JP3465812B2 - 熱プレス同時トリミングピアス型 - Google Patents

熱プレス同時トリミングピアス型

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JP3465812B2 JP35494296A JP35494296A JP3465812B2 JP 3465812 B2 JP3465812 B2 JP 3465812B2 JP 35494296 A JP35494296 A JP 35494296A JP 35494296 A JP35494296 A JP 35494296A JP 3465812 B2 JP3465812 B2 JP 3465812B2
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内装材等の
生産に用いるトリミングピアス型に関し、さらに詳しく
は熱プレスと同時に孔空けを行うことが可能な熱プレス
同時トリミングピアス型に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、成形天井やカーペットをはじめと
する自動車の内装品を生産する方法として以下の工程が
知られている。基材表面に不織布等の加飾体を貼着する
ため、基材と加飾体との間にホットメルトシート等の熱
により活性化する接着材を介在させて、120℃程度に
加温されたプレス型によりそれらを挟圧して成形貼着す
る熱プレス工程と、こうして製作した成形品に対して切
刃やパンチダイを備えたトリミングピアス型で外周部を
トリミングしたり、所定の位置に孔を空けるトリミング
ピアス工程がある。そして、これらはいままで別々の型
及び設備機械を使って別工程として行われてきた。前記
のように熱プレスとトリミングピアスを別々の工程で行
うと、それぞれ型や設備機械及び作業員を別々に準備す
る必要がある。もしこの二つの工程を一つにまとめるこ
とができれば、作業効率の向上及び費用の軽減に大いに
役立つ。こうした理由により、近年熱プレスとトリミン
グピアスを同時に行う試みがなされている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】普通一つの型で熱プレ
スとトリミングピアス、特に孔空けを同時に行おうとす
る場合、上型と下型とで構成される熱プレス型にパンチ
ダイを組み込んで、熱プレスにより加飾体を基材に成形
貼着した後、上型に設けたパンチを下型に設けたダイス
に押し込むという通常のパンチダイ方式により実施しよ
うと考える。しかし、熱プレス型は上下型共120℃以
上に昇温するため型が膨張して大きくなってしまい、そ
のため型の形状面に組み込んだパンチやダイスの位置が
変化してしまう。さらに上型と下型とでは加える温度に
差があるため熱膨張する大きさが異なり、パンチとダイ
スの相対位置が合わなくなってしまう。特に繊維系の加
飾体に孔を空ける場合はパンチとダイスのはめ合いのク
リアランスを非常に小さくする必要があるが、パンチと
ダイスの位置関係が維持できないとなると孔空けが不可
能であるばかりでなく型及びパンチダイの破損につなが
るので、実用化することは不可能であった。 【0004】また、図3のように孔空け位置に刃受け材
21を埋設した上型22と、スプリング23により上下
動可能にした下型24とからなり、該下型24を備えた
下定盤25に切刃26を備えた切刃ホルダー27を固定
して、下型24が下降したときに下型24に設けた逃が
し孔から切刃27の先端が突出して上型22の刃受け材
21に達するように構成したトリミングピアス型があ
る。該トリミングピアス型に熱プレス機能を付与した場
合、やはり熱膨張によって下型に設けた逃がし孔の位置
が移動するので、切刃26の外径よりも逃がし孔の径を
大きくして切刃26と逃がし孔壁とのクリアランスCに
余裕をもたせ、切刃26が逃がし孔壁に接触しないよう
にする必要がある。しかしそれでは基材と加飾体を上型
22と下型24で挟圧した際、切刃26と逃がし孔壁の
クリアランスCの部分に圧力が加わらないので、出来上
がった成形品の孔部周辺が圧着されず、浮きや剥がれ等
の不良を引き起こす原因となった。よって、この方式も
実用化されるまでには至らなかった。以上のような理由
から、これまで一つの型で熱プレスによる成形貼着とト
リミングピアスが同時に行われることはなかった。本発
明は、上記の問題を鑑みて行われたものであり、熱プレ
スによる加飾体の基材への成形貼着とトリミングピアス
を同時に行うことを可能にした熱プレス同時トリミング
ピアス型を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明における熱プレス同時トリミングピアス型
は、孔空け位置に刃受け材を埋設したヒータ付の上型
と、下定盤に対して弾性体を介して上下動可能にして設
置したヒータ付の下型とからなり、該下型の孔空け位置
には切刃が設置してあり、型開き時は切刃の刃先が下型
の形状面より低位置にくるように待機し、型締め時には
上型が下型を押し下げ、切刃の刃先が下型の形状面より
突出して刃受け材に達するように、前記切刃を切刃ホル
ダー及びガイドを介して昇降可能に設置すると共に前記
下定盤上の前記切刃ホルダーに相対する位置にノッカー
を設置し、前記型開き時に前記切刃を強制下降させるた
めに前記切刃ホルダーと前記ガイドに切刃用スプリング
を介在させたことを特徴とする。 【0006】 【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図1に基づい
て詳しく説明する。1は下型であり、該下型1の形状面
上に基材Wが載置してある。該下型1は下定盤2上に下
型用スプリング3を介して上下動可能にして設置してあ
る。また、該下型1には切刃ホルダー4がガイド5によ
り回転を拘束され、かつ切刃用スプリング6によりガイ
ド5の最下端に強制的に押し下げられた状態で設置され
ている。該切刃ホルダー4の上端部には切刃7が固定し
てあり、刃先が下型1に設けた逃がし孔の壁に密着する
