JP3460214B2 - 情報信号記録再生装置 - Google Patents

情報信号記録再生装置

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JP3460214B2
JP3460214B2 JP22621194A JP22621194A JP3460214B2 JP 3460214 B2 JP3460214 B2 JP 3460214B2 JP 22621194 A JP22621194 A JP 22621194A JP 22621194 A JP22621194 A JP 22621194A JP 3460214 B2 JP3460214 B2 JP 3460214B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像及び音声情報信号
等の情報信号を記録媒体に記録する記録動作及び記録媒
体から情報信号を再生する再生動作を選択的に行う記録
再生動作部を複数個備え、それらの各々についての動作
制御を共通の制御部によって行う情報信号記録再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】映像及び音声情報信号の記録媒体への記
録及び記録媒体からの映像及び音声情報信号の再生を選
択的に行う情報信号記録再生装置の分野においては、磁
気テープを記録媒体とするビデオテープレコーダ(VT
R),磁気/光学ディスクを記録媒体とするビデオディ
スクプレーヤ等が、家庭用機器あるいは業務用機器とし
て実用に供されている。特に、これらのうちのVTR
は、映像及び音声情報信号を扱う情報信号記録再生装置
の代表的なものとして、広く普及している。
【0003】このようなVTRにより代表される映像及
び音声情報信号を扱う情報信号記録再生装置にあって
は、多くのものが、映像及び音声情報信号を記録媒体に
記録する記録動作及び記録媒体から映像及び音声情報信
号を再生する再生動作を選択的に行う記録再生系を1系
統有したものとされているが、斯かる記録再生系を複数
系統、例えば、2系統有したものも提案されている。例
えば、記録再生系を2系統有したVTRとして、VHS
方式に準拠するVHSテープカセットが装着されたもと
で、映像及び音声情報信号の記録もしくは再生動作を行
うVHS用記録再生系と、テープ幅を8ミリとする磁気
テープを用いる8ミリビデオ方式に準拠する8ミリビデ
オテープカセットが装着されたもとで、映像及び音声情
報信号の記録もしくは再生動作を行う8ミリビデオ用記
録再生系とを有したものが市販されている。
【0004】2系統の記録再生系を有した映像及び音声
情報信号を扱う情報信号記録再生装置、例えば、VTR
にあっては、2系統の記録再生系に対して共通のマイク
ロコンピュータ等から成る動作制御部が設けられ、2系
統の記録再生系の夫々が、一方が動作制御部による制御
の対象とされる状態と他方が動作制御部による制御の対
象とされる状態とが選択的にとられて、動作制御部から
の制御信号に応じた各種の調整,切換設定,選択設定等
々が行われるものとされる。そして、このようなもとに
あって、2系統の記録再生系を有したVTRは、2系統
の記録再生系の両者を作動させ、そのうちの一方によ
り、既に映像及び音声情報信号の記録がなされた記録媒
体である磁気テープから記録されている映像及び音声情
報信号を再生する動作と、そのうちの他方により、他の
記録媒体である磁気テープに新たな映像及び音声情報信
号を記録する動作とを独立に行うことができ、従って、
2系統の記録再生系のうちの一方による再生動作と他方
による記録動作とを同時に行う状態がとれることにな
る。
【0005】それゆえ、2系統の記録再生系を有したV
TRによれば、2系統の記録再生系のうちの一方を用い
て、既に映像及び音声情報信号の記録がなされた記録媒
体である磁気テープから記録されている映像及び音声情
報信号を再生するとともに、2系統の記録再生系のうち
の他方を用いて、一方により再生された映像及び音声情
報信号を別の記録媒体である磁気テープに記録する動作
状態をとることが可能とされる。斯かる動作状態のもと
で行われる、或る磁気テープ、例えば、8ミリビデオテ
ープカセットに内蔵された磁気テープに記録された映像
及び音声情報信号を、他の磁気テープ、例えば、VHS
テープカセットに内蔵された磁気テープに記録すること
になる動作は、ダビング動作と呼ばれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】2系統の記録再生系を
有した映像及び音声情報信号を扱う情報信号記録再生装
置においてダビング動作状態がとられるにあたっては、
2系統の記録再生系がその一方が再生動作側で他方が記
録動作側とされることになるが、再生動作側から適正な
再生情報が得られる状態のもとで、記録動作側におい
て、例えば、記録時間モードの選択設定(標準記録モー
ドと長時間記録モードとの選択設定)等がなされること
が要求される場合がある。
【0007】このようなことが要求される際には、2系
統の記録再生系の夫々が、一方が動作制御部による制御
の対象とされる状態と他方が動作制御部による制御の対
象とされる状態とが選択的にとられるもとで、動作制御
部からの制御信号に応じた各種の調整,切換設定,選択
設定等々が行われるものとされることにより、記録動作
側が動作制御部による制御の対象とされる状態となす制
御対象選択設定が行われた後、動作制御部による記録動
作側に対する制御が行われることになる。従って、2系
統の記録再生系を有した映像及び音声情報信号を扱う情
報信号記録再生装置においてダビング動作状態がとられ
るに際しては、ダビング動作の開始に先立って、先ず、
制御対象選択設定が行われ、その後、動作制御部による
制御によって記録動作側における記録時間モードの選択
設定等が行われて、ダビング動作が開始されることにな
るのである。
【0008】そして、従来提案されている2系統の記録
再生系を有した映像及び音声情報信号を扱う情報信号記
録再生装置にあっては、上述の如くのダビング動作の開
始に先立つ制御対象選択設定及び記録時間モードの選択
