からの起動指令が入ったか否か
を判断する。起動指令が入ったと判断すると、ステップ
#4〜7に移り、前記各センサー38,39,40,4
3からの情報と、前記した管理情報とに基づいて走行モ
ータ12,33及び昇降モータ16を制御することによ
り、昇降部20を次の作業用移動位置に向けて移動させ
る移動制御を行い、昇降部20が次の作業用移動位置に
到達すると、その移動制御を停止して昇降部20を作業
用移動位置に停止させるとともに、4つの照明用電灯3
6a〜36dを点灯させることによって照明手段36を
点灯させる。次に、ステップ#8に移り、起動スイッチ
42からの起動指令が入ったか否かを判断し、起動指令
が入ったと判断すると、ステップ#9〜11に移り、前
記各センサー38,39,40,43からの情報と、前
記した管理情報とに基づいて走行モータ12,33及び
昇降モータ16を制御することによって昇降部20を待
機位置に向けて移動させる移動制御を行い、昇降部20
が先に停止していた作業用移動位置から予め消灯用距離
として設定してある距離だけ離れると、それまで点灯さ
せていた4つの照明用電灯36a〜36dを消灯させる
ことによって照明手段36を消灯させる。この後、ステ
ップ#12,13に移り、昇降部20が待機位置に到達
したか否かを判断し、待機位置に到達したと判断する
と、昇降部20の移動制御を停止して昇降部20を待機
位置に停止させる。
【0023】すなわち、ステップ#2〜6,8,9,1
2,13によって移動用制御手段46を構成してある。
この移動用制御手段46は、受信装置37からの情報に
より、次に物品の出し入れを行う作業対象収納部1aが
棚部に複数の収納棚1によって形成されている複数の収
納部1aのうちのいずれであるかの管理と、棚部に複数
の収納棚1によって形成されている複数の収納部1aに
対する昇降部20の位置の管理とを行い、昇降部20が
待機位置に位置する際に起動スイッチ42によって起動
指令が出されると、それに伴い、管理情報に基づいて走
行体13の走行、移送台車30の走行、昇降部20の昇
降を制御して昇降部20を作業対象収納部1aに対する
物品の出し入れを行うための作業用移動位置に自動的に
移動させ、昇降部20が作業用移動位置に位置する際に
起動スイッチ42によって起動指令が出されると、それ
に伴い、管理情報に基づいて走行体13の走行、移送台
車30の走行、昇降部20の昇降を制御して昇降部20
を待機位置に自動的に移動させる。
【0024】ステップ#1,2,5,7,10,11に
よって照明制御手段47を構成してある。この照明制御
手段47は、受信装置37からの情報により、次に物品
の出し入れを行う作業対象収納部1aが棚部に複数の収
納棚1によって形成されている複数の収納部1aのうち
のいずれであるかの管理と、棚部に複数の収納棚1によ
って形成されている複数の収納部1aに対する昇降部2
0の位置の管理とを行い、昇降部20が作業対象収納部
1aに到達すると、点灯条件が満たされたとして照明手
段36を自動的に点灯させ、昇降部20が作業対象収納
部1aから離れると、消灯条件が満たされたとして照明
手段36を自動的に消灯させる。
【0025】つまり、物品の出し入れを行うに当たり、
作業者が搭乗部21に乗り、指示装置48から作業指示
が出されると、起動スイッチ42を操作して起動指令を
出す。すると、この起動指令と、受信装置37からの情
報と、各センサー38〜40,43の検出結果とに基づ
く移動用制御手段46の制御作動によって走行体13及
び移動台車30が走行制御されるとともに昇降部20が
昇降制御され、昇降部20が待機位置から、棚部に存在
する複数の収納部1aのうちの物品出し入れ作業を行う
べき作業対象収納部1aに向けて移送される。このと
き、照明制御手段47の制御作動によって照明手段36
が消灯されており、エネルギーの省略を図りながら移送
される。昇降部20がその作業対象収納部1aの前側に
位置する作業用移動位置に到達すると、その作業用移動
位置に自動的に停止し、搭乗部21の作業用間隙Sから
作業用対象収納部1aに手を延ばして作業用対象収納部
1aから物品を取り出したり、作業用対象収納部1aに
物品を収納したりできる。このとき、照明制御手段47
の制御作動によって照明手段36が自動的に点灯し、物
品の出し入れが4つの照明用電灯36a〜36dによる
照明の下で容易に行える。物品の出し入れ作業が終える
と、起動スイッチ42を操作して起動指令を出す。する
と、この起動指令と、各センサー38〜40,43の検
出結果とに基づく移動用制御手段46の制御作動によ
り、走行体13及び移動台車30が走行制御されるとと
