JP3465315B2 - 正特性サーミスタ - Google Patents
正特性サーミスタInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電流制御用や温度検知
用といて用いられる正特性サーミスタに関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、小型モータでは、電流を制御し
てモータを保護するために正特性サーミスタを内蔵する
ことが行われている。このような目的で用いられる正特
性サーミスタとして従来から、図4に示すものがある。
この正特性サーミスタ50は、正特性サーミスタ素子5
1と、この正特性サーミスタ素子51の対向主面51
a,51aそれぞれに貼着された金属製の補強板52,
52とを備えて構成されている。 【0003】この正特性サーミスタ50が上記構成をし
ているのは、次のような理由によっている。すなわち、
小型モータ等に内蔵される正特性サーミスタ50は低電
圧化で用いられるために低抵抗化する必要がある。正特
性サーミスタ50を低抵抗化するには、正特性サーミス
タ素子51の厚みを薄くする、正特性サーミスタ素子5
1の比抵抗を下げる、といった手段が取られるが、比抵
抗を下げると耐電圧が下がるためにこの方法での低抵抗
化には限度がある。そこで、正特性サーミスタ素子51
の厚みを薄くすることによって低抵抗化が図られてい
た。ところが、正特性サーミスタ50は小型モータ内に
対向配置された挟持端子の間に挟持固定されるようにな
っているために、薄くすると素子割れを起こすことが考
えられる。そこで、正特性サーミスタ素子51の対向主
面51a,51aそれぞれに金属製の補強板52,52
を貼着して機械的強度を補っていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の正特性サーミスタ50には、次のような問題があっ
た。すなわち、補強板52を必要とするため、その分、
部品点数が増加して製造コストが上昇する。また、補強
板52を貼着するためには、正特性サーミスタ素子51
の対向主面51a,51aにラップ加工を施す必要があ
り、その分、工数が増加しててさらに製造コストが上昇
する。 【0005】したがって、本発明においては、低抵抗
で、かつ機械的強度の高い正特性サーミスタの提供を目
的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明においては、正特性サーミスタ素子の
両主面に、各主面の一端側から他端側に向かって延出さ
れる第1櫛歯状電極と、その他端側から一端側に向かっ
て延出されて第1櫛歯状電極とは入り込み合う第2櫛歯
状電極とを形成する一方、前記正特性サーミスタ素子の
側面に、両主面の第1櫛歯状電極どうしを接続する第1
接続電極と、両主面の第2櫛歯状電極どうしを接続する
第2接続電極とを形成し、かつ、前記第1櫛歯状電極お
よび前記第2櫛歯状電極を形成した前記両主面に、これ
ら櫛歯状電極を覆う絶縁体を形成するとともに、一方の
絶縁体上には第1櫛歯状電極に導通した第1表面電極を
形成し、他方の絶縁体には第2櫛歯状電極に導通した第
2表面電極を形成し、以上のものから正特性サーミスタ
を構成した。 【0007】 【作用】上記構成によれば、第1櫛歯状電極と第2櫛歯
状電極とは両主面上において互いに入り込み合って配置
されるので、これら櫛歯状電極が対向しあう幅方向距離
は長くなり、その分、電流が流れやすくなって抵抗が下
がる。 【0008】また、各主面の最上層には各櫛歯状電極と
選択的に接続された表面電極が形成されているので、従
来と同様の電極取り出し方向、すなわち、電極面の対向
方向から電極を取り出せる。 【0009】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例の正特性サーミ
スタの一部切欠斜視図、図2は図1の断面図、図3はそ
の一部切欠平面図である。 【0010】この正特性サーミスタ1は正特性サーミス
タ素子2を備えている。正特性サーミスタ素子2は例え
ば、チタン酸バリウム系のセラミックから構成され、直
方体チップ形状をしている。正特性サーミスタ素子2の
対向主面3A,3Bにはそれぞれ第1,第2の櫛歯状電
極4,5が形成されている。すなわち、平面視長方形を
している図中上側に位置する主面3Aの一方の短辺6側
端部には第1櫛歯状電極4の基端部4aが形成されてい
る。基端部4aは一方の短辺6側端部の全幅にわたって
帯状に形成されている。さらに、この基端部4aから分
岐した複数の櫛歯状電極先端部4bが他方の短辺7に向
かって互いに平行に延出している。また、他方の短辺7
側端部には第2櫛歯状電極5の基端部5aが形成されて
