JP3460324B2 - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は使用済の廃イオン交換樹
脂を濾材として用いる濾過装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】水処理における濾過装置として、砂、ア
ンスラサイト、不活性樹脂等の粒状濾材を充填して濾床
を形成し、濾床に通水して濾過を行い、差圧上昇により
濾床を逆洗し、捕捉されたSS等を除去するようにした
ものが一般に使用されている。このような従来の濾過装
置は、濾材の物理的な濾過作用を利用して濾過するもの
であるため、SS捕捉力には限界があり、高流速で通水
して濾過を行うと処理水質が悪化する。 【0003】逆洗操作での問題点としては、濾過装置を
長期間使用すると、空気、水逆洗だけでは除去排出でき
ない汚染物が濾材部分に蓄積し、マッドボール(汚染物
の塊)が生じ、その結果、濾過装置の差圧上昇および濾
過水質の悪化を招く。これらを防止するために、空気、
水逆洗の時間を長くしたり、塩素を添加して原水を殺菌
し、マッドボール等の発生を防止するなどの方法がとら
れる。しかし逆洗時間を長くすると濾過水槽などを大き
くする必要があるにもかからわず、付着したSSの完全
な除去は困難である。マッドボールの生成防止に塩素を
添加した場合、イオン交換樹脂塔に供給する前に濾過水
中の残留塩素を活性炭処理あるいは薬品処理で除去する
ことが必要となる。また濾材として砂などを用いた場
合、酸あるいはアルカリ洗浄を頻繁に行うと濾材が溶出
し消耗するなどの問題点がある。 【0004】一方、イオン交換樹脂は使用によりイオン
交換能が低下するため、使用済のイオン交換樹脂は廃樹
脂として廃棄されるが、その廃棄は環境汚染の観点から
困難である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題点を解決するため、廃イオン交換樹脂を濾材とし
て用いることにより、SS成分等の捕捉力を大きくして
高流速で濾過を行うことができ、しかも酸、アルカリを
用いて逆洗を行うことができ、これにより短時間で効率
よく濾材の洗浄を行って濾過能力をほぼ完全に回復でき
るほか、樹脂に残留するイオン交換能力を利用すること
も可能な濾過装置を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、濾材として
径0.3〜1mmφの廃イオン交換樹脂を充填した濾床
を有する濾過塔と、前記濾床に逆洗用の水および/また
は空気を導入して濾床を展開および/またはSSを剥離
する逆洗水および/または空気導入手段と、前記濾床に
酸および/またはアルカリ洗浄液を導入して酸および/
またはアルカリ洗浄する洗浄液導入手段と 剥離したS
Sを含む逆洗排液および/または洗浄排液を濾過塔から
排出する排液排出手段とを備えていることを特徴とする
濾過装置である。 【0007】本発明において濾材として使用される廃イ
オン交換樹脂は、イオン交換用として使用され、使用済
となったイオン交換樹脂であり、イオン交換能が低下し
たものが一般的であるが、イオン交換能が低下しないも
のであってもよい。このようなイオン交換樹脂としては
カチオン交換樹脂、アニオン交換樹脂のいずれでもよ
く、両者を混合して用いてもよいが、いずれか一方の樹
脂を用いるのが好ましく、被処理水に無機凝集剤を添加
して凝集濾過を行う場合は、カチオン交換樹脂、特に強
酸性のカチオン交換樹脂が好ましい。濾材となる廃イオ
ン交換樹脂の粒径は、0.3〜1mmφのものを用い
。 【0008】本発明ではこのような廃イオン交換樹脂を
濾過塔に充填して濾床を形成し、濾過装置が構成され
る。このような濾過装置はそれ単独でも用いられるが、
イオン交換装置と組合せて水処理装置を構成するのが好