設定等は、それらに夫々対応する操作釦等の操作部が手
動操作されることにより行われるものとされている。そ
れゆえ、ダビング動作を所望する情報信号記録再生装置
の使用者が煩わしい操作を課せられることになり、ま
た、使用者による誤操作がまねかれて、意図されたダビ
ング動作が適正に行われなくなる虞がある。
【0009】斯かる点に鑑み、本発明は、情報信号を記
録媒体に記録する記録動作及び記録媒体から情報信号を
再生する再生動作を選択的に行う記録再生動作部を複数
個有し、それらのうちの一つにより記録媒体から再生さ
れた情報信号が他の一つにより別の記録媒体に記録され
るダビング動作が、極めて簡単な操作により、意図され
たダビング動作が適正に行われないことになる事態が回
避されるもとで行われるものとされる情報信号記録再生
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る情報信号記録再生装置は、各々が情報
信号を記録媒体に記録する記録動作及び記録媒体から情
報信号を再生する再生動作を選択的に行うものとされる
複数の記録再生動作部と、複数の記録再生動作部の夫々
についての動作制御を行う動作制御部と、複数の記録再
生動作部の夫々に記録動作状態及び再生動作状態を選択
的にとらせるための動作設定用操作部,動作制御部によ
る特定の制御の対象として複数の記録再生動作部のうち
のいずれかを選択するための制御対象選択用操作部,複
数の記録再生動作部に相互間ダビング動作を行わせるた
めのダビング動作設定用操作部及び記録時間モード設定
用操作部を含む各種の操作部が設けられ、操作部の操作
に応じた制御を動作制御部に行わせる動作制御操作部と
を備えて構成され、複数の記録再生動作部のうちの一つ
である第1の記録再生動作部が記録動作状態をとるもの
とされるとともに、複数の記録再生動作部のうちの他の
一つである第2の記録再生動作部が再生動作状態をとる
ものとされて、第1及び第2の記録再生動作部が相互間
ダビング動作可能な状態にあるもとでは、動作制御部に
より、ダビング動作設定用操作部が操作されとき、制
御対象選択用操作部の操作による選択の如何にかかわら
ず、第1の記録再生動作部が動作制御部による特定の制
御の対象として選択される状態が自動的にとられ、ダビ
ング動作設定用操作部の操作後に記録時間モード設定用
操作部が操作されたときには、第1の記録再生動作部に
ついての記録時間モードの設定がなされる状態が自動的
にとられ、さらに、ダビング動作設定用操作部が操作さ
れてから、第1及び第2の記録再生動作部についての相
互間ダビング動作の準備が調った状態が予め設定された
所定の時間継続した後、第1及び第2の記録再生動作部
に相互間ダビング動作を開始させる制御が行われるもの
とされる。
【0011】
【0012】
【作用】このような本発明に係る情報信号記録再生装置
においては、第1の記録再生動作部が記録動作状態をと
るものとされるとともに第2の記録再生動作部が再生動
作状態をとるものとされ、少なくとも第1及び第2の記
録再生動作部が相互間ダビング動作可能な状態にあるも
とでは、ダビング動作設定用操作部が操作されると、動
作制御部により、制御対象選択用操作部の操作による選
択の如何にかかわらず、記録動作状態をとるものとされ
た第1の記録再生動作部が、動作制御部による特定の制
御の対象として選択される状態が自動的にとられる。
【0013】そして、ダビング動作設定用操作部が操作
された後に、記録時間モード設定用操作部が操作される
ことにより、動作制御部による記録動作状態をとるもの
とされた第1の記録再生動作部についての記録時間モー
ドの設定が、ダビング動作の開始に先立って自動的に行
われる。
【0014】従って、記録動作状態をとるものとされた
第1の記録再生動作部と再生動作状態をとるものとされ
た第2の記録再生動作部との間での相互間ダビング動作
が、極めて簡単な操作により、意図されたダビング動作
が適正に行われないことになる事態が回避されるもと
で、確実に行われることになる。
【0015】さらに、本発明に係る情報信号記録再生装
置にあっては、ダビング動作設定用操作部が操作された
後、第1及び第2の記録再生動作部についての相互間ダ
ビング動作の準備が調った状態が予め設定された所定の
時間継続した後に、第1及び第2の記録再生動作部によ
る相互間ダビング動作が開始せしめられる。それによ
り、第1及び第2の記録再生動作部による不所望なダビ
ング動作が行われてしまう事態の回避が、一層効果的に
図られることになる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明に係る情報信号記録再生装置
の一例を示す。この例は、複数の記録再生動作部とし
て、二つの記録再生動作部11及び12を備えており、
記録再生動作部11及び12の夫々は、映像及び音声情
報信号を記録媒体である磁気テープに記録する記録動作
及び記録媒体である磁気テープからそれに記録されてい
る映像及び音声情報信号を再生する再生動作を選択的に
行うものとされている。
【0017】記録再生動作部11及び12に対して、そ
れらの夫々にテレビジョン信号,外部映像及び音声情報
信号等を供給する入力信号切換部13が設けられてい
る。入力信号切換部13には、UHFテレビジョン放送
信号及びVHFテレビジョン放送信号受信用チューナ
(U/Vチューナ)14により選択受信されたUHFも
しくはVHFテレビジョン放送信号に基づくテレビジョ
ン信号ST,衛星放送テレビジョン信号受信用チューナ
(BSチューナ)15により選択受信された衛星放送テ
レビジョン信号に基づくテレビジョン信号SB,外部入
力端子16を通じた外部映像及び音声情報信号SE1、
及び、外部入力端子17を通じた外部映像及び音声情報
信号SE2が供給される。そして、入力信号切換部13
は、テレビジョン信号ST及びテレビジョン信号SBの
うちの一方を入力テレビジョン信号STIとして、記録
再生動作部11及び12の夫々に独立に供給し、また、
外部映像及び音声情報信号SE1、及び、外部映像及び
音声情報信号SE2のうちの一方を入力映像及び音声情