いる。基端部5aは他方の短辺7側端部の全幅にわたっ
て帯状に形成されている。さらに、この基端部5aから
分岐した複数の櫛歯状電極先端部5bが一方の短辺6に
向かって互いに平行に延出している。この櫛歯状電極先
端部5bと前記した櫛歯状電極先端部4bとは主面3A
上において互い違いに入り込み合って配設されている。 【0011】このような第1,第2の櫛歯状電極4,5
は、図中下側に位置する主面3Bにも同様の配設位置で
形成されている。すなわち、主面3Bの一方の短辺8側
端部(主面3Aの一方の短辺6側端部と同一側端部)に
は第1櫛歯状電極4の基端部4aが形成されている。基
端部4aは一方の短辺8側端部の全幅にわたって帯状に
形成されている。さらに、この基端部4aから分岐した
複数の櫛歯状電極先端部4bが他方の短辺9に向かって
互いに平行に延出している。また、他方の短辺9側端部
には第2櫛歯状電極5の基端部5aが形成されている。
基端部5aは他方の短辺9側端部の全幅にわたって帯状
に形成されている。さらに、この基端部5aから分岐し
た複数の櫛歯状電極先端部5bが一方の短辺8に向かっ
て互いに平行に延出している。この櫛歯状電極先端部5
bと前記した櫛歯状電極先端部4bとは主面3B上にお
いて互い違いに入り込み合って配設されている。 【0012】そして、両主面3A,3Bに形成された第
1櫛歯状電極4,4どうしは、正特性サーミスタ素子2
の第1櫛歯状電極基端部4a側側面に形成された第1接
続電極10Aによって接続されている。また、第2櫛歯
状電極5,5どうしは、正特性サーミスタ素子2の第2
櫛歯状電極基端部5a側側面に形成された第2接続電極
10Bによって接続されている。 【0013】第1,第2の櫛歯状電極4,5が配設され
た主面3A,3Bは絶縁体12A,12Bによって覆わ
れている。すなわち、主面3A上には、第1櫛歯状電極
4の基端部4aを除く全面に絶縁体12Aが配設されて
いる。主面3B上には第2櫛歯状電極5の基端部5aを
除く全面に絶縁体12Bが配設されている。これら絶縁
体12A,12Bは、正特性サーミスタ1が使用時高温
になることを考え、ガラスや酸化シリコン等の耐熱性の
高い材料によって構成されている。 【0014】さらには、各絶縁体12A,12B上には
第1,第2の表面電極13A,13Bが形成されてい
る。すなわち、主面3Aの絶縁体12A上には第1表面
電極13Aが配設されている。この表面電極13Aは主
面3Aの第1櫛歯状電極基端部4a上にも配設されてお
り第1櫛歯状電極4に導通接続している。また、主面3
Bの絶縁体12B上には第2表面電極13Bが配設され
ている。第2表面電極13Bは主面3Bの第2櫛歯状電
極基端部5a上にも配設されており第2櫛歯状電極5に
導通接続している。 【0015】このように構成された正特性サーミスタ1
は、各主面3A,3Bにおいて、第1櫛歯状電極4の先
端部4bと第2櫛歯状電極5の先端部5bとは近接して
おり、さらには、互い違いに入り込み合っているので、
これらが対向し合う幅方向距離は長くなっている。その
ため、正特性サーミスタ1の抵抗は低くなっている。こ
のように、正特性サーミスタ1は、第1,第2の櫛歯状
電極4,5を設けることによって低抵抗化しており、低
抵抗化するために従来のような素子厚を薄くする必要は
なく、さらには、従来のように素子厚を薄くしたことに
よる機械的強度低下を補強板によって補う必要もなくな
っている。 【0016】また、主面3A,3Bの最上層に第1,第
2の櫛歯状電極4,5に選択的に接続された第1,第2
の表面電極13A,13Bが形成されているので各主面
3A,3Bを挟持端子で挟持して接続固定することがで
き、このような接続構造を有する小型モータにも何ら不
都合なく正特性サーミスタ1を組み込むことができる。 【0017】なお、図1において仮想線で示すように、
第1,第2の接続電極10A,10Bが形成されていな
い正特性サーミスタ素子2の側面に第1,第2の櫛歯状
電極4,5を延出して形成すれば、正特性サーミスタ1
をさらに低抵抗化することができる。 【0018】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、両主面に
おいて互い違いに入り込み合う一対の櫛歯状電極を形成
して低抵抗化を図るので、従来のような低抵抗化のため
に素子厚を薄くして正特性サーミスタの機械的強度が低
下するといった不都合がなくなった。さらには、このよ
うな機械的強度不足を補う補強板を設ける必要がなくな
るので、部品点数や工数の低減が図れ、その分、製造コ
ストが削減できるという効果が得られた。
用といて用いられる正特性サーミスタに関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、小型モータでは、電流を制御し
