JP3468243B2 - 昇降装置 - Google Patents
昇降装置Info
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- JP3468243B2 JP3468243B2 JP51656294A JP51656294A JP3468243B2 JP 3468243 B2 JP3468243 B2 JP 3468243B2 JP 51656294 A JP51656294 A JP 51656294A JP 51656294 A JP51656294 A JP 51656294A JP 3468243 B2 JP3468243 B2 JP 3468243B2
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- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
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- E04G11/06—Forms, shutterings, or falsework for making walls, floors, ceilings, or roofs for walls, e.g. curved end panels for wall shutterings; filler elements for wall shutterings; shutterings for vertical ducts
- E04G11/20—Movable forms; Movable forms for moulding cylindrical, conical or hyperbolical structures; Templates serving as forms for positioning blocks or the like
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Description
向に延びる少なくとも1つの取付レールとの間に相対運
動を生じさせる少なくとも1つの直線駆動装置を有し、
もって直線駆動装置と取付レールとの間の接続が、少な
くとも1つの回動可能なロック部材を呈する、互いに離
隔して配置された昇降ヘッドによって行われ、且つロッ
ク部材と協働する取付レールと昇降ヘッドとの間の相対
運動の間、取付レール上のロック部材の経路内にあるロ
ックカムを有し、もってロック部材は一方向における相
対運動の間ロックカム上を越えて持ち上げられ、他の方
向における移動時には、1つの昇降ヘッドが取付レール
に密に適合して接続されてこの相対運動を妨げるように
ロックカムと突き合い、他の昇降ヘッド上ではロックカ
ムに打ち勝つ相対運動が行われる自己昇降装置に関す
る。
の作業ステップにおいては取付レール上の足場部分を持
ち上げ、他の作業ステップにおいては足場部分に相対的
に取付レールを引き揚げる直線駆動装置、例えば液圧式
駆動装置が足場上に設けられる場合、クレーンを必要と
しない。
自己昇降装置においては、直線駆動装置と取付レールと
の間の接続は、2つの離隔した支持歯を呈する、互いに
離隔して配置された回動可能な爪によって行われる。支
持歯は爪と取付レールとの間の相対運動の間、1つの方
向における移動時にはロックカムを越えて持ち上げられ
る一方、他の方向における移動時にはロックカムと突き
合い、この相対運動の後、1つの爪が密に適合してロッ
クするように取付レールに接続され、一方他の爪はロッ
クカムに打ち勝つ相対運動を実行する。
たり望ましい状態でロックカムを通過しないことがあ
る。これにより個々の構成要素の故障に至ったり実際に
ロックカムに爪が係合しないことが生じ、昇降装置は十
分に安全ではない。
し且つより安全にすることが本発明の主要な目的であ
る。