もに昇降部20が昇降制御されて昇降部20が作業用移
動位置から待機位置に向けて移送される。このとき、昇
降部20が作業用移動位置から離れると、照明制御手段
47による制御によって照明手段36が自動的に消灯さ
れ、エネルギーの省略を図りながら移送される。昇降部
20が待機位置に到達すると自動的に停止し、収納部1
aから取り出して来た物品を搬出入コンベア35に供給
して搬出したり、搬出入コンベア35によって搬入され
た来た物品を昇降部20に取り入れたりできる。
【0026】〔別の実施形態〕図9は、別の実施形態を
備える物品収納設備を示し、この収納設備における棚
部、スタッカークレーン、移送台車の構造は上記実施形
態のものと同様に構成し、その他の点については次の如
く構成してある。
【0027】作業用通路3a,3bに収納棚1に対する
物品出し入れ作業を行うためのものとして設定してある
複数の作業用移動位置のうちの一つに昇降部20が位置
すると、昇降部20の両横側のうちの一方側に位置する
二つの前記作業用間隙S,Sと二つの照明用電灯36
a,36bとがこれらの対向する収納棚1の複数の収納
部1aのうちの走行用通路3a,3bの長手方向に並ぶ
二つの収納部1a,1aに各別に対応し、昇降部20の
両横側のうちの他方側に位置する二つの前記作業用間隙
S,Sと二つの照明用電灯36c,36dとがこれらの
対向する収納棚1の複数の収納部1aのうちの走行用通
路3a,3bの長手方向に並ぶ二つの収納部1a,1a
に各別に対応するように構成してある。すなわち、昇降
部20が作業用移動位置に位置すると、搭乗部21の4
つの作業用間隙Sが昇降部20の片側に2つずつ位置す
る計4つの収納部1aに対して各別に対応し、搭乗部2
1が4つの収納部1aに対して一つの作業用間隙Sから
手を延ばして物品を出し入れでき、各収納部1aでの物
品出し入れを行うに当たり、4個の照明用電灯36a,
36b,36c,36dのうちの収納部1aに対応する
1個の照明用電灯36a,36b,36c,36dによ
って照明できるようにしてある。
【0028】搭乗部21の前記運転パネル41に作業完
了スイッチ50を設け、図10に示すように、前記作業
完了スイッチ50、受信装置37、第1位置センサー3
8,39、高さセンサー40、起動スイッチ42、乗降
センサー43のそれぞれに連係させて台車部13aに搭
載してある制御装置44を、スタッカークレーン10が
備える前記走行モータ12、昇降モータ16及び照明手
段36に連係させてある。スタッカークレーン10が移
送台車30に乗ると、前記制御装置44が図7に示す結
合装置45と同様に構成した結合装置45を介して移送
台車30の走行モータ33に接続し、この走行モータ3
3の制御装置44による制御が可能になるように構成し
てある。
【0029】受信装置37、起動スイッチ42、第1位
置センサー38、第2位置センサー39、高さセンサー
40、乗降センサー43のそれぞれは、図4及び図7に
示す受信装置37、起動スイッチ42及び各センサー3
8,39,40,43と同様に構成してある。
【0030】作業完了スイッチ50は、収納部1aに対
する物品の出し入れが完了した際に作業者が操作するも
のであり、操作されると、作業完了の情報を制御装置4
4に出力する。
【0031】制御装置44は、マイクロコンピュータで
成り、前記受信装置37、各スイッチ42,50、及
び、各センサー38,39,40,43からの情報と、
図11及び図12に示す制御フローとに基づいて自動的
に作動するように構成してある。すなわち、電源が入れ
られて制御可能状態になると、ステップ#1において、
4つの照明用電灯36a〜36dを消灯させることによ
って照明手段36を消灯させ、ステップ#2において、
受信装置37からの作業指示を基に、次に物品出し入れ
を行うべき作業対象収納部1aが棚部に4つの収納棚1
によって形成されている複数の収納棚1のうちのいずれ
の収納部1aであるかの情報と、その作業対象収納部1
aに対する物品の出し入れができるように昇降部20を
位置させるべき作業用移動位置がいずれの作業用移動位
置であるかの情報とを入力するとともに、次の作業用移
動位置を昇降部20の移動制御の制御目標移動位置とし
て記憶するとか、一つの作業用移動位置で複数の収納部
1aに対する物品の出し入れを行う場合には、その複数
の物品出し入れ作業を行わせるための収納部順序を設定
するとともに記憶するなど、各情報を昇降部20の移動
制御及び照明制御のための情報として管理する。次に、
ステップ#3に移り、起動スイッチ42からの起動指令
が入ったか否かを判断する。起動指令が入ったと判断す
