JP3466920B2 - ウォーム減速機付き小型モータ - Google Patents

ウォーム減速機付き小型モータ

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JP3466920B2
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功 澁谷
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    • C10MLUBRICATING COMPOSITIONS; USE OF CHEMICAL SUBSTANCES EITHER ALONE OR AS LUBRICATING INGREDIENTS IN A LUBRICATING COMPOSITION
    • C10M125/00Lubricating compositions characterised by the additive being an inorganic material
    • C10M125/26Compounds containing silicon or boron, e.g. silica, sand
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウォーム減速機付き
小型モータにかかり、特に、自動車のパワーウインド等
を駆動するのに使用されるウォーム減速機付き小型モー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】ウォーム減速機付き小型モータ(以下、
モータと記載)は、自動車のパワーウインド,電動サン
ルーフ等を駆動するのに従来から広く使用されている。
モータはモータ部とウォーム減速機とを有しており、モ
ータ部の出力をウォーム減速機を介して出力する。ウォ
ーム減速機のウォームギヤを潤滑する潤滑剤(主とし
て、グリース)には、耐摩耗性に優れているものが使用
される。
【0003】ところで、自動車の窓ガラスの開閉動作を
行うパワーウインドに使用されるモータには、防犯安全
上、窓ガラスに開方向の外力が加えられてもモータが逆
転しないような耐逆転性が求められる。一般に自動車は
広範囲の温度(たとえば、−30℃ないし80℃)で使
用されるので、パワーウインド等のモータには、この使
用温度範囲で常に耐逆転性を有していることが要求され
る。
【0004】従来は、一般的な耐摩耗性の潤滑剤は種々
提案されているが、ウォームギヤの耐逆転性を配慮した
潤滑剤についての提案はほとんどなかった。すなわち、
ウォームギヤに従来の潤滑剤を使用した場合、使用温度
が変化するとギヤ伝達効率は大きく変化していた。その
ため、ある使用温度では外力により自動車の窓ガラスが
外部から開けられてしまう可能性があり、防犯安全性の
点で不都合が生じる。この不都合を解消するためには、
最悪の使用温度条件でも常に耐逆転性を維持できるよう
なギヤ伝達効率にする必要がある。そこで、従来のモー
タでは、第一にウォームの進み角を極端に小さくする
か、または、第二にモータ内部にブレーキ装置を内蔵す
るか、または、第三にギヤの噛み合い歯面を梨地状に荒
らす表面処理を施して摩擦係数を大きくする等の対策を
とって、耐逆転性を維持するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
一の対策のようにウォームの進み角を小さくすると、ウ
ォームの外径寸法が必然的に大きくなるので、モータ全
体の小型化が困難であった。前記第二の対策のようにブ
レーキ装置を設けると、モータの部品点数と組立工数が
増加してコストアップになっていた。前記第三の対策
は、本出願人にかかる特許であるが(特許番号第263
6958号)、噛み合い歯面の摩擦係数を大きくするた
めの表面処理およびその維持管理が必要であった。この
ように、第一ないし第三の対策では、使用温度範囲で常
に耐逆転性を維持するためにギヤ伝達効率を低下させて