てモータを保護するために正特性サーミスタを内蔵する
ことが行われている。このような目的で用いられる正特
性サーミスタとして従来から、図4に示すものがある。
この正特性サーミスタ50は、正特性サーミスタ素子5
1と、この正特性サーミスタ素子51の対向主面51
a,51aそれぞれに貼着された金属製の補強板52,
52とを備えて構成されている。 【0003】この正特性サーミスタ50が上記構成をし
ているのは、次のような理由によっている。すなわち、
小型モータ等に内蔵される正特性サーミスタ50は低電
圧化で用いられるために低抵抗化する必要がある。正特
性サーミスタ50を低抵抗化するには、正特性サーミス
タ素子51の厚みを薄くする、正特性サーミスタ素子5
1の比抵抗を下げる、といった手段が取られるが、比抵
抗を下げると耐電圧が下がるためにこの方法での低抵抗
化には限度がある。そこで、正特性サーミスタ素子51
の厚みを薄くすることによって低抵抗化が図られてい
た。ところが、正特性サーミスタ50は小型モータ内に
対向配置された挟持端子の間に挟持固定されるようにな
っているために、薄くすると素子割れを起こすことが考
えられる。そこで、正特性サーミスタ素子51の対向主
面51a,51aそれぞれに金属製の補強板52,52
を貼着して機械的強度を補っていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の正特性サーミスタ50には、次のような問題があっ
た。すなわち、補強板52を必要とするため、その分、
部品点数が増加して製造コストが上昇する。また、補強
板52を貼着するためには、正特性サーミスタ素子51
の対向主面51a,51aにラップ加工を施す必要があ
り、その分、工数が増加しててさらに製造コストが上昇
する。 【0005】したがって、本発明においては、低抵抗
で、かつ機械的強度の高い正特性サーミスタの提供を目
的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明においては、正特性サーミスタ素子の
両主面に、各主面の一端側から他端側に向かって延出さ
れる第1櫛歯状電極と、その他端側から一端側に向かっ
て延出されて第1櫛歯状電極とは入り込み合う第2櫛歯
状電極とを形成する一方、前記正特性サーミスタ素子の
側面に、両主面の第1櫛歯状電極どうしを接続する第1
接続電極と、両主面の第2櫛歯状電極どうしを接続する
第2接続電極とを形成し、かつ、前記第1櫛歯状電極お
よび前記第2櫛歯状電極を形成した前記両主面に、これ
ら櫛歯状電極を覆う絶縁体を形成するとともに、一方の
絶縁体上には第1櫛歯状電極に導通した第1表面電極を
形成し、他方の絶縁体には第2櫛歯状電極に導通した第
2表面電極を形成し、以上のものから正特性サーミスタ
を構成した。 【0007】 【作用】上記構成によれば、第1櫛歯状電極と第2櫛歯
状電極とは両主面上において互いに入り込み合って配置
されるので、これら櫛歯状電極が対向しあう幅方向距離
は長くなり、その分、電流が流れやすくなって抵抗が下
がる。 【0008】また、各主面の最上層には各櫛歯状電極と
選択的に接続された表面電極が形成されているので、従
来と同様の電極取り出し方向、すなわち、電極面の対向
方向から電極を取り出せる。 【0009】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例の正特性サーミ
スタの一部切欠斜視図、図2は図1の断面図、図3はそ
の一部切欠平面図である。 【0010】この正特性サーミスタ1は正特性サーミス
タ素子2を備えている。正特性サーミスタ素子2は例え
ば、チタン酸バリウム系のセラミックから構成され、直
方体チップ形状をしている。正特性サーミスタ素子2の
対向主面3A,3Bにはそれぞれ第1,第2の櫛歯状電
極4,5が形成されている。すなわち、平面視長方形を
している図中上側に位置する主面3Aの一方の短辺6側
端部には第1櫛歯状電極4の基端部4aが形成されてい
る。基端部4aは一方の短辺6側端部の全幅にわたって
帯状に形成されている。さらに、この基端部4aから分
岐した複数の櫛歯状電極先端部4bが他方の短辺7に向
かって互いに平行に延出している。また、他方の短辺7
側端部には第2櫛歯状電極5の基端部5aが形成されて
いる。基端部5aは他方の短辺7側端部の全幅にわたっ
て帯状に形成されている。さらに、この基端部5aから
分岐した複数の櫛歯状電極先端部5bが一方の短辺6に
向かって互いに平行に延出している。この櫛歯状電極先
端部5bと前記した櫛歯状電極先端部4bとは主面3A
