JP3460312B2 - 共重合体の製造方法 - Google Patents

共重合体の製造方法

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、黄色度が低く透明性に
優れた共重合体の製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】最近、生産性、軽量化などの点から光学
レンズ、光ファイバ−等の光学部品あるいは、ヘッドラ
イトレンズ、サンル−フなどの自動車部品などのプラス
チック化が活発に検討されており、それにつれて透明性
プラスチックに対する要求はますます厳しくなってきて
いる。特に、耐熱性向上に対する要求は非常に強いもの
がある。 【0003】スクシンイミド単位を有する共重合体は、
高い耐熱性を有するため古くから種々の検討がなされて
いる。例えば、メタクリル酸メチルにN−芳香族置換マ
レイミドを共重合する方法が、特公昭43−9753号
公報、特開昭61−141715号公報、特開昭61−
171708号公報および特開昭62−109811号
公報に、スチレン系樹脂にN−芳香族置換マレイミドを
共重合する方法が、特開昭47−6891号公報、特開
昭61−76512号公報および特開昭61−2768
07号公報に知られている。しかし、ここで得られる樹
脂はN−芳香族置換マレイミド含量が増すほど耐熱性は
良好となるが、脆い、加工性が悪い、着色する等の問題
がある。 【0004】スクシンイミド単位およびオレフィン単位
からなる共重合体は、耐熱性および機械特性に優れたプ
ラスチックである。 【0005】英国特許第815,821号には、無水マ
レイン酸とオレフィン類からなる共重合体とメチルアミ
ンとの反応によるスクシンイミド共重合体の製造方法が
記載されており、無水マレイン酸共重合体をベンゼン中
でメチルアミンによりアミド化したのち溶媒を除去し、
オ−ブン中加熱イミド化することにより薄黄色の樹脂を
得ている。また、残存無水マレイン酸の除去および不活
性雰囲気中での反応により、色調が改善されることが示
されている。 【0006】Journal of Polymer
Science PartC No16 p387(1
967)には、無水マレイン酸共重合体とアルキルアミ
ンのイミド化反応について、酢酸中あるいはベンゼン中
での反応が検討されている。しかしながら、上述の方法
で得られる共重合体は依然黄色度が高く、透明性プラス
チックとしての要求を十分満足できるものではなかっ
た。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、黄色
度が低く透明性、耐熱性および機械的強度に優れた共重
合体の製造方法を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、この問題
に鑑み鋭意検討した結果、無水マレイン酸/オレフィン
系共重合体と、アミン化合物との反応によりイミド共重
合体を製造する反応において、特定の溶媒を用いること
を特徴とする製造方法が、上記目的を満たすことを見出
し、本発明を完成するに至った。 【0009】すなわち、本発明は相対溶液粘度が1〜1
0.0である無水マレイン酸40〜60モル%、オレフ
ィン類60〜40モル%および共重合可能な他の単量体
0〜20モル%からなる共重合体と、炭素数1〜6のア
ルキルアミン化合物およびアンモニアの一種類以上との
反応により、スクシンイミド単位を含む共重合体を製造
する反応工程において、イミド化反応時に、溶媒として
芳香族アルコ−ル溶媒を用いることを特徴とする、黄色
度が低く透明性に優れた共重合体の製造方法に関するも
のである。 【0010】本発明で使用する無水マレイン酸/オレフ
ィン系共重合体は、無水マレイン酸、オレフィン類およ
び共重合可能な他の単量体とのラジカル共重合により、
容易に得ることができる。 【0011】本発明で使用する無水マレイン酸共重合体
の重合方法としては、特に制限はないが、着色に影響を
与える残存無水マレイン酸の低減の点から、いわゆる沈
澱重合法が好ましい。 【0012】本発明で使用するオレフィン類としては、
エチレン、イソブテン、2−メチル−1−ブテン、2−
メチル−1−ペンテン、2−メチル−1−ヘキセン、1
−メチル−1−ヘプテン、1−イソオクテン、2−メチ
ル−1−オクテン、2−エチル−1−ペンテン、2−メ
チル−2−ブテン、2−メチル−2−ペンテン、2−メ
チル−2−ヘキセン等のオレフィン類であり、耐熱性お