いるため、モータの小型化が困難であった。また、温度
特性に難点があった。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、ウォーム減速機付き小型モータにお
けるトルクの伝達と耐逆転性の確保を両立させ、且つ、
これを低温時から高温時においても満足させることがで
きるウォーム減速機付き小型モータを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明にかかるウォーム減速機付き小型モータは、
モータ部にウォーム減速機が取付けられ、前記モータ部
の出力を前記ウォーム減速機で減速して出力するウォー
ム減速機付き小型モータにおいて、前記ウォーム減速機
のウォームギヤを潤滑する潤滑剤は、基油にシリカ微粒
子が添加混合され、このシリカ微粒子が約3ないし約1
0重量%配合されており、且つ、−30℃ないし80℃
でギヤ伝達効率がほぼ一定である。
【0008】なお、前記シリカ微粒子の粒径は約7ない
し約40nmであるのが好ましい。また、前記シリカ微
粒子が添加された前記潤滑剤には、油性向上剤,増粘
剤,固体潤滑剤および増ちょう剤のうち少なくとも一種
が添加混合されているのが好ましい。
【0009】好ましくは、前記油性向上剤は、ソルビタ
ンエステルおよびポリ共重合エステルから少なくとも一
つ選択され、前記増粘剤は、ポリイソブチレン,ポリブ
テン,低分子ポリエチレン,ポリブタジエンおよびポリ
メタアクリレートからなる群から少なくとも一つ選択さ
れ、前記固体潤滑剤は、メラミン樹脂,シリコーン樹
脂,パラフィンワックスおよびフッ素樹脂からなる群か
ら選択され、前記増ちょう剤は、リチウム石鹸,ベント
ナイトおよびポリウレア樹脂からなる群から選択される
ことが好ましい。
【0010】前記シリカ微粒子が添加された前記潤滑剤
には、前記油性向上剤,前記増粘剤,前記固体潤滑剤お
よび前記増ちょう剤のうち少なくとも一種が約0.2な
いし約20.0重量%添加混合されているのが好まし
い。なお、前記基油は、低温特性,耐樹脂性および金属
腐食特性に優れる炭化水素系合成油または鉱物油である
のが好ましい。前記ウォーム減速機は自動車のパワーウ
インドまたは電動サンルーフを駆動するのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
の一例を図1ないし図8を参照して説明する。ウォーム
減速機付き小型モータは、たとえば、自動車の窓ガラス
を自動的に開閉するパワーウインド、車体の天井部に取
付けられる電動サンルーフなど自動車用電装機器を駆動
するアクチュエータ等に使用される。
【0012】図1はパワーウインドの概略構成を示す説
明図、図2はウォーム減速機付き小型モータの正面図
で、一部を断面で示している。図1では、ウォーム減速
機付き小型モータ(モータ)1をパワーウインド2に使
用した場合を示している。図1および図2に示すよう
に、パワーウインド2において、モータ1に駆動されて
ワイヤケーブル3が移動すると、ワイヤケーブル3に係
止されている窓ガラス4が、矢印Bに示すように開閉動
作を行う。自動車のバッテリ5から供給される駆動用電
流は、制御回路6によりオン,オフ制御および正,逆回
転用の切替え制御がなされてモータ1に供給される。モ
ータ1は、駆動用電流により正,逆方向に回転してパワ
ーウインド2を駆動する。
【0013】モータ1は、モータ部10と、モータ部1
0に取付けられたウォーム減速機11とを備えており、
モータ部10の出力をウォーム減速機11で減速して出
力するようになっている。ウォーム減速機11のギヤケ
ース13には、ギヤケース側取付け部14が設けられて
いる。モータ部10のフランジ部12は、ギヤケース側
取付け部14にねじ15により締め付け固定されてい
る。モータ部10のモータ軸16にはウォーム19が取
付けられている。モータ軸16の先端部17は、軸受1
8によりギヤケース13に回転自在に軸支されている。
【0014】ギヤケース13の内部には、ウォーム19
に噛合するウォームホイール20が回転自在に設けられ