制御部材と回動可能なロック部材とを呈し、制御曲線が
取付レールと昇降ヘッドとの間の相対運動の間、取付レ
ール上の制御部材の経路内に設けられ、制御部材とロッ
ク部材とは、他の方向における移動時には、ロック部材
がロックカムに突き合うように、ロック部材が制御曲線
により制御部材を介して回転させられるように互いに連
結されることにより達成される。
やスイッチ無しに機能し、特に要件と荷重に適合し且つ
破損を受けにくいロック部材駆動装置を設けることによ
り、可能な限り広範な安全性を保証するという利点を有
する。
時には制御曲線によってロックカムを越えて持ち上げら
れ、他の方向における移動時にはロックカムと突き合う
ので、ロック部材は密に適合して係合保持され、従って
同様に故障を起こし得るばねが不要となる。
動の全長にわたって伸長する自己昇降装置に適する。一
方もしこの装置を取付レールと足場部分が交互に引き揚
げられる昇降足場に用いるならば、取付けレールの高さ
は作業区間の高さの2倍より多少大きい値を執り、もっ
て本発明による装置は一方向の移動においてのみでなく
反対方向の移動においても完全に機能する。従って本発
明の一実施例においては、昇降ヘッドは2つの反対の移
動方向に有効なロック部材を呈する。
少なくとも2つの異なった角度位置において互いに連結
されることができ、1つの角度位置は移動コンソールの
持ち上げに関連し、他の角度位置は取付レールの持ち上
げに関連するように構成することができる。
ロックカムの経路に係合し、この経路内においてロック
部材は、制御曲線によって制御部材を介してロック部材
に移動される係合運動により保持固定されることが保証
される。このようにして、移動コンソールは例えば区間
分だけ取付レール上で引き揚げられ得るだけでなく、同
様な方法で区間分だけ引き下げることもできる。
成可能である。
は共通の軸を中心に回転可能な状態で配置される。これ
により、例えば、1つの連結位置でも他の連結位置でも
同一面上にあり且つ連結が一体的に機能するようにボル
トを挿入し得る両部材の穴によって、両部材の特に単純
な連結が容易となる。
は板状に形成され、互いに隣接して配置される。
セグメント形状の縁部を呈し、前記連結は2つの部材の
うち一方に取付けられ、半径方向に移動可能で且つ他方
の部材の縁部に配置されたキャッチ(catch)と協働す
るボルトを呈するように構成することもできる。
き、唯一の重要な点は、制御部材と制御曲線が制御曲線
からロック部材への正確な動きを密に適合した状態で移
動することである。
関して半径方向に延びる2つのアームを呈し、1つの連
結位置においては一方のアームが、他の連結位置におい
ては他方のアームがロックカムの経路内に突出する。
して半径方向に延びる2つのアームを呈し、その一方が
制御曲線と協働する。
する曲線で形成可能である。しかしながら、本発明の一
実施例においては、制御曲線は複数の個別の曲線部分を
呈し、これらの曲線部分は取付レールの長さに沿って配
置され、且つロックカムの経路へのロック部材の最深の
係合点に対応する位置において、移動方向に平行に延び
る部分を呈する。
らなるこの部分の長さが、制御部材の両アームが曲線部
分上の1つの角度位置にあるときの2点の間の間隔にほ
ぼ対応し、従って1つの角度位置において制御部材の両
アームがこの直線部分上にあるように改良することも可
能である。
られた自己昇降装置によって引き揚げられる作業架台を
備える足場と、移動可能な足場の部分が同時に機能し得
る2つ以上の昇降装置によって引き揚げられる足場と共
に用いることもできる。昇降ヘッドは例えば貨物エレベ
ータ等の他の昇降装置にも設けることができ、該ヘッド
により取付レールは互いに上下に配置された2つの作業
位置に沿って伸長できるだけでなく、例えば多数階建の
倉庫の貨物エレベータ用に、移動コンソールによって移
動する全長にわたって伸長できる。本発明の昇降ヘッド
はまた、斜め方向に移動するエレベータ等にも設けるこ