上において互い違いに入り込み合って配設されている。 【0011】このような第1,第2の櫛歯状電極4,5
は、図中下側に位置する主面3Bにも同様の配設位置で
形成されている。すなわち、主面3Bの一方の短辺8側
端部(主面3Aの一方の短辺6側端部と同一側端部)に
は第1櫛歯状電極4の基端部4aが形成されている。基
端部4aは一方の短辺8側端部の全幅にわたって帯状に
形成されている。さらに、この基端部4aから分岐した
複数の櫛歯状電極先端部4bが他方の短辺9に向かって
互いに平行に延出している。また、他方の短辺9側端部
には第2櫛歯状電極5の基端部5aが形成されている。
基端部5aは他方の短辺9側端部の全幅にわたって帯状
に形成されている。さらに、この基端部5aから分岐し
た複数の櫛歯状電極先端部5bが一方の短辺8に向かっ
て互いに平行に延出している。この櫛歯状電極先端部5
bと前記した櫛歯状電極先端部4bとは主面3B上にお
いて互い違いに入り込み合って配設されている。 【0012】そして、両主面3A,3Bに形成された第
1櫛歯状電極4,4どうしは、正特性サーミスタ素子2
の第1櫛歯状電極基端部4a側側面に形成された第1接
続電極10Aによって接続されている。また、第2櫛歯
状電極5,5どうしは、正特性サーミスタ素子2の第2
櫛歯状電極基端部5a側側面に形成された第2接続電極
10Bによって接続されている。 【0013】第1,第2の櫛歯状電極4,5が配設され
た主面3A,3Bは絶縁体12A,12Bによって覆わ
れている。すなわち、主面3A上には、第1櫛歯状電極
4の基端部4aを除く全面に絶縁体12Aが配設されて
いる。主面3B上には第2櫛歯状電極5の基端部5aを
除く全面に絶縁体12Bが配設されている。これら絶縁
体12A,12Bは、正特性サーミスタ1が使用時高温
になることを考え、ガラスや酸化シリコン等の耐熱性の
高い材料によって構成されている。 【0014】さらには、各絶縁体12A,12B上には
第1,第2の表面電極13A,13Bが形成されてい
る。すなわち、主面3Aの絶縁体12A上には第1表面
電極13Aが配設されている。この表面電極13Aは主
面3Aの第1櫛歯状電極基端部4a上にも配設されてお
り第1櫛歯状電極4に導通接続している。また、主面3
Bの絶縁体12B上には第2表面電極13Bが配設され
ている。第2表面電極13Bは主面3Bの第2櫛歯状電
極基端部5a上にも配設されており第2櫛歯状電極5に
導通接続している。 【0015】このように構成された正特性サーミスタ1
は、各主面3A,3Bにおいて、第1櫛歯状電極4の先
端部4bと第2櫛歯状電極5の先端部5bとは近接して
おり、さらには、互い違いに入り込み合っているので、
これらが対向し合う幅方向距離は長くなっている。その
ため、正特性サーミスタ1の抵抗は低くなっている。こ
のように、正特性サーミスタ1は、第1,第2の櫛歯状
電極4,5を設けることによって低抵抗化しており、低
抵抗化するために従来のような素子厚を薄くする必要は
なく、さらには、従来のように素子厚を薄くしたことに
よる機械的強度低下を補強板によって補う必要もなくな
っている。 【0016】また、主面3A,3Bの最上層に第1,第
2の櫛歯状電極4,5に選択的に接続された第1,第2
の表面電極13A,13Bが形成されているので各主面
3A,3Bを挟持端子で挟持して接続固定することがで
き、このような接続構造を有する小型モータにも何ら不
都合なく正特性サーミスタ1を組み込むことができる。 【0017】なお、図1において仮想線で示すように、
第1,第2の接続電極10A,10Bが形成されていな
い正特性サーミスタ素子2の側面に第1,第2の櫛歯状
電極4,5を延出して形成すれば、正特性サーミスタ1
をさらに低抵抗化することができる。 【0018】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、両主面に
おいて互い違いに入り込み合う一対の櫛歯状電極を形成
して低抵抗化を図るので、従来のような低抵抗化のため
に素子厚を薄くして正特性サーミスタの機械的強度が低
下するといった不都合がなくなった。さらには、このよ
うな機械的強度不足を補う補強板を設ける必要がなくな
るので、部品点数や工数の低減が図れ、その分、製造コ
ストが削減できるという効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る正特性サーミスタの構
造を示した一部切欠斜視図である。 【図2】実施例の正特性サーミスタの内部構造を示した
図1の断面図である。 【図3】実施例の正特性サーミスタの一部切欠平面図で
ある 【図4】従来例の正特性サーミスタの構造を示した斜視
