JP3462512B2 - グラフ修正方法 - Google Patents

グラフ修正方法

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JP3462512B2 JP18399992A JP18399992A JP3462512B2 JP 3462512 B2 JP3462512 B2 JP 3462512B2 JP 18399992 A JP18399992 A JP 18399992A JP 18399992 A JP18399992 A JP 18399992A JP 3462512 B2 JP3462512 B2 JP 3462512B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作図作表システムにお
けるグラフの修正方法に係り、特にコンピュータ装置、
あるいはコンピュータ装置を利用したワードプロセッサ
等において、その装置の表示画面または表示兼入力画面
に表示されたグラフを変更または追加する場合や、その
グラフに対応した表の内容を変更または追加する場合に
利用して好適なグラフの修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ装置、あるいはコンピュー
タ装置を利用したワードプロセッサ等においては、表に
まとめたデータをグラフ化する場合が多くある。表を修
正するには、修正しようとする値の場所にカーソルまた
はマウスやペンなどのポインティングデバイスを持って
行き、そこで値を再入力する。表の作成や追加は、表の
セルの移動でセルごとに行うことができ、比較的容易で
ある。この表データに基づいてグラフを生成・変更する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、表示画面上
に表示したグラフ自体を直接操作変更して所望のグラフ
を得たい場合もある。このような場合には、一旦、表作
成まで戻り、表の値を変更してからグラフを再描画させ
るようにしなければならなかった。このような表のデー
タの変更によってどのようにグラフが変化するかは、直
ちに認識することが困難であり、試行錯誤を繰り返す必
要があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、表示データを反
映したグラフそのものをポインティングデバイス等を用
いて直接修正したり追加したりできるグラフの修正方法
を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、グラフを直接変更す
ると共に、そのグラフに対応した表の中のデータにグラ
フの変更が自動的に反映されるグラフの修正方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、表のデータ値
に対応するグラフ値の位置に図形が配されたグラフを表
示画面に表示する作図作表システムにおいて、前記表示
画面に表示された前記グラフを修正するグラフ修正方法
であって、前記作図作表システムは、ドラッグされる図
形がポインティングデバイスにより選択されると、当該
選択中の図形の位置が示すグラフ値、および、当該選択
中の図形の位置と、当該位置のグラフ値に対応する、前
記グラフの座標軸上の位置との間を結ぶ線を含む補助線
を、前記グラフに表示し、前記図形の位置が示すグラフ
値が、前記ドラッグによって、前記グラフの座標軸の目
盛りの最大値を超えると、前記座標軸の目盛りの最大値
を、前記図形の位置が示すグラフ値よりも大きな値に再
設定した前記グラフを前記表示画面に再描画し、前記図
形のドラッグ後、前記図形の位置が示すグラフ値を求
め、当該求めたグラフ値を前記表のデータ値に反映す
る、ことを特徴とするグラフ修正方法を提供する。
【作用】本発明に係るグラフ修正方法によれば、表のデ
ータ値に対応するグラフ値の位置に配された図形がポイ
ンティングデバイスにより選択されると、当該選択中の
図形の位置が示すグラフ値、および、当該選択中の図形
の位置と、当該位置のグラフ値に対応する、前記グラフ
の座標軸上の位置との間を結ぶ線を含む補助線が前記グ
ラフに表示される。そして、前記図前記座標軸の目盛り
の最大値を、前記図形の位置が示すグラフ値よりも大き
な値に再設定した前記グラフが前記表示画面に再描画さ