とができ、その場合交互に係合するロック部材を用いた
制御曲線による強制制御が昇降装置において有利であ
る。
わされた本発明の実施例の下記の説明から導き出すこと
ができる。本発明の実施例において個々の特徴を個別に
または集合的に用いることができる。
施例の断面図を示す。
築物の壁1のコンクリートを打った部分に埋設されてい
る。足場用シュー4,5が固定用ボルト2,3に取付けられ、
この固定用ボルト2,3はコンクリート部分の高さに対応
する間隔で互いに上下に配置され、取付レール6が高さ
の調節可能な足場用シュー内に案内され、該取付レール
はI字型の横断面を呈する。足場用シュー4はレール6
のみを案内するが、これにより、足場用シュー5は取付
装置を呈し、該取付装置により全体が7で示される昇降
足場が壁1に取付け可能となる。昇降足場7は、壁に面
する端部に移動コンソール9を有する作業用架台8を呈
し、この移動コンソール9内を取付レール6が案内さ
れ、移動コンソール9は足場用シュー5の取付装置内に
懸架固定され得る。一階分の高さを有する1つ以上の型
枠部材10が、壁1に直角に作業用架台8上で変位可能な
状態で案内される。
(通常の鉄筋は図示せず)にある型枠部材10を示す。作
業用架台8上方の先導架台11が昇降足場内に示され、作
業用架台8の下方には後続架台12が示される。図示の実
施例において、昇降足場9の次のコンクリート部分への
上昇は複数のステップに亘って行われる。即ち、昇降足
場7を持ち上げるために設けられた直線駆動装置13は図
示の実施例においては、1ストロークが一階分の高さよ
りかなり小さい液圧シリンダによって実現されるからで
ある。しかしながら、スピンドル駆動装置、チェーン又
はベルト駆動装置、ラック駆動装置、又は他の装置を直
線駆動装置として設けることができ、これらの駆動装置
はかなりより大きなストローク、一例としては昇降足場
7をコンクリート部分の全長だけ、例えば一階分の高さ
だけ、単一の作業ステップで持ち上げるストロークを容
易なものとする。
ッド16上に位置し、取付レール6と協働する。昇降ヘッ
ド15は液圧駆動装置13の上方端に位置し、同様に取付レ
ール6と協働し、該昇降ヘッド15には移動コンソール9
も取付られている。
ンクリート壁の部分が打たれて完成すると直ちに、コン
クリートが硬化した後に型枠部材10は除去される。固定
用ボルト17は新しく打ちこまれたコンクリート部分に既
に埋設されており、該ボルト17は足場用シューの取付に
役立つ。
昇降ヘッドは取付レール6のI字型断面の一方の脚19に
囲繞して係合するハウジング18を呈する。ロックカム2
1,29はレール6の縦方向の中央平面において壁1と反対
方向に面するI字型断面の前面20上に互いに離隔して配
置され、移動方向に向いたその側面は、前面20に直角に
延びる。ロック部材24はロックカム21,29の経路内に配
置され、ハウジング内18にボルト25を中心に回動可能に
支持され、2つの放射状のアーム26,27を呈し、各アー
ムは、取付レール6と昇降ヘッド14との相対移動の間、
ボルト25上のロック部材24の回転位置に応じて、上方の
ロックカム21の前面22に着座するか、或いは図2に示さ
れるように上方の昇降ヘッドを上方向に移動する時に次
の下方のロックカム29の前面28に着座する。
て互いに離隔して配置され、横方向には、ロックカム2
1,28に間隔をもって隣接し、相対運動の方向に向いた曲
線部材30の側面は上昇カーブ31,32を呈する。取付レー
ルと反対方向に向いた面33は前面20と平行に延びる。曲
線部材30とロックカム21,29は、取付レール上に互いに
相対した高さで変位して配置される。
に回動可能に支持された制御部材34を呈し、該制御部材
34も同様に2つの放射状に延びるアーム35,36を呈す
る。図2及び3に示すような中間位置において、2つの
アーム35,36は面33上を滑動する。面33は両アーム35,36