ており、ウォームホイール20はヘリカルギヤにより構
成されてもよい。ウォームホイール20の中心部には出
力軸21が取付けられている。ウォーム19とウォーム
ホイール20によりウォームギヤ22が構成されてい
る。ウォーム19は機械構造用炭素鋼で形成され、ウォ
ームホイール20およびギヤケース13はそれぞれ合成
樹脂により形成されているので、ウォームギヤ22は金
属と合成樹脂とが噛み合っていることになる。
【0015】このような構成のモータ1を有するパワー
ウインド2において、制御回路6からの制御信号により
駆動用電流がバッテリ5からモータ部10に供給される
と、モータ部10は駆動されてモータ軸16を正,逆方
向に回転させる。モータ軸16の駆動トルクはウォーム
19に伝達され、次いで、ウォーム19からウォームホ
イール20および出力軸21に伝わって、出力軸21か
ら外部に取り出される。この駆動トルクにより、パワー
ウインド2のワイヤケーブル3が移動して、窓ガラス4
が自動的に開閉動作を行う。
【0016】パワーウインド2のモータ1に要求される
主な機能としては、たとえば下記の項目が挙げられる。 (1)幅広い使用温度範囲(たとえば、−30℃ないし
80℃)で、常に所望のギヤ伝達効率を確保して耐逆転
性を維持すること。 (2)モータ1は、自動車のドアの内部の狭いスペース
にアッセンブリされるので、全体が小型であること。 (3)窓ガラス4を繰り返して開閉動作できること、す
なわちライフサイクル数(モータ1の寿命に相当)が大
きいこと。 (4)モータ騒音が低く静粛であること。 本発明では、ウォーム減速機11のウォームギヤ22を
潤滑する潤滑剤(主として、グリース)を所定の配合組
成にすることにより、モータ1が前記機能(1)ないし
(4)を十分に発揮するようにしている。
【0017】次に、ウォームギヤ22を潤滑する潤滑剤
としてのグリースについて説明する。図3はウォームギ
ヤ22の摩擦力と時間との関係を示すグラフであり、横
軸は時間、縦軸は摩擦力を示している。図3中、符号
H,Lはそれぞれ所望の静摩擦力(すなわち、時間が零
の時の摩擦力の値)の最大値および最小値を示してお
り、静摩擦力が最小値Lから最大値Hまでの間にあれば
耐逆転性が良好であることを示している。符号Cは、ウ
ォームギヤ22が回転して動力を伝達している時の所望
の動摩擦力の最大値を示している。
【0018】一例として、図3の曲線Dに示すように、
ウォームギヤ22を従来のグリースで潤滑した場合に
は、所定時間後の動摩擦力は最大値Cより小さいので、
ウォームギヤ22は滑らかに回転する。ところが、従来
のグリースは、この曲線Dのように静摩擦力が最小値L
より小さいことが多いので、パワーウインド2が静止状
態の時に、窓ガラス4に開方向の外力Pが加えられる
と、ウォームギヤ22は耐逆転性を維持できないので窓
ガラス4は開いてしまう。
【0019】一方、上述のようにウォームの進み角を極
端に小さくする等の対策を施してギヤ伝達効率を低下さ
せると、曲線Eに示すように、静摩擦力が最大値Hを超
えて、静止状態からモータが回転できなくなる場合があ
る。また、この対策の場合には、曲線Fに示すように耐
逆転性は良好であるが、動摩擦力が最大値Cより大きく
なりがちであり、所望の性能を確保するにはモータを大
型化する対策が必要である。
【0020】そこで、曲線Gに示すように、ウォームギ
ヤ22は、パワーウィンド2が静止している時は、所定
の静摩擦力で耐逆転性を維持して窓ガラス4が外力では
開かないという第1の機能を発揮し、また、回転中には
動摩擦力の最大値C以下で滑らかに回転するという第2
の機能を発揮することが望ましい。すなわち、この曲線
Gに示すように、耐逆転性を維持した静摩擦から、モー
タ1がオンして動摩擦に移行した後には、動摩擦力が急
激に低下して小さい摩擦力でウォームギヤ22がスムー
ズに回転するのが望ましい。
【0021】そのため、本発明者は、基油にシリカ微粒
子を添加混合したグリースでウォームギヤ22を潤滑す