れる。ドラッグ後には、前記図形の位置が示すグラフ値
が、自動的に前記表のデータ値に反映される。
【0007】この場合、表示画面上のある1点を読み取
って、その1点をディスプレイ上に表示されているグラ
フにとられた目盛り上の値として読み取る。
【0008】グラフ上の1本の線分でつながれた2点間
において、1方が移動するとそれに伴い2点を結ぶ線分
もそのまま2点間を結ぶ線分となるように移動して行く
ようにすることが好ましい。
【0009】また、ある線分上に1点を指し示す場合に
おいて、その1点がたとえ線分上に無くても、その線分
に対して最も近い点に、1点が取られるようにする。
【0010】グラフ上の任意の座標を複数点指定して、
全体同時に移動させるようにすることも可能である。
【0011】グラフ部分によるグラフ値の変更に伴い、
好ましくは、その変更されているグラフ値の目盛軸に垂
直な補助線を表示してその変更されているグラフ値の変
化の様子を示す。同時にそのグラフ値の目盛軸にそのグ
ラフ値を表示することも好ましい。
【0012】コンピュータ装置、あるいはコンピュータ
装置を利用したワードプロセッサ等においては、画面上
の文字、絵、記号等を指し示す場合、マウスペン
いった種々のポインティングデバイスがある。これら
は、ただ単に場所を示すだけでなく、点の選定、決定、
移動(軌跡)、といった様々な利用形態が考えられる。特
に近年は、ポインティングデバイスとして、ペンが注目
されてきており、ペン画利用可能な様々なソフトウエア
が登場されてきている。そこで、このポインティングデ
バイスを用いて、グラフ上の1点、または1本の直線、
または1本の棒、または1つの領域等を指し示し、これ
を移動、拡大、縮小または消去させて、グラフの変更を
行う。このポインティングデバイスを用いて変更した結
果を読み取り、それを自動的に表に反映させる。
【0013】そのために、画面上の座標データと、画面
内に描かれたグラフの位置データおよびその目盛りデー
タを、それぞれ正確に対応させておき、画面上の座標デ
ータとして得られるポインティングデバイスの情報を、
グラフの位置データに変換し、グラフの目盛り上の値を
得る。
【0014】このようにすれば、グラフを用いて表を変
更することが可能となる。また、グラフを用いて表を変
更することにより、以前のように数値を用いて変更して
いたときに比べ、変更の様子を視覚的にとらえることが
可能となる。
【0015】またさらに、ペン等のポインティングデバ
イスを用いることにより、実際にグラフを描く感覚でグ
ラフを修正できるようになる。
【0016】まず図18に、本発明の各実施例を実現す
るためのコンピュータ装置の最低限のハードウエア構成
を示す。コンピュータ装置は、その全体の制御を行う中
央処理装置(CPU)150と、CPU150の動作を規
定する制御プログラム、アプリケーションプログラムお
よびデータを格納する主記憶装置151と、主記憶装置
151の内容の退避等を行うための外部記憶装置152
と、CPU150の処理結果としての表およびグラフを
表示する表示デバイス(CRT,フラットディスプレイ
パネル等)153と、この表示デバイス153の表示制
御を行う表示制御装置154と、ユーザからの各種入力
を行うための入力デバイスとしてのキーボード155お
よびマウス156と、印刷装置157とを備える。入力
デバイスとしてペン入力装置(図示せず)を備えてもよ
い。
【0017】本発明の第1の実施例として作図作表ソフ
トウェアに適用した場合を説明する。この実施例では、
棒グラフ(横方向棒グラフ等も含む)を利用した場合を
示す。ただし、「作図作表ソフトウェア」とは、特にコ
ンピュータ装置あるいはコンピュータ装置を利用したワ
ードプロセッサ等において、表やグラフを作成または修
正する機能のあるソフトウェアのことをいう。
【0018】図1(b)は、H社の年間売り上げ金額を
年度別に表にまとめた例を示す。これを棒グラフとして
作図したものを図1(a)に示す。表とグラフとは、別
々の画面として切り換えて表示されても、あるいは同一
画面上に同時に表示されてもよい。周知のオーバラップ
ウインドウ方式により表示することもできる。
【0019】さて、この例において、1990年度のH
社の年間売り上げを変更することを考える。まず、図1
(a)の棒グラフにおいて、棒Aの上端線分A’−A”
をペンまたはマウス等のポインティングデバイスで選択