が面33上に同時に着座できるほど十分に長い。
かつ独立してボルト25上に回転可能な状態で支持され
る。連結ボルト38は取付レール6と反対方向に面する制
御部材34の一部分上にその延長部37内で縦方向に変位可
能な状態で取付けられ、該連結ボルト38のロック部材24
と対向する内側端部39はロック部材24の周部に刻設され
たキャッチ40と協働する。連結ボルト38の端部39は図示
しない押圧ばねによりロック部材24の縁部に対して押圧
される。ボルト25に係合するフォーク端42,44は、ピス
トンロッド16を下方の昇降ヘッド14に取付けるか、或い
は作業用架台8の移動コンソール9又は該コンソール9
に取付られた液圧シリンダを上方の昇降ヘッド15に取付
ける取付部材の一部を成す。
ト25が2つの外側ハウジング壁41でのみ支持されるのに
対し、上方の昇降ヘッド15においては2つの中間ハウジ
ング壁43が外側ハウジング壁41とロック部材24との間に
追加して設けられているという点でのみ下方の昇降ヘッ
ド14と相異する。この中間ハウジング壁43は、移動コン
ソール9に転移された足場荷重をロック部材24と取付レ
ール6又は足場用シュー5へと向けるように作用する。
能な状態で取付られる。該キャッチボルト46はその前端
においてばね荷重を受けたボールを呈し、該ボールはロ
ック部材24の縁部の凹部にスナップ嵌め係合して制御部
材及びロック部材を保持し、制御部材及びロック部材
は、例えばロックカム29及び曲線部材30上を移動中は、
制御部材及びロック部材が執る特別の回転位置におい
て、少ない量の力で連結ボルト38によって互いに剛固に
接続される。
は、足場用シュー4,5への輸送レール6の取付けが最初
に解除され、作業架台8に接続されている移動コンソー
ル9は足場用シュー5に固着したままとなる。次に液圧
シリンダ13が作動されると、ピストンロッド16の下端に
取付けられ取付レール6と係合する昇降ヘッド14が取付
レール6と共に上方に、液圧シリンダ13のストロークに
より許容される範囲で変位される。これにより取付レー
ル6はこの移動を可能にする昇降ヘッド15を通って滑動
する一方、ロック部材24のアーム26はロックカムの後方
の下方の上昇ヘッド14に係合し、取付レールを上方に押
圧する。取付レール6は、次に再び足場用シュー4,5内
に固定され、ピストンロッド16が再び作動され、これに
よりロック部材24のアーム26がその経路に沿って配置さ
れたロックカム21上を通過し、再びピストンロッド16の
下方端位置でロックカムの下部に係合する。これにより
取付レール6は再び壁から解放され、ピストンロッド16
の液圧シリンダ13内への引込みの間、再び1ストローク
の長さだけ引き上げられる。この行程は、取付レール16
が1コンクリート部分だけ引き揚げられ、壁内の上方に
配置された更なる取付部品内に取付けられるまで繰り返
される。コンクリート部分の高さが3mで液圧シリンダの
ストロークが60cmとすれば、この行程は取付レールを持
ち上げるために5回繰り返される。次に、図1に選択さ
れた図示において、取付レール6はその下端で足場用シ
ュー4の近傍に着座し、その上端が足場用シュー5より
十分上方にあるように突出しているので、昇降足場7は
壁に取付られている支持レール6に沿って1コンクリー
ト部分だけ変位され得る。
レール6のロックカム21,29の一方に支持されるように
切り替えられる。次に、移動コンソール9の足場用シュ
ー5への取付けは解除され、液圧シリンダ13が駆動さ
れ、そのとき取付レール6に沿って上方向に滑動する上
方の昇降ヘッド15は移動コンソール9を従って液圧シリ
ンダ13を上方向に押圧する。ピストンロッド16が外方位
置にあるとき、移動コンソール9従って昇降足場7は壁
に取付けられ、ピストンロッド16は再びシリンダ13内に
導入され、これにより昇降ヘッドの切り替えの後、取付
レール16に従ってロックカム21,29の経路内に係合した