ると、ステップ#4〜7に移り、前記各センサー38,
39,40,43からの情報と、前記した管理情報とに
基づいて走行モータ12,33及び昇降モータ16を制
御することにより、昇降部20を次の作業用移動位置に
向けて移動させる移動制御を行い、昇降部20が次の作
業用移動位置に到達すると、その移動制御を停止して昇
降部20を作業用移動位置に停止させるとともに、照明
制御を行う。次に、ステップ#8に移り、起動スイッチ
42からの起動指令が入ったか否かを判断し、起動指令
が入ったと判断すると、ステップ#9〜11に移り、前
記各センサー38,39,40,43からの情報と、管
理情報とに基づいて走行モータ12,33及び昇降モー
タ16を制御することによって昇降部20を待機位置に
向けて移動させる移動制御を行い、昇降部20が待機位
置に到達したと判断すると、昇降部20の移動制御を停
止して昇降部20を待機位置に停止させる。
【0032】前記ステップ#7での照明制御は、図12
に示す如く行われる。すなわち、ステップ#71におい
て、次に物品出し入れを行うべきものとして指定された
作業対象収納部1aが有るか否かを判断する。一つの作
業用移動位置で複数の収納部1aに対する物品の出し入
れを行わせる場合、作業完了の情報が入力されると、そ
の情報入力の前に指定していた作業対象収納部1aに替
えてこの旧作業対象収納部1aの次に作業するべきもの
として設定されている新たな作業対象収納部1aが指定
されるように、作業完了の情報が入力される都度、指定
される作業対象収納部1aが更新される。最大4つの作
業対象収納対象部1aが順次に指定される。指定された
作業対象収納部1aが有ると判断すると、ステップ#7
2に移り、その指定作業対象収納部1aに4個の照明用
電灯36a〜36dのうちの第1電灯36aが対応する
か否かを判断する。第1電灯36aが対応すると判断し
た場合、ステップ#73〜75において、第1電灯36
aを点灯させるとともに作業完了スイッチ50からの作
業完了情報が入ったか否かを判断し、作業完了の情報が
入ったと判断すると、第1電灯36aを消灯させてステ
ップ#71に戻る。ステップ#72において指定作業対
象収納部1aに第1電灯36aが対応しないと判断した
場合、ステップ#76に移り、指定作業対象収納部1a
に4個の照明用電灯36a〜36dのうちの第2電灯3
6bが対応するか否かを判断する。第2電灯36bが対
応すると判断した場合、ステップ#77〜79におい
て、第2電灯36bを点灯させるとともに作業完了スイ
ッチ50からの作業完了情報が入ったか否かを判断し、
作業完了の情報が入ったと判断すると、第2電灯36b
を消灯させてステップ#71に戻る。ステップ#76に
おいて指定作業対象収納部1aに第2電灯36bが対応
しないと判断した場合、ステップ#80に移り、指定作
業対象収納部1aに4個の照明用電灯36a〜36dの
うちの第3電灯36cが対応するか否かを判断する。第
3電灯36cが対応すると判断した場合、ステップ#8
1〜83において、第3電灯36cを点灯させるととも
に作業完了スイッチ50からの作業完了情報が入ったか
否かを判断し、作業完了の情報が入ったと判断すると、
第3電灯36cを消灯させてステップ#71に戻る。ス
テップ#80において指定作業対象収納部1aに第3電
灯36cが対応しないと判断した場合、ステップ#84
に移り、指定作業対象収納部1aに4個の照明用電灯3
6a〜36dのうちの第4電灯36dが対応するか否か
を判断する。第4電灯36dが対応すると判断した場
合、ステップ#85〜87において、第4電灯36dを
点灯させるとともに作業完了スイッチ50からの作業完
了情報が入ったか否かを判断し、作業完了の情報が入っ
たと判断すると、第4電灯36dを消灯させてステップ
#71に戻る。
【0033】すなわち、ステップ#2〜6,8,9,1
0,11によって移動用制御手段46を構成してある。
この移動用制御手段46は、受信装置37からの情報に
より、次に物品の出し入れを行う作業対象収納部1aが
棚部に複数の収納棚1によって形成されている複数の収
納部1aのうちのいずれであるかの管理と、棚部に複数
の収納棚1によって形成されている複数の収納部1aに
対する昇降部20の位置の管理とを行い、昇降部20が
待機位置に位置する際に起動スイッチ42によって起動
指令が出されると、それに伴い、管理情報に基づいて走
行体13の走行、移送台車30の走行、昇降部20の昇
降を制御して昇降部20を作業対象収納部1aに対する
物品の出し入れを行うための作業用移動位置に自動的に
移動させ、昇降部20が作業用移動位置に位置する際に