よび機械特性の点からイソブテンが好ましい。これらは
1種または2種以上組み合わせて用いることができる。 【0013】その他の本発明の目的をそこなわない範囲
で、共重合可能な単量体を共重合する事もできる。共重
合可能な成分としては、スチレン、α−メチルスチレ
ン、メチルスチレン等のスチレン誘導体、1,3−ブタ
ジエン、イソプレン等のジエン類、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル等のメタクリル酸エステル類、
およびアクリル酸メチル、アクリル酸エチル等のアクリ
ル酸エステル類、およびメチルビニルエ−テル、エチル
ビニルエ−テル等のビニルエ−テル類等が挙げられる。
これらは1種または2種以上組み合わせて用いることが
できる。無水マレイン酸共重合体の重合における重合溶
媒としては、公知の沈澱重合溶媒、例えば酢酸エチル、
酢酸プロピル、酢酸ブチル等の酢酸エステル類、酢酸エ
ステルとアルコ−ルの混合溶媒、あるいはベンジルアル
コールなどの芳香族系アルコール溶媒等が挙げられる。 【0014】重合開始剤としては、ベンゾイルパ−オキ
サイド、ラウリルパ−オキサイド、オクタノイルパ−オ
キサイド、アセチルパ−オキサイド、ジ−t−ブチルパ
−オキサイド、t−ブチルクミルパ−オキサイド、ジク
ミルパ−オキサイド、t−ブチルパ−オキシアセテ−
ト、t−ブチルパ−オキシベンゾエ−ト、パ−ブチルネ
オデカネ−ト等の有機過酸化物、または、2,2’−ア
ゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’
−アゾビス(2−ブチロニトリル)、2,2’−アゾビ
スイソブチロニトリル、ジメチル−2,2’−アゾビス
イソブチレ−ト、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン
−1−カルボニトリル)等ノアゾ系開始剤が挙げられ
る。 【0015】重合温度は開始剤の分解温度に応じて適宜
設定することができるが、一般的には、40℃〜150
℃の範囲で行うことが好ましい。 【0016】共重合体中の無水マレイン酸単位の含有量
は、ポリマ−全体の40〜60モル%である。共重合体
中のオレフィン単位は60〜40モル%であり、その他
共重合可能な単位の共重合体中の含有量は、ポリマ−全
体の0〜20モル%であり、0〜5モル%、特に0〜1
モル%が好ましい。 【0017】また、上述のように共重合体中の残存無水
マレイン酸モノマ−がイミド化時の着色に影響をあたえ
ることから、重合はオレフィン類過剰の条件で行うこと
が好ましく、共重合における無水マレイン酸/オレフィ
ン類のモル比は、1以下が好ましい。また、重合後の生
成ポリマ−粒子を無水マレイン酸は溶解するが共重合体
は溶解しない溶媒類で洗浄することできる。共重合体中
の残存モノマ−量としては、1重量%以下、特に0.1
重量%以下が好ましい。 【0018】本発明で使用する無水マレイン酸共重合体
の相対溶液粘度は、ウベロ−デ粘度計によって、無水マ
レイン酸共重合体の0.5g/dlのN,N−ジメチル
ホルムアミド溶液の流動時間(t1)とN,N−ジメチ
ルホルムアミドの流動時間(t0)を23℃で測定した
t1/t0値を示す。相対溶液粘度は1以上10.0以
下、特に、1.2以上5.0以下のものが好ましい。相
対溶液粘度が10を越える場合には、得られるイミド共
重合体の成形性が悪くなり、1未満の場合には、得られ
るイミド共重合体が脆くなる傾向にあるため、好ましく
ない。 【0019】本発明の製造方法で使用するアルキルアミ
ン類としては、メチルアミン、エチルアミン、n−プロ
ピルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、
s−ブチルアミン、t−ブチルアミン、シクロヘキシル
アミン等炭素数1〜6の1級アミン、あるいはジメチル
尿素、ジエチル尿素等の加熱等の処理により容易にアミ
ンを発生する化合物、あるいはアンモニアが挙げられ
る。アルキルアミンの炭素数がこれより多い場合には、
得られる共重合体の耐熱性が低下するため好ましくな
い。特にメチルアミン、エチルアミン、イソプロピルア
ミン、シクロヘキシルアミンが好ましい。また、アニリ
ン、2−メチルアニリン、2,6−ジメチルアニリン、
2,6−ジエチルアニリン、4−アミノ安息香酸、4−
ヒドロキシ安息香酸等の芳香族アミンを併用することも
できる。これらの添加量は、アルキルアミンに対して0
〜30モル%、好ましくは0〜5モル%の範囲であり、