報信号SEIとして、記録再生動作部11及び12の夫
々に独立に供給する。
【0018】記録再生動作部11にあっては、記録動作
状態とされるとき、入力信号切換部13からの入力テレ
ビジョン信号STIが入力端子18を通じて記録/再生
用信号処理部20に供給される状態、もしくは、入力信
号切換部13からの入力映像及び音声情報信号SEIが
入力端子19を通じて記録/再生用信号処理部20に供
給される状態とされる。そして、記録/再生用信号処理
部20においては、入力信号切換部13からの入力テレ
ビジョン信号STIもしくは入力映像及び音声情報信号
SEIに、各々に応じて必要とされる各種の信号処理が
施されて、入力テレビジョン信号STIもしくは入力映
像及び音声情報信号SEIに基づく記録用映像及び音声
情報信号SRAが形成され、その記録用映像及び音声情
報信号SRAが記録/再生ヘッド部21に供給される。
【0019】記録/再生ヘッド部21には、回転磁気ヘ
ッドが備えられており、回転磁気ヘッドは、ヘッド駆動
部22によって回転速度制御がなされるもとで回転駆動
される。そして、記録/再生ヘッド部21に供給された
記録/再生用信号処理部20からの記録用映像及び音声
情報信号SRAは、回転磁気ヘッドを通じて磁気テープ
に記録される。その際、磁気テープは、テープ駆動部2
3によって走行速度制御がなされるもとで駆動され、所
定の方向に走行するものとされる。
【0020】また、記録再生動作部11が再生動作状態
とされるときには、記録/再生ヘッド部21において、
ヘッド駆動部22によって回転駆動される回転磁気ヘッ
ドにより、テープ駆動部23によって駆動されて走行す
る磁気テープからそれに記録された記録用映像及び音声
情報信号が読み取られ、読み取られた記録用映像及び音
声情報信号SPAが記録/再生用信号処理部20に供給
される。記録/再生用信号処理部20においては、記録
/再生ヘッド部21からの記録用映像及び音声情報信号
SPAに各種の信号処理が施されて、再生映像及び音声
情報信号SOAが得られる。そして、記録/再生用信号
処理部20から得られる再生映像及び音声情報信号SO
Aは出力端子24,25及び26の夫々に導出される。
【0021】また、記録再生動作部12にあっても、記
録再生動作部11と同様であり、記録動作状態とされる
とき、入力信号切換部13からの入力テレビジョン信号
STIが入力端子28を通じて記録/再生用信号処理部
30に供給される状態、もしくは、入力信号切換部13
からの入力映像及び音声情報信号SEIが入力端子29
を通じて記録/再生用信号処理部30に供給される状態
とされる。そして、記録/再生用信号処理部30におい
ては、入力信号切換部13からの入力テレビジョン信号
STIもしくは入力映像及び音声情報信号SEIに、各
々に応じて必要とされる各種の信号処理が施されて、入
力テレビジョン信号STIもしくは入力映像及び音声情
報信号SEIに基づく記録用映像及び音声情報信号SR
Bが形成され、その記録用映像及び音声情報信号SRB
が記録/再生ヘッド部31に供給される。
【0022】記録/再生ヘッド部31には、回転磁気ヘ
ッドが備えられており、回転磁気ヘッドは、ヘッド駆動
部32によって回転速度制御がなされるもとで回転駆動
される。そして、記録/再生ヘッド部31に供給された
記録/再生用信号処理部30からの記録用映像及び音声
情報信号SRBは、回転磁気ヘッドを通じて磁気テープ
に記録される。その際、磁気テープは、テープ駆動部3
3によって走行速度制御がなされるもとで駆動され、所
定の方向に走行するものとされる。
【0023】また、記録再生動作部12が再生動作状態
とされるときには、記録/再生ヘッド部31において、
ヘッド駆動部32によって回転駆動される回転磁気ヘッ
ドにより、テープ駆動部33によって駆動されて走行す
る磁気テープからそれに記録された記録用映像及び音声
情報信号が読み取られ、読み取られた記録用映像及び音
声情報信号SPBが記録/再生用信号処理部30に供給
される。記録/再生用信号処理部30においては、記録
/再生ヘッド部31からの記録用映像及び音声情報信号
SPBに各種の信号処理が施されて、再生映像及び音声
情報信号SOBが得られる。そして、記録/再生用信号
処理部30から得られる再生映像及び音声情報信号SO
Bは出力端子34,35及び36の夫々に導出される。
【0024】記録再生動作部11の出力端子25に導出
される再生映像及び音声情報信号SOA及び記録再生動
作部12の出力端子35に導出される再生映像及び音声
情報信号SOBの夫々は、選択的に、出力信号選択部3
8を通じてモニタ部40に供給される。モニタ部40に
は、画像再生部と音声再生部とが内蔵されており、その
画像再生部により、再生映像及び音声情報信号SOAも
しくは再生映像及び音声情報信号SOBに含まれる映像
情報信号成分に基づく画像が再生されて画面表示され、
また、その音声再生部により、再生映像及び音声情報信
号SOAもしくは再生映像及び音声情報信号SOBに含
まれる音声情報信号成分に基づく音声が再生される。
【0025】また、記録再生動作部11の出力端子24
に導出される再生映像及び音声情報信号SOA及び記録
再生動作部12の出力端子34に導出される再生映像及
び音声情報信号SOBの夫々は、選択的に、入力信号切
換部13に供給されるようになされている。そして、記
録再生動作部11及び12のうちの一方が再生動作状態
とされるとともに他方が記録動作状態とされてとられる
相互間ダビング動作状態とされるとき、記録再生動作部
11及び12のうちの再生動作状態とされた方から得ら
れる再生映像及び音声情報信号SOAもしくはSOB
が、出力端子24もしくは34を通じて入力信号切換部
13に供給され、その再生映像及び音声情報信号SOA
もしくはSOBが入力信号切換部13から入力映像及び
音声情報信号SEIとして送出されて、記録再生動作部
11及び12のうちの記録動作状態とされた方に、入力
端子19もしくは29を通じて供給される。
【0026】上述の記録再生動作部11,記録再生動作
部12,入力信号切換部13,U/Vチューナ14,B
Sチューナ15及び出力信号選択部38に対して、それ