ましい。上記の濾過装置では、濁度1以上のSS成分を
含む被処理水を濾床に通水して濾過が行われる。被処理
水の通水方向は下向流とするのが一般的であるが、上向
流その他の方向に通水することもできる。なお濁度1以
上のSS成分を含む被処理水を直接イオン交換樹脂塔に
通水すると、差圧がすぐに上昇するためイオン交換処理
ができない。このためイオン交換樹脂塔への流入水は通
常濁度1未満に除濁する。 【0009】被処理水の流速は一般的には30〜100
m/h、好ましくは30〜40m/h程度で濾過が行わ
れる。砂、アンスラサイト等を用いた通常の濾過装置で
は通常6〜8m/h程度の流速で濾過が行われるが、本
発明では濾材によるSS捕捉力が大きいため、上記のよ
うな高流速で濾過を行っても、SSのリークなしに十分
濾過を行うことができる。特に硫酸バンド、PAC等の
無機凝集剤を添加して凝集濾過を行う場合に、このよう
な傾向が強い。 【0010】本発明において高流速で濾過が行えるの
は、濾材に残留するイオン交換基により、イオン交換そ
の他の電気化学的な作用が、物理化学的な濾過作用に加
味されることにより、SS捕捉力が大きくなり、これに
よりSSがリークしないためであると推測されるが、詳
細は不明である。 【0011】濾過の継続により差圧が上昇すると濾床の
逆洗が行われる。逆洗は濾床の下部から逆洗用の水およ
び/または空気を導入して行うのが一般的であるが、初
期の数回は濾床上部のみを逆洗するようにしてもよい。
最終的に濾床下部から逆洗を行うことにより、濾床に捕
捉されたSS成分は除去されるが、完全に除去すること
はできず、逆洗の度に徐々に蓄積していってマッドボー
ルの原因になる。 【0012】本発明では水および/または空気による逆
洗数回に対して1回の割合で、酸および/またはアルカ
リ洗浄液による洗浄を行う。本発明の濾過装置がイオン
交換装置と組合されている場合はイオン交換装置の再生
排液を濾床の洗浄液として用いることができるが、他の
場合は酸および/またはアルカリ洗浄液を別途調製する
ことができる。酸および/またはアルカリ洗浄液の濃度
はそれぞれ1〜5重量%濃度とすることができる。 【0013】酸および/またはアルカリ洗浄液による洗
浄は上記洗浄液を用いて逆洗することにより行うのが好
ましいが、逆洗とは別の操作として行うことも可能であ
る。洗浄液としては、濾材が廃カチオン交換樹脂の場合
は酸液、廃アニオン交換樹脂の場合はアルカリ液が好ま
しいが、逆の場合でもよい。混床の場合は逆洗により両
樹脂を分離し、それぞれの樹脂に対して酸またはアルカ
リを洗浄液として通液するのが好ましいが、混床の状態
で、一方または両方の洗浄液で洗浄してもよい。 【0014】酸および/またはアルカリ洗浄液による洗
浄により、濾材として廃イオン交換樹脂に付着していた
金属その他の不純物が除去され、これにより付着してい
たSS成分はほぼ完全に除去され、濾過能力は回復す
る。これと同時に濾材に残留するイオン交換基が再生さ
れ、イオン交換樹脂としての機能も回復する。 【0015】 【実施例】以下、本発明を図面の実施例により説明す
る。図1は実施例の濾過装置を示す断面図である。図1
において、10は濾過装置であって、濾過塔1内に、使
用済の廃イオン交換樹脂を充填した濾床2が形成され、
支持板2a上に支持されている。濾過塔1の頂部には空
気抜口3が設けられている。また濾過塔1の上部には被
処理水導入路および逆洗排水路を兼ねる上部給排液管4
が設けられて、濾床2の上方に開口している。上部給排
水管4の開口部には上向に拡開するロート状部4aが形
成され、その下側の周辺部には下向に傾斜する笠状のガ
イド部4bが形成され、その接合部に逆J字状の空気抜
管4cが設けられている。濾過塔1の下部には濾過水排
出路および洗浄液導入路を兼ねる下部給排液管5が設け
られて、濾床2の下方に開口している。濾床2内の上部