起動スイッチ42によって起動指令が出されると、それ
に伴い、管理情報に基づいて走行体13の走行、移送台
車30の走行、昇降部20の昇降を制御して昇降部20
を待機位置に自動的に移動させる。
【0034】ステップ#1,2,5,7によって照明制
御手段51を構成してある。この照明制御手段51は、
受信装置37からの情報により、次に物品の出し入れを
行う作業対象収納部1aが棚部に複数の収納棚1によっ
て形成されている複数の収納部1aのうちのいずれであ
るかの管理と、棚部に複数の収納棚1によって形成され
ている複数の収納部1aに対する昇降部20の位置の管
理とを行い、昇降部20が作業対象収納部1aに到達す
ると、点灯条件が満たされたとして、複数の照明用電灯
36a〜36dから1つの電灯を選択して点灯するよう
に、作業の完了情報が入力されると、消灯条件が満たさ
れたとして消灯するように照明手段36を制御する。す
なわち、昇降部20が作業用移動位置に位置した際の作
業対象収納部1aが1つだけの場合、昇降部20がその
作業用移動位置に到達すると、複数の照明用電灯36a
〜36dのうちのその作業対象収納部1aに対応する電
灯のみが点灯するように、照明用電灯36a〜36dを
選択して点灯させ、その後、作業完了の情報が入力され
ると、消灯させる。そして、昇降部20が作業用移動位
置に位置した際の作業対象収納部1aが複数有る場合、
昇降部20がその作業用移動位置に到達すると、複数の
作業対象収納部1aのうちの最初に作業するべきものと
して順序設定されている作業対象収納部1aに対応する
照明用電灯のみが点灯し、その後、作業完了情報が入力
されると、それまで点灯していた照明用電灯36a〜3
6dが消灯するとともに次に作業するべきものとして順
序設定されている作業対象収納部1aに対応する照明用
電灯36a〜36dが点灯するように、照明用電灯36
a〜36dを選択して点灯させ、その後、全ての作業対
象収納部1aに対する作業が完了されて作業完了の情報
が入力されると、全ての照明用電灯36a〜36dが消
灯するように消灯させる。
【0035】制御装置44に連係させた表示手段52
を、昇降部20の取付けポスト22の前面側に取り付け
た状態で搭乗部21に設けてある。図13に示すよう
に、表示手段52には、第1表示部52aと、第2表示
部52bと、第3表示部52cとを備えさせてある。そ
して、4個の収納棚1に前記搬出入コンベア35に最も
近くに位置するものから順に棚番号Xを付与し、各収納
棚1において、複数の収納部1aが収納棚1の上下方向
に並んで成る収納部縦列に走行経路6に最も近くに位置
するものから順に縦列番号Yを付与するとともに、複数
の収納部1aが収納棚1の左右方向に並んで成る収納部
横列に最も低レベルに位置するものから順に横列番号Z
を付与し、制御装置44が受信装置37からの情報に基
づいて次に物品出し入れを行うべき作業対象収納部1a
を管理すると、表示手段52が制御装置44からの管理
情報に基づいて自動的に表示作動し、次の昇降部20を
移動させるべき作業用移動位置を次の如く表示する。第
1表示部52aにより、作業対象収納部1aが存在する
作業対象収納棚1の前記棚番号Xをこれに該当する数字
Aによって表示し、第2表示部52bにより、作業対象
収納部1aが存在する収納部縦列の前記縦列番号Yをこ
れに該当する数字Bによって表示し、第3表示部52c
により、作業対象収納部1aが存在する収納部横列の横
列番号Zをこれに該当する数字Cによって表示するよう
に構成してある。そして、昇降部20が1つの作業用移
動位置に位置した際に搭乗部21が複数の作業対象収納
部1aに対応する場合、作業完了スイッチ50が操作さ
れ、作業完了情報が入力されて制御装置44が管理する
次の作業対象収納部1aが更新されると、その都度、表
示手段52も各表示部52a〜52cによる表示内容を
更新し、制御手段44が管理する次の作業対象収納部1
aに対応する前記棚番号X、縦列番号Y、横列番号Zを
表示するように構成してある。つまり、移動制御手段4
6が次に物品出し入れを行うべき作業対象収納部1aが
棚部に4つの収納棚1によって形成されている複数の収
納棚1のうちのいずれの収納部1aであるかの管理を
し、その管理情報に基づいて昇降部20をその作業対象
収納部1aに対する物品出し入れを行わせるべく何処の
作業用移動位置に移動させるかの運転情報と、制御装置
44が作業完了情報を入力されるに伴って更新して管理
する次の作業対象収納部1aがいずれの収納部1aであ
るかの作業情報が表示手段52によって表示され、昇降
部20が作業用移動位置に到達して物品の出し入れを行