らの夫々についての動作制御を行う動作制御部を形成す
る制御ユニット41が設けられている。制御ユニット4
1は、BSチューナ15により選択受信されるべき衛星
放送テレビジョン信号についての衛星放送チャンネルを
選定する選局制御を行うための制御信号C1のBSチュ
ーナ15への送出,U/Vチューナ14により選択受信
されるべきUHFもしくはVHFテレビジョン放送信号
についてのテレビジョン放送チャンネルを選定する選局
制御を行うための制御信号C2のU/Vチューナ14へ
の送出、及び、入力信号切換部13による入力テレビジ
ョン信号STI及び入力映像及び音声情報信号SEIの
記録再生動作部11及び12への供給状態を制御するた
めの制御信号C3の入力信号切換部13への送出を行
い、さらに、制御信号C4,C5及びC6の記録再生動
作部11への送出,制御信号C7,C8及びC9の記録
再生動作部12への送出、及び、制御信号C10の出力
信号選択部38への送出を行う。
【0027】記録再生動作部11に供給される制御信号
C4,C5及びC6は、制御信号C4が、記録/再生用
信号処理部20における調整,切換設定,選択設定等を
行うものとされ、制御信号C5がヘッド駆動部22に記
録/再生ヘッド部21における回転磁気ヘッドの回転状
態制御を行わせるものとされ、制御信号C6がテープ駆
動部23に磁気テープの走行状態制御を行わせるものと
される。また、同様に、記録再生動作部12に供給され
る制御信号C7,C8及びC9は、制御信号C7が、記
録/再生用信号処理部30における調整,切換設定,選
択設定等を行うものとされ、制御信号C8がヘッド駆動
部32に記録/再生ヘッド部31における回転磁気ヘッ
ドの回転状態制御を行わせるものとされ、制御信号C9
がテープ駆動部33に磁気テープの走行状態制御を行わ
せるものとされる。さらに、出力信号選択部38に供給
される制御信号C10は、出力信号選択部38に、記録
再生動作部11の出力端子25からの再生映像及び音声
情報信号SOAを取り出す状態と、記録再生動作部12
の出力端子35からの再生映像及び音声情報信号SOB
を取り出す状態とを選択的にとらせるものとされる。
【0028】一方、記録再生動作部11にあっては、記
録/再生用信号処理部20からのその動作状態をあらわ
す状態信号D4,ヘッド駆動部22からのその動作状態
をあらわす状態信号D5、及び、テープ駆動部23から
のその動作状態をあらわす状態信号D6が、制御ユニッ
ト41へと送出供給される。また、記録再生動作部12
にあっても、記録/再生用信号処理部30からのその動
作状態をあらわす状態信号D7,ヘッド駆動部32から
のその動作状態をあらわす状態信号D8、及び、テープ
駆動部33からのその動作状態をあらわす状態信号D9
が、制御ユニット41へと送出される。
【0029】また、制御ユニット41には、遠隔制御部
45から送出された遠隔制御信号SRを受信する制御信
号受信部46から、それにより受信された遠隔制御信号
SRに応じたものとされる制御指令信号SRCが供給さ
れ、さらに、制御操作部47から送出される制御指令信
号SKCが供給される。遠隔制御部45は、各種の操作
釦が設けられており、それらが装置の使用者により操作
されることによって、遠隔制御部45から、操作された
操作釦の役割をあらわすものとされた遠隔制御信号SR
が送出される。また、制御操作部47も、各種の操作釦
が設けられたものとされていて、それらが装置の使用者
により操作されることにより、制御操作部47から、操
作された操作釦の役割をあらわすものとされた制御指令
信号SKCが発せられる。制御ユニット41は、制御信
号受信部46からの制御指令信号SRC及び制御操作部
47からの制御指令信号SKCのいずれにも応答して、
その制御指令信号SRCもしくはSKCに従った処理動
作、あるいは、記録再生動作部11,記録再生動作部1
2,入力信号切換部13,U/Vチューナ14,BSチ
ューナ15,出力信号選択部38等に対する制御を行
う。
【0030】制御操作部47は、例えば、図2に示され
る如くに、制御ユニット41による特定の制御の対象と
して記録再生動作部11を選択するための釦(A)と制
御ユニット41による特定の制御の対象として記録再生
動作部12を選択するための釦(B)とを含むデッキ選
択操作釦55,記録再生動作部11もしくは記録再生動
作部12に記録動作状態をとらせるための釦(記録)と
記録再生動作部11もしくは記録再生動作部12に再生
動作状態をとらせるための釦(再生)とを含む動作設定
操作釦56,モニタ部40における音声再生部により再
生される音声の音量を調整するための音量調整操作釦5
7,U/Vチューナ14及びBSチューナ15における
選局制御を、テレビジョン放送チャンネル及び衛星放送
チャンネルを順次切換選択することにより行うためのチ
ャンネル制御操作釦58,記録時間モード、例えば、標
準記録時間モードと3倍記録時間モードとの選択設定を
行うための記録時間モード設定操作釦59,記録再生動
作部11及び12に相互間ダビング動作を行わせるため
のダビング動作操作釦60等々が備えられ、さらに、記
録再生動作部11及び記録再生動作部12の夫々につい
てその記録状態を予め設定した予定に従ってとらせるよ
うにする記録予約を行うための予約操作釦部61が設け
られたものとされる。
【0031】遠隔制御部45に設けられる各種の操作釦
も、制御操作部47の場合と略同様とされる。そして、
遠隔制御部45と制御信号受信部46との組合わせ、及
び、制御操作部47の夫々は、記録再生動作部11及び
12の夫々に記録動作状態及び再生動作状態を選択的に
とらせるための動作設定用操作部,制御ユニット41よ
る特定の制御の対象として記録再生動作部11及び12
のうちのいずれかを選択するための制御対象選択用操作
部、記録再生動作部11及び12に相互間ダビング動作
を行わせるためのダビング動作設定用操作部を含む各種
の操作部が設けられ、それら操作部の操作に応じた制御
を制御ユニット41に行わせる動作制御操作部を形成し
ていることになる。
【0032】このようなもとで、例えば、装置の使用者