30モル%を越えて添加すると機械特性の低下あるいは
着色を起こすため好ましくない。 【0020】無水マレイン酸/オレフィン系共重合体と
アミン化合物との反応により、イミド共重合体を製造す
る反応において使用する芳香族系アルコ−ル溶媒として
は、ベンジルアルコ−ル、4−メチルベンジルアルコ−
ル、4−エチルベンジルアルコ−ル、4−ブチルベンジ
ルアルコ−ル、ビフェニルメタノ−ル、1−フェニル−
1−プロパノ−ル、フェノ−ルおよびキシレノ−ルが挙
げられる。特に、着色が低く、反応が均一に進行するこ
とから、ベンジルアルコールが好ましい。また、本発明
で用いる芳香族系アルコ−ル溶媒には、上記アルコ−ル
類とその他の溶媒類との混合溶媒も含まれる。その他の
溶媒類としては、ベンゼン、トルエン等の芳香族溶媒、
ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエ−テル類など
が挙げられる。混合溶媒におけるアルコ−ル類とその他
の溶媒の比は、100:0〜5:95(容積比)、好ま
しくは100:0〜10:90、特に100:0〜5
0:50が好ましい。溶媒の比が5:95を越える場合
には、得られるイミド共重合体の着色が大きくなるため
好ましくない。 【0021】無水マレイン酸/オレフィン系共重合体と
アミン類のイミド化反応は、二段階よりなる反応であ
り、第一段目の反応は無水マレイン酸共重合体のアミド
化反応によるポリマレアミド酸の生成反応であり、第二
段目の反応はポリマレアミド酸の閉環イミド化反応であ
る。これらの反応は、同一反応器で連続的に行うことも
可能であるし、必要に応じて複数の反応器を使用するこ
ともできる。 【0022】本発明の製造方法は、少なくとも第二段目
のイミド化反応時の溶媒として芳香族系アルコ−ル溶媒
を用いることを特徴とする黄着色の低い共重合体の製造
方法に関するものである。本溶媒は中間体であるポリマ
レアミド酸および生成するイミド体を溶解するため、反
応を均一に行うことができ、また、ブロッキングなどの
問題がないため、工業的にも有利である。 【0023】本発明の製造方法において、使用する溶媒
の量は、無水マレイン酸共重合体100重量部に対して
5〜2000重量部、特に50〜200重量部が好まし
い。溶媒量が5重量部未満の場合には、反応が高粘度と
なるため、十分なイミド化が困難となり、溶媒量が20
00重量部を越える場合には、生産性の点から不利にな
る。 【0024】本発明の製造方法に使用する反応装置につ
いては、限定されることはなく、槽型反応器、管型反応
器、脱気装置付きスクリュ−押出反応器などを用いるこ
とができる。 【0025】アミド化反応の反応温度については、特に
制限はないが、通常0℃〜300℃の範囲である。 【0026】イミド化反応温度は、100〜400℃、
好ましくは120℃〜350℃、特に150℃〜300
℃が好ましい。反応温度が100℃未満の場合には、イ
ミド化反応が進行しづらく、400℃を越える場合に
は、熱劣化による着色などの点から好ましくない。 【0027】また、反応温度は連続的あるいは段階的に
昇温あるいは降温させる事もできる。 【0028】また、反応触媒としてトリエチルアミン、
トルエンスルホン酸のような各種塩基性あるいは酸性触
媒を添加することもできる。 【0029】イミド化率はアミンの供給量、反応温度、
反応時間等により影響するが、十分な耐熱性を有するた
めには、共重合体中に含まれるスクシンイミド単位が、
ポリマ−全体の30〜60モル%、好ましくは40〜6
0モル%となるように反応させることが好ましい。 【0030】なお、本発明の製造方法において得られる
樹脂には、必要に応じてヒンダ−ドフェノ−ル、有機リ
ン酸エステルのような熱安定剤、ベンゾトリアゾ−ル系
紫外線吸収剤、ヒンダ−ドアミン系紫外線安定剤、各種
潤滑剤、染料、帯電防止剤などを添加してもよい。これ
らの添加時期は制限なく、イミド化後あるいはイミド化
前に添加する事ができる。また、各種樹脂、エラストマ
ーなどを添加することも可能である。 【0031】本発明の製造方法により得られた樹脂は、
色調、透明性に優れ各種光学部品、自動車部品、医療食
品部品等幅広い用途で有用である。 【0032】 【実施例】以下本発明を実施例により説明するが、本発
明は実施例に限定されるものではない。 【0033】生成ポリマ−の確認は、元素分析、IR測
定およびNMR測定により行った。得られたポリマ−の
固有粘度は、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)