する(ここでの選択とはクリック等で良い)。そこで、
棒Aを点滅または色を変更させ(上端線分A’−A”の
みを点滅または色を変更させても良い)、棒Aが選択さ
れたことを示す。さらに、図1(b)の表が同時に表示
されている場合には、選択された棒グラフ(1本の棒)
に対応する表の中の値を点滅または色を変更させる(こ
の例の場合は、図1(b)中の値A=10.5が変化す
る)。次に、A’−A”上の点を指示しているポインテ
ィングデバイスを上または下にドラッグさせながらグラ
フを変更する。この動作に連動して表中の値Aもグラフ
に対応した値に変化するようにする。希望する値になっ
たところで、ドラッグを中止させて変更を終了させる。
以上のような流れでグラフを変更することにより、簡単
に希望の表やグラフが作成できるようになる。
【0020】そこで求めようとするある点のグラフィッ
ク画面上でのY座標がYPであるとすると、その点のグ
ラフ上での値Pは次のようにして求められる。この様子
を図7に示す。まず、対応するもの同士で比を作ると数
1のようになる。
【0021】
【数1】
【0022】これを変形して値Pを求める数式にすると
数2のようになる。
【0023】
【数2】
【0024】よって、これにより、求めようとする点の
グラフィック画面上での座標から、グラフの座標に変換
できる。ただし、ポインティングデバイスが指し示すグ
ラフィック画面上での座標の取得については、従来技術
を利用する。
【0025】次に、図8により上端線分A’−A”など
の選択方法について説明する。A’−A”の線分の太さ
については、ユーザーインタフェースから見て5ドット
程度が適当と考えられる。従って、例えば棒グラフの上
端から下方に向かって5ドットの間の領域を指定してポ
インティングデバイスをクリックすればその棒グラフが
選択され、変更状態になる。ただし、棒グラフの大きさ
そのものが5ドット以下のときも、選択のために上端か
ら5ドットが有効なものとする。選択領域は棒グラフの
上端から下方に設定したが、選択領域の中心に棒グラフ
の上端が位置するようにすることもできる。
【0026】次に、ドラッグ状態でのグラフの表示につ
いて説明する。ドラッグしているときに他の棒グラフと
の違いを表示するために、点滅するかまたは色を変える
等の表示属性の変更を行う。また、図9に示すように、
ドラッグしているときに他の棒グラフとの大きさを比較
するために、棒グラフの上端線分を延長させて、座標軸
の目盛り上に現在の状態の値を表示しておくと、さらに
利便が向上する。
【0027】図2〜図6に、この処理を詳細に表わした
フローチャートを示す。
【0028】この中ではまず、画面上の位置とその画面
上に描かれたグラフ上の目盛値との対応をとっている
(21)。これによりポインティングデバイスの移動量
に応じた表中の値の大きさを決定することができる。そ
の方法として、まず、画面上に表示してあるグラフの原
点のグラフィック画面上での座標を(X0、Y0)とし、
縦軸にふってある目盛りが最大の点の座標を(X0、Y
MAX)とする。これらの座標を、実際のグラフの目盛り
に対応した値と対応付けることを考える。また、縦軸に
ふってある目盛りが最大の点の目盛値をMとする。
【0029】そこで、任意の棒グラフの上端線分がポイ
ンティングデバイスで指示選択されると(22)、選択
された棒グラフについて、点滅、色変更等の表示属性の
変更を行う(23)。この指示選択の具体的方法につい
ては後述する。さらに、選択された棒グラフに対応する
表の中の値の点滅、色変更等を行う(24)。
【0030】図3に移り、続いて棒グラフの上端線分延
長線上に、補助目盛線を入れる(31)。ポインティン
グデバイスが指示する画面上の位置のY座標(YP)を
取得し(32)、これを前回のY座標YP’とする(3
3)。次に、ポインティングデバイスがドラッグ状態に
あるかを調べ(34)、なければ後述するステップ61
へ進み、あればポインティングデバイスが指示する画面
上の位置のY座標YPを取得する(35)。
【0031】ポインティングデバイスの位置が上限値Y
MAXを超えたか否かを調べ(41)、超えていればYMAX
をYPとし(42)、超えていなければ、下限値Y0を超
えたか否かを調べる(43)。超えていればY0をYP
し、超えてなければ図5のステップ51へ進む。
【0032】ステップ51では、ポインティングデバイ