くらいのごく僅かなクリアランスをとって収まってい
る。該切刃7の刃先は、型開き時に下型1の形状面より
若干低い位置に来るように設置してある。8はノッカー
で、下定盤2上の前記切刃ホルダー4下端部に相対する
位置に設置してある。ブシュ9は切刃7のスライドを滑
かにするためのもので、ブシュホルダ10に取り付けら
れて切刃ホルダー4の上端部を取り囲むかたちでを配置
されている。11は上型であり、切刃7に相対する形状
面位置に孔形状よりひとまわり大きい刃受け材12が埋
め込んで設置してある。Sは加飾体で、片面にホットメ
ルトシートが貼着されている。該加飾体Sは、図示しな
いピンによりホットメルトシート面を下方に向けた状態
で保持されている。尚、上型11及び下型1には図示し
ないヒーターが備えてあり、型の温度は120℃〜13
0℃に温調されている。 【0007】上記のように構成した型を使用して基材W
に加飾体Sを成形貼着し、同時に所定の位置に孔を空け
る工程を以下説明する。初期状態として図1のように上
型11と下型1は離れており、このとき切刃7は刃先が
下型1の形状面より若干低い位置にある。該切刃7は下
型1に組付けてあるので、下型1の熱膨張により逃がし
孔が移動してもそれに伴って切刃7も移動する。よっ
て、刃先と逃がし孔壁のクリアランスをごく僅かにする
ことが可能となっている。前記の状態からまず上型11
を下降させて、上型11と下型1の間に加飾体Sと基材
Wを挟んで圧力を加える。すると同時に上下型の熱によ
り加飾体Sに貼布されたホットメルトシートが活性化さ
れ接着を始める。上型11の加圧力によって、下型用ス
プリング3が圧縮されて下型1が押し下げられる。さら
に下型1を下降させると切刃ホルダー4の下端面がノッ
カー8と接触し、切刃用スプリング6が圧縮されて切刃
7の先端が下型1の形状面から上に突出してくる。図2
のように型締完了時には、基材Wと加飾体Sには所定の
圧力が加わって両者が貼着されると共に、切刃7は基材
W及び加飾体Sを貫通して上型11に設置してある刃受
け材12に約1〜2mm程度くい込む状態となる。刃受
け材12は切刃7よりも大きいので、熱で下型1が膨張
して切刃7の位置が多少変わっても受けとめることが可
能である。その後上型11をもとの位置に戻すことによ
り切刃7が切刃用スプリング6の反発力により強制的に
下降され、基材Wに加飾体Sが貼着されかつ所定の位置
に孔空けされた成形品を取り出す。 【0008】本実施の形態では切刃7の下降のために切
刃用スプリング6を介在させてあるが、自重により下降
が可能であれば切刃用スプリング6は無くてもよい。ま
た、下型1の上下動機構には下型用スプリング3を使用
しているが、耐熱の問題を解決した上でスプリングのか
わりにエアシリンダを使用してもよい。なお、本実施の
形態では切刃7を下型1に設けているが、都合によって
は上型に切刃を、下型に刃受け材を前記の要領で設けて
もよい。さらに、本実施の形態では孔空けのみについて
述べたが、外周部のトリミングについても前記の型構成
を応用することは有効である。 【0009】 【発明の効果】本発明による熱プレス同時トリミングピ
アス型は上記の説明から明らかなように、型閉じ時に下
型に設置された切刃が突出し、基材と加飾体を貫通して
上型に設置した刃受け材で止まるので、熱で型が膨張し
て切刃と刃受け材の相対位置が変化しても成形品に孔を
空けることができる。特に切断しにくい繊維系の加飾体
でも容易に孔空けを行うことができる。また、下型の逃
がし孔壁と切刃とのクリアランスがごく僅かであるので
成形品の孔の端末までしっかりと圧着できる。よって、
熱プレス工程とトリミングピアス工程を一つの型で同時
に行うことが可能となり、本発明は作業効率の向上及び
費用の低減に大いに役立つといえる。なお、本発明のト
リミングピアス機構は、従来のパンチダイ方式と比較し
てもコストダウンやメンテナンスの簡便性といった点で
優れており、本発明の構成を熱プレス同時トリミングピ
アスのみに適用するだけでなく、普通のトリミングピア
ス型に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態を示す、型開き時の要部断
面図である。 【図2】本発明の実施の形態を示す、型閉じ時の要部断
面図である。 【図3】従来技術の実施例を示す、型開き時の要部断面
図である。 【符号の説明】 W 基材 S 加飾体 1 下型 2 下定盤 3 下型用スプリング 4 切刃ホルダー 5 ガイド 6 切刃用スプリング 7 切刃 11 上型 12 刃受け材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 31:58 B29L 31:58

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 基材に加飾体を貼着して樹脂成形品を得
    ると共にこの樹脂成形品に所定の貫通孔を空けるための
    熱プレス同時トリミングピアス型であって、孔空け位置
    に刃受け材12を埋設したヒータ付の上型11と、下定
    盤2に対して弾性体を介して上下動可能にして設置した
    ヒータ付の下型1とからなり、該下型1の孔空け位置に
    は切刃7が設置してあり、型開き時は切刃7の刃先が下
    型1の形状面より低位置にくるように待機し、型締め時
    には上型11が下型1を押し下げ、切刃7の刃先が下型
    1の形状面より突出して刃受け材12に達するように、
    前記切刃7を切刃ホルダー4及びガイド5を介して昇降
    可能に設置すると共に前記下定盤2上の前記切刃ホルダ
    ー4に相対する位置にノッカー8を設置し、前記型開き
    時に前記切刃7を強制下降させるために、前記切刃ホル
    ダー4と前記ガイド5に切刃用スプリング6を介在させ
    たことを特徴とする熱プレス同時トリミングピアス型。
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