ロック部材24のアーム27はその平滑な下側表面45により
ロックカム21,29上を滑動する。
合には、移動コンソール9の取付けは再び解除され、こ
れにより足場はロックカムに支持されたロック部材24の
アーム27により上昇ヘッド14,15に支持される。ピスト
ンロッド16は次に再び駆動されて外部に引き出され、こ
れにより移動コンソール9、足場、液圧シリンダ13は、
1ストローク長だけ上方に駆動され、ロックカム21,29
の経路内に係合している上方の昇降ヘッド15のロック部
材24のアーム27はロック部材24の平坦な下側表面45でロ
ックカム21,29上を滑動する。
ち上げられるまで続けられ、その後、補強作業及び他の
準備作業に引き続き、型枠部材10を再び成形面に位置決
めし、コンクリートをこの部分に打ちこめるように取り
付ける。
チ40への係合により定められる、図2に示すロック部材
24と制御部材34の位置において、制御部材34のアーム35
は未だ曲線部材30の上側面33に位置し、ロック部材24の
アーム27は取付レール6の脚19の前面20に隣接するよう
にアーム35により押圧される。この位置において、取付
レール6は足場用シュー4,5内に固定される一方、移動
コンソール9の足場用シュー5への取付けは解除され、
移動コンソール9は取付レール6に沿って変位可能にさ
れる。この図2の位置において、取付レール6は既に前
の作業ステップにおいて図1に示した位置の上方に輸送
されたと仮定する。このとき液圧シリンダ13を作動する
と、昇降ヘッド14は図2及び5に示す位置より少し下方
に、ロック部材24のアーム27がロックカム29の上側外面
23上に着座して下方の昇降ヘッド14を支持するまで移動
する。次いで、取付レール6が壁に剛固に接続されてい
ることにより、液圧シリンダ13は矢印44の方向に上方に
移動し、従ってシリンダは上方の昇降ヘッド15とこれに
接続された移動コンソールを上方向に取付レール6に沿
って変位させる。ロック部材24と制御部材34の位置は昇
降ヘッド15内と昇降ヘッド14内で同じである。即ち、昇
降ヘッド15でも連結ボルト38はロック部材24の同じキャ
ッチ40に係合するからである。この上昇運動の間、ロッ
ク部材24の平坦な下側表面45は次の高い位置にあるロッ
クカム上に斜めに着座するが、上方の昇降ヘッド15はそ
れにもかかわらずこのロックカム上を通過する。即ち、
ロックカム21について図2から分るように、ロック部材
24はアーム27がロックカム21の上側表面上を滑動可能と
なるまで反時計方向に幾分回転するからである。制御部
材34はこの回転運動の間妨害とならない。即ち、そのア
ーム35はロックカムと曲線部材間の垂直方向の変位によ
り関連する曲線部材30からすでに離隔しており、制御部
材34がその回転運動を行うことができるからである。足
場7のこの上昇の間、足場7は、下方の昇降ヘッド14上
に、且つロックカム29に隣接するアーム27を介して取付
レール6上に支持され、この取付レール6は上述したよ
うにこの移動の間は足場用シュー4,5内に固定され、従
って壁1内に支持されている。
位置にある足場用シューに懸架固定される。ピストンロ
ッド16は次に、前の作業ステップで昇降ヘッドによりシ
リンダ13が引き揚げられた状態で該シリンダ内に移動さ
せられる。この復帰ストロークにおいて、下方の昇降ヘ
ッド14は上方の昇降ヘッド15と同様にしてロックカム上
を通過する。次いで、移動コンソールは再び壁1から解
放され、これによりピストンロッドを駆動して引き出す
と、下方の昇降ヘッド14上に支持されていた移動コンソ
ールは再び1ストローク長だけ引き揚げられる。複数の
作業ステップに引き続いて足場が上端位置に到達し壁に
取付られた時、ロック部材24を、連結ボルト38を緩める
ことにより、制御プレート35に相対的に回転させ、連結
ボルト38が図5のロック部材24の最低位置のキャッチ40