ることにより、ウォームギヤ22の摩擦力を曲線Gに示
すように変化させて、上述の相反する第1,第2の機能
を発揮させるようにした。なお、特許第2522874
号公報には、基油にシリカエアロゲルを添加混合して増
ちょうしたグリースを多孔質滑り軸受に含浸する従来技
術が開示されているが、これは、発明の対象が滑り軸受
用のグリースであり、また、目的、構成、作用効果にお
いて本発明とは異なっている。
【0022】
【実施例】次に、本実施形態における一実施例を説明す
る。この実施例では、図1および図2に示すように、モ
ータ1をパワーウインド2に組み込んでトルク等の測定
を行った。ウォームギヤ22とモータ部10の構成は下
記の通りである。 ・ウォーム19の進み角:約4° ・減速比:85対1 ・モータ部10の出力トルクT1 :0.31N・m
【0023】モータ部10の出力トルクT1 は減速前の
トルクであり、モータ軸16のトルクを測定した。ま
た、減速後の出力トルクT2 は、出力軸21のトルクを
測定した。これらの出力トルクT1 ,T2 はいわゆる停
動トルクである。この停動トルクは、モータ1が回転中
にモータの負荷を増加させて、モータの回転が停止した
時のトルクの値である。
【0024】ウォームギヤ22のギヤ伝達効率η(%)
は、減速前の出力トルクT1 ,減速後の出力トルクT2
および減速比を用いて次の演算式により算出される。 η=[T2 /(T1 ×減速比)]×100(%) この演算式から分かるように、ギヤ伝達効率ηの値が大
きいほど、減速後の出力トルクT2 が大きくなるのでウ
ォームギヤ22の回転中の動力伝達の損失が小さいこと
になる。
【0025】表1および表2は、本発明における実施例
1ないし32と従来のグリースを使用した従来例1ない
し8の、グリース配合表および初期特性の比較表であ
る。初期特性には、ギヤ伝達効率と異音発生の有無など
が含まれている。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】表1および表2に示す実施例1ないし32
では、グリースの基油にシリカ微粒子の配合量をそれぞ
れ変えて添加混合した場合の試験結果を示している。こ
の試験で用いたグリースの基油は、エチレン−α−オレ
フィン共重合またはポリ−α−オレフィンなど炭化水素
系合成油を使用した。基油は、低温特性,耐樹脂性およ
び金属腐食特性に優れる炭化水素系合成油または鉱物油
であるのが好ましい。
【0029】シリカ微粒子は二酸化ケイ素(SiO2
の微粒子であり、その粒径がたとえば約7ないし約40
nm(ナノメートル)のものを使用した。シリカ微粒子
は、真球度が高く、種々の粒径や粒度分布の小さいもの
を比較的調製しやすく安価であり、また、無機質である
ことから熱的に安定である。しかも、シリカ微粒子は、
トリメチルシルエーテルで親油化処理を行うなど表面処
理も可能である。さらに、シリカ微粒子は、増ちょう剤
としての性質も有している。すべての実施例,従来例に
関して、モータの使用温度が−30℃,25℃および8
0℃の場合についてそれぞれ試験を行った。これは、自
動車のパワーウインド2のモータ1には、このような幅
広い温度範囲が要求されるからである。
【0030】従来例1ないし8ではシリカ微粒子は含ま
れていない。増ちょう剤として、リチウム石鹸を配合し
たのが従来例1ないし4であり、ベントナイトを配合し
たものが従来例5ないし8である。また、従来例8は、
ウォームを梨地状に荒らす表面処理を行った前記特許番
号第2636958号に示すウォーム減速機付き小型モ
ータと同一で、かつ、従来のグリースを使用した場合を
示している。
【0031】表3は、実施例2ないし32について使用
温度が25℃の場合の、減速後の出力トルクT2 ,ギヤ
伝達効率ηおよび耐逆転トルクを示す表である。
【0032】
【表3】
【0033】表3において、ギヤ伝達効率ηは、減速前
の出力トルクT1 ,減速比,減速後の出力トルクT2
値から前記演算式を用いて求められる。耐逆転トルクは
各実施例における実測値である。耐逆転トルクが15.