および濾床2の下方には逆洗用の水および/または空気
を導入する逆洗水/空気導入管6、7が設けられ、それ
ぞれ交差方向に枝管6a、7aを有し、給水/空気管6
b、7bに連絡している。逆洗水/空気導入管6および
枝管6aには両側に斜上向に開口する開口部が設けら
れ、逆洗水/空気導入管7および枝管7aには両側に斜
下向に開口する開口部が形成されている(図示せず)。
濾過塔1の側壁の濾床2上面より若干上の部分には、水
抜口8および洗浄排液口9が設けられている。 【0016】上記の濾過装置は図2〜4に示すように、
イオン交換装置と組合されて純水製造装置を構成してい
る。図2〜4の(A),(B)はそれぞれ純水製造装置
の各工程を示す系統図であり、各図中、11は濾過水
槽、12はカチオン交換塔、13は脱炭酸塔、14はア
ニオン交換塔であり、これらはシリーズに接続してイオ
ン交換装置20を構成している。カチオン交換塔12お
よびアニオン交換塔14にはそれぞれカチオン交換樹脂
層15およびアニオン交換樹脂層16が充填されてい
る。 【0017】上記の純水製造装置においては、図2
(A)に示すように、濾過装置10において濾過を行
い、イオン交換装置20においてイオン交換を行い、純
水が製造される。まず濾過装置10では、被処理水を上
部給排液管4から導入して濾過を行い、濾過水は下部給
排液管5から弁V1を介して濾過水槽11に貯えられ
る。このとき濾材の残留交換基の作用により、SS捕捉
力が大きくなって、高流速で濾過が行われ、被処理水に
無機凝集剤を添加して凝集濾過を行う場合でも効率よく
濾過を行うことができる。 【0018】イオン交換装置20では、濾過水槽11の
濾過水が連絡管21からカチオン交換塔12に導入さ
れ、カチオン交換樹脂層15を通る間にカチオン交換が
行われ、カチオン交換水は下部給排液管22から脱炭酸
塔13に導入されて脱炭酸された後連絡管23からアニ
オン交換塔14に導入され、アニオン交換樹脂層16を
通る間にアニオン交換が行われ、下部給排液管24から
純水が得られる。 【0019】濾過塔1の差圧が上昇したときは、図2
(B)に示すように、弁V1を閉じ、イオン交換装置2
0を従前の通り運転したまま、濾過装置10の逆洗を行
う。濾過装置10の逆洗は、濾床2の表層部のみが目詰
まりしている場合は、逆洗水/空気導入管6から水およ
び/または空気を導入して表層部のみを展開し、また濾
床2の全層が目詰まりしている場合は、逆洗水/空気導
入管7から水および/または空気を導入して全層を展開
して逆洗する。空気逆洗を行う場合は水抜口8から水抜
きして、液面を濾床2の上面より若干上の位置まで下降
させて空気を吹込むと、濾床2はほぐされてSSが剥離
する。水逆洗の場合は、この状態から逆洗水/空気導入
管6または7から水を導入することにより濾床2は展開
され、剥離SSを含む逆洗排液は上部給排液管4から排
出される。このとき上昇する濾材は上部給排液管4のロ
ート状部4aの下側からガイド部4bに沿って循環し、
SSを含む水がオーバーフロー式にロート状部4aから
集水されて排出される。空気抜管4cはロート状部4a
とガイド部4bの下にたまる空気を抜出し、濾材の循環
流を維持する。上記の逆洗は水逆洗のみを行ってもよ
い。逆洗終了後は前記と同様の濾過工程に入り、濾過水
を濾過水槽に貯留する。 【0020】このような濾過−逆洗の操作を繰返し、濾
床2の全層が目詰まりし、表層部のみの逆洗により圧損
が回復しない場合には、全層の逆洗を行う。そして全層
の逆洗によっても、付着SS分が蓄積されて、圧損が回
復しなくなるので、全層の逆洗数回に対して1回の割合
で酸/アルカリ洗浄を行う。このような酸/アルカリ洗
浄は通常イオン交換装置20の再生工程に際して、その
再生排液を利用して行われる。 【0021】酸/アルカリ洗浄は、まずその準備段階と
して、図3(A)に示すように、弁V1を閉じ、イオン