う際、表示手段52によって得た情報を基に、物品を出
し入れするべき収納部1aを他の収納部1aと間違わな
いように正しく選択して作業することを可能にしてあ
る。
【0036】つまり、物品の出し入れを行うに当たり、
作業者が搭乗部21に乗り、指示装置48から作業指示
が出されると、起動スイッチ42を操作して起動指令を
出す。すると、この起動指令と、受信装置37からの情
報と、各センサー38〜40,43の検出結果とに基づ
く移動用制御手段46の制御作動によって走行体13及
び移動台車30が走行制御されるとともに昇降部20が
昇降制御され、昇降部20が待機位置から、棚部に存在
する複数の収納部1aのうちの物品出し入れ作業を行う
べき作業対象収納部1aに向けて移送される。このと
き、照明制御手段51の制御作動によって照明手段36
が消灯されており、エネルギーの省略を図りながら移送
される。昇降部20がその作業対象収納部1aの前側に
位置する作業用移動位置に到達すると、その作業用移動
位置に自動的に停止し、搭乗部21の作業用間隙Sから
作業用対象収納部1aに手を延ばして作業用対象収納部
1aから物品を取り出したり、作業用対象収納部1aに
物品を収納したりできる。このとき、照明制御手段51
の制御作動によって4個の照明用電灯36a〜36bの
うちの作業用対象収納部1aに対応する1つの電灯が自
動的に点灯し、物品の出し入れが照明用電灯36a〜3
6dによる照明の下で容易に行える。複数の作業用対象
収納部1aが存在する場合、点灯した電灯36a〜36
dに対応する作業対象収納部1aに対する物品の出し入
れを完了する毎に作業完了スイッチ50を操作し、作業
完了情報を入力する。すると、照明制御手段51の作用
により、次の作業対象収納部1aに対応する電灯36a
〜36dが自動的に点灯し、その作業用対象収納部1a
に対する物品の出し入れ作業を照明下で容易に行える。
作業完了スイッチ50を操作してもいずれの電灯36a
〜36dも点灯しなくなると、起動スイッチ42を操作
して起動指令を出す。すると、この起動指令と、各セン
サー38〜40,43の検出結果とに基づく移動用制御
手段46の制御作動により、走行体13及び移動台車3
0が走行制御されるとともに昇降部20が昇降制御され
て昇降部20が作業用移動位置から待機位置に向けて移
送される。このとき、照明制御手段51による制御によ
って照明手段36の全ての電灯36a〜36dが消灯さ
れており、エネルギーの省略を図りながら移送される。
昇降部20が待機位置に到達すると自動的に停止し、収
納部1aから取り出して来た物品を搬出入コンベア35
に供給して搬出したり、搬出入コンベア35によって搬
入された来た物品を昇降部20に取り入れたりできる。
【0037】尚、上記したいずれの実施形態の物品収納
設備においても、走行体13が第1走行用通路3aや第
2走行用通路3bに位置する際、走行体13の台車部1
3aに付設してある集電装置55が走行用通路3a,3
bに固設してある給電トロリ56に接触し、この給電ト
ロリ56から駆動電力を受け、制御装置44を介して走
行モータ12及び昇降モータ16に供給する。そして、
走行体13が移送台車30に乗った際には、台車部13
aが備える前記集電装置55が移送台車30に設けてあ
る給電トロリ57に接触することと、移送台車30に付
設してある集電装置58が走行経路6に固設してある給
電トロリ59に接触していてこの給電トロリ59から駆
動電力を受入れて台車側の給電トロリ57に供給するこ
ととにより、走行経路6の給電トロリ59からの駆動電
力を制御装置44を介して走行モータ33に供給する。
【0038】〔その他の実施形態〕
【0039】上記した如く、昇降部20が作業対象収納
部1aに到達したことを点灯条件とし、昇降部20が作
業対象収納部1aから離れたことを消灯条件とするよう
に構成した照明制御手段47や、昇降部20が作業対象
収納部1aに到達したことを点灯条件とし、作業完了の
情報が入力されたことを消灯条件とするように構成した
照明制御手段51に替え、昇降部20が作業対象収納部
1aに近接すると、照明手段36を点灯させるように構
成した照明制御手段を採用して実施してもよい。すなわ
ち、照明制御手段を構成するに当たり、昇降部20が作
業対象収納部1aに到達したことと、作業対象収納部1
aに接近したこととのいずれか一方を点灯条件として採
用し、昇降部20が作業対象収納部1aから離れたこと
と、作業完了情報が入力されたこととのいずれか一方を
消灯条件として採用すれば、エネルギーの省略を図りな
がら作業用照明が行えるという目的を達成できるのであ