を溶媒として、ウベロ−デ粘度計を用いて、23℃で測
定した。 【0034】得られたポリマ−の黄色度は、JIS K
5401に準拠し、0.8mmのプレス試験片を用いて
カラ−コンピュ−タ−(スガ試験機(株))で評価した
(反射法;反射板の三刺激値x:79.44、y:8
2.22、z:94.51)。 参考例1 無水マレイン酸/イソブテン共重合体の合成 撹拌機、窒素導入管、イソブテン導入管、温度計および
脱気管の付いた30lオ−トクレ−ブに、無水マレイン
酸2.8kg、ラウリルメルカプタン10g、t−ブチ
ルパ−オキシピバレ−ト6.3gおよび酢酸イソプロピ
ル19lを仕込み、窒素で数回パ−ジした後、液化イソ
ブテン5.2lを仕込み、60℃で6時間反応を行っ
た。 【0035】得られた粒子を遠心分離後乾燥し、4.4
kgの無水マレイン酸/イソブテン共重合体を得た。元
素分析より得られた共重合体は、50モル%の無水マレ
イン酸単位を含んでいた。相対溶液粘度は2.0であっ
た。 【0036】撹拌機、窒素導入管、アミン導入管、温度
計および脱気管の付いた10lオ−トクレ−ブに、得ら
れた共重合体粒子500g、酢酸イソプロピル5lを仕
込み、液化メチルアミン432mlを導入し、80℃で
5時間撹拌した。反応後のポリマー粒子を濾過乾燥する
ことにより、620gの無水マレイン酸/イソブテン共
重合体のアミド化物を得た。得られた共重合体はIR測
定により、1850cm-1の酸無水物に基づく吸収の消
失、および新たにアミドおよびカルボン酸単位に基づく
吸収が認められたことより、酸無水物単位がアミンによ
り開環アミド化していることが確認できた。 【0037】実施例1 撹拌機、窒素導入管、温度計および蒸留管の付いた5l
セパラブルフラスコに、参考例1で得られた共重合体6
00g、およびベンジルアルコール2.4kgを仕込
み、窒素置換後、発生する水および過剰のアミンを除去
しながら、160℃で3時間反応を行った。反応後の均
一溶液をメタノールに注ぐことにより、ポリマーが析出
した。得られた共重合体は元素分析、IR測定および13
C−NMR測定から、N−メチルスクシンイミド単位5
0モル%およびイソブテン単位50モル%からなる共重
合体であった。得られたポリマ−を230℃でプレス成
型することにより、無色透明の試験片を得た。黄色度は
3.3であった。 【0038】実施例2 実施例1に記載の5lセパラブルフラスコに、参考例1
で得られた共重合体300gおよびベンジルアルコール
2.7kgを仕込み、実施例1と同様に165℃で5時
間反応を行った。元素分析、IR測定および13C−NM
R測定から、得られた共重合体は、N−メチルスクシン
イミド単位50モル%およびイソブテン単位50モル%
からなる共重合体であった。得られたポリマ−の黄色度
は3.4であった。 【0039】比較例1 実施例1に記載の反応器に、参考例1で得られた共重合
体90gおよびトルエン900mlを仕込み、窒素置換
後、メチルアミンを導入し、180℃で2時間反応を行
った。得られポリマ−の黄色度は43.0であった。 【0040】比較例2 実施例1に記載の反応器に、参考例1で得られた共重合
体90gおよび酢酸900mlを仕込み、窒素置換後、
メチルアミンを導入し、180℃で2時間反応を行っ
た。得られたポリマ−の黄色度は39.0であった。 【0041】 【発明の効果】実施例より明かなように、本発明の製造
方法により黄色度が低く透明性に優れた共重合体を得る
ことができる。これらは、光学部品、自動車部品、電気
電子部品として有用である。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】相対溶液粘度が1〜10.0である無水マ
    レイン酸40〜60モル%、オレフィン類60〜40モ
    ル%および共重合可能な他の単量体0〜20モル%から
    なる共重合体と、炭素数1〜6のアルキルアミン化合物
    およびアンモニアの一種類以上との反応により、一般式
    (I)で示されるスクシンイミド単位を含む共重合体を
    製造する反応工程に於いて、少なくともイミド化反応時
    に、溶媒として芳香族系アルコ−ル溶媒を用いることを
    特徴とする共重合体の製造方法。 【化1】 (ここで、R1は水素あるいは炭素数1〜6のアルキル
    基およびシクロアルキル基を示す)
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