図である。 【符号の説明】 2 正特性サーミスタ素子 3A 主面 3B 主面 4 第1櫛歯状電極 5 第2櫛歯状電極 10A 第1接続電極 10B 第2接続電極 12A,12B 絶縁体 13A 第1表面電極 13B 第2表面電極
造を示した一部切欠斜視図である。 【図2】実施例の正特性サーミスタの内部構造を示した
図1の断面図である。 【図3】実施例の正特性サーミスタの一部切欠平面図で
ある 【図4】従来例の正特性サーミスタの構造を示した斜視
図である。 【符号の説明】 2 正特性サーミスタ素子 3A 主面 3B 主面 4 第1櫛歯状電極 5 第2櫛歯状電極 10A 第1接続電極 10B 第2接続電極 12A,12B 絶縁体 13A 第1表面電極 13B 第2表面電極
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平1−236603(JP,A)
特開 昭60−184836(JP,A)
特開 平5−82304(JP,A)
特開 平1−101602(JP,A)
特開 昭59−47705(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01C 7/02
H05B 3/14
H05B 3/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 正特性サーミスタ素子(2)の両主面
(3A,3B)に、各主面(3A,3B)の一端側から
他端側に向かって延出される第1櫛歯状電極(4)と、
その他端側から一端側に向かって延出されて第1櫛歯状
電極(4)とは入り込み合う第2櫛歯状電極(5)とを
形成する一方、 前記正特性サーミスタ素子(2)の側面に、両主面(3
A,3B)の第1櫛歯状電極(4)どうしを接続する第
1接続電極(10A)と、両主面(3A,3B)の第2
櫛歯状電極(5)どうしを接続する第2接続電極(10
B)とを形成し、 かつ、前記第1櫛歯状電極(4)お
よび前記第2櫛歯状電極(5)を形成した前記両主面
(3A,3B)に、これら櫛歯状電極(4,5)を覆う
絶縁体(12A,12B)を形成するとともに、一方の
絶縁体(12A)上には第1櫛歯状電極(4)に導通し
た第1表面電極(13A)を形成し、他方の絶縁体(1
2B)には第2櫛歯状電極(5)に導通した第2表面電
極(13B)を形成したことを特徴とする正特性サーミ
スタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25041193A JP3465315B2 (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 正特性サーミスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25041193A JP3465315B2 (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 正特性サーミスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07106054A JPH07106054A (ja) | 1995-04-21 |
JP3465315B2 true JP3465315B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=17207497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25041193A Expired - Fee Related JP3465315B2 (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 正特性サーミスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3465315B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3736602B2 (ja) * | 1999-04-01 | 2006-01-18 | 株式会社村田製作所 | チップ型サーミスタ |
JP4735324B2 (ja) * | 2006-02-27 | 2011-07-27 | 株式会社村田製作所 | チップ型サーミスタ |
-
1993
- 1993-10-06 JP JP25041193A patent/JP3465315B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07106054A (ja) | 1995-04-21 |
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