り、いずれの点灯条件と消灯条件とを採用して実施して
もよいのである。
【0040】移動制御手段としては、上記実施形態の如
く昇降部20を一つの作業用移動位置に移動させた後に
は、他の作業用移動位置に移動させないで待機位置に戻
すように制御する手段を採用する他、昇降部20を複数
の作業用移動位置に移動させてから待機位置に戻すよう
に制御する手段を採用して実施してもよい。
【0041】前記照明用電灯36a〜36dに替え、光
源からの光を光ケーブルによって所定の箇所に導いて照
明する照明器などを採用して実施してもよいのであり、
これら電灯、照明器などを総称して照明部と呼称する。
【0042】走行用通路を3本以上形成する物品収納設
備や、走行用通路が2本でも収納棚を通路間にだけ設け
るなど、収納棚が4個以外である物品収納設備にも本発
明は適用できる。また、各収納棚を収納棚が並列する方
向に移動自在に設け、各収納棚を移動させて物品を出し
入れすべき所定の収納棚を選択し、その選択した収納棚
の前側に走行用通路を形成するように構成する物品収納
設備にも本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品収納設備の平面図
【図2】物品収納設備の正面図
【図3】スタッカークレーンの移送台車による移送状態
を示す平面図
【図4】スタッカークレーン全体の斜視図
【図5】昇降部の正面図
【図6】搭乗部の平面図
【図7】移動制御と照明制御とのブロック図
【図8】制御フロー図
【図9】別の実施形態を備える物品収納設備における搭
乗部の平面図
【図10】別の実施形態を備える物品収納設備における
移動制御と照明制御とのブロック図
【図11】別の実施形態を備える物品収納設備における
制御フロー図
【図12】別の実施形態を備える物品収納設備における
制御フロー図
【図13】表示手段の説明図
【符号の説明】
1 収納棚 1a 収納部 3a,3b 走行用通路 13 走行体 20 昇降部 21 搭乗部 36 照明灯 36a,36b,36c,36d 照明部 46 移動制御手段 47,51 照明制御手段 52 表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/04 525 B65G 1/04 531

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降部を昇降駆動自在に備える走行体
    が、入出庫作業用の走行用通路を駆動走行自在に設けら
    れ、 前記走行用通路の長手方向及び上下方向に並べて複数の
    収納部を備える収納棚が設けられ、 前記昇降部が、前記収納部に対する物品出し入れを行う
    作業者の搭乗部を備えている物品収納設備であって、 前記昇降部に、前記作業者による前記収納部に対する物
    品の出し入れのために照明する照明手段が設けられ、 前記複数の収納部のうちで、次に物品の出し入れを行う
    作業対象収納部がいずれであるかの管理、及び、前記複
    数の収納部に対する前記昇降部の位置の管理をして、そ
    れらの管理情報に基づいて、点灯条件が満たされると点
    灯作動させ、消灯条件が満たされると消灯作動させるよ
    うに、前記照明手段の照明作動を制御する照明制御手段
    設けられ、 前記照明制御手段が、前記作業対象収納部に対して前記
    昇降部が接近又は到達すると、前記点灯条件が満たされ
    たとして、前記照明手段を点灯し、前記作業対象収納部
    に対して前記昇降部が離れると又は前記作業対象収納部
    に対する作業の完了情報が入力されると、前記消灯条件
    が満たされたとして消灯するように構成されている 物品
    収納設備。
  2. 【請求項2】 前記搭乗部が、前記昇降部を前記作業対
    象収納部に対応する作業用移動位置に位置させたとき
    に、複数の収納部に対して物品の出し入れができるよう
    に構成され、 前記照明手段が、前記昇降部を作業用移動位置に位置さ
    せたときにおいて作業者が物品の出し入れが可能になる
    複数の収納部の夫々に対応させて、複数の照明部を備え
    るように構成され、 前記照明制御手段が、複数の照明部のうちの作業対象収
    納部に対応する照明部を選択して点灯させるように、前
    記照明手段の照明作動を制御するように構成されている
    請求項1記載の物品収納設備。
  3. 【請求項3】 前記複数の収納部のうちで、次に物品の
    出し入れを行う作業 対象収納部がいずれであるかの管
    理、及び、前記複数の収納部に対する前記昇降部の位置