による制御操作部47に設けられた操作釦の操作に応じ
て、記録再生動作部11及び12が相互間ダビング動作
状態におかれるにあたっては、先ず、制御操作部47に
おけるデッキ選択操作釦55に含まれる釦(A)もしく
は(B)、例えば、釦(A)が操作され、続いて、動作
設定操作釦56に含まれる、記録再生動作部11もしく
は記録再生動作部12に記録動作状態をとらせるための
釦(記録)、あるいは、記録再生動作部11もしくは記
録再生動作部12に再生動作状態をとらせるための釦
(再生)、例えば、記録再生動作部11もしくは記録再
生動作部12に記録動作状態をとらせるための釦(記
録)が操作される。それにより、制御ユニット41は、
記録再生動作部11を特定の制御の対象とする状態をと
り、制御信号C4,C5及びC6を記録再生動作部11
における記録/再生用信号処理部20,ヘッド駆動部2
2及びテープ駆動部23に夫々供給して、記録再生動作
部11に記録動作状態をとらせる制御を行う。
【0033】次に、制御操作部47におけるデッキ選択
操作釦55に含まれる釦(B)が操作され、続いて、動
作設定操作釦56に含まれる、記録再生動作部11もし
くは記録再生動作部12に再生動作状態をとらせるため
の釦(再生)が操作される。それにより、制御ユニット
41は、記録再生動作部12を特定の制御の対象とする
状態に切り換わり、制御信号C7,C8及びC9を記録
再生動作部12における記録/再生用信号処理部30,
ヘッド駆動部32及びテープ駆動部33に夫々供給し
て、記録再生動作部12に再生動作状態をとらせる制御
を行う。
【0034】斯かるもとで、制御操作部47におけるダ
ビング動作操作釦60が操作される。それにより、制御
操作部47からのダビング動作をあらわす制御指令信号
SKCが供給される制御ユニット41は、そのダビング
動作をあらわす制御指令信号SKCに応じて、制御信号
C3を入力信号切換部13に送出して、入力信号切換部
13に、記録再生動作部12における出力端子34に得
られる再生映像及び音声情報信号SOBが、入力信号切
換部13を通じ、入力映像及び音声情報信号SEIとし
て、記録再生動作部11における入力端子19に供給さ
れることになる状態をとらせる。
【0035】また、それとともに、制御ユニット41
は、記録再生動作部11における記録/再生用信号処理
部20,ヘッド駆動部22及びテープ駆動部23からの
状態信号D4,D5及びD6、及び、記録再生動作部1
2における記録/再生用信号処理部30,ヘッド駆動部
32及びテープ駆動部33からの状態信号D7,D8及
びD9を取り込み、それらに基づいて、記録再生動作部
11及び12の夫々が相互間ダビング動作が可能な状態
にあることを確認する。そして、記録再生動作部11及
び12の夫々が相互間ダビング動作が可能な状態にある
ことが確認されると、制御ユニット41に付随せしめら
れて設けられた状態データメモリ部50に格納されてい
る状態データDXDを、記録再生動作部11及び12に
ついての相互間ダビング動作可能状態をあらわすものと
なす。
【0036】続いて、制御ユニット41は、記録動作状
態をとるものとされた記録再生動作部11を、特定の制
御の対象とする状態をとる。それにより、制御操作部4
7における記録時間モード設定操作釦59等の、記録再
生動作部11もしくは記録再生動作部12についての設
定制御を行うための操作釦が操作されたときには、制御
ユニット41により、その操作釦の役割に応じた設定制
御が記録再生動作部11に対して行われる状態とされ
る。斯かるもとで、必要に応じて、制御操作部47にお
ける記録時間モード設定操作釦59が操作され、制御ユ
ニット41により、記録再生動作部11における記録時
間モードの選択設定がなされる。
【0037】その後、制御ユニット41は、記録再生動
作部11におけるヘッド駆動部22及びテープ駆動部2
3からの状態信号D4,D5及びD6、及び、記録再生
動作部12における記録/再生用信号処理部30,ヘッ
ド駆動部32及びテープ駆動部33からの状態信号D
7,D8及びD9を周期的に取り込み、記録再生動作部
11及び12の夫々が相互間ダビング動作が可能な状態
にあることを確認する。その結果、記録再生動作部11
及び12のうちの少なくとも一方が相互間ダビング動作
が不可とされた場合には、状態データメモリ部50に格
納された状態データDXDを記録再生動作部11及び1
2についての相互間ダビング動作不可状態をあらわすも
のに変更する。
【0038】また、斯かる際には、制御ユニット41
は、状態データメモリ部50に格納された状態データD
XDが記録再生動作部11及び12についての相互間ダ
ビング動作可能状態をあらわしていることを確認して、
制御ユニット41に付随せしめられて設けられた待機時
間メモリ部51から、予め格納されている待機時間デー
タDXTを読み出し、内蔵するタイマを、待機時間メモ
リ部51から読み出された待機時間データDXTがあら
わす、例えば、5秒間とされる予め設定された待機時間
を計測する状態に設定する。そして、さらに、制御ユニ
ット41は、記録再生動作部11におけるテープ駆動部
23からの状態信号D6に基づき、記録再生動作部11
における磁気テープが記録が開始されるべき位置をとる
ものとされており、相互間ダビング動作のための準備が
完了したことを確認して、予め設定された待機時間を計
測する状態に設定されたタイマの時間計測を開始させ
る。
【0039】その後、タイマが、例えば、5秒間とされ
る予め設定された待機時間の計測を終了したとき、制御
ユニット41は、制御信号C4,C5及びC6を記録再
生動作部11における記録/再生用信号処理部20,ヘ
ッド駆動部22及びテープ駆動部23に夫々必要に応じ
て供給するとともに、制御信号C7,C8及びC9を記
録再生動作部12における記録/再生用信号処理部3
0,ヘッド駆動部32及びテープ駆動部33に夫々必要
に応じて供給して、記録再生動作部11及び12に相互
間ダビング動作を開始させる。それにより、記録再生動
作部12において、記録/再生ヘッド部31における回
転磁気ヘッドにより磁気テープからそれに記録された記
録用映像及び音声情報信号が読み取られ、その読み取ら