交換装置20の運転も停止し、逆洗水/空気導入管7か
ら濾過塔1に水および/または空気を導入して濾床2の
逆洗を行う。このときの逆洗は前記の逆洗と同様に行わ
れるが、空気逆洗および水逆洗を組合せて行うのが好ま
しい。カチオン交換樹脂層15およびアニオン交換樹脂
層16についても、下部給排液管22、24から水およ
び/または空気を導入し、同様に逆洗を行う。 【0022】次に図3(B)に示すように、下部給排液
管22から酸再生液を導入してカチオン交換樹脂層15
を再生し、酸を含む再生排液は酸洗浄液として下部給排
液管5から濾過塔1に導入して、濾床2の洗浄を行い、
洗浄排液口9から洗浄排液を排出する。続いて図4
(A)に示すように下部給排液管24からアニオン交換
塔14にアルカリ再生液を導入してアニオン交換樹脂層
16を再生し、アルカリを含む再生排液はアルカリ洗浄
液として下部給排液管5から濾過塔1に導入して濾床2
のアルカリ洗浄を行い、洗浄排液口9から洗浄排液を排
出する。濾材が廃カチオン交換樹脂または廃アニオン交
換樹脂のみの場合は一方の薬剤洗浄のみを行ってもよ
い。 【0023】その後濾過塔1、カチオン交換塔12、ア
ニオン交換塔14について押出工程を行った後、図4
(B)に示すように、濾過塔1については、上部給排液
路4から被処理水を導入して通水洗浄を行い、イオン交
換装置20については、濾過水を循環して循環洗浄を行
う。このような酸/アルカリ洗浄を行った後、図2
(A)に示すように採水工程に移る。 【0024】試験例 図1の濾過塔1に粒径0.3〜1mmの廃イオン交換樹
脂(カチオン交換樹脂ダイヤイオンSK1Bまたはアニ
オン交換樹脂SA100)を1mの高さに充填して濾床
2を形成し、図2(A)のようにイオン交換装置20と
組合せて純水製造装置を構成した。水道水にカオリンを
添加して濁度5〜6度に調整した被処理水にポリ塩化ア
ルミニウムをAlとして0.5mg/l添加し、硫酸でp
H6.5に調整して凝集処理を行い、図2(A)に示す
ように濾過装置10においてLV35m/hの流速で濾
過を行い、その後イオン交換装置20においてカチオン
交換およびアニオン交換を行って純水を得た。 【0025】濾過装置10における圧損は当初0.25
kgf/cm2であったが次第に上昇し、8時間後に1
〜1.5kgf/cm2になったので、図2(B)に示
すように濾過塔下部より水を導入してLV35m/hr
で15分間逆洗し、終了後通水を再開した。さらに8時
間後に同様に水で逆洗した。24時間後にイオン交換装
置の再生が必要になったので、イオン交換樹脂層の再生
と濾床の洗浄を行った。 【0026】このときの洗浄操作は、まず図3(A)に
示すように濾過塔1の通水を停止して、濾床2の上層よ
り上10〜20cmの高さまで水抜を行い、濾過塔下部
に空気を導入して1m3/m2・minの流量、0.4k
gf/cm2の圧力で15分間空気逆洗を行った後、濾
過塔の下部に水を導入してLV35m/hrで15分間
水逆洗を行うと同時に、カチオン交換樹脂層15および
アニオン交換樹脂層16についても水逆洗を行い、その
後カチオン交換樹脂またはアニオン交換樹脂の再生と酸
またはアルカリ洗浄を行った。 【0027】濾材として廃カチオン交換樹脂を用いた場
合は、図3(B)に示すように、5重量%塩酸水溶液を
カチオン交換塔12に通液してカチオン交換樹脂を再生
した後、再生排液を酸洗浄液として濾過塔1に導入して
LV10m/hrで濾床を洗浄した。濾材が廃アニオン
交換樹脂の場合は、図4(A)に示すように、2重量%
水酸化ナトリウム水溶液をアニオン交換塔14に通液し
てアニオン交換樹脂を再生した後、再生排液をアルカリ
洗浄液として濾過塔1に導入してLV10m/hrで濾
床を洗浄した。 【0028】酸またはアルカリ廃液で洗浄後、図4
(B)に示すように濾過塔1を20分間通水洗浄し、イ
オン交換装置20は30分間循環洗浄した後、採水を開