    の管理をして、それらの管理情報に基づいて、起動指令
    が指令されるに伴って前記昇降部を前記作業対象収納部
    に対応する作業用移動位置に移動させるように、前記走
    行体を走行並びに前記昇降部の昇降を制御する移動用制
    御手段が設けられている請求項2記載の物品収納設備。
  4. 【請求項4】 前記複数の収納部のうちで、次に物品の
    出し入れを行う作業対象収納部がいずれであるかの管理
    をして、前記昇降部を前記作業対象収納部に対応する作
    業用移動位置に移動させるための運転情報を表示する表
    示手段が設けられている請求項2記載の物品収納設備。
JP36076697A 1997-12-26 1997-12-26 物品収納設備 Expired - Fee Related JP3468342B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36076697A JP3468342B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 物品収納設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36076697A JP3468342B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 物品収納設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11189308A JPH11189308A (ja) 1999-07-13
JP3468342B2 true JP3468342B2 (ja) 2003-11-17

Family

ID=18470830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36076697A Expired - Fee Related JP3468342B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 物品収納設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3468342B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008090511A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Shinko Electric Co Ltd 搬送システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11189308A (ja) 1999-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1741644B1 (en) Article storage facility
JPH1087020A (ja) 収納棚用の搬出入設備
JP3468342B2 (ja) 物品収納設備
CN113734674A (zh) 穿梭车上下架装置、方法、仓储系统及维护方法
JPH028106A (ja) 自動保管検索装置
JP3428887B2 (ja) 物品収納設備
JP3485154B2 (ja) 物品入出庫装置
JP2007182277A (ja) スタッカークレーンおよび物品収納設備
JP3377082B2 (ja) 物品入出庫装置
JP5305080B2 (ja) 物品収納設備
JPH11199018A (ja) 物品収納設備
JP3476054B2 (ja) 物品収納設備
JP2001019117A (ja) 搬送装置
JP3562438B2 (ja) 荷積みシステム
JP2827760B2 (ja) 移動棚使用の自動倉庫
JP3478374B2 (ja) 物品収納設備
JP2004035150A (ja) 物品保管設備
JPH11189314A (ja) 物品収納設備
JP2897835B2 (ja) リフト装置付水平循環駐車装置及び搬器
JP3465777B2 (ja) 物品収納設備
JP3428911B2 (ja) 物品保管設備
JPH01317910A (ja) 物品仕分け設備の運行方法
JP3351504B2 (ja) 物品収納設備
JP2004307079A (ja) 自動倉庫
JPH05213414A (ja) 棚設備

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees