JP3467776B2 - 自動車の下部構造 - Google Patents

自動車の下部構造

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JP3467776B2 JP2002151560A JP2002151560A JP3467776B2 JP 3467776 B2 JP3467776 B2 JP 3467776B2 JP 2002151560 A JP2002151560 A JP 2002151560A JP 2002151560 A JP2002151560 A JP 2002151560A JP 3467776 B2 JP3467776 B2 JP 3467776B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の下部構造に係
わり、特に側部から荷重に対して剛性を向上させた自動
車の下部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車の下部構造として、例え
ば、実開平3−85278号公報に示されているよう
に、フロアをフロントフロアとリアフロアとにより一体
的に構成し、このフロントフロアの後縁とリアフロアの
前縁とでトンネル部の両側で車幅方向に延びる一対の閉
断面構造部分を形成し、この一対の閉断面構造部分の内
側端部がトンネル部に接合されたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の自動車の
下部構造によれば、トンネル部の変形を抑えることがき
でると共に剛性を向上させることができるので側部から
荷重に対しても有効である。このように、上記の公報に
記載された自動車の下部構造は、側部から荷重に対して
有効なものであるが、さらに剛性を向上させると共に軽
量化を図る必要性がが依然として存在している。
【0004】そこで本発明は、従来からの要請に基づい
てなされたものであり、側部から荷重に対して剛性を向
上させると共にフロアパネルの下部における種々の機器
の配置の自由度を大きくした自動車の下部構造を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、車体の左右に配置された一対のフロント
フレームの後端に接続された左右一対のフロアフレーム
と、これらのフロアフレームの上部に設けられたフロア
パネルを備え、このフロアパネルがフロアフレームの外
側にそれぞれ配置され車体の前後方向に延びるサイドシ
ルに結合された自動車の下部構造であって、フロアパネ
ルの車体の前後方向の中間部に車幅方向に延びると共に
凸設したトンネル部が形成され、このトンネル部の下方
に左右一対のフロアフレームが車体の前後方向に延びる
ように配置され、トンネル部におけるフロアパネルの側
部にサイドシルが結合され、フロアパネルのトンネル部
の内部で且つ左右一対のフロアフレームの間に車両の機
器が配置されていることを特徴としている。
【0006】このように構成された本発明においては、
フロアパネルの車体の前後方向の中間部に車幅方向に延
びると共に凸設したトンネル部が形成され、このトンネ
ル部におけるフロアパネルの側部にサイドシルが結合さ
れているので、車幅方向の剛性すなわち側部からの荷重
に対する剛性が向上する。また、トンネル部の下方に左
右一対のフロアフレームが車体の前後方向に延びるよう
に配置され、さらに、フロアパネルのトンネル部の内部
で且つ左右一対のフロアフレームの間に車両の機器を配
置することにより、トンネル部の内部の空間を有効に利
用でき、フロアパネル下部における種々の機器の配置の
自由度を大きくすることができる。
【0007】また、本発明において、好ましくは、トン
ネル部の内部に配置される車両の機器は、サイレンサで
ある。また、本発明において、好ましくは、サイレンサ
は、プリサイレンサ及びメインサイレンサを含む。ま
た、本発明において、好ましくは、フロアパネルのトン
ネル部の下部にトンネル部を前後方向に連結する部材を
取り付け、この部材により4WDシャフトのジョイント
を支持する。さらに、本発明において、好ましくは、さ
らに、シートフレームを設け、このシートフレームの前
方部をフロアパネルのトンネル部の立ち上がり部に取り
付けると共にその後方部をピラー間を接続するフレーム
部材に取り付ける。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について添
付図面を参照して説明する。図1は、本発明の自動車の
下部構造の一実施形態を示す斜視図である。この図1に
示すように、1はエンジンルーム内を車体の前後方向に
延びる一対のフロントフレームであり、このフロントフ
レーム1の後端には、車幅方向に拡がると共に車体の前
後方向に延びる一対のフロアフレーム2が溶接により一
体的に接続されている。このフロアフレーム2の後端に
は、トランクルーム内に延びる一対のリアフレーム4
が、同様に溶接により一体的に接続されている。これら
の一対のフロントフレーム1、フロアフレーム2及びリ
アフレーム4は、車幅方向に延びる以下の複数のクロス
メンバにより一体的に結合されている。具体的に説明す
ると、フロントフレーム1はその前端部をNo.1クロスメ
ンバ6で後端部をダッシュロアークロスメンバ8で、フ
ロアフレーム2はその略中央部をNo.2クロスメンバ10
で後端部をNo.3クロスメンバ12で、リアフレーム4は
その略中央部をNo.4クロスメンバ14 で、それぞれ結合
されている。
【0009】フロアフレーム2の上端部には、フロアパ
ネル16の下面が結合されており、フロアパネル16の
上部にシートが取り付けられる。このフロアパネル16
の車体の前後方向の中間部には、車幅方向に延びると共
に凸設したトンネル部18が形成されており、このフロ
アパネル16のトンネル部18の形成に伴い、フロアパ
ネル16のトンネル部18が結合されるフロアフレーム
2の中間部2aも同様に、フレームの高さが大きくなる
ように形成されている。
【0010】一対のフロアフレーム2の外側には、それ
ぞれサイドシル20が車体前後方向に延びるように設け
られている。このサイドシル20は、サイドシルインナ
22とサイドシルアウタ24とにより閉断面26(図3
参照)を形成するように構成されている。即ち、フロア
フレーム2の前方に位置する部分2bでサイドシル20
の前方部が結合され、その後方がフロアフレーム2、フ
ロアパネル16及びサイドシルインナ22により閉断面
32(図3及び図4を参照)を形成するように、サイド
シル20が配置されている。
【0011】次に、フロアフレーム2、リアフレーム
4、フロアパネル16及びサイドシル20とにより形成
される閉断面について、図2乃至図5を参照して具体的
に説明する。図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3
は図1のB−B線に沿う断面図、図4は図1のC−C線
に沿う断面図、及び図5は図1のD−D線に沿う断面図
である。
【0012】図2に示すように、A−A線で示す部分に
おいては、フロアフレーム2の上端部には、フロアパネ
ル16の下面が結合されており、このフロアパネル16
の側端部には、サイドシルインナ22及びサイドシルア
ウタ24が接続されており、さらに、サイドシルインナ
22とサイドシルアウタ24とにより閉断面26が形成
されている。ここで、28はサイドシルアウタ24の外
側に取り付けられたサイドシルガーニッシュであり、3
0は、サイドシル20の上方に位置するドアである。
【0013】図3に示すように、B−B線で示す部分に
おいては、フロアフレーム2の上端部には、フロアパネ
ル16の下面が結合されており、このフロアパネル16
の側端部には、サイドシルインナ22及びサイドシルア
ウタ24が接続されている。ここで、フロアフレーム
2、フロアパネル16及びサイドシルインナ22により
閉断面32が形成され、さらにその外側に、サイドシル
インナ22とサイドシルアウタ24とにより閉断面26
が同様に形成されている。
【0014】図4に示すように、C−C線で示す部分
は、フロアパネル16に上述したトンネル部18を形成
した部分であり、そのため、フロアフレーム2が、高さ
方向が大きく形成された中間部2aを形成しおり、この
中間部2aの上端部には、フロアパネル16の下面が結
合されており、このフロアパネル16の側端部には、サ
イドシルインナ22及びサイドシルアウタ24が接続さ
れている。ここで、フロアフレーム2、フロアパネル1
6及びサイドシルインナ22により形成された閉断面3
2は、トンネル部18で閉断面32aの分だけ上方に拡
大して形成されている。さらに、サイドシルインナ22
とサイドシルアウタ24とにより形成された閉断面26
も、同様に、トンネル部18で閉断面26aの分だけ上
方に拡大して形成されている。なお、閉断面32には、
剛性をさらに向上させるため車幅方向にレインフォース
メント34が取り付けられている。
【0015】図5に示すように、D−D線で示す部分に
おいては、フロアフレーム2の上端部には、フロアパネ
ル16の下面が結合されており、このフロアパネル16
の側端部には、サイドシルインナ22及びサイドシルア
ウタ24が接続されている。ここで、フロアフレーム
2、フロアパネル16及びサイドシルインナ22により
閉断面32が形成され、さらにその外側に、サイドシル
インナ22とサイドシルアウタ24とにより閉断面26
が同様に形成されている。
【0016】このように構成された本発明の実施形態に
おいては、先ず、フロアパネル16の車体の前後方向の
中間部に、車幅方向に延びると共に凸設したトンネル部
18を形成し、さらに、このフロアパネル16のトンネ
ル部18の形成に伴い、フロアパネル16のトンネル部
18が結合されるフロアフレーム2の中間部2aも同様
にフレームの高さが大きくなるように形成している。こ
の結果、フロアパネル16のトンネル部18がクロスメ
ンバと同様に機能し、車幅方向の剛性即ち側部から荷重
に対する車体の剛性を向上させることができる。
【0017】また、フロアフレーム2の外側にサイドシ
ル20を車体前後方向に延びるように設けると共にフロ
アフレーム2、フロアパネル16及びサイドシルインナ
22により閉断面32を形成することにより、上記フロ
アパネル16のトンネル部18と共に、さらに、車幅方
向の剛性即ち側部から荷重に対する車体の剛性を向上さ
せることができる。
【0018】また、フロアフレーム2、フロアパネル1
6及びサイドシルインナ22により形成された上記閉断
面32をフロアパネル16のトンネル部18で閉断面3
2aの分だけ上方に拡大して形成しているため、側部か
ら荷重に対する車体の剛性をさらに向上させることがで
きる。さらに、サイドシル20自体が、サイドシルイン
ナ22とサイドシルアウタ24とにより閉断面26を形
成すると共に、フロアパネル16のトンネル部18で閉
断面26aの分だけ上方に拡大して形成しているため、
側部から荷重に対する車体の剛性をさらに向上させるこ
とができる。
【0019】上述したようにフロアパネル16にはトン
ネル部18が形成されているが、このトンネル部18を
有効に利用することにより、フロアパネル16の上部及
び下部における種々の機器の配置の自由度を大きくする
ことができる。以下この点について説明する。図6は、
フロアパネルのトンネル部を上方から見た平面図、図7
は図6の正面図である。これらの図6及び図7に示すよ
うに、フロアパネル16のトンネル部18の内部にプリ
サイレンサ34及びメインサイレンサ36が車幅方向に
配置されている。さらに、これらのプリサイレンサ34
及びメインサイレンサ36は、マウントラバー38を介
してサイレンサ支持ブラケット40によりフロアフレー
ム42に取り付けられている。ここで、フロアフレーム
42は、図1に示されたフロアフレーム2とは異なるタ
イプであり、トンネル部18の部分のみサイドシル20
と接続されるように構成されている。これらのプリサイ
レンサ34及びメインサイレンサ36は、排気通路の一
部に取り付けられるものであり、従来は、別の場所に車
体前後方向に配置されていた。しかしながら、本実施形
態においては、フロアパネル16のトンネル部18の内
部を有効に利用することにより、従来必要であったプリ
サイレンサ34及びメインサイレンサ36を配置するた
めの空間が不要となり、その分車室内の空間を広くする
ことができる。
【0020】図8は、シートスライドレールを取り付け
たフロアパネルのトンネル部を示す斜視図である。図8
に示すように、フロアパネル18のトンネル部16の上
部には、シートスライドレール44が取り付けられてお
り、このシートスライドレール44にシート(図示せ
ず)が直接取り付けられる。この実施形態においては、
フロアパネル18のトンネル部16を利用することによ
り、シートに必要な高さを確保することができるため、
従来必要であったシートをフロアパネル上に取り付ける
ためのシートブラケットを不要とすることができる。
【0021】図9は、4WDシャフトのジョイントを支
持する支持ブラケットを取り付けたフロアパネルのトン
ネル部を示す平面図、図10は図9の側面図、図11は
図9の正面図である。図9乃至図11に示すように、フ
ロアパネル16のトンネル部18の下部には、トンネル
部18を前後方向に連結する支持ブラケット45を取り
付け、この支持ブラケット45により4WDシャフト4
6のジョイント48を支持するようにしている。このよ
うに、フロアパネル16のトンネル部18を利用して、
支持ブラケット45を設けたため、この支持ブラケット
45により4WDシャフト46のジョイント48を支持
することが可能となり、さらに、フロアパネル16の車
体前後方向の曲げ剛性を確保することができる。
【0022】図12は、フロアパネルのトンネル部にシ
ートを取り付けた状態を示す正面図、図13は図12の
側面図である。図12及び図13に示すように、シート
50の下部には、車体の前後方向にシートフレーム52
が取り付けられている。一方、サイドシル20の上部に
は、サイドシル20に対して垂直方向に伸びるセンタピ
ラー54が車体の両側に設けられている。さらに、これ
らの両側のセンタピラー54間には、車幅方向にフレー
ム部材56が接続されている。上記シートフレーム52
の前方部52aが、フロアパネル16のトンネル部18
の立ち上がり部に取り付けられ、さらに、シートフレー
ム52の後方部52bがセンタピラー54間を接続する
フレーム部材56に取り付けられている。この実施形態
においては、シートフレーム52の前方部52aが剛性
の大きなトンネル部18の立ち上がり部に取り付けら
れ、さらにその後方部52bも同様に剛性が大きなセン
タピラー54間を接続するフレーム部材56に取り付け
られている。このため、シートフレーム52の取付剛性
が向上する。
【0023】上述したように、図1乃至図5に示される
実施形態は、フロアフレーム2をサイドシル20に接続
すると共にフロアパネル16にトンネル部18を形成し
たものであるが、本発明は、この実施形態に限らず、フ
ロアフレーム2をサイドシル20に接続することなく単
にフロアパネル16にトンネル部18を形成するもので
あってもよい。以下この本発明の他の実施形態について
説明する。
【0024】図14は、本発明の自動車の下部構造の他
の実施形態を示す斜視図である。また図15は図14の
E−E線に沿う断面図、図16は図14のF−F線に沿
う断面図である。図14に示すように、60はフロアパ
ネルであり、このフロアパネル60の車体の前後方向の
中間部には、車幅方向に延びると共に凸設したトンネル
部62が形成されている。フロアパネル60の外側に
は、それぞれサイドシル64が車体前後方向に延びるよ
うに接続されている。このサイドシル64は、サイドシ
ルインナ66とサイドシルアウタ68とにより閉断面7
0を形成するように構成されている。ここで、サイドシ
ル64は、図15に示すようにE−E線で示す部分にお
いては、サイドシルインナ66とサイドシルアウタ68
とにより閉断面70が形成されており、一方、図16に
示すF−F線で示す部分では、サイドシルインナ66と
サイドシルアウタ68とにより形成された閉断面70
が、トンネル部62で閉断面70aの分だけ上方に拡大
して形成されている。
【0025】このように構成された実施形態において
は、先ず、フロアパネル60の車体の前後方向の中間部
に、車幅方向に延びると共に凸設したトンネル部62を
形成し、さらに、このフロアパネル60の外側に車体の
前後方向に延びるサイドシル64が結合されている。こ
のトンネル部62が剛性の向上に寄与し、側部からの荷
重に対する車体の剛性を向上させることができる。さら
に、サイドシル64自体が、サイドシルインナ66とサ
イドシルアウタ68とにより閉断面70を形成すると共
に、フロアパネル60のトンネル部62で閉断面70a
の分だけ上方に拡大して形成しているため、側部から荷
重に対する車体の剛性をさらに向上させることができ
る。
【0026】この図14乃至図16に示された実施形態
においても、上記の実施形態と同様に、トンネル部62
を利用し、プリサイレンサ及びメインサイレンサの配
置、シートスライドレールの取り付け、4WDシャフト
のジョイントの支持、シートの取り付け等適用すること
が可能である。この図14乃至図16で示された実施形
態においては、サイドシル64の閉断面70をフロアパ
ネル60のトンネル部62で上方に拡大して形成するよ
うにしているが、本発明は、これに限定されず、サイド
シルの閉断面が一定で変化しないタイプのものも含まれ
る。このような実施形態を図17に示す。
【0027】図17は、本発明の自動車の下部構造の他
の実施形態を示す斜視図である。この図17に示すよう
に、80は、フロアパネルであり、このフロアパネル8
0の車体の前後方向の中間部には、車幅方向に延びると
共に凸設したトンネル部82が形成されている。このフ
ロアパネル80のトンネル部82の外側には、それぞれ
サイドシル84が車体前後方向に延びるように設けら
れ、このサイドシル84は、サイドシルインナ86とサ
イドシルアウタ88とにより閉断面90を形成するよう
に構成されている。ここで、サイドシル84の閉断面9
0は、フロアパネル80のトンネル部82においても、
大きさが一定であり変化しない。
【0028】このように構成された実施形態において
も、同様に、フロアパネル80の車体の前後方向の中間
部に、車幅方向に延びると共に凸設したトンネル部82
を形成し、さらに、このフロアパネル80の外側に車体
の前後方向に延びるサイドシル84が結合されている。
この結果、このトンネル部82が剛性の向上に寄与し、
側部からの荷重に対する車体の剛性を向上させることが
できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動車の下
部構造によれば、側部から荷重に対して剛性を向上させ
ることができ、さらに、フロアパネルの下部における車
両の種々の機器の配置の自由度を大きくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車の下部構造の一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図1のC−C線に沿う断面図である。
【図5】図1のD−D線に沿う断面図である。
【図6】フロアパネルのトンネル部を上方から見た平面
図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】シートスライドレールを取り付けたフロアパネ
ルのトンネル部を示す斜視図である。
【図9】4WDシャフトのジョイントを支持する支持ブ
ラケットを取り付けたフロアパネルのトンネル部を示す
平面図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】図9の正面図である。
【図12】フロアパネルのトンネル部にシートを取り付
けた状態を示す正面図である。
【図13】図12の側面図である。
【図14】本発明の自動車の下部構造の他の実施形態を
示す斜視図である。
【図15】図14のE−E線に沿う断面図である。
【図16】図14のF−F線に沿う断面図である。
【図17】本発明の自動車の下部構造の他の実施形態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フロントフレーム 2 フロアフレーム 16,60,80 フロアパネル 18,62,82 トンネル部 20,64,84 サイドシル 22,66,86 サイドシルインナ 24,68,88 サイドシルアウタ 26,26a,70,90 閉断面 32,32a 閉断面 34 プリサイレンサ 36 メインサイレンサ 44 シートスライドレール 45 支持ブラケット 46 4WDシャフト 48 ジョイント 52 シートフレーム 54 センタピラー 56 フレーム部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水戸 敏世 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 原崎 隼次 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 古沢 透 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−42875(JP,U) 実開 平4−124515(JP,U) 実開 昭64−30889(JP,U) 実開 平2−98079(JP,U) 実開 平1−103483(JP,U) 実開 平2−56780(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の左右に配置された一対のフロント
    フレームの後端に接続された左右一対のフロアフレーム
    と、これらのフロアフレームの上部に設けられたフロア
    パネルを備え、このフロアパネルが上記フロアフレーム
    の外側にそれぞれ配置され車体の前後方向に延びるサイ
    ドシルに結合された自動車の下部構造であって、 上記フロアパネルの車体の前後方向の中間部に車幅方向
    に延びると共に凸設したトンネル部が形成され、このトンネル部の下方に上記左右一対のフロアフレーム
    が車体の前後方向に延びるように配置され、 上記トンネル部におけるフロアパネルの側部に上記サイ
    ドシルが結合され、 上記フロアパネルのトンネル部の内部で且つ上記左右一
    対のフロアフレームの間に車両の機器が配置されている
    ことを特徴とする自動車の下部構造。
  2. 【請求項2】 上記車両の機器はサイレンサである請求
    項1記載の自動車の下部構造。
  3. 【請求項3】 上記サイレンサはプリサイレンサ及びメ
    インサイレンサを含む請求項2記載の自動車の下部構
    造。
  4. 【請求項4】 上記フロアパネルのトンネル部の下部に
    トンネル部を前後方向に連結する部材を取り付け、この
    部材により4WDシャフトのジョイントを支持するよう
    にした請求項1記載の自動車の下部構造。
  5. 【請求項5】 さらにシートフレームを設け、このシー
    トフレームの前方部を上記フロアパネルのトンネル部の
    立ち上がり部に取り付けると共にその後方部をピラー間
    を接続するフレーム部材に取り付けた請求項1記載の自
    動車の下部構造。
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