3N・m(150kgf-cm)を大きく超えるとギヤが破損
されるので、測定は15.3N・mを上限値とした。
【0034】この試験で用いたモータ1は、モータ自体
の性能からして、ギヤ伝達効率ηが46.8%以上にな
ると耐逆転トルクが15.3N・m以下の値となる。そ
こで、表3のデータの中からこの条件を満たす実施例と
そのギヤ伝達効率ηと耐逆転トルクを抜き出したものを
表4に示す。図4は表4の値をグラフに示したものであ
り、横軸はギヤ伝達効率η、縦軸は耐逆転トルクを示し
ている。
【0035】
【表4】
【0036】表4および図4において、この試験で使用
したパワーウインド2の場合には、耐逆転トルクが約1
0.5N・m以上すなわちギヤ伝達効率ηが48%以下
であれば、良好な耐逆転性が得られる。すなわち、ギヤ
伝達効率ηが48%を超えると、ウォームギヤ22での
動力伝達の損失は小さくなるが、耐逆転トルクすなわち
耐逆転性が低下するので、開方向の外力Pが加えられる
と窓ガラス4が開く可能性がある。なお、ギヤ伝達効率
ηと耐逆転トルクとの関係およびギヤ伝達効率ηの所定
値は、パワーウインド2の構造,窓ガラス4の形状や重
さ,動力伝達機構等が変われば、それに応じて定まる値
である。
【0037】表1,表2に示すように、実施例1ないし
11では、基油にシリカ微粒子を添加混合し、シリカ微
粒子の配合量を約2.0重量%から約25.0重量%ま
で変化させた。この場合、増粘剤や固体潤滑剤などの他
の構成成分の影響を受けないように、これら増粘剤等は
添加されていない。その結果、基油にシリカ微粒子を添
加混合すると、シリカ微粒子の配合量の多少にかかわら
ず、たとえば実施例2ないし11等で、ギヤ伝達効率η
が、幅広い使用温度範囲(すなわち、−30℃,25
℃,80℃)において変化せずにほぼ一定値になること
が確認できた。なお、実施例1は、シリカ微粒子の配合
量が2.0重量%では潤滑剤がグリースにならず液状に
なったので、試験ができなかった。これに対して、従来
例1ないし8では、使用温度が変化するとギヤ伝達効率
ηも大きく変化している。
【0038】図5は使用温度(横軸)とギヤ伝達効率η
(縦軸)との関係を示すグラフである。図5では、実施
例6と従来例1,2,5,8を例にとって示している。
この試験で用いたパワーウインド2では、所望の耐逆転
性が得られるギヤ伝達効率ηは、図4で示したように最
大値ηmax が約48%であり、また測定の結果、最小値
ηmin は約43%であった。したがって、所望の耐逆転
性を得るためのギヤ伝達効率ηの範囲Jは、最小値η
min から最大値ηmax の間である。
【0039】図5に示すように、増ちょう剤としてリチ
ウム石鹸やベントナイトを添加混合する従来例1,2,
5,8のグリースでは、使用温度が変化すると、ギヤ伝
達効率ηも大きく変化している。すなわち、25℃では
耐逆転性が維持できても、−30℃や80℃など厳しい
温度になると、ギヤ伝達効率ηが所望の範囲Jより外れ
る場合がある。たとえば、従来例5では、80℃の時の
ギヤ伝達効率ηが最大値ηmax を超えたかなり大きい値
になっている。
【0040】同様に、従来例1,8の場合も、使用温度
によってはギヤ伝達効率ηが最小値ηmin より低い場合
がある。これらの場合には、所望の停動トルクを確保す
るためにモータの大型化が必要となる。これに対して、
実施例6では、使用温度が変化してもギヤ伝達効率ηは
ほぼ一定で所望の範囲J内にある。したがって、幅広い
使用温度範囲で常に所望のギヤ伝達効率ηを確保して、
耐逆転性を維持することができる。
【0041】表5はシリカ微粒子の配合量ごとのギヤ伝
達効率ηの値を示しており、図6はこのグラフである。
図6の横軸は使用温度、縦軸はギヤ伝達効率ηを示して
いる。
【0042】
【表5】
【0043】表5および図6に示すように、シリカ微粒
子を配合すると、幅広い使用温度範囲(−30℃,25
℃,80℃)でギヤ伝達効率ηがほぼ一定値になってい
ることが分かる。しかし、実施例11のように、シリカ
微粒子の配合量が25重量%では、ギヤ伝達効率ηが最