れた記録用映像及び音声情報信号に基づく再生映像及び
音声情報信号SOBが得られ、その再生映像及び音声情
報信号SOBが、記録再生動作部12における出力端子
34から、入力信号切換部13を通じ、入力映像及び音
声情報信号SEIとして、記録再生動作部11における
入力端子19に供給され、記録再生動作部11におい
て、その入力映像及び音声情報信号SEIに基づく記録
用映像及び音声情報信号が、記録/再生ヘッド部21に
おける回転磁気ヘッドにより磁気テープに記録される動
作が行われる。
【0040】上述の相互間ダビング動作は、記録再生動
作部11が記録動作状態をとるものとされるとともに、
記録再生動作部12が再生動作状態をとるものとされた
もとで行われるが、制御操作部47に設けられた動作設
定操作釦56の操作により、記録再生動作部12が記録
動作状態をとるものとされるとともに、記録再生動作部
11が再生動作状態をとるものとされたもとで行われる
相互間ダビング動作も、上述の相互間ダビング動作の場
合と同様に行われる。
【0041】上述の制御動作は、装置の使用者により制
御操作部47における操作釦が操作されて、制御操作部
47から制御指令信号SKCが制御ユニット41に供給
され、制御ユニット41が制御指令信号SKCに応じた
制御を行う場合のものであるが、装置の使用者により遠
隔制御部45における操作釦が操作されて、制御信号受
信部46から制御指令信号SRCが制御ユニット41に
供給され、制御ユニット41が制御指令信号SRCに応
じた制御を行う場合における制御動作も同様とされる。
【0042】このようにして、図1に示される例にあっ
ては、記録再生動作部11及び12のうちの一方が記録
動作状態をとるものとされるとともに他方が再生動作状
態をとるものとされて記録再生動作部11及び12の夫
々が相互間ダビング動作可能な状態にあるもとで、制御
操作部47におけるダビング動作操作釦60、もしく
は、遠隔制御部45におけるダビング動作操作釦が操作
されると、制御ユニット41により、記録再生動作部1
1及び12のうちの記録動作状態をとるものとされたも
のが制御ユニット41による特定の制御の対象として選
択される状態が自動的にとられ、また、記録再生動作部
11及び12についての相互間ダビング動作のための準
備が完了した後、予め設定された待機時間が経過したと
き、相互間ダビング動作が開始されることになる制御が
行われる。それにより、記録再生動作部11及び12に
おける相互間ダビング動作が、極めて簡単な操作によ
り、意図されたダビング動作が適正に行われないことに
なる事態が回避されるもとで、確実に行われることにな
る。
【0043】図1に示される例における制御ユニット4
1は、例えば、マイクロコンピュータが用いられて構成
され、斯かる場合におけるマイクロコンピュータが、例
えば、装置の使用者による制御操作部47における操作
釦の操作に応じて、記録再生動作部11及び12におけ
る相互間ダビング動作に関わる制御を行うに際して実行
する制御プログラムの一例を、図3及び図4に示される
フローチャートを参照して説明する。
【0044】図3に示されるフローチャートは、ダビン
グ動作操作釦60の操作に応じての動作設定制御に際し
て実行される制御プログラムを示し、この制御プログラ
ムにあっては、スタート後、ステップ71において、制
御指令信号SKCが到来したか否かを判断し、制御指令
信号SKCが到来した場合には、ステップ72におい
て、制御指令信号SKCが、ダビング動作操作釦60の
操作に応じて送出されたダビング動作をあらわすものか
否かを判断する。
【0045】その結果、制御指令信号SKCがダビング
動作をあらわすものである場合には、ステップ73にお
いて、記録再生動作部11における記録/再生用信号処
理部20,ヘッド駆動部22及びテープ駆動部23から
の状態信号D4,D5及びD6、及び、記録再生動作部
12における記録/再生用信号処理部30,ヘッド駆動
部32及びテープ駆動部33からの状態信号D7,D8
及びD9を取り込み、続くステップ74において、取り
込まれたD4〜D9に基づき、記録再生動作部11及び
12の夫々が相互間ダビング動作が可能な状態にあるか
否かを判断する。
【0046】ステップ74での判断の結果、記録再生動
作部11及び12の夫々が相互間ダビング動作が可能な
状態にある場合には、ステップ75において、フラッグ
Fを“1”に設定したのち、ステップ76において、状
態データメモリ部50に格納されている状態データDX
Dを、記録再生動作部11及び12についての相互間ダ
ビング動作可能状態をあらわすものとなす。
【0047】続いて、ステップ77において、記録再生
動作部11が記録動作状態をとるものとされているか否
を判断し、記録再生動作部11が記録動作状態をとるも
のとされている場合には、ステップ78において、記録
動作状態をとるものとされた記録再生動作部11を、特
定の制御の対象となし、また、記録再生動作部11が記
録動作状態をとるものとされていない場合には、記録再
生動作部12が記録動作状態をとるものとされているの
で、ステップ79において、記録動作状態をとるものと
された記録再生動作部12を、特定の制御の対象とな
し、その後、ステップ71に戻る。
【0048】ステップ74での判断の結果、記録再生動
作部11及び12のうちの少なくとも一方が相互間ダビ
ング動作が不可である状態にある場合には、ステップ7
4から直接にステップ71に戻る。また、ステップ72
での判断の結果、制御指令信号SKCがダビング動作を
あらわすものでない場合には、ステップ80において、
制御指令信号SKCに応じた制御を行い、その後、ステ
ップ71に戻る。
【0049】一方、ステップ71において、制御指令信
号SKCが到来していないと判断された場合には、ステ
ップ81において、フラッグFが“1”とされているか
否かを判断する。その結果、フラッグFが“1”とされ
ていない場合には、ステップ71に戻り、フラッグFが
“1”とされている場合には、ステップ82において、
記録再生動作部11における記録/再生用信号処理部2