スの指示が移動したか否か、すなわち現在のYPが前回
のYP’と異なっているか否かを調べる。異なっていな
ければ図3のステップ34へ戻り、異なっていればれば
現在のYPをYP’とする(52)。次に、Y座標の下限
値から現在のY座標の値YPのところまで、当該棒グラ
フを再描画する(53)。また、上記数2により、グラ
フ上の値Pを算出する(54)。さらに、選択された棒
グラフの対応する表の中の値を値Pに書き換え(5
5)、図3のステップ34へ戻る。
【0033】図3のステップ34で、ドラッグ状態が解
除されたら図6のステップ61へ進む。このステップで
は、選択された棒グラフの表示属性を元に戻す(6
1)。続いて、選択された棒グラフに対応する表の中の
値の表示属性も元に戻す(62)。最後に、補助目盛線
を消去して(63)、通常処理へ戻る。
【0034】以上の説明では、ドラッグ時におけるポイ
ンティングデバイスの指示は目盛りの上限を超えられな
いようにしたが、目盛りの上限以上にグラフ値を大きく
とりたい場合などの対応については、以下の2通りが考
えられる。
【0035】(1)目盛りの上限以上にドラッグしてい
くと、自動的にグラフが再描画され、目盛りが増加され
る。目盛りが増加される割合については、おおよそ目盛
り全体の1/4位が増加するようにする。
【0036】(2)目盛り上限以上にドラッグしても、
それ以上値は大きくならない。もし目盛り上限以上にと
りたい場合には、表の中の値を変更するかまたはグラフ
の目盛りの最大値を再設定してから、再描画するように
する。
【0037】次に、ポインティングデバイスでグラフを
変更して行く時の1ドット当たりの値の刻み値が、表の
設定値の刻み値よりも大きい場合の設定について考え
る。この場合、ポインティングデバイスで1ドット変更
すると表の中の値が必要以上に大きく変更されてしまい
目的とする値を設定できない、という事態が生じる。そ
こで、表の中の値から最小刻み値を設定して、ドラッグ
中に、そのさらに細かな設定ができるようにすることを
考える。その実現方法としては、まず、ドラッグさせて
目的とする値に越えない範囲でなるべく近づける。その
後ドラッグ状態のままでポインティングデバイスのもう
1方のクリックボタンを押し、微調整する。微調整の仕
方は、1回クリックする毎に値の最小刻み値分だけ加算
される。そして、押し続けると連続的に増加して行くと
いうものである。これにより、ポインティングデバイス
を用いるだけで、完全に目的とする値に設定できるよう
になる。このフローチャートを図10〜図12に示す。
【0038】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。この実施例では、折線グラフ(面グラフ等も含
む)に適用した場合を示す。
【0039】図12は、図1(b)と同じ表のデータを
折線グラフ化したものである。今、例として、1991
年度の年間売り上げの値を変更することを考える。
【0040】まず、図12において、点Bをペンまたは
マウス等のポインティングデバイスを用いて指示して、
選択する。そこで、点Bの表示属性を変更させ、点Bが
選択されたことを示す。そこでさらに、選択された点に
対応する表の中の値の表示属性を変更させる(この例の
場合は、図1(b)の中の値B=12.0が変化す
る)。次に、点B上のポインティングデバイスを上また
は下にドラッグさせながらグラフを変更する。これに連
動して値Bも変化するようにする。なお、変更しようと
している点に結ばれている線分(ここでは線分A−Bと
線分B−C)も連動して、2点を結ぶように変化して行
く。そして、希望する値になったところで、ドラッグを
中止させて変更を終了させる。以上のような流れでグラ
フを変更することにより、簡単に希望の表やグラフが作
成できるようになる。
【0041】ここではまず、画面上の位置とその画面上
に描かれたグラフの上における位置との対応をとらなけ
ればならないが、この方法は、第1の実施例に記載され
ている方法をとるものとする。これによりポインティン
グデバイスの移動量に応じた表中の値の大きさを決定す
ることができる。
【0042】次に、点Bなどの点を選択するときの方法
について説明する。点があまりにも小さい場合にはポイ
ンティングデバイスで指示するのが難しいと思われるの
で、図13に示すように、点の周囲にある一定の選択で