小値ηmin より低くなっているので、モータを大型にし
て動力をあげる必要がある。
【0044】次に、シリカ微粒子の各配合量におけるラ
イフサイクル数とギヤ伝達効率ηの推移の状態を測定し
た。表6は各ライフサイクル数(0,1000,500
0,10000,20000,30000)におけるギ
ヤ伝達効率ηを示しており、図7はそのグラフである。
図7の横軸はライフサイクル数、縦軸はギヤ伝達効率η
を示している。
【0045】
【表6】
【0046】ここで、一ライフサイクルは、パワーウイ
ンド2の窓ガラス4が一回開閉動作をすることである。
パワーウインド2の実用上必要なライフサイクル数とし
ては、たとえば20,000サイクルである。表6およ
び図7に示すように、グリース中のシリカ微粒子の配合
量が約3ないし約10重量%(すなわち、実施例2,
4,6,7,8)では、ライフサイクル数が0から3
0,000までの間で、ギヤ伝達効率ηが所望の範囲J
内にあってほぼ一定値になっている。したがって、所望
の耐逆転性が得られることが分かる。
【0047】ところが、シリカ微粒子の配合量が12重
量%(実施例9)と18重量%(実施例10)の場合に
は、ライフサイクル数が増えると、ギヤ伝達効率ηが次
第に低下して最小値ηmin より小さくなっている。これ
はウォームギヤ22での動力伝達の損失が次第に大きく
なったためであり、窓ガラス4の開閉動作が困難になっ
たことを意味している。したがって、所望のギヤ伝達効
率ηを確保しつつ、パワーウインド2の実用上必要なラ
イフサイクル数を有してモータの寿命を長くするために
は、シリカ微粒子の配合量は約3ないし約10重量%が
好ましい。
【0048】表1に示すように、シリカ微粒子の配合量
が8.5重量%(実施例7)ないし25重量%(実施例
11)の場合には、モータ1に異音が発生する場合があ
る。そこで、上述のシリカ微粒子の配合量の条件に加え
て、異音の発生を防止するために、油性向上剤,増粘
剤,固体潤滑剤および増ちょう剤のうち少なくとも一種
を所定量添加混合する試験を行った。
【0049】表7は添加剤の成分によるライフサイクル
数とギヤ伝達効率ηとの関係を示しており、図8はその
グラフである。図8の横軸はライフサイクル数、縦軸は
ギヤ伝達効率ηを示している。
【0050】
【表7】
【0051】表1,表2,表7,図8に示すように、実
施例12ないし17では、必要なライフサイクル数の確
保と異音防止を目的として増粘剤の添加混合を検討し
た。増粘剤は、グリースの粘着度を増加させ付着性を良
くする性質を有している。増粘剤は、ポリイソブチレ
ン,ポリブテン,低分子ポリエチレン,ポリブタジエン
およびポリメタアクリレートからなる群から少なくとも
一つ選択される。この増粘剤を所定の配合量添加混合す
れば、シリカ微粒子の配合量が8.5重量%以上でも、
異音が発生しなくなることが確認できた。増粘剤の特性
として、ポリイソブチレン,ポリブテンは、使用温度に
かかわらずギヤ伝達効率をほぼ一定に保つことができ
る。低分子ポリエチレン,ポリブタジエン,ポリメタア
クリレートは、ギヤ伝達効率の上昇はあるものの、温度
変化は依然ほぼ一定となりかつ異音は発生しなかった。
【0052】全部の実施例および従来例では、グリース
には油性向上剤と若干量の腐食・酸化防止剤が添加混合
されている。油性向上剤は、ソルビタンエステルおよび
ポリ共重合エステルから少なくとも一つ選択され、たと
えば、ソルビタンモノオレート,ペンタジペンタエリス
リトール混合エステル等が好ましい。これら油性向上剤
および増粘剤(この成分は、植物油脂類,脂肪酸エステ
ル類,ポリオールエステル類)を、所定の配合量(重量
%)添加混合することにより、シリカ微粒子を構成材料
とするグリースを使用した場合に異音は発生しなかっ
た。
【0053】実施例18ないし25では、必要なライフ
サイクル数の確保と異音防止を目的として、固体潤滑剤
を添加混合した。固体潤滑剤は、メラミン樹脂,シリコ
ーン樹脂,パラフィンワックスおよびフッ素樹脂(テフ
ロン樹脂)からなる群から選択される。実施例23ない
し25ではメラミン樹脂の配合量を検討した。この固体