0,ヘッド駆動部22及びテープ駆動部23からの状態
信号D4,D5及びD6、及び、記録再生動作部12に
おける記録/再生用信号処理部30,ヘッド駆動部32
及びテープ駆動部33からの状態信号D7,D8及びD
9を取り込み、続くステップ83において、取り込まれ
たD4〜D9に基づき、記録再生動作部11及び12の
夫々が相互間ダビング動作が可能な状態にあるか否かを
判断する。
【0050】ステップ83での判断の結果、記録再生動
作部11及び12の夫々が相互間ダビング動作が可能な
状態にある場合には、ステップ71に戻り、また、記録
再生動作部11及び12のうちの少なくとも一方が相互
間ダビング動作が不可である状態にある場合には、ステ
ップ84において、フラッグFを“0”に設定したの
ち、ステップ85において、状態データメモリ部50に
格納されている状態データDXDを、記録再生動作部1
1及び12についての相互間ダビング動作不可状態をあ
らわすものとなす。
【0051】図4に示されるフローチャートは、記録再
生動作部11及び12についての相互間ダビング動作の
開始前における待機状態制御に際して実行される制御プ
ログラムを示し、この制御プログラムにあっては、スタ
ート後、ステップ91において、状態データメモリ部5
0に格納された状態データDXDを読み出し、続くステ
ップ92において、状態データメモリ部50から読み出
された状態データDXDが、記録再生動作部11及び1
2についての相互間ダビング動作可能状態をあらわして
いるか否かを判断する。その結果、状態データDXDが
記録再生動作部11及び12についての相互間ダビング
動作可能状態をあらわしている場合には、ステップ93
において、そのときダビング動作中であるか否かを判断
する。
【0052】ステップ93での判断の結果、ダビング動
作中であれば、ステップ91に戻り、ダビング動作中で
なければ、ステップ94において、内蔵するタイマが作
動しているか否かを判断する。その結果、タイマが作動
していない場合には、ステップ95において、待機時間
メモリ部51から待機時間データDXTを読み出し、ス
テップ96において、内蔵するタイマを、待機時間メモ
リ部51から読み出された待機時間データDXTがあら
わす、例えば、5秒間とされる予め設定された待機時間
を計測する状態に設定する。
【0053】さらに、ステップ97において、記録再生
動作部11が記録動作状態をとるものとされている場合
には、記録再生動作部11におけるテープ駆動部23か
らの状態信号D6を取り込み、また、記録再生動作部1
2が記録動作状態をとるものとされている場合には、記
録再生動作部12におけるテープ駆動部33からの状態
信号D9を取り込む。そして、続くステップ98におい
て、記録再生動作部11が記録動作状態をとるものとさ
れている場合には、記録再生動作部11における磁気テ
ープ、また、記録再生動作部12が記録動作状態をとる
ものとされている場合には、記録再生動作部12におけ
る磁気テープが、記録が開始されるべき位置をとるもの
とされていて、相互間ダビング動作のための準備が完了
しているか否かを判断する。そして、相互間ダビング動
作のための準備が完了していない場合には、ステップ9
1に戻り、相互間ダビング動作のための準備が完了して
いる場合には、ステップ99において、ステップ96で
設定されたタイマの時間計測を開始させる(タイマスタ
ート)。
【0054】そして、ステップ100において、タイマ
の時間計測開始後、予め設定された待機時間が経過した
か否かを判断する。その結果、予め設定された待機時間
が経過していない場合には、ステップ91に戻り、予め
設定された待機時間が経過した場合には、ステップ10
1において、制御信号C4,C5及びC6を記録再生動
作部11における記録/再生用信号処理部20,ヘッド
駆動部22及びテープ駆動部23に夫々必要に応じて供
給するとともに、制御信号C7,C8及びC9を記録再
生動作部12における記録/再生用信号処理部30,ヘ
ッド駆動部32及びテープ駆動部33に夫々必要に応じ
て供給して、記録再生動作部11及び12に相互間ダビ
ング動作を開始させ、その後ステップ91に戻る。
【0055】また、ステップ94での判断の結果、タイ
マが作動している場合には、ステップ94から直接にス
テップ100に進む。また、ステップ92での判断の結
果、状態データDXDが、記録再生動作部11及び12
についての相互間ダビング動作可能状態をあらわしてい
ず、記録再生動作部11及び12についての相互間ダビ
ング動作不可状態をあらわしている場合には、ステップ
102において、内蔵するタイマが作動しているか否か
を判断する。その結果、タイマが作動していない場合に
は、ステップ91に戻り、タイマが作動している場合に
は、ステップ103において、タイマの時間計測を停止
させる(タイマストップ)制御を行って、ステップ91
に戻る。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る情報信号記録再生装置にあっては、複数の記録再生
動作部のうちの一つが記録動作状態をとるものとされる
とともに他の一つが再生動作状態をとるものとされ、少
なくとも複数の記録再生動作部のうちの一つ及び他の一
つが相互間ダビング動作が可能な状態にあるもとでは、
ダビング動作設定用操作部が操作されると、動作制御部
により、制御対象選択用操作部の操作による選択の如何
にかかわらず、記録動作状態をとるものとされた複数の
記録再生動作部のうちの一つが、動作制御部による特定
の制御の対象として選択される状態が自動的にとられ
る。そして、ダビング動作設定用操作部が操作された後
に、記録時間モード設定用操作部が操作されることによ
り、動作制御部による、記録動作状態をとるものとされ
た複数の記録再生動作部のうちの一つについての記録時
間モードの設定が、ダビング動作の開始に先立って自動
的に行われる。
【0057】従って、このような本発明に係る情報信号
記録再生装置によれば、記録動作状態をとるものとされ
た複数の記録再生動作部のうちの一つと、再生動作状態
をとるものとされた複数の記録再生動作部のうちの他一