始した。上記の酸またはアルカリ洗浄を行った場合の差
圧の変化を図5(A)に示す。比較例として上記と同様
に運転し、3回目の洗浄として酸またはアルカリ洗浄を
行わず、空気および水逆洗のみを行った場合の圧損の変
化を図5(B)に示す。図5(A)から明らかなよう
に、水逆洗によって蓄積する汚れは酸またはアルカリ洗
浄により除去され、初期の差圧が回復するのに対し、図
5(B)に示すように空気および水逆洗では差圧が回復
しないことがわかる。 【0029】 【発明の効果】本発明の濾過装置は、濾材として粒径
0.3〜1mmφの廃イオン交換樹脂を充填した濾床を
有する濾過塔と濾床に逆洗用の水および/または空気
を導入して濾床を展開および/またはSSを剥離する
洗用水および/または空気導入手段と、濾床に酸および
/またはアルカリ洗浄液を導入して酸および/またはア
ルカリ洗浄する酸および/またはアルカリ導入手段と、
剥離したSSを含む逆洗排液および/または洗浄排液を
濾過塔から排出する排液排出手段とを設けたので、残留
イオン交換能力を利用しSS成分等の捕捉力を大きくし
て高流速で濾過を行うことができ、短時間で効率よく濾
材の洗浄を行って、SSを剥離しまたは濾床を展開し、
剥離したSSを含む逆洗排液または洗浄排液を濾過塔か
ら排出して濾過能力をほぼ完全に回復することができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例1の濾過装置を示す断面図である。 【図2】(A),(B)はそれぞれ実施例の濾過装置を
用いた純水製造装置の工程を示す系統図である。 【図3】(A),(B)はそれぞれ実施例の濾過装置を
用いた純水製造装置の工程を示す系統図である。 【図4】(A),(B)はそれぞれ実施例の濾過装置を
用いた純水製造装置の工程を示す系統図である。 【図5】(A),(B)はそれぞれ試験例の結果を示す
グラフである。 【符号の説明】 1 濾過塔 2 濾床 2a 支持板 3 空気抜口 4 上部給排液管 4a ロート状部 4b ガイド部 4c 空気抜管 5、22、24 下部給排液管 6、7 逆洗水/空気導入管 6a、7a 枝管 6b、7b 給水/空気管 8 水抜口 9 洗浄排液口 10 濾過装置 11 濾過水槽 12 カチオン交換塔 13 脱炭酸塔 14 アニオン交換塔 15 カチオン交換樹脂層 16 アニオン交換樹脂層 21、23 連絡管
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B01D 29/38 510B 520B 540 (72)発明者 黒木 勝憲 東京都新宿区西新宿3丁目4番7号 栗 田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−158576(JP,A) 特公 昭47−44903(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 29/62 B01D 24/00 B01D 29/66 B01D 39/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 濾材として粒径0.3〜1mmφの廃イ
    オン交換樹脂を充填した濾床を有する濾過塔と、 前記濾床に逆洗用の水および/または空気を導入して濾
    床を展開および/またはSSを剥離する逆洗水および/
    または空気導入手段と、 前記濾床に酸および/またはアルカリ洗浄液を導入して
    酸および/またはアルカリ洗浄する洗浄液導入手段と 剥離したSSを含む逆洗排液および/または洗浄排液を
    濾過塔から排出する排液排出手段と を備えていることを
    特徴とする濾過装置。
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