潤滑剤を添加混合することにより、必要なライフサイク
ル数を確保しつつ異音の発生を防止することができた。
【0054】固体潤滑剤の特性として、メラミン樹脂お
よびシリコーン樹脂は、使用温度にかかわらず、常にギ
ヤ伝達効率をほぼ一定の所望値に確保するのに有効であ
った。また、低分子パラフィンワックスおよびフッ素樹
脂は、ギヤ伝達効率の上昇はあるものの、温度変化は依
然ほぼ一定となり、かつ異音は発生しなかった。したが
って、固体潤滑剤(上述の物質のほか、たとえば、ボロ
ンナイトライド,微粒電気黒鉛粉も含まれる)を所定量
配合することにより、シリカ微粒子を構成材料とするグ
リースを使用した場合に異音は発生しなかった。
【0055】次に、実施例26ないし32では、必要な
ライフサイクル数の確保と異音防止を目的として、リチ
ウム石鹸,ベントナイトおよびポリウレア樹脂からなる
群から選択された増ちょう剤を添加混合した。増ちょう
剤はグリースに非ニュートン性を与えるものである。実
施例26ないし32では、リチウム石鹸を0.5ないし
4.0重量%配合している。特に、実施例29,30で
は、それぞれリチウム石鹸の配合量が3.0および4.
0重量%であるが、使用温度範囲でのギヤ伝達効率が大
きく変化した。したがって、この増ちょう剤の配合量と
しては、0.5ないし2.5重量%が好ましい。表7,
図8から分かるように、実施例7,13,24,27,
28では、ギヤ伝達効率ηは常に好ましい範囲J内の値
になっている。
【0056】上述の各表及び図面に示す実施例12ない
し32における効果を総合的に判断すると、モータ寿命
と異音対策としては、シリカ微粒子が添加混合されたグ
リースに、油性向上剤,増粘剤,固体潤滑剤および増ち
ょう剤のうち少なくとも一種を約0.2ないし約20.
0重量%添加混合するのが好ましい。このようにすれ
ば、幅広い使用温度範囲で、常に所望のギヤ伝達効率η
を確保して耐逆転性を維持するとともに、十分なライフ
サイクル数を確保しかつ異音の発生を防止することがで
きる。なお、基油に少なくともシリカ微粒子が添加混合
されたグリースにおいて、残りの基油の配合量は約70
ないし約96重量%になる。
【0057】このように、本発明では、モータ1のウォ
ームギヤ22を潤滑するグリースは、基油にシリカ微粒
子を添加混合し、このシリカ微粒子が約3ないし約10
重量%配合されている。これにより、幅広い使用温度範
囲(すなわち、−30℃ないし80℃)で常に所望のギ
ヤ伝達効率ηを確保して耐逆転性を維持することができ
る。したがって、窓ガラス4が開方向の外力Pにより開
けられてしまうことがなく防犯安全性を確保でき、ま
た、ウォームギヤ22の回転中には滑らかに回転するこ
とになり、上述の相反する第1,第2の機能を発揮す
る。その結果、モータ1を小型化することができ、ライ
フサイクル数を大きくして寿命を延ばすことができる。
【0058】シリカ微粒子の配合量を所定値にすること
により、またはシリカ微粒子に加えて増粘剤などを添加
混合することにより、異音の発生を防止することができ
るので、モータ騒音を低くして静粛にすることができ
る。また、ウォームギヤ22は、従来のような梨地状の
処理をする必要がないので、製作工数を削減できコスト
ダウンを実現できる。なお、各図中同一符号は同一また
は相当部分を示す。
【0059】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、
ォーム減速機付き小型モータにおけるトルクの伝達と耐
逆転性の確保を両立させ、且つ、これを低温時から高温
時においても満足させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図8は本発明の実施形態の一例を示
す図で、図1はパワーウインドの概略構成を示す説明図
である。
【図2】ウォーム減速機付き小型モータの正面図であ
る。
【図3】ウォームギヤの摩擦力と時間との関係を示すグ
ラフである。
【図4】ギヤ伝達効率と耐逆転トルクの関係を示すグラ
フである。
【図5】使用温度とギヤ伝達効率の関係を示すグラフで