つとの間での相互間ダビング動作が、極めて簡単な操作
により、意図されたダビング動作が適正に行われないこ
とになる事態が回避されるもとで、確実に行われること
になる。
【0058】さらに、本発明に係る情報信号記録再生装
置にあっては、ダビング動作設定用操作部が操作された
後、複数の記録再生動作部のうちの一つと他の一つとに
ついての相互間ダビング動作の準備が調った状態が予め
設定された所定の時間継続した後に、複数の記録再生動
作部のうちの一つと他の一つとによる相互間ダビング動
作が開始せしめられるので、複数の記録再生動作部のう
ちの一つと他の一つとにより不所望なダビング動作が行
われてしまう事態の回避が、より一層効果的に図られる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報信号記録再生装置の一例を示
すブロック構成図である。
【図2】図1に示される例における制御操作部の説明に
供される部分構成図である。
【図3】図1に示される例における制御ユニットがマイ
クロコンピュータにより構成される場合において、その
マイクロコンピュータが二つの記録再生動作部について
の相互間ダビング動作に関わる制御に際して実行する制
御プログラムの一例を示すフローチャートである。
【図4】図1に示される例における制御ユニットがマイ
クロコンピュータにより構成される場合において、その
マイクロコンピュータが二つの記録再生動作部について
の相互間ダビング動作に関わる制御に際して実行する制
御プログラムの一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11,12 記録再生動作部 13 入力信号切換部 14 U/Vチューナ 15 BSチューナ 16,17 外部入力端子 20,30 記録/再生用信号処理部 21,31 記録/再生用ヘッド部 22,32 ヘッド駆動部 23,33 テープ駆動部 38 出力信号選択部 40 モニタ部 41 制御ユニット 45 遠隔制御部 46 制御信号受信部 47 制御操作部 50 状態データメモリ部 51 待機時間メモリ部 55 デッキ選択操作釦 56 動作設定操作釦 59 記録時間モード設定操作釦 60 ダビング動作操作釦 61 予約操作釦部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−325952(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/02 373

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々が情報信号を記録媒体に記録する記録
    動作及び記録媒体から情報信号を再生する再生動作を選
    択的に行うものとされる複数の記録再生動作部と、 該複数の記録再生動作部の夫々についての動作制御を行
    う動作制御部と、 上記複数の記録再生動作部の夫々に記録動作状態及び再
    生動作状態を選択的にとらせるための動作設定用操作
    部,上記動作制御部による特定の制御の対象として上記
    複数の記録再生動作部のうちのいずれかを選択するため
    の制御対象選択用操作部,複数の記録再生動作部に相互
    間ダビング動作を行わせるためのダビング動作設定用操
    作部及び記録時間モード設定用操作部を含む各種の操作
    部が設けられ、該操作部の操作に応じた制御を上記動作
    制御部に行わせる動作制御操作部と、 を備えて成り、 上記複数の記録再生動作部のうちの一つである第1の記
    録再生動作部が上記記録動作状態をとるものとされると
    ともに、上記複数の記録再生動作部のうちの他の一つで
    ある第2の記録再生動作部が上記再生動作状態をとるも
    のとされて、上記第1及び第2の記録再生動作部が相互
    間ダビング動作可能な状態にあるもとでは、上記動作制
    御部により、上記ダビング動作設定用操作部が操作され
    たとき、上記制御対象選択用操作部の操作による選択の
    如何にかかわらず、上記第1の記録再生動作部が上記動
    作制御部による特定の制御の対象として選択される状態
    が自動的にとられ、上記ダビング動作設定用操作部の操
    作後に上記記録時間モード設定用操作部が操作されたと
    きには、上記第1の記録再生動作部についての記録時間
    モードの設定がなされる状態が自動的にとられ、さら
    に、上記ダビング動作設定用操作部が操作されてから、
    上記第1及び第2の記録再生動作部についての相互間ダ
    ビング動作の準備が調った状態が予め設定された所定の
    時間継続した後、上記第1及び第2の記録再生動作部に
    相互間ダビング動作を開始させる制御が行われることを
    特徴とする情報信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】動作制御部が、ダビング動作設定用操作部
    が操作された後、第1及び第2の記録再生動作部が相互
    間ダビング動作可能な状態にあるとき、該相 互間ダビン
    グ動作可能な状態をあらわす状態データが随時の読出し
    が可能に格納される状態データメモリ部を備えることを
    特徴とする請求項1記載の情報信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】動作制御部が、ダビング動作設定用操作部
    が操作された後、状態データメモリ部から第1及び第2
    の記録再生動作部についての相互間ダビング動作可能な
    状態をあらわす状態データが得られる状態とされたもと
    で、上記第1及び第2の記録再生動作部についての相互
    間ダビング動作の準備が調った状態が予め設定された所
    定の時間が継続したとき、上記第1及び第2の記録再生
    動作部に相互間ダビング動作を開始させる制御を行う
    とを特徴とする請求項2記載の情報信号記録再生装置。
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