に係合するようにする。このようにして、図3に示した
位置において、制御部材34のアーム36は反時計方向に下
方に移動させられるので、該アーム36は、次の曲線部材
30の上昇面31と突き合う時はロック部材24と制御部材34
の互いに連結したプレートを反時計方向に回動させ、こ
れによりアーム26が取付レール6の前面20上に沿って案
内され、下方の昇降ヘッド14を更に持ち上げる時は、ロ
ックカムの前面22に着座し、また昇降ヘッド14を更に引
き揚げることによって取付レール6を上方に持ちあげ
る。これにより、液圧シリンダ13の上端は上方の昇降ヘ
ッド15の上方にあり、移動コンソール9は壁に剛固に接
続される。
新しい位置において、取付レール6は再び対応する足場
用シューに固定され、ピストンロッド16は復帰ストロー
クにおいて(例えば荷重なしに)駆動されて引き出され
る。上述の取付レールの持ち上げ行程がその後繰り返さ
れる。
は再び解除され、ロック部材24及び制御部材34は、連結
ボルト38が再び図3の最上部のキャッチ40に係合するよ
うに、互いに対して回動されて両部材が図3に示す相対
位置をとるようにされる。次いで、移動コンソール9は
それまで取付けられていた足場用シューから解放され、
下方の昇降ヘッドを現在壁に取付られている取付レール
上に再び支持しているシリンダ13を作動させることによ
り新しい一連の作業行程が導入され、上方の昇降ヘッド
15を足場7と共に上方に変位させる。
昇降ヘッド15が壁に取付けられた状態での2つの昇降ヘ
ッド内の連結を、連結ボルト38が最低位置にあるキャッ
チに係合するように調節してロック部材24のアーム26を
反時計方向に回動させ、これによりアーム26は、取付レ
ール6が下降のために足場用シューから解放されると直
ぐに下方の外側表面22に係合する。ピストンロッド16を
外側に位置させると取付レール6は下方の昇降ヘッド14
と共に下方に移動する。次いで取付レール6をそれ自体
壁に取付け、復帰ストロークに続いてこの作業ステップ
が繰り返される。取付レール6が最低位置にある場合
は、昇降ヘッド内の連結を再び切り替え、上方の昇降ヘ
ッド15を壁から解放し、ピストンロッド16を再び駆動さ
れて引き込み、これにより上方の昇降ヘッド15に接続さ
れた足場7は液圧シリンダ13のストロークだけ下降させ
られる。
9を壁内の固定用ボルトに取付けることができる。しか
しながら、ストロークが60cmの場合は固定用ボルトを壁
内に60cmの間隔で設けることが必要であるが、このよう
なことはこれらの中間ステップにおいて移動コンソール
9が取付レール6のみに取付られている時は避けられ
る。従って固定用ボルトは1階分の高さに相当する間隔
でのみ、昇降足場7が引き揚げられた最終位置で懸架さ
れ且つ輸送レール6が引き揚げられた位置に案内された
時取付けられる足場用シュー内に必要である。本実施例
においては、このことも同様に液圧シリンダ13のストロ
ークの大きさの個々のステップに亘って行われる。
合する場合、複数の液圧シリンダ13が当該分野で公知の
装置により互いに連結され、これにより液圧シリンダ13
の精密且つ同時的移動が保証される。
同じ大きさの直線駆動装置を用いた実施例によっても実
現可能である。これにより、昇降ヘッドの連結の切り替
えの間のステップは省略される。
Claims (11)
- 【請求項1】少なくとも1つの移動コンソール(9)
と、変位の方向に延びる少なくとも1つの取付レール
(6)との間に相対運動を生じさせる少なくとも1つの
直線駆動装置(13)を有し、もって該直線駆動装置(1
3)と前記取付レール(6)との間の接続が、それぞれ
少なくとも1つの回動可能なロック部材(24)を有し、
且つ互いに離隔して該直線駆動装置(13)に配置された
第1昇降ヘッド(14)及び第2昇降ヘッド(15)によっ
て行われ、且つ前記ロック部材(24)と協働する前記取
付レール(6)と前記昇降ヘッドとの間の相対運動の