きる空間をもたせて、選択しやすいようにする。同図に
示すように、点の大きさそのものをやや大きめにとっ
て、円形ばかりでなく四角や星型などの形や面積などを
持たせて、選択しやすいようにしても良い。
【0043】折線グラフ表示におけるドラッグ状態での
グラフの表示は、第1の実施例と同様に、変更中にグラ
フ上に補助的な目盛り線を入れる。ドラッグ時における
グラフの値を、目盛り上限値以上に大きくとりたい場
合、値の微調整などの対応方法も第1の実施例と同様に
実現できる。また、ドラッグ時における2点間を結ぶ線
分の処理については、従来知られている技術で対応可能
である。
【0044】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。本実施例では、XYグラフに適用した場合を示す。
【0045】図15(a)は、同図(b)のある商品の
価格と累計販売台数の関係を示す表のデータを、XYグ
ラフ化したものである。今、点LT2の値を変更するこ
とを考える。
【0046】まず、図15において、点LT2をペンま
たはマウス等のポインティングデバイスを用いて指示し
て、選択する。そこで、点LT2の表示属性(点滅、色
等)を変更させ、点LT2が選択されたことを示す。そ
こでさらに、選択された点に対応する表の中の値の表示
属性を変更させる(この例の場合は、図13の中のLT
2の値=47.5と30.5の2つが変化する)。次
に、点LT2上のポインティングデバイスを上または下
にドラッグさせながらグラフを変更する。これに連動し
て2つのLT2の値も変化する。そして、希望する値に
なったところで、ドラッグを中止させて変更を終了させ
る。以上のような流れでグラフを変更することにより、
簡単に希望の表やグラフが作成できるようになる。
【0047】画面上の位置とその画面上に描かれたグラ
フの上における位置との対応をとる方法は、第1の実施
例に記載されている方法と同じ方法をとる。これにより
ポインティングデバイスの移動量に応じた表中の値の大
きさを決定することができる。ただし、第1の実施例1
では縦軸の目盛りとの対応しか規定していないので、横
軸の目盛りとの対応については、以下に方法を示すの
で、その方法を用いるものとする。
【0048】まず、画面上に表示してあるグラフの、原
点と横軸にふってある目盛りが最大の点のグラフィック
画面上での座標を、それぞれ(X0、Y0)(XMAX
0)とする。この座標を、実際のグラフの目盛りに対
応した値と対応付けることを考える。また、横軸にふっ
てある目盛りが最大の点の、その目盛りの値をNとす
る。そこで求めようとするある点のグラフィック画面上
でのX座標がXQだとすると、その点のグラフ上での値
Qは次のようにして求めることができる。この様子を図
16に示す。
【0049】まず、対応するもの同士で比を作ると数3
のようになる。
【0050】
【数3】
【0051】これを変形して値Qを求める数式にすると
数4のようになる。
【0052】
【数4】
【0053】よって、これにより、求めようとする点の
グラフィック画面上での座標から、グラフの座標に変換
できる。ただし、ポインティングデバイスが指し示すグ
ラフィック画面上での座標の取得については、従来技術
を利用する。このようにして、縦横両軸のグラフの値を
取得することができる。
【0054】点LT2などの点を選択するときの方法に
ついてはは、第2の実施例に記載された方法をとるもの
とする。
【0055】次に、ドラッグ状態でのグラフの表示につ
いて、第2の実施例と同様に、変更中にグラフ上に補助
的な目盛り線を入れる。ただし、図17に示すように、
目盛り線は、Y軸方向のみでなくX軸方向にも表示する
ものとする。
【0056】ドラッグ時におけるグラフの値を、目盛り
上限値以上に大きくとりたい場合などの対応方法、値の
微調整については、第1の実施例の方法をとるものとす
る。
【0057】以上の説明した棒グラフ、折線グラフ、X
Yグラフの他に、本発明は以下のようなグラフにおいて
利用可能である。
【0058】(1)円グラフ (2)混合グラフ (3)株価チャート (4)レーダーチャート (5)3要素立体グラフ
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、ポインティングデバイ
スを用いてグラフの修正を行うことができ、これによ
り、数値を意識することなくグラフおよび表を変更でき