ある。
【図6】シリカ微粒子の配合量ごとのギヤ伝達効率と使
用温度との関係を示すグラフである。
【図7】シリカ微粒子の各配合量におけるライフサイク
ル数とギヤ伝達効率との関係を示すグラフである。
【図8】添加剤の成分によるライフサイクル数とギヤ伝
達効率との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ウォーム減速機付き小型モータ 2 パワーウインド 10 モータ部 11 ウォーム減速機 22 ウォームギヤη ギヤ伝達効率
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−169989(JP,A) 特開 平5−202376(JP,A) 特開 平2−16193(JP,A) 特開 平1−229096(JP,A) 特許2636958(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 7/116 C10M 107/38 C10M 107/50 F16H 1/16 C10N 40:04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ部にウォーム減速機が取付けら
    れ、前記モータ部の出力を前記ウォーム減速機で減速し
    て出力するウォーム減速機付き小型モータにおいて、 前記ウォーム減速機のウォームギヤを潤滑する潤滑剤
    は、基油にシリカ微粒子が添加混合され、このシリカ微
    粒子が約3ないし約10重量%配合されており、且つ、
    −30℃ないし80℃でギヤ伝達効率がほぼ一定である
    ことを特徴とするウォーム減速機付き小型モータ。
  2. 【請求項2】 前記シリカ微粒子の粒径は約7ないし約
    40nmであることを特徴とする請求項1に記載のウォ
    ーム減速機付き小型モータ。
  3. 【請求項3】 前記シリカ微粒子が添加された前記潤滑
    剤には、油性向上剤,増粘剤,固体潤滑剤および増ちょ
    う剤のうち少なくとも一種が添加混合されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載のウォーム減速機付
    き小型モータ。
  4. 【請求項4】 前記油性向上剤は、ソルビタンエステル
    およびポリ共重合エステルから少なくとも一つ選択さ
    れ、 前記増粘剤は、ポリイソブチレン,ポリブテン,低分子
    ポリエチレン,ポリブタジエンおよびポリメタアクリレ
    ートからなる群から少なくとも一つ選択され、 前記固体潤滑剤は、メラミン樹脂,シリコーン樹脂,パ
    ラフィンワックスおよびフッ素樹脂からなる群から選択
    され、 前記増ちょう剤は、リチウム石鹸,ベントナイトおよび
    ポリウレア樹脂からなる群から選択されたことを特徴と
    する請求項3に記載のウォーム減速機付き小型モータ。
  5. 【請求項5】 前記シリカ微粒子が添加された前記潤滑
    剤には、前記油性向上剤,前記増粘剤,前記固体潤滑剤
    および前記増ちょう剤のうち少なくとも一種が約0.2
    ないし約20.0重量%添加混合されていることを特徴
    とする請求項3または4に記載のウォーム減速機付き小
    型モータ。
  6. 【請求項6】 前記基油は、低温特性,耐樹脂性および
    金属腐食特性に優れる炭化水素系合成油または鉱物油で
    あることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかの項
    に記載のウォーム減速機付き小型モータ。
  7. 【請求項7】 前記ウォーム減速機は自動車のパワーウ
    インドまたは電動サンルーフを駆動することを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれかの項に記載のウォーム減
    速機付き小型モータ。
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