間、前記取付レール(6)上の前記ロック部材(24)の
経路内にあるロックカム(29)を有し、もって前記ロッ
ク部材(24)は一方向における相対運動の間前記ロック
カム(29)を越えて持ち上げられ、他の方向における移
動時には、一方の昇降ヘッドが前記取付レール(6)に
より密に適合して接続されてこの相対運動を妨げるよう
に前記ロックカム(29)と突き合い、他方の昇降ヘッド
上では前記ロックカムを越える相対運動が行われる自己
昇降装置において、 前記昇降ヘッド(14,15)が回動可能な制御部材(34)
と回動可能なロック部材(24)とを有し、制御曲線が前
記取付レールと前記昇降ヘッドとの間の相対運動の間、
前記取付レール上の前記制御部材(34)の経路内に設け
られ、前記制御部材(34)と前記ロック部材(24)と
は、他の方向における移動時には、前記ロック部材(2
4)が前記ロックカム(29)に突き合うように、前記ロ
ック部材(24)が前記制御曲線により前記制御部材(3
4)を介して回転させられるように互いに連結されるこ
とを特徴とする自己昇降装置。 - 【請求項2】前記昇降ヘッドは2つの反対の移動方向に
作用するロック部材を有することを特徴とする請求の範
囲第1項記載の装置。 - 【請求項3】前記制御部材(34)と前記ロック部材(2
4)は少なくとも2つの異なる角度位置で互いに連結可
能であり、もって、1つの角度位置は移動コンソールの
変位運動に関連し、他の角度位置は前記取付レールの変
位運動に関連することを特徴とする請求の範囲第1項又
は第2項記載の装置。 - 【請求項4】前記ロック部材(24)と前記制御部材(3
4)は、共通の軸を中心に回転可能に配置されることを
特徴とする請求の範囲第1項又は第2項記載の装置。 - 【請求項5】前記ロック部材(24)と前記制御部材(3
4)は板状に形成されていることを特徴とする請求の範
囲第4項記載の装置。 - 【請求項6】前記ロック部材(24)又は前記制御部材
(34)は、円形セグメント形状の縁部を有し、前記連結
は前記2つの部材の一方に取付られたばね荷重ボルトと
しての連結ボルト(38)によりなされ、該連結ボルト
(38)は前記他方の部材の縁部に配設されたキャッチ
(40)と協働することを特徴とする請求の範囲第4項又
は第5項記載の装置。 - 【請求項7】前記ロック部材(24)は前記回動軸(25)
に関して放射状に延びるアーム(26,27)を有し、1つ
の連結位置において一方のアームが、他の連結位置にお
いて他方のアームが前記ロックカム(29)の前記経路内
に突出することを特徴とする前記各請求の範囲の1つに
記載の装置。 - 【請求項8】前記制御部材(34)は前記回動軸(25)に
関して放射状に延びる2つのアーム(35)(36)を有
し、移動方向の前方に配された前記アームは前記制御曲
線と協働することを特徴とする先行する請求の範囲の1
つに記載の装置。 - 【請求項9】前記制御曲線は前記取付レール(6)の長
さに沿って配置された複数の個別の曲線部材(30)を有
し、該個別の曲線部材は前記取付レール(6)と反対方
向に面した面(33)上に、移動方向に平行に延びる部分
を有することを特徴とする前記各請求の範囲の1つに記
載の装置。 - 【請求項10】前記面(33)の長さは、前記2つのアー
ム(35)(36)が前記曲線部材(30)上にあるときの2
点の間の間隔に相当することを特徴とする請求の範囲第
9項記載の装置。 - 【請求項11】前記昇降ヘッド(14,15)は前記連結ボ
ルト(38)に加えて、ハウジング(18)内に縦方向に変
位可能な状態で案内され且つロックカム(29)又は曲線
部材(30)上を通過するときに前記回転軸(25)に対し
て特定の角度位置で前記両部材(24及び34)を保持する
キャッチボルト(46)を有することを特徴とする請求の
範囲第6項記載の装置。
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