る。また、表示画面上でグラフを操作できるので、その
変更の様子を視覚的にとらえられる。さらに、ペン等の
ポインティングデバイスを用いることにより、実際にグ
ラフを描く感覚でグラフを修正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を棒グラフ表示に適用した第1の実施例
の説明図。
【図2】第1の実施例の動作の一部を示すフローチャー
ト。
【図3】第1の実施例の動作の一部を示すフローチャー
ト。
【図4】第1の実施例の動作の一部を示すフローチャー
ト。
【図5】第1の実施例の動作の一部を示すフローチャー
ト。
【図6】第1の実施例の動作の一部を示すフローチャー
ト。
【図7】第1の実施例におけるY軸方向の、画面上の位
置とグラフの値との対応を示す説明図。
【図8】第1の実施例におけるグラフ上の選択領域の一
例を示す説明図。
【図9】第1の実施例における棒グラフ上での、ドラッ
グ状態におけるグラフの表示の一例を示す説明図。
【図10】第1の実施例におけるグラフ上でのポインテ
ィングデバイスによる微調整の処理の一部を示すフロー
チャート。
【図11】第1の実施例におけるグラフ上でのポインテ
ィングデバイスによる微調整の処理の一部を示すフロー
チャート。
【図12】本発明を折線グラフ表示に適用した本発明の
第2の実施例の説明図。
【図13】第2の実施例におけるポインティングデバイ
スによる点の選択領域の一例を示す説明図。
【図14】第2の実施例における折線グラフ上での、ド
ラッグ状態におけるグラフの表示の一例を示す説明図。
【図15】本発明をXYグラフに適用した本発明の第3
の実施例の説明図。
【図16】第3の実施例におけるX軸方向の、画面上の
位置とグラフ上の位置との対応を示す説明図。
【図17】第3の実施例におけるXYグラフ上での、ド
ラッグ状態におけるグラフの表示の一例を示す説明図。
【図18】本発明を実施するためのコンピュータ装置の
ハードウエア構成を示すブロック図。
【符号の説明】
150…CPU、151…主記憶装置、152…外部記
憶装置、153…表示装置、154…表示制御装置、1
55…キーボード、156…マウス、157…印刷装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−268185(JP,A) 特開 昭62−58379(JP,A) 特開 平3−250247(JP,A) 特開 昭59−176894(JP,A) 特開 昭59−15982(JP,A) 特開 平4−313170(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21 - 17/24 G06T 11/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表のデータ値に対応するグラフ値の位置に
    図形が配されたグラフを表示画面に表示する作図作表シ
    ステムにおいて、前記表示画面に表示された前記グラフ
    を修正するグラフ修正方法であって、 前記作図作表システムは、 ドラッグされる図形がポインティングデバイスにより選
    択されると、当該選択中の図形の位置が示すグラフ値、
    および、当該選択中の図形の位置と、当該位置のグラフ
    値に対応する、前記グラフの座標軸上の位置との間を結
    ぶ線を含む補助線を、前記グラフに表示し、前記図形の位置が示すグラフ値が、前記ドラッグによっ
    て前記グラフの座標軸の目盛りの最大値を超えると、前
    記座標軸の目盛りの最大値を、前記図形の位置が示すグ
    ラフ値よりも大きな値に再設定した前記グラフを前記表
    示画面に再描画し、 前記図形のドラッグ後、前記図形の位置が示すグラフ値
    を求め、当該求めたグラフ値を前記表のデータ値に反映
    する、 ことを特徴とするグラフ修正方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のグラフ修正方法であって、 ドラッグされる前記図形は、当該図形の位置を含む所定
    の領域を前記ポインティングデバイスによりポインティ
    ングされた場合に選択される、 ことを特徴とするグラフ修正方法。
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